えりりんのことが大好きなのに素直になれないれいな君に萌える13

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登場人物紹介

田中れいな君（高2）
亀井さんの同級生。絵里のことが大好きだけど素直になれないれいな君。
運動苦手で、きゃしゃな体つきで、しかも月島きらりヲタ。しかし、なぜかモテる。

亀井絵里さん（高2）
れいな君の同級生。アヒル口がかわいいけれど、嘘つきだし適当だし
お部屋の片付けもできない、時間にもルーズな女の子。
でも、時々見せるれいな君へのやさしさにクラスメート一同やられっぱなし。

道重さゆみさん（高2）
亀井さんの同級生。時々黒い部分を見せる。
れいな君とえりりんに好アシストするも、二人にスルーされることも多い。

新垣里沙さん（高2）
亀井さんと仲が良い優等生のクラス委員長（いいんちょ）。
最近気になっているのは、あこがれのあの人。

４人は同じクラス

久住小春ちゃん（高1）
れいな君に懐いている、きらりヲタな後輩。
おバカな妹キャラだが、れいな君に一直線にぶつかっていく。

光井愛佳ちゃん（高1）
小春ちゃんのクラスの転校生。偉いお坊さんの様な説教をする。好きな言葉は一期一会。
亀井さんとれいな君を温かく見守っているうちに、なぜか、れいな君に接近中。

高橋愛せんぱい（高3）
新垣さん（いいんちょ）の親戚。れいな君のクラスメイト達の憧れの先輩。タカラヅカ大好き。
男の人は苦手だが、れいな君とは普通に話せる。ちょっとズレたところとかわいい訛りが魅力。

クラスメート
えりりんとれいな君のいちゃいちゃや痴話げんかのたびに
ハラハラしたり、ドキドキしたり振り回されながらも、ふたりをなまあたたかく見守る。
スレ住人一同とも言われている。

以上は同じ高校に通っている

中澤先生
れいな君のクラスの担任。れいな君とえりりんのいちゃいちゃに切れ気味。

吉澤先生
新任の体育教師。フットサルチームの顧問。女子生徒人気No.1だったが
夏の夜、梨華ちゃんと二人でいる姿が目撃された。

飯田先生
美術の先生。れいな君がほのかにあこがれていたが、寿退職。

藤本先輩（元高3）
亀井さんと同じ委員会。狂犬。吉本工業の生徒と乱闘騒ぎを起こし退学処分。今はホテルの厨房で修行中。

アヤカさん
れいな君の親戚。すらりとしたスタイル抜群の美人。 化粧品会社の広報部のお仕事。

梨華ちゃん
吉澤先生の高校時代の同級生。お互い好きだったのに付き合わないまま卒業。
どうもこのところ二人で会っているらしい

岡田先生
保健室の先生。
クラスメート男子投票「学校で一番おっぱいのエロいコンテスト」堂々の第1位。

熊井ゆーり君（中2）
れいな君の親戚。身長は170cmを超えたところ。亀井さんが好きで告白し、れいな君に対してライバル宣言。
ところが、自分のクラスメートの女の子に、いろいろと。

須藤茉麻ちゃん（中2）
まーさちゃん。熊井君のことが大好きな同級生の女の子。大柄でお母さんみたい。
偶然、計算、わからないけど、熊井君と唇が触れ合ってしまった。

徳永千奈美ちゃん（中2）
ちなちゃん。熊井君のことが大好きな同級生の女の子。長い足とたれ目がチャームポイント。
熊井君と二人で日直の時、芸能人の会話なんかしていて、ふたり雰囲気に流され、チュッとしちゃった。

紺野あさ美さん
れいな君の夏休みの間限定の家庭教師。有名大学の学生。食べることに夢中な、空手経験者。

月島きらり
最新シングルハッピー☆彡が大好評発売中のアイドル。

柴田あゆみちゃん
全ての能力が10倍のなぞの女性。某掲示板での自作自演が得意。

ジュンジュンとリンリン
中国からの留学生。道重さんと親しい。活躍はまだまだこれから。

三好絵梨香さん
れいな君がバイトするファミレスの先輩。
サバサバしてて優しいけど男子も女子も注意が必要。

出来れば保全はsageで無くageでお願いしたい
タイミング計り損ねたorz

朝、駅に向かうれいな君とえりりん。
「ふぁあ・・・」あくびをするれいな君。
「れーな、また夜遅くまでゲームしてたんでしょ」
「んー、ゲームはしとらんけど、ちょっと・・・」
「ちょっと何？」
れいな君、ちょっと前を歩く女子高生の風になびくスカートに目が行ってますよ。
（もうちょっと！風よ吹け！）
「はいはい、エロれーな」耳を引っ張って横を向かせるえりりん。
「い、痛いっちゃ！急に何すると！」
「目の前にこ〜んな可愛い子がいるのに、よそ見するなんてする？普通」
と言いながらポーズを取ります。でも、ウィンクはぎこちないですが。
（か、可愛いか！！でも、いま弱みを見せると損ちゃね）
「ま、まあまあたい。悪くないっちゃね」
「れーなはいつも素直じゃないんだから。後で後悔しても知りませんよ？」
「後悔なんか、しないっちゃよ・・・それにしても眠・・・」
「ほら、電車来たよ、走って走って！」
れいな君の腕をつかんで、せかすえりりん。

ホームに入ってきた電車に乗ります。
いつもなら座れませんが、今日は次の駅に着くと、ちょうど二人分の座席が空きました。

「ねーれーな、座ろうよー」
「でも、10分で着くけん・・・」
「寝ても、絵里が起こしてあげるから、ねっ」
えりりんに引っ張られて、隣に座るれいな君。
（そうだ、れーなのお誕生日近いから、買い物行かないとね）
「れーな、今度お買い物行こうと思うんだけど、どこか行きたいところ、ある？」
「べつに、いま見たいものないけん、どこでもよかよ」
「なんでいつもれーなは主体性ないの、デートは男の子がリードしないと」
「・・・」
静かになったと思ったら、いつの間にかれいな君はスヤスヤと眠ってますよ。
「もー、絵里の話の途中で寝ちゃって・・・」
えりりんが鼻をつまむと、嫌がって顔を横に振るれいな君。
「いつ見てもれーなの寝顔、可愛いよねー。駅に着いたら起こしてあげる」
えりりんの肩に身を預けて眠るれいな君。
それを見ているえりりんも、ウトウトしてきました。
「まあ、ちょっとくらいなら、いいよね」

ｺﾞﾄﾝ。ﾌﾟｼｭｰ。
「ん？・・・あれ、ここどこ？」
ドアの閉まる音でえりりんが目を覚ますと、広がる見慣れない景色。
「あっ！５駅も寝過ごしちゃった！」
そのころ、れいな君はプリンの海で泳いでいたようです。
「ふぁふぁしとる、この、柔らかいのが気持ちよかと！」

「れーな起こさないと・・・あっ！」
ふと見ると胸元にれいな君の頭。
「・・・エロれーな、起きなさい！」
ｶﾞﾂﾝ！と肘鉄一発。
突然カミナリが落ちてきて目が覚めたれいな君。
脳天のズキズキする痛みに首をかしげてますよ。
「あ、あれ、絵里、俺どうしたんやろ、ふぁふぁしとったのに、なんか急に頭が痛いっちゃよ」
「知らない！そんなことより、寝過ごしちゃった」
「次の駅で降りるったい！、急がんと」
「れーな、まあいいじゃん、急いでも同じだよ」
「そげんこと言っても、授業が・・・」
「間に合わないよ、一限目はお休みだねー」
「仕方なかね。今度は寝ないようにせんと」

「田中、田中？あれ、田中は休みか？」
「先生、朝から田中見てません」とクラスメート。
「亀井と、田中も欠席か・・・どこまで仲ええねん、あいつら」と中澤先生。

今度は逆方向の電車に乗り換えて、座席に座った二人。
「絵里たち、なんか駆け落ちしてるみたいだね、れーな」ﾑﾆﾑﾆしてるえりりんのアヒル口。
「か、駆け落ち・・・！？」れいな君、耳まで赤くなります。

「ん？何想像してたの、れ−な？」
「な、なんでもなか！ちょっと、原油と小麦の高騰について・・・」
「絵里で変なこと想像してたんでしょ、どーせ」
「え、絵里ではそんなこと考えないとよ！」
「で、誰の裸を思い浮かべてたの？」
「三好さんとか、岡田先生とか・・・」
ついついでまかせを答えちゃうれいな君。
（嘘でも絵里って言ってくれればいいのに、バカれーな！）

ちょうど駅に電車がつきました。改札を出ても無言のままのえりりん。
「れーな、かばん持って」えりりん、アヒル口がとがってますよ。
言われたとおり、えりりんのかばんを持つれいな君。
今日は荷物が多いので、非力なれいな君には二人分の荷物は辛そうです。
「絵里、どうしたと？急に黙って」
「知らなーい」
「ちょ、絵里、歩くの早いっちゃ」
「れーなが遅いの。もっと早く歩けばいいでしょ」
ｽﾀｽﾀと歩いていくえりりん。その後ろをﾖﾀﾖﾀとついていくれいな君。

「おい、あれ田中と亀井だろ？」校庭を歩くれいな君たちを見つけたクラスメート。
「ﾎﾝﾄだ、かばん持ってやがる。仲いいな、ﾁｸｼｮｰ」
「なあ、明日から女子のかばん持ちやるか！」
「いや、なんか違うと思うぞ・・・」

れいな君とえりりんが教室に入ってきます。ﾋｭｰﾋｭｰとからかうクラスメート。
「重役出勤のうえ、えらい仲がよろしいな、え？亀井と田中？」
「すみませーん、れーなが寝過ごしちゃって。ｴﾍﾍ」
「絵里に起こしてもらうはずやったけど、絵里も寝てしもうたと。ﾆﾋﾋ」
そう言いながら顔を見合わせる二人です。
「何や、お前ら一緒に寝とったんか！？」
「そうですけど、何か？」
当たり前の顔をして答えるえりりん。
「かめ、ちょ、今何言ったのかわかってる？」
慌ててえりりんを止めようとするいいんちょ(ガキさん）。顔が真っ赤です。
「何って、絵里はﾎﾝﾄのこと言っただけちゃよ」
平然と答えるれいな君。
「お前ら・・・アタシの授業を何やと思っとるんや！あ、頭痛うなってきた・・・もうえぇわ」

クラスメートの間では、登校する二人の写真が回されたようです。
「作品名は『愛の逃避行』、もとい登校なの」と道重さん。

>>7-11
６０作目は寝坊がテーマです。
>>1乙です
まさに書こうとしたらｽﾚ落ちたとか悲しすぎる
４レス目標でしたが、携帯の22行制限だとなかなか難しかったり。
明日くらいには規制解除されないと厳しいですorz

前ｽﾚ＞書き逃げ作者さん
保健室も、ひさびさのへたれいな君も可愛いかったですｗ

前ｽﾚ>>58
梅さんの元ネタはここだったりします
子供たちは近所の男の子のイメージです。
　あの梅さんが学校帰り駄菓子屋の前にしゃがんでガチャガチャしてたら萌える　
http://ex23.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1193736512/

乙です！
思い切り誤解される事を言ってるなｗ
それにしてもﾌﾟﾘﾝﾌﾟﾘﾝﾊｧ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ﾝ!!!

しかしこれでつきあってないとか（ｒｙ

>>1
立て直し乙です
最近圧縮きついな〜
そしてさっそくの投下ｷﾀ ━━━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━━━!!!

早め早めのほ

(*´д`*)ﾊｧﾊｧ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

こんとんじょのいこ

ふぁふぁ(；´Д｀)ﾊｧﾊｧふぁふぁ
一緒に寝・・・ﾊｧﾊｧ

保はよう

多分あさ

ほ

規制解けたぁああ保

第○作目作者さん乙なの。
朝っぱらからｲﾁｬｲﾁｬしやがってぇぇぇぇ！！

自分は最近アホほど忙しくてなかなかネタが作れませんorz
多分今週も午前様乱発だろうなぁ…。
みーよとれいな君の誕生日もあるし、何とか形にしたいところですが…。


彡　ｻｯ

こんとんじょのいこ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ひるほ

1時

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ほ

れなえり最高！

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ゆうがた

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

うへへへ

こんとんじょのいこ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

こんとんじょのいこ

ﾆﾋﾋ

早め早め

あれ？
上がらなかった

たまにあるねそういうこと

从,,＾ ﾛ ＾）絵梨香ね、れーな君欲しいな！

「お帰りなさいませ、ご主人様」
お客さんを見送っておじぎする、可愛いメイドさん。
あれ、どこかで見たような・・・もしかして。
「今忙しいっちゃけん、後にしてくれったい」
やっぱりれいな君でしたか。でもなんでその格好？
「・・・これにはいろいろと事情があるとよ・・・」
なんだか涙ぐんでますね。

以前、部屋で女装してポーズを取っているところをえりりんに見つかったれいな君。
ｶｼｬｯ。ｶｼｬｯ。
振り向いたれいな君を、えりりんの携帯が捕らえます。
「え、絵里！なんで急に・・・！」
「ゴメンね、ノックするの忘れちゃった。ｴﾍﾍ」
「もしかして、写真・・・」
「どれどれ、結構よく撮れてるよ？」
「そ、それ消してくれっちゃ！一生のお願いたい」
「うーん、考えとく。ねーれーな、どうせだからちゃんと撮ってあげる」
「やけん、写真はちょっと・・・」
「男の子でしょ、小さいことでｳｼﾞｳｼﾞしてちゃダメ！」
一方的に押し切られて、撮影再開です。

「せっかくだし、こうしたほうがいいよ」
えりりんがれいな君のメイクを直してあげます。
「ほら、もっとよくなった。れーなｶﾜｲｰ。どう？」
「か、可愛いっちゃ・・・」ついつい自分に見とれるれいな君です。
「でも、ちょっと妬けちゃうかな」複雑な表情のえりりん。

「・・・という訳たい」
そういえば、そもそもれいな君のクラスは違う出し物のはずですが・・・。
「聞くも涙、語るも涙の物語があるとよ」

「ねえ、お願い、絵里！」屋上でえりりんと友達の矢島さんが話しています。
「そんなこと言われても、アタシも自分のクラスで忙しいし・・・」当惑した表情のえりりん。
「ウェイトレスする予定だった子が三人とも怪我しちゃって、このままだとうちのメイド喫茶、
出店できそうにないの。二人、いえ、一人でもいいから、助けると思って、お願い！」
「そこまで言われたら仕方ないかあ、なんか考えてみる」
「頼りにしてるから、じゃあね」

「とは言ったものの、どうしたらいいかな・・・」
ﾋﾟｺｰﾝとひらめいたえりりん。
「そうだ！なんで気が付かなかったんだろう」

その日の放課後、ファーストフード店に集合したえりりん、れいな君、道重さん、そしていいんちょ(ガキさん）。
「メガロールサンドの発売日はまだなのに、今日は何の話なの」
「かめ、私今日参考書買って帰りたいから、早くしてよね」
「絵里、早く帰ってゲームの続きしたいっちゃ」
「えー、みなさんにちょっとしたお願いがありまぁす。
舞美のクラスがメイド喫茶をやるんだけど、どうしても人手が足りないの。
そこでみんなの力を借りたくて・・・」
「朝メガセット三日分で手を打つの」
「あー、私ダメ。前にバイトしたことあったでしょ、みんな私の胸ばっかり見て、
超恥ずかしかったんだから」
いいんちょ、それはちょっと記憶の相違があるようですよ。
「いちいちうるさいわねー、とにかく恥ずかしかったの！」

「さゆ一人だけやと、ちょっと大変たいね」他人事で涼しい顔のれいな君です。
「なーに言ってるの、れーな？」隣に座ったれいな君と肩を組むえりりん。
「ほら、こーれ」
れいな君に見せた携帯の画面には、あのとき撮られた写真が。

「こ、これまだ消しとらんかったと！？」顔が青くなるれいな君。
「なーに、田中っちどうしたの？」
「れーな、顔色が悪いの。悩みがあるなら言ったほうがいいの」
「な、なんでもないちゃ・・・」

「どーする、れーな？」勝ち誇った顔でれいな君を見るえりりん。
「わ、わかったけん、俺も・・・ウ、ウェイトレスやるたい」
びっくりしてれいな君を見るいいんちょと道重さん。
「何で？田中っち男じゃない！」
「でも、れーななら似合いそうなの」
「ｴﾍﾍ。さゆの言うとおり。絵里が保証しまぁす」
「あの、この話はくれぐれも・・・」恐る恐る確認してみるれいな君。
「わかってる、絶対秘密ね！」声を揃えて言う三人。

メイド喫茶のコスチューム合わせの日。えりりんが道重さんとれいな君を連れてきました。
「やっほー、舞美、調子はどう？」
「絵里！ほんとに来てくれたの！ありがとう！！」
「レジ押しって、一度やってみたかったしね」とえりりん。
「どんな衣装か、早く見てみたいの」ワクワク気味の道重さん。
「これよ。道重さんはスタイルもいいし、少し直すだけでいいと思うけど」
「絵里も少しなら手伝えるから、いちおうサイズ合わせておくね」
「それで、うちに来てくれるのは絵里と道重さんの二人ってことでいいのね」
「ううん、三人よ」
意味がわからない矢島さんに、ひとさし指を立てるえりりん。
「ﾁxﾁｯﾁｯ、甘いわね。この子、れーなが三人目」
「えーー？でも、れいな君、だっけ、男の子でしょ？」
「話をしたら、れーながどうしても力を貸したいって言うもんだから。
心配ご無用。可愛さは絵里の折り紙つきでぇす」
「ほんとにいいの、れいな君？」改めて確認する矢島さん。
「よ、よろしくお願いしますっちゃ」頭を下げるれいな君。
その目に光るものがあったように見えたのは、気のせいでしょうか。

その二日後、再び矢島さんのクラス。
教室には、矢島さんとクラスメイトの他にれいな君、えりりん、道重さんが集まっています。
もちろん、ウェイトレス担当の人はメイド服着用。
「みんな衣装どう？おかしかったら今のうちに直すから」と矢島さん。
「なんか足元がスースーするたい」と、浮かない顔のれいな君。
「それにしてもれいな君ってメイド服似合うよねー。背も小さいし、
足も細いから何でも着こなせそう」と矢島さん。
「れーな、嫌がってた割に素直になったじゃない」とえりりん。
「・・・」無口なれいな君。
ついさっきのことを思い出してるようですよ。

「れーな、着替え手伝ってあげるから、早く服脱いで」
「男の癖にぐずぐずしないの」
「や、やっぱメイド服なんか嫌や！俺帰る！」
と、えりりん達の横を走り抜けようとするれいな君。
あっけなく、えりりんに襟首をｶﾞｼｯとつかまれてしまいます。
「れーな、写真・・・」耳元でささやくえりりん。
ジタバタしていた動きがぴたりと止まります。
おとなしくなったれいな君にメイド服を着せる二人。
「よく似合うの。でも、ちょっと髪型も直したほうがいいと思うの」
「そうそう、どうせやるなら徹底的にやらないと」
「もう好きにしてくれっちゃ・・・」

出来上がった髪型は、高い位置で止めたふたつ縛り。
「絵里、ちょっとれーなにメイクするから手伝ってほしいの」
メイクと聞いてまた暴れ出すれいな君。
「こら、れーな暴れないで！」えりりんが止めようとします。
「れーな、写真・・・」と、こんどは道重さんが耳元でささやきます。
途端におとなしくなるれいな君。
「おもしろーい。ねぇ絵里、写真って何のことか教えてなの」

れいな君のメイクも無事すんだようです。
「はい。メイドさんの写真載せたチラシ作るといいと思うの。早速撮るの」
道重さん、いいアイディアですね。みんなで写真を撮ります。
集合写真はれいな君がセンター。ややぎこちない笑顔になってますよ。

「さあ、じゃ準備も済んだので、今日から当日まで、ウェイトレスの基本について
みんなで練習します」と矢島さん。
「俺はバイトでやっとるけん、そのへんは大丈夫たい」まだ顔が少し赤いれいな君。
「それだけじゃないの、れーな。メイド喫茶は接客も大事なの」と道重さん。
「ところで、メイド喫茶について誰か知っとると？」とれいな君。
「まかせなさーい。この前美貴様に聞いてきたんだから」とえりりん。
美貴様というのは、事情があって退学した、れいな君たちの1個先輩の藤本先輩ですね。
「藤本先輩、そんなとこ行くような趣味あったと？」
「さぁ、なんでも冷やかしで友達と一緒に行ったら、意外と面白かったんだって。
ただ、料理もお菓子も最悪だったらしいけど」とえりりん。

「じゃあ、絵里がコーチしまぁす」えりりん、メガネをかけて張り切ってますよ。
「まずはお客様をお迎えするとき。『お帰りなさいませ、ご主人様』ﾘﾋﾟｰﾄｱﾌﾀｰﾐｰ」
「お帰りなさいませ、ご主人様」一同、声を揃えて復唱します。
「お客様が女性の場合は、『ご主人様』が『お嬢様』に変化します、はいどーぞ」
「お帰りなさいませ、お嬢様」同じように声を揃えて復唱する一同。
「せんせー、れーなが声を出してません」と道重さん。
「さゆ、なんでバラすと！？」道重さんに向かって抗議するれいな君。
「はい、れーなだけ一人で。ちゃんとおじぎしながら」
「お、お帰りなさいませ、お嬢様〜」ﾍﾟｺﾘ。真っ赤な顔でおじぎをします。
「れいな君、おじぎの角度決まってるんじゃない、みんなもお手本にしてね」と矢島さん。
「どうせなら声も出してやってね、れーな。次は『いってらっしゃいませ、ご主人様』ね」
「い、いってらっしゃいませ、ご主人様」
「れーな堅い！もっとリラックスして！スマイルも足りないよ」鬼コーチのえりりんです。

「あと、れーな、言葉遣いがよくないの。俺、じゃなくて私、なの」
「さゆ、ありがとう。大事なところ忘れてた。れーな言ってみて、わ・た・し、って？」
「そ、それだけは死んでも無理っちゃ！」
「あ、そう。しゃ・・」『写真』と言いかけるえりりん。
「わ、私・・・」
「よく聞こえないの、れーな」
「れーな、いい？『私、れーなって言います、よろしく』ﾘﾋﾟｰﾄｱﾌﾀｰﾐｰ」
「私、れーなって言います、よろしく」ﾓｼﾞﾓｼﾞして恥ずかしそうなれいな君。
「うーん。可愛さが足りないの。後でさゆみが教えてあげるの」
「れいな君も、なかなか様になってきたし、なんとかなりそう！」
と、うれしそうな矢島さん。

そんなこんなで、三日にわたる準備が終了。
もちろん応用として、さまざまな会話のパタンもみっちり仕込まれたようです。

>>56-61
６１作目は、文化祭の準備編です。
初心者作者さん執筆予定の文化祭本編がまだですが、ネタかぶってたらゴメンなさい＞＜
後半(文化祭当日)が３０％てとこですが、れいな君の誕生日まで
間がないので前半上げちゃいます。
矢島さんはまだ出てなかったはずですが、12スレ目にもなるともう何がなんだか・・・ｗ

こんな前の伏線、誰も覚えてないと思うので・・・一応ｗ
えりりんのことが大好きなのに素直になれないれいな君に萌える5
http://f57.aaa.livedoor.jp/~moshimo/moshimo_log/moshimo419.htm
女装れいな君(936)


拾い物れなえり
http://toromoni.mine.nu/up/files/data/7/toro7164.jpg

>>46-51だったorz
ｵﾔｽﾐﾅｻｲ

乙です〜

(*´Д｀)

Sりん全開
しかもドSりんｗ

藤本先輩は姿を見せない間にメイド喫茶なんかにハマってたのかｗ
そう言えば藤本先輩もメイド姿の写真があった様な

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

あさ

れなえり最高！

ttp://eri-kamei.org/tekitou/image/tekitou071.jpg

れなえりにﾌﾟｷﾞｬｰされたぁあああ

新曲PVはさゆれなリンリンでしたね。
みーよ誕ネタまだ40％くらいなので、夜にでも。
…問題は、日付が変わるまでに帰れるかどうかorz

彡　ｻｯ

>>52
文化祭本編楽しく待ってるよ

こんとんじょのいこ

ひる

13時

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ゆうがた

うへへ

川σ_σ||〈保全するミュン

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

こんとんじょのいこ

れなえり

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ｱﾋｬ

そして迎えた文化祭当日。矢島さんのクラスの出し物、メイド喫茶にヘルプ要員で呼ばれたれいな君と道重さん。
「絵里もちょっと顔出したらクラスに戻るから、しっかりお願いね、さゆ」
「任せてなの。れーなが逃げ出さないように、見張るの」
「さゆ、俺は逃げたりしないっちゃよ」唇をとがらせて不満そうなれいな君。
「まぁまぁ。どうなることかと思ったけど、絵里のおかげで、道重さんとれいな君に
来てもらえてほんとに助かったわ」と、矢島さん。
「じゃあ、成功を祈って、張り切っていきまっしょーーい！」
スタッフ、メイドさんで輪になって気合入れを行います。

れいな君のクラスでは、
「なぁ、C組のメイド喫茶、行ったか？」
「どうせそんなに可愛い子いないだろ」
「お前、人生の８３％損してるぞ！早く行け！」
「うん、めっちゃくちゃ可愛い子ばっかり。特にちっちゃい子が一番だから、指名したらいいよ」
「なんて名前の子だよ？」
「レイカって言ったかな。ぶっきらぼうで、気が強そうなところがたまらん！」
「お、俺行ってくる！」

「お帰りなさいませ、ご主人様」
「あの、レイカって子を指名したいんだけど・・・」
「申し訳ございません。レイカはただいま、接客中ですので、代わりにさゆみか、舞美はいかがでしょうか？」
「いないの？仕方ないな、じゃあ、さゆみちゃんで」
「かしこまりました。こちらへ・・・」

そのころ、れいな君はといえば。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
「おっ！可愛い！ねぇ、名前なんていうの？」
「私、レイカって言います」
「趣味は？彼氏いるの？どこに住んでるの？」
「ご、ご主人様、ゲームするっちゃ」
「フッ、照れちゃって可愛いな」
(こいつ、殴ってもいいちゃろか）

「ご主人様、このジェンガをやるとよ」
「勝ったほうはなんでも命令していいってルールにしようよ」
「や、それはちょっと困ります、ご主人様ぁ」
（俺の手をまた握っとるし！キモい奴、早く帰ってくれんと困るっちゃ！）

「行ってらっしゃいませ、ご主人様ぁ」
「また来るよ、レイカちゃん！」
おじぎをして、手を振ってお見送り。
（ケッ、おととい来やがれっちゃ！）
態度悪いですよ、れいな・・・じゃなくてレイカちゃん。

「れいな君、なんか疲れた顔してるよ？大丈夫？」
心配した矢島さんが声をかけます。
「だ、大丈夫っちゃ。このくらいなんでもなか」
「疲れたときは、いいものあるんだ。ちょっと口開けて？」
言われたとおりに口をあけるレイカちゃんです。
「一気に行くよ！」ｶﾞｰｯ。
いきなり口に流し込まれたのは、世間のごく一部でおなじみ、柿の種。
「★※Щ▽〜★！」
目を白黒させながらも、なんとか飲み干します。
「なん、なんでこんなひどいことするっちゃ！」涙を流して抗議するレイカちゃん。
「あー、元気になったじゃない。よかったよかった」
怒る気力も失せたレイカちゃんですが、さっきの嫌なことはすっかり忘れたようですよ。
（でも、なんか癖になりそうっちゃね）

おや、お店に新しいお客さんが来たようです。
（あれはゆ、ゆきちゃん・・・！？）
ゆきちゃんといえば、以前（11スレ目190〜）、電車でちょっとした出会いがあって、
二人でお茶したことのある子ですね。

「ねぇ、メイド喫茶だってー、ロビン、行こうよ」
「ごめん、ごとぅー、私は他のところ見てみたいから、30分後に待ち合わせしよっ。じゃねー」
友達と別れて、一人で店内を見回すゆきちゃん。
「れいな君、お客様だから、お願いね」と矢島さん。
押しやられるように、接客に向かいます。
「お帰りなさいませ、お嬢様」
「あ、なんかｲｲ！ただいま、って言えばいいのかな？」
「こちらへどうぞ」席へ案内するれいな君。
「うわぁ、緊張してきた。アタシはゆき。可愛いメイドさん、お名前は？」
（ゆきがかり上仕方ないとはいえ、メイドの格好しとるとか、死んでも知られたくないとよ！）

「私、れい・・・レイカっちゃ」
「レイカ？博多弁だし、アタシの知り合いの男の子に似てるんだ。れいなって人なんだけど、知ってる？」
「えっと・・・れいなは、双子の兄、です」
「そうなんだ、妹さんがいるとは知らなかったぁ。お兄さんに似て可愛いねえ」
れいな君、いやレイカちゃんの嘘をそのまま信じているゆきちゃん。
「そ、そんなことないとよ。ゆきさんも可愛いちゃ」
「ゆきでいいよ。中３くらい？だったら、アタシと同い年じゃない」
「じゃ、じゃあゆきちゃん、じゃなかった、お嬢様、なにかご注文はおありですか？」
「あ、ちゃんとしてるのね。うーんとね、もんじゃ焼き・・・って、無いよね？」
「申し訳ございません、ただいま切らしております。代わりにワッフルはいかがでしょう？」
レイカちゃん、なかなかいい調子ですね。
「それでいいよ。あと、ハーブティーを二つ」
「お嬢様、一度に二つもお飲みになると？」
「ううん、レイカちゃんの分も。アタシのおごり。」
「でも・・・」
「そのくらいいいじゃない、お嬢様はアタシなんだから、ね？」
「感謝しますっちゃ」

「このワッフルおいしーい。ほら、レイカちゃん口開けて。ｱｰﾝ」
「ｱ、ｱｰﾝ」ヒナのように口を開けるレイカちゃん。
「どう、おいしい？」
「お嬢様、おいしゅうございます」
「喜んでもらえると嬉しいねぇ。なんか、アタシもバイトしたくなってきた」
「お嬢様はバイト、したことなかと？」
「うん、いろいろあって・・・普通の生活っていいなぁって、時々思ったりもするんだけど・・・」
「？？？」
ゆきちゃんの言いたいことがいまいちわからず、首をかしげるレイカちゃんです。

「まあいいじゃない。それより、友達がおいしいお好み焼き屋さん見つけたって言ってたの、
今度一緒に行ってみない、レイカちゃん？」
「それはどこらへんにあると？お嬢様」
「えっとね、第一京浜沿いにあるんだって。大井の近くって言ってた」
「どうやって行けばいいと？」
「なんかね、電車で青物横丁まで行って、そこからバスで３つの法務局前だって」
「法務局前やったら、そのバス走っとるのは国道15号線やと思うとよ、お嬢様」
「えー、でも第一京浜だって言ってたもん」
「舞美ちゃん、国道15線で合っとるよね、法務局前って」
「たしかそうだよ。アタシも国道15号線だと思う」急に呼び止められた矢島さん、戸惑いながらも答えます。
「うーん、じゃあ国道15号線でいいのかな？」自信がなくなってきたゆきちゃん。
「私、運転しないからわからんちゃ」
「アタシも車乗らないからわかんない。でも、ゆきちゃんの友達がバスで行ったっていうんなら、
第一京浜で合ってるんじゃない？」と矢島さん。
「そんな気もするっちゃね」
「ありがとう。第一京浜で合ってるかどうか、今度、友達に聞いてみるね」

「そうだ、写真撮ってもいい？」
と、ゆきちゃんはレイカちゃんを立たせて、撮影を始めます。
「なんか、恥ずかしいけん、もういいっちゃよ」
「だって可愛いんだもん。ていうか、一緒に撮ろうよ」
ｶｼｬｯ。ｶｼｬｯ。何枚も撮ります。

顔をくっつけてくるゆきちゃんに、レイカちゃんはドキドキです。
「わぁ、赤くなったりして、ますます可愛い♥」
「お嬢様、もう勘弁してくれたい」
「照れ屋さんなんだからぁ。そうだ、レイカちゃん、メルアド教えてくれる？」
「えっと、それは・・・」
「やっぱり、嫌なの？初対面の子にメルアド教えるのって」
「そ、そんなことはなかよ、でも・・・」
寂しそうな表情を見せるゆきちゃん。
「お、教えるったい。これが私、のアドレスです、お嬢様」
紙ナプキンにさらさらとアドレスを書くレイカちゃん。
「可愛い字書くよねー。ありがとー。」
ゆきちゃんは紙ナプキンを大事そうにしまいます。

「ほら、あそこ。レイカちゃんと一緒にいる子、そうじゃないか？」
「あれ、ごとぅーじゃねーか！さっきロビンも見たから、間違いないぜ」
リュックを背負った、怪しい二人組の男が店内をのぞきこんでいます。
「申し訳ありません、係りの者が案内するまでお待ちください」
制止しようとするフロアスタッフ。
「いいって、そういうんじゃねーから」
「ごとぅーちゃん！ごとぅーちゃん！」
ひらすら叫びならが近づいてくる者、黙々と写真を撮る者、店内は異様な雰囲気に包まれています。
男たちに気づいて、顔を背けるゆきちゃん。
「おー、横顔も素敵だよー、ごとぅーちゃん」
「なんだよ冷たいなあ、握手くらいしろよ」
二人は強引に店内を進んで、レイカちゃんたちのいるテーブルへ近づいてきます。

