マーサー王物語 〜エピローグ�W〜

※仮スレです

前スレ

マーサー王物語 〜エピローグ�V〜
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http://www29.atwiki.jp/masao001/

一応保しとく

>>2
かたじけない

さらにあげ

後はよろしく

前スレどこまで行った？

>>5
決闘が終わったとこ

もうちょい待ってみる

もういいじゃん

じゃあまた今度で

決着はこの後すぐ

あ

落ちるぞい

前スレの最新話のコピペなどよろしく

スレ立てありがとうございます
前の続きとかはこれから載せますね

「これはナカサキの・・・いや、二人の願いでもあるんだ、だからいいんだよ」
「決闘をぶち壊される事が願いだと・・・？」
マイミが説明しようとしてもガキの怒りは止む事はない
むしろ美学を汚す者は味方ではないと言わんばかりに抜刀を始める・・・その目はマジだ
さすがにこれはまずいとロッキー達が止めにかかるが
そのロッキー達だって今回の件に納得してはいない、特にサユがそうだ
「あなた達は私が止めるのも聞かず殺し合いを強行させました
　そこまでなら私にだってかろうじて分かります、引けぬ戦いがあるってやつですよね
　ですがこの幕切れにはさすがに理解しきれません！
　いったい・・・どういった理由で命を持て遊んでるんですか！？
　納得する説明が無い限り私は・・・いえ、私たちはあなた達と共に戦う事など出来ません」
そういうサユの表情はとても凛としていた
マーサー王だけでなくタカーシャイまで見ている前で言い放つものだから相当な覚悟が出来ているのだろう
勿論サユだけでなく他の帝国剣士達だって同じ思いである
帝国のメンツがこうなった今では食卓の騎士達は軽はずみな事を言えそうにない
なので説得力のある説明を、一つのミスもなく言える人材が必要となってくる
残った中にそれを遂行出来る者がいるのだろうか？
先程のを見るとマイミは危うい
適任かもしれなかったシミハムは今現在声を失っている
その二人が駄目なら他のメンツは？・・・残念ながら自信のある者は一人もいなかった
ありのままを説明するだけなら容易だが、反抗的な彼女らのツッコミをかわしつつ・・・となると急激に難易度が上昇する
だがそんな中でも誰かが立ち上がらねばならない
ここで誰かが決意しなくては国が分かれてしまうのだ
そういった思いを胸に一歩前に出たのは彼女であった
「あっしが適任かね〜」
いきなりタカーシャイの声が聞こえたので一同は驚く
「なっ・・・えぇ？」
「この子たち今は食卓の子たちの話を聞く耳持たんよ
　だからあーしが説明してあげるんやよ・・・大丈夫、理屈は知ってる、テラ合宿みたいなもんでしょ」

「テラ合宿？・・・」
懐かしい響きの言葉を聞いて帝国剣士のほとんどはキョトンとしてしまう
中でもコハルとアイカはブルッときている
「やだ・・・やだやだもう思い出したくもないもんテラ合宿は・・・」
「本当ですよ、何度タカーシャイ王に殺されそうになった事か・・・」
二人が最悪の思い出に浸されてるのを見て、ガキとロッキーらも渋い顔をしだす
皆それぞれの時代の帝王に半殺しにされたのを思い出しているのだ
「おっそろしいでしょ？あっしだってあの電波地獄を思いだしたらぞっとするもん」
「あれは確かに過酷でした・・・」
食卓の騎士にはそれが何の事なのかまるで分からなかったが
あのガキがトラウマになるくらいなのだから相当の体験なのだろう
「帝王はわざと新人を半殺しにしなきゃならんの、そういうルールやし
　でもね、そのおかげで新人は帝国剣士として戦えるだけの度胸がつくの
　あんなおっそろしい体験、滅多にないからね」
今までの経験を思い出してみると確かにタカーシャイの言う通りだった
右も左も分からぬ新人の時にかつての英雄とサシで戦う事の恐怖を上回る経験なんてほとんど存在しない
「あっしら帝王は本当に新人を殺そうとしているわけじゃないよ
　神経使って相手がギリギリ避けれるくらいの攻撃をするのを心掛けてるんや
　そうすると新人に技術と自信の両方を植え付ける事が出来るんやね
　で、それを踏まえてサユに聞きたい」
「は、はい？」
「テラ合宿での、殺意の無い攻撃でも十分成長出来るのならば
　さっきのクマイチャンとナカサキのような殺意しか無い応酬はどれくらいに成長出来ると思う？」

