こんにちは!洒落で娘。を共有しよう!Part245
また、こんな会話も聞こえました。
「どうやら、われわれは、苗字も出身地も違うが、楠木正成の子孫のようですな」
「どうやら、そのようですな。では、お互いの子孫に働きかけ、新しい支部を発願させましょう」
「うむ。それは良い考えじゃ。その後、半年もすると、
同じ一族の末裔(まつえい)が支部にやってくる」
「そうじゃ、そうじゃ。ゾクゾクとやってくるぞ。と言うより、わしらが導くのじゃがなー」
「それで……、1年後にやって来る、精悍(せいかん)な若者と、
わしのカワイイ……、少し年は取ってるが……、けなげな子孫が結婚するのじゃ」
「なるほど、それで、あのしつこい結婚祈願が、成就するわけじゃな……」
「まあ、そういうことじゃ。わっはっはっはっ、同じ一族じゃから、
会って話をすると、すぐにピンと来るものがある」
「なるほど、ごもっともじゃ。本当は、わしらが働きかけるからこそ、
ピンと来るのじゃがな。わっはっはっ」
「その通りじゃ。わっはっはっはっ」