※誤訳御免・意訳あり※ DO NOT RE-POST
GERMAG rev.2
女性のチカラ! 昨年、日本でそれは巻き起こった ―2010年の開幕を目前にして、君主が世に君臨したのだ。
男性アーティストが統治する極東のミュージックシーン、だが今やそれは無きに等しい。
HANGRY & ANGRY ― ミラクル・ボイス、トレンダー、そして夢幻のダンスを舞う、それが彼女たちが成し得ることだ。
2008年、日本の某所で誕生した若いユニットは、人々の心を揺さぶり、既にその地位を確立させた。
二人の魅惑的なミラクル・ボイスは、野望を感じさせ、同時に好奇心をそそらせる。
この極刺激的なコンビネーションは、フルアルバム『Sadistic Dance』を世に送り出した。
ポップ・ロック,ロック,否、そんなことは問題外だ ― 調和が取れていることには何の変わりもない。
『Top Secret』においてとてもキュートな彼女たちが世界で旅をする。その魅惑のプロモートは、もちろんドイツにおいても同様だ。
私たちもまたその誘惑に引き寄せられ、センセーショナルな暴風雨をくぐり抜けながらも、彼女たちの素顔に迫った。
(※ここまでの訳、かなり曖昧です)
R*****n: ヨーロッパの印象はいかがですか?
ANGRY: ヨーロッパは初めてなんです。古い街並みや木々が信じられないくらい美しくて…とても気に入ってます。
HANGRY: ヨーロッパは二回目。初めての時は観たこともない建物に圧倒されまくってました。
アートの天才がヨーロッパに住むことは確かに間違いないないですね。
だってここを一望すればわかるよ。本当に素晴らしいです。
R: 数日前、パリでパフォーマンスがありましたよね、どうでしたか?
H: パリは本当にオシャレなところですね。
A: フランスパンがとても印象的…もちろん、ワインもですね。フランスワインはとても美味しかったです!
R:『HANGRY & ANGRY』のコンセプトを訊かせて下さい。
H: 私のファッションにも投影されているんだけど、私のキャラクターはパンクロックと野蛮さを象徴しています。
A: とてもわかりやすいと思いますが、私はゴシック・ロリータファッションです。
ガーリッシュに見えるんだけど、二面性があって、一方は可愛らしいんだけど、…もう一方はとっても凶暴になっちゃうんです。誰かさんを巻き込んだりして(にこやかに笑う)。
R: このユニット結成の経緯を訊かせて下さい。
H: h.NAOTO さんと イラストレーターの GASHICON さんから生まれたユニットです。
元々 GASHICON さんが二次元のキャラクターをデザインされていたんだけど、私たちはその実写版みたいな。
h.NAOTO さんはゲームキャラにも入れていたりして。彼は "ANGRY" ブランドをファッションショーで登場させたりして既に発表しているんですよ。
彼の提案で音楽とファッションのコラボとして、私たちが生まれたんです。
A: そう、元々のアイデアはもちろん h.NAOTO さんと GASHICON さんです。
私たちがこのプロジェクトに参加すると決定した時、オリジナルスタイルの要素を取り入れるようにしました。
パンク・ロックのような、特徴のあるミュージックスタイルです。本当に、本当に、長い時間をかけて検討しました。それで私たちのミュージックが生まれたわけです。
R: ファッションからインスピレーションは受けますか?
H: もちろん! 音楽だけじゃなくて、私たち自身の姿からも受けますね。
私たちは自分の衣装を着て、メイクアップした顔を合わせて初めて、"HANGRY & ANGRY" なんだって感じます。
それは別の側面からいえば、最終的にそれは私たちのプロジェクトに一貫性をもたせ、結びつけさせることになると思います。
R: そうですね、日本はファッション界で最も魅力的なシーンを有していますね。
あなたが初めてファッションに興味を持ったのは何歳の頃ですか? それからどうしましたか?
