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巨人亀井、オーストラリアから熱烈オファー

来年の復活を目指す亀井に、海の向こうから熱烈ラブコールだ。オーストラリアの
ウインターリーグから帰国したばかりの巨人・亀井義行内野手(28)が27日、来年1月
下旬に開始されるプレーオフへの参加を要請されている事を明かした。同リーグで主に
三塁で16試合に出場し、打率.438・7本塁打・25打点の成績を挙げて2週連続週間
MVPに輝いた事がきっかけ。この日ジャイアンツ球場で自主トレを行った亀井が、
にわかに注目を集める事になった。

24日に帰国した亀井が、熱烈オファーを受けていた。1ヶ月の武者修行で16試合に出場
し、打率.438・7本塁打・25打点。暫定ながらリーグ三冠王の活躍で2週連続週間
MVPに輝き、所属したメルボルン・エーセズのGMから残留を要請されたという。同リーグ
では1月下旬からプレーオフが始まる。1月は都内で自主トレを行う予定だったが、再び
海を渡る可能性が出てきた。
「今、迷っている所です。自信にもなったし、もっと実戦に接したい気持ちもある。ただ
 自分だけでは決められないんで」
この日は球団事務所を訪れ、球団側にも相談した。球団側には、既にメルボルン市の
市長から「亀井はうちのスーパースターだ。ぜひメルボルンでプレーさせてほしい」という
内容の嘆願書が届いていた。球団幹部は「本人が選手会に話をして許可を取る必要が
ある。そこをクリアできればバックアップする」と、計画の後押しを約束した。同市市長は
プロ野球選手会にも嘆願書を送っており、本気度は半端ではない。年を跨いでの
ウインターリーグへの参加に支障はないが、亀井は選手会に相談した上で決断する構えだ。
仮にプレーオフ参加が実現したとして、勝ち抜いていけば、さらに2月から始まるオセアニア
シリーズへの参加を熱望される可能性もある。
「オーストラリア永住になっちゃいますね…。でも調子が悪い時でもどうすればいいか、
 打てない時にどうすればいいかがわかった。開幕スタメンに入れるようにしたい」

オーストラリアで“スター”になって帰ってきた亀井が、俄然、注目を浴びてきた。