えりりんのことが大好きなのに素直になれないれいな君に萌える16

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えりりんのことが大好きなのに素直になれないれいな君に萌える14
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過去ログその1
えりりんのことが大好きなのに素直になれないれいな君に萌えるスレッド
http://f57.aaa.livedoor.jp/~moshimo/moshimo_log/moshimo393.htm
えりりんのことが大好きなのに素直になれないれいな君に萌えるスレッド2萌え目
http://f57.aaa.livedoor.jp/~moshimo/moshimo_log/moshimo399.htm
えりりんのことが大好きなのに素直になれないれいな君に萌えるスレッド3萌え目
http://f57.aaa.livedoor.jp/~moshimo/moshimo_log/moshimo408.htm
えりりんのことが大好きなのに素直になれないれいな君に萌える4
http://f57.aaa.livedoor.jp/~moshimo/moshimo_log/moshimo418.htm
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えりりんのことが大好きなのに素直になれないれいな君に萌える6
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http://f57.aaa.livedoor.jp/~moshimo/moshimo_log/moshimo433.htm
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http://f57.aaa.livedoor.jp/~moshimo/moshimo_log/moshimo440.htm
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過去ログその2
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えりりんのことが大好きなのに素直になれないれいな君に萌える難民スレッド
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登場人物紹介

田中れいな君（高2）
亀井さんの同級生。絵里のことが大好きだけど素直になれないれいな君。
運動苦手で、きゃしゃな体つきで、しかも月島きらりヲタ。しかし、なぜかモテる。

亀井絵里さん（高2）
れいな君の同級生。アヒル口がかわいいけれど、嘘つきだし適当だし
お部屋の片付けもできない、時間にもルーズな女の子。
でも、時々見せるれいな君へのやさしさにクラスメート一同やられっぱなし。

道重さゆみさん（高2）
亀井さんの同級生。時々黒い部分を見せる。
れいな君とえりりんに好アシストするも、二人にスルーされることも多い。

新垣里沙さん（高2）
亀井さんと仲が良い優等生のクラス委員長（いいんちょ）。
最近気になっているのは、あこがれのあの人。

４人は同じクラス

過去ログ
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久住小春ちゃん（高1）
れいな君に懐いている、きらりヲタな後輩。
おバカな妹キャラだが、れいな君に一直線にぶつかっていく。

光井愛佳ちゃん（高1）
小春ちゃんのクラスの転校生。偉いお坊さんの様な説教をする。好きな言葉は一期一会。
亀井さんとれいな君を温かく見守っているうちに、なぜか、れいな君に接近中。

高橋愛せんぱい（高3）
新垣さん（いいんちょ）の親戚。れいな君のクラスメイト達の憧れの先輩。タカラヅカ大好き。
男の人は苦手だが、れいな君とは普通に話せる。ちょっとズレたところとかわいい訛りが魅力。

クラスメート
えりりんとれいな君のいちゃいちゃや痴話げんかのたびに
ハラハラしたり、ドキドキしたり振り回されながらも、ふたりをなまあたたかく見守る。
スレ住人一同とも言われている。

以上は同じ高校に通っている

中澤先生
れいな君のクラスの担任。れいな君とえりりんのいちゃいちゃに切れ気味。

吉澤先生
新任の体育教師。フットサルチームの顧問。女子生徒人気No.1だったが
夏の夜、梨華ちゃんと二人でいる姿が目撃された。

飯田先生
美術の先生。れいな君がほのかにあこがれていたが、寿退職。

藤本先輩（元高3）
亀井さんと同じ委員会。狂犬。吉本工業の生徒と乱闘騒ぎを起こし退学処分。今はホテルの厨房で修行中。

アヤカさん
れいな君の親戚。すらりとしたスタイル抜群の美人。 化粧品会社の広報部のお仕事。

梨華ちゃん
吉澤先生の高校時代の同級生。お互い好きだったのに付き合わないまま卒業。
どうもこのところ二人で会っているらしい

岡田先生
保健室の先生。
クラスメート男子投票「学校で一番おっぱいのエロいコンテスト」堂々の第1位。

熊井ゆーり君（中2）
れいな君の親戚。身長は170cmを超えたところ。亀井さんが好きで告白し、れいな君に対してライバル宣言。
ところが、自分のクラスメートの女の子に、いろいろと。

須藤茉麻ちゃん（中2）
まーさちゃん。熊井君のことが大好きな同級生の女の子。大柄でお母さんみたい。
偶然、計算、わからないけど、熊井君と唇が触れ合ってしまった。

徳永千奈美ちゃん（中2）
ちなちゃん。熊井君のことが大好きな同級生の女の子。長い足とたれ目がチャームポイント。
熊井君と二人で日直の時、芸能人の会話なんかしていて、ふたり雰囲気に流され、チュッとしちゃった。

紺野あさ美さん
れいな君の夏休みの間限定の家庭教師。有名大学の学生。食べることに夢中な、空手経験者。

月島きらり
最新シングルハッピー☆彡が大好評発売中のアイドル。

柴田あゆみちゃん
全ての能力が10倍のなぞの女性。某掲示板での自作自演が得意。

ジュンジュンとリンリン
中国からの留学生。道重さんと親しい。活躍はまだまだこれから。

三好絵梨香さん
れいな君がバイトするファミレスの先輩。
サバサバしてて優しいけど男子も女子も注意が必要。

>>1
乙です
テンプレ勝手に貼ってしまいました

>>5
ごめんね

スレ立て乙です
今度は落ちない様にこまめにチェックしたい
けど何だかんだ用事が出来るんで無理かもorz

こんなスレはじめて見たけど
可とする

ｺﾞｰﾝ。ｺﾞｰﾝ。
ぼうっとTV画面を見つめるえりりん。
「絵里、そんなとこでテレビなんか見てないで手伝いなさい」とお母さん。
「えー、いまいいとこなのにー」
「もう紅白終わったでしょ。あなたお寺なんか好きだったっけ？」
「ちぇっ。手伝えばいいんでしょ〜」不服そうなとがったアヒル口。
えりりんも手伝って、年越しそばの準備ができました。
「これ食べたらみんなで初詣に行こうか、絵里」と、そばを食べながらお父さん。
「絵里行かない」
「絵里、お父さんにそんな言い方ないでしょ、ちゃんと説明しなさい」
「絵里は予定があるんだもん」
「たまには一緒に行こうかと思ったんだが、予定があるんじゃしょうがないな、ｱﾊﾊ」
普段はあまり家にいないだけに、少し残念そうなお父さん。
「またれいな君でしょ、絵里」
「いいじゃん、別に」
「いけないとは言ってないけど、こういうときくらいお父さんにも気を使ってあげなさい」
「じゃあ、今度ね、今度。ｴﾍﾍ」満面の笑みで
「そうか？お父さん約束したぞ」嬉しそうなお父さん。
「お父さん、絵里にだまされてますってば・・・って聞いてないわ」とあきれ顔のお母さん。
「ごちそーさまー。ちょっと出かけてくるね」
「どこ行くかちゃんと行ってから出かけなさい、絵里」
「はぁい。れーなと近くの○×寺に初詣行ってきます」
「気をつけなさい」

ﾊﾞﾀﾝ。
「ふぅ。いちいちうるさいんだから。さてと、れーなまだかな」携帯でれいな君を呼び出します。
「あ、絵里？いまどこにおると？」
「どこって、うちの前だよ」
「コンビニの前で待ち合わせるって言うとったやろ？」

「えー？知らないよ」
「言うとったとよ」
「あー、そうなんだ」
やれやれ、というため息が聞こえます。
「コンビニで待っとるけん」
「絵里に暗い中、一人で歩いて来いと、れーなはそういうことを言うわけ？」
「だけん、仕方なかとね」
「可愛い絵里が痴漢に遭ってもかまわないんだ、れーなは。ふーん」
「・・・わかったっちゃけん、少し待っとるとよ」
「はーい」

「ったく、コンビニで待ち合わせなんかするから、おかしいと思ったとよ」
駆け足のれいな君。病み上がりなのに、走って大丈夫でしょうか。
「あ、れーなだ。おーい」手を振るえりりん。
「ﾊｧ、ﾊｧ・・・ｾﾞｲ、ｾﾞｲ・・・待ったと？」
「少し。じゃ、行こっか」さっさと歩き出そうとするえりりん。
「ちょ、水飲ませてくれったい」息が切れて苦しそうなれいな君。
「もー、そんなことじゃ絵里を守れないじゃん。ちょっと待ってて」

「はい、お水」
「あ、ありがとうっちゃ」えりりんが持ってきた水を飲み干します。
「な、なんやこれ！」吐き出しそうになるれいな君。
「どう？風邪ひいてたれーなに、絵里特製のショウガ湯ドリンクですよ？」
「ショウガ湯はわかるっちゃけど、この変な味は何が入っとると？」
「ニッキ味にしてみました」
「俺がシナモン嫌いなん、知っとるやろ」
「あ、そうだっけ、ｴﾍﾍ、ｺﾞﾒﾝね？」顔をのぞき込んでﾆｯｺﾘ微笑むえりりん。
「ば！わ、わかったなら、いいっちゃよ」ﾄﾞｷﾄﾞｷしてそれ以上強く言えないれいな君。
「落ち着いたら行くよ、れーな」
「は、はい」
すっかり怒る気も失せたれいな君、トボトボと歩きます。

「今年は雨も降らないでよかったね」
「でも、けっこう冷えよるとよ」ｺﾞﾎﾝと、まだ少しせき込むれいな君。
れいな君の背中をさすってあげるえりりんです。

「あっ！見つけた！田中せんぱいだ！」前から歩いてくるれいな君たちを見つけた様子の小春ちゃん。
「久住さん、あきませんて、二人で歩いてはるやないですか」止めようとする光井ちゃん。
「じゃあ、光井ちゃんはここで見ててね」言うが早いか、後ろに回って物陰から接近します。
「あっ！・・・もう、言い出したら聞きはれへんなぁ」と、あきれる様子。

「そういえば、さっきの紅白見てた？」
「なんか人数多すぎてようわからんかったとよ、特に・・・ぐぇっ」
「とぅ！」
れいな君の背中に小春ちゃんの飛び膝蹴りがヒット。
「せんぱい！新年あけまして、おめでとうございまーす！あれ？」
呼吸が止まって、倒れるれいな君。
と、そこへ走り込んだのは光井ちゃん。
「せんぱい、大丈夫ですか？」

ようやく状況を把握したえりりん、
「小春ちゃん！なにやってるのよ！れーなはやっと風邪治ったとこなのに」
「そうですよ、久住さんむちゃくちゃしはるから」
（絵里もあんまり他人のこと言えんやろ・・・)
「ｴﾍｯ。ちょっと勢いつきすぎちゃいましたぁー」
（このむちむち感は、もしかして・・・）
そう、れいな君の頭は光井ちゃんの太ももの上、俗に言う膝枕ですね。
（もう少しこのまま倒れてたほうがよさそうっちゃね）

「せんぱい、いつまで寝てるんですかぁー」
「れーな、いい加減起きなさい」
えりりんと小春ちゃんの手で、同時に引き起こされるれいな君。

「田中せんぱい、どこも打ったりしてはりませんか？」
「光井ちゃんずるい。小春がチェックしてあげますよー」
れいな君の体をあちこち触りはじめる小春ちゃん。
「も、もういいっちゃよ、大丈夫やけん・・・」さっきより顔が赤くなったれいな君。
「はいはい、行きますよー。れいな出発」とすごい剣幕のえりりん。
ズルズルと引きずられていくれいな君。

「久住さん、邪魔してもなんですし、うちらだけで初詣行きましょ」
「でもー」
「あんなことしたら、誰でも怒るに決まってるやないですか」
「だって、田中せんぱいは怒ってなかったみたいだよ？」
「た、田中せんぱいは優しいから、何も言わはらへんかっただけです！」
「あーあ。せっかく新年からせんぱいといっぱい話そうと思ったのに」
いやいや二人とも、話さなくても十分接触してると思いますよ。

「ちょっと、いつまでﾆﾔﾆﾔしてるの」横を向いたまま、冷たい口調のえりりん。
「はっ、べ、べつにﾆﾔﾆﾔなんかしとらんとよ」焦るれいな君。
「嘘ばっかり。あわててよだれ拭いたくせに」
行動を見透かされたれいな君、照れ隠しにえりりんの手を取ります。
「い、いっしょにお参りするとよ」
「絵里はそんなことでごまかされませんよ？」
と言いつつ、少し怒りも治まった様子のえりりん。一緒に境内を歩きます。

小さめのお寺ですが、それでも由緒あるところのようで、かなりの数の参拝客。
押されながらようやく賽銭箱までたどり着いた二人。お賽銭を入れてお願い事をします。
「ｷｬｯ！」
後ろのほうから急に押されて、女の子がれいな君にぶつかってきました。
なんとか賽銭箱につかまって耐えるれいな君。
「ご、ごめんなさい。押されてしもたんで」背中に柔らかい感触が伝わります。
「だ、大丈夫やけん」
どこかで聞いた声と思って振り向いたれいな君。
「あっ！愛ちゃ・・・高橋せんぱい！」

「ちょっとー、愛ちゃん、何止まってるのよ」と、また聞き覚えのある声。
「あっ、ガキさん」
「なんだ、絵里とれーなも一緒なの」

「おい、終わったら早く進めよ」後ろからの声に、あわてて横へ移動するれいな君とえりりん。
高橋先輩といいんちょ(ガキさん)、道重さんもお賽銭をすませて合流です。
「なんでいいんちょたちもおると？」
「そっか、かめたちは近所だっけ」
「あっしらは、恋愛成就に効くっていう噂があったからここにしたがし」
「この間結婚した芸能人カップルがここで恋が実ったとか、テレビで紹介したから余計に人がきたみたいなの」

