http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20090615/22979.html 黒部のトキメキちゃん、きょうから新市民 特別住民票を交付
2009年06月15日 15:50
黒部市に飛来し、市民らに親しまれているトキの「トキメキ」ちゃんに対し、黒部市は15日
午後1時に愛称や飛来日、住所などを記載した特別住民票を交付した。
特別住民票は、黒部に飛来して15日でちょうど1カ月になるのを記念するとともに、黒部を
長期滞在地≠ノ選んでくれたトキへの感謝の思いを表すために交付を決めた。
愛称は、地元の児童が寄せた複数の案の中から堀内市長が選んだ。「新潟から幸せを
運び、トキめいている」との意味を込めたという。
交付式は、トキメキちゃんがねぐらにしている市内の木立のそばで行い、市長や中谷
松太郎市議会議長、地元住民らが出席した。
市長はトキの写真パネルの前で、住民票の記載内容を読み上げ、希望者には住民票の
写しを配った。
トキメキちゃんは先月16日に飛来。最近はえさを探す範囲を魚津市などに広げている
ものの、黒部市内の木立が一番のお気に入りのねぐららしく、13日夕方には戻ってきた。
同市によると、15日正午ごろにも姿が確認されている。市長は「交付式はねぐらの近くで
執り行うだけに、式の最中にひょっこり姿を見せてくれたら」と話し、トキメキちゃんの
出席≠ノ期待を寄せた。
トキメキちゃんは、昨年9月に新潟県の佐渡島で放鳥された10羽のうちの1羽で、3歳の
雌。環境省関東地方環境事務所によると、トキメキちゃんが黒部市周辺にいる期間は
5日には通算21日間となり、それまで最も長くとどまった山形県の米沢市の20日間ほどを
超え、本州で最も長く滞在している場所となった。