【ゲンダイ】この人物のオモテとウラ 藤本美貴(歌手)

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2008/2/20掲載記事
「終わってしまった 突然に 机の上に置き手紙」──結婚もうわさされていただけに、
ソロ復帰第1弾がいきなりお別れの歌とは、なんとも意味深である。
元モーニング娘。のミキティこと藤本美貴(22)がこの4月、
5年ぶりのソロシングルとなる「置き手紙」を発売する。
所属事務所アップフロントエージェンシーの大先輩、堀内孝雄と
同じ日に同じ曲を"競作"で売り出す。夫に出ていかれた妻の切なさを、
しっとりとした中低音で歌い上げ、アイドルイメージの一新を図るらしい。
デビュー後のこれからという時期に高校時代の「ニャンニャン写真」が雑誌に載るなど
スキャンダルの洗礼も受けてきた。昨年5月、「男関係のスキャンダルはご法度」とされる
「モー娘」の5代目リーダーに就任した直後に、お笑いコンビ「品川庄司」の庄司智春との
"岩盤浴デート"がフライデーされ、わずか"25日天下"でグループから"ケジメの脱退"。
その後はフットサル以外、あまりパッとした仕事も与えられず、
「事務所に干されている」「廃業寸前」「結婚間近」などとうわさが飛び交っていた。
中学3年だった00年に「モー娘」第4期メンバーの選考から外れたものの、声がかかり、
翌01年4月に高校を中退し北海道から上京。その年10月にドラマデビュー後、
ソロのアイドル歌手として人気を集め、翌02年末の紅白歌合戦に紅組トップバッターで出場して注目を集めた。
前後して松浦亜弥、後藤真希らと新ユニットを結成。翌03年5月にモーニング娘。へ加わったが、
すでにソロで売れていた自負と持ち前の負けん気の気の強さも手伝ってか、メンバーとの不協和音もしばしば漏れ聞こえた。
彼女に限らず「モー娘」のメンバーの不祥事や元リーダーの"できちゃった婚"などで、
かつての人気グループも長期低落傾向に歯止めがかからない。
「『庄司と別れない限り仕事を与えない』と突っぱねていた事務所側としても、
藤本の処遇には頭を痛めていた。彼女はもともとソロ志向ですし、堀内孝雄は、アリス出身で
ソロに転進したお手本の大先輩。競作シングルが同時に店頭に並ぶとなれば、本気になりますよ。
華々しく再デビューことを条件に、吉本の庄司智春との交際をあきらめさせたと
考えるべきかもしれませんね」(芸能ジャーナリスト)
そういえば今回の曲は「北国の春」のいではくの詩に「吾亦紅」が大ヒット中のすぎもとまさとが曲をつけ、
「冬のソナタ」の主題歌を作曲したユ・ヘジュンが編曲にかかわる念の入れよう。
女性歌手でアイドルからの転身がうまくいった長山洋子、おニャン子出身の城之内早苗のような
脱アイドル路線を狙い、事務所ぐるみで本腰を入れている。