【小説】リア消だったら誰に告ってた 第72章【キッズ】
1 :
名無し募集中。。。 :
2 :
名無し募集中。。。 :2006/12/24(日) 17:48:21.30 0
落ちちゃったのでたてます
3 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 17:48:26.20 0
新スレ乙
乙
日曜午後は結構鬼門だな
投下待ち
スレ立て乙です。
昨日の続きです。
>>前スレ140あたり
…楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、
イヴの夜にカップルの邪魔をするのは祟られると矢島は妙な気を利かせて帰ってしまった。
走って。
既に空は夕暮れから夜の色を濃くしつつあった。
グラデーションがかった西の空には綺麗な三日月が浮かんでいる。
川沿いを歩きながら駅の方へ戻る。
「舞美真剣だったね。」
「…うん。」
「上手くいくと良いんだけどな〜。」
「…だな。でもなぁ村上もそのうち…という感じはする。」
「うん。」
「岡井も罪な男だな、あんないい娘達に好意を持たれて全く気付く気配がないんだからなぁ。
いや気付いててどうしたらいいか分かってない可能性もあるか。」
「…コーちゃん、妬けたりする?」
「俺が?ぜーんぜん。大した男だとは思うけど、妬けたりはしないなぁ。」
「…ど〜して?」
「俺は岡井じゃないから…他人を妬んだり足をひっぱってもしょうがないもんな。
俺は俺で自分のできることをやるしかない。なーんてな。」
こういうセリフは言い慣れないので照れる。
「…良かった。やっぱりアタシの好きなまっすぐなコーちゃんだ。」
「えっ?」
>>6 「…めぐや舞美って学年でもトップクラスの人気でしょ?そういう子たちに好かれるってある意味…」
「男として鼻が高いってこと?」
「うん。だからアタシなんかと付き合ってるコーちゃん…もしかしたら岡井君のことホントは羨ましいんじゃないかって
…ちょっと不安になっちゃった。」
「ばか、怒るぞ。」
「ゴメンね。」
えりかは少し泣きべそをかいていた。
「アタシなんか、って言うけど告白したのは俺の方なんだぜ。」
「……」
「逆に聞くけどえりかは俺と付き合ってると女としてのステータスがどうのって思うの?」
「とんでもない!」
「俺も同じだよ。勿論そういう肩書きとかに惹かれる子もいるんだろうけど俺には関係ないしえりかもそう思ってくれてる。」
「うん。」
「そういう思いがある限り大丈夫。大事なのは相手のことがどれだけ好きで思いやれるかってことじゃないのかな。」
「…そうだね。コーちゃんは今良いことを言った。」
「だろ?そういうわけで今後もよろしくお願いします。」
「ふふっ、お願いします。」
>>7 ふざけてお互い軽くお辞儀をしてみる。
額が触れそうになり思わずドキッとする。
向かい合う体勢になった。
えりかは少し潤んだ目でこちらを見つめている。
愛しくてしょうがなかった。
口ではああ言ったけど、こうしてみるとえりかとつきあっているということが一つの奇蹟のように思えてくる。
…不思議な感覚だった。寒さや音を感じなくなった。
自然と体が動く。軽く一歩踏み出しえりかの肩口を軽くつかむ。
女の子ってこんなに細いんだ…
顔を近づけるとえりかの目が閉じる。
二人のシルエットが重なる…
三日月が浮かぶ紫色の空の下、
川沿いの散歩道で俺とえりかは初めてのキスをした…
>>8 …手を繋いで暫く無言で歩く。
二人の間の空気は外側より微妙に温かく感じられ、何だか照れくさくもある。
それでいて少しでも長くその空気を感じていたい、そんな気分だった。
「あっ!」
不意にえりかが立ち止まる。空気が乱れる、残念。
「どした?」
「…コーちゃんに渡したいものがあるんだ。」
「ん、俺も。」
「「メリークリスマス!!」」
と同時にクリスマスプレゼントを交換する。
えりかは俺にニットの帽子、俺はコインをあしらったチョーカーをプレゼントした。
「こういうの初めてだから迷っちゃった♪」
「俺も。使ってくれると嬉しいな。」
「アタシも」
「じゃあ着けるか。」
>>9 「…どう?」
えりかが「ひらりん♪」と一回転。あまりのかわいさにめまいがしてくる。
「…似合うなー良かったよ。」
「アタシも安心した。何だかかわいい。」
「そうか…かわいいのか。」
「うそうそ〜カッコいいよ♪」
「キメポーズ!」
「あはははおもしろ〜い。」
「おーい。」
ヘケティ様…俺、一生浮気しません!
(続く)
乙
12 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 20:59:33.86 0
更新乙です。
梅さんがかわいすぎる
>>1&ふゆのさんぽみちさん烈しく乙です!
今回のはクリスマスにふさわしい凄く優しい時間が流れてる作品でしたね
15 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 22:06:16.88 0
ほ
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マイハマン戸別巡回中!
