1 :
名無し募集中。。。:
2 :
1:2006/12/19(火) 07:40:15.47 O
つーわけでチェックしたらいきます!
3 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 07:45:40.88 0
おせーよ!
…なんと説明すればいいものか。
私の首にかかった銀色に光るものはホイッスルというヤツだ。
片腕にはバスケットボールを抱えている。
「小春、おまえが審判を務めるんだ。こいつらはおまえに「誰を残すか?」って
選択を迫ったんだよなぁ?さっきも言ったがそれは決して間違っていないんだぜ。
だから俺はこいつらのそんな考え方も尊重したいッ!!」
吉澤さんの考えとは、両チームにバスケの試合をさせて勝ったチームに
『夢の島』を使う権利を与えるというものだった!!
そのために4人ずつのグループを分けたのである…尚、第一発見者の私と部長である
吉澤さんは無条件であの教室を使うことができることに決まった。
私としてはそれだけでお腹いっぱいだ。
あとは道重さん"だけ"加わってくれれば何もいう事はないが…
審判という立場に立たされてしまった今、私情は捨てねばなるまい。
試合はコート全面ではなくハーフコートだけを使用し、両チームで一つのゴールを
奪い合う、いわゆるストリートバスケのルールで行う!!
ゴールが一つなので、相手のボールを奪ったら必ずリセットゾーン(コート全面を
使用する際に言う中央線)までボールと両足を戻して初めて攻撃を開始できる!!!
試合時間は十分ッ!!
シュートはフィールドゴール一点、2ポイントラインの外からのシュートは二点!!
ハーフコートなので開始はジャンプボールではなく先攻、後攻を決めて試合を始めるッ!
「でも吉澤さぁん。ハーフコートで4on4ってことは、コート内に八人も入ってる
状態になるんですよね?小春的には〜…それってすッごく狭いと思いますっ!!」
「理想は3on3だよな…そーすると選手交代性を採用したいんだけど、試合時間十分っつー
短い時間でそれはちょっと厳しいじゃん?校外にランニングに出て行ったバスケ部の連中が
いつ戻ってくるかわからないから、それ以上試合時間を伸ばせない…って〜のもあるが、
小春は今のこいつらに試合を端から黙って見ていられるヤツが一人でもいると思う??」
吉澤さんに促され、私は八人のかしまし娘に目をやる。
その豹のような目つきと鷹のようなオーラは言葉にせずとも
『自分がこいつらを出し抜いて奥歯ガタガタいわせてやる』
と語っていた。
なるほど、この様子じゃ選手交代はまずないな。
「それと…一つだけ忘れないでほしいことがある」
吉澤さんが真剣な眼差しで私を射抜いた。
いつだったかの指令の時と同じ、マジメな表情だ…吉澤さんがこうなった時だけ、
私は彼への想いを忘れかけてしまうほど身が引き締まるのだ。
「これはフットサルにも言える事なんだが…ストバスには『こうじゃなきゃダメ』とか
『こうであるべき』っていう共通のルールはないんだ。それに試合が始まったら
何が起きるかわからない。いざとなったらその場で勝手にルールを考え作るような事に
なってしまってもいい。要はみんなが楽しけりゃいいんだ…例え何かを懸けた闘い
だったとしても…私は小春の判断力に期待しているよ」
「・・・・・・・・ハイッ!!!!!!」
バァ〜ン☆
公正なるジャンケンの結果…
先攻は藤本さんをリーダーとした道重さん、れいな先輩、亀井さんの四人で
結成された『チーム・ミキティ』!!
後攻は新垣さん率いる高橋さん、紺野さん、小川さんが結束した『チーム・ガキさん』!!
「美貴達からのプレイボールなんて幸先良すぎるぜ…ワリィなぁ麻琴ォ。
たぶんオメーらにボールは回らねぇよ」
「勘違いされちゃあ困るゼ〜oioi。ハンデにしちゃあ足りないくらいだナ…」
試合開始直前になっても二人はいがみ合っているようだ。
いや二人だけではない…みんな相手チームに対しそれぞれの念を抱いている。
う〜む…気持ちはわかるがこんなんで吉澤さんの言うように
「楽しく試合!!」なんてできるンだろうか?
「さぁ、とっととおッ始めるばいッ!!」
「小春ちゃん、試合開始のホイッスルを鳴らすの!!!」
「ちょっと待て、おまえら」
急いている彼女らに静止を呼びかけたのは他でもない、吉澤さんだ。
彼はジャージのポケットに手を突っ込んだまま、女の子しかいないコートに
ツカツカと入り込んできた。
「何だ?よっちゃんさん、こっちは早く決着つけたくてウズウズしてるってぇのによ〜」
「まぁまぁ…みんな、何か忘れてやしないか??」
そう言ってポケットから右手を出し、下を向けて差し出す。
「俺ら十人には…何かをやるぜって時に"すること"があったよなァ〜?
舞台の本番前とかよぉ〜ここ一番に団結するときにする儀式みてぇーなもんがさァ」
「・・・・・・・でも、それをみんなでやるのかヨ?」
「こいつらとこれから闘うンやよ?」
「僕もここでソレをやるのはなんか変だと思うなァ」
「押忍に始まり押忍に終わるっていう武道の真髄とか知らない?
勝っても負けても恨みっこなし、正々堂々と勝負…これで決着がついて
どっちのチームが『夢の島』を使うことになっても決して喚いたりしないと
全員で誓うんだ。当事者も傍観者も関係ナシにな…!!」
吉澤さんがそう言うと、みんな静かになる。
きっと全員自分の心の中で何かと葛藤し、納得しようとしているのだ。
そして…
「しゃあねぇ・・・・・・やるか!!」
「そうですね。勝っても負けても恨みっこなし…です!!」
「かなわないのだ、吉澤さんには…ニィ」
やがて、差し出されていた吉澤さんの右手に全員が手を乗せ、
私たち十人はコートの中で円陣を組んだのだった。
8 :
1:2006/12/19(火) 08:20:49.68 O
「 が ん ば っ て い き ま っ ・ ・ ・ 」
「「「「「「「「 し ょ い ! ! ! 」」」」」」」」
ピィーッ!!
試合開始ッ!私が鳴らしたホイッスルの音が体育館に響き渡る!!!
先にボールの主導権を握っているのはチーム・ミキティだ。
藤本さんはバスケットボールを規則正しくドリブルしている。
「へへん…美貴、球技は得意なんだよね〜。オルァどきなッ!!!」
華麗なフットワークで藤本さんが紺野さんのディフェンスを交わす。
さすが球技は得意と言うだけのことはある動きだ。
去年の秋に行われた球技大会でのドッジボールでも彼女は大活躍だったと聞いている。
ちなみに藤本さんの本命は私と同じバレーボールなんだそうだ。
そんな藤本さんの前に新垣さんが立ちはだかった!!
「ガキさん…あんたはバスケ得意なんだってなァ〜?でも美貴を止めることは
できねぇぜーッ!!この試合、あたし一人で十分だ!!!」
「甘いのだ、もっさん…バスケはチームプレー!!誰か一人のスタンドプレーで
勝利をつかめるほどヌルいスポーツではないのだッ!!!」
「ぬかせッ!!ほらほら、右がガラ空きだよ〜んッ!!!!!」
藤本さんが新垣さんの右へ出る!新垣さんは俊敏に反応して右へ身体を動かすが…
なんと藤本さんは右へ出ると見せかけて左へ抜いていったんだ!!!
視線だッ!右に視線をやりながら左へ動いたんだ!!!
なんというフェイク!!藤本さんはなかなか出来る人だぞ…
しかし何故だろう?
新垣さんってば、抜かれたハズなのに一瞬『ニィ…』と微笑んだような…
「このまま行かせてもら…アレ?」
ドリブルの規則正しいリズムが途切れた。
その理由は一つだッ!!
「ボールがねぇッ!?」
そう、藤本さんの手からボールがなくなっていたのだ!!!
ダムッ…ダムッ…ダムッ…
か、彼女の代わりにボールをついているのは…!!!
「oioiミキティ。ワタシらにボールは回らないんじゃなかったのカイ??」
お、小川さんだ…!!!!
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド
見えなかったッ!!
小川さんは…いつ藤本さんの手からボールをカットしたんだ!?
「もっさんが左へ抜けていくのはわかっていたのだ…例え視線でフェイクしようとも、
足を一歩右へ踏み出そうとも…すべての動きの要である腰を見ればどちらに
進むかは一目瞭然ッ!!あえて抜かせたのだ…まこっちゃんへ繋げるために!!!」
「ちッ…経験者ってのは伊達じゃあねぇみてーだな…しかも麻琴のヤツは…!!」
小川さんは、スイスイと滑らないはずの体育館の床をまるでスケートリンクの上を
滑走するように進み、道重さんや亀井さんを華麗に抜いていく!!!
早い…早すぎるドリブルだ!!!
あのスピーディーな動きッ!!間違いない…彼女はッ!!!
「FRIENDSHIP…麻琴テメーッ!!まさかスタンドで摩擦をなくして…ッ!?」
「これがホントの『スタンドプレー』…なんてネw」
おどけながら、あっという間にリセットゾーンまで戻ると、そこからは
チーム・ガキさんの攻撃が始まる!!!
「みんな、ワタシに追いつけるカイ?無理だよなァ〜例え亀ちゃんのように
足が速かったとしても…ワタシを捕らえることは出来ないゼーッ!!!」
「や、やべぇ…誰か麻琴を止めろーッ!!ゴールに向かわせるな〜ッ!!」
ついさっきまで余裕そうな表情を浮かべていた藤本さんに急に焦りの色が見え始める。
それもそのはずだ。仮に小川さん止めに入っても、そのスピードは尋常ではない。
これはチーム・ミキティにとってかなりの脅威じゃあないだろうか…?
「止まるばいッ!!」
ゴールを目前にした小川さんの前にれいな先輩がディフェンスに入ったッ!!
でもダメだ…きっと他のみんなのようにすぐにスイッスイと抜かれてしまうだろう。
「どらぁッ!!!」
「おっとっと」
ちょん。
れいな先輩のカットは惜しくもボールに指先がちょびっと触れただけで
虚しく宙を切り、小川さんに先を行かれてしまった。
その先のゴール前には誰もいない…すべてのディフェンスは突破されたのだ!!
早くも先制点をとられたか…と思ったその時!!!
ドズンッ!!!ゴロゴロ…
ドリブルとは明らかに違う、何か重たいものが床に落ちた振動が私の足に伝わってきた。
スカスカ…
「あ、アレ??」
小川さんはボールをドリブルしていた手を空振りさせ、
そのままゴール下へとたどり着いてしまった。
「よかったばい。指先だけでも触れることが出来て…」
「お…oioiれいな!!おま…」
「ボールを石に変えたと。石は弾まんもんなァ〜?さて、こっから
れいなも張り切っていくんで世露死苦ッ!!!」
ボールを石に変えるッ!!
れいな先輩は初めからそれを狙っていたんだッ!!!
彼女が『デュエル・エレジーズ』で石にしたボールはみるみる元の橙色に戻り、
再び普通のバスケットボールへ姿を変えたのだった。
「ちょ、ちょっとタンマッ!!ボールを石に変えるとかよォ〜それ違くナイ??
バスケしゃなくない??これはファウルじゃあないのカイ??小春ぅ〜っ!」
「そんなこと言ったらまこっちゃんのFRIENDSHIPだってファウルだと思うの」
「でもワタシはボールを攻撃したりしてね〜ゼ?」
小さな言い争いが始まってしまった。
やれやれ…これは困ったな。
「これはどうなのさ、小春ちゃん」
「そうですね…ルール上はボールを蹴るのは反則ですが…別にスタンドで
攻撃しちゃあダメとは書いてないですからね」
吉澤さんが手帳にわかりやすく書いてくれたバスケのルールに目をやりながら、
そりゃ書いてるわけないかと我ながら思う。
「そもそもストバス自体のルールが曖昧なんですっ。こうじゃなきゃダメ!っていう
ルールはありませんからね」
…というのは知っての通り吉澤さんの受け売りである。
彼は隅っこで壁に寄りかかり黙って私達を見つめていた。
「じゃあこうしましょうッ。スタンドで相手チームの選手そのものを攻撃するのは
ファウルとします。ボールやそれ以外の物に対してはファウルをとりませんっ!!」
その時、私は思った。
『いざとなったらその場で勝手にルールを考え作るような事になってしまってもいい』
吉澤さんが言っていたのはこの事だったんだ。
そうだ…ここにいる私達は、少なからず普通とは違う。
だから試合展開も普通のそれとは変わってくるに決まっているッ!!!
と、いうわけで…
「試合再開ッ!!!」
ピーッ!!
ホイッスルを鳴らし、さっきの状態から再び試合は動き出した!!!
「れいなは一人で攻めようなんて思わんッ!!今こそ友情パワーをフルに
使うっちゃ!!さゆーッ!!!」
少しドリブルしてリセットゾーンに戻りつつ、れいな先輩は道重さんにパスを回す。
高橋さんがれいな先輩のディフェンスに来たようだが、どうやら無駄骨だったようだ。
さらにパスは回る。
「絵里ッ!!!」
道重さんは意外にも的確な位置にボールを投げてみせた!!
偶然かも知れないがうまいッ!!これはリセットゾーンに向かって走っている
亀井さんに美しくパスが通るぞ!!!
これからチーム・ミキティの攻撃が再開されるだろう!!!
と、誰もが思った矢先…
バスッ!!!
…亀井さんにボールが回ることはなかった。
一言で言ってしまえば、パスカットされてしまったのである…
そう…風のごときスピードを持つ小川さんに!!!
「スタンド…使ってもいいっつーなら存分に使わないとナ…ボールを奪われちまった時は
正直ヒヤッとしたが…なんてこたァないゼ。また取り返せばいいだけの話さ」
うぅむ…この人はバスケにおいて敵に回せないタイプだなぁ…
小川さんのスピードはチーム・ミキティにとって恐らく一番の脅威であろう。
「まだリセットゾーンには戻っていないなァ?つまりワタシらの攻撃は続くッ!!!」
ギュウンッ!!小川さんがボールをドリブルせずに両手でしっかり掴んだままコートを滑走し始めた。
バスケではドリブルせずに三歩以上あるくとトラベリングというファウルが科せられる。
だが驚くべきことに、小川さんはドリブルをしてはいないがトラベリングの条件は満たしていなかったのだッ!
「『ピボット』だゼッ!!軸足さえ踏み出してから動かさなければ
トラベリングにはなんないのサ!!なぁ小春ッ!!!」
「そ、そうですけど…」
軸足である右足を全く動かさず、左足を床につけないよう、小川さんはゴール目指して一直線だ。
で、でもなんかズルいような気がするーッ!!!
