1 :
名無し募集中。。。 :
2010/04/10(土) 19:39:57.00 0
,,⊂⊃.、 ブリッ :: (,(´・ v ・)<かっぱちゃんが2get! ブリッ 。σ( ⊃_O :: c⊃ し∪::
3 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 19:49:16.08 O
最後のやじまの画像で愛理が恋愛ライダー姿でやじすずが抱き合ってる画像思い出した 愛理の微妙な手つきを…
4 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 20:00:12.14 O
何それ知らない
5 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 20:05:23.89 0
6 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 20:28:30.96 0
この手つきは何なんだろうな
7 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 20:32:33.19 O
左手は舞美のお尻をラインに沿ってソフトタッチしてるようにしか見えないし 右手はあっちから抱きついてるんですよアピールにしか見えないw
8 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 20:59:14.16 O
391:名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 20:46:53.81 O 夜公演無事終了 とりあえずざっと軽くレポート 写真は愛理が鼻にティッシュ詰めて寝てる写真 どういうことかと愛理急遽登場 写真が動画になり愛理ドアップ 照れる愛理 さらに舞美がケーキを持って登場 客席全員でハッピーバースデー合唱 16歳の豊富は英語を勉強して国際化を目指す、大好きな歌をみんなに届ける 続くかも?
9 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 21:12:06.63 0
411 名前:391[] 投稿日:2010/04/10(土) 21:03:15.25 O 足痛ぇ… 続き 矢島ちゃんの滑らない話 マイマイと仕事をすることになり早朝なのでホテルに泊まることになった マイマイがマシンガントークで話に夢中になり舞美がホテルの壁に激突 部屋はシングルだったがマイマイが「舞一人じゃ怖い…」ということで二人で一つのベッドに入る 舞美は意識すると眠れなくなるらしく一時間おきに目が覚める そのたびにマイマイの寝言が長文で聞こえてくる しまいには寝相の悪いマイマイにベッドを占領されました 舞美「そりゃあマイマイも背が伸びるはずですよ」
10 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 21:47:43.02 O
聖誕祭にそんな話をするなんて野暮だなあ
11 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 21:52:30.97 0
一緒に寝慣れてる愛理じゃないから落ち着かなかったと解釈するか 愛理とだと寝る暇もないと解釈するかはあなた次第
12 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 21:58:33.48 O
このスレの黒策士愛理にとっては野暮ってよりもやぶへびっていうかカモネギ
13 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 22:33:10.25 O
州´・ v ・)<ふーーん・・・舞ちゃんと寝たんだ・・・
14 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 22:40:11.63 0
从・ゥ・从<そーなんだよー、一人で寝るの怖いとか舞ちゃんも可愛いとこあるよねー(無邪気)
15 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 22:50:23.01 0
州`・ v ・)<ふーーーーーーん・・・一緒に、ねぇ・・・ 从´・ゥ・从<あ、うん・・・(あれ?なんかあたしヤなこと言ってる?) ごめん上がり眉愛理と下がり眉舞美を使いたかっただけw
16 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 22:55:07.98 0
いいよいいよー 夜なんだけど更新まだかなwktk
愛理の鼻にティッシュ画像見たかった 从・ゥ・从<そういう愛理も可愛いんだよね〜
18 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 22:58:50.12 O
愛理誕生日を目前に控えた&規制緩和中のサタデーナイッ
19 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 23:06:34.54 O
ショッキングフォトのコーナー特典でもDVDマガジンでもいいから出してくれないかなぁ
20 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 23:38:27.03 0
前スレ654からの続きです
えりのことなんだ。 えりは、ずっと前から、多分今も、愛理のことを好きなんだ。 でもえりは卒業して℃-uteから離れるから、愛理と両想いになって付き合っても 愛理のことを守れない、って。 自分の口から出てくる物語は、なんだかとても拙くて、話しているうちに不安になる。 静まり返った部屋に自分の声が頼りなく、生んでは消え、生んでは消えを繰り返す。 愛理は黙って目を丸くして、それから、何も言わずに眉を寄せた。 目を細めると睫毛と影で白目が、新月の夜のように、無くなっていく。 あたしは、この物語を続けなければいけない。 だって今現在も続いているのだから。 あたしも愛理のことを、多分えりと同じくらいから好きだった。 えりもそのことを知ってた、から、あたしにね、愛理のことを頼むね、って。 それだけ、頼んだの。つまり。 えりは℃-uteのことを頼むとは言わなかった。 えりがいなくなる分あたしがしっかりしなきゃ、と言ったあたしに、 背負いすぎちゃだめだよ、と、何時の間にか力のこもった肩をとんとんと叩いた。 舞美が背負わなくてももうみんなで立っていける、そういうグループだよ。 やりすぎてしまうあたしのことをしっかり理解しての言葉だった。 がんばれとは、決して言われたことがない。 えりはバランスを取るのがうまい人だと思う。 あたしのことも、みんなのことも、均等にうまくいくようにおまじないをかける。 そんなえりが唯一あたしに頼んだのは、愛理のことだった。 それすらおまじないの一つだと気がついたのは最近だ。 あたしに愛理を譲ったんだ。 愛理のための言葉だと思っていた。 愛理が特別大切だから、だと。
22 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 23:40:30.12 0
そうではない。 えりは全部わかっていた。 あたしは愛理を救いたくて、無我夢中で、えりの代わりでもいいと、本当に思っていた。 こういう結果に行きついて初めてえりの考えに気がついた。 全部、あたしに譲ったのだ。 あたし、ずるいんだ。 本当はえりと愛理、両想いだったんだよ。 でもえりが愛理のことを譲って、あたしはそれを黙って、愛理をだまして、いや、そんなつもりなかったけど、 でも、結果的に、だまして、今愛理と一緒にいる。 本当にここにいるべきなのはえりなんじゃないか、という気持ちがいつも付きまとう。 両想いになって、今度はえりの代わりではない自分が不安だった。 ねじ曲がってしまった運命の線の上、でも、今ならまだ間に合うと思った。 自分の声が無くなった途端、襲ってきたのは静寂と、それに伴う不安だった。 最初は驚いた顔をしていた愛理は話の途中からだんだん目を伏せ、話が終わった今は俯いている。 呼吸すら場違いな沈黙にあたしの胸は裂けてしまいそうだった。 話すより、待つ方が怖いのだと初めて知った。 妙に頭が白くなっていく。 心臓の音も呼吸の音も、自分の体の感覚さえあいまいになる。 だから、愛理の考えていることなんて滅法想像もつかなくて、動けない。 ようやっと愛理があたしの方に向いたとき、遠のいた意識がぐいと引っ張り戻された。 予想に反して愛理は、微笑んでいるように見えた。 「舞美ちゃん、この話、しなきゃよかったのに。」 あたしが予想した中にはない反応だった。 愛理はあまり否定しないから、まさかこう返されるとは思いもしなかった。 「だってさ、この話したら、私、またえりかちゃんのこと好きになるかもしれないんだよ。」 それでいてすごく、呑気なような、優しいような声だった。 あたしはどうしたらいいのかわかなくなる。
23 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 23:43:36.04 0
「そしたら、舞美ちゃんのことを振ってえりかちゃんのところに行くかもしれない。」 そう、思っていた。 どうしてもその方向にしか考えがいかないのに、言わずにはいられない自分の性格が不器用すぎて悲しくなる。 罪悪感と、愛理が一番幸せになってほしいという願いが、あたしを突き動かしている。 「って、考えたんだよね。多分。その上で、話してくれたんだよね。」 確かめるような愛理の口調は心なしか、柔らかく優しくなっていった。 いつものように、いや、いつもより穏やかな声が、混乱するあたしを撫でた。 「ありがとう。舞美ちゃん。」 一旦伏せた目はゆるやかに開きあたしを見据えて、そのままふわりと微笑んだ。 桜が開いたような薄桃色の空気が泣きたい気持ちにさせる。 「選ばせてくれたんだよね。私のことを考えて。」 美しい造型の手がひそやかに伸びてあたしの手をやんわりと握った。 愛理の手はもう、全ての答えを教えてくれていた。 涙腺がじわじわと熱くなる。愛理の笑顔がぼやけていく。 「えりかちゃんが私のこと好きなのは初めてしった、けど、それでも、今は。」 色々なことを積み上げて今ここに存在している。 積み上げた積木は小さかったり形が不揃いだったり、うまく積み上げられなくて、あたしははらはらしていた。 崩れてしまったならもう一度やり直すか、どうにかしたらいいと自分で気持ちをごまかしていたけれど、 本当は怖かった。 あたしはずっと、愛理のこの言葉を、待っていたのかもしれない。 信じられる日を心待ちにしていた。 「それでも、舞美ちゃんが好きだよ。」 握ってくれる手にあたしの涙が落ちた。 瞬きはしないのに落ちていく。 「舞美ちゃんを選んでもいい、よね?」 かろうじて愛理が笑っているのだけわかった。 あたしは短い髪を揺らしてうなずくしかできなくて、愛理はそんなあたしを抱きしめた。 それから、正直で、人のことばかり考えて自分のことないがしろにしちゃうところが大好き、だとか、 でもちょっとは自分のことも大事にして、とか、背中からくれた。 「いつも私のこと、大事してくれてありがとう。」
24 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 23:44:18.10 0
体を離してぼろぼろ泣いているあたしの涙をぬぐった。 愛理の前で泣くといつもこんなに大泣きしてしまう。 情けなくて小さなあたしを愛理は笑顔だけで簡単に包んでしまえる。 「舞美ちゃんのことは私が大切にするから。」 ずっと、ずっと、と、歌うように呟いて、愛理はあたしに小鳥が啄ばむように口づけた。 どうしてえりを選ばずにあたしを選んだのか、なんて野暮なことはもう言わないことにした。 全てを打ち明けて、結果あたしの手をとったのだから。 疑うことも、愛理の言葉を信じないのも、もうやめよう。 繋いだ手と、触れた唇、それから愛理の空気からあたしを好きなことが伝わる。 それだけでいいような気がした。 もし不安になってもきっと愛理はそのときにまたあたしの手を握るだろう。 柔らかな唇にうっとりと目を閉じている。 何度触れても特別な愛理の唇が好きだ。 一度離れて瞼を開くと、愛理の睫毛が曲線を描いて、瞼が開かれる。 それからくりくりとした黒目があたしを捕まえたかと思うと、思い切り細めて、 愛理の特徴と言える八重歯が顔を出した。 あたしはどうにもこの顔に弱くて、一瞬体が動かなくなるほど胸が締めつけられる。 野原に咲いている花みたいに、柔らかい、幸せな笑顔だ。 こんな顔を見るのはいつだって二人きりの時、だからあたしにしか向けられていない。 嬉しくて嬉しくて、また泣きそうになるのをこらえて、今度はあたしからキスを落とした。 近づくにつれてまた、ひそやかに愛理の瞼がとじられる瞬間に、その動作の美しさが胸に沁み込む。 それから、溶けてしまいそうな、しかし確かに輪郭を持った愛理の唇を感じる。 触覚は、きっと本能に直結しているのだと思う。 頭の奥がくらくらしてくるのもそのせいだ。 触れているだけで胸がいっぱいになって、ただ触れるだけで唇を離した。 「舞美ちゃんから、って久しぶりだね。」 微かに桃色に染まった頬が愛しい。 ちょっぴり恥ずかしい気持ちと、幸せな気持ちで体も心もそわそわする。 愛理のきらきらした目で見つめられると胸が落ち着かなくてしょうがない。 もっと触れ合いたくなる。近づいて、抱きしめて、力を込めても一つにはなれないことが悲しい。
25 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 23:45:10.39 0
でも交われないからこうやって触れ合える。 離れてもすぐあたしたちの距離は近づく。 額をつけて見つめあってから愛理があたしの頬にキスをする。 ちゅ、という音はしないけれど、唇が吸いついて離れる瞬間が感触だけでくすぐったい。 愛理がキスする側の目を閉じると瞼にも落とされる。 愛理の髪の毛があたしの首をなでるからくすぐったくて肩をすくめた。 それを察したらしくあたしの鎖骨あたりにかかる髪をよけながら、そこに手を置いた。 指先が気になる。 そっと一円玉が乗るくらいの重さは頼りなく愛理の少しの動きに簡単に左右された。 やけにそこの意識だけがはっきりしているような、不思議な感覚。 いつかのホテルでの行為を生々しく思い出す。 あの時はあたしが勘違いして、えりの代わりに求められているのだと思っていた。 愛理に触れられて身体は快楽に浸かっているのに心は言いようもない悲しさに満たされて、 その行為が気持ち良ければ気持ちいいほど、苦しかった。 結局は勘違いだったのだから、と思うものの、あの時の感情が甦ると少し怖くなる。 あたしはわがままだ。 愛理が選んでくれているのに、好いてくれているのに、うまくできない。 愛理のキスがだんだん首筋に近づくにつれてあたしの不安は大きくなる。 気付かれないように目をきつく閉じて息を吐くと、愛理の動きが止まった。 不思議に思って愛理の方を見ようとする前に愛理があたしの胸元に顔をうずめて、ぎゅうと抱きしめてきた。 「だめだあ。」 「へ?」 額をぐりぐりと押しつけて甘える。 さっきまで漂っていた性的な雰囲気がかき消される。 「愛理、どうしたの?」 「舞美ちゃん、ごめん。私、あれ以上してたら止まれなくなる。」 ちょっと落ち着かせて、と愛理が蝉のように動きを止めた。 「あ、愛理?」 「なに?」 怖いと思っていたくせに、しかもこうやって言葉にするのは恥ずかしいのだけど、尋ねる。 「そ、その、さ、しない、の?」
愛理が抱きついているのに心臓がばくばく速くなって、顔は熱くなって耳が焼けそうだった。 怖い、と同時に、乗り越えたいとも思っている。 愛理と、そういうことをするから気持ちが通じるわけではないのだけど、 したらもっと、近づけるような気がした。 あの日から記憶を上書きしたら、あの時のことも悲しい思い出ではなくなるんじゃないかと思う。 あたしのパジャマに埋もれて愛理は自信がなさそうなくぐもった声を漏らした。 「舞美ちゃん、したい?」 率直な質問にあたしは答えられない。 何の陰りもなければ即答できるはずなのに答えられないということは、やはり怖いのだ。 愛理はちゃんとあたしのことを見抜いている。 「私は、したいけど、怖い。」 背中にまわされた腕の先の細い指がぎゅ、とパジャマを掴んだ。 旋毛しか見えないけれど愛理の不安な様子が感じ取れた。 「前の時のこと、覚えてるでしょ?」 初めての感覚に追い詰められて、それなのに理性はなくせない。 愛理の声があたしの名前を呼ぶたびにぎりぎりと胸が痛んだ。 思い出せばあのときの感覚があたしを支配する。 「私、舞美ちゃんを傷つけた。」 愛理がゆったりと身体を離してあたしに向いた。 「あれはあたしの勘違いだったし。」 「勘違いでも、傷ついたでしょ?」 愛理の黒い目はあたしの何一つ見逃してはいなかった。 この鋭さに困ってしまう、けれど、大切なことだ。 気付かずに事が進んでしまったならもしかしたら壊れていたかもしれない。 「だってほら。」 愛理の顔があたしの首元にぐっと近づいて吐息が首にかかる。 シャンプーの香りの甘さと、反射的な恐怖は異質でお互いに相容れない。 くすぐったさで身を縮ませるのとは別の緊張で体がすくむ。 「怖がってる。」 愛理はそのまま額をあたしの鎖骨に落とした。 頭の重みに過去の出来事への後悔が透けて見える。
愛理もあたしと同じくらい、いやもしかしたら、あたしより怖かったのかもしれない。 ついさっき、あたしは愛理を傷つけてしまうと怖がっていたけれど、 愛理は実際に傷ついて怖がるあたしと接している。 その反応を見た上で先に進むなんて優しい愛理には無理なことだった。 愛理が何かに臆病になるところは初めて目にする。 つまり、あたしのことだけ、臆病になるのかな、と思ったら不謹慎にもうれしくなった。 もたれかかる頭を抱きしめて髪の毛をなでる。 あたしのパジャマを握る手は甘えるのとは違う心持ちだった。 大事にされているんだな、と実感する。 あんな話をされて本当は複雑な気持ちにならないはずがない。 えりのことだってすごく色々考えたと思う。 その内容はあたしは推し測ることはできないけれど。 あたしが話す間愛理はずっと複雑な顔を浮かべたり、辛そうな顔になったり、決していい顔ではなかった。 だから、あたしを責める言葉やえりについて問い詰められるだろうと思っていたし、そのつもりだった。 なのに最終的に言葉にしたのはあたしを思う気持ちだった。 ほら、今だってこんな風に。 これ以上大事に扱うことなんかできるのだろうか。 最上級の愛情を無意識に注がれている。 もしこの先また傷つくことがあっても、それは愛理が癒してくれるような気がした。 だから、愛理と一緒ならどこまででも走っていける気がした。 「愛理。」 名前を呼ぶと布地の間からむくりと顔を出した。 下がり気味の眉がいつもより下がっている。 ちょっと弱気なその顔にキスを落とした。 「舞美ちゃん?」 「あたし大丈夫だよ。」 そう伝えると眉が寄せられてもっと弱くなる。 こんなに困った顔の愛理はあまり見られない。
愛理はぎゅうと顔をしかめて首を横に振った。 「無理しないでいい。」 「してないよ。」 「いいから。」 「よくない。」 小さい子供の押し問答みたいだ。 千聖と舞ちゃんを笑えないな、と思うと苦笑いするしかなかった。 愛理の手を探し出して握ろうとすると、拳を握られて拒否された。 悲しくはなかった。 それすら多分あたしのためなんだろうから。 今度は唇にキスをすると拒否はしないもののかたくなに唇を結んでいるのがわかる。 つけ入る隙は与えたくないようだった。 空いている片方の手で髪の毛を梳くと弱ったように俯いた。 我慢している。少し泣きそうな顔にも見えた。 しばらくそうして、ようやく口を開くと、声があんまり弱っていて、それが愛しかった。 「駄目だよ。」 自分を振り切るようにまた首を振る。 「舞美ちゃんを大切にしたいの。ずっと一緒に居たいし、一緒に幸せになりたい。」 「うん。」 「だから今無理したくないの。いつか、できるときまで私待てるから。」 大丈夫だから、と、あたしを揺すった。 あたしはどうしようもなく愛理が愛しくなって抱きしめた。 好き。片想いしていたころよりずっとずっと好き。 あたしは心の奥でえりに謝罪する。 ごめんなさい。もう多分譲れない。 ずるいのも酷いのもわかっているけど、それでもどうしても手にしていたい人がいる。 あたしの中のえりは笑っていた。それでいいよ、って、笑った。 「愛理は、あたしのこと好き?」 愛理の埋もれた頭が肩の中で頷く。
29 :
名無し募集中。。。 :2010/04/10(土) 23:49:54.10 0
「大好き。」 「あたしのこと大切?」 「一番。」 間髪入らない即答は声が強く揺るがない。 そこのところは自信満々なのが可愛らしくて微笑ましかった。 「だったら、大丈夫。」 ぽんと背中を叩いたら愛理が顔をあげて、降参寸前みたいな顔をしていた。 「愛理となら大丈夫、乗り越えられるよ。」 顔を近づけて、唇が触れる前に止まった。 顔が認識できるぎりぎりであたしは微笑んだ。 愛理は一瞬泣きそうになって、足りない距離を埋めた。 唇の表面が触れ、さらに近付くと唇の感触がはっきりする。 人間独特の、いや、唇特有の柔らかさは気持ちよくて溺れそうになる。 今までした中で一番丁寧なキスだった。 唇が離れるのが寂しくなって、切ない気持ちで離れると、愛理も同じことを思っているみたいだった。 長めの溜息は唇と似て艶やかだ。 心臓がこれから起こることに速まっていく。 愛理の手がすう、とあたしの首元におり、なぞりながら腕を回される。 同時にゆるやかに視線がのぼり、その黒目が潤んでいて、射抜かれたら腰が抜けそうになった。 あたしは予感する。 きっと今以上に愛理に夢中になる。 勘は鈍い方だけどこれは絶対に当たるだろう。 愛理の白い喉がこくりと動いて、唇が開き、愛理が宣告する。 「私、もう止まれないかも。」 いいよね、と確かめられて、答える前にはすでに押し倒されていた。 州*´・ v ・)<うふふ 話を忘れられるくらい遅くなって申し訳ないです 次回更新で多分終わりなのでお付き合いいただければと思います
30 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 00:06:18.28 O
規制解除おめでとう! でも後一回ってのは寂しいな…
31 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 00:26:47.27 0
続きが激しく読みたい! 毎回ドキドキさせられてます
32 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 01:05:27.19 0
上手いうますぎる 思いっきり泣いて最後は思いっきりニヤニヤしてしまった 素晴らしいなホント あと一回なのはとても残念ですけど頑張れ もういっかい最初から読みたくなったので読んでくる
33 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 01:41:20.37 O
乙です! まじいいなーこのスレ・・・優秀な作者さんばっかり
34 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 02:05:19.88 O
はあああああああああああ たまんねえなオイ!
35 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 02:12:07.02 0
規制解除おめでとうございます!待ってました!!