（さっきの感触はやっぱり、愛ちゃんの胸っちゃね・・・）ひとり妄想モードに入るれいな君。
「ねえれーな、恋愛成就なんて初めて聞いたよね、れーな？」
「れーな、なんか顔が赤いの」道重さん、なかなか鋭い観察力ですよ。
「れいな君、風邪ひいとるんと違うの？」心配そうな高橋先輩。
「愛ちゃん、こういうときは一発ﾊﾟｰﾝときついのお願い」とえりりん。
「ええの？」
「田中っち、どうせまた変な想像してるんだろうから、愛ちゃんどうぞ」といいんちょ。
「そしたら、いくからの、れいな君」
ﾊﾞｼｰﾝ。大きく振りかぶってビンタ。
頬を打たれたれいな君。ぼうぜんと辺りを見ます。
「あれ？愛ちゃんは？柔らかいのはどこいったと？」
「ほら、田中っちはこんなもんだから。愛ちゃん、お願いできたら帰ろっ」
「うん、そしたられいな君、あっしら帰るがし」
「出番少なかったけど、お邪魔したの」

「れーな、どんな夢見てたか、絵里ちゃんに話せる？」腰に手を当てて仁王立ちのえりりん。
「・・・た、大したことない夢っちゃ、そう、大したことないとよ」妙な迫力に押されるれいな君。
「ま、いいか。さっきちゃんとお願いできなかったから、もう一回する？」
（恋愛ってさっき聞いたけど、もう一回したほうがいいよね）
「そ、そうっちゃね」
（急にぶつかってこられたけん、恋愛どころかなんもお願いできんかったとよ）

ふたたび境内に入って、お願いするれいな君とえりりん。
（今年こそ、絵里ともっと深く付き合えますように）
（今年は、れーなのほんとの気持ちが聞けますように）ちらっと隣を見るえりりん。
（・・・あと、愛ちゃんと、小春と、愛佳と、岡田先生と、三好さんと、ゆきちゃんと・・・）
えりりんには気づいてない様子のれいな君。

参拝から戻る二人です。
「れーなは、なにをお願いしたの？」
「そ、それは内緒っちゃよ」
「ふーん。ずいぶん長い間お願いしてたみたいだけど」
「が、学校のこととか、他にもいろいろあったっちゃけん」
「れーなは嘘つくと、耳たぶがﾋｸﾋｸ動くんだよね」
「な！」慌てて両耳を隠すれいな君。
「う・そ。なんで隠す必要があるのかな？」
「ひ、卑怯やけん、誘導尋問っちゃ！」
「れーなが悪いんでしょ！今日だって小春ちゃんだけじゃなく、光井ちゃん、愛ちゃんともベタベタしちゃって！」
「お、俺はなんもしとらんとよ！不可抗力やけん」
「絵里は言い訳する男は嫌いですよ？」
電柱の影で見守る小春ちゃんと光井ちゃん。れいな君たちのｷﾞｬｰｷﾞｬｰ言う声が聞こえます。
「光井ちゃん、あの二人またけんかしてるよ。ﾈｺﾊﾟﾝﾁ！」
「久住さん、仲がいいほどけんかするって・・・まあええか」
「いやいや、あれはマジでけんかしてるって。あっ、サバ折り」
「冷えてきたし、帰りましょ」「うん。帰ろ」

小春ちゃんたちは帰ってしまいました。おや、れいな君たちはいつのまにか手をつないでますね。
「うわっ！今の風超冷たぁい！」
「絵里、このマフラー使うっちゃ」
「いいよ、れーな寒いじゃん」
「じゃあ、絵里の帽子借りるとよ」
「いーよ、はい」
「れーなのマフラーあったかぁーい。ｴﾍﾍ」
「絵里の帽子もあったかいっちゃよ、ﾆﾋﾋ」

>>12-17
８２作目は、初詣。少し長くなっちゃいました。
前スレが落ちてたのでネタ練りつつ、立てようか迷ってるうちに紅白が始まってしまいましたorz
結局終了するころにあたふたと立てたわけですが・・・テンプレ貼りありがとうございました。
というわけで年内にもう一本上げるはずだったのは押し出されて後日になりましたｗ

旧年中は拙い文章にもかかわらず、ご愛読ありがとうございました。
本年も他の職人さん共々、このスレをよろしくお願いいたします。

2008年最初の作品ｷﾀ━━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━━!!!
今年も期待してます

お。。おもしろい

新年早々ほのぼの系の作品乙です
観察者のこはみつがいい味出してますね

ﾎﾟｹﾓｰスレより
さすがえりりんシンプルｗ


亀井絵里
あけおめ☆
ことよろ☆
ｶﾒｴﾘ☆

田中れいな
2008年♪ﾞあけましておめでとうございますっっ↑↑↑
今年も れいなは つっぱしって 行きまぁ〜す(●´∀`●)
これからも､よろしくお願いします!!!



おみくじ豚とか・・・OTL

　

ho

　

こんとんじょのいこ

おひる

あけましておめでとうございます
職人さんがた今年も期待しております

こんとんじょのいこ

ほ

今年もれなえりです！
よろしくね〜

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

れなえり

ほ

久しぶりに覗いたら落ちそうだとゆいたい

ほのまら

こんとんじょのいこ

　

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ニヒヒ

れなえり＞O＜

あさ

こんとんじょのいこ

　

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

从 ´ ヮ｀)えり〜

こんとんじょのいこ

こんとんじょのいこ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

よる

シアター初日獲れなかったポッシヲタが保全

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

　

今更読んだが新年早々萌えさしていただきました

ho

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ほ

ニヒヒ

ニヒヒ

ﾙ

あさ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

　　

ニヒヒ

れなえり

れいなとハイタッチするえりりんとか

うへへ

こんとんじょのいこ

ほ

∋oノハヽ　〃 ｴﾘﾊｱﾎｯﾁｬ
　从*´ ヮ｀）つハヽ☆ ｳﾍﾍﾍ
　　（　つ 　（＾ｰ＾*从

　

ワンダ行ける人レポよろ
＞きらりの時にれいなと隣り合わせでひな壇に座るんだけど、何事か言葉を交わしていた
＞シツレンジャーの時も同じ組でタッチしたりアイコンタクトしたりと絡みがあったんで、れなえりが好きならｳﾏｰ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

れなえり不足

ほ

こんとんじょのいこ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

寝る前保全
れなえりおやすみ

おぱよう

あさ

　

ﾙ

おひる

れなえり

おやつ

　

来週の名古屋ワンダコンが楽しみだよ！
れなえり！

こんとんじょのいこ

　

ho

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ほ

こんとんじょのいこ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

よっと

保

あさ

ﾙ

　

「えー、先日のクリスマスパーティは、私が風邪をひいたため中止になってしまい、
大変申し訳ありませんでした。今年もあとわずかですが、今日はその分も思う存分楽しんでください」
と、開始のあいさつをするいいんちょ(ガキさん)。

「なんとかは風邪引かんて言うっちゃけど、いいんちょも風邪引いたんやね」とれいな君。
「れーな、ガキさんに言いつけてやろ」とえりりん。
「あっ！いまの冗談やけん。俺は8時間も説教されたくなか」
「そういえばさゆは風邪引いてないよね？」
「だけん、やっぱりさゆはバカやろ」
「才食兼備のさゆみに向かって失礼なの」
「さゆ、字間違ってるよ」

「なになにーどうしたの？」と、あいさつが終わってみんなに合流したいいんちょ。
「さゆだけ風邪引いとらんけん、さゆはバカかもしれんって話っちゃ」
「あっしも風邪引いとらんがし」
「あっ、高橋せんぱいは別やけん」
「田中っち、なんで愛ちゃんだけ特別なのよ」
「れーなはいつも愛ちゃんには優しいもんねー」
「れーな、こないだ愛ちゃんとお茶してたの」
「さゆ！あれは秘密にしてくれって頼んだやろ！」
れいな君のほうを見るえりりん。目が怖いです。
「あ、それは卒業後の話をしとっただけやで、誤解せんとってな」と高橋先輩。
「まあ、愛ちゃんが言うならそうなんじゃない？田中っち、助かったわね」
「そ、そうっちゃよ、絵里。別に怒るようなことやないとよ」
「絵里は別に怒ってないですよ？」
半分の大きさになったりんごをそっとテーブルのトレーに戻すえりりん。

しばらくしたのち、テーブルごとに人数分のカードが配られます。
「次はビンゴ大会です。クリスマスパーティ用に持って来てもらったプレゼントも混ざってます」
「何やろ、混ざっとるプレゼントって」
「一人三千円までだから、そこそこいいものじゃない？」
「さゆみはメガバーガーとトマトバーガーのぬいぐるみを出したの。でもやっぱり惜しくなったから、戻ってきてほしいの」
「も、戻ってきたらいいっちゃね・・・」

「３２番！５０番！１９番！」
「あっ！リーチや」
「絵里もリーチだよ」
「さゆみはまだなの」
「ビンゴ！」という声。一等は高橋先輩。
「高橋せんぱい、何もらったと？」
「えっとね・・・これは・・・ブートキャンプ！？」
「あっ、それいらんようになったけん、俺が出した奴っちゃ・・・」
小声でつぶやいたれいな君ですが、しっかりと聞かれてます。
「これ、れいな君使うとったんやね」と、うれしそうな高橋先輩。

「次は２５番！７番！１１番！」
「ビンゴ！」今度はえりりんと道重さんが仲良くコール。
「音楽ギフトカードもらったよー。あとはれーなだけね」
「残り物にはフグの毒があるの」
「さゆ、わざと言うとるやろ」
次々とビンゴになった人が賞品をもらっていく中、れいな君のカードはなかなか埋まりません。
「きたっ！ビンゴ！」
「はーい。最後のビンゴは田中っちでしたー」
「れーな、何もらったの？チョコ？」
「わからんちゃけど、箱が大きいけん、期待できるとよ」
「お肉だったら分けて欲しいの」
ﾊﾞｻｯ。「あっ・・・うまうま棒100本詰め合わせ！しかも、50本ずつ同じ味が入っとるとよ！」
「やっぱりいらないの」
「ごめん、絵里もいらない」

「ここで、しばらくなつみさんのアルバムをお聞きください」
曲がかかるとﾊﾞﾀﾊﾞﾀとれいな君たちのテーブルへ走ってくるいいんちょ。
「かめ、さゆみん、いい？」
「あ、例の話ね」
「れーなも一緒に来るのなの」
三人に連れられて席を立つれいな君。

「・・・いま、何て言うたと？」
「だ〜か〜ら、これ着て、テーブルを回って、記念品を配ってってば」こめかみに血管が浮きそうないいんちょ。
「いいじゃん、パーティの余興だし」
「喜べなの。さゆみたちも付き合ってあげるの」
「なんでまたこんな格好せんといかんと？」
「れーな可愛いんだし、似合うと思うよ」
「細かいこと気にしてると大きくなれないの」
「う・・・」
「じゃあ、早く準備してね。私は戻るから」と、三人を放っておいてホールへ戻るいいんちょ。

「やっぱり嫌や！こんなの！」
「時期柄サンタじゃなかっただけ、マシでしょ。あ、レイカちゃんだからこれ着けてね」
と、小さな布を渡すえりりん。
「さっさと着替えるの。どうせ減るもんじゃないの」

仕方なく着替えるれいな君。えりりんと道重さんも着替え終わっています。
「どう？これ可愛い？」ｸﾈｸﾈしながら首をかしげるえりりん。
「か、可愛いっちゃ」見とれるれいな君。
「さゆみもほめるの」長身をいかした少しセクシーなポーズの道重さん。
「可愛いとよ」
「なんかさゆだけ棒読みなのが気に入らないの」
「肝心のれーなはどうよ！可愛い！可愛いすぎるじゃん！」
「正直ちょっと悔しいの」
三人が着替えたのは、ﾐﾆｽｶに耳としっぽ付きの衣装。
えりりんはタヌキ、道重さんはウサギ、そしてれいな君は・・・ネコ。

「ここでみなさんにプレゼントがありまーす」と、曲が終わって告知をするいいんちょ。
ｻﾞﾜｻﾞﾜ。みんな、何がもらえるのか期待している様子です。
「俺はいいんちょの愛がほしい」
「お前じゃ釣り合わないぞ」
「愛があれば四畳半のアパートでも幸せなんだよ」
「お前いつの時代の人間だよ」

「かめとさゆみんと、田中っちの妹のレイカちゃんが、ささやかなプレゼントを配ります」
「はい、どーぞ。」とえりりん。クラスメート男子に人気です。
「そんなに重ピン・・・じゃなくてさゆみのこと見られると恥ずかしいの」
と道重さん。やはりクラスメート男子から人気。
「み、見ないでほしいっちゃ」と、れいな・・・レイカちゃん。
クラスメート女子からも「ｶﾜｲｰ」との声。

「そういえば、れいな君どこ行ったんやろ？絵里ちゃんとさゆみちゃんはそこにおるけど」と高橋先輩。

「おい、あのネコ耳の女の子って可愛いじゃんか！」
「文化祭のメイド喫茶で働いてただろ、だから行けっていったのに」
「田中も可愛いけど、妹すげー可愛い！」
「はい、どうぞ」と、記念品を配るレイカちゃん。
騒いでいるクラスメート男子たちのテーブルに近づいてきます。
「ねぇ、彼氏いるの？」
「お、おらんとよ」
「ﾒﾙｱﾄﾞ教えてよ」
「妹さんも博多弁なんだ、可愛いねぇ」
「写ﾒ撮るからこっち寄ってよ」
「ちょっ、引っ張らんで」
ｸﾞﾗｯ。バランスをくずしたレイカちゃん、ｽﾃﾝと転んでしまいます。
ミニスカートからパンツが丸見えに。
「おぉーっ！」駆け寄っていっせいに携帯やカメラを構えるクラスメート男子。
「はいそこ！踊り子さんには手を触れないでください！」
いいんちょの注意が飛びますが、騒ぎが静まる気配はありません。

