個人情報をネットに掲載した御堂岡啓昭に全面的に勝訴しました
http://www.a902.net/topics/2009/0216.html * 2007年1月24日23時58分頃、御堂岡啓昭が、2ちゃんねるに当方や
当方の親族ら複数の住所・氏名・電話番号といった個人情報を投稿した事に端を発するものです。
インターネット、しかも2ちゃんねるのような不特定多数の人が閲覧する場所に、
住所・氏名が投稿されることは普通の感覚から言って嫌なものです。特に私のようなサイトをやっていれば、
悪徳業者からの嫌がらせが行われる危険性が高まります。現に、
嫌がらせ電話が掛かってくるなど、さまざまな実害を受けています。
これに対し御堂岡被告は、弁護士を付けずに本人訴訟だったのですが、
1. 個人情報を投稿したのは、自分では無い第三者
2. 氏名・住所は、住民票にも載っている公的情報でありプライバシー情報では無い。
3. 仮にプライバシー情報だとしても、親族住所一覧の部分は親族のプライバシー情報であって、
本人のプライバシーを侵害しない
4. 原告は公人であり、住所・氏名を公開されることを受任しなければならない立場にある
などと主張していました。
しかし裁判所は、これらの主張を全て一蹴し、
1. 数々の証拠から、投稿は御堂岡啓昭本人が行ったものと認められる。
2. 個人の氏名や住所が、自己が欲しない他者にはみだりに開示されないことに対する期待は、
一定の限度で保護されるべきものである。
3. 親族に関する情報についても、一般人の感受性に照らし、私生活上の平穏のため、
正当な理由無く他人に知られたくないと考えることは自然なことであるから、法的保護に値する
4. 原告が、被告の主張する活動を行っているとしても、
被告が個人情報を公開する正当な理由があるということは出来ない
と判断し、被告への損害賠償請求が認められました。