そしてこんな素敵なお話の後に規制でズレまくった、ただの帳尻合わせの更新の続きです。
明日は更新出来そうもないので・・・すみませんorz
前スレ
>>977 の続き
36 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 02:12:48.57 0
「舞美、ちゃん?」 「愛理がよかったら、だけど。いい?」 ダメなはずなどない。泊まる事もお母さんには了承済みだし。 だけど・・・だけど。いいの?舞美ちゃん・・・。 私の返事がなかなかこないからか、今度は念を押すように「ダメ?」って聞く。 それは、拒否するのを許さないというような声の強さがあった。 そんな舞美ちゃんをあんまり見た事がない。 「ダメじゃない。」そう言ってカラダを密着させると、またさっきのように背中を撫でて体を揺らす。 「あ、でもここで寝ちゃダメだもんね・・・。お布団行こっか?」 私の体を抱きかかえるようにしてベッドに運ぶ。 私は体重の半分以上を舞美ちゃんに預けた。 チカラが入らなくてふらふらしたのは、眠いだけじゃなくてこれから一緒に寝る、という事を考えていたからだ。 ・・・何もしない自信が、ない。 そうは思っていたけど、どうなのか自分でさえも想像つかなくて、それがすごく怖かった。 取り返しのつかない事になったらどうしよう。 舞美ちゃんを苦しめたら・・・どうしよう。 そう思うと、これから一緒に布団に入るのがとても、怖かった。
37 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 02:13:48.96 0
初めて一緒に入るベッド。 いつも抱きしめられたり、近くに体温を感じる事はあっても、ベッドに入ってるってだけでいつもと違う気がした。 舞美ちゃんは、私の体を引き寄せて腕の中に入れると、さっきとは違ってぎゅうって抱きしめた。 いつもより濃く、舞美ちゃんのにおいがした。 「愛理。」 その声は刹那を含み、私の心に刺さるように届いた。 やっぱり今日の舞美ちゃんはどこかおかしい。 「舞美ちゃん?」 顔が見たくて少しカラダを離したら、困ったように笑ってる舞美ちゃんと目が合った。 「どうしたの?」 そう呟いた瞬間。 ゆっくりと近づいてきた、唇。 それを目で追っていたら、それはすぐに見えなくなって。 私の唇に、舞美ちゃんの唇が落ちて、きた。 初めての感触に、全身が痺れた。 触れたらやっぱりもっともっと、欲しくなって。私は舞美ちゃんのカラダをぎゅっと抱きしめた。 柔らかくて気持ちがよくて、そしてこの考えてもいなかった状況に、私は考える能力を忘れて求めた。 時折、漏れる声を唇で塞いで、だけどもっと聴きたくて。 だけど、胸の奥が悲しく泣いていた。 このまま進んでしまっていいのか、急に思考が動き出した。
38 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 02:14:48.01 0
ハッとして唇を離すと、顔を真っ赤にして乱れた呼吸で私を見る舞美ちゃんがすぐ目の前にいた。 どんな顔していいのかわかんなくて俯くと、舞美ちゃんが私に甘えるように胸の中に入ってきた。 やっぱりいつもの舞美ちゃんとは、違う。 どういうつもりで、舞美ちゃんから・・・そんな事を。 いつも人の気持ちを優先する舞美ちゃんが、どうして? いつも私の上にある舞美ちゃんの顔が、私の下にある。 頭のてっぺんを初めて見た気がして、それをぼーっと見つめた。 どうしていいのか、わかんない。 しばらくそうしていたら、舞美ちゃんが動き出した。 見上げるように顔を見られた。それも初めての事だった。 もう、心臓が持たないと思うくらい、バクバク音を立ててる。 胸に顔を当てている舞美ちゃんにもきっと届いてる。 舞美ちゃんはそのまま顔を近づけてきた。また今すぐにでも唇が触れてしまいそうなくらい、近く。 その唇に吸い込まれそうだったから目を逸らすと、舞美ちゃんが私の頬に手を添えた。 その手のひらはひどく熱い。 その熱でさえも、私を乱してしまいそうだ。 だけど、舞美ちゃんはそんな私に更に熱を与える。 「もう1回、してもいい?」 舞美ちゃんは私の答えを聞かずに・・・私の顔を引き寄せて、もう1度お互いの唇が触れ合った。
39 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 02:15:48.05 0
舞美ちゃんが、悪い。 もうどうなってもいいから、だったらこのまま舞美ちゃんが欲しい。 叶わなくなってもいい。どうしても欲しい。 舞美ちゃんが、悪い。 私をそうさせた舞美ちゃんが、悪いんだ・・・。 舞美ちゃんの上に乗って、私はさっきより激しく口づけた。 もう止められない。それは舞美ちゃんもわかってるはずだ。 なのに、もう1回なんてそんな事・・・。 足が絡まる。呼吸が乱れる。熱くなる。 どれもこれも、私を欲情させる。 そのまま唇を首筋に落とすと、塞がれていない舞美ちゃんの口から甘い声が漏れた。 そして、手で胸の膨らみに触れた瞬間、この前と同じように危険信号が点滅した。 慌ててカラダを離すと、舞美ちゃんの潤んだ目が私を捕らえた。 その表情からは感情が読み取れない。だからこそ、このまま進んではいけない。 止まれたのが自分でも不思議だった。 「舞美ちゃん・・・。どう、して?」 声が掠れた。でもそんな事どうでもよかった。 舞美ちゃんの気持ちが知りたかった。 ただカラダを重ね合わせることは簡単だ。だからこそ、気持ちが知りたい。
40 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 02:16:49.58 0
「どうして・・・。」 もう一度問うと、舞美ちゃんの目が伏せられた。私は頬をつかんで、顔を上げさせる。 諦めたように、舞美ちゃんが私の目を見る。ゆっくりと唇が開かれた。 「愛理が、好きだから。」 その答えはなんともシンプルなものだった。 好きだから求める。当たり前の事だった。 だけど・・・いつから?そんな素振り見えなかった。 「この前・・・愛理がキスしようとした時・・・嫌じゃなかった。それどころか、して欲しいって思った。」 「・・・ホント、に?」 「自分で気がついてなかったけど、あの時にはもう・・・愛理が好きだったんだと思う。」 ウソみたいだった。言葉が心の中に入ってこない。 だけど、これはウソなんかじゃなくって・・・でも、ホント? 疑ってるわけじゃなくて、ただ舞美ちゃんの気持ちが私に向いてる事が信じられない。 「だけど、こんな簡単に愛理と付き合っていいのかなって・・・。そう思うと気持ちを言えなかった。」 舞美ちゃんが私をぎゅっと抱きしめた。 私はそれを全身で受け止めた。 「でも、どう考えても愛理が・・・好き。」 今まで目の前にあっても手に入らなくて、でもずっと欲しくて仕方なかったものが、手に入った瞬間。 今まで待ち続けて、心に閉まっていた気持ちとかそういうもの全部が、私の体中にあっという間に広がっていった。
41 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 02:17:50.41 0
「私で、いいの?」 震えた声で私が聞くと「愛理じゃなきゃダメだよ」って幸せそうに笑うから。 もう、止められない。 私は舞美ちゃんの全てに触れて、心の中まで入り込んで触れて。 切なげに、だけど幸せそうに笑う舞美ちゃんが愛おしくて。 何度も何度も触れた。 全部、全部、私の舞美ちゃんだってわからせるように。
42 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 02:20:50.14 0
州´・ v ・)<舞美ちゃんは私の! そしてスレ立てありがとうございました! 空気読まずに更新・・・失礼致しました
43 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 02:32:44.37 O
うわお!さすがサタデーナイト! 大好きなシリーズが二つも見れるなんて!
44 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 04:20:49.92 O
2つの作品続けて読んだら興奮して眠れなくなったw 愛理は私のものって証拠に舞美にキスマークいっぱいつけてたらいい
45 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 07:29:53.67 O
桜さん今日(明日?)の更新はないのか残念だな
46 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 07:43:39.54 O
愛理を待たせてた分ガーッと幸せにしてやってくれ舞美!!
47 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 09:54:02.17 O
愛理16歳の誕生日にプロポーズしようと誓う舞美 今から緊張でそわそわ落ち着かない舞美
48 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 09:56:53.87 0
仙台からおはようやじすず ライブ中もふたりがアイコンタクトしたりしてるの見てると幸せな気分だよ 作者さん毎度おつです 規制解除されて一気にかつての勢いが戻って住人として嬉しいよ
49 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 11:59:15.65 0
仙台いいなあ 俺は家で妄想してるわ
50 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 12:35:58.58 0
>>49 リl|*´∀`l|<あたしのブログでも見てて
51 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 13:03:28.42 0
52 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 13:09:14.85 O
誕生日に可哀想w 真野ちゃん誕生日祝ってるのみてまた嫉妬しそうだな
53 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 13:20:19.02 0
愛理大人気ないよw 1枚目の写真見て舞美の腕の長さにビックリ 愛理サイズは余裕で収まるな
54 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 13:30:26.35 0
州#`ФДФ) このAA初めてみたw 作った職人さんすごいw
55 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 13:40:13.97 O
いつも笑顔でふにゃふにゃしてる鈴木さんが突然こんな顔になったら真野ちゃんはびびりまくるだろうなw いくら4つも年下でも州#`ФДФ)は怖い
56 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 14:41:46.00 O
でもラブコメの相手役(男)に同じ人選ぶくらい気が合うよなw
57 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 15:49:10.07 O
58 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 15:54:49.48 0
59 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 16:17:11.31 0
60 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 16:18:56.35 O
ほんとだw これは真野ちゃんじゃなくても泣くw
61 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 16:21:52.90 O
チャキ理怖いよチャキ理
62 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 16:24:37.69 0
63 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 16:31:12.43 O
やめてずるいwwwww
64 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 16:33:20.72 O
これから愛理を見るたびチャッキーが浮かびそうw
65 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 18:05:33.97 O
从*・ゥ・从<チャッキーだろうがなんだろうが愛理が大好きだよ!
66 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 18:50:43.93 O
まぁ舞美の前でチャッキーになることはないだろうけどなw
67 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 19:33:19.57 O
ギズモ(グレムリン)にも見えるw 12時以降にキスしたり髪撫でたりすると…
68 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 19:56:04.72 0
保全代わりにチャッキーを上げてみたんだが思いがけずたくさん反応があって嬉しかったが 愛理にはごめんよw ここまで黒いとは思ってないからw 州`・ v ・)<プンプン 小説のかわいい愛理で帳消しにしてもらう意味でも続きを楽しみにしてます作者さんたち
69 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 20:36:28.59 O
シリーズ2つとも愛理はかわいい場面じゃないなw 誕生日小説にも期待
70 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 22:24:49.55 0
梅栞ブログのせいで落ちそう
71 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 22:43:44.57 O
落ちてもいいぐらい嬉しいよ また立てればいいんだし つかこのスレ好きだから絶対立てる
72 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 23:01:29.86 0
愛理の誕生日まであと1時間
俺は梅さんのブログは最高に嬉しかったが栞菜のは複雑だ
一応一般人なんだし裏を勘ぐってしまうというか上手く言えないが
>>71 落ちてもいいとか言われると保全してたのが空しいね寝るわ
74 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 23:18:54.06 O
なんというネガティブ思考… 早起きすれば気持ちも上向くさ!おやすみ
75 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 23:19:18.90 0
76 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 23:19:54.43 O
>>73 素直にまだ連絡を取り合ってたことを喜んだらいいじゃないか
明日は愛理の誕生日なんだし気にせずいこう
77 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 23:24:49.77 O
>>75 思ったより怖っ!wごめん愛理!
12時以降にキスすると絶倫になる愛理とか想像してた
78 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 23:27:17.40 O
>>75 州#`ФДФ)になったら平気で舞美泣かせそうだなw
79 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 23:31:23.28 0
>>76 73ではないが同意するよ
勘ぐろうとすればいくらでもできる
でも素直に喜べる単純さがこんな時は幸せだと思う
俺単純で良かったw
80 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 23:38:26.22 O
なぁそろそろかんなの話はやめようぜ 色んな考え方の人がいるだろうけどとにかくスレ違いだし
81 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 23:38:56.55 O
こればっかりは嬉しい以外の何事でもない 愛理の誕生日前日に嬉しいハプニングだったなーくらいに思うわw 梅さんらしいし、栞菜のあの表情がやっぱり好きだ つか愛理の生誕書いてみた 駄作だけど投下したいんだが携帯しか使えないから困った
82 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 23:39:12.19 0
>>77 州´・ v ・)<絶倫は365日24時間です♪
从;・ゥ・从<・・・(コ、コンビニ?)
てか愛理生誕まで1時間切ったのにグレムリン貼ってる場合じゃないぞ俺!w
だれか可愛い祝福モードに変えてくれー!w
83 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 23:43:24.80 O
84 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 23:44:19.40 O
>>81 パソからメールで携帯へ転送
本文をコピーして貼る
※この際の注意点
メアドが合ってるか何度も確認
85 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 23:47:42.86 O
同じく携帯しか使えないけど愛理の誕生日だし何か書こうかな
>>84 間違えて友達に送ったことあるw
86 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 23:47:48.52 O
>>84 サンキュー
しかしPCが使える状況にいない
大まかな内容覚えてるし短いから携帯でちゃっちゃと書き直すわw
ありがとう
87 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 23:48:17.98 O
愛理は起きてるかな
88 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 23:49:38.14 O
>>85 相手がせめてヲタバレしてる友人であったことを祈っとくw
89 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 23:53:18.03 O
从*・ゥ・从<そ、そろそろカウントダウンの準備をしないと
90 :
名無し募集中。。。 :2010/04/11(日) 23:58:35.23 O
ぶっちゃけ愛理は寝てると思うけど 朝イチでだれからいつメール来てるかチェックするだろうな 州´・ v ・)<舞美ちゃんは… この続きは皆さんで適当にw
91 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 00:09:07.52 O
愛理おめ! あとで投下するよ! 州´・ v ・)<舞美ちゃんからメールこないなぁ 从 ・ゥ・从<誕生日まであと一時間! 時間を見間違える舞美
92 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 00:09:41.69 O
愛理おめでとう 更新されていた素晴らしい小説を読みながら愛理の誕生日を祝えて嬉しい
現&元どのメンバーも好きで当然みたいな雰囲気はやめてくれ
94 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 00:12:46.24 0
愛理16歳おめ! 毎度ROMで申し訳ないけどいつも楽しみに読ませて貰ってます 今日を迎えて初の小説はどんなかな…
95 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 00:13:15.74 0
96 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 00:13:18.71 O
愛理おめ!
97 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 00:13:30.17 O
愛理おめでとううう これからも愛理と舞美が毎日抱き合えますように
98 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 00:21:44.70 O
朝を楽しみにしてる 投下されてますように
99 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 00:23:01.28 O
>>86 だけど、投下します
携帯からだからどっか変かも
100 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 00:24:45.46 O
ふと目を覚ますと、カーテンの隙間から見える外はまだ薄暗かった。 腕の中にはすうすうと小さく寝息を漏らす愛理が収まっている。 その寝顔があまりに可愛くて私はつい頬が緩んでしまった。 こんなに無防備な愛理を見れるのは自分だけだと考えると、すごく嬉しいのと優越感を感じる。 愛理も私も衣服は身につけておらず、薄暗い空間の中に愛理の肌の白さが一際浮いて見えた。 ベッドサイドにある目覚まし時計に目をやる。 針は4時過ぎを指している。 そっか、あのまま寝ちゃったんだっけ… 寝起きの頭を回転させてほんの数時間前の出来事を思い出す。 バースデーイブだもん、なんて言って愛理が私の家に泊まりに来て。 付き合っているわけだから、当然夜はそういうことになって…。 日付が変わる瞬間すら行為に夢中になっていたんだと思う。 どこに触れてもどこにキスをしても愛理は逐一可愛い反応を返すものだから、 夢中になりすぎてしまうんだ。 でもそのせいで愛理が16歳を迎える瞬間に気づかなかったなんて、我ながら間抜けでちょっと情けない。
101 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 00:26:38.48 O
おめでとうって気持ちと愛しさを込めて、少し乱れた前髪から見えるおでこに口づける。 それだけじゃ足りなくて、瞼や頬にも唇を落とす。 まだ寝かせてあげたい、だけど起きてほしい。 心の中で葛藤しながら愛理をじっと見つめていると、不意にもぞもぞと愛理が身じろぎして薄く目を開けた。 「んー…」 眠そうにとろんとしていて、また今にも閉じてしまいそうな目が私をとらえる。 まだ寝てていいよ、と髪を梳くように撫でてあげると、私の胸に擦り寄るようにぎゅっと抱きついてきた。 まるで子犬や子猫みたい。 「もう、誕生日、なった?」 寝ぼけてるのか途切れ途切れで尋ねられる。 寝起きだからか少し声が掠れている。 「うん。誕生日おめでとう」 「ありがと…舞美ちゃんに、ちょっと近づいたね」 「え?」 「2月までは、二歳しか離れてないもん」
102 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 00:28:29.24 O
だから嬉しいよ、って、そう言って胸元でふにゃふにゃ笑ってる愛理。 年齢差なんて、気にしなくていいのに。 でもそんな愛理が健気で、すごく愛しい。 「好きだよ、愛理」 「わたしも…」 寝ぼけて力が入らない腕で精一杯抱きついてくる愛理を腕の中にぎゅっと閉じ込めて、 私は幸せと愛しさをかみ締める。 「まだ時間あるから寝ていいよ。愛理今日学校じゃん」 「ん…」 再び眠りにつこうとする愛理を促し、寝やすいように少しだけ腕の力を緩めた。 すると胸元からぼそぼそと寝言のような声が聞こえ、思わず「なあに?」と聞き返した。 「舞美ちゃんのお嫁さん、なりたいな…」 本当に本当に小さな声で、でも確かにそう聞こえた。 そういえばこの間舞ちゃんや千聖に、16歳って結婚出来る年齢じゃんとかからかわれてたっけ。
103 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 00:30:21.83 O
どうしよう、嬉しい。 もちろん本当に結婚が出来るわけじゃないのはわかってる。 それはきっと愛理も同じこと。 だけど、その言葉だけでどうしようもなく嬉しくて舞い上がってしまう私は、 もうどうしようもないくらい愛理に溺れているのかもしれない。 「ずっと、そばにいるよ」 私をドキドキさせるだけさせてまた眠りの世界に入ってしまった愛理の髪を撫でながら囁く。 朝になったら改めて「おめでとう」って言って、キスをして、誕生日プレゼントを渡そう。 この日の為に悩みに悩んで、だけどどうしてもあげたいと思った、お揃いの指輪。 もしも、左手の薬指にはめて、って言ったら愛理はどんな顔するかな。 喜んでくれたら、いいな。
104 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 00:32:19.49 O
お粗末さまです 自分はまた他の作者さん達の小説をwktkしながら待つ作業に戻るよ 从*・ゥ・从<愛理おめでとう
105 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 00:33:33.57 O
きゃわああああ!
106 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 00:34:48.02 0
うわああああ!ありがとうございます! いろいろな作者さん達の小説、同じくwktkしながら待ってます!! 自分もタイミング見てうpします!!
107 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 00:45:38.81 0
つーか舞美はなっきぃとの方がずっと仲いいわけだが・・・
108 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 00:47:31.74 O
きたぁああああ〜 ありがとう 本当にありがとうw いいわぁ〜かわいすぎる
109 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 01:02:38.74 0
110 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 01:22:31.93 O
愛理の眠そうな目に弱い俺
111 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 01:30:06.31 0
祝い酒で頭がふわふわしながら読むやじすずは格別だな ただ書く方が進まないんだけど
112 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 01:40:05.42 0
同じく祝い酒で頭がふわふわしながら更新ですw 桜シリーズ行きます!