「両手で掴んでいるからカットされることナシッ!!掴みにきたらファウルが
かかるのはそいつッ!!侵攻!蹂躙!!破壊ッ!!これぞ攻防一体の攻めだゼーッ!!」
体重移動を駆使して亀井さんやれいな先輩をなんなく交わし、再び小川さんがゴールを目前とした!
今度こそチーム・ガキさんの得点だろう…
ところが、このバスケ勝負は予想をことごとく裏切ってくれるものであった。
「アホかッ!!!!!!!」
ドギャスッ!!!!
藤本さんの罵声が響くと同時に、勢いのついた小川さんがボールを持ったまま宙に浮いたのだ!!
「ooooooooooooooooooooooooiィッ!!?」
なんとも情けない声をあげながら、小川さんはそのままゴール下を通り過ぎ、
ガッツ〜ンと頭から突っ込んでいった。
「あ〜あ…ラインから出ちまったなァ麻琴。こりゃあ〜スローインだなーッ!!!」
「い、イテテ…お星さまが回ってるゼ。つーかちょっと待てヨ、ミキティ。
アンタいまワタシに足ひっかけただロ?」
「なんのことだよ?冗談はよせやい」
「コンコンは見ましたよ。ミキティは麻琴のコースに足を出して転ばせました」
「おいおいちょっと待ってくれよ。二人して美貴をハメようってか??
審判は小春なんだぜ?おい小春、いま美貴が足ひっかけたように見えたか?」
藤本さんの質問に私は答えられなかった。
一瞬の出来事だったし、二人は私から遠くの位置にいたのでよく見えなかったのだ。
だからわからなかったんだ…っ!!!
「…そ〜れ見ろ。ジャッジメントは美貴が転ばせたところは見てないようだぜ。
答えられないのがその証さ…つまり証拠はねぇ!!さぁッ!!美貴たちの
スローインで試合再開だッ!!!」
藤本さんは意気揚々にとても不満げな小川さんからボールをひったくった。
確かに、私は小川さんが転んだ際の詳細を見れていなかった…
『オレハ見タゼッ!!ミキティがマコッちゃんヲすッ転バセルノヲヨォ〜!!』
「なッ…!!!」
『アァ!!ミキティが足ヲ引ッ掛ケテ転バセタンダヨナァーッ!!』
『ファウルヨッ!!"パーソナル・ファウル"ダワッ!!』
でも見れている者はいたな…
こんなこともあろうかと、小春の『ミラクル・ビスケッツ』をコートの
至る所に配置しておいたんだ…
私を含めた八人のジャッジ…この久住小春に死角などないッ!!!!
ピピーッ!!!!
「藤本さんのパーソナル・ファウルですねッ!!よってチーム・ガキさんに
フリースローの権利を与えますーっ!!!!」
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンン!!!
18 :
1:2006/12/19(火) 08:49:35.89 O
ここまで!!
スレたて遅れてすいませんですーッ!
ではでは!ノシ
19 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 09:31:13.56 O
乙色の保全疾走!
20 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 09:57:32.24 0
乙
21 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 10:00:40.34 0
乙ッ!
当然のように波乱含みだな
22 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 11:49:15.50 O
乙で〜す
23 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 12:21:11.66 O
そういえば小春は今のところ紺野・高橋と共闘・戦闘したことないな
場合によってはニューオーダーやルノアールの能力見るの初見の可能性もあるわけだ
24 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 13:06:57.60 0
ジャスミンジャスミン
25 :
なんみん:2006/12/19(火) 13:50:12.52 0
1さんスレ立て&オナ乙です!
最近は携帯からのチェックばかりなのですがやはりスレが無いと寂しいもんですね
963さんに続き5期VS6期のスポーツでの能力の応用が楽しみです!
ついでですが父息子も更新しました!ノシ
26 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 15:20:27.73 O
乙ッ!
27 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 15:26:14.34 0
やっとSBR10巻買ってきた!
カバー裏のコラムがいい感じだったぜ
28 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 15:50:06.63 0
ほ
29 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 16:49:12.81 0
ぜ
紺野「愛ちゃんは私より優れてたかもしれない、だけど勝ったのは私」
ズギャーーーーーーーーーーーーーン!
31 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 17:41:33.57 0
この後来るのか来ないのか
32 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 18:21:13.67 0
/´〉,、 | ̄|rヘ
l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/ ∧ /~7 /)
二コ ,| r三'_」 r--、 (/ /二~|/_/∠/
/__」 _,,,ニコ〈 〈〉 / ̄ 」 /^ヽ、 /〉
'´ (__,,,-ー'' ~~ ̄ ャー-、フ /´く//>
`ー-、__,| ''
33 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 19:29:50.57 0
未来ちゃん未来ちゃん
34 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 20:38:23.99 0
保全
35 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 20:49:11.55 O
残業色の保全疾走!
36 :
915:2006/12/19(火) 21:32:09.98 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘うD〜
「お嬢ちゃん、かわいい顔して結構エグイ攻撃するよね〜」
薄れゆく意識の中で浜崎の声がだんだん遠くなる・・・・・・・・。
だめだッ!矢島舞美はまだここで終わるわけにはいかないッ!!
私は重い身体を動かして仰向けになった。
浜崎が栞菜ちゃんの家に向かって歩いているのが見える。
「輝彩・・・・・・・神速ッ!!!!」
私は腕の刃と足のローラーブレードを
地面に付けるとタイヤ代わりに回転させて動き始めた。
37 :
915:2006/12/19(火) 21:32:44.69 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘うE〜
平地とはいえ、空気抵抗のないこの姿勢は一気にトップスピードに達し、
あっという間に浜崎を抜き去った。
「あ・・・・、まあ良いか。今更何が出来るってわけじゃないし・・・・・・」
抜き去る時に浜崎のつぶやきが聞こえた。
私は浜崎に脇目もふらずに栞菜ちゃんの家へ向かう。
「田舎の旧家」と言った感じの大きな有原家の庭先では
激しい爆煙と砂埃が舞っていた。
石川さんと雅?
と、みんながいるはうの栞菜ちゃんの部屋の窓際に
雅ともう一人の女が倒れているのが見えた。
ガリガリガリガリガリガリガリイイイイイイイッッッッッッ!!!!
私は回転を止めて急ブレーキをかける。
その反動で私の身体は転がるけれどもう自分の姿勢を制御する体力すら残っていない。
38 :
915:2006/12/19(火) 21:33:24.21 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘うF〜
石川さんは別の敵と闘っているし、雅は戦闘不能、
それに浜崎の狙いが栞菜ちゃんなら、今伝えなきゃいけないのは愛理・・・・ッ!!
私は最後の力を振り絞ると割れた窓ガラスの方へとヨタヨタと歩いていった。
「あ、愛理・・・・・・・・・・」
「舞美ちゃんッ!部屋に入っちゃダメッ!!!」
愛理の声が部屋の中から聞こえる。
あぁ・・・・、これが話に聞いていた、愛理のスタンドの最終段階ってヤツか・・・・。
「愛理・・・・ッ!」
私は最後の力をもう一度振り絞って叫んだ。
39 :
915:2006/12/19(火) 21:34:03.78 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘うG〜
〜鈴木愛理〜
「愛理・・・・ッ!浜崎あゆみの能力は・・・・・・・・
こっちの攻撃をすべて無効にしてしまってるの・・・・・・ッ!
その秘密を解かない限り、勝機は無い・・・・・・・・・・」
そこまで言って舞美ちゃんが倒れたのが見えた・・・・・。
なんてことだろう!舞美ちゃんがああなっているということは・・・・
藤本さんもやられてしまったということ?
愛理は窓の外に倒れている舞美ちゃんと雅ちゃんを見た。
二人を助けに行きたいけれど、
愛理が一度外に出ちゃうと能力は解除されちゃうから
今この部屋から出て行くわけにはいかない・・・・。
少し先には、石川さんと空飛ぶ敵が
激しい砂埃をたてながら闘っているのが見える。
さらに、その向こうからダウンジャケットのポケットに手を突っ込んで
浜崎あゆみがモデル歩きでこっちに歩いてくるのが見えた。
舞美ちゃんが浜崎あゆみの能力について
愛理に伝えてきたということは・・・・・・・・
40 :
915:2006/12/19(火) 21:35:12.07 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘うH〜
愛理は部屋のカーテンを閉めて後ろの方を見た。
気絶したみんなをさらに奥の部屋に移動してある。
少しでも家の入口から距離を稼がなきゃ・・・・。
その時だった。
「う〜・・・・・・・・ん・・・・・・・・」
奥の部屋に寝ているみんなのうちの一人が動き始めた。
愛理はあわてて駆け寄る。
「こ・・・、ここは・・・・・・・・・、
あ、そういやたしか・・・・・・・・・・・」
頭を押さえながら身体を起こしたのは桃子ちゃんだった。
「あ、愛理・・・・」
桃子ちゃんが立ち上がろうとする。
「起きちゃダメッ!」
愛理はあわてて桃子ちゃんを押さえつけた。
41 :
915:2006/12/19(火) 21:36:30.02 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘うI〜
「愛理?」
「お願いッ!今は動いちゃダメッ!」
「ど、どういう事?それに今どうなってるの?」
「みんな、敵の奇襲で気絶してたのよ。
今は外で石川さんや藤本さんたちが闘っているけれど
あんまり状況は良くないみたい。
もうすぐ浜崎あゆみがこの家に来ちゃうのよッ!」
「えぇッ!?だったら・・・・・・・・」
桃子ちゃんは再び立ち上がろうとする。
「ダメッ!お願いだから動かないでッ!」
「どうして?たしかにももは気絶していたみたいだけど
そんなにダメージ受けなかったみたいだし大丈夫だよ。
一緒に闘わなきゃ・・・・・・」
「今、この家は愛理のエンジェルに支配されているから
桃子ちゃんもこれ以上動いたらエンジェルの巻き添えをくうのッ!」
「ど、どういうこと?」
「ミスチーフ・エンジェルには3つ目の能力があるの。
ミスチーフ・エンジェル・サード『As ONE』って言ってね、
愛理のエンジェルは今、家と同化しているの。
同化した建物は家中トラップだらけになって、
愛理以外の人が入ってきたり中で動いていたら
トラップが襲いかかる仕組みになってるのよ」
「あ、だから・・・・・・。コントロールは出来ないの?」
「ある程度トラップを増やしたり、攻撃を選択したりする事は出来るけど
基本的に愛理の意志を無視して自動で動いているから・・・・」
愛理がそこまで言った時だった。
42 :
915:2006/12/19(火) 21:37:30.30 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘うJ〜
ガラガラッ
玄関の引き戸が開かれる音がした。
「あれは・・・・、浜崎あゆみ?」
「律儀に玄関から入ってきたようだね。
これは愛理にもチャンスが出てきたかも」
「チャンス?」
「この家大きいからね。
浜崎あゆみがここにたどり着くかどうか、
ここからは愛理と浜崎あゆみと・・・・・・
そして・・・・・・・・・・・・・時間との勝負ッ!!!!」
「時間?」
ドゴオオオオオンンンンンッッッッッッッッッッ!!!!!!
「ぐふッ!!!!」
その途端、玄関の方から激しいぶつかる音とうめき声がした。
「愛理、あれは?」
「天井から紐でぶら下げた直径1メートルの大型ハンマー。
玄関を開けた浜崎に直撃したみたい」
「じゃあッ!」
桃子ちゃんが期待を込めた声で言ってきた。
43 :
915:2006/12/19(火) 21:39:57.62 0
ここまでです〜
>1さん
スレたて乙です!
一般人もいて限られた状況下でスタンドを使う963さんと
スタンド使い同士で無制限にやりあう1さん、
おなじスポーツ対決でも見事に色分け出来てますね
どっちもwktkです
>なんみんさん
乙です!
麻琴がいちいち渋くて素敵ですw
44 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 21:44:19.98 0
乙です
>>1さん乙!
小春も含めて全員が適材適所になってますね!
>>915さん乙っ!
トラップハウスか…無差別攻撃ってのが恐ろしいっすね
>>なんみんさん乙っす!
進化キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
46 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 23:16:26.30 0
ほ
47 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 23:34:28.44 0
ら
48 :
名無し募集中。。。:2006/12/19(火) 23:48:40.26 0
売
49 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 00:09:45.73 0
店
50 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 00:54:02.40 0
でごっつんこ
51 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 01:52:06.30 0
915さん乙
52 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 03:38:22.33 O
おつ!
53 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 05:04:18.17 0
保全疾走
早朝色の保全疾走!
55 :
六部198:2006/12/20(水) 07:48:01.30 0
保全人&ニスト達乙ッ!
それぞれで熱い戦いが続いているが
ここでちょっと趣向を変えたエピをだしてみようかと思う
あらかじめ言っておくけどあんまりスタンドが出てこず微妙っす・・・
だがこの欲望は収まることを知らないッ!
56 :
六部198:2006/12/20(水) 07:48:38.56 0
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜1
打ち捨てられ、忘れられた廃病院。
かつて呼ばれていた名前を覚えている者は、殆どいないだろう。
そして、ここを訪れる者も・・・いや・・・いる。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
陽が落ち、月明かりが差し込む薄暗い廊下で、二人の男女が対峙している。
二人とも身体中に傷を負っており、男は膝を着き、肩の辺りを手で押さえながら女を睨んでいる。
そして女・・・というよりも、まだあどけなさを残す少女といったほうが正しいだろう。
彼女は荒い息を吐きながら壁に背を預け、男を睨んでいる。
廃病院にありがちな怪談を聞きつけて、肝試しに来たカップルというわけではないようだ。
「くッ・・・バカな・・・この私、『財前五郎』が・・・貴様のような、しょんべん臭いガキに・・・」
財前と名乗る男が口惜しそうに呻く。
「・・・そろそろ、お前の顔も見飽きたと・・・」
少女はフンッと鼻で笑い、奇妙な呼吸を開始した。
「うるさいッ!!!!!それはこちらのセリフだああああ!!!!!」
人を馬鹿にしたような少女の態度に激怒したのか、財前は立ち上がって少女に突進しだした。
その身体からは、『腕』らしき影がいくつも重なって見える。
「コオオォォォォォ・・・」
鬼の形相で迫り来る財前を見据え、少女は『猫足立ち』という独特な構えで呼吸を続ける。
そして、あと数歩というところで身体をしならせ、一気に解放した。
57 :
六部198:2006/12/20(水) 07:49:33.14 0
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜2
「呪われた吸血鬼よ、永遠に眠れッたい!!
流し込む波紋ッ! 橙色の波紋疾走ッ(サンライトオレンジ・オーバードライブ)!!!」
ドッコオォォォォォォォォォォォォン!!
