さゆえり「れいなはココが感じるの?w」13

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846名無し募集中。。。
「!!!」

一番弱そうなところを指先でつついて、様子を見る。
びっくりして動けないらしい。

逃げないんなら、まあいいか。

そう思って、ゆっくり撫でた。
少しだけど、ちゃんと体は反応してる。

だって、ほら…。
「これ、なーんだ?」
指先で光るそれを、目の前で見せてあげた。
「……?」
「気持ちよくなってる証拠だよ。」
「…あ…」

恥ずかしそうに首を横に向けて、泣きそうな顔をする。
なんか、さゆみがいじめてるみたいだなあ。
あ、実際いじめてるのか。

じゃ、いいよね。
847名無し募集中。。。:2009/09/22(火) 02:06:51.63 0
「ほらぁ、顔見せてよ。」
「や、アァっ…!」
左手でぐっとこっちを向かせて、右手で刺激を加える。
何度か往復を繰り返すと、そこは先ほどよりも明らかに潤った。

「感じてる顔、ちゃんと見せてよね…」
「だ、ダメで…ぁ、ふぁッ!!」

切なそうに歪む顔。
まだ誰も―さゆみしか知らない表情。

「あ、…っアァ!!!!」
ちょっとテンション上がって強めにこする。
まだ侵入手前のところで、リンリンのカラダが震えた。
「ん、はぁア……ァ…」
指先にその余韻がびくん、と伝わる。
848名無し募集中。。。:2009/09/22(火) 02:08:11.18 0
あれ。
…もしかして…。

「もうイッちゃった?」
「ハァ、ハァ…。ど、どこ?」

いやいや。
どこ、じゃなくて。

「イクの早いよ、リンリン。」
「…あ…エ?い、いますヨ、私ココ」

……。

ああ。
イク、って意味がわかんなかった?

「…あのね、今一瞬、すっごい気持ち良かったでしょ?」
「あ……ハイ。き、気持ちイイでした…」

お。照れてる照れてる。
かーわいい。

いや、それはいいとして。
849名無し募集中。。。:2009/09/22(火) 02:09:38.44 0
「そのね、『すっごい気持ち良くなる』ことを、『イク』って言うんだよ。」
「は、ハァ…。」

我ながらわかりやすい説明だと思ったけど、リンリンは不思議そうな顔をした。
「イクって、どこへ行くことデスカ?」
「え?どこでもないけど…」

言いかけてふと考える。
確かに言われてみれば不思議っていうか。
どこへ行くとか考えたことないけど…

あ、そうだ

「お花畑!」
「おハナばたけ!?」
絵里あたりが聞いたら爆笑されそうな気がしたけど、リンリンは素直に驚いただけだった。
ていうかお花畑って可愛いし、さゆみっぽくない?
850名無し募集中。。。:2009/09/22(火) 02:10:58.96 0
「すっごい気持ち良くなると、お花畑に行くんだよ。」
「…ワタシさっき、お花畑行ったデスカ?」
「う、うん。」

その真顔がおかしくてたまらなかったけど、笑ったら多分拗ねちゃうから我慢。
本当にからかいがいのある子だ。

「…ほら、じゃあもう一回。」
「え、え……あ、アァっ!!」

まだまだそこは濡れてて熱くて、触れただけで溶けそうに柔らかい。
何度か滑らせるだけで、また体がガタガタと震え出す。
…こんなに感じやすいなんて、ちょっと意外。

「ふぅ…ン、ン…あ、あぁん…!」
一本だけ、とゆっくり埋めた指が根本まで入ると、リンリンはさゆみの肩を噛んだ。
「…いたっ…!」
「あ…ご、ごめんなサイ…」
「…やったなー?」
851名無し募集中。。。:2009/09/22(火) 02:12:16.88 0
噛まれたこと自体はなんでもなかったけど、軽く睨んであげた。
それだけで、びくっと怯えた目をする。
けっこー、Mっ気あるのかも。

