【小説】リア消だったら誰に告ってた 第80章【キッズ】
作者さん待ち待ち
>>1乙
作者降臨時以外は保全系スレなだけに
突発的な祭りには弱いな…
ho
乙ほ
ほ
ho
乙っす
12 :
携帯:2007/03/16(金) 14:26:27.83 O
通りすがりのファンです
投下待ち
ho
ho
待ち
ほ
18 :
05001017163065_mc:2007/03/16(金) 21:16:49.74 O
まとめサイトにある古い未完の小説が完成することはもうないんですかね?
お願いしてみれば
ほ
っ
ho
寝るほ
ho
寝る前の保全
ほ
朝ほ
おはほ
29 :
05001017163065_mc:2007/03/17(土) 09:36:27.63 O
じゃ〜一応
古い作品だと2005年とかにもなるんですが、もし作者さんがここを見ていらっしゃったら作品を完成させていただけませんか?
よろしくお願いします。
ほ
sageればお願いを聞いてくれるんじゃない?
ほ
ho
ぜ
35 :
05001017163065_mc:2007/03/17(土) 15:51:20.05 O
すいません
下げってどうやるんですか?
名前欄に名無し募集中。。。と入れてメール欄にsageと入れるだけ
これで出来てますか?
そろそろほっちゃん続編きぼんぬ
ほ
ho
ぜ
nn
ほ
ぜ
>>前スレの続きです
“ガラッ”
といきなりドアが開いた。
時ならぬ音に俺はビクッと肩を震わせる。
ドアの方を見ると…清水が立っていた。
俯いているせいか小さな身体がますます小さく見える。
ドアのところで立ちすくんだまま
「あ、あのね、私…」
と話し始めたが言葉が続かない。
明らかに躊躇しているし、未だにこちらを見ようとしない。
俺は他の2人と目配せを交わし
「どうした、清水?」
と努めて落ち着いた声を出して先を促そうとした。
ほ
>>45 清水は
「え、えっと…あ、あの…」
とまだ口ごもっていたが、意を決したらしく顔を上げる。
緊張で強張った表情で俺たち3人を見回していたが、白川のところでふと視線が止まる。
まずい、と思って見るとやはり白川の顔も不自然に強張っていた。
思ったとおり白川はこういう芸当が出来ない。
馬鹿正直で普通なら長所なんだろうが、この状況では最悪だ。
案の定清水は全てを悟ったようで、まゆ毛が下がり今にも泣きそうな顔になった。
「みんな…ゴ、ゴメンなさい!」
ピョコン、と頭を下げたかと思うと清水は物凄い勢いで駆け出した。
「待ちたまえ!」
といち早く反応したのは白川だった。
清水を追いかけて部屋をいったん出たのだが、何を思ったか再び入り口に姿を現した。
ほ
>>47 呆気にとられている俺たちに白川は
「すまなかった。ボクの責任だ」
と頭を下げた。
「だから、今回のことはボクが責任を持って事にあたりたい」
「うん」
「清水さんとは必ず話し合う。だから待っててもらえないか?」
「…分かった。でも今日はもう遅いからまた日を改めて話そうか」
「だな。明日は土曜日だし」
と島崎が同意する。俺は2人に
「正直俺は清水のやったことが腹立たしいというより、何で?という気持ちの方が強いんだ。
清水のことだからよほどのことがあったんだろう、とも思った」
「俺もそう思う」
と島崎が相槌を打つ。
俺は島崎の方に頷き、白川の方を向いて
「だから今回のことで、もし責任を感じるんだったら今まで以上に協力してほしい。
これが俺たちの気持ちだ、と清水に言ってくれないか?」
と頼んだ。白川は泣き笑いのような表情を見せ
「ありがとう…ボクも同じ気持ちだ。必ず連絡する!」
と言って再び駆け出していった。
俺はドアまで歩み寄り、遠ざかっていく白川の背中を見ながら
「頼んだぞ」
と小さくつぶやいた。
>>49 振りむくとやはりドアの方を見ていた島崎と目が合った。
「なんか大変だな…尚隆くん」
「順風満帆に行かないことは覚悟してた。一つ一つ乗り越えるしかないだろう、浩輔くん」
「清水はどうするの?」
「さっきも言ったとおりだ。お前もそうなんだろう?」
「バレた時失うものが大きすぎるし、よほどの事があるんだろうとは思う」
「そうだな。多分嗣永のことを考えてやったことなんだろうけど…その割には手口がどうもなぁ」
「考えなしってことか?」
「合計すればヘンだってのはすぐ分かったしな」
「お前、結構ヘコんでたじゃねーか」
島崎の鋭すぎるツッコミには苦笑いをするしかない。
「そう言うな。話を戻すぞ。そもそも…清水の目的ってのはなんだったんだろうな」
「うーむ。嗣永を舞台に上げるってことか?」
「そう!動機は分からんが、全校アンケートをしかけ嗣永を代表として推薦することで舞台に上がらざるを得ない状況にした」
「なるほど」
「だが、それでも嗣永が降りると言いかねない事情が生じた。それなら主役にしてしまえ、という事なんじゃないかと思う」
>>50 「お前…すげぇなぁ。短時間でそこまで考えるとは」
「いや、清水の目的までは今まで考えてたんだ。まぁ妄想とも言う」
「じゃあもし、お前の言うとおりだとすると、
清水を今回のことに走らせた事情ってのは何なんだろうな?」
「お前はどう思う?」
「俺に聞くか?そうだな…ひょっとして村上絡みか?初詣で仲悪そうだったよな」
「確かに村上のことはあるかもしれない。でも村上が出てくることは予想してたんじゃないか?」
「ふむ。でもさ、そこまで予想してた清水が予定変更せざるを得ないほど大きなことってあったか?」
「あったかもしれんだろ?」
「…お前、答え知ってるだろ?教えろよぉ」
「言ったろ?妄想だって」
「妄想でもいいから、話してくれよぅ。『チャーミー』のずんだ白玉おごるからさぁ」
「あの店そんなメニューあったっけ?」
「えりかが作らせたんだよ。枝豆の入った白玉ありませんかぁって」
「……」
『チャーミー』というのは学校近くの商店街にある甘味処だった。
白玉に関するメニューが妙に豊富なのが特徴だ。
俺は2学期の終業式のあの時に1回入っただけだが、島崎はあれからも結構通っていたようだ。
梅田とのデートで…
(続きます)
乙
お疲れ様です
事情気になります
ho
寝るほ
乙乙
57 :
名無し募集中。。。:2007/03/18(日) 07:23:56.90 0
おは
すまん、ageてもうた…orz
ほ
乙です。
ライト・スタッフさん乙です
ほ
ze
も
ほ
66 :
名無し募集中。。。:2007/03/18(日) 16:14:04.80 0
ほ
ぜ
ん
ほ
ほ
71 :
名無し募集中。。。:2007/03/18(日) 20:57:01.95 0
ほ
ぜ
ん
ほ
期待
保全
ほ
あさ
お
は
ほ
ho
ze
ほ
ぜ
ho
やあ!
ho
ここまで更新です。
ほ
乙です。
まとめさん乙です
乙
ほ
95 :
名無し募集中。。。:2007/03/20(火) 01:00:49.24 0
ほ
ho
寝るほ
ほ
ho
ほ
ぜ
ho
ze
下手な文章ですけど・・・。
「ごめん、他に好きな人がいる・・・」
青い空の下。初めて告白された。俺は断った。
嘘までついて・・・。
俺も君の事好きだった。大好きだった。
だけど今の俺には君をずっと笑顔にさせることはできないだろう。
今の俺には・・・。
数日後。
バシッ!!
登校中、突然誰かに背中を叩かれた。
「なんだ、熊井か」
「おはよぉ〜!叩かれても怒らないんだ?」
「へ?」
「だって他の男子にやると『なにすんだよぉ!』って言われるもん」
「はぁ。」
「だから君はみんなに好かれるんだねぇ。私も・・・」
熊井が一人でブツブツしゃべっているのを適当に返事しながら、流していた。
今日の空・・・青いなぁなんて思いながら。
気がつくと、もう給食時間。
「では、日直さん。いただきますの挨拶おねがいしまぁす!」
先生は日直の岡井に向かってそう言った。
「ちょいと待ってください!ひとつ連絡があるんですけど・・・」
一番後ろの席から議長の清水の声が聞こえた。
「早くしてくださいね。清水さん!先生、もうおなかがすいて力がでなぁいので」
どこかで聞いたことのあるセリフを先生が言うと、教室のあちらこちらで笑いが起こった。
俺も一応笑ってあげた。変に気をつかう・・・俺の悪いところ。
清水が話を続ける。
「新学期ということで、委員長を新しく決めたいんですけど立候補者はいませんか?」
「はぁい!私がやります!!」
「ごめんね。えりかちゃん。女子はもう決まってるから男子の立候補者を探してるの・・・」
ショボ〜ン。梅田から、なんともいえない・・・とにかく激しく落ち込んでいるようだ。
「僕がやります!」
隣の席の熊井が俺の手を掴んで無理やり挙げさせ、低い声でそう言った。
(ちょ、ちょっと!)
(いいじゃん。こういう仕事、君にピッタリだと思うよ♪)
「お願いできるかなぁ・・・?」
清水が困った顔で聞いてくる。
俺のほうが困ってるのに・・・。みんなに注目される俺。
先生の口からはよだれが・・・。断れない・・・。
「・・・やります。」
「よかったぁ。君になら安心して任せられるよ!じゃぁ放課後、愛理ちゃんと話し合って
どっちが委員長になるか決めといてね♪以上です」
「いただきまぁす!」
ちょっと待て!愛理って・・・。
愛理とはこないだ以来、一度も話していない。
というか、話せない。話ずらい。
しかも二人きりで?今さら断れないし・・・。
チラッと愛理のほうを見ると、目が合ってしまった。
俺は反射的に視線を変え、給食に手をのばした。
「女子って愛理ちゃんだったんだぁ・・・。よかったね、好きな子と一緒になれて・・・」
全然よくない!いいわけないっ!
熊井はなぜか落ち込んでいる様子。
そうか、熊井はまだあの事知らないのか。
「うん。よかった・・・」と返事することしか俺にはできなかった。
108 :
名無し募集中。。。:2007/03/20(火) 14:17:00.39 0
乙
意外な時間帯に来たな
気がつけば放課後。
トイレ掃除をさっと終わらせ、一人で教室へと向かう。
教室掃除はすでに終わっていたらしく、愛理が一人で教室の真ん中に座っていた。
夕日の光が差し込み、より一層可愛く・・・って何考えてんだ俺は。
一つ大きく深呼吸をしてドアに手をかけた。
ガラガラッ!