絶対落とすなよ
ほ
冬のさんぽみちさん乙です
今回はちょっと落ち着いたかんじでほとっする内容でしたね
でもロンリークリスマスの自分にはちょっと堪えましたorz
乙です
21 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 00:35:44.47 0
ほ
ノk|‘−‘)<メリ〜クリスマス♪
ここまで更新ですー。
まとめの人も乙でつ
まとめの人乙
25 :
名無し募集中。。。 :2006/12/25(月) 01:57:24.57 0
ほ
最高です。
>>22 まとめ乙です。
>>10 駅前に着いたのは18時近く、すっかり日は落ちていた。
あちこちできらめく明かりはまぶしく綺麗だ。
光の洪水の中スピーカーからはクリスマスソングがひっきりなしに流れている。
どこもかしこも人だらけ。いやカップルだらけだな。
「これじゃあ飯も食えんなぁ。」
「そうだね。あっ!」
指差す方を見ると広場の特設ステージでサンタの服装をあしらった女の子たちがハンドベルで「きよしこのよる」をやっていた。
「えーっと1年の鈴木愛理だっけ?」
「そうそう懐かしいなぁ。」
「確かえりかや千聖達と一緒にグループ組んでたんだっけ?」
「うん小学校の頃。めぐや舞美、ナッキー、そして舞ね。」
「あー中島女史もだったなぁ。」
「中学入って部活…バラバラになっちゃったけど…また皆で何かやれたらいいなぁ。」
「そういえばB組の連中もやってたよなぁ。上手く分かれたよな。」
「そうね。誰かの都合じゃない?」
「…ステージの方に行ってみるか。」
「うん。」
近づくと知り合いが結構いて例の4人組もステージを楽しんでいた。
岡井と村上も。
>>27 「いよー尚隆くん。」
「おー浩輔君ではないですか…!」
岡井は俺の頭に乗っているニット帽を見て何か察したらしく不気味な含み笑いで
「それはそうと浩輔君、顔に口紅みたいなの…ついてるぞ?」
「えっ?」
反射的に唇に手をやった瞬間、後悔した。しまった、はめられたあぁ!
「ありゃ、カマかけてみただけなんだけど…そうですか儀式を済ませましたか。」
「なおたかくーん、ちょっとわるのりがすぎるんじゃないですかー?」
照れ隠しに岡井の背後に回りチョークスリーパーをかます。
「あーギブギブギブ。本気で締めやがって…流石に口紅は早いと思うぞ。」
「…そうですね。」
えりかの顔は真っ赤だ。村上もニヤニヤしている。
>>28 「…めぐは楽しかった?」
「もー大変だったわよ。どんな映画見たい?って言ったら
『犬神家の一族』に『武士の一分』でしょ、それに『大奥』とか古臭いのばっかり!」
「ふーん岡井君、古いの好きなんだ〜」
「せめて『DEATH NOTE』とか『BLEACH』にしようよって言ったら
ジャンプは『北斗の拳』だ!って訳わかんないこと言い出すし。『魁!男塾』とか知らないっつーの。」
「『SLAM DUNK』ぐらいにしとけよ…」
「結局1を見たこと無いって渋るのを引きずって『NANA2』を見ちゃいましたけどね♪」
「「引きずりましたか…」」
「おとといは『お詫びだ』って言ってたじゃないかよー。」
「岡井君だって『ハチってカワイイな♪』って結構楽しんでたじゃない。バカみたい。」
「村上も『ヤスさん渋い…』ってうっとりしてたよなー、あのハゲのどこが良いんだ?」
「バーカ、子供にあの良さは分かりませんよ〜」
「何ですとー?」
「…どっちもどっちだな。」
「うん。」
>>29 うーん、人気レベルでは矢島も村上も遜色ないけど
こういう夫婦漫才?を見せつけられると現在は村上のほうに分があるなと思わざるをえない。
ただの「男友達」に終わりそうな気もしないでもないが…村上の性格からすると。
となると鍵はコイツの覚醒だな…
俺はハッパをかける意味で岡井の尻に軽く蹴りを入れた。
岡井は何のことか分からず目を白黒させていたけれど…
鈴木ちゃんたちの演目は終わったらしくステージを降りて観客たちにクラッカーを配っている。
俺たちももらった。
ステージ上の司会者がセレモニーの前口上を述べている。
「…それでは5からカウントダウンいきます!5!」
「4!」
「3!」
「2!」
「1!せーのっ!!!」
俺たちはいっせいにクラッカーをひっぱる。あちこちではじける音が小気味良く響く。
「「「「メリー・クリスマス!!!!」」」」
来年もこうして過ごせるといいなぁ。
あ、受験だった。
(おしまい)
仕事の合い間に書いてました。ロンリー野郎です(涙)。
梅さんにキスしてもらいたいというスケベ心から書き始めましたが一つの目標を達成できました。
んで次のEpisode.05 「スナップ&スクラップ」ですが、
どうも明朝から仕事が山盛りでちょっとこちらにお邪魔できない様相です。
勝手な言い分で誠に恐縮ですが再開まで少し時間をいただきたく存じます。
まだ序盤戦が終わったばっかりなのに申し訳ないです。
長文失礼しました。
乙
まだ先が長いみたいなんで楽しみに待ってる
ほ
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::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ほ
乙です
こういうクリスマスの内容は素直に読めないorz
37 :
名無し募集中。。。 :2006/12/25(月) 13:08:29.19 0
ほ
ぜ
ぜ
ほ
41 :
名無し募集中。。。 :2006/12/25(月) 16:40:00.59 0
ほ
ほ
ほ
今年のクリスマスイブは最高!!
