AKBのおかげで智弁に勝利 「元気のもと」はAKB48

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asahi_com「元気のもと」はAKB48-マイタウン千葉

成田野球部の選手たちには、手放せないものがある。アイドルユニット「AKB48」の曲が入った携帯デジタルプレーヤーだ。
「元気になれる」「癒やされる」。理由は様々だが、野球漬けの日々の中で、気分転換になくてはならないという。
4月中旬のある夜、寮の自室でくつろいでいた二塁手大木涼太のもとにエース中川諒がやってきた。
「一緒に練習しようぜ」
向かった先はグラウンドではない。部屋の隅にテレビが1台置かれた、殺風景なミーティングルーム。中川が買ったばかりのDVDをセットすると、画面に制服姿のAKB48が現れた。
「かわいい!」
2人は画面を見ながら、アップテンポな曲「言い訳Maybe」のダンスを猛練習した。
丸刈り頭の2人が腰に手をあてて跳びはねたり、胸の前で指を組んだり、うれしそうに踊る。2人の入れ込みっぷりが元となり、一時は全国大会の登録メンバー18人のうち、9人がファンになった。
千葉大会を取材しているときも、AKB48が好きな球児たちは多かった。「バスの中でずっと聴いてきました」「いつも部屋の壁に張ってあるポスター21枚を眺めて疲れを癒やしています」。
成田以外でも、相当はやっているように思う。
AKB48のコンセプトは「会いに行けるアイドル」。東京都千代田区のJR秋葉原駅近くに専用劇場があり、ほぼ毎日公演がある。だが、夜遅くまで練習に追われる球児たちには劇場に通う時間はない。
会えるわけでもないのに、なぜはやるのか。
大木は6月にあった「選抜総選挙」を引き合いに出した。
選抜総選挙とは、AKB48と、名古屋市を拠点に活動するSKE48らを合わせた計104人から、今月18日発売予定の新曲「ヘビーローテーション」を歌う21人を決めるために実施されたファン投票のことだ。
「自分と同年代の子たちが真剣に頑張っている姿が、いいんですよ」。大木は、得票結果に喜んだり泣き崩れたりするメンバーの様子を報じるスポーツ新聞を見て、思わず紙面を握りしめてしまったという。
中川も「普通のアイドルが表に出さない感情を見せてくれる。親近感を感じますね」。どうやら、大会登録メンバー入りに向かって努力する自分たちの姿に重ね合わせているらしい。
「あの子たちもチームとして頑張っているんだから、自分もチームに貢献できるようにならないと、って思います」と大木は言う。アイドルの話をしていても、最後には野球に話題が戻っている。

さすがAKBは国民的アイドル