「ごめん。遅れちゃって・・・」
「うん。待ちくたびれちゃったよ」
「・・・」
「冗談だよっ!さっ、早く決めちゃお?」
無理してる。強がってる。笑顔がぎこちない・・・。
「俺なんかでよかったの?」
「えっ?」
「いや、なんでもない。じゃぁジャンケンで・・・」
「よかったよ♪もう君と二度と話せないと思ってたから」
「そんなこと・・・」
「寂しかった。この数日間、避けられてる気がして・・・」
「ごめん。そんなつもりはなかった」
「・・・」
こんなとき、男としてどうしてあげればいいのか。
今の俺にはわからない。
いつも相手を悲しませて終わり。
時間だけが過ぎていく・・・。
「じゃぁ、俺が委員長やるわ。うん。じゃぁまた明日な」
ガラガラッ!
女の子一人を教室に残して俺は走って家へ帰った。
最低だ・・・。
家につき、携帯を開くと一通のメールが着ていた。
「梅田か。」
内容はこうだった。
---愛理からいろいろ聞いたよ♪君、今結構ピンチですね?笑
愛理のこと好きなんでしょ?なら、男としてビシッといいとこ見せてさ。
愛理のハートをガッチリキャッチしちゃいなよ!応援するからさっ!
委員長になれなかった梅田えりかより---
男として・・・か。
俺は梅田のメールを何度も読み直した。
そして俺なりに出した答え。それは・・・。
次の日の登校中。
バシッ!!
「また熊井か・・・っあ」
「ごめんね。友里奈ちゃんじゃなくて〜」
「愛理・・・」
「もぉ、昨日はひどいよねぇ。勝手に帰っちゃってさ」
「・・・ごめん」
「べつにいいんだけどね!でももうちょっと話したかったなぁ・・・なんてねっ!
フラれたのになに言ってんだよって感じ・・・って、ちょっと・・・?」
俺は話す愛理を無視して細い体を抱きしめていた。
今日の空・・・青いなぁなんて思いながら・・・。
「ごめん。ホントごめんな・・・」
「ちょっと、急にどうしたのぉ?」
「だって俺、無理に笑ってる愛理とか見たくなくて・・・」
「えっ?」
「昨日、どうしたらいいんだろうってずっと考えてたんだけど、
幼稚なことしか考えられなくて・・・」
「・・・」
「だから、その・・・愛理の近くにずっといたらなにかわかるかな・・・
って聞いてる?」
「・・・」
「お〜い?」
「・・・聞いてるよっ!でも、なんか信じられなくて・・・」
そりゃそうだよな。この前俺からふっといて今さら。
それにまた俺、愛理のこと泣かしちゃったみたいだし・・・。
俺は愛理から体を離し、ポケットからハンカチを出して愛理に差し出した。
「ありがと・・・」
「うん。あらためて言うけど・・・」
「・・・」
「・・・俺と付き合ってください」
「・・・はい」
「ホントに?俺でいいの?」
「うん。君じゃないと嫌だ・・・」
俺は嬉しくて、また愛理に抱きついてしまった。
「ちょっとぉ〜苦じいよぉ〜」
「あぁ、ごめん。でも、もうちょっとだけ・・・」
「うん。でも、他に好きな人いるんじゃなかったの?」
「嘘。全部うそだよ。」
「・・・」
「あのころは自身なくて、あんなこと言っちゃって・・・」
「そっか。よかった♪」
「もう、梅田のメールのおかげで・・・っあ」
「なに?えりかちゃんのメール?」
「いや、なんでもない」
俺は愛理をおいて走って学校へと向かった。
「ちょっとぉ、待ってよぉ〜」
「ほらっ、早く来いよ〜」
俺たちは青い空の下をあのころとは違う気持ちで、
少しずつ一歩一歩進みだした。
おわり
乙です
ほのぼのとしたペースでとても読みやすかったです
乙です。
読みやすかったです。
でも断った理由にもうちょい捻りがあればなぁなんて個人的には思いました。
おつかれさま
お疲れ様です
珍しい時間にキテルw
下手じゃないですよ
乙〜
乙です!
友理奈(つД`)カワイソス、って見方も出来る…
乙!
熊井ちゃんが絡んでくると思ったけど・・・
でも面白かったです。
乙乙
ほ
ho
朝の保
ほ
ほ
ho
佐紀ちゃん保全するよ佐紀ちゃん
131 :
名無し募集中。。。:2007/03/21(水) 14:07:47.67 0
ほ
ほ
ho
ほ
ほ
期待
待ち
ほ
待つ
ほ
234 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2005/10/22(土) 21:51:49 0
ル ’ー’リ < は〜・・・いまさら外にのみに行くのもメンドくない?
((イ´・_・リ < そーだね・・・コーヒー牛乳もらうね
ル ’ー’リ < あたしは明日休みだからレッドブレスト飲むわ
ここんとこマイハからなんか連絡ある?
((イ´・_・リ < なんも あるならももちんとこじゃん?
ル ’ー’リ < こっちもないよ やっぱガッコが楽しいのかな・・・
((イ´・_・リ < かもね ってかももちはガッコ楽しくないの?
ル ’ー’リ < 正直たのしくない ベリーズでいる方が・・・
((イ´・_・リ < ももち それは・・・
ル ’ー’リ < わかってる でもマイハと約束したじゃん?
自分の気持ちを隠さない 自分にウソはつかないって
((イ´・_・リ < そうだったね・・・
ル ’ー’リ < あたしたち やっぱいっぺんに辞められないじゃん
キッズじゃ長老だしw
((イ´・_・リ < ももち マイハがいなくなって苦しいのはわかるけど
それはみんないっしょでしょ さきだって同じだよ
ル ’ー’リ < ややこしい話はおことわりよ でもストレートなさきちゃんは好き
きっとうまくいくよ ちなは心配だけどもももなるべくフォローする
((イ´・_・リ < ありがと やっぱももがいないとさきはだめだね・・・
ル ’ー’リ < どんまいだよ じゃ乾杯しよ! おねーさんず 行くべ!
((イ´;_;リ < 行くべ!
カチリとグラスが鳴った Berryz工房の前途を祝すかのように
ho
ho
ho
ほ
145 :
携帯:2007/03/22(木) 12:00:23.36 O
立ち寄り
ほ
ho
保
全
やあ!
ほ
ほ
ぜ
ho
155 :
名無し募集中。。。:2007/03/22(木) 21:54:05.00 0
ほ
ぜ
1月27日(土)
明けて翌日の午後。
俺は…少し居心地の悪い思いをしていた。
「なぁ…島崎」
「なんだ?」
「甘味処に男2人って…ひどーく場違いだな」
「お前も来たことあるじゃん」
「あの時は梅田と村上がいただろ?」
「まぁ…いいんじゃね? それにしても注文来ないなぁ」
ダメだ。効いちゃあいない。
おやつ時というということもあり、店内はほぼ満員だった。
女性ばかりだ。
そのせいか男子2人で甘味処にいるというシチュエーションはどうにも気恥ずかしい。
ホントにいて良いのだろうかという気すらしてくる。
注目も浴びている気がしてヘンな汗が出そうだ。
島崎は慣れているのか鈍感なのか、平気そうなのが何となく小憎らしかったりもする。
やっぱ甘味処で待ち合わせってのはまずかったか…
>>157 「お待たせしましたぁ♪ご注文は?」
独りで悶々としていると、
アニメのような甲高い声をした店員さんが湯呑みを持って来た。
少し色黒だけど、とてもキレイな女の人だった。
顔が物凄く小さい。
脳みそはドコに入っているのだろう、と失礼なことを考えたくらいだ。
「うぉっリカさん!」
島崎が驚いている。知り合いなのか?
「あらぁ、島崎君。こんにちは」
「今日は大学 お休みですか?」
「そう。たまには店を手伝えって親がうるさいの」
「デートもないし?」
「めっ!」
うーむ、相当親しいようだ。
俺の知らない間にこんなにキレイな女の人と仲良くなるとは…ナカナカやる。
>>158 「あのぉ…」
「ん、ああ悪い悪い。こちらはリカさんっていってウチの学校のOG。花の女子大生だ」
「ふふっ 『花の』って島崎君オジサンくさいわよ♪『梨』に『華やか』と書いて梨華って言います。ヨロシクね後輩君♪」
「あ、お、岡井っても申します。以後お見知りおきをを」
噛みまくった…
家族や親戚以外の年上の女性と喋るのは初めてだ、と思うと異様に緊張してしまった。
島崎はそんな俺の様子を眺め、ニヤニヤ笑いながら
「えーと…えりかが枝豆使った白玉作ってくれって頼んだのがこの人」
「そうだったわねぇ…評判良いのよ、ずんだ白玉」
「へぇーアイツも喜びますよ。じゃあ2つお願いします。岡井もそれで良いよな?」
「あぁ…」
「了解!ダブルデートなんでしょ♪」
梨華さんが悪戯っぽく聞いてきた。
俺と島崎は4人テーブルを占領し、男同士隣りあわせで座っていたから、そう思うのはもっともだ。
160 :
名無し募集中。。。:2007/03/22(木) 23:06:13.36 0
保全
>>159 島崎が慌てたように答える。
「いや、今日は…」
「照れない照れない♪待ってるんでしょ?相手」
「あ、いや、その…」
「ふふっ♪邪魔者は消えますからご安心を〜岡井君も今後もご贔屓にね♪」
「あっ、はい」
梨華さんの笑顔につられ、つい応えてしまった。
カップルで来てね、ということなんだろうなぁ。
とほほ。
「…お前が名前を覚えられるほど甘党だったのは初耳だよ」
「仕方ないだろ?えりかがお気に入りなんだから…それより本当に来るのか?」
「白川から連絡があった。学校は部活やってるから外が良いだろうって思ってココにした。
おごってくれるんだろ?」
「すまん…2人が限度だ」
「はぁ?」
>>161 「小遣い日前なもんで…」
「梅田とのデート費用に消えたんだろ?」
「まぁそうとも言う」
「さりげなく自慢だな」
「言わないで…」
「しょうがない…清水にでもおごってやれよ」
「怒られないかなぁ…えりかに」
と、島崎はボソッとつぶやき、
「でもどんな話なんだろうな?昨日の今日だぜ」
「俺にも分からん…白川もただ連れて来る、としか言わなかった」
「お前の推理、当たってたら…どうする?」
「分からん…とにかく残ってほしいというのが大前提だ。場合によってはほじくる必要はない、と思ってる」
「流れ次第か…」
「そうだな」
と話していると入り口の方で
“チリーン”
とベルが鳴り、間をおかず梨華さんの「いらっしゃいませぇ〜♪」という甲高い声が聞こえた。
振り返ると入り口で1組のカップルが誰かを探すようにキョロキョロしている。
「来たな」
「あぁ」
と俺たちはすばやく会話を交わし、
一回呼吸を整えてから、振り向いて小さく手を振った。
白川と清水はあっ、という顔をしてこちらに近づいてきた。
(続きます)
ライトスタッフさん乙です。
真相が気になります!
