布団が動いた。息を呑む音。
口をパクパクさせているに違いない。
「そ、そんなこと、しないもん…。」
「へーナッキー、オナニーって知ってるんだ。あたしわかんない、どうするのか、教えてよ。」
「ま、舞美ちゃんは知ってるでしょ!嘘言わないで…」
「ねえ、ナッキー、さっきあたしのエロ本見たでしょ。」
「えっ……」
次々と攻勢をかける舞美。
ケンカではないが先手必勝。こういうことにかけては頭の回る舞美だった。
言葉に詰まった早貴。
舞美は布団から出て自分のベッド、つまり早貴の寝ているベッドに寄り、自然に寄り添った。
「舞美ちゃん、なに、なに!」
「しっ、早貴。隣の部屋の兄貴は起きてんだから…」
早貴の肩がぴくりと震えた。
舞美は声を小さくして、内緒話をするように続けた。
「エッチな話するならこの方がいいでしょ」
「早貴、エッチじゃないもん…」
暗闇であまり見えないが、なんか早貴がいとおしくなってきた舞美だった。
あの本はね、兄貴のなんだけど。たまに借りてきて、それ見ながら、一人エッチしちゃうんだ。
左手で本持ってね、右手はパンティの中に入れてね…
舞美がそんなことを、顔を近づけてひそやかに喋り始める。
早貴はドキドキが止まらない。
実はさっきトイレに行ってから、身体に異変が起きているのに気づいていた。
それを舞美に知られたら、と思うと、顔から炎が出そうだったのだ。
「早貴も、…したら?悪いことじゃない、単に気持ちいいだけなんだよ。」
舞美の右腕がかけ布団の中で動き、先のヒップを捉えた。
「…あっ、何、舞美ちゃん」
「しーっ」
舞美は左手で早貴を抱き寄せるように抱える。
熱い息が胸元にかかる。かなり興奮しているようだった。
栞菜のクスリは、どうやら排尿後に効果を発揮し始めるタイプらしい。
お尻を撫でているだけなのに、早貴の息は加速度的に荒ぶるばかりだった。
舞美は指を谷間に滑り込ませた。早貴の太ももがピクリと震えて、閉じる。
かまわず中指をクレパスの中心部分まで、パジャマの上から押し込んでみた。
「ふぅっ、あう…!」
(あらま…)
着衣の上からでもわかるほどの湿り具合だった。
それなら、ちゃんと満足させてあげなければ。
胸元に顔をうずめる早貴は、苦しげな表情で舞美を見た。
暗い中で、お互いの鼻息がかかる距離。
はぁーはぁーはぁー…
体温が上がっていくのを感じる。
早貴は、もちろん今まで自慰行為をしたことはあった。
だがそれは興味本位での、いじりっこの延長だった。
今夜のような、下半身全体が砕け始めそうな感覚、それは未経験だった。
ふと訪れた唇の感触。
暖かでやわらかい。
舞美にキスをされた、というような論理的な思考はすでに存在しない。
ただそこにあるのは、うごめく熱い舌。顔から放たれる熱気。
唾液が混ざり合い、ジュル…ジュル…という吸い出す音だけがかすかに響く。
呼気の香り。鼻と鼻がくっつく。頬を舐める。
早貴は目の前の肉体をただ欲した。
舞美の右手は魔術師のごとく活躍を見せる。
すでに早貴のパジャマのズボンとパンティは太ももまで降ろされていた。
唇を離す舞美。
「…早貴、脱いで。」
魔法はすでにかかっている。
布団の中で早貴は動き、まず足に引っかかっている邪魔なものを脱ぎ捨てる。
それから上。ノーブラだった。たくし上げると慎ましい乳房が露出する。
電気をつけて拝みたいところだったが、この雰囲気は壊したくは無い。
舞美も脱ぎながら、布団のトンネルの中を突き進み、ベッドの下部へ移る。
早貴は何をされるのか、理解したのだろう。その時を待った。
布団の中は中島早貴の臭いで充満していた。
闇の中に存在する狂おしいまでに白い柔肌。
その香りの発生源は容易に判明した。だがまだ早い。
滑らかなオナカのライン、舌でなぞりながらオヘソを突っつく。
変に声を出されるとまずい事になるのではないか、と危惧した舞美だったが
早貴はどうやら枕を顔に当てて声を我慢しているようだった。殊勝なことだ。
下腹部から陰毛エリアに到着した。
石鹸の香りと混ざって、生々しい女の淫臭が発散されている早貴の秘部。
舞美は中指でそのスリットをなぞる。
サラサラとした液体が指に付着した。
闇の世界なので早貴がどのような性器を持っているのか、わからない。
しかし触った感じではわりとシンプルなタイプであるように思えた。