少女が拳を財前に叩き込む。
すると不思議な現象が起こった。
財前の身体が、まるで蒸発するようにジュウジュウと音を立てて溶けていくのだ。
「GYYYYAAAAaaaaa!!!!!!」
財前は声にならない叫びを上げ、その場に崩れ落ちた。
そんな財前に、少女は容赦なくさらに拳を叩きつける。
「うおおおおおおお!!!!ぶっ壊すほどおおおお!!!!!!
シュートおおぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「GUUUGYAAAAAAAAaaaahhhhhhhhhhh!!!!!!」
ドシュウウウウウウウ!!!!!バリバリバリ・・・ドッパアアアァァァッァァ!!!!!
・・・・財前の身体は消滅し、そこには彼が着ていた血に汚れた白衣だけが残った。
少女は一息吐くと、高らかに、そして誇りを持って宣言した。
「任務完了ったい!!!」
バアアアアァァァァァァァァンンンンン!!!!!
58 :
六部198:2006/12/20(水) 07:50:12.28 0
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜3
我々はこの少女を知っている!
いや、強さの中に優しさを秘めた、この瞳を知っている!
そして、独特な訛りのある口調と、『波紋』と呼ばれる力を知っている!
そう、彼女の名は・・・田中れいなッ!!!
ドッバアアアアアアンンンンンンンンンン!!!!!
・・・経緯を簡単に説明しよう。
ある日、田中が所属している演劇部の顧問である寺田から、
「町外れの廃病院に潜む、財前五郎という吸血鬼を始末せよ」
と、彼女に直接指令が与えられた。
噂によると彼はここで人を喰らい、夜な夜な何かの人体実験を繰り返している、
との事らしい。
実際、この近辺で行方不明になる人が昔から絶えない。
事態を重く見た市は、町の景観のこともあり、過去に何度もここを取り壊そうとしたが
事故が相次ぎ起こり、更には工事の関係者などが変死したり行方不明になるなどして、
終いには工事を受注してくれる会社がなくなってしまい現在に至っている。
20年以上も前に廃院になった病院が未だに残っているのは、こういった事情があってのことだった。
吸血鬼を倒すには、波紋の能力が必要。
寺田は、波紋能力を持っていて過去にも実績がある田中を吸血鬼退治に選んだのだ。
そして、彼女は見事それをやってのけたッ!
ドオオオォォォォォォンンンンンンンンンンン!!!
59 :
六部198:2006/12/20(水) 07:50:50.25 0
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜4
・・・・・・・・・・・・
手傷を負いながらも財前を撃破した田中は、指令を達成したことに
しばらく酔いしれていたが、すぐにその表情が一変した。
何者かの気配を感じたからだ。
「だ、誰かいると?」
田中の声が虚しく響く。
財前は既に消滅し、今この建物には自分しかいないはず。
もしかすると一般人が迷い込んだのかも知れない
とも考えたが、少なくとも『一般人』ではないような気がする。
視線を感じるのだ・・・自分『だけ』に向けられた・・・
身体中にピリピリとした緊張感が走り、背中の産毛が逆立つような感覚がする。
カンッ・・・
不意に後ろで物音がした。
「ッ!!」
咄嗟に振り返ると、サッ、と人影が廊下の角に隠れたのが見えた。
「ッ!!待つっちゃ!」
田中は影を追って走り出した。
ダッダッダッダッダッダッダッダ・・・・!!
影は階段を上がり、田中もそれを追う。
灯りが無いので時折足元に躓きそうになるが、
それを何とか堪えて必死に走った。
60 :
六部198:2006/12/20(水) 07:51:34.45 0
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜5
長い廊下を走りぬけ、やがて影が一室に入っていくのが見えた。
田中は呼吸を整えるために、その入り口の前で一度立ち止まった。
頭上にはプレートが掲げられている。おそらく部屋の名前が
書かれていたのだろうが、ボロボロになっていて読み取ることが出来なかった。
「はあ、はあ、一体何とね?」
田中は膝に手をつき、唾を飲み込んだ。
そして、少しずつ心臓の鼓動が穏やかになっていくのを確かめると、
警戒しながらゆっくりと中に入っていった。
部屋の中はやはりボロボロに朽ちているが、微かに生活の匂いがする。
中央にテーブルと椅子が置いてあり、その横には台所が備え付けられていた。
宿直室として使われていたのだろうか。
そして部屋の奥に建てつけられている扉の向こうの部屋・・・そこから何かの気配を感じる・・・
「もう逃げられんと・・・おとなしく出てこい」
陳腐なセリフだ・・・そんなことを思った時であった・・・
キイイィィィィィィ・・・・ィィィィ・・・・
扉が音を立ててゆっくりと開き、真っ黒な長方形が浮かび上がった。
(・・・誘っていると・・・?)
心臓の鼓動が先程とは違う形で速くなり、
まるで潮が引いていくように口の中が乾いていく。
田中はスタンドを構えながら、一歩一歩その空間に近づいていった。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
61 :
六部198:2006/12/20(水) 07:52:05.13 0
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜6
奥の部屋に足を踏み入れた瞬間、田中に向かって何者かが飛び掛ってきた。
「GYyyySYAAAaaahhh!!!」
「うわああ!!!『デュエル・エレジーズ』!!!」
田中は咄嗟にスタンドでソレを殴りつけた。
ドグシャアアッ!!
確かな感覚!!
影は一瞬怯んだが、すぐさま田中を投げ飛ばして
馬乗りになってきた。
「WWRRRRYYYYY!!!!」
デュエル・エレジーズにグシャグシャに潰された顔が、みるみるうちに治っていく。
そして、奇声を上げる口から牙のようなものが見えた。
「ッ!!こいつもッ!吸血鬼!」
田中は膝で影を蹴り上げ、その隙に横へ転がって立ち上がった。
「なんてこったい・・・吸血鬼は2人いたとね・・・だがッ・・・!」
「WWRRYYYYYAAaaaahhhh!!!」
吸血鬼が田中に迫るッ!
だが、その動きは田中にとってはスローだ!
さっきの財前には遠く及ばない。
「おおおお!!!燃え尽きるほどおぉぉぉぉ!!!」
田中は波紋の呼吸を整え、構えを取った。
「ヒートおおぉぉぉぉぉ!!!!!」
田中の波紋を帯びた拳が吸血鬼の顔面を捉え、そこから気泡のようなものが飛び出していく。
波紋を受けた者の特徴だ。
62 :
六部198:2006/12/20(水) 07:53:00.99 0
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜7
「GGYAAAAAA!!!!!」
波紋を喰らった吸血鬼が叫び声を上げる。
だが、何か様子がおかしい。
「・・・なッ・・・?」
田中は思わず後ずさった。
波紋の太陽エネルギーによって吸血鬼の身体が蒸発していくのだが、
もの凄い速さで治っていくのだ。
しかし再生が追いついていないのか、やはり少しずつその身体は蒸発していく。
「くッ!しつこいヤツっちゃ!!波紋疾走(オーバードライブ)!!」
田中は波紋の追撃を与えて蒸発の加速を促す。
「GUUUUAAAAAhhhhh!!!」
一気に身体が溶け、吸血鬼は堪らず膝をついた。
このまま、この吸血鬼は消滅するだろう。
「ふう・・・これで、完全終了っちゃね・・・ん?」
田中は額の冷汗を腕で拭おうとしたが、すぐにその手を止めた。
吸血鬼が意外な行動に出たのだ。
「aaAAAAああああ・・・・」
田中に向かって手を伸ばしている。
それは命乞いをするのでもなく、かといって危害を加えようとするものでもなかった。
蒸発して溶けていく手には何かが握られており、それを差し出そうとしているようであった。
田中はソレを受け取ろうとしたが、吸血鬼はそのまま消滅してしまった。
『・・・お・・・・・・す・・・て・・・げて・・・・・・こは・・・・・・に・・・』
誰かの声が聞こえた気がしたが、もう何の気配もしない。
真っ暗な部屋に、田中だけがポツンといるだけであった・・・
63 :
六部198:2006/12/20(水) 07:54:05.72 0
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜8
田中は床に落ちたものを拾い、携帯電話のバックライトでそれを照らした。
・・・それは古びた8ミリのビデオテープであった。
田中はそれを手に取り、訝しげに眺めた。
「・・・どういうことっちゃ?これを見ろってこと?」
あの名もない吸血鬼の行動がイマイチ理解できずにいたが、
今更それを確かめる術はもうないし、ここに留まる必要もない。
田中はテープをポケットに入れ、そのまま病院を後にした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
部室に戻った田中は指令の結果を報告しようと、
寺田の姿を探した。
だが、彼の姿は無い。というか、誰もいないのだ。
まあそれも当然であろう。既に午後の8時を回っており、
重要なことが無ければ部活は終わっている時間なのだから。
鍵も掛けずに相変わらず無用心だな、と思ったが、部室の明かりが点いている
ということは、誰かがまだ使っているということだ。
この時間まで残っているといえば、部長の吉澤か顧問の寺田か、もしくは2人ともか。
「ま、いいったい」
いずれどちらかが来くるだろうから、その時に報告しよう。
そう思った田中は、とりあえずこのテープを見てしまおうと、
機材置き場へ8ミリビデオカメラを探しに向かった。
・・・・・・・・・・
64 :
六部198:2006/12/20(水) 07:54:40.94 0
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜9
「ええっと、たしか・・・このケーブルを・・・よっと・・・」
田中は機材置き場から持ってきたカメラにテープをセットし、テレビにつないだ。
「よしっ!これで準備完了!ポチッと」
再生ボタンを押し、椅子に座ってモニターを眺める。
ザーーーー・・・・・
モニターからは俗にいう『砂嵐』と、ホワイトノイズの雑音が流れる。
しばらくボーッとそれを見つめていると、部室の扉が開く音とともに
軽薄そうな声がした。
「おっ?田中・・・どうしたん?」
顧問の寺田光男である。
「あっ、先生」
田中が寺田に顔を向ける。
寺田は一瞬モニターのほうに目をやったが、すぐに田中に視線を戻した。
「その傷・・・もしかして・・・」
寺田がそう言うと田中は椅子から立ち上がり、ビシッと敬礼ポーズを取ってこう言った。
「あ、はい。えー、ワタクシ田中れいなは本日、吸血鬼を見事打ち破り指令を完了しましたッ!」
心なしか得意げである。
それに対し、寺田も同じように敬礼のポーズを取った。
「おう、そうか。ご苦労であった!さすが、対吸血鬼のエキスパートや!」
「いやーッはッはー、当たり前ッスよー。余裕です、余裕!」
田中はそう言って、シャドウボクシングの動きをし始めた。
調子に乗りやすい性格のようだ。
65 :
六部198:2006/12/20(水) 07:55:32.43 0
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜10
寺田は田中のシャドウボクシングが終わるのを見計らって、
再びモニターに目をやった。
「んで、なんやねん?これは」
そこからは相変わらず、「ザーッ」というノイズが流れている。
「あ、これですか?それが、少し奇妙なんです」
「・・・奇妙?」
田中は一旦、ビデオの一時停止ボタンを押し、指令の詳細報告を兼ねて経緯を説明した。
「・・・差し出された・・・か・・・」
説明を受けた寺田は、珍しく神妙な表情を見せた。
そしてビデオの再生ボタンを押して腕を組みながらモニターを眺めた。
「つまり、これを見ろて事ちゃうんか?」
「でも、この通り何も映らない・・・まあ、かなり古いテープみたいですけん、
しょうがないかも・・・」
と、その時、モニターの映像に変化が生じた。
砂嵐が、少しずつ何かの形を創って行く。
それは人のようであった。
正面から撮ったのであろう、その人物はこちらを向いて机に座っており、
肘を立てて顔の前で手を組んでいる。
「これは・・・」
田中は身を乗り出すように、モニターに釘付けになった。
「おいおい、なんか始まったで」
寺田もその辺においてあった椅子を持ってきて、田中の隣に座った。
66 :
六部198:2006/12/20(水) 07:57:26.17 0
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜11
ビデオの人物は顔の前で手を組んだ姿勢のまま動きもせず、
静かに声を発した。
『もう・・・ぐ、今日という・・・が終わ・・・としています。
・・・て、今日も相変わら・・・・・・の・・・で包帯を交換・・・に時・・・・・・た。』
やはりテープが古いせか所々でノイズが走り、映像と音声が途切れ途切れになってしまう。
声から判断すると、女性のようであった。
田中と寺田は神経を澄まし、その女性の声に耳を傾けた。
『・・・も・・・度・・・しても、すぐに血と・・・で・・・れてしまう。
・・・は・・回・・・換・・・した・・・・う、それを数・・のも面倒・・・ってきた。
地下の・・・室に寝か・・・た・・・の子・・・ちゃんの面会に・・・人はいない。
そして、子は・・・ない・・・も摂らず、・・だ息をし・・・・だけ。
・・・・中に・・・負っ・・重度の火傷・・・・・・・
・・通・・ら手遅・・・・・・なのに・・でも・・・・は生・・て・・る。
一体・・・・・・なの?!・・・・て生き・・・・・・・の?!』
ビデオの女性が顔を覆って泣き出し、
それに合わせるかのように映像が乱れる。
・・・しばらくの間、声にならない嗚咽だけが流れたが、やがて彼女は再び口を開いた。
『・・・・・・・・・・・・財前・・授は・・・ちゃん・・の・・・・験を・・いる。・・・・・・い・・・』
「財前ッ?!」
田中は思わず声をあげた。
寺田も眉を微かに動かし、それに反応した。
67 :
六部198:2006/12/20(水) 08:00:33.19 0
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜12
ビデオの女性は言葉を続ける。
『・・様・・・・・・怖・・です。・・・の人が・・・・・・教授が人・・・はないような気が・・・す。
・・て、・・・・・・・・・・・ちゃんも、もう・・に・・・では・・・・かもしれない・・・』
ビデオの女性は胸元から何かをを取り出すような仕草をし、
震える声で頭を下げた。
『神・・・・・うか、・・・許・・・・さい・・・どうか・・・様・・・して・・・私を・・・』
ザーーーーーーーーーー!!!!