（まさかこんなところにまで追っかけが来るなんて！お店に迷惑がかかっっちゃう・・・）
席を立とうとするゆきちゃんを止めるレイカちゃん。
（事情はようわからんちゃけど、ゆきちゃんが困っとるんは見逃せないったい！）

「おぅおぅ、さっきから黙って見てれば、いい加減にするっちゃ！」
テーブルに足をﾄﾞﾝ！と乗せて、啖呵を切るレイカちゃん。
勢いでスカートが少しめくれるのも気にしません。
「お、お前誰だよ、いきなり。関係ないだろ」
「関係おおありったい！アタシはレイカって言うもんたい」
「む、向こうへ行っててくれるかな、俺はごとぅーちゃんともっと仲良く・・・」
「関係ねーだろ、メイドは引っ込んでろ」
れいな君、いやレイカちゃんを無視して、なおもゆきちゃんに迫ろうとする男。
「・・・てめえらの全存在がうぜぇんだよ！」
片手で胸倉を掴み、反対の手でテーブルにあった箸を取ると、一人の男の鼻先に突きつけます。
「ご主人様、そろそろ外出のお時間です！延長料金は高くつくっちゃよ？」
「ひ、ひっ・・・！？」
「ぼ、暴力はんたーい！」
まったく予想していなかったレイカちゃんの反撃に、二人ともすごすごと尻尾を巻いて逃げ出しました。

店内で拍手が起こり、緊張の糸が切れたのか、ふらついて倒れそうになるレイカちゃん。
離れたところにいたえりりんより早く、後ろに回って支えるゆきちゃんです。
（もしかして、レイカちゃんって、妹じゃなくって、れいな君本人かも・・・！？）

「あ、お・・・私、いつのまにか・・・」
「大丈夫、悪者はレイカちゃんが追っ払ってくれたから」
レイカちゃんの頬にそっと口付けするゆきちゃん。
「ゆ、ゆきちゃん！？」
「・・・友達って、作るの難しいよね、レイカちゃん」
（レイカちゃんかぁ。本当にれいな君の妹だったらなぁ）
「ゆきちゃん、私、友達作るの得意やけん、ゆきちゃんにも教えてあげるったい」
「ありがとう！とっても楽しかったよ。行ってきます」とびきりの笑顔の、ゆきちゃん。
「行ってらっしゃいませ、お嬢様！」

お見送りするレイカちゃん。
何度も振り返っては手を振る、ゆきちゃんです。

いつのまにか、レイカちゃんの背後に立っているえりりん。
さっきまで「レジ押しって超たのしー！」とか騒いでたのに、一転して重苦しい空気が漂ってますよ。
「ずいぶん盛り上がってたみたいね、レイカちゃん、いいえ、れーな。その頬の赤いのはなーに？」
「あのその、前に会ったことある子やったけん、つい。それで、これは不幸な事故ったい」
「ゆきちゃん、だったっけ？また赤いピザ食べたいんだ、れーな？」
「さっき舞美ちゃんに柿の種食べさせてもらったけん、お腹いっぱいっちゃ、残念やねｱﾊﾊ」
「うん、残念ね、れーな」
暴力を振るわれたりしないことがわかって、ﾎｯとするれいな君。
「出店でおごってもらおうと思ったけど、もっといいこと思いついちゃった」
やけに静かな声。目が怖いですよえりりん。

「はーい、一人一ポーズ、100円でーす」
空き教室には、他のクラスの生徒まで覗き込むほどの盛況です。
人気メイドの三人、レイカちゃんとさゆみちゃん、そして舞美ちゃんの出張撮影会が行われていますよ。
「レイカちゃん、松坂ｷﾞｭｰでお願いします！」
「ま、松坂ｷﾞｭｰ！」ﾊﾟｼｬｯ。
「さゆみちゃん、うさちゃんﾋﾟｰｽで」
「うさちゃんﾋﾟｰｽ！」
「舞美ちゃん、このりんごつぶして」
「ﾏｯｽﾙﾊﾟﾜｰ！ﾌﾝｯ！」一瞬で砕け散るりんご。

「も、もうよかと？こんなに写真撮られたの、生まれて初めてっちゃ」
「うん、いいんじゃない。次は絵里に付き合ってね。今日は、れーな大活躍したから、これで許してあげる」

校内をれいな君と腕を組んで歩くえりりん。
メイドさん二人が仲良く歩く姿は、嫌でも注目を集めます。
「恥ずかしいっちゃ、絵里、もっと人気の少ないところを歩くとよ」
「絵里は、すっごく楽しいよ。可愛いレイカちゃんを独占してるもの」
「・・・わ、悪い気はしないっちゃね」

校内新聞には、仲良く歩く二人の姿とともに「この美少女を探せ！」という小さな記事が載ったとか。

>>80-86
６２作目は、文化祭後編です。
レイカといえばあの人しかいない・・・！まあ蛇足ですがｗ
おじぎ30度のDVDを横浜の文化祭で買ってきて、暖めていたアイデアにプラスしてみました。
れいな君は黒田れいな役でしたが、男っぽいところはまさにレイカちゃんみたいなｗ
なんとか伏線も無事回収できて、ごとぅーちゃんも予定通り（？）出せたので一安心です。
小春ちゃんと光井ちゃん、高橋先輩も出したかったのですが、収集つかなくなりそうなのでカット。

文化祭、れいな君たちのクラスの出し物も他の作者さん方、どうぞよろしくお願いします＞＜

そうそう、第一京浜＝国道15号線　です。
これもおじぎ30度第三巻ののﾎﾞｹﾎﾞｹトークをヒントに。

おまけ
「おじぎ30度」ジャケットより
http://toromoni.mine.nu/up/files/data/7/toro7246.jpg
http://toromoni.mine.nu/up/files/data/7/toro7247.jpg
http://toromoni.mine.nu/up/files/data/7/toro7248.jpg

「お疲れさまでーす」
「お疲れさまでしたー」
勢いよく休憩室のドアを開けて中に入るれいな君と三好さん。
今日のバイトもようやく終わりですよ。
ずっと立ちっぱなしでお客様に目を配っていなければいけない仕事、しかもれいな君は学校帰りで
まだ仕事に不慣れなこともあってﾍﾛﾍﾛですよ。
「今日は忙しかったねー、お疲れさま、れーな君」
「ホントに疲れたと…やっと座れる〜」
休憩室の椅子にぐったりと腰掛けるれいな君、相当お疲れですね。
三好さんは慣れているので顔には出していませんが、こちらも疲れてるみたいですよ。
着替えないで２人して椅子に座ってﾏﾀｰﾘしていますよ。

「疲れてると甘いもの食べたいよねぇ、れーな君、ケーキあるけどいっしょに食べない？」
「え、いいんですか！？あるんですか！？」
「うん、今日仕事の前に家で作ったの。ワタシ今日誕生日なんだよね」
「そうだったんですか！？おめでとうございます！」
「ありがと、で、ちょっと自分で作ってみたんだけど」
休憩室の冷蔵庫の中から包みを出してくる三好さん。
開くと、小さなホールケーキが出てきましたよ。
生クリームやイチゴも乗っかった、手作りな感じの可愛らしいケーキですよ。
「すごいじゃないですか！おいしそうですよ！」
「へへー、ちょっとナイフ取ってくるね。れーなくん、表からカップと紅茶取ってきてくれる？」
「わかりましたー！」
さっきまでぐったりしてたれいな君と三好さん、張り切って休憩室を出て行きますよ。
ささやかな誕生パーティの始まりですよ。

「ろうそくないけどれーな君、ハッピバースデーの歌歌ってよー」
「えー、恥ずかしいと…」
「歌ってよー、ワタシ誕生日なんだからお祝いしてよ」
「う…分かりました…」
「DEAR三好さん、じゃなくて絵梨香ちゃんって歌ってー」
「えー！？それはさすがに無理やと！」
「いいじゃーん、今だけ、ね！」
「…分かったと……HAPPY BIRTHDAY TO YOU♪HAPPY BIRTHDAY TO YOU♪」
三好さんに押し切られて一人で歌わされちゃうれいな君。
さすがに２人っきりとはいえ、かなり恥ずかしいのか、ちょっぴり赤くなってますよ。
でも三好さんが手拍子して喜んでくれてるので、お祝いしてるれいな君も嬉しくなってますよ。
歌も歌い終わって、ナイフでケーキを切り分けて、２人でケーキを食べますよ。

「ん！すっごい美味しいです！甘ぁい！」
「ホント！？…あー、いいね、やっばい、やっと誕生日って気分になってきた！」
「にひひひ、三好さんはパーティとかしないんですか？」
「えー？しないしない、学生のときとか、そういうノリでやったりはしたけどさ」
「えー、そういうもんなんやと…？」
「でもやっぱ誕生日に一人だと寂しいじゃん。仕事入れてもらって、誰かと食べれたらなって思ってケーキ作ってさ。
　だからこうやってれーな君といっしょに食べれてすっごい嬉しいんだよね」
テンションが上がってきたのか、ちょっと口数が多くなってきた三好さん。
れいな君と向かい合わせに座っていたのに、いつの間にか隣に座ってたりしますよ。
いつものように、いや、仕事中じゃないからさらにくっついてくる三好さんにれいな君、ドキドキですよ。
そんな状態で、れいな君と三好さんのおしゃべりは続きますよ。

「ねね、れーな君は料理できる女のコってどう？」
「え…そりゃ、料理上手い子のほうがいいなって、思いますけど…」
「ホント！？ワタシ煮物とかきんぴらごぼうとかもできるよ」
「えーすごーい！俺の友達、さゆもガキさんも料理って全然できんけん、憧れるー」
「じゃあさじゃあさ、今度ウチに１回料理食べにおいでよ！れいな君ならごちそうしちゃうよ！」
「あ…機会があったら………それと、あの、三好さん…近い……」
「あは、ごめんね、ついついテンション上がっちゃってさ」
気付いたらぴったりくっついちゃって、肩まで組んでた三好さんとれいな君。
れいな君、ケーキを食べる口も止まって赤くなっちゃってますよ。
いや、それ以上に何となく、とんでもない約束をさせられたような気がしますが、大丈夫ですか？れいな君？
ようやく三好さんも少し落ち着いてきたみたいですよ。

「ねぇ、さっきさゆちゃんとガキさんってコの話し出たけど、絵里ちゃんは料理ってどうなの？」
「え？」
「だってさ、れーな君料理できるコ好きなんでしょ？だったら絵里ちゃんも料理うまいんじゃないの？」
「え…ぶっちゃけ、モノによるかも…や、絵里の料理もバツグンやと！ハンバーグとか世界一やけん！」
「えー？ホントー？なんか最初に聞こえたような…」
「そんなことなかよ。一回調理実習で食べたけど、ホント美味しかったと」
「…ふーん…」
「三好さん？」
「じゃあれーな君、今度ワタシもハンバーグ作ってきたら、食べてみてくれる？」
「…それはいいですけど…俺、肉好きやけん、肉やったら何でも食べると」
「おっけー、じゃあ約束ね、指きり！」
三好さんと指きりの約束をするれいな君。
ホントはえりりんの作ってくれる物（美味しいもの）なら何でも大好きなんですけどね。
何だか今日は三好さんといっぱいしゃべって、なんだか仲良くなったような気がしますよ。
三好さんも誕生日で喜んでくれたし、れいな君も美味しいケーキを食べて楽しかったみたいですよ。
それ後、バイトのときにたまに三好さんがれいな君に料理を作ってきてくれるのですが、それはまた別のお話ですよ。

三好さんと別れた帰り道。いつもと同じようにえりりんに電話しながら歩きます。
えりりんに、特製のハンバーグをもう一度食べたいとリクエストするれいな君でした。

みーよお誕生日おめでとうってことで。
れいな君がみーよの家に行くお話は書きませんよ！
いろいろ大変なことになりそうなので（ｗ
今度はちゃんとれなえりなお話を書きますよ。

>>第○作目作者さん
女装れいな君ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!
ホントに恥ずかしがってさゆの後ろあたりに隠れるれいな君が目に浮かびます（ｗ
そしてスケバン刑事にポッシと話を広げまくってしかもキレイに収束してるのが流石です。

でもって、登場人物に気付いたらおかみよが増えてるし！
次スレからは月島きらりは「チャンス」が好評発売中ですね（ｗ

彡　ｻｯ

GJ

みーよ(*´Д`)
普通の話だったらこのままくっついちゃうんだろうけどｗ

いっぱい出たー
じゃなく来たー！

ぬおー助走れいな君ファンにはたまらんイベントだったっちよ
結局最後まで顔見知りにはバレずに済んだのか気になる

それにしても三好さん積極的だな
れいな君の貞操が（ｒｙ

多忙な折に乙です

来週さゆ＋れなえりｸﾙｰ
292 名前：名無し募集中。。。[] 投稿日：2007/11/09(金) 00:12:38.85 0
来週の道重のラジオにゲスト亀井と田中ｷﾀ─ｗｗﾍ√ﾚｖｖ〜(ﾟ∀ﾟ)─ｗｗﾍ√ﾚｖｖ〜─ !!

CBCラジオ「モーニング娘。道重さゆみの
今夜もうさちゃんピース」が拡大生放送になります！
http://www.helloproject.com/newslist/kamei_0711090000.html

CBCラジオ「モーニング娘。道重さゆみの今夜もうさちゃんピース」が拡大生放送になります！

11月15日　23：30〜24：50
CBCラジオ「モーニング娘。道重さゆみの今夜もうさちゃんピース」が80分の拡大生放送になります。
題して「モーニング娘。道重さゆみの今夜もうさちゃんピースSP（エスピー）」！！！
ゲストには亀井絵里、田中れいなを呼んで、80分間盛り上がりつづけます！

番組へのメッセージはこちらから！
http://hicbc.com/radio/hyper/index.htm

CBCラジオ1053kHz

久しぶりに亀井さんの部屋に来ちゃったれいな君。
でも今日は二人でお勉強してますよ。

「絵理〜、ひとのノートになんばするっと！ちゃんと勉強せんね！」
「え〜？だってわかんないんだも〜ん。ｩﾍﾍﾍ ｩﾍﾍﾍ」

れいな君に怒られても何のその。
亀井さんはﾑﾆｯっとしたアヒル口で
れいな君のノートの端に楽しそうに落書きなんてしちゃってますよ。
一体全体、何を描いているのか判別できませんが…

「こらっ！落書き止めんね！！てか、何、その気持ち悪いの」
「猫耳れいな〜。ｩﾍﾍﾍ ｩﾍﾍﾍ」
「そ、それがれい……な？」

一瞬呆気に取られたものの、
たまには真面目に勉強しようと決意していたれいな君は、
亀井さんの前からノートを毟り取っちゃいました。

悪戯されるのも実は嬉しいくせに、ねぇ？
ほら、年中落書きされてるれいな君のノートや教科書。
一つも落書きが消された形跡が無いですよ。

だけど落書きを止めさせたのも仕方ありませんか。
今日も宿題をやらないで行って、中澤先生にこっぴどく怒られちゃいましたから。
絵里ちゃんの方はと言うと、
ちゃかりいいんちょ(新垣さん)にノートを写させてもらって、なんなくセーフになってましたっけね。

「う〜…」
あらまあ、亀井さんてばスネちゃいましたよ。
ほっぺを膨らませてれいな君をちょっと睨んだら、
クッションを抱えて背中を向けて横になっちゃいました。

「絵理〜、今日の宿題一緒にやろうって言ったのそっちやろ〜」
「…」
「やらんで行ったら、中澤先生にまた怒られるけん」
「今、れいなにも怒られた…」
「それは絵理が勉強やらんからっちゃろ！」
「…」

あらあら、亀井さん完全に拗ねちゃいましたよ。
クッションを抱えて無言のままでベットの中に隠れちゃいました。
こうなると亀井さんは喋ってくれなくなってもう大変ですよ、れいな君。

「れ、れいな、間違った事言ってないけんね！」
内心はｱﾜｱﾜしながら強気の口調でそう言っちゃったれいな君。
その言葉に、亀井さんが隠れた布団がﾓｿﾓｿと動いて山が大きくなりました。

「い、いいっちゃ！れいな一人でやるけんっ！見せてやらんけんね！」

絵理、泣いとんのかな？とりあえず謝った方がいいっちゃかな？
そんな事を思いつつ、そして亀井さんの方をチラチラ見ながら
れいな君は真面目に宿題に取り組み始めましたよ。


―――

「ん？」

四苦八苦しながら宿題も半分を過ぎた時、
いつの間にか集中していたれいな君の耳に何か聞こえてきましたよ。

「ｽｰ ｽｰ」
「絵理？」
「ｽｰ ｽｰ」
どうやら寝息みたいです。
亀井さんってば何時の間にか寝ちゃってたようですね。

「なんだ、絵理、寝とうっちゃか」
そう口にした瞬間、れいな君は ﾋﾟﾝ! と閃いちゃいました。

ね、ね、ね、寝顔見れるっちゃか！

それだけではありません。
思春期の男の子の色々な欲望がどんどん湧き上がってきちゃいます。
何と言ってもここは亀井さんのお部屋。
れいな君の大好きな甘酸っぱい亀井さんの匂いも充満しちゃってる訳ですからね。

こっそりﾁｭｰ出来るかもしれないっちゃ！
む、む、む、胸触っても気付かれないっちゃかね？
こっそり、ぱ、ぱ、ぱ、パンツ覗いて…

音を立てないように、四つんばいで亀井さんのいるベットに近づいていくれいな君。
心臓もドキドキしちゃってますが、男の子の大事な部分もドキドキしちゃってます。

「絵理〜、寝とぉの〜？」

そっと布団の上から手で揺らしてみます。
亀井さんの寝息はさっきと全く変りません。
声も揺らし方も小さいのは、そもそも起こす気は無いからですよ。

「やっぱり寝とうっちゃね…」

ドキドキしながら、頭の方の布団をこっそり剥ごうとしたれいな君。
だけど、軽く持ち上げた瞬間に引っ張られているみたいな抵抗を感じて
慌てて手を離しました。

「ｽｰ ｽｰ」
「…ふ、布団掴んで寝とうっちゃか？」

もしかしたら起きてるのかもしれない不安に、ちょっと様子を見てみるれいな君。
数分待ってみても、亀井さんの寝息も動かないのも変りませんでした。

亀井さんとの憧れのﾁｭｰに未練たっぷりのれいな君。
こっち向きに寝返りをうたないかと、布団の山を黙ったまま眺めてますよ。
あら、ベットから離れてさっき自分が居たテーブルの前に戻っちゃいました。

「やっぱダメっちゃね。寝とうとこ襲うのは反則やけん」

ぼそっとそう呟いたれいな君は、また宿題に向き合いました。
流石れいな君。紳士ですね。

一言「好き」って言えば、多分いつでもﾁｭｰ出来るようになるんですから、
寝てる所を悪戯するのは止めておいた方がいいでしょう。
亀井さんに嫌われちゃうかもしれませんし。


―――

GJ!
新規作者さん？
寝てるところを襲うと絵里ママにも怒られるしこの葛藤はいつも辛いｗ

>>102

「ん〜…」

れいな君がまた宿題に向き合ってほんの数分、
寝ぼけたみたいな絵理ちゃんの声が聞こえました。

「あー、絵理、起きたっちゃ…？！」
そう言いながら顔を上げたれいな君。
目に飛び込んできた光景に固まっちゃいましたよ。

ぱ、ぱ、ぱ！

布団の端からチラッとピンク色が見えちゃってます。
それが見えるという事は、当然、生脚の太ももなんて豪快に飛び出ているんですよ。

え、え、え、絵理の…ﾑﾁﾑﾁ…ピンク…

数分前の紳士的なれいな君は何処に行ったんでしょう？
もっとそのピンク色をちゃんと見ようと、テーブルに顔をくっつけてますよ。

み、見づらいっちゃ…

れいな君はそう言うと、四つん這いでベットに近づき始めちゃいましたよ。

いまいち態勢がしっくりこないのか、モゾモゾしてる亀井さん。
そのせいで、れいな君がベットのすぐ脇に辿り付いた時には
ピンク色は布団の中に隠れちゃいました。
でも生脚は太ももまでバッチリ出たままですよ。

や、柔らかそうだっちゃ。
か、顔をくっつけてｽﾘｽﾘしたいっちゃ〜〜！！！
布団もちょっとだけ捲れば、絵理のパンツが見えるっちゃ〜〜！！！

ちょっとだけ距離を取ったまま、
目の前にある亀井さんの太ももの裏と、自分の顔の高さを同じくしたれいな君。
亀井さんのモゾモゾしてる動きが止まるのを、息を潜めて待ってます。
その間にも、鼻をｽﾝｽﾝさせちゃって亀井さんをにおっちゃってます。

寝返り終わったっちゃか？

亀井さんの甘い匂いと柔らかそうな太ももに、胸はﾄﾞｷﾄﾞｷ、目はﾁｶﾁｶなれいな君。
期待と興奮に頭もｸﾗｸﾗさせながら、
さっきパンツが覗いてた部分の布団をそっと捲り上げちゃいました。

ぱ、ぱ、ぱ、ぱ！！！！！

顔の高さは合わせてます。
れいな君の視界一杯に、捲れたスカートの中のピンク色の光景が広がりました！
だけどﾁｶﾁｶしてた目には、ただのピンク色しか広がってません。

え、え、絵理のぱ、ぱ、ぱ、ぱ…

シーツに片方の頬っぺたをくっつけながら、ふらふらとそこに顔を寄せて行くれいな君。
布団の中に篭っていた濃くって甘い亀井さんの匂いに、さっきよりも頭はｸﾗｸﾗです。
勿論れいな君の……


言わないでおきますか。

>>80-86
ごとぅーまたｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━！！！！

ロビンもｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━！！！！

○作目の作者さん激しく乙です！

ごとぅーがまたこんな形で再登場とは予想してなかったのでホント嬉しかったです

感激一杯のポッシヲタが保全

「ん、ん〜」

何時の間にか、ほんのりと亀井さんの体温まで感じられる距離に顔を近づけていたれいな君。
その耳に亀井さんの寝言のような声が聞こえました。

ｱﾜｱﾜｱﾜ、だだだ、ダメっちゃ！こんな事！

突然理性を取り戻したれいな君。
顔を真っ赤にしながら、ピンク色から顔を背けかけました。
だけどその瞬間、今まで味わった事のない柔らかさと
甘酸っぱ過ぎる匂いに顔を包まれちゃいました。

ﾝｸﾞｯ! え？いいいいいい、いかんっちゃ！！！

慌ててその中から顔を抜き取り、ベットから離れようとしたれいな君。
そのせいで、派手にテーブルの角に脛をぶつけちゃいましたよ。

これは自業自得ですね。
悪い事をすると、やっぱり神様は罰を与えるのです。

「んん〜〜？何〜？」

脛を押さえながら、急いで自分がいた場所に四つん這いで戻るれいな君。
大きな音に目を覚ましたみたいな亀井さんの声が、
お尻の後ろの方から聞こえました。

ジンジンする脛の痛みをガマンして、自分の席にたどり着いたれいな君。
シャープペンを手に取ったと同時に、亀井さんが布団から起き上がりましたよ。

「あ〜…絵理寝ちゃってたあ〜」
「お、起きたら宿題やらんね」
ﾄﾞｷﾄﾞｷを抑えながらそう返事を返します。
だけど絵理ちゃんの方には顔を向けられないですよ。
だって、さっきの両方の頬っぺたに感じた感触にﾄﾞｷﾄﾞｷしちゃってますし、
おまけにﾆﾔﾆﾔしちゃって鼻の下が伸びちゃってそうですから。

「う〜…」
上目遣いでチラッとみた亀井さんは寝ぼけ眼です。
ベットからずり落ちるみたいにモソモソ動いて、れいな君の向かい側に座りました。

さ、さっきの気付かれてないっちゃね？

頬っぺたに残る感触に、嬉し恥ずかしﾆﾔﾆﾔしながらも不安に駆られるれいな君。
またチラッとだけ亀井さんの方に目を上げました。

「ね〜れいな〜」
まだ寝ぼけてそうな亀井さん。
目も殆ど瞑ったままで身体を左右に揺らしてますよ。

「な、何っちゃ？」
「今、何で四つん這いになってたの？」
「そそそ…そう！消しゴム落としたっちゃ！消しゴム！」
「ん〜…消しゴムかあ〜…」
「そうっちゃ！消しゴムっちゃ！」

大いに動揺しちゃったれいな君。
消しゴムを手に取って、ノートの上をゴシゴシ擦り始めましたよ。

「ふ〜ん…やっぱりまだ眠い〜…」
「し、宿題ちゃんとやるっちゃ！絵理」
前のページを捲って、また消しゴムをゴシゴシやりながられいな君。
絵理ちゃんに注意しちゃってます。

「……は〜い」

ちょっと不服そうにアヒル口を尖らせながら目を擦る亀井さん。
消しゴムを動かしながら、れいな君はその寝起きの顔をチラ見しますよ。

か、可愛いっちゃ！

ついでに、さっき頬っぺたに当たった太ももとお尻の感触も思い出しちゃうれいな君。
顔がとっても緩んじゃってたみたいです。

「れいな、何か変〜」
「へ、変じゃないっちゃ」
ニヤケちゃう顔を無理矢理引き締めます。

「もしかして、絵理が寝てる時に何かしたでしょ？」
「してないっ！」
「パンツ見たとか」
「そ、そんなことせんっ！絵理のパンツなんて見たくないけんっっ！」
「…」
「絶対に見てないっちゃからな！」

心の中で「ごめんっちゃ」と言いながら嘘をつくれいな君。
まあ、本当の事は言えませんもんね。

なんとなくつまらなそうにアヒル口で膨れている亀井さん。
顔を近づけて、れいな君の顔をマジマジと眺めてから表情を崩しましたよ。

「な、なんっちゃね」
「見たいときは見たいって言ってね。ｳﾍﾍﾍ」
「なっ…」
「れいな赤くなったー。ｳﾍﾍﾍ ｳﾍﾍﾍ 冗談だよ〜 ｳﾍﾍﾍ」
「ば、バカ絵理っ！宿題やらんね！」

ドキリとしながら、さっき見たのを頭に思い浮かべちゃうれいな君。
消しゴムをせっせと動かしながらまたﾆﾔｹかけちゃいますよ。

「ところでさ〜」
「ん？」
「何でせっかっくやった宿題の答え消してるの？」
「え？あぁ〜〜」
「絵理の宿題は見せてあげないからね〜」
「絵理〜」
「だめ〜〜」


やっぱり神様っているもんですね。

乙でした！！

前回好評だったのでイニシャルトークの続編でも。
Q.もしも好きな人がいたら、あなたはどうやって告白しますか？

ﾘo■ｩ■ﾘ＜えーっと…ある程度仲良かったら自分から言っちゃいますね。
　　　　　　だってやっぱり後悔したくないじゃないですか。
　　　　　　実はいまそういう人に距離を詰めようとしてるんですけど、なかなか上手くいかないんですよ。
　　　　　　邪魔する人が多くて。あのこれ絶対内緒ですからね！名前も顔も出ないんですよね！？

从*● 。.●）＜理想の王子様みたいな人だったら、自分から行っちゃうかもしれないですね。
　　　　　　　　もうなんだろ、いきなり街角でぶつかってその人が王子様みたいな人で、
　　　　　　　　そういう人にうっかり「王子様…」とか言っちゃって、なんかそのまま仲良くなって、みたいな
　　　　　　　　そういうベタだけどステキな出会いとかいいな、って思うの。

川*▼ー▼）＜えぇぇぇー！？（声裏返ってます）
　　　　　　　そうやなぁ…自分から言っちゃいますかね。２人っきりになったときに。
　　　　　　　けっこうテンパるタイプなんで、すごい前日とか告白練習とかしてると思いますけど（ｗ
　　　　　　　でも２人っきりになったらテンパって肝心なところで噛んだりするんですよ（ｗ
　　　　　　　言っちゃいますね、私。はい…

川o■-■）＜えー！？そんなの考えたことないですよ私！
　　　　　　　もしそうなったら、ですか…？ん〜…。でもそういう関係って憧れますよね。
　　　　　　　いっしょに手繋いで歩いたり、電車の中とかでくっついたりっていうの自然にできる関係みたいな。
　　　　　　　なんかそういう自然にできるみたいなのいいですよね。
　　　　　　　え、告白ですか！？自…分からはできないですね。
　　　　　　　でももしされても真っ赤になって何も言えないかもしれないんですけど。

ﾉlc| ◆ｅ◆)＜え〜！？なんでしょう、何ですかねぇ？
　　　　　　　　や〜…私自分からは言えないですよ、絶対。
　　　　　　　　でも向こうとの距離を縮めないとっていうのはありますね、仲良くなって。
　　　　　　　　うぇ！？私いまそんなこと言いました！？違いますよ今の！私のことじゃないですからね！

川,,▼ ﾛ ▼）＜あー、言えないです。絶対自分から言えないですね。
　　　　　　　　なんか失敗したときのこととか考えちゃって、その元々の関係に戻れないとかイヤなんですよ。
　　　　　　　　基本ワタシ一人ぼっちってダメなんですね。
　　　　　　　　だからけっこういろんな人にくっついたりするんですけど、
　　　　　　　　それでベタベタしすぎて友達から先に自分からいけない、みたいな。失敗するのが怖くて。
　　　　　　　　だから告白とか待っちゃいますね。なんかすごいこと言ってますね、ワタシ。大丈夫ですか？

川=■┴■)＜えー！？自分からとかそんなん無理ですよ！
　　　　　　　でももしそういう人がいたら…んー…。私は友達とかに協力とかお願いしますね。
　　　　　　　友達経由で情報もらったり、友達連れてその人のバイト先通ったりー
　　　　　　　あとは自分からですか？お手紙とか書くかもしれませんね。ラブレターっていうんですかぁ！？
　　　　　　　あーもう、こういう話めっちゃ恥ずかしいです！

ﾉﾉ*●ｰ●)＜えー、やっぱりそういうのって男の人からしてくれるものじゃないかなぁって絵里は思いますね。
　　　　　　あっごめんなさい、また絵里って言いました？あ！すいません！
　　　　　　たまーに、たまーにですよ？告白とかされちゃったりも、したことあるんですけど、
　　　　　　やっぱりそういうのって嬉しいんですけど、本命の人でないと微妙だったりするんですよ。
　　　　　　ホントに言ってほしい人はもう何年も待ってるんですけどねぇー、なかなか上手くいかないんですよ。
　　　　　　こないだも裏声みたくなりながら、でも言えなくてぇー（長かったのでカットされました）

皆様、回答ありがとうございました。

質問募集中！（ｗ

>>97-112
新作乙！本能に忠実なれいな君がイイ感じですね。オチも面白かったですよ。
バイさる対策ですかね？途中で間を空けるときにはちょこっと一言書いたほうがいいかもしれませんよ。

彡　ｻｯ

ノノ*＾ー＾)絵理じゃないですよ？

>>97-112
新作激しく乙です！
確信犯なのか天然なのかなえりりんに;´Д`；

話の途中で割込み失礼しました…

>書き逃げさん
イニシャルトーク最高！
自分娘。の中ではみっつぃ推しなのでみっつぃの返答に;´Д`；

そんなポッシヲタが保全

川σ_σ||〈保全するミュン

ひる

ho

ポッシヲタが保全

从oﾟーﾟ从＜落ちるとゆいたい

こんとんじょのいこ

うむ

れなえりほ

落ちるケロ

ノノ*＾ー＾)絵理じゃありませんよ？

よる

ゆーり君とアヤカ姉ちゃんはどっちもれいな君の親戚だけど、２人は直接親戚なのかな？
何となく違うと思って読んでたけど、ちょっぴり気になったの。

ストーリー上、直接絡ませたことがないので考えたことありませんでしたが・・・
父側の従兄弟と母側の従姉妹とか、そんな感じでしょうか。
ゆーり君の産みの親の初心者作者さんにも聞いてみないとｗ

今見たらアヤカ姉ちゃんは10作目で初出、ゆーり君も同じ5スレ目から初登場ですね。
from作者の一人

>>130
相関関係図がほしいね
登場人物も多くなってきたし

ほ

れ、れいな君女の子みたいだよ(；´Д｀)ﾊｧﾊｧ

相関図作りたいけどその相関図がかなりでかいものになりそうでｗ
登場人物紹介自体も漏れてる人がいるから
まずそれをまとめる作業が先かも

登場人物増えたもんね

从・ウ・从〈保全とかいってw

相関図ってれいな君が中央でエライことになってるんだろうなｗ
俺もそんな青春送りたかった

言われてみるとそうだな
ハーレム状態なのがよりハッキリしそう
悔しいから俺は作らないｗ

ほ

新曲イベに向かうポッシヲタが保全

あさ

ttp://up2.viploader.net/upphp/src/vlphp088650.jpg
空気読まずに相関図作ってみたの。
どうやっても関係線がクロスするから、クロスしないように最低限度の線だけだけど。
欠けてる人物とか全然ツッコミ上等ですよ。