「ちょっと！起こしてあげもせんと、あんたら何写真撮っとるの！」と、割り込んだのは高橋先輩。
「レイカちゃん・・・やったね、大丈夫？」肩を抱いて優しく語りかけます。
「こんなの・・・もう嫌やぁっ！わぁあああ」高橋先輩の胸に飛び込んで泣き出すレイカちゃん。
「ちょ、落ち着いて、レイカちゃん」少し顔が赤くなる高橋先輩。
「どーしたの、高橋せんぱい」
「あ、レイカちゃんが転んで、男子が殺到したもんやから、急に泣き出したみたい」
「なるほど。ちょっと絵里に任せてください」
レイカちゃんの後ろから近づくえりりん。後ろから回した手首で頚動脈を絞めます。
しばらくして、脱力したレイカちゃん。
「チョークスリーパーが見事決まったの」と道重さん。
冷静に解説してる場合じゃないと思うんですが。

「な、何したん？絵里ちゃん、レイカちゃんどこ連れてくの？」
「この子興奮してたみたいだから、このまま連れていきます」
レイカちゃんをおぶってホールをあとにする、えりりんと道重さん、それを見送る高橋先輩。

別の部屋へ入った二人は、レイカちゃんをソファーに座らせます。
「ﾊｯ！」失神したままの背中へ気合いを入れるえりりん。
「はうっ！ﾊｧﾊｧ・・・あれ？ここはどこ？お・・・私生きとると？」
気がついたれいな君、あたりを見回します。
「れーな、もう戻っていいよ？」
「ようわからんちゃけど、さっき転んで・・・そのあと気を失ったような・・・」
「れーなが興奮して愛ちゃんに抱きついてたから、絵里が絞め落としたの」
「高橋せんぱいに抱きついたと！？もうまともに話もできんとよ！」
「だから、大丈夫。そのためにレイカちゃんとして紹介してもらってるし、黙ってればいいから」
「れーなは嘘がつけないから、とにかく聞かれても知らないって言えばいいの」
いまいち納得のいかないれいな君です。

着替えてホールに戻ってきたれいな君たち。
「はい、全員揃ったので、締めにしたいと思います」といいんちょ。

「みんな、おかえり。れいな君、どこいっとったん？」素朴な疑問の高橋先輩。
えりりん、隣から足でれいな君のつま先をつつきます。
「あ、ちょ、ちょっとトイレっちゃ。おなかの調子があんまりよくないけん」
「そうやったの。気をつけてね」
（でも、いい匂いがしたの、あれれいな君やね・・・）
「れいな君、ちょっと手見せてくれる？」高橋先輩、なにやら思いついた様子です。
「べ、別にいいっちゃけど、はい」疑う様子もなく右手を差し出すれいな君。
「なるほど、れいな君の2008年の運勢は・・・」手相をみたあと、匂いをかぐ高橋先輩。
「せ、せんぱい！何すると？」
あわてて手を引こうとするれいな君、でも高橋先輩はその手をしっかりつかんだまま。

顔を寄せて耳元でささやきます。
「れいな君、あっし今日、かんきつ系の香水つけてきとるの」
「・・・？」
「それで、さっきレイカちゃんがあっしに抱きついたから、レイカちゃんの手からその匂いがするのは
わかるんやけど、あっしに触っていないれいな君の手からも同じ匂いがするっていうことは・・・」
「そそ、そんなことあるわけないやろ、レイカは、ふ、双子の妹で、それで・・・」
「別に怒ってるわけやないし、ええのんよ」
「た、高橋せんぱい？」
「転んで、みんなに見られて恥ずかしかったんやろね、あっしも同じ目にあったら嫌やし」
「それは・・・」
「たぶん、絵里ちゃんとさゆみちゃんは知ってるやろから、これ以上言わんほうがええね」
「高橋せんぱい、さっき抱きついてしまって、すまんかったっちゃ！夢中で、なんも覚えとらんけど・・・」
「ええよ、気にせんで。頼ってくれてうれしかったし・・・」真っ赤になってうつむく高橋先輩。
「最後、何て言うたと？」終わりの部分が聞き取れずに聞き返すれいな君。
「なんもあらへん。締めの言葉聞かんとガキさんおこるがし」
そうつぶやくと、照れて前を向いてしまう高橋先輩。
怪訝そうな顔のえりりんと道重さん。

パーティが終わって、みんな帰り支度を始めます。
と、クラスメートに取り囲まれるれいな君。
「田中、妹紹介してくれ！」
「田中君、あの子どこの高校通ってるの？」
「お兄さん、妹さんを僕に下さい！」
なんだか容易に抜け出せそうにない状況です。

その横を通りがかるえりりんたち。
「あっ、絵里、さゆ！せんぱい！助けてほしいとよ」
すがるような目で助けを求めるれいな君。
「れーなはモテるから大変だよねぇ」とえりりん。
「レイカちゃんがオーディションに応募するなら、ガキさんに話をつけてあげるの」と道重さん。
「そしたられいな君、よいお年を」と高橋先輩。

「ちょ、みんな待ってくれったい！」
「田中、話聞いてんのか？」
「そうよ、ちゃんとレイカちゃんのこと教えてもらうまで放さないから」
クラスメートに質問攻めにされるれいな君。
「な、なんで俺だけこんな目に遭うっちゃぁあああ！」

>>100-106
８３作目は、忘年会パーティ。
遅くなってすみません。
７５作目(13スレ目>>855-858)のパーティ導入編でちょこっと触れた、えりりんたち三人のおしおき（？）です。
クリスマスのを今更書けないので、ちょっと変えて。(考えていた大筋はほとんどそのままですが）

もう三が日過ぎましたが、おみくじとかお年玉とかあけおめメールとか誰か書いてください＞＜

ｷﾀ――(ﾟ∀ﾟ)――!!
久々のレイカちゃん(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ

うらやまし過ぎて辛い

スリーパーりんつえーｗ
職人さんは年末のＫ１に触発されたかｗ

素敵なお年玉ありがとうございます

こんとんじょのいこ

ゆうがた

ほ

く

え

つ

よる

>>100-106
大作ｷﾀ ━━━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━━━!!!
レイカちゃんもて杉ｗ

　

ヤバいレイカちゃんの話は勃起しすぎるｗ

女装が似合う男の子って萌えの対象になるよな
オレは間違ってもそっちのケはないんだけどｗ

俺もそっちの気は無いけど
1度くらいいたずらしてみたいなと思ってるｗ

すばらしいエロゲですな

　

ニヒヒ

あさ

女装っ子のパンチラ

こんとんじょのいこ

　

ho

ﾉﾉ*＾ｰ＾)＜付いてる？

http://sv2.st-kamomo.com/hello/dat/ufa26846.19349.jpg
おあずけれいな

>>133
可愛いｗ

れいな君晴れ着も似合うな
うなじなんかドキドキものなんだろうなあ男の子なのに

れいなくんのおつんつんなら喜んでしゃぶれる

こんとんじょのいこ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

こんとんじょのいこ

　

ほ

シアター帰りのポッシヲタが保全

ニヒヒ

ho

>>132は間違ってた
こうだった
ﾉﾉ*＾ｰ＾)＜うふ　付いてない？ここ

深夜のほ

ほじぇん

ho

あさ

　

ホゼンヌ

こんとんじょのいこ

れなえりほ

おやつ

こんとんじょのいこ

ほ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

こんとんじょのいこ

　

れなえり待ち

私にとってすごく大切なれなえり！

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

れなえりおやすみ

ほ

れいな君＞＜

あさ

ポッシヲタが保全

保全しとくか

昼保全

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ゆうがた

　

職人さんさすがに年始は忙しいのかな〜

よる

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

　

新学期が始まりました。
始業式のあとは、大そうじ。
れいな君はクラスメート男子たちと廊下のそうじです。

そのうちそうじに飽きてきたのか、
「なぁ、あそこ行こうぜ」
「おう、そうじなんかやってられねーぜ」
「ちょ、サボったらいかんとよ」
「田中いつからいいんちょみたいになったんだよ。最近怪しいぞ？」
「つきあい悪ぃな。いいからこいよ」
「なん、引っ張ったら痛いっちゃ」
と、無理やり引っ張ってこられたれいな君。
階段の下で男子二人は身を潜めてます。
「田中、お前ももっと体をかがめろ」

そうこうするうちに女子生徒が通りがかります。
「来た来た！」
「おぉおおおおお！」
ひっそりと盛り上がる二人。
「ちょ、パンツ見えとる！」口をふさがれるれいな君。
「ｼｯ！声が大きいぞ！見つかったらヤバいだろ！」
そうはいっても、れいな君も男の子。
ﾆﾔﾆﾔしながら通り行く生徒のパンツを眺める三人。

「おぉっ！きれいどころｷﾀｰ！」
「ラッキー！道重といいんちょと・・・」
「ちょ！絵里やん！」
立ち上がるれいな君。はがいじめにされながらも、大きな声で叫ぶれいな君。
「絵里！パンツ見えとるけん、向こう行けったい！」

「・・・でね、れーなったらそのままコンビニの前で倒れてさぁ」
「ちょっと、あれ田中っちじゃない？」
「なんか叫んでるけど、よく聞こえないの」
えりりんと、いいんちょ(ガキさん)、道重さんはれいな君の注意にもかかわらず、近づいてきます。
「向こう行くったい！パンツ見られるっちゃ！」
手を振って止めようとするれいな君。

れいな君を隠そうと必死なクラスメート男子。
それに抵抗するれいな君。
「れーな、なーに？」
「絵里、パンツ見られるけん、ここ来たらいかんとよ！」
「・・・パンツ？」
ﾊｯとなってスカートを押さえる三人。
「れーなのバカ！」
ﾊﾞｶﾊﾞﾀと走っていってしまいます。

「やばっ！」
と、やけにあっさり退散するクラスメート男子二人。
ﾎｯとしたこともあって、しばらく立ち尽くすれいな君。

「こらっ！何やっとんねん！」
聞き覚えのある怒鳴り声。
それとともに頭上からゲンコツが降ってきました。

「・・・で、田中はそうじもせんと、こんなとこで何をやっとったんや？」
腕組みをした中澤先生。
「あの、信じてもらえるかわからんちゃけど、パンツ見えるいい場所があるって・・・」
すっかり蛇に睨まれた蛙のれいな君。
「で、かくかくしかじかちゅうわけか。それで、仲間の二人はどこや？」
「いつのまにかおらんようになってしもたんで、わからんとよ」
「そんな言い分、信じてもらえると思うとるんか？」
ｽﾞｷｽﾞｷする頭で、先生の取調べを受けるれいな君。

「お、俺はパンツ見とらんちゃ」
「嘘やろ」一言。ひとにらみ。
「・・・ほんと言うと、女子二人だけっちゃ」素直に白状するれいな君。
「うん、それで？」
「絵里といいんちょと、さゆが来よったけん、止めようと騒いどったら、あいつら逃げてしもうたとね」
(・・・また亀井かいな。頭痛ぅなってきたわ。って、パンツといえばひとつ思い出したわ)
「そういえば田中、岡田先生に聞いたで。年末風邪で倒れて、看病してもらったんやってな」
「あ、そんなこともあったっちゃね」
「お尻に蒙古斑があるって聞いたで。ﾌﾟｯ！ﾊｯﾊｯﾊｯ！」よほどおかしいのか、涙を流して笑う中澤先生。
「ﾓｳｺﾊﾝって何のことかわからんとよ、先生」
「青いあざみたいな模様のことや。まだｹﾂの青いガキちゅうことやな」
先生はまだｸｽｸｽ笑ってます。
「とにかく、お前もいつまでも中学生みたいなことしとったらｱｶﾝで、ええな」
「はい、わかったっちゃ」
職員室へ向かう先生の背中は、思い出し笑いでもしてるのか、時折震えます。
説教から解放されて一安心、教室へ向かうれいな君。

ｶﾞﾗｶﾞﾗ。
「おっ、来た来た」
れいな君のほうを見てﾋｿﾋｿと話をするクラスメート女子、そして男子。
目を合わせると、視線を逸らしてしまいます。

「絵里、なんか雰囲気がおかしいっちゃけど、なんかあったと？」
「知らない」
ﾌﾟｲｯとそっぽを向いてしまうえりりん。いいんちょと道重さんも目を合わせてくれません。

あきらめたれいな君、正直に話します。
「絵里、さっきのことやったら、先生にも話したとよ。
絵里たちが来たけん、他の男子にパンツが見られんように止めようとしたっちゃ」
「ﾎﾝﾄ？」
「ﾎﾝﾄっちゃよ」
「ところで、なんでれーなも階段の下にいたの？」
「それは・・・」
「ﾎﾗ、田中っちはｽｹﾍﾞだからやっぱりスカートのぞこうとしてたのよ」
「ち、違うっちゃ！無理やり引っ張っていかれたっちゃけん、つい」
「れーな、語るに落ちたの」
「まぁ、いいわ。絵里たちを守ってくれたのは認めてあげてもいいかな」
「かめ、ｱﾝﾀはなんでそんなに単純なのよ」あきれた顔のいいんちょ。

「それはそれとして、れーな、お尻見せてなの」目をｳﾙｳﾙさせた道重さん。
「なっ！なん言いよると！？」顔が赤くなるれいな君。
「そうそう。中澤先生の説教、立ち聞きした子がいてさぁ。ｸｯｸｯｸｯ・・・れーなのお尻にﾓｳｺﾊﾝがあるって」
「やだぁ田中っち。でも、おっかしい！」いいんちょまで、机をﾊﾞﾝﾊﾞﾝ叩いて笑っています。
「お、俺は青くなんか、ないっちゃ！」さらに顔が赤くなるれいな君。もう真っ赤です。
「青いかどうかはまず見せてもらわないとわかりませんよ？。ねぇさゆ、ガキさん？」目がマジなえりりん。