H: うーん、私の場合、14歳が全ての始まりだったかなあ。『ガングロ』ってのが日本で流行ってた時でした。
だけど私は、ブルーのアイシャドーを入れて白のリップを引いてみたんです。最終的に、自分のハイヒールに足を通したことかな。
うん、それが「ファッション」と呼べる範囲で最初にやってみたことです。
A: 私の母がとてもオシャレ好きで、幼い頃からファッションに触れることができました。私には姉妹もいて、いつも服の貸し借りしていました。
9歳か10歳の時、小学生の頃ですね、デパートの角に ココノサ・デ・モード(著者注:ブランド名が違っていたら申し訳ない。残念ながら私はその名前を思い出せないのだ)の鞄があったんです。
黒と白を基調にしたとても単調なものでした。でも私はすぐにそのスタイルに恋をしちゃったんです。
初めて母に私がどのような服を合わせればいいのかと話をしたこと、それが恐らくファッションに興味を持った最初の時だったと思います。
コムサか
R: ファッションは他人から自分を際立たせる方法だと思いますか?
H: そう思います。仲間の中で、自分自身を表現させる重要な手段だと思う。例えば、今日私のフィーリングはまあまあで、だからこれとあれがいいかなみたいに、ファッションは自由きまま。
ファッションで遊んだり、何かを表現することもできると思います。"HANGRY & ANGRY" ではそうだな…衣装をキメて、メイクアップしたら、もう私は(HANGRYに)変わってる。だからファッションは本当に大事だと思います!
R: ファッションについて、ちょっとこれは…と思うことについて訊かせて下さい
H: 私たちのマネージャー…(笑) 彼はいつもパターン地とパターン地を合わせたものに別のパターン地をのせたトップを着てるんだよね(マネージャーが笑う)。
それでもまだ足りないのかってくらい、色違いの服をたくさん持ってる。その上いつも裾が短いんだよね…(笑)
A: そうだね、お手本なマネージャーだよね(笑)
H: ホント一度でいいからマネージャーがいつも何着てるか見せたいですよ。
今日は抑えた感じだけど、でもいつもは…パターン地にパターン地のトップを着ちゃう人の模範なんですよ!(笑)
A: 私はファッションセンスがないって、前からいつもみんなに言われてるんです。だからマネキンが着てる服一式買っちゃってたんです。
だから私はいつもファッションについて悩んですね。
R: お二人は共に『モーニング娘。』のメンバーとして既に活動していましたが、"HANGRY & ANGRY" では何が変わりましたか?
A: 基本的に『モーニング娘。』はティーンアイドルユニットで、私たちは同期として所属していました。
(著者注:『モーニング娘。』は複数の世代(期)で構成されており、何度もメンバーチェンジを行う。したがって、当然『同期』という言葉が存在する)
このプロジェクトが提案されたとき、マネジメント側は私たちを指名しました。私たちがそのプロジェクトに適任だろうって。二人の間にある相性の良さからしてもです。
私の場合、決定後に何点かの変更がありました。メイクアップしてステージ上で全く別人になるということが初めてだったので。
"HANGRY & ANGRY" が始まる時も、全然自分に合っていないんじゃないかって思っていました…。だから本格的にスタートした時、私は "HANGRY & ANGRY" の底流にあるコンセプトなどに徐々に自分を馴染ませていこうと思ったんです。
一つ一つの構成要素 ― 音楽、メイクアップ、衣装や、それから…というように。少しずつですが(ANGRYという)役割が身に付いていったと思います。
それをやり遂げたとき、自分がどれだけ輝けたのか気が付いたんです。そして "HANGRY & ANGRY" は、とても魅力的な別の私の個性だってことに。
最終的には、私が私のキャラをカタチにすることを、すごく楽しんでるってわかったんです。
H: "HANGRY & ANGRY" プロジェクトの前から、私は『新しい』ことや『別の何か』に挑戦するのが好きでした。いつも何かを実験することが好き。
だから始めからこのプロジェクトは私にピッタリでした。 "HANGRY & ANGRY" がスタートしてから、私たちは新しい何かを、ケタ外れな事を作ろうと本当に頑張ってます。 "HANGRY & ANGRY" はホント面白いです!
R: 『Sadistic Dance』 は初のフルアルバムとして発売されましたが、私たちは何に注目しておくべきだと思いますか?
