1 :
名無し募集中。。。:
2 :
名無し募集中。。。:2008/02/14(木) 20:25:27.18 O
3 :
名無し募集中。。。:2008/02/14(木) 20:29:30.60 O
設定
舞美 愛理の許婚 とってもハンサム
愛理 舞美の許婚 とってもかわいい
マイマイ 舞美の従姉妹 舞美お兄ちゃん大好き
熊井君 舞美の同級生 おませさん
茉麻 熊井君の許婚
梅さん 愛理の先輩 トゥシューズに画鋲入れたりする 女学校では憧れのお姉さま 舞美に惚の字
桃子 カフェで働いてる女の子 将来の夢は歌手 舞美のことが気になる
岡井少年 マイマイに恋するガキ大将 舞美にライバル意識をもっている
梨沙子 鈴木家と親交のある菅谷家の一人娘 愛理のお友達 病弱で家に篭りがち 雅が好きだけど…
雅 梨沙子に雇われている画家 常人にはあまり理解されない絵を描く 佐紀の事が気になる
中島早貴 時々現れてはあらすじを教えてくれるミステリアスな少女 熊井君の友達
キャプテン 町娘A
栞菜 鈴木家の女中 愛理が好き 舞美を目の敵にしているが舞美の汗の臭いに恍惚を覚える
千奈美 舞美の幼なじみ 帝國劇場でモギリのバイトをしている女の子
4 :
名無し募集中。。。:2008/02/14(木) 20:30:25.86 O
家柄
矢島家 旧岩槻藩が維新を向かえ軍人として新政府に仕え華族へ
鈴木家 初代・亨卿が幕末の志士として棒切れ一本で倒幕に参加した功績で華族へ
梅田家 公家華族。当主は財閥系とのつきあいも広く富裕
菅谷家 公家華族。文芸で朝廷に仕えた家系だが祖父は国際結婚した異色のお公家さん
萩原家 維新後の富国強兵政府で辣腕を振るった官僚華族
岡井家 旧幕臣 維新で零落するも武士の魂は継承 次の当主・千聖はあと数年で陸軍士官学校か海軍兵学校入りを期待されている
熊井家 戦争特需で成り上がった死の商人。他の名家からは見下げられてる
5 :
名無し募集中。。。:2008/02/14(木) 20:31:25.04 O
落ちてたから立てちまったぜ…すまん、まだ続かせたいから立てただけです
もうしばしお付き合いください
6 :
名無し募集中。。。:2008/02/14(木) 20:32:56.53 0
乙!蟻!
7 :
名無し募集中。。。:2008/02/14(木) 20:51:07.65 0
落としてごめんよ
これから落とさないようにがむばるから好きなだけかいてくれ
8 :
名無し募集中。。。:2008/02/14(木) 20:55:16.78 O
好きなだけ書きたいがなぜかこの設定で書いてて行き詰まってる…普通のやじすずは書けてんだけど(´・ω・`)
週末はバイトしかないから頑張ります!Buonoイベに落ちたけど頑張ります…
9 :
名無し募集中。。。:2008/02/14(木) 21:40:28.69 0
前々スレと落ちた前スレのログうpしてください
Janeの.datで
誰か偉い人頼む・・・
10 :
名無し募集中。。。●:2008/02/14(木) 21:46:57.17 0
つ●
11 :
名無し募集中。。。:2008/02/14(木) 22:31:21.68 O
うむ
12 :
名無し募集中。。。:2008/02/14(木) 22:57:51.41 0
ル ’‐’リ♀ お気に入り 川*^∇^)||♂ 許婚 从o゚ー゚从♀ リl|*´∀`l|♀
【桃 子】<━━━━━━━━━━━ 【友理奈】<━━━━━>【茉 麻】 ┏━━ 【えりか】
┏━━━> ┃┏━
┃気になる ┃ ΛΛ 相談を持ちかける ┃┃ ┃Λ
┗━━━━━━┓ ┃ ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛┃ ┃┃
┃ ┃ 親友┃┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃┃憧れの先輩
┏━━━━━━╋━━┛ ┃┃憧れの君 ┏━━━━━━━━━━━━┛┃
┃幼馴染み ┗━━━━━━━┓┃┃ 後輩┃┏━━━━━━━━━━━━┛
┃ ∨∨∨ 嫉妬∨┃
┃
┃ 从´∇`从♀ 从・ゥ・从♂ 許婚 州´・ v ・)♀ 州*‘ -‘リ♀
┃ 【千奈美】<━━━━━━>【舞 美】<━━━━>【愛 理】<━━━━>【梨沙子】
∨ 幼馴染み ┏━━> 親友
ΛΛΛ ┃ Λ ┃
ノソ*^ o゚)♀ ┏━━━━━━━━━┛┃┗━━╋━━━━┓┃ ┃身分違いの片思い
【早 貴】 ┃ライバル意識 ┃┏━━┛ ┃┃ ┃
┃嫉妬 ┃┃嫉妬 ┃┃主人 ┃
Λ ┃ 従兄弟┃┃ 嫉妬あるも┃┃叶わぬ想い ┃
┃ ┃ 兄以上の感情┃┃ 認めている┃┃ ∨
┃友達 絵のモデル
┃ リ ・一・リ♂ (o・D・)♀ ノk|‘−‘)♀ ノノl∂_∂'ル♂ 素敵な子 川´・_・リ♀
┗━━>【千 聖】 ━━━━━━>【 舞 】 【栞 菜】 【 雅 】 ━━━━━━>【佐 紀】
片思い
13 :
名無し募集中。。。:2008/02/14(木) 23:54:30.31 0
まとめスレはないのか
14 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 01:31:31.64 0
新スレ、熊井君いきます
15 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 01:31:42.66 0
熊井は雪解けが待ち遠しかった。
明日にでも訪ねると言えばよかったと後悔していた。
それほどに、あの小春という少女に惹かれていた。
背は自分よりも大分低いが、手足が長く綺麗な肢体。
輝くようなきらきらとした笑顔。
年頃は自分と同じくらいだろうか。
いや、ひょっとしたら年上かもしれない。
だが、そんなことは今はどうでもいい。
あの子に早く会いたい、そんなことばかりを考えていた。
16 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 01:31:59.21 0
そして、雪が完全に解けた日、熊井はいつもより身なりに気を使い、
小春の家がある、東京の下町へと急ぐ。
土の道は雪で濡れ、ぬかるんでいる。
熊井は袴の裾を汚さないように、はやる気持ちを抑え、慎重に歩いていく。
なんとか小春の家まで辿り着き、家の扉を何度か叩くと、
「どちら様ですか・・・あっ・・・熊井さん」
「小春ちゃん、来たよ。雪が解けた」
笑顔を見せながら出てきた小春に、熊井も笑顔で話しかける。
「あぁ、・・・ほんとに来て下さったんですか・・・」
「・・・俺がうそをつくと?」
「い、いえ・・・でも・・・あなたは熊井屋の跡取りなのでしょう?」
「なんだ・・・知っていたんですか。」
「そんな方がこんな場所に2度も来るなんて・・・思わなくて・・・」
小春は俯いてしまう。
それでも、「来たんだから、そんな顔をしないでくれよ」と言うと
顔を上げて「はい」と笑顔を見せるのであった。
熊井はその様子に安心し、そしてまた小春の笑顔に見惚れるのだった。
17 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 01:32:17.86 0
その後熊井は、小春と街を当てもなく歩き回った。
疲れたら茶屋で一休みして、また歩いた。
その間に、小春は様々話をしてくれた。
熊井も、自分が信じられないほどにたくさん喋るのであった。
小春はやはり自分よりも一つ年上であった。
父親は軍需機器に携わる仕事に就いていて、
だから熊井のことを知っていたのだ。
豊かとは言えないけれどそれでも幸せなのだと小春は言った。
熊井は自分とは違う生活環境の小春を珍しく思う一方、
羨ましいと素直に感じていた。
自分には、一生できそうもない生活であるからだ。
父親にあれこれ言われるわけでもなく、
勉強も強制されているわけでなく、・・・・・結婚だって・・・。
ふと茉麻の顔が浮かぶ。
茉麻は好きだ。結婚に異論はない。
だが、指図をされるのがどうしても気に食わなかった。
そんなときに出会った、自由な娘の小春。
もちろん全てが自由なわけではないだろう。
金がないゆえの不自由はあるはずだ。
だが、このときの熊井にとって小春は自由に羽ばたく鳥のように思えるのであった。
18 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 01:32:33.99 0
そして、別れのとき。
「あ、あの・・・小春、俺は君が気に入った・・・時々会ってくれないか?」
「え・・・だ、だめですよ・・・私なんか・・・。」
「頼む・・・それがこの間のお礼と思ってくれないか。」
「熊井さんっ・・・」
小春の腕を掴み、真剣な瞳で見つめる。
小春のはその熱っぽい視線に耐え切れず、頷いてしまうのであった。
それから週に2回、熊井は小春に会いに行った。
初めこそ、小春は自分の身分を気にしていたが、
親しくなるとふざけあったりして二人の時間を楽しんでいた。
19 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 01:32:44.94 0
熊井はこのときすでに気付いていた。
この少女を好きになり始めていると。
自分とは違う小春。
だめだとわかっている。自分には茉麻がいる。
だが、どうしても小春は魅力的だった。
熊井の中に、抑え切れない思いが沸き上がってくる。
それに、小春の気持ちが自分に向いていることにも気付いていた。
人目を避けてそっと握った手を拒まなかったから。
熊井は嬉しかったし、このときよ続けと念じていた。
口にこそ出さなかったが、熊井にとっても小春にとっても
互いは必要な存在になってしまっていたのだ。
自然と茉麻とは距離を置き、その時間を小春の為に費やしていた。
しかし、それを父や須藤家が快く思うはずがなかった。
そしてある日、熊井は小春に、
「ごめんなさい。もう・・・だめなんです。」と言われてしまうのであった。
20 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 01:34:05.02 0
後2回くらいで終わらせたいです
21 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 02:12:20.00 0
せつない予感GJ!
22 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 02:42:38.04 0
勢いがあるうちに書いちゃいました
23 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 02:42:51.86 0
「おい!熊井!待て!」
学校が終わるとそそくさと帰ろうとする、
熊井の首根っこを捕まえたのは舞美だった。
「・・・なんだ。急いでいるんだが」
「お前、またあの子に会う気だろう?」
「矢島には関係ない。」
「ある。・・・お前のお父様から家まで真っ直ぐ帰らせろと言われていてね。」
「・・・・・・・余計なことを」
「もう会えないといわれたのなら諦めろ。」
「うるさい・・・俺は小春と・・・」
「その、小春ちゃんに迷惑をかけてどうする!?」
「・・・・・・・・・・・」
「お前のお父様と須藤様が久住家に圧力をかけたと聞いている。
別れなければ・・・あの家は職を失うんだぞ!
