「愛理…、返事を、くれるかい?」
それでも愛理は、必死に…告げた。
優しく見つめる舞美へ、今の精一杯を。
「……はい。私は…、いつまでも、舞美さんの、側に…」
響く言葉は夕闇の迫るこの場所で、
それでもちゃんと愛しい人の耳へと届いていた。
「愛理…」
伸ばされたのはしなやかな指先。
そっと、愛理の頬の輪郭をたどり、唇をなぞらえ…、そして。
追いかけるように、柔らかなぬくもりを――― 愛理の唇へと落とした。
そんな二人を、ただ美しい月だけが祝福の明かりと共に見守っていた。
駄文スマソ・・・他の作者も頼む。