躍動「てれび戦士」 淑徳与野の先鋒・村田 あこがれの舞台で5人抜き
2009年07月26日 10:08
5人抜きの賞状を手に笑顔の村田千宏(淑徳与野) 笑顔とハスキーボイスで人気を集めた
「てれび戦士」が、あこがれの舞台で得意のメンを次々に決めた。小学3年から中学2年まで
NHK教育の「天才てれびくん」で活躍し、CMにも出演した村田千宏(3年)が、先鋒として
2回戦で玉竜旗初勝利を含む5人抜きを果たし、淑徳与野(埼玉)の4回戦進出に貢献した。
「初出場だった昨年は負けて悔しかったけど、今回の5人抜きは実感がわきません…」。
3回戦では3人を抜いた。
芸能活動は4歳で始め、剣道は地域で指導している父に6歳から教わった。「違ったうれしさがある。
でもみんなが一つのものを目指すのは同じですね」
テレビ出演へのきっかけは芸能事務所の子役募集告知への応募だった。だが強豪校への入学は
県中学大会での活躍を見た平井健輔監督によるスカウト。実力は本物だ。「テレビに出ているなんて
知らなかった。基本に忠実なきれいな剣道をしていたから」。剣道でも人を引きつける魅力を備えている。
「部活、勉強、今しかできないことをやりたくて芸能活動をやめました。あすは剣道の集大成です」。
大会ではサインや握手を求めてくるファンもいるという高校剣士は口元を引き締めた。
http://www.nishinippon.co.jp/nsp/kendo/gyoku2009/news/20090726/20090726_0004.shtml