>>259 「あっ…んんっ…」
「ローラはここが感じるっちゃね…もっといじってあげるっちゃ…」
頭の中で『れいな』がそんなことを言いながら、ローラのふくらみをゆっくりと揉み始めた。片手ではふくらみの中心をいじり続け、
もう片方の手で反対側のふくらみを揉むのだ。
「やっ…だめっ…だっ…て…ばっ…ぁぁん…」
ローラの頭の中からは、もう部屋の景色が消えていた。見えるのは目の前で自分の胸をいじりつづける『れいな』の姿だけ。そのうちに…
『れいな』が…ローラの胸にゆっくりと吸いついてきて…
「あぁ…おっぱいは…よわい、から…だめ…ぁん…れいなぁ…」
ローラは自分の体の中がどんどん熱くなっていくのを感じた。外は寒いのに、体の中がどんどんどんどんポカポカしてくる。
「ああ…きもち…いい…よぉ…」
体の中のポカポカがどんどん強くなってきて、体全体があったかくなってきて、体の奥から…ドクドクしたものが…あふれてきて…
「ああっ…れいなっ…イキそう…イッても…い…い?」
「いいよ…ローラ…いっしょに…イこっ…?」
『れいな』のそんな切ない声が聞こえた、ような気がした。指の動きが止まらなくなった。
>>261 その瞬間。
「ガチャガチャ…」
鍵を開ける音が聞こえた。
「…ヤバいっ!!」
はっ、と我に返ったローラは慌てて布団を被った。両親が帰って来たのだ。最悪のタイミング。
パンツ一枚で『れいなとの行為を妄想してた』姿なんて、絶対誰にも見せられない。バレたら何を言われるか…
布団を被ったまま、ローラはもぞもぞと動いてパジャマを取り出した。布団を被ったまま、大急ぎでそれを着る。
とりあえず、これで両親にはバレなくて済みそうだ。
「ローラちゃん、ご飯食べたの?」
ドアの向こうから母親の声がした。
「食べたー!今日はもう寝る!おやすみっ!」
本当は食べていない。食べていないけど、あんなことした後で、平気な顔をして両親の前に顔を出せる自信はなかったから、
ローラは嘘をついてごまかした。
>>262 「…はぁぁ…体が…あついよ…」
体のドクドクが収まらないのを、ローラは感じていた。下着がすっかりぬれてしまって、何だかちょっと気持ち悪い。でも、それより何より…
「きもちよかったのに…もうちょっとだったのに…さいごまで…したかったのに…」
最後まで『達する』ことができなかったことが、ローラにとって一番の不満だった。
(つづく)