モーニング娘。とひとつ屋根の下

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お土産の高級アイスクリームを持ってリビングへ入っていくと、
「うぉ?!」とか「きゃっ!」とか言いながら新垣と田中がTVを見ていた。
亀井は……やっぱり寝ている。ギャーギャー騒がしい中でよく眠れるもんだ。

「あー、来週はどうなるんだろうね?
「れいなはあの背の高い女が怪しいと思うちゃ」
「それは予告で分かるよ。あの交信はどういう“能力”かってこと」

「おまえらそんな子ども向け番組に夢中になってるのか」
「ちょ、何言ってるんですか。今、すっごい流行ってるんですよ」
「そうそう。リゾナンターは小学生だけじゃなくて女子中高生にも大人気やけん」

君たちはそれよりも年上でしょうが。精神年齢はともかく。

「知らんな。ごく一部の流行じゃないのか」
「あーやだやだ。年はとりたくないっちゃね、お・じ・さ・ん!」
「何だとコラ。よし、田中にはアイスやらん」
「あ?! 嘘です。これはコミュニケーションやろー、おにいさま」

亀井がのそっと起き上がって、伸びをした。アイスに反応したらしい。
「絵里と違ってこの子たちはおこちゃまですから」

「絵里のヒーローは仮面ライダーに決まってるんですよ。亀んライダーに」
「……」
「……」
「……」
「だからぁ、亀!んライダー…」
「…絵里の方がよっぽどおっさんくさいっちゃ」

田中、おまえにもアイスやる。