164 :
名無し募集中。。。:2007/03/23(金) 00:01:07.24 0
ん
ほ
乙
なんかうまく焦らされた感じw
続き気になる
ほ
ho
ho
ho
乙
>>157 聞いちゃあいない。か
岡井兄普通っぽくなってきたな
朝ほ
ほ
ho
ほ
ほ
ho
ほ
やあ!
ho
投下待ち
ほ
ここまで更新です。
乙です
まとめさん乙です
ho
ほ
ほ
寝るほ
ho
Ze
ho
193 :
名無し募集中。。。:2007/03/24(土) 06:22:21.96 0
ho
194 :
中学生作家:2007/03/24(土) 08:25:22.76 0
久々に来ちゃいました!!!
ほ
作品期待待ち
ライト・スタッフさん乙です!!
続き楽しみにしてます
ほ
ほ
ぜ
ho
ze
落ちるぞ
204 :
名無し募集中。。。:2007/03/24(土) 21:19:17.26 O
緊急浮上
やあ!
>>171 ご指摘ありがとうございます
その通りです
>>162の続きです
清水と白川は隣同士で俺たちの向かいに座った。
すぐさま梨華さんがお茶を持って注文を取りに来たが、
男子3人、女子1人のヘンな組み合わせに不思議そうな表情をしている。
島崎が気を利かせて「ずんだ白玉都合4つで」と注文を入れた。
「なぁ島崎」
「なに?」
「梨華さんってウチのOGて言ってたよなぁ」
「ああ」
「となれば、ウチの学校にまだ知り合いがいるということかもしれんな」
「かもな」
「ココで話すのはまずくないか?」
「…漏れかねないってことか」
「しまったなぁ。ゴメンな」
「いや…」
と白川は言ったが、清水は黙ったままだ。
席についてからずっと下を向いている。
ここで席を立てば梨華さんに不審がられそうだし、逆に黙ったままでは場がもたない。
どうするべきか…
>>206 しばらく考えてはみたものの良い案が浮かばない。
結局正面突破で行くことにした。
「…清水さぁ」
「は、はい?」
いきなり聞かれるとは思わなかったらしく、清水はビクッと身体を震わせて顔を上げた。
「単刀直入に聞くが…清水はどうしたい?」
「え、あ、あの…」
「今回のことは確かに軽率だったかもしれない。
でも…よほどの事情があったんだろう、とも思ってる」
「……」
「申し訳なくて辞めたいと思ってるかもしれない。
それでも俺たちは清水に残ってほしい、と思ってる。この辺は白川から聞いてると思うけど…」
「うん…」
「でな…」
>>207 一拍おいて俺は思い切った言葉を投げた。
「嗣永や神崎のことは抜きにして、
俺は清水が今回の文化祭でどういう形で関わりたかったのか、本音が聞きたい」
「!」
清水は明らかに驚いていた。目を大きく見開き俺を見つめる。
図星だったようだ。
「ちょちょちょっと待ちたまえ。どういうことだ。嗣永さんや村上さん、それに神崎君って?」
白川は混乱している。
島崎が
「まーまーまー、話は最後まで聞きましょうや」
と宥めてくれた。
「今回のことが全て嗣永を舞台に上げるためだったというのは想像がついた。でも清水自身はどうだったの?」
「……」
「俺の提案を初めて聞いてくれた時、大賛成って言ってくれたよな」
「…うん」
「清水がああ言ってくれたおかげで、俺の妄想に過ぎなかったものが形になり始めた。
嬉しかったし、やってやろうという気になった」
「……」
黙ってこっちを向いている清水に俺は続けた。
「もし清水自身がもう辞めたくってしょうがないんなら仕方がない。
でも辞めて少しでも後悔しそうだな、と思うんだったら…俺たちと一緒にもうちょっと続けてみようぜ」
島崎が引き取って
「だな。ややこしいことは抜きにしてさ、やりたいことやろうや」
と言った。白川は
「……」
まだ混乱しているようだった。
今さっき遂にまとめサイトにある全ての作品(未完含む)を読み終わりましたぁ。。
完結作品はバッドエンドな物もあったんですが、小説としてはなかなか良くて涙も出ちゃいました。
改めて作者さんは凄いなぁと思いました(笑)
>>208 「ずんだ白玉4人前お待たせしました〜♪」
梨華さんがやってきて注文の品を並べ始めた。
一端小休止だ。
一同沈黙の中、島崎だけが「ありがとうございます」と愛想笑いで応じる。
「ごゆっくりどうぞ〜♪」
梨華さんが立ち去った後、緑と白のコントラストが鮮やかな器が4つ残された。
そんな中しばらく俯いていた清水が顔を上げた。
「…私、桃に元気を出してほしかった。舞波が転校してから心からの笑顔を見せなくなった桃に…」
「ふむ…」
石村が転校したのはたしか一昨年、中1の秋だった。
「だから、今回の岡井君の提案は渡りに舟だったの」
「…そっか」
「ゴメンなさい」
「いやいや、で?」
「桃も自覚はあったみたいで、出ると言ってくれた」
「なるほど、そこまでは良かった。予想外だったのがジュンの登場だったということか」
島崎が納得したように言う。
>>210 「私、動揺しちゃって…桃が降りるって言うんじゃないかって、それで…」
「なるほど」
「すぐ後悔して止めようと思ったんだけど間に合わなかった」
「そうか」
「許されないことしちゃったなぁ、て思った。でもね、同じくらい許せなかったのは…」
清水の目つきが険しくなる。
「桃のためにって、私が勝手にやったことなのに…桃のせいでこんなことになった、と逆恨みしたことなの」
と清水は顔を覆って泣き出した。
そうか…清水にとっては自分のやったことの後悔や罪悪感の他に、
そのことで嗣永を恨んでしまったことが堪えたのか。
頭では分かってるのに、どうしても心で思ってしまう。
清水の気持ちが分かるが故に声をかける事ができなかった。
>>211 それまで不自然に沈黙していた白川が口を開いた。
「清水さんの気持ちはよく分かる。苦しかったら止めてもいい…とも思う」
「……」
「でも…僕は止めてもいいとは言ってあげられない。なぜなら…みんなの気持ちがあるからだ」
と言った。救われた思いで俺も続けた。
「そう、俺も言えなかった。清水の力を俺に貸してほしかった。
でも…そういう思いが清水の重荷になることも分かる。それで…」
「まず清水がどうしたいってことなんだ」
島崎が目配せをしてきた。セリフを取られた俺は苦笑いをする。
「そう、それは清水が嗣永を舞台に上げたいと思った理由じゃないのかな」
清水の目は真っ赤だった。あふれてくる涙を拭いながら
「みんな…みんな…ありがとう。ヒック…」
しゃくりあげた後、
「私…桃と…みんなと…ダンスが…したいです」
と言うと下を向いて、また涙をポロポロこぼした。
>>212 俺は大きく息をついた。
「ありがとう…じゃあ決まりだな」
「めでたし、めでたし。じゃあ食べようぜ。これ、えりかが考えたんだぜ」
と島崎が続く。白川も
「島崎君、君は梅田さんとつきあってるのか?ん、美味い。清水さんは、どう?」
「…美味しいデス」
泣き止んだようだ。よかったよかった。
それもつかの間あることに気づいた。
俺たちは場所柄もわきまえず延々とある意味修羅場を演じていたのだ。
慌てて周りを見回したが、みなさん俺たちの様子に気付くこともなく談笑している。
ホッとしたような、肩透かしを食ったような…
(続きます)
乙!!
ほ
乙
白川はどっから村上の名前を持ってきたんだろう
桃子と神崎の伏線ってなんかあったっけ?
ほ
お疲れ様です
まとめさんとこ行ってきます
寝るほ
ほ
乙です
ほ
ほ
224 :
携帯:2007/03/25(日) 04:40:12.27 O
ぼー
朝から投下待ち
ライトスタッフさん乙です。
間に文いれてしまいすいませんでした。
227 :
中学生作家:2007/03/25(日) 07:38:57.01 0
暇ができた時、小説の続き書きたいと思います。
よろしくです。
ほ
ho
231 :
名無し募集中。。。:2007/03/25(日) 12:07:32.39 0
ho
ほ
ほ
ho
やあ!
ho
238 :
名無し募集中。。。:2007/03/25(日) 19:34:50.81 0
ほ
>>237 いじめすぎると荒らしに変身しちまうかもよw
乙かんな!
愛、舞美、舞(アイマイミーマイン)
ライト・スタッフの人乙!
やばい。話についていけなくなってきた・・・
とにかく続き待ってますー
ヤヨヲタは氏ね
>>216 >白川はどっから村上の名前を持ってきたんだろう
全く仰るとおりで消し忘れてました ミスです
そういうわけで
×「ちょちょちょっと待ちたまえ。どういうことだ。嗣永さんや村上さん、それに神崎君って?」
○「ちょちょちょっと待ちたまえ。どういうことだ。嗣永さんやそれに神崎君って?」
に訂正します 申し訳ないです
>桃子と神崎の伏線ってなんかあったっけ?
