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じゅり犬:
美術手帖2009.11号の速水御舟特集をパラパラ読み返してたら
森村泰昌×山下祐二(美術史家)の対談でこんなのがあった
山下 「近代の日本画、あるいは横山大観以後といってもいいかもしれないけど、基本的に
僕から見るとほとんどはただのんきな人たちなんですよ。菱田春草はちょっと違うけれ
ど、大観をはじめ近代美術史上の大家と呼ばれる人たちもね。ところが御舟は、いつ
もギリギリのところでやっていて、絵にどうしようもなく「死臭」みたいなものが漂っている。」
これあらためて(すっかり忘れていたが)読んで「我が意を得たり!」と膝を打つ思いがしたわ
ほんと、どんなに大家だろうがのんきな奴らの表現はつまらんってね
菱田春草の存在は今年に入って本屋で画集を立ち見して知ったばかりだけど一部を除いて気に入ったし
たとえj観念上でも生と死が交わるようなところで何かをしている人間はやはり違う