指でまさぐり、クリトリスを押したり、こねたり、その度に太腿に緊張が走る。
くぐもった声が聞こえた。
早貴の片足を持ち上げると、その付け根に舌を這わせる。
まずは全体をベロベロと刷毛で平らにするように舐めまわす。
そしてクリットにキスをし、チュパチュパと音を立てて吸った。
同時に肛門に鼻を押し当てる。
お風呂に入ったとは言え、さすがにかすかに動物臭がした。
少しも嫌ではない。むしろ可愛いとすら思える。
その臭いを全て吸い込むかのように鼻で息をしながら、舌先を膣口に挿入した。
「…ん、ん、ん、ん、ん、む、む、む、…」
早貴の太腿の痙攣のリズムが早まった。
舞美は左手で早貴の左腕をつかみ、自分の性器にあてがった。
恐る恐る、そのすっかり濡れそぼった陰部を探る早貴。
その指が舞美の敏感な部分に触れ、さらにホールへと侵入する。
それがさらに舞美を駆り立て、早貴のオマンコへの攻撃を容赦ないものとした。
「む、む、んむっ、はぁっ、んむっ、んむむ…」
息継ぎをしながらクンニリングスを続ける舞美。
不意に早貴の身体が硬直した。
弓なりになった彼女の身体は徐々に弛緩する。
その時、突如として舞美の顔に熱い液体がかかった。
連投規制じゃないか?
支援かきこ
628 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 04:00:57.28 0
从・ゥ・从<うんほ!
629 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 04:19:42.74 0
早く続きを
630 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 04:27:13.09 0
きばりんしゃい
631 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 04:27:25.10 O
規制?
632 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 04:41:25.77 O
携帯片手にwktkしながらちんこ握ってた俺涙目www
まだー
634 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 05:55:02.30 0
w
635 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 07:23:42.89 0
少年はすっかり冥府魔道だなぁ
从・ゥ・从
637 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 07:40:00.31 0
途中で終わってるけど何かあったのか?
638 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 08:21:15.88 0
連投規制につまずいたっぽい
639 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 08:26:51.75 0
約20秒おきにうpしてんな
書き溜めて一気に流してるんだな
640 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 09:10:13.83 O
ずっとパンツ下ろして待ってんだけど・・・
しょうがないな過去の名作読み返して一抜きするか
641 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 10:25:06.58 0
先生!今日は休みなのでウィルコム規制ないんですPCからなんです!
続きを!続きをおおおおおおおおおおおお
「げふっ!うわっ、ちょっと…」
とっさに立ち上がって明かりを付けた。
布団を引っぺがし、慌てて早貴の性器に手をあてがう舞美。
だがそんなことで女の子の排尿を止められるものではない。
さほどの量ではなかったのは、寝る前にトイレに言ってたからかもしれない。
もしかしたらこれが俗に言う「潮吹き」なのか?
