もしも親の再婚相手の連れ子が千奈美だったら

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101名無し募集中。。。
102名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 18:38:59.83 O
103名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 19:48:44.79 0
保全
104名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 20:50:37.63 0
ho
105名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 20:57:22.92 0
>>99
とんでもない 小説楽しみにしてます
106 ◆u4GkoN6SH2 :2008/01/06(日) 21:39:57.61 O
>>63>>70>>80>>81

千奈美を見送ると出社の準備をしに部屋に入った
身支度をしながらふと机の上に置かれた写真立てを見た
その写真の中には笑顔の3人の姿があった
自分と現在入院中の妻と千奈美と
そして何とはなしに初めて千奈美と会った日のことを思い浮かべた・・・

あの日初めて千奈美に会いに彼女(妻)の家に行った
そもそも家に行くこと自体が初めてだった
その数日前に意を決してプロポーズをした時に、まず娘に会って欲しいと言われたのだ
千奈美のことはプロポーズ前から聞いていたし、写メももらっていた
ただアイドルをやっていることにはさすがに驚いたが

マンションのドアの前に立ち、インタホンを押すと
「はーい」と声がしてドアが開いた・・・
「若ーい」「それにカッコいーい」
いきなりやけにハイテンションな女の子、それが千奈美だった
107 ◆u4GkoN6SH2 :2008/01/06(日) 21:40:44.76 O
>>106

シドロモドロになりながら
「お母さんとお付き合いさせてもらってる○○です」
と挨拶しかけた自分にお構いなしに
「お母さーん 来たよー」
と言いながら自分の腕を取って中に引っ張っていく千奈美
ちょっとちょっと、まだ靴脱いでないよ・・・
奥から彼女(妻)が出てきた
目を合わせると照れ臭そうに笑った、お互いに

中に入ってからは千奈美の独壇場だった
2人のことから千奈美の仕事のからハイテンションのまま次から次へと喋りまくる
駄洒落がふんだんに出てきたようだがほとんど分からなかった・・・
自分が緊張していたためだろう・・・多分
あまりの勢いに、本題を切り出させないようにしてるのかなと思った
そろそろ話を出すかと思った矢先に
「○○さん、お母さんをよろしくね、お父さん」
・・・やられた 前日からの思惑が吹き飛ばされた
こうして初対面は完全敗北に終わった
まあ、目的は達せられたからいいか
108 ◆u4GkoN6SH2 :2008/01/06(日) 21:41:26.62 O
>>107

あの時はアイドルやってるからか明るくて元気な子だなあと単純に思っていた
しかし今は何となく分かる気がする
千奈美は意識して明るくて振る舞っていたのだろう・・・母親のために
女手一つで自分を育ててくれた母、体の弱い母
その母が選んだ人(自分)だから・・・

面差しはよく似ているがエネルギーは全然違う
まるで母親の分まで明るくしているかのよう
そんな千奈美がかけがえのない存在になるのに時間は掛からなかった
10977:2008/01/06(日) 22:12:49.22 O
>>108さん乙です

じゃあ続きいきます
110 ◆urK/YK1n62 :2008/01/06(日) 22:14:58.45 O
>>98

「ふぅ・・・」
何とか引っ越し終了して一息つく

昨日は親父達が出かける中、徳永が入る空き部屋の片付けを丸一日してたし
今日も力仕事で体じゅうが痛い
しかも、せっかく久しぶりにデートに誘われてたのにキャンセルしなきゃならなくなった
何で徳永なんかのために俺が・・・とも思ったが
親父に「俺達は家を移らずに済んだんだからな」と言われ渋々納得する

しかし、そんな俺にお構いなしに部屋でアイス食いながら漫画読んでる徳永の姿を見た時にはさすがにイラッときた
ホントならデートしてたはずなのに、まさに天と地の差だな・・・
111 ◆urK/YK1n62 :2008/01/06(日) 22:16:56.82 O
>>110

そして一家四人での初めての夕食(と言っても引っ越しそばだが)
いつも以上に嬉しそうな親父、そして徳永のおばさん
こういうのも悪くないな、と思うがそれ以上に眠いし体がだるい
とにかく早く風呂に入って寝たい
そう考えてるせいか適当に相槌を打ってしまう。何話したかほとんど覚えてない

「ごちそうさま」早々に部屋に戻ろうとする俺
「おい、もうちょっと話しようや。せっかく家族になったんだし。ねー、ちぃちゃん」「ねー」
おいおい親父、早くもちぃちゃんとか呼んでるよ・・・徳永もノリノリだし
「スンマセン。ちょっと疲れたし眠いんで風呂入ってお先に休ませてもらいます」
この二人に話しても無駄っぽいのでおばさんの方を向いて話す
「今日はお疲れさま」あぁその言葉、その笑顔・・・癒されるなぁ・・・ありがとうおばさん
112 ◆urK/YK1n62 :2008/01/06(日) 22:21:37.76 O
>>111

「そうか。じゃあ明日ちゃんと起きろよ。ちぃちゃん学校に連れてかなきゃいけないんだからな」
ん?親父今何て言った? 連れてくって??