彡　ｻｯ

乙です
自分でも作ってたけどそれより出来が良すぎｗ
一点だけあげると
高橋先輩はれいな君のことは”気になる後輩or好きな後輩”くらいでしょうか
（というか周りにはﾊﾞﾚﾊﾞﾚ？）

ホントだ、高橋せんぱいとれいな君の関係が抜けてますね。
もういっそ「好き」でもいい気もしますが（ｗ
あとで直しておきます。

あと、とりあえず人間に絞って、家族と一回のみ登場の人（えりかちゃんやポッシ園児とか）とか省いてるつもりですが…。

男女で色分けとかもあるとよりわかりやすいと思う

ttp://up2.viploader.net/upphp/src/vlphp088658.jpg
というわけで修正版。男女で分けて、ついでに学生かそれ以外で色分けしてみたの。
また夜にでも普通のネタ出せるといいの。

彡　ｻｯ

おつおつ

おひる

　

うへへへ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ほ

こんとんじょのいこ

ゆうがた

らまのほ

こんとんじょのいこ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ほ

こんとんじょのいこ

れいな君１８歳おめ！

このスレでは高2だけどいちおう祝っとくかれいな君18歳おめれとう

れいな君お誕生日おめでとう！

田中っち、お誕生日おめでとう

れーな、誕生日おめでとうですよ？

ひとまずれいな君おたおめ
誕生日絡みネタ山場で詰まったｏｒｚ
おやすみ

田中せんぱい、お誕生日おめでとうございまーす！！

从*´

れいな、おめでとうなの

そろそろ0時になろうかと言うのにれいな君が携帯握ってそわそわしてます
「もう少し…」

「よし！0時」
すると次から次へとメールが届きます
「さゆにいいんちょに小春に光井ちゃんに愛ちゃんまで…クラスのみんなからも随分来とーね」
「何か今年は多いっちゃん！3年前を考えたら夢の様ったい」
何故か泣きそうなれいな君は3年前に嫌な思い出がある様ですが深くは追求しないでおきます

「それにしても・・・」
何だかちょっと寂しそうなれいな君
どうしたんでしょう？

メールの着信がおさまった頃携帯の着信音が鳴ります
「れーな誕生日おめでとー」
「絵里忘れてたやろ？みんなは0時になったらすぐメールくれたのに…薄情ったい」
ちょっといじけてますね

「ちゃんと覚えてたよーだからこうして電話かけてるんだもん」
それでも何か納得行かないれいな君
「まぁまぁ後は夜が明けてからのお楽しみだよｳﾍﾍ」
「な、何すると？」
「あー！今いやらしい事考えたでしょ？」
「そ、そ、そんな事なか！」
「まぁいいや…もう遅いから寝よ」
「そうやね」
「じゃぁまた今日ねー」
「おー」

実は亀井さんさっきまでみんなにメールを送りまくってました
そのメールがれいな君を喜ばせようとおたおめメールを送ってと言うお願いメールだったのはここだけの秘密です

みんなにはメールをすすめておいて自分は直接音声通話で独占とか
えりりんなかなかの策士だなｗ

なにこれ泣ける

あさ

れいな君の誕生日までおよそ一週間。そんな折、ある人気ラジオ番組にて。
「・・・へのご応募ありがとうございました。
非常に多数の応募をいただきましたが、今回のプレゼントは一組です。
大変申し訳ありません。さて、当選されたのは・・・東京都にお住まいの田中れいな・・さん。
田中さん、おめでとうございます！詳細は追ってお伝えします」

その翌日。れいな君が教室でえりりんとだべっていると、
なんかクラスメート達からの視線を感じます。今日はなぜか女子からも。
「みんなこっち見とるけど、俺の顔になんか付いると？」
「別にー。れーなが可愛いからじゃない？」

と、教室に駆け込んでくる生徒。1個後輩の小春ちゃんです。
「じゃじゃーん。小春参上でーす。田中せんぱーい。おはようございまーす」
「お、おはようちゃ」
「田中せんぱい、亀井せんぱい、おはようございます」
後に続いて入ってきたのは、光井ちゃんですね。
「ｺﾗｰ、あんたたちはいつもいつも、関係ない教室には来ちゃだめって言ってるでしょーが！」
見かねていいんちょ(ガキさん）が注意します。
「ふふーん、今日はちゃんと用事があって来たから、へーきですよ」
それは根拠のない自信ですか、小春ちゃん。
「れーな、さっさと済ませてあげて」と、見るからに不機嫌そうなえりりん。
「じゃあ、亀井せんぱいはレースから降りるってことですね？はい一人消えた！」
なぜかうれしそうな小春ちゃん。
「ちょっと、小春ちゃん、レースって何の話？」
「ダメです。教えません」
ﾑｯとしたえりりんが何か言おうとしたところで、光井ちゃん。
「じつは、田中せんぱいが、抽選に当たりはったんです」
「光井ちゃん！言わないでいいのに」
「ええやないですか久住さん、秘密にしても仕方ないですし」

「抽選って・・・何のこと言うとると？」
「あー、田中せんぱい、昨日のラジオ聞いてはらへんかったんですか？」

「そういえば、昨日は聞いてなかったちゃね」
えりりんもうなづいてます。
そもそも、その時間は二人で電話していたから、ラジオのことなんか忘れていたんですけどね。
「ラジオで募集してた、飛行船クルーズのプレゼント、田中せんぱいが当選しはったんですよ！」
と、興奮ぎみに語る光井ちゃん。
「そういえば募集してたっけ。絵里も応募したけど、れーなも応募してたの？」
「んー、応募したといえば、したかもしれんけど、よく覚えてないとよ」
ずっこける一同。

「つまり・・・」立ち上がった道重さん。
「飛行船クルーズのプレゼントはペア。当選者のれーなは当然参加するとして、
小春ちゃんの言うレースって言うのは、あと一名、れーなが誰を選ぶか、そういうことなの」
静まり返るクラス。みんな話を聞いていたようです。

「と言うわけで、せんぱいなら、小春を選んでくれますよね？」
ちゃっかりれいな君の手を握って、上目遣いの小春ちゃん。目がｳﾙｳﾙしてますよ。
「ｺﾎﾝ。れーな、次、化学だから教室移動しないと」とえりりん。
「あ、絵里、待つっちゃ」えりりんに引きずられていくれいな君。
「せんぱい、それじゃまた」と光井ちゃん。

次の授業中も、他のクラスメート男子や、女子も何か言いたそうな雰囲気がひしひしと。
鈍感なれいな君でも、いづらかったようです。

お昼休みが始まる頃、教室に入ってきたのは・・・高橋先輩。
「あの、れいな君、お昼まだやったら、一緒に食べよか？」
ちょっと顔を赤くして、昼食のお誘いです。
「えっと・・・」
れいな君はえりりんの顔色を見ますが、
「どーぞ。絵里はさゆと食べるから」
れいな君に背中を向けてしまうえりりん。

困ったれいな君は声をかけます。
「高橋せんぱい、屋上行くったい」
教室を出て行くれいな君の背中に、「ｱｶﾝﾍﾞｰ」をするえりりん。
「絵里、素直に『絵里も一緒に飛行船乗りたい』って言えばいいの」
と、ため息をつく道重さん。

屋上に移動したれいな君と高橋先輩。ベンチに腰掛けます。
ハンカチを敷いてあげるれいな君に、「うわぁ、れいな君優しいね」と感激する高橋先輩。
「そ、そうでもないとよ」
「お昼多めに作ってきたから、よかったられいな君、食べて？」
「喜んで！」と、遠慮なくいただきます。

「あー、うまかったたい。高橋せんぱいは料理得意っちゃね」
「ありがとう。お世辞でもうれしいがし」
「ところで、せんぱいもひょっとして、飛行船の・・・」
「何のこと？」
「いや、ラジオで募集した飛行船の体験飛行に当たったら、みんな一緒に行きたいとか
言い出しよったけん、てっきりせんぱいも・・・」
「あっしは、別にお弁当作ってきたから代わりにとか、そういうんやのうて、
その、れいな君に食べて欲しかったから・・・」
「ご、ごめん、高橋せんぱい、別に責めるつもりはなかったと」
「ええよ。れいな君が喜んでくれたら、それで。ほんな、また」
「また、お弁当楽しみにしとるけん」
手を振って先に戻る高橋先輩。
そんな気軽に約束しちゃっていいんでしょうか・・・。

教室へ戻ってきたれいな君、ふと気づくとえりりんが見当たりません。
「さゆ、絵里どこ行ったか知っとると？」
「知らなーい。さゆみのお友達には優柔不断な人はいないの」
「べ、別に迷っとるとかそういうんやなくて・・・」
「田中っち、あとでかめに謝っときなさいよ、でないと、
あんたたちが仲直りするまで、クラスのみんながいつも迷惑するんだから」

「俺はまだ、なんも悪いことしとらんのに・・・」
「重症ね。ラブコメの主人公である以上、仕方ないとはいえ絵里がかわいそうなの」
「ラブコメ・・・！？それより、さゆも飛行船乗りたいと思っとると？」
「さゆみは先月乗ったから別にいいの」
「そんなの、どこで乗れるっちゃ・・・いいんちょは？」
「飛行船ならうちに緊急用のが二基くらいあるから、わざわざ出かけてまでは」
「ふーん。女の子はそういうの、好きかと思っとったとよ」
いや、れいな君、その二人は特殊なケースだと思いますよ。

午後の授業中も、えりりんのほうをちらちらと見て、集中できなかったれいな君。
「あーあ、終わったから帰ろうかな」
と、独り言をいいながら帰り支度をはじめるえりりん。
（そんなにいっぺんに詰め込んだら、かばんが可哀想っちゃよ、ってそうやなくて！）
「絵里、一緒に帰るとよ」
「勝手にすればー？」
やっぱり、テンションの低いえりりんです。

帰り道。
いつもなら横に並んで歩きますが、今日はれいな君、心持ち後ろに下がってますね。
「ずいぶん寒くなったちゃね」
「別にそうでもないと思う」
あっさりとかわされてしまい、ちょっと残念なれいな君
えりりんの顔色をチラチラとうかがっていると
「・・・れーな、付き合ってくれる？」
「つつつ付き合う！？ちょっと心の準備が・・・」
なんかれいな君の様子が変ですよ。小声でブツブツつぶやきながら、
横を向いて一人でガッツポーズしてます。
「？そこの雑貨屋さんだよ」
と、怪訝な顔のえりりん。
「？・・・あ、そ、そうっちゃね」
勘違いしてたのが恥ずかしくて、耳まで赤くなってますよ。

雑貨屋さんに入った二人は、店内をあれこれ見て回ります。
「れーな、これ可愛い」
「ねー、これどう？」
などと、目に付いたものを次から次へとれいな君に見せるえりりん。

「絵里、なんか買うものあったと？」
れいな君の言葉に拍子抜けしたえりりん。
（今誕生日プレゼントの話したら、絵里も飛行船乗りたいって言うみんなと
同じじゃない！鈍いんだから、バカれーな！）
「・・・なんとなく、ね」アヒル口をちょっととがらせてます。
目に付いたぬいぐるみをどっちにするか、迷っている様子ですよ。
「れーな、前と後ろどっちが好き？」
「急に何の話か、ようわからんけど・・・」
（やっぱり、キスは後ろから抱きしめてするより、前から目を見ながらするほうが、って
何で絵里そんなこと聞くんやろ）
「うーん、もうこれでいいや、れーな、これでいいよね？」
妄想モードに入っていたれいな君、「い、いいと思うっちゃ」と生返事。

店を出て、今度は並んで歩きます。
少し楽しそうな表情になったように見えるえりりん。
「絵里、なんかいいことでもあったと？」
「うん、ちょっとね」鼻歌まで歌い出してます。

そのとき、前から走ってきた車が、目の前にあるスーパーに入るため、
急に曲がってきました。
車道側を歩いていたれいな君、まだえりりんの顔を見ていて、車に気づくのが遅れました。
「れーな危ない！」とっさにれいな君を引き寄せてかばうえりりん。
悪態をつきながら駐車場へ入っていく運転手。

「れーなのバカ！なんで前見てないの」
「あ、ありがと、絵里・・・？」
一瞬、えりりんが顔をしかめたのに気づいたれいな君。
「絵里、どうしたと、あっ！」
「痛っ！」左足を押さえて、痛そうですよ。
「今の車にやられたと？」
かぶりをふるえりりん。
「それは大丈夫だけど、段差でひねったみたい」
「大変っちゃ！病院！行かんと！」
慌ててウロウロするれいな君。
「へ、平気。たいしたことないから、家まで帰る」
「でも、その足やと歩けんちゃ、ほら」
えりりんの前に膝を折るれいな君。
「いいよ、歩けるし」
「足くじいたっちゃろ、動かしたらいけん、早く」
「うん、わかった」
れいな君の首に手を回すえりりん。
えりりんの荷物を持って立ち上がりますが、このところ大して運動を
していなかったれいな君、少し辛そうです。
「大丈夫、れーな？」
「へ、平気たい」
背中のぬくもりを感じつつ歩いていると、えりりんの家に到着。
チャイムを鳴らすと、えりりんのお母さんが出てきました。
「あら、れいな君いらっしゃい。絵里もおかえりなさい」
「こんにちは」
「ただいまー」
玄関でえりりんをそっと下ろすれいな君。
「どうしたの、絵里、足怪我したの？」
「ちょっと、車をよけたらドジっちゃった。ｴﾍﾍ。れーなありがと」
「乱暴な車がおったのを、絵里が俺をかばって、それで」
「絵里、重かったでしょ、あがってお茶でも飲んでく？」
「今日は帰るっちゃ。それより絵里の足を手当てしてあげて欲しいとよ」

ﾊﾞﾀﾝ。れいな君が帰った後、えりりんに尋ねるお母さん。
「なーに、また帰りにデートしてたの？」
「そんなんじゃないって、これ買ってきただけ」
「あら可愛い。どうするの、それ？」
「うん、これはね・・・・・」

翌日、午前中の授業にはえりりんは来ませんでした。
「かめ、どうしたんだろ、田中っち知ってる？」
「昨日帰りに足をくじいたけん、それで病院に行っとると思うと」
「れーながちゃんと守らないから、絵里がかわいそうなの」
道重さんの言うとおりなだけに、何も言えないれいな君。

午後になって登校してきたえりりん、足首に巻いた包帯が痛々しいですね。
心配するみんなは、事情を聞くと、物を取ってきてくれたりしてますよ。
れいな君は輪のちょっと外側から、そんな様子を見てます。

帰り道、並んで歩く二人。
「絵里、足痛そうやけん、また背中に乗ると？」
「いい。れーなこの間も重そうだったし」
「そ、そんなことなか。診察の結果は何て言うとったと？」
せめて荷物だけでもあずかるれいな君。
「一週間はできるだけ歩かないように、ってね」
えりりんはふっと寂しそうな顔をします。
（一週間というと、飛行船はいつやったか・・・）
「れーな、飛行船のことなら、小春ちゃんでも、光井ちゃんでも、高橋せんぱいでも、
好きな人と乗ってくればいいよ」
「き、急に何を言うと？俺は別に・・・」
「絵里はこんなだし、別にれーなが誰と乗っても怒ったりしないよ」
「・・・あー、やっぱり今日もおぶって行くっちゃ！」

断るえりりんを半ば無理やり背中に乗せて、息を切らしながら家まで送るれいな君。
その様子は、クラスメートにも何回か目撃されてます。

そして、翌日にれいな君の誕生日を控えた土曜日。
足に包帯を巻いたえりりんは、まだ痛そうです。
「今日も送ってくれてありがと。れーな、明日の飛行船の話、楽しみにしてるね」
「座っとるだけやけん、問題ないと思うとよ」
「ううん。絵里はれーなの話だけで十分。じゃあね」
手を振って別れます。一杯の笑顔を見ると、れいな君は申し訳ない気持ちに。
れいな君、一晩考えたのでほとんど眠れなかったようですよ。
そして日曜日、夕方に電話が鳴ります。
「れーな、今から会える？」「絵里の家でいいと？」
えりりんの家に来たれいな君。チャイムを鳴らして、お母さんに挨拶。
「いらっしゃい、毎日会ってると他人って感じがしないわね、ｳﾌﾌ」
照れるれいな君。ノックしてえりりんの部屋に入ります。
「呼び出してごめんね」
「構わないっちゃよ、足は大丈夫と？」
「痛みはだいぶんよくなったけどね、それよりこれ、誕生日プレゼント」
「ん、どこかで・・・」見覚えのある包み紙。
「あー、バレちゃったか。あの雑貨屋さんで買ったの」
「あの時、前か後ろかって聞いたのは？」
「いぬか、ねこか、五十音でどっちがいいか聞いたの。れーなが答えなかったんで、適当にいぬを」
れいな君に渡されたのは、いぬのぬいぐるみ。
「あ、ありがとうたい」（絵里、適当に選びすぎっちゃよ・・・でも、どうせなら猫のほうが・・・）

「それで、飛行船はどうだったの？やっぱり、高橋せんぱいと・・・？」れいな君に向き直るえりりん。
「行ってないっちゃ」
「どういうこと？だってあんなに大騒ぎして・・・」
「絵里が足治っとらんし、他の誰かを誘う気にもならんかったけん、母ちゃんと絵里の母ちゃんに行ってもらったとよ」
「えー？なんでよ、せっかくのチャンスなのに」
「いつか・・・いつか、自分の力で、絵里と飛行船乗りたいっちゃけん」
「？れーな、よく聞こえなかったよ？」えりりん、アヒル口がユルユルしてます。
「きき聞こえなくてよか、それよりなんか篤いっちゃね」顔が赤いれいな君、手であおいだりして。
「じゃあ、絵里のギャグ百連発で南極にしてあげますよ？」身構えるれいな君。
「スタート！一発目！ﾊﾞﾋﾞｺｰﾝ！」

>>174-181
６３作目は、れいな君誕生日編です。
ちょっと長くなったｏｒｚ
ガキカメラジオより適当なプレゼント選びネタと、５８作目で準備した飛行船を入れました。
適当なのはあくまで、メンバーとの交換用なので実際にはこういうことはしない、とは思いますがｗ
えりりんのお母さんには、れいな君がえりりんに言うまで飛行船のことは口止めということで。
>>170
素敵です。この短さにこの世界の全てが詰まってる感じですね。
でも、光井ちゃんと高橋先輩までメルアド漏れちゃったので、ライバルとの争いが激化！？
そのへんはえりりん、本妻の余裕でしょうかｗ

★飛行船元ネタはこの辺り
５８作目の荒川沿いから、桶川の飛行場(ホンダエアポート）にいる飛行船が見えるのも本当のようです。
でも12万円はやっぱりちょっとお高いですね・・・。
http://picasaweb.google.co.jp/popmiro/HtniUH
【レポート】復活した夢の飛行船「ツェッペリンNT号」
http://journal.mycom.co.jp/articles/2006/06/28/zeppelinnt/index.html
ツェッペリンNT 飛行船遊覧クルーズ
http://www.jtb.co.jp/shop/wec/info/zeppelinnt/
第1回　飛行船遊覧クルーズ 東京周遊コース
2007年11月23日(金・祝)〜2008年1月5日(土)のうち27日運航日設定
搭乗場所：埼玉県桶川運航基地「ホンダエアポート内」
所要時間：約1時間30分（初日の出フライトのみ約2時間）
料金（大人・小児同額）
■デイフライト（初日の出フライト、初詣フライトを含む）
　月〜金曜／126,000円　土・日・祝日／136,500円　1/1〜3／147,000円
■ナイトフライト
　日〜木曜／136,500円　金・土曜／147,000円　12/22〜25／168,000円
■12/31､1/2〜5(12/31は1便・2便のみ運航）
デイフライト　： 1便(10：30〜12：00）､2便(12：00〜13：30）､3便(13：30〜15：00）､4便(15：00〜16：30）
桶川・池袋・上野・浅草・潮留・六本木・渋谷・新宿

ほ

>>182
ハロプロの外からもネタを拾ってくるとはさすがですね
みんなのキャラも立ってるし楽しく読ませていただきました

(*´д`*)

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

こんとんじょのいこ

ニヒヒ

よる

ほ

川=´┴｀)アウアウ。

　　　　　ノハヽ☆　≡≡≡　　　　　　ノノハヽo∈　≡≡≡
　　　　 (＾ｰ＾*从 ､　≡≡≡ 　　　 　(｀ ﾛ´*从　 ､ 　≡≡≡
　　　 O┬Oｃ　）〜　≡≡≡　 　　　O┬Oｃ　）〜　 ≡≡≡
　　　　（＊）ι_/（＊）　≡≡≡ 　　　（＊）ι_/（＊） 　≡≡≡

うへぇなにこのスレ
ゲロ萌え

えなりたいっ

ほ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

うへへ

ほ

ho

ほ

ほ

ひるすぎ

ほ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

umu

うへへ

こんとんじょのいこ

ほ

ﾉﾉ*＾ｰ＾)

渋谷でモー娘の田中と亀井って子スカウトしてしまった
http://ex23.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1194864492/

このネタは使えそう
いや俺が書く訳では無いですけどｗ

別の話で用意してたのはあるけど
二人とも出すのはちょっと難しそうw

ho

o

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

れいなの後ろ姿をジーッっと見つめる亀井
http://ex23.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1194879800/

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

内容詰めすぎた＞＜
またしても長めなのであがるのは早くて明日あたりになりそう
そろそろ寝ます

乙です
お待ちしてます

うへへへへへ

えなり

ほ

「迷うなぁ〜…せぇっくしぃんなのぉきゅぅっとんなのぉどっちが好きなのぉ〜迷うわぁ♪」

鼻歌まじりで部屋で着替え中なえりりん。
学校もお休みで朝かられいな君とお出かけ予定みたいですよ。
でもなかなか着ていく洋服が決まらなくて準備が進みませんよ。
「んー…やっぱシックなほうがいいのかなぁ…でもあのブーツに合わないし…」
色んな服を体に合わせてみてあーでもないこーでもないとやっていますよ。
というか、時間的にはもう待ち合わせ時間に遅刻コースだと思うんですけど…大丈夫ですか？
と、えりりんの携帯が鳴ってメールをお知らせしてますよ。

　　From：れーな
　　件名：無題
　　本文：悪い、ちょっと寝坊して着くの15分ほど遅れる

おやおや、れいな君も遅刻みたいですね。
絵文字も何もないそっけない文面ですが、普段はちょこちょこ絵文字も入れるれいな君、相当焦ってるみたいですね。
なんだー、しょうがないなぁ、なんてニマニマしながら手早く返信を打ちますよ。
ちなみに着替え中だったりするのでえりりん、下着姿だったりするんですが。

　　To　：れーな
　　件名：Re>
　　本文：大丈夫。絵里もあと15分で家出るから

メールを送って、さぁ急がなきゃ、と改めて洋服選びを再開するえりりん。
今度はオーバーニーのソックスを履いて、スカートを合わせてみたりなんかしたりして。
と、今度は携帯が着信をお知らせしてますよ。
液晶画面には「れーな」の文字。
この忙しいときに…とちょっぴり悪態をつきつつ電話に出ますよ。

「もしもしぃ？」
『ちょっ絵里！もしもしじゃなかと！まだ家出とらんと！？』
「あーもうれーなうるさい。耳元で怒鳴んないでよぉ」
『うるさいじゃなかと！まだ家におると！？』
「うん、どうしても洋服が決まんなくてさぁ〜」
『…ったくしょうがなかとね…あと15分で出れると？』
「んー多分ー」
『ちょっ、映画の時間間に合わんとよ！？』
「なるべく頑張ってみるー、ｳﾍﾍﾍ」
もうえりりんの遅刻も慣れっこなのか、れいな君もちょっぴり呆れてますよ。
でもそんなには怒ってないようでちょっと一安心なえりりん。
そうだ、ついでなら、とれいな君に聞いてみますよ。

「ねぇれーな、ミニスカートとパンツと、どっちが好きー？」
『なん？今日の服装？』
「うん、もう決めらんないかられーなの好きなほう着てく」
『え、絵里のミニスカ…や、やっぱ！パンツにすると！』
「えーそっちー？絵里ミニスカにしようかなって思ってたんだけど」
『や…寒いし、あんま脚出さんほうがよかとよ、今日はパンツで来ると！』
「んー…ソックスにするかストッキングにするか迷ってたのに…」
『ちょっ、絵里の中で決まっとったと！？いいから今日はパンツにするっちゃ』
「もー、しょうがないなぁ」
そんなこと言いつつ、決めてくれたれいな君にちょっぴり感謝なえりりん。
好きな子のミニスカ姿とか、自分以外の街中の人間に見せたくない男の心理、えりりんには伝わってるんでしょうか？
えらんでたスカートやらソックスやらを畳みもせずにタンスに戻して、迷ってたパンツに脚を通しますよ。

「じゃあなるべく急ぐから」
『ホントっちゃよ！すぐ出んと映画に間に合わんけんね！』
「分かってるー、もうホントすぐ出るから。じゃあねー」
電話を切って、また鼻歌まじりに着替えを再開するえりりん。
楽しいお休みの日の始まりですよ。

お久しぶりです、飽きてません(汗
最近どうにも忙しくて文章書くゆとりがありませんでした。
ネタはストック6本くらいあるんだけどねぇ…あとは纏めてる時間が欲しい…

彡　ｻｯ

おつおつ

さりげない日常ネタは久し振りですね〜
書き逃げさん乙です

ワクワク感が伝わってきますな;´Д`；

こんとんじょのいこ

うへへ

こんとんじょのいこ

ゆうがた

ho

こんとんじょのいこ

こんとんじょのいこ

まだ帰れないので休憩時間に執筆しつつ仕事

うむ

ho

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

なつかし
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グリーンアスパラだな

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

件名：ゆきです♥
本文：レイカちゃん、文化祭楽しかったね。
今度の日曜、お買い物一緒に行こうよ

朝から浮かない顔のれいな君。
文化祭でも会った、ゆきちゃんからのメールについうっかり、
「行く！よろこんで！」とか即返信してしまったものだから、頭がそのことで一杯です。
「れーな、おはよう」
えりりんのあいさつも聞こえていないようです。
「・・・お・は・よ・う！」耳のそばで大声であいさつするえりりん。
耳がｷｰﾝと鳴ったままで、少し涙目のれいな君。

「絵里！何しようと！」
「だって、れーなったら、ボーっとしてて絵里のこと気づいてくれないんだもん」
アヒル口をとがらせて、ご機嫌ななめなえりりん。
「ねー、悩みごとは絵里に言ってくれたら、ﾎﾟｼﾞﾃﾌﾞに解決してあげますよ？」
「かめの話はまともに聞かないほうがいいわよ、田中っち。私なんかいつも・・・」
いいんちょ(ガキさん)の愚痴が始まりました。長くなりそうなので放っておきましょう。
｢ｺﾗｰ！人の話はちゃんと聞きなさい！」

「ゆきちゃんと買い物に行くなんて絵里に知られたら、何て言われるかわからんけん、絶対秘密たいね」
「そう、秘密なんだ」
「当たり前っちゃ！くれぐれも他言無用やけんね」
「誰にも言わないから、詳しく教えてくれる、れーな？」
独り言、全部聞こえてたんですがれいな君。
れいな君のほほに両手を置いて、瞳をじっと見つめるえりりん。
傍から見る分にはとても美しい、ひとこまなんですが。
「絵里、目が怖いっちゃ！お、落ち着いてくれったい」
「絵里はいつでも冷静ですよ？詳しく、って言ったの聞こえなかったかな？」
れいな君のほほが押されて、ﾑﾝｸの絵のようになってますよ。
「ぇり・・・ぢょ、しゃべれんちゃん・・・」

「あー、今日も夫婦げんかかー。平和だな」
「けんかするほど仲がいいって言うからな」
「頼むから、誰も見てないところでやってくれ、目の毒だ！」そういって、オイオイと泣き始めるクラスメイトの一人。
「ばか、泣くな！俺だって泣きたいんだ！」「お、俺も・・・！」
全員で泣き始めるクラスメイトたち。

「今日はなんか楽しそうね、ごとぅー」
「あ、ロビンわかる？」ごとぅーと呼ばれたのはゆきちゃん。
「いいことあったの？」と、ゆきちゃんの友達のロビンちゃん。
「うん、今度お買い物行くの。新しい友達とね♪」

「はぁい、自白どーぞ」
ﾑﾝｸの刑から解放されたれいな君、すでに抵抗する気力は残っていないようです。
「じ、実は・・・かくかくしかじか」
「ふんふん。で、何で行くって返したの？」
「メールが来てうれしかったっちゃけん、つい反射的に・・・」
「じゃあ、行けないって返事すればいいじゃん」
「それはちょっと・・・」
「れーなはゆきちゃんのことが好きなんだ、ふーん」
れいな君に背中を向けちゃいましたよ、えりりん。
「べ、別に好きやとか、そういうんやなくて」
「好きでもない子とデートするんだ、れーなってそういう子なんだ、れーなの浮気者！」
振り向いたかと思うと、ビンタ一発。
「デ、デートやなか！ちょっと買い物に付き合ってくれって言うとうだけやけん」
「じゃあ、絵里も一緒に行ってもいい？」
「い、いや、ゆきちゃんはレイカ宛てにメールしてきたとよ」
まだ痛むほほを押さえながら、れいな君。
「話が見えないから、最後まで言って」
「つまり・・・服、貸して欲しいっちゃ！」

いきなりの大声に、クラスメイトは動揺。みんな聞いていたようです。
といっても、聞こえたのは最後のほうだけだったようです、よかったですね。
「ｴﾍﾍ。そういうことなら早く言ってよ、れーな」
「な、なん・・・急に優しくなっとう」
「いいからいいから。絵里がまた、バッチリ決めてあげるね」
えりりんの笑顔に少しほっとしつつも、一抹の不安を隠せないれいな君。

「うーん、これかな？それともこれがいいかなー」
「絵里、もう1時間になると、適当でいいっちゃよ・・・」
横でしびれを切らすれいな君を尻目に、あれこれ秋物の服を出して選ぶえりりん。
「なーに言ってんの。レイカちゃんがセンス悪いって思われたら嫌でしょ」
「そうっちゃけど・・・」
「これがいいかな」
えりりんが選んだのは　ダウンの上着とカットソー、ミニスカート。
どれもちょっと可愛いデザインです。

「さあ、早く着てみて、れーな」
ﾜｸﾜｸしながら見つめるえりりん。
「絵里、恥ずかしいけん、一人にしてくれったい」
「もー、れーなは着替えくらいで恥ずかしがりなんだから。絵里は気にしないのに」
そう言いながら部屋から出るえりりん。
「絵里がよくても、俺はよくないとよ」
ブツブツいいながら着替えるれいな君。
「慣れていくっちゃね、自分でもわかるとよ・・・」
髪をかきあげて、雰囲気にひたってます。

「入るよ、れーな？」
れいな君の返事も聞かずにドアを開けるえりりん。ちょっとﾃﾞｼﾞｬﾌﾞですね。
「あー、それ気に入ったんだ？よく似合ってるよー。ｴﾍﾍ」
「ち、ちが！雑誌のグラビアの真似を・・・」
「わかったわかった。うーん、サイズはちょっと大きめ、ね。スカートは直しておくから」
えりりんの言うとおり、袖で手が少し隠れています。

「日曜は早めに来てね、メイクもバッチリしてあげる」
れいな君が口を挟む暇も与えず、さっさと予定を立ててしまいました。
「いつも適当やのに、こういうときだけマメっちゃね、絵里は」
「ん？何か言った？」
「な、なんも。か、可愛い服選んでもらって嬉しいったい」
「よしよし。れーなは素直がいちばん」
れいな君の頭をなでなでしてあげるえりりん。
「それから、これ着けてね」小さな布を手渡します。
「わかったとよ」深く考えずにうなづいたれいな君。
「・・・もしかして、これ、絵里の・・・？」まじまじと手に持ったそれを見つめます。
「そ、そんなに見ないで！れーなのエッチ！第一新品だから、それ」
匂いを嗅ごうとしていたとか、そんなことは言わないでおきましょう。
「そ、そうっちゃね、ｲﾋﾋ」
「まったく、エロれーななんだから、それちゃんと穿いて来てね」
「そ、そろそろ帰るけん、じゃあ」あたふたと部屋を出るれいな君。

れいな君が帰ったあと、さっきまで着ていた服を集めるえりりんです。
「れーなの匂い・・・ｸﾝｸﾝ」
いや、見なかったことにしましょう、ね。

さて、いつのまにか日曜。
めざましより早く起きたれいな君、眠そうです。
「絵里にもらったアレを試着しとったら、夢に出てきたとよ」
ゆうべも早めに寝たのに、なかなか寝付けなかったようですよ。

支度をして、えりりんの家の呼び鈴を押します。
「あら早いのね、デート？なんか絵里もすごく楽しみにしてたみたいよ」と、えりりんのお母さん。
「おはようございます！デ、デートやなかけん、あの、その」
「いいから上がってちょうだい。もしかしたら絵里の寝顔見られるかも。ｳﾌﾌ」

ﾜｸﾄﾞｷしながら階段を上り、たどりついたえりりんの部屋の前。
「絵里、入るとよ」
軽くノックをして入るれいな君。
（絵里の寝顔以外にも、何かいいものが見られるかもしれんと・・・）
嫌でも高まる期待。高鳴る胸。ドアを開けます。

