【第1部:歌謡ショー】
会場に何かの曲のイントロが流れ出し、数秒して黒のワンピース姿のみゆきさんがマイクを持ち歌いながら登場。
耳を傾けると、ちあきなおみの『喝采』であった。
会場大拍手。
時々音は外すが、芯となる部分はしっかり歌い上げるみゆきさん。それに聞き惚れる観客。
歌い終わるとまた大拍手。
そして床に置いてあったリモコンをステージの前にあるモニターに向かって操作。カラオケノリである。
すると今度はペイジが奥から登場。
曲は中山美穂 & WANDSの『世界中の誰よりきっと』。今度はデュエット。
またまた会場大拍手。
ペイジもみゆきさんに負けじと一生懸命歌う、その姿がいじらしい。
曲が終了し、さらにみゆきさんリモコンを操作。イントロが流れ出したくらいで奥から今度はTAIZOさんが登場。
「ちょっとちょっと二人ともこんなイベントで何を歌ってるんですか!」とたしなめるフリをして曲が始まると一緒になって二人と歌いだす。会場爆笑。
曲は絢香×コブクロで『WINDING ROAD』。
みゆきさんとペイジは普通に歌ってるのだが、TAIZOさんは終始裏声で歌い一人浮きまくる。
よく見ると頭の横の部分を綺麗に刈り込んでいる。今日の日のために床屋へ行ってきたのか。
そんなTAIZOさんが音頭を取り会場が手拍子。場内が一つになる。
そんなこんなで歌謡ショーは終了。ここで「本日のイベントは無事終了しました、ありがとうございました」のアナウンス。
「続きまして、第二部。GETライブ番外編」とアナウンスで大拍手。どうやらいくつかの部に分かれてるらしい。
【第2部:GETライブ番外編】
まずはあんぺあ。青木が例を挙げていき洋平がそれを実演していくGETでもやった漫才。まずまずウケている。
客席は温まっているようだ。
あんぺあの途中でズラさんが楽屋から登場し、脇で観賞を始める。
以降何度もズラさんの独特の「あ・あ・あ」笑いが辺りに響き渡ることになる。
次はフラメン。お馴染みのフラメンコを踊りながら自嘲ネタ。さらに第2章ではフラメンコのみを踊り続ける。
長身のフラメンが踊る様は非常に映えて美しかった。
次は劇団イワサキマキオ。おっぱっぴーナイトでもやった靴下を届けにきた男の話。ネタ自体はまずまずだったが、知名度がなく地味なせいか会場はやや中だるみ。
さらにネタが終わったのに暗転しないというハプニング。後でTAIZOさんが言ってたけどハケてきたイワサキマキオが「全然暗転しなかった…。」と呟いていたという。PAスタッフしっかりせえ。
そして第2部のトリはTAIZOさん。序盤、「何で何で何でな〜ん」をやるたびに拍手が起きる。「あの〜リズム崩れるから拍手やめて」と苦笑い。
「森田健作のウグイス嬢をやった時に先生達の前でネタをやって少し怒らせた」などGETでもお馴染みのエピソードネタを披露。
さすがはホーム。3組の中では抜群にウケがいい。だがウケる人間も偏っていたようで、「こっち右半分ホーム(我々狼の居た範囲)、左半分こっちはアウェー。誰も拍手してくれない」と愚痴をこぼしていた。
【第3部】
(アナウンス)
「第3部のTAIZO下半身爆破事件は時間の都合により中止しました」場内爆笑。
【第4部:鳥居御殿】
さんま御殿のパロディ。みゆきさんがさんま役、残り全員がパーソナリティとなりお題に答えていく。
ここでみゆきさんはまさこ服に衣装チェンジ。左手には手首から先のビニール製ダミーを仕込み、清和プロの元へ。すかさずツッコまれる。
「最近怒ったこと」
「最近嬉しかったこと」
「最近泣いたこと」
などのお題をスクリーンに映して、みゆきさんが誰かを指名していく流れなのだが、まあみゆきさんが真面目に人の話を聞かない。
まだオチも何も言ってないのに手首ダミーを持って台に叩きつけながら「ヒャーッヒャーッヒャーヒャ」とさんまの引き笑いをしてみたり、
ダミーと腕相撲を始めて「手を貸してくれ!」とペイジに加勢を求めたり。
さらに話をあっちこっちにこねくり回して、指名されたほうも振り回されっぱなし。
そうやってしろうさんと清和プロが困っていると、横のペイジが「俺は月一でこんなんやってねんで!俺の苦労分かれ!助けてやらん!」場内大爆笑。
そんなこんなで
みゆきさん「では、本日の説教部屋!」
ペイジ「いやそれ番組ちゃうで!」
みゆきさん「青木!」
青木「いや、一言も喋ってないのに…」
裏に引っ込んだみゆきさんピコピコハンマーの代わりにナンと金属バットを引きずりながら登場。「あかん!あかん!」とみんなでみゆきさんを止めに入る。
TAIZOさんがビニール製の子供用バットを持ってきてこれでやれと指示するも、何故かペイジがそれを奪い取りTAIZOさんをひたすらブッ叩くというまさかの展開に。
その後、みゆきさんは青木を中央に立たせその横で腕組みをしながら「あんた前から挨拶が出来なくてなんちゃら…」とマジ顔で説教を始める。
ペイジ「リアル説教部屋や!こわ!」青木はひたすらうつむいて小さな声で「はい、、はい、、」とうなづくばかりであった。
さらに最後にみゆきさん「そんなんじゃ木村コウケンと同じだよ」これはウケタw
【第5部:サラコナークロニクルズ】
と言っても普通にネタをやるだけ。
