やっと気付いた「AKBに電通が絡んでる」ではなく「AKBの正体が電通」な件　その51

『ZAITEN 2010年10月号 電通と子会社ビデオリサーチとの確執』記事要約
〜新しい視聴率測定方法導入に進むビデオリサーチ(以下VRと略す)と
　現状の測定方法のままとしたい電通との確執が表面化〜

【VRの会社概要】
・電通が全株式の34.2%を保有する持分法適用会社で社長は電通出身者
・現社長の若杉氏も09年6月に電通取締役から送りこまれている
・大株主&データ購入社であるテレビ局が主要ユーザー

【新測定方法導入の流れ】
・VRは09年から録画再生を対象とした視聴率測定システム導入の検討を
　開始しており測定器も製造済み
・さらに今年7月に東海地区で国内初のワンセグ視聴率測定テストを実施
　
【導入の背景】
・テレビ局からの新測定方法導入に向けた圧力が大きい
・ここ5〜6年世帯視聴率が下落しテレビ離れ傾向と騒がれているが
　テレビ局側は録画・ワンセグ・BSでの再放送で楽しむ視聴者が多く
　全体的には下がっていないと主張しており録画やワンセグの数字が
　視聴率に上乗せされるのはありがたい

【電通のスタンス】
・測定方法変更は営業手法修正・ビジネスモデル変更・組織改革・スポンサー
　への導入説明が必要であるため現在の測定方法を変えたくない
・ワンセグは画像が荒れる時が多くCMがきれいに写っている保証がないため
　視聴率としてのカウントに難色を示すスポンサーが少なくない

【今後】
・電通とVRの意見調整はこれからだが録画率導入は避けられないか？
・ワンセグの導入時期については意見の違いが大きく事態進展待ち