「おしおき。…はい、力抜いて。」
「ん…あ、ヤっ…!!」
痛がるかな、と思ったけど、今度は指を二本に増やした。
さっきよりきついけど、なんとかいける。

「んんッ…あっ、あっ…」
「…痛い?」
「…だ、ダイジョブです…」

顔を歪ませて、それでも拒まない。
さっきまで、キスだけであわあわしてたのに。

「…動かすよ。」
指だけじゃなくて、体ごと揺するようにゆっくり動かす。
ぐっ、ぐって、何度もベッドに押し付けた。
「あっ…あぁあぁ!!!」
「…気持ちいい?」
「ん、あ、フアアッ…いぃ、気持ちイイ…っ!」
852名無し募集中。。。:2009/09/22(火) 02:13:19.65 0
うわあ、エローい。
汗で首筋に張り付く髪の毛とか
かすれる声とか。

たまんない。

「…ん、あ、くっ…み、道重サン…」
「なにー?」
「あ、ぁ…あの、さっきの…」
「さっき?」

要領を得ない言い方がよくわからなくてそう言うと、途切れ途切れに呟いた。

「お、オ花畑…?」

なになに
イきそうってこと?
ってか自分で考えといてなんだけど、それ笑っちゃいそう。

「…だから早いって。ガマンして。」
「ん、やぁっ、できナイ…っ!」
「だぁめ。ほら、さゆみの目見て。」
「…ハァ…ハァ…」
853名無し募集中。。。:2009/09/22(火) 02:14:20.93 0
薄く目を開けて、少し上目遣いでこっちを見る。
…狙ってんのかな。
狙ってないんだろうな。

「キスしてあげる」
「ん…ハイ…」

リンリンももう、大人しく唇を待ったりしない。
首に腕を回して口づけてきた。
覚えたてのキスを、お気に入りのおもちゃで遊ぶみたいに何度も。

でも、そっちに夢中になられても困るから
また深く突いた。

「んうぅッ!!!あ、ああ、アァア!!」
耳元に響く声が濡れてる。
涙まじりの声。

まだ誰のものでもないなら
しばらくは、さゆみのものにしといてもいいよね?
854名無し募集中。。。:2009/09/22(火) 02:15:16.88 0
「あ、あ、あ…ん、ほ、ほんとにもう、我慢できナイ…」
それが本当に苦しそうで可哀想だったから、許してあげることにした。
「…しょうがないなぁ、じゃあいいよ。」

ちょっと甘いかな。
まあいいか。

貫くと同時に、弱いところも同時にぎゅっと押した。

「あぁあああ!!は、あぁ…ん、んうぅうッッ!!!」
びくん、びくんとケイレンして、がくんと力が抜ける。

最後になにか、うわごとみたいに中国語で何か言ってたけど。
その言葉がわかんなくて、それでもリンリンの目は満たされた感じだったから、ちょっと安心した。

 
 
855名無し募集中。。。:2009/09/22(火) 02:16:33.91 0
それから数日。
あんなことがあったけど別にそれ以来リンリンとは何もなくて。
それでも気まずいこともなく、それまでの関係は変わらなかった。

と、思ったけれど。
ひとつだけ、変わったことがある。
 
「…報告ありがとう、リンリン。はい、おやつ。」
「わー、ありがとゴザ………。」
「ん、どした?」

さゆみの差し出したチョコを受け取らず、ちらっとこっちを見る。
少し赤くなって、上目遣いで。
 
「ご褒美、こっちクダサイ。」
一歩近づいて、リンリンは人差し指で、さゆみの唇に触れた。
 
おや。
大人の階段、昇っちゃった?

「……いいよ。」
「…ハイ。」

差し出した唇に、嬉しそうに近づく唇。
可愛い。

不覚にも、『またお花畑に連れてってあげようかな』なんて思って、少し笑った。