これは昨日の話の切り方がまずかったですね
これに限らず伏線が前のエピソードにあったり、作者自身の勘違いがあって
分かりにくくなってるところがあるかもしれません
精進します
では昨日の続きを↓
>>213 食べ終えた白川が言った。
「一つ聞きたい事がある」
「なに?」
「何故神崎君が出てくると嗣永さんが引っ込むことになるのだ。そこがわからない」
「……」
「蒸し返して申し訳ないが、このままだと気になって夜も眠れない」
「…えーと、清水が今回の行動を起こした原因が神崎の予期せぬ登場にあった。ここまではいいか?」
「ああ」
「ここから先は当事者がいないし…清水も言いにくいだろうから、俺の勝手な推測になるがそれでもいいか?」
「うん」
>>246 「嗣永が神崎を避ける原因…まずは嫌いでしょうがない、という可能性がある」
「うん」
「だが神崎が『桃子』って親しげに呼んでたから、それはないと思った」
「なるほど…」
「次に良い思い出がないから避けたい、という可能性」
「…好きだったけどフラれたとか、別れたとか?」
「そう、この可能性は高そうだが確実な材料を俺は持っていない」
「そうか」
「後の可能性は俺の手には負えん。
だからその辺の事情より、嗣永と神崎の関係を心配した清水の行動の方が大事だと俺は思った」
「あい分かった。その辺は清水さんの早とちりだったかもしれないってことだな。あ、ごめん…」
「ううん、いいの。その通りだから…」
「いや僕こそ答えが知りたいあまり、配慮に欠けていた。済まなかった」
白川は素直に謝った。
出会った時は秀才特有のクールなヤツだと思ってたが、実は反対なのかもしれない。
>>247 その後、結果は結果として一応発表することなど事務的な話をしておひらきにした。
出口で2人と別れ、俺と島崎は何となく川の方にむかった。
「今だから言うけど神崎と嗣永のことは…正直カマかけた」
「まぁ推測つーか妄想だったからなぁ」
「うん。昨日お前が言ったように嗣永と村上の不仲の原因もその辺にあるような気がしててな。
言うべきか迷ったんだが…結果オーライだった」
「確かに時期は合うよな」
「少なくとも初詣にいた連中は知ってるんじゃないか、と思う。ただ迂闊に聞くと…」
「やぶへびってことか」
「そう。だから支障が出ない限り放っておこうと思う。冷たいかもしれんが」
「まぁ仲直り企画じゃないからな。きっかけになるのは良いだろうけど…」
ということを話しているうちに川に出た。
>>248 1月の川辺はさすがに寒い。
だがさっきまで酷使してヒートアップしていた脳みそがクールダウンしていくようでやたら気持ちよかった。
「うーん」と伸びをしていると
島崎が
「何か聞こえてこない?」
と聞いてきた。
首をかしげながら耳を澄ますと、確かにラッパのような音が宙を漂ってくる。
「そうだな。あ!あれ…有原と黒木じゃね?」
俺は向こう岸の橋のたもとにいる二人を指差した。
「黒木はたまにいるらしいが…有原も始めたんだな。仲良いんだなやっぱ」
「みたいだな」
と二人で感心していると背後から声をかけられた。
「仲良いですね〜お二人さん♪」
>>249 振り返るとピンクと白のジョギングウェアに身を包んだ矢島が笑顔で立っていた。
走っていたせいか顔が上気している。
「おージョギングですか?」
「うん。練習後のクールダウン。岡井君たちは?今日学校にいなかったよね」
「舞台の話でちょっとな。たまには外で、ということでな」
「ふ〜ん、何か盛り上がってるよね。文化祭」
「まだまだ序の口だよ。これからもっと忙しくなる」
「そっかぁ…私も出たいなぁ。めぐもえりもいるし」
「陸上部だろ?まぁエキストラとかなら募集をかけるかもしれないから、スケジュールが合えばな」
「ほんと?」
「ああ、矢島をエキストラ扱いってのも失礼な話だが」
「そんなことないよぉ」
「そう?じゃあ頼むかもな」
「ぜひぜひ♪でね、私からもお願いがあるんだけど…」
「なに?」
>>250 「え、えっとねぇ…」
よっぽど恥ずかしい願いなんだろうか?
矢島は躊躇していた。
俯いて時折地面を蹴ったりしながら手遊びをしている。
何だろう?
「や、やっぱりいいや」
「…そ、そう?頼りないかもしれないが、できることなら協力するけど」
「ううん、ちがうの…じゃ、じゃあ月曜日にまた学校でね」
と矢島はこの場を逃げるように走り始めた。
「ああ…風邪引くなよ」
手を振りながら去っていく矢島をしばらく見送った。
>>251 「何だったんだろうな?」
横にいる島崎に尋ねた。
「…さあな」
島崎も苦笑している。
しばらくぶらぶらと歩いていたが、やがて島崎が口を開いた。
「岡井…これは忠告なんだが」
「何だよ改まって」
と笑うと、島崎は案外真剣な目をしていた。
俺も居住まいを正す。
「何だ?」
「うん。お前は洞察力があるし、頭の回転も速い。他人にもこれでもかってくらい気遣いができる。だがな」
「だが?」
「そういうヤツに限って自分のことは大抵後回しだ。ほら『灯台もと暗し』っていうだろ?」
本来の意味とは若干違うけど、島崎の言いたいことは何となく理解できた。
>>252 「他人のことを照らしすぎて自分のことに光が回ってない。そういうこと?」
「そうだ。俺はお前が空気を読みすぎて昔のように自分を抑えてしまわないか…心配している」
「……」
「今日清水に同じ様なことを言ってたが…自分の気持ちももっと大事にしろよ」
「ありがとう」
「俺は逆に自分自分って突っ走ってきたから、今度の仕事で他人に気を遣えるようになれるといいんだが」
「上手く行かないもんですなぁ。お互い」
と顔を見合わせて笑った。
なぜ島崎がこのタイミングでこういうことを言ったのかは分からない。
島崎なりの気遣いがあるのだろう。
こういう友達がいる俺は幸せなのだろう。
事実近い未来に、俺はこの島崎の忠告をいささかほろ苦く思い出すことになる。
(続きます)
ほ
乙
お疲れ様です
なるほど前回の話がこうなる訳ですか
続き非常に気になりますね
乙です
そろそろ恋愛模様も展開していきそうですな
続きが楽しみです
乙です
舞美が何を言おうとしていたのか気になります
ほ
乙です。
気になる展開ですね。
朝ほ
ho
島崎いいヤシだなぁ…
ほ
ライト・スタッフさん乙です!!
島崎の忠告を思い出す事件が早く知りたいです
続き待ってます!!
ほ
ho
ぜ
nn
保全
投下待ち
連載作者さん増えないかなぁ
ほ
ぜ
ん
あ
春らしく春たん待ち
ほ
こ
ほ
>>253 2月1日(木)
放課後の職員室。
俺は…わが耳を疑っていた。
信じられないまま聞き返す。
「菅井先生…そ、それじゃあ舞台は公会堂でやるんですか?」
「そう。校長がどこかでアンタたちのこと聞きつけたらしくて…面白そうだって土日、押さえちゃったらしいのよ」
「す、すだ、じゃなかった校長先生が?よく空いてたなぁ」
「幸か不幸かわかんないけど…期待に応えてあげなさいよ」
「先生のチェック…どうしましょう」
「どう思う?」
「今日、脚本が一応上がるらしいんで、月末に荒通しを見ていただこうかと思ってたんですが…」
「いいの?それで」
「期末テストで中断する前に問題点を全て知っておいた方がいいと思います」
「フン、先が見えてるじゃない。いいわ。脚本もまぁ何とかなりそうだし」
「…成井、どうでした?」
「最初はどうなるかと思ったけど、飲み込みがはやいわあの子。座付きに欲しいくらいね」
「じゃあ…」
「いけるトコまで行ってみなさい」
「はい!」
俺は一礼して部室に向かった。
>>281 部室に入ると、脚本担当が息も絶え絶えに座り込んでいた。
眼鏡がずり落ちそうになっている。
「成井…お疲れさん!」
「ん、ああ。脚本と小説は作法が全く違うから凄く苦労したけど何とか形になった」
「これで本格的な日程が組めるよ。これに命を吹き込むのは俺たちの仕事だ」
「頼んだ…」
「多分書き直しとか入ると思うけどその時もよろしく」
「わかった…」
「じゃあ早速…裏方関係だな。まずは白川と真田」
「「はい」」
舞台の最高責任者である演出の二人には来週までに演出の構想を固めるように言った。
登場人物の感情表現から舞台配置、照明、音楽、大道具、衣装にいたるまで、まずは演出の構想がベースとなる。
それから各責任者、キャストとの話し合いを経て作りあげていくのだ。
先輩達の見よう見まねだから正解とは限らないが…まぁ間違ってたら村上あたりが意見をくれるだろう。
照明や大道具の責任者達にも来週までに自分の計画書を出してくれるように頼んだ。
>>282 そしてキャストだ。
「村上」
「はい」
「来週の頭ぐらいまでに、どの役をやりたいか考えておいてくれ」
「わかりました」
キャストは簡単なオーディションで決めることを告げた。
まず村上、嗣永、菅谷、鈴木4名の役を先に決める。
それから他の役といった具合に、だ。
そのためキャスト志望者には来週までにどの役をやりたいか希望をいくつか考えてもらうようにした。
その後9日にキャスト発表、13日から稽古に入る予定であることを告げたところで、
「おーい台本、印刷してきたぞー」
手回し良く島崎が全員分の台本を刷って来た。
>>283 「おぅ島崎、サンキュー」
「この辺の雑用も仕事ですからね」
「じゃあ他の部にも行きますか…」
俺たちは人数分の台本をえっちらおっちら抱え、
ダンス部、合唱部、そして吹奏楽部を行脚し、
さっき言ったこととほとんど同じことを告げまわった。
「これでいよいよスタートですな」
島崎が言う。
「ですな。まぁここからは雑用と苦情の窓口なんだろうが…ヨロシクな」
「こちらこそ」
俺たちは拳を合わせ、ニヤッと笑いながら部室へ戻った。
成井はあのまま寝てしまったらしく、菅谷がほっぺたをペチペチたたいていたのが印象的だった。
>>284 久しぶりにまともな練習に参加し、ヘトヘトになっていると村上が声をかけてきた。
「岡井君」
「なに?」
「今度の日曜日なんだけど…ヒマ?」
「幸か不幸かヒマです」
「そうよねぇ」
「ほっとけよ…で、ヒマだと良い事あるのか?」
「え〜っと来週の7日、舞美の誕生日なんだけど…今度の日曜日に私達でお祝いすることにしたの」
「そうか、それはめでたいな。で?」
さっぱり要領を得ない俺に、村上は業を煮やしたようで
「あ・の・ね!『私達』って言いましたよね」
「うん、村上と梅田…あと中島ぐらいか?」
「あら、そういえば早貴も5日が誕生日だわね。お祝いしなくちゃ」
>>285 「…さっぱり話が見えないんだが」
「だ〜か〜ら〜『私達』の中には岡井君も入ってるの!」
「…何で?」
「あ〜も〜!島崎がいるからに決まってるでしょ!」
なるほど。あのバカップルのせいで男子が足りないということだな…
「人数あわせか…いいよ」
「ホントはそれだけじゃないんだけどな〜」
「はあ…」
「とにかく日曜はおしうりランドだからね。いいわね!」
「「はぁーい」」
あれ?返事がかぶった。
横を見ると背の高い新入部員が立っていた。
>>286 今の話をすっかり聞いていたらしくニコニコしている。
「ヒマな男子ならもう一人ココにいますぜ。お二人さん」
「神崎…」
「俺も舞美の誕生日、祝っても…いいか?」
「……」
神崎の意図は見え透いていた。先日の宣言どおり積極的に動くつもりなのだろう。
こちらにしきりと目配せを送ってくる。
俺は「あちゃー」と言って頭を抱えている村上に向かって
「そうだな、人は多い方がいいかもしれないなー。俺も気後れしないで済むしー」
と言ってみた。村上は恨めしげな目で俺を一瞥して
「分かった。舞美に聞いてみる」
とだけ言って、ぷいっと向こうへ行ってしまった。
あれ?怒ったのか?