映像が唐突に切れ、再び砂嵐とノイズ音に切り替わった。
そして、それ以降変化は無かった。どうやら、これが全てのようだ。
「・・・」
なんともいえない雰囲気に圧倒されたのか、
二人はそのまましばらく動けずにいた。
「・・・財前・・・確かそう言ってましたね」
田中がポツリと呟く。
寺田は「ああ」とだけ答え、腕組みをしながら何か考えているようだ。
そんな寺田を見て田中は深呼吸をして立ち上がり、
もう何も映らないビデオとモニターの電源を切った。
「なあ・・・」
寺田が背中越しに呼びかけた。
振り返ると、神妙な顔つきでこちらを見ている。
68 :
六部198:2006/12/20(水) 08:02:38.69 0
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜13
「はい」
田中は簡単に返事をしてビデオカメラからテープを取り出し、再び椅子に腰をかけた。
「件の吸血鬼は、どうしてこれをお前に見せたんやろな?」
「・・・」
寺田の問いかけに田中は答えない。分からないからだ。
「あの病院に潜んでいた財前。そして、その後でお前が出合った吸血鬼から
渡されたビデオに人物が漏らした財前という人物。ほぼ間違いなく同一人物やろ。
その吸血鬼は真意はともかく、おそらく初めから
お前にこのテープを見せるためにお前を誘い込んだんちゃうやろか?」
「・・・」
自分に危害を加える気は無かったのか・・・そう思うと、胸がチクチクと痛む。
あの吸血鬼を倒してしまったのは間違いだったのだろうか。
だが、今となってはどうしようもない。
「どうにせよ、ヤツはお前にこれを見せて何かを伝えようとしていたのは確実や。そこで――」
寺田は一旦言葉を止め、自身が着ている派手なスーツの内ポケットから
メモとペンを取り出して何やら書きだした。
「田中れいなに命ずる・・・と・・・じゃん!」
寺田は立ち上がり、メモを田中に見せつけた。
「・・・これはッ?!」
田中れいなに命ずる。
廃病院を再調査し、例の吸血鬼の真意を確かめよ。
寺田
バアアアアアアァァァァァンンンンンンンン!!!!
69 :
六部198:2006/12/20(水) 08:05:55.44 0
ここまでッ!
70 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 08:08:02.16 0
乙!
71 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 08:44:15.74 0
早めに保全!
72 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 08:58:10.41 O
乙!出勤直後に出されているなんて…!
帰ったら読むとして、始業前色の保全疾走!
73 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 10:51:51.75 0
保全!
74 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 11:37:38.81 0
疾走
75 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 13:09:29.00 0
昼ドラ保
76 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 14:50:24.33 0
保全
77 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 15:48:50.71 O
乙!
例のごとくこの暗雲たちこめる雰囲気がいいな
78 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 16:30:44.62 0
保全疾走するぞ
79 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 17:05:45.81 0
保全するだァーーーーーーーーーーーッ!
80 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 17:51:32.58 0
保全疾走
81 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 18:42:18.72 0
あばば
82 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 19:18:07.89 O
ぼのぼのちゃん
83 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 19:38:04.34 0
祭りに向けて各員!保全準備!
84 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 19:38:21.12 0
今日は注意しなきゃいけない保全
85 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 19:55:31.83 0
さぁここからだ・・・・
86 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 20:21:49.18 0
保全!
87 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/20(水) 20:25:16.55 0
銀色の永遠 〜『間奏曲』<メロディーズ>B〜
8月16日
:藤本美貴
「うぇ〜・・・・蒸しアチィ・・・・・こんな時はクーラーの効いた場所でゆっくりしたいもんだ ぜ・・・・・・・」
美貴は纏わり付く熱気を払うように手で額を拭った。
商店街の歩道が乾いた音を響かせる・・・・
「まったくよォ〜・・・・久方ぶりに連絡が来たと思えばメシ喰いに行こうだなんて・・・・・
誘ったんなら時間前に来てろよなァ・・・・・・・」
暑さに蒸され、美貴は悪態を吐きながら待ち合わせ場所をブラブラしていた。
プァン!
「おッ?」
クラクションに振り向いた美貴に紅いワゴン車が近づく・・・・・。
8月16日
:柴田あゆみ
「美貴ぃ〜〜〜!こっち!こっち!」
あゆみは車窓を開けると路地に立つ美貴に手を振る!
「遅ェよォ!暑さで解けてバターに成る所ぜェ?」
そう言うや否や美貴は助手席に回りこむと素早く車内に潜り込んだッ。
88 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/20(水) 20:26:20.59 0
8月16日
:柴田あゆみ 藤本美貴
「極楽!極楽!・・・・やっぱり車は良いね!美貴も免許欲しーぜ!」
空調の風に前髪を揺らしながら美貴は幸せそうに微笑んだ!
「ミュン?簡単に言うけれど結構ォ〜〜〜〜〜〜大変ミュン!免許取るのって!」
指をチッチと揺らしながらあゆみは美貴を戒める!
「へへ〜ん。アンタが取れてんだから美貴に取れないワケね〜ジャン。」
美貴は舌を出して悪戯っぽい表情で返す!
「ヤレヤレ・・・・・」
あゆみは呆れながら赤信号で停車した。
89 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/20(水) 20:29:51.48 0
オッス!おら前スレ!
忘年会のダメージで一日中寝込んでて何とか復活したんだけれど
各ニストの活躍におらワクワクしてきたゾ!
と!帰ってきてまいりました!感想とかもしたいのですがとりあえず後半にでも!
90 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 20:48:19.73 0
乙かえり
91 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 20:48:38.14 0
乙!
さあここから真のスレ乱立が始まるからしっかり保全しましょう
92 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 21:03:38.22 0
まとめ画像が怖くて見れないよー
93 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 21:38:37.50 0
nkskちゃん最近かわいくなってきたよ〜
94 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 22:00:52.23 0
こまめに保全
95 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 22:21:42.18 0
今後保全なんて…そんな予定はない
96 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/20(水) 22:28:01.94 0
「なぁ?今日は何処へ食べ行くの?トニオさんとこ?」
ぎしぎしと身体を揺らしながら美貴は退屈そうに赤信号を待つ。
「そうだね・・・・今日は少し遠くへ行こうか?話があるミュン!」
信号が青に変わりあゆみはワゴンを発信させる・・・・・・。
「話?」
美貴の言葉を置いていく様にワゴンは山間部に向かって行った。
排気音を響かせワゴンは峠道を行く!
「山ン中に何か美味い処って有ったっけ?」
美貴は遠くの山をぼんやりと見つめながらあゆみに問うた。
「ねぇ美貴?最近、菅沼クンに逢った?」
「ッッッ!????」
美貴は目を見開いてあゆみを見るッ。
97 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/20(水) 22:47:05.93 0
と、短いながら今日はここまで!
>>1さん!乙! すれ立て乙です!
963さん同様スポーツシリーズですかぁ〜!スピーディな展開にワクワクしますな!
>>なんみんさん!乙! フォ・・・fだとッッッッ!!!!!!!!
すげぇ!ナイスグットです!投げっぱなしの所が美味くハマッた喜びで一杯です!
>>915さん!乙!流石はラスボスとあってアユ強ええ!!!
タイトル通りなら愛理が直接戦う事になるのか?!この不利感をどう料理するのかワクテク!
>>6部198さん!乙!『波紋編』だとッッ!!!6部さんのカラーが一番良く出る具材ですね!
どんな話になるか楽しみだなぁ〜ッ!
98 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/20(水) 23:15:51.38 0
14才の母オワタ
おでは明日からどうやって志田未来成分を摂取していけばいいのだらうか?
99 :
名無し募集中。。。:2006/12/20(水) 23:46:31.06 0
みな乙!
100 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/20(水) 23:54:15.90 0
就寝保
101 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 00:42:48.41 0
やっとプロクシ規制から解放されたぜ
ってことで前スレさん乙ッ!
102 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 01:38:49.81 0
保全だ
103 :
963:2006/12/21(木) 03:32:38.53 0
>>1さん
スレたて&オナ乙です!
おぉぉぉ!!!自分のオナが少しリンク?している!!!
なんかすごくいい!!感動です!続きに期待です!!
>>なんみんさん
なるほど〜「電気抵抗」ですか〜しかも超伝導・・・
理科のさっぱりな僕は億泰なみにチンプンカンプンですorz
>>915さん
乙です!
直径1mハンマーって即死レベルじゃあ?w
新しいトラップはどんなのがでるのか・・・楽しみにしてます!
104 :
963:2006/12/21(木) 03:48:33.65 0
>>6部198さん
乙です!なんかホラーな感じですね〜
ビデオのところはなんかものすごく頭の中で映像化されて
怖かったです!そんな僕はビビリなんでしょうか?orz
>>前スレさん
乙です!
仲間候補はミキティですか〜しかし菅沼の名前が出たので
仲間にするには一悶着ありそうですね!
これからの展開にwktkです!
まだできてません。申し訳ありませんですorz
とりあえず今週中に出せるように頑張ります!
朝から大掃除疾走!
106 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 07:59:39.03 0
おは保でございます
始業前色の保全疾走!
108 :
六部198:2006/12/21(木) 08:49:58.63 0
『波紋編』・・・うーんそうなるのかな・・・うーん・・・
まあ悩むのもアレだし暖房がぶっ壊れて部屋が寒すぎるからイッてやる!
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜13
ンンンンンンン・・・・・・・・・
「えっと・・・随分とアバウトすぎでは・・・」
田中は固まってしまった。
真意を、と言われても資料が少なすぎる。
「まあ、確かにそうやな・・・せやさかい、期限は問わん。
気が向いた時に、ふと思い出したときにやってくれればええ。
あのテープの女と財前・・・何か繋がりを感じる。それに、お前も気になるやろ?」
寺田はそう言って再びメモにペンを走らせ、『尚、期限は問わず』と付け加えた。
「・・・まあ、確かに気になりますけど・・・」
その言葉を聞くと、寺田は軽薄な笑みを浮かべながら
田中の手をとり、メモを握らせた。そして肩をポンと叩き、
「さて、もうこんな時間やさかい、そろそろ閉めるで」
と言って部室の扉を開け、自分のポケットから部室の鍵を取り出して見せた。
・・・・・・・・・・・・・
「じゃあ、気をつけて帰りや」
二人で階段の踊り場まで来たとき、寺田はそう言って別方向へと歩き出した。
「あれ?先生は?」
「俺はまだ職員室で仕事が残っとんねん。教師も大変やがな」
「はは・・・じゃあ、これで」
田中は寺田に一礼して、二人はその場で別れた。
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜14
数日後・・・田中は廃病院の入り口前に立っていた。
やはり、気になるのだ。
何故、あの吸血鬼が自分にテープを渡したのか。
ビデオの女性は、財前の名を口にしていた。
そして、それを見せることで何を伝えようとしていたのか。
ここには、まだ何か秘密がある。
「でも、一体何が?・・・うーん・・・さっぱりわからんたい・・・」
秘密を知る期待と、無駄足かもしれないという不安を胸に、田中は朽ちた病院の扉をくぐった。
「うッ・・・!」
建物に入った瞬間、田中は急に眩暈を覚え顔を覆った。
それは一瞬のことですぐに収まったのだが、顔を上げるとそこは・・・
別空間だった。
「・・・」
田中は言葉を失う。
それもそのはず。ボロボロだった内装がキレイになっており、
ロビーにある椅子には大勢の人が座り、ナース姿の女性が歩いている。
だが、よく見ると人々の服装が古臭い。
まるで20年以上も時代を遡ったようなファッションだ。
「これは・・・」
辺りを見回してみると、壁に設置されているカレンダーが目に入った。
そして、その日付に目を奪われた。
『1976年 5月9日』・・・・・・・
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜15
「何これ・・・24年も前やん・・・」
タイムスリップでもしてしまったというのか。
だが、周りの人々を見ると、そんな気がしてくる。
「・・・なんかマズイ・・・」
嫌な予感のした田中は踵を返し、病院から出ようと扉の取っ手を掴んだ。
だがッ・・・扉は協力な接着剤で固められたように動かない。
「どうして開かんと?!」
田中は乱暴に扉を叩く。
だが、それでもビクともしない。
「・・・これでどうだ!!デュエル・エレジーズ!!」
業を煮やした田中は自身のスタンドを呼び出し、扉を破壊してしまおうと思いっきり殴りつけた。
ドガドガドガドガドガ!!!!!バシイィィッ!!!!
「うわああ!!!」
扉を殴った瞬間、田中の身体は何かに弾かれるように後方へ吹っ飛ばされた。
ドサアア!!!ガン!