あの子は飯が食えなくなってしまうんだぞ!わかっているのか!?」
今度は胸倉を掴んで熊井に言い聞かせる舞美。
熱いといわれようが、鬱陶しく思われようが構わない。
今はこの親友にわかって欲しい一心で叱り付けているのであった。
24 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 02:43:10.40 0
「確かにやり方としてはいいやり方とはいえない・・・だがな、
お前には許婚がいるのだろう!?違うのか!?」
「・・・・・・・お前と俺は違う。一緒にするな」
「どういう意味だ」
「うるさい!もう放っておいてくれないか!!」
熊井は嫌気がさしてその場から逃げ出した。
舞美の忠告はよくわかっているつもりだ。
父にも、散々釘を刺された。
「いい加減にしろ。縁談をぶち壊す気か!
遊ぶならこっそりやれ、本気になるんじゃない、若造が!」
だが、・・・諦めきれない。
小春の全てが好きだった。
茉麻のことだって好きだ。
・・・しかし違う。
何か、感情が違う。一緒だとは到底思えない。
小春といると楽しかった。
茉麻といると息苦しい。
何か、二人とは関係のないものが存在しているのが嫌だった。
だが、小春との間にそんなものはなかった。
ただ、二人がいるだけ・・・それがたまらなく心地よかったのだ。
25 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 02:43:29.21 0
・・・しかし、終わりのときが近付く。
あの日言われた言葉。
「ごめんなさい」
熊井は反発した。
「何言ってるんだ、小春!俺と君は!」
「だめなんです!・・・父が・・・あなたのお父様に・・・」
「・・・そういうことか・・・あのクソ親父め・・・!」
すぐに状況を把握し、熊井は拳を握り締める。
しかし、その手を小春は優しく包み込む。
「いいんです・・・わかっていたことだから・・・
やっぱりあなたと私じゃ身分が違うもの・・・そうでしょう?」
泣くのを必死で堪え、熊井に言い聞かせる小春。
「・・・こんなときだけお姉さんぶるのはよしてくれ・・・」
ぷるぷると震える熊井の拳。
小春はそれを優しく、撫でているのであった。
「・・・熊井さん、私は楽しかった。それでいい。・・・仕方がないことです」
「そんな言い方・・・小春・・・そんなの・・・だめだっ・・・!」
熊井は泣きそうになってその場から走り去った。
男が涙など。
女に見せるものではない。
26 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 02:43:47.04 0
そして、割り切ったような小春の態度が気に食わなかった。
自分はその程度なのか。
そう考えると無性に腹が立った。
しかし、小春が悪いわけではない。
・・・父とて、悪人なわけはない。
身分が、・・・いけないのだ。そんなのものがあるから・・・熊井はそう思った。
どうしても変えられないものだから―――。
納得しなければならない。
いつまでも子供ではない。
何も出来ない自分に腹を立て、無力さを嘆いた。
しかし本当に出来ることはなかった。
父にたて突く事さえできなかった。
「小春・・・小春っ・・・!」
舞美の手から逃れ、熊井は小春のいる下町の長屋へ走った。
泥などもはや気にしていられなかった。
ただ、会いたかった。
これで最後にしよう・・・そう思っていた。
だから、ただ、会いたかったのだ。
きちんと別れが言いたかった。
27 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 02:44:17.48 0
一旦、切ります
28 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 03:00:50.84 0
「小春!いるか!小春!」
熊井は小春の家の扉を何度も叩く。
「熊井さん・・・どうしてっ・・・」
小春は驚いた顔をして、家から出てくる。
「・・・君にちゃんと別れが言いたい。」
「熊井さん・・・いいんです・・・もう」
「いいわけないだろう!・・・それくらい、言わせてくれ。」
熊井は、息をつき心を落ち着ける。
小春は熊井を見据え、言葉を待った。
「俺は君が好きだった。俺にないものをたくさん持っていて、
とても憧れた。君といると心地よかった。・・・ありがとう。」
「・・・どう、いたし・・・まして。・・・グス」
「小春・・・」
「ご、ごめんなさい・・・グスっ・・・」
熊井の言葉を聞いて泣き出してしまう小春。
熊井はそっと抱き寄せ、小春を大きな身体で包み込んだ。
「ほんとうにありがとう・・・感謝している。
そして・・・すまなかったね。俺が君にちょっかいをかけたせいで・・・
小春には辛い思いをさせた・・・小春のお父様にまで・・・」
「い、いいんです・・・そんなのっ・・・ふぇ〜ん」
子供っぽく涙を流す小春が可愛くて、熊井は愛おしく思う。
29 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 03:01:06.13 0
だが、もうそれは今日で、ここで終わってしまう。
熊井はそっと小春から離れた。
「・・・今まで、ありがとう。君はきっと美しい女性になる。
二度と会わないかもしれないが・・・俺は君を忘れない」
「・・・私も、グス・・・忘れません!」
涙目でにっこりと微笑む小春。
熊井はその姿を見て、その場を後にした。
いつまでも、その笑顔が頭から離れなかった。
このときから、熊井は茉麻を別格として人を愛することを止めた。
女遊びも激しくなり、深い関係になりそうになると決まって逃げた。
怖かった。
あんなことになるのはもういやだった。
気楽に、楽しくいきたかったのだ。
30 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 03:01:39.49 0
「ふぅ・・・」
珈琲を飲んで一息つく熊井。
脳裏に浮かぶのは、あの日の笑顔と今日の姿。
やはり、同じようで全く違う。
素直に、美しくなったと思った。
熊井が知らない小春。
一抹の寂しさがあるが、それはすぐに消えてしまった。
彼女が幸せそうならば、自分もそうなりたいと思った。
「どうかしたんですか」
桃子が話しかけてくる。
「いや・・・なんでもないよ。」
「そうですか?」
「・・・ただ・・・」
「ただ?」
「美しい子が・・いたんだよ、昔。」
「えっ?」
「いや・・・なんでもない。ももち、明日こそ俺とデートしない?」
「もう、やぁですよぉ」
「ふふ、まぁ、いい。・・・ももち、何か食べるものをくれないか。」
「はぁい!少し待っててくださいね!」
桃子はそう言って厨房へ消えていく。
その後姿を見送り、熊井はまた息をつく。
「・・・小春、幸せになれ。俺も、茉麻と幸せになる。」
そう呟いて、また珈琲を口に含むのであった。
31 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 03:02:01.26 0
むりやり終わらせました。
他の作者さんも御願いします。
32 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 03:39:26.12 0
乙!せつないがそれがいいGJ!
33 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 06:33:48.18 0
ほ
34 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 07:09:32.91 O
朝から良いものが見れたよ…ありがとう
35 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 07:51:44.98 O
朝からうわぁ…イイネ(・∀・)
36 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 08:30:41.79 O
昨日はバレンタインだったわけだが…バレンタインが広まったのは昭和あたりからか?
37 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 10:48:14.72 O
ほほー
39 :
名無し募集中。。。 :2008/02/15(金) 11:37:50.60 0
ふぇ〜んって俺も泣いた。
40 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 13:16:16.01 0
ho
41 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 14:17:56.57 0
ほ
42 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 14:57:59.90 0
ほほ
43 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 16:45:02.20 0
ほほほ
44 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 16:50:54.80 O
>>38 ありがとーって事は大正は15年までしかないし富豪だったら先取りしてる可能性もあるか…
45 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 17:04:52.76 0
別にそこまで気にしなくてもいいんじゃない?
それよりも読みたい気持ちの方が勝ってる一読者です
46 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 18:23:58.01 0
ほ
47 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 19:44:10.00 0
また落とすよー
48 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 19:44:24.05 O
ほ
49 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 20:40:31.19 O
作者さんがまた来るまで全力で保全
50 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 21:35:47.12 0
ほ
51 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 22:16:42.06 O
保全
52 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 22:31:45.91 O
保全変わりにちょっと小話。まだ書き終わってないけど…
しかもバレンタインの話してたのに全く関係ない話だけど。
53 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 22:32:08.59 O
舞美と愛理が出会ったのは今より10年程前…
二人が『許嫁』という言葉をまだ知らない頃だった。
54 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 22:33:04.16 O
「舞美、こっちに来なさい。」
外で千聖と木刀を振り回していたところ、家の中から父に呼ばれた。
千聖と共に家に入れば「今から出掛けるから用意しなさい。」と突然言われた。
自分も状況が掴めていないがそれ以上に分からないであろう千聖はキョロキョロと周囲を見ている。
そんな千聖にむかい「すまない、また遊ぼう」と声をかけ部屋に連れて行かれた。
髪を整え服を着替え部屋から出れば正装に着替えた父の姿。
「行くぞ。」と短く告げ歩き出す。玄関には母もいて一緒に家を出る。
皆、正装である事を疑問に思い父に訪ねれば「お前は行った事がないだろうが鈴木家に行く。」と。
舞美はいつも厳格な父が多少なりとも苦手だった。
話しにくいというのもある。そして絶対頭が上がらない存在でもあった。
その分母は優しく、舞美の心を癒やす存在でもあった。
55 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 22:36:32.23 O
黙々と道を進むこと数十分。
目的地に着いたため馬車が止まり降りれば一件の豪邸。
玄関を叩けば出てきたのは年端もいかぬ女中。
こちらの姿を確認しパタパタと中に戻る。
次に現れたのは優しそうな大柄な男性と柔らかな笑顔が印象的な女性。
それと男性の後ろにちょこんといる女の子。
その時の舞美はまさかこの子が後に自分と婚姻する子だとは思っていなかった。
まだまだ子どもで結婚などは先の話でもあったから思うわけもない。
56 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 22:38:13.08 O
家に入ると両親はここの家主と話をするという事で女の子と取り残される。
女の子は人見知りの癖があるのかあまりこっちを見てくれない。
――どうしよう…
そう思っても助けてくれる人はいなく沈黙だけが続く。
「あのっ!僕、舞美。矢島舞美というんだけど君の名前を教えてもらえないかい?」
「………愛理。」
「えっ?」
「鈴木愛理。」
声が小さいので思わず聞き返してしまったがその可愛らしい声を耳にできた。
相変わらずこちらを向いてはくれないがきちんと自分の問いに答えてくれた事に少し感動を覚えた。
57 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 22:38:43.25 O
とりあえずここまで…短くてすみません。
58 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 22:41:12.76 O
二人の出会いですか
続きが気になりますねーGJ!
59 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 22:41:47.79 0
こーゆー過去の話待ってた
60 :
名無し募集中。。。:2008/02/15(金) 23:05:11.78 0
新鮮でいい感じGJ!
GJ!!
続き期待しちゃいます!!
62 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 00:34:08.73 0
ほす!
63 :
softbank219039219145.bbtec.net:2008/02/16(土) 00:53:27.54 0
ほ!