「だから、さっきも言っただろ。ちぃちゃんは道分からないんだから」
「・・・色々届とかあるし初日は親が一緒に行った方がいいんじゃないの?」
コイツと二人きりで登校とかマジで勘弁してくれ
「あー、それは昨日やってきたから」
なら道わかるじゃんと思ったが昨日は車で出かけたんだっけ・・・
「○○君、よろぴく〜☆」そんな俺の思いに気付くはずもなく笑顔で手を振る徳永
つーか名前で呼ぶな。アイツにだって呼ばれてないのに
「チッ」心の中で舌打ちする。誰かに見られたらどうすんだ。彼女いるのに
彼女いなくてもゴメンだけど



続く
113名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 22:44:37.31 0
イイヨイイヨー
114名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 23:03:09.50 0
>>90書いてた者だが続き書きたくなったんで新しいスレ立てたほうがいいっすかね?
115名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 23:10:59.07 O
>>114
トリ付けてここでやればいいんじゃね
116名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 23:12:59.19 0
いやここに書いたらごちゃごちゃしてわかりにくくない?
大丈夫?
117名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 23:15:58.88 0
内容的に
あまり目立つことをせずに
このスレにひきこもる方がいろいろと差し障りが少ない気がする
11877:2008/01/06(日) 23:31:16.19 O
>>116
個人的にはウェルカムです
ちゃんとトリつけて他の人と投下が被らなければいいのでは?
119 ◆SJj9iT3/pg :2008/01/06(日) 23:51:20.45 0
テス
120 ◆SJj9iT3/pg :2008/01/07(月) 00:03:03.22 0
トリ付けたんで>>90の続き書かしていただきます

>>90
千奈美と出会ったのは俺が小学4年生の頃だった
俺が産まれてすぐに親父に亡くなりずっと母子家庭で育った俺に
母親はある日の夕食中俺のこう聞いてきた
「お父さんのこと覚えてる?」
「ううん」
そう言ってなんの疑いもなくご飯をほお張る俺に母親は笑顔でこう続けた
「新しいお父さん欲しい?」
いつも俺が寝た後に父親の写真を見て泣いていた母親
小学4年生だった俺でもお母さんがどうゆう理由で泣いていたのか知っていた
だから新しいお父さんができることで母親が泣くことも無くなると思った俺は笑顔で
「うん!」と言った
121 ◆SJj9iT3/pg :2008/01/07(月) 00:18:04.48 0
笑顔で嬉しそうに頷いた俺に母親は笑顔で
「そっかー。新しいお父さん欲しいかぁー」と俺の頭をわしゃわしゃと撫でた

次の日曜日俺は母親ととある動物園と向かった
久しぶりの遠出ではしゃいでる俺に母親は呆れたように笑っている
動物園の前まで行くと母親は立ち止まった
「どうしたの?早く行こうよ」
そうせかす俺を無視するかのように辺りを見回すと誰かを見つけたようかに手を振った
その手を振ったほうを俺はゆっくりと見つめた
1人の男の人とその人の横を歩く小さな女の子
「待ったか?」
「ううん。私達も今来たところ」
「そうか」
お母さんはその女の子へ「初めまして」と微笑んだ
その女の子は「初めまして!」と屈託のない笑顔で笑った
男の人は俺のほうにかがむと「初めまして」と優しい笑顔で微笑む
俺は何が起きたのかわからずただ同じように「初めまして」と返すしかなかった
そんな俺に母親は「新しいお父さんになる人と、その娘さんよ」と微笑んだ
122名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 01:01:02.91 0
イイヨイイヨー
12377:2008/01/07(月) 01:01:21.37 O
新作者さん乙です
区切りまで書けてなかったので投下

从#´∇`)<千奈美の出番ほとんどないんですけど・・・
124 ◆urK/YK1n62 :2008/01/07(月) 01:03:06.76 O
>>112

風呂から上がると、明日の用意をする
徳永がどうとかじゃなく、寝る前にちゃんと準備する習慣が身についてるからだ
「そういう所は母さんに似たんだな」って昔親父に言われたっけ

あ、アイツにメールしとかないとな・・・
準備し終わると布団に入ってメールを打つ

誤解があるといけないので、彼女にはすぐに徳永の事をちゃんと話した
さすがに驚いていたが、こっちにそういう気は一切ないと伝えたし
彼女自身徳永を知らないようなのでそれ以上の話にはならなかった

それでもやはり気分のいいものではないだろう
元々同じクラスだから完全な赤の他人とは言えないし、現に仕方のない事とは言えデートを断ってしまったわけだから
もし逆の立場だったらと想像しただけでも激しく嫉妬してしまう

(何とか今日の埋め合わせしたいな・・・
 でも学年違うからあんまり学校では会えないんだよな・・・ 放課後も部活だし家の方向も違うし・・・
 あぁ、何でせっかくアイツが部活休みの日に引っ越し重なっちゃったんだろ・・・)
そんな事を考えてたらいつの間にか眠ってしまった



