もしもみやびちゃんと梨沙子が同じ学校の先輩後輩だったら 14学期目
1 :
名無し募集中。。。:
2 :
名無し募集中。。。:2010/03/08(月) 19:47:32.70 0
_
. (⌒⌒⌒).) ノハヽ★
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(つ___と)
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(⌒⌒⌒).) ノハヽ★
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| ´∇` |:::| ノノハ| ´∇` |:::| | ただいま |
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3 :
名無し募集中。。。:2010/03/08(月) 19:53:32.94 0
千奈美おかえり
4 :
名無し募集中。。。:2010/03/08(月) 21:18:03.61 0
誰もいないのかな
5 :
名無し募集中。。。:2010/03/08(月) 21:31:13.20 0
小説スレはどこも厳しいみたいね
6 :
名無し募集中。。。:2010/03/08(月) 21:49:33.41 0
なんで厳しいん?
7 :
名無し募集中。。。:2010/03/08(月) 22:01:46.01 0
作者さんがまだ見つけてくれなくて
8 :
名無し募集中。。。:2010/03/08(月) 22:06:48.13 0
前スレの最後のレスってこれでいいの?
332 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/01(月) 01:12:49.98 0
>>330 「ごめん。怒った?」
「怒ってないよ」
口ではそう言ってもあたしと一向に目を合わせない熊井ちゃん
「怒ってるじゃん」
「怒ってないって…!」
振り向いた熊井ちゃんの隙をついて掴んでいた手を引いて
顔を近づけるとそっとキスをした
「まだ…怒ってる?」
唇を離しそう問うと真剣なまなざしの熊井ちゃんと目が合う
「すんごく怒ってる」
「え…」
「だってうちもキスしたかったのにまぁが先にしちゃうから」
もう一度触れた唇と唇
今度は一瞬じゃなくてこの時間が永遠に続くかのようにさっきよりも長い長いキスだった
9 :
名無し募集中。。。:2010/03/08(月) 23:21:42.40 0
落ちる
10 :
名無し募集中。。。:2010/03/08(月) 23:29:21.17 0
やっと見つけた!
他の書き手さんが来たら俺も復帰しようかな
11 :
名無し募集中。。。:2010/03/08(月) 23:30:25.31 0
331 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/03/01(月) 01:11:57.55 0
>>324 ついえりかちゃんにこぼしてしまった言葉
あたしはなに言っちゃってるんだろ・・・
そんなこと聞いてもえりかちゃんを困らせるだけなのに・・・
目をそっと閉じると浮かんでくるみやのやさしい笑顔・・・
なんでだろ、なんで笑顔ばっかりが思い出されるの?
思わず涙がこぼれそうになった瞬間、えりかちゃんが今までにない真剣な声で聞いてきた
「ねぇ、愛理?」
「・・・なぁに?」
「愛理、ナツヤキさんと何があったの?」
12 :
名無し募集中。。。:2010/03/08(月) 23:31:19.67 0
322 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/28(日) 21:52:52.68 0
>>281 梨沙子の家を出たら朝日が昇っていてすっかり外は明るかった
そこから何度も通った愛理の家を目指す
小高い丘の上にある愛理の家
いつも自転車で上ったこの丘
ちょっぴり大変だけど、ここを登りきったらいつも愛理が待っていて
その笑顔が見たくてペダルに籠める力も強くなったっけ
愛理の家の前に着くと家の中は真っ暗だった
まだみんな眠っているんだろう、うちは門の前に腰かけて携帯を取り出す
『今、愛理の家の前にいるんだ
起きたら出てこれないかな』
13 :
名無し募集中。。。:2010/03/08(月) 23:32:38.59 0
310 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/28(日) 14:45:35.90 0
>>285 「桃、痛いんだけど」
「だ、だって…」
秘部に顔を埋めた瞬間くらった蹴りが見事にあたしの顔面にクリーンヒットした
「汚いよそんなとこ…」
顔を真っ赤にして震えてる桃の頭を優しく撫でゆっくりと起きていた体を
もう一度ベッドに倒す
「あのさ、汚い場所に自分から顔つけるやつがいると思う?」
その問いにしばらく考えた後首を横に振った桃
「それに…好きじゃなきゃこんなことしない…」
「え?」
「なんでもない!いいからじっとしてて」
さっきと同じように秘部に顔を埋めようとしたとき
また桃に止められた
「今度はなに?」
「あの…優しく…してね?」
うるうるな瞳と赤くなった頬
そんなの見せられて無理に決まってんじゃん…
「逆効果だよ桃」
「え?」
14 :
名無し募集中。。。:2010/03/09(火) 00:14:44.21 0
まとめ更新してあげようと思ったら変な風になったのでまとめサイトの方すいません
15 :
名無し募集中。。。:2010/03/09(火) 01:57:22.43 0
復活
16 :
名無し募集中。。。:2010/03/09(火) 05:06:06.59 0
>>13 「っ…ふ…キャ…プ」
ぴちゃぴちゃという水音と二人の息遣いが重なり
汗ばんだ体を朝の日差しが照らす
「やぁ…」
桃の出す声一つ一つが愛しくて、その気持ちがさらに
あたしのS心に火をつけていく
もっと聞きたい
もっとめちゃくちゃにしたい
可愛い涙を流させたい
…あたしってどんだけ変態なんだろ…
そんなことを自分でも思う
「桃」
舌に絡んだ愛液を舐めとり顔をあげ桃に声をかける
その目はすでにうつろで息も荒くなっていた
「入れるよ?」
17 :
名無し募集中。。。:2010/03/09(火) 09:13:13.74 0
やっと復活したか〜
そしてキャプもものエロいいっすねw
18 :
名無し募集中。。。:2010/03/09(火) 12:04:47.89 0
落としたくないけど人いない・・・
19 :
名無し募集中。。。:2010/03/09(火) 13:32:18.53 0
落ちてまう
20 :
名無し募集中。。。:2010/03/09(火) 14:26:25.20 0
うお
復活したのか
21 :
名無し募集中。。。:2010/03/09(火) 14:51:33.95 0
終われない小説がここにある
22 :
名無し募集中。。。:2010/03/09(火) 16:09:18.78 0
復活おめ!
また書きに来ますわ
23 :
名無し募集中。。。:2010/03/09(火) 19:40:10.90 0
待っとりますばい
24 :
名無し募集中。。。:2010/03/09(火) 22:01:29.53 0
ノノl∂_∂'ル
25 :
名無し募集中。。。:2010/03/09(火) 23:45:24.85 0
>>12 愛理からの連絡を待ちながら携帯の画像フォルダを開ける
「・・・ははは・・・愛理ばっか・・・」
愛理の笑顔、愛理のふざけた顔、愛理の膨れた顔、愛理の幸せそうな顔
愛理、愛理、愛理・・・。
うちはあの日から愛理への思いは何も変わってないよ?
ねぇ、愛理・・・お願いだから戻ってきて
26 :
名無し募集中。。。:2010/03/09(火) 23:47:22.24 0
ここからどうするかだなぁ・・・
みやびちゃんは愛理と別れたことを部員には言わなさそうだよなぁ
あと、みやびちゃんと梨沙子を接近させる事件としては
めぐに会いに行かせる、みたいなのもアリな気がするけどどうだろう?
27 :
名無し募集中。。。:2010/03/10(水) 01:41:23.08 0
書き手いないのな
28 :
名無し募集中。。。:2010/03/10(水) 02:51:12.80 0
281 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/02/26(金) 23:08:46.93 0
>>268 先輩は寝たふりをしていたあたしを見透かし
愛理ちゃんのところへ行きたいと告げた
その時思った…
どんなに頑張ってもあたしじゃ愛理ちゃんの代わりになれないんだって…
そして掴んでいた先輩の手を離し
溢れる涙を見られぬように毛布を頭まですっぽり被った
「本当にありがとね」って最後にそう言って出て行った先輩
ありがとうって本当は言われて嬉しい言葉なのに
なんで今のあたしにはこんなにも切なく感じるんだろう…
ねぇ先輩、あたしじゃダメなの?
あたしなら先輩にそんな顔させないよ
あたしなら先輩を幸せにしてあげられる
そんな儚い想いもきっともう先輩には届かない…
29 :
名無し募集中。。。:2010/03/10(水) 08:15:17.26 0
帰ったらまた書きに来るのでそれまで落とさないで
30 :
名無し募集中。。。:2010/03/10(水) 11:39:33.20 0
りょーかい
31 :
名無し募集中。。。:2010/03/10(水) 14:27:05.41 0
危ないぞ
32 :
名無し募集中。。。:2010/03/10(水) 16:51:46.00 0
落ちる
33 :
名無し募集中。。。:2010/03/10(水) 19:07:18.19 0
まだまだ
34 :
名無し募集中。。。:2010/03/10(水) 21:32:43.16 0
うめすずも気になるところ
35 :
名無し募集中。。。:2010/03/10(水) 23:06:39.17 0
みやもも派だった私がこのスレのおかげでお姉さんズ派になった
36 :
名無し募集中。。。:2010/03/10(水) 23:11:44.19 0
お姉さんズエロイ
37 :
名無し募集中。。。:2010/03/11(木) 01:25:37.30 0
書きに来たけどどう進めたらいいかなぁ?
38 :
名無し募集中。。。:2010/03/11(木) 01:33:51.11 0
ご自由に
39 :
名無し募集中。。。:2010/03/11(木) 01:55:49.03 0
悩んでるから相談したつもりだったんだが・・・
自由と言われると一番難しいorz
40 :
[―{}@{}@{}-] 名無し募集中。。。:2010/03/11(木) 07:09:14.59 P
朝だゆ
41 :
名無し募集中。。。:2010/03/11(木) 12:11:55.84 0
保全しとくか
42 :
名無し募集中。。。:2010/03/11(木) 16:21:05.88 0
落ちちゃうよ
43 :
名無し募集中。。。:2010/03/11(木) 19:00:51.40 0
落ちる
44 :
名無し募集中。。。:2010/03/11(木) 20:40:34.32 0
>>16 「ま、待って!」
きょとんとした顔を浮かべるキャップ
その顔をマジマジと見れなくて思わず目を逸らした
「恐い?」
そんな優しい問いにコクンと頷くと
キャップはそっと桃にキスをした
「大丈夫。そばにいるから」
優しく頭を撫でほほ笑んでくれたキャップは
きっと世界で一番…ううん、宇宙一かっこいい桃の恋人で
誰よりも桃を大切にしてくれる
「キャップ…」
「ん?」
「大好き…」
45 :
名無し募集中。。。:2010/03/11(木) 22:36:16.70 0
お姉さんズ可愛すぎ
46 :
名無し募集中。。。:2010/03/11(木) 22:47:36.51 0
ずぼん脱いで待ってる
47 :
名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 01:21:30.27 0
ほ
48 :
名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 01:36:52.16 0
>>44 「知ってる」
ほほ笑んだ顔が優しくてその瞳に吸い込まれそうになる
ゆっくりと重なった唇は何度も何度も重なっては離れそのたびに
キャップの前髪が目にかかりくすぐたかった
でもそれが現実だということをいうことを実感させてくれる
「…ん」
桃の中に入ってきたキャップの指に体が無意識に反応を示す
昨日の痛みが頭を過り少しばかし腰も引ける
そればかりか重なった唇と絡み合う舌で上手く呼吸が上手くできない
「っは…ぁ」
「桃、キスに集中して」
「だっ…て…ぁ」
キャップの指が増えていくたびに走る激痛と体の奥そこからくる変な感覚に
意識がもうろうとし息も絶え絶えになっていく…
49 :
名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 07:02:28.29 0
おねえさんズおはよう
ってまだ夢の中かな
50 :
名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 10:30:07.43 0
>>28 「・・・・・・先輩のばか・・・グス・・」
布団の中で呟いてみても静まり返った自分の部屋。
今頃はもう愛理ちゃんのオウチに着いたかな?
きっと何か誤解だと思うから
もう仲直りとかしてたり・・・
して、ほしいなぁ。
あたし、先輩のツライ顔見たくないもん。
布団から顔を出し、涙を拭って
あたしは床に敷いた布団からベッドへ移動。
寝れば元気になるもん!
夏焼先輩を寝かせてたベッド・・・
そんなこと考えちゃダメだよあたしぃいいい!!
自分で自分のほっぺをつねる。
思ったより痛かった、だからだと思う。
また涙が出たのは・・・・・・・。
51 :
名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 10:35:48.24 0
>>25 ―・・・やっぱ愛理、まだ寝てるかな?
返事来ないし・・・
でも、もうちょっと待とう。
昨日のことは何かよくわかんないまま
あんな風になっちゃったけど・・・
ちゃんと、ちゃんと向き合って話せばお互い解り合える。
うち、愛理大好きだし。
きっと愛理も昨日今日でうちを嫌いなんて・・・
お、思ってるのかな?
だから返事もない?
え、え〜っと・・・いや、例えばね!
例え話、もし愛理がうちを嫌いに・・・なってたとしてもさぁ!!
ここに来てるってメールを無視するようなコじゃないんだよ。
絶対。
うん、そう・・・だからうちは待つ。
気づいたらきっと「みや」って近づいてきてくれると思うから―――
※みやびちゃん病み上がりだよね?また倒れそうだ・・・
52 :
名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 11:20:13.30 0
みやびが心配…
とりあえず保全
53 :
名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 15:56:39.69 0
>>14 大丈夫ですよ ありがとうございます
まとめ追いつくようにガーッと読んで更新してます
申し訳ないですorz
54 :
名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 16:50:33.27 0
>>48 入った指を出し入れされ痛みがさっきよりも酷くなっていく
それでもキャップはその行為をやめずキスを続けた
でもそのキスはそんな痛みも忘れさせてしまうほど
桃の意識を遠のかしていった
「…っんは…あ」
次第に早くなるキャップの指の動きと同時に体の奥底から
まるでビックウェーブのようなものが迫ってきていた
痛みとは違う変な感覚
キャップの腕を掴んでいた手にも力が入る
「…待っ…キャッ…プ」
おかしくなりそうな体と迫ってくる変な感覚に桃はキャップに制止をかけたのに
その手はキャップの手と絡まりベッドに押し付けられた
55 :
名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 20:31:03.80 0
乙!