ウィキも更新しておきました
これで全ての話が見れるはずです

テラ合宿と同じなら他の騎士達も同じような殺し合いしてるってこと？

テラ合宿・・・殺す一歩手前
クマナキ大戦・・・殺し合い

では？

そんな感じですね
詳しくは次に

強者とは可哀相なものである
何故ならその後の成長がまったくと言って良いほど見込まれないからだ
クマイチャンやナカサキは食卓の騎士の中ではまだまだだと言われても、王国軍全体で見れば十分「強者」に該当している
よって戦場では大事に扱われ、ここぞと言う時にしか戦わせてもらえなかったのだ
つまり特異な作戦でも組まれない限りクマイチャンやナカサキの出番は敵が疲弊した戦争終盤
ひどい時には食卓の騎士らの出番が来る前に決着がついた日もあった
(もちろんそれが戦況のうえではベストなのは言うまでもない)
こうなってくると二人はなかなか「死線」というものに立つ事が出来ない
クマイチャンは何度も前に出たいと上に直談判したが、格下相手の戦争では無駄に負傷させられないと却下されてしまった
なのでクマイチャンとナカサキは・・・いや、ほとんどの食卓の騎士は日々の訓練でしか己を強化する事が出来なかったのである
その訓練もシミハムの行う技術練習のように質が良かったり、100人組み手を制覇するマイミのように量をこなせたら効果があるかもしれないが
いかんせんクマイチャンとナカサキにはそんな頭も体力もなかった
しかし「自分が食卓の騎士の中で最弱かも」という危機感なら人一倍持っていたのだ
なので二人は互いに意見が一致したのを了承して本気の殺し合いを始める事にしたのである
あまり頭が良くない彼女らでもガチの殺し合いが実践さながらの緊張感を与えてる事くらいはわかっていた
なのでやるなら本格的にと、怨念にも似た殺意を持って百を越える決闘を繰り返してきたのである
そしてその効果は確かにあった
初期は最弱と言われていた二人もいつの間にかいっぱしの戦士となり、あの帝国剣士まで倒せるほどに成長したのだ
もはや彼女らは弱くない
ついさっきまで行われていた決闘がそれをよく示してくれただろう
単純な戦闘能力もそうだが、何より危機状況における判断能力がずば抜けている
どういう時にどう動けば良いのか瞬時に判断して対処するのはまさに勝負勘が優れている証拠
彼女らの決闘はその能力を非常に速いスピードで育んできたのである
「という訳なんやよ、こんなんでいい？」
タカーシャイの説明がまさにその通りだったので食卓の騎士らはみながウンウンと頷いている
話を聞かされた側の帝国剣士らだって納得したような表情をしている
やはり強くなりたいというのは戦士なら誰もが願うものなので「そういう訳なら仕方ない」と理解し始めているのだ
しかし、サユだけは和やか解決ムードにも流されず反論を続けていく
「ま、待ってください！話が終わりそうだけど・・・肝心な事の説明がまだですよ！？」

ちなみにテラ合宿は新人剣士限定です

なら今後は自己研鑽のためにもテラ合宿がベテラン剣士にも適用されそうだね
幸か不幸かは別として

あの地下室は上質なテラ合宿だなｗ
生き残った奴はとんでもない化け物になるんじゃないのか？

出れればの話だけどｗ

獄卒のショージを誑かして逃げるよ

あげとく

しょじ

　

今後こそうまく収まるのか？

油断しなければね

Ｍステ

ホントいよいよ・・・って感じだね

高校生クイズおもしろい

決着ついた

地下室は確かにそう使えば効果ありそうですけど
下手すりゃ戦士辞めたくなるレベルのトラウマを負いそうなｗ

あげ

王様出番少ないね
まぁ役不足なのかも知れないし平和であることに越したことはないか

「肝心の説明？・・・なんかあったっけ」
既に一仕事終えたと思っていたので、タカーシャイは本当にサユの言う事がわからない
そんなタカーシャイを見てサユは少しイライラしながら発言をしだす
「忘れないでくださいよ、ほら、決闘を途中で妨害した件についてです
　二人が殺し合いを始めた理由はよ〜く分かりました、確かに死闘とは戦士を成長させてくれます
　ですが大真面目に決闘をしている二人の思いを踏みにじった事の説明がまだなされてません！
　しかもマイミ・バカダナーはそれが二人の望みなどと・・・
　どこの世界に真剣勝負を邪魔されて喜ぶ奇特な者がいると言うのですか！」
興奮するサユの前に、ここは自分の出番だとマイミが立つ
先ほどの説明不足を挽回するつもりなのだ
「望みさ、二人は妨害されるのを望んでいる」
「ですからその理由を・・・」
「だって人は死にたくなど無いじゃないか」
「はっ・・・？」
マイミがごく当たり前の事を言い出したのでサユはぽかんとしてしまう
確かに誰だって死にたいとは思わない、サユだって死ぬのは嫌だ
この世の誰もが願わくば出来うる限りの長生きをしたと思っている事だろう
恋人と5年後でも腕を組んで、10年後もイチャチャイチャチャして
四十や五十になってもまだまだまだまだ生きていきたいと思っているはず
しかし中には例外だってある、特定のタイミングで死を選ぶ事こそが名誉だと思う者だっているのだ
サユの目にはクマイチャンとナカサキが決闘に対し真剣な思いを抱いているように映った
そして二人ともこの決闘で命を落としたとしても本望であるようにも見えたのだ
「死にたがりが良いとは言いませんが、あの時の二人は死を恐れているようには見えませんでした！
　もう何戦もやってるのでしょ？覚悟なんてとうに済ませてるはずえは無いですか」
「いーやあの二人は死にたくないはずだ、それを知ってるからこそ私たちは何十回も決闘を阻止し続けたんだ」
「な、何十回も！？ひどすぎる！それでも仲間ですか！」
「仲間だからこそ命を救うんじゃないか！」

確かにマーサー王は出番少ないですね
どうも難しくて・・・

あげ

あさ〜

二人はブレーキの効かないダンプカーだな

ひる

もうサユとマイミで殴りあって決めたらいいんじゃ

おっと

ん

危険

>>44
それは名案だな

待ち

もうみんなでバトロワ

みやびちゃん

ないか

まあ確かに「お互い死合を望む」のと「お互い死を望んでない」ってのは両立出来るか

危ない

>>53
戦闘力向上が目的なんだから死にたいわけないじゃん

剣道の立ちきり稽古みたいなもんだよ
或いは極真の100人組み手な
ただこういう自分を死寸前まで追い込む荒行は毎回同じ相手じゃ効果薄いと思うけどな

やはり野生の生き物相手じゃないと