枕に顔をうずめたままスヤスヤと寝息を立てている全裸の早貴。
下半身の周りは大きな染みになっている。
明日、家族に見つからないようにコインランドリーに行かないと。
やれやれだぜ、な舞美であった。
◆
喫茶店カフェドゥマゴ。
奥のテーブルに少女が2人。
「で、例の件うまくやってるの?」
「う、うん。今日泊まりに行ってるから、舞美ちゃんなら大丈夫だと思う」
栞菜はモジモジしながら語句を継ぐ。
「…で、あの。追加のアレを…」
目の前の人物はポーチから白い粉袋を取り出し、栞菜に放り投げた。
慌てて、キャッチする。まるで宝物を扱うかのように。
一礼して、立ち去る栞菜。
フン。あれに依存したら、もうおしまいだな……
鼻を鳴らして笑う。
その人物は、店員を呼び止めた。
まだ注文をしていなかったのだ。
「あ、ご注文お決まりでしょうか?」
「あ、お冷やだけでいいです。氷大目に下さい」
嫌な顔を最高の努力で押し隠すことに成功した店員は、タンブラーを静かに置いた。
その人物、少女は、備え付けの砂糖をお冷やに小さじ一杯放り込みかき混ぜた。
携帯のバイブ音。ピンク色のカバンから素早く取り出す。
小声で話す少女。
「…ハイ、あ、それは順調になんとか、ハイ、別の注文ですか?いいですよぉ、えーと
小学生、ハイ、ランドセル、ハイハイ、で、うんこ、ですね?いやーマニアックですねぇ
いえいえ構いませんよぉ、じゃあ振込み確認次第、プロジェクト発動しますんでぇ。
これからもよろしくおねがいしまぁす〜ウフフ☆」
一気に水を飲み干し立ち上がる。
少女は意気揚々と喫茶店を出た。
ありがとうございました〜、の声がかからなかったのは当然と言えよう…。
第7便 「ピュア×ピュア」
(おしまい)
TO BE CONTINUED…
647 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 11:00:50.30 0
以上です
すいませんボボンハウスで涙目でした
PHSもprin規制だったので何もできず寝たんで…
こんどは分けてうpしますわ、ではまた
648 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 11:01:02.70 0
桃子が裏で何かを画策しとるようですな
先生!お疲れ様でした!
次回作も期待しちょります
649 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 11:01:47.86 0
>>647 先生!ボクもprin規制につかまっとります
650 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 11:29:55.32 0
なっきーは天使
うんこしないよ
ももこ こえー
白い粉ってw
媚薬だよな?w
653 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 13:52:58.50 O
作者さん乙です!
世界のアリカンが桃子に何らかの弱み握られてるのかな…
654 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 14:39:31.00 0
アイドル業界に蔓延する色んな汚染について
从・ゥ・从<……
656 :
名無し募集中。。。:2008/01/12(土) 16:09:17.74 O
ノk|‘〜‘)ル’ー'リ
うんこ系もいいけどナッキーとのラブシーンも好き
普通に描写うまいと思う
大人の麦茶 (1)
「ファッションリーダーえり」の巻
このドラマはフィクションであり
実在する人物・企業・団体等とは一切関係がありません。
自他共に認める℃-uteのファッションリーダー梅田えりか。
彼女はある決意を胸に今日ここにやって来た。
モデル張りの長身にエクゾチックな容姿。