落とさんよ
56 :
名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 20:37:18.25 0
病み上がりでも愛理ん家では倒れないでほしい
そんなおれは梨沙子応援団だ
57 :
名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 20:55:23.76 0
俺の中では愛理が梅さんと帰ってくる→愛理何も言わずに家に入ってしまう→後を追いかけようとしたところを梅さんに止められる
→梅さんが「今は一人にしてあげて」と一言→愛理に「もう一度話がしたい」とメールしながら愛理の部屋を見上げるがやっぱり顔を出さない愛理
→夜になるまでずっと家の前で待つ雅→どこで仕入れたのか梅さんが梨沙子に雅のことをメールする
→駆けつけると門の前で座り寝ている雅→その体は冷たくなっていて思わず抱きしめてしまう
的な展開をイメージしてた
58 :
名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 21:17:00.34 0
色々無理がある気がするぞ
梅さんが一言とか梨沙子にメールとか
59 :
名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 21:17:53.43 0
めっちゃ良すぎるわw
きみすごいね・・・ってことで応援してるぜ
お手伝いしたいのはやまやまだけど
このパソコンは自分のじゃないから好きな時間にはかけないし
携帯は狼では永久規制(一言保全が原因)だからかけないんだ・・・
60 :
名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 21:47:16.57 0
>>58 俺の勝手な想像だからスルーしてくれていいよw
61 :
名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 21:47:19.13 0
まぁ好きにしたら
62 :
名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 22:52:03.02 0
うめすずをくっつけてしまいたいが
なかなか上手く文字にできない
63 :
名無し募集中。。。:2010/03/12(金) 22:55:20.99 0
そう思うなら書けばいいじゃん
64 :
名無し募集中。。。:2010/03/13(土) 00:56:42.50 0
お
65 :
名無し募集中。。。:2010/03/13(土) 02:37:41.53 0
>>54 頭がおかしくなる…
押し寄せてくる快感と部屋にこもる熱気
近づいてくるその恐怖に自然と涙が溢れていた
「は…っあ…」
来る…
わけのわかんない快感が押し寄せて来る…
「キャッ…だ…」
キャップだめ!そう叫んだのに上手く言葉にできなくて
キャップのキスで消されていく
「っんー!…」
押し寄せてきた今までにない快感は桃の体中を電流のように駆け巡った
66 :
名無し募集中。。。:2010/03/13(土) 08:16:22.84 0
あぶない
67 :
名無し募集中。。。:2010/03/13(土) 11:52:20.97 0
おっとどっこい
68 :
名無し募集中。。。:2010/03/13(土) 14:14:32.75 0
すんごい話題です
69 :
名無し募集中。。。:2010/03/13(土) 16:27:45.00 0
>>11 朝早く、あたしは自分の家への道のりをゆっくり歩く
隣には一人で帰れるって言ったけどわざわざ送ってくれているえりかちゃん
昨日の夜のえりかちゃんの言葉
「愛理、ナツヤキさんと何があったの?」
えりかちゃんの一言であたしの心は強く痛み出した
そうだ・・・あたし、あんなに大好きなみやを・・・
みやにあんなことを言った自分が嫌になりそうで・・・
でもそれはきっとみやに対してずっと思っていた本当のことで・・・
ただ、自分の気持ちがわからなくてあたしはえりかちゃんに一言
「別れたんだと思う」って言った
えりかちゃんはそっか、ってそれ以上何も言わなかった
70 :
名無し募集中。。。:2010/03/13(土) 16:33:02.67 0
>>69 「ねぇ、愛理、今何時?」
ぼーっと歩いているとえりかちゃんが急にそんなことを聞いてきた
「あれ?えりかちゃん、携帯は?」
「携帯ねぇ、家に忘れてきちゃったのよ」
「あ、そうなんだ。ちょっと待ってね」
そう言って鞄の中から携帯を取り出すと、メール着信のランプが点灯していた
「あれ?メールだ・・・」
こんな朝早くに誰から?って首をかしげながらページを開く・・・
「っ!!!」
差出人のところには『みや』という表示
それを見た瞬間胸の鼓動が激しくなるのを感じた
71 :
銀眼の獅子王 ◆LeoXat.D4a4H :2010/03/13(土) 19:47:58.35 P
ほ
72 :
名無し募集中。。。:2010/03/13(土) 21:56:02.38 0
いつの間にか梅鈴の入浴終了で朝になってたのね…
73 :
名無し募集中。。。:2010/03/13(土) 22:55:23.03 0
おちるよん
74 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 00:08:09.21 0
>>72 スマン
梅鈴書けないし、でもそのままにしてたら話進まないから飛ばしちゃった
かけそうなら入浴シーン書いてほしいな
75 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 02:48:41.46 0
書き手増えないのか
76 :
[―{}@{}@{}-] 名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 08:08:47.33 P
あさほ
77 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 11:05:45.60 0
みんな代々木か松℃かな
うめすず書きに来たいんだけどちょっとこのスレ見つけるの遅かったな
79 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 14:10:04.17 0
>>11 今までにない、その真剣な声に今まで抑えていたものを我慢できなくなってしまって。
言うつもりのなかったことを話してしまっていた。
みやが誰にでも優しいことへの不安、梨沙子と抱き合って眠っていたことへの怒り。
それに我慢できなくて、またみやに迫ってしまったこと。
・・・・・・そしてやっぱりまた拒絶されてしまったこと。
そんなことを話していたら、どんどんと涙が溢れてきて。
悲しみも溢れてきて、お湯のなかにどんどんとこぼれていく。
そんなあたしのことをえりかちゃんは、ただ優しく見つめてくれていた。
80 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 14:10:50.65 0
>>79 うちの前で涙をこぼしている愛理。
そんな愛理を見ていると、愛理への愛おしさと、ナツヤキさんへの怒りがこみ上げてくる。
うちなら、うちだったら愛理が望むなら、愛理だけに優しさを注ぐし、大事にしたいと言いながら、傷つけるようなことはしない。
そんなことを思っていたら、気が付いたらうちの腕の中に愛理を収めていた。
「どんな愛理だって、愛理は愛理だよ」
「え?」
「そんな愛理だからうちは・・・」
少し顔を離して、愛理の顔を見つめる。
お湯につかっているせいか、泣いたせいなのか。
うちの顔を見上げる愛理の顔は上気していて、我慢出来そうになかった。
81 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 14:11:49.46 0
>>80 えりかちゃんの顔が近づいてくる。
その顔を見つめたまま、そっと瞼を落とす。
そのまま受け入れるのもいいかもしれない。
もしかしたら、あたしはそれを望んでいたのかもしれない。
だって、みやに拒絶されたときに、あたしの頭の中に浮かんできたのはこの人だったから。
そんなことを思ってるうちに、瞼に優しい感触。
えりかちゃんの唇の感触。
おでこや頬に落とされる唇の優しさに、胸の中にあったどす黒いものが流されていくような。
もっと欲しいと思ってるのに、唇には落とされない。
唇の端ギリギリにしか落としてくれない。
それを不満に思って、目を開けてえりかちゃんの腕をそっと掴む。
82 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 14:12:32.80 0
>>81 そっと瞼を開けた愛理と眼が合う。
あぁ、拒絶されるのかしら?
「ごめんね?弱いところにつけこむ気じゃなかったんだけど。」
「愛理があんまりかわいかったから、ついw」
なんて、軽く言ってなかったことにしてしまおうとか、考えてしまううちがちょっと嫌だ。
「答えは今じゃなくていいから。って、振られるのなんてわかってるんだけどねーw」
そう、うちはこれから先近いうちに愛理に振られる。
それでもうちは抑えられなかったんだよ。
だから、最後になるならちゃんと言ってしまおう。
「好きだよ、愛理。」
83 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 14:17:10.42 0
>>
>>82 「好きだよ、愛理。」
そう言われたとき、なんだかえりかちゃんの唇に触れたくなって。
そっと手を伸ばして触れた唇がとても柔らかくて。
不安そうに揺れる眼とあったとき、衝動的にキスをしていた。
何度も何度も角度を代えて、啄ばむようなキスを繰り返す。
そっと唇を舐めて、隙間から舌を。
それに身体を強張らせるえりかちゃんに気が付いたけど、止められない、止まらない。
「待っ・・・待って愛理・・・」
「ごめんね、えりかちゃん・・・」
「だめ、このままじゃうちのぼせちゃう・・・んっ」
そんな言葉が耳に入るけど、それでも止められずに耳や首筋、肩へとキスを落とす。
気が付いたら、えりかちゃんは本当にのぼせていたようで、くったりとしていてあたしはちょっと焦った。
さすがにその後部屋に戻ってからは、そんな雰囲気にはならなかった。
というか、えりかちゃんがそんな雰囲気にはさせてくれなかった。
ただ、一緒の布団の中で眠って、そっと手を掴んでくれていた。
ただそれだけなんだけど、ひどく安心してぐっすりと眠れたあたしがいた。
そのことに少しの驚きと、あぁやっぱりなという思いがあった。
ありがとう、えりかちゃん。
84 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 14:18:14.08 0
ごめん流れ無視して書いてしまった
このままスルーしてくれてもかまわないですorz
85 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 14:35:33.31 0
>>51 「みや…」
確かにそう聞こえた
ずっと聞きたかった愛しい人の声…
その声のするほうへ振りかえると眉の下がった愛理
そして特等席だった愛理の横にはうちじゃない誰かが立ってて…
「愛理…」
「なんで…?別れようって言ったのに…」
「愛理!うちは…!」
必死に繋ぎとめようとした離れた心はいつしか
取り戻せないほど遠くに行ってて
愛理を…大切な人を…傷つけてた…
「愛理!」
うちの横を通り過ぎ走って行こうとした愛理の腕を掴んだ
「離してよ!」
「やだ!」
暴れる愛理をなだめるようにうちはその体を自分の体へ引き寄せ抱きしめた
86 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 14:44:22.65 0
>>85 「っ!!!」
今までにないみやの強引な抱きしめ方にドクンと心臓が跳ねる
「愛理・・・うちの話聞いて」
「・・・もうみやと話すことなんて・・・」
“ないよ”ってそう言おうとした瞬間、
急にみやとの楽しかった思い出がフラッシュバックされた
87 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 14:53:34.57 0
>>86 楽しかった思い出と同時に溢れてくる涙
そしてそれを優しく拭ってくれるみやの顔
それなのに…あたしは…
昨日のキス…そして…みやとの思い出がえりかちゃんとの思い出と重なってく
あたしはみやの体を離した
「愛理?」
「あたし…えりかちゃんとキスした…」
88 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 15:08:36.83 0
>>87 「え・・・?」
あたしの言葉に戸惑ったような表情で目を大きく開けるみや
「あたし、みやのこと・・・好きだけど・・・だけど・・・
みや以外の人とキスした」
「・・・」
「・・・」
そのままお互い沈黙が続いて、あたしはみやの顔が見れなくて下を向く
するとみやはそっとあたしの手を取った
「・・・好きなの・・・?梅田先輩のこと」
「・・・・・・わかんない・・・」
「・・・そっか・・・」
89 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 15:40:40.27 0
つらいシーンだよな
みやびちゃんはこれで愛理のこと諦めちゃうかな
90 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 16:30:39.27 0
>>88 「それだけ…?」
「え?」
「なんで?みや以外の人とキスしたんだよ?なんでもっと怒らないの!」
涙を流しながらうちの手を振り払った愛理は俯き小さな声で呟いた
「わかんない…みやがわかんないよ…」
「愛理!」
家へ入っていく愛理を追いかけようとしたのにその腕を誰かに掴まれ引きとめられた
「梅田先輩、離してください。うち行かなきゃ」
「行くってどこに?」
思いっきり壁に押し付けれた
ものすごい形相でうちを見下ろし胸ぐらを掴んだ梅田先輩
優しくて温厚な人だと聞いていたのにそんなのも感じさせないくらいその顔は怒りに満ちていた
「愛理がどんな気持ちであたしとキスしたこと話したと思ってんの。
あんたに嫉妬してほしくてあんたに自分の気持ちを気付かせたくて…。
これ以上…これ以上愛理に悲しい顔させないでよ…」
胸ぐらを掴まれていた手が離れ梅田先輩は「ごめん…」と倒れこんだうちの手を引いた
91 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 16:50:33.43 0
>>90 「ねぇ、ナツヤキさん・・・あんた何にも感じない?
