声優の8割はバイトが必要 声優事務所社長談:前編
最近、声優の平野綾が人気だ。歌手としても成功をおさめ、声優ファンのみならず人気を
集めている。そんな、声優をとりまく事情はどうなっているのだろうか。それぞれ声優事務所を
運営している社長2人から話を聞いた。
――いま、声優は全国に何人くらいいますか?
しろがね:「声優はおよそ1600人といわれています。そのうち1割くらいがフリー声優で、8割は
声優の仕事だけでは生活できないのでアルバイトしています。もちろんそのほか、俳優、アイドル
タレントなどを含めるとさらに数を増します。その上、声優志望者、予備軍も含めるとざっと8万人に
膨れ上がると言われています」
――そんなにいるんですか…厳しいですね。声優になるにはどうしたらいいんですか?
しろがね:「一番の近道は声優の専門学校や声優事務所が運営している養成塾に入ることで
しょうか? ちなみに声優だけ育てる専門学校は全国に50校以上あります。ただもちろん入った
からといってなれるわけではありませんけど」
しろがね:「声優の業界には、所属ではない『預かり』『準所属』声優だけで850人以上いると言
われています。仮に正式に所属したとしても、仕事がすぐ来ることはなく、オーディションの連続で
バイトをしながら生活。収入は安定しない。また何かアニメの声優に抜擢されたとしても、安い
ギャラなら起用できるが、ギャラが高くなったら要らないと言われてしまったり」
(後編に続く)
http://news.ameba.jp/special/2009/01/31555.html