「いったああああ!!!!」
田中は吹っ飛ばされた勢いで、備え付けの椅子の足に頭をぶつけてしまい、
その場でのた打ち回った。
「・・・うう・・・何なん?」
痛みと口惜しさで涙が出そうになったが、さらにおかしなことに気づいた。
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜16
いきなり扉を叩き、そして勝手に吹っ飛んだ田中に誰も見向きしないのだ。
こんなことをして、誰も気づかないわけが無い。
頭をぶつけた椅子には顔色の悪い人が座っていたが、こちらを見ようともしない。
話し掛けてみても返事は無い。
「何でれいな無視すると!!!!!!!!!!!!!!!!」
大声を張り上げてみた。
だが、やはり誰も何も反応しない。
そう、まるで田中など存在していないかのように、人々は田中を無視し続けてている。
試しに人に触れてみる。
だが、それは叶わなかった。
周りにバリアでも張られているかのように、あと数ミリというところで触れられないのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・
「はあ・・・どうしたらいいと・・・?」
完全に閉じ込められてしまったようだ。
途方に暮れた田中は、ロビーの隅で膝を抱えた。
何とかここから脱出しようと色々と試したものの、どれも失敗に終わってしまった。
どこの扉も窓も破壊できない。それどころか、備え付けの小さな花瓶すらも動かすことも出来ないのだ。
これは新手のスタンド使いの仕業なのだろうか・・・しかし、だからといって危害を加えてくるわけでもない。
このような目に遭わせて自分をどうするつもりなのか・・・
しばらく大衆の中の孤独に打ちひしがれていたが、不意にある人物に目がいった。
20代半ばくらいの看護婦だ。
彼女は同僚と思しき看護婦と立ち話をしている。
「・・・何話しとるとやろ・・・?」
田中は何となく興味を覚え、聞き耳を立てた。
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜17
「そういえば、アンタまだ続けてんのね」
「ん?まだって?」
「なんか夜にブツブツ言ってるけど」
「ああ、あれ?まだやってるよ」
「ふーん3日坊主のクセに、意外に続いてるのね」
「3日坊主はないでしょ、前のビーズアクセ作りも1週間もったし」
「ふふ、はいはい。じゃあ、あたしこれから休憩だけど、あんたは?」
「私はまだ用事があるんだ」
「そっか〜、じゃあ、お先に休憩いただきます」
「ん、いってらっしゃい」
そんな会話をした後、二人の看護婦は別れた。
「なんやろ、この気持ち・・・でも・・・なんか気になると・・・」
気のせいか、片方の看護婦だけにスポットライトが当たっているかのようにボウッと明るく見える。
胸に取り付けてあるネームプレートには、『伊達五郎八<だて いろは>』とあった。
田中は光に集まる羽虫のように、その五郎八という看護婦の後をふらふらと尾けた。
五郎八はナースステーションから包帯や点滴などを取り出し、
台車を押しながら関係者専用のエレベーターに乗り込んだ。
田中もそれに続く。
エレベーターの電光表示が『B2』を指したところで扉が開き、その景色が一変する。
目が痛くなるほど白く塗られた内装。無機質な電灯。壁に溶け込むかのように
建てつけられたいくつもの白い扉。SF小説に出てくる秘密の研究施設のようであった。
五郎八は通路の一番奥にある扉を開けて中へ入っていった。
田中も遅れまいと、扉が閉まる前にその中へと入った。
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜18
部屋に足を踏み入れた瞬間、中の異様な雰囲気に田中は息を飲んだ。
中央に置かれたベッドに横たわる、顔も見えないほど全身に包帯を巻いた人物。
包帯は赤黒く汚れており、腕の部分からはチューブが伸びていて、
横に置かれている空になった点滴袋に繋がれている。
そして、部屋の四隅には傘状の怪しげな機械がベッドに向かっている。
「なに・・・これ・・・」
呆気にとられている田中をよそに、五郎八は手馴れた手つきで汚れた包帯を解く。
「・・・ッ」
田中はその身体を見て思わず目を背けた。
全身の皮がめくれ上がり、筋肉がむき出しになっている。
微かに上下する胸には火傷のような痕もあり、見るも無残だ。
五郎八は「昨日はよく眠れた?」などと話しかけながら、
相変わらずテキパキと包帯や点滴を交換しているが、その間もベッドに寝かされた
人物に反応は無い。息をしていることから生きているのだろうが、
その姿は生きているというより、『生かされている』といった感じであった。
一連の作業が終わる頃、部屋の中に光が差し込んできた。
すると、五郎八が入り口付近にいた田中の方へ向き直り、丁寧に頭を下げた。
いや、正確にはその背後に・・・だ。彼女は田中が見えていない。
振り向いてみると扉が開いており、そこには白衣を着た30代くらいの男性と、同じく白衣を着た
初老の男性が立っている。
そして田中には若い方の男性に見覚えがあった。
「・・・財前・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜19
五郎八はもう一度頭を下げると部屋を出て行き、
入れ替わるように財前と初老の男が部屋に入った。
田中は出て行った五郎八が気にかかったが、今は突然姿を現した
財前への気持ちが勝り、その場に留まった。
「さあ、どうぞ院長」
財前は初老の男・・・院長を部屋の中央へと誘った。
「・・・で、どうなのかね?成果のほうは?」
院長はベッドの周りを歩きながら、財前に問うた。
「はい、まだまだ途中段階ではありますが順調です。と、その前に・・・」
そう言って財前は部屋の四隅にあった機械に近づき、
傘の前に立たないようにして背部に手を伸ばした。
ゥゥゥウウウゥゥゥンンン・・・・・・
機械は不思議な音を鳴らし、その活動を一時的に停止した。
「・・・何をしている?!紫外線照射装置を止めたりしたら、この怪物は動き出すのだろう?!」
財前の行動を見て驚いた院長は、慌ててベッドから離れて壁を背にする。
だが、財前は平然とした様子でこう言った。
「平気ですよ。先程、看護婦の伊達君が投与した点滴で、活動は弱まっています」
財前はベッドの横の点滴袋を指で軽くノックし、フッと笑った。
「紫外線照射装置・・・?怪物・・・?まさか・・・」
田中はベッドの上の『怪物』を見た。
そして、先程の財前の行動を思い返し、また別の考えが浮かんだ。
「財前はさっき、傘を避けて機械を止めた・・・それに、顔が全く変わっていない・・・アイツはこの時点で既に・・・」
話しを続ける財前の口元をよく見てみると、牙のようなものがチラっと見えた。
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜20
院長は自分に危害が及ばないことを知ると、
財前に向き直り咳払いをした。
「・・・報告を続けたまえ」
「はい、再生速度は、前よりも大幅に向上しました。
ですが、それに伴って前頭葉が更に収縮し、特に知性、
そして言葉の発音が失われてしまう結果になってしまいました」
「それは・・・まずいな」
「はい、しかし、新たな発見があります」
「なにかね?」
「前頭葉には疲労を司る部分が僅かに存在するようで、
知性の低下とともに疲労も感じにくくなるということが分かりました」
「ほう・・・それはまた、別の研究成果として学会で発表する価値があるな」
「はい」
「だが、このような実験の結果とは口が裂けても言えんな」
「ふふ・・・確かに・・・」
財前と院長は互いに顔を見合わせて笑った。
「しかし・・・この・・・なんだっけ?あー『遠藤沙耶<えんどう さや>』君か・・・
彼女も災難だねぇ・・・まさか君の実験体にされるとは・・・ふふふ・・・」
「院長・・・彼女はもう、遠藤沙耶という名ではありませんよ。
『LVP01』という新しい名を与えてあげたのですから。」
財前は所持していた彼女のファイルらしきものを指差した。
「おっと・・・そうだったね。これは失礼した『LVP01』君」
院長はそう言って、遠藤沙耶に向かって深々と頭を下げた。
だが、その態度からは謝罪の念など微塵も感じられない、形だけのものだ。
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜21
「・・・なんてヤツたい・・・」
田中は怒りで吐き気がこみ上げてきた。
やはり、この男は地獄に落ちて当然だ。
この悪魔を今すぐに殺してやりたい気持ちになったが、この状況でそれは出来ない。
それに、どうせ20数年後に自分に消滅させられる運命だ。
そう思うと気持ちが少しだけ和らいだ気がした。
「では、私はこれから食事会があるんで、失礼するよ」
一通り報告を聞いた院長はそう言って財前の肩を叩き、部屋の扉を開けた。
そして一度立ち止まり、背中越しにこう付け加えた。
「君には期待しているよ。君が開発した薬が製品化されれば、私と我が病院の威光は更に高まる」
「はい」
院長の言葉を受け、財前は深々と頭を下げた。
院長が出て行くと、財前は態度を一変させた。
「・・・ふん・・・己の欲に囚われた愚昧な老人め・・・いつか必ずお前に取って代わってやる。
その時のお前の顔が楽しみだ・・・この薬が完成すれば、私は無敵になるのだ。」
吐き捨てるように呟くと、彼もまた部屋を出て行った。
部屋には、田中とLVP01だけが残された。
「・・・再生速度とか言ってたとね・・・それに、薬・・・あッ!!!しまった!!!」
そこまで考えたとき、田中は重大なことに気づいた。
部屋の扉は閉まっている。
そして、自分は何故かこの病院の全てのものを動かすことも破壊することも出来ない。
となると病院どころか、この薄気味悪い部屋からも出られなくなってしまうのだ。
「ど・・・どうするッ?!」
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜22
「く、くそー!!」
田中は慌てて扉に飛びついた。
・・・と思ったら、急に目の前の扉が消失した。
「え?ちょッ・・・!うわッ!!」
ブウゥゥンン・・・・ドサアアァァァ!!!・・ガンッ!!
田中は急には止まれない。
そのまま前方にすっ転び、しかも勢いのあまり、向かい側の壁に頭をぶつけてしまった。
「いッたああああい!!!もう!なにー?!・・・あれ?」
田中は頭をさすりながら起き上がり怒りを露にしたが、
周りの景色が再び変化していることに気づき、辺りを見回した。
あれだけキレイに白く塗りつぶされた壁は
むき出しのコンクリートになっており、今までいた部屋もボロボロに朽ちている。
ベッドに寝かされたLVP01もいない。
そう、病院が元の廃墟の姿になっているのだ。
「元に・・・戻った?」
ホッと一安心した田中は、今のうちに外へ脱出しようと駆け出した。
だが・・・
「うッ・・・!」
再び激しい眩暈に襲われ、視界が暗くなる。
そして眩暈が治まると、再び24年前の病院の中にいた。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
119 :
六部198:2006/12/21(木) 09:06:20.73 0
以上ッ!
120 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 10:36:21.58 0
乙!
121 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 11:42:10.08 O
乙の体勢で保全!
122 :
六部198:2006/12/21(木) 12:40:05.53 0
保全疾走
123 :
六部198:2006/12/21(木) 14:10:38.88 0
保全疾走
124 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 15:08:32.67 O
ヒトイネ色の保全疾走!
125 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 15:34:13.13 0
稲井ね
126 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 16:48:40.64 0
保全ビヨンド
127 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 16:50:04.03 O
参加
128 :
1:2006/12/21(木) 17:22:35.15 O
みなさま乙ですー!!
重大な事態が発生…オナッてたらパソコンの液晶がプツンと消えましたorz
業者いわく修理に六万近くかかる模様で…
たぶんしばらくオナ出せませんです
では…orz
129 :
六部198:2006/12/21(木) 17:32:44.21 0
なッ・・・?!
130 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 17:32:48.45 0
買った方が安いじゃん
131 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 17:42:33.43 0
買ったほうが安いねぇ〜・・・・・・
132 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 18:31:16.58 O
ほ
133 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 19:18:23.16 0
全
134 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 19:40:43.60 0
疾走
135 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 20:33:08.90 O
中
136 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 20:53:59.88 0
スレなんて保全してやるッ!
137 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 21:47:34.26 0
保全疾走
138 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 21:49:32.35 0
さやえんどう…?w
五郎八といえば伊達政宗の娘ですね
伊達謙と何か関わりあるんだろうか
139 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 22:45:35.02 0
ほ
140 :
名無し募集中。。。:2006/12/21(木) 23:00:03.67 0
あぁ・・・・我ながら最悪の気分だ・・・
今日はオナもせずに寝ますワ・・・・・。
141 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 00:07:58.87 0
142 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 00:48:47.20 0
保全疾走
143 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 01:46:33.75 0
(つ∀-)オヤスミー
144 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 01:49:15.54 O
ショジョの奇妙な体験
145 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 04:25:25.40 0
保全疾走
146 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 06:32:07.07 0
おはよ〜
147 :
六部198:2006/12/22(金) 07:36:07.14 0
148 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 08:03:38.73 0
おは保
149 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 09:07:53.64 0
150 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 10:25:35.16 0
保全!
151 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 11:36:42.01 O
川*’ー’)<はぁい、詰んだ
って最近聞いてないね、そういえば。
152 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 11:39:41.52 0
懐かしい台詞だな・・・・・。
153 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 12:54:55.95 0
昼保
154 :
六部198:2006/12/22(金) 13:58:36.23 0
>>138 >さやえんどう…?w
その発想は無かったわw
遠藤は伊達家臣に遠藤姓があったから名は適当に付けただけ
あと伊達五郎八と伊達謙はとくに関係ないっす
でも考えようによっては年の離れた姉とか
伊達謙の年齢によっては母親みたいな展開が可能かも
155 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 14:46:47.06 0
保!
156 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 15:24:08.15 0
是
157 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 16:15:40.72 0
膝
158 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 17:37:40.56 0
sou
159 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 18:28:04.32 0
きらりん保全
160 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 19:38:40.53 O
ほ
161 :
六部198:2006/12/22(金) 20:02:54.07 0
しかし人稲なのは別にいいとして水曜の夜から更新が無いのが寂しいな
162 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 20:23:42.64 0
ああ・・・そうだな・・・・。
163 :
915:2006/12/22(金) 20:47:20.65 O
今忘年会帰りっす
今日は11時頃に帰ったらオナいきますよ
164 :
610:2006/12/22(金) 21:05:53.94 0
スレが落ちてる間に25歳になっちゃった
俺も深夜レスオナいきますよ
165 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 21:08:11.77 0
あ!フィールイージーか
167 :
六部198:2006/12/22(金) 21:17:35.54 0
ペイントで遊んでたら熊井のスタンドっぽくなったんでつい・・・
168 :
1:2006/12/22(金) 21:25:04.26 O
フィールイージィ見たい!
パソコン…orz
169 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 21:55:00.60 0
ほーぜん
610さんオメ!
171 :
名無し募集中。。。:2006/12/22(金) 22:39:53.65 0
疾走
172 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/22(金) 22:51:08.39 0
「そんなに驚かないでヨ!彼から美貴との事は聞いてるよ〜・・・・・ホラ、彼って普段は
自分の事、喋らないけど飲むと聞いても居ないのにベラベラベラベラベラベラ喋るからねぇ
・・・・」
あゆみはアクセルを吹かし山道を飛ばす。
「なんで・・・・・なんでアンタとアイツが繋がるんだよッ?どういう・・・・一体どういう事
何だッッッ!!!」
理解を超える展開に美貴は苛立ち怒鳴り散らした!
「ミュ〜ン・・・・・・うるさいなァ!菅沼クンとは共通の敵対してる組織があってね。そこで
ちょっとシクッた時に彼らの『チーム』に助けられたのが縁で付き合いがあるの。ドゥーユー
・アンダァースタン(理解出来た)?」
と言い切ると美貴に向かって指をクルクルと回した。
「敵対する・・・・『組織』?彼らの『チーム』だと?」
クルクルと回る指を追いながら美貴は聞いたことの無い『言葉』を問う!
「敵対組織は『ライナーノーツ』。聞いたこと無いの?中等部の子等や梨華ちゃん達が交戦した
んだけれど?」
指を引きハンドルに戻しながらあゆみは『敵対組織』を説明した
「ランナーノーツ?」
眉と口元を歪め美貴は問う。
「何だ?美貴は本当に自分以外に興味が無いミュンねぇ?」
呆れた口調であゆみはサイドポケットにある『ファイル』を美貴に渡した。
「・・・・?何だこりゃ?」
手渡された『ファイル』を訝しんで縦や横にして見る!
「『リアルレコーダー』ミュン!美貴達『演劇部』の行動記録・・・・だけでなくこの町、この
辺境で起こったスタンド能力者の行動の全てが書き記されている行動記帳ミュン!」
173 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/22(金) 23:01:16.67 0
と黄昏つつここまで!
>>119 6部さん乙! 五郎八は伊達が闇に身を置くキッカケになったら
面白いかもしれませぬ!あとフィールイージー乙!
>>1さん パソコンが大変な事になったようで・・・・ぜひともこの試練を
乗り切ってくれーーーーーーーーーーーーッ!
>>164 おめでとう!これからも若い力でこのスレを支えてくれ!
174 :
915:2006/12/22(金) 23:13:18.48 0
>>1さん
パソコン( -人-)です
みんな言ってるけど買った方が早いっすね
でもまあオイラも先日急なPCトラブルで2万円飛んじゃいましたけど
予定外の出費って必要以上にダメージ感じますよね・・・(^^;;;
>>六部198さん
乙です!ある意味ジョジョらしいカルトな展開っすねえ
それにしても五郎八といえば当然沢口靖子っすね
あとフィール・イージィかっこよすw
>>前スレさん
ミキティキター━━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
やっぱ主役っすね
って、オイラの方は今頃ミキティKO中なんだよなあ・・・・
>>610さん
おめでと〜。若いってうらやましいなあ。・゚・(ノД`)・゚・。
んでは行きます!
