みーやんのばか・・・ 33

「…なっきぃ！」
走るスピードを落としてなっきぃの横に付いためぐ
「（めぐ…！）」
嬉しいけど今は複雑な状況のなっきぃ
「…大丈夫？具合でも悪いんじゃないの？」
「だ、大丈夫だからっ！気にしないで…っ」
そう言ってめぐを避けるように追い上げていくなっきぃ
「ちょっ…そんな急に追い上げて大丈夫なの？」

「ハァ…っ…ハァ…」
頑張ってスピードを上げたはいいものの、やはりめぐが心配する通り相当キツイなっきぃ

「なっきぃストップ、ストップっ！！！」
立ち止まってなっきの肩を掴むめぐ
「ちょ、なんで、走らないと・・・」
意味がわからなくて困惑気味のなっきぃ
「顔色変だよ、やっぱ寝不足が原因でしょ？無理したら怪我するって
あたし朝言わなかったっけ？ちゃんと聞いててよ、心配ばっかさせないで」
めぐの最後の言葉が胸に刺さるなっきぃ
「う、うん・・・ごめん・・・ｸﾞｽｯ・・・（心配させないでか・・・めぐを心配させちゃうなんて・・・だめだなぁ・・・）」
「え？な、なっきぃ？」
急に泣き出したなっきぃに慌てるめぐ

可愛すぎるなっきぃ独占

なっきぃが泣きだしたところでざわめくフットサル部
「なっきぃ？どうしたの？」
「大丈夫？」
一瞬にして集まる部員達

「めぐ、今日はもういいからなっきぃ連れて寮帰ってあげてくれないかな？」
提案するみやびちゃん

「そうね…なっきぃ、今日は無理しないで寮に帰ろう？」
「え…でも…」
「ほら、行くわよ！じゃあみや、あたしも抜けるわね」
強引になっきぃの手を取ってなっきぃを連れて帰るめぐ

「（あぁ…やっぱりめぐには敵わないなぁ…）」
手を引かれたまま、めぐの後ろを黙って付いていくなっきぃ

二人が帰った後ハードな練習をこなし解散となる部員達
「あぁー今日は疲れた！！」
ベンチに寝転ぶ舞美
そんな舞美の体をマッサージしてあげる梅さん

「ご飯の時間になったら起こしてあげるから寝な？いい？」
「う、うんでも・・・」
「いいから！」
「はい・・・・あの、めぐ・・・？」
「ん？」
「ごめん、練習抜けさせて・・・」
「そんなんどうでもいいからさ、寝てよ。心配でしょうがないんだからさ」
「うん・・・・」
めぐにピシャリと言われて落ち込みながら眠りに落ちていくなっきぃ

「・・・ったくもう・・・」
呆れながらも心配した顔でなっきぃの髪を撫でるめぐ

その頃バイト二日目ということで昨日よりは少し手際も良くなった桃子

「嗣永さん、お疲れ！もう慣れたかな？」
「お、お疲れ様です！ま、まだまだ緊張してます！」
今日は佐紀ちゃんがいないため控室でちょっと気まずい桃子

「ねぇねぇ、今日これからヒマ？せっかく明日学校も休みなんだし親睦も兼ねてみんなで食事行かない？」
「それいいね！今日は清水さん入ってないけど二回行けばいい話だもんね」
すっかり乗り気で盛り上がるウエイトレス達

最近ますます面白い

「（・・・なっきぃの寝顔・・・可愛いわね）」
なんとなくじーっと寝顔を見つめて、すこしドキドキしちゃうめぐ

「んぅ・・・」
なっきぃが寝返りを打ったのにビクッとなるめぐ

「あ、え、っと・・・佐紀ちゃ、清水さんが一緒の日じゃダメですか？」
「えぇ、今日なにかこの後用事でもあるの？」
「あ、はい・・・その・・・」
「あー！！恋人に会うとか？」
「そ、そんなんじゃっ・・・（あぁ、バレる・・・怖い怖い・・・）」
「いーや！わかるね、あたしわかる！」
言い切るウェイトレスＮ

それぞれ食事を断られてヤケになっているウェイトレスたち

「愛理ぃ、あたしも疲れた〜」
梅さんにマッサージしてもらってる舞美が羨ましくて、甘えてみる栞菜

「寮に戻ったらしてあげるから・・・先に汗流さない？」
「えへへ、やったぁ！愛理、約束だからね！」
嬉しそうに愛理の手を握って着替えに向かう栞菜
子どもみたいな笑顔をかわいいなぁと思う愛理

そう言えばウェイトレス全員断られたんだねw

「なっきぃの好きな人って・・・（誰なんだろ・・・？）」
考えたことがなかったのでふと考え出すと気になってくるめぐ
「（さっきは何気なく頑張れなんて言っちゃったけど・・・・
・・・好きな人との恋が成就したらあたし、なっきぃのそばにいられなくなるのかな？・・・
それってなんか嫌だなぁ・・・どうしよう・・・嫌だよ・・・）」
自分に芽生え始めた気持ちにも気付かず、不安になってくるめぐ