愛理が自分以外の人と仲よくしてたり、手つないだり、抱き合ったり、キスしたり
そんなことしてても何とも思わない?」
「・・・そんなの・・・そんなのいやに決まってるじゃないですか・・・」
「じゃあなんでそれを愛理に言ってあげないの?」
梅田先輩の言葉にうちは思わす目をぎゅっと閉じた
嫌だけど・・・そんなこと言ったら愛理に嫌われそうで・・・
好きだから優しく接することしかできなくて・・・
そんな自分の気持ちをうちは梅田先輩にもうまく言葉にできなかった
>>91 ひとつ大きく深呼吸。
声を荒げるなんてうちらしくない。
でも、言わなきゃわからないこともあるし、言っておかないといけないこともある。
「ナツヤキさん、うち愛理のこと泣かせないでって言いましたよね?」
なるべく冷静を保って話すうちを見上げてくるナツヤキさん。
冷静さを保てなくなるまえに言ってしまおう。
ごめん愛理、今からうちは、ナツヤキさんを傷付けてしまうわ。
「あんたのは、優しさじゃない、周りの人や愛理を傷付けて、自分が傷つくのが怖いだけ」
大きく目を見開くナツヤキさん、でも止めてあげない。
「愛理とうちがキスしたのは本当。」
「誘ったのはうちから、好きだっていうことも言ったわ。」
「それでも、何にも感じない?」
もう一度うちは大きく深呼吸。
「選ぶのは愛理だけど、今のナツヤキさんには、愛理は渡せない。」
93 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 17:33:42.03 0
94 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 17:38:32.02 0
>>92 何も言い返す言葉が見つからなくて自分の拳をぎゅっと握りしめた
あんなに好きで大好きで大切だったのに
こんなにも言われて言い返せないなんて
うちは愛理に甘えすぎてたのかもしれないね…
愛理はうちのこと何でもわかってくれてるなんて勝手に自惚れてたのかもしれない…
「今日はもう愛理一人にしてあげて。この様子じゃきっと今日はもう出てこないと思うし」
そう言って梅田先輩は来た道を歩いて行ってしまった
「愛理…」
愛理の部屋の窓を見上げてみても愛理が顔を出すわけでもなく
カーテンがただ閉まっていた
あの部屋で一人泣いている愛理を抱きしめてあげることもできないなんて
うちは本当に愛理の恋人失格だね…
今更遅い「ごめんね」をただ胸の中で呟き続けた
95 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 19:50:44.57 0
>>94 部屋に駆け込んでベッドに背をもたれるように床に座り込んだ
少しズキズキする手首を見ると赤くなっているみやが掴んだ跡
あんな風に力強く触れられたのは初めてかもしれない
みや、力あるんだ・・・って今さらそんなことを思ったり・・・
なんだかそれが情けなくて、みやのこと本当は何にも知らなかったんじゃないかって悲しくなった
96 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 21:54:25.95 0
切ないなぁ
97 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 22:03:21.52 0
うめすずのお風呂シーンにドキドキした
98 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 22:03:41.74 0
回想シーンとか書けたらもっと切なくできるかもしれん
うーん、考えなければ
99 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 22:44:56.27 0
>>97 いつも読むだけの人なのでそう言ってもらえると嬉しいです
100 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 22:58:06.08 0
>>99 すごく良かったよ
梅さんの積極的でありつつ抑えている優しい言動も好感持てるし
愛理が揺れながらも惹かれていくのとか2人の想いが近づいていくカンジとか自然で
101 :
名無し募集中。。。:2010/03/14(日) 23:51:37.23 0
>>95 あたしはベッドの上に寝転んで携帯を取り出す
そこで嫌でも目に入るのが“M”のストラップ
合宿前に不安で仕方なかったあたしが少しでもみやと繋がっていたくて・・・
きっと物欲しそうな顔をしていたんだろう
みやはお揃いで買おうって言ってプレゼントしてくれたっけ・・・
・・・ダメだ・・・ダメだ・・・思い出しちゃ・・・ダメだ・・・
みやとの思い出・・・涙出ちゃうから・・・ダメだよ、愛理・・・
――――――初めて見たのはバスの中
学校からほど近いバス停から乗ってくる人
毎日じゃなくて、雨の日だけ乗ってくる綺麗な人・・・
その整った顔をあたしはいつも遠くから見ていたっけ
知っていることと言えばその人の友達がいつも呼んでいる「みや」っていう名前だけ
初めはきっと「恋」じゃなくて「憧れ」
でも友達が何かを言った時にあの整った顔がくしゃっと柔らかくなるあの瞬間、
なんだか自分の胸が優しくきゅっと握られたような感覚になったっけ・・・
102 :
名無し募集中。。。:2010/03/15(月) 00:05:48.47 0
>>101 なんとなく回想シーンの出だし書いてみたけど
うまく文章にできないのでスルーしてくれてOKです
103 :
銀眼の獅子王 ◆LeoXat.D4a4H :2010/03/15(月) 03:38:10.58 P
あげ
104 :
名無し募集中。。。:2010/03/15(月) 07:30:35.66 0
君の朝だよ
105 :
名無し募集中。。。:2010/03/15(月) 12:07:31.26 0
保全しておくよ
107 :
名無し募集中。。。:2010/03/15(月) 15:01:27.53 0
>>101 「ちょっと言い過ぎたかしら」
帰り道そう呟いてみたけどやっぱり愛理のあんな顔をみた以上
あれ以上でもあれ以下でもないうちの思いをナツヤキさんにぶつけたつもり
「でもやっぱり言い過ぎたわよね…」
胸ぐらを掴んだときに感じた火照った顔と熱い体
きっと昨日の雨のせいね
あんな思いつめた顔したナツヤキさんが真っすぐ自分の家に帰るはずのないことくらい
バカなうちでもわかるわよ
だからうちは携帯を取り出しある場所に電話をかけた
「もしもし?ちょっとお願いがあるんだけど」
108 :
名無し募集中。。。:2010/03/15(月) 17:16:06.08 0
>>101 あたしはちょっとだけ雨の日が好きになった
髪の毛がくねくねしちゃうのは相変わらず嫌だけど、
それ以上にこのちょっとしたドキドキが気持ちよかったんだ
―――――――ただの偶然?それとも・・・運命?
どっちにしてもあの日のことは否定できない事実
雨だったのも、入口に一番近い席に座ったのも
あの子が、一年の時に同じクラスだったあの子がバスに乗ってきたのも
「おっ、愛理じゃーん!おっひさー!!」
あの日チッサー、岡井千聖ちゃんが乗ってこなければ、今こうして泣いてないかもしれない
・・・今もまだ見つめているだけだったかもしれない・・・
109 :
名無し募集中。。。:2010/03/15(月) 17:17:35.55 0
岡井ちゃん出しちゃったw
110 :
名無し募集中。。。:2010/03/15(月) 17:48:26.26 0
いいと思う
乙です!
111 :
名無し募集中。。。:2010/03/15(月) 19:27:35.74 0
ho
112 :
名無し募集中。。。:2010/03/15(月) 21:12:33.10 0
おっと
113 :
名無し募集中。。。:2010/03/15(月) 21:52:13.56 0
>>109 出すのはいいけど続きの構想はあるんだろうね?
ここから他人が続けるのは難しいぞ
114 :
名無し募集中。。。:2010/03/15(月) 21:56:36.40 0
まとめの人おつあり
115 :
名無し募集中。。。:2010/03/15(月) 22:31:39.13 0
>>108 元気良く乗ってきたチッサー
あたしの隣の席が空いてるのを見つけて嬉しそうに座ってきたっけ
「愛理ぃー元気だったー?」
「あ、うん、元気だよー!チッサーは?部活どう?」
「めっちゃ頑張ってるよー!そうだ!先輩で超かっこいい人がいてさぁ!
その人に追いつきたいんだぁ!」
あいかわらずチッサーは元気というか・・・ちょっと騒がしい・・・というか・・・
あたしはへぇーって相槌を打ちながらも周りを・・・
うぅん、あの人を見てうるさくないかな?てちらちら気にしたり
そうこうしている間にバスは学校の前へ・・・
みんなに続いてあたしたちも後ろのドアに向かう
すると急に後ろから声が聞こえて心臓が跳ねた
「チッサー、朝から声大きいっつーの」
「な、夏焼先輩、おはようございます!」
声の主はあの人だった・・・チッサーと仲よさげに話すあの人
「あはは、おはよ!早くしないと練習遅れるよー」
その人はチッサーの頭をポンポンとするとそのまま軽い足取りでバスを降りていった
―――――――ナツヤキ・・・先輩・・・って言うんだ・・・
116 :
名無し募集中。。。:2010/03/15(月) 22:32:36.01 0
>>113 ちょっとだけ続いてみた
そんなイジワル言わないで君も一緒に書こうぜい!
117 :
名無し募集中。。。:2010/03/15(月) 22:46:07.93 0
>>116 書きたくてもこれじゃ状況がよくわからなくて書けないという意味だったんだがね・・・
イジワルとか言われるとちょっと・・・
118 :
名無し募集中。。。:2010/03/15(月) 22:57:08.19 0
119 :
名無し募集中。。。:2010/03/15(月) 23:02:48.56 0
>>117 そうだったのか
こっちがイジワルとか言っちゃってごめんなさい
120 :
名無し募集中。。。:2010/03/16(火) 00:28:23.11 0
みやあいりの回想読むと泣けてくるよな
121 :
名無し募集中。。。:2010/03/16(火) 01:28:00.94 0
>>65 「…はぁ…はぁ…」
離れた唇と唇と透明な糸で結ばれ
桃の体は脱力したかのように一気に力が抜けていた
「桃」
問いかけても反応はなく何度体を揺さぶっても目を開けない
かろうじで呼吸は確認できる
「気失ってるし…」
裸のままの桃に布団をかけるとあたしはその横に寝転がった
天井はいつもと変わらないのに今日は隣には桃がいる
「変な寝顔」
汗でぬれた桃の前髪をそっと撫で額にキスを落とす
「大好きだよ桃」
そう囁きあたしはそのまま眠りについた
122 :
名無し募集中。。。:2010/03/16(火) 07:16:17.28 0
おは
123 :
名無し募集中。。。:2010/03/16(火) 10:54:05.82 0
保全
124 :
名無し募集中。。。:2010/03/16(火) 14:06:21.61 0
落とさないから
125 :
名無し募集中。。。:2010/03/16(火) 15:00:36.12 0
みんな乙
126 :
名無し募集中。。。:2010/03/16(火) 17:18:02.80 0
ユウガタダゾ
127 :
名無し募集中。。。:2010/03/16(火) 19:01:31.41 0
もう真っ暗
128 :
名無し募集中。。。:2010/03/16(火) 20:44:38.53 0
まとめさん気が向いた時でいいんで
28章本編の76を削除してもらってもいいですか?
俺がノリで出しちゃった真野ちゃんのシーンですw
129 :
名無し募集中。。。:2010/03/16(火) 22:20:22.99 0
続きがわくわくさん
130 :
名無し募集中。。。:2010/03/16(火) 23:01:27.53 0
誰か一緒に書こうよ!
131 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 00:46:12.69 0
132 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 02:18:44.25 0
保全しとくぜ
133 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 02:37:59.91 0
134 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 02:46:23.10 0
>>115を書いたものだけどここからどうつなげようか悩み中
誰か続いてくれると嬉しいです!
135 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 02:57:29.17 0
>>115 「はーい…って、愛理見すぎ!」
「え…?いや、全然見てないし!見てない見てない」
自分の気持ちをチッサーに見透かされそうになって慌てて弁解
でも心臓がうるさいくらいに跳ねて周りの人に聞こえてるんじゃないかという恥ずかしさにとらわれる
「待ってよー愛理」
先に行ってしまったあたしを追いかけるようにチッサーが走ってくる
そして下駄箱に向かうとそこには黒山の人だかり
「なに?あれ」
「あ〜、ナツヤキ先輩のファンの人でしょどうせ」
「ファン?」
「知らないの?ナツヤキ先輩ちょ〜モテんだよ。まあうちらみたいな中学生じゃ相手にもならないし無縁だね」
チッサーはそういうと上履きに履き替え教室へ向かった
あたしはその黒山の人だかりのに目を向ける
中心に見えるナツヤキ先輩のその姿は本当にキラキラしていて
あたしみたいな子が憧れをもってもきっと話すことも目を合わすこともないのかもしれない
その時はそんなふうに感じてた
136 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 03:27:11.11 0
>>135 それからのあたしは周りから見たらかなりおかしかったと思う
高等部の校舎を教室の窓からじーっと見つめたり・・・
先輩の姿がちらっと見えた時にはちょっと嬉しくて・・・
そう、これはただの「憧れ」・・・きっとそう・・・
―――――――だけどあたしには神様がいたみたい・・・
そう、あれはあたしが所属する合唱部のコンクール
あたしの学校は結構強豪と呼ばれていて
あのコンクールもこの街で一番大きいホールで行われる大きな大会だった
「あー・・・愛理緊張するね」
「うん、あたしもすっごいドキドキ。あ、えりかちゃんは誰か呼んだの?」
「うち?うちはねぇ・・・同じクラスの筋肉バカを呼んだよ!
でも一人だと恥ずかしいから後輩も連れてくるって言ってた」
「へぇー・・・」
ってか、筋肉バカって誰?なんかここには場違いな気がしないでもないんだけど・・・
それから本番が始まって、さっきまでの緊張はどこへやら
みんな生き生きとして、それでいて気持ち良く歌うことができて
結果は「優勝」
だけど、その日一番のサプライズはそんなことじゃなかった
137 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 03:47:43.60 0
>>136 コンクールを終え会場から出て来るあたしたちを親や友達が迎えてくれる
「えり!」
ふいにえりかちゃんを呼ぶを声が聞こえあたしもそっちのほうへ顔を向けた
そこにはスラっとした体形で黒髪がとても似合う女の人
「舞美!ねぇ!見てた!?あたしの!」
その人に嬉しそうに駆け寄っていくえりかちゃん
「あの人が筋肉バカ…?」
どう見てもそんなふうには見えないのに…
そう思いながらふとその人の隣に目をやるとあたしはあまりの衝撃の
開いた口が塞がらない状態になった
だっていつも遠くで見ていたあの人が…
ナツヤキ先輩がいたから…
「あ!」
一瞬目合った
思わず逸らしたけど絶対目合った!
恥ずかしさとあまりの衝撃にあたしの心臓はうるさいくらいに脈を打ち
手は異常なほどに震えていた
「愛理ちゃんだよね?」
「え…?」
顔をあげると目の前にはニコニコ顔で佇むナツヤキ先輩
「え、あ、は、はい」
「チッサーからよく聞いてる。歌、上手いんだね」
「い、いや…あたしなんか全然…」
「なんで?上手いじゃん。それにソロもらえるなんて相当上手い証拠だよ。うち好きだよ。愛理ちゃんの歌」
「え…」
まぶしいくらいの笑顔とうれしいくらいのほめ言葉
その澄んだ目に今にも心が吸い込まれそうだった
138 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 10:03:58.73 0
おはよう!
139 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 10:08:03.90 0
140 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 13:23:01.83 0
ちっさがいいじゃない
141 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 13:29:35.31 0
みやあいりーーーーーー ;´Д`
142 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 16:36:48.11 0
ビデオデッキが壊れた保orz
143 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 16:46:55.79 0
ビデオデッキってw
144 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 16:54:11.87 0
>>137 俯いてるあたしの顔をのぞきこんでるナツヤキ先輩
それ以上見つめられたらあたし…
スカートの裾を掴んで恥ずかしがってるあたしのことを知ってか知らずか
舞美?先輩がナツヤキ先輩を呼んだ
「みや、これから学校戻るけどどうする?」
正直助かった…なんて思ったのに
「先行っててください。後から追いかけます」
とだけ言うと舞美先輩とえりかちゃんを見送ったナツヤキ先輩
え、え、ちょっと待ってよ
二人っきりなんて気まずいよ…
「今度うちにだけ聞かせて。愛理ちゃんの歌」
「え…、そ、そんなあたし…」
「それじゃあうち行くね」
「え、ちょっと…!」
ナツヤキ先輩があたしの歌を聴きたいなんてなんの冗談かと思った
夢なんじゃないかと何度かほっぺをつねってみてもやっぱり痛い…
でもあんなに人気のある先輩だもん…
きっと冗談に決まってる…
145 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 19:09:08.05 0
<キャー!ナツヤキせんぱーい!!!
146 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 19:57:36.54 0
さ わ や か だ な あ
147 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 20:05:27.64 0
>>144 どうでもいいことだが裾を掴むってことは結構短いスカートなんだなw
ロングだったらマズイ光景になるからなw
148 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 20:14:15.45 0
川*^∇^)||<誰がロングやねん
149 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 20:28:35.59 0
最近の中学生はミニスカートばっかで困るな
150 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 21:35:05.27 0
みやあいりの絡みに桃子乱入?で
「Buono!」初揃い踏みキボーン!