175 :
915:2006/12/22(金) 23:14:12.90 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘うK〜
「ううん、ダメみたい・・・・・・・」
「ダメ?」
この家の中で起こっている事は愛理には手に取るようにわかる。
ハンマーは確かに浜崎あゆみに直撃した。
なのに・・・・・
気が付けば、ハンマーは玄関を素通りして
振り子のようにむなしく空振っていた。
浜崎はハンマーを避けて家の中に入ってくる・・・・。
「舞美ちゃんの言った通りだね。攻撃が当たったはずなのに無効になってる。
しかも、無効になっただけじゃないよ、あれは・・・・・・」
「どういうこと?」
「この家の玄関は引き戸なのね。
普通、引き戸を引く時って真正面に立つでしょ?
誰だってそうする。愛理もそうする。
浜崎も真正面に立った状態から右の引き戸を引いて、
それでハンマーに直撃したはずだったのに、
その瞬間、気が付いたら浜崎は左の引き戸の陰から
腕を伸ばして右の引き戸を引いていたの。
だからハンマーには当たらなかった・・・・・・・」
「それって・・・・・」
176 :
915:2006/12/22(金) 23:15:17.49 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘うL〜
「玄関を開けるまでは、トラップを知らない行動だったのに、
開けた瞬間、まるでトラップを最初から知っていたかのような位置にいるんだよね」
「それが・・・浜崎の能力?」
「まだ詳しくはわからないけどね。愛理がこれからそれを明らかにするッ!」
桃子ちゃんにそう言うと、愛理は浜崎との闘いに意識を集中させた。
「おじゃましま〜す」
なめ腐った態度で浜崎は玄関から廊下に足を一歩踏み入れた。
ヒュンッ!ヒュンッ!ヒュンッ!
浜崎めがけて廊下の奥から矢が発射された。
「うわッ!」
ズシャッ!
不意を突かれた浜崎の肩に矢のうちの一本が刺さる・・・・・・・・・
だけど、その瞬間、やっぱり浜崎は無事だった。
肩に突き刺さったはずの矢を浜崎はしっかりと受け止めていた。
177 :
915:2006/12/22(金) 23:16:10.15 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘うM〜
「まただね・・・・・・。
でもなんとなくわかってきたよ」
「勝てそう?」
「正直、愛理には無理だね」
「そんな・・・・・・」
「でもね、桃子ちゃん。これはチームでの闘いだから、
愛理は浜崎あゆみの能力を明らかにすることと、
時間を稼ぐ事がここでの愛理の仕事なんだよ」
「さっきも言っていたけど時間って?
能力を明らかにすることはわかるけど・・・・」
「それは・・・・・・・」
愛理が答えようとしたときだった。
ドーンッ!!!!!
廊下の方で激しい音がした。
また一つ、トラップが浜崎を攻撃し、そして無効化された。
「う〜ん・・・・・・・」
その音で、今度はえりが目覚めた。
「桃子ちゃん、愛理は今手が離せないから
えりに動かないように言ってッ!」
「うん、わかった」
えりの事は桃子ちゃんに任せて愛理は
再び浜崎の方に集中する。
178 :
915:2006/12/22(金) 23:17:09.80 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘うN〜
桃子ちゃん、えり・・・・・・・・・・・。
時間は迫ってきている。
それが愛理、いや、桃子ちゃんたちに
有利に働くかどうか・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「いいッ?動いちゃダメだからねッ!」
「う、うん・・・・・・」
桃子ちゃんがすぐ近くに寝転がっているえりに注意した。
「もも、いったいどうなってるの?」
「今は愛理が浜崎と闘っているの」
えりの問いかけにそう答えながら桃子ちゃんが愛理を見てくる。
「桃子ちゃん、もうあんまり時間がないと思う。
次で勝負かけるから、あとはよろしくね」
「あとって、愛理は・・・・・・・・」
その時・・・・・・・
「ちょっと〜ッ!今のはふざけすぎでしょ〜」
廊下の方から浜崎の怒った声が聞こえた。
179 :
915:2006/12/22(金) 23:17:46.52 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘うO〜
「愛理、何をしたの?」
「上から小麦粉を落としたの。
一瞬浜崎が粉まみれになったんだけどね、
案の定また能力使って避けられちゃった」
「小麦粉って・・・・・、今更そんなことしてどうすんのよ」
「まあ見ててよ、本命は次だからッ!」
「うわッ」
ゴオオオオオォォォォォォッッッッッッンンンンンッッッッッッ!!!!!
愛理が言うと同時に、また浜崎の声と大きな音がした。
そう、浜崎の頭上に、数十キロもある重りを落としたんだ。
今回は余裕があったからか、浜崎は能力を使わずに右側に動いて
落ちてくる重りを避けた。
いや、右側が避けやすいように愛理が落としたんだ。
そして、浜崎が足を踏んだ場所には・・・・・・・・
180 :
915:2006/12/22(金) 23:18:25.50 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘うP〜
パカッ
落とし穴ッ!
浜崎は真っ逆さまに地下に落ちていく・・・・・・・・・・
と思ったら、やっぱり浜崎は落ちてなかった。
落とし穴も開いていない。
重りを・・・・左側に避けている・・・・ッ!
181 :
915:2006/12/22(金) 23:19:31.77 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘うQ〜
「桃子ちゃん、えり、浜崎の能力がわかったよ」
「本当?」
「浜崎の能力は時間を戻して、やり直しているんだよ・・・・・・」
「や、やり直す?」
「でも・・・・、それだけじゃないね・・・・・・。
さっき、愛理は浜崎の頭上に重りを落としたの。
浜崎が右に避けて、用意してある落とし穴に落ちるようにね。
穴に落ちる途中、浜崎は重りが落ちる前まで時間を戻して
今度は左に避けたんだよ」
「そんな・・・・・」
「だって廊下に左に動いた浜崎の足跡がついているんだもん。
そのためにさっき小麦粉をまき散らしたんだし」
「あ、それであんな攻撃を・・・・・・・・・」
「浜崎の能力の変わっているところは、
時間を戻す前と戻って結果が変わってからが繋がっている事だね」
「どういうこと?」
「つまりね、重りが落ち始めてから、愛理は浜崎が右に避けて落とし穴に落ちるのを見た。
でも、浜崎は重りが落ちる前に時間を戻して今度は左に避けた。
それを見ていた他の人間、つまり愛理は
浜崎が時間を戻す前の、右に避けて穴に落ちた記憶は覚えていても、
浜崎が時間を戻して左に避けた新しい時間を体験も記憶もしてないの」
「もも、わかんない・・・・・」
「えりはわかった?」
「な、なんとなく・・・・・・・。
要するに浜崎あゆみは自分が攻撃されたら
時間を数秒戻して、自分の都合が良いように行動し直してるけど
本人以外はその間の新しい数秒の出来事を覚えてないわけね?」
182 :
915:2006/12/22(金) 23:20:11.98 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘うR〜
〜嗣永桃子〜
「そういうことだね。
じゃあ、えりを信じるからね・・・・・・・。
どうやら起き出したみたい・・・・・・・・・・。
愛理は・・・・タイムリミットのようだよ・・・・・・・・・・」
「愛理、だからさっきから時間って何?」
その時だった。
「あれ・・・・・・・」
声の方を振り向くと、さっきの重りによる音と振動のせいか、
また一人気が付いて起きあがろうとしていた。
今気絶しているのは・・・・・・
佐紀ちゃんと・・・・・
梨沙子と・・・・・・・・
183 :
915:2006/12/22(金) 23:21:11.85 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘うS〜
栞菜ちゃんと・・・・・・・・・・
マイマイッ!!!!!!!!!!
みんなよりひときわ小さなマイマイが目覚めようとしているッ!!
184 :
915:2006/12/22(金) 23:28:30.66 0
ここまで!
相変わらず時間系のスタンドは説明難しくて申し訳ないっす
浜崎のスタンドはまあ極端に言えばマンダム+キング・クリムゾンっすね
同じ時間を戻すタイプでもスタンド使い本人じゃなくて周りの人間の立場の時に、
・ブギートレイン'03は
「時間を戻したあとの新しい時間しか記憶にない」
「時間を戻す前の古い時間は記憶にない」
・マンダムは「時間を戻す前は記憶している」
「新しい時間は戻したところから体験・記憶している」
・浜崎のスタンドは
「時間を戻す前の古い時間の記憶はある」
「新しい時間は戻してから戻す前と同じ時間までの間の記憶がない」
という違いがあると考えてくださいです
185 :
610:2006/12/22(金) 23:31:30.77 0
乙です!
やっぱり浜崎も時間系だったか…!
能力は理解しましたッ!
186 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/22(金) 23:35:54.46 0
乙!どー戦えばいいんだw
187 :
名無し募集中。。。:2006/12/23(土) 00:11:43.54 0
就寝保
188 :
名無し募集中。。。:2006/12/23(土) 00:30:32.30 0
予備保全
189 :
915:2006/12/23(土) 01:14:07.22 0
ぶっちゃけ書いてる本人もどうすれば勝てるのかまだ考えてねー!!(死)
190 :
名無し募集中。。。:2006/12/23(土) 02:20:30.53 0
寝る保
191 :
名無し募集中。。。:2006/12/23(土) 05:03:11.72 0
保全疾走
192 :
名無し募集中。。。:2006/12/23(土) 05:24:59.64 O
お二方乙ですー!!
193 :
名無し募集中。。。:2006/12/23(土) 08:00:36.64 0
おは保
194 :
名無し募集中。。。:2006/12/23(土) 09:13:02.76 0
ohh
195 :
六部198:2006/12/23(土) 10:03:05.37 0
>>173 乙ッ!
柴田達と菅沼達・・・未だ実態が明らかになっていないライナーノーツ・・・
そして幽霊コンビ・・・これらがかみ合った時に
どのような事態になるのかが気になってしょうがない
>>184 乙ッ!
厄介な能力だが必ず穴があるはず・・・それを見つけないといけないな
それとも全く別の方法でいくのか・・・
あと610さんオメッ!
出かける前保!
197 :
名無し募集中。。。:2006/12/23(土) 12:44:55.17 0
昼保!
198 :
名無し募集中。。。:2006/12/23(土) 13:42:17.79 O
保全しろ、スレにはそれが必要だ
199 :
名無し募集中。。。:2006/12/23(土) 14:43:58.28 0
保全の回転
200 :
六部198:2006/12/23(土) 15:55:43.41 0
敬意を払って『保全』のさらなる段階へ進め
201 :
名無し募集中。。。:2006/12/23(土) 17:12:47.25 0
何・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・さ・・・・
さらなる・・・・・・・・段階
202 :
名無し募集中。。。:2006/12/23(土) 18:33:06.50 0
保全には以下のルールが存在する。
203 :
名無し募集中。。。:2006/12/23(土) 19:13:54.69 0
@保全は「保全使い」の意思で保全疾走される。
204 :
名無し募集中。。。:2006/12/23(土) 20:14:47.19 0
h
205 :
名無し募集中。。。:2006/12/23(土) 21:04:51.51 0
保全ッ
206 :
名無し募集中。。。:2006/12/23(土) 21:04:54.67 0
保全疾走
207 :
六部198:2006/12/23(土) 21:47:46.56 0
バイオ疾走
208 :
名無し募集中。。。:2006/12/23(土) 22:06:32.75 0
かゆ・・・・・
うま・・・・・・
209 :
名無し募集中。。。:2006/12/23(土) 22:59:58.00 0
Aスレはカキコでしか保全できない
210 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/23(土) 23:37:11.01 0
Bスレが落ちれば、その「立て主=本体」もダメージを負う
211 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/23(土) 23:44:36.76 0
同日 同刻
「・・・・それが人に物を頼む態度でっか?」
「じゃあ・・・・これで満足か?」
男は地べたに手を付けると頭を地に付け伏せた。
「土下座・・・・私の邪魔を散々してきたアンタがホンマいい気味やで・・・・・」
ひゅんと軽い音が空を斬り革靴が男の顔面に激突したッ。
「グッ・・・・・・・・」
サッカーボールの様に顔面を蹴り上げられた男は地面から引き剥がされたかのように後方に弾かれる!
「阿呆が!誰がお前なんかと手を組むかッ!冗談も休み休み言いやッ!!!」
「交渉決裂か・・・・・・・じゃあ・・・・死ねよ・・・・」
男の言葉に反応したように胸元に垂れた首飾りが揺れる。
「?」
ボッ ボッボッ!!
空気が揺れたかと思うと女の服に穴が型を抜いたように綺麗に空く!
そしてその身体が銃で撃たれたかのように反動に震える・・・・・。
「幽霊の『釘』だ・・・・見ることは出来ないがお前の身体を串刺しにした・・・・終わりだな
・・・・・・・岡田唯。」
212 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/23(土) 23:45:52.77 0
同日 同刻
「・・・・それが人に物を頼む態度でっか?」
「じゃあ・・・・これで満足か?」
男は地べたに手を付けると頭を地に付け伏せた。
「土下座・・・・私の邪魔を散々してきたアンタがホンマいい気味やで・・・・・」
ひゅんと軽い音が空を斬り革靴が男の顔面に激突したッ。
「グッ・・・・・・・・」
サッカーボールの様に顔面を蹴り上げられた男は地面から引き剥がされたかのように後方に弾かれる!
「阿呆が!誰がお前なんかと手を組むかッ!冗談も休み休み言いやッ!!!」
「交渉決裂か・・・・・・・じゃあ・・・・死ねよ・・・・」
男の言葉に反応したように胸元に垂れた首飾りが揺れる。
「?」
ボッ ボッボッ!!
空気が揺れたかと思うと女の服に穴が型を抜いたように綺麗に空く!
そしてその身体が銃で撃たれたかのように反動に震える・・・・・。
「幽霊の『釘』だ・・・・見ることは出来ないがお前の身体を串刺しにした・・・・終わりだな
・・・・・・・岡田唯。」
213 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/23(土) 23:46:50.89 0
男は足を振り上げると反動で起き上がる。
その視線の先に居る女・・・・岡田唯は『見えない釘』に貫かれた筈・・・・で在ったがそんな
素振りを見せず平然と立っていた。
「・・・・・はぁ?何なんだ?・・・・おい!篤好!真面目にやれよ!お前の『サディスティック
・デザイア』で釘をブチ込んだ筈だろッ!」
男は首飾りにまるで人が住んでいるかのように掴み上げ怒鳴り散らす!
その道化染みた男の姿を岡田唯は嘲る。
「無駄でっせ!無駄!・・・・・・ヤレヤレでんな?『協力の申し出』を断った途端、殺しに掛か
るその両極端さ・・・・・相変わらずの偏狂ぷりやな・・・・菅沼英秋ッ!!!」
214 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/23(土) 23:54:21.38 0
レ・・・・レクイエムしてしまったw
今日はこんな所でございます!
>>189 マジでェーーーーーーーw
>>195 ゆるやかなる収束ではなく波乱ずくめになりそうですw
215 :
六部198:2006/12/24(日) 00:13:11.03 0
乙ッ!
