おまえらもしスマイレージ4人と同じクラスなら誰に告ってた?

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822名無し募集中。。。
これといった趣味も特技もない俺がひとつ習慣にしているのがジョギングだ
走っているときは何も考えなくていいのが何より良い
その日も毎日走るという目標を全く守れない俺は少しおっくうに走りだす

いつもの決まりきったコースを外れて公園の方に行ってみたのはただの気まぐれ
別に理由はなかったのだが少し、いやかなりラッキーな出来事に遭遇した
クラスでもかわいいと評判の前田が犬を連れて歩いていたのだ

その日は朝で少し寒い日、厚着の前田は顔しか出でていないほど着込んでいたが
その肌は本当に純白と形容せざるえないほどに輝いていた
ふと進路を変えて逃げようかなんて思ったのは彼女のプライベートを覗いてしまった罪悪感からだろうか
「あっ、〇〇くん!」
気づかれてしまった。これは紳士的に振舞うしかない

話してみると前田は週に何度か犬を連れて散歩をしているらしい
話しといっても俺は相づちを打つのに精一杯だ
なにせこんな朝っぱらからクラスの男子の憧れの的と会話をしているのだ
友人どもに知られたら何をされるかわかったもんじゃない
ひと通りの話が終わろうかという時、前田は待ちくたびれたといった感じの犬に引っ張られ行ってしまった
無意識に手を振ってしまったが、少し馴れ馴れしい自分の行動に顔が赤くなった

今日は朝からテンションが高い、また前田に会えるかもしれない
いつも以上に速いペースで昨日と同じく公園を通るルートをひた走る
しかし、前田の姿はなかった
だいたい毎日散歩などするはずがない、現に昨日週に何度かと言っていたではないか
ひとりはしゃいでいた俺はなぜか前田にふられたような気になっていた