何てったって、大好きな人と過ごせるんだから。
俺達の学年は男女の仲が結構良いほうで、その中でも俺達の班は凄い・・・と思っている。
俺とちょっとバカな友達、そして、千奈美と雅。土日とか普通にみんなで遊んでます。
今週の金曜日に「日曜日も遊ぼうぜ!」って言ったら、みんな普通にOKした。イブってこと忘れてんのかと思った。
そして、当日。
男2人は学校に行くのは遅い方なのに遊ぶ日は早い。といっても集合時間の10分前だ。
それに比べ、千奈美と雅は全く逆だ。可愛いから許せちゃうんだけど。
「ごめーん、遅れた?」
後ろから声が聞こえ振り向くと、いつもよりすごく可愛く見えた。
そう思っているなり、バカは千奈美の手を握ってどっかに消えてしまった。
いつもバカなくせに時々積極的で、恋となると人が変わってしまうようだった。
残った俺と雅は2人でいろんな店とかをまわっていた。
「あの2人、どこ行っちゃったんだろうね。」
「あいつ、性格が切り替わっちゃうとどうなるか分かんないからなぁ。」
何時間経ったか分かんなくなった頃、バカからメールが来た。
予定より長くなっちゃったので
続きはもうちょっとしたら書きます。
46 :
名無し募集中。。。 :2006/12/25(月) 18:40:06.38 0
ほ
『こっちはうまくいった。お前も頑張れよ!!!』
あいつらがうまくいってよかったと思うと同時に、俺も頑張らなきゃ!!って思った。
「なぁ、雅。ちょっと外行かない?」
「いいけど、あの2人は?」
「なんかもう帰っちゃったみたいだから、俺達は俺達で楽しもうよ。」
「そうだね。せっかくのイブだし。」
千奈美がいないんだったら・・・とか言われると思って焦ったけど、なんとか大丈夫だった。
2人で外に出ると、街はイルミネーションがきれいだった。
「うわー、すごい綺麗。」
「雅のほうが綺麗だよ。」
「えっ、あっ、えっ何言ってんのよ!」
雅の顔が赤かった。とっても恥ずかしがってるみたいだ。
「そんな照れるなって、ちょっと言ってみたかっただけ。」
「えっ、何それー、ひどくない?」
本気で怒ってるわけじゃないけど、ちょっと怒ってるみたい。
「でも、ほんとにきれいだよ。雅のこと好きだからよけいにそう見えちゃうのかも。」
なんか今、凄く恥ずかしい事言っちゃたかも?
「・・・それ、本気?」
「うん。この目を見てよ。嘘に見える?」
じーっと俺の目を見つめた後、軽く深呼吸をした。
「私も、君のこと好きだよ。」
俺は雅の手を取り、イブの街へと入って行った。
昨日書こうと思っていたけど今日になってしまいました
クリスマスで自分はうまくいってないのでちょっと書いてみたくなってしまいました
メリークリスマス!!
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
乙です
ほぜ
ほ
乙です!!!
乙
54 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 21:41:03.73 O
ほ
55 :
名無し募集中。。。 :2006/12/25(月) 22:01:48.07 0
ほ
56 :
続・最高:2006/12/25(月) 22:15:22.74 0
みなさんメリークリスマスです!
続きができたので一応書き込んでおきます・・・。
57 :
続・最高:2006/12/25(月) 22:16:47.68 0
△祭り会場到着・・・
今の時刻は5時半。
会場にはたくさんの出店がズラッと並んでいた。
「ぐへぇ〜人多いねぇ」
徳永が目を大きくして四方八方を見渡しながら言った。
「まぁ年に一度しかないからなぁ」
「○○、今日は楽しもーね!!」
「あぁ」
実はあんまり人が多いところとか好きじゃないんだけど
徳永の笑顔見てるとそんなことどうでもよくなってしまう。
「何こっちじろじろ見てんの?まさか惚れ直した?クスッ」
「そうかもな」
「もぉ…」
徳永の顔が赤く染まった。ほんと可愛いなコイツ。
58 :
続・最高:2006/12/25(月) 22:18:43.35 0
「2人の世界からそろそろ抜け出してくれないかなぁ?」
瀬尾が会場の地図を見ながら話しかけてきた。
「おぉわりぃわりぃ。つか、お前が地図見てるとか珍しいな」
行動力だけはあるみたいでいつもなら地図を見ずにあっち行くべ、こっち行くべ、ここどこだ?
という困った状態に陥るのが落ちだ。
学習したってわけか・・・
「まぁな。今日は彼女にいいとこ見せんとならんからなぁ。っふふ」
瀬尾らしい発言だった。
「これからどうする?団体行動?」
まぁおれはどっちでもいいんだけど。
「うん。まずは団体行動がいいなぁ」
熊井がズンと前に出てきて言った。
「じゃぁ団体行動で!」
よし。出発!
59 :
続・最高:2006/12/25(月) 22:20:35.87 0
「みんな!あれ見て!ちょーかわいくない?」
嗣永がサラリーマンのキャラのキーホルダーを指差した。
「かわいー!ほら、熊井ちゃんも見てみなよ!」
「ほんとだぁ!なんか頭にネクタイ巻いてたりしててウケルー」
女子ってこんなくだらないものが好みなのか?
変わってるな・・・。
「ほしいなら、買ってあげるけど?」
おぉ中村、頑張れ頑張れ!
でもこのタイミングで言ったら3人分買わされるぞ。
「やったぁ!中村くん太っ腹!」
ほら来た。徳永は遠慮しないぞ。
「じゃぁ色違いのやつ3つよろしく〜」
嗣永も絶対こういうのに自分のお金使わないだろうな。
「お金大丈夫?」
熊井は結構中村のことを心配しているようだ。
「あぁ。なんとかな。」
中村結構キツそうだな。
よし!ここは男の友情というものをみせてやる。
60 :
続・最高:2006/12/25(月) 22:21:59.36 0
「徳永の分は俺が払うよ」
「え?いいのか○○?」
「だってこれ1つ360円もするんだぜ?相当きついだろ?はい、お金」
「サンキューな。」
俺達はみんなに聞こえないようにコソコソやりとりをした。
そのころ女子たちはというと・・・
「私が最初にピンクとったんだからね!」
「違うもん。桃のほうがピンク似合うもん!」
「ちょっと2人ともやめなよ〜」
どうやら色のことでケンカをしているようだ。
「みんなピンクにしりゃいいじゃん」
おっ!瀬尾くんの登場待ってたよ!