151 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 22:48:26.74 0
誰か書こうぜ
152 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 22:55:29.02 I
書くよ!
153 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 22:58:05.10 0
続きたのむ!
154 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 23:16:06.07 0
>>144 ――――――でもそれは冗談じゃなかったんだよね
初めてナツヤキ先輩と話した次の日、幸運にも雨が降った
朝から雨の音が聞こえたあたしは慌ててくねくねの髪をアイロンでセットしてバスに乗り込んだ
バスがもうすぐあの停留所に到着する
あたしは内心そわそわしながら入口のドアを見つめる
いるかな?いるかな?
「あ・・・いた・・・」
やっぱり先輩は乗ってきた・・・
だけどいざ先輩を見つけると急に恥ずかしくなって思わず俯いてしまうあたし
あたしってなんていくじな・・・「ねぇ、ここ座っていい?」
「へ?・・・!!!あ、えっと、、、は、はい!」
「おはよ、愛理ちゃん」
あたしの隣に座ってきたのはまさかのナツヤキ先輩だった
突然の出来事に真っ赤になった顔を隠すことすら忘れているあたしに
先輩は色んな事を話しかけてくる
「雨ってなんだか鬱陶しいよね」
「そ、そうですか?」
「うん、うちさ、いつも自転車通学だから雨降ると不便なんだよね」
「へぇー・・・」
そっか、だからいつもは乗ってこないんだ
ナツヤキ先輩?あたし、前までは雨が嫌いだった
だけどね?今は雨が降るのが待ち遠しいんです
155 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 23:18:37.07 0
ここからどう進展していったかだよなぁ・・・
みやびちゃんが愛理の歌が聞きたくてカラオケに誘うとかかな?
きっとみやびちゃんも愛理にドキドキしてるからこそあえていっぱい話してたりしたのかな
決め手は「自転車の後ろの席は誰にも乗せないよ」みたいなことを愛理に言ったとかだったっけ
156 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 23:31:16.47 0
>>154 「でも雨でも良いことってあるんだね」
「え…」
綺麗で真っすぐなナツヤキ先輩の瞳があたしに向けられる
それって…
「あー!愛理!なんでナツヤキ先輩の隣座ってんのさ!」
「チッサー」
あたしをとナツヤキ先輩を見つけチッサーがこっちに近づいてきた
ちょっと大きなチッサーの声にバスの中でみんなの視線がこっちに注がれる…
ちょっとチッサー…
「ごめんごめん」
そう言って先輩は椅子を立つそっとあたしに囁いた
「明日の放課後って暇?」
「へ…あ、は、はい!」
笑顔で答えたあたしにナツヤキ先輩を優しく微笑むと出口のほうへ歩いて行ってしまった
157 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 23:41:34.47 0
>>156 「何なに?いつの間に夏焼先輩と仲良くなっちゃってんのさ」
そう言ってぶすっと膨れるとチッサーはさっきまで先輩が座っていたところに腰かける
「べ、別に・・・ちょっと話してただけだよぉ」
「ホントに―?夏焼先輩って結構人見知りだから意外!
うちも部活入ったばっかりの時、先輩とあんまり話せなかったもん」
そうだ・・・ナツヤキ先輩ってバスケ部なんだ・・・
きっとバスケしている姿もカッコいいんだろうな
一度でいいから見てみたいな
そんなことを思いながらドア付近にいる先輩をチラチラ盗み見しちゃったり
当のナツヤキ先輩は同じクラブバッグを持った人たちに囲まれて楽しそうにしている
それにしてもさっきの言葉・・・どういう意味だったんだろう?
158 :
名無し募集中。。。:2010/03/17(水) 23:51:00.16 0
>>157 学校の目の前のバス停につくとたくさんの生徒が降りて行く
あたしたちもバスを降り下駄箱へ向かうといつものようにナツヤキ先輩のファンの人たちが
ナツヤキ先輩を囲む
「相変わらず朝からすごいね〜」
呆れたように笑い上履きに履き替えたチッサーはとことこと歩いて行く
あたしもあんな風にちゃんと話せたら…
そう思うと胸が締め付けられたように苦しくなる…
159 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 00:03:58.77 0
>>158 肩を落としてトボトボと歩いていると後ろからチョンチョンと背中を突かれた
「ねぇねぇ、もし時間があったらこれ持つの手伝ってくれない?」
後ろを振り返るとそこにはジャージなのに妙にキャピキャピした小さい黒髪の女の子
「あ、あの・・・あなた?あの」
「もぉね?こんなたくさん持てなくてぇ―・・・なのにみんな手伝ってくれなくて・・・シクシク・・・シクシク」
ってわざとらしい泣き真似をし始める女の子
あの・・・だから・・・誰ですか?
なーんてあたしが聞けるわけもなくて「手伝うくらいなら」って思わず口にした瞬間
その子はぱあっと笑顔になったかと思うと・・・なんと!!
持っていた荷物をすべてあたしに押しつけて歩きだした
「ほらほら、早く―!こっちこっち!」
160 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 00:20:18.54 0
>>159 「ちょっ、ちょっと…!」
そう叫んでもその子はまったく聞こえないフリ
なんであたしが…
「こっちこっち」
連れてこられたのはバスケ部と書かれた所謂部室ってところ
ここバスケ部の…
部屋に広がるちょっとカビくさい匂いと洗いたてのユニフォームから漂う洗剤の匂いがすごく心地良い
「あ、それはこっちに置いて、このゼッケンはそこに置いてくれる?」
「は、はい」
言われた場所に言われた物を置いて行く
ふと並べられたロッカーに目をやると「夏焼」と札のついた一つのロッカーに目が止まった
なつやきってああいう字なんだ
また一つ夏焼先輩を知った気がして思わず笑みがこぼれる
「みーやんのロッカー気になるの?」
「え?あ、いや違います!」
「そっかー。君もみーやんのファンの子の一人なんだ」
「ち、違います!」
「まあまあ、そんな恥ずかしがらなくてもわかるよ〜。みーやんモテモテだもん」
「ちょっと何やってるんですが、桃子先輩」
「すーちゃん!もうどこ行ってたの!桃一人であの荷物運んだんだからね!」
部室に入ってきたのは長いサラサラの髪の毛をなびかせた
瞳の綺麗な女の人
すごい綺麗…
161 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 00:35:56.22 0
>>160 そういえば部活に入ったばっかりの時にチッサーが言ってたっけ
「バスケ部の先輩ってみんなかっこいいんだよ!
それに綺麗な人ばっかり!!」
うん、確かにそうだ・・・
このすーちゃん?さんって人もすごく綺麗だし・・・大人っぽい
ってあれ?今、桃子先輩って言った?
すーちゃんさんの先輩?ってことは・・・まさか・・・結構年上??
頭の中がハテナでいっぱいになっていると、急に部室の外が騒がしくなった
「あ、あの3バカが来た」
すーちゃんさんは小声でぼそっとそう呟いた
すると・・・
「やぁやぁ!みんな!おっはよー」
「おはよー!あーもー!オナカペコえもんだよー!」
「おはようございます!!」
甲高い声のポニーテールの人、ちょっと色黒で元気いっぱいの人、そしてその後ろから
・・・
夏焼先輩が部室の中に入ってきた
162 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 00:46:56.56 0
>>161 「あれ?新入りちゃん?」
ポニーテールの人があたしに気付き声をかけてきた
「ちがっ…」
「えーなになに!超可愛いんですけどー!」
今度は色黒でスラっとした人があたしに近づきぎゅっと両手を握った
「え…!」
振り払うこともできず固まっているあたしの肩を抱き手を握ったその人を突き飛ばしたのは夏焼先輩…
「こらこら。恐がってるじゃん」
「ぶー…」
「その子は新入りじゃないよ。桃子先輩の気まぐれに付き合わされちゃったの」
すーちゃん?さんがそういうとみんなは納得したように頷いた
「なんでそこでみんな納得するのよ!」
「だって桃ならやりそうだし」
「桃じゃなくて桃子先輩でしょ!それかももち!」
「あ〜はいはい」
163 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 00:58:48.93 0
>>162 「もも、いいからその子解放してあげな」
みんなに囲まれて少し怖くなってきたところで突然後ろから声が聞こえた
「キャップー!!おはよー!もぉね、キャップにすっごく会いたかったよ」
そういって桃子先輩はその声の主である小柄な女の人に向かって駆けていく
そこでみんなの意識があたしから離れたところであたしは慌ててお辞儀をすると部室から飛び出した
「び、びっくりした・・・」
自分でも何があったのかがはっきりとわかってなかった
「ちょ、ちょっと待って!」
するとあたしを呼びとめる一人の声
「な、夏焼先輩!?」
「さっきはごめんね?なんか嗣さんに無理やり連れてこられちゃったんだよね?」
「嗣さん・・・?」
「あ、えっと、桃子先輩のこと」
「あ、あー・・・ちょっとびっくりしちゃったけど大丈夫です」
そう言って頑張って笑顔を作ってみる
「ホント?それならよかった」
164 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 01:12:22.77 0
>>163 「はい。それじゃああたしはこれで…」
「あ、ちょっと待って。携帯借りていい?」
「携帯ですか?」
「うん」
緊急の用事なのかな?
不思議に思いながらも制服のポッケから出した携帯を夏焼先輩に渡した
夏焼先輩は携帯を開くと何かを打ちあたしに返した
「これ、あたしのアドレス」
「アドレス?」
「うん。メールして」
「で、でも…!」
急な展開に頭が真っ白になる
だってアドレスってそんな急に…
165 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 01:22:00.37 0
>>164 「約束。覚えてない?」
「やく・・・そく・・・?」
「うん、ほら、愛理ちゃんの歌・・・うちに聞かせてっていうやつ」
そう言って照れくさそうに笑う夏焼先輩
でも・・・それって・・・
「ダメ・・・かな?やっぱり・・・」
「そ、そんな・・・だ、ダメじゃないです!」
思わず大きな声を出してしまって慌てて俯く
「よかった・・・あのさ・・・えっと・・・」
「はい」
珍しく言葉に詰まっている先輩をぼーっと見つめるあたし
「じゃあさ、あの・・・明日!明日さ、部活休みなんだ
もしよかったら放課後、カラオケ行かない?」
まさかの夏焼先輩からのお誘いだった
―――――ねぇ、みや?あの時、あたしは自分のことでいっぱいいっぱいだったけど
みやも、実はあの時すごく顔真っ赤だったんだよね?
166 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 02:09:32.13 0
>>165 それからのあたしは授業なんて上の空で
明日の放課後のことで頭がいっぱいだった
携帯を見ると夏焼先輩って登録されてるアドレス
それを見てまた実感する
「んふふ」
「愛理どうした?なんか気持ち悪いよ」
「うーんちょっとねぇ〜」
「なにそれ!教えてよ!」
チッサーもみんなも知らない二人だけの約束
それも何だかうれしくてまたニヤけちゃう
「ねぇ聞いた!?」
「なにが?」
「夏焼先輩ってご両親共働きだから朝ごはんいっつもコンビニなんだって」
「そうなの!?じゃああたしお弁当作ってあげようかな〜」
【夏焼先輩】そんなフレーズにもいつの間にか反応してしまう自分がいて
ついついクラスの女の子たちのその話題に耳を傾けてしまった
「チッサー」
「ん?」
「夏焼先輩って朝ごはんコンビニで買って食べてるの?」
「え、あ、うん。前はそうだったけど今は須藤先輩が…って聞いてないし」
よし!受け取ってくれるかはわからないけどさっき助けてもらったお礼がしたかった
ううん…それは口実
本当は少しでも先輩に近づきたかった
167 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 02:24:36.54 0
>>166 次の日の朝、あたしはいつもより二時間も早く目が覚めた
緊張して眠れなかったし、それに・・・
家族に内緒で静かに階段を下りてキッチンに入る
夏焼先輩にお弁当・・・料理なんて全く自信ないけど・・・
それでも・・・お母さんがいつも作ってくれたのを思い出しながら進めていった
外は昨日の天気が嘘のように晴れ渡っている
ってことは先輩は今日は自転車の日・・・校門の前で待っていたら会えるかな?
バスの中で会えないのは残念だけど仕方ない
それに昨日と今日とであたしと先輩の関係はかなり変化した
だって、「校門のところで待っています」ってメールを送ることだってできるんだから・・・
って、緊張してメールなんて送れる自信なんてないけどね
168 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 02:26:15.63 0
書いてて気づいたんだけどみやびちゃんって最近まで愛理の手料理食べたことなかったんだっけ?