その日から、体育の着替えのときも、前だけでなく後ろもしっかり隠すようになったれいな君でした。

>>178-181
８４作目は、ﾓｳｺﾊﾝ事件。
お尻は、８１作目(14スレ目>>198-201)で岡田先生がれいな君を着替えさせたときに
ちらっと見えたということで。
パンツを脱がせてじっくり観察したとか、そういうのではなさそうですｗ
三好さんだったらガイドラインに触れそうですが・・・

毎度筆が遅くてすみません。
忙しいのと、ネタの調達のこともあって、毎日1本はちょっと無理です＞＜

乙です！
そうか
蒙古斑があったのか

お忙しい中乙です！
れーな君はすっかり３人のおもちゃになってますなｗ

中澤先生もいい仕事するなw

ho

れっ･･･れいな君ッ

あさ

うへへ

忙しい中新作乙です！

こんとんじょのいこ

階段で女子のスカートの中を覗くのはよくやったな〜
小学生の頃だけど

こんとんじょのいこ

ほ

モウコハン事件と聞いてノモンハン事件を連想したオレ

ゆうがた

ポッシヲタが保全

　

ほ

こんとんじょのいこ

　

れいな君＞＜

れなえりほ

ニヒヒ

あさ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ポッシヲタが保全

こんとんじょのいこ

前スレとかで既出じゃないよね？
年賀状

れいな→えりりん
http://usokomaker.com/nenga/?a=Maker&oo=%C5%C4%C3%E6%A4%EC%A4%A4%A4%CA&oo2=%B5%B5%B0%E6%B3%A8%CE%A4

えりりん→れいな
http://usokomaker.com/nenga/?a=Maker&oo=%B5%B5%B0%E6%B3%A8%CE%A4&oo2=%C5%C4%C3%E6%A4%EC%A4%A4%A4%CA

何気なくリンクしてるw

笑顔が素敵なえりりんといつも元気なれいな
なんとなく分かるなｗ

あけおめ！って
本人かよｗ

脳内メーカーと同じシステムかｗ
なぜか傾向は当たるから馬鹿にできないな

よる

ほ

　

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

こんとんじょのいこ

ほ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ﾙ

あさ

　

こんとんじょのいこ

れなえり大好き！

こんとんじょのいこ

ゆうがた

こんとんじょのいこ

れなえりらいすっき♪

こんとんじょのいこ

ho

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

从*｀ ロ´) ＜保全するったい！

れなえり

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

こんとんじょのいこ

ほ

長野より石丸に向かうポッシヲタが保全

うむ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

こんとんじょのいこ

おやつ

ほ

うむ

　

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

∋oノハヽ　〃 ｴﾘﾊｱﾎｯﾁｬ
　从*´ ヮ｀）つハヽ☆ ｳﾍﾍﾍ
　　（　つ 　（＾ｰ＾*从

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

よる

ほ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

こんとんじょのいこ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

光井ちゃんおたおめ

ほ

うへへ

あさ

　

モーつべ視聴中によく2人で喋ってるね

れなえりﾊ━━；´Д｀━━ﾝ!

れなえり少しあって満足
来週も楽しみ(*´Д`)

今日はちょこちょこきてたね

ミミズの体操ヘビロテ中

ほ

うへへ

にひひ

もーつべでみんながガキさんの真似をしようとしている時にれいなの肘を触るえりりん

気が付かなかった
何の目的がｗ

絵里はようわからんっちゃ

>>267
たぶん自分ができなかったかられいなの様子を確認したかったんだと思う

ほ

そろそろなんか書かないとね

職人さん忙しいのかな
おいらもちょっと考えてみようかな

>272
期待しております

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ｳﾍﾍ

从*＾ｰ＾)＜みー・みーずー・のー・たー・いー・そー・おっ
　ｂ　　ｂ

从*＾ｰ＾)＜いち・にっ・さん・しっ・にー・にっ・さん・しっ・・・

从*＾ｰ＾)＜みー・みーずー・のー・たー・いー・そー・おっ・・・
　　ｂ　　d
ｸｲｯ・ｸｲｯ

从*＾ｰ＾)＜いち・にっ・さん・しっ・にー・にっ・さん・しっ・・・
　　ｂ　 -d
ｸｲｯｸｲｯｸｲｯｸｲｯｸｲｯｸｲｯｸｲｯｸｲｯ・・・

あの素人っぽさがたまらんかった

ho

从*´ ヮ｀)

おはようれなえり

ほ

し

保全は通報対象
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/sec2chd/1199907724/

ほ

保全しとくか

「寒いっちゃ。こんな日は外に出たくないとよ」
「今日は体育館でいいんじゃねえかな」
「うちの学校、温水プールだったら女子の水着見られたのになあ」
遠い目をするれいな君。想像しているのは、えりりんの水着姿でしょうか。

「はーい、そこの男子。体育は外だから、早く行ってね」
と、最後まであったかい教室で粘るれいな君たちを追い出すいいんちょ(ガキさん)。
れいな君たちはブツブツ言いながら教室を後にします。

「今日は耐寒マラソンをやりまーす」と吉澤先生。
ぇぇえええええーという抗議の声。
「どうした？体を動かすと、あったまるんだぞ。
血の流れがよくなると、授業も頭に入るからいいことばっかりだ」

「れーな、顔青いよ？」さっきから縮こまっているれいな君を見て心配そうなえりりん。
「絵里はずいぶん元気そうっちゃね」なぜかえりりんは平気そうです。
「へへー。これ」少しジャージをめくるえりりん。
下着でも見えるかと思ってﾄﾞｷﾄﾞｷするれいな君。
「どーこ見てるの、エロれーな」
「ま、まだなんも見とらんとよ」あわててごまかすれいな君。
「これ、カイロ貼ってるの」言うとおり、中のシャツに使い捨てカイロ。
「絵里、ずるいっちゃ。カイロもう1個持っとらんと？」
「ゴメンねー。さっき、れーな男子としゃべってるときにさゆにあげちゃった」
「絵里の裏切りもん！」
「なによー、その言い方。準備してこないれーなが悪いんでしょ」

「こら！そこ！先生の話を聞け！」
注意されておとなしくなる、れいな君とえりりん。

「・・・で、みんな上下ジャージ着てるんだけど、それを脱いで走ってもらいます」
またまたぇぇえええええーという抗議の声。

「はーい。ちゃんと走れば、寒さなんか忘れるんだから、文句言わない。先生もつきあって脱ぐぞ」
シャツと短パンになる吉澤先生。

「ほら、先生も脱いでるんだし、みんな脱いでね」といいんちょ。
しぶしぶジャージを脱ぐれいな君たち。

「うぅっ、なん、この寒さ！」
「カイロしてても寒いのは変わらないよー」とえりりん。
「れーな、色が白くてほっそいほっそいの」と道重さん。
言われて改めて、短パンから出ているれいな君の脚を眺めるえりりん。
「ほんとだぁ。ｴﾍﾍ。ちょっと触ってみてもいい？」
「な、なんで触るとよ、あっ、冷たい！」
さっきから外にいるので、冷たい手のひらで触られるとﾋﾔっとします。
「触ったくらいでｶﾞﾀｶﾞﾀ言わないの。減るもんじゃないの」
ふとももをさする道重さん。
「れーないいなぁ。絵里もこのくらい細かったらなぁ」
ふくらはぎあたりのカーブを確かめるえりりん。
「ちょ、風も吹いとるし、冷たい手で触られると余計に寒いっちゃん」
「じゃあ、暖かくしてあげよーか」
「人間の皮膚の表面には、いろいろなセンサーがついてるけど
痛さを感じる点のほうが寒さを感じる点より何倍も多いの」
「さゆ、ようわからんとよ」

なにやら顔を見合わせるえりりんと道重さん。
ちょっと黒いオーラが漂っているのは気のせいでしょうか。

ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ。ﾍﾟﾁﾍﾟﾁ。
「な、なんしようと！」
「どう？あったまった？」
「血行を促進するには軽い刺激が一番なの」
二人でれいな君の脚、腕、ところかまわず叩きはじめます。
「や、やめてくれったい！痛いっちゃ」
「痛くないでしょ？」
「このくらいで音を上げてたら、大人になってから困るの」道重さん、何か間違ってます。

「お、お返しっちゃ！」
ﾍﾟﾁﾝとえりりんの太ももを軽く叩くれいな君。
「れーな、痛ぁーい！よーし」
「さゆみも３倍返し手伝うの」
ﾍﾟﾁﾍﾟﾁﾍﾟﾁﾍﾟﾁ。何倍にもなって返ってくるれいな君の１発。

そのうち、れいな君の脚と腕は、叩かれて徐々に赤くなってきました。
「どう？もう寒くないでしょ」
「れーなは脂肪が少ないから、もう少し油ものを食べたほうがﾑﾁﾑﾁして手触りもよくなると思うの」
「そ、そういえばあんまり寒くないとよ」

「そこ、田中と亀井と道重。お前ら張り切ってるみたいだから、５周追加な」
さわやかに伝える吉澤先生。
ﾍﾟﾁﾍﾟﾁという音で、ストレッチしていたみんなに見られていたようです。

「さゆみがマッサージしてあげた分、３周走ってなの」
「絵里は女の子だから、絵里の分３周走って」
「俺の分も入れて１１周・・ってそんなに走れんとよ！」

ﾍﾛﾍﾛになりながらトラックを走るれいな君。それを見守る、えりりんと道重さん。

「校庭を走るれーながいて、絵里はいつでもれーなを探してた」
「絵里、さゆみどこかでそれ聞いたことあるの」

>>287-289
８５作目は耐寒マラソン。展開がベタですが・・・
ちょっと出かけていたので、短めですみません。

ハロモニでも少し絡みあったようでうれしい限り。
ﾐｯﾂｨｰ誕生日ネタは様子をみておいおい。

王道ネタ乙です
好きだよと言えずに初恋は♪でしたっけ
さゆえりはなぜこんな渋い歌を知っているのでしょうかｗ

ﾍﾟﾁﾍﾟﾁｗ小学生かよｗｗ
そんな自然な流れでえりももタッチできるなんてｳﾗﾔﾏｼｽ

村下孝蔵とは懐かしい

ジャージの下脱いだら当然ブルマなんだよなﾊｧﾊｧ

れーな君はすっかりさゆえりのおもちゃですなｗ

ドSなさゆえり

ほ

黒いオーラｗ

何て(´･ω･`)ｳﾗﾔﾏｼｽな展開

１周２００メートルとして２．２キロ
れいな君ご愁傷さまです（-人-）

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ほ

ミミズほ

ho

たたかれたいｗ

おやすみですよだっちゃ

こんとんじょのいこ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ﾙ

通報されてるぞ
★080113 モ娘（狼）田中れいなスレ「空白、あ、斜」保全荒らし報告
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/sec2chd/1200199469/

468 名無し募集中。。。 2008/01/14(月) 17:13:29.34 0
・雛壇が無いのは、やはり見る部分が少なくなったのは残念。
→ステージが狭いのが原因かな！
・去年の12月、熊井ちゃんが音楽の授業で琴をやっていて「さくら」と言う曲が出来るけど今後はBerryz工房の曲を出来るようにしたい。
・ジュンジュンが餃子を９個メンバー分、作って来たけど、えりりんが２個食べてしまった。

475 名無し募集中。。。 2008/01/14(月) 17:17:01.52 O
餃子を2コ食べた亀井は「アヘへー」って言ってた

483 名無し募集中。。。 2008/01/14(月) 17:23:05.34 O
光井「ジュンジュンの餃子食べました」
「小春食べてない〜！」
矢口「…いつか食べれる時が来るよ」

637 名前：名無し募集中。。。[] 投稿日：2008/01/14(月) 17:37:32.09 0
小春にハァ〜って息吹きかけてあげるえりりん

ひな壇はれなえりが隣同士でｳﾏｰだっただけに残念だな

名古屋はひな壇なかったんですね
大阪行くひとレポよろしく

そのまま使えそうですがそのまま使うにはもったいないネタw

ﾎﾟｹﾓｰアンケート
えりりん
絵里がれいなの話を全く聞かずに「亀さんだよー♪」と悪ふざけをしたことに笑いましたね☆あはは☆
愛ちゃん
れいなが言った言葉が面白くて笑いましたが、それが何だったかは忘れてしまいました・・・
彼女めっちゃ面白いんですよ！

亀さんだよー♪ってどんだけ天真爛漫なんだｗ

ｳﾍﾍﾍ

シアター終わって放心状態のポッシヲタが保全

>>314ぶちきれいなを誘ってるな
藤本から乗り換えたか

れなえりれなえり

亀ちゃんのいつもの「しかってちゃん」なんだろどうせ
亀ちゃんがアホなことやるときって大体叱られるのを誘ってるんだ

6期ラジオのときのアレらしいのでもう一度聴いてみよう

あぁあのラジオの話なのか
さゆえりで大爆笑してれいなが拗ねたのがあったけど何を言って笑ったのか分からなかった

http://toromoni.mine.nu/up/files/data/10/toro10480.jpg

それだけあの三人の時間が楽しかったってことかな

>>323
ﾊｧ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ﾝ!!!!