113 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 01:41:49.42 0
「愛理の誕生日、泊まりに行ってもいい?」 学校が始まってなかなか会えなくて、それまであんな風に毎日のように会えていたのが夢にさえ思える。 付き合うようになって、まともに会った事はまだない。 だから頑張って早起きして、あの公園に行くようにはしてた。してたんだけど、やっぱりまだ慣れない生活の疲れが眠りをより深くさせていた。 なんとか公園に行けても、その後にお互い学校があるから、あまり長くゆっくりと話す事は出来なかった。 だから、泊まりに来てくれるのが嬉しくて仕方なかった。待ち遠しくって、誕生日とかそういうのどうでもよくて。 こうして電話をするのだってすごく嬉しいんだけど。ただ、舞美ちゃんに会いたかった。 会って、ぬくもりやにおいに触れたかった。 誕生日は平日。その前の土日だったらもっとゆっくり出来るって言ったんだけど、舞美ちゃんはそれを拒否する。 「だって、誕生日を祝いたいんだもん。」 嬉しくて、幸せで、いいんだろうか。 胸の奥が激しく熱いのではなく、じんわりとあったかくなる。 電話の向こうで舞美ちゃんが優しく笑ってくれているのが浮かんできた。 「愛理のお家には迷惑かもしれないけど・・・愛理の誕生日に愛理が家にいないと家族のみんな、がっかりしちゃうもんね。」 こうして、誰よりも私の事を考えてくれる舞美ちゃんの優しさがすごく心地よくって、大好き。 「じゃあ、12日ね。」 「うん!楽しみにしてるね。」 お母さんにごちそうおねだりしなきゃ。後は・・・学校終わったらすぐ帰ってこなきゃ。 心が弾むってこういう事を言うんだって思うと、寝る支度をする動作までもが弾んでいるようだった。
114 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 01:42:45.67 0
当日、学校が終わって一番に教室を飛び出した。 廊下は走っちゃいけない、いつもだったらルールに従う私も、今日ばかりは守れない。 靴を履こうとしたら、慌てすぎてうまく履けない。履きながら私は学校を飛び出した。 早く、会いたい。 風の中に春のにおいを感じながら、私は走った。 こんな事だったら、舞美ちゃんと一緒に走っておけばよかったと思った。思ったよりもスピードが出ない、だけど必死に走った。 舞美ちゃんほどじゃないけど、汗だくになっちゃって家に着いたらすぐにシャワーを浴びようと玄関に飛び込んだ。 「ただいまー!!」 靴を脱ごうとして、ふと家族以外の靴を見つけた。 誰か来てるのかな・・・と思ってリビングに行くと・・・。 ずっと、ずっと会いたかった舞美ちゃんが、いた。 お母さんと談笑していたのか、私に気がついた舞美ちゃんはふわりと笑顔になる。 「おかえりー。」 「たっ、ただいまっ。」 ああ、こんな汗だくなのに・・・どうして舞美ちゃん、いるの? 嬉しいけど・・・嬉しいんだけど。せっかくの誕生日だから少しかわいい姿見せたかったのに。 でもきっとそんな事気にしてないんだろう。舞美ちゃんはすっと立ち上がって「部屋に行こうか?」って私の肩に手を回す。 お母さんがいるのが何だか恥ずかしくって、私は足早に部屋に入った。
115 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 01:43:49.95 0
部屋に入ると、舞美ちゃんが私を見て止まっていた。 「どうしたの?」 「愛理の制服姿、やっぱかわいい。」 そう言われた途端、素直に顔が真っ赤になる。片想いでも両想いになっても、やっぱりそんな事言われたら恥ずかしくて・・・嬉しい。 舞美ちゃんは私を腕の中に引き寄せた。久しぶりの舞美ちゃんのにおいが切ないくらいに私の心を動かす。 ずっとずっと感じたかった。 舞美ちゃんの背中に腕を回すと、同じように返って来る力が嬉しくって、もっともっと引き寄せて・・・。 「だ、だめっ。」 思わず舞美ちゃんを突き離した。忘れてた。私、今すごく汗くさい・・・。 舞美ちゃんは私に突き離されて、驚いた表情からひどく寂しそうな表情に変わった。 「違くて・・・。あの、汗くさいし・・・。」 そう言うと、舞美ちゃんは「なーんだ。」って笑った。 舞美ちゃんは笑うけど・・・これも乙女COCORO。汗くさいの恥ずかしい。 「だって、愛理。いつも私が走った後に汗のにおいしても嫌じゃないって言うでしょ?」 「舞美ちゃんのは嫌じゃない。」 「だったら、私も同じだよ?」 ふと思う。片想いから始まった恋。それに悲しくも慣れてしまっていたんだろうか。 「愛理。来て?」 両手を広げて嬉しそうに、だけど恥ずかしそうに笑う舞美ちゃんの腕に、私は思いっきり飛びついた。
116 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 01:44:43.78 0
「ねぇ、制服・・・脱がせたい。」 「えっ?」 やっぱり舞美ちゃん、そーいう趣味あるんじゃないかと、思う。 舞美ちゃんが私の答えを聞かずに、するりと舞美ちゃんから貰ったタイを外す。 そして、胸のホックに手をかけて・・・。 「す、すとっぷ!」 慌ててその手を掴む。 舞美ちゃんがちょっと・・・寂しそうな顔して私を見る。 そういう顔、ずるいなぁ・・・続きさせてあげたくなっちゃう。 だけど、急にハッとした顔をして顔を真っ赤にして、舞美ちゃんが慌てて手を引っ込めた。 「あ・・・ごめん。っていうか。ごめん。」 舞美ちゃん、もしかして無意識だった?なんかすごくかわいい。どうしよう。 慌てたように、私から離れてくるっと回転して背を向ける。 「見ないから・・・着替えていいよ。」 あまりにかわいくって、私はその背中に抱きついた。 「あ、愛理っ。」 「えへへ。舞美ちゃん、大好き。」 背中越しに熱が伝わる。私、幸せだ。今、すごく。
117 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 01:45:43.28 0
結局そのままシャワーを浴びて、家族と舞美ちゃんと食事をした。 いつもより豪華なご馳走と、舞美ちゃんと一緒に食事をしてるという事で、幸せな顔になる。 そんな私を見て「愛理のおいしい顔、かわいい。」って家族の前で言うから、ホントに恥ずかしい。でもそういうのさらっと言っちゃうのが舞美ちゃんらしくて嬉しかった。 わいわいみんなでご飯を食べ終えた後に、デザートが出てきた。 お母さんが今まで作ったのを見た事がないものだった。でも明らかに手作り。 それをスプーンですくって、口に入れた。何故かお母さんと舞美ちゃんが私が食べる姿を凝視してる。 もしかしてもしかして。なんかヘンなもの入ってる、とか? そういえば、舞美ちゃん・・・砂糖にご飯かけられても気づかない事があったとか言ってたなぁ。 そう思って食べてみたけど・・・普通にというか、とてもおいしい。 「どう?」 「おいし、い。」 そう言うと、お母さんと舞美ちゃんが嬉しそうに笑う。 「え?何?」 やっぱりヘンなもの入ってる? もう1度、口に運んで口の中でゆっくりと味わってみたけど・・・やっぱりおいしい。 「それね、舞美ちゃんが家に早く来て作ったんだよ。」 「えっ?」 隣に座ってる舞美ちゃんを見た。安心したように笑って私を見てる。 舞美ちゃんと付き合ってはいても、まだまだ知りあって日が浅いし、知らない事が多い。 まさか、私の為にこんな風に作ってくれるだなんて思いもしなかった。 「舞美ちゃん、おいしい。」 私は次々にクリームブリュレを口に運んだ。甘くて優しくて真っ直ぐで、そして不器用な味がした。
118 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 01:46:42.30 0
デザートを食べ終えて、私はまたシャワーを浴びて、舞美ちゃんもシャワーを浴びた。 ドライヤーで髪を乾かしていたら、舞美ちゃんがタオルを首にかけたまま私の後ろに立った。 「乾かしてあげる。」 私の手からドライヤーを取り上げると、舞美ちゃんが私の髪を乾かし始めた。 鼻歌を歌いながら、優しくするすると私の髪に触れる。それが気持ちよくって思わず目を閉じた。 「愛理の髪、綺麗。」 目を開けると、愛おしそうに髪の先を触っている舞美ちゃんがいた。 そう言えば、舞美ちゃんだってすごく髪が長かった。 「舞美ちゃんは、どうして髪切ったの?」 その私の言葉に、舞美ちゃんの瞳が揺れた。 それで気がついてしまった。どうしてわからなかったんだろう・・・心がぎゅうって握りつぶされたみたいに、痛み出す。 それは、あの人のせい、なんだろう。 鏡越しの舞美ちゃんは静かに目を伏せた。 ごめんなさい。その質問の答えはいらないよって言えたらどんなにお互い楽だろう。だけどもう取り消す事も出来ない。 「髪切って、諦めようとしたから。」 ウソをつけないから。ホントに不器用だよね、舞美ちゃん。 気分転換とか、切りたくなっただけとか、言おうと思えば理由なんてたくさんあるのに・・・。
119 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 01:47:42.32 0
私は立ち上がって、舞美ちゃんを抱きしめようとした。 だけどそれより早く、舞美ちゃんの腕が私のカラダに伸びてきて、後ろから抱きしめられた。 「でもね、今は愛理が好きだから。ちゃんと、好きだから。」 うん、わかってる・・・ごめんなさい。だから、そんなに切なくて苦しい声・・・出さないで・・・。 そんな事言わせたかったわけじゃない・・・。 首だけで舞美ちゃんに振り返った。至近距離で目が合う。 吸い込まれるように唇を重ねた。 全部全部、受け止めるから、どうか・・・そんなに苦しまないで。 想いを込めて、私は舞美ちゃんの唇に触れた。苦しそうな声が漏れて止まらない。 そのまま体を回転させて、向き合ってそれでも唇を離さなかった。離したくなかった。 そうしているうちに、苦しくなったのか舞美ちゃんが唇を離した。 部屋にはお互いに乱れた呼吸の音しかしない。見つめ合ったまま、呼吸を整える。 「舞美ちゃん。好き。」 何度しただろう告白をすると、息を乱したままで微笑む舞美ちゃんの全てが欲しくて、私はまた愛おしい唇に口づけた。 触れる度にどんどん触れたくなっていく衝動。止まれなくなる衝動。 そして、もっともっと触れたくなる衝動。 この前の行為を思い出した。するとカラダの熱が一気に上がった。 髪がまだ半乾きだとか、まだまだゆったりとお話したいだとか、そういうのが全部、一気に吹っ飛んだ。 首筋に唇を落とすと、塞がれていない口から声が漏れた。 そのまま唇でなぞるように鎖骨に触れようとして、舞美ちゃんが体を引いた。 「この前はしてくれたから・・・今日は私が、したい。」
120 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 01:51:32.81 O
規制に引っかかりましたw 今日中にはちゃんと更新します! 他の小説もAAも楽しみにしてます!
121 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 01:53:55.01 0
連投規制uzeeee!! 何とかならないものか
122 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 01:57:38.27 O
作者さん乙です!! いいとこなのに規制つらいっすね
123 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 01:58:19.82 O
乙です 連投規制って毎時0分に解除されるんじゃなかった?
124 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 02:01:00.90 O
解除早くー この続き読むまで寝ないw
125 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 02:02:30.90 0
私はいつも触れたいと思っていた。それは片想いの時も、そして両想いになった今も。 舞美ちゃんが私の手を引いてベッドに寝かせた。 私に跨って恥ずかしそうに一瞬笑った後、唇が重なった。 舞美ちゃんの手が、私の頬に触れ、そして首筋に触れ、そして胸に触れた。 自分でも信じられないような甘い声が出て恥ずかしい。 必死に声を出さないようにって思うけれど、そんな思考はホントはもう持っていない。 そのくらい、舞美ちゃんに触れられるところに神経が行っていた。 パジャマの隙間から舞美ちゃんの手が入り込んで、ゆっくりとお腹から上に動く。 そして、胸のところで1度止まる。閉じていた目を開けると、舞美ちゃんはふんわりと笑った。 「愛理、緊張しすぎ。」 だけどそう言う舞美ちゃんも緊張していた。微かに手が震えてる。 それがなんだかおかしくって、少しだけ緊張が解れた。 そんな私の表情を確認して、舞美ちゃんの手が再び動き始めた。 胸の先に舞美ちゃんの手が触れた瞬間、今までにない刺激が体中に走った。 「愛理、愛理」って何度も耳元で名前を呼ばれた。 触れられているところだけじゃなくて、カラダも心も舞美ちゃんを感じていた。 カラダの熱がどんどん上がっていく。背中が反って腰のあたりがもぞもぞと動く。 それが恥ずかしくて我慢しようとしても、舞美ちゃんに触れられると我慢なんて出来なかった。 思わず漏れた声が、思わず反応するカラダが、思わず込み上げる感情が。 全てが好きだという想いだと思うと、涙が出るくらい嬉しかった。 舞美ちゃんが好きだ。 触れられるという初めての喜びが、カラダ全体に広がる。
126 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 02:03:50.07 0
舞美ちゃんの手が、私のふとももに触れた。ぴくん、とカラダが震えた。 そのまま、ゆっくりと舞美ちゃんの手がそこに触れた。それで自分のそこが濡れている事を知った。 その手が少し上にずれて、膨らんだところに触れた時、今までで1番の刺激がカラダを走った。 舞美ちゃんの手の動きに合わせて、私の腰が動いた。意識的に動いているわけではない。感じるままに動く。 「愛理。」耳元に唇を当てて囁かれる。声が掠れてた。 舞美ちゃんの名を呼びたくても、出てくるのは乱れた甘い声。 動きが早くなっていくにつれて、私の動きも早くなる。 「愛理。好き。」 この言葉に心が震えた。同時にカラダも震えた。 心と体が繋がっているってこういう事を言うのかもしれないと思う。 私は舞美ちゃんにぎゅうっとしがみついた。痛いくらい力を入れたかもしれない。だけど、それを思う余裕もなかった。 一気に登りつめて行ったカラダの熱が放出され、私はそのまま舞美ちゃんに抱きしめられた。 息が整わなくって肩で息をしていると、それをなだめるように優しく背中をさすってくれる。 急に恥ずかしくなって、舞美ちゃんのカラダに抱きつくと頭を撫でられた。 「愛理、かわいかった。」 そんな事ない、ぶんぶん首を横に振ったけど「かわいい」ってまた耳元で囁かれて、顔が熱くなる。 まともに舞美ちゃんの顔を見るのが恥ずかしくって俯いてたら、顔を上げられた。 舞美ちゃんの顔もまた赤く染まっていた。それがなんだか嬉しい。 「舞美ちゃん、好き。」 どうして好きという言葉でしか伝えられないんだろうともどかしく思う。 もっと、心の内を伝えられたらいいのに。だけどそれじゃきっと、こんな愛おしい気持ちにならないのかもしれない。 目の前で顔を赤くして微笑んでくれる、この人が好きで好きでたまらない。 たまらなく、愛しい。
127 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 02:05:15.81 0
「今度は、制服脱がしたいなぁ。」 ベッドの中で抱き合いながら、ぼそりと舞美ちゃんがそんな事を呟いた。 「舞美ちゃん、ホントは私が好きなんじゃなくて高校生が好きなんじゃないの?」 怒ったフリして、腕の中から抜け出して背中を向けた。案の定、舞美ちゃんは慌てて「ち、違うってば!」とか言ってる。 この前から制服制服って言うから・・・ちょっと意地悪。だって、制服フェチって・・・なんか・・・その・・・いやらしいっていうか・・・。 「違くて・・・愛理がかわいいから、だよ・・・。」 背中から抱きしめられる。足が絡められる。 振り返ったら、しょんぼりしてる舞美ちゃんがかわいくて、意地悪しちゃった事を少し後悔する。 「今度、ね。」 そう言うと、舞美ちゃんの目がキラキラ輝いて、何度もうんうんって頷く。 やっぱりそういう趣味、あるのかな・・・。でも、嬉しそうだからいいよって思っちゃうなんて、そうとう重症だと思う。 舞美ちゃんだから・・・するんだからね。 そう言う代わりに口づけた。 「あっ。」 舞美ちゃんが急に声を出して、唇を離す。 どうしたのかなって思ってたら、テーブルに置いてあった携帯に手を伸ばした。すぐにパタンと携帯を閉じると、舞美ちゃんがふんわり微笑んだ。 「誕生日、あと1分で終わっちゃう。」 今年は舞美ちゃんと一緒にいられて幸せだった。これからもずーっと一緒に祝っていきたい。 来年も、再来年も・・・ずーっと。
128 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 02:07:55.91 0
たいした内容の続きじゃなくてすみません!
>>123 さんありがとう!続きが一気に書けてすっきりしました!
桜シリーズは両想いになって一区切りついたカンジです。
でも、何か書けたら両想い後のふたりも書いたり出来たらいいなーと思います。
その他も今まで通り書いていきます!
从 ・ゥ・从<愛理おめでとう!大好き!
129 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 02:09:27.33 O
おいいいぃ これからって時に寸止め…wkwkして待ってる♪
130 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 02:13:07.74 O
リロードしたら最後まできてたW だいぶ酔いが廻ってるな 作者さん乙です
131 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 02:14:12.22 0
制服wktk
132 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 02:17:23.32 O
>>128 いえいえ
自分も引っかかった時に教わったもんでw
乙でした
制服を喜々として脱がす舞美も見たいw
133 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 02:21:31.13 O
乙です! 愛理の誕生日に素敵な小説が読めて嬉しいです …次は制服プレーですね、わかりますw
134 :
桜作者 :2010/04/12(月) 02:27:44.91 0
制服需要が多いですねww 制服に萌える舞美は書いてて思いついただけで、最初の設定にはなかったものでしたw 次は制服プレーですかねw でも、エロを妄想するのは得意ですが、エロ書くのは苦手な残念な作者です。 実は今日のエロは今まで書いた中で1番のエロw
135 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 03:04:12.99 O
この流れに便乗していきます 携帯からなので改行等ミスってたらすみません
136 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 03:06:29.41 O
16歳になる時は、舞美ちゃんと一緒にいたい。 そう言って、愛理は誕生日の前日からうちに泊まりに来た。 愛理が16歳になる瞬間を一緒に迎えられるのは嬉しいんだけど、あたしは少しだけ緊張していた。 きっと、今日もそういう行為をすることになるだろう。 したくないわけじゃないけど、0時を過ぎてからの愛理とそういう行為をするのには、ちょっとだけ覚悟がいる。 なんでかはわからないけど、0時を過ぎると愛理はすごいんだ。 いつもの愛理からは想像が出来ないぐらい、激しいというか、なんというか…。 「舞美ちゃん?」 「ん?」 「寝ちゃダメだよ?」 「寝ないよ。愛理こそ、頑張って」 「うん…」 こんなに可愛いのになぁ…。 あたし達はベッドの中で0時になるのを待っていた。 0時になったらおめでとうって言ってキスをするんだ。 あたしはそう考えているけど、愛理はうとうとしていて今にも寝てしまいそうだった。 「愛理、もうすぐだよ」 「んー…」 携帯の時計が0時になったのを確認して、あたしはそっと愛理の耳元に口を寄せた。 「誕生日おめでとう、愛理」 「…もう誕生日になったの?」 「なったよ」 まだ寝ぼけている愛理を抱き締めて、あたしは愛理の頬にキスをした。 愛理に近付くと、もっと近付きたくなる。
137 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 03:08:39.38 O
あたしは唇を頬から口に移して、さっきより長くキスをした。 「ん…もっとぉ…」 唇を離すと、愛理がもっとって言いながらくっついてくる。 そんなことされたら、もうあたし止まれないよ? 夢中で愛理にキスをしていたあたしは、0時を過ぎていることなんてすっかり忘れてしまっていた。 「っ…ん!」 キスをしながら愛理の手があたしのわき腹を撫でる。 その隙をついて、愛理の舌が侵入してくる。 「んっ…ふ…っ」 さっきまで寝ぼけていたとは思えない程、愛理の舌は確実にあたしの弱いところを攻めてくる。 舌を絡め取られ、歯列をなぞられ、身体中に電気が走るような感覚に襲われる。 気付いたら愛理があたしの上にいて、いつの間にかあたしの手は愛理の手で抑えられていた。 「舞美ちゃんかわいい」 愛理の手がTシャツをめくって、どんどん上に上ってくる。 その間も、愛理はあたしの首や耳を舐めたり噛んだりするのを忘れない。 次から次へと襲い掛かってくる感覚に、あたしはどうにかなりそうだった。 「舞美ちゃんがプレゼントになってくれるんでしょ?」 「ん…っ」 胸を撫でながら、愛理は耳元でそっと呟く。 その時に耳にかかる吐息でさえ、あたしをおかしくさせる。
138 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 03:11:30.95 O
もう、何も考えられなかった。 今わかるのは、0時を過ぎた愛理にスイッチが入っちゃったってことだけだった。 「もっといっぱいプレゼントちょうだい」 そう言ったと思ったら、愛理は胸の先端を口に含んで舐め始めた。 シーツを握る手に力が入る。 息が乱れて、あたしはその感覚に飲まれないように必死で堪えた。 「舞美ちゃん、気持ちいいの?」 「や、だ…っ、あいり…!」 吸ったり噛んだりする合間に、愛理があたしに喋りかける。 気持ち良すぎて、あたしは愛理の質問に答えられなかった。 それどころか、咄嗟に出たのは「やだ」という言葉で、言ってからあたしはしまったと思った。 「嫌なの?そんなに気持ち良さそうなのに?」 愛理はもう片方の胸を手で触りながら、あたしにそう問い掛ける。 嫌じゃない。 そう言いたかったけど、何を言っても言葉にならない気がして、あたしはぐっと快感に耐えていた。 「嫌ならもうしない」 あたしが何も言えずにいると、愛理はそう言ってあたしから離れてしまった。 「嫌じゃ、ない、よ」 乱れた呼吸を整えながら、あたしは愛理を見上げる。 愛理は不満そうな顔をして、あたしを見下ろしていた。 たぶん、今夜は長くなる。 頭のどこかであたしはそんなことを思った。
139 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 03:13:24.48 O
「でも、今やだって言った」 「ごめん…」 「舞美ちゃんには、おしおきが必要だね」 愛理はそう言うと、いきなりあたしの大事な部分に触れた。 「あっ!だめ!愛理!」 乱暴にそこを撫でられ、あたしは声を抑える余裕も与えられなかった。 愛理の手の動きに合わせて声が洩れる。 愛理にしがみつくと、快感がさらに大きくなった。 「も…っ、だめ…!」 あたしが達しそうになった瞬間、愛理は手を動かすのをやめてしまった。 「え…」 「やっぱり舞美ちゃんかわいい」 愛理はそう言って嬉しそうに笑った。 だけど、あたしにはそんな余裕はなかった。 愛理が手を止めた今も、勝手に腰が動いてしまうぐらいだ。 早くなんとかしてほしかった。 「愛理ぃ…」 「なに?」 「お願い…」 「仕方ないなぁ」 愛理はそう言って、あたしにキスをした。 そのキスはすごく優しくて、すごく心地よかった。
140 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 03:15:17.89 O
あれ、もう、いつもの愛理に戻ってる…? 「いくよ、舞美ちゃん」 あたしがぼーっとキスの感触に浸っていると、愛理はまた一気にあたしを攻め立てた。 声が我慢出来ない。 腰も愛理の手に合わせるように動いて止まらない。 気持ち良過ぎて、あたしの目から涙がこぼれた。 「舞美ちゃん、好きだよ」 耳元でそう囁かれて、あたしは夢中で愛理の名前を呼んだ。
141 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 03:16:24.02 O
そして、達する瞬間にぎゅっと愛理の身体を抱き締めた。 「舞美ちゃん、大丈夫…?」 「ん…だいじょうぶ、だよ」 あたしはいつも以上に眉を下げている愛理を安心させたくて、あたしはそう言って笑った。 それを聞いてほっとしたのか、愛理はよかったぁと言いながらあたしに抱き着いた。 「急にいじわるするからびっくりした…」 「ごめんね…。なんか舞美ちゃんといるとおかしくなっちゃう…」 「いいよ。あたしもやだって言っちゃってごめんね」 そう言いながら愛理の頭を撫でると、愛理は嬉しそうな顔をした。 「一生、大切にするよ」 「え?」 「舞美ちゃんからのプレゼント、一生大切にする」 「愛理…」 愛理は自分で言ってから恥ずかしくなったのか、あたしの胸に辺りに頭を押し付けてしがみついてくる。 愛理の言葉が嬉しくて、愛理の一挙一動が愛しくて、あたしは大切なものを扱うように優しく愛理を抱き締めた。 「あたしも、ずっと愛理のそばにいるよ」 耳元でそう囁いたら、愛理が「嬉しいけど恥ずかしいよぉ」と呟いた。 愛理、生まれてきてくれてありがとう。 そんな思いを込めながら、あたしは愛理の頭にそっとキスをした。
142 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 03:18:13.81 O
州#`ФДФ)モードの愛理が書きたかったんだけど誕生日だしちょっと自重しましたw 愛理誕生日おめでとう!