64 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 01:38:46.22 0
ほぜ
65 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 04:49:15.53 O
続き期待
66 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 07:27:57.97 O
おはほ
67 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 07:47:54.58 O
遅レスだけど小春好きになったw
やじすずの出会いもwktk
68 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 08:57:39.70 O
ほぜん
69 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 09:05:24.08 0
出会いかぁ、いいなぁ。
行きます。
「あいり…愛理ちゃんっていうんだ?可愛い名前だねっ」
「え…っ?」
ぱっと、驚いたように愛理が舞美に振り返った。
目が合えば、舞美は人懐こい笑みで見つめている。
初めて言われた。
可愛い名前。
お父様とお母様がつけてくれた、大好きな名前。
それを可愛い、と。
そのことが素直に愛理は嬉しかった。
自然と頬がほころぶ。
「……うんっ!」
目の前のひとは、悪い人じゃない。
一緒にいたおじさんはちょっと怖そうだったけど。
そのことを、やっと理解できて、愛理は笑った。
70 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 09:06:00.38 0
ここのところ、いろんな人間が家に出入りしていて、
その度に愛理は舞美と同じ年頃の男の子と出会っていた。
中には粗暴な子や、意地悪な子、困らせて楽しむ子や、
まったく自分などいないものだと話しかけてもくれない子もいた。
いつからか、それが愛理の人見知りに繋がってしまっていたのだが、
目の前の少年はそのどれにも当てはまらない。
愛理が振り返れば笑顔をくれる。
ちゃんとまっすぐ自分を見てくれる。
なにより、優しい雰囲気。
そのすべてが愛理の心を溶かし始めていたのだ。
71 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 09:06:20.68 0
舞美もまた、愛理に心ほどき始めていた。
突然つれてこられて、逢わされたのは女の子。
しかもちょっと怯えたような雰囲気をもった。
けれどどうだろう?
一度笑えば、花が咲いたような可愛らしさ。
同じ年頃の女の子と話す機会もほとんどなかった舞美は
その笑顔に胸を弾ませていた。
可愛い。
もっと知りたい、この子のことを。
自分と遊んでくれるだろうか?
どうすればもっと笑ってくれるだろう?
頭の中をめぐるのは、そんなことだ。
72 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 09:06:37.23 0
「愛理。舞美くんもこちらに来てくれるかな?」
「あ、はい」
ふいに呼ばれて振り返れば、入り口で両親が手招きをしている。
愛理の母親にいたっては、やわらかな笑みを向けるほど。
その意味を二人はまだ判らない。
ただ、呼ばれるままに向かうだけだった。
「行こう? 愛理ちゃん」
「うんっ」
「あ…っ」
自然と愛理の手が舞美の手を取った。
突然のことに驚くが、愛理は変わらずに笑顔を向けている。
だから、舞美も…、そっとその手を握り返して歩き出したのだった。
73 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 09:07:07.69 0
駄文スマソ。他の作者も頼む。
74 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 09:34:54.11 O
ちっこい二人が可愛いぞぉぉぉぉぉGJ
75 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 10:47:59.97 0
良い!GJ!
76 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 11:28:05.61 0
かわいいなぁーキュンキュンする
ここが狼という事を忘れそうだ
77 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 12:11:09.39 O
うむ、確かに狼だと忘れそうだ
作者さんGJ!!!!
78 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 13:03:15.94 O
俺もキュンときた
79 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 14:10:56.33 0
すごく純粋でイイ!
作者さんGJ!!
80 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 15:01:16.47 0
うむ
81 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 16:28:23.04 0
ほ
82 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 17:25:29.27 0
ほだがや。
83 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 18:29:33.91 O
続き書けたのにバイトの休憩終了とかorz
まあ後でくる
やった!!
すっごい楽しみです!!
待ってます〜!!
85 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 19:17:01.40 O
ちょっとだけ更新
呼ばれて行った部屋には互いの両親がいて、舞美と愛理、二人の姿を見てにこやかに笑っている。
その意味が今一つ分からない舞美に向かい父親はまた不可解な言葉を投げかける。
「舞美、お前は愛理ちゃんの許嫁になるからな。」
「いいなずけ…?」
「そうだ。」
うまく理解出来ず頭を傾げていると「愛理ちゃんを守るんだぞ。」とだけ言われ頭に手をポンッと置かれた。
そして愛理の父親にも「舞美くん、愛理を頼むよ。」と投げかけられる。
86 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 19:17:40.60 O
――僕が愛理ちゃんを守る…?
――まだ会ったばかりなのに?
そんな疑問が浮かぶも先程投げかけられた笑顔を思い出す。
その笑顔を守りたいと思った。
それに父の言うことは舞美にとって守らなければいけないこと。
横を見ればこちらを伺うような視線。
その時は何も考えずに「はい」と頷いた。
87 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 19:19:21.79 O
とりあえずここまで
続きますがバイトに戻ります…
お疲れ様ですー!
続きが楽しみ。
89 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 20:16:25.45 O
めっちゃいいな!
雰囲気描写が巧いっすね
90 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 21:58:55.51 0
ほす
91 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 22:01:37.80 0
乙!
かっわいいんだろうな
92 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 22:23:04.03 0
かわゆす!
93 :
名無し募集中。。。:2008/02/16(土) 23:11:54.18 O
バイト終わったから保全
酒飲んだら眠くなってきたけど勢いで書き上げます…
お疲れ様です!
期待して待ってます
95 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 00:27:02.23 0
ほ
96 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 00:40:35.77 0
頑張れぇっ!
97 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 00:41:39.03 0
だけど無理すんな
98 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 00:51:23.28 0
そうだね。
うちらはいつまでも待ってるから
ゆっくりでいいよ
99 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 01:38:30.01 O
俺がほ
100 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 02:24:49.78 0
続きが読めると思うと保にも力が入るぜ
ほ
101 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 03:44:02.77 0
ねるほ
あとはたのむ
102 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 06:31:27.43 O
おはよう ほ
103 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 08:22:14.52 O
遅くなったけど続きです
昔の写真を見ながら愛理と出会った時の頃を思い返していた舞美。
あの頃は許嫁の意味も分からず素直に返事をしてしまったが、年月が過ぎその意味を知った時気恥ずかしくなった時もあった。
今は愛理が好きだからそんな事は思わない。
104 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 08:24:40.13 O
そんな事を考えていたら部屋の扉を叩く音が聞こえ、召使いが来客を知らせてくれる。
扉を開けると長身の男が顔を覗かせる。熊井だ。
挨拶もそこそこに部屋の中に入ると先程見ていたアルバムが目に留まる。
「これはお前か?」
「ああ。10年ぐらい前の写真だよ。」
小さかったんだなーなんて言いながらしげしげと眺める。
舞美と写真を交互に見やり「人間変わるもんだな」なんて失礼なことも口に出す。
「この隣にいるのは愛理ちゃん?」
指差した写真を見れば小さい頃の愛理。
今より少し目つきが鋭く頬もふっくらしている。
「愛理ちゃん、前より可愛くなったな…」
「まあな。でもこの頃は人見知りが激しくて大変だったんだよ。」
熊井は意外だという表情で舞美を見るが、色々な意味で昔は大変だった。
今はあんなに皆と笑いあっているけど…
そう、出会ってから比較的早く打ち解けたが大変だったのだ…
105 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 08:27:36.93 O
あれから度々鈴木家にお邪魔をし愛理と遊ぶ回数も増えた舞美。
愛理の両親にもその礼儀正しさを気に入られすぐに鈴木家にも馴染んだ。
しかし女の子と遊ぶのは従姉妹の舞ぐらいなので最初は何をすればいいのか悩む。
いつもは千聖と外を走り回ったり剣術の稽古を受けているためだ。
愛理は比較的に外より室内で遊ぶことを好んでいたため部屋で本を読んだりするのがほとんどだったため舞美も一緒に本を読んで過ごしていた。
そんないつも室内で遊ぶ二人を見かねた愛理の母が「少し外で遊んでらっしゃい。」と言ったのが事の発端だろう。
いや、舞美もいけなかったのだが…。
106 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 08:29:07.51 O
愛理の母の提案で家を出た二人。
この日は天気もよく、外で遊んでいるのが性に合う舞美はそれだけでも楽しくて愛理の手を引き街までやってきた。
愛理にとって初めて見るものばかりで必死に視線をあちこちに向けている。
ふと、とある店に視線が止まり、歩も止まる。
腕を引かれ愛理を見るとガラス越しに見える店内の一角を凝視している。
「あれ、欲しいの?」
尋ねれば笑顔で頷く。
その笑顔をもっと見たくて即座に「買ってくる!」と言い愛理を残して店内に入ってしまった。
買った物を手に握りしめてもそこには愛理がいなかった。
107 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 08:30:52.02 O
短くてすまん…そして夜中に更新しようと思ったらなぜかスレッドを開けなかったんだorz
携帯作者なもんで…
もう少し続きます。なのでもう少しお付き合い頂ければ幸いです。
期待して待ってるよ
109 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 08:58:07.09 O
更新乙。
でもこれは他の職人が入り込めないなぁ。
その分、期待してる。
110 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 11:31:27.59 O
期待保全
111 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 12:29:50.10 0
愛理ぃぃぃぃいいい
112 :
名無し募集中。。。 :2008/02/17(日) 13:41:33.09 0
迷子ってどんだけロリなんだwww
113 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 14:45:43.18 0
ほほ
114 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 15:05:39.30 0
これってまだまとめサイトないんだっけ?
誰かー頼む
115 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 15:30:37.57 0
まとめサイトってどう作ればいいんだ?
ただログ貼るだけ?保全のレスは省いていいんだろ?
116 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 15:54:06.92 0
うm
117 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 16:40:15.44 0
ほ
118 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 17:58:02.29 0
ぜん
119 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 19:25:04.65 O
ほ!