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

このスレも長いよなぁ

このスレには男子校出身者の夢が詰まってるから

共学出身の願望も忘れてもらっちゃ困るｗ

共学

ヒ

ヒヒ

ニヒヒ

>>327
あ〜なるほど
なぜオレがこんなにこのスレに惹かれるのか得心した
男子校でネズミ色の青春を送った反動だったのかｗ

こんとんじょのいこ

れなえり待ち

こんとんじょのいこ

よる

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

∋oノハヽ　〃 ｴﾘﾊｱﾎｯﾁｬ
　从*´ ヮ｀）つハヽ☆ ｳﾍﾍﾍ
　　（　つ 　（＾ｰ＾*从

しんや

寝る前保全

ニヒヒ

あさ

創作意欲がわいてるのに書く時間がとれないorz
今日は夜中頑張るかな

まったりお待ちしてます

期待保全

ニヒヒ

ｲﾋｯ♪

こんとんじょのいこ

保守

えなり

こんとんじょのいこ

れいな君ッ＞＜

（　＾▽＾）あたしの誕生日近いのよっ♪

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

れなえり待ちっ

おやすみなさい

「お願い、ガキさん！」
「うーん、愛ちゃんがそうしてほしいならいいけど・・・」
「ありがと！なんか緊張してきたがし」と高橋先輩。
「付き合い長いけど、愛ちゃんの趣味はいまだにわかんないや」といいんちょ(ガキさん)。

翌日。教室にて。
「田中っち、こんどの日曜なんだけど、スケート行かない？」
れいな君に声をかけるいいんちょ。
「なになにー？絵里も混ぜてほしいですよ？」
「スケート？ほとんどやったことないっちゃけど」
「大丈夫、私も滑ったことないから。あとね、愛ちゃんも来るって言ってるけど、いい？」
「高橋せんぱいやったら大歓迎っちゃ」
「うん、別にいいよ」と、即答のれいな君をちょっとにらむえりりん。
「さゆみんは？」
「さゆは寒いところが嫌いだからいいの」
「じゃ、四人で決まりね。寒いけど、風邪とか引いちゃダメだからね」
「なんとかは風邪引かんって言うけん、絵里は心配いらないとよ」
「ｶｯﾁｰﾝ！絵里は可愛いアホですよ？」
「かめはどっちかと言うと、ぽけぽけぷぅね」
「ガキさんも人のこと言えないと思うの」

同じ日。駅前の本屋にて。
「ガキさん、もう帰らん？あっし疲れた」
「もうちょっと待って。スケートの本選んでるのよ」
「そんなの読んだってうまくならんし」
「そりゃー愛ちゃんは運動神経いいけど、私はダメだから」
「ガキさん、そんなにがんばりすぎてると男の子寄って来よらんよ？」
「私は愛ちゃんみたいに可愛くないし、スタイルよくないし・・・」
「あっしスタイルよくないがし。胸だって、そんなに・・・あっ」
高橋先輩の視線が一瞬、ガキさんの胸へ。

「あぁ！今、愛ちゃん私の胸ﾁﾗっと見たでしょ！」
視線に気づいて抗議するいいんちょ。
「見てない。見てないってば」
「もぅ、知らない！」
「だから、ごめんて。ガキさんもスレンダーで可愛いって」
「愛ちゃん、その流れでほめ言葉になると思ってる？」

「さっきからなにイライラしとんの。ほら、この本。ﾄﾞｼﾞっ娘。燃えって書いてあるがし」
追及をかわそうと、手近にあった本を見せる高橋先輩。
「ふむふむ。ﾄﾞｼﾞでおっちょこちょいな子のほうがいいの？男の子ってそうなんだ」
「だからガキさん、ええ加減に帰ろうって！」
無理やりいいんちょを引っ張って帰る高橋先輩。
「ねぇ愛ちゃん、田中っちのどこがいいの？」
真面目な顔で聞くいいんちょ。
「き、急に何言うとんの！」
ﾊﾟｯと赤くなる高橋先輩。
「愛ちゃんが田中っちのことをどう思ってるかは、見てたらすぐにわかるよ」
「そ、そやろか？」
「とにかく日曜、しっかりね。私もできることがあったら応援するから」
「ありがと。やっぱりガキさん好きっ」
「ちょっと！愛ちゃんこんなところでやめてって！あっ！」
通りを行く人が注目する中、抱きつかれてあたふたするいいんちょ。

「ガキさんって、あれよくないよね、れーな？」
「ん？何のこと言うとると？」
「だって、愛ちゃん・・・高橋せんぱいさぁ。もうすぐ音大受験なのに、スケートとか」
「なんか問題あると？」
「すべるんだよ。縁起悪いじゃん」
ﾌﾟｯ。と吹き出すれいな君。
「なによー。なにがおかしいの？」
「絵里がそんな古風な考えしよるとは思わんかったったい」
「変かなあ。でも、きっとガキさんの昭和がうつったんだよ」
昭和は我慢するとしても、適当さはそのままでいてほしいと思ったりのれいな君。


そしていよいよ日曜。スケート日和・・・というかどうかはわかりませんが、とても気温が低いです。
「寒いとよ。もう氷なんか見たくないっちゃ」
駅まで歩く途中も寒そうなれいな君。
「室内なんだから大丈夫だって。れーなは寒がりだなぁ」
一方のえりりんは平気そうです。
「絵里、ｶｲﾛ持っとらん？あれがないと生きていけんと」
「はい。１００億万円いただきますよ？」
「お、お金取ると？」
「れーなすぐ引っかかるんだから。お母さんが買ってきてくれたから、いいよ」
「助かるっちゃ」

こちらは待ち合わせ場所のスケート場前。
「愛ちゃん、約束より３０分も前だよ。いくらなんでも早すぎない？」
と、いいんちょ。
「そんなこと言っても、なかなか寝られんかったし、遅れるよりええと思うよ」
やけに楽しそうな高橋先輩。
「楽しみにしてたもんねぇ」

「まあね。ガキさんは、スケートについて勉強できたの？」
「うん。２冊読んだけど、結局よくわからなかったの」
「あっしが教えてあげるし、心配せんでええよ」
「ホントお願いね〜。・・・それより、うまくいくといいね」
「べ、別に今日どうするとか、決めとらんよ」
「いいからいいから。まっかせなさーい」
「それにしても愛ちゃんさ、それなに？なんでミニスカートなの？」
「いかんかったやろか？でも毛糸のパンツはいてるから、暖かいし」
「そうじゃなくって・・・こういうときは転んでも平気なコール天のパンツに決まってるじゃん」
「ガキさん、コール天って今は言わんがし」
「そう？ばばちゃんがいつも言ってるよ？」

「あー、しゃべってる間にもなんかめちゃめちゃ緊張してきたがし」
「愛ちゃん、深呼吸しよ。ひっひっふう・・・ひっひっふう」
「ひっひっふう・・・ひっひっふう」

そうこうするうちにれいな君たちが到着。
「おはよう！ガキさんたちなにやってんの？」
「おはようっちゃ。早く着きすぎたと思ったら、ガキさんたちのほうが早かったとよ」
「お、おはよう」ますます緊張ガチガチの高橋先輩。
「なんか愛ちゃん硬くなっててさー」
「ガキさん、いらんこと言わんでええよ」いいんちょの袖を引っ張る高橋先輩。

「絵里が軽いギャグで和ませてあげますよ？」
「うーん。かめは寒いから、いらない」
「ﾑｯｶｰ！とっておきいくよー。ﾖｯｼｰ！」と、ゲームキャラの物まねをするえりりん。
「どう？さゆに教わったの」自信満々です。
「愛ちゃん、無視していいから」
「外は寒いけん、さっさと入るとよ」
えりりん以外、スケート場へ向かいます。
「もーみんなで絵里を無視してぇー！あー、待ってよー」えりりんもﾊﾞﾀﾊﾞﾀと走って行きます。

靴を借りて、滑走の準備をします。
「結局、滑れるのは絵里だけなんかいな」
「れーな、スケートのコツはまっすぐ。とにかくまっすぐ」
「やけん、止まり方も曲がり方もわからんとよ」
「私はやったことないけど、愛ちゃんは滑れるよ」
「久しぶりやし、どうかわからんけどね」
「ふーん。二人もおったら安心やね」
「準備できたら、行くよ」
えりりんはみんなを促して、スケートリンクへ降ります。
こわごわリンクの壁につかまるれいな君といいんちょ。

「これからどうしたらいいと？」
「私も滑ったことないから、わかんない。あっ、かめ教えてよ〜」
「しょうがないなぁ。じゃあガキさん、三顧の礼で教えてあげますよ？」
「意味わかんないし。そうっとね、そうっと」
えりりんに手を引かれてそろそろと氷の上を進むいいんちょ。

「れいな君にはあっしが教えてあげるがし」
「よろしくお願いするっちゃ」
「あっしの手を握って、背中をまっすぐにして、ついてきてね」
高橋せんぱいは、れいな君の手を引いてゆっくりと後ろ向きに滑ります。

(愛ちゃんたち、なかなかいい雰囲気だよね・・・）
れいな君たちのほうをチラチラ見るいいんちょ。
「ほら！ガキさんよそ見してたら危ない！」
いいんちょ、腰が引けてつんのめります。
「あっあっあっ！転ぶ転ぶ転ぶ転ぶ！」
ﾄﾞｼﾝ。見事なしりもち。
「いったぁーい。もうかめ、ちゃんと教えてくれないと困るじゃない」
「だって今のはガキさんが悪いよー」
「よーし、次は転ばないからね」

「早い！早いっちゃ！高橋せんぱい！」
「そんなに焦らんで。ゆっくりでええから」
「こんな感じでいいと？」
「そうそう。そしたら、手を離してみるから、そのままの姿勢で」
「あっ、まだ離さんでくれったい！」
れいな君、足が先に出てしまって転び、背中を強打。

「大丈夫？れいな君？」
「な、なんとか平気やけん。難しいとね」
「急に姿勢を変えたらバランス崩れるから、重心を上手に移動させんと」
「愛ちゃ・・・高橋せんぱいは上手やね」
「愛ちゃんでええよ。あっしはバレエやってたから、基本のポーズは似てるとこあるし」
「ちょっと休憩にしたいんやけど」
「打ったとこ、冷やす？」
「大したことないけん、それは問題ないとよ」

「ガキさん、ちょっと休憩にしよ」いいんちょに声をかける高橋先輩。
「えー、でもまだほとんど滑ってないのに」
「れいな君が背中打ったから、痛そうやしね」
「私はもう少し、かめと練習するわ」
「今度は手を離すから、しっかりガキさん」真剣に練習をする二人。

ベンチではれいな君と高橋先輩が隣に座って、なにやら話していますが・・・
ついそちらが気になり、チラチラ見てしまうえりりん。
「かめ、どうやって曲がるの？」
いいんちょの言葉は届いてないようです。

「ねぇって、あっあっあっ！よけてよけてよけて！ｷｬｰｯ」
いいんちょ、壁に軽く激突。おでこが少し赤くなってます。
「ｺﾗｰ！かめ！痛いでしょーが！あんたどこ見てんのよー！」
「ごめんごめん。こっちも休憩にしようよ。それ冷やしたほうがいいね」
「オーケー。休憩っと」

「それで、デパ地下の試食っていつ行ってもうまそうなもんばっかやけん」
「れいな君は何が好きなの？」
「肉は好きっちゃけど、試食のはなんかどれもうまそうに見えて、迷うとよ」
「あんまりウロウロしてると、顔を覚えられたりせん？」
「ええ方法教えてもらったけん、愛ちゃんに教えてあげると」
「どんなの？」
「帽子を後ろ前と斜めにかぶって、変顔して、これで6通りに変装できるっちゃ」
「ｱﾊﾊ。れいな君おもしろすぎ！」
「笑い事やのうて、購買部におったのんつぁん・・・希美さん直伝やけん」
「でも、そんな格好しとるれいな君想像したら、おっかしくって」

「ずいぶん盛り上がってるわねー。何の話？」
おでこを冷やしながらベンチのところへやってきたえりりんといいんちょ。
「あ、ガキさんと絵里ちゃん。れいな君別人のふりして、試食を何回も食べたんやって」
と、笑いすぎてあふれた涙をぬぐいながら高橋先輩。
「田中っち、相変わらず子供みたいなことやってるのね」あきれた顔のいいんちょ。
「いつものれーなだし、そんなに面白いかな？」と不思議がるえりりん。
「愛ちゃんさっきから笑ってばっかりやけん。ほら、少し泣いとるやろ」
「田中っち！愛ちゃんって呼んでいいのは私だけなのに！」
「ええやないの、ガキさん。高橋先輩って堅いし、あっしもあんまり好きやないから」

「それより聞いてよ、さっきかめがよそ見してたせいで、私壁にぶつかったんだから。まだ曲がれないのに」
「ガキさん、交代交代。絵里はれーなを教えるから、愛ちゃんはガキさんを教える、でいいでしょ」とえりりん。
一瞬、高橋先輩といいんちょが目線を合わせて困った表情。高橋先輩がうなづきます。
「じゃあ、今度はコーチ交代ね。愛ちゃんよろしく」
「絵里、ちゃんと教えられると？」
「あーっ。れーな、絵里いますっごく傷ついた。ﾋﾞｼﾋﾞｼしごいてやるから」
「うそうそ。適当にお願いするっちゃ」

休憩も終わって、再びスケートリンクへ降ります。
「れーな、愛ちゃんとか言っちゃって。また仲良くなったみたいね」
「やけん、愛ちゃんのほうからそう呼んでほしいって言ってくれたけん。
愛ちゃんバレエやっとっただけあって、上手いったい」
「じゃあ絵里が、徹底的に我流で仕込んであげますよ？」
目が不気味に光るえりりん。
「お、お願いしますったい」
本能的に身構えるれいな君。

「ねぇ愛ちゃん、どうだった？」
ヨチヨチと歩きながら高橋先輩と作戦会議のいいんちょ。
「うん、れいな君なかなか覚えるの早いし、教え甲斐あるわ」
「いやスケートのコーチじゃなくて、何か進展あったの？」
「なんも。お昼食べたら、頑張ってみようと思っとるけど・・・」
「相変わらずねぇ。せっかくのチャンスなのに」
「これでええんよ。無理に押して、れいな君に嫌われたりしても嫌やし」
「そう。ヘルプがいるなら、合図してね」

