埼玉県の浦和西警察署の巡査部長が、自分の銀行口座の通帳などをヤミ金融の業者に譲り渡したとして、
詐欺などの疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは、浦和西警察署の交通課に勤務する、49歳の巡査部長の男です。
警察の調べによりますとこの巡査部長は、去年11月、さいたま市の銀行で、自分が利用するように装って開設した
銀行口座の通帳とキャッシュカードをヤミ金融の業者に譲り渡し、現金5万4000円の融資を受けたとして、
詐欺と犯罪収益移転防止法違反の疑いがもたれています。
巡査部長が無断欠勤したため上司が事情を聞いたところ、パチンコにのめり込んで複数のヤミ金融から借金を重ね、
金を借りるためにやったと申告したということで、調べに対し容疑を認めているということです。
埼玉県警察本部はこの巡査部長を書類送検するとともに、18日付けで懲戒免職としました。
埼玉県警察本部の北澤一浩首席監察官は「誠に遺憾で深くお詫び申し上げます。職員の生活指導などを徹底し
再発防止を図りたい」とコメントしています。
警察官ヤミ金業者に通帳譲渡か - NHK首都圏のニュース
http://www.nhk.or.jp/lnews/shutoken/1005901761.html?t=1339999039609