神崎が横で「感謝感激雨霰ッ!」と喜んでいる。
何だかなぁ…
俺は頭をポリポリ掻いた。
(続きます)
ほ
乙です
お疲れ様です
いろいろありそうな誕生日ですね
寝るほ
292 :
名無し募集中。。。:2007/03/27(火) 01:13:33.72 0
ho
乙です
神崎君の空気の読めなさっぷりが素敵ですね
乙です。
岡井君の鈍さ良いですね〜(笑)
ライト・スタッフさん乙です
乙
乙!
なんか落ちそうな予感・・
いや、神崎君は積極的に動こうと努力してるんだよ、きっと。
誰かさんのせいで保全が大変
ほ
301 :
名無し募集中。。。:2007/03/27(火) 09:19:04.48 0
ho
ライトスタッフさん乙
舞美と同じ誕生日のマイマイは今回は関係ないか・・・
他作者さん達は何処へ?
ほ
投下待ち
306 :
名無し募集中。。。:2007/03/27(火) 16:25:25.34 0
もはやライトスタッフしか居ない状態だと作品的にちょっと…と思っても
逃げられたらスレ存続の危機に陥るのでべた褒めするしかない
4月になる事だし誰か新たに作品書いてほしいな
ほ
保全
ho
新連載か続編か未完の続き来ないかなぁ
ノックアウトもしばらく御無沙汰だな
ほ
314 :
名無し募集中。。。:2007/03/28(水) 00:06:13.74 0
ho
やあ!
保全
ho
ほ
朝ほ
ほ
ライト・スタッフさん乙です!!
誕生日がすごいことになっちゃいそうですね
続き楽しみ!
保全
新作投下待ち
ほ
ぜ
ん?
だ
yo
ho
ぜ
ん
332 :
名無し募集中。。。:2007/03/28(水) 23:59:52.40 O
ほ
新連載待ち
あ
寝るほ
おやほ
ho
ねむ
339 :
名無し募集中。。。:2007/03/29(木) 05:04:13.29 O
ライトスタッフとあの話って関係あるの?
あのアメリカ野郎とみやびちゃんがくっついて壁画とか書くやつ
なんか繋がってるような描写あったっけ?
確かに最近は優恋よりもだんしじょし寄りのが多い気はする
秋彩さんの作品しか興味ない
ほ
ぜ
ほ
ぜ
ho
優恋の続編来ないかなぁwww
ほ
ぜ
351 :
名無し募集中。。。:2007/03/29(木) 18:36:32.73 0
ん
今日も投下待ち
ho
名前?
ほ
ほ
ぜ
ん
やあ!
360 :
名無し募集中。。。:2007/03/30(金) 04:45:43.43 O
秋彩さんカモン
ho
起きた
おは
投下期待
ho
期待
しております
投下待ち
十日町
ho
街
ほ
作者さん待ち
ほ
ほ
ホ
ゼ
やあ!
寝るほ
ほ
SSA期待ほ
おは
ほ
ze
ho
お疲れ様です。ここまで更新しました。
乙です
ほっ
乙です
be
ほ
392 :
季節ベリーズ:2007/04/01(日) 00:08:18.01 0
『桜日記』
(春休みか・・・・。
春休みつっても1週間ちょっとしかないよ・・。
もう中3だよ・・受験だ・・・・。)
・・・って、さっきから、それしか俺、考えてないよ・・・・。
まぁ、俺もバスケ部の練習で忙しいけど。
俺は一人でそうぼやきながら自分の部屋のベッドで制服のまま寝転んでる。
♪〜♪〜♪〜♪
そばに置いてた携帯から電話の着信音がなる。くそ、面倒くせ・・・。
「はい、龍高で・・・。」
「龍高〜〜!私、私、夏焼!」
テンション高いのきた〜〜。
「んだよ。何か用?」
「用何かなかったらあんたみたいのに電話しないわよ。バ〜カ!」
「一言多いぞ。俺がモテモテだから焼きもちやいてん・・・。」
「ちがう!それより明日クラスお別れ会があるからあんたも来なさいよ!
場所は○○公園のとなりの新しくできたゲーセンの2階のボーリング場!
わかった?あと、部活は春休みは中止になったって!」
話長いし、うるせ〜な。クソったれ。
「わかったよ・・・。」
「OK!大丈夫ね!そんじゃ!」
プツッ・・・・。それで終わりかよ・・。
俺は窓から差し込んでくる夕日を浴びる。 まぁ、とにかく楽しい春休み
にはしよう。
続く
ほ
394 :
季節ベリーズ:2007/04/01(日) 00:10:58.38 0
初めましてかな?一応中学生です。よろしくお願いします。
395 :
名無し募集中。。。:2007/04/01(日) 00:14:13.06 0
はいよろしく
ほ
よろしく
398 :
名無し募集中。。。:2007/04/01(日) 00:55:10.31 0
ほ
寝るほ
龍高なんてよむの
ほ
たつたか?
ほ
ほ
405 :
季節ベリーズ:2007/04/01(日) 09:37:52.88 0
龍高はりゅうたかです
406 :
名無し募集中。。。:2007/04/01(日) 10:01:57.28 O
これは痛い中二病ですね
まあ春休みだからw
ho
ほ
ho
ほ
ぜ
ho
ho
期待
ho
待ち
SSA帰り保
ho
ho
ほ
ぜ
423 :
ppp5302.hakata11.bbiq.jp:2007/04/02(月) 10:58:32.91 0
ん
ほ
ぜ
ん
427 :
ppp3049.hakata11.bbiq.jp:2007/04/02(月) 17:23:08.31 0
投下待ち
作者さん少なくなった。
やあ!
ほ
ぜ
ほ
ぜ
ho
寝るほ
やぁ!
ho
ほ
ぜ
ん
下手な文章ですけど・・・
「また同じクラスかぁおチビちゃんっ」
「チビ言うな」
「ハハハッ」
「ったく、ほら早く教室入るぞ」
俺はチビ。とにかくちっこいんだ。
チビっていうのはあだ名で大谷っていう名前がある。
でも俺の体に大谷なんて名前に合わないからみんなにチビって呼ばれてる。
カワイソウな俺・・・。
それでも俺は元気に毎日を過ごしている。
友達だってそれなりにたくさんいるし、サッカー部にも入っている。
ホントはバスケ部か、バレー部に入りたかったんだけど・・・。
あぁ、さっき話しかけてきたのは家が隣で一応幼馴染の須藤。
いっつも俺をからかってきやがって。
俺がもう少し大きかったら、対抗するところだけど今の俺じゃ勝てそうにない・・・。
中2になっても同じクラスとは・・・。トホホ・・・。
ちなみにチビの俺にだって好きな人の一人や二人はいる。
サッカー部のマネージャーの矢島先輩。
この人はなんとういうか、『素敵』としかいいようがないくらい魅力的。
俺には不似合いかな。
でも、よく話しかけてくるしなんでも相談できる。
最近気になってきたのは同じクラスの清水。
俺と同じで背が低いし、話も合うし、可愛いし。
チラチラ目合うし・・・ってあっちはそんな気ないだろうなぁ。
それに清水の兄貴はサッカー部の部長。俺の憧れ・・・。
「あぁ〜あ背高くなりたーーーい」
「あぁ〜あ背低くなりたーーーい」
須藤の声と俺の声がかぶった。
「ヒューヒュー仲いいねぇお二人さんっ」
「「よくないし!」」
「息もピッタリでっ」
「「あってない!」」
いつものようにクラスのやつらにチヤホヤされながら自分の席へ向かった。
「ったく、なんでいっつもこんな目にあわなきゃいけないんだよ・・・。」
ボソッとグチをこぼしてみた。
小さい声で言ったつもりだった。
が、あいつには聞こえていたらしい。
あいつの視線がいたい。
「な、何かごようですか?」
おそるおそる聞いてみると須藤は
「いえ!べつにっ!」
と、怒った感じで言ってきた。
俺だってキレたいのに・・・。
「フフッ。ホントに仲いいんだね♪」
「し、清水。今のは・・・そんなんじゃなくて・・・」
「はいはい。わかってますよぉ〜」
俺が自分の席につくと、隣の席の清水が笑いながら話しかけてきた。
気になってる人にこんなこと言われるとさすがに焦る。
1時間目。道徳。先生の話を聞くだけ。
俺、道徳大好きぃーーー!
寝てても怒られないし。ということで、寝ます。
「「グ〜グ〜〜♪」」
俺のいびきと誰かのいびきが綺麗なハーモニーを生み出す。
これもいつものこと。
「須藤、大谷。授業終わるぞ!」
先生の声で目を覚ます俺と起きない須藤。
「大谷・・・頼む」
「はい・・・」
バンッッッ!
いつものように、すやすや寝ている須藤の机を思いっきり蹴ってやった。
「ん〜なにすんのよ!」
「起きないからだろ!デカ!」
「あんたがちっちゃいだけでしょ〜?!」
「ったく、せっかく起こして・・・」
「痴話喧嘩は外でやってくれ。じゃぁ授業終わります」
教室中で笑いが起こり、道徳の時間は幕を閉じた。
こんな感じで2,3,4時間目が終わり、給食時間。
俺ってちっこいわりには結構食う。
だから、今日の給食もおかわりするつもり。
おぉ〜デザートのおだんごが一つ残ってるじゃん!
