勝パラ〜読者欄〜その195

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あっちゃんの気持ち

AKB48のオーディションに合格してからの1か月は、私のこれまでの人生の中で最も濃密な1か月でした。
当時、中学生だった私は学校が終わると、ずぐに、東京・高輪台にあるレッスン場に通い、歌やダンスの練習に明け暮れていました。
何しろ、歌もダンスも初めてのことだったし、他のメンバーともうまくしゃべれなかったので、「いつ、お母さんにやめたいって言おうか?」と、考えることはそればかりでした。
ところが、「やめたい」って言うタイミングが見つからず、毎日、体力的にも精神的にもつらいレッスンを重ねているうちに、次第に、「ステージの初日に間に合わせなくちゃいけない」という責任感のようなものが芽生えてきました。
21人でのパフォーマンスだったので、私1人のために、一生懸命やっている20人に迷惑をかけてしまうことはできないからです。
それでもレッスン中には何度も泣きました。
家に帰っても泣きました。
振り付けの夏まゆみ先生はとても怖かったのですが、「怖いのは私じゃない。お客さんの方がもっと怖いんだ」と、ショービジネスの厳しさを教えてくださいました。
それまで何をやっても長続きしなかった私の中で、何かが変わり始めました。
みんなでひとつの目標に向かっていく楽しさを知ったのです。