脳科学者の茂木健一郎氏が壇上で強調した。「ね、びっくりする結果じゃないでしょ。脳科学では、みんなが直感的に思っていたことが、
あらためて実証されることが多いんですよ」――。19日に開催された第11回カレー再発見フォーラムでの発言。カレーの香りを嗅ぎ、
食べることで、被験者のストレスが抑えられ、
作業に対するモチベーションが維持された。疲労も軽減されたという結果が出た。茂木の説明に、出席した一同もうなずいた。
■「カレーを食べると気合いが入る」…経験則に科学のメス
カレーを食べると、スパイスの独特な刺激でなんとなく気合いが入る。経験的にそう感じる人も多いのではないだろうか。
そんな「カレー信仰」は事実なのだろうか。茂木氏は改めて、科学のメスを入れてみた。
カレーとストレスの関係を調べるために用いたのが、唾液(だえき)アミラーゼの分泌状態。これまでの実験で、
ストレスが高まると唾液(だえき)アミラーゼの分泌が多く出ることが分っている。
被験者には、単語を見せて「動物の名であるか違うか」を判定する作業をしてもらう。単純で、とりたてて意義を感じることのできない作業が延々と続く。
茂木氏によると「会社の仕事で、ありますよね。時間をかけてエクセルの資料を作ったり、書類を作成したりする。同じことなんですよ」という。
とにかく、“根気の勝負”といった作業だ。
■カレーを食べた人の方が、ストレスが抑えられた
被験者を2グループに分ける。片方のグループには作業の途中でカレーの香りをかいでもらい、作業終了後にカレーを食べてもらう。
もう1グループは、作業途中に「カレーの香り」をかいでもらうことはしない。作業後には、「カレーからスパイスだけを抜いたもの」を食べてもらう。
比較のためだ。ちなみにどちらのグループも“ルー”とライスの量は同じだ。
ソース サーチナ
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0621&f=national_0621_075.shtml http://news.searchina.ne.jp/2012/0621/national_0621_075.jpg