やっと気付いた「AKBに電通が絡んでる」ではなく「AKBの正体が電通」な件 その54
268 :
名無し募集中。。。:
【高額所得番付でも業界トップクラスの秋元康の知能犯的な企業攻略の“手口”】西田健 1999年7月噂の真相 1/4
<初めの4段落セガの赤字やリストラの話は省略>
そんなセガ没落を尻目に、一人だけホクホクしている人物がいる。作詞家の秋元康、である。
秋元といえば、昨年5月、セガの社外取締役に抜擢され、ドリキャスの宣伝を一手に引き受けるなど、ドリキャス失敗のA級戦犯
のひとりのはず。 ところが、今年の高額所得番付(99年度)では、推定年収7億円強の総合50位、芸能その他部門で堂々の
1位と荒稼ぎしているのだ。「今回の秋元の収入の大半は、セガがドリキャス用に用意した宣伝費130億円を湯水のように使って
稼いだ金でしょ。その結果、プロモーションに失敗した秋元は長者番付にのって、片やセガ社内はリストラの嵐。130億円と言えば、
今回リストラする1000人分の年収とほぼ同額。秋元の失敗の尻拭いで、なぜ社員のクビが切られるのか」(セガ関係者)と、
セガ社内では、秋元に食い物にされたとの怨嗟の声が渦巻いているというのだ。
●ドリームキャスト失敗の陰に
実際、ドリキャス失敗は、秋元のプロモーション自体にあったと、ある広告代理店営業マンがこう解説する。
「確かに、あの『セガなんてダッセーよな』という湯川専務の自虐的CMは話題になったし、評判も良かった。が、ああいう手法は知名度
を上げる事前プロモーションとしては有効だが、ドリキャスは次世代の新商品。発売直前は、従来機と差別化するためのプロモーション
をして機能性をアピールする必要があったのに、相も変わらず、何とかの一つ覚えの湯川“常務”でしょ。130億円かけて湯川を売り
出しただけといわれても仕方ない」その一方で、秋元はセガの130億円を利用して、芸能界での自身の影響力拡大を図っていたのだという。
前出の営業マンが続ける。「テレビ局に自分の企画を売り込むとき、『セガをスポンサーにするから』というのは、彼の常套句
ですね。いわばセガの宣伝費を持参金がわりにしていたようです」
その代表的な番組が『DAIBAッテキ!!』(フジテレビ系/98年9月〜99年3月)だろう。
夕方、月〜金の帯番組で、女子高生がワイワイ騒ぐだけの『夕焼けニャンニャン』の二番煎じ。「ドリームキャスト1社提供」
という持参金をつけることで、強引に作った番組だというのだ。
「が、この時間帯は、若者が視聴する時間でないのは、今までにいくつもの番組が失敗していて、今や常識。それでもおニャン子の夢を
もう一度、と、秋元が作ったんです。番組はパッとしなかったものの、コトは彼の思惑通りに進み、番組の企画料やら、出演していた女
の子のCDデビューの際のプロデュースなどで、二重三重に儲けましたからね」(番組製作会社ディレクター)
これには、さすがのセガも、「宣伝効果のある時間枠に移してくれ」と泣きつき、この3月にとうとう打ち切られた。
ところが、その失敗を追及されるどころか、4月の番組改編期後には、秋元康プロデュースの番組は大幅に増加。『DAIBAクシン!!』や
テレビ朝日『ラスチャン』、フジテレビ『社会の窓』など、深夜枠を中心にドリームキャストが一社提供もしくは主要なスポンサーと
なった番組が登場。さらには、ドリキャスがスポットCMで入り、逆にTV界での秋元の影響力は増大する形になったのだ。
269 :
名無し募集中。。。:2010/10/09(土) 21:37:51.89 0
【高額所得番付でも業界トップクラスの秋元康の知能犯的な企業攻略の“手口”】 2/4
「しかもドリキャス提供で作った自分の番組に、気に入ったタレントを起用したり、世話になったテレビ局に“御歳暮代わり”にスポットCM
を入れて恩を売るなど、自分の権勢をふるうのにも利用していますからね」(前出・広告代理店営業マン)
それぞれの新番組のセガのスポンサー料金を合わせれば、1クールでも少なくとも数億円。ならば、その数億円をリストラ対策に、とも思うの
だが、そうはいかないのだという。前出のセガ関係者がこう憤る。「秋元の失敗を追及できないのは、セガの親会社CSKオーナーで、セガ会長の
大川功のお墨付きを貰っているからなんです」事実、昨年(98年)11月早々、秋元は『エイティワンエンターテイメント』というドリキャスの
プロモーション専門会社をセガと共同で設立し、その代表取締役に就任した。
「このエイティワンは、セガが大株主とはいえ大川会長も個人で出資している。この会社は秋元が映像を制作する会社を一緒に作りたいと大川を
口説き、大川の肝煎りで始めた会社。秋元が会長の傘の下にいる限り、セガサイドは何も言えないわけです」(前出セガ関係者)
大川を籠絡した現在の秋元は宣伝プロモーションのアドバイザーという、単なる社外取締役から、宣伝プロモーションの最高責任者にまで
“出世”している。莫大なドリキャス宣伝費を打ち出の小槌替わりに使っているのだから、秋元が長者番付の上位に食い込むのも当然と言えば当然で
