「COVER YOU」の魅力を徹底解剖してもらったよ!!!

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1名無し募集中。。。
このアルバムをひと通り聴いて私が気に入った曲が3曲ある。

まずは「ピンポンパン体操」と「ジョニィへの伝言」の2曲を挙げる。
楽曲としては完全に両極にある存在の2曲。
この両極端な魅力こそがこのアルバムの肝と言ってもいいだろう。

モーニング娘。がこれほど幅広いジャンルの曲を歌えることに驚いた。

「ピンポンパン体操」では久住小春の持ち前のキャラクターが存分に生かされた仕上がりになっている。
人々、特に子供たちを楽しくさせる能力は一級品である。

「ジョニィへの伝言」は新垣里沙のヴォーカリストとしての能力が非常に高いことが証明された曲だろう。
このようなジャジーな楽曲をハタチそこそこの娘が歌いこなすのは決して容易ではない。
彼女は間違いなく本格派のシンガーであると私は確信した。


このような両極端な曲の間にどういう曲が入り込んでくるのか、みなさんも気になるだろう。
私が選んだその曲とは・・・「私の青い鳥」である。

これは気持ちいいまでにド真ん中の直球勝負。これぞアイドル歌謡と言ってもいいだろう。
それでいて無理に媚びたところがなく非常に聴きやすい。その敷居の低さがお気に入りだ。
この曲は亀井絵里を中心に、高橋、新垣、田中、道重とパートが移り変わる。
モーニング娘。ならではの多様な歌声が曲を飽きさせない効果を持っているのだ。


私が挙げたのは以上の3曲だが、他の楽曲にももちろん良いところはあった。
だがそれは部分的な良さであって、曲を通して聴いたときにそれほど魅力を感じなかったのがここに挙がらなかった理由だろう。

良かった箇所を部分的に書き出しても無粋だからここではあえて書かないようにするが、
私がモーニング娘。というアイドルを見直すきっかけになった興味深いアルバムであったことは間違いない。