確か、二人がケンカっぽくなって茉麻がみやびちゃんにお弁当を渡したシーンがあった気が・・・
まぁ、細かいところはヌキにしてもいいかもだけどw
169 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 02:43:37.66 0
>>167 学校につくと下駄箱の前には黒山の人だかりができていた
まだ夏焼先輩が来てないことを知らせてくれた
「良かった」
あたしもみんなと同じように下駄箱で待っているといつものように
バスケ部のみんなと下駄箱に入ってきた
「あ、あの!」
そう声をかけたのに先輩の耳には届かなくて周りに人が多すぎて
近づくことすらもできなかった
どうしようこのままじゃ…
「みや」
「まぁ!おはよう」
「おはよう。はい、これ」
「お〜いつもごめんね」
「いいよ、自分の作るついでだし」
すーちゃん先輩が差し出したのは可愛い巾着袋
中身はきっとお弁当…
ははっ…あたしバカみたい…
そうだよね…
夏焼先輩はモテるってわかってたのにアドレスを教えてくれたり
歌を褒めてくれたり、放課後誘ってくれたり自分だけは特別なんじゃないかって
勘違いしてたのかもしれない…
あたしはお弁当を抱えたまま先輩に気付かれないように駆けだした
170 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 02:52:35.85 0
>>169 廊下を抜け誰も使わない新校舎の階段を駆け上がったところで躓き踊り場にお弁当が散らばった
「…グス…なんで泣いてんの…あたしのバカ…」
また…
胸が締め付けられるように苦しい…
「…愛理ちゃん?」
誰も通らないはずの新校舎の階段
それなのになんで…夏焼先輩…
「愛理ちゃん!大丈夫?ケガしてない?」
転んで起き上がれないでいるあたしの顔をのぞきこみ
目の前に散らばったお弁当の中身を拾ってくれる
その中に落ちてた一枚の手紙の先輩は目を止めた
「もしかして…このお弁当うちに?」
昨日書いたお礼の手紙…
夏焼先輩へって書いた手紙…
「うん。美味しい」
「え…?」
先輩は拾っていた卵焼きを一個口に含むとニコニコ顔であたしを見つめた
「先輩それ汚い…!」
「なんで?せっかく愛理ちゃんが作ってくれたのに捨てるなんてもったいないもん」
優しい笑顔と優しい言葉
そうだった…
いつでもみやはあたしが欲しい言葉をくれた…
171 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 03:10:06.31 0
>>170 「ありがとね、愛理ちゃん」
そう言って先輩はあたしの頭をポンポンと撫でた
その時の先輩の手が温かくて、笑顔が優しくて・・・
あたしは自分の「恋」を自覚した
「好きだ」
あたし、この人が「好きだ」
そう思ったらいつも以上に胸がきゅっと締め付けられた
「愛理ちゃん、立てる?」
「・・・はい」
そう言って差し出してくれた先輩の手をそっと握る
すると先輩はその手に少し力を入れて握り返してくれた
「先輩、朝練は?」
「んー今から行くとこ。ちょっと教室に忘れ物して取りに行こうと思って」
みやはいつからあたしのことを特別に思ってくれてたんだろう
思えばあたしたち、そんな話今まで一度もしてこなかったね・・・
172 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 03:44:35.70 0
>>171 先輩はあたしを中等部まで送ってくれた
「あの…ありがとうございました」
「いいよ。それよりさ…お弁当…」
「お弁当?」
「ううん、なんでもない!じゃあ放課後ね」
先輩はバイバイと手を振ると急いで行ってしまった
先輩の優しいところ
可愛いところ
かっこいいところ
1日1日先輩の色んなことを知っていく
それがすごい嬉しくて先輩の笑顔を思い出すたびに
うるさいくらいに心臓がとび跳ねた
あたし本当に先輩が好きなんだ…
「愛理?教室の前でつっ立って何してんの?」
「ううん。なんでもない」
「それよりさ〜昨日の宿題の答え見せて!」
「え〜またやってないの?」
「だって昨日すごい眠くてさ〜」
いつものように流れる時間も今日だけは特別早く感じた
それはきっと早く先輩に会いたかったからそう勝手に感じたのかも
173 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 08:56:05.67 0
乙
174 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 12:18:34.87 0
いいねいいね
175 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 12:20:41.39 0
乙です 素晴らしい
休みだから俺も書こうかな
梅さんは誰に連絡したんだろう?
176 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 13:04:33.74 0
>>50 「んー・・・」
カーテンからこぼれる陽ざしで目が覚めた
やけに重く感じる瞼を無理やり開いて体を起こす
どうやら泣き疲れて眠っていたみたいだ
瞼が重いのは、きっと目が腫れてるせいだろう
なんとなく鏡は見たくない気分
・・・なーんて言ってらんないか
顔洗ってこよ。ていうかシャワー浴びよ。
まだ寝惚けている体でフラフラと部屋を出る
一階に降りてリビングに行くと、ちょうどお母さんが洗濯物をたたんでいるところだった
「あ。りー、おはよう。きのうの子は大丈夫?」
「あー・・・先輩なら、朝早く帰った・・・」
「あらっ!若い子の回復力は凄いわね〜!」
違うよお母さん・・・
夏焼先輩は元気になったから出てったんじゃなくて
好きな人に会うために熱あるのに出て行ったんだよ・・・
177 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 13:06:03.61 0
>>176 「りー、これ」
「なに?」
「あの子の服よ。ビショビショだったから洗濯したでしょう?乾燥機に入れといたから、もう乾いてるわよ」
「あっ・・・」
そうだ、忘れてた・・・
夏焼先輩、あたしのジャージ着たまま愛理ちゃんとこ行っちゃったんだ・・・
「あと、これも。帰ったんなら、届けてあげなさいね」
そう言って渡されたのはあたしが先輩にあげたリストバンドだった
濡れてたからこれも洗ってくれたみたい
「ありがとう、お母さん・・・」
それだけ呟くとシャワーを浴びることも忘れて部屋に戻った
綺麗にたたまれた先輩の服をぎゅっと抱きしめた
178 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 13:57:31.12 0
>>177 すると突然携帯が鳴った
びっくりしてとび跳ねた体とバクバクいってる心臓
もしかして先輩!?
慌てて携帯をとると知らない番号
しかし何だか胸騒ぎがするこの感覚にあたしはその電話に出た
「もしもし…?」
「もしもし?菅谷さん?」
「はい…そうですけど…。どちらさまですか?」
「あたしは梅田、梅田えりか」
「うめだ…えりか?」
「うーん、愛理の友達って言ったらわかるかな?」
頭の中の愛理ちゃんとの記憶を巡らせて思い出してみる
もしかして「えりかちゃん」って呼ばれてる先輩
でもなんであたしの携帯に?
「あの、なんであたしの携帯…」
「筋肉バカ…じゃなくて矢島さんに頼んであなたの電話番号部員の子に聞いてもらったの」
「なんでですか…?」
「いや、昨日ナツヤキさんちゃんと帰れたかなーって思って、ちょっと聞いてみたかったのよ」
え…それって…
「夏焼先輩昨日帰ってないんですか?」
「それがわかんないからあなたに聞いてるのよ。昨日色々あって思いつめた顔してたし…あ、別に心配してとか
そういうんじゃないんだけど…」
あたしは梅田先輩の話を最後まで聞かず電話を切ると
夏焼先輩に電話をかけた
179 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 14:24:32.55 0
ごめん俺の読解力がないのかもしれないけど
梅さんは今朝みやびちゃんと会ったことをあえて隠してるってことなのかな?
180 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 14:32:43.70 0
雅と愛理は今朝のことか昨日の部分を朝にかえてください…
181 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 14:51:08.95 0
朝に変えて、「昨日帰ってないんですか?」の部分も少し変えさせてもらった
>>177 すると突然携帯が鳴った
びっくりしてとび跳ねた体とバクバクいってる心臓
もしかして先輩!?
慌てて携帯をとると知らない番号
しかし何だか胸騒ぎがするこの感覚にあたしはその電話に出た
「もしもし…?」
「もしもし?菅谷さん?」
「はい…そうですけど…。どちらさまですか?」
「あたしは梅田、梅田えりか」
「うめだ…えりか?」
「うーん、愛理の友達って言ったらわかるかな?」
頭の中の愛理ちゃんとの記憶を巡らせて思い出してみる
もしかして「えりかちゃん」って呼ばれてる先輩
でもなんであたしの携帯に?
「あの、なんであたしの携帯…」
「筋肉バカ…じゃなくて矢島さんに頼んであなたの電話番号部員の子に聞いてもらったの」
「なんでですか…?」
「いや、朝ナツヤキさんちゃんと帰れたかなーって思って、ちょっと聞いてみたかったのよ」
え…それって…
「夏焼先輩、どうしたんですか・・・?」
「それがわかんないからあなたに聞いてるのよ。朝色々あって思いつめた顔してたし…あ、別に心配してとか
そういうんじゃないんだけど…」
あたしは梅田先輩の話を最後まで聞かず電話を切ると
夏焼先輩に電話をかけた
182 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 14:53:12.06 0
183 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 15:19:12.20 0
>>181 「出ない・・・」
乱暴に携帯を閉じる
先輩・・・どうしたの?
『色々あって』って、一体何があったの・・・?
梅田先輩、『ちゃんと帰れたかな』って言ってたけど・・・
なんで?先輩は愛理ちゃんと一緒にいるんじゃないの?
頭の中がハテナで埋まっていく
184 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 17:50:46.92 0
りしゃみやをくっつける大きなきっかけにするのは支持するんだけど
愛理が苦しんでる大きな原因がりしゃみやの親しさなのを知ってて梨沙子に直接電話するってのは
愛理の立場から見たら無神経なのかみやあいりを引き裂きたい自己中な人間にってことになっちゃって
梅さんに対して不信感を抱く方が自然な気がするからキャプやまーさ経由にしたいんだけど?
挿入する形に今からでもできると思うし
185 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 18:23:17.85 0
みやあいりの回想いいなぁ
うめすずをさっさとくっつけたかったんだけど
別れさせたくなくなるくらいいい
186 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 18:26:11.64 0
自分もキャプあたりに電話したのかと思ってた
187 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 18:39:51.40 0
>>177 すると突然携帯が鳴った
びっくりしてとび跳ねた体とバクバクいってる心臓
もしかして先輩!?
慌てて携帯を見るとママから
こんな時間なんだろう?
「もしもし?」
「梨沙子? ママだけど」
「うん。どうしたんですか?」
「いや、あのさー、みやがどうしてるか知ってるかなーって」
え…?
「夏焼先輩、どうしたんですか・・・?」
「それがわかんないからかけたのよ。
矢島先輩から電話あったの。みやになんかあったらしくて心配してるって。
矢島先輩も友達から聞いたらしいんだけど、
その友達、詳しく説明しなかったみたいで、状況がよくわかってないらしいのね?
でまぁ、梨沙子なら知ってるかなって・・・・」
あたしはママの話を最後まで聞かず電話を切ると
夏焼先輩に電話をかけた
◆
こんなかんじ?
舞美とまーさの学年がよくわからなくなったから
舞美がまーさの先輩じゃなかったら呼び方変えて欲しい
188 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 18:53:57.05 0
おお、自然でいいんじゃない
梅ver書いた人も乙
梨沙子はこのあとどうしようか?雅ちゃんちの前で夜まで待たせるのもありかなって思うんだけど
189 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 20:29:45.62 0
とりいそぎ保
190 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 22:12:10.83 0
くーん
191 :
名無し募集中。。。:2010/03/18(木) 23:03:35.08 0
お先に寝ます
192 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 00:13:36.05 0
誰か書こうぜ
193 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 00:27:33.24 0
>>172 ―――――あの日初めて乗ったんだっけ?みやの自転車の後ろに・・・
早く先輩に会いたくて仕方なかったのに終了のチャイムが鳴った途端、
あたしの心臓はびっくりするくらい暴れだした
「わぁー・・・緊張してきた」
震える手でカバンに教科書を詰め込んで携帯を確認する
『校門の前で待ってるから』
夏焼先輩からのメールに「今から行きます」と返して下駄箱に向かう
靴を履き替えて前を向くと少し遠くの正門の前で先輩が自転車にまたがっているのが見えた
その姿さえなんだか様になっていてあたしは思わずかっこいいな・・・って呟いていたっけ
194 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 00:33:57.73 0
>>193 「すいません遅れて…」
「ううん。それより早く行こ」
笑顔で後ろの荷台部分をぽんぽんと叩いた先輩
え…それってもしかして二人乗りってこと?
「愛理ちゃん?」
「あ…は、はい」
ゆっくり荷台部分に腰をかけると手の位置をどこに置こうかで少し迷った
先輩の腰を掴むのはいきなりすぎるし
だからと言って先輩の服の裾を掴むのもちょっと恥ずかしい…
とりあえず荷台部分の空いてるところ掴んだ
195 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 01:42:16.31 0
>>194 「うち、あんまり運転うまくないよ」
「へ?」
「だからさ」
突然あたしの手を掴む先輩
え?え?
あたしがあたふたしているのをよそに先輩は自分の腰にあたしの腕を回させた
「ちゃんと掴まってて?」
「あ、えっと、は、はい!!」
あたしはおそるおそる先輩の腰に掴まる
その瞬間、先輩の体がびくっとした気がしたけど・・・気のせいだよね?
196 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 01:51:15.63 0
>>195 あたしの落ち着かない心は反対にゆっくりと走り出した先輩
先輩の背中越しに感じるがすごく心地いい
先輩って意外と華奢なんだ
あたしにはあんなに大きい存在見えたのに
先輩の腰は細くて背中もあたしと同じくらい
また一つ夏焼先輩のこと知れた
そう思ったらついつい笑みがこぼれた
「はい、到着!」
ついたのは駅前にある歌○場
先輩は自転車を置くと子供のようにはしゃぎならあたしの手を掴んで
「早く早く」と中へ入っていった
197 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 01:51:57.41 0
>あたしの落ち着かない心は反対にゆっくりと走り出した先輩
先輩の背中越しに感じるがすごく心地いい
あたしの落ち着かない心とは反対にゆっくりと走り出した先輩
先輩の背中越しに感じる風がすごく心地いい
198 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 02:01:20.60 0
>>196 なんかこういうところってあんまり来ないから緊張する
あたしがきょろきょろしている間に先輩は手続きを済ませてくれていた
「412号室だって。ほら、行こう」
「あ、はい」
先輩の後ろをついて部屋まで歩き、中に入る
その時、あたしはあることに気づいたんだ・・・
カラオケって二人っきりじゃん!ど、どうしよ?
あたし、先輩に誘われたことに浮かれててこんな状況考えてなかったよ
199 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 02:09:38.73 0
>>198 「カラオケって初めて?」
「い、いえ!でもあんまり来たことなくて…」
「そっか。じゃあ緊張しちゃうかな?」
申し訳なさそうな顔をしてる先輩に悪くて
あたしは思いっきり首を横に振った
今の緊張はたぶん夏焼先輩と二人っきりっていうこの状況に…
あたしは先輩の隣じゃなく向き合う形で先輩の前のソファーに腰をかけた
だって先輩の隣に座ったらドキドキしちゃって上手く歌える自信がない…
「何歌う?」
先輩はあたしに曲を入れる機会をくれ履歴とか最新の曲とかを見せてくれた
先輩が身を乗り出して話してくれるからそのたびに先輩の髪があたしに触れる
少し匂うシャンプーの良い香りにあたしは思わず目を逸らした
200 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 02:24:04.24 0
>>200 みんなの前で歌うことは慣れているはずなのに
先輩に聞いてもらうとなるとドキドキして歌う曲もなかなか決め切れない
あたしは先輩の話に頷くことしかできなかった
「じゃあ、うちが初めに歌っていいかな?
その間に愛理ちゃん、好きな歌決めててよ」
あたしの様子を見て気を遣ってくれたのかな?
先輩はあたしの頭をぽんぽんと撫でると慣れた手つきでリモコンを操作してマイクを持った
201 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 09:02:55.39 0
回想シーンいいネー
スレタイに辿り着くのがわかってるから一層切ない
202 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 11:55:56.11 0
昼だゆー
203 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 14:04:26.83 0
落ちる
204 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 15:46:09.96 0
落とさん!
205 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 15:55:02.96 0
>>187 「出ない・・・」
乱暴に携帯を閉じる
あー!もうっ!