ベッドはもぬけの殻、でもテーブルの前にえりりん。
「おはようちゃ。珍しく早起きしとるね」
返事がありません。よく見ると、座ったままクッションを抱えてうつらうつらしていますよ。
（か、可愛いっちゃ！もっと近くで見たいけん、移動！移動！）
えりりんの隣に移動して、じっくりと観察します。
20センチ・・・10センチ・・・
「あと、ちょっとたい」慎重に距離を詰めていくれいな君。
「ん？なにがあとちょっとなのー？」
いつのまにか至近距離まで近寄っていたれいな君、えりりんの不意の言葉にびっくりして飛びのきます。
「お、起きたみたいやね、おはよう」
「れーな遅いよー。絵里、ちゃんと起きて、待ってたんだよー」
と、眠そうな目をこすりながらえりりん。
「そ、それはよかったちゃね」（寝とったくせに・・・）
「そういえば、なんで隣にいたの？あ、まさか・・・ｴﾍﾍ」
「ななな何もしとらんと！寝顔が可愛かったからちょっと近くで、とかそんなこと、しとらんけん」
言ってしまってから口を押さえるれいな君。もう遅いですよ。
「それだけー？キスしようとしてたんでしょ？まったくもう、油断も隙もないんだから」
「やけん、キスとかそういうんやなくて、そう、着替え早くせんと」
「ま、いっか。そういうことにしといてあげる。絵里が可愛いのは当然なんだけどね」
力が抜けたれいな君、さっそく用意してもらった服にお着替えです。

「しっかし似合うよねぇ。男の子にしておくの惜しいなぁ、れーな。ね、アレ、ちゃんと穿いてる？」
ﾆﾏﾆﾏしてスカートをめくろうとするえりりん。
「い、いいから、メイクしてくれったい！それにこれ、前より短くなっとうと！」
真っ赤になってスカートの裾を押さえるれいな君。
髪をいじって、メイク完了です。

「ウエストに合わせて詰めたんだから丈は仕方ないでしょ・・・
さあできた。これでどこから見ても女の子だね」
「女の子、女の子って言うのやめて欲しいったい。恥ずかしいけん」
「はいはい。わかったってば。行ってらっしゃい、レイカちゃん」

レイカちゃんこと、れいな君は待ち合わせした原宿に向かいます。
「こんな格好で電車に乗るのは初めてっちゃけん、緊張すると」
ミニスカートは、エスカレータでは危険。というのが身をもってわかったレイカちゃん。
みんなが自分のことを見ているような気がします。
週末の竹下通りは人でいっぱい。
約束したハンバーガー屋さんに着くまで、所々に立っている外国人も声をかけてきたり。
そのうち怖くなって、逃げるようにして店に駆け込みます。
店内を見渡すと、ゆきちゃんがさっと手を上げて、ニコっと会釈。
「待ったと？」
「うん、今来たとこだよ。うわぁレイカちゃん可愛いね、メイド服も似合ってたけど」
「そうでもなかと。ゆきちゃんのほうが可愛いっちゃ」
「ううん、レイカちゃんこそ、まるで女の子みたい、じゃなかった、似合いすぎ」
（なんか、今ゆきちゃん変なこと言うとったような・・・？気のせいっちゃね）

「それで、どこで買い物すると？」
「渋谷だけど、天気もいいし、ぶらぶら歩いていこうよ」
二人でおしゃべりしながら、坂を下っていきます。
途中で横道に入って、ショウウインドウを眺める二人。

と、一人の女性が話しかけてきました。
「ちょっといい？」
「はい、何か用があると？」
さっと背中に隠れたゆきちゃんをかばって、レイカちゃんが答えます。
「写真を撮るだけの簡単なお仕事なんだけど、もし今から時間あったら、どうかな？」

やはり、隠れたまま動かないゆきちゃん。
「どうかしたと、ゆきちゃん？」
「なんでもない。ただ、この人、嫌な感じがするから」
「そんな風には感じないっちゃけん、任せといてくれたい」
女性に向き直るレイカちゃん。
「それで、どんな写真を？」
「失礼、名乗ってなかったわね、私はこういう者です」
女性が差し出した名刺を受け取ります。
「○△プロ・・・って、お姉さん芸能プロダクションの仕事しとると？」
「そう、道を歩いてて二人がとても輝いてたから、つい声をかけたんだけど」
「レイカちゃん、やめようよ、アタシ、感じるの」
「・・・悪いっちゃけど、これから急ぐけん、また今度にしてくれったい」
「残念ね、写真を何枚か撮らせてもらいたかったんだけど」
「お姉さん、すまんちゃ。ゆきちゃんも嫌がっとるけん、これで」
ゆきちゃんの手を引いて、ｽﾀｽﾀと歩き出すレイカちゃん。
「ありがと・・・助けてくれて」
「少し顔色が悪いけん、どこかお店に入って休むと？」
「平気。レイカちゃん強いなぁ」
腕を絡ませてくるゆきちゃんに、少しドキドキするレイカちゃんです。
「た、大したことないっちゃ。ゆきちゃんを守ってあげられてよかったたい」
「うん。ね、このへん見て回ろう」
元気を取り戻したゆきちゃんと、レイカちゃんはそのままお買い物開始。

その頃、同じ渋谷では。
「たまに出歩くと街が変わってる〜たのし〜」
と、のんきな声を出してキョロキョロして歩く女の子。えりりんです。
あまりあちこち見てると、おのぼりさんと思われますよ。
「そんなこと言ったって、絵里デブ症なんだからしょーがないじゃん」
いや、字が間違ってますから。

ぼうっと辺りを見ているえりりんに、一人の女性が声をかけます。
「ちょっといい？」
「はいぃ？」気の抜けた声に少し引いている女性。
「あ、あの、今から少し時間あったら、写真を撮らせてもらえないかしら？」
「写真ですかぁ？どーしよーかなー」
「すぐ終わるから。もしよかったら、お昼もごちそうするし」「え〜、でも〜」
「私、こういう者です」名刺を渡す女性。
「・・・芸能関係の人ですか？」
「そう。私の仕事は、こうやって若い子が集まるところで、ﾋﾞﾋﾞっときた子に声をかけること」
「ふぅん。大変ですねえ」
「そうでもないの。キラキラしてる子は、すぐにわかるし、お仕事を始めるとさらに輝きだすのがわかるから」
「お仕事って、写真のモデルですか？」
「写真以外にも、映像もあるわよ。ね、すぐそこだから、ちょっと行こう？」「うーん・・・」
えりりんの手を引いて、今にも歩き出そうとする女性。そのとき。

「かーめをたーすけにきました！」
二人の間に割って入るいいんちょ(ガキさん)、そのままえりりんを引っ張って行きます。
「ちょっとあなた、何するの！」
「すみませーん、待ち合わせの友達が道に迷っちゃって、やっと見つけました〜」笑顔で断るいいんちょ。
「かめ、相手しちゃだめ。このまま振り向かないで歩いて」
「あ、ガキさん、どーしたの？」
「カメのﾊﾞｶ！ああいうのは相手しちゃダメでしょーが！」
「でも、面白かったのにー」
「まったくカメはぽけぽけぷぅなんだから。一人で出歩くんなら、もっとしっかりしてよ」
「絵里はしっかり者ですよ？」不満だったのか、えりりん少しとがったアヒル口。
「どこがしっかりよ！名刺まで受け取ってるし・・・」
（名刺の会社は有名なプロダクションだけど、どうだか・・・）
「ガキさんがそんなに言うなら、絵里ちゃん、もっとしっかりする」
「はぁ。今日は私がいたからよかったけど、今度から気をつけてね」
「はぁい。ねー、暇だったらこれからぶらぶら歩かない？」
「仕方ないわね。ちょっとだけだからね？」
「わーい。ｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞｰ、ｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞｰ」

こちらは駅前のコーヒーショップでお茶する、レイカちゃんとゆきちゃんの二人。
「今日はたのしかったねー」
「スカウトのお姉さん、あのまま一緒に行ったら面白かったかもしれんちゃ」
「ダメよ！レイカちゃん冗談でもそんなこと言わないで！」
「そんな怒らんでも・・・」
「この世界は、いろいろな人がいるから、気をつけないといけないの」
「そうっちゃか。気をつけるとよ」
「そういえば双子のお兄さん、いるんだよね。今度、お兄さんのれいな君も連れてきれくれるかな、レイカちゃん」
「えっ、あの・・・」（大ピンチ！どうすると？）
（やっぱり、れいな君なのかな・・・？でも、もう少しこのままでいたいな・・・）
「ごめんごめん、冗談。また遊ぼうね」
「よ、喜んで！」
「今日はほんとに、付き合ってくれてありごとぅー」
「ありごとぅー」レイカちゃんもゆきちゃんに合わせます。

手を振って、ゆきちゃんを見送るレイカちゃん。その肩を叩く手。
「今、取り込んどるけん、後で」肩の手を払います。
さらに肩を叩く手。
「うるさいっちゃ、何か用あると？」
「久しぶりー、レイカちゃん」
「うわっ！絵里！？」
「なに驚いてるの、レイカちゃん。ゆきちゃんに変なこと、してないよね？」
「お・・・私はそんなことせんと！」
「ちょ、レイカちゃんって何？田中っちでしょ、この子」
「わかっちゃうか、ガキさんにも。可愛いでしょ？」
「そうだけど、田中っち、メイドだけじゃ我慢できずにとうとう外でもそんな格好するようになったんだ？」
「言わないで・・・」
「まあまあ。三人でﾌﾟﾘｸﾗでも撮ろうよ」
近くの店でﾌﾟﾘｸﾗを撮る三人です。

それからしばらくして。
「そういえばあのお姉さん、違法ビデオの撮影なんとかで捕まったってニュースで言うとったとよ」
「ほ〜ら、絵里が言った通りでしょー、あのお姉さん怪しいって思ったんだから」
「かめ、調子よすぎ。それにしても、違法とか合法ってどういう区別かしら、さゆみん」
「今回はセリフ少ないの。例えばガキさんと絵里は同い年だけど、ガキさんのビデオは違法で
絵里のビデオは合法、みたいな」
いやいや、なんかいろいろ間違ってますよ。

あれ？
もしかしてさるさん？

お察しの通り
１０レス書いたらさるさんにorz

>>244-253
６４作目は、れなえりスカウトされる！？です。毎度長文すみません＞＜
どうせなられいな君もスカウトされないと、ということでまたあんな格好を。
ごとぅー(ゆきちゃん)はそっちの世界を知っているので警戒心が強かったりいう設定、
今回の展開上必要だったんですが、ちょっと出しすぎですね。反省。
あ、いいんちょは、例の台詞を言わせたかっただけですｗ

>>書き逃げ作者さん
たたまないでタンスに入れるとこ好きですｗ

これを書いている間に、また2本ネタがたまってしまいました。
どちらも短編の予定なので、なるべく早くに・・・。
さて、晩ご飯でも。

乙！
途中で合の手入れれば良かったｗ
いつもながら萌え要素と小ネタ満載でﾁｬｲｺｰです

(；´Д｀)ﾊｧﾊｧ

唐突ですが体育の時間です。
「えー、今日はいつもと違うことをやりまーす。普段使ってない筋肉を動かす意味で、
これをやってもらいます」
と、吉澤先生がみんなに見せたのは一輪車。
「えー、子供みたい」
「乗ったことないよ」
口々に言うクラスメイトたち。
「れーな、乗ったことある？」
「あんまり自信ないっちゃん」
「さゆみは小学校の頃、趣味だったから問題ないの」
「絵里はぁー、ちょっと自信あるんだ、ｴﾍﾍ」
「いいんちょは乗ったことあると？」
「あ、当たり前じゃない、幼稚園で必須だったんだから」

一通り説明を聞いたあとは二人でペアになって、一輪車に乗ります。
「自信のないれーなから先にやらないとね」
と言うわけで、まずはえりりんが補助をして、れいな君が乗ってみます。
（一輪車は二人乗りできんちゃけん、面白くないとよ）
おっと、ほかの事を考えていると危ないですよ。
「うわっ！進まん！何ちゃこれ！」
えりりんにしがみつくこと数度、ようやく１ｍほど進んだれいな君。
「れーな、絵里が支えてるんだから、怖がってたらダメじゃん、ほら」
とん、と突き放します。
「ちょっ、絵里、なんで放すと！？あぁあああ」
前のめりに倒れるれいな君。
「痛っ・・・絵里、もう少し優しく押してくれたい」
鼻を少しすりむいたようです。
「れーなはこういうの苦手だよね、自転車も走るの遅いし」
「そんなこと言われても、こればっかりはしょうがないっちゃよ」
走るのもあんまり早くないれいな君。
自転車と自分の足で走るのは使う筋肉も違いますが、やっぱり悔しいところですね。

「じゃあ、さゆみんから乗ってみて」
「久しぶりだから、緊張するの」
道重さんはいいんちょ(ガキさん)に支えてもらいながら、一輪車にまたがります。
「キャー！怖い怖い怖い怖い」
「さゆみん、そんなにしがみついてたらちっとも進まないじゃないの、ちょっと！」
全身でいいんちょにしがみつく道重さん。まるで、飼い主とじゃれる大型犬のようです。
「さゆみ、実は運動神経あんまりよくないの」
そんなこと今さら言われても、ねえ。
「じゃあガキさん、乗ってみてなの」
「見てなさい、私の華麗な一輪車・・・って、あらあらら」
「ガキさん、ウマい！」
道重さん、ウマいじゃなくて、思う方向へ進んでいないようなんですが。
向こうのほうでえりりんといたれいな君のほうへ進んでいきます。

「ほられーな、絵里の一輪車すごいでしょー」
「さすが絵里たい！タイヤがきしんでるっちゃよ！」
「聞こえたから！あとで覚えてなさい、れーな」
「じょ、冗談たい！」
「絵里どこまでもずーーっと行っちゃうよ？」
そのまま、向こうへ走っていくえりりん。それを敬礼して見送るれいな君。

そこへ、
「ちょ、止めて〜！！あっ、どいて〜！」
と、パニック状態のいいんちょが突っ込んできます。
れいな君が振り向くのとほぼ同時。
一輪車からいいんちょが前方に投げ出され、膝が股間にヒット。
「ぬぉぉおおお！！」
のたうち回って悶絶するれいな君。

「ヤダー、れーな大げさなんだから」
「田中っち、ごめんね。もう起きていいよ」
「れーな、ﾀﾞｯｾｰのなの。仮病はよくないの」

それを見ていたクラスメートたち。
「おい、田中はうらやましいか？」
「いいんちょの膝が当たったんだよな・・・一時の痛みと引き換えに・・・」
「ちくしょぉおおおお！いつも田中ばっかり！」

「田中、飛んでみろ」と吉澤先生。
れいな君、言われたとおりにﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝと飛びます。
「大丈夫か？辛かったら休んでていいぞ」
「へ、平気っちゃ」まだ顔が赤いれいな君。
「すごーい、れーな復活！」
「こ、こんなもん大したことなかと。俺はちょい速いとよ！」
さっそうと一輪車にまたがるれいな君。
えりりんたちの待つ方を見て、張り切ります。
いいとこ見せようと、力を入れた瞬間。
「あっ！さっき蹴られたところが・・・！」
途端にフラフラとしだすれいな君。
「ｲﾔｰ！来ないで来ないで！」後ずさって逃げるえりりん。
「田中っち、一輪車から降りて！早く！」
「れーな、向きを変えてなの」
「急に止まれんたい！」（そういえば止まる方法教わっとらんかったっちゃ！）

「わぁああああああ！！」
ｽﾞｽﾞｰﾝ。またまた転んだれいな君。
舞い上がった砂煙が切れて、視界が戻ります。
右手が道重さんの胸に、左手はいいんちょの胸に。
そして、えりりんのふとももにはれいな君の顔。

なんとか起き上がった四人。
「れーながそんな人だとは思わなかったの」道重さんのビンタ。
「田中っちのバカ！こんなところを触られたらお嫁に行けなくなっちゃっうじゃない！」
加えていいんちょの掌底突き。
「・・・れーな、ｻｲﾃｰ！」とどめは、えりりんのグーパンチ。
「俺はもっと平和な日常を送りたいっちゃ・・・ｶﾞｸｯ」

みんな、怪我はなかったようですね。よかったよかった。
「ち、ちっともよくないっちゃ！」

>>258-261
６５作目は、一輪車、乗ればいいじゃん。
ハロモニネタです。
スカウトネタのおかげで一日押しましたが、短いのでとっととまとめました。
一輪車といえば、お約束の18金バージョンは公序良俗に反するのでお蔵入りですｗ


>>217のスレですが
http://centuryland.jp/cenloda/img/7203.jpg
http://toromoni.mine.nu/up/files/data/7/toro7473.jpg
http://toromoni.mine.nu/up/files/data/7/toro7474.jpg

最初画像だけだったのが職人さんのおかげでMADができました
※今週オンエアのハロモニを見てからご覧ください

れいなの後ろ姿をジーッっと見つめる亀井　(オリジナル)
http://jp.youtube.com/watch?v=OTxPuJdxG8M
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(BGM違い）
http://www.youtube.com/watch?v=buSRGzWkAA4

新作連チャンｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━！！！！

激しく乙です！

>>244-253
そしてまたごとぅーｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━！！！！
しかもありごとぅーまで！○作目作者さんのリサーチ力に感服です！

そして一輪車で続けて災難なれいなくんｗ

お気の毒としか……ｗ

新曲イベの幸せ感一杯のポッシヲタが保全

さゆπガキπえりもも(；´Д`)ﾊｧﾊｧ
ん？がきπ？ｗ

ほ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

れいな君女装ハマってきたな〜
いいよいいよー(；´Д｀)ﾊｧﾊｧ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

いやいやいや・・・
こんなに残念ｗ　いや・・・素晴らしいスレッドがあったとは

ho

ひる

こんとんじょのいこ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

れいな君のはいたアレはどうなったの(*´д`*)

こんとんじょのいこ

れいな君が渡されて穿いた小さな布って
スパッツかと思って読み進んでしまったけどパンティだろうか？
もしそうならパンティを穿いた状態で興奮すると「こんにちは！」と言う事にｗ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ho

れいなラジオはトークの分量が急に増えすぎｗ
台湾で朝ごはんを一緒に食べたメンバー：光井ちゃん小春ちゃん
やっぱりラジオはネタの宝庫ですね

>>276
そのへんは各自の解釈でどうぞｗ

このさわやかなスレに場違いを承知で打ち明けますと
れいな君の女装ネタってマジで勃起してしまいます

いいんじゃね？
妄想するのは自由だぁぁぁぁ！って事で
えりりんがタチで女装したれいな君がネコみたいなのでも(；´Д`)ﾊｧﾊｧ

「話が見えないから、最後まで言って」
「つまり・・・服、貸して欲しいっちゃ！」

Sりんゾクゾクものだろうなｗ

れいな君がまた一つ越えてはならないモノを越えた瞬間だなｗ

今日は疲れて死にそうなのでネタはお休み

メモ：明日はさゆラジオにれなえり生乱入80分！！
11月15日　23：30〜24：50
モーニング娘。道重さゆみの今夜もうさちゃんピースSP（エスピー）
http://hicbc.com/radio/hyper/index.htm
CBCラジオ1053kHz

「もー、れーながいつまでも立ち読みしてるからじゃん！」
「そういう絵里だって新作のお菓子どっち買うかで迷っとったとよ」
「めんどくさーい…早く終わらせて帰ろうよれーなぁ」
「もちろんやけど…広すぎやと…たった２人で掃除とか、終わるわけないやん！」
広い広い音楽室で悪態をつくれいな君とえりりん。
またまた２人で登校中にダラダラしちゃって遅刻しちゃって。
中澤先生に雷を落とされて、今度は音楽室の掃除を命じられちゃいましたよ。
以前は保健室、今度は音楽室、そのうち学校の特別教室制覇しちゃいそうな勢いですよ。
それでもダラダラしちゃって、やっぱり掃除は進みませんよ。
秋も深まってどんどん夜が早くなる季節、もう教室は茜射しちゃってますよ。

「しつれーしまーす…ってあれ？れいな君に絵里ちゃん？」
「あれ？愛ちゃん？」
「どうかしたんですか？」
と、ゆっくりとドアを開けて入ってきたのは高橋せんぱいですよ。
中澤先生かと思って一瞬身構えたれいな君とえりりん。掃除してないと怒られますからね。
「愛ちゃんも遅刻して罰そうじ…じゃなかとね、愛ちゃん毎朝早いけん」
「なにぃ、２人とも罰そうじなん？あーしはこれ、先生に許可もらって歌の練習しに来たんやけど」
と、ひらひらと手に持ってたCDを振って見せますよ。
「え、そういうのって大丈夫なんですか？」
「うん、あーし実はもうすぐ大学の推薦入試やからね、歌の試験もあるからってやらせてもらっとるんよ」
「えっ、愛ちゃん推薦入試受けるんですか！？」
「すごーい！頭いいー！」
そう、れいな君たちよりも一つ上の高橋せんぱい、もう受験生ですからね。
真面目だし内申も高いみたいですし、推薦入試を受けるんですね。

「そっかぁ…じゃああーしも手伝おっか、３人のほうが早く終わるやろ」
「え、でも悪いですよ」
「ええからええから、あーしも早く練習したいし。絵里ちゃんバケツに水汲んできて、れいな君はほうきで掃いちゃうよ！」
高橋せんぱいの指示であっという間にテキパキ動き出したれいな君とえりりん。
さっきまでのダラダラがウソのように掃除が進みますよ。

「高橋せんぱい、歌の試験って、音大受けるんですか？」
「うん、ホントの声楽やないけどね。推薦入試も近いし、最近けっこうここで練習しとるんよ」
「へぇー…でも推薦入試って倍率高いんやないんですか？」
「まぁそりゃペーパーテストないしね。でもうちからそんな遠くないし、
　家から通えるところやしね…よし、終わりっ！」
机から椅子を下ろして、掃除も終わりですよ。
２人で１時間近くかかっても終わらなかった掃除が、３人で15分で終わっちゃいましたよ。

「ねぇねぇ愛ちゃん、何歌うんですか？」
「んー？あーしはこれ、課題曲１曲と、あと自由に選んでええのが２曲、
　普通に歌うのと自由表現とやからこれとこれにしようかなって」
「え、これって前歌番組でも見たことあるけど、踊るんじゃないですか？」
「うん、自由表現この曲で踊ろうかなって思って。
　あーしさ、宝塚とか舞台とか好きやし、そういう歌とかダンスとかそういうの勉強したいんよ」
「えっ…そうなんですか？」
「うん、ミュージカルとかダンサーさんとか、そっち方面も興味あるし、海外の舞台とかも勉強してみたいし、
　ここの大学やったらそういうので留学とかもできるかもしれんし」
「………」
「まぁ、留学はまだ分からんけどね！　…でも大学行ったら、今みたいに同じ学校じゃないから、
　あんまり教室遊びに行ったり、休みの日に出かけたりとかもできんかもね」
「あっ…そうですね…」
れいな君やえりりんと１つしか違わなくて、ちょっと抜けてるところも多い高橋せんぱいですけど、
将来のこともちゃんと考えてるんですね。
というか、自分と一つしか違わない人がこんなに進路のことを考えてまっすぐ前を見てることに
ちょっぴりびっくりしたれいな君とえりりん。
何だかいつもは可愛らしくていっしょにお話してる人が急に大人びて遠くに行っちゃったみたいな感じを受けてますよ。

「…ねぇ愛ちゃん、この歌、歌ってくれん？」
「えー！？恥ずかしいやん！」
「でも試験で歌うんですよね？愛ちゃんの歌聞きたーい」
「そういえば高橋せんぱいの歌って聞いたことないよね」
「もう…１回だけやで！」
ちょっぴり恥ずかしくて赤くなった高橋せんぱい、プレーヤーにCDを入れて、準備をしますよ。
れいな君とえりりん、席について高橋せんぱいのほうを注目していますよ。


　　ねぇ聞こえる？　私の声が　　ねぇ感じる？　私の心
　　同じ空と　同じ海を　　　　　今も見ているのよ

　　ねぇ聞こえる？　私の声が　　ねぇ感じる？　私の心
　　この風が運んでくれる　　　　変わらずにいるのね？

　　過去に戻れるなら　時間を越えてゆくわ
　　待っていてくれるの　　…あの街で


高橋せんぱいの透き通った声に、すっかり聞き入ってしまうれいな君とえりりん。
別々の道を選んで別れたのに後悔してる少女の境遇を歌った歌詞が胸に突き刺さりますよ。
曲が終わって拍手をすると、真っ赤に照れた高橋せんぱい。
れいな君とえりりん、２人で高橋せんぱいにお礼を言って帰りますよ。
別れ際に高橋せんぱいが「もし大学に受かったら…」と、ぽつりと呟いていましたが、２人は気付いていませんでしたよ。

帰り道、いつもより口数少なめなれいな君とえりりん。
れいな君が東京に出てきてから４年、当たり前のようにいつもいっしょにいますけど、
いつまでも一緒にいられるとは限らないんですよ。
大学だって別々になるかもしれないし、またれいな君が家庭の都合で福岡に行くかもしれません。
お互いに「ずっといっしょにいたい」って思う気持ちはいっしょなんですけどね。
口を開かなくても、繋いだ手から想いは伝わっているんでしょうかね。

なんか軽いノリで書き始めたのに重たくなっちゃったの。
お陰で今朝乗せるつもりだったのに今になっちゃいましたが。

>>130
自分の脳内でも、アヤカ姉ちゃんとゆーり君の間には血の繋がりはないかな、と勝手に思ってました。
ついでに言うと、アヤカ姉ちゃんは関西出身だかられいな君一家とは福岡時代から交流があって、
大学行くために上京、後にれいな君一家も上京して交流再開、みたいな脳内設定を考えてました（ｗ
ゆーり君たちは関東育ちなんでれいな君一家上京後密になった、とかこれまた脳内設定（ｒｙ

>>第○作目作者さん
仕事早！女装れいな君は決してみーよに知られてはいけない秘密ですね。
彼女なら自分が男装して逆転デートとか企画しかねない、というか自分の脳内で（ｒｙ
そして一輪車のハプニングｳﾗﾔﾏｼｽ（ｗ

彡　ｻｯ

GJ

最近は充実してるなぁ

うむ

うーんこのままだと高橋せんぱい卒業しちゃうのか
実はこの高校は大学の付属高校で同じ敷地内にあると言う御都合主義的な設定はどうでしょう？ｗ
そんな高校におバカなれいな君が何故合格出来たのかと言う問題はあるけど

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ポッシヲタが保全

ほ

asa

あさー

ひるー

ほ

ポッシヲタが保全

ほ

こんとんじょのいこ

ho

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

∋oノハヽ　〃 ｴﾘﾊｱﾎｯﾁｬ
　从*´ ヮ｀）つハヽ☆ ｳﾍﾍﾍ
　　（　つ 　(＾ｰ＾*从

こんとんじょのいこ

今日はれいな君、クラスメイトたちと寄り道してますよ。
駅ビルのファーストフードショップでたむろするれいな君たち。
「お前、この間貸したDVD見たか？」
「見た見た。すげーよかった。3回も見た」
「でも、なんかパッケージと全然違っとったと」
「田中、この時代に何言ってんだ、いくらでも加工できるパッケージとのギャップを楽しむんだ」
「そういえば田中、お前道重といいんちょの胸触ったこと、あるよな」
「き、急に何言い出すっちゃ」
「情報の独占はいけないぞ、俺たちの間に秘密はなしで行こう」
れいな君を囲んで、ひそひそ話。
「なあ、どうだった？」
「そう言われても、うまく説明できんと」
「いいものがある！トイレで・・・」
「そうか！お前天才！よし、行こうぜ」
「何のことか、ようわからんと」
「いいから、お前も一緒に来いって」

駅ビルのトイレに集まったれいな君たち。
4人も入ると、狭いトイレの洗面所はもう一杯です。
「田中、これなら説明できるだろ、ささ、どーぞ」
「エアタオルがどうかしたと？手は別に濡れとらんとよ」
「だから、こうやって手を入れて・・・」
「空気が出るだけっちゃろ」
「手を動かすんだよ、そうすると、手ごたえがあるだろ」
「もしかして・・・」
「そう、お前が感じた全てを俺たちに伝えるんだ、頼む！」

当惑しながらエアタオルに手を差し入れるれいな君。
ｺﾞｫｫｵｰという音とともに、風が吹き出してきます。
「まずは道重から教えてくれ、どんな感触だった？」
「そうっちゃね、柔らかかったような気がするけん、こんな感じ」
真ん中まで手を入れて、大きく手を握る動作をします。

「ほぅほぅ、それで？」身を乗り出して熱心に話を聞くクラスメイト。
授業もそのくらい真面目に聞きましょうね。
「急やったし、そんくらいしか覚えとらんたい」
「しょうがない奴だな、じゃあいいんちょは？」

考えるれいな君。エアタオルの中でおもむろに手を開きます。
「・・・こんくらいやったと思う」
「全然わからんぞ、それじゃ」
「やけん、手ごたえというか、すぐなんかにぶつかった感じで・・・」
れいな君につづいて、手を洗ってもいないのに、めいめい手を入れて
手ごたえを確かめるクラスメートたち。

「亀井はどうだったんだよ、田中？」
「そうだそうだ、お前が知らないはずない」
「え、絵里のは触ったことないけん、わからんたい」
（ハプニングで触ったことあっても、これだけは譲れんと！）
「何だよ、しっかりしろよ」
「田中、今度通りすがりに胸触っちゃえ」
「それなら田中でなくてもできるじゃん」
「まあいいや、やっぱり道重かなあ」
「そうだな、大体どんな感じかわかった」
「俺は、いいんちょみたいなタイプがいいかな」

納得して、手を動かしながらトイレから出てくるれいな君たち。
「あれ？田中せんぱい？変なところで会いますねー」
同じくトイレから出てきた小春ちゃん。れいな君と会えてうれしそうです。
クラスメイトたちは小春ちゃんの胸にちらっと目をやると、
「・・・ごめんな」
と、小声でつぶやいて帰っていきます。

「なにー？あの人たち、せんぱいのクラスの人ですよね？なんで小春に謝ってんのかな？」
意味がわからず、当惑する小春ちゃん。
「こ、小春はそんなこと気にせんでええっちゃ、ちょっとドラマの真似しとるだけやけん」
（なんちゅうタイミング！まさか、聞かれんかったやろか）
「ふーん。変なせんぱい」
「そ、それよりゲーセン行かん？カードゲームやるたい」
「行く行く！」

ゲームセンターへ移動したれいな君と小春ちゃん。
「ほんとにおごってもらっていいんですかー？」
「いいっちゃよ、小春が遊んどるの見るの、好きやけん」
「わーい！それじゃ、遠慮なく」
きらりちゃんのカードゲームで遊ぶ小春ちゃん、それを見守るれいな君。
傍目にはほほえましいカップル、ですよね。

「あー楽しかった！興奮しすぎて汗かいちゃった」
ハンカチで汗をふく小春ちゃんです。
「小春、お腹すかんと？クレープ食べるったい」
「ちょうどお腹すいてたとこなんですよー」
クレープを仲良く食べるれいな君と小春ちゃん。
やっぱり、どう見てもカップル、ですよね。

翌日、教室で小春ちゃんと光井ちゃんが話してます。
「・・・というわけ。せんぱい、なんか知らないけどゲームとクレープおごってくれたよー」
「それはよかったですね、久住さん」
（田中せんぱいは、理由もなくおごったりしはれへんから、きっと何かやましいことがあって、
罪滅ぼししたか、なんか口止めしはったんちゃうやろか）

「小春は口止めしたけん、絵里たちにばれる心配はないっちゃね」
れいな君、くれぐれも言動には気をつけましょう。

>>307-309
６６作目は、エア○○。
最近流行のエア○○、というわけではありませんが、６４作目の一輪車とリンクさせてみましたｗ
下品ですみません。

>>書き逃げ作者さん
ちょっとしみるお話ですね。
高橋せんぱいの卒業を考えると切なくなります。
サザエさん方式のようには時間軸を一年ごとに戻さない（ですよね？）、
そうなると、登場人物も変わっていかざるをえないですね。
書き手としても悩ましいところです。

書き逃げ作者さんのコメントから女装＋みーよ＋αでもっと18斤なお話を浮かべてしまったのでｗ
一般向けのお話に修正中です・・・

リアルタイムで読ませていただきました。
つーか、自分もまさにこのネタ考えてました、先の一輪車ネタ読んだとき（ｗ
みーよが出てきてえらいことになったのでボツったのですが（ｗ
もう少しソフトにしてリベンジ計画中…。

高橋さんのは件はあんな書き方しといてアレですが、
あんまり深く考えなくても連絡先知ってるし、普通に出てきて問題ないと思いますよ（ｗ

彡　ｻｯ

こんなエアもみもみがあるとは思わんかったｗ
考えてみれば車の窓から手を出してって言うのあるよね

こんうさP面白すぎ

ラジオ楽しかった
楽しすぎてこれ以上ネタ書くのが恥ずかしくなるくらい・・・orz
でももう一本用意してあるので懲りずに明日書きます

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

こんとんじょのいこ

亀たんかわええよ

えりりんがれいなのこと13センチってバカにしてたのがツボだｗ

ほ

ほ

>>318
日本人の平均なのに失礼しちゃうよな

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

何気にれいな君、色んな人の胸触ってるよね。
クラスメートはもちろん、高橋せんぱいにアヤカ姉ちゃんもあるし、手ではないけど岡田先生に胸を押しつけられたこともあるし。
…れいな君ばっかりいいなぁー（ｗ

ほ

13センチ、うへへへ

ポッシヲタが保全

http://img.barks.jp/image/review/1000035540/musume005_s_www_barks_jp.jpg

なるほど
13センチと言うのをそう解釈すると普通の会話だったのか
どこがじゃｗ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

 

ho

>>327
キタ━━━━━━━━？∀？━━━━━━━━ッッ!!!!
さゆえりれな ﾊｧ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ﾝ!!!!