「わわわわわ！絵里！押すなっちゃ！危ないとよ！」
れいな君を後ろから押して滑るえりりん。
「これが一番上達早いはずだから、れーなもう少しがんばって」
「俺こんなスピードで滑られんし！止まり方と曲がりかた教えてくれったい！」
「まだまだ。れーなには１万年と２千年早いですよ？」
「ﾋｨｲｲｲｲｲ！」
悲鳴を上げながらリンクを横切っていく二人。
しばらくして、遠くのほうでｺﾞﾝ、という鈍い音が聞こえます。
続いて、ｷﾞｬｰｷﾞｬｰ言い争う声。

それを横目で見るいいんちょと高橋先輩。
「愛ちゃん、やっぱりかめは手ごわそうだね」
「・・・あっしなりに頑張ってみるわ」

お昼。大したものはありませんが、４人で食事です。
いつも以上にハイテンションな高橋先輩と、れいな君。
それから少し遅れて、いいんちょとえりりん。
「ちょっと、愛ちゃんも田中っちもうるさい！」いつもの調子で注意するいいんちょ。
「いいじゃんガキさん、にぎやかで楽しいよ」それでも完全には楽しめないえりりん。
「あー面白かった。れいな君おっかしい」
「愛ちゃんこそ、ボケまくっとうやろ」
「それで、午後はどうするのガキさん？」組分けを確認するえりりん。
「朝と同じで、愛ちゃんと田中っち、かめと私で行きましょう。それでいい？」
「いいっちゃよ」
「あっしもそれで」
（いまさらペアの組分けに反対するのも感じ悪いし、まいっか・・・）
「かめ、どうしたの？」考え事をしているえりりんに気づいたいいんちょ。
「・・・なんでもない。絵里も、それでいいよ」

午後は、再び高橋先輩とれいな君、えりりんといいんちょのペアでスタートです。
「さっきは絵里にひどい目に合わされたっちゃ。愛ちゃんでよかったとよ」
「横で見てても楽しそうやったけどねぇ。でも、あっしも優しくはないがし」
「ちょ、愛ちゃん？」
「はい、背筋のばして！足首がぐらつかんよう注意して！」
別人のようにﾃｷﾊﾟｷとした指示が飛んで、めんくらうれいな君。
なんとか滑りたい一心でついていきます。

「はーい。ガキさんﾃｷﾄｰに滑って」れいな君たちが気になるのか、乗り気でないえりりん。
「かめ！私まだほとんど滑れないのに、そんなんじゃどうしようもないでしょ？」
「しょうがないなぁ。特別ですよ？」
思い直して、いいんちょに丁寧に教えるえりりん。
そのうちに、二組ともそれなりに滑れるようになってきたようです。

交錯するペア同士。高橋先輩といいんちょの目が合って、軽くうなづく高橋先輩。
「かめ、ちょっと休憩。お手洗い行かない？」
「わかった。じゃ、少し休憩でーす」

それを見送る高橋先輩、何か緊張した面持ちです。
「愛ちゃん、どうしたと？」高橋先輩の顔を覗き込むれいな君。
「え？何でもないがし・・・」戸惑う高橋先輩。
「変な愛ちゃんやね」
「・・・れいな君、話があるんやけど」
「話？休憩したほうがいいと？」
「ここのほうが・・・」
「構わんとよ」
「あっし、私は・・・れいな君のことが・・・」握り締めた手がかすかに震えてます。
「あ、愛ちゃん？」次の言葉を聞くべきか、迷うれいな君。

「お兄ちゃん、おしっこ」
と、れいな君のズボンを引っ張る男の子。
「君は一人で来とると？ちょっと待っとってくれったい」男の子に気づいて、少しかがんであげます。
「れいな君・・・」
「愛ちゃん、すまんっちゃけど、この子トイレに連れていくけん、ちょこっと待っとって」
「わかった」
高橋先輩を残して、移動するれいな君。
「まだ我慢できると？兄ちゃんあんまり滑れんから、悪いけど手引いてほしいとよ」
男の子に導いてもらいつつ、リンクを出るれいな君。

「あのまま、言えたやろか・・・？でも、今度はチャンス逃さんようにせんと！」
れいな君を待つ間、一人悩む高橋先輩。

「お兄ちゃん、ありがと！」
れいな君にトイレのお礼を言う男の子を、ちょうど捜していた母親が見つけたようです。
何度も頭を下げる母親に挨拶しながら、リンクへ戻ってきたれいな君。

「愛ちゃん、お待たせ」
「お母さんみつかったん？よかったね」
「それで、さっきの話の続きやけど・・・」先を促すれいな君。
「うん・・・」話したいのに、言葉が出ないもどかしさをかみしめる高橋先輩。

「あのね、あっし、今度受験するやろ、その前にどうしても伝えたいことがあったから・・・」
「前に言うとった音大やね」
「そう。ほんとは、結果がわかってからのつもりやったんやけど、忘年会パーティとか、
その後いろいろあって、れいな君見とるうちに、我慢できんよになって・・・」
「愛ちゃん・・・」
ﾂﾙｯ。気をとられたのか、バランスを崩したれいな君は正座した格好のまま前へｽｰｯと滑っていきます。
そのまま高橋先輩の腰に、れいな君の顔が密着。
「れ、れいな君・・・！」
「わっ、あ、あの、これは事故で、その・・・」
間にミニスカートがあるとはいえ、先輩の体温が伝わってきます。
知らず知らず、高まるれいな君と高橋先輩の鼓動。
「す、すまんっちゃ」
あわてて立ち上がろうとするれいな君ですが、まだ氷に慣れていないので、またまたﾂﾙｯと滑ります。
「危ない！」
とっさにれいな君を抱きしめる高橋先輩。
「あ、・・・ありがとうっちゃ」

お手洗いから戻ってきたえりりんといいんちょ。
「私、あとどのくらいで上手くなるかな？かめ」
「・・・」
「かめ？」
返事がないので、隣のえりりんを見るいいんちょ。その固まった視線の先を追います。
「あっ！」息を呑むいいんちょ。
二人からは、ちょうど抱き合う格好のれいな君と高橋先輩が見えます。

「ガキさん、練習しよっか」唇をかみしめるえりりん。
「かめ・・・？大丈夫？」顔色を伺ういいんちょ。
「もう少しで滑れるようになるんだし、頑張ろ？」ぎこちない笑顔のえりりん。
「うん、そうする」うなずくいいんちょ。

れいな君と高橋先輩はすぐに離れましたが、れいな君は動揺もあって、
先ほどからはそれほど上達できなかったようです。

ﾄﾞｷﾄﾞｷ

スケート靴を返却して、帰り道。
「私、バックでも滑れるようになったよ？」と、得意げないいんちょ。
「ガキさん、すごいじゃん。絵里ちゃんの指導がよかったんやね」
「そ、そうでもないけど」相槌を打ちつつも、隣のれいな君が気になるえりりん。
「田中っちはどうだったの？」
「お、俺は運動神経が悪いっちゃけん、あんまり」
「ふふん。今度は私が教えてあげられそうね」
会話は長く続かず、駅に到着です。

「あの、あっし反対方向やから、ここで。ありがとね、楽しかったがし」と高橋先輩。
「愛ちゃん、またね」といいんちょ。
れいな君とえりんは無言で手を振ります。

「あっ、私も買い物あるんだった、じゃね」と、いいんちょは二人を見て、慌てて駅ビルへ入ってしまいます。
残されたれいな君とえりりん。
「あの・・・」
「えっと・・・」
お互い言いたいことはあるようですが、なかなか切り出せません。
「れーな、絵里も用事思い出したから、先に帰るね」
「ちょっ！俺も・・・」
「来ないで！しばらく一人にして！」
追いかけようとするれいな君を鋭い言葉で制します。
ﾀﾀﾀｯと改札へ駆け込むえりりん。
固まったまま、その場を動けないれいな君。
「もしかして、さっきの見られとったと？」

最寄駅で降りて、公園まで歩くえりりん。
「れーなの、ﾊﾞｶｧｱｱｱｱｱ！」
通りがかる人も気にせず、思い切り叫びます。

えりりんと連絡を取ろうとするれいな君ですが、電話にもメールにも応答がありません。
「絵里、あれは誤解やけん、話を聞いてくれったい！」

>>358-368　>>370
８６作目は、スケート。
ウィンタースポーツと試食云々はラジオでも話が出ましたね。

今回は前編的な扱いです。久々に長すぎて・・・すみません。
まったく別の話も進めてましたが、こちらに予想外に時間がかかりすぎたので、今日は1本だけでご勘弁。
ーおやすみなさいー

乙です
モテ過ぎでうらやましい反面
実際この状況になったらどうしたら良いのか分から無いなぁ

　

眠い

こんとんじょのいこ

れなえりヲタだけど、愛ちゃんが気になる今日この頃

>>371
大作ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━！！！！　

激しく乙です！　

ドキドキ過ぎる展開ですね〜！

長編投下乙です！
今外だから落ち着いて読めないorz
後ほどゆっくり拝読します

保全しとくか

ゆうがた

こんとんじょのいこ

ほ

れなえりれなえり

こんとんじょのいこ

よる

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ニヒヒ

从*・｡.・）保全するの

今日って6期のオーデ特番放送日から丸5年だよねぇ？

記念碑的な日だな

>>371
メンツは違えど富士急ハイランドのスケートロケを思い出しました
激しく乙です！

再びスレ違いすいませんが>>389を書いてからオーデ特番見返してみた
やっぱり娘史上爆笑出来るオーデは後にも先にもこれだけだなぁｗ
持ってる人は良い機会だから見返してみて

あさ

>>392
爆笑できるオーディションってどんなの？見たことないから見てみたいわw
どっかに落っこちてないかな？

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

おひる

こんとんじょのいこ

ポッシヲタが保全

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

れなえり待ち

>>371
Ａｈ　時として恋人の２人には　愛の深さ測る事件があり
って感じですね
後編も楽しみにしております

よる

保全とゆいたい

「絵里、ちょっと食べすぎよ」
「うるさいなぁ。ご飯くらいいいじゃない」
「ほどほどにしないと、太るわよ」
スケートから帰ってきてから三日くらい、お母さんが注意するほどの食べっぷりなえりりん。
確かに、心持ちふっくらしてきたでしょうか・・・？

「れいな、あんた全然食べとらんよ、なんかあったと？」
「なんもないっちゃ」
「風邪引いとる様子もないし、変やねぇ」
一方のれいな君は、この三日くらい、食欲がめっきり落ちて、お母さんも心配するほど。
以前にも増してほっそりしてきたようです。

学校に着いたれいな君、今日も一人で登校。
教室に入るとクラスメイトの目が一斉に注がれます。
いつもならにぎやかなはずですが、やはりこの三日くらい、
れいな君とえりりんの間におかしな空気があるせいで、
クラスメイトたちも扱いに困っているところ。

「なあ田中、やせてきてないか？」
「そうでもなかよ」
「で、亀井とはいつ仲直りするんだ？」
「べ、別に・・・けんかしとらんとよ」

「いいんちょ、お前なんか知ってるんじゃないか？」
「し、知らないわよ」慌てて否定するいいんちょ(ガキさん)。
「あゃしいなぁ。みんなでスケート行くって言ってたけど、なんかあったんじゃね？」
「しつっこいわね。何もないってば」
「あいつらが冷戦状態に入ってから、ろくなことがないよな」
「ああ、雰囲気悪いし、早く元に戻って欲しいぜ」

今日は朝から全校集会があるので、生徒は校庭に移動です。
集会は校長の長い講話から始まり、ようやく終わろうと言う頃、
「さっきから、なんかクラクラするっちゃね」頭をおさえるれいな君。
「田中っち、大丈夫？辛かったら保健室行く？」」れいな君を気遣ういいんちょ。
「大丈夫やけん、座ったら恥ずかしいし、なんとかなるとよ」男の子らしく強がってみせます。
「それでは、これで集会を終わります。委員の人はこのあと打ち合わせがあるので集まってください」

解散し始める生徒たち。れいな君も続きます。
「・・・あれ？なんか目の前が紫色になってきたっちゃ」
そのままﾊﾞｯﾀﾘと倒れるれいな君。
「ちょっと！田中っち！どうしたの！？」
いいんちょの声に気づいたクラスメイト。道重さんとえりりんも駆け寄ってきました。
「あれ、れいな君やんか。倒れたみたいやけど、どうしたんやろ？」
三年のほうにいた高橋先輩も走ってきました。
「ちょっと、見せて」割り込んだ高橋先輩、れいな君を抱きかかえます。
「意識がないみたいやし、あっしが保健室へ・・・」背負おうとする高橋先輩。
「愛ちゃんはダメ！」その様子を見つめていたえりりん、思わず叫びます。
「えっ？」止まる高橋先輩の動き。
注目する一同。

「れーなは・・・れーなは絵里が連れていくの！」
気おされる高橋先輩をよそに、半ば強引にれいな君を奪って、背負うえりりん。
「・・・わかった。しっかりね」

揺れないようにゆっくりと歩くえりりんを見送る一同。
「愛ちゃん、よかったの？」
「あっしのせいで二人がああなってしもたのは事実やし、
何より、やつれていくれいな君見とるの辛いもん」
「れーなはみんなに世話をかけさせるの」
「違うよ、さゆちゃん。れいな君見とると、なんかしてあげたくなるんよ」
優しい表情の高橋先輩です。

保健室へ着いたえりりんは、れいな君をベッドに寝かせます。
胸元をゆるめて、濡らしたタオルを額に乗せると、ひと息つくえりりん。
れいな君の寝顔を眺めます。

「いつのまにか愛ちゃんと抱き合ってて、・・・その前から二人怪しい雰囲気だったし、
最近よくしゃべってるし、れーなはやっぱり愛ちゃんのほうがいいの？」
独り言をつぶやくえりりん。