A: 音楽はユニバーサル言語だと思っています。どんな言語で歌われているかが重要ではなくて、音楽がもたらす雰囲気、気持ちが大切と思っています。
もちろん私たちのアルバムを聴かなくちゃいけない義務なんてないんですが、是非聴いてもらいたいです。
"HANGRY & ANGRY" は本当に独自の世界を具現化しているので、聴いてもらえたら、間違いなく新しい世界が開くと思います。リスナーはいつも何かを探していると思うんです。
もし“新しい”何かを探しているなら、『Sadistic Dance』はそれを見つけるのにとてもふさわしいと思いますよ!
H: アルバムはすごく刺激的でやる気にさせてくれます! リスナーの方もそれを感じ取って吸収してくれると思いますよ!
R: 小さい頃の夢は何でしたか?
A: 私はケーキ職人のチーフになりたかった! そう、これは私が本当に本当に小さかった頃の夢ですけどね!
H: 小さい頃、両親がディズニーランドに連れていってくれました。そこでシンデレラに会ったんだけど、彼女はホントに息をするのを忘れるほどキレイで、彼女みたいになることが夢でした。
R: 本気で怒る時ってどんな時ですか?
A: おなかが空いたときは、本気で怒っちゃいますね! だからインタビュー前には何か食べます。そうしないと耐えられなくなっちゃう!(ニヤニヤ笑い)
(著者注:非の打ち所がないぐらい親しげな彼女がそうだとは俄には信じ難い)食べ物は私のエネルギー源、本当に感謝ですね。
H: HANGRY は ANGRY じゃないね…HANGRYはホントに怒らないよ!(笑)
だけどヨーロッパに来てから、いつもしていることができないので、ストレスが溜まりやすいかな…でも構わないけどね!(にこやかに笑う)
R: 本当に“kawaii”なと思うものはなんですか?(※"kawaii"=「可愛い」は多言語に輸出されている。特に英語圏・欧州・極東地域で定着の模様)
H: 子供! カワイイね!
A: 笑い声はとってもカワイイと思う!
通訳:ANGRY, それちょっとおかしくない?
A: (笑)そう、全然違うんだけどね、私自身がカワイイっていうことかな!(笑)
(※ここの訳曖昧です)
R: あなたたちの音楽はパワーを発散していますよ! それは女性のチカラを体現していると思います。 "女性のチカラ" という言葉で何が最初に浮かびますか?
H: "女性のチカラ" っていうと、真っ先に思いつくのは動物の世界だなあ。動物の雌ってすごく強いですよね! 雌が子育てをしながら、食料を確保しに行ったりするじゃないですか。
で、雄は結構何もしないっていう。人類は動物の世界から発祥したっていうし…つまりそういった性質は人間にも転換されてると思うんですよ(笑)
だから野生の王国のパワーを考える時、同時に "女性のチカラ" を考えちゃいますね。
A: うーん、ハッキリと何って言えないかな…でも私自身の長所から何か伝えられそうです。
私はすぐ落ち込む性質でかなり物事を深く考えちゃうんです。でも私たちの歌詞を読むと、ウジウジ考えちゃうことがどうでもよくなっちゃいますね。
強いエネルギーを引き出してくれて、私を元気にさせてくれます。それが "女性のチカラ" だと思います!
R: 欧州での今後の活動計画を教えてください。
A: ヨーロッパツアーは、とても重要なものでした。私たちが持っているものをパリのライブで発揮できる機会を持てたり、ここドイツでプロモーションの為に滞在できたこともです。
ヨーロッパでの経験に、とても影響を受けましたね! できればできるだけ早く戻ってきて、私たちのパフォーマンスをもっとしたいです!
H: 私たちの音楽とファッションをヨーロッパの人に好きになってもらいたいですね。
R: インタビューの最後に、メッセージをお願いします。
H:最初のフルアルバム『Sadistic Dance』はヨーロッパで発売されたばかりなので、是非手にとって聴いてもらいたいです。
絶対ガッカリさせることはないですよ。
私は本当にまたここに来たいですし、ライブもやりたいです。その時は絶対来て欲しいです!
A: プロジェクトは始まったばかりですが、どんどん発展できるように頑張ります。だからどこであっても、喜んで挑戦していきたいと思っています。
またみなさんに再会できる日を楽しみにしています!■