てことで俺もいきます
216 :
六部198:2006/12/24(日) 00:14:14.89 0
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜23
「もー!!!一体れいなをどうしたいと!!!?
言いたいことがあるなら出て来い!!!!!」
田中は大声で叫び、この映像を見せているであろう誰かに怒りをぶつけた。
しかし返事は返ってくるはずもなく、その叫びは虚しくこだまするだけであった。
そんな中、誰かが横を通り過ぎるのが目に入った。
「あ・・・」
看護婦の伊達五郎八だった。
ちょうどさっき見たようにように、包帯や点滴の交換などを終えたところなのだろう。
「・・・」
彼女を見た途端、怒りはどこかへ消え失せてしまった。
「・・・どこ行くとやろ?」
田中はまるで何かに取り憑かれたように五郎八の後を追った。
五郎八と一緒にエレベーターで地上に出ると、辺りは暗く人の姿も無い。
壁に掛けられている時計に目をやると11時を過ぎていた。
どうやら、今は夜らしい。
五郎八はそのまま別のエレベーターに乗って上へあがり、
長い廊下を抜けて、ある一室へと入っていった。
田中も中に入ってみると、その部屋に見覚えがあった。
「ここ・・・この前れいなが追っかけた吸血鬼が逃げこんだ部屋たい」
五郎八が奥の部屋の扉を開けて中に入る。
そして田中もギリギリで扉の隙間に身体を滑り込ませて中に入った。
217 :
六部198:2006/12/24(日) 00:15:44.34 0
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜24
部屋の中には二段ベッドが二つ壁際に設置されており、
その横に机が二つ並んでいる。
ベッドには誰もおらず、この部屋にいるのは五郎八と空気同然の田中だけだ。
田中が物珍しそうに部屋の中を歩き回っていると、突然おかしなことが起こった。
五郎八が物凄いスピードで動きだしたのだ。
それはまるで、ビデオの映像を早回ししたかのようであった。
呆気にとられながらそれを見ていると、五郎八の動きが少しずつ通常の早さに戻っていった。
五郎八は疲れきった顔で机に座り、引き出しからビデオカメラを取り出して自分の前に設置した。
彼女はしばらく机に肘を立てて顔の前で手を組んで黙っていたが、やがて静かに口を開いた。
「もうすぐ、今日という日が終わろうとしています。
そして、今日も相変わらず、財前教授の命令で包帯を交換することに時間を費やした」
「ッ!!!」
五郎八の言葉に、田中はハッとした。
「これって、れいなが見たビデオじゃなかと?!
あのに写ってた人は五郎八さんやったとか!」
・・・このような偶然があるのだろうか。
いや、あるわけがない。何か意図的なものを感じる。
この映像を見せている何者かは、自分があの古いテープを
手に入れたことを知りつつ、この映像を見せている・・・そんな気がする。
しかし、どうやって知った?それが疑問だ。
そのことを知っているのは、自分とテープを渡した吸血鬼、そして寺田だけだ。
吸血鬼は既に消滅しているし、寺田の仕業とも思えない。
他に目撃者などもいない。・・・だとしたら誰が?なんの為に?
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜25
解ける糸口も見つからない謎を抱えながらも、田中は黙って
五郎八の言葉に再び耳を傾ける。今はそれしか出来なかった。
「・・・でも、何度も交換してもすぐに血と膿で汚れてしまう。
今日は何回交換したんだろう・・・。もう、それを数えるのも面倒くさくなってきた。
地下の一室に寝かされたあの子・・・沙耶ちゃんに面会に訪れる人はいない。
あの子は何も喋らない・・・食事も摂らず、ただ息をしているだけ。
身体中に傷を負っていて、重度の火傷もいくつもある。
普通なら手遅れの状態なのに、それでもあの子は生きている。
一体あの子は何なの?!どうして生きていられるの?!」
五郎八は顔を覆って泣き出した。
「・・・今思えば、初めから何もかもが変だった・・・あの子の簡単な世話をするだけで大金がもらえた。
それに、どうしてあの子だけ、あんなところに寝かされているの?あんな場所、今まで知らなかった。
・・・それでも、私はお金に目が眩んで黙ってそれを続けた。でも、もうそれも限界です。
・・・この前、財前教授と院長の会話を聞いてしまったから・・・財前教授は、沙耶ちゃんの身体で
何かの実験をしている・・・財前教授だけじゃない・・・他の先生方も・・・そんなこと・・・あってはいけない・・・
・・・神様・・・私、怖いんです。・・・あの人が・・・財前教授が人間ではないような気がしてくるんです。
そして、沙耶ちゃんも、もう既に人間ではないのかもしれない・・・」
五郎八は胸元から十字架を取り出し、それを握り締めた。
「神様・・・どうか、お許しください・・・どうか・・・私を、お救いください・・・」
・・・独白を終えた五郎八が、またしても高速で動き出す。
それと同時に、部屋の中が明るくなったり暗くなったりしながら様々な人が高速で部屋の出入りを繰り返した。
おそらくこれは、幾日も経過しているのを表現しているのであろう。
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜26
やがて動きが収まり、部屋の中にはちょうどベッドから起き上がった五郎八がいた。
彼女はあれからもずっと、罪悪感と恐怖を抱えながら例の作業をしていたのだろう。
顔色が悪く、まるで重病人のようにやつれて疲れきっていることから想像がつく。
田中はしばらく五郎八を見ていたが、急に外が騒がしくなったことに気付いた。
五郎八も同様に気付いたようで、ふらふらと外の様子を見にいった。
田中も外が気になるので、五郎八に続く。
廊下に出た田中は、その光景に目を奪われた。
背広を着た男達が、院長と数人の医師を連れて歩いている。
そして、その腕には手錠が掛けられていた。
「これは・・・」
田中はこれが何なのかを瞬時に悟った。
「そうか!ここは確か、内部告発で人体実験がばれて閉鎖になったはず。
それでみんな警察に連れてかれる途中なんたい!」
「・・・どうして?」
連行される院長を見守る田中の横で五郎八がボソっと呟き、元の部屋へ戻っていった。
「・・・五郎八さん?」
部屋に戻った五郎八は、机に座ってなにやらボソボソと呟いている。
「・・・どうして、財前教授がいないの?あの人も連行されるはずなのに・・・
私は財前の名も、ちゃんと告げたはずなのに・・・」
「!!!」
五郎八の言葉に、田中は息を飲んだ。
「内部告発は、五郎八さんやったとね。でも、確かにあの中に財前はいなかった・・・
そういえば、アイツだけは警察の手を逃れたとか資料にあったっちゃ・・・」
では、財前はどこに?
そんなことを考えていると、部屋の隅で人影が動いた気がした。
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜27
「!!」
気のせいではない。しかも、その人影は財前のものであった。
姿を現した財前が両手を突き出しながらゆっくりと五郎八の背後に迫る。
「ハッ!!五郎八さん、危ない!!」
田中は大声で五郎八に警告を発するが、当の本人は全く気付く様子がない。
「キャアッ!!!」
五郎八の悲鳴。
財前の手が五郎八の首にかかり、そこで初めて彼に気付いたようだ。
「やってくれたね・・・松平君・・・まさか、君の仕業だったとは」
財前は両手に力を込め、感情を押し殺したような声で言った。
しかし、五郎八は毅然とした瞳で財前を睨んだ。
「教授・・・あなたも、もう終わり・・・です・・・」
「ふふ・・・そんなことはないさ。まだこれからだよ」
「あなたは、一体何をしようとしていたのですか?
沙耶ちゃんは、どうなってしまったのですか?」
「・・・知りたいのかね?」
財前は五郎八を持ち上げ、乱暴に机の上に乗せた。
「人体の再生機能を飛躍的にアップさせる薬を作っていた・・・と言えば、君にも理解できるかな?」
「再・・・生・・・機能・・・?」
「そう、その薬は人を『擬似的』に吸血鬼させることが出来る。
知っているかな?吸血鬼には、優れた再生機能があるのだよ」
「吸血鬼?そんな・・・そんなことがあるわけが・・・」
「おや?信じられない?ふふふ・・・目の前にその吸血鬼がいるのに?」
財前は笑顔で口を開け、五郎八に迫った。
その口からは、鋭い牙が顔を覗かせている。
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜28
「これで、信じてもらえたかな」
言葉を失う五郎八を見て、財前は満足そうに頷く。
「そしてLVP01・・・まあ、遠藤沙耶といったほうが君には馴染みあるのか。
彼女は事故に遭ってウチに搬送されてきたんだが、もう手遅れだった。
だが運よく孤児であったこともあって、研究の被検体とするために彼女にその薬を投与したわけだ。
・・・薬を製品化するにはまだ問題があってね。我々は太陽に弱い・・・というかまあ、紫外線なんだがね。
重要なのは再生能力よりも、紫外線に弱いという部分を取り除くことなのだ。
私は薬で金儲けなど考えていないが、それが成功すれば私に弱点は無くなるんだよ。
だから今は、それを取り除くことに腐心しているところだ・・・それなのに、君は・・・」
財前が手に力が入れると、五郎八は苦しそうに口をパクパクさせた。
しかし、もう少しで気を失うというところで、その手を緩めた。
「ゲホッ・・・ゴホッ・・・」
五郎八が咳き込む。
「まあいい、警察が天才である私を捕まえることなど出来るはずもないからな。
研究は続行する。だが、いくら私が天才だからといっても一人では厳しい。そこで君に助手を頼もうと思う」
「だ、誰があなたのような悪魔に・・・」
当然、五郎八は拒絶する。そんなことに協力するはずが無い。
「君は人の話を聞かないタイプかね?私は『悪魔』ではなく、あくまで『吸血鬼』だ。
・・・おっと、駄洒落になってしまったね。ふふふ・・・」
財前は顔を伏せ、独り笑った。
そして、すぐに顔を上げ五郎八を見つめた。
「それに安心したまえ、君もその吸血鬼の仲間入りだ」
そう言って財前は五郎八の首筋に牙を立てた!
「!!!!」
ズキュウウゥゥン!!ズキュウウゥゥン!!ズキュウウゥゥン!!
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜29
「おめでとう、これで君も吸血鬼だ。君は紫外線をまともに浴びなければ不死身だ。
まあ、『波紋』でも流されればひとたまりもないが、波紋使いなど
もう殆ど絶滅している。安心したまえ。」
財前はぐったりした五郎八に向かって、努めて優しく話しかけた。
吸血鬼は血を吸い取った者を吸血鬼化させ、使役することが出来る。
もう、自分には逆らえないことを知っているのだ。
「さて、警察がここに来るのも時間の問題だろう。そして、検察の手が伸びる前に、
LVP01と機器を新しい場所に隠しておかないとな。松平君、来たまえ!」
財前がそう言うと、五郎八はゆっくりと起き上がった。
その瞳の光は、もう既に人のモノではなくなっていた・・・
「そうそう、言っておくが、実験室の四隅にある装置は紫外線照射するものだ。
あれの取り扱いには気をつけろ。まあ、かなり微弱なものだから活動は弱まるものの、死ぬことはないがね」
・・・・と、ここで全てを見続けた田中を眩暈が襲い、意識が遠くなる。
「ああ・・・また場面が飛ぶとか・・・?まだ何かを見せたいとかね・・・」
田中は誰に言うとでもなく呟き、その流れに身を任せた。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
気が付くと辺りは暗くなっており、部屋の中もボロボロになっていた。
そう、元の廃墟に戻っていたのだ。遠藤沙耶がいた地下の部屋から出たときのように、
また昔の姿に変わるかと思ったが、いつまで経っても変化が起こる様子はなかった。
「・・・え?これで終わり?」
田中は拍子抜けして、そのまま立ち尽くしてしまった。
財前と吸血鬼になった伊達五郎八・・・そして、LVP01こと遠藤沙耶はどこへ・・・?
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜30
結局何一つ解からないまま終わってしまうのか・・・?
いや、そうではない、部屋の隅で何かが動いたのを田中は見逃さなかった。
それは、財前を倒したあとに遭遇した吸血鬼であった。
「・・・う・・・うぅ・・・」
吸血鬼が言葉にならない声を出す。
それと同時に、頭の中に直接声が響いてきた。
『・・・あれから、どれくらいの月日が流れたんだろう・・・
実験は、なかなか成果を得られないまま、今夜も続けられるだろう・・・
もう、死にたい・・・でも、それすら叶わない・・・
太陽の光を浴びようとしたけど、結局見つかってしまった。
そして、私も実験体としてあの薬を投与され、余計に死ねない身体に・・・
改良を重ねた結果、知性は損なわれずに済んだようだけど、言葉を発する力は失ってしまった・・・』
吸血鬼は胸元から見覚えのある十字架を取り出し、それを握り締めて天を仰いだ。
「・・・これは、たしか五郎八さんの・・・まさか・・・」
そして、よく見ると吸血鬼はボロボロになったナースの制服を着ており、
胸のところのプレートには微かに『伊達五郎八』と書いてあるのが辛うじて読める。
そう、この吸血鬼は、伊達五郎八の成れの果てだったのだ。
ドオオオオオォォォォォォォオォォォォォォォ・・・・・!!!!!
『神様・・・これは罰なのですか?財前という悪魔に協力した・・・
だとしたら、それは受けましょう・・・でも・・・沙耶ちゃんは何も・・・
・・・お願いです・・・あの子だけでも・・・解放してあげてください・・・』
「そんな・・・そうやったとか・・・」
田中は頭に響く声を聴きながら、変わり果てた姿の五郎八をじっと見つめた。
224 :
六部198:2006/12/24(日) 00:25:21.43 0
以上ッ!
225 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/24(日) 00:26:22.13 0
乙!
226 :
610:2006/12/24(日) 01:28:30.63 0
昨日はオナ中に気絶してしまった…
今日中には必ずッ…!
227 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 02:34:04.15 0
保全
228 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 05:13:45.95 0
229 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 07:44:18.36 0
保全疾走
230 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 09:58:20.31 0
そして保全疾走
231 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 10:37:59.54 0
さらに保全疾走
232 :
六部198:2006/12/24(日) 11:47:16.80 0
またしても保全疾走
233 :
364:2006/12/24(日) 12:27:46.50 0
ほぜーん!
昨日はやすいしのクリスマスディナーショー行ってきました。メチャクチャ楽しかった…!
有馬記念、予想だけ立てたけど買おうかどうしようか…
234 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 12:45:46.67 0
狼って競馬板と同じ鯖なので今日は3時以降しっかり保全しましょう
235 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 13:22:29.20 0
保全疾走
236 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 15:06:57.74 0
ディープ来る?
237 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 15:12:07.77 0
松平くん?
238 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 15:23:39.79 0
おいらもそれ気になった・・・・・・・・・・
239 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 15:24:51.35 0
『おいら』だとォーーーーーーーーーーーッ!