「それもそうだね。っはは」
「うふふ。3人おそろいおそろい♪」
3人とも納得したようだ。
「よし!次行くぞ!」
「おぉー!」
俺達は再び人ごみの中を歩き始めた。
61 :
続・最高:2006/12/25(月) 22:23:58.79 0
「あれお化け屋敷じゃない?」
俺はすんごい怖そうなお化け屋敷を発見した。
「うわぁ〜怖そう・・・」
「え〜保田屋敷だってぇ〜」
「いかにも怖そうな名前だよねぇ」
「行ってみようぜ」
そういってみんな歩き出すと、1人だけつっ立っている子がいた。
嗣永だ。こういうの案外苦手なのか?
ツンツン。俺はゲラゲラ笑いながら先を行く瀬尾をつついた。
「ん?どした?○○」
俺は嗣永のほうを指さした。
「行ってやれよ」
「あ、あぁ。」
そういうと瀬尾は嗣永の方へと走って向かった。
62 :
続・最高:2006/12/25(月) 22:25:09.40 0
「どした?」
「怖い・・・」
「俺がずっとついててやるから。なっ?」
「・・・うん」
俺様ナイス!
「こっからあそこまでどっちが早いか競走な。よーいどん!」
「ちょっと待ってよぉー」
63 :
続・最高:2006/12/25(月) 22:26:52.78 0
お化け屋敷の門の前に俺たちは並んだ。
前には騒がしい子供たちが数人いた。
「えーなになに?」
俺は入り口の前にある説明を読んだ。
《決まりごと
・必ず2人で入ること。
・必ず前の人が進んで5分たってから入ること。
・必ず保田様失礼します。と言ってから入ること。
この3つを必ず守ること。守らないと・・・》
と、書いてあった。
「ペアはもう決まってるな。」
「あぁ。」
「じゃぁ最初は俺たちから・・・。」
64 :
続・最高:2006/12/25(月) 22:27:51.18 0
中村と熊井が最初に行くみたいだ。
もう、子供たちが進んで5分たったな。
「気をつけろよ!っふふ」
「おう。熊井行くぞ」
「ふぅ。うん!」
『保田様失礼します。』
中村と熊井が真剣に言うもんだから俺たちは噴き出してしまった。
「笑うなよな。結構恥ずかしいんだから・・・」
「はいはい。ほら、行けよ!」
そういうと2人は中へと入っていった。
「じゃぁ次は俺たちでいいか?」
「あぁ先行けよ。」
65 :
続・最高:2006/12/25(月) 22:29:12.80 0
嗣永が2番目に行きたいようなので俺たちは先を譲った。
「やっぱ戻ろうよ・・・」
「大丈夫だから。ちゃんと俺の手握ってれば・・・」
嗣永たちほんと大丈夫かよ。
まぁただのお化け屋敷だ。なんもないだろ。
「そろそろ5分たったな。よし行くぞ。」
瀬尾が嗣永の手をギュッと握った。
『保田様失礼します。』
嗣永の目には、もはや涙がたまっていた。
そんな嗣永を瀬尾はうまくリードしていけるだろうか・・・。
2人は中へと進んでいった。
66 :
続・最高:2006/12/25(月) 22:30:39.62 0
「お前さっきから何もしゃべってないけど大丈夫か?」
そう。徳永は屋敷の前にきてから無口になっていた。
「・・・だって・・・お化けいたらどうしようとか思って・・・」
「お化け屋敷なんだからお化けいるに決まってんじゃんか。っふふ」
昔っから怖がりだからなぁ。
「でも・・・」
「いつもの強気な徳永はどこにいったぁ?」
「・・・」
おっ、こりゃヤバイな。
俺はお化け屋敷好きだからどうってことないけど・・・。
「よし行くぞ。」
『保田様失礼します!』
徳永がおれの腕にしがみついてきた。
(と、徳永・・・腕になんか柔らかいものが・・・。)
そんなこんなで俺たちもお化け屋敷の・・・いや、保田屋敷の中へと進んだ。 続く
乙
続・最高さん乙です
:::::::::::::::::::::::::::::..
::::::\:☆ノノハ 乙クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
70 :
名無し募集中。。。 :2006/12/26(火) 01:14:46.95 0
ほ
ほ
ほ
ze
74 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 06:56:56.43 O
ほ
ほ
ぜ
ん
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::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
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マイハマン巡回中!