ドリキャスの宣伝効果が上がらなかったのも当たり前と言えば当たり前。セガ社員が「会社を食い物にされた」といいたくなるのも無理からぬことだろう。
ところがこの恐るべき秋元商法、何も今回に限ったことではないのである。ある芸能評論家が秋元をこう評する
「秋元は、とかくマルチタレントとか天才的なプロデューサーとかいわれてますが、相手の利用し、骨までしゃぶることで、肥え太った宿り木
みたいなもの。言い換えれば“企業ゴロ”ならぬ“芸能界ゴロ”的体質の持ち主です」
その秋元がセガの前に“寄生”してきたのが、太田プロであり、松竹であった。
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名無し募集中。。。:2010/10/09(土) 21:38:06.87 0
【高額所得番付でも業界トップクラスの秋元康の知能犯的な企業攻略の“手口”】 3/4
●『電波少年』で太田プロにも
真っ先に養分を吸い取られたのが、大手芸能プロである太田プロダクションだった。「ちょうど秋元が太田プロに急接近したのは、太田プロが
『電波少年』景気で盛り上がっていた96年ごろです」(前出・芸能評論家)
秋元はヤリ手で有名な女副社長に接近、積極的に自分を売り込むだけでなく、その副社長の娘を自分の事務所の社員として雇い、次第に、太田プロの
アドバイザー的な存在になっていったのだという。そして、太田プロは秋元に骨の髄までしゃぶられてしまうのである。
「猿岩石の帰国後、太田プロは秋元に歌手デビューのためのプロデュースを依頼するのですが、そのとき秋元は、レコード会社を日本コロムビアにする
条件を出したんです」(日テレ関係者) 当然、番組を放送する日テレサイドは系列のバップにするように強硬に反対。ところが太田プロが最終的に
秋元の意見を取り込んだところで、『電波少年』との蜜月関係が終わり、ライバルのナベプロに電波の仕事を全部、持っていかれるのを黙って見ている
しかない羽目に陥った。「秋元がコロムビアに固執したのは、彼がプロデュースした美空ひばりの『川の流れのように』でパイプがあったせい。
しかも当時、秋元は『ASAYAN』のオーディションブームに眼をつけ、自分でも『秋元康プロデュースオーディション』を開催する予定があった。
そのスポンサーが日本コロムビア。その関係で日本コロムビアに恩を売ったわけです」(前出・芸能評論家)
猿岩石のデビュー曲は『電波少年』効果もあってヒットし、他の所属タレントのノンキーズのプロデュースや、女性お笑いタレント4人を
B/Vというグループに再結成させプロデュースするなどして、巨額な予算を太田プロから引き出すことに成功する。がB/Vに至っては3億円という巨額な金
をかけながらサッパリだった。「ブーム真っ盛りだった猿岩石ならまだしも、無名に近いタレントを秋元の力だけでプロモーションするなど、
土台、無理な話だった」(前出・芸能評論家)
さらに頼みの猿岩石は、周知の通り1年もしないうちに飽きられる始末だったが、当の秋元自身は、何ら腹は痛まなかった、というより、逆に太田プロ
の力を利用して、さらに仕事を増やしていくのである。
「実際ノンキーズのときは、松竹の奥山和由と組んだ映画『恋と花火と観覧車』の主題歌を歌わせ、太田プロに恩を売り、今度は太田プロからも金を
引っ張りだして、その資金で別なスポンサーを口説くという手口です」(前出・芸能評論家)
それがB/Vがテーマソングを歌った、ソフトバンクの初のゲームソフト『ABE A GOGO』だった。
「もともとは孫正義を口説き落とした秋元がソフトバンクの系列会社ゲームバンクのプロデュースを担当したんだが、ソフトバンクの孫社長は
太田プロの全面協力を期待した。しかし協力もなく、ゲームは売れなかった。つまり、太田プロとソフトバンクから二重に金をせしめた、秋元の一人勝ち
の格好です」(前出・広告代理店営業マン)
騙された人間は、これだけではない。松竹の奥山和由も騙せれた口だった。
「96年には松竹に無断で『ネクスト・エンタテイメント』というソフト制作会社を共同で設立し、映画を作ったりと蜜月だったにも関わらず、
奥山が松竹を放逐されるや、このネクストに秋元は興味がなくなった。来年(2000年)公開の東宝で配給される予定の、秋元康が監督の『川の流れのように』
も、最初はネクストで奥山と話を進めていた」(映画誌編集者)ちなみに、この「川の流れ〜」にはジャニーズjr(当時)の滝沢秀明が出演するが、
これも「ドリームキャストのCMで起用したのが出演のきっかけ」(前出・広告代理店営業マン)と、ちゃっかりセガで培った人脈を利用しているのである。
太田プロ、松竹=奥山、セガ=ドリームキャスト……。秋元が通った後は、ペンペン草も生えない荒れ地になってしまうというわけだ。
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名無し募集中。。。:2010/10/09(土) 21:38:55.93 0