恵まれた家庭環境に生まれた彼女は、早くからファッションに目覚めた。
芸能の仕事をはじめてからは、そのファッションに一層磨きがかかっていた。
プライベートであってもおしゃれに隙は見せない。
しかし、集合場所に現れた今日の彼女のファッションはいつもとは明らかに違っていた。
「大人の麦茶」
そう背中に大きく縦書きされたTシャツを誇らしげに着て颯爽と歩いて来るのだ。
メンバーも戸惑いを隠せない。
最初メンバーは「…あえて言うとハズし感覚ってヤツ?」
そう理解しようとするが…
「サゲ子とかやらせたオレがいけなかったのか?」
今後モデル系の展開も視野に入れていた梅田の最近の様子に、
マネが軽く眩暈をおぼえていた。
「いいっしょぉーっコレぇ〜」
えりかは胸を張って見せつける。
マネやらが心配になる「この頃のえりのテンション」ではしゃぐ。
「あ〜アレ、ほら、アメリカ人とかが漢字がかっこいいとかって
カン違いしてヘンな意味わかんないの着てるやつでしょ?」
めずらしく愛理がえりかに話し掛ける。フォローしてるつもりらしい。
バスでは案外退屈してしまうものだ。
移動に新幹線を使わずに、宣伝効果と製作費用セーブにバスを使うから
移動時間が長いったらありゃしない。
最初の内はかわいいラッピングに喜んでたが、さすがにもう飽きた。
えりかの妙なシャツはいいネタ投下になったのか…
「えりかちゃんイイなぁ〜そのシャツぅー」
早貴が纏わりついてくる。
メンバーが(特に下の二人が)おもくそネタにして遊んでくれてる中、
彼女はいつものように距離をおいて見ていたが、
からかいが一段落した頃に側に寄ってきた。
この頃えりかに懐いてくる早貴。
どこか他者に距離を置いていて見えない壁をつくってる風な彼女。
移動中も、独り本でも読んでる時間が長い。
「そうだなー…ひとりでやるよりやりやすいかなー」
早貴を見ながらえりか。
「さきちゃん、さぁー、あのさぁー、・・・・」
と、耳打ちする。
「・・・じゃ、色違いのあげるから、ね、いい?」
何やら早貴に頼み事をしているらしい。
梅田えりかはすっかり疎遠になってしまったあの娘を想っていた。
思春期の真っ最中に多くの時間を共有してきたあの娘を。…
きっかけは舞と千聖のアレだった。
「いまさ〜、やられちゃったよおぉ〜。
おべんとおー中にさぁー、砂糖入れてんだよー!あのふたりぃー」
舞美がえりかに通路で話しかけてくる。
「ふ〜ん。」
会話が続かない。
あんなにも仲が良くなって親友だと感じていたのに、ラジオも
レギュラーを外され、舞美はソロ写真集も二冊目が決まり自分だけ
おいてけぼりに去れた気分だった。
そんな感情を抱きながら、話しかけてくる舞美を見ていたら
よからぬ考えにとりつかれていた。
「みーたん、ハイこれ」
早貴が廊下のクーラーボックスから持ってきたと思しき飲み物を差し出す。
「あーありがとー」
舞美が受け取り鏡の前に置く。
鏡の前のテーブルにある雑誌を読みだした。
「早く飲まないかな…えりかちゃん来ちゃうよお」あせる早貴。
舞美の目線を追う。
雑誌からふと目を上げてこちらを見た。
「今だ…」早貴はすかさず、しかしごく自然に紙コップに口をつけ
美味しそうに飲んでみせた。
舞美もそれにつられるように、身をよじり鏡の前のコップを手に取り口をつけた。
舞美の視線が外れた今、早貴は音もなく開いたままの扉から楽屋を出てゆく。
入れ替わりにえりかが楽屋に入ってきた。
後手でドアを閉めロックを掛ける。
「それ美味しいーでしょ?」と、えりか。
「え?麦茶でしょふつーの」
「そーいや珍しいね、ケータリングに麦茶って」
ニヤニヤといやらしい笑みをたたえながら見るえりか。
「え?なぁーにぃ〜?」
上気しながらえりかが言う。
「ソレ、あたしのおしっこだよ」
「!!!!」
舞美が両手で口を覆い前屈み気味になる。
舞美の対面から直ぐ横に近づいてくるえりか。
苦悶の表情でえりかを見上げると、