今度こそ続く
ちょっとだけ彼女のヒント出してみたw
125名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 01:16:36.10 0
桃子?
126 ◆SJj9iT3/pg :2008/01/07(月) 01:30:06.41 0
>>121

そう言われた俺はゆっくりとそして確かめるかのように2人を見つめた
「娘の千奈美もよろしくな。君と1つ違いの小学校3年生なんだ」
その子の肩に手を置きながら男の人は微笑んだ
「…千奈美?」
笑顔で歩み寄ってきた千奈美は俺に笑顔で
「よろしくね」と右手を差し出した
その笑顔はまるで太陽に輝いていてすごく眩しかった
俺はその右手にゆっくり自分の右手を差し出すと千奈美の右手を優しく握った

これが俺と千奈美の初めての出会いだった

初めて4人が出会ったその日から何ヶ月かが過ぎた頃俺達は一緒に住み始めた
千奈美のお父さんが俺に悪いからとわざわざ俺の小学校の学区内の場所の家を選んでくれた
そう、千奈美が俺の学校に転校生としてくることになったのだ
「お兄ちゃん!見て見て!」
そう言って庭ではしゃぐ千奈美は俺の手を引っ張った
人見知りのしないそんな千奈美の性格からか千奈美はすぐに俺の母親や俺に打ち解けた
127名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 02:30:04.91 0
良スレ
128名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 04:08:47.00 O
●-●監視中 のにゅ
129名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 04:37:29.11 0
>>124
学年違いの部活動ってとこで予想は舞美
130名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 06:15:03.88 0
のにゅ
131 ◆urK/YK1n62 :2008/01/07(月) 06:51:21.96 O
>>124

翌朝

いつも通りの時間に目を覚ます
彼女からメールの返信が来ていた
『お疲れ様でしたm(_ _)m
 今日の事はもう気にしないで(^-^) やっぱり家族ゎ大事だよ
 ○○さんの新しい家族ってことゎあたしにとっても大切な人だし、なんちゃって(//o//)
 じゃぁまた明日(^o^)/』
とりあえずあんまり怒ってなさそうだ
休み時間に会いに行こうかな?


サッと着替えてキッチンに行く
「○○君オハヨー。早いわね」おばさんの声がする
「おはようございます。親父もおはよう」
そうだ、今までと違って朝食の用意とかしなくていいんだ・・・

「スゲー」
朝食を見て思わず声が出てしまった。今まではパンと牛乳、ヨーグルトと一切手をかけていなかったが
目の前にある朝食はほとんどが手作りである
正直なところ「張り切りすぎだろ」とすら思えるが、元々毎朝ちゃんと作ってたらしい
親父が自慢げな表情なのが意味不明だが。アンタ絶対手伝ってないだろ
「お口に合うか分からないけど」
「イエイエ、いただきます!」

こんな朝もいいなぁ
何か忘れてる気がするけど・・・


続く
132名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 07:09:25.99 0
        ノ\  
       ヾ   ゝ  
       /   ヽ  
        从*´∇`从 <徳永イカ美です  
       //i i ゚゚ i| つ  
        (ノ ! ! ! ! !  
        U"U  
133名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 07:34:41.10 0
从*´∇`从 <家族になった記念にセックスしようよ!
134名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 09:30:50.48 0
保全
135 ◆SJj9iT3/pg :2008/01/07(月) 11:10:32.51 0
>>126
そんな千奈美に俺もすぐに心を許し血の繋がりがないとは思えないほど仲の良い兄妹になっていた

あの時までは…

俺が中学にあがると部活や勉強で忙しくなり千奈美と関わる時間が少なくなった
「…ただいまー」
部活でヘトヘトになり帰宅する俺
するといつものようにリビングから千奈美が走って「おかえり!」と笑顔で出迎えてくれる
最初は良かったもののこう何日も続けられるとさすがの俺でもイラっときた
俺はそんな千奈美を無視すると階段をあがり自分の部屋と向かった
「ちょっと、お兄ちゃん!ご飯食べないの!」
素っ気無い態度の俺を追いかけ千奈美も俺の部屋と入ってくる
「あー、着替えてから食べるから」
またも素っ気無い態度を取る俺に千奈美は痺れを切らしたのかブレザーを脱ごうとしている俺の腕を掴み恐い顔で見つめた
「お兄ちゃん酷いよ…。なんでそんな……千奈美のこと嫌いなの?」
136名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 13:22:35.75 0
保全
137名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 13:33:56.79 0
wktk
138 ◆SJj9iT3/pg :2008/01/07(月) 13:55:50.05 0
>>135

「…違うよ」
「じゃあ何で無視すんの?」
今にも泣きそうな顔で見つめる千奈美
嫌いなわけなんてない…
むしろ千奈美以外の女の子なんて恋愛対象としてみたことがない
俺には千奈美だけが女の子だった…