120 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 21:00:47.91 0
age
121 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 22:09:23.59 0
帰宅ほ
122 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 23:02:19.25 0
ほ
123 :
名無し募集中。。。:2008/02/17(日) 23:22:02.87 0
ほ
124 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 00:08:06.46 O
寝る保
今夜は作者さん来ないのかなー
125 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 01:02:37.62 0
俺も寝るほ。
いい話だな〜。今日も温かい気持ちになれました。
作者さんありがとう。
126 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 03:23:08.24 0
ほ
127 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 03:38:02.98 0
「梨沙子!やめて!もう、だめだって!やめてよ!」
梨沙子を羽交い絞めにするが、体格で勝るのは梨沙子。
簡単に振り払われてしまう。
男のくせに力のない自分がいやだったが、
今はそんなことを考えている場合ではなかった。
「も、お願いだからやめて!梨沙子!!」
しかし、雅の叫びも虚しく、アトリエ内には切り刻まれたキャンバスが散らばっていた。
油絵の具の匂いが充満するこのアトリエ。
荒い息をしながらナイフを手離す梨沙子。
「梨沙子・・・なんでこんな・・・」
しゃがみこんで泣き崩れてしまう雅。
手当たり次第に回りにあるキャンバスの欠片を集めるが、
そんなことをしたところで修復など不可能である。
128 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 03:38:21.11 0
完成間近だったこの絵は雅が町で見かけて、気になった少女を描いたものだった。
久々の自信作であったし、梨沙子も完成を望んでいたはずだった。
・・・なのにどうしてこんなことに。
「・・・・・・みやが悪いんだよ、みやがっ・・・・」
梨沙子はそれだけ言うと、空ろな目をしてアトリエを出て行った。
追いかけて文句を言ってやろうかと思ったが、
あまりのショックで足腰が言うことを聞かない雅。
「・・・どうしよう・・・」
この絵はもう売却先が決まっている。
先日、梨沙子の母が友人に雅を紹介した。
その時に、その友人が是非買いたいと申し出てくれていた。
雅は頭を抱えたまま、しばらくそこから動けないのであった。
129 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 03:38:47.55 0
・・・続きは全く考えていないから他の人頼むw
130 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 06:26:17.01 0
みやりしゃもいいね
131 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 08:42:51.99 O
ほー
132 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 09:42:16.95 O
とりあえず ほ
133 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 11:18:16.34 0
カオスwww前の展開もわからんwww
134 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 12:37:00.92 0
入り混じってきたな
135 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 13:52:01.08 O
みやびくん弱すぎるよwでもGJ!!!!好きだなみやりしゃ
136 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 15:42:02.47 0
ほ
137 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 15:59:18.46 O
休憩保
バイト終わったら来ます
138 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 17:21:45.72 0
ほ
139 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 18:34:49.24 O
ほ
140 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 18:40:20.08 0
誰も書いてくれないと思うので続きです
141 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 18:40:35.92 0
「・・・そうだ、おば様にきちんと理由を説明して・・・・ってだめか。」
本当のことであったとしても、梨沙子は大人に叱られたことがない。
こんなことを言っても、きっと・・・悪いのは自分だと責められる。
梨沙子を怒らせた自分が悪いのだと・・・。
「書き直す・・・ううん、そんなすぐ描けない・・・あぁ、もう・・・」
絵を買いたいと言ってくれた梨沙子の母の友人は、
菅谷家にとって大切な友人だと聞かされている。
期日までに絵が出来ていないなど・・・許されることではない。
それは散々世話をしてもらっている菅谷家に泥を塗ることになってしまう。
八方塞の雅はアトリエの中心でうずくまったまま動くことが出来なかった。
日はすっかり暮れ、夕食の香りが漂ってくる。
食堂へ行かなければ、・・・とは思うが真っ暗になっていくアトリエから出たくはなかった。
142 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 18:40:48.61 0
あの日のことを思う。
何かモチーフになるものはないかと町中を歩いているときに目にした少女。
元気で、可愛らしい少女。
大きな声でお客の足を止め、看板娘となって商売に精を出していた。
雅は思わず足を止め、見入ってしまった。
そして、その少女が見せた華奢な背中を見て、
これをキャンバスに描きたいと思った。
小さな身体で、精一杯動き回るその姿に惹かれてしまったのだ。
その日、家に戻ってすぐにアトリエに向かった。
キャンバスに線を引く。
無我夢中だった。
あの光景・風景を忘れぬうちに、と必死になっていた。
そんな絵も・・・あと少しで完成だったというのに。
手を離れてしまうのは少し惜しかったが、売れるということは、
菅谷家に多少なりとも恩返しが出来るということで、雅は嬉しかった。
・・・なのに。
143 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 18:42:29.20 0
雅の手の中にあるキャンバスの欠片。
・・・どうしてこんなことになったのだろう。
梨沙子は無我夢中でキャンバスに向かう自分を見守ってくれていたはずなのに。
いや、最近構ってあげられなかったのが原因なのだろうか。
最近は食事以外はアトリエに篭りきりだったし、遊んであげられなかった。
でも、アトリエに遊びに来る梨沙子を話をしたし、食事の時だって・・・。
それにこういうことは大して珍しくない。前にだってあったのに。
・・・いや、親しくしすぎたのだろうか。
梨沙子は雅を支援し、雇ってくれている主人の一人娘だ。
いくら妹みたいに可愛がってほしいと言われたからといって・・・やりすぎたのだろうか。
・・・どちらにしろ、梨沙子は「みやが悪い」と言った。
だからきっと自分が悪いのだろうと雅は思う。
だけど理由がわからなくて、雅はまた思考の迷路にはまりこんでしまう。
「・・・あはは・・・全然わかんないや・・・・」
真っ暗なアトリエ。
雅の乾いた声だけが響いていた。
144 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 18:43:05.00 0
どうなるのか・・・わからんw
145 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 18:45:41.74 0
ちょw
でもいい感じだよ中の人
146 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 18:49:49.57 0
一応この話は、舞美たちのオペラ観劇前あたりってことで御願いします。
147 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 19:59:58.86 O
>>146 オペラ観劇の日に絵を描いている雅にショックを受けて梨沙子は部屋を飛び出たんじゃなかったっけ?
やっぱログは必要だな…
148 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 20:16:57.57 O
>>147 あぁなんかそうだったな・・・すまん
話の時期はまた考えることにするわ
誰かログ頼む
149 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 20:27:39.66 O
うはw愛理と思ってたw作者イイヨ!
150 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 21:38:02.36 O
ブログかなんかに文章コピペってのじゃダメ?作り方分からんから自分じゃそんぐらいしか作れない…
151 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 23:17:09.60 0
ログ抽出はいろいろな方がやってくれてるから
話の筋を時系列に沿ったまとめかたをしてくれると非常に助かる
自分もタグ打ちでまとめつくりたいけど多忙なんでほ
152 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 23:27:02.68 0
みんなすごいな
153 :
名無し募集中。。。:2008/02/18(月) 23:51:52.65 0
携帯からだとログが読めるんで、確認した
ちょっと違ってたりしたから、あとで雅梨沙子は修正するわ
154 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 00:59:11.73 0
乙
155 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 01:32:39.85 0
ほ
156 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 02:44:48.79 O
ほ
157 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 03:19:06.65 0
158 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 03:28:53.08 0
>>142修正バージョン
あの日のことを思う。
何かモチーフになるものはないかと町中を歩いているときに目にした少女。
元気で、可愛らしい少女。
大きな声でお客の足を止め、看板娘となって商売に精を出していた。
雅は思わず足を止め、見入ってしまった。
そして、その少女が見せた華奢な背中を見て、
これをキャンバスに描きたいと思った。
小さな身体で、精一杯動き回るその姿に惹かれてしまったのだ。
その後声をかけ、公園のベンチに引っ張り込んだ。
何時間もスケッチをした。
とにかく、可愛くて・・・・そして美しいと素直にそう思った。
彼女は飽きてしまったのか、「私なんて描いても楽しくないでしょ?」と言う。
そんなことはない。
素直に可愛いと思い、活き活きした姿を美しいと思った。
だから描きたいと思ったのだ。・・・珍しく雅は反論をしてしまった。
少女は不思議そうな顔をしていたが、雅は気になどしなかった。
その日、家に戻ってすぐにアトリエに向かった。
キャンバスに線を引く。
無我夢中だった。
あの光景・風景を忘れぬうちに、と必死になっていた。
159 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 03:33:15.95 0
雅はスケッチを何度も見返した。
どれも納得のいくスケッチではなかった。
だから、幾度もあの少女を見に出かけた。
声をかけようかとも思ったが、そうはせずにいつも外から見ているだけだった。
・・・だから少し不審に思われたかもしれないのだが。
そんな絵も・・・あと少しで完成だったというのに。
手を離れてしまうのは少し惜しかったが、売れるということは、
菅谷家に多少なりとも恩返しが出来るということで、雅は嬉しかった。
・・・なのに。
160 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 03:33:39.16 0
修正しといたわ
ログはちゃんと読むことにします・・・
161 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 05:27:03.45 O
Doki×2
162 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 07:43:29.15 O
あげ
163 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 09:58:37.03 O
ho
164 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 12:53:24.61 O
昼ほ
165 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 14:57:51.74 O
あげとくか
166 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 16:54:09.79 O
保全しとく
167 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 18:20:36.02 O
職人待ち
168 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 20:15:28.15 0
待ち人来らず
169 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 20:35:55.22 0
もう来てもいい頃だろ
170 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 21:32:29.86 O
むー
171 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 22:42:01.99 O
ほぜ
172 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 23:29:24.04 0
やじすず〜
173 :
名無し募集中。。。:2008/02/19(火) 23:30:33.16 0
熊井きゅんでも岡井きゅんでもいいから待ってます
いい名づけ
175 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 00:52:31.77 0
ほ
文才があればなぁ。。。
176 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 02:09:38.09 0
ほほ
177 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 04:16:31.33 O
ほほほ
178 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 06:29:22.96 O
ほほほほ
179 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 08:26:06.29 O
ほほほほほ
180 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 08:58:06.95 0
ほほほほほほ
181 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 09:54:05.49 0
ほほほほほ
182 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 11:10:06.05 0
ほほほほ
183 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 11:23:37.04 0
ほほほ
184 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 11:47:52.41 0
りしゃみやも初めて書くなぁ。
行きます。
みやが悪い。
そう、ぜんぶ みやが悪いんだ。
飛び出した梨沙子は、あてもなく駆け出しながら
その言葉だけを胸の中で繰り返していた。
心が張り裂けそうな痛みを感じながら。
雅が描く絵画の事を、梨沙子はよくわからない。
それが凄いものなのか、上手なのかさえ。
けれど、好きだとは思っていた。
185 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 11:48:35.25 0
描く曲線はとても滑らかで繊細で、
けれど、男性特有の力強さがそこにはあり、
また、それを生み出す指先は
まるで魔法を作り出すステッキのようにリズムよく動き、
音が、色が、すべてが雅の描くキャンバスに踊っていたのだ。
そのすべてが大好きだった。
なにより、それを創り出す雅が好きだった。
けれど。
ふと見てしまった絵に踊っていたのは、
いつも描く風景画ではなく、一人の少女だった。
186 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 11:48:52.52 0
まったく知らない少女。
自分とは正反対の、太陽がよく似合う、そんな背中。
自分とはまったく違う、外の空気が似合う、生き生きいた背中。
そのすべてに嫉妬した。
そう、梨沙子は嫉妬したのだ。
なにより、その背中を愛しそうに描いていた雅に。
自分はずっと雅と一緒にいたのに。
なのに、一度だって描いてくれなかった。
あんな風に、焦がれるような目を向けてくれなかった。
膨れ上がった激情に………梨沙子は自分を見失った。
187 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 11:49:10.05 0
「ハァッ! ハァッ!」
どれだけ走ったかも判らない。
全身が悲鳴を上げている。
足がもつれては転びそうになる。
見慣れぬ街の通りで、ふと思う。
少し休まなくては、身体が持たない…。
そう思った瞬間だった。
「――――!!!」
鋭い痛みが胸に走る。
188 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 11:49:24.26 0
「ぁ…ッ!! うッ!!」
呼吸ができない。
目の前がチカチカする。
頭はくらくらし、身体は一気に鉛のように重く。
「みや…っ…、た、助け…」
浮かんだのは雅の笑顔。
が、しかし、その者は今いない。
自分を知ってくれているものは、どこにもいない。
その孤独の中で、……梨沙子は意識を失っていった。
189 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 11:49:41.55 0
やはり駄文スマソ。他の作者の降臨待ってる。
190 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 11:58:05.99 O
いいな!gjだぜ!