80 :
名無し募集中。。。 :2006/12/26(火) 12:42:14.78 0
ほ
ho
ho
ho
ほ
ほぉ
冬さんぽ終わってしまった
87 :
名無し募集中。。。 :2006/12/26(火) 17:24:05.22 0
ほ
ほ
90 :
名無し募集中。。。 :2006/12/26(火) 19:16:32.47 0
ほ
ho
92 :
名無し募集中。。。 :2006/12/26(火) 20:28:22.65 0
ほ
ほ
94 :
名無し募集中。。。 :2006/12/26(火) 21:23:18.96 0
ほ
投下待ち
96 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 22:59:20.08 0
ho
ほ
ほつ
99 :
名無し募集中。。。 :2006/12/27(水) 00:09:45.11 0
ほ
新作期待
ほ
ほぜんでがす
103 :
名無し募集中。。。 :2006/12/27(水) 01:59:15.69 0
ほ
ぜ
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朝保
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も
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112 :
名無し募集中。。。 :2006/12/27(水) 12:45:27.68 0
ほ
くわ
投下待ち保全
ho
116 :
名無し募集中。。。 :2006/12/27(水) 16:46:16.53 0
ほ
zenn
ほ
ぜ
ん
前スレの続きです
それからしばらく、お互い体育座りのまま無言の時間が続いた。
時々チラっと横目で桃子を盗み見ると、炎の明かりに照らされている桃子の顔は
どことなく憂いを含んだように見える。
その神秘的な横顔のイメージは、ただでさえ密着したことで早鐘を打っている
俺の心臓の鼓動を更に加速させる。
こうして人は人を好きになって行くんだろうか?
柄にもなくそんな事を考えていたら、左の肩に何かが乗ったような重さを感じた。
そちらを見ると、桃子の頭が俺の肩にちょこんと乗せられていた。
「早田君」
桃子は俺にもたれかかった状態で、言葉をつむいだ。
「ん?」
「今日はありがとう。桃に付き合ってくれて…」
「そんなお礼を言われるこっちゃないよ」
「これで桃にも2人だけの思い出が出来たから…」
そういえば、2人で何かしたっていうのはあの『出会い』を除くと初めてかもしれない。
桃子は体を起こしまっすぐに俺を見据え、静かに目を閉じた。
彼女のその仕草に誘われるかのように、俺も目を閉じる。
そして数秒後、二人の唇が重なった。
「んもう、告白より先にキスって、ずるくなぁい?」
唇が離れた後に放たれた、桃子の先制攻撃。
「ええぇ〜?」
「そこはさぁ「桃子、愛してるよ」とか何とかカッコいい言葉を言っちゃったり
なんかしてからじゃないかなぁ」
「う…」
まぁそう言われればそういうものかも。今からでも言ってみるか。
そう考えた俺は精一杯カッコつけた、男の渋みを十分に出した表情を作り出し
普段より若干トーンを下げた声色で言ってみた。
「桃子、愛してるよ」
きょとんとした表情の桃子。
うむ、俺のカッコいい魅力爆発で声もでないか。
と悦に入った瞬間、桃子が腹を抱えて爆笑した。
桃子ってこんな笑い方もするんだ、とこっちが感心してしまうくらいの見事な
爆笑だった。
124 :
932:2006/12/27(水) 19:23:58.81 0
年内に最低でもあと1回は更新したいと思います。
また続きが出来たら書かせていただきます。
ぅおい!続きが早く読みたいorz
932さん乙です
早田君ももこに告白しちゃっていいの?めーぐるにしばかれちゃうよ
早田墜つ
激しく乙です。
いい展開になってきて続きがすんごい楽しみです!
128 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 19:37:55.40 O
ほ
ぜ
130 :
名無し募集中。。。 :2006/12/27(水) 20:50:13.31 0
ん
年末過疎化阻止保全
132 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 21:40:02.45 O
うおおお約半月ぶりくらいに読んだら大変なことになってるじゃまいか!!
めぐはああああ?!にょおおおおお!
133 :
名無し募集中。。。 :2006/12/27(水) 22:01:17.49 0
ほ
ここまで更新しました。
136 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 22:50:23.29 0
まとめの人乙です!
137 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 22:57:34.39 0
年末年始の大計画
なにやんの?
ほ
乙
このスレ72まできたのかぁ
一時消えたのにね
あっちもこっちも復活はすごいな
住人も代わっちゃったのかな?
保全
何が復活したの?
風が強いな保全
143 :
名無し募集中。。。:2006/12/28(木) 00:41:08.27 0
じゃあ俺も付き合って保全
ほ
桃子だったのか・・・
146 :
名無し募集中。。。 :2006/12/28(木) 02:37:00.13 0
ほ
ほ
ぜ
ん
ほ
ほ
ho
ze
年末保全
155 :
名無し募集中。。。:2006/12/28(木) 11:45:49.48 0
n
156 :
名無し募集中。。。 :2006/12/28(木) 12:41:00.94 0
ほ
ho
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::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ももこになるのもいいよ
強風保全
161 :
名無し募集中。。。:2006/12/28(木) 15:05:21.54 0
ぽ
932さん乙です!!
桃子といい感じになりそうですね
でもそうするとあの人とあの人のお姉さんが黙っちゃいないですよね?(←こうならなくてもいいですけど)
続き楽しみに待ってます
ho
164 :
名無し募集中。。。 :2006/12/28(木) 15:45:00.10 0
ほ
ほ
ほ
ほっ
世間の風当たりが強い保全
ほ
ぜ
171 :
名無し募集中。。。:2006/12/28(木) 19:58:14.85 0
ん
投下待ち
ho
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
175 :
名無し募集中。。。 :2006/12/28(木) 21:50:38.19 0
ほ
ほ
ほっほっほ
178 :
名無し募集中。。。:2006/12/28(木) 23:10:27.35 0
おほほほほ
ほ
180 :
名無し募集中。。。 :2006/12/29(金) 00:24:47.73 0
ほ
ほつ
ぜひめぐENDと桃子ENDを
ほ
ho
ほ
>>123 ようやく笑いが収まった桃子が涙を拭きながら言う。
「あーおかしかったぁ。早田君てギャグのセンスあるねぇ」
「ぎゃ、ギャグ?」
「だってぇ、いつもの早田君の声と全然違うもの。桃、久しぶりに本気で笑っ
ちゃったぁ」
「そ、そうですか…」
どうやら俺が出そうとしてた渋みは、悲しいことに全く伝わってなかったようだ。
そして桃子が意外な言葉を投げかけてきた。
「そうだ、ひとつ聞きたいんだけどぉ、いい?」
「なんでしょう?」
「あのね、他の子……ともキスとかしちゃったり…してるの?」
「は? 他の子?」
「えと、その、愛ちゃんとか、友理奈ちゃんとか……」
うぇぇぇ!