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

　

こんとんじょのいこ

いつものように部屋で日記をつけている、いいんちょ(ガキさん）。
メールが来たようです。
「あら、光井ちゃんから。何かあったのかな」
件名：ご相談
本文：帰りに田中先輩を誘ってもいいんでしょうか？
いつも亀井先輩と一緒に下校しているようなので、なんだか気が引けます
「・・・だから、余計なこと心配しなくてもいいって言ってるのに」
件名：Re:ご相談
本文：前にも言ったけど、かめと田中っちは付き合ってるわけじゃないから、
田中っちが誰と帰っても構わないの。
だから、あなたがしたいようにすればいいと思うよ
件名：ありがとうございます！
本文：そうですよね、付き合ってるわけじゃないですよね。
今度誘ってみます。夜遅くにありがとうございました。
「やれやれ、田中っちがフラフラしてるから、光井ちゃんも大変だわ・・・」
自分の日記に戻るいいんちょ。

「どうしよう、どうしよう・・・まずは、せんぱいにいつ一緒に帰れるか聞いてみんと」
光井ちゃんは20分ほど悩んで、プチプチとメールを打ち始めます。
件名：放課後
本文：今週、放課後空いてる日がありましたら、教えてください。
帰りにお話したいことがあります。
「送信、っと」ドキドキしながら待ちます。

こちらは、DVDを見ていたれいな君。携帯に着信です。
「珍しいったい。光井ちゃんからメールが来たと・・・
お話したいことがあります、って、お話・・・」
れいな君も年頃の男の子。頭の中をいろいろな妄想が駆け巡ります。
「そ、そんなわけないっちゃね、ただの友達やけん、ｱﾊﾊ。
あ、返信せんと」
件名：Re:放課後
本文：こんどの火曜日がバイトもないけん、空いとるとよ

携帯を机に置いて、じっと待つ光井ちゃん。
着信メロディが流れて、ﾋﾞｸっと反応します。
「ｱｳｳ、返信来た〜！どうしよ、見るの怖い・・・」
そう言いながら、30秒ほどかかってようやく携帯を開きます。
メールを確認する光井ちゃん。
「やったぁ！火曜日空いてるって！ありがとうございます！あっ、返信せんと」
件名：火曜日の件
本文：お忙しいなか、ありがとうございます。
詳しいことはまた、月曜日にメールします。
ありがとうございました。おやすみなさい。
「これで大丈夫、と。早く火曜日にならへんかなー」

そして火曜日。待ち合わせ場所の屋上に急ぐれいな君。
「光井ちゃん、おると？」
「田中せんぱい、お待ちしてました」
「なんでわざわざ屋上にしたと？」
「大したことやないんですけど、いろいろ事情があって・・・行きましょうか」
（うちのクラスで待ち合わせしたら、久住さんに見つかるし、
せんぱいのクラスやと、他の人もいてはるし、これしかあらへんね）
いろいろ苦労が絶えませんね、光井ちゃん。

「それで、どこ行きたいと？話があるとか言うとったね」
「えっと、お話は後でもいいですか？ちょっととなり街にできたショッピングモールを見に行きたくて・・・」
歩きながら話します。
「まあ、別に急ぐこともないけん、かまわんとよ」
「すみません、わがまま言って」
「光井ちゃんのなんか、わがままに入らんとよ。絵里とか、ちょっと小春と話しとったら、
機嫌悪くなって、ジュースおごらされたりしよるけん。この間は高橋せんぱいと・・・」
ちょっとためいきをついた光井ちゃん。
「のろけですやん、それ、ｳﾌﾌ。お二人って、仲いいんですねえ。うらやましいです」
「ち、違うと、絵里は見た目は穏やかやけど、怒るとめちゃくちゃしよるけん」

「あ、着きましたよ」
ちょうど目的の駅に到着した電車。
日も暮れた頃、れいな君と光井ちゃんはショッピングモールの中を歩きます。
平日なりに、買い物をする人たちも結構いるようですね。
黙って光井ちゃんの手を取るれいな君。
「え・・・？」と、驚く光井ちゃん。
「や、その、人多いけん、迷子になるといかんやろ、光井ちゃん」
「はい！ありがとうございます！これで迷子も安心！」
うれしそうに、つないだ手をブンブンと振る光井ちゃんです。

広いモール内のお店をあちこち回る二人。
光井ちゃん、小物のお店で、おそろいのキーホルダーを買おうか迷っていたようですよ。
ちょうど、吹き抜けが見える広場に到着したとき、ファンファーレが鳴りました。
「おめでとうございます！当ショッピングモールのご来場者1万人目です！」
れいな君の手をｷﾞｭｯと握り締める光井ちゃん。
「こんなん、ええんでしょうか？」
「か、構わんと思うとよ」
「ちょっとお名前をお聞かせください」MCのお姉さんが二人を小さなステージに誘導します。
「れ、れいなと言うと」
「愛佳です」
「今日はこのカップルが一万人目です。みなさん、暖かい拍手をお願いします」
周りで見ていた人たちが拍手。
認定証と副賞を受け取る二人。広報担当の人が写真を撮ります。
「一万人目は可愛いカップルのお二人だったんですが、普段からここはよく利用されてますか？」
「や、俺は初めてやけん、びっくりしたと」
「私も初めてです。なんや知らんうちにこんなもろてしもて、悪いですねえ」
「とんでもありません。これからもこちらをご利用くださいね。そしてお幸せに」
ふたたび大きな拍手。
照れながらステージを降りるれいな君と光井ちゃん。
「あっ、カップルって言われて、違うって言うの忘れたと」
「ｳﾌﾌ。私も、緊張してしもて、否定できませんでした」
その割にはうれしそうな光井ちゃんです。

さらに、別のフロアも見て歩きますよ。
ジュエリーやアクセサリーがいっぱいで、楽しそうな光井ちゃん。
れいな君もつられて笑顔になります。
またまた吹き抜けが見えるところにやってきました。大きなツリーが見えます。
「大きいですねえ。これ、明かり点くんやろか」
「まだ1ヶ月もあるけん、点かんと思うと」
「そうですよね・・・」少し残念そうな顔の光井ちゃん。
「ま、またクリスマス前に来れば、今度はちゃんと点いとるの、見られるけん」
「そうですね！」パッと明るくなる表情。

二人がその場を離れようとしたとき、ブラスバンドの演奏が始まりました。
不思議に思った二人が吹き抜けに戻ると、鳴らされるクラッカーの音。
ﾊﾟﾝ！ﾊﾟﾝ！何事が起きたかわからず、れいな君にｷﾞｭｯと身を寄せる光井ちゃん。
れいな君も、あたりを見回しています。
「ほら、光井ちゃん、あれ見らんと！」
「うわぁ・・・！！」
徐々にツリーに明かりが点されていきます。
全部点くと、さきほどのMCのお姉さんが
「ありがとうございました。今年も無事、点灯式を終えることができました。
なお、このツリーは占いができますので、後でご自由にお試しください」

「きれいやったねー」
「ほんまに。むっちゃきれいやったですね。点くところって初めて見たかも」
まだ感激覚めやらぬ二人。
ふと時計を見たれいな君、「もうすぐ8時やけど、そろそろ帰ると？光井ちゃん」
「え・・・と、えっと、あ、あのファーストフード店で軽く食べて行きません？」
光井ちゃん、必死で周りを見回して、見つけたお店を指差します。
「光井ちゃんが大丈夫やったら、俺は構わんけど」

お店に入って、軽くポテトと飲み物などを頼んで、席に座ります。
「今日はいろいろあったけん、なんかいいことあるかもしれんと」
「そうですねー。私も、まだドキドキしてますよお」
「光井ちゃんは、意外と怖がりやったね」

真面目な表情の光井ちゃん。
「・・・あの、田中せんぱい、ひとつお願いがあります」
「急に改まって、なん？」
「・・・えっと、今度から私のこと、下の名前で呼んでくれませんか？」
膝に置いた手を握り締める光井ちゃん。
「突然何を言うかと思ったら、そんなことやったと、構わんとよ」
「ほ、ほんまですか！？ありがとうございます！」
途端に緊張が解けて、ほぐれる表情。
「でもなんで急に、そんなこと言うたと、光井ちゃん？」
「あ、せんぱい、愛佳って呼んでくださいよー」
「ごめん、愛佳ちゃん」
「あの、久住さんのこと、小春ちゃんって呼んではるでしょ」
「うん、そうやけど、小春はなんか、妹みたいなもんやし・・・み、愛佳ちゃんはなんで？」
「そう、うらやましくなった、のかな？」小声でつぶやきます。
「え、よう聞こえんかったとよ」
「な、なんでもないです！そうや、さっきツリーで占いできるって言ってたから、
ちょっとやってみましょうよ、せんぱい」ちょっと赤い顔の光井ちゃん。

光井ちゃんに引きずられるように、下に降ります。
下から見上げると、かなり大きなツリーです。

「すごいっちゃね、俺たちの背の何倍もあるとよ」
「ほんまに。電気がきれいやわあ」
他の人も見上げたり、写真を撮ったりしています。

「あ、これや。せんぱい、これです、占いって」
「星座を選んで、ボタンを押すだけやけん、簡単やね」

「一緒に押しましょう、せんぱい」
「えっと、俺の星座は・・・」
「せんぱいは11月11日生まれやから、さそり座ですね」
と、さそり座のボタンを押す光井ちゃん。
「なんで知っとうと？」不思議そうな顔のれいな君。
「ど、どっかで見たんちゃいますか？」ごまかす光井ちゃん。
「私は1月やから、やぎ座、っと」自分の星座のボタンも押します。

「スタートは一緒に押すけん、せーの！」
「せーの！」
二人で指を合わせて、占いのスタートボタンを押します。
キラキラ光っていた照明が落ちて、音楽とともにまた明るくなります。
ハラハラして見守る二人。
ﾀﾞﾀﾞｰﾝ！荘厳な音楽が流れ、一気に明るくなりました。
「おい、あれパタンAじゃないか？あんなのあったんだ」周りで見ていた一人が思わず叫びます。
占いの結果を確かめる二人。
「これは・・・Aパタンやけん、どれどれ」
「えっと、二人は最高の相性です、あなたたちを天使が祝福してくれます、・・・」
最後まで読めずに少し涙ぐむ光井ちゃん。
「愛佳ちゃん、どうしたと？」
「な、なんでもないです、ちょっと目にゴミが」
（愛佳ちゃんと相性抜群って出てしまったこと、絵里には黙っとかんといかんとよ、って
絵里もやぎ座やん！）

ショッピングモールから駅まで一緒に歩きます。
「せんぱい、今日はほんとにどうもありがとうございました」
「どうせ暇やったけん、大したことなかよ」
「せんぱい、この認定証と副賞、どうしはります？」
「光井ちゃん、やなくて愛佳ちゃんが持って帰ったらいいと」
「まあ、開けてみましょうよ」
ｶﾞｻｶﾞｻ。包みを開けると・・・中から出てきたのは、リゾートホテルのペア宿泊券。

「これって・・・」「こ、困ったとよ」
一瞬、ホテルの部屋でくつろぐ自分と光井ちゃんの姿を浮かべてしまったれいな君。
頭をブンブン振ります。
「お、俺はいいから、愛佳ちゃんが持って帰ったらいいとよ」
「でも・・・私も」光井ちゃんも顔が少し赤いです。
「い、いいから、早く帰らんと、愛佳ちゃんとこ、門限とか、平気ならいいっちゃけど」
光井ちゃんに押し付けるようにして、一緒に歩き出します。
「ほな、ありがたくもろときます」

手を振って別れて、家まで帰るれいな君。
帰り道、光井ちゃんの手のぬくもり、押し付けられたときの柔らかい感触を思い出します。
「絵里も柔らかいっちゃけど、愛佳ちゃんもなかなか柔らかいっちゃ・・・」

ふと、なにかを思い出したれいな君。
「あのとき写真撮っとったし！どっかの新聞とかに載ったらまずいと！」
家に帰ってもしばらく上の空。
えりりんからの電話にも生返事で、怒鳴り声で気づいたくらいだったり。

それから2週間ほど後、市の広報紙にイベントの模様が載りました。
地元のショッピングモールの1万人達成の小さな記事です。
そこには、知っている人が見ればすぐにれいな君と光井ちゃんとわかる写真も。

光井ちゃんはあのあと、ショッピングモールに問い合わせて、
取材先の広報誌に記事が載ることを予め知っていたらしいですよ。
その日の光井ちゃんの日記の最後には、こう記されています。
「せんぱいとの思い出がまたひとつ増えました」

>>336-342
６７作目は、光井ちゃん主役のお話。
れいな君が(リアルで）いつのまにか光井ちゃんのことを愛佳と呼んでいるので、そのお話。
無理やり感がありありかもしれませんが・・・
えりりんたちほど親しくはないので、呼び捨てはさすがに無理ですねｗ

ゆうべのラジオは神すぎて気後れしたものの、それはそれとして。
それでも個人的にはネタがあれば書かずにいられないようです。

>>311
たしかに、先輩の卒業後も出そうと思えば出せるかもしれませんね。
それより高橋先輩の最後の言葉が気になりますｗｋｔｋ

先日ツリーの点灯式があったので、ネタ集めも兼ねて見てきました。
画像はそのツリーと、タイムズ某でおなじみ、イルミネーションサーカス周辺です。
http://rakunono.dyndns.org/cgi-bin/data/raku0690.jpg
http://rakunono.dyndns.org/cgi-bin/data/raku0691.jpg

占い：
二人用と一人用があって、実際に”さそり座”と”やぎ座”でやってみました。
結果は・・・ABCDの4段階の一番下orz
コメント自体は悪くないのですけどね。
さらに文中であったように、えりりんと光井ちゃんは同じ星座だったりするので・・・OTL
運勢は毎週変わるらしいので、来週もやってみます。

コメントは以下
D　努力が必要・・・
あれこれ相手を責め立ててはダメ！小さな嘘なら目をつぶって
あげるのもいいでしょう。肝心なのは、お互いを信じあうことなのです。

>342
こんな純な娘周りに居ない…orz

(　；∀；)ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ
つかガキさんのアドバイスとれいな君の優柔不断さが何とも
これを小悪魔さゆみんが見てたらどうなった事かｗ

ほぜほぜ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

こんとんじょのいこ

ほ

あさ

ﾜｸﾃｶ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

　

おひる

ho

何時も楽しませてもらってます

ごご

ほ

「あーどうしよう、最近太っちゃってやばいんだよね」
「そうですか？そんな見た目にはそうは見えないんですけど…」
「そうかなぁ…ちょっとこれからの季節とかやばいんだけどワタシ」
バイトに入る直前なれいな君と三好さん、休憩室で時間までおしゃべりですよ。
やっぱりこの季節、美味しいものが多いですからね、ついつい食べすぎちゃいますよ。
女の子にとっては悩みの多い時期だったりするんですよ。
れいな君的にはそんなに変わったようには見えないんですが、三好さんはちょっぴり凹み気味ですよ。

「ほら、二の腕もちょっとやばいし」
「んー…俺は別に平気だと思うんですけど…大丈夫じゃなかとですか？」
「絶対腕振ったりできないって、こんなにつまめちゃうし」
片腕を上げて、半袖のユニフォームから覗く二の腕を摘んでみせる三好さん。
目の前に腕を差し出される格好になったので、ついつい自分でも三好さんの二の腕を触ってみちゃうれいな君。
ぷにぷにした感触がちょっぴり気持ちいいですよ。
でもれいな君的にはこれくらいならそんな大したことないなぁなんて思っちゃいますよ。

「あ、でもれーな君知ってる？」
「なんですか？」
「二の腕の柔らかさって、その人の胸の柔らかさと同じなんだってさ」
「なっ、ちょっ！！」
反射的に三好さんの二の腕から手を引っ込めるれいな君。
みるみる赤くなりつつ、視線は思わず三好さんのけっこう豊かな胸元にいっちゃったり。
「ちょっと三好さん！」
「あははｗ　あーでもホントにダイエットしないとなぁ…、あ、そろそろ時間だね、行こっか！」
壁にかかってる時計をちらりと見て、立ち上がりますよ。
れいな君もそれに続きますが、まだちょっぴり顔は赤いままですよ。
（ってことは、二の腕の感触で胸の柔らかさが分かるけん、絵里の…にひひひひ…）
赤い顔のまま、ちょっぴり悪いカオになってるれいな君。
その日は三好さんの感触と、どうやってえりりんの胸…もとい二の腕を触るかを考えながら仕事をしていたみたいですよ。

それから数日間、チャンスを伺っていたれいな君。
とうとうチャンスが巡ってきましたよ。
目の前には机に突っ伏して居眠りするえりりん。
次の時間は体育なのに、起きないえりりんを残してみんな移動しちゃいましたよ。
「絵里のことちゃんと起こして連れてくるの！」と道重さんに申し付けられたれいな君。
これもいつものことなのですが、１週間に一度来るこのタイミングをずっと待っていたんですよ。

「絵里ー、起きんと？次体育やけん、遅れるとよー？」
軽く揺すってえりりんを起こしてみるれいな君。
普段なら起きるように強く揺さぶるけど、今日は起きてほしくないので若干声のトーンも抑え目ですよ。
「…ｽｰ…ｽｰ…」
「起きん…とね……、誰も来んとね……にひひひ……」
何度も廊下のほうを振り返って、人の気配がないことを確認するれいな君。
ドキドキしながらも、またまた悪いカオになっちゃってますよ。
えりりんの隣にしゃがんで目線をえりりんの腕の高さにしたれいな君、まずはえりりんの二の腕をつついてみますよ。

「…んー…ブラウス越しだとあんまり分からんとね…」
柔らかそうな感触はするのですが、ブラウスの感触ばかりで肝心の二の腕の感触は分かりませんよ。
何度もそのまま二の腕をつついてみるれいな君。
「んぅ……ｽｰ…ｽｰ…」
「やばっ！」
一瞬身じろぎしたえりりんから咄嗟に離れるれいな君。
そのまま息を殺してみますが、えりりんが起きる気配はありませんよ。
ホッと胸をなでおろすれいな君。

「…絵里？」
「……ｽｰ…ｽｰ……」
念のため、一度声を掛けてみるれいな君。
でもえりりんはまだ起きそうにありませんよ。
次の時間まであまり時間がないですが、まだ全然えりりんの胸…じゃなくて二の腕の感触を感じていませんよ。

「もう少しだけ…」
「…ｽｰ…ｽｰ……」
今度は手のひら全体で優しくえりりんの二の腕を摘んでみるれいな君。
そのまま少しだけぷにぷにと揉んでみるれいな君。
（こっ…これが絵里の胸の感触やと！！？）
ブラウス越しなので直接の感触は分かりませんが、その柔らかさに感動するれいな君。
もうドキドキもピークですよ。
「確かに、三好さんのとはちょっと違うかもしれんと…にひひ…」
そのまま調子に乗って、撫でたりもう少し摘んだりしてみるれいな君。
表情はもうユルユルで人に見せれないことになっていますよ。
すっかりえりりんの二の腕に夢中になっていますよ。
だからすっかり見逃しちゃっていますよ、えりりんの眠っている眉間にシワが寄っていることに。
「にひひひひ…」
「んぅ…っ」

　　ｺﾞｽｯ!!

「あつっ！！　ぐぁ！！」
鬱陶しげに振るわれたえりりんの腕、肘がれいな君の頭にクリーンヒット。
おまけにのけぞったれいな君の後頭部に隣の自分の机の足が命中しますよ。
どんがらがしゃーん！と派手な音が教室に響きますよ。
その音でえりりん、目が覚めて体を起こしますよ。
「…あーよく寝た、ってってあれ？れーなどしたの？」
「な、なんでもなか…」
しりもちをついて軽く涙目で後頭部を押さえるれいな君。
そんなれいな君を見てキョトンとするえりりん、気付いていないみたいですよ。
「って次体育じゃん！何でれーな起こしてくれないのー！」
「起こしたけど起きんかったとよ！」
慌てて体操着を持って教室を駆け出していくえりりん。
頭にガンガン響いて走れないれいな君、歩いて追いかけますよ。

結局たんこぶ２つこさえて、遅刻して吉澤先生にも怒られたれいな君、悪いことはするもんじゃないですね。

…正直、申し訳ありませんでした（土下座
>>311のソフトに…って構想だったのに、なってないしorz
ネタ元をみーよに頼ることも多すぎる気がするので、もう少し自重したいなと。
エロに直結しやすいし（ｗ

>>第○作目作者さん
ミッツィーが可愛い(*´∀｀*)ﾎﾟﾜﾜ
リアルではバリバリの関西弁ですけど、こういうのもいいなって思いますね。

れーな君

ｶﾞﾁｬ。脱衣場からお風呂場へ入ります。
れいな君、なぜかキョロキョロしてますね。
「しっ！静かに！」
扉を閉めて、ﾎｯとしたれいな君。
洗面器にお湯を張って・・・手に持っているのは何でしょう。
「内緒やけんね！この前のアレを洗っとると」
せっけんをつけて、押し洗いするれいな君。
なんどもお湯を替えて、ようやく手洗い終わり。

「お風呂に入ったのに、リラックスした気がせんとよ」
部屋に戻って、小さな布をハンガーに広げて干します。
「これで一安心やけん、ゲームでもしよ」

翌朝。
「寝坊したっちゃ！」
ｶﾞﾊﾞｯと起きたれいな君、慌てて着替えて飛び出します。
もちろん、ご飯なんて食べている暇はありません。

れいな君が帰宅して、部屋に戻ります。
「そういえば干しっぱなしやった、危ない危ない」
たたんで、机の引き出しにしまうれいな君。
その晩も翌朝も、何か家の雰囲気がいつもと違いますが、
「気のせいやし、まあよかろ」
と気にしないれいな君です。

お昼休み、教室で話すクラスメート女子たち。
「ねえ、夕べのラジオ聞いた？面白かったよ」
「聞き忘れたけど、なんかあった？」
「うん、息子が盗んできた女の子の下着を洗って部屋に干してるのを見つけたから、どうしたらいいかって相談」
「何よそれ、変態じゃん。それで？」
「それでさ、・・・」

「あー私ダメ。そういうのダメ」と、いいんちょ。
「キモいよねえ。ねー、れーな」とえりりん。
思わず飲んでいたジュースでむせるれいな君。
「そ、そうやね」
「もしかして、れーな・・・？」
「お、俺は盗んだりせんとよ！」
「盗んだりしなくても絵里のをあげるから、欲しくなったら言ってね？」
首を傾けてれいな君の目をのぞきこむえりりん。
「ば、ば・・・」顔が真っ赤になるれいな君です。

下校して、家に戻ったれいな君。
「れいな、ちょっとおいで」お母さんの声がします。
リビングに入ったれいな君が目にしたのは、お母さんの手に握られた、洗濯した小さな布が。
「あっ・・・！それは・・・」言葉を失うれいな君。
「母ちゃんは、前から隠し事はしたらいけん、言うとったね、れいな」
「・・・」
「どうしてなんも言わんの？これはどうしたの、やっぱり絵里ちゃんの盗んで・・・」
「ち、違うとよ！それは絵里がくれたけん、俺が・・・」
「なんでそんな嘘つくと。絵里ちゃんが下着なんかくれるはずないやろ！」
「ほ、ほんとやけん、信じてくれたい」
「いいから、今から絵里ちゃんのとこ謝りにいくとよ。れいなも一緒やけん」
「母ちゃん、ちょｯと待ってくれたい！あっ！」
引きずられていくれいな君。

えりりんの家に着いて、呼び鈴を押します。
「あら、田中さん、れいな君も。どうしたんです？」
「ちょっと、お話がありまして。上がってもよかですか？」
「構わないから、上がって」

リビングに通されたれいな君とお母さん。
えりりんを待つ間、小さくなっているれいな君。
「あ、れーなとおばさん、いらっしゃい。何？」とえりりん。
「このたびは息子がご迷惑をおかけして、すみませんでした、ほら、あんたも謝りなさい」
れいな君の頭を無理やり下げるお母さん。
「よくわからないけど、どういうこと？田中さん」
「れいなが絵里ちゃんの下着を盗んで、部屋に隠しとったと。ごめんね、絵里ちゃん」
「れーな、ほんと？」
「ち、違うっちゃ！誤解やけん、あれは絵里がこの前くれたやつで・・・」
「また言い逃ればっかり！母ちゃん、情けなくて涙が出てくるとよ！れいなをそんな子に育てた覚えはなか！」

「おばさん、違うの。れーなの言うことは本当なの」
「絵里ちゃん？」
「文化祭でれーながメイド喫茶に参加することになって、れーなに絵里のをあげたの」
「ほんとですか？亀井さん。知っとったと？」
「まあ、そんなとこね」とえりりんのお母さん。
「俺が言った通りやけん！母ちゃんはちっとも信じてくれんかったとよ！」涙で抗議するれいな君。
「まあまあ、田中さん、れいな君をもうちょっと信じてあげて。れいな君はこんなことで
嘘ついたりしなし、まして盗んだりしない子だもの、ね？」
「亀井さんがそこまで言うなら。今回は私の早とちりやったみたいで、申し訳ありませんでした」

「ねえ、田中さん、れいな君のメイド姿ってすごく可愛いのよ、見てみる？」
「面白そうやね、見せてもらおうかしら」
「母ちゃん！用が済んだけん、帰るとよ！」
れいな君が引っ張っても、お母さんは動きそうにありません。
「ねー、れーな可愛いでしょ？」
「ほんとやね。れいな、何で母ちゃんにも教えてくれんかったと？」
「う、うるさい！」自分の写真で盛り上がる一同をよそに、部屋の隅で膝を抱えるれいな君。

ともかく、誤解が解けてよかったですね。
（昔、絵里のを一枚拝借したなんて、今さら言えんとよ・・・）
それは墓場まで持っていったほうがよさそうですよ。

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

翌日。
バイト先の三好さんと休憩時間におしゃべりするれいな君。
「この間ラジオ聞いてたらさあ、おっかしいの」
「何か面白いことでもあったと？」ちょっとﾃﾞｼﾞｬﾌﾞなれいな君。
「それがさあ、リスナーからの相談なの。息子が女の子の下着を盗んできて、
それをこっそり洗って干してのを見つけてしまって、どうしたらいいでしょうかって、ｱﾊﾊ」

顔が引きつるれいな君。
「ん？どーしたの？面白くなかった？顔色が悪いよ」
「な、なんでもないとよ、そのお母さんも大変たいね」
しばし無言。そしてお茶を飲む音。

「・・・れーな君、誰にも言わないから、ひとつ聞いていい？」
「構わんとよ」
「れーな君、女の子になりたいって思ったこと、ある？」
「お、俺は男っちゃけん、そんなわけないと」
「えー、あるでしょ？知り合いの子にも、そういうの、女装に興味ある子いたよ」
「ぜ、絶対似合わんと思うとよ、第一スカートとかスースーして気持ち悪いっちゃ」
「そうなんだ、残念。似合うと思うんだけどなあ」
休憩が終わり、部屋を出ようとする二人。

「ワタシ、そのリスナーがお母さんって言わなかったんだけど、どうしてわかったの・・・？」

>>364-366　>>368
６８作目は、小さな布事件です。
みーよをお借りしました。
最後が探偵ものみたいになってますが・・・まあ続編はなしということでｗ

>>書き逃げ作者さん
二の腕・・・そう来ましたかｗ
道重さんやみんなの二の腕も触ろうとするれいな君が浮かんだり。
それにしても痛そう＞＜

>>362
こちらにいると少し関西弁が抜けてきた感じがします
書き言葉もおかしくなってきたかも（一応ネイティブのはずなのに・・・orz）
まあ、敬語は書きづらいというのもありますが・・・

おつおつ

ほ

从 ´ ヮ｀)絵里…

ノノ*＾ー＾)ん？

よる

ほ

ho

川σ_σ||あたしの二の腕だって柔らかいんだから！

ほぜほぜ

よなか

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ほ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ho

ho

「ねぇれーなぁ」
「そのポケットの中、何入ってんの？」
「！！　なななな何も入っとらんよ！」
「えー、なになになにー！？あやしーい！」
さっきから不自然にポケットの中を確認したり、ポケットを撫で回してるれいな君。
あからさまに「何か大事な物が入ってます」な態度ですよ。
まさかクラスメートに借りた（ry　なDVDが入ってるなんて口が裂けても言えないれいな君。
カバンに入れてて、新垣さん（いいんちょ）に(ry　な本がばれたことがあるれいな君、
今度はポケットに入れて隠してたんですけど、そんなことじゃバレバレですよ。
「ねーねー、何入ってるのー？」
「なななんでもなか、ちょ、えーり、近い近い…」
「何が入ってるのー？」
「ちょ、マジで！ダメやって！」
擦り寄ってきて、れいな君に絡みついてポケットに手を伸ばしてくるえりりん。
本当ならクラクラしちゃいそうなシチュエーションですが、ばれるわけにはいきません。
必死でポケットをガードしつつえりりんの手を押さえますよ。
クラスメートも「テメェ田中！バレたらどうなるか分かってんだろうなｺﾞﾙｧ!」な目で見ています。
と、突然えりりんの攻撃が止みますよ。

「ふーん…れーなは絵里のこと嫌いなんだ…」
「何でそうなると！？」
「だって絵里に秘密にするなんて…絵里はれーなに秘密なんてないのに…ｸﾞｽﾝ」
「あっ…絵里…俺…」
「なーんて！もーらいっ！！」
「あぁぁ！！絵里ぃ！！」
嘘泣きしたえりりんに思わず力が抜けたれいな君。
ついつい油断してポケットからDVDを抜き取られてしまいましたよ。
でもDVDはコピー品、ラベルがついていないので何のDVDかは分かりませんよ。

「ねぇれーな、これ何のDVD？」
「そっ、それはそのぉ…」
「映画か何か？絵里借りていい？」
「それはあかんと！！それは…俺にとって大事な…」
「なーに？」
「それは…」
口が裂けても言えないれいな君。
ごまかすにもいい言葉が出てきませんよ。

「言えないのならいーもん、借りて今日見てみるから」
「ちょっ…それは…アレやと…」
「だから何？ハッキリしてよ！」
「それは…あの…そう！び、ビリーズブートキャンプやと！！」
「ビリーズブートキャンプ？」
「そっそう！！最近マジで身体鍛えようかなーって！！ｱﾊﾊ…」
咄嗟に出てきた単語で言い訳をするれいな君。
虚弱で貧弱で最弱で、場合によってはえりりんにも力負けするのを気にしているれいな君、必死で言い訳しますよ。
背後ではクラスメートたちがみんなずっこけてますが。

「なんだー、れーなはそんなことしなくても可愛いのにー♪」
「そんなことなか！やっぱもっと筋肉とかつけたいとよ、だからこれは返してもらうと」
「えー、なんか筋肉ムキムキなれーなってイメージじゃないなぁ、今のヒョロヒョロのほうが可愛いのに…」
もっともらしい言い訳をしながら、えりりんの手からDVDを取り返しますよ。
とりあえず一安心な感じで大事そうにひと撫でして、内ポケットにしまいますよ。
クラスメートたちも少しホッとしている様子ですよ。

「あっ、でもれーな」
「ん？」
「ホントに鍛えるなら、『本物』のビリーズブートキャンプでやったほうがいいよ」
「なぁっ！？」
れいな君の背後、つまりえりりんの正面にいるクラスメートの反応でバレバレだったみたいですよ。

虚弱で貧弱で最弱といえば小早川セナ君ですが。
ホントは自室で再生中にえりりんから電話かかってきて…ってのやろうと思いましたが、さすがにやりすぎかなと（ｗ

>>第○作目作者さん
親の気持ちで子どもの部屋でそんなモノ見つけたら本当にショックでしょうね（ｗ
ミッツィーはラジオだとバリバリ関西弁ですけどね、コンサとかであんまり見ないのでよく分かりません…。

彡　ｻｯ

おつおつ

ほ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

　

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ゆうがた

こんとんじょのいこ

　

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ho

　

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

おやすみ〜

　

