（Ｏ＾〜＾） ◆PC98xNYFTY「『ブラックスワン』は全モーヲタ必見！特にオナニーシーンが！！！」

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307 名前：（Ｏ＾〜＾） ◆PC98xNYFTY[sage] 投稿日：2011/05/14(土) 21:45:50
映画「ブラックスワン」を見てきた。

前評判も高くいま注目度ナンバーワンの映画であることはもちろんなんだけど、
実はこの映画、モーニング娘。、それも現モーニング娘。ファン必見の映画になっている。

というのもこの映画、ナタリーポートマン演じる「白鳥の湖」のプリマドンナ、
落日の名門バレエ団を生まれ変わらせる新たな女王として抜擢された
優等生のニナの人物造形がモーニング娘。における高橋愛そっくりなのである。
幼少から叩き込まれた基礎技術は誰にもひけを取らず、「白鳥」としての美しいルックスも文句なし。
しかし演出家から繰り返し突きつけられる「黒鳥を演じる生々しい欲望が足りない」
「優等生であるだけでは足りないんだ」という、まるで高橋愛をめぐるモ―板のクリシェ（決まり文句）のような無い物ねだりの要求。
そしてそこに現れる、猫のような瞳の自由奔放な野生児リリーというライバル。

モーニング娘ファンなら誰でも「おいおい、これってまるで高橋愛と田中れいなの物語じゃん！」
と思ってしまうほどのシチュエーション。
映画を見続けるうちにニナことナタリーポートマンの泣き虫エースっぷりまでが
我らが高橋愛の泣き顔に、そしてリリーのちょいワルっぷりが田中れいなそっくりに見えてくる
まるで「もしもダーレン・アロノフスキー監督が「モー娘。リボンの騎士の舞台裏」をハリウッド映画化したら」
というようなワンダーワールドである。

映画はラストは少しばかり後味が悪いというか、とってつけたような衝撃のラストで終わる。
個人的にはこの映画はサイコホラーなんかではなく、リリーとニナの友情と成長の物語として終わらせても良かったのではないかと思うが、
ハリウッド映画はプロデューサーの一声でラストなんか変えられてしまうらしいから仕方がないのかもしれない。

しかしこの映画は全モーヲタ必見である。
とりわけ「昔のモーニング娘。には物語があって…」的な古参の繰り言にうんざりしている現メンヲタはおすすめ。
「彼女たちの物語」は今もちゃんと存在する。ステージがあり、人間が苦闘するところに物語は生まれていくのである。
この映画は海の向こうのクラシックバレエ劇団という構造に宿った、「もう一つのモーニング娘。」の物語である。