191 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 13:28:42.91 0
梨沙子 …
192 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 14:26:46.07 O
梨沙子…誰か助けを…
もう少し夕方 保
194 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 16:57:26.40 0
ほじぇん
195 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 16:57:36.43 0
ほ
196 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 18:57:18.06 0
ほぜん
197 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 19:55:55.54 O
作者さんマダー?
198 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 20:25:24.26 0
落ち着いて待て
199 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 21:22:36.62 O
ほう
200 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 22:13:30.67 O
ほぜ
201 :
名無し募集中。。。:2008/02/20(水) 23:04:52.54 0
りしゃこ
202 :
名無し募集中。。。:2008/02/21(木) 00:20:38.82 0
やじすず
203 :
名無し募集中。。。:2008/02/21(木) 01:35:07.16 0
ほ
204 :
名無し募集中。。。:2008/02/21(木) 02:59:20.60 0
連続ほ
205 :
名無し募集中。。。:2008/02/21(木) 04:18:27.06 0
3連続ほ
206 :
名無し募集中。。。:2008/02/21(木) 07:34:09.93 O
朝の保全
207 :
名無し募集中。。。:2008/02/21(木) 08:34:01.05 O
ほぜ
208 :
名無し募集中。。。:2008/02/21(木) 10:29:05.54 O
こまめに保
209 :
名無し募集中。。。:2008/02/21(木) 11:41:16.17 0
うm
210 :
名無し募集中。。。:2008/02/21(木) 13:14:00.59 0
うんん
211 :
名無し募集中。。。:2008/02/21(木) 15:52:29.75 O
どうも、やじすず携帯作者です。長らく放置しててすみません…
今からバイトなんですが終わってからなので深夜にまた来ます。
というわけで ほぜん
212 :
名無し募集中。。。:2008/02/21(木) 16:56:41.89 0
待ってます
213 :
名無し募集中。。。:2008/02/21(木) 17:54:59.64 0
ほじぇん
214 :
名無し募集中。。。:2008/02/21(木) 18:24:48.63 O
お、作者キタ!!!!
ガーっと保!
215 :
名無し募集中。。。:2008/02/21(木) 19:54:53.67 0
がーっと
216 :
名無し募集中。。。:2008/02/21(木) 20:49:43.07 0
待ってます
217 :
名無し募集中。。。:2008/02/21(木) 22:00:40.39 0
ほ
218 :
名無し募集中。。。:2008/02/21(木) 22:54:42.02 0
よ〜しがんばって保全しちゃうぞ
219 :
名無し募集中。。。:2008/02/21(木) 23:53:14.37 0
期待保
220 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 01:02:06.54 0
ほ
221 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 01:29:54.94 O
数少ない作者さんのためにほ
222 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 02:00:38.08 0
ほほ
223 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 03:31:54.94 0
ほ
224 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 06:29:53.85 O
あげ
225 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 08:28:51.06 O
ほ
226 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 09:54:51.46 0
ほ
227 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 10:51:48.07 0
ほほ
228 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 11:51:41.13 0
まだkなあ
229 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 12:56:42.38 0
こまめに
230 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 14:13:26.67 O
保全します
231 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 15:58:56.43 O
保全だよ
232 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 18:03:53.88 0
ほ
233 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 19:09:47.61 O
ほぜん
234 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 20:40:02.48 O
保全です
235 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 21:36:47.40 0
まーっさら
236 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 21:45:12.67 0
ぴんの
237 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 22:38:29.58 O
ぶるー
238 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 22:38:35.25 0
ぶるー
239 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 22:38:46.60 0
240 :
名無し募集中。。。:2008/02/22(金) 23:20:11.20 O
おおー
241 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 00:15:44.40 0
作者さん降臨待ち保
242 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 01:07:53.76 0
保
243 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 02:10:05.31 0
まってる
244 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 05:09:48.81 O
ほ
ほ
246 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 07:35:41.55 O
ほほ
247 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 08:27:58.14 O
ほぜん
248 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 10:03:10.06 O
ほー
249 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 11:04:45.77 0
ほー
250 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 11:26:20.36 O
>>103-106の続き
「愛理ちゃん!?」
呼びかけても返事はない。その場に愛理がいないから当然だろう。
周囲を見渡しても小さい女の子はいない。
すぐに駆け出し大通りを探すも愛理らしき姿は見つからず舞美は焦る。
まだそんなに遠くには行ってないはず。だけど愛理はこの街に来るのは初めて。
もし変な輩に捕まってしまったら…
嫌な想像が頭をよぎる。
それを振り払うかのようにまた走り先程の店の前に来てもやはり女の子はいなくて。
気持ちばかりが空回りしてなかなか上手く頭が回らない。
そうなれば頭で考えるより即行動の方が早い。
大通りは見たから次は店の横の小道。
すぐさま駆け出し探し回る。
251 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 11:27:42.46 O
それが功を奏したのか路地裏に行くとすぐに子どもが何人かいた。
一人は舞美が知っている少女、三人は舞美が知らない少し体格のいい少年達。
「何をしてるんだ!!」
愛理と少年達の間に割って入り少年達を睨む。
「いきなり来てなんだよ」と少年達も睨み返す。
一触即発の雰囲気。沈黙が続く。
しかしその均衡を破ったのは舞美でも少年達でもなく愛理だった。
緊張か恐怖から泣きだしてしまった。
焦る舞美を横目に少年達は言う。
「その子、まいごみたいだったんだぞ。」
「そうそう、大通りで落ち着きなかったからオレらが声かけたんだよ。」
「でもにげちゃったからおいかけてここまで来たんだ。」
顔を揃えて頷く少年達。
自分の早合点に少し恥ずかしくなりつつも礼を言えばすぐその場を離れていった。
残されたのは困惑している少年と泣いている少女。
「愛理ちゃん、その…ごめんね?」
「うっ…クッ…きゅうにっ……いなくなるんだもん」
泣きじゃくりながら紡ぎ出される言葉に何も言えない。
252 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 11:28:52.67 O
だけど自然に手が動き優しく愛理の頭を撫でた。
その行動に最初は身を固くしたがすぐにされるがままになる。
「帰ろう?」
しばらく頭を撫でたいたが陽が落ちてきたため言うが首を横に振られる。
「つかれた」それだけ言い黙ってしまう。
舞美は少し考えた後愛理に背を向けしゃがみこんだ。
その行動に疑問符を浮かべる愛理にむかい「乗って」と言う。
おずおずと愛理が乗ると立ち上がり歩き始めた。
帰り道、二人の間に会話らしい会話はなかった。愛理が背で眠ってしまったためだが舞美は幸せな気分だった。
少々問題を起こしてしまったがこの可愛らしい妹のような少女を愛おしいと思う。
「守れ」と言われたからその通りにしようと思った。
でも今は自分からこの小さな子を守りたい。泣かせてしまったが。
253 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 11:30:09.31 O
ちなみに鈴木邸に着き愛理の両親にわけを話しても怒られはしなかった。
それにほっと安心したのを今でも覚えている。
しかし自宅に戻り両親にその話をしたら父親に怒鳴られたのも覚えている。
254 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 11:31:28.14 O
「まあそんな事があってね。それから数日間口を聞いてもらえなくてね…」
「いや、それはお前が悪いんだろう。」
笑いながら間髪入れずに熊井が言う。
自覚しているだけにぐうの音も出ない。
「そういえば…茉麻さんとはどうやって」
舞美が言い終わる前にまたもや扉を叩く音。
様子を伺うように入ってきたのは話にも出てきた愛理。
元から舞美と会う約束をしていたため熊井がいることに少し驚いた表情をしたがすぐに笑顔を向ける。
そして熊井と同じようにアルバムに気付き舞美に近寄る。
「懐かしい…」
「もう十年ぐらい前の写真だからね。」
255 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 11:33:42.81 O
――おっ?
熊井はその時二人の自然な動作に気付いてしまった。
舞美が座り位置を少しずらし、愛理がそのすぐ隣に座る。そして愛理の肩を抱き一緒にアルバムに見入る。
その動作に戸惑いがなかった事に熊井は驚いた。
――あの二人…なかなか良い雰囲気じゃないか
そう思いすぐに立ち上がり扉に進む。
決して二人の関係に妬けたわけではない。
「帰るのか?」
「ああ、用事はこれだしな」
そう言い外套のポケットから本を取り出しひらひらと揺らす。
それは舞美から借りた本。読み終わったから返しにきた。
舞美にその本を渡し「ごゆっくり」なんて言い笑いながら部屋を出る。
256 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 11:34:06.96 O
――茉麻に会いたいな…
先程の二人を見ていたら自分も許嫁に会いたくなってきた。
今日は天気も良いし予定もない。
軽い足取りで道を進む青年の姿がそこにはあった。
257 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 11:35:30.66 O
長らく来なくてすみません…とりあえずこの話は終わりです。待たせた割りにオチも特になくてすみません。
今度書くときは一気に書き上げたいっす…orz
258 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 11:50:01.72 0
キタキタキタキタ━━━━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━━━!!!!!!!!!!
相変わらず爽やかな雰囲気がGJすぎる!
259 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 13:16:27.82 O
自然な動作良い!!!!!舞美イケメン乙作者さんもGJ!!
260 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 15:03:14.49 0
ほ
261 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 15:57:03.57 0
何と言うか夕陽が見たくなったこのスレは心が洗われるな
こういうまったりとしたエピソードも心が洗われるよ
263 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 18:38:27.83 0
ほぜん
264 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 19:45:14.13 0
ほじぇーん
265 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 19:45:52.37 0
頬が緩んでしまったよ
266 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 21:11:11.99 0
保全なんだよ
267 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 22:17:13.45 0
いい
268 :
名無し募集中。。。:2008/02/23(土) 23:49:56.54 O
こういうの良いな 作者乙
269 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 01:15:48.95 0
期待ほ
270 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 02:17:11.53 0
いいわあ
271 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 02:42:04.85 0
梨沙子
272 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 02:42:16.50 0
「・・・んっ・・・・あれ・・・」
梨沙子が目を覚ますと、そこは知らない天井だった。
「私・・・なにしてるんだろう?」
モゾモゾと身体を起こす。
やはり、知らない場所だった。
いつも寝ている暖かいベッドではなく、畳に敷かれた布団。
その中で眠っていた自分。
梨沙子は首を傾げる。
はて・・・ここはどこだろう?