ﾉﾉl*∂。∂'ﾙ＜ももがピンチ！

少し寄るところがあると言ってどこかへ行ったみやびちゃん
それ以外のフットサル部はぞろぞろと寮へ帰ってくる

「ちっさー、たぶんなっきぃ寝てるから静かにしとくんだよ？」
「わ、わかってるよー」
梅さんに釘を刺される千聖

部屋のドアをそっと開ける千聖
「・・・あらあら」
そこにはなっきぃの手を握って自分も寝ちゃっているめぐの姿が

着替えの時や大浴場に入る時に舞美についてるキスマークが部員達に見られると思うと…ｗ

ここのスレだけキュンってなるｗ

>>920
ベリはキャプ、桃子、熊井ちゃんが勉強できる設定ｗだったような

なきめぐガンバレ

なきめぐ保全

「ちっさーどうしたの？」扉をそっと開けて覗いた状態でどうしようか困ってる千聖を発見して、寄ってきた栞菜

めぐの変化に気付くわけもなく、わんこそばならぬわんこ柿ピーさせられてる夢を見るなっきぃ
「舞美ちゃん…苦しいっ……」
もちろんあの人がアシストしていて延々とガーっとさせられるなっきぃ

わんこ柿ピーの夢をみて苦しそうななっきぃ
そのなっきぃの手をぎゅっと握るめぐ(こちらも夢の中)

「（なっきぃ幸せ・・・そうじゃないな？あれ？）」
まさかわんこ柿ピーの夢を見ているとは知らず、首をかしげる栞菜

「ま、そっとしておいてあげよう千聖」
「・・・そうだな」
よくわからないけど素直に部屋の扉を閉める千聖

わんこ柿ピーｗｗｗｗｗ

暫くして目を覚ましたなっきぃ
「（キュフ…っ…柿ピー…！…は、夢だった…良かったぁ…）」
「今何時だろ？みんな練習終えて帰ってきたのかな…？」
「…そうだ！めぐは…？」
体を起こしてみると、自分の手を握りながら傍で寝ているめぐに気づくなっきぃ

「（…ずっと傍にいてくれたんだ…）」
めぐの手の暖かさに心が一杯になるなっきぃ
「…好きだよ、めぐ…」
いまだ夢の中にいるめぐに小さな声で告げるなっきぃ

みやびちゃんは、桃子に会いに行ったのかな？

わんこ柿ピーワロタｗｗｗ

それよりファミレスの先輩を桃がどうするかが気になる

「…って！わぁぁ…あたし、何言ってるんだろ…」
「めぐが寝ている時じゃなきゃ言えないなんて…弱いなぁ…」
１人ジタバタしながら自己嫌悪に陥るなっきぃ

「ん…なっきぃ？」
「わっ！めぐ…起きた？」
「ごめん、夕飯の時間になったら起こすはずだったのに…なっきぃよく寝れた？」
「うん…（聞こえてなかったみたい…良かったぁ…）」
「夕飯までまだちょっと時間あるわね。もう少しここでゆっくりしてよっか？」
「う、うん」
嬉しいけど若干気まずいなっきぃ

なっきぃ可愛いよなっきぃ

携帯にメールが届いた桃子

『ももー！バイト終わった？これからそっち向かうけど、ファミレスまで迎えに行こうか？』

「ちょ…ダメダメ！（みーやんがここに来たら１発でアウトだよぉ…）」
みやびちゃんからのメールを見て慌てる桃子
「？？？どうしたの？嗣永さん」
「あ、さてはこれから会う人からのメールだな？」
「どんな人なのか紹介してよ！恋人なんでしょ？ね？」
「えっと…それは…（どうしよう…みーやん足速いから早く返信しないと本当に来ちゃう…）」
早く抜け出したいけど先輩達を切り抜けられない桃子

びちゃんかっこいいとこ見せるか

「ねぇねぇ、どうなの？どうなの？」
「嗣永さんと清水さんって○△高校だよね？じゃあ付き合ってるのは同じ高校の子かな？」
「ってか、○△高校って言ったらフットサル部じゃーん！いいなぁ、同じ学校で」
「そういえば、この間清水さんが、夏焼さんは同じ学校の子と付き合ってるって…」
「あ！言ってたね！夏焼さんと付き合ってる子ってどんな子なのか超気にならない？」
「なるなるー！嗣永さん知ってる？同じ学年でしょ？クラスは？一緒？」
「クラスは…」