俺が誰かが残したおだんごに手を伸ばしたその時、あいつの声が聞こえてきた。
「ちょっと待ちなさいよ!」
「なんだよ!?」
「あたしのおだんごとらないでよ!」
「『あたしの』っていつから須藤のになったんだよ」
「昨日から決まってたんですぅ〜」
そういうと須藤はサッとおだんごを手でつかみ、そのまま自分の口へと運んだ。
「あぁ〜俺のおだんごぉ〜」
「フッ!」
やたら腹が立つ。なんでいっつも俺が譲らなきゃいけないんだよ・・・。
俺は怒りをおさえて、自分の席へとついた。
今日は午前中だけで学校は終わり。
帰りの会の前に、先生がなにやら映画のチケットを配り始めた。
「これはお前たちにはつまらんかもしれんが、おやじの・・・」
「「おぉ〜!!!!!」」
チケットを手にした俺は反射的に立ち上がってしまった。
なぜなら、今年俺が最も期待していた映画だったから。
もう一人喜んでいるやつがいる。
「須藤!!これおもしろそうだよな?!」
「うん!もうずっと楽しみにしてたの!!」
「「あっ・・・」」
なんでこんなところで須藤と意気投合しちゃってんだよ・・・。
俺たちは静かに着席し、先生の話の続きを目を輝かせながら聞いた。
帰り道。映画のチケットを手にスキップしながら帰る俺。
・ ・・と、須藤。
俺たち二人はルンルン気分だった。
「いやぁ〜須藤も楽しみにしてたのかぁ〜」
「うん。もう昨年からずっと。このおやじがねぇーフフッ」
「そうそう。このおやじがな。フフッ」
「・・・明日、一緒に見に行かない?土曜日だし」
「おぅ!一人で行くよりはいいからなぁ」
「うん!じゃぁ1時に映画館ね」
「イェッサー!」
ということで、須藤と一緒に映画を見に行くことになった。
あぁ〜楽しみだなぁ・・・映画。
続きます
乙
乙
乙です
ほ
次の日。1時・・・すぎ。
「ごめーーーん!」
「おせぇーよ!ポップコーン買う時間なくなるだろ?!」
「ごめんってばっ!」
「はいはい。じゃぁ・・・」
「「レッツゴー!」」
俺たちはスキップしながら映画館の中へと入った。
そしてポップコーン(大)とコーラを買って席へ向かう。
周りはおじさんおばさんばかり・・・。
「やべぇ〜ドキドキしてきたぁ〜」
「楽しみぃ〜」
「ちびりそぉ〜」
「キモォ〜」
ブーーー
始まりのブザーがなり、いよいよスタート。
「「ハハハハハハハハハ」」
「「ブハアハハハハハハ」」
「「ヒャヒャヒャヒャヒャ」」
『おやじの一生』という映画。
まぁギャグ映画だから周りに子供が・・・いない。
俺たちだけ。そんな中、俺たちは人一倍笑った。泣いた。感動した。
ブーーー
終わりのブザーが鳴る。
「ハハッ!ちょっと、なんで泣いてんの?!」
「須藤だって泣いてんじゃん」
「いやぁ〜感動しましたなぁ」
「そうっすねぇ〜」
この映画は俺たちの心にいい思い出として一生残るだろう。
「・・・あのさ、今日ホント楽しかったね・・・」
「うん。だからさっきから言ってんじゃん」
「へ?あぁそういうセリフあったよなぁ。ハハッ」
「え・・・あ、うん。あったよね・・・」
「そこで、おやじふられちゃってさぁ。もうカワイソウって感じだったよ」
「そうだね・・・。」
「第2弾出ないかなぁ〜〜〜」
「でるんじゃない?・・・じゃぁもう帰るね。バイバイ」
そう言うと、須藤は走って帰っていった。
「ちょっ、家隣りなんだから一緒に・・・」
須藤の足が速すぎて俺の言葉は届いてなかったのだろう。
どんどん距離が広がっていく。
「なんだ、アイツ・・・」
わけがわからないまま俺はゆっくりと家へ向かった。
途中、小さな公園でひと休みしようかと思ったけどやめた。
公園のブランコで矢島先輩と清水先輩が楽しそうに話してたから。
俺は気づかれないように涙をこらえ、さらにちっちゃくなって再び家に向かって歩き出した。
「ただいまぁ〜」
「おかえりぃ〜映画どうだった?」
「もう、最高・・・って、え?」
「よっ!」
「おぅ、千聖!なんでうちにいるんだよ」
同い年でいとこの千聖が笑顔で俺の家のソファに座っている。
「なんとなくぅ〜」
「まぁ。いいけど。母さんは?」
「おっふろぉ〜」
「そっか。・・・ってか、千聖もこの映画見て来い!」
俺は買ってきたパンフレットを見せた。
「うわぁーーーーおもしろそうじゃん!」
さすが血がつながってると、好みも似るんだなぁ(?)
「でも、一緒に行く人いないし・・・」
「俺がもう一回行く!」
「ホントに?バッカじゃん!」
「バカで結構。」
「じゃぁ、明日行こっか!」
「よっしゃぁ〜!」
というわけで、明日も映画を見に行くことになった俺。
めっちゃ嬉しい。
それにしても須藤・・・。なんでさっさと帰っちゃったんだろう。
ま、いっか。
次の日。
「あぁ〜おもしろかったぁ。あれ?チビ、なんで泣いてんのぉ?」
「チビ言うな。最後は何度見ても泣けるんだよ」
「バカじゃん。あっ、あれ佐紀ちゃんじゃない?」
「へ?どこどこ?」
「ほらっ、あそこ。誰かと話してるみたい・・・」
「ホントだ・・・」
ファミレスで清水と松浦君がなにやら楽しそうに話している。
松浦君はうちのクラスで一番のモテモテくん。
「へぇ・・・。あの二人できてたんだぁ」
「・・・ほらっ、行くぞ」
昨日といい、今日といい、最悪だ。
なんで俺ばっかこんな目にあわなきゃいけないんだよ・・・。
「チビ?どうしたの?」
俺を心配して千聖が声をかけてきた。
「べつに。よし、帰るか。」
「おぉー!」
俺は必死に涙をこらえゆっくりゆっくり歩き出した。
例の小さな公園の前を通る俺と千聖。
ブランコを見ると一人の女の子が下を向いて座っていた。
「千聖、ちょっと先帰ってて」
「なんで?」
「なんでも」
「はぁい」
千聖に手を振ると俺はブランコに座っている女の子に近づいた。
「いい天気ですね」
俺が優しく話しかけたが女の子は下を向いたまま。
「太陽さんも雲からひょっこり顔をだして・・・」
「つまんない。チビ」
「チビ言うな。デカ!」
「ハァ・・・」
「なんだよ。ため息なんてついちゃって。須藤らしくねぇぞ」
「フラれた・・・」
「まじ?誰だよ、相手は。俺が説得してきてやる!」
「ここにいる・・・」
「ジャングルジムに隠れてんのか?オラーッ出てこいやー!」
「目の前・・・」
「へ?俺?」
小さくうなずく須藤。
俺・・・いつ告られたっけ?
ふった覚えもないし・・・。
須藤の目から涙がこぼれる。
「ちょ、ちょっと、俺告白された覚えないんだけど」
「ちゃんと付き合ってくださいって言ったのに・・・」
「・・・いつ?」
「映画見に行った日。帰る前!」
・・・・・・・・・・・・。
・・・あっ、あれか。
俺、てっきりおやじのセリフかと思って流したけど須藤自身の気持ちだったんだ。
「ごめん。俺てっきり・・・」
「・・・もういいよ」
「全然よくないよ。せっかく勇気出して告白してくれたのに、
俺適当に流しちゃって・・・。ゴメン」
「・・・」
「・・・俺もさ、失恋したんだよねぇ」
俺の言葉に須藤は泣き止み、俺のほうへと顔を向けてきた。
「3回も失恋しちゃったんだなぁ〜」
「3回?」
「うん。1回目は矢島先輩。清水先輩が彼氏らしい。」
「・・・」
「2回目は清水。松浦君と付き合ってるらしい。」
「・・・3回目は?」
俺はスッと人差し指を須藤に向けた。
「あたし?」
「そう。これは失恋じゃないかもしれないけど、さっきの話聞いてガッカリしたし」
「なんで?」
「え?だから、その、まぁ俺の話はもういいだろ?」
「よくなぁい!!」
なにやら須藤がニヤついている。
須藤のニヤつきはいつ見てもコワイ。
何をたくらんでいるか予想できないし。
「まぁまぁ落ち着いて。んじゃ、お互い失恋週間だったということで飲みますか!?
オレンジジュース!」
「オレンジジュース?!いいですねぇ〜」
「よし、今から俺んち来い!千聖と3人でパーティーじゃー」
「イェーイ!じゃぁ最後に叫んじゃいますか!?」
「おぅ!」
「「せ〜のっ!」」
須「おやじサイコー!!」
俺「おや・・・コー!!」
俺もおやじサイコーって言いたかった・・・。
最後くらいは須藤とかぶりたくなかった・・・。
ごまかした俺・・・。
このあとどうなる・・・俺。
「ちょっとぉ!最初から最後までちゃんといいなよ!!」
「しょがねぇだろぉ!ってか、なんでお前おやじサイコーとか言っちゃってるんだよ!」
「だっておやじサイコーだったじゃん?ってかチビ最後『コー』ってまさかう○こ?
汚ぁい!!グヘェ〜」
「んなわけないだろ!?もぅ!!」
「チビがキレても怖くない〜♪」
「腹立つなぁ〜!!なら、俺にもう一回叫ばせてください!」
「しょうがない。叫びたまえ」
「デカのバカーアホー!!おだんご返せー!!!!」
スッキリした。やたらスッキリした。
須藤のほうをチラッと見てみると・・・下を向いている。
さすがに言い過ぎたかな・・・。謝ろうと、『ご』を言ったその時!?