143 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 03:20:11.05 0
ちょw 州#`ФДФ)だったらムード台無しだからこれくらいが良い
144 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 03:58:38.81 O
聖誕だから州#`ФДФ)が許されるってのもあると思うw
145 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 06:49:34.43 O
遅ればせながら愛理おめ! 寝て起きたらいろんな小説読めてすごい幸せ 作者さんたちありがとう
146 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 08:07:16.61 O
馴れ合いとのぼせた作者だけのつまらんスレになったな
147 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 08:40:19.75 O
それもまたよし
148 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 08:47:23.22 O
舞美の制服大好きが加速してるw ほどいたタイの利用方法を密かに考えててほしいw
149 :
名無し募集中。。 :2010/04/12(月) 08:59:28.79 O
そっくりそのままやり返されそうだなw
150 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 10:20:44.21 0
唇を重ねて感触を十分に堪能したかと思えば舌で唇をこじ開けられた。 舌を、唇を、上顎を丹念に舐めてあたしの意識を絡め獲る。 されるがままの愛理のペースに少しだけおびえて身体が固まりそうになると 愛理はすごく優しいキスに変えた。 それからあたしの手を握り、徐々にまたキスを深めていく。 ときおり急いたような素振りをするのにそのたびに自分を抑えているようだった。 加速するとブレーキはききにくくなる、だから、加速しすぎないように。 あたしのことがほしいのにあたしが怖がらないように抑えているのがわかって、胸の奥がきゅう、となった。 繋がっている粘膜の感触は肌が触れ合うのとは全く違っている。 普段決して味わうことのない感触だからこそ理性が吹き飛びそうになるし、余計なことを考えられなくなる。 このまま全部、体も心も、全部愛理に食べられても構わない、いや、食べられてしまいたかった。 愛理があたしのことを舐めあげるたびに意識の皮がむけていく。 口がつながっているからだんだん酸素が薄くなって、苦しいのに、それが気持ちよかった。 愛理が触れる舌先も唇もいつもとは感覚が全然違う。 ぴり、と電気が走るような刺激はあたしの背骨まで届いて腰がしびれる。 その感触のたびに呼吸が乱されるから整えたいのに、愛理はさせてくれない。 溺れる、というのはきっとこういうことなのだろう。 呼吸ができなくなって、酸素が薄くなって、何も考えられなくなる。 どれだけ触れ合っても苦しくても、愛理がほしくて仕方がない。 唇が少しでも離れるのが惜しい。 ちゅ、と愛理が唇から音を立てて離れたとき、二人とも上がった体温で、吐く息が熱かった。 目を開くと暗闇の世界は消え、目の前に愛理の顔があった。 あたしは愛理の頬の赤さに驚いた。 開かれた瞳が黒く潤んでいて、その美しさに心臓が掴まれる。 愛理の頭がおじぎ草のように降りて頬に唇が落ちる。 そのまま滑るように耳元に移り、耳の下のあたりをぺろりと舐めた。 突然で強烈な刺激にあたしの体が跳ねる。 愛理は気にせず今度は口づける。生々しい唇の感触は湿っている。 触れられるたびにぞくぞくと背筋が刺激で侵されて、繋がっている頭と腰のあたりが蝕まれていく。
152 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 10:22:06.31 0
少しずつ首の線を辿り鎖骨に近づく。 びりびりとした感覚は鈍ることはなく、あたしの奥の方が熱くなって、 思わず声をあげそうになるのを何度も飲み込んだ。 愛理はあたしのことは何でもお見通しらしく、今降りてきた道を引き返し耳元に戻る。 耳に近づけば近づくほど行為の音がはっきり鮮やかに聞こえて、それが妙な感覚から逃げられなくさせる。 耳たぶが口に含まれる。 ざらざらの舌と水の音が、すぐそばにある。 愛理がそこにいて、あたしに触れている。 耳元でわざとたてられたキスの音が脳髄まで響いて理性を蹴飛ばそうとする。 自分の喉から声が出るのを抑えようとして喉が引きつった。 我慢の限界が近い、けど、羞恥があってあたしはこらえる。 吸いつく、舐める、転がす。繰り返されればされるほど腰のあたりが疼き、体は追いこまれて、苦しい。 けど止めないでほしかった。 もっともっと、と求める強い感情が自分にあるのを初めて知り恥ずかしくなる。 乱れた呼吸に乗じて声が出そうになる、のをあざ笑うかのように愛理は耳元で囁いた。 「舞美ちゃん、声、聞きたい。」 見抜かれることで心まで愛理に侵入されて、我慢の糸がたやすく切られようとしている。 「やっ、だ、はずかし。」 自分の口から出た声が予想以上に余裕がなくて、それだけで恥ずかしくなるのに、 愛理は握った手に力を込めて、それからあたしの顎の骨を伝いながら呟く。 「はずかしくないから、我慢しないで。」 快感で上がる顎を追われ、握っていない手があたしの首筋をなでて、あたしは愛理のなすがままになる。 もう一度耳元を舐められたときにあっけなく糸が切れた。 自分でも聞いたことがない自分の甲高い声が部屋に響く。 瞬間愛理が満足げに微笑んだのがなんとなくわかり、そのことがまたあたしに快感をもたらす。 「可愛い。」 恍惚とした愛理の声が徐々にまた下っていって、その間もあたしは乱されたままだった。 鎖骨の辺りまで下ると何のためらいもなく一番上のボタンを外した。
あまりに早く外されたから一瞬反応できなかったものの、首元が外気にさらされて不安になって、 そこに口づける愛理の肩を思わず掴んで抑えた。 「ちょ、ちょっとまって愛理。」 手を二つ目のボタンにかけたまま、上目づかいで不思議そうにあたしを見上げる。 あたしに乗っているのだから上にいるのは愛理なのにおかしなことだ。 「なに?舞美ちゃん。」 あたしの呼びかけに手を止めたけれどボタンがもうはずれかけなのは見なくてもわかった。 この調子で行くとあっという間に全て外されてしまう。 愛理が背負っている蛍光灯が眩しくて目を細めた。 着替えの時なら何も気にしないのに、というのは少し嘘で、愛理の着替えは気になった。 でもこんな風に自分の肌が見られることが恥ずかしいと思ったことなんて全然なかった。 明るい蛍光灯の下で、人に見せたことがないところを見られる、加えて、愛理にだったら余計恥ずかしかった。 この前とは違う意識が働く。 愛理のことを考えて行動するなら何の羞恥も躊躇いもないのだけど、今は違って、自分の感情と向き合うことになる。 えりではなく、あたしを選んで求めている。 外されていくボタンと脱がされていくパジャマがそのことを明確に意識させた。 キスだけで体も顔も熱かったけれど、更に温度が上がるのが分かる。 多分顔が赤くなってる、と思う。 「なんか、恥ずかしい。」 そう伝えると愛理は微笑んだ。 「可愛い。」 あたしの赤くなった頬に手を当てて、更に恥ずかしくなるようなことを言う。 顔真っ赤だよ、と付け加えられたら俯くしかできなくなる。 愛理の指先が頬から水が伝うような繊細な手つきでおりてくる。 そして、外れかけのボタンが外される。 はだけた胸のあたりから心臓の音が聞こえてしまうんじゃないか不安になるくらいどきどきしている。 寝る前だったから下着はつけていなかった。 自分の肌が露わになって、空気に触れると意外と冷たくて、 それなのに愛理の視線にさらされていると思うとじりじり焦げつくような感覚がある。
愛理の口からこらえきれないような溜息が漏れるのがわかる。 4つ目のボタンを外したとき、愛理がまじまじとあたしのことを眺めながら、綺麗、と呟いた。 恥ずかしさで首を横に振る。 愛理はそんなことは気にしていなかった。 美しいものは美しいと言い切ってしまう人だから、愛理の価値判断はあたしがどういったって変わらない。 次のボタンが外されたら人に見せないようなところが見えてしまう。 愛理に見られるのは恥ずかしい。 内科検診や着替えだったらそうではないのに、目的とみられる相手が違うと、こんなにも違う。 反射的に次のボタンに手にかける愛理の手を掴んだ。 「あい、り。」 「ん?」 「あの。」 こういうこと一つ言うのも全部恥ずかしくて口ごもってしまう。 あたしが何を言いたいか全然わからないような顔で愛理がこっちをみるから、 言わずに理解してもらうのは無理そうだった。 「恥ずかしいから、電気、消して。」 そういうのが精一杯だった。 愛理は意外なことに不満の声を漏らした。 「舞美ちゃんの体見たい。」 「や、恥ずかしい。だめ。」 あたしが必死に嫌がると、しぶしぶ、と言わんばかりの動きで愛理は立ち上がった。 「しょうがないなあ。」 カチカチ、と灯りが消えて暗くなる。 眩しさに慣れていたあたしの目は愛理を見るのが難しくなるけれど、 再びあたしの上に乗っかる愛理が、あたしを踏まないように慎重に座るのがわかった。 「見えにくいね。」 かろうじて見える輪郭が近づいているのかもよくわからないけれど、愛理も同じようだった。 おそるおそるあたしの鎖骨少し下に触れる。 空気とは違う、暖かい手の感触が妙に安心する。 探るように手が動いてパジャマに触れた。 さっきのような素早さはなく愛理はゆっくりとボタンを外していって、するりと中に手を滑り込ませた。
155 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 10:24:19.97 0
暗くなって気づく。見えない方が愛理の手の感触がもっと確かになる。 体の上に乗っていた布がめくられて全てが晒される。 肌の輪郭を愛理の手がゆったりと這って、徐々に胸のあたりに近づく。 その感触だけであたしの体はぞくぞくと敏感に反応する。 くすぐったがりなのはあるけれど愛理の手は特別な力を持ってるのだと思う。 あたしの肌を味わうように何度もただ触れるだけで往復してるだけなのに呼吸が乱される。 静かな部屋にあたしの呼吸ばかりが響く、のが、余計意識させる。 する、と登り、先端に触れられると今までとは違う刺激が体の芯にまで届く。 体が跳ねるのが愛理には伝わっている。 だから愛理はそこに丹念に触れた。 指先でひっかけるように動かしたり、つまんだり、はさんだり、そうするうちに愛理の指に自分がかかりやすくなっていく。 同様に、感覚が研ぎ澄まされていく。 最初は少しだった乱れがだんだん大きく抑えきれなくなる。 愛理の指の動きの通りあたしは喉を引きつらせて息を吐く。 鋭く吐いた息はいつのまにか微かに声を含んでいく。 あたしが指だけに集中していると不意に反対側の先端を口に含んで転がされた。 指のさらさらした感覚とは違う舌の感覚はざらざらして刺激が大きい。 両方を違う方法で触れられると、さっきまで残っていた余裕が全て吸われていく。 潰して、つまんで、吸われて、小さい子供がおもちゃで遊ぶように弄ばれる。 頭の奥と腰のあたりがじわじわじんじんと侵されると、熱から逃げだそうと腰が動く。 自分ではどうにもできない奥の方の感覚は愛理にしかどうにかできない。 触れられれば触れられるほど大きくなるのに、触れることでしか救えない。 だから、もっと触ってほしい。 軽く歯を立てられたら思わず声が漏れた。 痛いのではなくて、そういう声が我慢できなかったことに自分でびっくりする。 急に理性が戻ってきて、かすかに記憶から黒い感情が頭の奥に滲む。 追い返すようにあたしでいいのだと言い聞かせる。 なのに黒が頭の裏で広がっていくのが分かった。 自分で言い聞かせようとしてもだめなのだ。
156 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 10:25:00.66 0
確かな証拠がほしくなる。 不安になって愛理の髪の毛に手を伸ばした。 さらさらの柔らかい髪の毛が優しい。 「あい、り。」 乱れた呼吸に声を載せる。 あたしが愛理の名前を呼んでもいいんだよね? 思ったより弱い声になって悲しくなった。 「舞美ちゃん。」 あたしに触れていた右手であたしの手をとって、ぎゅう、と握った。 存在を確かめられているような、そんな感じだった。 握った手を自分の頬にもっていってあたしの手は愛理の頬を包むことになる。 滑らかな愛理の頬が熱い。 「舞美ちゃん。」 あたしの名前をもう一度呼んで手のひらにキスをする。 暗闇に慣れてきた目は愛理の表情をしっかりとらえた。 仕草、行動、声の調子、表情、全てから、あたしを愛しいという感情があふれて伝わってきた。 「舞美ちゃんが好き。好きで好きでどうしたらいいかわからなくなるくらい。」 愛理は目を閉じている。あたしの手のひらを感じている。 それから口を開いて、その言葉は振動になり、手のひらと空気に伝わり、最終的にあたしの奥にまでしみこむ。 舞美ちゃんがいい。 たった一言で広がっていた闇が取り払われる。 まるで魔法使いみたいだ。 泣きたくなるのをぐっとこらえて、愛理の耳に触れたら愛理の目が開かれてあたしの顔に近づく。 唇が触れ合ったらもう大丈夫な気がした。 そのまま角度を変えて交わって躊躇いや戸惑いはなく転げていった。 唇で繋がったまま愛理があたしの体をなでる。 一つ一つの動きが優しくて、気持ちよくて、体全体がしびれていく。 漏れる声も乱れた息も愛理に飲まれていった。 濡れた唇で首筋も、鎖骨も、胸の先端も包んで、あたしの体は熱くなった。
157 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 10:25:55.77 0
理性を抑えつけるブレーキは愛理の手でそっと除かれたからもう止めるものはない。 我慢できた声は我慢できなくなる。 自分の声とは思えない声が増えていくと、愛理の動きも激しくなった。 噛まれて少し痛かった、反面それが気持ちいい。こんなことは初めてだ。 愛理が触ったところからすべて波が生まれて、おなかのあたりに熱がたまる。 上半身を触られて気持ちいいけれど、このままじゃこの熱がたまる一方で、もどかしくなる。 もっとほしくなる。 それを察したのか愛理は口づけを徐々に下にくだらせていった。 一旦区切ります 続きは夜に載せます 長くなってすいません
158 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 11:54:08.31 0
うおおおおおおこんな時間にきてた!!! がっつりエロ更新でニヤニヤが止まらない反面、 次の更新でこの話が終わってしまうのかと思うと寂しくもあり(´・ω・`) とにかく続き楽しみにしてます!
159 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 12:48:19.35 O
読ませるエロですなぁ 夜の更新も楽しみにしてます
160 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 14:36:11.43 O
愛理がどこまでも優しいな 続きwktk
161 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 16:49:25.03 O
誕生日のケーキを買ってきた舞美 フォークを手渡そうとするも受け取らなず舞美ちゃんに食べさせてほしいとおねだりする愛理
162 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 17:05:38.84 O
あーん>州´・ O ・)⊂从・ゥ・*从
163 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 17:18:41.00 O
口開けてる愛理のAA可愛い 可愛い愛理おかえりw
164 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 17:50:16.91 O
今日はイチャイチャしてるのかな
165 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 17:52:13.81 0
>>161 食べさせる時に愛理の口の端に生クリームがついてしまう
指で取ってあげ舞美
舞美の指についてる生クリームまで舐める愛理
166 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 17:58:14.56 O
>>163 チャッキーとグレムリン貼った償いになったかな?w
遅くなったけど愛理お誕生日おめでとう!