俺が中学にあがる頃お父さんやお母さんとあの動物園にまた4人で出かけた
思春期からか「動物園なんて…」と思ってた俺を千奈美は嬉しそうに
「見て見て!あれキリンだよ!」
そう言って無邪気はしゃいでた
俺の腕を引っ張り楽しそうにする千奈美を見て微笑むお父さんとお母さんに俺もつい笑顔になった
「てなが猿?」
「なんかこの猿、千奈美に似てるよw」
「ひどーい!似てないもんにー!」
そう言って俺にあっかんべーをすると千奈美はお土産さんコーナーに走って行った
「お兄ちゃん、見て見て!」
何かを発見して嬉しそうに手招きする千奈美に俺はクスっと笑うと「何だよ」と千奈美のほうへ歩いていく
139名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 14:09:48.34 0
イイヨイイヨー
140 ◆SJj9iT3/pg :2008/01/07(月) 14:09:56.97 0
>>138

「恋のお守りだって」
「恋のお守り?」
千奈美は手に色違いの指輪がついたネックレスを持っていた
「ねぇねぇ。2人で買おうよ」
「は?俺ら恋人じゃないじゃん」
「いいの。2人とも良い人と巡り合えますようにって」
そう言っていつもの太陽のような眩しい笑顔で俺を見つめる
そんな笑顔に誰も勝てるはずがない
「…まぁ、いいけど」
「やったー!」
俺の腕を引っ張りレジに向かう千奈美
俺は内心千奈美とこうゆう恋人紛いなことができるのが嬉しかった
兄妹である俺らに「恋人になる」という未来はない…
出会ったあの日から俺の未来は儚くもそして切ない未来へと向かっていたんだ
141名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 14:17:45.00 0
これは…
142名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 14:25:24.34 0
切ないw
143 ◆SJj9iT3/pg :2008/01/07(月) 14:37:44.64 0
>>140

会計をしているとお店のお姉さんがこんな話をしてくれた
「あちらにある桜の木の前でこのネックレスをお互いに交換しあうとその恋は永遠になるんですよ」
「ほんとですかー!?」
「ちょっ」
またしても千奈美は俺の腕をつかみ走り出す
そしてお店の人が話してくれた桜の木の前までくると
「よしっ!お兄ちゃん交換しよ」
「へ?」
「いいからいいから」
そう言って無理矢理俺に銀色の指輪が付いたほうを渡すと俺の正面に立った
「待てよ。これはやんなくても…」
「やるの。来たからには、ねっ」
「…またその笑顔か…」
「え?何か言った?」
「ううん!…わかったよ、やるよ…」
渋々それに承諾すると俺は静かに見つめあった
その瞬間騒がしかった周りが2人きりでいるように静かに感じた
何も聞こえない
聞こえるのは俺の高鳴った鼓動だけ
まるで時が止まったかのようなだった

千奈美はゆっくりと俺の歩み寄ると手に持っていたネックレスを俺の首へ運んだ
まだ少し俺より背の低い千奈美は背伸びをしながら俺の首へと手を回していた
今にも抱きつきそうなその体勢に俺の鼓動は更に早まっていく
144 ◆u4GkoN6SH2 :2008/01/07(月) 15:43:20.24 O
>>108

「こんにちは」
玄関を開けると一斉に挨拶が降りかかってきた
千奈美と同世代の女の子が6人
そう、千奈美の所属するアイドルグループ"Berryz工房"のメンバーだ
「さあ、どうぞ入って」
そう促すと挨拶もそこそこにバタバタと中に入っていく
と、1人自分ににっこりと笑顔で
「また遊びに来ちゃいましたー」
と話しかけてきたのはそう、桃子ちゃんだ
「今日はみんなで来てくれたんだね」
そう言うと、またにこっと笑って中に入っていった
ふと見ると最後の1人の子がみんなの靴を揃えている
偉い子だなあ、千奈美も見倣って欲しいなあ
などと感心していると、その子は立ち上がってペコリとお辞儀をして
「お邪魔します」
しっかりとした挨拶をして中に入っていった
他の子たちと比べてかなり落ち着いた感じの子だ
包容力がある、と言うのはちょっと大袈裟か
確かあの子の名前は・・・
145名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 17:09:57.71 O
保守
146名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 18:28:29.83 0
ho
147名無し慕集中。。。:2008/01/07(月) 18:45:57.21 0
桃子ちゃんの母親は俺より年下だから連れ子が佐紀ちゃんくらいは有り得る訳か
そういえば義理の甥が今年18だもんな
148 ◆urK/YK1n62 :2008/01/07(月) 19:53:10.98 O
>>131

「ところでちぃちゃんはまだ起きて来ないのか?」
平穏な朝食タイムをぶっ壊す親父の言葉が放たれる
「もう・・・明日からは朝ちゃんと起きるって言ってたのに・・・」
ブツブツ言いながら徳永の部屋へ向かおうと立ち上がるおばさん
しかしそれを制する親父

「××は行かなくていいよ。おい、ちぃちゃん起こして来い」
ハァ?俺が?年頃の女の部屋に入れって言うのか?いくら家族になったとは言ってもおかしいだろ
丸投げする気はないけどここはおばさんが行くべきなんじゃ・・・
と思って親父を見ると・・・なるほどな。二人水入らずで朝飯食べたいのか
しょうがない。ここは空気読みますか・・・別に変な事をしに行くわけじゃないしな

