【岩手】県内でマイマイガが大発生　街中を真っ暗にして対応する町も

街中真っ暗作戦奏功　マイマイガ被害の葛巻

　県北、沿岸地方を中心に県内でマイマイガが大発生している。２年続けての被害となった葛巻町は
中心部の街路灯をすべて消す策に動いた。華やかな電灯で客を呼ぶパチンコ店やコンビニエンスストアも協力。
真っ暗な商店街に「寂しい」の声もあるが、光に集まっていたガは激減し、退治に追われた住民の
苦労は緩和されたようだ。

　昨年、突然の大発生に見舞われた同町。壁などに産み付けられた卵がかえった５月は幼虫に触れた
多くの町民が炎症を起こした。
　今月２２日ごろから成虫の浮遊が一気に増え、町は自治会などで組織する管理組合と協議し、
国道２８１号沿い約２キロの街路灯９０基すべてを２８日に消した。
　街路灯が消えたことで別の明かりにガが集中。パチンコ店とコンビニは町から協力依頼も受け、
２９日から外側はすべて消灯。パチンコ店はのぼり旗を並べて「営業中」をアピールする。
　各家々の消灯も進み、街中が真っ暗になった効果はてきめん。ガにセンサーが反応して開いてしまうため
自動ドアの電源を切り、自動販売機の蛍光灯も外していたほどの商店街は３０日になって平静を取り戻した。
　壁のガをたたき落としては掃除する毎日だった文具店の斎藤誠子さん（５９）は「腕はけんしょう炎寸前だった。
消灯効果で一気に減り、きょうは楽だった」と歓迎する。
　町農林環境エネルギー課の分析ではガは周辺の山に潜んでいるとみられ、８月１０日まで「作戦」を継続。
夜間は防犯隊のパトロール強化で安全面を補う。

　同町に隣接する九戸村も中心部の伊保内商店街の街路灯を消灯。軽米町は投光器でガを集めて
殺虫剤で駆除する方法も採用した。

　宮古市の大通地区では市が業務用掃除機で壁に張り付いたガを吸引して回り、全４１基の防犯灯を消灯。
久慈地方でも対策を進めている。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080731_5

（o・�D・）

まいまいが被害を妄想

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