これからも舞美とイチャイチャしてねw
167 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 18:34:14.82 0
経験から言って発汗がすごい人間は別の器官からの放水もすごい 気持ちの充足が快楽を増幅させるのは絶対だから・・・ 州´・ v ・)<そこがどうなってるか楽しみ♪ 从*・ゥ・*从
168 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 20:02:49.51 0
放尿って読んじゃった自分が悔しい ノノl∂∀∂'ル
169 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 20:03:34.20 O
せっかく愛理がほんわかしたイメージに戻っていってたのに台無しだw
170 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 20:27:16.05 0
放尿もすごいんじゃね? って自重しろよ俺w
171 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 20:33:30.09 O
3人の作者さんありがとう 舞美の制服フェチやばいなwいつ愛理が舞美から脱がされるのか楽しみですw 誕生日にスイッチが入っちゃう愛理かわええ〜 こんな時間に更新してくれててホント嬉しい 一つになっていくやじすずにニヤニヤしてしまった みんなありがとう
172 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 20:47:44.86 O
そんなに制服が好きなら舞美ちゃんが着ればいいじゃん!ってなって 愛理の中学生の頃の制服を着ることになった舞美(違和感ありまくり)
173 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 21:22:12.66 0
174 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 21:22:54.60 0
下のパジャマに手をかけてあたしを見上げる。 恥ずかしさと緊張の中あたしは腰を上げて、それに合わせて愛理がパジャマと下着を脱がせた。 暗いとは言ってももう目が慣れて多分見えてしまう。 恥ずかしくて愛理の顔を見れない。 愛理が簡単に服をたたむ間どこを見ていいかわからなくなった。 ふらふら視線をさまよわせているうちに愛理があたしの方に戻ってくる。 上のパジャマだけが取り残されて、他の場所がすうすうする。 と思っていたら、上のパジャマも脱がされて、身を包むものが無くなる。 裸がこんなに心許ないものだったのか初めて気がついた。 体が温かい分肌寒く感じる、のを愛理は察して、敷かれている布団にあたしを招き入れた。 素肌にさらさらのシーツが気持ちいい、けど、あまり楽しむ余裕もなかった。 だいぶ緊張している。と同時に早く触れられたい。 愛理が入ってきて肌を寄せ合うとあたしだけが服を脱いでいて変な感じがする。 布一枚隔てているだけでも今は耐え難かった。 愛理の肌に触れたい、触れ合いたい、できるなら溶けあえたらいいとすら思う。 「お願いがあるんだけど。」 肩がくっつくと、やっぱり違うと思った。 こうじゃない。愛理の体はすべすべして柔らかいはずだ。 ふざけて抱いた肩の細さと骨の感じとか、愛理の柔らかさとか、知っているからもっと知りたい。 何?と愛理は穏やかな声で答えた。 「愛理も脱いで。」 言ってみると思った通り恥ずかしかったけれど既にいろんなことが恥ずかしいのだから、 これくらいなら大丈夫になった。 暗闇の中で愛理は目を丸くして、それから恥ずかしそうに笑った。 どこからかあたしの手を探し出して握り、愛理のパジャマの胸元に引き寄せた。 それはつまり。 「舞美ちゃんが脱がせて。」 照れて囁いた言葉に頭の奥ががんと殴られたような衝撃を受ける。 初めてのことに手が震えそうになりながらも、ゆっくり一つずつ外していく。
175 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 21:23:36.19 0
愛理みたいにあたしは器用ではないのはわかっているのに焦ってしまう。 気付けば自然に深呼吸していて、それに合わせて手が動く。 一つ、また一つと外す度に重力でパジャマがはだけていく。 白い肌が露わになる。暗くてもわかるくらいの光を持った肌の色だ。 愛理はあたしの手を見つめていて顔が見えない。 全て外し、上のパジャマを脱がせて抱き寄せた。 肌の感触は、自分の体で触れてみると、思ったよりずっと柔らかくて、力を込めるとより一層隙間が無くなる。 密着している。距離はない。 凹凸が無くなって、これがあるべき状態のような感覚に陥りそうになるけれど、まだ下が残っている。 あたしが愛理のズボンに手をかけて下していく間、愛理はあたしの腰に手をまわしてしがみつく。 接しているところは全部何にも覆われていなくて特別な感覚が新鮮で、嬉しい。 奪い取った服を布団の外に追い出して抱きしめる。 上質の絹にくるまれるよりきっと気持ちがいい。 肌同士が吸いついて隙間なく埋めていく。 愛理もあたしの腰に手をまわして力を込めた。 「気持ちいいね。」 「うん。」 低い静かな声で呟いて、もっと身を寄せ合う。 これ以上はもう近づけなくても体の弾力の分、少しだけ縮んだような気がした。 愛理は腰にまわした手を動かしてあたしの背中や腰を撫でる。 あたしの顔より低い位置にある唇を肩や鎖骨の辺りに寄せる。 ずっと動かないでいると触覚は消えてしまう。 だから、もっと知るために、感じているために愛理は手や唇を動かしてあたしを確かめる。 今愛理から与えられる刺激は全部あたしには強烈過ぎて、いったん冷めかけた熱は簡単に上昇する。 横並びになっていている状態から愛理は再びあたしの上に乗りキスを降らせる。 裸になるとさっきまでとは意識が変わって開放的になる。 そのせいか感覚は敏感なり、理性を抑える力も弱くなった。 愛理の動きにあたしの体は正直に反応する。 全身、どうにかなってしまったみたいだ。 自分の意志どおりにはもう動かない。
176 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 21:24:25.37 0
熱に浮かされて体全体がくたくたになって力が入らない。 愛理はいつの間にか下の方に移動して、あたしの足を持ち上げて、その間に入ろうとする。 多分何回こういうことをしても恥ずかしいことだと思う。 少し抵抗するのだけど、愛理はあたしの太ももや膝に口づけて、何も言わずにあたしを動かす。 されるとおりに足を開くと愛理がちらりとあたしの顔を見て微笑んだ。 いつもより心なしか柔らかい顔に見える。 意外な表情に気をとられている間に愛理はあたしの太ももに顔を埋めてキスを落とした。 噛みつくようではなく、大事に大事に扱われているのがわかった。 乱暴にされるより気持ちが焦れて与えられるより求めるように神経が過敏になる。 愛理のいるあたりにじわじわと熱が集まっていくのがはっきりと意識できた。 次第に愛理は中心に近づいて、指であたしの大事なところに、そろりと触れた。 「あ。」 自分で、そこがどうなってるのかわかって、思わず声が出る。 愛理が指を動かすと、鋭く電気が走る。 水の音が聞こえる。 腰が自分の意志とは関係なく跳ねる。 ゆっくりとした刺激ですら耐えきれなくて逃げだしそうに腰が動くのだけど、もっと触ってほしい気持ちもあって、 逃げたいのかほしいのか、どっちでこうなっているのかわからない。 「可愛い。」 愛理はそこがどうなってるかなんて野暮なことは何一つ言わない。 主導権が完全に握られているような、それでも構わなかった。 実質そうなのだ。あたしは愛理の思う通りに動かされている。 愛理が指揮する通りに、体はうごくし、声が抑えられない。 呼吸困難になりそうになりながらも感覚をそこに集中させる。 お腹のあたりにあった熱がぐんぐん上がって切ない痛みに変わる。 愛理が触れれば触れるほどもっとほしくなる。 指からの刺激は舌に変わり、今までとは異質な感覚に包まれて、限界に近づいた。 突起だけではなくて入口の方まで舌が伸びて、あたしからでている蜜を舐めているのがわかる。 それが丁寧であればあるほど辛くて苦しい。
177 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 21:25:06.95 0
言葉にならない声が漏れる。 苦しくて苦しくて、救われたくて愛理の名前を呼んだら情けなく声がかすれた。 頭の方まで熱に侵されている。 思考がままならなくなる。 そうなると、どうして、こんなに好きがあふれてくるのだろう。 愛理が好きでしょうがなくなって、愛理と繋がりたい気持ちでいっぱいになる。 愛理で満たされたかった。 あたしのそんな様子を察したのか、愛理は入れるね、と一言、それから異質な圧迫感が中に入ってくる。 熟れて熱を持ったそこは切ない痛みで満たされていたから、愛理の指が入り込んでくることでまた痛みが増える。 その間も愛理はあたしのことを丹念に舐めて、そのおかげか痛みすら快感に変わっていく。 初めはゆっくりと動かされる。 愛理の指があたしの中をこすって、確かにある一点が熱い。 そこを何度も触れられると、たまらなく切なくなって、 今までたまっていたお腹の熱の出所がそこだと知ることになった。 舐められる刺激と指の刺激が強すぎて、わけがわからなくなる、けど、気持ちいい。 愛理の指があたしに埋まって満たされているのが嬉しかった。 愛理と繋がっている今が、嬉しくて、嬉しくてそれでいっぱいになる。 指の動きが速くなり、あたしは昇りつめそうになる。 「あ、あ、あいりっ、あいりっ。」 切羽詰まって名前を呼ぶと、繋がったまま愛理が近づいて、あたしはしがみついた。 微かに見えた愛理の表情で、余裕がないのはあたしだけじゃないとわかった。 耳元で、好き、と囁かれると、何かのリミッターが壊されて、あたしの体は大きく跳ねた。
178 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 21:25:50.67 0
乱れた呼吸を、抱きしめあいながら整える。 密着しているから熱いのだけど、離れたいとは思わなかった。 濃密な愛理の匂いが、あたしが呼吸するたびに入り込んでくる。 シャンプーとは違う愛理の汗の匂いだった。 ダンスレッスンやライブの時とは同じ汗でも今の方が甘い気がする。 あたしの呼吸が整うと、指がずるりと引き抜かれる。 入れたときは圧迫感があったのに抜かれると寂しい気持ちになる。 そして、そういう行為をしたんだな、と実感する。 さっきまでしていたことや、自分の言葉、声を思い出すと恥ずかしくていたたまれない。 そんなあたしには気付かず愛理は体を離して口づけをしてきた。 しっとりとしている優しいキスはあたしを追うのではなく労わるようなキスだった。 行為の後でまだぼんやりした意識だから、唇の柔らかさしかわからない。 このまま泥に沈んでいってしまいそうなくらい心地よくて目が開かなくなりそうだった。 愛理が離れて、目を開くと愛理の目もとろんとしている。 あたしの上から横に移動して寝転がって、すぐに距離を埋める。 背中に腕をまわしてじゃれる猫みたいに擦り寄って、あたしの胸のあたりに顔を埋めた。 背中も胸も、くすぐったいけれど、幸せそうに笑っている愛理を見たら我慢しようと思った。 可愛くてたまらない。 あたしも腕をまわして愛理を抱きしめた。 体温が直接伝わる。心臓の音も聞こえてきそうだった。 「あのね。」 穏やかな呼吸に乗せて愛理は言った。 「うん?」 あたしは髪を撫でながら答える。 「えりかちゃん、卒業のほんと、直前くらいに、告白してたんだ。」 「そうなんだ。」 興味がないとか、知ってたとか、そういうわけではなかった。 ただなんとなくそうでもおかしくないな、と思った。 そして不思議なことに、嫉妬やらの黒い感情は湧かなかった。 髪を撫でる速さを変えずに愛理の言葉を待つ。
179 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 21:26:45.98 0
「あの時ふられてよかった。」 愛理は腕に力をこめてあたしをぎゅ、と抱きしめた。 「舞美ちゃんと繋がれて、よかった。」 その姿は、幼い子供が大事なぬいぐるみをとられないようにしがみついている様子とよく似ている。 普段大人びた考えと行動をする愛理なのに、と思うと、嬉しくて微笑ましくて、つい頬が緩む。 本当は、あたしがいいたいくらいの言葉だった。 愛理を好きでいてよかった。 こうやって愛理を腕に収めている日が来るなんて思ってもみなかった。 そしてその日がこんなに、こんなにも幸せだとは、予想もできなかった。 生まれてきて、オーディションを受けて、選抜から外れて同じグループになって、よかった。 愛理と出会えて、本当によかった。 神様はいるんじゃないかって思う。 心の中でこっそりと神様にお礼を言った。 そして、腕の中の愛理にも。 「ありがとう。」 愛理が顔を上げる。すごく、幸せそうな顔をしてる。 きっとあたしもおんなじ顔してる。 同じ気持ちで一緒にいる。声が重なる。 「大好き。」
180 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 21:28:17.73 0
きめぇwwwバカじゃねーの?
181 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 21:30:00.98 0
从*・ゥ・从州*´・ v ・) すんごい長くなりましたがこのお話はこれでおしまいです だらだらぐだぐだなのに付き合って読んでくれた方々に感謝です 愛理お誕生日おめでとう!!
182 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 21:32:33.35 0
リアルタイム更新に遭遇! 面白かったですありがとう 生まれてきてよかった!
183 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 21:36:23.00 0
ブラボー! 指揮って単語が出てきたからマエストロ愛理と呼びたいよw 作者さんお疲れさまでしたそしてありがとう!
184 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 21:47:56.56 0
心から楽しませてもらいました 作者さんありがとう!
185 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 22:01:33.55 O
愛理視点だとギラギラ捕食って感じだけど舞美視点だとまろやかになるね 確かに場面も違うんだけどさ同じシチュエーションでも違ったと思うな
186 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 22:47:32.69 0
あーん>州´・ O ・)◎∋―⊂从・ゥ・*从<はい、あーんちてー
携帯から打った
>>162 をPCで見たら気に入らないとこがあったのでちょっと改訂w
こういう雰囲気も上の小説のような大人な雰囲気も似合うやじすずって最高!
そしてなにより作者さん最高!
187 :
名無し募集中。。。 :2010/04/12(月) 23:23:06.90 0
あと少しで愛理の誕生日も終わるのか…
188 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 00:20:10.28 O
>>181 お疲れ様でした
作者さんありがとう
ホントこの話好きだ
表現が上手すぎです
やじすずやっぱいいな!!
189 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 01:18:18.43 O
「愛理、16歳おめでとう」 ベッドのなか、わたしの頭を優しく撫でながら、舞美ちゃんが言った。 そう、今日はわたしの生まれた日。 一年に一度の特別な日なんだ。 特別な日を特別な人と過ごしたいと思うのは、当然のことでしょ? 今日は、毎年恒例の家族パーティーを延期してもらって、舞美ちゃんとお泊りしている。 お父さんには悪いことしちゃったなぁ……と思うけど、今日ぐらいは許してほしい。 どうしても16歳の瞬間を舞美ちゃんと迎えたかったんだ。 「舞美ちゃんも18歳だし、わたしたち結婚できるね」 「あ、そっか。愛理もそんな歳になっちゃったのかぁ。あーんなに小さかったのにねぇ……」 舞美ちゃんは懐かしそうに目を細めて、うんうん頷きだした。 その顔はほんとに優しいもので、心がとっても温かくなる。 そんな舞美ちゃんは、わたしの冗談にも全く気が付いていないみたい。 嬉しそうにしている舞美ちゃんを見ていると、わたしももっと嬉しくなってしまう。 どうしよう。さっきから、顔のニヤニヤがとまらない。 あぁ……16歳初ニヤニヤは舞美ちゃんだな、なんて馬鹿なことを思ったりして。 なんだか舞美ちゃんがすごーく愛おしくなってしまって。 わたしは何も言わずに、舞美ちゃんの胸に飛び込んだ。 どんなに抱きしめても、どんなに抱きしめられても、もっと近づきたいという欲求は止まるところを知らなくて。 いっそ溶け合ってしまいたい、とまで思う。 もっと深くまでつながりたい。 いつまでも離れなくてすむように――
190 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 01:19:42.56 O
「あ!」 わたしの思考を遮るように、大きな声をだした舞美ちゃん。 せっかく高まってきていたのに、なんだか邪魔されてしまった気分だな。 少しぶすっとしたわたしに気付かず、舞美ちゃんは続ける。 「プレゼント、家に忘れて来ちゃった……」 こんなセリフを聞いたら、普通はもっとガッカリしてしまうだろう。 だけど、わたしの顔はどんどん緩んでいってしまうんだ。 なんてったって、あの舞美ちゃんなんだもん。 こうゆうところが、可愛くって仕方ない。 まったく、こんな日まで舞美ちゃんらしいなんて。 そんな舞美ちゃんが好きだから良いんだけどね。 いつもだったらそう言って笑いかけてあげるけど、今日のわたしはちょっと違う。 昨日よりも大人なんだから。 だから、悪知恵だって働いちゃうんだ。 「仕方ないから、今日は舞美ちゃんで我慢してあげるね」
191 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 01:19:57.77 O
今まとめサイトで最初から見て来たけどホントすごくいい話だな すごいよ作者さん
192 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 01:22:20.04 O
仕事で間に合わなかったorz しかもやっつけでごめん
193 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 01:42:29.98 0
にやっとしたw
194 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 04:08:56.32 O
今日の初ニヤニヤはやじすずだなw
195 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 06:20:49.64 O
ニヤニヤしながら起きたw
196 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 07:41:24.27 O
だなw 最近ずっとニヤニヤしてばっかりだw
197 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 08:39:40.70 0
舞美バカな愛理ごちそうさまw 小説読んでニヤニヤ、妄想膨らませてニヤニヤ このスレのおかげで毎日ニヤニヤw
198 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 11:01:14.37 O
高校生活での疲れがたまって楽屋でうたた寝する愛理 そっと自分の上着をかけてあげる舞美
199 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 12:30:22.67 O
>>198 美しい光景だなぁ
きっと愛理は舞美の匂いにくるまれてイチャイチャしてる夢を見ているに違いない
200 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 13:00:22.00 O
体ぽかぽかの心地よさにいったん目を開ける愛理 舞美の上着に気づいて手繰り寄せて顔をうずめて再び寝る愛理 一連の動作を優しく見守る舞美
201 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 13:47:18.64 O
>>200 君の感性すごく好き!恋人になって欲しい!w
202 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 14:49:02.86 O
いいなぁ〜またニヤニヤしちゃったじゃんかよw ホントやじすずは人を幸せにするなぁ
203 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 14:54:58.17 0
桜も一区切りついたので制服ネタ!・・・ではなくてw 甘甘ばかり書いてたのでちょっとダークなやじすずです
204 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 14:55:50.96 0
舞美ちゃんの様子がおかしいと気づいたのは、ついさっき。 事務所の会議室で私達はマネージャーが来るのを待っていた。 いつも通りわいわい騒がしい空間。舞美ちゃんはなっきぃと笑いながら話してた。 私はそのヘンに置いてあった雑誌を手にとって内容もあまりよく見ずにペラペラと捲っていた。 その時、舞美ちゃんの楽しそうな笑い声が聞こえて、ふと目が行く。 なっきぃは舞美ちゃんに何かおもしろい話をしているんだろう。舞美ちゃんは口に手を当てて笑ってる。 ・・・だけど、その目がいつもと違う風に見えた。 何だろう・・・心ここにあらず、というか。 見てるんだけど何も見てない、というか。 私は雑誌を閉じて、舞美ちゃんを観察する。 目、以外はいつも通りの舞美ちゃんに見える。 だけど、動きや言葉の中に何か違和感があるかもしれないと、目を凝らした時だった。 「ねぇ。愛理はどう思う?」 舞ちゃんがあーだこーだと身振り手振りを交えて昨日見たテレビの話をしてきた。 仕方なく、舞美ちゃんとなっきぃに背を向けてテキトーに意見を言うと、満足したのか舞ちゃんはにこりと笑って去っていった。 そしてすぐにまた、舞美ちゃんを見ようと振り返った先には、なっきぃしかいなかった。 「あれ?舞美ちゃんは?」 「トイレ行ったよー。」
205 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 14:56:51.10 0
なっきぃがそう言い終わるのと同時くらいに、私は会議室を飛び出してトイレに向かっていた。 トイレに行くと、何をするでもなく鏡をじっと見ている舞美ちゃんが、いた。 ただ立ってるだけだったけど、何ていうか・・・雰囲気がいつもとは全然違っていた。 いつもの話しかけやすい雰囲気はどこにもなく、いつも元気に満ち溢れているのに、今は生気を吸い取られてしまったみたいだった。 舞美ちゃんにそんな事を思うのは初めてで、自分自身戸惑う。 だけど、舞美ちゃんは舞美ちゃんだ。 私に気がついてないようだから、驚かさないように少し小さめの声で舞美ちゃんを呼んだら、少し遅れて舞美ちゃんが振り返った。 「愛理?」 「舞美ちゃん・・・。具合でも悪いの?」 「えっ?どうして?」 「・・・なんと、なく。」 そう言うと、舞美ちゃんは笑って私の元へ近づいてきた。 それが怖くて、一歩後ろに下がる。 だけどそれは何の意味もなく、私は簡単に舞美ちゃんに捕らわれた。 近くで見た舞美ちゃんの顔は、目だけではなく表情もうつろでおかしかった。 「舞美・・・ちゃん?」 「愛理。」 その瞬間、ふわりとやわらかくて温かい感触に包まれる。 舞美ちゃんは私を腕の中に入れると満足げに笑った。 いつものようにふわりと抱きしめられるのとは違うそのぬくもりが、ひどく怖く思えた。 突き放してしまおうか?でも・・・。 そう思って顔を上げた瞬間。 それを待っていたかのように、舞美ちゃんの唇が私の唇に、触れた。
206 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 14:57:50.43 0
え・・・? それはホンの一瞬。瞬きをしている間に離れてしまったくらい、一瞬の事だった。 離れていく舞美ちゃんの唇を目で追って、そのまま視線を上げて舞美ちゃんの顔を見た。 舞美ちゃんは笑っていた。 やっぱり、おかしい。 私にそんな事をしたのもそうだけど・・・それ以上に表情も目も、行動も。何もかもがおかしい。 「舞美ちゃん。どうしたの?」 私はしっかりと舞美ちゃんの顔を見て、肩をつかんで揺らした。 ねぇ、どうしちゃったの?何かおかしいよ? だけど、私の問いへの答えはなかった。 舞美ちゃんは私の唇を人差し指でなぞるように触ると、そのままトイレを後にした。 私はしばらくそこから動けなかった。 舞美ちゃんがどうしちゃったのか、全くわからない。 普段から天然でわけのわからない行動をする事はあっても・・・今日の舞美ちゃんはそれとも違う。 全然違う人みたいで・・・でも舞美ちゃんだ。 何か悩んでるとか、考え込んでるとか、それともまた違う。 なんていうか・・・何かに取り憑かれているみたい、だった。 だから、ホントに怖かった。舞美ちゃんにこんな気持ちを持つなんてないと思っていた。考えもつかなかった。 どうしちゃったの・・・? いつもの舞美ちゃんに戻って欲しい。 天然で困っちゃうけど、真っ直ぐで不器用で、いつも楽しそうに笑う舞美ちゃんに・・・。
207 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 14:58:50.08 0
それから、マネージャーがきて話は終わり解散となった。 舞美ちゃんはなっきぃと話をしながら「おつかれさまー」って呑気な声を出して帰って行った。 なっきぃは・・・他のメンバーは気づかないのだろうか。 あんな舞美ちゃん、見た事ないのに。あんなに近くにいて。 気づかないのだろうか。 それとも、私だけヘンに見えてるだけなんだろうか?私がヘンなんだろうか? ・・・そうなのかもしれない。うん、きっとそうだ。 帰る支度をして外に出たら、めずらしく空には星。 冷たい空気を思いっきり吸い込んでゆっくりと吐き出したら、少し気持ちが落ち着いた気がした。 ---その次の日。舞美ちゃんは仕事を休んだ。 心配だねぇなんて言いながらも、結局いつものように騒がしいみんながいた。 私は昨日の舞美ちゃんが気になっていた。 やっぱり・・・具合が悪かっただけなのかもしれない。 ・・・うん、きっと、そう。 あんまり気にしすぎるのもよくないかなって思って考えをやめようとした時、ふと蘇った。唇の、感触。 あれは・・・じゃあ、どういう事なんだろう。 舞美ちゃんは誰にでも結構べたべたいちゃいちゃするし・・・だけど、ふたりきりのあの場面で、しかも触れられたところは唇。 そんな事はいつもの舞美ちゃんだったら・・・やっぱりしないと思う。 目を閉じて昨日の舞美ちゃんを思い返してみたけど、結局何もわからなかった。
208 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 14:59:50.61 0
それから舞美ちゃんは仕事を休み続けていた。 今日で4日目。 さすがにメンバーも心配になってお見舞い行こうか?なんて話してる。 舞美ちゃんは具合が悪くても滅多に休んだりしない人だ。 私も心配で仕方なかったし、最後の・・・あの日の舞美ちゃんがどうしても不自然だったのも気になっていた。 「愛理もお見舞い行く?」 なっきぃの言葉に、私は頷いた。 だけど・・・そういえばみんな気がついていないんだ。舞美ちゃんの様子がおかしい事に。 そう思うと、みんなで行くのが躊躇われた。 「みんなで行っても迷惑かもしれないから・・・今日は私ひとりで行って来る。」 「えー。なんで愛理だけなの?」 みんなが不満げな声をあげる。みんななんだかんだ舞美ちゃんが好きなんだ。 だからこそ、確かめたかった。だから譲る気もない。 「明日に舞美ちゃんの様子、ちゃんと報告するから。」 私はそう言うと、逃げるように急いで帰る支度をして事務所を飛び出した。 ホントはひとりで行くのが怖くて仕方なかった。だけど、確かめたかった。 どうしてあの日、舞美ちゃんはおかしかったのか。 いつもの舞美ちゃんに戻って欲しい。楽しそうに笑っていて欲しい。 だからこそ、確かめなければいけない気がした。