【高額所得番付でも業界トップクラスの秋元康の知能犯的な企業攻略の“手口”】 4/4
●たくましき手練手管戦略
秋元は最初から宿り木のようなショーバイをしてきたわけではない。大学在学中から活躍してきた辣腕の放送作家であり、アイドルから演歌までヒットを
飛ばした作詞家であり、数々の話題を振りまいた時代の仕掛け人であり、と確かに溢れんばかりの才能を持っていたかのように見えた時期はあった。だが、活躍したのは80年代までが限界。90年代に入ると、明かにパワーダウンする。
「例えばとんねるずとの関係が顕著でしょう。最初こそ自分が使ってやっている立場だったが、今では逆に番組の企画や構成を手伝わせてもらっている、
という感じですよ」
秋元クラスの放送作家になれば、会議にきて、コチョコチョ無駄話をして、ハイ終わり。それで1回オンエアごとに200万円、300万円の世界だ。秋元の場合、
とんねるずや古館伊知郎と仲が良く、十分食べていけるだけの稼ぎはあったのだ。が、黒子役の放送作家ながら、常に華やかなスポットに当たってきた秋元は
、それが我慢ならなかった。才能が枯渇しているにもかかわらず、常に「時代の先端」に立ち続けていたかったのだろう。
「90年代になると本業のテレビ以外にも映画を撮ったり、漫画の原作やエッセイなど、他ジャンルの仕事をしたが、どれも秋元流の仕掛けで、ちょっとは話題になるが、結局ヒットしたものはなかった」(出版社編集者)
実際、最近の秋元に企画と言えば、当たらないもの方が多いのだ。
プリクラがヒットすれば、ゲームメーカーのサミーと組んで「モンモン倶楽部」というタトゥーの自販機を作る(もちろん大コケ)前述したオーディションも、
『ASAYAN』で小室プロデュースが注目を浴び出したから真似したものの、2回実施しても目ぼしい新人はさっぱりでないといった有り様。番組構成でも
『ウリナリ!!』が流行れば、それを『生ダラ』で真似るといった按配で、才能が枯渇したどころか単なるパクリ屋の域さえ出ていない状態なのだ
「もはや秋元の手口は若者に驚かれないものになってしまった。結局この業界で、今の秋元が仕事をするには、自分でスポンサーを探しその金でショーバイするしかないんですよ」(前出・芸能評論家)
そう考えれば、秋元が3年越しのラブコールの末に実現したという、美空ひばりの「川の流れのように」(88年)の作詞にこだわった理由も見えてこよう。
「ひばりの作詞者」というブランドがあれば、オヤジ連中を口説く道具に利用できるから、という狙いである。口説く道具を手に、今度は財界に狙いを
定めていく。“ジジころがし”というやつである。その舞台として用意したのがPHP研究所のビジネス雑誌『THE21』98年1月号から「秋元総合研究所」
なる対談ページを作り、その第1回目のゲストに招いたのが、前述したセガの大川会長だったのだ。
「とにかく秋元は、カリスマ経営者とか、ワンマンタイプの実力者の心をくすぐる技術が、芸術といっていいほど(笑)。オベンチャラだけでなく、キチンとツボを心得ているから、あっという間に籠絡されるんです」(PHP関係者)
大川会長にも、対談をきっかけに、猛プッシュ。それがセガの社外取締役に、ひいては共同会社設立へとつながっていったのである。
ここまで来れば、完全に『経済界』の佐藤正忠なみの“企業ゴロ”と思っていたら、長者番付が発表されたこの5月、書店でこんな本を発見した。
『現代のトレンドを読む』(99年5月発行/ビジネス社)なる本。表紙・巻頭を飾るのはオカルトビジネスの船井幸雄。そんな“船井本”に、なんと秋元が
トップ対談の相手として登場しているのだ!秋元は、船井幸雄に向って、こう語る。「僕は1年以上『THE21』という月刊誌で『秋元総合研究所』という
タイトルの連載を続けています(略)この『秋元総合研究所』のタイトルは『船井総合研究所』を意識してつけたものなんです」
船井を籠絡せんばかりのおべんちゃらである。これに気をよくした船井は、悪名高きビジネス霊感商法のイベント「フナイ・オープンワールド」の総合
プロデュースを秋元に依頼。もちろん秋元は快諾。この対談ですっかり意気投合しているのである。色白の小太りか、血色のいい小太りか、
ぐらいにしか違いない二人である。しかも、会社を食い物に肥え太ってきたという意味では、
まったく似た者同士、絶妙のコンビともいえるのだ。類は友を呼ぶというわけだ、それにしても、この手の人物に食い物にされる方もされる方だ。
秋元の存在と活躍は、M資金幻想がいまだにはびこる日本企業社会の現実を反映しているということかもしれない
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名無し募集中。。。:2010/10/09(土) 21:39:25.96 0
補足
・奥山和由を追い出した松竹はその後『象の背中』『伝染歌』で再び秋元と組むも大コケ
・孫正義も秋元と組む前にTHE21で対談している