「ごめんなさいね。あの子多分簡単には起きないからちょっと強めにしてくれていいから」
おばさんの声を背に受け徳永の部屋に向かう
149 ◆urK/YK1n62 :2008/01/07(月) 20:25:15.18 O
>>148

「(コンコン)徳永ー、朝だぞー」ドアをノックしながら呼んでみる
しかし全く反応がない
やっぱり中に入らないといけないのか・・・

「入るぞー」
中に入ると案の定、ぐっすり寝てやがる
さすがに寝てる時は静かなんだな

おっと、そんな事考えてるヒマはないんだった
「おい徳永起きろ朝だって!」布団の上から体を揺する
「うーん・・・まだ途中だから延長・・・5分だけ・・・」
何寝ぼけてんだよ

「おい早く起きろよ、俺まで遅刻しちゃうだろ!」
そう言いながら布団を強引にはぎ取る
「うぅ・・・」抱きつく物がなくなったからか、さなぎのような姿勢になる徳永
「・・・うわっ・・・」
体を思いきり丸めているせいで、パジャマのズボンの後ろから白い物がはみ出している

本来ならこんなおいしいシチュエーションないんだろうけど勘弁して欲しいよ・・・
こいつのなんて見たくないし、もしバレたら後で何言われるか分かんないぞ・・・
150 ◆urK/YK1n62 :2008/01/07(月) 20:26:07.87 O
>>149

ここで下手に起こすわけにいかないな、でも時間もないし・・・とあたふたしてるとおばさんが入って来る
「やっぱり起きないのね、ホントにもー! 千奈美!早く起きなさい!」
ほっぺをパンパンと叩いて無理に起こすおばさん

「ん・・・おはよう・・・ってキャー!(バシッ)」
次の瞬間、俺の顔面に枕がヒットしていた
至近距離から思いきり叩くなって!しかも何回も!!



続く
15177:2008/01/07(月) 20:27:55.39 O
なんか今日は調子がイマイチで進まないorz
しかもとてつもなく長くなりそうだな・・・
152名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 20:29:52.41 0
ワッフルワッフル
153 ◆SJj9iT3/pg :2008/01/07(月) 21:34:29.57 0
>>143

抱きしめたい衝動にかられながらも必死に耐える
「はい。できたー」
そう言って俺を見つめニコっと笑う千奈美
俺の首元には金色のネックレスが光っていた
「次はお兄ちゃんが付けて」
千奈美は俺を見つめただニコニコと笑っている
「あ、ああ…」
そう言って俺は静かに千奈美のほうへ歩みよるとさっき千奈美がしてくれたように俺も千奈美の首へネックレスを運ぶ
緊張で手が震えて上手くつけられない…
「あ、あれ」
「ちょっとー!お兄ちゃん何やってんの?」
「ご、ごめん。上手く付けられね…」
すると千奈美は俺の腰に手を回し俺の胸へ顔を埋めた
「はい。これでちょっとは付けやすくなったんじゃない?」
千奈美の細く華奢な体が俺の体にすっぽり収まった
千奈美に聞こえそうなほど高鳴る鼓動に俺はただただ動揺を隠せないでいた
154 ◆u4GkoN6SH2 :2008/01/07(月) 22:31:20.39 O
>>144

数日前のこと、仕事で集まったときに千奈美の家(つまり我が家)の話になり、
今度の土曜日にみんなで遊びに行こうということになったらしい
千奈美が言うには桃子ちゃんが異常に行きたがったというのだが・・・

最後に居間に入っていくと
「みんな集合ー」「はい、まずは自己紹介ね。じゃ梨沙子から」
背の低い子が仕切り始めた
この子は確か・・・なるほど・・・
いきなり指名された梨沙子ちゃんは戸惑いながらも挨拶をしようとしたが・・・
ここでついに堪えきれずに吹き出してしまった
「何笑ってるんですか?」「梨沙子が面白かったんですか?」
目敏く質問してくるのは・・・やっぱり桃子ちゃん
「違うよ、キャプテンだよ」「えっ、私?」
なんか収拾がつかなくなりそうだな
「違う、違う。そうじゃなくて、なんかDVD見てるみたいだと思ってね」
そうなのだ、今日の訪問は予め分かっていたからDVDなどを見て予習しておいたのだ
だから仕切ってる子も、さっき玄関で靴を揃えていた子もだいたい分かった
「それじゃあ、あらためてどうぞ」
そう言って梨沙子ちゃんに笑いかけた
155 ◆u4GkoN6SH2 :2008/01/07(月) 22:36:59.76 O
全然話が進まなくてすみません
桃子を使うのは決まってるのですが
他に誰か使おうかと思ってとりあえず全員顔合わせさせたんですが・・・さて
156名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 22:46:35.25 0
えー「妹に実験」でぐぐるといろいろ勉強になるような気がしたりしなかったり