209 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 15:00:57.63 0
もうちょっと続きますが一旦区切ります
210 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 15:05:07.59 0
舞美がこうゆう感じなのはすごい新鮮! 続き待ってます
211 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 15:06:29.66 O
212 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 15:49:15.12 O
>>203 乙です
続きが気になる〜〜
また作者さんの話が読めて嬉しい
それにしても文才ありますなぁ
213 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 17:17:28.99 0
うおぉお続きが気になる! 桜のとはまた雰囲気の違う作品が読めて嬉しい
214 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 17:36:51.12 0
舞美ちゃんの家に着くと、舞美ちゃんのお母さんが突然の訪問にも関わらず優しく出迎えてくれた。 「舞美ちゃんの具合どうですか?」 そう言うと、舞美ちゃんのお母さんは困った顔して笑った。 どうやら舞美ちゃんは4日間部屋から出てきていない、らしい。 トイレぐらいは行ってるだろうけど、それも2階にあるから顔を合わせることはないとの事。 部屋は鍵がかけられていて、どんなに開けてと言っても開けてはくれないらしい。 ご飯を食べれるのかわからなかったから、いつもパンとミネラルウォーターをドアの前に置いたらそれはいつの間にかなくなってはいるから、ご飯は食べているらしい。 それ以上の事は何もわからない、と話してくれた。 本当は無理矢理にでもドアを開けてしまいたいけど、こんな事は初めてでどうしてあげたらいいのかわからない、と。 「愛理ちゃんだったら、ドアを開けてくれるかもしれないから・・・。」 舞美ちゃんのお母さんはそう言って、ため息をつきながらリビングへ行ってしまった。 やっぱり舞美ちゃんはおかしい。何があったんだろう?どうしちゃったんだろう? メンバーを連れて来なくてよかった。そんな舞美ちゃんを誰にも知って欲しくなかった。 舞美ちゃんの部屋のドアの前に立つ。 深呼吸をしてドアをノックする。 「私、愛理だけど。舞美ちゃん・・・ドア、開けて?」 返事はなかった。 だけど、しばらくそのままドアの前に立って待っていたら、ドアの向こうで音がした。とん、とん、と足音がして、がちゃり、とドアの鍵が開く音がした。 私は緊張で体が震えだしそうだったけど、必死に体に力を入れて踏ん張った。 そして、ドアが開かれた・・・。
215 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 17:37:53.49 0
私は舞美ちゃんの姿に驚きを隠せなかった。 顔の色は生気がなく、目はうつろで、立っているのにすぐにでも倒れてしまいそうなくらいふらふらしていた。 元々細い体は更に細くなった気がした。 私は部屋に入って、ドアの鍵を閉めた。 すると舞美ちゃんはふらふらと歩いて、ベッドの上に座った。 「舞美ちゃん・・・。」 悲しかった。泣き出したかった。 どうしてこんな風になっちゃったの?何があったの? 舞美ちゃんは笑って「来てくれてありがとう」って言う。 その声は聞き逃してしまいそうなくらい、細くて小さな声だった。 私は舞美ちゃんの隣に座ろうとベッドのそばに行って、愕然とした。 ベッドに隠れるように置かれていたのは、手つかずのパンとミネラルウォーター。 4日間、何も食べてないの・・・? 「舞美ちゃん・・・どうしちゃったの・・・?」 ホントに悲しかった。怖いとかそういう気持ちはもうなくなっていた。 舞美ちゃんを助けたい。それだけだった。 私は知らないうちに泣いていた。でもそんなのどうでもよかった。 私はパンの袋を開けて、小さくちぎって舞美ちゃんの口に持っていく。 だけど、その口は開かない。 「食べないと・・・少しでもいいから・・・お願い・・・。」 だけど舞美ちゃんは食べてはくれない。ただ私を見て微笑むだけだった。
216 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 17:38:50.67 0
「舞美ちゃんっ。お願い・・・。」 涙を拭く余裕もなかった。 私は必死にパンを差し出す。強引に口の中に入れようとした。 だけど、拒否され、顔を背けられ、ついには体も背けられた。 掴んでいたパンが、音もなく床に落ちた。 「どうしちゃったの・・・。」 私は舞美ちゃんを抱きしめて、泣いた。 細くなった体は以前のように走る力もないだろう。だけど舞美ちゃんのにおいがする。 胸が張り裂けそうで、私は叫びだしそうなのを必死に耐えた。 お願い、お願い。どうかいつもの舞美ちゃんに戻って。 「舞美ちゃん・・・。」 助けたいよ。私じゃダメなら誰でもいい。 舞美ちゃんを救って。お願い。 「ねぇ、愛理。」 舞美ちゃんが静かに口を開いた。 「私ね、愛理が好きなの。」 それは思ってもいない言葉で、私はただただその言葉に驚いた。 「でも、私、リーダーだし。メンバーを好きになるとかおかしいし。それに愛理に気持ち悪いって思われると思って。」 ああ・・・。私が舞美ちゃんを・・・壊しちゃったんだろうか。
217 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 17:39:50.36 0
「しっかりしなきゃ。私、リーダーだし。メンバーも少なくなっちゃったし。でも愛理が好きで。でも嫌いにならないで。気持ち悪いって思わないで・・・愛理・・・。」 支離滅裂だったけれど、舞美ちゃんの心の中がやっと見えた気がした。 舞美ちゃんは・・・私の事が好きで・・・それで・・・それでこんな風に壊れちゃったんだって・・・。 私の事が好きならば。舞美ちゃんに笑っていて欲しい。壊れて欲しくなんかない。 「だったら・・・私ね、愛理と落ちていきたい。」 舞美ちゃんの目が変わった。 急に鋭くなり、私を見てるようで見てないような。 怖くなる。背中がぞくぞく震えた。 舞美ちゃんが私をすごい力で押さえ込んだ。そして私の首に、手をかけた。 苦しくて、息がうまく出来ない。 「ねぇ、一緒に落ちよう。」 愛情の裏に芽生えた殺意。私は力いっぱい抵抗する。 違う。誰かを好きになるってこんな事じゃない。 舞美ちゃんは舞美ちゃんらしく太陽のような笑顔で笑っていて欲しいの。 私の事を好きだというなら、なおさら。 思い切り舞美ちゃんの肩を押すと、簡単に首筋を押さえ込んでいた手が離れた。 「舞美ちゃんっ。」 なだめるように優しく、だけど強く抱きしめると、舞美ちゃんが涙を流した。 それは私の心にも降り、私の首筋を濡らした。
218 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 17:40:52.48 0
「私を好きだって言うのなら、こんなの違う!舞美ちゃんが幸せに笑ってる姿が見たいの。舞美ちゃん・・・。」 泣き叫んで必死に言った。 「私、舞美ちゃんのそばにいる。私も舞美ちゃんが好きだもん!だから・・・だから・・・。」 お願い、届いて・・・お願い、伝わって・・・。 「だから・・・。一緒に落ちるんじゃなくて、一緒に幸せになろうよ。」 舞美ちゃんが短く息を吐いた。 少し力を緩めて舞美ちゃんの顔を見た。 舞美ちゃんは驚いたように目を開いて落ちる涙を気にせずに、私を見る。 「ダメ?」 ダメなんて言わせない。絶対に。 私は舞美ちゃんの答えを聞く前に、そっと唇を寄せた。 ゆっくりと濡れた瞳が閉じるのを見届けて、そっと唇を落とした。 それから、私はパンをちぎって舞美ちゃんの口元へ運んだ。 ずっと食べてなかったせいか、胃が受けつけないみたいで1個全部食べる事は出来なかったけれど、それでも食べてくれたことに安心した。 少しずつでいい。だから、もうこんな風にならないで欲しい。
219 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 17:42:00.42 0
「風邪治ってよかったねー。」 5日ぶりに仕事に来た舞美ちゃんに、みんなが安心したように笑う。 舞美ちゃんもいつものように笑う。それを見て私も笑う。 そして、いつもの普通の日々に戻った。 ・・・というのはちょっと違う気も、する。 時々、舞美ちゃんがあの目をする時がある。それに気がつくのはもちろん私だけだ。 その時は、なんとかしてふたりきりになる。 そして、舞美ちゃんのカラダに触れた。 それだけじゃ満足出来なくて、私はTシャツを捲り上げて、胸の膨らみに歯を立てて噛み付く。 何度も噛み付いたそこは、生々しい赤い傷がたくさん付いていた。 痛いだろう、苦しげな表情でそれに耐える舞美ちゃんをいつしか感じなきゃダメになったのは、私だ。 私しか許さないというように、カラダに跡を付けなきゃダメになったのは、私だ。 今はわかる。あの時の舞美ちゃんが一緒に落ちようと言った意味を。 私は噛み付くたびにそのまま引きちぎってめちゃくちゃにしたい感情に捕らわれる。 キスをしてる間に何度も舞美ちゃんの首に手をかけた、あの衝動。 快楽と幸せの全てがその先にあるような気がする、この狂った感情。 「ねぇ、一緒に落ちようか?」 私は舞美ちゃんの首に手をかけた。 舞美ちゃんは幸せそうに笑いかける。それはひどく場違いで。 ねぇ、どうしてただお互いがお互いを好きなだけなのに、いつからこんな風になっちゃったのかな。 この先に何がある?幸せ?喜び?それとも絶望? それを一緒に見てみたい。舞美ちゃんがそれを許すなら、ねぇ、一緒に落ちよう・・・。
220 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 17:44:08.50 0
終わりです
>>211 不快な思いをさせて申し訳ございませんでした
続きで切る事も出来なかったので最後まで更新させていただきました
スレ汚しで本当にすみませんでした
221 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 17:49:41.16 0
びっくりな展開だな 乙でした
222 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 17:52:31.06 O
おおおダークやなあ〜 ゾクゾクしました!
223 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 17:58:11.99 O
壊れていく2人も美しい 感嘆のため息が漏れた
224 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 19:48:21.83 O
もう一声!
225 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 20:16:10.80 0
226 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 20:23:20.73 O
熱を出して顔を赤くしてる愛理に勘違いした舞美が迫るという夢を見た 過去の愛理ソロイベの映像を見たせいにしてもどこまでもやじすず脳だわ
227 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 20:26:23.12 0
>>226 それは珍しい設定だw
大体病人に迫る色魔は愛理担当だがw
228 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 20:37:53.19 0
色魔ってすごい表現w なんにせよ積極的に迫る舞美ってちょっと見てみたい
229 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 20:53:14.85 0
色魔がダメなら色情狂とか色狂いとか少しマシなところで好色とか? 州;´・ v ・)<全然マシじゃないです・・・・ 从・ゥ・从<「しきま」ってなに? リ・一・リ<パン屋 ノソ;^ o゚)<それはシキシマ (o・D・)<つまんないし〜
230 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 21:00:30.71 O
乙です ダークだ…でも何故か美しさを感じる スレ汚しとか全くないからどんどん書いて欲しい
231 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 21:11:22.00 0
>>229 どんどんヒドくなってるw
色情狂愛理とかになると官能小説みたいやw
232 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 21:15:25.64 0
>>220 狼では自分があれやこれを書いたってアピールしすぎるのは良く思われないこともあるってだけで
作品自体がスレ汚しってことじゃないと思うよ
233 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 21:17:46.99 0
州´・ v ・)<官能小説好き!実践するのが♪
234 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 21:32:08.35 0
てことは愛理は読んで勉強してるんだね 渋いなあw
235 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 21:44:56.74 O
楽屋でみんながわいわいしている中、私は一人で机に突っ伏していた。 今日の私はおかしい。 愛理を見ているだけで、胸がドキドキして、近付きたくて、触れたくなる。 いつもはこんなに我慢出来なくなる程じゃないのに、どうしちゃったんだろう。 頬に手を当ててみる。 すごく熱くて、私は大きくため息を吐いた。 吐いた息もなんだか熱くて、自分で自分が嫌になる。 まだ仕事は残ってるし、こういう時ってどうしたらいいんだろう。 愛理を見ているとおかしくなっちゃいそうだったから、私は愛理を見ないように顔を反対方向に向けていた。 頬にくっつく机が冷たくて気持ちがいい。 そうだ。顔を洗おう。 冷たい水で顔を洗えば、きっとこの熱も冷めるはず。 メイクもまだこれからだし、ダーッとトイレに行って、バーッと洗ってこよう。 私はみんなが楽しそうに喋っている横を通り抜けて、足早にトイレに向かった。
236 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 21:47:11.03 O
「ふぅ…」 冷たい水は思った以上に気持ち良くて、さっきよりはだいぶ気持ちも落ち着いていた。 よし、このまま今日一日乗り切ろう。 気持ちを切り替えて、楽屋に戻ろうと身体の向きを変えた瞬間、誰かがトイレに入ってきた。 「あ…」 「やっぱり、ここにいたんだね」 そう言って、愛理は安心したように笑った。 落ち着きを取り戻そうとしていた心臓が再び大きく動き始める。 胸がドキドキして、息が苦しい。 私は思い出したように息を吸って、何も言わずに愛理を見ていた。 「舞美ちゃん元気なかったから、ずっと心配してたんだよ」 どうかしたの?って言いながら、愛理が私のすぐそばまで近付いてくる。 ドキドキしすぎて、愛理にまで音が聞こえちゃうんじゃないかって不安になった。 だけど、すぐ目の前にいる愛理に触れたくて仕方がなかった。 「舞美ちゃん?」 私の顔を覗き込む愛理と目が合った瞬間、私は勢いよく愛理を抱き寄せた。
237 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 21:48:39.01 O
細い愛理の身体を、両腕でしっかりと抱き締める。 愛理の首元に顔を寄せれば、愛理の存在が私の身体一杯に広がった気がした。 「ま、舞美ちゃん…っ?」 「愛理」 「ど、どうしたの急に…」 「愛理」 「何?どうしたの?」 「私、なんかおかしい」 愛理が愛しくて堪らない。 こんなに力いっぱい抱き締めてるのに、それでもまだ足りなくて、胸が苦しかった。 もっと愛理に触れたい。 もっと愛理を感じたい。 そう思うのに、どうしたらこの欲求が満たされるのかがわからない。 だから、私は愛理の身体を抱き締めることしかできなかった。 「舞美ちゃん、ちょ…っと、苦しい…」 「え…?あ、ご、ごめん!」 慌てて愛理から離れると、愛理は困ったように笑っていた。 どうしよう。愛理を困らせてしまった。 だけど、私の胸は疼くばかり。 離れたばかりなのに、私の心はもっともっとって愛理を求めてる。 ふと、愛理の唇が目に入った瞬間、私の心臓が一際大きくドクンと動いた。
238 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 21:51:26.80 O
「舞美ちゃん…?」 もう何も考えられない。 獲物を見つけたライオンのように、私はそこに向かって一直線に向かった。 愛理の顔を両手で固定して、愛理の唇をじっと見つめる。 愛理がギュッと目を閉じるのを見て、私は少しだけ手の力を緩めた。 愛理が愛しい。 愛理が欲しい。 それだけの欲求に駆られて、私はそっと愛理の唇に口付けた。 最初は触れるだけ。 次は、少しだけ舌で舐めてみた。 もっともっとって気持ちが次から次へと溢れてきて、力加減が上手くできない。 愛理が苦しそうに漏らした吐息の一つも聞き逃さない。 何もかも全部欲しくて、私はキスをしながら愛理の頬に添えていた手を身体に回した。 腰を抱いて、自分の方に引き寄せる。 愛理の足が震えていることに気付いて、もう片方の手で愛理の身体を支えることにした。 もっと。 もっともっと愛理を感じたい。 愛理が切なげに私の名前を呼ぶ声も、苦しそうに吐く息も、時々洩れる甘い声も、全部が私の中で快感になった。 電気が走ったような感覚が背中を走り、腰の辺りがゾクゾクする。
239 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 21:53:45.84 O
「愛理」 「ん…もぉ、舞美ちゃん…」 唇を離して、愛理を見つめる。 愛理はゆっくりと目を開くと、とろんとした表情のまま私を見上げた。 何もかもが愛しい。 私は最初に抱き締めた時と同じように愛理を抱き締めて、愛理の耳元に口を寄せた。 「好き。大好き」 「…私もだよ」 好きなんていう言葉じゃ足りないけど、それでも私のありったけの気持ちを込めて囁いた。 少しだけ照れたように笑う愛理が可愛い。 抱き締めていた腕を解いて、そっと愛理の頭を撫でてあげたら、愛理は嬉しそうに笑った。 その顔がまた可愛くて、私の胸にじんとしみ込んだ気がした。 もう、すっかり私の中にあった欲求はなくなっていた。
240 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 21:55:10.80 O
「そろそろ戻ろっか?」 「まだ時間あるよ?」 「うん、でも、みんな心配してるかもしれないしさ」 愛理に手を差し出しても、愛理は俯いたまま足を動かそうとしない。 いきなりキスしちゃったから怒ってるのかな。 心配になって、愛理の名前をもう一度呼んでみる。 その瞬間、愛理に勢いよく腕を掴まれた。 「わっ!あ、愛理!?」 「舞美ちゃんだけなんてズルイ」 愛理に腕を掴まれたまま、私はトイレの個室に連れ込まれた。 え、な、なんか、嫌な予感がする…。 「今度は私の番だよ、舞美ちゃん」 「あ、あいり…?」 ニッコリ微笑んで私を見上げる愛理。 でも、その笑顔はさっきの笑顔とは全く別物だった。 私はさっきので満足したけど、愛理は逆にスイッチが入ってしまったみたい。 その後メイクが始まるギリギリの時間まで、私はその場から動くことができなかった。
241 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 21:57:32.65 O
>>228 を見て自分も見てみたくなったから書いてみた
242 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 22:02:50.23 0
いいですな〜 携帯からご苦労様です
243 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 22:05:58.84 0
キスが満足へと繋がる舞美とキスがそれ以上に繋がる愛理 らしくていいなぁw ほんと先ずこんなのを携帯で作れるところがすげぇよ
244 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 22:08:25.62 0
仕事はやっ 舞美の発情期は短いなw 積極的な舞美カッコイイわ
245 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 22:15:33.34 0
舞美もこの位の積極的さなら違和感がなくて萌えるね! 自分は好色愛理が好きなんで結局そうなるのも良かったw
246 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 22:29:34.04 0
途中まで舞美がドラキュラっぽかった 結局、喰われちゃうんですけど。
247 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 22:36:28.46 0
>>246 愛理に「血をあげるから代わりに精力ちょうだい」って好き勝手される
へなちょこドラキュラ舞美が浮かんだw
248 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 22:39:11.33 O
頭が春って表現が柔らかい感じがする 今のイメージカラーにもぴったり 春色な愛理
249 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 22:41:36.08 0
結局喰われる舞美がかわいいし結局喰う愛理が好きw
250 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 22:45:41.37 O
同意w 舞美って幸せの沸点とかも低そうだしありえそうって感じもあるな
251 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 22:47:36.41 0
252 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 22:57:13.20 O
249全体にw
253 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 23:20:46.74 0
「今度は私の番」って自分の番の方がめちゃくちゃ長いんだろうにw 舞美に積極的に来られるのなんて愛理にはきっと自分のフルコースのオードブルか食前酒だな 州´・ v ・)<誕生日が来たけどお酒はまだ飲めません 从;・ゥ・从<じゃあ、あたし、おーどぶる?
254 :
名無し募集中。。。 :2010/04/13(火) 23:32:52.31 O
州´・ v ・)<バレンタインに、お母さんがお返しは30倍返しが基本だって言ってました。
255 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 00:56:20.40 O
舞美責め派だから嬉しい でも結局愛理がスイッチ入っちゃうのは愛理らしいなww 寝る前にニヤニヤ
256 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 01:27:35.44 O
州´・ v ・)<まだ寝せないよ舞美ちゃん
257 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 06:32:20.65 O
危ね
258 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 06:35:28.49 O
やじすずおはよう
259 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 08:07:04.58 0
寝言で舞美が「もう許して…」というのを聞いて朝から悶々とする愛理 舞美はわんこそばを100杯食べさせられる夢を見てるだけ
260 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 08:42:24.64 0
軽く首を振りながら「や、だめぇ…」って言う舞美 ますます昨夜のことがフラッシュバックして我慢の限界がきちゃいそうな愛理 舞美は夢の中で次から次へとわんこそばを盛られているところ
261 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 11:34:34.70 O
眉間に皺を寄せて「そんなに入らないよぉ…」と言う舞美 自分の指を見つめながら「今度本数増やしてみようかな」と考える愛理
262 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 13:02:04.12 O
「も、愛理お願い…」と言われ待ってましたとばかりにのしかかる愛理
263 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 15:08:30.86 O
目を覚ますと愛理が自分の上に乗っていてびっくりする舞美 ニヤニヤしながら「どんな夢見てたの?」と言ってキスをする愛理
264 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 17:08:57.45 O
起きがけにキスされうまく質問に答えられない舞美 「えっとね、もうだめって言ったら愛理が食べてくれたの」と答えてしまった舞美
265 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 19:24:36.55 0
上手いw エロ方向にしか思考が進まない愛理に親近感を覚えるw
266 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 19:41:36.05 O
きっとここの住人なら親近感感じると思うぞw
267 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 21:04:36.69 O
舞美にちょっと力抜いた感じでこのセリフ全部わせる愛理 こっそり録音してニヤニヤする愛理
268 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 21:20:16.06 O
从TゥT从<みんなからソロイベ頑張れメールが来るような立派なリーダーになりたいです
269 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 21:29:39.78 0
エロくないやつお願い
270 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 21:39:12.22 0
昨日の携帯小説家さん良かったなぁ また書いてくれないかなぁ
271 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 21:50:40.44 0
愛理がお風呂から上がるのを待つ間にソファーで寝ちゃった舞美 愛理が起こそうとすると「やだやだねむい〜」と愛理を座らせ膝枕させる舞美 そのまま寝ちゃった舞美の髪を撫でてあげる愛理
272 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 22:00:06.53 0
膝枕してる相手の唇にキスした、みたいな文を時々見るけど えづらとしては綺麗でも絶対無理だよ やろうとしたことあるけどあんなの中国雑技団かヨガの達人くらいしかできんわ だから髪を撫でるのが最高の愛情表現♪ 州*´・ v ・)つ从-ゥ-*从zzzzz
今日は亀騒ぎで落ちそう また落ちたら落ちたでいいってヤツか?