（あれ・・・なんか紫色になったのはなんやったかいな・・・絵里の声が聞こえよるけど）

「もし、れーなも愛ちゃんのほうがいいんだったら、お似合いだと思うよ。
背格好も似てるし、愛ちゃん頭いいし、スタイルもいいし、ﾃｷﾄｰじゃないし・・・」

ｺﾞﾎﾝ。咳払いをして、目を開けるれいな君。
「れーな！？大丈夫？」ﾎｯとした表情のえりりん。
「なんとか大丈夫っちゃ。ここは・・・？」
「保健室。さっきおんぶしてきたの」
れいな君の体を起こしてあげるえりりん。
「すまんかったとよ」
「れーなは軽いじゃん」
「そうやなくて、このあいだの・・・スケートのときの」
「そのことなんだけど、もしれーなは愛ちゃんのこと」
「俺は背の低い女の子はあんまり好かんし、頭のいい子もあんまり好かん。
スタイルもﾎﾞﾝｷｭﾎﾞﾝはあんまり好かんし、細かいことも完璧な子はあんまり・・・」
えりりんをさえぎって話し始めるれいな君。

「れーな、もしかしていまの、聞いてた？」口に手を当ててﾊｯとするえりりん。
「ｳﾄｳﾄしようときに、耳に入ったんやけど、なかなか起きるタイミングがなかったけん、つい」
「れーなのスケベ！」ﾊﾞﾌｯ！そばにあった枕を投げつけます。
「痛いっちゃ！俺病人やし」
「そんだけしゃべれれば、もー平気でしょ？ｴﾍﾍ」笑いがこぼれます。
「まあ、そうやけど。ﾆﾋﾋ」微笑みで答えるれいな君。

「それにしても、れーな軽くなったよね。どーせ、食べてないんでしょ。
絶対、３キロは軽くなってるよ」
「やけん、絵里、話してくれんし、ずっと連絡くれんかったけん、
俺はどうしたらいいかわからんかったとよ」
「絵里だって、ずっと悩んでたんだからね。
もし、れーなが愛ちゃんのことを・・・って考えたら・・・」
知らず知らず近寄るえりりん、れいな君の顔はすぐ目の前。

沈黙が流れます。
目を閉じるえりりん。
（今なら誰もいないよ、れーな・・・）

（こ、このシチュエーションはまずいっちゃ！逃げられんとよ）
冷や汗が流れるなか、高速に状況を判断するれいな君。
「つ、ついつい食べ過ぎたんやね」
「何ですって？」ｸﾜｯと目を見開くえりりん。
「だけん、絵里ちょっとふっくらしてきとるから・・・」
「れーなのﾊﾞｶｧｱｱｱｱｱｱ！！」豪腕ラリアットが決まります。

そのまま保健室を飛び出すえりりん、ちょうど戻ってきた岡田先生とぶつかりそうになって、ﾊﾞﾀﾊﾞﾀと駆けていきます。
「なんや、絵里ちゃん？」
ベッドでのびているれいな君を見て、
「あら、れいな君。きっと絵里ちゃんにエッチなことしようとしたんやろな。ま、ええクスリやな」
・・・なんかいろいろ違うんですが、当分目が覚めないでしょうから、これでいいですね。

「かめ、田中っちと仲直りできたの？」
「ま、まぁまぁよ、まぁまぁ」少し赤くなるえりりんの顔。
「まぁまぁじゃわからないの」
お昼休みに教室に戻ってきたれいな君、首筋の湿布について聞かれると、「転んで打った」の一点張り。
それをもとに、また二人の噂で盛り上がるクラスメイト達。
いつものありふれた風景。
「平和って、失って初めてその大切さに気づくものなの」

>>404-407
８７作目は、デリケート。
深い意味はありませんが、韻を踏んでみましたｗ
前編と比べてずいぶん短くなりましたが・・・
れいな君が朝礼でいつも倒れていたのは、本人いわく”デリケート”だった小学校の頃の話だそうです。
念のため。

女の子が男の子を運ぶ光景って想像すると萌えるなぁ〜
作者さんいつも乙です！

登場人物それぞれに思い入れが強くなったせいで全員の恋が成就するといいなと思ってしまう
全員成就したら大問題だけどｗ

れいな君何股？って話にｗ

男性の登場人物が少ないから全員の恋が成就するのは難しそうだね
男性はれーな君と吉澤先生と藤本先輩と熊井くんだけだもんな

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

こんとんじょのいこ

うへへ

うへへ

あさ

ガキカメでれいなにファッションについてアドバイスもらおうという話題が

うむ

うへへ

∋oノハヽ　〃 ｴﾘﾊｱﾎｯﾁｬ
　从*´ ヮ｀）つハヽ☆ ｳﾍﾍﾍ
　　（　つ 　（＾ｰ＾*从

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

こんとんじょのいこ

こんとんじょのいこ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ニヒヒ

今日のコンサートで何かなかったですか？

れいな君＞＜

ここは町外れのアパートの一室。”ｴﾘｷｭｰﾙ探偵事務所”の小さな看板がかかっています。
窓際にちょこんと座って、はらはら舞う雪を眺める白猫が一匹。
「ｴﾘ、雪が降っとうよ」
「あー、初雪だぁ。どうりで寒いわけだねー」
「・・・」ゆらゆらとゆれていたれいな君のしっぽがぴたっと止まります。
「なに、れーな何か変わったものでも見つけた？」
「そうやなか。ｴﾘと初めて会ったの、こんな雪の日やったなぁって、思い出しとったとよ」
「そっか、もう１年になるのかぁ・・・いろいろなことがあったね」
「ｴﾘは俺のこと、最初に見てどう思ったと？・・・って、もうおらんし！」
れいな君が振り向くと、さっきまで後ろにいたｴﾘの姿が見えません。

いつのまにか、窓際から離れてコタツに移動しているｴﾘ。
「れーな。ごはんにしよっ」
呼びかけに応えて、ｴﾘのもとへﾄｺﾄｺと走っていきます。

「これがごはん・・・？」
「そう。なにか問題でも？」
「ｴﾘ、俺は猫じゃないっちゃ」
「なーに言ってるの。どこからどう見ても猫じゃん」
れいな君ののどを撫でてあげるｴﾘ。
ゴロゴロとのどを鳴らして、恍惚の表情を浮かべるれいな君。
「ち、違うっちゃ！これはその・・・」
「ごはん冷めちゃうよ。食べよっ」
あきらめて食卓へ移動するれいな君。
「猫まんまなんか、ｴﾘよう知っとったね」
「昔のドラマの再放送見てたら、出てきたの。おいしそうだなって・・・嫌い？」
れいな君はｴﾘの悲しげな表情を見て、慌ててｶﾞﾂｶﾞﾂと食べ始めます。

「や、嫌いやないっちゃけど、どっちかというと魚より肉のほうが・・・」
「我慢してね。今年に入って、まだ依頼一件もないんだから」
「それはｴﾘが好みで断るからやろ」
「だって、迷い猫探しとか、やってて楽しくないもん」
「小さなことからｺﾂｺﾂとやらんと、信頼も実績も作れんとよ？」
「はいはい。後でチラシ配りに出かけるから、早く食べてね」

ため息をつくと、小さな器に盛られた猫まんまを食べます。
「れーな？ため息つくと幸せが逃げちゃうんだよ？」
「す、すまんかったっちゃ」
「へへへ。わかればよろしい。ため息ついてもいいんだけど、後ろだけは見ちゃだめだよ」
ちょっとお姉さんぶった態度をとるｴﾘ。
「ｴﾘのその根拠のない自信と明るさはうらやましいっちゃ」小声でつぶやくれいな君。
「なんか言った？」
「な、なんでもないとよ」
食べ終わって、毛づくろいをするれいな君。

自分も食べ終わって、身支度を整えるｴﾘ。
「ほら出かけるよ、れーな」
「ｴﾘ、食器洗わんと？」
「うん、あとでね」当然のように答えるｴﾘ。
「やけん、こびりついたらなかなか取れんようになるっちゃけん・・・」
「小姑みたいなこと言わない。しゅっぱーつ」
「どうせ洗うの手伝わされるの、俺やけど・・・」
ドアを開けたｴﾘに駆け寄って続く、れいな君。

「お願いしまーす。ｴﾘｷｭｰﾙ探偵事務所です」
「にゃあ」
大きな駅に着いた二人・・・一人と一匹はビラを配りますが、
雪が降っていることもあって、受け取ってくれる人はなかなかいません。
それでも、なかには親切な人もいます。
「おぅ、姉ちゃんどこの店？おぢさんスポンサーになっちゃうよｸﾞﾋﾋ」
こんなときも、プロの探偵は眉間にしわを寄せながら、にこやかに・・・対応します。
そう、あくまで冷静に。
「ﾑｶつく！ビラみたらわかるじゃん！」後ろから飛びかからんばかりのｴﾘ。
「ｴﾘ、平常心、平常心を忘れたらいかんとよ」他人事とばかりに、上から目線のれいな君。
「わかってるけど、でも・・・」

「にゃあ」
台に乗って片手、ではなく前足でビラを差し出すれいな君。
珍しいのか、すぐに子供が寄ってきます。
「可愛い猫ちゃん！ほらこれお食べ」
「私が先に見つけたんだから、私が先」
「俺が先だよ！」
子供たちがけんかをはじめると、れいな君がビラを配りたくても、
受け取ってくれる人は近づけません。
「・・・お前らどっか行けっちゃ！」
「れーな、平常心、平常心」今度はｴﾘが上から目線。
「ﾌｰｯ！」ひとしきり背中の毛を逆立ててみて、いらだちをおさめるれいな君。

「なんとか配り終わったね」
「いつも以上に疲れたとよ」
「そろそろ帰ろっか」
「そうやね」

事務所に戻ってきた二人。
「わぁ、もう積もってきてるよ」隣の公園を見て、積もり始めた雪に感激するｴﾘ。
「天気予報やと、明日も消えないみたいっちゃね」そそくさと小さなドアから入るれいな君。

「ココアは飽きたから、ホットチョコレートにしてみました〜♪
ん？れーな、反応が鈍いよ？」
テーブルに置かれたマグと小さなスープ皿には、おいしそうな色の液体。
「俺が熱いの飲めんって知っとるやろ、ｴﾘ」
「ふーふーしてあげるから、ね」
「い、いらん」そのまま舐めてみるれいな君、でも。
「熱っ！」すぐにあきらめてしまいます。
「ほら、猫舌さんは意地張ってないで」
ｴﾘに抱き上げられてジタバタするれいな君。
「ふー、ふー」スープ皿のホットチョコレートに息を吹きかけるｴﾘ。
そのたび、甘い香りが広がります。
ﾍﾟﾛﾍﾟﾛと少しずつ舐めるれいな君。
「どう？おいしい？」
「ん・・・」無言で舐め続けるれいな君。
それを満足そうに眺めつつ、自分のマグからホットチョコレートを飲むｴﾘ。
「ごちそうさま」
「おそまつさま」

コタツでくつろぐ二人。
「ね、あったまったところで、雪だるま作らない？」
「せっかくあったまったのに、なんでわざわざ外に出ると？」
「いいから、出ようよ。こんな機会めったにないよ」
「嫌やけん。猫は寒いのが苦手やし」
コタツにもぐりこむれいな君を、ｴﾘは引きずり出します。
「いつも猫じゃないって言うくせに・・・動いたらあったかくなるから。ね」
「そんなに雪で遊びたいんやったら、仕方ないっちゃね」
ｴﾘのいたずらそうな目には逆らえず、外に出ます。

「これが頭になるから、転がして大きくしてね。ｴﾘは胴体を作るから」
「わかったっちゃ」後ろ足で立って、ヨチヨチと小さな雪のかたまりを転がすれいな君。
「れーな、うまいじゃん」
「そうでもなかよ」よそ見をして得意げに転がすれいな君。
ﾎﾞﾃｯ。石につまづいて、雪玉に顔をうずめてしまいます。
「おっ、その表情もらった！」ｶｼｬ。
「ｴﾘが声かけよるから・・・」前足で顔についた雪を払います。
「いいの撮れたよ、ほら。”雪と戯れる白猫”」れいな君にカメラの画像を見せるｴﾘ。
「ｴﾘばっかずるいとよ」
「文句言わない。もう少しでできるよ、がんばろ」
れいな君は思い直して、雪玉を丸める作業に戻ります。

「もう足がかじかんで・・・限界っちゃ」
「おつかれ〜。じゃあ上に乗せるよ。それ」
二人の作った雪玉を組み合わせて、雪だるまの完成です。
「カメラあるけん、記念撮影するとよ」「いいねぇ、さんせー」
ベンチにカメラを置いて、セルフタイマーをセット。
「れーなそこで立ってて、ｴﾘも入るから」
「オーケーっちゃ」
二本足で立って、かっこいい（つもりの）ポーズを取るれいな君。
ﾀﾀﾀｯと走ってきたｴﾘが耳打ちします。
「ね、れーな、寒いからあとで一緒にお風呂入ろうか？」
「な・・・なん！」動揺して横にそのまま倒れるれいな君。
「ほら、れーなタイマー！」ｶｼｬｯ。

フレーム内には雪だるまと、地面に寝そべる白猫。そして白猫を起こそうとするｴﾘの姿。
「あちゃー。れーな何やってんのよ」
「やけん、ｴﾘが変なこと言ってからかいよるから・・・」
「からかってないよ。れーなが猫だったら、一緒にお風呂入っても構わないよね？」
「ね、猫やないけど・・・猫やし！でもやっぱり、猫やないけん・・・」
悩むれいな君と、それを微笑ましく見守るｴﾘ。
ふわふわと舞い降りる雪が二人を包みます。

>>429-433
８８作目は、探偵ｴﾘ＆れいな。特別編です。
２８作目(7ｽﾚ目 >>521-523 >>527-529 >>534-537)で書いたきりなので
微妙に設定が違う気もしますが・・・
先日の初雪で書き始めたものをまとめてみました。
結局二人がどういう出会いをしたのか書けませんでした＞＜

保全代わりに。

別に特別なことなんにもしてないんだけどなんだかおもしろいな
やっぱり飼い主えりりんと飼い猫れいにゃはデフォだよね

最近ＲＯＭ始めたんでこのシリーズは知らなかった
さっそく遡って調べてみますﾉｼ

こんとんじょのいこ

うへへ

あさ

>>429-433
GJ!
やはりこの話のすごく気に入るんですね。

こんとんじょのいこ

探偵物の舞台は勝手にドイツあたりをイメージして読んでるｗ

こんとんじょのいこ

うへへ

ゆうがた

れなえり

ﾉﾉ*＾ｰ＾)もぅ寝るぅ

早寝早起きっちゃね

れなえりほ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

こんとんじょのいこ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

寝る前ほ

れなえり ^__^

あさ

れなえりストの隠れ里

おひる

れいな君＞＜

从*´ ヮ｀)＜呼んだ？

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

こんとんじょのいこ

よる

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

こんとんじょのいこ

∋oノハヽ　〃 ｴﾘﾊｱﾎｯﾁｬ
　从*´ ヮ｀）つハヽ☆ ｳﾍﾍﾍ
　　（　つ 　（＾ｰ＾*从

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

よなか

れなえり探偵編も趣向が変わってていいな

えなり

ゆうべ3時間考えたけどうまいの浮かばなかったorz
ネタに無理があったみたいなのでラジオに期待

今日もどこかで雪だるま作りに興じる一人と一匹

おひる

ﾉﾉ*＾-＾）σれーなはコタツで丸くなるぅ

从 ´ ヮ｀)にゃ〜んっ？

ﾊ━━；´Д｀━━ﾝ!