そう考えていると、ガタガタと音がして布団より少し離れた場所の襖が開いた。
「あー!起きた!」
起き抜けには少し眩しい、赤い着物の女の子が部屋に入ってきた。
手にあるおぼんには湯飲みと小さな鍋が乗っている。
273 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 02:42:28.79 0
「君、名前は?道端で倒れてたんだよ?」
「・・・・えっ・・・あ、あの、梨沙子・・・」
「え?あぁ、梨沙子ちゃん?可愛い名前だ。あたしは佐紀っていうの。よろしくね。」
「・・・佐紀・・・。ねぇ、ここ、どこ?」
「あたしの家。ここはあたしの部屋。そして、ここは茶屋でもある。
・・・君を父ちゃんと運んできたんだよ。
びっくりしちゃった。あんな場所で倒れてるんだもん。
さっき町医者呼んだらなんかの発作だとか言ってたよ、病気?」
佐紀は話しながら、おぼんを置いて窓を開け、空気を入れ替えた。
梨沙子に興味があるのか、ないのか。
心配しているのか、していないのか。
梨沙子はその淡々とした口調からは読み取れなかった。
274 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 02:42:45.00 0
「ま、それよりこれ食べてよ。おかゆだから。」
「へっ・・・あ、うん・・・ありがと。」
「熱いから気をつけてね。・・・梨沙子、ちゃんは家どこ?」
「ふーふー・・・あ、熱いね・・・」
「ほら、言ったでしょ?」
「・・・あ、の、家は山手の方の・・・・」
「あぁ、じゃあお偉いさんのお家がいっぱいあるとこだ?」
「・・・うん。」
「なるほど。どおりで・・・。その服、高そうだったからさ」
変わらず読めない人だと梨沙子は思うが、決して悪い人ではないのだろうとも思った。
感謝をしなければならない。
あのまま倒れていたら、そのまま死んでいたかもしれないし・・・。
発作を起こしてしまった。
走っちゃダメって言われてたのに。走った。
心臓をどきどきさせることはしちゃいけないって言われてたのに。雅の絵に嫉妬して傷つけた。
275 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 02:44:43.81 0
雅は今どうしているだろうか。
あの絵が重要な意味を持っていることはわかっていた。
雅にとっても、雅自身の立身出世にとっても。
だが、それをわかっていて傷つけた。
・・・今頃、母にでも謝っているのだろうか。
それとも、また描いてるだろうか。
いや、未だに泣き続けているかもしれない。
「身体、平気?大丈夫そうなら、父ちゃんに送らせるけど・・・」
「・・・あ、あの・・・もうちょっといてもいい・・・・?」
「えぇ?あぁ、うんいいよ。でも、なんで?」
「身体、まだしんどいし・・・もう、遅いから」
「そっか、そうだね。今夜は泊まっていきなよ。」
佐紀はそれだけ言うと部屋を出て行った。
まだ仕事があるらしい。
そんなことを頭で考えながら、梨沙子はおかゆで温まった身体を
布団で包み込んでまた眠りに落ちる。
しかし、その寸前で雅のことを考えた。
愛しい人。大好きな人。
でも、傷つけた。
みっともなく嫉妬なんかして、傷つけた。
怒っているだろうな。もう口も聞いてくれないかもしれない。
だけど、後悔なんかしない。
あぁでもしなければ自分はきっと嫉妬に押し潰されてしまっていたから。
これでいいんだ。梨沙子はそう自分に言い聞かせるのであった。
276 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 02:44:59.51 0
全く温もる話でなくてすまない
277 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 05:08:13.36 O
乙であります!
梨沙子が無事で一安心
278 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 05:49:39.96 0
お粥でまた一波乱あるかとドキドキしたw
279 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 06:29:39.98 O
乙です
絵の人とは気付かなかったのかな?
やっぱり雅画伯だけにw
280 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 09:04:43.36 O
保全だゆー
281 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 11:13:20.54 0
危険
これは良い出会いな予感
283 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 12:33:20.53 O
ageとく
284 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 13:26:52.24 O
保全です
285 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 15:18:08.12 0
ageときます
286 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 17:09:22.53 O
期待あげ
287 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 18:53:13.77 O
保全しとく
288 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 20:03:50.89 O
保全の時間です
289 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 21:09:55.96 0
ほじぇん
290 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 22:05:11.83 0
ほぜんです
291 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 22:23:47.15 0
続きを期待してます
292 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 23:36:22.98 0
おとさんよ
293 :
名無し募集中。。。:2008/02/24(日) 23:36:32.52 0
ほじぇん
294 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 00:07:36.72 0
このスレは狼で最も保全を頑張ってると思うw
心温まる名作ですからね。
毎日チェックしてます。
296 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 00:24:01.36 O
作者もたまに保全してますw
297 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 00:59:16.80 O
298 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 02:31:43.22 0
ほ
299 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 02:31:48.55 0
ほほほほほほ
300 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 02:32:43.91 0
最近保全のタイミング人と被るなぁ・・・
301 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 02:46:06.76 0
短いけどみやびくん
302 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 02:46:22.17 0
「夏焼様、よろしいですか」
コンコンとアトリエの扉がノックされた。
声は梨沙子の世話をしている女中のものだった。
雅は小さく「はい」と答える。
するとギギっと音を立てて女中は扉を開けた。
「まぁ!夏焼様!こんな真っ暗なところで一体何を・・・」
女中は部屋を見るなり、驚いてそう言った。
あぁ、そういえば・・・と雅は今更ながら夜が更けたことを知る。
「あの!夏焼様、お嬢様知りませんか?姿が見えないんです!」
「えっ・・・梨沙子・・・?」
「旦那様が、夏焼様に聞いて来いと・・・知りませんか?」
「・・・知りませんよ。・・・・・・・梨沙子のことなんて」
「・・・・え?」
「いえ・・・」
303 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 02:46:33.92 0
雅は言葉を濁し、女中は首をかしげながら部屋を出て行く。
そして再び暗闇にとなるアトリエ内。
手の中にはかき集めたキャンバスの切られた欠片。
「梨沙子・・・あいつなにしてんだ・・・ばか」
思わず出る悪態。
何がいやなのか。
何が気に食わないのか。
何でどこかへ行ってしまうのか。
何一つわからなくて雅は頭を抱える。
しかしいつまでもこんなことはしていられない。
絵をどうにかしなければならない・・・。
雅は迷った挙句、決心して梨沙子の母親の元へ向かうのであった。
304 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 04:18:24.96 O
ほ
305 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 07:25:17.40 O
おは保
306 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 08:57:40.23 O
ほぜん
307 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 11:05:19.75 O
ほぜんあげ
308 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 12:14:36.10 O
昼保全
309 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 12:18:30.47 0
ほぜん
310 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 13:13:20.20 0
ほ
311 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 14:23:56.17 0
まいみぃ
312 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 16:31:39.81 O
ほぜんしとく
313 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 18:15:32.27 0
ほぜ
314 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 19:41:13.16 0
ほぜ
315 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 20:45:51.39 0
ほぜん
316 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 21:41:16.53 0
作者まち
317 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 21:55:12.83 O
すまん、めちゃめちゃくだらないやじすず思いついたんだがしょうもない話になりそうなんだ
この話の時代設定だと遊郭とかあるんだっけ?吉原ってどんなとこ?
318 :
名無し募集中。。。:2008/02/25(月) 23:09:43.27 0
保全あげ
319 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 00:28:56.94 O
ほぜん
320 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 01:51:14.96 0
ほ
321 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 02:55:34.62 0
ほほ
322 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 04:14:05.82 O
ほほほ
323 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 06:19:13.92 O
おはようのほ
324 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 08:10:53.77 0
うm
325 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 08:36:41.29 0
>>317 ちょっと調べてみた
この小説がいつの時代なのか私はよくわかってないんだけど、大正くらいの設定なのかな?
吉原遊郭は昭和32年まで続いたらしいから、まだあるみたいだね
吉原遊郭は売春宿としては最高級のクラスで、その下が岡場所と言われたらしい。
他にも街道の宿屋が遊女を置いたりすることもあるみたいだけど、こちらがいつの時代まで営業してたかまでは調べてません。
とりあえず、吉原遊びはまだあったよ、という事で
追記:昔読んだ小説で吉原での支払いを「花をおとす」と表現していたのを思い出した
327 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 11:52:32.50 O
あげ
328 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 13:06:09.97 0
ほ
329 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 14:42:00.02 O
>>326 答えてくれてありがとう!参考にさせていただきます
舞美は絶対遊ばないだろうけど熊井君は遊女と遊んでそうだなって思ったもんで
330 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 16:31:35.10 O
遊女の1番上のクラスの人が「花魁」になるけど
花魁と遊ぶにはお金以外にも花魁自身に気に入られなきゃいけないみたいね
熊井くんはまだ学生だから大金は自由に出来ないけど、花魁に気に入られてお花代は向こう持ちで遊びに……
って手もあるかもねw
331 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 17:47:29.48 0
ほ
332 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 17:49:25.62 0
花魁はお大尽クラスの教養だとか財力だとかがないと相手してもらえないぜ
この小説の熊井家じゃあまともにいっても遣り手婆あに門前払いがいいとこ
333 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 17:53:39.28 0
この世界の熊井家は戦争成り上がりだからなぁ
334 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 18:15:59.31 0
未亡人と遊べ
ばれたらこの時代だと新聞に載る沙汰になるが
335 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 18:23:59.16 0
みやびくん
336 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 18:24:31.07 0
夜の街中を歩く雅の頬は真っ赤に腫れていた。
包み隠さす話をしたら、案の定過保護の梨沙子の両親は
絵が傷ついたのも、梨沙子がいなくなったのも雅が全て悪いのだと責めた。
梨沙子の父親、雅にとっての恩人に殴られた頬はひどく痛む。
「絵のことはひとまずいいから、梨沙子を探して来い!」と
普段は滅多に怒鳴ったりしない梨沙子の父親から言われて、
雅はこうして夜の街を歩いている。
絵のことは先延ばしにされた。
だが、梨沙子を無事連れ帰ったとして・・・うやむやになってしまうわけではない。
そのことを考えると雅は頭が痛かった。
しかしひとまずはやはり梨沙子を探さなければならない。
337 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 18:27:09.84 0
昼過ぎから降り出した雨も弱まっているとはいえまだ降り続き、
雅は梨沙子が心配だった。
あんなことをされたとはいえ、・・・「妹」がいなくなってしまったのだから。
さした傘を握り締めて雅は思案する。
「梨沙子・・・一体どうして・・・」
雅は梨沙子のいる場所にあてが全くなかった。
どこに行けばいいのかもわからない。
道だってうろ覚えで、詳しく知っているわけじゃない。
雅が迷うことなく辿り着けるのは、あの少女がいる茶屋しかなかった。
「・・・・梨沙子はいないだろうけど、行ってみようかな。」
こんなときに雅はあの少女に会いたくなっていた。
会って何かしたいわけではない。
ただ、顔を見たいと思ったのだ。
スケッチに残し、キャンバスに広がったあの絵はもう存在しない。
だから、もう一度見たかった。
自然と足がそちらへ向いていて、雅は自分に苦笑するのであった。
338 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 18:27:30.26 0
「・・・すいません、まだお店開いてます?」
暖簾こそ出ていたが、もう夜になっている。
雅は遠慮がちに暖簾をくぐった。
「あ、はいまだ・・・・あ!えっと・・・いつかの絵描きさん!」
「あぁ、覚えててくれたんですか。ありがとう。」
出迎えてくれたのがあの少女で雅の頬は緩む。
「もちろん!さ、入ってください!」
「うん、ありがと。」
店内に客はなく、雅は近くの椅子に腰掛ける。
「ねぇ、そういえば名前・・・なんと言ったっけ?」
「え?覚えてないんですか?さき、佐紀です。」
「あ・・・・聞いたことあったかもしれないね。」
「もう・・・あ、何食べますか?」
「そうだな、適当におすすめでいいよ。」
「はい、ではお待ちください。」
339 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 18:27:46.99 0
雅は厨房へ入っていく佐紀を見送った。
小さな身体よく働いている。
きびきびとしていて、可愛らしい。
しかしその芯に見えるものは美しい。
雅は改めてあの絵を思い、心の中で嘆き、
また彼女をキャンバスに映し出したいとも思っていた。
『今度はアトリエに呼ぼう、そしたらもっといい絵が・・・』
そんなとき、ギィっと言うを音がして雅は正面奥にある、
佐紀たちの住居空間へ繋がっていると思われる階段を見た。
誰か降りてきたのだろうか、そう思っていると・・・
姿を現したのは、探し人、梨沙子であった。
340 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 18:28:27.13 0
オペラの日の夜って感じで御願いします
341 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 18:32:31.76 0
熊井君は遊び人 という設定の遊び人ってのが
どの範囲かって話だよな
342 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 19:59:09.00 0
wktk
343 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 21:17:09.47 0
ほじぇん
344 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 21:22:37.34 O
りしゃみやの今後に期待
>>330>>332 ほうほう…んじゃ小さい宿か遊郭の方が良いな 熊井君も遊びだし…
345 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 22:02:25.27 0
熊井くんはせっかく茉麻と通じ合えたのにまだ遊ぶのか
346 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 22:11:04.94 0
過去の話になるんじゃない?