俺、すごい事聞かれてます!
とりあえず全力で否定する。
「してないしてない! 全くございません!!」
「それじゃぁ、早田君がキスしたのはぁ、桃だけってこと?」
「そうそうそのとおり、桃子だけだって」
「ふ〜ん、そぉなんだぁ、そっかぁ…」
帰れるかどうかわからないのに、無人島の洞窟の中で何この会話。
緊張感のかけらもないな。
いや、生死とは別の意味での緊張感はあるが…
「でもぉ…、言い方はともかく、桃、さっきの言葉本気で受け取っちゃうけど、
いいのかなぁ?」
「さっきの言葉?」
「あれよぉ。告白の言葉。桃、あの時言ったでしょ。告白は男の子からする
ものだって思うから待ってるって」
そう言えば、三本杉で会った時にそんな事を言われたような気が……。
桃子を好きだという気持ちに嘘はない。
ただ、それがめーぐるや友理奈とどのくらい差があるのかと聞かれたら、正直
なところ自分でもまだわからない。
でも、事実吸い込まれるようにとはいえ俺からキスもしているし、桃子は明確に
自分の意思を表明している。
あんな形で出会い、こうして今いるのも、桃子との運命か。
そして、俺も同じところで立ち止まっていないで、一歩踏み出す時かもしれない。
よし、決めた!
女は愛嬌、男は度胸!
「本気で、受け取って……いいよ」
ちょっと恥ずかしくて、桃子の顔を見ずに俺は言った。
隣で桃子が息をのむのがわかる。
俺は肯定の言葉を言ってしまったら、なんだか気持ちがスッとして楽になった
感じがした。
しばらくして、桃子が言った。
「うれしい……。桃、もうここから帰れなくてもいいや……」
「いや、それは困るでしょ」
「そうなの?」
「そうでしょ」
「そっかぁ」
「そうだよ」
「そうだね」
何このバカップルみたいな会話?
だがそれがいい。
「えっと、桃、本当に本気で早田君の言葉を受け取っちゃうので、そのつもりで
これからよろしくね」
「こちらこそよろしく」
俺と桃子はお互いに頭を下げあい、そして顔を見合わせて笑った。
続きます
190 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 08:58:44.79 0
はい、お疲れお疲れ
932さん乙です
ほ
乙です!桃とくっついっちゃった・・・?
今後の展開がとても気になるところですが
なっきぃの出番がorz
932さん乙です
このまま終わるのかと思ってちょっと焦りました
でもこの付き合いかたは早田君が本当に好きかどうか怪しいですね
LOVEとLIKEの区別ができてない気がする
でもももちが悲しむ姿も見たくない…
何はともあれ続き待ってます
乙
今後の展開が楽しみ的保全
197 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 13:54:47.89 0
保
おやつ保全
乙です!まさかこんな展開になるとは予想外
いやでもあんな場面になったらそりゃプロの手に落ちるわな
続き期待してます!
932さん乙です
早田君は完全にみやびちゃんという悪魔の存在を忘れちゃってるね
自分的には早田君がMに目醒めてみやびちゃんと…っていう展開を妄想してみたり(ry
続きwktkで待ってます
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
202 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 17:49:20.44 0
ほ
初雪保全
ほ
パシャパシャ…
暗闇の中での軽い水音。
頼りになる明かりは手元のセーフティーライトだけ。
現像液の中で印画紙が次第に像を結ぶ。一番ワクワクする瞬間だ。
たとえ焼き増しであっても。
適当なところで反応を止め定着させて乾燥にかける。
作業を終えホッと息をつく。今年はここまで。
注文分の焼きましを終え暗室を出た。
ドアを開けると昼の陽光が眩しく思わず目を細める。
視界の端に小さな人影が見えた。
ひっつめ気味に縛った髪にメガネ姿…
…中島早貴さんだった。
>>205 「「あっ…」」
見事に被った。しばし沈黙。
反射的に出た言葉だったので上手く二の句がつげない。
少し緊張もしていた。
重い空気を振り切るように思い切って尋ねてみる。
「中島さんは…取材?」
「うん、初詣で3年の久住先輩と上原先輩を取材しようと思ってて。その日程確認で3年生の教室まで。」
「補習か…受験も近いもんね。」
「それで…お願いしようと思ってたんだけど丁度良かったから今言うね。」
「何?」
「1月2日の取材、写真撮影で同行してくれないかな?初詣ついでに。」
「……」
207 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 19:46:08.17 0
ほ
>>206 な、何ィ!?