何が起きたのか全然わかんないけど、とりあえず居ても立ってもいられなくて
抱えたままだった洗濯物を袋に入れて急いで部屋を飛び出した
「・・・・・」
だけど、玄関まで行ったところで頭の中の冷静な自分が足を止める
あたしは今から、どこに、何をしに行く気なんだろう
先輩に何があったかはさっぱり分からない
考えられるのは、体調が悪化して苦しんでるんじゃないかってことだけど・・・
だとしたら看病してあげたいけど・・・
でも、先輩が側にいて欲しいのは
先輩の側にいるべきなのは・・・
あたしじゃない・・・
206 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 16:01:02.11 0
>>205 それに今は二人でいるはずだし、あたしが現れたら絶対にお邪魔虫だ
あーもう・・・どうしよう・・・
どうすればいいんだろう・・・
やっぱりあたしには何も出来ることはないのかな・・・
けど、愛理ちゃんちに行く途中で倒れたとか・・・
ないと思うけど愛理ちゃんとうまくいかなくて・・・それで・・・どっか行っちゃったとか・・・
だとしたら部屋でじっとなんてしてらんない
結局感情のまま家を飛び出した
先輩んちにとりあえず行ってみよう
愛理ちゃんちに行ったのは朝早くだったし、もう家に帰ってるかもしれない
愛理ちゃんと一緒にいて邪魔だったら、洗濯した服届けにきましたって言ってすぐに帰ればいい
先輩が一人ぼっちじゃなければひとまず安心できる
先輩の家に行ったことはないけど、近所だってことは知っていた
前に先輩に聞いた道順を頼りに道を進んでいく
確か・・・この角を曲がって、坂を下りて・・・
夏焼って名字は珍しいから行けば分かるはず・・・
207 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 16:15:05.70 0
>>206 「ハァ・・・あった・・・ここだ」
少し迷ったけどなんとか『夏焼』さん宅を見つけた
コンビニの近くだよーって言ってたし、ここで間違いないはず
上がった息を整えて、深呼吸してインターホンを押した
心臓は壊れるんじゃないかってぐらいにバクバクいっていた
ピンポーン
ピンポーン
2、3回押してみたけど誰も出て来ない
家の中に誰かがいる気配すら感じない
はぁ・・・先輩、どうしちゃったんだよぅ・・・
壁に寄り掛かってずるずると座り込む
やっぱりまだ愛理ちゃんの家にいるのかな・・・?
208 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 18:48:13.20 0
梨沙子もみやびちゃんも愛理も梅さんもみんな切ないな・・・
209 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 19:10:16.38 0
くまあさはH無しの純潔プラトニック
210 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 20:35:38.05 0
実際のりしゃみやがスレタイ通りになることはないのかな
211 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 21:14:59.37 0
川*^∇^)||<君のためならでくのぼう そう呼ばれたって構わない
212 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 22:45:57.13 0
州*‘ -‘リ<金八せんせーい!!
213 :
名無し募集中。。。:2010/03/19(金) 22:54:01.34 0
金八がいるなw
214 :
名無し募集中。。。:2010/03/20(土) 00:39:57.80 0
ho
215 :
名無し募集中。。。:2010/03/20(土) 06:12:11.25 0
州*‘ -‘リ<おはゆ〜、みやが心配だゆ〜!
216 :
名無し募集中。。。:2010/03/20(土) 06:12:27.46 0
リl|*´∀`l|<あぶないわよ
217 :
名無し募集中。。。:2010/03/20(土) 10:06:14.10 0
州´・ v ・)
218 :
名無し募集中。。。:2010/03/20(土) 13:15:11.52 0
あげとく
219 :
名無し募集中。。。:2010/03/20(土) 15:39:40.38 0
禿げ得
220 :
名無し募集中。。。:2010/03/20(土) 18:01:05.48 0
曲げとく
221 :
名無し募集中。。。:2010/03/20(土) 19:52:41.64 0
根性
222 :
名無し募集中。。。:2010/03/20(土) 21:40:01.04 0
从o゚ー゚从<ウチらはプラトニック!
川*^∇^)||<ENJOY!ho
223 :
名無し募集中。。。:2010/03/20(土) 22:19:09.01 0
今から一緒に誰か書かないかい?
224 :
名無し募集中。。。:2010/03/20(土) 22:51:17.23 0
書こうか
225 :
名無し募集中。。。:2010/03/21(日) 01:11:35.14 0
ho
226 :
名無し募集中。。。:2010/03/21(日) 02:25:30.25 0
>>207 朝早い公園
いつもの子供たちで賑わう声はなくただゆっくりと時間が流れていく
あたしはその愛理との出会いを思い返してた
雨の日だけ乗るバスでいつも見てた女の子
憂鬱だった雨の日がいつのしか楽しみな日に変わってたっけ
初めて二人で行ったカラオケも今でも覚えてる
あの日確信したんだ
愛理のこと好きなんだって…
どうして気持ちは離れて行っちゃったんだろう…
答えの見えない自問を繰り返し溢れそうになる涙を堪えるために空を見上げた
「すごい…」
空は今のうちには似合わないくらい綺麗な青い色をしていた…
227 :
名無し募集中。。。:2010/03/21(日) 06:18:09.68 0
みやびちゃん切ないね
228 :
名無し募集中。。。:2010/03/21(日) 09:41:39.89 O
やっぱみや愛理には別れてほしくないなぁ
229 :
名無し募集中。。。:2010/03/21(日) 11:02:20.93 0
>>226 一人称は統一した方がいいよ
「うち」でいいかな
230 :
名無し募集中。。。:2010/03/21(日) 11:59:35.10 0
3連休中日のお昼ho
231 :
名無し募集中。。。:2010/03/21(日) 13:29:03.90 0
>>229 そうだね
最近小ミスが多くてダメやわ…
232 :
名無し募集中。。。:2010/03/21(日) 14:48:35.56 0
>>200 イントロが流れ始めて先輩は画面に目をやる
マイクを構えて真剣な表情の先輩の横顔に目が離せなくなるあたし
歌っている間に曲決めててって言われたけど・・・
そんなの無理だよ・・・だって先輩・・・かっこいいんだもん・・・
それに、すっごく歌うまい
結局あたしは先輩が歌っているのを最後までじっと見つめ続けてしまっていた
233 :
名無し募集中。。。:2010/03/21(日) 17:04:50.27 0
ほホ保帆歩穂補
234 :
名無し募集中。。。:2010/03/21(日) 19:33:11.37 0
今日は続かないかな
235 :
名無し募集中。。。:2010/03/21(日) 20:52:28.74 0
>>107 あとのことは頼んだわよ、と願いながら筋肉バカとの通話を終わらせてから。
ついさっき愛理と二人並んで歩いた道を一人で帰る。
その間考えるのは、愛理とナツヤキさんのこと。
愛理はまた泣いてしまってるのかしら?今日はあの部屋で一人で?とか。
ナツヤキさんはちゃんと帰ったのかしら?舞美なら上手くやってくれるかしら?
あぁでも、筋肉バカは正直すぎて物事大きくしそうな気も、今更ながらしてきたわ!
うぅん、大丈夫!うちはあの筋肉バカを信じてるし、うん、信じてる信じてる。
・・・信じてもいいんだよね、舞美?
そんなズレたことを考えてたらいつの間にか自分の部屋に戻ってたわ。
昨夜は愛理と久し振りに一緒にお風呂に入って。
同じシャンプーとコンディショナー、ソープを使ったけれど。
今この部屋に微かに残っているのは愛理の香り。
たとえ同じものを使ったとしても、愛理の香りが残ってるのは確かで。
その香りが、ほんの少しの後悔を呼び起こさせる。
想いを伝えてしまったことは勢いだったかもしれないけど、後悔はしていない。
でも、弱ってるところにつけこむようなことをしたことは、後悔してるんだよ。
まぁ、愛理の行動には驚いたけど、正直嬉しかった・・・。
緊張からの疲れのせいか、うちはベッドに倒れこむ。
枕からは愛理の香り。
これから先、もしかしたら遠くなってしまう香り。
その香りに包まれて、うちはいつの間にか意識を手放していた。
236 :
名無し募集中。。。:2010/03/21(日) 22:32:38.32 0
とりあえずほしときますね
237 :
名無し募集中。。。:2010/03/21(日) 22:36:06.22 0
回想シーン誰か一緒に書こうぜ
238 :
名無し募集中。。。:2010/03/21(日) 23:58:20.52 0
>>232 「愛理ちゃん?」
「…へ?」
「次愛理ちゃんの番」
先輩があまりにも綺麗な歌声で歌うからあたしはすっかり
聞きいってしまっていた
「あ!はい!え、えっと…」
考えてみても急すぎて出てこない…
焦っていると先輩は立ち上がりあたしの横に腰を下ろした
「よし、じゃあ一緒に歌おう」
「え…」
「急に誘って歌ってなんて、愛理ちゃんの気持ちも考えずにごめんね」
「そ、そんなこと…!」
「でも、あの時本当に愛理ちゃんの歌声聞いて初めてあんなに人の歌声にドキドキしたんだ。
だからどうしてももう一度聞きたかった」
隣に座った先輩はあたしの目を真っすぐ見て言葉一つ一つを丁寧に伝えてくれる
そんな顔で見つめるなんて先輩反則だよ…
「…あたしも…」
「ん?」
「あたしも先輩に聞いてもらいたい…あたしの歌…」
239 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 00:16:35.31 0
>>238 勇気を出したあたしの言葉にばあっと先輩の顔が明るくなる
そうだ、あたし、先輩のこの顔が見たかったんだ
あまり最近の歌をよく知らないあたしだけど、なんとか知っている歌を入力する
音楽が流れてあたしはすぅっと大きく深呼吸
歌っている間のことはちゃんと覚えてない
ただ、先輩の視線を感じて、少しでも先輩に気持ちが届け・・・って必死だった
240 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 00:25:56.81 0
>>239 歌いきってひと息つくと先輩はあたしの頭をそっと撫でた
「ありがとう」
そう言って笑った先輩の笑顔は優しく
なんて綺麗に笑う人なんだろうって思った
屈託のない笑顔と決して外さない力強い眼差し
すべてがあたしの胸をきゅっと締め付けドキドキの音を早くする
「また愛理ちゃんの歌聞けて良かった」
そんな嬉しい言葉先輩に言われたらあたし泣きそうに…
「ごめんなさっ…グス」
「えっちょっ、愛理ちゃん!?」
「…自分の歌こんなに褒められたことなかったから…だから…」
あたしのバカ…!
先輩困ってるのになんで泣くのよ!
泣き虫愛理!
胸の中でそう自分を責めてみてもやっぱり溢れだした涙は止まらない
241 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 00:43:16.88 0
>>240 「愛理ちゃん、泣かないで?」
先輩はそっとあたしの涙を指で拭ってくれる
そしてそのまま先輩はあたしの手をぎゅっと握った
先輩に手を握られた驚きで思わず先輩の顔を見つめて茫然とするあたし
「あ・・・・・・」
「え?・・・・・・・・!あっ、ご、ごめんっ!」
先輩は目があった途端、慌ててあたしの手を離した
242 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 00:57:31.74 0
>>241 「嫌だったよね」
って先輩は笑って目を逸らすと
「次は何歌おっかな〜」
とリモコンを手に取った
「いやじゃ…!」
「え?」
「嫌じゃなかったです…」
恥ずかしくて俯いたあたしは先輩がどんな顔をしてるのなんてわからなかった
違う…引かれてるかもって思って先輩の顔が見れなかった…
するとスカートをぎゅっと掴んでいたあたしの手にそっと先輩は触れた
「じゃあもう少しだけ…握っててもいい?」
243 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 01:09:09.24 0
>>242 「・・・・・・はい」
そう言って先輩の手を少しだけ、ほんの少しだけ力を込めて握る
すると先輩はあたしの手をさっきよりも強く握り返してくれた
それからあたしたちはずっと手を握り合っていた
何かをするときに少し手を離す時があっても、
お互い何かに惹かれあうように気づいたら手を繋いでいた
でも・・・
きっと、先輩はあんなにモテるんだから誰かと手を握るなんて、大したことないんだよね?
あたしなんて、先輩にとってただのファンの一人って感じだし・・・
あたしは否が応でも期待してしまう自分にブレーキをかけるためにも
すっと自分にそんなことを言い聞かせるのに必死だった
244 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 01:52:13.73 0
>>226 先輩の家の壁にもたれこんであたしは携帯を取り出した
やっぱり先輩からの返信はないことにため息をつくと
今度は『夏焼先輩』フォルダを開けて先輩の画像を眺める
画面に映る先輩の屈託のない笑顔
この笑顔をあたしだけに向けてくれたら・・・って何度思ったことだろう・・・
ねぇ、先輩?今どこにいるの?そして何を思っているの?
あたし、先輩に会いたいよ・・・
245 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 01:57:31.52 0
>>243 「手…冷たくない?」
「え?」
「いや…うち緊張すると手冷たくなるんだよね…」
照れた笑顔でそう笑った先輩
確かにさっきから少しずつ冷たくなっていってるような気がする
でも慣れてるはずの先輩がなんで緊張?
「先輩でも緊張…するんですね」
思わず出た本音にやばいと思って口をふさいでみたがもう遅い…
「はははっなにそれー、まるでうちが慣れてるみたいじゃん」
噴き出して笑い始めた先輩に開いた口も塞がらない状態になった
「え…違うんですか?」
「慣れるもなにもこんなに誰かの手握ったの初めてだよ」
初めて…
そう聞いたとき先輩の顔がみるみるうちに真っ赤に染まり
照れくさそうに視線を逸らすの見て嘘じゃないんだって思った
それよりも先輩が嘘を言う人には見えなかったから…
きっと本当にこれが初めてだったのかも…
そう思うと顔がゆるんでついついニヤけてしまう
「なんか愛理ちゃんといると初めてなことばっかりだなぁ。あんな風に歌声に心動かされたのも、
自転車の後ろに誰か乗せるのも、こうして二人っきりでカラオケに来るのも、今こうやって誰かの手を握るのも、
全部愛理ちゃんが初めてだよ」
246 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 02:05:18.84 0
>>245 あたしは先輩の意外な発言に驚きと嬉しさでいっぱいになった
だから、あたしも先輩にこんなこと言えたんだと思う
「あたしも!あたしも・・・初めてです・・・
誰かの自転車の後ろに乗ったのも、二人っきりでカラオケに行くのも、手を握るのも・・・」
「・・・そっか・・・じゃあ・・・初めて同士だ・・・」
「はい・・・」
「なんか・・・すごく・・・」
「すごく?」
「へへ、嬉しい・・・」
そう言って先輩は顔真っ赤にしながらも笑顔を見せてくれた
247 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 02:13:24.02 0
>>246 初めて…
本当にみやはたくさんの初めてをあたしにくれたよね…
いつもあたしの傍で寄り添ってくれてたのも
泣いてるときすぐに駆けつけてくれたのも
あたしを優しく包んでくれるのも
全部みやだった…
なのにどうして今はこんなにも苦しいんだろう…
あれから何曲か歌ってカラオケ店を出ると先輩は家の前まであたしを送ってくれた
「今日はごめんね、急に誘ったりして」
「いえ!すごい嬉しかったです!」
「良かった」
先輩の嬉しそうな笑顔
それを見れただけでも行ってよかったって思えた
「じゃあまた明日学校でね」
「はい」
先輩はあたしの頭を優しく撫でるとバイバイと手を振り自転車を走らせた
撫でられた部分にそっと自分の手を置いてみる
さっき撫でられた感触がまだ残っていて笑みがこぼれた
「先輩…こんな気持ちになったのも先輩が初めてですよ…」
そっと星が綺麗な夜空に呟いてみた
248 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 02:27:57.38 0
>>247 それからあたしたちは色んなところに行ったよね?