（〜〜♪♪）
会話を打ち切るかのように鳴り響く着信音
「（げっ…みーやんからの着信だ…）」
ディスプレイに表れたみやびちゃんの名前に驚く桃子

「ちょっ、ちょっとすいません…っ！」
携帯を掴み取り、控え室の外で通話ボタンを押して電話に出る桃子

『ちょっと、ももー？何で返信くれないのさー？』
拗ねた口調で話すみやびちゃん
「…色々あるの。ねぇ、みーやん今どこ…？」
『あはは、何でそんな小声なの？ｗ今？ファミレスの前にいるよ？』
「来ないでって言ったでしょ！？」
『んぇえ？もも、そんなこと言ったっけ…？とにかく早く来てよぅ…』
急に怒鳴られてビックリし、ションボリするみやびちゃん

「ねぇねぇ、あそこにいるのって夏焼さんじゃない？ほら、電話してる・・・」
「あ、ほんとだ！」
「・・・ねぇ、まさか・・・」
「え、でもそれは・・・・」
「そうだよ絶対！」
「だって電話してるし、・・・会う人って・・・夏焼さんだったんだよ！」

控え室の窓から入り口付近が見えるためばっちり見られているみやびちゃん

「もう…じゃあすぐ行くから、中には絶対に入ってきちゃダメだからね！」
念を押して電話を切る桃子

「すいません…待ってる人がいるので帰ります…」
控え室に戻り、先輩達に詫びる桃子
「…ねぇねぇ、嗣永さんを待ってる人ってあの子？」
窓から見えるみやびちゃんを指さすウエイトレスＮ
「（ヤバっ…ここから見えてたんだ…）え、あ、あの…お先に失礼します！
　（もう〜みーやんのばかぁー！！！）」
鞄を掴んでダッシュで控え室を出て外へ向かう桃子

「…ちょっと下まで行ってみない？ｗ」
「そうだね、あの２人が落ち合うかどうか確かめに行こうよ！」
桃子のあとを追いかけるウエイトレス達

ももがやばい！

wktk

つづき気になる！！

そしてもう少しで1000だ
早く土曜日のみやもも・・・が見たい

楽しいな

でもいい先輩達そうだし、冷やかしながらも温かい目で見てくれるやろ

「でも、どうしてあんなに隠すのかな？」
「夏焼さんって・・・やっぱり人気あるから、嗣永さんも色々あったんじゃないかな・・・」
「あー女の嫉妬って・・・怖いもんね」
「嗣永さん可哀想・・・」
桃子の心中を思い涙目になる、実はものすごい優しいウェイトレスN

「もーなんだよももぉ」と口を尖らせて拗ねているみやびちゃん
その場にしゃがみ込んで地面をイジイジするみやびちゃん

みやももｗｋｔｋ

「・・・みーやん」
地面をイジイジしているみやびちゃんを見て、申し訳ない気持ちでいっぱいになるもも

桃子の気配を察してゆっくりと顔を上げる、拗ね顔みやびちゃん
子供っぽい仕草にキュンとしちゃう桃子

「あの・・・怒鳴ったりして、ごめんね」
「・・・・・」
「みーやん？・・・あのね、傍に先輩達がいたから・・・ほんとに、ごめんね」
じとーっと桃子を見つめたままのみやびちゃん


「・・・ももぉ、うちから言うからコソコソするのやめようよぉ」

めぐがいないので、愛理の部屋でマッサージをしてもらってる栞菜

「・・・なっきぃとめぐも進展しないなぁ」
「どうしたの急に？」
「さっきさー、一緒に寝ちゃってたんだけど・・・なっきぃ苦しそうだったなぁ」
「そっかぁ・・・」
仲直りを手助けしてくれたなっきぃに何かしてあげたい栞菜

「何かしてあげたいなぁ・・・」
「でも、めぐ自身が気付かないとね・・・下手に動くと迷惑かけそうだし」
「だよねー・・・難しいなぁ恋愛って」
「ふふふ・・・」
「なんだよぉ愛理ぃ」
「栞菜の口からそんな言葉が出るなんて珍しいんだもん」
いつも恋愛を甘く見ている発言しか聞かないので、ちょっと意外だった愛理

「今回のことで懲りたの・・・もう愛理の泣き顔見たくない
　（嬉し泣きは・・・可愛いけどねー）」
にんまり笑いながら週末デートを妄想して幸せそうな栞菜

「そろそろご飯かな？」
「もうそんな時間かー、めぐとなっきぃ呼んであげなきゃ。愛理ありがと」
「どういたしまして。気持ちよかった？」
「うん！土曜はあたしがしてあげるからねっ！！」
あまりにも爽やかに宣言されたので頷きかけたが、イヤな予感がする愛理
（でも実はちょっと期待）

「あの・・・栞菜？」
「ん〜？」
「土曜って練習無いよね？」
「無いねー」
それがどうしたの？みたいな感じで、なおも爽やかな笑顔な栞菜

「ちゃんと愛理のこと身も心も愛してあげるからね！」
栞菜の言葉に一気に真っ赤になる愛理

みやびちゃんそろそろご飯になっちゃうよ！

すねるみやびちゃんいいな〜w

みーやんに期待