ほ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

こんとんじょのいこ

ho

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

あさ

ho

ho

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

うへへへ

へへ

落ちるぞ

ゆうがた

落ちるのはダメだよ！

ho

umu

ho

「このあと避難訓練があるから、みんなしっかりやるんやで。新垣頼むな」と中澤先生。
早めに授業を終えて、先生は教室を後にします。
さっそくざわつきはじめるクラス。
れいな君たちも雑談をしていると、
「訓練、訓練。ただいま三階の音楽室で火災が発生しました。生徒のみなさんは速やかに避難してください」
と、校内放送が流れます。
「はい、男子、女子、みんなしゃべらずに避難するー。そこ！いつまでしゃべってんの！」
いいんちょ（ガキさん）は張り切ってますよ。
他のクラスメイトもワクワクしている様子。
「こういうときってさ、どこかに閉じ込められたりするんだよな」
「訓練でそんなのあるわけないじゃん」
「バカだな、シミュレーションは大事だぞ。それで二人に恋が芽生える・・・」
「や、やっぱ俺女子と一緒に避難するわ」

そんな話が聞こえたか聞こえてないか、れいな君たちも避難します。
「なんか、いつもだるいよね」
「緊張感に欠けとるとよ」
などと話しながら、ﾄﾛﾄﾛと歩きます。
しばらくして、校庭に集合する全校生徒。

「本日の訓練は、出火から避難完了まで１５分４０秒でした。この調子で・・・」
教頭先生の話が続く中、眠そうなえりりん。
またえりりんの二の腕をつんつんしたくなったれいな君、そうっと腕を伸ばします。
「わっ！」突如、耳元で大きな声がして、飛び上がるくらいびっくりするれいな君。
「ん？絵里寝てた？」あくびをするえりりん。
「ね、寝とったけん、起こそうとしとったと」まだ心臓がドキドキ言いながらとりつくろうれいな君。
（さゆ！なんしよう！もう少しで絵里の胸触りそうになったとよ！）
（れーなの狙いはどっちにしても似たようなものなの）
「コラ！お前ら話聞け！」と、中澤先生から注意されます。
小さくなって頭を下げるれいな君とえりりん。

「今日は起震車を用意しました。地震体験の機会はめったにないので、希望者は前に出てください」
と呼びかけますが、生徒の大半は面倒がってなかなか名乗り出ません。
「絵里、面白そうやけん、やってみるとよ」
（誰もおらんとこやけん、絵里に告白するチャンスたい）
「でもー、絵里揺れるの嫌いだよー」
「怖かったら俺が守ってやるけん、心配ないとよ」
「絵里が行かないなら、さゆみがれーなと乗るの」
「うーん、やっぱり絵里が行くからさゆはダメ！」と、反射的に答えるえりりん。
（そういえば、さっき男子が閉じ込められたら恋がどうのこうのって・・・）
起震車に二人を送り出しながら、れいな君にウィンクを送る道重さんです。
「ああいうチャンスでもないと、二人とも素直にならないの」
二人が出たことで、他の生徒たちも何名か参加するようです。

「この起震車ではおよそ１０秒間、震度６クラスの揺れが起こります。
揺れが始まったらすぐに、火を消してテーブルの下に避難してください」
と、消防隊員から説明を受けるれいな君たち。

「田中せんぱーい。小春たちも参加しますよー」と小春ちゃん。その目はれいな君しか見てませんね。
「田中せんぱいたちが出てきはったら、久住さんが出る出るってうるさくて」と光井ちゃん。
「起震車に乗れるのは、めったにないことやけん」
「れーなは怖がりだから、ダメだとおもうよ」
「せんぱい、ペア交換しましょうよー」と小春ちゃん。
「あきませんって、久住さん。みんな同じクラスの人が乗ってはりますよ」と光井ちゃん。
「ちぇっ。あーあ、小春も同じクラスだったらなぁ」
「久住さん、そう言わんと、説明聞きましょう」

（やれやれ、愛佳ちゃん助かったと）
（大丈夫かな、れーな？）
（な、なんとかなる・・・と思うとよ）
スイッチを入れると大きな音とともに、起震車の中に作られた部屋が大きく揺れます。
体験する生徒たちはキャーキャー言って、口々に怖いと言いながら降りてきますよ。

「次の人は起震車に乗ってください」指示通り、部屋に入るれいな君とえりりん。
それをうらやましそうに見つめる、小春ちゃんと光井ちゃん。
（えっと、何やったか、電気を消して・・・）
（違うよ、火を消すんだよ、れーな）

ho

と、ｺﾞｰという音とともに、部屋が一気に揺さぶられます。
家具がガタガタと音を立てます。
「わぁー！倒れてくる！危ないっちゃ！」
「れーな、固定してあるから大丈夫、それより火を・・・」ジェスチャーで示すえりりん。
こわごわとガスの元栓を閉めるれいな君。体重が軽いぶん、部屋から飛ばされそうです。
「れーな、早くテーブルに隠れて！」
「そんなこと言っても、動けんとよ」
前後に動く部屋の中では、えりりんのいるテーブルまでなかなかたどり着けません。
えりりんに手を引いてもらい、なんとかテーブルの下へ。

「絵里、言いたいことがあるとよ」真剣な表情のれいな君。
「なーに？聞こえなーい」
「今、言わんといかんような気がすると」耳元に近づけて叫ぶれいな君。
なんとなく悟ったのか、黙ってれいな君を見つめるえりりん。

「俺はー、絵里のことをー」
息を呑むえりりん。
「す・・・」
ﾌﾟｼｭﾝ。起震車の揺れが止まりました。
そのまま見つめあう二人。
「す・・・す・・・」
「絵里のことがなーに、れーな？」
「す・・・スイーツ食べ放題に連れていきたいとよ！」
思わず大声で叫んだれいな君。顔が真っ赤です。
（・・・れーなのバカ！）

ずっこける、道重さんといいんちょ、そして見守っていたクラスメイトたち。
「ねー、光井ちゃん、すごいよねー、小春たちもあれ乗るんだよー」と、興奮ぎみの小春ちゃん。
「けっこう揺れますねぇ、がんばりましょう」と言いつつ、
（やっぱり、せんぱい、亀井せんぱいのことを・・・？）と思いをめぐらす光井ちゃん。

訓練が終わって、生徒たちは教室へ戻ります。
「れーな、さっきの約束、覚えてる？」「や、約束・・・！？」
「スイーツ。ロイヤルホテルのスイーツバイキング、今度行くからね」ｽﾀｽﾀと歩いていくえりりん。
「・・・ちょ、あそこ高いっちゃけん、どこか他のとこ！」と、少し遅れて追いかけるれいな君。

手をつないで歩く二人。えりりんは少し強く握りなおします。
（れーな、いつになったらきちんと伝えてくれるのかな・・・）

>>419-421 >>423-424
６９作目は、少し遅れましたが避難訓練です。
消防法で年２回実施することになっているので、次回はちゃんと告白できるでしょうかｗ

合いの手ありがとうございます。なぜか今日起きてみたらまたアク禁ですorz
泣く泣く短めに抑えました

>>385
ひみつの多いれいな君ｗ
えりりんに絡みつかれて羨ましい・・・

アク禁なのにお疲れ様です
告白出来ずに懐を痛めるのはもはや名人芸クラスｗ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

時代劇みたいにある種の様式美となりつつあるな

こんとんじょのいこ

うむ

ほ

ほ

ho

从,,＾ ﾛ ＾)＜ｼﾞﾕﾙﾘ

从 ´ ヮ｀)えり、おは〜

ﾉﾉ*＾ｰ＾）ｳﾍﾍ

うへへへ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ho

ほ

保

ゆうがた

yoru

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ho

ho

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ho

みかんDVD付きフラゲしてきましたが
おまけDVDはクロースアップPVだったので特にネタにならないorz
さっきのラジオで何か考えてみる・・・

ワクテカ

13センチネタ、亀井マジギレネタとか色々あるじゃないかｗ

ほ

ho

ho

从,,＾ ﾛ ＾)＜ｼﾞﾕﾙﾘ

ho

umu

ho

おひる

ポッシヲタが保全

ほ

ほほ

ゆうがたチャンス！

ぽ

ほぜ

ほぜん

よる

えなり

http://toromoni.mine.nu/up/files/data/7/toro7812.jpg
フォンデュセットの話は昔ラジオでしてたな

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

こんとんじょのいこ

れなえり待ち

ho

从,,＾ ﾛ ＾)＜ｼﾞﾕﾙﾘ

おはよう

ho

小春の肩に手を置くれいな君・・・よく見たら違ったｗ
http://toromoni.mine.nu/up/files/data/7/toro7809.jpg
女装もバッチリ
http://toromoni.mine.nu/up/files/data/7/toro7811.jpg

最近仕事が忙しいと病んでるのか、妄想がセクシーオトナジャンな方向ばっかりorz
今日から４連休だし、ちょっと精神落ち着けて書けたらいいなーと。

彡　ｻｯ

65 ：名無し募集中。。。 ：2007/11/21(水) 22:04:52.93 0
れいなの後ろ姿をジーッっと見つめる亀井
(p)http://jp.youtube.com/watch?v=OTxPuJdxG8M

おひる

こんとんじょのいこ

れなえりほ

ゆうがた

うむ

ho

よる

ho

こんとんじょのいこ

ho

ho

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

こんとんじょのいこ

早朝

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

あさ

ho

れなえり保

从,,＾ ﾛ ＾)＜ｼﾞﾕﾙﾘ

うむ

ポッシヲタが保全

ほ

うへへへ

∋oノハヽ　〃 ｴﾘﾊｱﾎｯﾁｬ
　从*´ ヮ｀）つハヽ☆ ｳﾍﾍﾍ
　　（　つ 　(＾ｰ＾*从

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ﾉﾉ*＾ｰ＾)好きよ

川=´┴｀)>あなた好きよ

ほ

　

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

FMヨコハマでれいなからえりりんネタがｗ

ネタ書いてたらPCの調子悪くなって疲れた・・・ラジオほとんど聞こえないし
real入れて最後の挨拶だけ見たorz

398 名前：名無し募集中。。。[] 投稿日：2007/11/23(金) 21:42:42.66 O
いつもライブ終わりの移動車がれな絵里小春光井の4人でれなえりがテンション高くて大騒ぎしてる的な話し
小春光井がドン引きみたいな話し

川=´┴｀)そんなんあきません！

>>512
いいれなえりだこと

http://hello.uh-oh.jp/cgi-bin/aaa/img/hell47185.mp3
該当部分

2人の世界に入っちゃってるな

さんくす

ho

結局書き上げられなかったので明日にでも
ごめんなさい＞＜

ほ

>>512
このスレ向きのネタだな

組み合わせがもうそのまんまｗ

ほ

ho

こんとんじょのいこ

たなかめ

ho

ひる

ほ

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ﾉﾉ*＾ｰ＾)すごく 素敵 好きよ〜

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

へ

えなり

「絵里、まだ準備できとらんと？集合時間に間に合わんとよ」れいな君はえりりんに電話します。
「ごめ〜ん、今起きたぁ。ｴﾍﾍ」
「・・・もう、どんな服でもいいけん、とにかく急ぐったい！」あきれ顔のれいな君。

20分ほどして、ようやく自宅前に姿を見せたえりりん。眠そうです。
「おはよう、れーな。いい天気だねぇ」
「いい天気じゃないっちゃん！30分も遅刻とか、どういうことか説明・・・」
「れーな、時間ないんでしょ」
「そうやった！絵里、早く後ろに乗ってくれったい」
「自転車乗せてもらうの久しぶりだねー。こけたりしないでね？」
背中に当たる、柔らかい感触。コート越しですが、体温も伝わってきそうですよ。
れいな君の腰に腕を回してつかまるえりりんです。
（うぉっ、これはやっぱり・・・)気持ち、背中を後ろに倒してみたり。

「れーな、何止まってんの？」
後ろから声がします。幸せをこのまま味わっていたいれいな君ですが、そうもいきません。
「飛ばすったい！しっかりつかまりようと」
「はーい。でも、海ほたるの見学、当たってよかったねー」
「絵里は変なところで運がいいけんね」
「なによー、変なところって。まるで今年の運を全部使い果たしたみたいじゃない」
「俺の運はわけてやらんとよ」
「ふんだ。れーなのケチ！」前に回した手で、れいな君のお腹をつねるえりりん。
「痛！ちょ、つねるのなし！」
「あっそう、じゃあ・・・」今度はわき腹をくすぐりはじめるえりりん。
「んふっ！やっ、あっ」もだえ始めるれいな君。
「れーな、ここ弱いよねぇ。よーし、パワーアップ！」さらにくすぐりを強めます。

れいな君、ﾍﾛﾍﾛになりつつもどうにか駅までたどり着きました。
「れーな、顔赤いよ？」
「絵里が後ろからくすぐったりするしよるけん、倒れそうになったと」
「早く早く、電車乗るよ！」
れいな君の抗議はスルーされた形で電車に乗ります。

「えっと、あとは川崎からバスに乗ればOKやね」
「よく調べましたー。えらいえらい」えりりん、れいな君の頭をなでなでしてあげます。
黙ってされるがままのれいな君。
（気持ちいいっっちゃけん、このまま抵抗せんとおったほうが・・・）
「ねー、絵里にもｲｲｺｲｲｺして？」
「でも、他の人も見とるし・・・」
「れーなだけずるいじゃん」アヒル口がとんがってます。
（絵里が勝手にしよった癖に・・・）などど思いつつ、えりりんの頭をなでなでしてあげるれいな君。
「ｴﾍﾍ。気持ちいー。ねー、もっと」頭をれいな君のほうへ押し付けてきます。
「あっ、もう降りんと」いい加減恥ずかしくなってきたので、さっさと席を立とうとするれいな君。
「れーなひどい！」すねてさらにとんがったアヒル口。
「さっきのお返しやけん」ほんのり頬が赤くなったれいな君です。

ようやく海ほたるに到着です。
「海ほたる探検隊に参加される方はこちらへ集合してください」
すでに家族連れ、カップル、たくさんの人たちが集まっていますね。
れいな君たちも列に加わります。
「皆さんには半日、海ほたる探検隊として、この海ほたる周辺をいろいろ見学していただきます。
普段はなかなか入れない施設などもありますので、この機会にご覧になってください」
「絵里はどんなところ見てみたいと？」
「どこだろーね。橋のてっぺんとか？」
「それはレインボーブリッジとかやけん」
「よかったぁ。今日なんか風が強いし、どうしようかと思った」

順番に資料館に入ります。
「正式名称、東京湾アクアラインは総事業費約１兆４４００億円、工期は約５年です。
全長約１５ｋｍ、海上部分が約１４ｋｍとなっています・・・」
ガイドのお姉さんの説明をぼんやりと聞きながら、模型を眺める二人。
「ねー、れーな、夏休みの自由研究、これがあったら楽だったのにね」
「逆にデータがそろい過ぎて面白くない感じがするとよ。って絵里、全然ガイドさんの説明聞いとらんやん」
「ばれたかー。天網恢恢。話聞いてると眠くなるんだもん」

「これが海ほたるの名前の元になった、ウミホタルです。大きさは３ｍｍくらい、肉食です。
生態については、まだよくわかっていない部分もあります」
小さなガラス容器を指しながら説明するガイドのお姉さん。
「これ？青く光るんだね」
「ウミホタルって綺麗やね」
そのままウミホタルを見つめるれいな君。
「れーな、れーな」えりりんの声で我にかえったれいな君。
「何考えてたの？」
「テニス行ったときに見た、ホタルきれいやったなあと、ちょっと」
「あー、絵里も同じだー」

続いて、トンネル部分に移動します。
「アクアラインの海底トンネル部分は直径約１４ｍ、長さが約１０ｋｍ、最も深いところは
海面下５０ｍを通っており・・・」
避難通路を見ながら、
「映画みたいに、向こうまでずっと続くトンネルの中に立つのが夢やったとよ」
「れーな、今は車が走ってるから無理ですよ？」
どでかいトンネルではなくてちょっとがっかりしたれいな君。
小さめの避難通路でも、上を車が通過すると、ﾄﾞｰﾝという衝撃音が聞こえて臨場感たっぷり。満足したようです。

再び海ほたるに戻って、工事用の設備を見学です。
「海底を掘り進むために、外径約１４ｍ、重量３２００ｔの巨大シールドマシンを８基使いました。
海底での圧力は、約６気圧、１０ｃｍ四方に５００ｋｇもの力がかかるため・・・」
巨大なシールドマシンの前に立つれいな君とえりりん。
「ふははは！人がまるでゴミのようだ！」
「ちょ、絵里、そんな大きな声出すと危ない人みたいや」
「ねー、絶対楽しいから、れーなも一緒に、３、２、１！」
「ふははは！人がまるでゴミのようだ！」指差しまでさせられて、嫌々付き合わされるれいな君。
二人を見る他の参加者の冷たい目線。ガイドのお姉さんも苦笑いです。

途中、グルメスポットの近くを通る探検隊一行。
「あ、あゆみさんや」
「ほんとだ、何してるんだろ？」
見つけた柴田さんに声をかけるれいな君。
「あゆみさんも海ほたる見にきたと？」
「あら、れいな君に絵里ちゃん。
まったく、大勢でバタバタ歩かないでほしいﾐｭﾝ。せっかくのうどんが台無しだﾐｭﾝ」
「よ、ようわからんちゃけど、あゆみさんまた」
「それじゃね」
「あゆみさん、なんでうどん食べてたんだろね」
「もっとおいしいものあるけん。後で探して見るとよ」

今度は海上から船で見学します。
「定期的にこの点検船、はやぶさで巡回点検を実施しています。道路上からだとわからない、
橋梁の傷みなどにも注意を払っています・・・」
「ねー、れーな、”はやぶさ”を使った文章を作ろーよ」
「ずいぶん急やね」
「気分的にこのへんでクッション入れたいらしいから」
「？？？」なれいな君。
「じゃ、じゃあ、”最後のブルートレインはやぶさに乗りたいとよ”」
「何？ブルートレインって。次は絵里の番ね、
”れーなが可愛いｶｯｺしたいなら、絵里が協力するのはやぶさかでない”」
「だけん、それははやぶさと違うとよ。俺はもう女装したくないって言っとうと！」
「は・や・ぶ・さって使ってるじゃん。れーな、やっぱり女装したいんだ。
絵里は女装って、一言も言ってませんよ？」ﾆﾏﾆﾏしながられいな君を見つめるえりりん。
何も言えないれいな君。

探検隊の証をもらって、解散です。
「お腹すいたねー。なんか探そうよー」ふらふらと歩き出すえりりん。
慌ててえりりんの手を取るれいな君。
「適当に歩くと迷子になるけん、手をつないでおくとよ」
「優しいんだぁ、れーな」
「た、大したことないっちゃん、絵里は何が食べたいと？お寿司、あさりまん、
あさりピザ、いろいろあると」
「お寿司って言いたいとこだけど、無駄遣いできないから・・・ピザかな」
ピザと聞いて体が一瞬こわばったれいな君。
「わ、わかったっちゃ」
無料スペースでピザとパンを食べます。
「おいしーね、あさりがいっぱいだよ」
「こっちのしそパンもうまいとよ」
「店員のお姉さんにすすめられたからでしょ？絵里が作った梅パンのほうがおいしいじゃん。
だいたい、さっきもあゆみさんと会ってニヤニヤしてなかった？」
「き、気のせいやけん」のどに詰まりそうになって、慌ててコーラを飲むれいな君。
「今日はタバスコなくてよかったねー、れーな」言葉とは裏腹に、残念そうな表情のえりりんです。

お腹もいっぱいになったので、海ほたるを散策します。
上のデッキに昇ると、東京湾が一望。
「ねー、横浜ってあっちかな」
「たぶん、もう少し左やね。何探しとると？」
「ん、すごくいいビル見えるかなって。ガキさーん」手を振るえりりん。
「２０ｋｍ以上離れとるっちゃけん、少し曇っとるし無理たいね」
「また！付き合い悪い！れーなも！」れいな君の手を取って振ります。
「ガキさぁあああああん」やけくそになって手を振るれいな君。

「ｸｼｭﾝ！」テーマパークであたりを見回すいいんちょ(ガキさん)。
「きっと、私が可愛いって噂してるのね。私って罪な女・・・」

食後はゆっくりと散歩です。
「れーな、どこ行くの？」
「この上に、いいものがあるっちゃん」

れいな君と並んで階段を上がるえりりん。
「ほら、あれ・・・って、絵里どうしたと？」
れいな君の指差す方は見ずに、別の方向を見ているえりりん。
「あっ、梨華ちゃん！」幸薄そうな雰囲気を漂わせていますよ。
「ちょっと、行ってみようよ」とえりりん。

「石川さん、こんにちは」
「あら、絵里ちゃんにれいな君。デートかぁ。仲いいよねぇ、あんたたち」梨華ちゃん、ため息までついてますよ。
「いや、今日はデートやなくて・・・」
「こんなところに一人で、どうしたんですか？」
「ちょっとよっしーと喧嘩しちゃって。でも、よく考えるとどうでもいいことなのよね」
「石川さん、この鐘のこと・・・」梨華ちゃんに何か言おうとしたれいな君。
「知ってる。れいな君、うまくやんなさいよ。じゃアタシ帰るから」
れいな君の耳元でささやいた梨華ちゃん、手を振って別れます。

「れーな、この鐘がどうかしたの？」
「えっと、と、とにかく二人で鳴らしてみるとよ」
「説明くらいしてよー」「鳴らしてみればわかるけん」
鐘のところに歩いていく二人。

「これを鳴らせばいいの？」「そうっちゃけん、いっせいのせ、でいくとよ」
「いっせいの、せ！」カラーン、カラーン。
「すごい音だねー。あ、この鐘のこと？」
鐘のところにあるプレートを読むえりりん。
「な、鳴らしたけん、他のところも回ってみるとよ」
「れーなったら照れないでよー、あっ、ﾌﾟﾘｸﾗ撮ろっ？」

ぶらぶらしているうちに日も暮れ始めてきました。
時計を確認したれいな君、
「絵里、上のデッキへ急ぐったい！」「なんで？」

えりりんの手を引いて、階段を上がるれいな君。そのあとをついて上がるえりりん。
「今日はれーな、急いでばっかりじゃん」
「朝は絵里のせいやし。でも、これで最後ったい」
「女の朝は忙しいの。れーなだって、遅れることくらいあるじゃん」
屋上に上がった二人の目に飛び込んできたのは、きれいな夕焼け。
思わず息を飲みます。

「うわぁー、綺麗！！」
「綺麗やねー。時間もぴったりっちゃね」

「ねー、れーな」
「なん？」
「さっきの鐘、あれ、何って祈ったの？」
「・・・！ひ、秘密やけん。そういう絵里は何て祈ったと？」
「れーなが教えてくれないなら、絵里ちゃんも教えなーい」
日が沈むまで、夕日の行方を見守る二人。

「大切な人に思いを込めて鳴らせば、その思いはより深まって、きっと心に届くでしょう」
幸せの鐘のプレートには、こう書かれていたとか。

>>535-541
７０作目は、海ほたる探検隊です。
23日に実施された探検隊、ネタも兼ねて応募したのですが、見事落選orz
(通知によると10倍以上の倍率だったとか)
ネタはずいぶん前に浮かんでいましたが、形にするのが遅れてしまいました。

先日のラジオで出た、ライブ終わりのこはみつ＋れなえりネタ。
この組み合わせではちょくちょく出しているので、ちょっとこれで書くのはシチュエーションが難しいですねｗ

このえりりんと付き合いたいと本気で思った
「ｲｲｺｲｲｺして？」と「ねー、もっと」で即死出来る

ノノ*＾ー＾)でしょー、でしょー！ウヘヘヘヘ！

ﾊｧ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ﾝ!!!!

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ｲｲｺｲｲｺ; ;´Д`

ほ

ほ

あさ

　　ｼﾈｯﾁｬ　　　　　　ｳｯｾｰ
　　　∋oノノ⊂ヽノノハ☆
　　　 从#｀ ﾛ´）つ^ｰ^*#从
　　　 /　つ　/　ヽ⊂　 |
　　　 し'⌒ヽ_)　 ∪⌒ヽ)

ひる

ho

うへへへ

ほ

うへへへ

こんとんじょのいこ

ho

从*・ ｡.・）最近出番がないの。

さゆごめんねさゆ

この頃さゆとれいな君の仲が怪しまれる様な展開が無いねぇ
事故で胸をﾓﾐﾓﾐしたくらいで
たまには前みたいにさゆやいいんちょとも怪しい関係を是非ｗ

ハラハラする心理描写は書くほうとしてもちょっと辛いのでついつい楽なほうへ逃げたくなったりｗ
いいのあったら検討してみます

从*・ ｡.・）ありがとうなの。

川σ_σ||あたしをうどんネタ以外にも使ってくれミュン

そう言えば柴ちゃんとさゆの戦いがあったな
スレとは全く別次元の話になってしまうのがネックだがｗ

　

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ほ

あさ

ほ

うへへへ

ごご

ほ

ん

ho

ゆうがた

田中れいな

なかじまさき

きくちあい

ho

ノノ*＾ー＾)アル！おいでっ！

こんとんじょのいこ

从*´ ヮ｀)＜わんわん！

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

れいな君の女装願望をじわりじわりと目覚めさせる真性Sりんたまらん

れいな君が自分のことを「俺」ではなく「れいな」と言い出したらと思うと最高ハイな気分です

http://eri-kamei.org/tekitou/image/tekitou1173.jpg
れいな君にそんな女装までさせますかSりん

ノノ*＾ー＾)イイコイイコ！

「絵里、帰りにちょっと寄らん？」
「なんかあるの？」
「実はやね・・・」
と、れいな君とえりりんが寄り道。
いいんちょ(ガキさん)と道重さんも一緒です。
「田中っち、あんまり大勢で行くと迷惑になるよ」
「すぐ帰るけん、大丈夫ったい」
花屋さんに寄って、花束を用意します。お金はみんなで分担。
「ここなの？」病院の前で足を止めるえりりん。
「そうっちゃ。吉澤先生に教えてもらったとよ」
受付で病室の場所を聞いて、ゆっくりと歩くれいな君たち。

ｺﾝｺﾝ。
「どうぞー」
「失礼しまーす」そろそろとドアを開けて入ります。
「あー、れいな！久しぶり！」と、声をかけたのは、同じ学校を卒業後、購買部で働いていた希美さん。
「いらっしゃい。希美のお友達ですね。わざわざお見舞いにきてくれてありがとう」
挨拶してくれたのは、優しそうな男性。旦那さんでしょうか。
「はじめまして。主人の太陽と申します。希美がいろいろお世話になったそうで」
「いえ、こちらこそ、可愛がってもらったとよ」
えりりんたちも順に挨拶を交します。
「おぅ、れいな君とガールフレンドのカメちゃん。委員長に道重まで来たのか」
と、吉澤先生。
「また会ったわね、れいな君。この間は変なところを見られちゃったわね」
と、少しばつが悪そうな石川さん。
「それにしても、のんつぁんが急に辞めたときはびっくりしたとよ」
「ゴメンねー。恋の神様は前髪しかないって、知ってる？」
「のの、それは幸運の女神の間違い」と石川さんがすかさずツッコミ。
「ののは何かあるとれいな、れいなってそればっかりだったなぁ。
他のみんなも、ののとよく遊んでたりしたのか？」と吉澤さん。

「絵里はあんまり購買部に寄らなかったから・・・でも、のんつぁんが暇そうなときに
コントの練習とかしましたよ？」
「さゆみも可愛がってもらったの。あの頃はとても楽しかったの」
「私はあんまり遊びに行かなかったな。人見知りだったから、
でも、もっとのんつぁんと遊んでもらえばよかった」
「のんは元気だし、これからも遊べるじゃん。退院してしばらくしたら、顔見にきてね」と希美さん。
「そういえば、赤ちゃんの顔まだ見せてもらってないよね。見たいなぁ」とえりりん。
「そっちのベッドにいるから、顔を見てやってください」と、ご主人。
一同、赤ちゃんのいるベッドに向かいます。
目がぱっちりした姿に、声を揃えて「可愛いいい！」
「馬鹿！声が大きいってば」石川さんが注意します。
その赤ちゃんはといえば、大声にも動じずに、覗き込むれいな君たちの顔を見上げていますよ。
「この子名前は何ていうと？」
「希空って書いて、”のあ”って読むの」
「のあちゃんかぁ。可愛いねえ。この子は大物になりますよ？」
機嫌がいいのか、小さな手足を動かす希空ちゃん。
ﾍﾞﾛﾍﾞﾛﾊﾞｰをしてあげるいいんちょ。道重さんはそれを興味ぶかそうに観察します。

「ののも疲れただろうし、お前たちはそろそろ帰ったほうがいいな。
俺たちももう少ししたら帰るから」と、れいな君たちを促す吉澤先生。
「じゃあ、このへんで。のんつぁん、太陽さん、失礼します」
と、病室を後にするれいな君たち。

「さゆみは将来結婚したら、れーなみたいな女の子を産むの」少し興奮気味に話す道重さん。
「さゆ、俺は男っちゃけん」
「ﾌﾘﾌﾘのピンクのお洋服をたくさん着せて、いっぱい話すの。そして、何不自由ない暮らしをさせてあげたいの」
ちっともれいな君の話を聞いていませんよ。
「あー、もうっ、れーな可愛い！」れいな君を抱きしめる道重さん。
「ちょっと、さゆ、くっつきすぎ！」えりりんが引き離そうとしますが、離れません。
「さゆみとれーなは固い絆で結ばれてるの。たとえ絵里でも、それを壊すことはできないの」
赤くなって照れるれいな君。ほっぺたをふくらますえりりん。

「ガキさんはどんな子供が欲しいの？」
れいな君も道重さんも相手をしてくれないので、ガキさんに話を振るえりりん。
「んー？私も田中っちみたいな子がいいなあ」
「なんで？どーしてみんなれーななの？絵里は？」ちょっとイラつき始めた感じですよ。
「だって、かめは散らかし放題じゃん。その点田中っちはきれい好きだし。
男の子だから多少エッチなのはしょうがないけど。女の子だったら、申し分ないなぁ」
「ふぅん・・・」
おや、えりりん黙っちゃいました。れいな君が話しかけても答えません。
四人はそのまま駅まで歩きます。

駅で道重さんといいんちょと別れて、二人だけの帰り道。
重い雰囲気に口を開いたれいな君、
「あの・・・絵里、クレープ食べていくったい」
「ごめん。今日はいい。ちょっと一人になりたいから」
「ちょ、絵里！」

止める間もなく、えりりんはわき道へそれていきます。
それを黙って見送るれいな君。

>>590-592
７１作目は、のんつぁん出産記念です。
先の提案もあったので混ぜてみました。
見通しを立てずに上げてしまうのは初めてだったりしますが・・・
まとまらなかったら何事もなかったことにしますｗ

吉澤さん＝＞吉澤先生
一箇所校正漏れorz

乙です
俺なんて子供産まれたのさっき知ったのにもう作品出来てるとかすご過ぎ

はやいな
いきさつはアレだがやはり新しい命が生まれるというのは感慨深いものだね

タイムリーなネタですね〜

ほ

ho

「にひひひひひ…」

休憩時間、何やら封筒から出した紙を見てはニヤニヤしているれいな君。
目じりも下がって、ほっぺたも緩みっぱなしですよ。
ちょっぴり気持ち悪くて、誰もそれに突っ込めないので、その紙が何か誰も確認できませんよ。
「ねぇねぇれーな、何見てるのー？」
でもそこに話しかけるのはやっぱりKYな、そしてれいな君に遠慮のないえりりん、普通に話しかけちゃいますよ。

「にひひひひひ…バイトの給料が入ったと。初めての給料っちゃね」
「へぇー、そうなんだ、いくら入ったの？」
「や、あんまり日数入っとらんし、研修中やけん、そんなには入ってないけど」
見ていたのはファミレスのアルバイトの給料明細だったんですね。
初めてのお給料ってものすごい嬉しいものですからね。
意味もなく何度も明細見てニヤニヤしちゃう気持ち、分かります。
「ねーねー、何に遣うの？」
「初めてのときって家族と食事とか行ったりするらしいと。三好さんも初めてのときはそうしたって言っとったし」
「へぇー…れーなもそうするの？」
「あー…………。　あのさ絵里、今度の休み、遊園地行かん？俺奢るけん」
「え、いいの！？初めての給料でしょ！？」
「家族にはちゃんと管理して使うなら構わんて言われとると」
初めてのお給料を家族にじゃなくてえりりんに遣っちゃうれいな君。
えりりん、びっくりして目がまん丸になってますけど、すぐに嬉しくてニマニマしちゃったり。

「ｳﾍﾍ、じゃあせっかくのれーなのデートのお誘いだし、行こっか」
「ああああ遊びに行くだけやし！デートとかじゃないし！」
「はいはい、そういうことにしとこうかｗ」

いやそれどう見てもデートでしょ、と呆れ返るクラスメートたち。
ここでそれ否定しちゃったらその週末遊園地も進展しないんだろうなぁ…と今から確信しちゃってますよ。

前に応急処置したグラボ、どうにも変な音を立ててるのでこの週末新しいPCを買いました。
未だにデータ移行が終わってません…。

>>第○作目作者さん
いつもながら仕事早いっすね、お疲れ様です。
ののさんたちも明るい家庭を築いていってほしいものです…。

これは・・・前フリと考えてよろしいか？ｗ
短編としてもいい感じです

あさ

れーな君もてるな

のあと聞くと泉野明が出てくるそんな世代のポッシヲタが保全

ごご

うへへへ

ho

初めてもらったバイト代でエロ本を買った我が高校時代とは大違いｗ

ほ

うむ

ho

ho

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ho

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

「なあ、絵里」「・・・」
「絵里、聞こえてとるやろ？」「・・・」
休み時間。昨日えりりんの機嫌を損ねてしまったこともあって、しきりに話しかけようとしますが、
ことごとく無視されてあきらめるれいな君。
それを見ながら、また夫婦喧嘩始まったぞ、いやいや今度は長いんじゃないか、などと話をするクラスメートたち。