274 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 23:06:09.53 0
それはまずいなww 州´・ v ・)<みんな守ってね
275 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 23:10:33.41 0
从・ゥ・从<オーライまかせとけー!
276 :
名無し募集中。。。 :2010/04/14(水) 23:37:53.52 0
州´・ v ・)<舞美ちゃんさすがっ!
277 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 01:05:45.06 0
16日から℃-uteのブログ始まるな やじすずに期待
278 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 01:34:52.12 0
州*‘ o‘リ<ほ
279 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 01:59:26.23 O
洲´・v・)<り〜ちゃんありがとう ℃ブログやじすずの話題来て欲しい
280 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 02:40:56.15 O
ツアー日記でも写メ多いし楽しみだ
281 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 03:36:51.36 O
やじすずチャンスがいっぱい
282 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 06:31:17.50 O
从・ゥ・从<愛理おはよー
283 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 07:15:55.77 O
洲´・3・)<舞美ちゃん!!!
284 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 07:57:42.89 0
从・ゥ・*从<朝から積極的だね愛理
285 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 09:14:22.87 O
ネクタイを結ぶ練習をする舞美 不器用さとこだわりのため何回もやり直して時間がかかる 見かねた愛理が「これからは私がやってあげる」と世話を焼く
286 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 09:14:52.05 O
州*´・3 从*・ゥ・从
287 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 12:35:15.38 O
州´・ v ・)<落ちちゃう
288 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 14:37:57.31 O
289 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 16:20:03.40 0
新曲PVやじすずの絡みがないんだが
290 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 17:11:06.48 O
メイキングに期待だな
291 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 17:44:36.11 0
>>288 指先が触れちゃうかも…でドキドキしてるなら微笑ましいくらいに可愛いぞ舞美
292 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 18:35:36.14 0
仕事でヘロヘロになって疲れている愛理 何も言わず抱きしめてあげる舞美
293 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 18:51:13.86 O
294 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 19:30:06.89 0
295 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 19:32:23.09 0
>>293 実話?!知らんかった!
ネクタイしてもらってる側ってどうしていいかわからなくてドギマギするんだよね
それが分かってるからわざとゆっくりやってる愛理が目に浮かぶ
296 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 20:00:28.73 O
前に愛理背中にちっさーのおっぱ(ry
297 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 20:55:57.19 0
>>295 FOREVER LOVEのときのアメーバスタジオで言ってるよ
舞美ネクタイ結べないから愛理にしてもらってたみたい
今はどうかわからないけど
298 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 21:14:29.77 0
舞美が出来るようになってても 州´・ v ・)<ちょっと曲がってるよ、直してあげる♪ とか言いそうw
299 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 21:39:35.02 0
从・ゥ・从b<やっと自分でネクタイ結べるようになったもんね! 州´・ v ・)<あ、舞美ちゃん、ちょっと曲がってるから直したげるよ 从*・ゥ・从<あ、ありがと・・・ 州*´・ v ・)つ))<♪ 从*・ゥ・从<・・・・・ 州*´・ v ・)つ))<♪♪ 从*・ゥ・从<・・・・・・・・ 州*´・ v ・)つ))<♪♪♪ 从;・ゥ・从<・・・えっと・・愛理、まだできない? 州*´・ v ・)つ))<なかなか上手くできなくて 从*・ゥ・从<・・・なんかすごく顔が近いよ? ネクタイ、見えないんじゃない? 州*´・ v ・)つ))<大丈夫、大丈夫♪ 从;・ゥ・从<・・・(え、だって・・・額があたしの顎に当たってるよ・・・?)
300 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 21:40:27.30 O
从・ゥ・从<あれ?ボタンまで外す必要なくない?
301 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 21:41:38.23 O
被ったw
302 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 21:43:15.10 0
303 :
名無し募集中。。。 :2010/04/15(木) 23:27:03.96 O
ネクタイ結んであげるとかいいなぁ〜
304 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 00:25:01.98 0
305 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 00:37:24.33 0
このスレのせいで普通の写真が普通に見えない てか愛理大人っぽくなったな
306 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 02:57:36.41 O
やじすずおやすみ
307 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 06:32:19.64 O
顔違いのがデフォなんだなあ
308 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 06:35:58.13 O
×違い ○近い
309 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 06:37:23.83 O
おはようやじすず
310 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 07:53:17.05 0
>>304 愛理は出来心で横向いてほっぺにちゅーしてくれ
311 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 08:39:06.46 O
楽屋で数学を勉強中の愛理 悩んでるみたいだから教えてあげようかと声をかける舞美 見た問題がちっともわからず「べ、別のにしようか!」と笑顔で数学を閉じる舞美
312 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 09:50:42.52 O
>>305 確かにw
画像一つでいろんな妄想をしてしまうw
313 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 12:52:22.95 O
>>311 勉強を教えるつもりが結局教えられる舞美
314 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 14:40:40.10 O
あげとくよ
315 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 16:58:02.27 O
州*´・ v ・)<まいみちゃんどこー?
316 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 17:38:25.11 0
从・ゥ・从<あーいりーーーーーー
317 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 18:04:39.79 O
すっごい早さで愛理のとこまで来そうだな舞美はww
318 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 19:51:30.32 O
新幹線の速さで飛んでくよw
319 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 19:53:34.72 0
通ったあとにはペンペン草も生えてないなw
320 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 19:58:44.88 0
州*´・ v ・) 从・ゥ・*从(((((((((( バビューン!!
321 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 20:22:06.75 0
そしてそのままスルーして地球一周の旅に出ると
322 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 20:24:36.45 0
从・ゥ・*从((((((((((((((((((( バビューン!! Σ州;´・ v ・)<え?!
323 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 20:36:58.04 O
324 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 21:47:52.57 0
州´・ v ・)<なっきぃがうらやましいよぉ、、、
325 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 21:51:46.92 0
>>322 从・ゥ・*从((((((((((((((((((( バビューン!
从・ゥ・*从((((ススス
从・ゥ・*从ピタッ
?从・ゥ・从<あれ、あたしなんで走ってたんだっけ?
326 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 21:55:43.07 O
舞美は愛すべき馬鹿
327 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 22:02:10.62 O
州´・ v ・)←舞美(を愛してる)馬鹿
328 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 22:03:06.55 0
舞美っていいなぁ♪大好きだw
>>325 最高のリレーをありがとう
329 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 22:06:46.17 O
白いTOKYOの「走ろう!」とか狼の舞美っぽい
330 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 22:19:05.78 0
あとは「往来進んでけ!」とか
331 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 22:22:49.14 O
往来w その発想はなかったわ
332 :
名無し募集中。。。 :2010/04/16(金) 23:25:59.86 O
サタデーナイトにまた会おう!
333 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 00:12:38.53 0
まとめの更新ありがとう
334 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 00:59:28.48 0
州´・ v ・)<舞美ちゃん結局通り過ぎて帰ってこないんだけど
335 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 02:33:18.66 O
从;・ゥ・从<あれ?ここどこ…?
336 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 04:59:44.62 0
「ねぇ、私なんか最近ヘンなんだ。」 ライブの帰り、新幹線の座席の隣の舞美ちゃんは、すごく大真面目な顔して急にそう言い出した。 少しだけ首を横にかしげてて。それがすごくかわいい。 いつもヘンだよ、なんて言ったら傷つくだろうから言わないけど。 でも、舞美ちゃんはいつもヘンだ。愛おしい天然だと思ってるけど。 「どんな風にヘンなの?」 そう言うと「うーん・・・。」ってまた首をかしげる。 「なんか、たまに愛理見てるとイライラするの。」 「イライラ・・・。」 あれ、私ダジャレ言い過ぎたかな。それで舞美ちゃん、イライラしてる? でも、いつもなんだかんだ笑ってくれるのになぁ。 ・・・なんかちょっと、いや、かなりショック。 「ごめんなさい。」 「あっ、違うの。なんだろう、えっと・・・今はイライラしないし、でもイライラする時もあって・・・。」 「ダジャレ言った時とか?」 「ううん。違う。」 あれ?じゃあ、何がイライラするんだろう? 考えてみるも・・・思い当たる事がない。 っていう事は、もしかして? ・・・私の事、嫌いになっちゃった、の? そうだとしたら・・・どうしよう、泣いちゃうかもしれない。 胸の奥がぎゅーって苦しくなる。
337 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 05:00:36.11 0
「あの、ね。この前、愛理とちっさーが楽しそうに笑ってる時に・・・イライラした。」 「えっ?」 「あとね、いつの撮影かわかんないけど、舞ちゃんが愛理にべたべた触ってるの見て、イライラしたりとか・・・。」 ・・・それって、それって? あれ?舞美ちゃん、それに気づいてないの?それが何かわかんないの? 「イライラして、ムカムカした。」 今度はふてくされたような、子供みたいな顔をしてる。 ふふ。舞美ちゃん、かわいいなぁ。 でも、これって天然っていうレベルなのかな?普通、わかるよね。 天然で鈍感にも程があるよ・・・。 「ねぇ、舞美ちゃん。私見てイライラするのって、私が嫌いになったからじゃないの?」 そんな意地悪な質問をすると、舞美ちゃんはすごい勢いで首を横にぶんぶん振って否定する。 「だって今、愛理といて嬉しいし・・・それに今はイライラしないもん。」 いじけたような、そんな顔されるとなんていうか。 あんまりにもかわいくって、我慢できなくなる。 それにさえも気づいてないんだろうなぁ。 キョロキョロとあたりを見回す。みんな疲れて寝てる。
338 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 05:01:33.56 0
私は舞美ちゃんの顔を両手ですばやく包む。 すぐ目の前に、舞美ちゃんの顔。きょとんとして私を見てる。 かわいいなぁ、もう。我慢できないよ。 そっと唇を寄せる。予期せぬ行動に舞美ちゃんは目を閉じない。 掠めるように唇に触れて離れると、遅れて舞美ちゃんの顔が真っ赤に染まる。 「あ、愛理っ。」 「舞美ちゃんがかわいいから。」 そう言うと、もっと顔が赤くなっていく。 それをじっくり観察して・・・やっぱりこれだけじゃ終われない。 「舞美ちゃん、今日家に来て?」 その意味がわかったのか、顔を赤くしたまま、ぶんぶんと首を縦に振る。 たまに困っちゃう時もあるけど、そういう真っ直ぐで不器用で鈍感な天然なところ、大好き。 「いっぱいしようね。」 舞美ちゃんの耳元でそっと囁いて、耳に音を立てて口づけた。 いっぱいいっぱい愛してあげる。 舞美ちゃんのカラダも心も、全部をじっくりと。
339 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 05:09:25.06 0
舞美可愛すぎだろw
340 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 05:53:44.74 0
終わりかな? 可愛かった乙でした
341 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 06:19:55.41 0
ちっちゃい子みたいな舞美可愛いなぁ デレデレしちゃうよw
342 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 08:03:38.84 0
愛理のじっくりは本当にじっくり焦らすようにしてそう
343 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 08:36:11.06 O
州*´・ v ・)<お褒めに与り、光栄でございます。
344 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 10:42:46.07 O
やべ〜!!! 作者さゎGJ ニヤニヤ止まらない こういう甘甘好き
345 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 11:15:25.97 O
電車内でニヤニヤしてしまったw
346 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 12:56:21.50 O
舞美は何というか育て甲斐ありそうw
347 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 14:21:46.25 0
>>335 从;・ゥ・从〆<もしもし愛理っ!?
州;´・ v ・)〆<舞美ちゃん!? どこいっちゃったの?!
从;・ゥ・从〆<わかんないのっ!?
州;´・ v ・)〆<周り!周りになにがある?
从;・ゥ・从〆<え?えっと・・・・
((从;・ゥ・从 从・ゥ・;从)) (キョロキョロ)
リl|*´∀`l|<どったの〜? Σ从・ゥ・*从<!
从*・ゥ・从<愛理!ここアラブみたい!
リl|;´∀`l|<!(なんですと!?)
348 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 14:41:35.25 0
从・ゥ・从〆 <ガガ・・ピッピッ・・あい、あい・・り・・こ・・ガガピー 州;´・ v ・)〆 <ずいぶん遠くまでいっちゃったみたい、電波が悪いなぁ・・・ 州n`・ v ・)η〆<ね〜え舞美ちゃ〜ん!聞こえる〜!?どこ〜〜?? 从・ゥ・从〆 <あ、愛理〜ガガ・・ア・・ラブ・・ 州´・ v ・)〆 <えっ・・・?? 从・ゥ・从〆 <アラ・・ブ ア・・・ラブ・・愛理!! 州*´・ v ・)〆 <え? あ、アイラブ愛理?!アイラブ愛理ぃ?? 州*´∩ v ∩) ミ 〆 <いや〜ん舞美ちゃん、そんなこと大声で恥ずかしい♪ 〆 <あれ?ねえ愛理?お〜い 从;・ゥ・从〆 <どうしたんだろう愛理・・・全然応答しなくなっちゃった リl|*´∀`l|<??
349 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 15:35:42.37 0
愛理まで馬鹿にw
350 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 15:55:01.96 0
リl|*´∀`l|<てか誰がアラブやねん
351 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 16:44:52.66 O
从・ゥ・`从ショボン
352 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 17:33:28.80 O
州`・ v ・)
353 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 19:17:41.71 O
コントみたいなAA劇場w 愛理が呼べば舞美は帰ってくるのかな?w
354 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 20:57:05.07 O
舞美は自分のことを小型犬だと思ってる大型犬だからなあw
355 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 21:37:06.88 O
ゴールデンレトリバーなイメージ
356 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 22:06:39.03 O
357 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 22:47:56.36 0
じゃれてくる舞美を受け止め損ねた時のため受身の練習を始める愛理
358 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 23:53:48.10 0
珍しく「してほしい」って思った舞美 でも言うのが恥ずかしくて愛理のパジャマの袖持ってアピールする舞美
359 :
名無し募集中。。。 :2010/04/17(土) 23:58:19.49 0
わざとなんのことかわからないふりをする愛理
360 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 00:06:59.80 0
どうしても言葉では言えなくて諦めて自分のベッドに行く舞美 布団をめくろうとした時に後ろから抱きしめて耳を噛む愛理
361 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 00:13:17.59 0
不意打ちに声が出ちゃう舞美 耳にキスをして「何か言いたいことあるんでしょ?」と追いつめる愛理
362 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 00:26:58.86 0
やっぱり言えない舞美 唇を耳から首筋に移動させて微妙な刺激を与える愛理
363 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 00:30:05.98 0
小悪魔すぎるな愛理w
364 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 00:41:22.07 0
結局は愛理が黙って押し倒してあげるのと 舞美が蚊の鳴くような声でねだるの どっちが萌えだろう?w
365 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 00:44:48.95 O
舞美が蚊の鳴くような声でねだるに1票w
366 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 01:10:53.08 O
押し倒して寸止め →再度尋ねる →仕草や表情でなく声に出して舞美の口から言ってもらいたい
367 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 01:37:01.06 0
前スレ997の手前の話です
368 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 01:38:39.30 0
ぼんやりと愛理が私の頬に触れた唇の感触を思い出していた。 思っていた以上に柔らかくて温かくて、そして優しい感触だった。 愛理の唇が寸前まで近づいた。だけどそれは寸前で止められた。 その場面ばかりが思い浮かんだ。 気づいてしまった。 その時に触れられたい、と思った衝動が何なのか。 触れられたい、と思う理由はただひとつしかない。 だけどまだそれを簡単に認められない。 そんなすぐに簡単に次の人、だなんて。軽いもいいとこだ。 えりへの想いはそんな簡単じゃないし、愛理への想いもそんな簡単じゃない。 心がゆらゆら揺れる。その揺れに酔って気持ち悪くなる。 だけど考える事を止められなかった。止めようと思っても思い浮かんでしまう。 自分の気持ちがわからなくて、だけど気づいてしまったその気持ちは自分の中に確実にある。 あの時触れられたところが熱を帯びて、その熱は顔全体に、そして体全体に広がる。 ぎゅっと目を閉じたら、寸前で止められた続きを見そうになる。 頭をぶんぶん振って、慌てて考えるのを止める。 コルクボードに貼られた写真を見る。 まだ1枚だけの写真。私も愛理も照れくさそうに笑ってる。 胸が痛むのは不自然だ。そう思いながらも、写真の愛理をじっと見る。 そして、その写真に唇を落とした。 その自分の行動はホントに無意識だった。 気がついて、自分自身に驚き・・・愕然とした。 私はもうすでに、愛理に恋をしているんだと思わされた。
369 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 01:39:34.80 0
そう認めてしまったら、あとは気持ちがただ広がっていくばかりだった。 気持ちが愛理でいっぱいになる。愛理しか見えなくなる。 恋に落ちる瞬間はこういうものなんだろうか。 わからないけど、ただ愛理でいっぱいになった気持ちはもう認めるしかなかった。 軽いと思われても仕方ない。だけどこれは本心で決して安易で簡単な想いじゃない。 愛理の事を思い浮かべたら、切なくもなり嬉しくもなるこの感情。 それは友情でもなく、同情でもない。はっきりとわかる。 心の中でずっともやもやしてたものが、急にクリアになったように。 雲の切れ間から光が差し込んで、雲ひとつない青空になったように。 はっきりとわかったこの感情は、恋という感情以外ありえない。 愛理はわかってくれるだろうか。 今まで散々つらい思いをさせた。我慢もさせたし、悲しい顔もさせた。 それでもそばにいて、私の支えになってくれた愛理は、どんなつらい思いを抱えているだろう。 もちろん、嬉しそうに笑ってる顔もたくさん見てきた。かわいくて微笑ましくて、心がやんわりと幸せになれるような、そんな表情。 だけど、今思い浮かぶのはどうしてか切なげに瞳を揺らして、苦しそうに私を求める愛理だった。 私はどうして『待っていて欲しい』なんて残酷な事を言ってしまったんだろう。 それがずっと愛理を苦しめていた事に気がついていたのに、私は愛理を求めて愛理を追い詰めていた。自分の我侭の為だけに。 そう思うと、今すぐにこの気持ちを伝えたかった。 だけど、あと少しだけ・・・待ってて欲しい。 我侭ばかりでごめんなさい。 もう少しだけ、だから・・・。待ってて欲しい。
370 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 01:40:33.20 0
今日はなっきぃが遊びに来る日だった。 私はいつものように公園でランニングを済ませた。今日愛理がいない事を寂しく思ったし、よかったとも思った。 シャワーを浴びて、時計を見る。まだ8時過ぎ。 なっきぃは子供だから朝早く来るだろう。 その前に、私には済ませなきゃいけない事があった。 ソファーに座って深呼吸する。そして、コルクボードに貼られた写真を見る。 えりと愛理。 それから目を閉じた。ぐらぐら揺れる事はなかった。 それを確認して、私は携帯を手に取った。 電話の相手はまだ寝ていたのか、「もしもし・・・」と寝ぼけた声が聞こえた。 「ほらー。朝だよ!」 「んぅ?舞美・・・?」 「起きて!起きて!!」 「・・・昨日夜更かししたから、もう少し寝させてー・・・。」 ホントに寝る気なのか、スースーと規則正しい音が聞こえてきた。 寝かせてあげたい。だけど今日は・・・今は・・・。 「えり、話があるんだ。」 私がそう言うと、「話・・・?」って寝ぼけた声が聞こえてきたけど、えりはいつもと違う私に気がついたんだろう。 「わかった。」 急に口調がはっきりして、電話の向こうでシーツが擦れる音がした。 私は深呼吸して、目を閉じてゆっくりとえりに告げた。