小春とのことがあって、遊びまくってるときのこととか
347 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 22:19:51.70 0
やさぐれ紳士な時代か
348 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 22:30:15.89 0
349 :
名無し募集中。。。:2008/02/26(火) 23:54:04.28 0
::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::.\ ノノハヽヽ
::::::.ミゝ州´・ 貴 ・)つ
::::::⊂__つノ
タカユキマン巡回中!
350 :
名無し募集中。。。:2008/02/27(水) 00:51:10.13 0
ほほほ
351 :
名無し募集中。。。:2008/02/27(水) 02:07:57.44 O
ねる保
352 :
名無し募集中。。。:2008/02/27(水) 03:44:46.47 O
おやすみ
ほ
354 :
名無し募集中。。。:2008/02/27(水) 08:27:26.83 O
ほぜん
355 :
名無し募集中。。。:2008/02/27(水) 09:57:36.03 0
ほ
356 :
名無し募集中。。。:2008/02/27(水) 11:34:18.70 O
ほぜ
357 :
名無し募集中。。。:2008/02/27(水) 13:37:56.40 0
こんにちほ
358 :
名無し募集中。。。:2008/02/27(水) 14:43:41.61 0
ほ
359 :
名無し募集中。。。:2008/02/27(水) 16:04:50.45 O
早めのほぜん
360 :
名無し募集中。。。:2008/02/27(水) 18:03:54.12 O
ほぉ
361 :
名無し募集中。。。:2008/02/27(水) 19:56:35.04 O
忙しいわね〜
362 :
名無し募集中。。。:2008/02/27(水) 20:55:55.77 0
うむ
363 :
名無し募集中。。。:2008/02/27(水) 21:29:32.03 0
ほほ
364 :
名無し募集中。。。:2008/02/27(水) 22:47:38.30 0
ちんほ
365 :
名無し募集中。。。:2008/02/27(水) 23:34:15.45 O
まんほ
366 :
名無し募集中。。。:2008/02/28(木) 00:41:31.40 O
ほん
367 :
名無し募集中。。。:2008/02/28(木) 01:32:13.73 0
ほぜ
368 :
名無し募集中。。。:2008/02/28(木) 02:42:03.71 0
寝る前ほ
369 :
名無し募集中。。。:2008/02/28(木) 03:57:17.61 0
ほぜんです
370 :
名無し募集中。。。:2008/02/28(木) 06:24:50.11 O
ほげ
371 :
名無し募集中。。。:2008/02/28(木) 08:29:40.55 O
ほぜ
372 :
名無し募集中。。。:2008/02/28(木) 10:44:12.49 O
ホだよ
373 :
名無し募集中。。。:2008/02/28(木) 13:10:02.43 0
ほ
374 :
名無し募集中。。。:2008/02/28(木) 14:45:14.51 0
ほほ
375 :
名無し募集中。。。:2008/02/28(木) 16:03:48.04 O
ほほほ
376 :
名無し募集中。。。:2008/02/28(木) 18:12:10.60 0
ほほほほ
377 :
名無し募集中。。。:2008/02/28(木) 19:41:23.89 0
ほーほー
許婚はハニカミだよ
379 :
名無し募集中。。。:2008/02/28(木) 21:10:28.25 0
ほ〜
380 :
名無し募集中。。。:2008/02/28(木) 22:06:06.25 0
早めにほ
381 :
名無し募集中。。。:2008/02/28(木) 23:12:57.12 0
ほほ
382 :
名無し募集中。。。:2008/02/28(木) 23:25:25.26 0
ほぜん
383 :
名無し募集中。。。:2008/02/29(金) 00:24:54.98 O
作者待ち ほ
384 :
名無し募集中。。。:2008/02/29(金) 01:30:26.26 0
のんびり待ちます保
385 :
名無し募集中。。。:2008/02/29(金) 02:15:44.06 0
ほじぇん
386 :
名無し募集中。。。:2008/02/29(金) 02:47:31.75 0
舞美はすけべだなぁ
387 :
名無し募集中。。。:2008/02/29(金) 04:05:09.49 0
ほう
388 :
名無し募集中。。。:2008/02/29(金) 08:06:51.63 O
8時のほ
389 :
名無し募集中。。。:2008/02/29(金) 10:37:57.37 O
ホだよ
390 :
名無し募集中。。。:2008/02/29(金) 12:39:58.83 0
寝起きほ
391 :
名無し募集中。。。:2008/02/29(金) 13:20:01.00 O
リl|*´∀`l|<あーた達なにホーホー言ってんの!?
392 :
名無し募集中。。。:2008/02/29(金) 15:12:44.95 0
あぶ
393 :
名無し募集中。。。:2008/02/29(金) 17:50:06.88 0
ふむ
394 :
名無し募集中。。。:2008/02/29(金) 19:02:07.05 0
ボーボー
395 :
名無し募集中。。。:2008/02/29(金) 20:17:08.10 0
ほぜん
396 :
名無し募集中。。。:2008/02/29(金) 21:46:22.04 O
ほ
397 :
名無し募集中。。。:2008/02/29(金) 22:15:34.49 0
舞美が地上波にでたほ
398 :
名無し募集中。。。:2008/02/29(金) 23:32:47.91 0
ほぜ
399 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 00:28:49.62 O
ほぜん
400 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 01:32:47.12 0
ほぜん
401 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 03:21:00.58 0
みやりしゃ
402 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 03:21:11.98 0
「り、梨沙子!!?」
「みやっ・・・・」
雅は驚いて素っ頓狂な声をあげる。
それにびっくりしたのか、佐紀が厨房から戻ってきた。
「あっれ?あなた、梨沙子ちゃんと知り合い?」
「えっ・・・あぁ、うん・・」
「そっか、この子、道で倒れてたの。発作か何かかな?」
「・・・うん。」
佐紀の問いかけに小さく頷いた梨沙子。
雅も梨沙子も驚きすぎて、その場から動けない。
「もう平気なの?立てる・・・って立ってるか。」
「あ、あの・・・お水っ」
「あぁ、水か。ごめんね、すぐ持っていくから上で待ってな?」
「う、うん・・!」
梨沙子はそう言われてまた階段を上って行ってしまう。
「あ、ちょ、梨沙子!」
雅の呼びかけにはこたえなかった。
403 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 03:21:52.39 0
「あれ?なんか・・・わけあり?」
佐紀は商売上、こういうことには慣れている。
話を聞いてあげたいと思った。
雅は戸惑いつつも、梨沙子と自分の素性を話した。
「えぇ、じゃああの菅谷様のご令嬢なの!?
で、あなたはそのお抱えの画家ってこと!?」
「・・・まぁ・・・はい。あ、あの、うち雅って言うんでみやって呼んでください・・・」
雅は照れくさそうに名前を告げ、頭をポリポリと掻いた。
今、梨沙子をどうしたらいいだろうか。
頭の中はそう巡っているのだけれど、目の前にいる小さな少女に見つめられると、
雅は胸が早く打つのを感じてしまう。
だが、それがどういう感情なのか、雅には到底わからなかった。
404 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 03:22:33.26 0
「そのご令嬢が道で倒れてて、あなた・・いや、みやが追いかけてきてるってこと?」
「はい、そうです。梨沙子を追いかけ、探そうとしたのですが、
皆目見当もつかず、ここに立ち寄ったというわけで・・・」
「なるほどねぇ・・・あ、ちょっと待っててください。お水持っていくんで。」
「あぁ、はい。」
しばらく2階で何か話していたのか、しばらくしてから佐紀は降りてきた。
その足で雅に善哉を出すと、佐紀は近くの椅子を引っ張り込んで座り、
雅の話に耳を傾けた。
「ってーことは・・・・あの子は家出・・・?」
「いや、そういうわけではないと思うのだが・・・うちと梨沙子は姉妹みたいなもんで、
それで少し喧嘩してしまっって。姉妹喧嘩なのです。」
「あぁ、そういうことか・・・じゃあ上で話をしてきたら?あの子は、おかゆ食べて、
少し元気になったみたいだから・・・ね?」
「・・・・うん、そうしようか・・・。」
雅は重い腰を上げ、言われるがまま、2階へと上って行った。
405 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 03:23:10.48 0
終わらないなぁ・・・こんなに長くなるとは。
406 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 06:14:10.01 O
保全だゆー
407 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 07:34:50.48 O
雅鈍感だなぁ
408 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 08:16:28.81 O
ん?みやびくん男じゃないのか?