あともしかしてsage進行がイイかもと思ったり思わなかったり
157名無し募集中。。。:2008/01/07(月) 23:51:56.83 0
从*’w’)ノシ
158名無し募集中。。。:2008/01/08(火) 00:47:08.75 0
できたらみんなトリだけじゃなくて名前も入れて欲しいな
159名無し募集中。。。:2008/01/08(火) 01:47:31.04 O
鳥じゃなくタイトルにしてほしいです
160名無し募集中。。。:2008/01/08(火) 03:15:31.00 O
良スレハケ〜〜〜〜〜ンw
161 ◆urK/YK1n62 :2008/01/08(火) 03:30:22.26 O
>>150

「行って来まーす」
ようやく学校に向かう俺と徳永
家から学校までは徒歩で20分以上になる
徳永は起きてからは意外に早かったのでまだ少し時間に余裕があるが
メシ食ってる間は待ちぼうけだったし、今だって歩調をアイツに合わせなきゃいけないわけで、いつもと比べて何かせわしない
これから毎朝こんな感じなんだろうか・・・

「ねぇってば!」耳元で大声を出す徳永
「何だよ」
「さっきから呼んでるのにシカト?感じ悪くない?(せっかくさっきの事謝ろうと思ったのにさ・・・)」
何やらブツブツ言ってる徳永

「ちょっと考え事してただけだろ。それより早く道覚えてくれよな
 あと学校ではあんまり馴れ馴れしくするなよ」
「何それ!ひどーい」
「元々あんまり喋ってなかったんだし、家族だからって必要以上にベタベタする必要ないだろ」

「・・・せっかくこんなに可愛い子が仲良くしてあげるって言ってるのにさ・・・」
おいおい、自分で言うか?
「・・・徳永も須藤とか夏焼と話した方が楽しいだろ?」
「・・・そうだけど・・・」
「じゃぁそれでいいだろ。今まで通りでさ」
162 ◆urK/YK1n62 :2008/01/08(火) 03:34:42.56 O
>>161

「・・・わかった・・・」
ようやく納得してくれたか
別に無視する気はないが、学校でもこの調子じゃウザくてたまらん

「・・・やっぱりあの噂本当なんだね」
「・・・噂って何?」
今度は何を言い出すんだ?

「○○君ってホモなんでしょ?」
ハァ??何だそれは???
「だっていつも男子としか喋らないし、今までのあたしに対する態度とかさ
 それに前に誰かに告白された時に、恋愛に興味ないって言って断ってケンカになったんでしょ?」

うっ・・・やはりアレを見られてたのか・・・
しかもそんな事言ってて今そいつと付き合ってるんだよな・・・
163名無し募集中。。。:2008/01/08(火) 03:58:09.23 O
俺ずっとカップリング派だったんだが以外と夢も悪くないと思った
たぶん千奈美限定かも
164 ◆urK/YK1n62 :2008/01/08(火) 05:42:41.72 O
>>162

「別にそんな事ないよ。たしかに前はそう言ったかもしれないけど・・・」
とりあえず否定する
「そんな事言っても騙されないよw どうみてもあ・や・し・い!」

うーん・・・どうしよう?
やはりちゃんと説明すべきなのか?
でもまだ親父にも話してないんだよな・・・何か照れ臭くて
それに話したら話したで彼女見せろとか付き合うようになったきっかけ教えろとかうるさいだろうし
そこまで話す義務があるとも思えない

「じゃぁ勝手にしろよ。もう学校近いし先行くぞ」
そう言ってダッシュで駆け出す
「ちょっと待ってよ〜」と言う徳永を残して
165 ◆urK/YK1n62 :2008/01/08(火) 05:44:48.21 O
>>164

そして授業が始まる

HRでも俺と徳永の話には一切ならなかった
そういうのって言わないものなのかな?と思ってたら、終わった後に俺だけ呼び出された

今は個人情報とか色々あって教師が生徒の家庭の事を話す事はないし
そもそも全ての教師が今回の事を知ってるわけじゃなくて・・・と、要は話すも話さないもお前らで決めろって事らしい
驚いたのは徳永が「自分は今まで通り『徳永』でいい」と話したらしい事だ
意外と気を遣ってくれてるのかな?
イヤイヤ、きっと冷やかされるのが嫌なだけだな



