東日本大震災で発生したがれきの受け入れについて、大阪市は20日の幹部会議で、11月に試験焼却を実施し、
来年2月に本格処理を始めることを正式に決めた。処理量は今年度が試験焼却分を含め6100トン、来年度は3万トン。
事業費は総額で約4億8千万円。6月下旬〜7月上旬に地元説明会を開催する予定だ。
受け入れ対象は岩手県の震災がれきで、放射性セシウム濃度が1キロあたり100ベクレル以下の可燃物。
海路で大阪港に運ばれ、臨海部の舞洲工場(此花区)で焼却する。焼却灰は大阪湾の人工島
「夢洲(ゆめしま)」の北港処分地(同)に、放射性セシウムの吸着剤、ゼオライトを敷き詰めた上で埋め立てる。
橋下徹市長は「世論調査をみても大阪市民は被災地を支えようという気持ちになってくれている。
岩手県のがれきは普通のがれきと変わらないということを理解してもらえるよう説明を尽くしたい」と述べた。
産経新聞 6月20日(水)11時21分配信
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