取材名目とはいえ女子から誘いがあったのは生まれて初めてだった。
うれしさと緊張で言葉が出ない…
中島さんは僕の沈黙を拒否だと受け取ったのか
「あ、予定が入ってるならいいの。写真がなくても記事はできるから。」
「いいいいや、全然ヒマだよ。ヒマじゃなくても無理やり空けます、はい。」
「くすっ。ありがとう。」
「どういたしまして。」
馬鹿丁寧に言葉を返す。物慣れない自分に多少凹む。
中島さんは僕のリアクションがおかしかった様でしばらく笑っている。
どちらから言葉をかけることもなく一緒に部室を出た。
新聞部と写真部、仕事柄つるむことが多いせいか部室はほとんど共同だ。
ホントは部員が少ないせいかも知れないけど…
>>208 …冬休み中も部活をやっているところは多かったが、
さすがに29日ともなると部活も活動納めで校内は閑散としていた。
そのせいか吹きすさぶ寒風もいつもより冷たく感じられる。
校門を出て駅前へ向かう。
何を隠そう女子と二人並んで歩くのも初めてなのだ。
初物尽くしの緊張で胃が裏返りそうになる。
「毎回大変そうだね。」
「そう?」
「だって行事のたびに撮影でしょ?おまけにそれを売るものだから焼き増しもバカにならないし…」
「確かにそうだけど…外で頼むよりは安上がりだし、それに勉強にもなるよ。」
「勉強?」
「うん。」
「どうして?」
何となく話し始めた。
(続く)入れ忘れてました。
こんばんは。
Class ℃〜Episode.05 「スナップ&スクラップ」始めます。
今回は少し長丁場になりそうです。
気長にお付き合いいただければ幸いです。
211 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 19:53:55.65 0
うmご苦労
乙です
213 :
名無し募集中。。。 :2006/12/29(金) 21:00:07.73 0
ほ
乙です
糞祭中につき保全
216 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 22:33:16.73 0
(゚∀゚)がうざい
ho
乙です!!nkskキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
ナッキー
220 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 23:40:40.43 0
ho
なかさきちゃん待ってた
222 :
名無し募集中。。。 :2006/12/30(土) 00:14:31.06 0
ほ
223 :
名無し募集中。。。 :2006/12/30(土) 00:30:29.14 0
ほ
栞菜もそろそろお願いします
ほ
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::::::.\:★ノノハ のにゅ♥
::::::.ミゝ从*´∇`)つ
::::::⊂__つノ
のにゅのにゅマン巡回中!
保全
ほ
ほ
あさですよ
ほ
うほっ
ほ
234 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 11:29:01.23 0
class ℃氏乙
愛理はまだですか?
235 :
名無し募集中。。。 :2006/12/30(土) 11:58:21.16 0
ほ
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::::::.\:★ノノハ のにゅ♥
::::::.ミゝ从*´∇`)つ
::::::⊂__つノ
のにゅのにゅマン巡回中!
237 :
名無し募集中。。。 :2006/12/30(土) 13:16:00.29 0
ほ
ほ
ほ
240 :
名無し募集中。。。 :2006/12/30(土) 16:40:36.06 0
ほ
ほ
242 :
名無し募集中。。。 :2006/12/30(土) 17:28:37.57 0
ほ
>>224 >>234 人物相関図を作ったらあまりにも膨大でちょっと圧倒されております。
話自体は考えておりますので後はどの流れで投入しようかと思案しております。
テンポを重視するあまりチョット薄かったなぁ。導入部。
夜にまた来ます。
乙です
待ってます
ほ
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247 :
名無し募集中。。。 :2006/12/30(土) 21:13:43.39 0
ほ
>>209 …小さい頃から何となく写真を眺めるのは好きだった。
「きっかけ」は5年前の本屋さんで見た「ナショナル・ジオグラフィック」の表紙。
夜空に輝くオーロラの写真だった。
地上の木々の黒々としたシルエットと対照的な虹色に輝くオーロラ…
静と動の鮮やかなコントラスト。
たった一枚の写真だが伝わってくるものはたくさんあった。
自分もいつかこういうのを撮ってみたい…
人や動物、植物、自然はもとより建物でさえも見せる表情は時々刻々と変化する。
同じところに安定していることはない。
その時の「一瞬」を切り取る。
それを印画紙に焼き付ける、「永遠」に。
自分なりの「永遠の一瞬」を捉えたいと思うようになっていた。
写真はそういうことができるはずだ…
>>248 中学に入り僕は写真部に入った。
新天地で新しいことをやるには絶好の機会だった。
しかし現実の写真部の活動は思ってたのと全然違っていた。
学校の公式行事での写真撮影や新聞部との取材など事務的な「仕事」がほとんどで自分の「作品」を撮っているヒマは全くなかった。
仕事量のわりには人数が少ないため一年生でも「猫の手」として駆りだされ、忙殺されて一年生は終わった。
…こんなはずじゃなかった。
>>249 辞めようかと思って顧問の渡辺先生に相談したところ、先生は
「日本の近代写真の生みの親の一人木村伊兵衛は『スナップショットの巨匠』って言われててな、
愛機のライカで雑談中でも巧みな写真を撮ってたそうだよ。」
「!」