あのTシャツが視界一杯に入ってくる。
「大人の麦茶」
「ねぇ〜、舞美さぁー、最近冷たいよねぇ〜」
「ラジオやめてから全然ゴハンも誘ってくれないしさぁー、…」
以前はラジオのレギュラーの仕事あがりには、よく一緒に飯をたべていた二人。
「ガッコーでもさぁー、全然ハナシもしないしさぁ〜」
「避けてるの?わたしのコト」
腰を落とし、前屈みになり座っている舞美の顔に絡みつく。
「それにさぁ〜、最近こっちもさぁ〜」
そう言いながら舞美のジーンズのスカートの下に手を滑りこませる。
「何ヶ月ぶりだっけ?」
えりかがドアの前に立ち、後手で鍵を掛けた時から嫌な予感はしていたのだ。
二人にとってそれは、秘め事の前のいつもの合図だったからだ。
「彼氏でもできたの?」
舞美の中に中指と薬指を入れ、リズミカルに天井を刺激しながら
「わたしだけって言ってたじゃん」
淡々と仕事でも片付けるように慣れた手つきで…
舞美は体を硬直させたまま前屈みになって動かない。
「アレ?前よりゆるくなってる」
「男にさせてンの?」責める口調で、
中指と薬指とは別に、空いた人差し指と親指で器用に舞美のクリトリスを強く摘む。
通路で舞美から、悪ガキふたりの「喰わせる」悪戯を聞いた時から、
えりかの中で新たな性の萌芽がはじまっていたのだった。
「コレ、ファンレターに書いてあったアドレスに繋いだらさぁ〜」
ジーンズのバックポケットから一枚の写真を取り出しながら
「舞美と彼氏ぃ〜?」
見せる写真は、どこかの遊園地の広場で、舞美ともう一人、
彼女より背の高い人物が並んで歩いている所を遠くから撮ったものだった。
携帯アドレスには同じシチュエーションで数枚の盗撮写真が貼られていたらしい。
「このTシャツに賭けて舞美を取り戻す!」えりかは決意していたのだ。
「みーたん、ハイこれ」
額に玉の汗を浮かべながら鏡の前のテーブルに突っ伏していた舞美は、
早貴の声で気が付いた。
飲み物が入った紙コップを置くと、
「暑いのぉ〜?」部屋の奥に向かって歩いて行きながら
「クーラーもっと強くする?」と舞美に訊ねる。
「ハッ、はあぁぁぁ〜〜〜。夢かぁ〜…」安堵する舞美。
「ううん。いい。汗かいたから寒くなるし」
空調の操作盤の方を向いて早貴に返事すると誰もいない。
「それ美味しいーでしょ?」
いつの間にか目の前にいるえりか。
「なに?どーしたのぉ〜?顔引きつってるよ」
「はやく飲みなよぉ〜」
テーブルの上の口をつけていないコップを見ながら言う。
「ハッ!!!!」
滝汗を流しながら、気が付くと移動のバスの中だった。
前の方から舞と千聖のプロレスごっこする声が聞こえる。
「舞美ちゃんて寝ててもすごい汗かくんだね」
舞美の顔を覗き込むように、舐める目つきで栞菜。
舞と千聖に方へ歩いていく栞菜の背中に目をやると、
そこには…
「大人の麦茶」が!
バスに積んであるクーラーボックスから、
冷えたおしぼりを取り出してきて、愛理が差し出す。
「拭かないとカゼひくよぉ」
おしぼりを渡して、栞菜の方に行く愛理の背中にも
「大人の麦茶」
「飲むぅ?コレ。美味しいよぉー」
紙コップを差し出す早貴。
なっきぃは可愛かったな
……むっつり なのかな?
「舞美にもあげるー」鼻にかかった声でそう言いながら
「舞美のは色、おそろだよー」
えりかが舞美の前に広げて突き出す。
自慢げにひっくり返して見せると、そこには見慣れた文字が…
目を凝らして、えりかの広げるシャツから通路に頭を出して
見てみると…
「!」
四人とも色違いの同じTシャツを着ている。
横の早貴もよく見ればそうだ。
「着てみてよ」勧めながら、
「こんどさあー、これみんなで着てステージでコントやろーよぉ」
えりかが無邪気な笑顔で言う。
「ぜぇったい受けるってぇ〜!」
「いや〜〜〜〜っっっっ!!!」
舞美はこのグループで周るこの夏のサーキットに言い知れぬ不安を感じつつあった。
終
670 :
名無し募集中。。。:
違う人?
乙