続きます
16677:2008/01/08(火) 05:47:47.35 O
途中で寝ちゃったw

あと彼女候補が2人消えましたw
同学年だから当たり前だけど


>>158-159
タイトルはまた考えときます
167名無し募集中。。。:2008/01/08(火) 07:45:40.75 O
(-_-)zzz
168名無し募集中。。。:2008/01/08(火) 08:40:33.28 0
なんという良スレ
169名無し募集中。。。:2008/01/08(火) 10:24:43.88 0
+   +
 ★ノノハ +
 从0´∇`)    ワクワク
 (0゚∪ ∪ +     テカテカ
 と__)__) +
17077:2008/01/08(火) 11:02:37.83 0
続きがまとまらないorz
171名無し募集中。。。:2008/01/08(火) 11:16:57.06 0
全員が文章力ある稀有なスレ
172名無し募集中。。。:2008/01/08(火) 11:59:22.73 0
ガンガレ!
173名無し募集中。。。:2008/01/08(火) 14:06:04.35 0
ho
174名無し募集中。。。:2008/01/08(火) 15:53:49.67 O
●-●監視中 のにゅ
175名無し募集中。。。:2008/01/08(火) 16:35:17.50 O
死守
これは絶対落とせん
176名無し募集中。。。:2008/01/08(火) 17:53:23.47 0
从*´∇`) < 保全するもんにー
177名無し募集中。。。:2008/01/08(火) 18:38:58.97 0
ho
178名無し募集中。。。:2008/01/08(火) 19:51:57.27 O
179 ◆u4GkoN6SH2 :2008/01/08(火) 21:16:31.29 O
>>154

「はじめまして、すぎゃ梨沙子です。中学一年生です」
・・・ん?何梨沙子?ってまあ分かってるからいいか、確か菅谷だ
「ちょっと、学年まで言わなくてもいいじゃん、梨沙子」
と友理奈ちゃんだ
「だって、DVDみたいにって・・・」
みたいに、とは言ってないけど・・・
「いいよ、いいよ、学年も教えて」

「はじめまして、須藤茉麻、中学三年生です。今日はありがとうございます」
やはりしっかりとした挨拶だ
先程靴を揃えていたのはこの茉麻ちゃんだ
中学三年生か・・・言われればそうかと思うけど、何と言うか・・・
左から腕を絡ませて寄りかかっている梨沙子ちゃんと茉麻ちゃんは
友達・仲間というよりは母娘のような・・・
それにしても茉麻ちゃんは誰かに似てるような気がする
誰だっけかな・・・と記憶を辿っていると
「はじめまして、じゃなかった、お久しぶりです。熊井友理奈、中学二年生です」
という明るい声に現実に引き戻された
180 ◆u4GkoN6SH2 :2008/01/08(火) 21:18:24.41 O
>>179

「お久しぶりって変だよー」
今度は梨沙子ちゃんがやり返す
「確かに一週間前に会ったばかりだしね」
「ですよねー」「一週間前なら久しぶりでいいのー」
それにしても友理奈ちゃんは背が高いな、脚も長い
DVD見た時も思ったが最近の子は体型からして違うな
そう言えば横で見ていた千奈美が
私もカッコいいでしょでしょ
とアピールしてきて強制的に同意させられたっけ

なかなか和やかな雰囲気になっていたが、ふと冷たい視線を感じた
視線の先、友理奈ちゃんの隣に目を向けると・・・
181名無し募集中。。。:2008/01/08(火) 21:21:29.74 0
从*’w’)ノシ
182名無し募集中。。。:2008/01/08(火) 22:32:28.44 0
保全
183 ◆urK/YK1n62 :2008/01/08(火) 22:56:11.27 O
>>165

それにしてもホモだと言われたのには驚いたな
もちろんそういう趣味は全くないけど、女子の間ではそう思われてたのか・・・

おそらく噂の中心は徳永なんだろうな
別に気にならないけど、また面白おかしく広められたりするのか?
イカンイカン、そんな事より今は授業に集中しないと
18477:2008/01/08(火) 23:06:14.08 O
ラストに(続く)って入れるの忘れたw
短いけどたぶん今夜はここまで
色々構想練ったり消したりで進みませんorz
でもようやく次からお昼休みです
いよいよお待ちかね(待ってないかな?w)の彼女登場です

あとタイトル一応考えました(思案時間30秒w)が
主人公か千奈美にそのフレーズを言わせたいので、たぶん次回かその次から出します


>>179-180
乙です
何か本物のBerryzっぽくていいなぁ・・・
185名無し募集中。。。:2008/01/08(火) 23:52:41.85 0
作者さんお疲れ様ですw 続きが楽しみ♪♪
自分は何も出来ませんので・・・保全がんばりますw ほ
186名無し募集中。。。:2008/01/09(水) 00:29:55.39 0
俺も頑張って保全するよ
187名無し募集中。。。:2008/01/09(水) 01:12:55.67 0
>>143
ネックレスを付け終わると千奈美は俺からゆっくり離れると静かに微笑んだ
その首元には俺とお揃いの銀色のネックレスが健康的な黒い肌に光っていた
急に吹いた風により桜の花びらが空いっぱいに広がった
「すごーい…」
嬉しそうに微笑み桜の木を見上げる千奈美の横顔に俺も静かに微笑むと桜の木を見上げた
すると千奈美が俺の手に千奈美は自身の手を重ねた
俺は驚いて千奈美を見ると千奈美は前を見据えたまま
「…絶対良い人見つけようね」と静かに呟いた
千奈美とあまり関わらなくなったのはその日からだった
俺らは別々に人を愛し、幸せになろうと約束した
だから、千奈美への感情を断ち切るために俺は千奈美を避け続けた