まずはエルシャラ。河童を見た→それめっちゃ興味あるやないか!→ウソ。これをパターンを変えていく漫才。
まあ笑った笑った。さすがの一言だね。「どう?「面白い?」「面白いとか聞くな!」の一発目の清和プロのツッコミが激しすぎてワロタw
単独も大いに期待出来る内容であった。
次はペイジ。単独でもやった「私が総理大臣になったら〜やります」のあるあるネタや四十への階段を披露。
ブログでも触れてたけどアンプから出る音が小さすぎて多分会場後方へはギターの音は聞こえてなかったかな。
そしていよいよみゆきさん。ネタは妄想妊婦(数子)。
ギャグラに比べて若干狂気度は薄れた感じがしないでもないが、「決壊だ〜決壊だ〜天然ダムが決壊だ〜」のとこはとてもリズミカル、会場も沸いたね。
さらに暗算と安産のとこのドヤ顔も印象的。
普通ならここでコーナーが終わるはずなのだが、何故か引き続きTAIZOさん2回目の登場でネタをやることに。
「やっめないよ♪あ、そ〜れやっめないよ♪」という新ブリッジ?でネタを披露。ここでもウケはよい。
【第6部:集団コント『一杯のかけそば』】
みゆきさん扮する母親とペイジ、マキオ扮する二人の子供が大晦日一杯のかけそばをすするという有名な物語のコント。
ここでは笑い云々の前にみゆきさんの演技が圧巻であった。
これまでみみずひめや出演してきた映画、ラブマシーンなど幾多のみゆきさんの演技を見てきたが、ここまで真面目にそして「まさこ」を捨て去った演技をするみゆきさんを見たのは初めてだった。
とにかく惹きこまれてしまって、ペイジやマキオは視界に入らなくなってしまったほどだった。
上から目線で非常に恐縮だが、「やれば出来るんだな」とこう思った。
さて、オチは北の国からの田中邦衛に扮したTAIZOさんが「純やほたぅが途中で食べたどうのこうのと」モノマネを始めて、強引に暗転。
最初誰だか分からなかったけど、確かにTAIZOさんだったw
【第7部〜第12部】
(アナウンス)
「第7部の余命1ヶ月の花嫁から第12部ロッキー4までは時間の都合上中止とさせていただきます」
【第13部:サライ】
全員が思い思いに黄色いTシャツを着て登場。どうやら24時間テレビか。
そしてサライのイントロ開始。場内爆笑。
ペイジが歌いだし、みんなが大合唱。後列ではあんぺあとTAIZOさん、フラメンが肩を組み揺れている。
するとペイジ歌の途中で「小林なんちゃら(聞き取れず)がどうのこうの」と会場の後ろを指差し叫ぶ。
視線を後ろに向けると、なんとランナー姿(白タンクトップにスパッツ姿、左ヒザにはサポーターグルグル巻きw)のケバヤシさんが走って入場してくるではないか!!
もう爆笑も爆笑、こんなに笑ったことはちょっと記憶に無いくらい笑ったw
もちろん会場も本日瞬間最大風速の大爆笑。
客とハイタッチをしながら真ん中を割って走ってくるケバヤシさん。
そしてステージに到着し、テープを切ってゴール!抱きつくみゆきさん。
会場大拍手。
ペイジがケバヤシさんにインタビュー「どうでしたか?」
ケバヤシさん「伊勢丹の前辺りがキツかったです」場内大爆笑
ペイジ「鳥居さん感動しましたねッ!」
みゆきさん「夢がモリモリ〜♪」ズコッ
まさかの感動のフィナーレを向かえ、一同「今日はありがとうございました〜」とお辞儀をして終了。
【アンコール:集団コント『さるかに合戦』】
終了と思いきや、「アンコール!アンコール!」と音声が流れる。
会場もそれに乗り手拍子とアンコール。
すると幼稚園児がお遊戯をやる時につけるようなお面を頭につけたペイジ登場。どうやら猿のお面だ。
続いてエルシャラの二人はかにのお面をつけている。どうやらさるかに合戦をモチーフにしたコントのようだ。
さらに柿の木のお面をつけて出てきたのがみゆきさん。
ペイジが柿の木に登る場面が出てきたのだが、そこでペイジ何を思ったのか顔面を思いっきりみゆきさんの顔に近づけて「スルスル〜」と登る演技。
たまらず吹き出しそうになるみゆきさん、必死に笑いをこらえているw
さらにみゆきさんの周りを変な動きで回り続けるペイジ。顔をツンツンとつついたりして次第に泣き顔になるみゆきさん。
ペイジにここまで崩されたみゆきさんは初めて見たのでかなり貴重であった。
そんなこんなでオチはまたしても田中邦衛役のTAIZOさん。一杯のかけそばと同じく「純とほたぅがなんちゃら」と同じ台詞を吐き、強引にオチw
そして蒲田行進曲が流れカーテンコール。
シャンシャンシャンと手を振りながら、左右正面に深々と一同がお辞儀をして会場大拍手。
今度こそ本当のイベント終了。
お疲れ様でした!!
★総評★
正直期待以上のとんでもない神イベであった。
ここまで面白い企画を練ってくれたサンミュや関係者、そして芸人のみなさんに感謝したい。
ディナーショーという形式上、普段とは違う開放感の中ライブを観られたことも今回の盛り上がりに繋がったと思う。
今日は誰もが満足して帰っていったことは間違いないだろう。
ただ一つだけ難点を挙げるとすれば、会場スタッフの準備不足。
暗転などのタイミングがなってない。さらにマイクがエコーかかりすぎて聞き取りづらい。
次回またイベントがあるとするならばその辺を改善してもらいたい。他の点はよかっただけに惜しかった。