「こちらもまた偉大な写真家である土門拳は逆にどっしり腰を据えて対象を凝視し、がっちりと捕らえる写真を撮った。」
「……」
「まぁ極端な例だし好みもあるだろう。だけど自分次第で「記録」にも「作品」にもなるんじゃないかな?」
…目からうろこが落ちた。
自分次第で「作品」になりうる。
そう考えると今まで「仕事」と考えていた撮影も多くの「機会」があるということだ。
自分は恵まれた環境にいるんだ…
それからの僕は「仕事」だとは考えなくなった。
「作品」を少しでも多く撮りたい。
相変わらず多忙だったけど、それからの撮影は楽しくてしょうがなかった…
>>250 …気がつくと駅前に来ていた。
かなりの時間独演会をやっていたらしい。
せっかく中島さんとしゃべる機会だったのにほとんどひとりで…
後悔と恥ずかしさで顔が熱くなる。
「…ごめん。つまんなかったよね。」
「ううん、面白かったよ。真剣だなぁって何だか羨ましくなっちゃった。」
「中島さんは…新聞、面白くないの?」
「面白くない…というか、中途半端だなぁって」
「中途半端…」
「うん、好きではじめたことなのに…あっ。」
驚いたような中島さんの視線をたどると…
本屋の前にC組の矢島さんと岡井君がいた。
>>251 「舞美ちゃん…」
遠目だが二人は楽しそうだ。
どちらかというと矢島さんの方が積極的に話しかけている。
やがて矢島さんが近くのマクドナルドを指差し岡井君が頷く。
立ち話もなんだし、ということなのだろう…
中島さんはさっきから黙ったままだ。
まさかね。
>>252 「中島さん…」
沈黙を破るように思いきってたずねてみる。
「…つけて…みない?」
「はぁ?」
「何か…面白そうじゃない!?」
「……」
面白いときたか。さすが新聞部。記者魂ということなのか…
自分の中の中島さん像と違っていて若干戸惑う。
もしかすると結構快活な女の子かもしれないな…
意外な思いにうたれながらも彼女と秘密を共有するのは楽しかったし、
岡井君が気になるって訳でもないらしいのは何となく嬉しい。
柄にもなく思わず承知してしまった。
「よし、行こうか。」
「ふふふ、そう来なくっちゃ!」
僕らは先に行く二人に見つからないよう注意しながら後をついて行った。
(続く)
乙です。
乙。
>>253の前半、
たずねてみる→「つけてみない?」が主人公だと思ったが、
たずねてみる→「中島さん」で、「つけてみない?」→中島さんってことでよいのでせうか?
256 :
名無し:2006/12/30(土) 22:42:09.07 O
そ
>まとめの人氏
まとめの完結作品の中の【空色】のリンクが「デスクトップ」の「新しいフォルダ」になってるんですが、これは・・・
あーそこだけ直しました_| ̄|○
259 :
名無し募集中。。。 :2006/12/31(日) 00:10:15.12 0
ほ
>>255 あー確かに「たずねてみる」と地の文を後ろに付けたのが拙かったですね。
「つけてみない」は中島さんになります。
自分では分からないところもあるので…^^;
261 :
友か恋:2006/12/31(日) 00:49:08.66 0
「○○くん〜」
静かな美術室にその声が響いた。
またかと思い声のするほうへ向くと一人の少女がいた。
「なにか用?。梨沙子ちゃん」
「一緒に帰ろう?」
そこには菅谷梨沙子ちゃんが屈託のない笑顔で聞いてくる。
「今、部活中だから」
「ね〜え。帰ろ〜よ?」
「だから、部活中なの」
「・・・○○くん、りぃと一緒に、帰ってくれないの?、う、うぅ」
梨沙子ちゃんはさっきまでの笑顔から目には涙があふれ泣いていた。
262 :
友か恋:2006/12/31(日) 00:49:54.83 0
「・・・、部長・・・今日も帰らして下さい。」
「梨沙子ちゃんが泣いちゃしょうがない。○○、今日は帰っていいぞ」
部長は迷うことなく、あっさりと帰宅の許可を出した。
確かにウチらの美術部は一応毎日活動となっているが、堅い部ではなく、顧問の先生がくる月・金だけ来ればいい事になっている。
しかし、そろそろ文化祭に出す絵を描かなければいけない事もあり、部員のほとんどは毎日出席していた。
「ほんとっっ!!じゃあはやく帰ろうっっ!!」
梨沙子ちゃんは軽く部長に礼を言い、すぐにおれの手を掴んできた。
さっきまで泣いていたのが嘘のように笑顔になっている。
263 :
友か恋:2006/12/31(日) 00:50:36.52 0
梨沙子ちゃんは隣の家に住んでいて、幼いこらからオレになついている妹みたいな存在だ。
小一のころ引越しで遠くへ行ってしまったが、今から半年前にまた戻ってきた。
なんでも両親が離婚して、今は母親と二人で暮らしている。母親は遅くまで働いているのでちょくちょくオレの家で夕飯をごちそうしていた。
そんなこともあり、幼い時以上に梨沙子ちゃんはオレに頼ってきていた。
「今日は愛理ちゃんどうしたの?」
「きょうは、愛理休みなの・・・」
手をつなぎながら廊下を歩き出した。かなり回りの視線が痛い。
梨沙子ちゃんは一年生の中で一番人気がある。学校全体でもC組の嗣永や同じクラスの夏焼に負けないくらい人気がある。
しかし梨沙子ちゃんは何も気にせず話を続けてきた。
「だからりぃ今日は一人なの。でも○○くんと帰れて嬉しいよ!!」
「・・・それはどーも」
相変わらずな梨沙子ちゃんに思わずため息が出た。
続きます
乙です
これからどうなるのか気になります
新作キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!
烈しく乙です!!
両氏乙
268 :
名無し募集中。。。 :2006/12/31(日) 02:36:21.47 0
ほ
ぜ
ほ
ん
ほ
273 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 07:18:05.47 0
ぜ
ん
年末投下待ち
276 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 08:26:10.28 0
保全
ほあ
ほ