みやの部活帰りにゲームセンターに行ったり
あたしの塾が終わるのを待っててくれてご飯を一緒に食べたり
いつもあたしを自転車の後ろに乗せてみやは色んなところに連れて行ってくれた
みやと会うたびにどんどんみやに惹かれていって・・・
お互いの呼び方も「みや」「愛理」になって・・・
って言ってもみやは恥ずかしがってなかなか呼んでくれなかったっけ
そんなときにみやが言ってくれたあの言葉
『うちさ、愛理以外ここ乗せないよ』
249 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 02:46:57.53 0
>>248 その言葉がどれだけ嬉しかったかみやにはわかってた?
モテるみやにあたしってどんな風に映ってるんだろうとか
本当はあたしだけ舞い上がってみやは何とも思ってないのかなって思ったり
好きじゃないなら優しくしないでとも思ってた
なのに愛理以外乗せないと言ってくれた
その時初めてあたしはみやの特別なんだって思えたんだよ
だから本当はあの時泣きたいくらい嬉しくて
抱きつきたいくらい大好きだった…
250 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 03:05:11.91 0
>>249 きっとお互いなんとなく「好き」って思っているのがわかっていて
だけど、その二文字がお互い言えなくて・・・
二人で過ごす時間は増えていくのに、二人の関係を表す言葉は曖昧なままだったあの頃
少しだけ外も寒くなってきたあの日・・・あたしたちはいつものように遊んだ帰り道のことだった
みやはあたしをいつも家まで送ってくれるんだけどその日だけは違ったんだっけ?
「あれ?みや、道こっちじゃないよ」
「あ、うん・・・まぁ・・・その・・・いいじゃん」
そう言ってあたしの家じゃない方向に自転車を走らせるみや
あたしはみやの考えてることがよくわからなくて、不安になってみやに抱きついた
251 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 03:09:07.52 0
どこ目指してる予定ですか?
252 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 03:21:27.38 0
海とかバス停とかいいかも
今後の梨沙子との関係にも遣えるような場所がいいよね
もしくはみやびちゃんが一番輝ける場所ってことでどこかのバスケのコートとか
253 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 08:39:15.60 0
あぶなひ
254 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 09:07:17.29 0
何となく松浦さんの「待ち合わせ」が思い浮かんだ
255 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 09:46:47.08 0
雅ちゃんちの前で待つ梨沙子
公園にいる雅ちゃん
回想にふけってる愛理
この3人をどう動かすかだ
256 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 12:07:23.60 0
お昼です
257 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 13:05:07.59 0
回想はどこまで続くんだ
258 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 14:33:55.34 0
まだりしゃみやを合流させるには早いかな?
259 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 14:40:33.99 0
合流させてもいいと思う
260 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 17:27:41.13 0
あげとこう
261 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 18:59:18.15 0
明日書けたら書く
誰か進められたらよろしく
262 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 20:49:05.19 0
人少ないね
夜中書いてくれてる人乙です
263 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 22:18:12.92 0
ノノl∂∀∂'ル<みやびが保全するよっ☆
264 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 23:36:02.26 0
州*‘ -‘リ<りーも保全するゆ〜
265 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 23:54:00.52 0
一緒に書く人いらっしゃれば進めたいです
266 :
名無し募集中。。。:2010/03/22(月) 23:58:49.83 0
りしゃみやをどうしようか悩み中
267 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 00:24:25.03 0
俺もりしゃみやをどう動かすか悩み中
誰かアイディアください!
268 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 00:31:08.95 0
うめすずもどうにかしてやってくれ
269 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 01:04:05.00 0
どうにかといわれても難しいんだよな
270 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 01:40:31.27 0
>>244 どれくらいこうしてただろう…
空を見上げても答えの見えないもやもやが募るだけ…
うちはだるく重い体を起こすように立ち上がるとフラフラと公園を後にした
目の前はぼやけ今にも倒れそうな体を引きずるように家に着くと
壁にもたれかかり携帯を見つめてる人影
「り…さこ?」
「先輩…?」
271 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 01:51:55.33 0
>>270 家の前でまち続けて結構な時間が経っている
「やっぱこんなとこに居ても迷惑なだけだよね…」
きっと先輩は愛理ちゃんの家に居て
ママの電話はきっと勘違い
そう自分に言い聞かせて自分の家に帰ろうとしたとき
「り…さこ?」
確かにそう聞こえて
あたしは慌てて声のするほうへ振りかえった
「先輩…?」
そこには今にも倒れそうな体を引きずるようにして歩く夏焼先輩がいた
「先輩!?」
「やっぱ梨沙子だ」
「なんでこんな体で…、愛理ちゃん!愛理ちゃんはどうしたんですか!?」
いつもだったら笑顔で答える愛理ちゃんの話題に
先輩は作ったような笑顔を見せると
「…もうダメなのかな…」って笑った…
あたしは無意識に先輩は力強く抱きしめていた
272 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 01:53:05.12 0
>あたしは無意識に先輩は力強く抱きしめていた ×
あたしは無意識に先輩を力強く抱きしめていた ○
273 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 02:11:20.76 0
>>271 しばらく先輩を抱きしめていたあたし
「先輩、無理しないで・・・」
「・・・ありがと、梨沙子・・・でもうちは大丈夫だからさ」
先輩はそっとあたしの体を離してつらそうな笑顔を見せた
全然大丈夫じゃないじゃん・・・
先輩の笑顔ってもっと・・・もっと・・・
あたしは何もできない自分がもどかしくて俯いて拳を握りしめた
274 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 02:30:23.91 0
>>273 「とりあえず中入って「あたしの!」」
「あたしの前では…無理に笑わないでください…」
それしか言葉が出てこなかった…
先輩が愛理ちゃんと何があったのかはわからないけど
先輩が辛いならあたしは都合のいい女でも、愚痴を聞くだけの女でもいい、
恋人になれなくてもいい…
ただ…ただ先輩には笑顔でいてほしい…
「梨沙子…」
275 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 02:44:39.49 0
>>274 しばらくの沈黙の後、先輩はあたしをまっすぐ見つめて口を開いた
「今から付き合ってほしいところがあるんだけど、いいかな?」
付き合ってほしいところ?
「はい」
「ありがと」
それから先輩は来た方向に歩いていく
あたしは慌てて追いかけて先輩の隣を並んで歩いた
歩いている間、お互い何も話すことはなかった
あたしは何か話さなきゃって思ったけど、先輩の表情を見ると何も言えなかった
どれくらい歩いただろう?
先輩はある場所に着くとその前で立ち止った
「バスケットコート・・・?」
あたしが首をかしげている間に先輩は無言で中に入っていく
先輩はコートの隅に転がっているボールをおもむろに拾うと軽くボールを突いた後、シュートを放つ
綺麗な放物線を描いたボールは綺麗にゴールに吸い込まれた
「キレイ・・・」
あたしはその完璧なシュートに思わず声を上げた
すると先輩はあたしに背を向けたまま話し始めた
「ここで、愛理に告白したんだ・・・愛理のことが好きですって」
276 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 03:00:07.88 0
>>275 「え…」
「そしたら愛理もずっと好きだったって言ってくれて…、その時のこと今でもたまに思い出すんだ」
先輩はもう一度シュートを放つ
そのボールはゴールに弾かれ地面で大きなバウンドを繰り返す
「何度好きだって言っても気持ちが届かないときってあるんだよね…」
転がったボールを手に取り先輩はもう一度あたしに背を向けた
その背中はあたしの知ってる先輩とは違うとてもとても小さな背中だった
「って…うち梨沙子に何言ってんだろうね」
そう言って振りかえった先輩の笑顔
それはさっきと同じ作った笑顔…
「はい、梨沙子」
バウンドをつけて優しくパスをくれた先輩のボールはあたしの体に当たり転がった
「梨沙子?」
「届くよ…」
「えー?なにー?」
「好きだ好きだ好きだ好きだ好きだーって思ってる気持ちはいつか相手に届くよ!
…ママが言ってた。バスケは気持ちだって。どんなに技術があっても、どんなに負けられない相手でも
勝ちたいって気持ちがあればいつか心が相手に勝って本当の勝利が来るんだって。だから…だから届くよ!」
277 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 03:15:55.19 0
>>276 あたしの必死な言葉に先輩はびっくりしたような顔をしている
「そうだね・・・いつか届く・・・か」
「・・・うん」
「じゃあさ、梨沙子もきっと届くよ」
「へ・・・?」
「梨沙子の好きな人に。好きだ―って思っていれば届くんでしょ?」
そう言って先輩はいつものように優しく頭を撫でてくれる
「・・・うん」
「梨沙子の気持ちも届きますように・・・」
278 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 03:44:34.93 0
>>277 目を瞑って祈るようにあたしの頭をそっと撫でる先輩
先輩…
あたしの気持ち…少しでも届いてますか…?
そしてあたしも同じように先輩の頭を撫で
「先輩の気持ちがたっくさんたっくさん届きますように。そして…いつも笑顔でいてほしいです…」
そう呟いた
「梨沙子?最後なんて言ったの?」
「秘密です」
「なにそれ!教えてよ!」
「おしえませーん」
あたしは先輩にあっかんべーをすると逃げ回るようにコートを走った
そのあとを追いかけて笑顔になる先輩にあたしもついつい笑顔になった
279 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 08:44:37.49 0
。・゚・(ノД`)・゚・。:*゚
280 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 10:16:56.67 0
>>278 子どものようにはしゃぎまわるあたしたち
でもね、本当は気付いてたよ
時々先輩の目が潤んでたこと
切なそうに顔を歪ませてたこと
本当はね、気付いてたんだよ?
「あっ」
ちょうど振り返った時、先輩の体が一瞬よろめいた
慌てて駆け寄って支える
「先輩、大丈夫!?」
「はは、なんかフラっとしちゃった」
「笑い事じゃないんですけど!」
そろそろ帰りましょう?
出来るだけ優しく微笑んだら先輩もいつもより切ない笑顔で頷いた
281 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 10:49:45.89 0
>>280 「ねぇそういえばどうして梨沙子うちの前にいたの?」
少し歩き出したところで先輩が不思議そうに言う
思わず「えっ!」って言っちゃったけど、そうだよね・・・先輩が疑問に思うのは当たり前だよね・・・
「・・・それはぁ」
先輩のことが心配だったから・・・
先輩に何かあったんだと思うと居ても立ってもいられなかったから・・・
先輩に会いたかったから・・・
そんなの言えるわけない・・・
「梨沙子?」
「・・・・・・これっ。届けにきた」
「え?」
先輩に洗濯物が入った袋を無理やり押し付ける
先輩は中を見てしばらくポカンとしたあと、事情が理解できたようで急に慌てだした
282 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 10:51:49.95 0
>>281 「ああああーマジごめんどうしよ!うち、お世話になったのに梨沙子のお母さんにお礼も言わずに出てきちゃった!
ホントごめんっ!今度梨沙子んちにお礼言いに行くから!」
「い、いいですよそんなことしなくて!」
「ダメだよ〜!あ、梨沙子もごめんね?この服も梨沙子のだよね・・・」
自分の着てるものを見つめてシュンとする先輩
先輩には悪いけど、あたしはそんな先輩が可愛くて仕方なくて思わず吹き出しちゃった
「いいですって。先輩だってあたしがジャージない時貸してくれたし」
「・・・そうだけどさぁ」
「いっぱい優しくしてもらったから、恩返し」
そう言ったところでちょうど先輩の家についた
家誰もいないんですか?って横を見て、思わずドキっとする
なぜなら先輩があたしをじっと見つめていたから
「え、なんですか?」
「あのさ・・・」
「はい」
「・・・うちってほんとに優しい?」
283 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 11:09:19.14 0
>>282 梨沙子ってばわざわざ洗濯物届けてくれたんだ
いい子だなぁ・・・
梨沙子んちにも本当に一回お礼言いに行かないと・・・
「いっぱい優しくしてもらったから、恩返し」
そんなことを考えてると放たれた言葉
梨沙子のその言葉に心臓がドキっと跳ねる
何かを思い出したように心がどんどん痛くなっていく
―――あんたのは、優しさじゃない、周りの人や愛理を傷付けて、自分が傷つくのが怖いだけ
―――・・・みやは、優しいけど優しくない・・・
思わず立ち止まって梨沙子を見つめた
梨沙子はうちの視線に気がついたのかこっちを振り返る
「え、なんですか?」
「あのさ・・・」
「はい」
「・・・うちってほんとに優しい?」
284 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 14:11:35.51 0
>>283 「え?どうしたんですか急に」
「いや・・・ちょっと、ね」
どこか顔が曇ってる先輩を見つめる
なんでそんなこと聞くんだろう
「先輩は・・・「あーごめん変なこと聞いて!
うち熱でおかしくなっちゃたのかな」
「先輩っ」
「ちょっと上がってかない?お礼に飲み物出すよ」
「ちょ、先輩っ・・・」
あたしの言葉を最後まで聞かずにドアを開ける先輩
あたしは手を引かれて玄関まで入るけど
このまま図々しく上がっちゃっていいのか悩む
体調悪い先輩のことは心配だけど・・・
あたしがいたら余計に眠れないんじゃ・・・?
285 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 17:13:44.57 0
梨沙子ぉぉぉぉ!