ほぜんするちゃね

ﾉﾉ*＾-＾）＜そうなんだよ！保全なんだよ！

ノノ*＾ー＾)れーな、一緒に寝よ！
从 ´ ヮ｀)ぇ、…！！！
http://blog.livedoor.jp/okamip/archives/51286939.html

こんとんじょのいこ

ゆうがた

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ho

最近急激に寒くなりましたが職人さんがたどうぞご自愛下さい

「うーん、わからんっちゃ！」
「難しいの」
「みんなわかんないの？ダメダメだなぁ」
「かめも考えなさいよ」
「だってー。四人寄ればまんじゅう怖いって昔から」
「意味もわからんし、使い方からして間違ってるとよ」
放課後。ファミレスで頭を突き合わせて考え中・・・のれいな君たち。

「そもそも、これなに？なんで私たちにﾁｪﾝﾒ送ったの？」素朴な疑問のいいんちょ(ガキさん)。
「雑誌見てたら、どーしてもわかんないクイズがあってー。ｴﾍﾍ」考える様子もないえりりん。
「それで全員にメールしたってわけ？絵里も少しは自分で考えるの」やる気の道重さん。
「賞品は何がもらえると？」期待に満ちたれいな君。
「さぁ。なんだろね」
「さぁって・・・かめらしいわ」あきれたいいんちょ(ガキさん)。
「当たったら山分けするの」食べ物だったらいいな、とか考えている道重さん。
「答えがわからんことにはどうしようもないっちゃ。絵里、ここはひとつ」二人でアイコンタクト。
「かしこまりぃ！ﾁｪｰﾝｼﾞﾋﾞﾌｫｰｱﾌﾀｰ！華麗に変身よ」

「さて、れーな、この事件どう見てる？」声色が大人っぽくなってます、えりりん。
「手がかりは一応そろっとるちゃけど、プラスアルファが足りないとよ、ｴﾘ」
「なーに？急に改まって」
「ガキさん、あれ。例の探偵小説なの」
「あぁ、あれ。たしかにピッタリかもね」

そう、”ふしぎ探偵ｴﾘ＆れーな”、最近れいな君たちのクラスで小さなブームの探偵小説のことですね。
「田中っちはともかく、かめが聡明な役とか、ミスキャストよね」
「ガキさん、推理中はお静かになの」

「第一の手がかり”キラキラ”。第二の手がかりは”ありがとう”ね」
「第三の手がかりは”一瞬”やけん・・・」通りを歩いている女の子のスカートが風にあおられて、ひらり。
にやけるれいな君。
すかさず、ｽﾊﾟｰﾝと快音が響きます。
「頭文字を取っても言葉にならんし、行き詰っとるね」ｽﾞｷｽﾞｷする頭をなでながら、れいな君。
「アナグラムでもないし・・・となると、日本語ではないかも」指の関節をﾎﾟｷﾎﾟｷ鳴らしつつ、れいな君をにらむｴﾘ探偵。
「そ、そうっちゃね」
「・・・うーん。ｴﾘわかんな〜い。もう、ねるぅ」机に突っ伏すｴﾘ探偵。
「ｴﾘ、まだ謎が解けとらんとよ！」れいな君はｴﾘ探偵を起こそうと耳元に息を吹きかけます。
「うわっ！れーなのエッチ！」こそばゆくて目を開けるｴﾘ探偵。
「あっ！もしかして・・・」
「なんか気づいたことでもあると？」
「・・・と思ったけど、面倒だから日本語でいいよね、これ日本語の問題だし」
ずっこける一同。

「ｴﾘ！」
「うそうそ。”ありがとう”はポルトガル語でobrigado、”一瞬”はスペイン語でmoment、
”キラキラ”は英語でglittering。さて並べると？」
「OMG！って、ｴﾘまさか」
「そ。れーなも同じ答えだよね」
「推理シーン長すぎなの。答えはどうなったのか教えるの」
「”あぁ！神様！”」
「かめ〜、それはちょっと安直すぎるんじゃ」
「誰も答えにたどりつけんし、これで出すしかないっちゃ」
結局クイズには”あぁ！神様！”で応募。
そして一週間後。

「かめ、例のクイズどうなったの？」
「クイズ？あーなんか、外れましたぁって来たみたい。ｴﾍﾍ」
「結局正解はなんだったの」
「さっき愛ちゃんに聞いたら、どれでも好きなの選んで応募したらよかったとか言うとったとよ」
「意味がわからないの」
「つまり、クイズやなくて、ありがとう、一瞬、キラキラのセットのうちで好きなものが当たるみたいやったと」
「かめ、どういうことよ！」
「どうって言われても、募集の紙どっか行っちゃったしぃ。応募先のアドレスだけ携帯にあったから〜」ｸﾈｸﾈするえりりん。
「かめは推理禁止。田中っちも」きっぱりと言い放ついいんちょ。
「そんなぁ〜」と凹む二人。
「さんざん苦労して大外しするとか、二人ともとんだヘボ探偵なの」

>>484-486
８９作目は、絶対解ける問題。
例のメッセージ写真をネタにしようとして、無理やりまとめましたｗ
内容はボロボロですね・・・

ガキさん「一瞬」
http://img253.auctions.yahoo.co.jp/users/6/3/1/6/houenhaimu2000-img404x600-1200980557img432.jpg
えりりん「もう、ねるぅ」
http://img265.auctions.yahoo.co.jp/users/6/3/1/6/houenhaimu2000-img404x600-1200980568img433.jpg
さゆ「ありがとう」
http://img281.auctions.yahoo.co.jp/users/6/3/1/6/houenhaimu2000-img401x600-1200980579img434.jpg
れいな「キラキラ」
http://img293.auctions.yahoo.co.jp/users/6/3/1/6/houenhaimu2000-img401x600-1200980590img435.jpg

PC規制かかったので、携帯からだと行数制限もあって
次回も短編になりそうです＞＜

雪は溶けちゃいましたが、そのお話はまた次に降ったときにでも。

和気藹々って感じですな
れーな君が羨ましい＞＜

面白かった

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ニヒヒ

こんとんじょのいこ

ＰＣ規制ですか・・・大変ですね

州*‘ ‐‘ﾘ＜保全するゆー

おひる

れいなくん＞＜

ｸﾈｸﾈえりりんは久しぶりだなｗ

こんとんじょのいこ

ゆうがた

よる

個人的には藤本先輩のその後が気になる

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ﾋﾟｭｰ。今日は風がとても強いです。
そのうえ、雪が降りそうなくらいに気温も低くて。
「うぅっ、寒いっちゃ」「寒いねー、れーな」
電車を降りてから学校まで、二人で寄り添って歩きます。
「れーな、なんでコート着てこなかったの？」
「虫が食っとったけん、クリーニングと修理に出しとるとよ」「ふーん、そうなんだー」
「・・・絵里、俺が寒そうにしとるのに、一人だけぬくぬくとしとるの、罪悪感感じたりせんと？」
「べつにー」れいな君を観察して楽しそうなえりりん。
ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ震えるれいな君。セーター程度では風を防げません。当たり前。
「え、絵里、お願いやけん、入れてくれったい」
「あぁ？聞こえんなぁ」耳に手をあてて、大げさなポーズをとります。
「絵里がそんな冷たい人間やとは思わんかったとよ！」半泣きになりながら抗議するれいな君。
「もー、泣かないでよ。はい、入れてあげるから」
「ほ、ほんとに入れてくれると？」
「絵里嘘つかない」
「ありがとうっちゃ！」
「狭いんだから、暴れないでよ」
えりりんのコートに入れてもらったれいな君。なんだか、いい匂いがしますよ。
「ｸﾝｸﾝ、ｸﾝｸﾝ」
「ちょっとなにやってるの、れーな？」
「何か知らんけど、いい匂いがするっちゃけん」
「やめて！れーなの変態！それとも今すぐ外に叩き出されたい？」
「じ、冗談やし」普段のえりりんの行動を思い浮かべて、警告には素直に従うれいな君。

「歩きにくいね」「そんなこともないとよ」
とか言いながら歩いていると。
「おい、亀井と田中、二人羽織みたいだぜ」
「ﾔﾀﾞｰ、朝からｱﾂｱﾂすぎ」
「そこの女子、俺と二人羽織しないか」
「セクハラされたって中澤先生に言いつけるから」
ギャラリーが増えてきました。顔が赤くなる二人。
「絵里、なんか注目されとるとよ」
「れ、れーな、もう出て」アヒル口がとんがりつつあるえりりん。
「嫌や、寒いやん」それでも出る気はさらさらないれいな君。
「そんなのへーき、へーき。・・・寒いのはれーなだけだし」
「絵里、今なんか言ったと？」
「なんでもない、なんでもない。さ、いい加減恥ずかしいし、我慢して？ね、れーな」
説得に応じるれいな君。恐る恐るコートから出ます。
「余計に寒く感じるとよ・・・」急に外気にさらされて、縮こまるれいな君。
「もうすぐじゃん、歩こう歩こう」完全に他人事のえりりん、無責任な応援。
ﾋﾞｭｩｩｩｩｩｳ。突如、前方から強風が襲います。
生徒たちはみんな身を隠せる場所を探して右往左往。
「そうや、絵里の後ろに隠れたらいいっちゃね」
ﾋﾟｺｰﾝ！したれいな君、さっそくアイデアを実行に移します。
「れーな、絵里を風除けに使おうなんて、100万年早いですよ？」
あっさり見破られたれいな君、ﾊﾞﾂが悪そうです。

「絵里はコート着とるやろ、ちょっとくらい・・・」
「だーめ。絵里だって寒いの」えりりん、素早くれいな君の背中に回ります。
「ちょ、絵里！俺なんかに隠れても風除けになんかならんとよ」
「あー！絵里は細くないとか言うの？れーなひどい！」
「や、そんなつもりはなかったっちゃけど・・・」
れいな君がひるんだすきに、背中で風を防ぐえりりん。
「こればっかりは遠慮なしやけんね」
「こっちこそ！」
お互い、風をよけて背後を取ろうとする二人。
あれ、なんだかだんだん後ろへ後ろへと下がって行きますよ。
「ｺﾗｰ！かめ！田中っち！なに馬鹿なことやってんの！」
いいんちょ(ガキさん)の言葉も聞こえてない様子。
「れーなには負けませんよ？」
「なんの、俺も絵里には負ける気がせんとよ！」
いつのまにか、また駅に戻ってきてしまいました。
「れーなのバカ！駅じゃない」
「なん言いようと！バカ絵里！」
ｷﾞｬｰｷﾞｬｰ言ってるうちに歩かないと。

ｺﾞｫｵｵｵｵｵｵ。今度は後ろから風が吹いてきました。
「さむっ！背中が寒いっちゃ！」
「あっ、れーな、もうこんな時間！」

「急がんと！」
「うん！急ごう」
それでも、ささいなことに夢中になるお年頃。
「へへ〜、れーなの前を取った〜」れいな君の前に回りこむえりりん。
「あっ！藤本先輩！」道端を指差すれいな君。
「どこどこ？」思わず指されたほうを探すえりりん。
「嘘やけん。絵里の前取ったったい」さっとえりりんの前に出るれいな君。
「れーなのくせに生意気！あっ、愛ちゃん！」
「え、愛ちゃん？どこにおると？」
ｷｮﾛｷｮﾛするれいな君、そんなところに高橋先輩はいませんよ。
「絵里の嘘つき！」「れーなこそ！」
またｷﾞｬｰｷﾞｬｰと言い争いが始まったところに、
「おはよう。寒いなー」前のほうから声がします。
「うるさい！絵里のアホ！」
「バカれーな！風が吹いたくらいでなによ」
「ええかげんにせぇ！人の話を聞け！」と中澤先生。
れいな君とえりりんは校門のすぐそばまで来ていたようです。
耳を引っ張られておとなしくなる、二人。
「悪いお知らせがあるんやけど、聞きたいか？」
うなずく二人。
「お前ら、遅刻やで」

>>503-506
９０作目は、風の子れなえり。
今日は帰り道あまりにも寒かったのでこんな話を書いてみました。

藤本先輩は難しいとこで

ですね。
変化をつけるとしたらフランスに料理の修行・・・とか。

寝る前にホンワカ( *´Д`)

ﾎﾟﾜﾜｰﾝ

藤本先輩の名前が出ただけでありがとうございやっすﾉｼ
オチのつけかたもＧＪです

えなり