橋下氏は、労組や既成政党とのバトル、知事から市長への転身、維新政治塾の
立ち上げなどで有権者の支持を集めながら、政治を前進させていく手法。
AKBも、ニューシングルに参加するメンバーを選抜する総選挙や、じゃんけん大会などで
ファンの注目を集め、ヒットチャート1位を重ねている。
経産官僚の視点では、政治塾開講もエース卒業も「国民の関心をそらさないうまい話題づくり」
と見えるのか。加えて、同官僚は「都市間競争という意識も共通している。これが日本再生の
カギになるかもしれない」といい、こう解説する。
「橋下氏が大阪都構想を進める背景には、『大阪は、東京や横浜、名古屋といった日本国内の
都市だけでなく、ニューヨークやロンドン、上海などとの都市間競争に勝たなければ淘汰される』
『強い都市をつくる』という信念がある。AKBも秋葉原だけでなく、名古屋や大阪、博多に
姉妹ユニットを持っていたが、昨年秋、インドネシアの首都・ジャカルタにJKT48を
誕生させた。今後、台北やバンコク、シンガポールでも結成し、世界各地の48が競い合う。
国際競争でこそ鍛えられるという原理だ」
折しもAKBは現在、米国公演に向けワシントン入りしたばかり。
注目の政治リーダーと国民的アイドル。その舞台こそ違うが、日本の元気を取り戻して、
世界にアピールする存在になるかもしれない。
ソースは
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120328/dms1203281116006-n1.htm