286 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 18:00:19.10 0
混ざりたいけど出かけるほ
287 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 19:19:51.35 0
いつかあいりしゃバトルも見てみたいけど
実際の二人が仲よすぎて想像つかないんだよなw
288 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 19:22:52.23 0
うめすずイチャつかせてそこを梨沙子に目撃させるとかは?w
289 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 19:27:25.12 0
あー、梨沙子キレそうw
二人が別れた事情なんて知らないしな
290 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 19:37:01.55 0
見える!
俺には音楽室でキスするうめすずを目撃してしまう梨沙子が見えるぞ!
291 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 19:55:21.61 0
州*‘ -‘リ<愛理ちゃんの代わりにあたしが夏焼先輩を幸せにする
って言ったらカッコいい
292 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 21:17:22.72 0
wktkだぜ
293 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 22:01:54.02 0
>>290 いいかもね音楽室に梨沙子が行く理由は雅のことを訊きたくてとかにできるし
てか早く俺がうめすずのキスシーンを見たいw
294 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 22:57:06.24 0
俺は早くりしゃみやのキスシーンが見たいw
295 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 23:02:28.44 0
296 :
名無し募集中。。。:2010/03/23(火) 23:02:42.04 0
とにかくどっちも早く先に進めなきゃってことだなw
297 :
名無し募集中。。。:2010/03/24(水) 00:20:02.50 0
おやすみ保
298 :
名無し募集中。。。:2010/03/24(水) 04:29:01.84 0
保全
299 :
名無し募集中。。。:2010/03/24(水) 07:46:12.64 0
朝
300 :
名無し募集中。。。:2010/03/24(水) 11:25:17.33 0
州;´; v ;)
301 :
名無し募集中。。。:2010/03/24(水) 14:26:22.22 0
ぶわっ
302 :
名無し募集中。。。:2010/03/24(水) 15:52:29.03 0
今日も来るかなwktk
303 :
名無し募集中。。。:2010/03/24(水) 16:53:15.72 0
304 :
名無し募集中。。。:2010/03/24(水) 17:09:29.37 0
305 :
名無し募集中。。。:2010/03/24(水) 19:19:02.58 0
夕方の保全
306 :
名無し募集中。。。:2010/03/24(水) 20:10:03.59 0
>>284 「何してんの?ほら」
「・・・あたし帰るんで先輩はちゃんと寝てくださいよ」
「えー・・・じゃあ寝るからさ、お粥作って?マネさん」
帰りそうだった梨沙子を無理やり引きとめる
だってこのまま帰すのは悪いと思ったし・・・
こうでも言わないとあがってくれそうになかったから
「先輩の甘えっ子〜」
「いいじゃん、うち病人だし」
「じゃ、ちょっとだけおじゃまします」
その言葉にほっとした自分がいた
今思えばあの部屋に一人でいたくなかったのかもしれない
無意識に、梨沙子に助けを求めていたのかもしれない
307 :
名無し募集中。。。:2010/03/24(水) 21:39:07.22 0
308 :
名無し募集中。。。:2010/03/24(水) 21:41:44.07 0
309 :
名無し募集中。。。:2010/03/24(水) 22:06:06.66 0
どうして素直になれないんだろう がせつなすぎる
310 :
名無し募集中。。。:2010/03/24(水) 22:09:34.54 0
311 :
名無し募集中。。。:2010/03/24(水) 22:12:09.45 0
312 :
名無し募集中。。。:2010/03/24(水) 22:15:02.12 0
きっとお互い頑張ろうって約束だよ
313 :
名無し募集中。。。:2010/03/24(水) 23:21:32.77 0
りしゃみや保
314 :
名無し募集中。。。:2010/03/25(木) 04:22:53.27 0
あぶない
315 :
名無し募集中。。。:2010/03/25(木) 06:58:14.02 0
>>310 このシーンの頃にはこの小説も完結になりそうだな
316 :
名無し募集中。。。:2010/03/25(木) 10:43:04.21 0
今日は書くぞ
317 :
名無し募集中。。。:2010/03/25(木) 10:56:46.15 0
頼むぜ!
318 :
名無し募集中。。。:2010/03/25(木) 15:10:36.83 0
あぶううううううううう!
319 :
名無し募集中。。。:2010/03/25(木) 16:25:06.99 0
ファインプレーだな
320 :
名無し募集中。。。:2010/03/25(木) 18:06:14.08 0
今日は久々に書いてみようかな
321 :
名無し募集中。。。:2010/03/25(木) 18:24:26.46 0
よろしゅうおたのみもうす
322 :
名無し募集中。。。:2010/03/25(木) 19:57:43.35 0
期待age
323 :
名無し募集中。。。:2010/03/25(木) 21:36:16.50 0
同じく期待age
324 :
名無し募集中。。。:2010/03/25(木) 22:30:31.94 0
>>306 初めて入る夏焼先輩の部屋に胸が高鳴る
「どうぞ」
「は、はい!」
扉を開くと目の前いっぱいに広がる先輩の空間
物がいっぱいあるけどそれが綺麗に整頓されていて
一言で言うと「オシャレ」な部屋
「なーにキョロキョロしてんの?」
「いや、その、だって」
「そこ、座ってて?飲み物持ってくる」
「あ!そ、そんな!構わないでください!ていうかあたしがします!
お粥作りに来たわけだし!!」
「まぁそれはちょっと休憩してからでいいからさ」
そう言って先輩はあたしを制すると部屋を出ていった
「あたし・・・ダメじゃん・・・先輩体調悪いのに・・・」
はぁっと肩を落として床にペタンと座り込んだ
325 :
名無し募集中。。。:2010/03/25(木) 22:31:17.59 0
ここで何か梨沙子に見つけさせたいけど何がいいかな?
やっぱり愛理とのプリクラとか写真?
326 :
名無し募集中。。。:2010/03/25(木) 23:00:26.02 0
プリクラいっぱいとってそうだな
327 :
名無し募集中。。。:2010/03/26(金) 01:04:57.80 0
頬へのキスプリだな
328 :
名無し募集中。。。:2010/03/26(金) 02:29:01.33 0
>>324 タンスの上にはバスケ関連のものとか可愛い小物
机には何冊かの教科書とか本が置いてあった
そして勉強机の横の壁にはコルクボードがかかっていた
そこにはたくさんの写真と数枚の雑誌の切り抜きが貼ってあって
あたしは思わず立ち上がりその写真達を覗き込んだ
「うわ、先輩若い」
中学生の頃の写真と思われる今とは違う顔した先輩の写真についつい笑みがこぼれた
部員のみんなの写真もあってみんな全然変わってなくて面影があった
「みんな変わってないなぁ。んふふ、ママ可愛い」
コルクボードをひとしきり見終わり勉強机の上に目を向けると何枚かプリクラが貼ってあった
「また先輩達とのかな」
興味本位で見たそのプリクラは楽しいのにしてる先輩と愛理ちゃんの姿
頬をくっつけあってたり、先輩が愛理ちゃんの頬にキスをしているプリクラもあった
「梨沙子?」
急に名前を呼ばれあたしは慌てて元の場所に戻ると急いで座った
「何してたの?」
「な、なんでもないです」
首をかしげながらあたしが居た場所、机の上のプリクラを見つめた先輩
「あぁ…これ?」
329 :
名無し募集中。。。:2010/03/26(金) 02:44:25.23 0
>>328 「いっぱい撮ったなぁ・・・」
そう言って二人のプリクラをそっと撫でる先輩
「練習で忙しかったからよく部活終わった後に二人でゲーセン行って撮ったんだよね」
「そう・・・なんだ・・・」
「ははは、もう・・・こうやって撮ることないのかな」
先輩はさびしそうにため息をつくとベッドにどさっと寝転んだ
「あー・・・わかんないよ・・・」
「・・・先輩・・・?」
「別れよって言われて・・・うち、どうしたらいいかわかんないよ・・・」
先輩は顔を片手で覆って辛そうに言葉を発する
「愛理が全部初めてだから・・・こんなときどうしたらいいかなんて・・・
わかんなすぎるよ・・・」
330 :
名無し募集中。。。:2010/03/26(金) 02:53:01.94 0
>>250 みやに連れられてきた場所はフェンスに囲まれたバスケットコート
勝手に入っていいのかななんて思いながらみやの後に続く
「ここ、うちの秘密の場所」
「秘密・・・?」
「そう、練習で上手く行かなかったときとか、悩んでる時にここでコソ練してるんだ」
「コソ練?」
「こっそり練習」
みやは「へへ」と軽く笑った後、転がっていたボールを手にした
何気なく地面に突いているボールを眺めながらやっぱり上手いなぁ・・・なんて
そんなことを考えているとみやがボールを突くのをやめてシュートの構えをする
「ねぇ、愛理」
「ん?」
「・・・これ・・・決まったら・・・愛理に言いたいことあるんだ・・・」
「・・・」
「聞いてくれる・・・?」
「うん・・・」
あたしの返事を聞いた後、一瞬みやの顔がゆるんだかと思うとすぐさま真剣な表情になる
あたしはその時「決めてほしい」って願った
きっと・・・きっと・・・期待してたから・・・
331 :
名無し募集中。。。:2010/03/26(金) 02:56:35.71 0
>>329 先輩のその言葉にあたしはかける言葉が見つからない…
ただ心の中にあるのは愛理ちゃんへの疑問
なんで別れるなんて言ったの?
こんなに良い人なのに
優しいのに
それだけが心の中で繰り返されていく
「ごめん…梨沙子にこんなこと言っても、梨沙子のほうがわかんないよね…。
さっ、お茶でも飲んで」
先輩はベッドから起き上がりテーブルに置いたお茶を一つあたしに差し出した
「梨沙子?」
差し出されたお茶を受け取らず俯いているあたしの顔を心配そうに先輩は覗き込んだ
「先輩は…どうしたいんですか?」
「え?」
「愛理ちゃんと…どうしたいんですか?このまま別れてもいいんですか?」
「そりゃ嫌だけど…」
「じゃあ答えはわかってるじゃないですか。別れたくない…それが先輩の気持ちです」
あたしの顔を見つめ微動だにしない先輩
332 :
名無し募集中。。。:2010/03/26(金) 03:06:02.20 0
>>331 「なんか梨沙子って・・・すごいよね」
「すごい・・・?」
「うん・・・梨沙子はすごい・・・自分の意見っていうか・・・
そういうのしっかり持ってて・・・」
そんなことないよ、先輩・・・
あたし、そんなんじゃないんだよ・・・
ただあたしは先輩に笑顔になってほしくて必死なだけなんだよ・・・
「梨沙子の言ってることっていっつも正しいと思う」
「先輩・・・」
「愛理と別れたくない・・・愛理のことが好き・・・これは本当のうちの気持ち・・・だけど」
「だけど・・・?」
「うち、愛理を幸せにできる自信がないんだ・・・
愛理の笑顔が好きなのに・・・愛理を笑顔にしてあげられる自信がもう・・・ないんだ・・・」
333 :
名無し募集中。。。:2010/03/26(金) 03:31:50.08 0
>>332 「そんなの…そんなの先輩の勝手ですよ…」
「え?」
「幸せにできないとか…笑顔にできないとか…それはしようとしてするものじゃないです…。
好きな人となら一緒にいるだけで幸せで笑顔になるんです」
「でも…今のうちといる愛理は笑ってない…。つらそうな顔ばかりしてる…」
先輩の震える手をあたしは無意識にぎゅっと握った
そしてあたしは先輩をそっと抱き寄せた
「先輩これ知ってます?人はね、はははって笑うでしょ?だから8×8で64、そして悲しいときはしくしくって泣くでしょ?
だから4×9で36、64+36は足して100になるの。一生が100なら、はははって笑うことは64回もあって、しくしくって泣くことは36回。
だから…人は笑ってることのほうが多いんですよ…」
「梨沙子…」
「愛理ちゃんが今辛い理由はあたしにはわかりません…。でも一度好きになった人を簡単に諦めるなんてできないんですよ…。
愛理ちゃんもきっと後悔してると思います…。先輩…?」
「ん?」
「あたしは…笑顔でいてほしい…それが先輩への気持ちです」
334 :
名無し募集中。。。:2010/03/26(金) 07:41:02.19 0
>>333 >「先輩これ知ってます?人はね、はははって笑うでしょ?だから8×8で64、そして悲しいときはしくしくって泣くでしょ?
だから4×9で36、64+36は足して100になるの。一生が100なら、はははって笑うことは64回もあって、しくしくって泣くことは36回。
だから…人は笑ってることのほうが多いんですよ…」
作者さんスゲー!
実生活でも使わせていただきます!
335 :
名無し募集中。。。:2010/03/26(金) 10:49:32.04 0
梨沙子が良い子すぐる・・・
336 :
名無し募集中。。。:2010/03/26(金) 14:08:39.84 0
出かける前に保
337 :
名無し募集中。。。:2010/03/26(金) 16:22:45.77 0
軽く感動した
338 :
名無し募集中。。。:2010/03/26(金) 17:31:40.90 0
梨沙子ステキだ
サラっとMCで言って欲しい
言い終えた後に得意げに微笑んでくれたら悔いはない
339 :
名無し募集中。。。:2010/03/26(金) 18:45:18.35 0
いやぁ〜早くくっつけてあげたい!
340 :
名無し募集中。。。:2010/03/26(金) 21:04:45.22 0
あぶねえw
341 :
名無し募集中。。。:2010/03/26(金) 22:48:35.47 0
お
342 :
名無し募集中。。。:2010/03/27(土) 00:31:18.53 0
そういや、まだシルバーウィーク中なんだよなw
343 :
名無し募集中。。。:2010/03/27(土) 02:28:24.83 0
書きたいな
344 :
名無し募集中。。。:
>>8 まぁの家の前までつくとうちはそっとまぁを抱き寄せた
「熊井ちゃん?どうしたの?」
「まぁ…一度しか言わないから聞いて」
「…?うん」
うちの胸の埋めていた顔をあげ不思議にそうしているまぁ
「うち…まぁみたいな人と付き合えて世界で一番幸せだよ…」
口べたで絶対に普段はこんなこと言わないけど
どうしても帰りの別れが寂しくて言いたくなった
だけど言った後に恥ずかしさで押し寄せ思わず目を逸らした
「は、はい。それだけ」
そう言ってまぁの体を離すと今度はまぁからうちの胸に飛び込んできた
「まぁ?」
「違うよ…。熊井ちゃんは2番目。だって熊井ちゃんと付き合えたあたしのが1番幸せだもん」
顔をあげたまぁと目が合いどちらからともなく唇が触れた
今日のラジオネタ使ってみた