「ブハハハハ!!!」
いきなり須藤が大きな声で笑い出した。
頭の上にはてなが並ぶ俺に須藤は
「幼稚くさっ!しかも、おだんごのことまだ根に持ってたんだぁ〜ハハッ」
くっそぉ〜!またハメられた。
「ほらっ早く家に帰ろっ!チビ!」
「チビ言うな」
こうして俺たちはお互いの気持ちを確認・・・せずに新たな一日一日を
いつものように楽しく過ごすのであった。
おわり
乙
ho
ho
ほ
ほ
471 :
名無し募集中。。。:2007/04/04(水) 00:57:00.72 0
ho
俺は男子バレー部の補欠部員。
今日も厳しい練習後にもかかわらず1人で自主練習に励んでる。
今年で3年だから悔いは残したくない。
「お、今日もがんばってるね。えらいえらい。」
ふと後ろを振り向くと体操着姿の熊井がいた。
「っていうかまた1人で練習?友達いないの?」
「うるせえよ。」
と、いつものやりとり。
「もう女子は終わってんだろ?おまえこそ一緒に帰ってくれる友達いないんじゃねえの?」
とニヤっと笑いながら目を向ける。
「あんたと違って私は信頼されてるキャプテンですから、きゃ・ぷ・て・ん。やることいっぱいあんのー。」
と笑い返された。
そう、熊井は女子バレーのキャプテン。
中学3年で180近い身長で運動神経も抜群、県の選抜選手にも選ばれてる。
熊井と初めてまともに喋ったのは半年前、それからたまにこうやって自主練を見に来る。
俺も熊井もVリーグのファンで選手や試合の話をしてると面白い。
っていうか顔も・・・かわいい。
俺は熊井が好きだ、そりゃそうだ。
「でさ、昨日の試合でね・・・」
「そこで荻野さんがすごいスパイクを・・・」
俺の周りのヤローでも熊井が好きだってやつは何人も知ってる。
ハッキリ言って学校1モテてると思う。でも彼氏いないのはわかってる。
今はバレーが大事なのかな・・・でもなんで俺みたいなパッとしないやつと仲良くしてんだろこいつ。
忙しく動く熊井の口元と目をそんなことを考えながらじっと見ていた。
「ちょっと!聞いてんの!?」
「あ、ああスマン。で?荻野がミスして負けたって?」
「もう!何聞いてんのよ!もういい!」
そう言って熊井は明らかに不機嫌な顔をして去ってしまった。
あちゃ・・・せっかくの熊井との時間が・・・。バカな俺・・・。
イケてる男ならここで上手くなだめて仲良くするんだろうなあ。俺には恥ずかしくてできないわ・・・。
体育館の入り口で熊井の背中が消えたのを確認した所でため息をついた。
「はあ・・・。告白なんかできねえよ・・・。」
474 :
名無し募集中。。。:2007/04/04(水) 01:35:54.12 0
書き上げてから貼れよ
テンポの悪い奴っちゃなぁ
すまんね暇潰しだったんで
まだ春休み終わんねえの?
ho
みんな乙
ほ
吹かしage
保全
なんかすげ〜見てない間に新作が
乙
ほ
新作おつ保
ほ
ぜ
ん
ほ
ho
町
菅谷の誕生日短編無しかな
>>491 しまった忘れてた_| ̄|○
何か忘れてると思ってたが…
394 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2007/04/04(水) 23:17:23.84 0
☆ノ_,ハ,_ヽ
__ 州*‘ o‘リ<りさこの誕生日
,.._,/ /〉__ ∫∫∫ __(_っc)
./// //─ .ノノ゛゛ヾ ─::ァ /|
/// // ~~ 川´;・_・;リ<おかしいおかしいおかしいよー
.///_// ~~~~~~~ ./ / |
//_《_》′─────‐ ' / ./_____
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| / |\____\
| 汗 達 磨 .| ./ . | |====B=|<
http://www.joqr.co.jp/reco/images/be070403-1.jpg |__________|/ |\ |___l__◎..|、
| | ̄ ̄ ̄ ̄|
\|清水専用|
395 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2007/04/04(水) 23:18:12.23 0
なんで一人なのよりしゃこ・・・・・そんな孤独なのかいな
ふぅ・・・
ほ
495 :
名無し募集中。。。:2007/04/05(木) 02:51:41.43 0
心象風景はこんな感じなのか…
ho
ほ
ぜ
保全
ん
ほ
ぜ
やぁ!
やぁ〜
矢
ttp://www.geocities.jp/riasho_kids/making/knockout-5.html のつづき
それからしばらくまたしてもド突き漫才に近い光景が繰り返されたあげく、やっとの
事で雅ちゃんの言う『本題』に入る。
大げさな身振り手振りを交えた俺の熱弁に、最初の方こそ「それでそれで?」などと
興味深々という感じで聞いていた雅ちゃんだったが、ものの数分もしないうちに
「ふ〜ん」
といった、気のない返事が返ってくるばかりになる。
ったく、お望みの『本題』を説明しているというのに、雅ちゃんはもう。
「ねえ、雅ちゃん、聞いてる?」
「ん、聞いてるよ」
雅ちゃんは俺の方を見ずに答えてくる。
聞いてねえだろ…。
「ほらほら続き続き」
俺の思いを察したのか、雅ちゃんは手を振って、さっさと話せよコノヤロウとジェスチャー
してみせる。
仕方ないので時折適当なウソを織り交ぜつつ話し続けるが、あきらかなウソに対しても全く
ツッコミが入らないので、少しイライラしてきた俺は話を打ち切る。
「あのさ、桃子との事の説明を求めてきたのは雅ちゃんなんだけど、聞いてないならやめるよ」
「聞いてるってば」
「いや、聞いてないよ。違う事考えてるでしょ」
「んー、ま、そう言われればそうかもしれんね」
割とあっさり「実は聞いてませんでした」をバラされて、思わず腰が砕けそうになる俺。
「なんでさ!」
「いやー、シンの話より、あっちの方が気になっちゃって」
言われて、俺は雅ちゃんの視線の先を追っていく。
公園の入り口付近。
乗り捨てられた自転車のそば。
太い木の影に隠れて、照明の明かりから外れた位置。
暗くてよくは見えないが。
そこに、誰かがいた。
薄暗い公園の入り口に、まるで不審者のように立っているその人物を差して雅ちゃんが言う。
「さっきからあそこに誰かいるんだけどさ、ずっと立って何してんだろね?」
俺はその『誰か』が誰だかわかったとき、顔面からさーっと血の気が引いていくのを感じた。
『誰か』の体から、普通の人間ならば見えないオーラがはっきりと見える。
強い、ものすごく強いオーラ。
たとえるならば、激怒しているめーぐるの体から噴き上がるオーラと同等の強さだ。
その人物の体からゆらめくように沸き上るオーラの色は、透き通るようなピンクだった。
「うわー、オーラの強さがどんどん上がっていくなー」
面白そうに雅ちゃんが言う。彼女も『誰か』の体から湧き出るオーラを感じているようだ。
「ねえシン」
「なに?」
「あの子でしょ? 桃子って子」
「…その通り」
「わははは、さっき別れたばかりのカレシが夜の公園で美少女と密会!だもんね」
当の俺はというと、雅ちゃんに「誰が美少女だ」とツッコム余裕もなく……。
うわ、桃子と目が合った……。
すげー睨まれてるよ……。
雅ちゃんがどさくさにまぎれて腕を絡ませてくる……。
それを見た桃子が猛烈な勢いでこっちに向かって来る……。
人生オワタ\(^o^)/
乙
待ってた
久々ですな。
2月25日以来だなw
乙乙
久々に乙です
早速wktkな展開キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
932さん乙です
ほ
ho
ほ
乙ほ
ほ
932さん乙です!!
桃子こわすぎ!オーラ見えちゃうくらいとか凄すぎ
続き楽しみに待ってます!!!!!
ho
ho
ほ
やぁ!
524 :
〜春〜:2007/04/06(金) 18:50:35.36 O
>>まとめサイト続き
…数日後…
3組は、まるで何事もなかったかのように、またいつもの賑やかつ、平穏なクラスに戻っていた。
...が、それは表面上であって、内情は少し違っていた。
みんなの前で、あれだけ大っぴらに晒された事件なだけに、クラスの大半の生徒は、自然と清水を避けるようになっていた。
直接的に中傷するとか、仲間外れにするとかではないのだが、清水とみんなの間に見えない壁ができ、なんとも言えぬ微妙な空気が流れている...といった感じだろうか。
元々、みんなからの期待感が大きかった清水が、6年になってからパッとせず、期待を裏切っていただけに、密かに不信感を抱いてた生徒も多かったらしく、どうやら今回の事件は、それにさらなる拍車をかけてしまったようだ。
525 :
〜春〜:2007/04/06(金) 18:57:54.33 O
>>524 ちなみに、この事件の引き金となった桃子はとゆうと、あの直後、村上の仲介により、清水と仲直りはしたようだった。
...ただ、一度できてしまった溝は、そう簡単に埋まるはずもなく、お互いどこか、ぎくしゃくしているようで、以前のように二人が仲良く話しをしている姿は見なくなった。
また、それに合わせる感じで、同じく清水と仲の良かった徳永と熊井も、自然と清水を避けるような形に...。
このクラスになってから清水は、どこかみんなと距離を置いて、あまり交流をしていない感じだったが、付き合いの長い桃子、徳永、熊井の3人は、今まで通り清水と親しくしていただけに、今回の事件はほんとつらいところだ。
そんな清水を心配してか、村上がなにかと気をもんで、再び清水がみんなと打ち解け合えるようにと孤軍奮闘していた。
...が、清水自身が今回の事件で、完全に自分の殻に閉じこもってしまったため、それもなかなかうまくいかないようだった。
526 :
〜春〜:2007/04/06(金) 19:02:31.59 O
>>525 かたや俺は、藤本や紺野達から事件の経緯を聞いた後すぐ、明らかに悪いであろう桃子に対し、清水に謝って仲直りしろと忠告したのだが、
『桃子は悪くない』
だの、
『桃子より佐紀ちゃんの肩をもつなんてひどい』
だのと、また騒ぎ出したので、俺もそれ以上深く追求しなかった。
普段の俺なら、こうゆう問題には、決して妥協しないのだが、今回は女子間のちょっと複雑な問題なだけに、ここは口を出さず村上に...