409 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 10:46:04.82 0
ほじぇん
410 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 13:02:32.87 0
舞理
411 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 14:11:41.29 0
キャプ、いいおせっかいぶりだな
412 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 16:25:35.78 O
ほす
413 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 18:12:34.61 0
ほぜん
414 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 19:37:00.94 0
ほ
415 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 20:44:59.96 O
ほほ
416 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 21:54:19.26 0
ほほほ
もう女でいいかもな
レズで
418 :
名無し募集中。。。:2008/03/01(土) 23:43:17.80 0
ほじぇ
419 :
名無し募集中。。。:2008/03/02(日) 01:34:10.46 O
ほぜ
420 :
名無し募集中。。。:2008/03/02(日) 03:35:26.74 0
>>404 あぁ、そうか姉妹と書いたのが間違いでしたね。
兄妹って脳内変換で・・・御願いします。
421 :
名無し募集中。。。:2008/03/02(日) 05:20:31.46 0
うえい
422 :
名無し募集中。。。:2008/03/02(日) 07:52:50.65 O
保全
423 :
名無し募集中。。。:2008/03/02(日) 09:24:19.74 0
ほじぇん
424 :
名無し募集中。。。:2008/03/02(日) 11:32:43.77 O
ほぜー
425 :
名無し募集中。。。:2008/03/02(日) 11:33:43.51 0
HOHOHOHOHO
426 :
名無し募集中。。。:2008/03/02(日) 12:56:59.47 0
愛理
427 :
名無し募集中。。。:2008/03/02(日) 14:18:28.76 O
電車の中から保全
428 :
名無し募集中。。。:2008/03/02(日) 15:25:34.19 O
保全
429 :
名無し募集中。。。:2008/03/02(日) 16:37:23.31 0
おなほ
430 :
名無し募集中。。。:2008/03/02(日) 17:29:59.45 0
HO
431 :
名無し募集中。。。:2008/03/02(日) 18:51:12.64 0
ほー
432 :
名無し募集中。。。:2008/03/02(日) 19:52:18.67 O
今日もみやびちゃんと熊井ちゃんはイケメンだったよ
433 :
名無し募集中。。。:2008/03/02(日) 21:04:21.62 0
ほほ
434 :
名無し募集中。。。:2008/03/02(日) 21:32:22.17 0
1996年のアメリカ映画『バウンド』路線でいい
なついな
だがそれがどうした
436 :
名無し募集中。。。:2008/03/02(日) 22:39:16.93 0
ほぜん
437 :
名無し募集中。。。:2008/03/02(日) 23:27:11.72 O
ほー
438 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 00:25:50.79 O
寝る前に保全
439 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 00:28:05.58 0
みやりしゃ
440 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 00:28:20.39 0
「…怒ってないの?」
梨沙子がいる部屋に入って十数分。
お互い、何も言い出せずに沈黙が続いた。
雅は梨沙子がいる布団の隣に膝を折って座っていたが、
この沈黙がどうにも居心地が悪かった。
そして、その沈黙を破ったのが梨沙子の言葉だった。
「怒ってる。」
「…ごめん。」
「だけど、責めないから…理由、聞かせてよ。」
「………ううん、それはだめ。」
「なにそれ。」
「ごめん…」
布団の上で体育座りをしている梨沙子は身体を小さく丸めていて、
なんだか儚い存在のように思えた。
絵を切り刻んで暴れた梨沙子と同一人物なんて…。
雅は梨沙子を見つめて、そう思った。
同時に、少し怒ってやろうと思っていた気持ちは消え、
責めたてることもせずただ理由を知りたいのだと、
梨沙子を目の前にしてそう思ったのだった。
441 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 00:28:37.25 0
「…帰ろうか。一緒に、帰ろう。」
雅は立ち上がって、手を差し出した。
今ここでいくら問い詰めても、何も言ってくれないだろうと
判断したからであった。
「ううん、今日はここに…」
「だめだよ、迷惑になっちゃうよ。」
「でも…」
「…うちと一緒は嫌なの?」
「……今日はいや。」
「そっか…わかった。じゃあ、明日迎えに来る。いい?」
「うん…」
きっと無理に連れて帰ったっていいことはない。
雅はそう思って簡単に折れ、梨沙子の意見を尊重した。
梨沙子は一度言い出すと聞かない。
雅は梨沙子にあわせる、ということには慣れているのだった。
442 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 00:28:57.74 0
雅は部屋を出て、階段を降りて茶屋の店の中へと戻った。
佐紀は心配そうに雅を見つめ、「どう?」と聞いてきた。
「あぁ、…ご機嫌斜めってわけじゃないけど今日は帰りたくないって。」
思ったよりも寂しげな声が出て、雅は自分に驚いた。
梨沙子が自分から離れていく、そんな風に思っているのか。
だから、寂しいだなんて・・・?雅は自身に問いかける。
少なくとも自分が梨沙子のそばにいるようになってから、
こうやって離れるのは初めてのことだ。
しかもそれが、雅からではなく梨沙子からという現実。
(あぁ…もう。)
まとまらない考えに頭を抱えてしまう雅。
そんな雅に佐紀は問いかける。
「どうしたの?兄妹に帰らないって言われちゃうと悲しいのかな?」
「…まぁね。そうかも。」
雅は誤魔化すように冷めてしまった善哉をすする。
思ったよりも甘さが控えめで雅の箸は止まることがない。
佐紀はその様子に静かに微笑む。
443 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 00:29:36.17 0
雅は礼を何度も言い、明日また来ると言って佐紀の茶屋を後にした。
佐紀は笑顔で受け入れてくれて、雅は嬉しかった。
その少し前、帰り際にやはり美しいのだと思って、素直にそう言ってあげた。
照れくさそうに「そんなことないですよ」と佐紀は言うが、
雅は事実なのだと言ってやった。
梨沙子のことで少し落ち込んでいた心に光が差す。
佐紀の顔を見ていると落ち着く心。
雅は必ず明日も会いたいと思った。
しかしそれがどんな感情なのか、そんなことは考えもしない雅であった。
444 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 00:30:04.85 0
ぐだぐだごめんなさい
他の職人も書こうぜ
445 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 01:47:35.72 0
うおおおお、どうなるんだろう
446 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 02:56:25.10 0
ほいほい
447 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 05:22:28.81 O
ほ
448 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 08:20:22.72 O
ほぜん
449 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 10:28:23.43 O
鈍感すぎる雅に胸キュン
450 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 12:18:24.09 O
ほぜ
451 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 13:42:30.69 0
ん
452 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 14:58:07.27 0
話待ってます〜
453 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 16:10:26.12 O
保全
454 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 17:43:19.32 0
ほ
455 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 18:32:04.00 O
俺が保全
456 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 19:58:20.70 O
では保全
457 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 20:58:38.08 O
あー
458 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 22:20:28.48 0
ほぜん
459 :
名無し募集中。。。:2008/03/03(月) 23:29:33.57 O
ぽ
460 :
名無し募集中。。。:2008/03/04(火) 00:28:56.81 O
なんか重い?
461 :
名無し募集中。。。:2008/03/04(火) 00:29:30.33 O
なんか重い?
462 :
名無し募集中。。。:2008/03/04(火) 02:15:23.10 0
このスレの保全力は異常
463 :
名無し募集中。。。:2008/03/04(火) 02:54:11.47 0
岡井君書こうと思ったけど下調べで挫折
難しいねここ
464 :
名無し募集中。。。:2008/03/04(火) 04:00:51.30 0
なんとか頼む
465 :
名無し募集中。。。:2008/03/04(火) 05:33:56.57 O
おはよう
466 :
名無し募集中。。。:2008/03/04(火) 06:27:33.22 0
もはよう
467 :
名無し募集中。。。:2008/03/04(火) 09:16:07.25 O
ほ
忙しくてやじすずが書けない…
468 :
名無し募集中。。。:2008/03/04(火) 10:27:22.81 0
从・ゥ・从<ガーっとほぜん!
469 :
名無し募集中。。。:2008/03/04(火) 12:37:44.51 0
ほ
470 :
名無し募集中。。。:2008/03/04(火) 13:41:46.10 0
州*´・ v ・)<舞美さんのために保全
471 :
名無し募集中。。。:2008/03/04(火) 15:21:03.00 0
舞美ほ
472 :
名無し募集中。。。:2008/03/04(火) 17:02:38.54 0
愛理ほ
473 :
名無し募集中。。。:2008/03/04(火) 18:59:42.84 O
マイマイほ
474 :
名無し募集中。。。:2008/03/04(火) 20:33:43.71 0
書き手さん待ってますほ
475 :
名無し募集中。。。:2008/03/04(火) 21:39:21.44 0
くまいちゃんほ
476 :
名無し募集中。。。:2008/03/04(火) 22:58:31.60 0
岡井きゅんほ
477 :
名無し募集中。。。:2008/03/04(火) 23:55:55.96 0
とりあえず保
478 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 00:13:39.32 O
保全だけじゃなくてなんか雑談しようぜ!
もしかしたら色々ネタ言っていけば作者さんが拾ってくれるかもしれないし…
479 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 00:29:38.67 0
きっかけは妄想雑談だしな
480 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 01:39:13.41 O
おまえら話題ってなったらすぐ初夜だ初夜っていうだろ
481 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 01:40:07.34 0
みやびくんとりさこは続かないのかね?
482 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 02:07:57.48 O
雅くんはイケメンだからな
483 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 03:28:42.60 O
まあ確かに初夜は気になる しかしそうなると終わっちゃうよなぁ
エロを読みたいが複雑な心境だよ
484 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 07:30:24.32 O
みやほ
485 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 07:35:28.15 0
初デートみたいなお話を読みたいなぁ
486 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 11:25:33.48 0
ほ
487 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 12:03:53.48 0
488 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 13:04:42.98 O
初デートとかダブルデートいいな
デートだったらどこ行くんだろ?
別荘にお泊まりというのもありだな
489 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 13:22:12.44 0
俺は二人で写真館に行く話がいい
490 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 15:31:56.54 0
ほぜ
491 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 17:08:11.25 0
ん
492 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 18:19:19.61 0
舞美と愛理の初々しい御出掛けを
心配してこっそり尾ける熊井君と茉麻
そして別口で尾けてるまいまいと岡井君とか
493 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 19:21:21.84 O
ほぜほぜ
494 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 20:41:39.15 0
ぜえ
495 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 21:35:25.44 O
ほー
496 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 22:06:36.17 O
そいや、ちさまいとか全然書かれてないな…話自体が止まってるから仕方がないのか(´・ω・`)
497 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 22:41:25.00 0
カーチャン・・・
498 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 22:41:42.31 0
ごめん誤爆だ
499 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 23:21:22.82 O
ちょっwどんな誤爆w
500 :
名無し募集中。。。:2008/03/05(水) 23:36:19.09 0
脱げ
501 :
名無し募集中。。。:2008/03/06(木) 00:45:52.52 O
ほー
502 :
名無し募集中。。。:
ほぜ