「お兄ちゃん酷いよ…。なんでそんな……千奈美のこと嫌いなの?」
今にも泣きそうな目で見つめる千奈美の腕を静かに離すと
「…違うよ」と千奈美に背中に向けた
「じゃあ、なんで無視するの?」
「…それは…」
「…千奈美が本当の妹じゃないから…?」
188KHP059140054241.ppp-bb.dion.ne.jp:2008/01/09(水) 01:19:04.80 0
死守やー
189名無し募集中。。。:2008/01/09(水) 01:21:49.08 0
とってもwktkな展開
190名無し募集中。。。:2008/01/09(水) 01:33:01.37 0
いつも思うんだけど書いてるやつは小説家希望なの?
そうじゃないならすげー労力と才能の無駄使いだな
191名無し募集中。。。:2008/01/09(水) 01:34:02.93 0
俺が楽しんでるから無駄じゃないな
192名無し募集中。。。:2008/01/09(水) 01:35:35.82 0
>>190
違うスレで書いてるけど楽しいんだよ書いてるのって
みんなが感想をくれるし、
評価されると嬉しいもん
それが例えなんの意味もないことでもさ
193 ◆SJj9iT3/pg :2008/01/09(水) 01:41:57.63 0
>>187

「違う!」
大声を上げて振り返った俺に千奈美は一瞬ビクっとなると俯いた
すすり声をあげて泣く千奈美に俺はため息をつくとベッドに腰をおろした
「…ごめん…俺、千奈美と一緒に居るとダメだから…」
千奈美は俯いてた顔をゆっくりあげると涙で濡らした瞳を俺に向けた
「どうしてダメなの?」
「…」
無言で俯く俺に千奈美は不思議そうに問いかける
「お兄ちゃん…?」
俺は握り締めていた拳を更に強く握り締めた
千奈美は静かに俺からの返答を待っている
「俺…千奈美といると、兄弟であること忘れそうになる…」
「…え?」
「…千奈美のこと好きなんだ…」
「…何だーもう!私もお兄ちゃんのこと好きに決まってんじゃんw」
そう言ってさっき泣いてたのが嘘かのように笑顔になる千奈美
本当に鈍感だ…
「兄妹としてじゃない!…1人の女の子として千奈美が好きなんだ」
その言葉にさっきまで笑っていた千奈美の顔が一気に曇った
「答えはもう分かってる…だから千奈美へのこの気持ち抑えるために千奈美のことずっと避けた…ごめん」
それだけ言うと俺は自分の部屋を出てリビングに向かった
194 ◆SJj9iT3/pg :2008/01/09(水) 02:03:33.87 0
>>193

1人部屋に残された千奈美はその場にへたりこんだ
「…お兄ちゃんが千奈美のこと?…」
兄妹であることを忘れる…そんなこと千奈美にもあった
1つしか違わないのにどんどん大人になってくお兄ちゃんに千奈美はいつしか違う感情を抱いていた
家族で旅行に行って迷子になった時
お父さんと口喧嘩して家を飛び出した時
かくれんぼの時
いつも1番最初に千奈美を見つけてくれるのはお兄ちゃんだった…
血の繋がりがないのに千奈美のことを何でもわかってるお兄ちゃん
そんなお兄ちゃんが千奈美も大好きだった
頭の中がお兄ちゃんでいっぱいになると始まるこの胸の鼓動
今まで気にしていなかったこの現象に何故か今日だけはとても気になった

「なに…これ…」
お兄ちゃんの好きという言葉に過剰に反応したこの胸の高鳴りとなんだか苦しいこの胸の痛みが
なんなのかまだ千奈美はわからないでいた
195名無し募集中。。。:2008/01/09(水) 02:03:35.26 0
こ…これは…
196 ◆SJj9iT3/pg :2008/01/09(水) 02:20:09.67 0
>>194

次の日の朝
俺は千奈美と顔を合わせないようにいつもより早く家を出た
昨日の夜なんで言っちゃったんだろうっと後悔していた…
俺は静かにため息をつくと白い息となり空中に広がる

教室に着くと朝早いせいか誰もいない
俺は自分の席に腰をかけるとそのまま顔を机に伏せた
今は何も考えたくなかった
目を瞑れば千奈美の笑顔が浮かんでは消える
静かな教室に俺のすすり泣く声だけが響き渡っていた…

昼休みなると俺は屋上の金網のフェンスの前に腰を下ろした
何をするわけでもないけどただ1人で居たかった
「…どんな顔して合えばいいんだろ…」
「そんな顔で合えばいいんじゃない?w」
不意に誰かの声が聞こえた
驚いて顔を上げるとそこには同じクラスの清水が立っていた
197 ◆SJj9iT3/pg :2008/01/09(水) 02:21:57.26 0
なんか文章おかしいとこ多々ありましてすいません
読み難くて本当すいません
間違えは極力なくしますので…
198名無し募集中。。。:2008/01/09(水) 02:37:43.83 0
いやまったくもってGJだよ
199名無し募集中。。。:2008/01/09(水) 03:06:07.23 O
正にBerryz版「僕は妹に恋をする」だな
200名無し募集中。。。:2008/01/09(水) 04:06:42.60 0
从*´∇`) < 学校行きたくないけど保全だもんにー