「こんちわ、れいな君、いまいい？」と、教室に入ってきたのは高橋先輩。
「あ、高橋せんぱい、歌の練習は進んどると？」
「うん、まあまあってとこかな。そうだ、れいな君今度の日曜暇？」
「そうやね、暇やけど」
「ちょっと行きたいところがあっての、付き合ってくれん？」
「えっと・・・」と、隣のえりりんを気にするそぶりのれいな君。
高橋せんぱいはえりりんをしばらく眺めたあと、
「あっ、よかったら絵里ちゃんも一緒に行かん？これなんやけど」とチラシを見せます。
「絵里行かない。モテモテれーなの邪魔しちゃ悪いもん」ほっぺたをふくらませたえりりん。
「絵里が行かないならさゆみが行くの」と、やけに反応の早い道重さん。
高橋先輩はえりりんの様子がおかしいのを気にしてるようですが、
「じゃあ、れいな君とさゆみちゃんが行くのね、オーケー。楽しみにしとるね」
と、教室を後にします。

「い、いいんちょも行くやろ？」おかしな雰囲気から逃れようと、話しかけるれいな君。
「私は予定があるからパス。でも、かめが行かないなんて珍しいわね」と、いいんちょ(ガキさん)。
「ガキさん、絵里は別にれーなと付き合ってませんよ？」
「かめ、そんなこと聞いてないでしょうーが、まったくもう・・・」
「テッテレッテテェ〜ン♪♪冬だけど小春でーす！」とにぎやかに小春ちゃん。
「ｺﾗｰ！またあんたは勝手に入ってくるし！今取り込んでるんだから帰んなさい！」
あっさりといいんちょをかわして、れいな君の近くにやってきた小春ちゃん。
「小春を仲間はずれにしないでくださいよー！小春ねぇ、当たりつきアイス食べてたら
当たったんですよ！ほらこれ！」誇らしげにアイスの棒をヒラヒラさせます。
「ん？なんか雰囲気がおかしいですよ、ひょっとして田中せんぱい、けんかですか？」
鈍感な小春ちゃんでも、ただならぬ雰囲気のせいか、異常に気づいたようですよ。

「け、けんかとかそんなわけないやろ、なあ絵里？」冷や汗をかきながらえりりんのほうを向くれいな君。
「・・・」何も答えてくれないえりりん。
「アヤシイなあ、これは小春もチャチャChance!☆カナ」小春ちゃん、目がギラギラしてます。
「小春そのへんで・・・」顔色が悪いれいな君。
と、れいな君の携帯が震えて、メールの着信を知らせます。
「どれどれ」と、れいな君より早く携帯を取り上げる小春ちゃん、勝手に開いてメールを読みますよ。
「ちょ、何しようと、返してくれったい」
携帯を取り上げようと立ち上がったれいな君ですが、小春ちゃんも立ち上がると、れいな君の手は届きません。
「なになに、from ゆき　れいなちゃん　この間は楽しかったね　昨日学校で・・・」
えりりんの肩がﾋﾟｸっと動きます。
今度は身長の差をカバーするべく椅子に乗って、携帯を取り返そうとするれいな君。
「もう、メールくらいいいじゃないですか、えっと・・・」
「久住さん、いじわるしたらあきませんよ」と、教室に入ってきたのは光井ちゃん。
「こんにちは、みなさん。携帯、せんぱいに返してあげなあきませんて」
「えー、でもせんぱいのメール面白いんだよ？女の子からみたいだけど、小春たちとあんまり変わらないくらいの子みたい」

ちょっと興味がわいてきたのか、光井ちゃんも覗きこみます。
「だけん、小春！愛佳ちゃんまで！」
「うわー、かわいい！このゆきちゃんって子、いつの間に知り合ったんですか？」写真も添付されてます。
「ほんまや、可愛い！あれ、この一緒に映ってる女の子誰やろ？せんぱいによく似てはるなぁ」
「ええかげんにするったい！」携帯を奪い返したれいな君、軽くゲンコツで二人の頭を叩きます。
「痛い！暴力はんたい！なにも叩くことないじゃないですかぁ」謝りつつもちっとも反省してなさそうな小春ちゃん。
「ごめんなさい、せんぱい、つい興味本位で・・・ほんまにごめんなさい」一方、本当に申し訳なさそうな光井ちゃん。

「田中っち、もうそのくらいで。二人とも、これに懲りたらもう勝手に教室に・・・って、いない！」
いいんちょが説教モードに入る前に、小春ちゃんは光井ちゃんを連れてさっさと逃げ出したようです。
一息ついたれいな君、背後に巨大なオーラを感じます。
「れーな・・・」
「絵里、しゃべってくれると？」
「いつのまにか光井ちゃんを名前で呼んでるし、ゆきちゃんからまたメールくるし、
高橋せんぱいからはデートのお誘いですか？おモテになっていいわねえ」
「やけん、これは瞬間最大風速みたいなもんやし・・・」

しばらく無言のあと、机をﾊﾞｧﾝ！と叩くえりりん。音でﾋﾞｸｯとするれいな君。
「決めた。絵里もデートする！」
「デ、デート？」音以上に、えりりんの言動に狼狽するれいな君。
聞き耳を立てるクラスメートたち。
「絵里、デートには相手が必要なの」
「かめ、やけになったらダメよ、もっと自分を大事にしなきゃ」
「いいの。絵里もその気になったらモテるんだから」
思わぬ展開に浮き足立つクラスメート男子です。
ある者は俺が俺がと押し合ったり、またある者はジャンケンをしたり。

長い一日が終わり、ぐったりするれいな君。
えりりんのデート宣言が気になって、授業にも身が入らなかったようですね。
「絵里・・・」
えりりん、れいな君の呼びかけには答えません。そのまま帰ってしまいます。
「れーな、今は絵里に何言っても無駄なの」
「そうよ、引いてもだめなら押してみなって言うじゃない」
いいんちょ、ちょっと違いますよ。

その夜。
「絵里のバカたれ！俺なんもしとらんのに・・・それにしても絵里がデートって、
イケメンとデートって、考えただけで我慢できないっったい！」
確かに何もしてないかもしれませんが、怒っているえりりんを見ても、
れいな君の態度にはいろいろ問題はあったようですよ。

「もー、信じらんない。れーなのバカ！なんで誘いに乗っちゃうのよ！
・・・でも、どーしよ。デートするって言っても、誰もいないし・・・」
着信メロディが流れて、携帯を開くえりりん。
「なになに、美貴様からだぁー。日曜暇？だって。
・・・そうだ！美貴様とデートしちゃおっ！」

>>616-618
７２作目は、えりりんデートする！？です。
７１作目(>>590-592)の続きで、あと1回で完結予定です。
眠いので今日はこのへんで。
長めの作品は分割して書くと少し楽なことに気づいたりして(今さらですが・・・)

>>600
遊園地デートｗｋｔｋです！！
PC新調ですか・・・年末に出費乙ですｗ

ho

羨ましいのか気の毒なのか分からんｗ

お久しぶりの藤本先輩ｷﾀ━━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━━!!!
れいな君のライバル少ないからえりりんと藤本先輩がメールのやりとり頻繁にやってそれを気にするれいな君とかどうです？

美貴様ｷﾀ━━━ヽ(ヽ(ﾟヽ(ﾟ∀ヽ(ﾟ∀ﾟヽ(ﾟ∀ﾟ)ﾉﾟ∀ﾟ)ﾉ∀ﾟ)ﾉﾟ)ﾉ)ﾉ━━━!!!!
やったよおおおおおおおおみんなああああああああああああああああああああ

美貴様出てくると、なんかワクワクすっぞ

このドタバタ感がたまらん
俺もこんな青春送ってみたかった

从*・ ｡.・）さゆみ、こんな積極的でいいのなの？

思った以上に反響があったのでちょっと戸惑ったりw
メールのやりとりは検討してみます
あと道重さんは...詳しくは続編にて

うむ

こんとんじょのいこ

ポッシヲタが保全

むー

ho

ゆうがた

こんとんじょのいこ

ho

ほ

美貴様とデート!!!

れいなラジオ
誰かさんの絵が下手なので似顔絵入りグッズのTシャツがどうのこうのというれなえりネタ
絵のネタは前にも書いたの今回はパスです

画伯りん

ほ

ho

从*´ ヮ｀）

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

こんとんじょのいこ

asa

ho

れなえり不足

おひる

ひる

うへへへ

ho

ほ

ho

ほ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

一度両方

从*・ ｡.・）左右対称なの。
ノノ*＾ー＾)初志貫徹。
从 ´ ヮ｀)お前に出来るわけなか！

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

個人的にはいいんちょファンの俺としては
いいんちょと結果的にデートになるような展開の話を読んでみたいぞ、と

ho

デートまでは行かないけどいいんちょがれいな君に男を感じたっぽい話はあったよね

ほ

>>659
一本思いついたのだけど書かないといけないネタがたまってるのでもう少し先になりそうです
一日30時間くらい欲しい・・・

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

こんとんじょのいこ

ho

出勤前保！
今夜こそは、今夜こそは…！

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

ほ

ポッシヲタが保全

うへへへ

ゆうがた

ほ

夏焼君と須藤さんに好かれるれいな君

ho

ho

>>663
亀レスですが・・・
のんびり待ってますので作者さんのペースで頑張ってください

umu

从*´ ヮ｀)人(＾ｰ＾*从

今日も朝はいっしょに登校するれいな君とえりりん。
最近めっきり寒くなってきたので、ポケットに手を突っ込んで、背中を丸めているれいな君。
コートを着てこなかったのは大失敗ですよ。
天気はものすごくよくて、日差しもあったかいけど、風が冷たいんですよ。
「ねぇれーな、大丈夫？　見てるこっちまで寒そうなんだけど」
「うぅ…正直、かなり寒いと…」
マフラーを巻いてる亀井さん、こちらは防寒対策は万全ですよ。
隣のれいな君が気になりますよ。

「田中せんぱーい！おっはよーございまーす！！」
「あ、おはよ小春…って、え！？」
２人の後ろから駆けてきたのは小春ちゃんですよ。
なんと小春ちゃん、れいな君と同じくコートもマフラーもしてませんよ。
そんな薄着の小春ちゃんにれいな君とえりりん、びっくりですよ。
もちろん小春ちゃんはスカートなので、れいな君よりずっと寒いはずなんですが、全然寒そうに見えません。
「小春、寒くないと？」
「ぜんっぜん寒くないですよ、これくらいへっちゃらですって！」
いつものようにえりりんを華麗にスルーしてれいな君にだけ話しかける小春ちゃん。
無視されてちょっとムッときたえりりん、れいな君に近寄って袖を掴んで、小春ちゃんを牽制しますよ。
そんなえりりんの思惑に気付かないれいな君と小春ちゃん、会話を続けますよ。

「ねぇねぇ先輩、今日みたいな日何ていうか知ってますか？」
「今日？今日…何かの記念日かなんかやったっけ？学校休みやないし…」
「どうですか？分かります？」
隣のえりりんを振り返って、２人で首をかしげるれいな君、分からないみたいですね。
小春ちゃん、言いたくてたまらない、といった表情をしていますよ。

「分からんし。何の日やと？」
「分かりませんか、答えはですねぇ…今日は、小春日和なんですよ！」
「え？」
「だ、か、らぁ〜。今日は、こ、は、る！日和なんですよ！」
嬉しそうにくるくる回る小春ちゃん。
確かに、今日みたいに冬でちょっとあったかい日のことを小春日和っていいますね。
だから小春ちゃん、テンション高かったんですよ。
「今日は天気予報でいっぱい小春の名前言ってましたからね、もう嬉しくって！」
自分の名前とはいえ、天気ひとつでこれだけテンションが上がってる小春ちゃんが微笑ましいですよ。
ついつい笑顔になっちゃうれいな君とえりりん。
「夏もいいですけどやっぱ冬は小春の季節ですよねぇ〜！先輩もこういう日は小春の日って覚えてくださいね！」
「あ、あぁ…分かったと」
「あー！小春日和サイコー！！先行ってますね！また休憩時間に遊びに行きますからー！！」
一気にまくし立てて、そのまま学校まで走って行っちゃいましたよ。
季節外れですが、まるで春一番みたいな勢いだった小春ちゃん。
取り残されたれいな君とえりりん、ちょっぴり呆然としつつ、改めてテコテコ学校に向かって歩き始めますよ。

「ねぇれーな、冬って好き？」
「えー、あー…」
「小春ちゃんのことはいいから、正直に言って？」
「んー。福岡はあったかかったけんね、寒いし、ぶっちゃけあんまり好きじゃないと…」
「ふーん、絵里は好きだけどな、冬」
「何で？誕生日12月やから？」
「それもあるけど、こうしてれーなとくっつけるから！」
「ちょっ、絵里、離れると！」
「やーだ、れーなあったかいもん」
いきなりぴったりくっついてきたえりりんにドギマギして離れようとするれいな君。
でももちろんそんな簡単には離してくれませんよ。
手から腕から伝わるえりりんの体温に心臓の鼓動は高まります。

２人でいる冬はちょっとだけ好きになったれいな君でしたよ。

最近相変わらず仕事が忙しくて、なかなか文章を書く時間が作れません。
もう少し文章を早くきれいに纏めれるようになりたいですが…。

昨日かな、腕試しがてら、狼の某小説？スレに出張してきました。
多肢選択を文脈に添えて、ついたレスに応じて続きを書いていく、というのを15〜20分で1レスずつ書いていくんですが。
なかなか文章が纏まらなくて難しいですね。
でもいい刺激になりました。

まだいつものｻｯってAA登録してないけど書き逃げっ！（ｗ

ほんわかした話をありがとう

乙です
今書いてますが今日も忙しすぎたので多分途中で寝ちゃいそう

ho

umu

ho

>>682
書き逃げさん乙です！

何か心が暖かくなりました(´∀｀)

あさ

(*´Д`)

ひるまえ

ほ

書き逃げさんの作品はいつもハートウォーミングですね

「はいれーな、これあげるー」
「ん？なんこれ？」
休憩時間、クラスメートの輪の中かられいな君のところに戻ってきたえりりん。
手渡したのは結んで輪になった赤い毛糸ですよ。
何なのか分からないれいな君、ためつすがめつしてみますけど、もちろん何の変哲もない毛糸の輪ですよ。

「うへへー、ちょっと手ぇ貸して」
「なん？なんすると？」
「編み物してる友達にもらっちゃった、あやとりしよー」
両手を出して広げたれいな君の指のそれぞれ親指と小指に毛糸を引っ掛けますよ。
「ちょっ、何で俺がそんなことせんといかんと？女の子の遊びやん、あやとりなんて」
まぁまぁ、そう言わないでさ、やってみると意外と楽しいんだよ」
れいな君の不平不満をいつものように華麗にスルーするえりりん。
れいな君の両手中指に反対側の手の糸を引っ掛けさせて、あやとりの組み方のできあがりですよ。

「ここから…こうして、こっちをこうして…ほら、ほうき」
「おぉ、ホントだ！」
「一回ほどいて…ここから…それ、中指ですくって…蝶々ー」
「すげー！あやとりってすげー！」
はじめはイヤイヤだったれいな君、気付いてみたらすっかり熱中しちゃってますよ。
えりりんと隣同士、はよくあるけど、こうして至近距離で向かい合う、というのはなかなかないので
最初はどきどきしてたれいな君、それ以上に次々魔法のように形を変える毛糸にすっかり虜になっちゃってますよ。

「じゃあれーな、今度は１人でほうき作ってみて」
「簡単やろ、これをこうして、こっちをこう掬って…あれ？」
「違う違う、この指が先だって」
「あーそっか！こっちだ！」
「そうそう、そっちから…」
「はい、できたとよ」
「おー、なかなか上達してきたねー」
「これくらい簡単やと」

「じゃあ１回ほどいて…絵里がこっちから来たりしてｗ」
「え、２人でやると！？」
「うん、２人とか、３人とかでやったりするのもあるよ。れーな、その人差し指でこっちのこれ手繰って」
「こ…こう？」
「そうそう、で、反対も…こうして…ほら、立体の塔！」
「おー！すげー！！」
２人で大技を作り上げたれいな君、感動で声を上げちゃってますよ。
できたのも嬉しいけど、こんな無邪気で可愛いれいな君を久々に見れて嬉しいえりりんもニマニマ笑顔ですよ。

休憩時間も終わる頃まで２人であやとりに没頭していたえりりんとれいな君。
と、２人同時に携帯が鳴りますよ。
開いてみると道重さんから２人への画像つきメールですよ。
『毛糸と戯れる子猫』というタイトルで届いたのは、れいな君があやとりしている画像ですよ。
そういえばえりりんの後ろから覗き込んでましたね、撮ってたんですか。
れいな君が咄嗟に振り返ると、ニコニコしながら手を振ってる道重さん、うさちゃん、ピース！

「こらっ、さゆ〜！！」
「きゃ〜！暴力反対なの〜！！」
携帯を放り出して道重さんを追いかけて教室から駆け出していくれいな君。
画像を見てニマニマしながらそれを見送るえりりん。

と、取り残されたえりりん、置いていったれいな君の携帯がまた鳴りますよ。
またまた道重さんからの画像メール、時間差で送ったみたいですよ。
２人が笑顔であやとりしている画像、『赤い糸で結ばれた２人』というタイトルだそうですよ。

さゆGJ!とニヤけすぎてとろけそうなえりりん、さっそく自分とれいな君の携帯の待ち受け画像に設定しちゃいましたよ。
もちろんBCCでメールが回ってるクラスメートたち、赤い糸で繋がってるなら早くくっついちゃえよ、と呆れ顔。

なんかハートウォーミングと言われると照れます（ｗ
けっこう自分の学生時代の思い出と願望を文字に起こしてるだけなので（９割方願望orz）

さて、そろそろ東京厚生行ってきます、娘。コン夜公演！
ネタは拾えるかなぁ…。

重さんGJ

ﾊｧ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ﾝ!!!!

ほ

ただいま

おかえり

永遠のうへへへ

ほ

ぜ

http://ex23.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1196265403/l50

こんなスレもあったｗ

保全してるよ

夜公演見てきたの。
れなえりだらけで萌え死んできたの。
今夜はいい夢が見れそうなの…

彡　ｻｯ

乙

よなか

>>707
おれも居た
乙

ho

ho

あさ

ほ

ho

れなえりｷﾀｰ

>>705
そのスレにリンク貼られてるれなえり小説読んだら感動したけどすんごい悲しい話だったんで泣きそう
れいなが女な以外は設定がこのスレに近いので同じ感覚で読めてしまうところがさらにいけなかったorz
どなたかハッピーな話ﾌﾟﾘｰｽﾞ

http://m-seek.on.arena.ne.jp/cgi-bin/test/read.cgi/dream/1143960168/
http://m-seek.on.arena.ne.jp/cgi-bin/test/read.cgi/wood/1181711559/
長いけどここらへんもお勧め

http://hello.uh-oh.jp/cgi-bin/aaa/img/hell47567.jpg

名場面を思い出した亀井さん
http://hello.uh-oh.jp/cgi-bin/aaa/img/hell47568.jpg
高橋先輩そっちのけでいちゃつくれいな君と亀井さん
http://hello.uh-oh.jp/cgi-bin/aaa/img/hell47569.jpg
亀井さんを応援しつつふとももを凝視し舌舐めずりするれいな君
http://hello.uh-oh.jp/cgi-bin/aaa/img/hell47570.jpg

1番下ﾜﾛﾀ

れなえり腕組みがハロモニの最高の収穫

うへへへ

今日はれなえりあったのか

隣どうしで腕を組むという軽めのれなえりはあったよ

ほしゅ

俺的には「名場面」がツボでした
えりりん的にもあれは名場面だったのかとｗ

「れーな、おはよう」
「お、おはよう」
えりりんに話しかけられて、びっくりするれいな君。
「あの、絵里、昨日言っとった、デー」
「さあ、ひとコマ目は英語だから、予習しないと」
まっすぐ机に向かうえりりん。置いてけぼりにされて固まるれいな君。

まだあいつらけんかしてるのかよ、と興味半分、心配半分に見守るクラスメート。

「れーな、その話題には触れないほうがいいと思うの」と、なりゆきを見ていた道重さん。
「そうやけど・・・」と煮え切らないれいな君。

と、着信したメールを楽しそうに読むえりりん。
手早く返事を打つ姿を横目で見るれいな君。
すぐに着信があり、またメールを返信します。
仕方なく、携帯をいじり始めるれいな君。
次の休み時間は、暇そうにしているえりりん。
時折、隣のれいな君のほうをちらちらと見たり。

「絵里、昨日のドラマ見よった？」れいな君が話しかけます。
「あー、見てない。先週の続きどうなったの？」
「えっと、主人公が彼女とファミレスに入ったら、たまたま彼女の友達がおって、
主人公の浮気がバレた・・・あっ」
「浮気・・・ファミレス・・・？」眉がつり上がり気味のえりりん。
「ほ、ほかの話するっったい」
「ん、じゃあ、この本の占いやろーよ」と、雑誌の占いのページを見せるえりりん。
「れーなは今月、”低調。人間関係に注意”って書いてあるね」
「絵里は・・・”好調。学習に最適”とか。何勉強すると？」
「四字熟語に決まってるじゃん。あ、相性占いも出てるよ」
「絵里がやぎ座で、俺がさそり座やけん・・・」
「努力が必要って、何やこれ！」
「まだ続きがあるよ、・・・倦怠期はダブルデートで乗り切りましょう、だって」

しばらく沈黙。
「う、占いなんか当たらんとよ。この前やったのと全然結果が違うっちゃん」
「何の占い？」
「ほら、改装したショッピングモールの、ツリー占いで”ふたりは最高”って結果が出とったやん」
「この前？絵里、れーなとツリー占いなんかやってないよ」
「しまった、あれは愛佳ちゃんとやった奴やったか・・・」
小声でつぶやいたれいな君。でも、耳の力を一千倍にしたえりりんイヤーには無駄だったようです。
「ふーん。高橋せんぱいだけじゃなく、光井ちゃんとそんなとこ行ってたんだ。へーえ」
冷たい目つきのえりりん。
「あれは、頼まれたけん、不可抗力と言うか、なりゆきでつい・・・」
「れーなって頼まれたら好きでもない子とデートするんだ？」
「うっ！そ、そういう絵里も人のこと言えんやん！」
「話をすりかえないで。今はれーなの話でしょ」
「じ、じゃあ絵里も、相手の人にデートしてくれって頼まれたと？」
「美貴様はそんなこと言わな・・・」しまった、という顔をします。
「とにかく！絵里、しつこい男の子は嫌いだから」
ばっさり切り捨てられたれいな君、ふと周りを見ると視線が。
「こりゃ重症だな」
「やばいんじゃねえの？」
口々につぶやくクラスメートです。

「だから言ったのに。さゆみ、もう知らない」
道重さんにも見放されてしまいました。がっくりとうなだれるれいな君。

そのあともえりりんはメールを読んでは送り、読んでは送り・・・。
そのたびにれいな君は相手が気になって仕方ありません。

ようやく放課後。バイトもないのでえりりんを誘ってみます。
「絵里、一緒に帰らん？」
「先に帰ってて。絵里寄るとこあるからー」
あきらめてとぼとぼと教室を出るれいな君。
「田中、がんばれ・・・」と祈りつつ見送るクラスメート一同。

日曜。高橋先輩と約束した日です。
駅で待ち合わせですが、ずいぶん早くついたれいな君。
あたりをキョロキョロと見回します。
「高橋せんぱいはまだ来とらんみたいやね・・・」
と、「だーれだ」という声とともにれいな君の視界が遮られます。
「うわっ！？え、高橋せんぱい？」柔らかい手のひらの感触に少しパニックになりかけるれいな君。
「あったりー。れいな君面白すぎ」高橋先輩が手をはずして、にっこり笑いかけます。
「せ、せんぱいがおるとは思わんかったけん、びっくりしたと」
「でも、まだ３０分もあるけどもう着たの？」と高橋先輩。
「と、時計を見間違えたっちゃけん、それで」まだドキドキしてますよ。
「目の下にくまができとるけど、どうしたん？」と、れいな君の顔を覗き込みます。
「な、なんでもなか。ちょっと考え事があって、あんまり眠れなかったとよ」顔が赤くなるれいな君。
「やっぱり、誘って悪かった？」
「男の子は悩んで大きくなるから、れーなは心配いらないの」
「さゆ！いつのまに来とったと？」
「ずっと前から。れーなを見てると面白いの」
「さゆみちゃんも人が悪いんだから。じゃ、行こっか」

電車に乗り込んで、並んで座る三人。
「でも、なんで鉄道ミュージアムにしたと？」
「男の子ってこういうの、好きそうやと思ったから。それにしても、絵里ちゃん来なかったね」
「絵里はちょっと・・・」
「絵里はいろいろ事情があるからいいの。それよりさゆみが絵里の分まで見てきてあげるの」

何本か乗り継いで、鉄道ミュージアムに到着です。
「今日はあっしが誘ったんやし」と二人の分も出そうとする高橋先輩。
先輩の好意に甘えようとするれいな君ですが、
「若いうちからおごってもらうとためにならないから、いいの」と断る道重さん。
そんなやりとりをしたあと、ミニシャトルに乗ります。

「あーーっ！絵里！」帽子を深くかぶってごまかそうとするえりりんに気づいたれいな君。
「ぐ、偶然よ、偶然。だって、美貴様がここがいいって言うんだもん。絵里は反対したんだけど」
「なんだ、お前らも来てたのかよ」と、藤本先輩。
「れいな、何かわいい子連れてるんだよ、それも二人も。もてる男はつらいねー」
れいな君と肩を組んでひそひそ話をする藤本先輩。
「ち、違うったい、これはたまたま都合がついたけん・・・」
「絵里は違いますよ？今日は美貴様とデートだもん」
「亀ちゃん、一緒に鉄道ミュージアム見るのがデートなのか？」
「絵里がデートだって言ったら、デートなんです！」
と、藤本先輩と腕を組むえりりん。ちょっとアヒル口がとがってます。
下を向いてしまうれいな君、それを見て困惑する高橋先輩。
「これが長い物語の始まりだったとは、誰も予想しなかったの。まる」と道重さん。

えりりんに「いい？れーなはあっちに行ってね」と言われて、展示ゾーンに来た三人。
「ここの売りは実車両を展示してあることなの」
聞かれてもいないのに説明をはじめる道重さん。
「さゆみちゃんは何が見たいの？」
「いろいろあるけど、ここでは御料車が一番見たかったの」
「俺は電気機関車やね」
「あっしはようわからんけど、昔の車両があるみたいやし、見てみたいな」

「俺はSLが見たかったんだけど、亀ちゃんは何が興味ある？」
「うーんとね、新幹線かなぁ」

「さゆ、いいかげん移動するとよ」
「やなのやなの、もう少し見ていたいの」展示車両の前から動こうとしません。
「じゃあ、あっしたち向こうの展示見とるから、あとで来ての」
「わかったなの」
数分後。
「しまったの。監視するつもりが、れーなと愛ちゃんを二人っきりにさせちゃったの」
慌てて展示ホールへ向かう道重さん。

「あれ？この新幹線短いよ？」と、０系車両の先頭車を見てつぶやくえりりん。
「馬鹿、これは前にあった万世橋の交通館に入りきらないからカットしたんだよ」
「なんだぁー。ヘンだと思ったぁー」

みどりの窓口体験コーナーへやってきた三人。
「高橋せんぱい、これやってみん？」
「窓口かぁ。面白そうやね」
「さゆみはお客さんやるの。あー、東京-下関を大人一枚欲しいの」
「えっと、下関・・・」
「せんぱい、そっちのキーを押すとよ」「これ？」
「違う、こっちやけん」「あっ・・・」
同じキーを押して、手が重なったれいな君と高橋先輩。
先輩が恥ずかしがるので、れいな君まで照れちゃいました。
「そこ、ちゃんと仕事するの」
「これね、えいっ。切符が出てきた」
「係員さん遅いの。普通ならクレームが来てるところなの」

えりりんたちはデザイン体験コーナーです。
「美貴様、ここでオリジナル列車作れるんだって」
「面白そうだな、やってみるか」
係員から説明を受けて、パソコンの画面に向かう二人。
「なにこれー。美貴様下手くそ」
「亀ちゃんこそ、何だよそれ。画伯の二つ名は伊達じゃねえな」
「け、結果がよろしければ、印刷できますよ」と、係員も困っています。

鉄道の仕組み展示のコーナーにやってきたれいな君たち三人。
「この三軸ボギー台車の、複雑さから生まれる美しさ。れーなも愛ちゃんも見てなの」
「俺にはようわからんとよ」
「これはどこに付いとるの？」
「せんぱい、それ聞くと話が長くなるけん・・・」
「待ってましたなの。寝台車とか食堂車とか、乗り心地を要求される車両に・・・」
「さゆ、そろそろ行くったい」

「お腹すいたし、そろそろお昼にしましょう」
「もうそんな時間やね」
「だったら、４５５系の車両があるから、そこで食べるといいと思うの」
「あっしお昼ごはん買ってくるから、二人は何がいい？」
「俺は何でもいいとよ」
「さゆみはダイエット中だから、ヘルシーなものがいいの」
「ちょっと待っとっての」
車両の前で売店へ買いに行く高橋先輩を待つ二人。
「れーな、どうするつもりなの」
「どうするって、何のことや？」
「とぼけないで。愛ちゃんのこと、どう思ってるの？」
「俺はただ・・・」
「絵里が意地を張ってこうなったのはわかってるの。でもその状況に甘えて、
遊びのつもりで愛ちゃんと関わるのも愛ちゃんに失礼なの」
れいな君が言い返そうとしたところに、ちょうど戻ってきた高橋先輩。
「あら、どうした？入ろうよ、れいな君もさゆみちゃんも」
促されて車両の中に入ります。

「あぁーーーっ！絵里！」
「れーな！なんでまた同じところなのよ」
「おぅ、れいな。結局考えることは同じなんだな。お前らもこっちこいよ」
ｼｯｼｯと追い払おうとするえりりんを無視して、れいな君たちを呼ぶ藤本先輩。
「どうすると？」
「あっしは人数、多くても楽しいからいいと思うがし」
「さゆみは中に乗れればどちらでもいいの」

楽しい食事。のはずですが。
「お前らなんで黙ってるんだよ、飯くらい楽しく食おうぜ、なあれいな」
「そ、そうっちゃね」

>>727-732
ここまで第一部です

ダブルデートｷﾀ━━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━━!!!
さゆが入っててダブルデートと言うかは分からんが
藤本先輩も元気そうで何よりｗ

「絵里、あれやってなの」
「ここで？恥ずかしいよー」
「何何？絵里ちゃん何か面白いことやるの？」
「絵里のはあんまり期待しないのがコツやけん」小声で高橋先輩にささやくれいな君。
「じゃあ、絵里ちゃん自信作やりまーす。北京ダックだよー」
お箸を口にあてて、腰をカクカク動かして歩きます。
一同唖然。
「どう？どう？アヒルさんに見えた？」
「絵里、寒いったい」
「うーん、絵里ちゃんのセンスわからない」
「いや、いいんじゃね？俺にもわからんけど、なんか寒くておかしい」
「ひっどーい！さゆ、責任取ってよ」
「この前はうけたから、いいと思ったの」
食事中も、れいな君と藤本先輩がよくしゃべりますが、えりりんも高橋先輩も
れいな君とはほとんど話をしません。
「なんだよ、亀ちゃん全然しゃべらないじゃん、そっちの可愛い子も」
「あの、高橋愛です。すみません」
「美貴様がずっとれーなとしゃべってるから、無理なの」

午後もまた、２チームに別れてミュージアム内を回ります。
「今度はここ一番の売りの、電車シミュレータなの」
「シミュレータ？電車で何するの？」
「本物の運転台を使って、スクリーンに映った映像とあわせて運転の練習ができる奴やけん」

「やっぱここに来たら、SLシミュレータ試してみないとな」
「これはあれだ、運転手は僕だ車掌は君だって奴ですね美貴様？」
「違うって、SLは機関士と機関助士だっつーの」
「なんだーそうかぁ、ｴﾍﾍ」

２１１系のシミュレータの前で待つ三人。
「いっぱい並んでるね。なかなか順番まわってきそうにないの」
「ふーん、人気あるんやね」
「これだけたくさんの種類を集めたのはなかなかないとね」

「SLすごかったなぁ。亀ちゃん以外と上手いかも」
「絵里、今度はこれがいい」と立ち止まったのは新幹線シミュレータの前。
えりりんたちの三人くらい前のグループが運転台に入りました。
「もうすぐ順番だな」
「楽しみ〜」
少し中を覗き込んでいた藤本先輩。
「おい、そこの兄ちゃん。一回終わったのにまた始めただろ！？」
中学生くらいの男の子二人組が、声をかけられて一瞬驚いたようですが、やめる様子もありません。
「しょうがねえなあ」つかつかと中へ入って行く藤本先輩。
一人の耳元でなにやらささやくと、顔が真っ青になって、慌てて二人とも逃げ出しました。
「美貴様、何て言ったの？」
「いや、何にも。優し〜くお願いしただけで、大したことないから。ﾊﾊﾊ」
そうは言っても、あの脅えようはただごとじゃなかったようなんですが・・・。
他に並んでいた人たちから、ささやかな拍手です。
「美貴様かっこいい！」「やめろよ、照れるじゃん」
えりりんたちの順番が来て、無事に運転台に登る二人。