371 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 01:41:38.00 0
「好きな人が、できた。」 えりは黙っていた。私も黙ってしまった。 沈黙は長かったのか、それさえもわからなかった。 私達の中で沈黙なんてありえなかった。いつもギャーギャー騒いでたから。 だけどその重い沈黙は、えりの笑い声で終わりを告げた。 「ごめんごめん。沈黙とか耐えられなくって。」 「えり・・・。」 「どんな子?かわいい??」なんて勢いよくいろいろ質問されて戸惑う。 私が答えられずにいると、えりは質問をするのをやめて・・・静かになった。 「舞美が幸せだったら、私は嬉しい。今、幸せ?」 「・・・うん。幸せ。」 「そっかぁー。よかったぁー。」 電話越しでも笑ってるえりが見えた。ホントに嬉しそうに私に笑いかけてくれる、えりの顔。 その顔がホントに大好きだった。好きでたまらなかった。 「私、軽い?この前までえりを・・・好きだって・・・。」 だからこそ思う。 えりに対する想いが軽かっただなんて思って欲しくなかった。 本気で本当に、好きだった事。信じて欲しかった。 「軽いとかよくわかんないけどさー・・・。でも舞美の性格上、本気だったのも今本気なのもわかるよ。」
372 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 01:42:34.58 0
こういうところ、すごく好きだった。 それは私を一番に考えてくれている、という意味ではなくて。 いつもふざけてばかりで、茶化してばかりで・・・だけど、いざという時に欲しい言葉をくれるところ。 それは言葉だけじゃなくて、本心なのがわかって泣きたくなった。 「えり・・・。」 「あああ、もう泣くとかなしだよ・・・。」 電話の向こうで「困ったなぁ」って声がした。 困らせてごめんね。でも今は泣かせて欲しい。 結局私が泣き止むのを待っててくれる、えりはそういう人だ。 泣き止んだ私に「もう泣かれると困る」ってはっきり言うえりに私は笑う。 私達は一緒に歩むことは出来なかったけれど、だけど今でもやっぱり大事な人。 そして、これから先も、ずっと。 「えり、ありがとう。」 「なんでお礼?別に何もしてないよ?」 ホントに何でもないというように笑ってくれる。 大好きだった。えりが好きだった。 恋人にはなれなかったけど、えりの精一杯で私を受け止めてくれてありがとう。 大好き、でした。
373 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 01:43:33.85 0
あともうひとつだけ、済ませなきゃいけない事がある。 気合いを入れるように、頬を両手でパシンと叩いた。 気持ちは揺らいでない。えりの声を聞いても揺らがなかった。 あとはガーッと進むだけ。愛理に向かって進むだけ。 なっきぃとなっきぃの友達が遊びに来て、みんなを公園に連れて行った。 みんなで手を繋いで、歌を歌いながら。 空の青さが気持ちよくて心に響く。空に向かって大きく腕を広げて、空気を吸い込んで吐いた。 愛理に会いたい。 素直に純粋にそう思った。 会いたくて会いたくて、仕方ない。 私は愛理にメールをした。 <おはよう。今日は何してる?今、公園にいるんだけど来ない?> そう打って、携帯をポケットに閉まった。 目の前では、なっきぃ達がはしゃぎながら鬼ごっこをしていた。 「よーし!次は私が鬼になろうかな。」 「やだぁ、みぃたん足早いんだもん。」 「えー。いいじゃん。私も鬼ごっこしたい。」 「じゃあ・・・いいよ。」 私が10数えてる間に散っていく子供達。 そして数え終わって手加減ナシで走る私。 ガーッどこまでも走り出したかった。どこまでも走れそうな気がした。
374 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 01:44:33.70 0
「待ってるの、つらくない?」 愛理が公園に来てくれて、散々遊んだ帰り道。 愛理の家の前に来たのに、私はなかなか繋いでいた手を離せずにいた。 愛理も同じ気持ちだといいなって思う。 ホントは告白するつもりだった。 だけどもうひとつだけ済ませたい事があった。 それは、愛理の気持ち。 昨日私に触れるのを止めた・・・あの時の愛理の表情を思い浮かべると、胸の奥が騒いだ。 このまま突き進んでいいはずがない。 昨日の別れ際、私は愛理が自分から離れていっちゃうんじゃないかっていう不安を抱いた。 私が想像するよりもずっと、つらい想いをしているだろう。 もう、私から離れたいってそう思われても仕方ない事をしてたんだと思った。 自分の気持ちを隠して、愛理の気持ちを聞くのはずるいというのはわかってる。 だけど、もし愛理が・・・もう離れたいって思っているなら、私のこの気持ちを告げるのをやめようと思っていた。 これ以上、苦しめたくなかった。苦しんで欲しくなかった。 愛理は少し考え込んでいた。何を考えているかはわかるようでわからない。 そして苦しげな表情で「私は舞美ちゃんが、好き。」って。 私を好きだと言うのに、そんな苦しい顔をさせるのがつらかった。 抱きしめたくて・・・手を広げようとした瞬間、私は愛理の腕に包まれて、頭を撫でられた。 それはさっきの表情とは全然違う、優しくて幸せそうな、そんなぬくもりだった。
375 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 01:45:35.80 0
全身の熱が上がった。愛理に触れられただけで一瞬にしてこんな風になる。 今までだってそうだった。それに気づいてたのに気づかないフリをしていた。 いつからだったかはわかんない。だけどそれがわからなくても何も問題はなかった。 「ありがとう。」 待たせてごめんね。ずっとつらい想いをさせて・・・ごめんね。 幸せにしたいって言ってくれた、私も今同じように思う。 愛理を幸せにしたい。私が幸せにしたい。そして愛理からも幸せをもらいたい。 そんな風にふたりで歩いて行けるように、願いを星空に込めた・・・。
376 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 01:51:31.39 O
以上で書いた分の桜シリーズは終わりです 長々書いてしまいましたが、お付き合いありがとうございました このスレに出会えて本当に楽しかったです ありがとうございました 最後の最後まで規制に引っかかりました
377 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 04:50:03.50 0
感動したっす・・・ 乙でした〜
乙でしたー
379 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 06:33:01.82 O
舞美視点ありがとうございました 両方の視点が読めて嬉しい
380 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 07:36:01.16 0
起きたら桜シリーズが! 乙でした よかったらまたここで書いてください
381 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 08:59:46.91 O
うわぁいいわぁ… 自分もこういうの書いてみたい
382 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 10:29:29.68 O
作者さんお疲れ様でした ホントこの話大好き 最後に舞美視点の話も読めて最高 何かまた浮かんだら是非書きに来て下さい 感動をありがとう
383 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 11:49:05.81 O
わ〜いいなあ・・・ 愛理のぽわぽわ顔が浮かぶな
384 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 11:50:10.53 0
舞美の舞台稽古を内緒で見学する愛理 真剣な舞美に惚れ惚れして写真を隠し撮りする愛理 PC内舞美フォルダが充実してほくほく
385 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 11:57:04.59 O
あのブログの写真も実は愛理がマネージャーに提供したものということかw
386 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 12:15:34.28 0
マネージャーに提供する用(携帯撮影)と自分用(デジカメ撮影)の2種類撮る愛理 州´・ v ・)<舞美ちゃんには内緒でお願いします
387 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 14:41:14.46 0
从・ゥ・从<愛理は大阪かぁ…舞ちゃんいいなぁ(落ち着かずうろうろ)
388 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 14:47:23.19 O
(o・・)<今日は舞が愛理独占でしゅ
389 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 15:38:36.70 0
从*・ゥ・从〆<あ、舞ちゃん?愛理の可愛いショットちゃんと撮ってきてね! (#o・D・)〆<はぁ?撮らないから。切るね! ガチャッ ツーツーツー 从・ゥ・`从ショボーン
390 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 15:43:52.94 0
下がり眉舞美大人気w
391 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 16:18:07.37 0
州´・ v ・)<…(なっきぃの℃ブログを見た) 州#`ФДФ) <お の れ !!
392 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 16:35:40.62 0
出た!ジェイソン愛理w
393 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 16:40:59.71 O
(o・・)<どうした? 州#`ФДФ)<な に が !? (;o・・)<は?怖いんだけど 州#`ФДФ)<……… パッ 州´・ v ・)<舞ちゃん。なあに? (;o・・)<…… (o・・)<あ、写メ撮ろうよ。舞美ちゃんが愛理の写メ見たいってうるさくてさぁ 州´・ v ・)<そっかぁ、舞美ちゃんがねぇ…(なっきぃといちゃいちゃしてるくせに)…いいよ、撮ろ カシャッ
394 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 16:43:20.79 O
一方その頃… 从・ゥ・从<あ、舞ちゃんからメール… 『しょうがないから撮った写メ送ったげるよー』 从*・ゥ・从<なんだかんだで優しいじゃん(スクロールして添付された写メを見る) 从*・ゥ・从<……… 从・ゥ・从<……… (隙間ないくらいぴったりと抱き合っている二人のツーショット。足元はお揃いのパンプス) 从´・ゥ・从ショボーン
395 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 16:54:36.69 0
舞美可愛いw
396 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 18:24:13.43 0
>>392 間違えたチャッキーだ
ジェイソンは13日の金曜日のホッケーマスクだw
州;´・ v ・)<ひどすぎ
397 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 18:33:19.73 0
お互い悶々とした気持ちで再会する2人 州`・ v ・)<(舞美ちゃんおしおきなんだから) 从´・ゥ・从<(舞ちゃんとあんなにピッタリと…)
398 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 18:40:59.78 0
愛理はともかく舞美は全然おしおきされるようなことしてないと思うのにw
399 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 18:58:29.07 O
从`・ゥ・从<(愛理お、おしおきなんだからっ)←ちょっと頑張った舞美 州´・ v ・)<(なっきぃいいなあ…ずるいなあ) 逆バージョンにしてみたw
400 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 19:00:23.67 0
それもいいねw
401 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 19:05:35.95 0
頑張る舞美かわいいw
402 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 19:38:42.60 0
舞美のおしおきって優しそう 愛理のはひどそうだけどw
403 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 21:26:53.52 O
ハリセンで叩いてくるぞw
404 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 21:42:06.12 0
愛理のおしおきっていうと性的なものしか浮かばなかったのは俺だけかw
405 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 21:45:44.48 O
舞美って役ではドSな役ばかりなのに普段は全然違うよな 絶対愛理には敵わなそうw
406 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 21:47:14.13 0
どう見てもSに見えない子だから敢えてそういう役あててるんじゃね? その方がギャップに萌えるってことで ・・・俺のようにw
407 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 22:01:07.78 0
从・ゥ・从←愛理イチオシのカッパのぬいぐるみを隠す 州´・ v ・)←絶対イカせてあげない、それで涙目の舞美を楽しむ 個人的なそれぞれのおしおきのイメージw
408 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 22:01:57.35 0
すごい違いだなw
409 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 22:17:13.05 0
愛理のおしおきの小説読みたいw
410 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 22:17:36.31 0
愛理それおっさんの責め方やw
411 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 22:23:59.20 0
412 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 23:46:39.58 O
州`・ v ・)舞美ちゃん…今日なっきぃとご飯行ったんだってね 从´・ゥ・从う、うん(なんで愛理怒ってんだろ) 州`・ v ・)…おしおきしなきゃ 从;・ゥ・从えぇ!?(ど、どうしよ…あたしのお気に入りのヌイグルミ隠されるのかな…) 州`・ v ・)今から舞美ちゃん家行くから 从´・ゥ・从う、うん(やっぱ隠すんだ…)
413 :
名無し募集中。。。 :2010/04/18(日) 23:48:41.23 0
舞美の思考はぬいぐるみから離れられないのなw 舞美のお気に入りのぬいぐるみってほんとにあんの?
414 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 00:29:42.89 O
今日は地方でライブがあり、メンバーみんなでホテルに泊まっている。 解散後はずっと愛理と一緒に私の部屋でテレビを見たりおしゃべりしたりしていた。 先に私がお風呂に入って、愛理が出てくるのをテレビを見ながら待っていた。 髪を切ってからは、髪を乾かすのが本当に楽になった。 だから今もこうしてのんびりと待っていられる。 髪を切っていなかったら、きっとまだドライヤーをかけているだろう。 「あーさっぱりしたぁー」 「おかえりー」 愛理が首からかけたタオルで髪を拭きながら戻ってきた。 こういう時にしか見られないパジャマ姿はすごく可愛くて、私は自然と笑顔になる。 「乾かしてあげよっか?」 「いいの?」 「うん、やってあげる」 鏡の前に座る愛理の後ろに立って、ドライヤーを受け取る。 鏡越しに愛理を見ると、少しだけ頬が赤くなっていて、なぜか胸がドキッとした。 愛理は嬉しそうに私の顔を見上げている。 開いた襟元から見える綺麗な首や、濡れた髪から香るシャンプーの匂い。 いろんなものが組み合わさって、私の心臓をどんどん加速させていく。 「おーい、舞美ちゃん?大丈夫?」 「え、あ、だ、大丈夫大丈夫!」 気付いたらボーッとしていたみたいで、愛理が心配そうに私を見上げる。 私は慌ててドライヤーのスイッチを入れて愛理の髪に触れた。 ドライヤーの音に混ざって、自分の心臓の音が聞こえる気がした。
415 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 00:31:53.65 O
愛理はずっと嬉しそうな顔をしていて、鏡越しに目が合うとにこっと笑った。 その笑顔に、また私はドキッとしてしまう。 心臓はドキドキドキドキとうるさいぐらいに動いていて、私は大きく唾を飲み込んだ。 胸が苦しい。 こんなに愛理の近くに居るのに、もっと近付きたいと思う。 もっと、愛理に近付いてきてほしいって思う。 「これぐらいでいいかな」 「うん。ありがとう、舞美ちゃん」 なんとか愛理の長い髪の毛を乾かして、私はドライヤーを机の上に戻した。 心臓はまだうるさいままで、私の身体は愛理を求めていた。 私が戸惑っている間に、愛理は自分の荷物の整理をし始めてしまった。 どうしよう。 愛理に触れてほしい。 愛理に私を求めてほしい。 でも、これをどうやって伝えればいいんだろう。 愛理は楽しそうに鼻歌を歌っている。 すごく可愛いと思う。 私だけがこんな気持ちになってしまっているのがなんだか恥ずかしかった。 「愛理」 恥ずかしいけど、でも、してほしいものはしてほしい。 私は勇気を振り絞って愛理のパジャマの袖を掴んだ。
416 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 00:35:02.76 O
「何?」って言って愛理は振り向いてくれたけど、私は何も言えなかった。 「どうしたの?」 「あ、の…」 愛理が不思議そうに私を見る。 恥ずかしくて、私はとっさに目をそらした。 なんて言えばいいんだろう。 ストレートに言うしかないのかもしれない。 でも、そんなの恥ずかしすぎる。 「や、やっぱり何でもないっ」 もう今日は寝よう。 それで、明日は早く起きて、ホテルの周りを思いっきり走ってこよう。 そうすれば、こんな気持ちも無くなるはずだ。 「私、もう寝るね」 愛理の袖を掴んでいた手を離して、私は自分のベッドに向かった。 胸が苦しくて、頭がモヤモヤする。 それらをみんなかき消したくて、私は勢いよく布団をめくった。 「舞美ちゃん」 「っ…ん!」 愛理が後ろから私を抱き締める。 耳元で名前を呼ばれて、返事をする間もなく耳を噛まれた。
417 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 00:36:53.55 O
背中越しに愛理の体温が伝わる。 自分と同じシャンプーのにおいがする。 耳元で愛理の息遣いが聞こえる。 全身で愛理を感じた瞬間、頭がクラクラした。 「何か言いたいことあるんでしょ?」 愛理はそう言った後、私の耳に音を立ててキスをした。 全身に電気が走ったような感覚がして、私は思わずベッドに手をついた。 「言わなきゃわかんないよ?」 そう言いながら愛理は唇を首に移して、うなじの辺りにキスをしてくる。 全身がゾクッとして、私は首をすくめた。 今度は唇を首筋に移して、静かに舐め上げられる。 愛理は何も言わない。 私も声が出そうになるのを抑えるのに必死で何も言えなかった。 「舞美ちゃん」 愛理にもスイッチが入ったのか、愛理は私を優しくベッドに押し倒した。 私の上に愛理が跨るのを見て、私の胸は無意識に高鳴った。 これでしてもらえる。 そう思って、私は愛理の背中に腕を回した。 愛理の顔が近付いて来て、私はゆっくりと目を閉じた。 キスをされると思った、のに。
418 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 00:39:49.11 O
「どうしてほしいか、言って?」 愛理からの思わぬ言葉に、私はすぐに目を開けた。 すぐ目の前には愛理の顔。 あとちょっとでキスが出来る。 なのに、愛理はあと数センチの距離を縮めてくれようとしない。 「舞美ちゃんが言ってくれなきゃわかんない」 ここまでしといて、わからないはずがないのに。 さっきまでの行為で私の身体はすっかりその気になってしまっていた。 キスがしたい。 もっと愛理に触れてほしい。 そう思うけど、素直に口にするのは恥ずかしい。 「あいりぃ…」 名前を呼んでみたら、思いのほか甘えた声になってしまった。 それだけでも恥ずかしいのに、してほしいだなんて言えるわけがない。 私は顔が熱くなるのを感じて、今すぐこの場から逃げ出したくなった。
419 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 00:41:16.80 O
「ちゃんと言って?」 「や、無理…」 「ちゃんと言ってくれないなら、してあげない」 もうわかってるんじゃんか。 私がしてほしいって思ってること、ちゃんとわかってるのに。 「いじわる…」 「そんなこと言うなら、もうしてあげないよ?」 「…うー」 愛理が私の上で楽しそうに笑う。 ずるい。 こんなのずるいよ。 その気にさせといて、なんでそんなに意地悪なこと言うの? だけど、今ここでやめられるのは本当に困る。 このままじゃ絶対寝られない。 私は覚悟して、ゆっくりと口を開いた。
420 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 00:42:27.25 O
「し、て…」 「ん?もう一回言って?」 「して、愛理…」 恥ずかしくて、火が出そうなぐらい顔が熱かった。 これで「何を?」なんて言われたらどうしよう。 そうなった時のことを考えていたら、愛理は私の身体をぎゅっと抱き締めた。 「よく出来ました」 耳元で囁かれて、また全身に電気が走ったような感覚に襲われる。 良かった。 これで、愛理にしてもらえる。 焦らされた分、私は愛理を求める気持ちが高まっていた。 「愛理」 名前を呼ぶと、愛理の顔がまた私の上に現れた。 気持ちばかりが先走る。 早く早くって身体が疼く。 そんな気持ちを全部ぶつけるように私は両手で愛理の頭を引き寄せて、今日初めての、そして、今までで一番長いキスをした。 从*・ゥ・从<今夜は寝かさないよ、とか言って。
421 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 00:43:50.05 O
>>411 を見て自分も読みたくなったから書いてみた
422 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 02:41:01.91 O
寸止め→ねだるが具現化されてるうぅぅ
ありがとう
>>411 ありがとう携帯作者さん
423 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 02:50:13.42 O
このスレの愛理なら また舞美がして欲しくなって同じ状況になった時『何を?』 まで言わせちゃうんだろうな
424 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 05:39:19.64 O
作者さんありがとう 舞美がおねだりした日の愛理はいつも以上に激しいのしそうw
425 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 07:22:04.30 O
してほしかった分、1回じゃ満足できなくて恥ずかしそうに「…もっと」っておねだりしちゃう舞美が浮かんだ 朝から悶々としながら過ごすわ
426 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 07:59:42.84 O
作者さんGJ 舞美かわいい さすが愛理だな責め方を知ってるw
427 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 10:38:09.58 O
州*´・ v ・)<舞美ちゃんのせいで寝られませんでした
428 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 12:13:40.73 O
愛理が可愛くて可愛くて仕方ない舞美 デレデレしながら愛理を見てマイマイから「舞美ちゃんだらしないから」と怒られる
429 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 14:18:34.04 O
呟いた妄想が完璧な形で現実=小説になって感涙です 作者さんありがとう!
430 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 18:55:39.88 0
愛理は舞美がまたおねだりしてくれるのを密かに楽しみにしてそうw
431 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 19:37:18.24 0
甘えた声の舞美かわえぇ! ねだる舞美かわえぇぇ!!!!! その後積極的な舞美かわえぇぇぇ!!! 大興奮してまーたw 作者さん天才!
432 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 20:46:50.22 O
洲´・v・)<今度はどうやって舞美ちゃんを責めようか…(ニヤニヤ
433 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 21:32:00.70 0
妄想って食材から作品って料理を創る超一流のシェフの極上の一品をごちそうさまでした
434 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 22:14:44.38 0
一緒にベッドに入るも先に寝てしまった舞美 パジャマを着て寝たはずなのに起きたら素っ裸 从;・ゥ・从<暑くて脱いじゃったのかなぁ…
435 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 23:05:50.64 0
从`・ゥ・从<愛理お、おしおきなんだからっ 州´・ v ・)<おしおき? 州´・ v ・)<wakuwaku
436 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 23:07:03.63 O
ちょ舞美www 洲´・v・)<舞美ちゃん…寝てるし…。先に寝ちゃった罰で脱がしちゃお!
437 :
名無し募集中。。。 :2010/04/19(月) 23:52:35.01 O
お仕置きしようと思った舞美 でもどうしたらいいのか分からず結局愛理から責められる舞美
438 :
名無し募集中。。。 :2010/04/20(火) 00:58:56.64 O
洲´・v・)<舞美ちゃんおやすみ
439 :
名無し募集中。。。 :2010/04/20(火) 01:33:01.04 0
また携帯が規制されたorz
440 :
名無し募集中。。。 :2010/04/20(火) 04:06:48.01 0
州´・ v ・)<はい、ドンマイ♪
441 :
名無し募集中。。。 :2010/04/20(火) 05:38:12.00 0
おしおきって言葉が愛理に似合いすぎてこわいw
442 :
名無し募集中。。。 :2010/04/20(火) 09:41:18.26 0
从`・ゥ・从<さぁ〜!お、おしおき!! 从・ゥ・从<………どのカッパかな? 州´・ v ・)<………え!?
443 :
名無し募集中。。。 :2010/04/20(火) 12:07:47.50 0
州;´・ v ・) <あのぉ……?そっちは(ぬいぐるみなんだけど)? 从`・ゥ・从<う〜んと!これかな?
444 :
名無し募集中。。。 :
2010/04/20(火) 12:45:59.30 O 洲;´・v・)<………えっ…舞美ちゃん…??