もしも桃子が愛理にオナニーを教えたら

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16名無し募集中。。。
愛理と雅が帰ったがらんとしたBuono!の楽屋で、桃子はペットボトルを手に取った。
ごくんと甘い液体を飲み干すと同時に、帰ったはずの愛理が楽屋へ飛び込んできた。
「あれ、愛理?忘れ物?」
桃子は数分前に楽屋を出て行ったばかりの愛理を見る。
しかし、愛理は首を振って答えた。
「ううん」
「じゃあ、なに?」
「聞きたいことあってさ、戻ってきた」
「ももに?」
「うん」
「なんで今?わざわざ戻ってこなくても、さっき聞けばよかったじゃん」
ついさっきまで、楽屋に三人でいたのだ。
何か聞きたいことがあったのなら、その時に聞けば良かったのにと桃子は思う。
「ん。ちょっと、人がいるところだと、ね」
17名無し募集中。。。:2009/01/15(木) 20:49:46.78 0
口籠もりながらそう言うと、コートを脱いで愛理が桃子の隣へ腰掛ける。
大きめのソファーに二人並んで座ると、愛理が桃子の耳元へ口を寄せた。
楽屋には二人しかいないのだから、こそこそと話す必要はどこにもない。
わざわざそんなことしなければならないような重要な話なのかと愛理を見ると、にっこりと笑っていたからそんな話でもないらしい。
何を言われるのだろうと、疑問に思いながらも桃子は愛理へ身体を寄せた。
「……一人えっちってさ、なに?」
内緒話をするときのような小さなぼそぼそとした声で愛理が言った。
だが、桃子が出した声はその数倍はあるものだった。
「ええっ!?」
愛理から身体を離して、その顔をまじまじと見る。
「いや、ほらさ、えっちって。それがなにかはわかるんだけど、でも、一人ってなに?」
自分が口にした言葉の意味をまったくわかっていないのか、愛理が明るい口調で言った。
そして、眉根を寄せて「教えて」と桃子にねだる。
「ちょ、待とうよ。愛理」
愛理の様子を見る限り、言葉の意味を理解していないとわかる。
「一人えっち」が意味するものが何なのか。
桃子にはその意味がわかるのだが、愛理に教えるには抵抗があった。