「何だよさっきのオッサンは、むかつくなあ」
「なんか面白いことやろうぜ」
さっき怒られた中学生二人、まだ反省してないようですね。
「おっ、あそこのお姉さん可愛いから、あの人で」
「ｵｯｹｰ」

「高橋せんぱいは電車運転したことあると？」
「こんなのあるってことも知らんかったから、なんかワクワクしてきた」

高橋先輩の背後から忍び寄って、素早くスカートをめくる中学生二人。
「ｷｬｯ！」慌ててスカートを押さえる高橋先輩。
なにげなしに目に入った先輩の下着に動揺しましたが、逃げようとする一人を捕まえたれいな君。
「待つったい！愛ちゃんに何しようと！」すごい剣幕のれいな君。
「逃げるとかもってのほかなの」道重さんも怒っているようです。
「あ、ご、ごめんなさい！ちょっと怒られてｲﾗついてたんで、つい・・・」
「君には妹かお姉さんおると？もしそんな人が同じような目にあったら、どう思いよると？」
「い、妹がいます・・・。もうしません、ほんとにごめんなさい！」
「れいな君、もうそのへんでええよ」
「でも、愛ちゃんからももっと叱ってやってほしいとよ」
「いいの。ね、もう二度とこんなことしないって、約束してくれる？」
「は、はい・・・二度としません！すみませんでした！」ぺこりと頭を下げる男の子。
「反省してるみたいだし、もう十分だと思うの。あ、もう一人の子にも伝えてね」
「わかったたい。女の子は大事にせんといかんよ」
「はい！」と、頭を下げる男の子。何度も謝りながら離れていきます。

ﾎｯとしたのか、力の抜けたれいな君。高橋先輩が支えます。
「れいな君、大丈夫？」「緊張が一気に解けたけん、でも平気ったい」
「へたれーなの割に、よく頑張ったの。いい子いい子」れいな君の頭をなでてあげる道重さん。
「れいな君、ありがと。ほんとはちょっと怖かったの」
「実は俺も、ﾄﾞｷﾄﾞｷしとったとね」
二人の目と目が合って、時間が止まります。
「はーい、そこまで。ここは公衆の面前なの」
まだ順番待ちの列にいたことに気づいて、真っ赤になるれいな君と高橋先輩。
三人はそそくさと退散します。

辺り一帯を見渡せる鉄道ミュージアムの屋上。もう日が暮れ始めています。
「あぁ、面白かった。美貴様ここ面白いねえ」
「一日じゃ全部回りきれないな、やっぱり。俺の趣味につき合わせて悪かったな」
「ううん、全然。だって、今日はデートだもん」
「だからさっきも言っただろ、一緒に見て歩いたらデートなのかって・・・」

「あー、美貴様と絵里、ｲﾁｬｲﾁｬしてるー」と、手で両目を覆う道重さん。
でも、指の隙間からしっかり見えてますよ。
焦って藤本先輩から離れるえりりん。
「デートは楽しめた？絵里」小声で話しかける道重さん。
「あ、当ったり前じゃない。美貴様は誰かと違って、トラブルがあっても頼もしいんだから」
「そうなの。でも、れーなも愛ちゃんを守ってあげてたの」
「れーなは優しいから・・・。って、さゆはどっちの味方なのよ、絵里の親友でしょ？」
「さゆみが一日見た限りでは、二人は結構お似合いだと思ったの。
絵里がいつまでも意地張ってたら、そのうち手遅れになるかもしれないって、それだけは言っておくの」
「ちょっと、さゆ・・・」

「亀ちゃん、仲直りするんなら早いほうがいいだろ」
「え、美貴様知ってたの・・・？」
「学校にいる間もあれだけ見せ付けられてんのに、そのくらい気づくだろ」
「でも・・・」
「ま、強制はしないけどな」

「ね、れいな君、ひとつ聞いてもええ？」夕日を眺めながら、れいな君に話しかけます。真剣な表情の高橋先輩。
「構わんとよ」
「もし絵里ちゃんが同じことされても、やっぱり怒った？」
「・・・え、えっと」言葉につまるれいな君。
「そりゃそうやね、れいな君優しいし。・・・でも、あっしのこと守ってくれてうれしかった」
「た、大したことなかったっちゃけん、別にいいとよ」
「今日デートしてくれたお礼」
触れるか触れないかの、頬に軽い感触。それだけでれいな君は真っ赤になってますよ。
えりりんと藤本先輩からは、ちょうど道重さんの陰になって見えてなかったようです。

「れーな」れいな君のほうへ歩いてくるえりりん。
「は、はい」条件反射で背筋が伸びるれいな君。
「ごめんね。絵里ヤキモチばっかで、嫌な子だったよね」
「お、俺のほうこそ、悪かったとよ」
「なに？なんか顔赤いよ？」
「ゆ、夕日が赤いけん、頬が染まったとよ」
「ふーん。もしかして、愛ちゃんと何かあった？なんとなくいい匂いが・・・」
「ななな何もないっちゃん！ちょっと揉め事があったけん、そのお礼を言われただけやし」
「いい。信じてあげる。でも、今回だけね」
最後の言葉に少しﾋﾞｸっとするれいな君。

今度は藤本先輩がれいな君のところにきました。肩を組んで、離れたところへ行きます。
「れいな、そっちのデートはどうだった？」
「ま、まあまあちゃね」
「こっちも、亀ちゃんが面白かったぞ」
「そ、それはよかったとよ」
「なあ、お前、まだ亀ちゃんにｺｸってないのか？」
「あの・・・」
「女の子はいつまでも待てるわけじゃないって、覚えておいたほうがいいぜ。
もしウジウジしてるようなら、俺がマジで亀ちゃん狙うからな」
「せんぱい・・・」
「じゃ、そいうことで。俺先に帰るわ」

「あー、美貴様帰っちゃった」「せんぱい帰ったけん、俺たちも帰ると」
「ね、高橋せんぱい、れーながトラブルうまく解決してくれたって、何だったんですか？」
「あ、それは・・・」少し顔が赤くなる高橋先輩。
「秘密っちゃよ」「れーなのケチ！」
「絵里こそ、藤本先輩と何しとったと？」
「じゃあ絵里もひみつー。ｴﾍﾍ」「ま、大したことなかったけん、よか。ﾆﾋﾋ」

隣で顔を見合わせる、道重さんと高橋先輩です。

>>727-732
>>735-739
７３作目は、てっぱくダブルデート。７１作目(>>590-592)と７２作目(>>616-618)からの続きです。
もともとのﾈﾀ段階では、美貴様は通りすがりで登場させるだけの予定だったので、かなり苦戦しましたｗ
結局昨日今日で二日以上かかったのですが、その割に長くなってすみません＞＜
新宿にも行けずじまい・・・風邪が治らないので寝ますorz

前にも書きましたが某所のツリー占い、AからDの四段階ある結果は毎週変わるのでここまでの経過を。
さそり座とやぎ座の相性は最初がC、次がDで、先週がBでした。クリスマスまでには最高評価のAが出るかも？
B：ふたりはいい感じ
以心伝心。ふたりにとって心と心が通じ合う、とてもよい時期のようです。
もっと相手のことを知りたい気持ちでいっぱいなのでは？

>>717
自分も読んで泣いた一人です。ハッピーな話といえるかどうかわかりませんが、デート編の締めをどうぞ。

>>740
ありがとうございます
ハッピーな話ですよって言うか相変わらずモテモテれいな君にムカツク話ですｗ
やっぱり「これで付き合って無いとか」が一番落ち着きます

(*´Д`)

藤本先輩ｶｯｸｲｰな
ところで昨日の千秋楽でもれなえりありましたよね
６期ＭＣでれいながさゆに流された時に絵里と腕をとりあって抗議してた
あまり足しにはならないかもしれませんが作者さん方の支援材料になれば幸いです

いい夢が見れそうだ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ho

あぶないよー

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

うへへへ

今更発見 超面白いけど全部読むのだるい・・
ネタだけまとまってるとこない？

おひる

>>750
残念ながら無いです
確かに過去ログ見てと言っても大変だよねぇ
でも量が凄いから今からまとめるのは根性が要るｗ

ho

ho

ほ

よる

ho

ho

ho

よる

ho

休み時間、机にもたれてｺﾞﾛｺﾞﾛしているれいな君。
「ほーらほら、れーな気持ちイイことしてあげるよ？」
と、そんなれいな君の喉を触るえりりん。
「ちょ、絵里なんしようと！」
くすぐったがって逃げようとするれいな君。
「猫は猫らしく、言うこと聞くの」と、道重さんも加わります。

「やけん、俺は猫じゃないってなんべん言うたらわかると？」二人に抗議するれいな君。
「ねー、れーなのお尻触りたいなー。今度いつ可愛いｶｯｺしてくれる？」
そんなことはおかまいなしに、また喉を触ろうとするえりりん。

「女装はもう懲りたけん、二度としたくないと」今度は触られないように体を起こします。
「何言ってんの、結構気に入ってたくせに」アヒル口が少しとがってますえりりん。
「絵里は何回もスカートめくろうとしたやろ！」
「だってー、れーな恥ずかしがって可愛いんだもん」
「れーなはプリケツだからぜひ女装すべきなの」何かを狙うような道重さんの目つき。
「プリケツって、何のこと言いようと？」
「うーん、スクランブルの次の曲？」と、えりりん。
「それはプリゴンやん」即答するれいな君。
「えと、シール状の写真撮影機のことやね」
「それはﾌﾟﾘｸﾗ。だんだん離れてきてるの」
「じゃあねー、れーなが文化祭で着てた服」
「それはフリフリ。ボケは3回まで、3回目に大きくボケる！もう、二人とも全然使えないの」
「そう言われても意味がわからんとね」不満げなれいな君。
使えないと言われたれいな君とえりりん、手を取り合って道重さんにブーイング。

「ﾌﾟﾘｹﾂというのは、お尻がｷｭｯと上に上がってて、可愛い形をしてるってことなの」
「あぁ、高橋せんぱいみたいなお尻のことを言うと？」
「れーなのスケベ！いつも愛ちゃんの胸とかお尻とか見てるんでしょ、もしかしてこの間のデートのときも・・・」
「ち、違うとよ、わかりやすい例を挙げただけやけん、そういえば三好さんも俺のことﾌﾟﾘｹﾂ、ﾌﾟﾘｹﾂ言うとったと」
「またバイト先の三好さん？あの人れーなにべたべたするから、絵里好きじゃない」
「れーな、面白そうだから聞いてあげるの。面白かったら使えないっていうの取り消してあげるの」

れいな君のバイト先のファミレス。休憩室です。
「ほら、もっと背中をまっすぐ」
と、おじぎの角度を直す振りをして、れいな君の背中や腰、お尻に触る三好さん。
「ひっ！」と、腰が引けるれいな君。
「だめだめ、動かないで！」目が笑ってませんが、なぜか口もとがゆるんでる三好さん。
いつのまにか、背後からぴったりと密着してます。
「そう、そんな感じで腰を曲げるの。力を抜いて、ワタシに任せて」
「そ、そんなこと、言われても・・・」
「怖くないから、ね？」
「み、三好さん・・・」

「・・・というようなことがあったと」
話しながらも少し目が潤んでいるれいな君。
「三好さんはなかなか見る目があるの。さゆみもれーなのお尻可愛いと思ってたの」
納得したように一人うなずく道重さん。
「何言ってるのよ、さゆ。れーな！そんなバイト先、早くやめちゃいなさいよ！」
本気で怒っているえりりん。
「なん言うとう絵里、この間働きはじめたばっかりやけん」
「なにって、そんなことどうでもいいの！れーなはお尻触られて嫌じゃないの？平気なの？」
「嫌とか、そういうんやないけど、むしろ好・・・」
「いい？れーなのお尻を触っていいのは絵里だけなの！」
グイっと身を乗り出すえりりん。迫力に押されて言葉を飲み込むれいな君。

「ここで決めて。れーながバイトをやめるか、また可愛い服を着るか」
「そんなん、ムチャクチャやん！」
「れーながはっきり断らないからいけないの」
「そうよ。さあ、どっちにする？」

「・・・か、可愛い服着るっちゃ」

>>762-763
７４作目は、おじぎ30度。
ガストとのコラボ企画でDVDが出てましたね。（こんな内容ではありません、念のためｗ)
ラジオで出たプリケツネタはずっと書こうと思ってましたが、ダブルデート編がようやく書けたので
今回ようやく日の目をみました。
来年ちょうど、おじぎの舞台もあることですし。

>>743
サンクスです
少し入れてみました。れなえり見たかったorz

Sりんやばいツボだｗ

れいな君完全におもちゃじゃんかｗ
それにしてもさゆがれな尻狙いだったとは

尻に敷かれてる感じがいいねｗ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

いまさらうさピー聴いて
れいなが必死にしゃべってるときに違うことで盛り上がるさゆえりが面白い

ho

あさ

>>750
１スレ目だけならこんなのもありますよ。
サウンドノベル版
ttp://mmrpgup.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/uploader/source/mmgame0038.zip
続きは…続きは……頑張るorz

>>第○作目作者さん
れいな君は℃Mだなぁ。付き合ってからも羞恥プレイとかそのままやらされそうで怖い（ｗ
藤本先輩の作品も乙でした。自分も出させたいんですけどね…。

彡　ｻｯ

ほ

おひる

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ほ

ぜ

ん

涼宮ハルヒ見てるだろ作者ｗ
全然いいんだがｗ

俺もれいな君くらいかわいい男の娘になって女装を強要されたい

れいな君も内心「俺ってけっこういけとう・・・？」とか思っててまんざらじゃないんだろうなあ

それでこそれいな

ほ

　

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

れなえりほ

あさ

れなえりの小説スレがここ含めて３つもあるから人が分散してる気がする

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

　

うへへへ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ほ

こんとんじょのいこ

れなえりほ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

こんとんじょのいこ

ほ

よる

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

　あぶない

ほぜん

こんとんじょのいこ

ポッシヲタが保全

うへへへ

こんとんじょのいこ

ほ

ぜ

　

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

　

よなか

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

あさ

れなえりは私のオアシス

うむ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ほ

うへへへ

ポッシヲタが保全

あぶね

こんとんじょのいこ

　

うむ

　||￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
　||　,--☆ノハヽ--ノノハヽo∈＼
　|＼ヽヽﾉﾉ*＾ｰ＾)从*´ ヮ｀)　ヽ＼
　|　　 Y￣￣⌒⌒⌒⌒⌒⌒￣￣ ~＼
　＼　　＼　　※※∩※※※※※※　＼
　　 ＼ 　 ＼　　※※※※※※※※※　 ＼
　　　　＼ 　 ＼　　※※※※※※※※※　 ＼
　 　 　 　 ＼　 ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__ノ
　　　　　　　 ＼　 |　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　　 　 　 　 　＼|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ほ

眠くてだめ・・・
またあした書く

うむ

お待ちしてます

れなえり

　

∋oノハヽ　〃 ｴﾘﾊｱﾎｯﾁｬ
　从*´ ヮ｀）つハヽ☆ ｳﾍﾍﾍ
　　（　つ 　(＾ｰ＾*从

　

にゃー

ポッシイベに向けて移動中のポッシヲタが保全

れなえりがあれば平和

ほ

ぜ

ﾉﾉ*＾ｰ＾)＜ん〜？

　

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ほ

ほほ

れなえり

あさ

うむ

えなり

∋oノハヽ　〃 ｴﾘﾊｱﾎｯﾁｬ
　从*´ ヮ｀）つハヽ☆ ｳﾍﾍﾍ
　　（　つ 　(＾ｰ＾*从

ひる

夕

方

こんとんじょのいこ

「れーな、もうすぐだよね」
「クリスマス楽しみっちゃ」
「そうじゃなくて、ほら・・・」
「昭和の日なら迎える準備は万全なの」
「さゆとれーなのイジワル！絵里の誕生日じゃない！」
「冗談っちゃけん、忘れるわけないやん」
「ちょっとからかってみただけなの」
「ふーんだ。この間からさゆとれーななんか仲いいし、絵里ちゃんつまんなーい」
「絵里は誕生日も来とらんけんひとつ下やし、まだまだお子ちゃまやね」
「絵里は大人ですよ？体だって、こんなにﾎﾞﾝｷｭﾎﾞﾝだし〜」
「さゆみも負けてないの。さゆみのほうがﾎﾞﾝｷｭﾎﾞﾝなの」
「れーな、どっちが大人なカラダ？」
二人に押し寄られてプレッシャーを感じるれいな君。
二人で体を揺らすので、胸がいやでも目に入ります。
いいんちょ（ガキさん）が一瞬眉間にしわを寄せたのは見なかったことにしましょう。

「ふ、二人ともセクシーやし」
「れーなつまんない」
「優柔不断は男は大成しないの」
「う・・・」優柔不断なのは自覚しているだけに、言い返せないれいな君。
「そんなことより、絵里なにが欲しいか聞いておくの」
「あ、悪いねー。気を使わせちゃって。ｴﾍﾍ」
「最初っからプレゼント欲しいって言えばいいとよ」
「やっぱり可愛いアクセサリーがいいかな？」
「絵里はすぐに亡くすからダメなの。この間のおみやげ、あれどこに付けてるの」
「俺はかばんに付けとるよ」
「ん？ああ、鉄道ミュージアムのおみやげかぁ。えっとねー」
藤本先輩も一緒に行った鉄道ミュージアムで、おそろいの記念メダルを買った三人。
「ほら、絵里もう亡くしたの。もしあげても亡くされるとすごいショックなの」
「なんですぐ付けなかったと？」
「なんでって言われても・・・あとでいいかなぁ、って。でも、どこかにあるよ、きっと」

「かめらしいっちゃ、かめらしいけど。その癖、はやく直しておいたほうがいいわよ」
いいんちょが心配そうに見ています。
「ガキさん、大丈夫、大丈夫。心配無用ですよ？」
「あんたねー・・・」
「せんぱーい！おっはよーございまーす」
いいんちょが何か言おうとしたところに、教室へ勢いよく入ってきたのは小春ちゃん。
「小春ちゃん、また勝手に教室に入ってきて！」いいんちょが止めようとしますが、
「まーまー、そんなにカタいこと言わないで」とか言いつつどんどん教室へ入ってきます。
「田中せんぱい！この間のﾌﾟﾘｸﾗ持ってきましたよー」
「小春！そんなん別に今いらんし」あわてて小春ちゃんを追い返そうとするれいな君。
「何言ってるんですかぁ〜！映画見に行ったあとﾌﾟﾘｸﾗ撮ったのに忘れるんだもん」
「れーな、さっさと受け取って帰ってもらって」
「あれー、亀井せんぱい機嫌悪くないですか？」
「べつにー」そう言いつつも、明らかにﾑｽっとしてる様子のえりりん。
そんなえりりんの様子を横目で見つつ、
「じゃあ、また映画連れてってくださいね、せんぱい」と小春ちゃん。

「ふーん、れーな小春ちゃんと映画見に行ったんだ」
さっきからどんどん声のトーンが堅くなっていくえりりん。
「こ、これには訳が・・・」えりりんの顔色を見ながら言い訳するれいな君。
「どうせ小春ちゃんに頼まれたとか、そう言うんでしょ。ほんとかどうか怪しいもんだし」
「た、頼まれたのはほんとやけん、家族と見るの恥ずかしいって言いようし、仕方なく」
「田中っち、何を見に行ったのよ」
「恋恋っていう奴見にいったと」
「ああ、あのｹｰﾀｲ小説の映画。さゆみも今度見に行くつもりなの。面白かった？」
「いや、小春が自分のポップコーン食べ終わったからって俺のも取ろうとしよるし、
あんまり集中できんかったと。だけん、話の筋はようわからんちゃ」
「もう！そんなに小春ちゃんがいいなら、小春ちゃんと付き合えばいいでしょ！」
「こ、小春はそういうんやなくて、ただの後輩・・・」
さっきかられいな君押されっぱなしです。

それもこれも田中がしっかりしないからじゃん、と思いつつも見守るクラスメート。
おや、道重さんといいんちょがなにやら話し合ってますね。
「はーい。さゆみが提案。絵里とれーなは、クリスマスのお買い物をお願いするの」
「買い物って、何のこと言うとると？」
「私の家でパーティを開く予定があるの。その準備を少し手伝ってもらおうかなって」
と、道重さんにウィンクするいいんちょ。
「あ、でも絵里たちがクリスマスは別な予定があるかもしれないし、もし忙しいなら
他の人に代わってもらうけど・・・」と、わざとらしく教室を見回す道重さん。
「べ、別に何も予定決めとらんし、買い物くらいやったら。なぁ、絵里」
「うーん。まあ、さゆがどうしてもって言うんなら、考えてみてもいいかな」
「じゃあ決まり。とりあえず田中っち、謝っときなさい」
「俺別になんもしとらんとよ」
「れーな、口答えしないの」
「すまんかったとよ、絵里」わけがわかりませんが、とりあえず素直に謝っておくれいな君。
「べ、別に絵里に謝ることないけど・・・許してあげる」
いつまでも怒ってる理由もないので、やっぱり素直に受けるえりりん。
「よかったじゃない。今日は仲直りの最短記録でしょ？」と、いいんちょ。
ほっとしたれいな君。机に突っ伏してひとときの安らぎを得ます。

向こうのほうでクラスメートたちが話していますよ。
「これ見たか？田中の奴、また別な女の子と一緒に写ってるぞ」
「どれどれ」
もう一人が確認するより早く、背後からクラスメートに近づいて広報誌を取り上げるえりりん。
「れーな！これはどういうこと！」
れいな君のえりくびをつかんで引き起こします。
「な、何ってこの間話したやろ、モールを愛佳とぶらぶらしとったら、たまたま一万人目で・・・」
えりりんの剣幕に少しびびっているれいな君。
「小春ちゃんの次は光井ちゃんまで！何この写真！ﾋﾟﾀっとくっついてるし」
「そ、それは係の人がもっと寄ってって言いよるけん・・・」
ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ。広報誌を引き裂いてしまいます。
それを見てさらに怯えるれいな君。
あの、それ人のものなんですけど。

れいな君のえりくびを放しながら、
「ねぇさゆ、絵里いいこと思いついた」と落ち着いた表情のえりりん。
「聞きたい聞きたい。早く教えてなの」ﾜｸﾜｸしながら先を促す道重さん。
「あのね、今度のガキさんのパーティーでね・・・」
「すごい、さゆみ大賛成なの。パーティ早く来ないかな〜。ねーガキさんも」
「えー、そんなことしていいの？」
と、れいな君のほうを見ながらヒソヒソ話をする三人。

ようやく解放されて、首をマッサージするれいな君。
三人の会話が少し気になるものの、目の前の危機が去ったことに安堵します。
「今日は不思議に絵里怒らんかったとね。ラッキーやったと」

>>855-858
７５作目は、パーティ導入編（？）。
れいな君と小春ちゃんが一緒に映画を見に行ったネタを入れてみました。
三人が何を企んでいるかは大体お察しだろうと思いますｗ
こちらではまだ、パーティについて特に詰めてないので、他の作家さんの書かれた
パーティも読んでみたいですね。

上げるのが遅くなってすみません。
ネタを考えながらウトウトしてたら寒くなったせいか、体調を崩してしまいました・・・。
今週は最低でも2本くらい書かないとおっつかないorz

ひさびさにｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━( ﾟ∀)━( 　ﾟ)━(　　)━(　　)━(ﾟ 　)━(∀ﾟ )━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!

>>859
ありゃりゃ風邪ですか
こんな季節なんでお体には気を付けて下さいね

パーティーの作戦会議とは王道のネタでしたねｗ
続きが楽しみですがご無理はなさらず・・・

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

お仕置き楽しみだｗ

ようやくアク禁解除した…！
第○作目作者さん乙なの。
自分も書かないとな…

ほぜほぜ

Sりんがまたれいな君で何か思いついたのかな
なんとなく想像はつくけどここは一つ楽しみにwktkしてまつ

うむ

おやすみなさいﾉｼ

　

れなえり

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

おひる

こんとんじょのいこ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

ほ

ほほほ

よる

ho

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

はにゃーん

ほ

にゃ？

もう少し練るといい感じになりそう
おやすみなさい

お待ちしてます

あさ

　

ほs

ほ

ぜ

ん

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

よる

ほぜほぜ

ho

放課後、道重さんといいんちょ(ガキさん)に頼まれた買い物を済ませたえりりんとれいな君。
「ねー、れーなのとこ寄っていってもいい？テスト勉強しようよ」
「散らかさんかったらいいっちゃよ」
「まるで絵里のお部屋が汚いみたいなこと言わないでよ、れーな」
「だけん、絵里の部屋は・・・」うんざりした表情のれいな君。
「この間大掃除したんだから！いまのところは綺麗ですよ？」えりりん、得意げな表情です。
「ふーん、珍しいこともあるもんたい」
(もうすぐクリスマスだし、お部屋くらい綺麗にしておかないとね・・・)
「絵里、今なんか言うたと？」
「な、なんでもない、なんでもない」少し赤くなったのをごまかすように、頬をﾍﾟｼﾍﾟｼ叩くえりりん。

そんなことを話しているうちにれいな君の家に到着です。
「あら、絵里ちゃんよう来たね。後でおいしいケーキあるけん、楽しみにしとって」
「いつもすみません、おじゃまします」
「絵里、部屋で待っとって。エアコンもつけたらよかよ」
「はぁーい」
先に部屋に上がって待つえりりん。まずはひととおりやさがし。
「隠してあるエッチな本も増えてないし、退屈だなぁ・・・。
部屋はなかなか暖まらないし、よし！こういうときは・・・」
目の前のベッドを見ます。

「れいな、こぼしたらいかんけん、母ちゃん持っていってやるとよ」
「いらん、俺がやるから」紅茶をトレイに乗せて階段を登っていくれいな君。
「気をつけんといかんよ」

ｶﾞﾁｬｯ。
「あれ？絵里どこいったと？」ドアを開けると、えりりんが見当たりません。
テーブルに紅茶を置いて、辺りをキョロキョロと見回すれいな君。
「わっ！」布団からそっと出て、れいな君の背中に向かって大声を出すえりりん。
「うわぉっ！」驚いてつんのめるれいな君。
指が紅茶のカップの中に入ります。

「あちぃ！アﾂｰ！え、絵里何すると！？」ｱﾂｱﾂ紅茶にどっぷりと漬かったれいな君の指。
「ごめーん、お部屋寒かったし、ちょっとれーなの布団の中に入ってたら
ついつい脅かしたくなってー」謝りながらも、ちっとも反省したようには見えないアヒル口。
「布団入らんでも、エアコンあるやろ」
「ｴﾍﾍ。まあまあ、れーな冷え性だし、ちょうどいいじゃん。
絵里が暖めておいてあげましたよ？」ﾆﾏﾆﾏしながられいな君を見つめます。
（絵里の匂いのついた布団・・・)目が遠いとこへ行ってますよれいな君。

「れーな、れーな！」れいな君の目の前で手を動かすえりりん。
「やっと気づいた。どーせ、絵里でエッチなこと考えてたんでしょ？」
「そそそんんなことなか！え、絵里オナラとかしとらんと？」
「バカ！絵里はオナラなんかしません！」ﾊﾞｼｯ！と響く快音。
「そんなに力入れんでもええやろ・・・あっ、さっきの指がひりひりしてきたと」
「ちょっと見せて。やけどしちゃった？」
「大丈夫やけん、大したことなか」指を後ろに隠そうとするれいな君。
「ちゃんとしないと治らないんだから、絵里お姉さんに見せなさい。どれどれ」
無理やりれいな君の手をつかんで、自分のほうへ持ってきます。

ｺﾝｺﾝ。ｶﾞﾁｬｯ。
「あら、いい雰囲気。お邪魔したみたいやね」
ちょうどケーキを持ってきたれいな君のお母さんが目にした光景は、
頬に真っ赤な手形をつけたれいな君と、その指に息を吹きかけるえりりん。
「ご、誤解です！絵里はれーながやけどしたから、指の手当てを・・・」
「そそそうっちゃけん、まだなんも、あの、キスとかしとらんとよ」
「はいはい。ごゆっくり」真っ赤になった二人を置いて部屋を出るお母さん。

紅茶とケーキを間に置いて、見詰め合う二人。
「・・・ねぇ、紅茶冷めちゃうよ？」
「・・・た、食べるとよ」
「おいしいね、れーな」
「そ、そうっちゃね」
れいな君とえりりんは勉強が始まっても終始この調子。
珍しくはかどったような気もしますが、
残念ながら、二人ともほとんど頭に入っていなかったようですね。

そうそう、えりりんが暖めてくれた布団。
えりりんが帰った後、まだ寝る時間でもないのに、れいな君はずいぶん長い間、
布団の中に潜っていたようですよ。

>>895-897
７６作目は、テスト勉強。
少し前のラジオで話していた、冷え性れいな君から引っ張ってきました。

体調のせいもあったのですが、最近一つのネタをふくらませていく手法を
取っていなかったので、ここ何回か書きにくかったのはそれかな、とも思いました。
やはり自分にはこのスタイルが合っているようですね。

作者さん乙です
えりりんの温もりを残り香を堪能するれーな君の絵が浮かびましたよ？

ほんわか

　

あさ

うむ

こんとんじょのいこ

ほ

こんとんじょのいこ

ほ

ポッシヲタが保全

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

おやすみまえほ

ヽ从*´ ヮ｀)(＾ｰ＾*从ノ

寝るほ

あさほ

「ねぇれーな、ホントに怖くない？」
「あったり前やと、これくらい全然大したことないとよ」
「どうしよう、絵里ホント無理なんだけど、やるときいっしょにいてくれる？」
「分かったから、大丈夫やけん」
「痛くない？ホントに痛くない？」
「大丈夫やって、絵里心配しすぎやと」
「何かあったら、れーな責任取ってくれる？」
「うっ……分かったと…」
病院の待合室で重苦しい顔をしてるえりりんと、それを励ますれいな君。
会話だけ聞いてると、ちょっとそういう病院なのかと思いますが、普通に内科の病院ですよ。
冬になって風邪も流行りだす季節、インフルエンザの予防接種を受けに来ましたよ。

「ホント絵里注射だけはダメなんだって」
「ほら、あんなちっちゃい子だって普通に受けとるし、平気やって」
本当に注射が苦手なのか、さっきから落ち着かないえりりんを励まし続けるれいな君。
実はれいな君も注射は得意じゃないんですが、こうなると苦手だなんて言えませんよ。
裏を返せば男を見せるチャンスなんですが、れいな君も内心そこまで余裕はなかったりしますよ。

「亀井さん田中さんどうぞー」
先生に呼ばれて診察室に入りますよ。
最初に受けるえりりんが腰掛けて、そんなえりりんと手を繋いだれいな君は隣に立ちますよ。

「田中さんと亀井さん、インフルエンザの予防接種ね」
「あの先生、絶対痛くしないでくださいね」
「はいはい、すぐ済みますから大丈夫ですよ」
先生にまで真顔で無理難題を言うえりりん、これは相当重症ですよ。
腕をめくって、注射を打つ場所を確認しますよ。

「あーホント無理無理無理無理」
「絵里、ちょっとは大人しくすると。先生ちゃんと診れんけん」
「はい、消毒しますねー」
「うっ…ちょっとれーな無理ホント無理代わって絵里ホント無理なんだけど」
「こら絵里動いたらいかんと！ちゃんとじっとせんと」
「れーなそんな押さえないでよー、ホントやなんだけど」
一つ一つの動作のたびに大騒ぎするえりりんにれいな君も呆れ顔ですよ。
このあと自分も注射を打つのに、えりりんのことでイッパイイッパイなれいな君。

「うぅ…スースーするんだけど…無理ホント無理ホント無理」
「我慢すると、すぐ終わるけん」
「うー…、れーな、手繋いでて」
「はいはい」
「絶対離しちゃダメだからね」
「分かったとよ」
消毒したのと反対の手でれいな君の手を思い切り握り締めるえりりん。
相当力が入ってますよ。

「ちょっとチクッとしますよー」
「うぅ…ガマンガマン…」
顔を背けて、目をギュッと閉じるえりりん。その腕に先生がすばやく注射をしますよ。
一瞬眉間に皺が寄るえりりん。
「はい、終わりましたよー」
「うぅ…れーな、痛かったよー…」
ガーゼをテープで留めて、無事に予防接種が終わったえりりん、軽く涙目でれいな君に抱きついてきますよ。
いきなりのことに心臓バクバクのれいな君。こんな至近距離になったのは随分久々ですよ。
子供をあやすみたいにぽんぽんとえりりんの背中に回した手でえりりんを叩くれいな君。
でも内心「絵里は俺がおらんといかんとね」とかちょっぴり勘違っちゃってますよ。
先生とか看護士さんとか見てるんですけど、お二人さん。