ラノベ「参上！ベリーズ仮面」３

前スレ
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>>1
乙！油断したな

第6話「恐るべき強敵！！」

せかいせいふくぶ部室
「7人衆ももうあと3人になっちゃったよ！どうしよう！ガー！」
舞美が言う

「ベリーズ仮面ごときに負けるヤツラは、7人衆には不要でしゅ」
グラサンごしに目を伏せながら、舞が言った

「不要！それ聞いたことある！でも・・・」
手にした1枚の写真を見ながら、舞美がいう

笑いあう7人衆、仲間の笑顔・・・

「ベリーズ仮面もこんな笑顔してた！ガー！」

横から写真を覗き込み、哀しそうな顔をする栞菜

「・・・・みんな、いいにおい、してた」

「カンナーは本当匂い好きだね！ガー！」

クンカクンカ・・・

舞美の匂いを確かめる栞菜

「ちょっと！恥ずかしいよ！ガー！！」
舞美が恥ずかしがる

「私の好きなにおい・・・7人衆の仲間・・・」
「そのにおい・・・奪われた・・ベリーズ仮面・・許さないかんな！」
戦いの決意を固める栞菜

「りさこ様・・・ベリーズ仮面を倒してくっかんな！」
勇ましく梨沙子に報告する

・・・梨沙子は「ベリーズ仮面打倒！」に燃えるその決意に戸惑っていた

「ゆー・・みそらーめん・・・」

ちょっとしょんぼりとつぶやく梨沙子

「カンナーちゃぁぁぁん！」
雅が猫撫で声で言う

「ベリーズ仮面打倒！もいいけどさぁー・・・」
雅が続けた

「最近りさこ様、世界がみそラーメン化してないって元気がないの
あなた、7人衆でもかなりのキューティー技を持ってるんでしょ？マイミーに聞いたわよ！」

「その技を使って世界みそラーメン化作戦・・・なにかできない？」

きょとんとした顔で雅を見つめる栞菜

・・・クンカクンカ
雅のにおいを嗅ぐ栞菜

「ちょ！ちょっと！！！なななななにするのおお！」
雅が顔を真っ赤にする

「みやびさま・・・いいにおいする・・・わたしのすきなにおい・・・」
「わかった・・・私の技で・・みそラーメン化作戦・・やってやっかんな！」
栞菜がなにかを思いついたようだ

「・・・・という作戦はいかがでしょう、りさこ様」
「世界みそラーメン化に近づくかんな！」

「ゆー！！ちゅるちゅるしたいゆ！！」
梨沙子が元気に言う

「では・・・実行するかんな！！」
栞菜の目があやしく光った

今日の分更新します

ベリーズ仮面部室

「たいへんだもんにーーー！！学食で事件だもんにいいい！」
いつもの調子で千奈美が入ってくる

「どうしたの！？学食の大ハプニング！？」
「また学食デスか・・・！」
「・・・・・・・・・世界征服の野望？！」
茉麻が言った

「で、どんな事件なの？」
「・・・・・みんなが味噌ラーメンしか食べないっていってるもんに！！洗脳だもんに！」

「・・・・確実にせかいせいふくぶの仕業ね！よし！調査開始よ！！」

ガラガラ・・・そこに村田先生が入ってくる
「さすがね・・・ベリーズ仮面！」

お決まりのセリフを「まってました！」とばかりに言う

「どうも・・・この事件、世界征服の野望がからんでいるようです！」

「ですよねー？せんせ・・・いや、長官！ですよね！！」
茉麻がはりきった声で言った

「って・・・最近みんなよーくわかっちゃってるみたいね・・」
「ベリーズ仮面！出動よ！！」

「ラジャー！長官！！」

調査に出かけていく4人

「はぁ・・・やっぱいいわ・・長官！て響き！！！」

学食

出口には一人の少女が立っていた・・・
食事を終え、帰ろうとする少女が横を通った時

「・・・ニンニクくさいかんな・・・」
少女が言う

「・・・ふえ！？ニンニクくさい！？！いやああ！」
顔を真っ赤にする少女

「・・・・この学食でニンニクが入ってないのは・・・みそラーメンだけだかんな」
ボソっと少女がつぶやく

「・・・・うわあああん！もぉみそラーメンしか食べないよお！！」
泣きながら走り去る少女

「・・・・みそラーメン以外に全てにんにくを混ぜる恐怖の作戦・・・効果てきめんだかんな！」
「こうやってみそラーメン以外食べれなくしてやるかんな！学食のメニューがみそラーメンだけになる日も近いかんな・・！」

「すごいですぅうう！すごい作戦ですねぇ！」
はしゃぐ桃子

「なるほど・・・能力を活かした作戦・・・これいいかも〜！」
雅にしては珍しく、作戦に素直に感心していた

「・・・いたいけな少女になんてことを」
その様子を隠れてみていた茉麻が言う

「確カニー！ああいって指摘されたら恥ずかしいもんに！！」
千奈美が不安そうな顔で言う

「・・・・・・・・・隠れている・・・4人・・・ベリーズ仮面だかんな？」
栞菜がつぶやく

「なぜうちらがわかったの・・・！？見えてないくせに！！」
友理奈があせりながらいった

「みたか・・・7人衆が伍・カンナーの力を！」
雅が自信たっぷりに言った

「カンナーちゃんの嗅覚はすごいんですよぉ〜！私が笑顔ソムリエならば・・・
さしづめ匂いソムリエといったところですよぉ〜！ｳﾌﾌ」
桃子が微笑む

「ベリーズ仮面出てらっしゃい！」
雅が挑発した

「匂いソムリエ・・・恐ろしい技デス・・」
佐紀が言う

「・・・これは・・・汗のにおい・・・そこで今つぶやいたのはグリーン・・だかんな・・！」

「・・・・ばればれデス！！」
汗っかきな佐紀、いまこの瞬間、対峙している相手への緊張で冷や汗ジリリキテル状態だった
それを恐るべき嗅覚で察知する栞菜

「・・・・昨日、餃子食べたのは・・・ベリーズイエロー・・だかんな？」

「あああー！やっぱしばれたもんにいいい！恥ずかしいもんに！！！」
顔を真っ赤にする千奈美

「できる・・・」

ベリーズ仮面に緊張が走った・・・

「早くでてくるがいいかんな・・・我がキューティー技の前には姿を隠すことなどできないかんな！」
「キューティー技の手数王・キューティー7人衆が伍・カンナーとはあたしのことだかんな！」
「恐れをなしたかベリーズ仮面！だかんな！」

挑発する栞菜

「こわくなんかないもんに！」
「どんなキューティー技が駆使されても・・私たちは恐れまセン！」
「うちらのチームワークでバトルすれば必ずウィンです！」
「・・・正々堂々勝負よ！！」

栞菜の前に立つ、ベリーズ仮面

クンカクンカ・・・
栞菜がベリーズ仮面のにおいを感じて言う

「・・・お前らもいいにおい・・してるかんな」
「戦いの前の緊張のにおい・・・たまらないかんな！」
「このにおい・・我が手によって葬りさるのか・・残念だかんな！」

そうつぶやき、戦うために身構える栞菜

「いざ勝負だかんな！ベリーズ仮面！」

今日はとりあえずここまでですー

昨日から来た者ですがとても楽しみです

>>15
ありがとうございます！そういわれると書くほうも励みになります

技発案者です（今日は会社のパソより）
技をおいしく料理していただいているようで中の人乙
ちなみに匂いソムリエってのは実在する職業？肩書？です

前なんかで聞いたことあるけど