>>135 カーテンを閉め切り、スタンドライトをいくつかともしただけの部屋──
──二人の部屋とは別に現場で押さえられた、ひと並びのセミスイート、そのひとつ。
隣では桃と雅に性の手ほどき受ける梨沙子が淫欲の極みに追い込まれたまま
向かいでは佐紀が連れ込んだハワイアンに茉麻を加えて獣の情交がくりひろげられていた。
「こりゃぁブタちゃんお仕置きだよぉ!」
千奈美の妙に通った声が響くが、応じる声は低い。
衣服を剥がれ、広いベッドに体育座りをしてうずくまるヲタ奴隷・由貴。
うつぶせで両足の谷間に頭を突っ込んだ友理奈が、内股やヒザ裏に舌を這わせ
しかし決して秘所には触れずに素通りして焦らし続けて
決して由貴の高ぶりを一定以上にはさせてくれない
しびれをきらした由貴が、ばれないようそっと右手を差し入れ、
クリトリスに触れようとしたのを千奈美に見とがめられ、罰を受けることになった。
背後に座り込んだ千奈美が荒っぽく腋をすくうと、ガバッと仰向けに広げた。
ちょうど千奈美の真上にカエル状に伸びた由貴の腹にすばやく右スネをまわし、
腰骨を通過したつまさきを、左ヒザで挟み込んで固定する。
腹にかかる圧力に堪えかねて一瞬脱力したのと同時に
友理奈は由貴の足を大きく広げて片ヒザで押さえ込み、
手早くくるぶしと土踏まずにロープを巻き付けて縛り、
その端をベッドの両足にくくりつけ、固定した。
腹のクラッチを解いた千奈美が、これもすばやく両手に同様の拘束を施した結果、
由貴はダブルサイズのベッドに大の字で制され、仕置きを待つのみとなった。