といった、他人まかせの甘い気持ちが、どこかに働いてしまっていた。
...ちなみにあの事件以来、俺は清水と一度も会話をしてなく、それどころか清水は、教室内で俺とすれ違う度に、視線をそらすようになった。
...どこか避けられている俺。
527 :
〜春〜:2007/04/06(金) 19:05:55.49 O
>>526 そんなある日の昼休み。
(清水)「....」
清水は今日もまた、なにをするでもなく、1人ポツンと自席に座り、俯いていた。
そんな清水のもとに、またいつものごとく村上がやってきた。
(村上)「ねぇ佐紀ちゃん?」
(清水)「...」
村上の呼びかけに対し、少しだけ顔をあげる清水。
(村上)「これからみんなで図書室に行くんだけど、佐紀ちゃんも一緒に行かない?」
(清水)「....」
(村上)「舞波ちゃんから聞いたんだけど、なんか新しい本がたくさん入荷したんだって!...ほらっ、佐紀ちゃんて、よく本借りて見てたでしょ?だからどうかなって思って...」
そう言って、笑顔で清水を誘う村上。
528 :
〜春〜:2007/04/06(金) 19:14:43.17 O
>>527 ...しかし、
(清水)「...せっかくだけど...ごめん」
清水は小さな声でそう断ると、村上と視線を合わせる事なく、再び下を向いてしまった。
(村上)「...(佐紀ちゃん)
そんな清水を、寂しげな表情で見つめながら、
『...私は佐紀ちゃんになにもしてあげられない...』
そう自己嫌悪する村上。
...そんな中、
(矢島)「ちょっと愛、早くしなさいよ」
廊下で待っていた感じの矢島が、教室の入口に姿を見せ、村上を呼んでいた。
またその後ろには、数人の女子達の姿もあり、同じく村上を待っているようだった。
そんな催促をうけた村上は、
(村上)「...じゃあ、どんな本が入ったのか、あとで教えてあげるね...」
そう清水に告げ、名残惜しそうにその場をあとにした。
529 :
〜春〜:2007/04/06(金) 19:19:40.26 O
>>528 ……
(清水)「...ごめん愛ちゃん。気持ちはすごく嬉しい....でも、こんな私と仲良くしてたら愛ちゃんにも迷惑が...」
教室から出て行く村上の後ろ姿を見つつ、清水はそんな事を考えていた。
その後、ふと教室内に視線やる清水。
いつも一緒にいるはずの桃子達は、なにやら6班周辺で、みんなと楽しげに雑談をしているようだった。
(清水)「....」
そんな和気あいあいとしたグループの輪を恨めしそうに見つめる清水。
...そんな中、
(清水)「...あっ」
ふと横に視線を移した清水は、1人の女子の存在に気づいた。
(清水)「..舞波ちゃん」
それは、自席にて1人座っている石村の姿だった。
530 :
〜春〜:2007/04/06(金) 19:25:41.48 O
>>529 昼休みに石村が1人でいる事は、最近では珍しく、大抵の場合、村上達や桃子達と一緒にいる事が多かった。
石村の机の上には、図書室から借りてきたらしき本が置いてあった。
今日はその本を読むために、1人でいるのだろうか?
...そう推測する清水。
...が、おかしな事に、石村は本を開く様子もなく、ずっと俯いたままだった。
そして、不意に顔を上げた石村は、おもむろに席を立つと、なにやら神妙な面もちで教室から出て行った。
そんな石村を見た清水は、
「...まさか..」
ある不安が脳裏をよぎり、すぐさま席を立ち、石村のあとを追ったのだった。
つづく
春さん乙です
みんな続き気になるなぁ
春さん乙です!!
533 :
名無し募集中。。。:2007/04/06(金) 21:08:50.46 O
乙
sage忘れた…
作者さん達乙!
乙です
春さん乙です!
春さん乙です
佐紀ちゃん。・゚・(ノД`)・゚・。
乙!
深夜保全
朝ほ
朝ぜ
朝ん
ほ
投下待ち
ほ
ほ
ほ
やぁ!
たぁ!
ほ
ほ
ほ
ほ
ho
寝るほ
朝ほ
おは保
ほ
ぜ
ほ〜
やぁ!
ほ
投下待ち
街
ho
ゼ
投下待ち
570 :
名無し募集中。。。:2007/04/08(日) 21:02:38.45 O
ほ
初めてですけど書かせていただきます
゛もう泣かないで゛
彼はそう言って優しく頭を撫でてくれた。
゛元気だして゛
そう言っていつも私に近所の駄菓子屋で売っているレモン味の飴を一つくれる。
゛桃子ちゃんごめんね゛
彼はいつも私にちょっかいをかけてくる。
別に本当に泣いているわけじゃない。
ただ彼の困った顔みたいだけだから私は泣いたふりをする。
>>572 ゛ほんとにごめんね゛
彼は申し訳なさそうに謝る。
私はこの時の申し訳なさそうにしている顔をが好き。
そろそろ許してあげようかな… 飴も貰えたことだし。
゛もういいよ 柊一(しゅういち)くん゛と私が言うと彼の顔がパァッと明るくなる。
そして私たちはまたいっしょに遊びはじめる…
>>573 「桃子、ちょっと起きてよ」
「何?佐紀ちゃん?」
「何?じゃないわよ、ハァ〜。スタッフさんの話聞いてた?あと10分でコンサート始まるんだよ」
(あと10分か…今日は柊一が来てるから頑張らなきゃ)
レモン味の飴を口に入れ、「よし、今日もかわいい」
「桃どうしたの?そんなに気合い入れて。なんか良いことあった?」
>>574 「教えな〜い」「いいじゃん、おしえてよ〜」「梨沙子にはまだ早いかな」
「ひょっとして男の子?」「さぁ〜ね、教えな〜い」
「そろそろ準備お願いしま〜す」スタッフさんに呼ばれてコンサートそでで待機する。
「桃ちゃんおしえてよ」「ダ〜メ!」「けちぃ〜」「Berryz工房さん入場して下さい」
(絶対教えないもん、私と彼だけの大切な思い出だから)
〜FIN〜
携帯なんで見にくいと思いますがお許し下さい。
577 :
名無し募集中。。。:2007/04/08(日) 21:55:58.46 0
r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/ >::::::::::ヽ
. 〃 ヽル1'´ ∠:::::::::::::::::i
i′ ___, - ,. = -一  ̄l:::::::::::::::l
. ! , -==、´r' l::::::/,ニ.ヽ
l _,, -‐''二ゝ l::::l f゙ヽ |、 ここはお前の日記帳じゃねえんだ
レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_ !:::l ) } ト
ヾ¨'7"ry、` ー゙='ニ,,,` }::ヽ(ノ チラシの裏にでも書いてろ
:ーゝヽ、 !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、 ,i:::::::ミ
::::::::::::::::ヽ.-‐ ト、 r'_{ __)`ニゝ、 ,,iリ::::::::ミ
::::::::::::::::::::Vi/l:::V'´;ッ`ニ´ー-ッ-,、:::::`"::::::::::::::;゙ , な!
:::::::::::::::::::::::::N. ゙、::::ヾ,.`二ニ´∠,,.i::::::::::::::::::::///
:::::::::::::::::::::::::::::l ヽ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /
::::::::::::::::::::::::::::::! :|.\;::::::::::::::::::::::::::::::/ /
乙です。
まぁそれなりにいんじゃないでしょうか?
ほ
ぜ
ん
ほ
ho
ze
ho
おはほ
ほ
保全
589 :
名無し募集中。。。:2007/04/09(月) 12:28:05.36 O
ほ
590 :
名無し募集中。。。:2007/04/09(月) 14:14:45.18 0
591 :
携帯:2007/04/09(月) 14:51:36.27 O
ほ
街
保全ばっかでつまらん
594 :
名無し募集中。。。:2007/04/09(月) 17:47:43.38 0
まあそう言うなよ
さげ
ho
ho
ほ
599 :
名無し募集中。。。:2007/04/09(月) 21:44:48.28 0
ほ
ほ
ぜ
602 :
名無し募集中。。。:2007/04/10(火) 00:04:49.85 0
ん
ほ
604 :
携帯:2007/04/10(火) 04:05:37.51 O
ほ
ze
ん
おはほ
保全
昼ほ
ぜ
ほ〜ぜ〜ん
ほ
ほ
ho
ho
ze
n
ほ
619 :
名無し募集中。。。:2007/04/10(火) 23:11:31.25 0
ほ
ぜ
やぁ!
622 :
名無し募集中。。。:2007/04/11(水) 00:55:46.67 0
どうもどうも
ho
624 :
携帯:2007/04/11(水) 05:24:18.01 O
ほ
朝ほ
朝ぜ
627 :
携帯:2007/04/11(水) 12:41:56.06 O
ほ
ぜ
ん
昔エロで書いてた者ですがこっちで書いてみてもいいですか?当然エロは無しで
>>630 何書いても叩くアホは気にせずおながいします
ほ
ほ
ほ
636 :
名無し募集中。。。:2007/04/11(水) 23:23:24.70 0
ほ
637 :
多浪 ◆k3dZVDcTHE :2007/04/11(水) 23:28:33.43 0
さげろ
638 :
名無し募集中。。。:2007/04/11(水) 23:32:12.37 0
まあそう言うなよ
639 :
名無し募集中。。。 :2007/04/12(木) 00:15:09.80 0
だからさげろよ
640 :
名無し募集中。。。:2007/04/12(木) 00:16:19.48 0
細かい事で目くじら立てるなって
641 :
多浪 ◆k3dZVDcTHE :2007/04/12(木) 00:17:35.17 0
つまんね
642 :
名無し募集中。。。:2007/04/12(木) 00:17:52.70 0
だな
ほ
644 :
名無し募集中。。。:2007/04/12(木) 01:28:48.14 0
だな
保全
やぁ!
保全
愛理誕生日短編期待
ほ
ぜ
ん
652 :
名無し募集中。。。:2007/04/12(木) 11:52:33.55 O
りしゃま
ほ
来ないねぇ
ほ
やぁ!
657 :
名無し募集中。。。:2007/04/12(木) 18:21:09.78 0
ほ
ze
659 :
多浪 ◆k3dZVDcTHE :2007/04/12(木) 20:33:37.79 0
保全してる奴が書いてみろよ
ほ
ここまで更新しました。
まとめの人おつです
663 :
名無し募集中。。。:2007/04/12(木) 22:55:18.36 0
どういたしまして
ほ
ほ
ぜ
667 :
携帯:2007/04/13(金) 04:50:53.85 O
ん
ほ
ぜ
670 :
名無し募集中。。。:2007/04/13(金) 09:01:29.49 0
ん
671 :
携帯:2007/04/13(金) 12:19:14.45 O
ほ
通りすがりにほ
ほ
緊急浮上
677 :
名無し募集中。。。:2007/04/13(金) 21:44:47.24 0
フォーッ
ほ
h
やぁ!
j
朝ほ
電車保
zwe
ほ
やぁ!
保全
投下待ち
1週間忙しくてここに来れなかったので送れたけど言わせてください
春さん乙です!!
私も主人公と同じ気持ちで○○ちゃんのほうが悪い気が・・・
舞波がこの後どんな行動をとるのか気になります!
690 :
名無し募集中。。。:2007/04/14(土) 17:46:02.54 0
ほ
ze
ほ
693 :
名無し募集中。。。:2007/04/14(土) 22:07:52.37 O
保全少ないからageる
694 :
名無し募集中。。。:2007/04/14(土) 22:38:34.07 O
保全
ほ
町
寝るほ
698 :
携帯:2007/04/15(日) 04:22:15.26 O
ほ
朝から投下待ち
早朝保
ほ
ho
昼ほ
ほ
705 :
名無し募集中。。。:2007/04/15(日) 14:19:41.27 O
保
全
ほ
投下待ち
まち
710 :
名無し募集中。。。:2007/04/15(日) 20:38:07.00 O
ほ
ze
h
人いね
ほ
ぜ
いつもながら思うけど
まとめの人乙