240 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 15:32:15.24 0
来たアァッァアアアァアアァアアァッ!
241 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 15:32:38.06 0
MERRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRYY
クリスマース保全疾走
ディープおめ!
242 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 16:09:10.18 0
馬並み保全
243 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 17:09:13.06 0
ho
244 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 17:11:09.81 0
もし俺の「流法」がスレを保つ「保全」でなかったならッ!
2chからのdat落ち攻撃をどうやって防いでいたかわからぬ・・・
245 :
六部198:2006/12/24(日) 17:56:45.48 0
保全疾走
246 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 18:43:32.40 0
M-1保全疾走
247 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 19:34:36.39 0
サイレントナイト保全!
248 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 20:10:35.40 O
寂しく保全
249 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 20:32:18.16 0
くッ・・・保全する!
250 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 21:01:16.24 0
保全疾走
251 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 21:44:23.53 0
保全しかすることがない
252 :
六部198:2006/12/24(日) 21:48:07.01 0
しりとりでも・・・いや・・・なんでもない
253 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 22:35:05.55 0
ha
254 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 22:54:08.72 0
なるべくしてなる!それが「保全」というものなのだ!
255 :
名無し募集中。。。:2006/12/24(日) 23:45:07.17 0
ほぜん
256 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 00:12:46.65 0
保全疾走
257 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 00:35:27.50 0
全疾
258 :
963:2006/12/25(月) 00:55:01.38 0
みなさんこんばんわ!そしてメリークリスマス!
そしてそして!遅くなりましたが610さんオメです!
それじゃある程度出来たので出します〜
259 :
963:2006/12/25(月) 00:56:57.29 0
銀色の永遠〜ぶどうヶ丘高校球技大会〜5
「美貴が・・・この藤本美貴様が・・・・やられちまうなんて・・・!!!!」
(なんてこった・・・こんなところで負けちまうのか・・・・くそぉ!みんなすまねぇ!!)
美貴はその場で呆然と立ちつくす・・・・
「・・・・・・・ミ・・・・・・・・・ィ・・・・・・・・・・・・キティ・・・・・・!」
(微かに声が聞こえる・・・いったいだれだ・・・?)
「ミキティ!!おーい!ミキティ!しっかりするぽ!」
真希ちゃんだ!
「まだごとーも、まっつーも残ってるんだからさ!まだ試合には負けてないじゃん!」
「そうそう!全部背負い込んじゃダメ!ここからは私たちにまかせて!」
「・・・・そうだな!まだ、まだ負けてねぇんだよな!よし!外野からの支援はまかせとけ!」
「ねぇねぇ!気合い入れようよ!仕切り直しの意味も込めてさ!」
「おっ!いいねぇ〜そんじゃいくぜ!・・・せーの!」
「「「ぶっつぶす!!!!」」」
260 :
610:2006/12/25(月) 00:57:09.18 0
一応めりくり!と言っておこうか…^^;
では
261 :
963:2006/12/25(月) 00:58:50.09 0
「ちっ・・・せっかくもっさんを仕留めてこっち優勢ムードだったのに・・・・
亀!頼んだよ!こっちも支援するから!」
「OK!藤本さんのいなくなったチームに負けるほど僕達は弱くない!
それに今ボールを持っているのは僕達のチームだ!先手必勝!」
亀はボールを構える。
「ごっちん!足下見ててね!」
そう言いながら亜弥ちゃんは亀のボールの前に立ち
真希ちゃんはそばでガキさんの蔦攻撃がこないか見張っている。
「むぅ・・・むこうもチームプレイをしてきたか・・・これでは2重の策は使えないのだ・・・
しょうがない。亀!!作戦β開始!!」
「了解!!」
そう言うとガキさんは外野のクラスメイト達に隠れ
亀はニヤニヤと笑う。
「なんかやばそうだな〜・・・ごっちん!やっぱり一歩引いて全体を見てて!」
「OK〜!」
真希ちゃんは亜弥ちゃんの言葉を受けて後列に下がる。
「それじゃあいきますよぉ〜〜!!」
亀はボールを勢いよく投げる。
「ありゃ?全然たいしたことなさそうだな〜・・・」
「ダメだ!亜弥ちゃん!油断しちゃあいけない!」
美貴は亜弥ちゃんに向かって大声で叫ぶ!!
「もう遅いですよ!!」
262 :
963:2006/12/25(月) 01:03:21.79 0
ギュン!!
「うわぁっ!?」
亜弥ちゃんはかろうじてボールを避ける。
「んあ?どうしたの?あんなボール簡単に捕れるはずじゃあ?」
「ちがうの!いきなり速くなったの!美貴たんが声かけてくれなかったら危なかったよ〜」
「ミキティはそれでやられたから気づいたのか・・・それよりもいきなり速くなったって?」
「うん!普通に捕ろうとしたんだけどほんとにいきなり速くなったの!」
「おやおや?どうしたんですか?こんなボールも捕れないんですか?」
「うるせぇ!てめぇはちったぁだまってろ!」
美貴は亜弥ちゃん達に話しかける亀を怒鳴りつけた。
「おー怖い怖い♪あ、そういえばまだ僕達の攻撃は終わってないんで!」
言い終わると同時にボールを投げてくる・・・しかし
ギュァァ!!
「「「!?」」」
亀の球は急に加速するのではなく投げた瞬間から速い球だったのだ!
263 :
963:2006/12/25(月) 01:07:07.04 0
「あぶねぇ!亜弥ちゃん!」
「ひゃぁ〜!!」
亜弥ちゃんに向かって亀の速球が当たりそうになったその時・・・
ブワァァァァァ!!
一陣の風が吹いてボールの軌道が逸れた!
「使いすぎるとさすがにみんなおかしいと思っちゃうからあんまり使えないけどね・・・」
真希ちゃんのゴシップ・セクシーGUYだ!
バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!
「ナイス真希ちゃん!!」
「??・・・よくわかんないけどありがとう!ごっちん!」
「いや〜危なかったね〜まっつー・・・痛っ!」
「どうしたの?」
「いや・・・なんか頬に当たったの・・・・」
「砂とかじゃないの?」
264 :
963:2006/12/25(月) 01:09:10.79 0
「コラーーーーー!!!!今は試合中であって雑談の場ではないのだ!
私語は慎むのだ!まったくこれだから最近の若者は・・・・」
「が、ガキさん!落ち着いて!」
「ハッ!?す、すまない・・・私としたことが・・・と、とにかく!
おしゃべりする暇があったら私たちからボールを奪ってみるのだ!
亀!やっちゃいなさい!!」
「了解!」
「どうしよ〜!まだあの加速の謎はとけてないのに〜!」
「いや、ひとつだけヒントがでたぽ・・・」
「えっ?ほんと?」
「うん・・・それは急にあの新垣って子がしゃべり出したこと・・・
つまりボールの加速にはあの子が関係している可能性が高い!」
「だからおしゃべりはやめなさいって言ってるじゃないですか〜!」
亀は会議中の亜弥ちゃん達にボールを投げる。
「まっつー!一回だけ囮をやって!この一回でトリックを見破る!!」
「OK〜・・・絶対だよ!信じてるからね!!」
そう言って亜弥ちゃんはまだゆっくりのボールの前に立つ。
ギュン!!
「ほっ!!!」
亜弥ちゃんは加速してきたボールを落ち着いて避ける。
265 :
963:2006/12/25(月) 01:12:18.36 0
「やったよまっつー・・・種がわかったぽ!」
「さっすがごっちん!それでそれで?」
「このトリックはさっき言ったとおり“種”が種だった・・・
外野のクラスメイトに隠れた新垣って子が亀井ちゃんが投げたボールに
素早く撃ち出した“種”を当てて加速させていた・・・これが答えだぽ!」
「だ・か・ら!私語は禁止です〜!!」
「まっつー!普通に捕っちゃって!」
「え!?ボールが速くなるんじゃ・・・」
「いいから!もう一度だけ信じて!」
「・・・わかった!!」
亜弥ちゃんは再度亀のボールの前に立つ・・・
パシッ
亜弥ちゃんは普通の全く加速しないボールを楽々キャッチした。
「・・・と、捕れた!やったぁ!!」
「ど、どうしたのさ!なんで加速させなかったの?」
「ぐぅ・・・・やられたのだ・・・・私の種が風に弾かれてしまったのだニィ・・・」
「今度はこっちの攻撃だぽ!いくよ!まっつー!」
「まっかせて〜!」
「ぶぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ズガバキメシャドガァ!!!!
266 :
963:2006/12/25(月) 01:17:13.26 0
今までほとんど無傷だった亀垣チームだったが
燃える亜弥ちゃんと真希ちゃんの働きにより残すは亀と数人になった。
「さて・・・問題は亀だな・・・どうすればあいつに当てることができる?」
美貴は一人黙々と亀を倒す方法を思案していた。
すると巨大な影が美貴を覆う・・・
「コォォォォ・・・・いったい何をそんなに考えているのデスか?」
「!!!!!!!!!!!!!!!」
そこには保健室で寝ているはずのスーさんがいたのだ!!
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!
「Hooooooooooooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!
今からアナタのチームを全員病院送りにしてあげマス!」
「て、てめぇ・・・なんでここにいやがる!
保健室で安静にしてるんじゃなかったのかよ!」
「ククク・・・私の筋肉にかかればダメージを最小限に抑えることも可能なのデスよ・・・
ソレデハ!あなたはそこで傍観しているがいいでしょう・・・アナタのチームが
ワタシの手で蟻の如く潰されていくのをネ!!HAHAHAHAHAHAHA!!!」
そう言い残すとスーさんはチームに戻っていった・・・・
(や、やばい!あいつにボールが渡ったらもうこっちに勝ち目はなくなる!
でも亀にはボールを当てられねぇ・・・くそっ!どうすりゃあいいんだ!!)
267 :
963:2006/12/25(月) 01:21:01.18 0
とりあえずここまで!
ミキティの発言はすべて外野からの発言です
分かりづらくてすいませんorz
268 :
610:2006/12/25(月) 01:24:35.04 0
963さん乙!割り込み失礼!
スーさんがまた出てくるとはw
しかしあんまりスタンド使われると松浦はワケわかんないだろうなぁ
そして祝ってくれた方ありがとうです!
269 :
610:2006/12/25(月) 01:25:52.67 0
銀色の永遠 〜藤本美貴は真心を伝えたい〜D
「な…!!お、覚えてないだとッ…!?」
突然現れた奇妙な女子高生は、顔を見合わせる美貴と上戸を見てショックを受けている。
「キミ達の眼中にすら無かったってことか…そうだよね…どうせボクなんか…」
女は美貴達から視線を外し伏目がちにつぶやく。
すげー暗い雰囲気の女だなぁ…。なんつーか負のオーラが出てるぞ。
しかしコイツの女のクセに自分のことを『ボク』って呼ぶ呼び方…、引っかかるな。
亀井の他にもそんなヤツがいたような…?
「キミ達は覚えてなくてもなぁ…!!ボクはずっとキミ達の事を考えていたよッ!!!」
ズゾゾゾゾゾ…!!!!
なんだッ!!?
どこから現れたのか突然女の背中を緑色の固まりが這い登ってきて、肩からその姿を覗か
せる!!
「あ…!!」
「あ〜…」
その光景を見て美貴と上戸は同時に声を上げた。
思い出したぞッ!!
この女の背中にしがみ付いているのは巨大な蜘蛛だ…!!そう…『スタンド』のクモ!!
「思い出したようだねッ!!この高橋瞳と『evergreen』をッ!!!」
バアアアアアアアアアアアアアアア――――――――――ンッ!!!!!
270 :
610:2006/12/25(月) 01:27:26.97 0
「お前はッ…!病院であたしと梨華ちゃんを襲ったッ!!」
「あれ?なんで藤本さんがアイツを知ってんの!?」
上戸が不思議そうに美貴に尋ねる。そっか…コイツ知らないんだっけ…!
「上戸ォ…いま思い出したけどよ。美貴はお前にすげーデカい貸しがあるんだから
なッ!!」
「へ?」
「お前がぶどうヶ丘病院に入院してる時に、美貴はアイツに襲われたんだよッ!!
『藤本美貴を倒せば上戸彩を超えられる』とか言ってよォ〜!!
もう一人いたな…!!え〜となんて名前だったっけ!?そいつはお前を狙ってた!
とにかく結果的に美貴はお前を守ってやったんだぞッ!!」
「ええッ!!!マ、マジで!?」
「マジだよマジ!!とんだ災難だったぜ…!」
「そりゃ〜迷惑かけましたぁ!すみませぇ〜ん!!」
「だけど何でアイツがここにいるんだ?嫌な予感がするぜ…!」
美貴は高橋瞳を睨みつける。
「驚いたよ、まさかキミ達が仲良しになってるとはね…」
「別に仲良しになったわけじゃあねーよ!そんなことよりよ〜!
お前待ち伏せしてたな?何で美貴達がここに来るって分かった?」
「キミ達の事をずっと見ていたからさ…!」
「見てただって…?」
「そうさ…!ここ最近のキミ達の行動は監視していたよ!この『アカネ』がね!」
ズズズズズ…!!!
高橋の肩に乗った『evergreen』の額、そこに付いている飾りが子グモに変化し、高橋の
掌に飛び乗った。
271 :
610:2006/12/25(月) 01:29:28.58 0
「会話もずっと聞いてたよ…。そうかぁ、涙山がスタンド能力と関係あったのか…
そういえばボクもこの山で転んだ事があったけなぁ…。無くなっちゃって残念だよ…」
ズキュウウウウンッ!!!
高橋の掌の子グモは再び大グモの額に戻り、飾りと化す。
「てめー、一体何企んでやがるッ!!」
「藤本美貴…見ろよこれをッ…!!」
高橋は自分の制服の裾を捲くり上げる。
あらわになったその腹には、斜めに走った大きな傷跡が残っていた。
ヤツのスタンドの腹にも同じ傷跡が付いている。
これは…たしか美貴が梨華ちゃんのスタンドで付けた傷…!
「キミにやられてから…ボクはもうスタンド使いに関わるのは懲り懲りだと思ったよ。
思い知らされたんだ、どんな事でも上には上がいるってね。
それからというもの、何に対しても自信って物が無くなっちゃって…勉強も、運動も、
全てが上手く行かなくなっちゃったよ。
ボクの事を『スーパー女子高生』なんて呼ぶ人は今じゃ一人もいないよ…。
ハ…ハハハッ…!!キミ達も笑いなよ!この惨めなボクをさぁッ!!!」
高橋は自虐的な笑いを林に響かせる。
あーイライラする!美貴はこういうウジウジした奴が一番嫌いなんだよッ!!
「だから何だっつーんだよ?自分が弱いのを人のせいにするんじゃねーよ」
「そうそう!もっとポジティブに考えなさいよ!そうだ!あんたもたくさん友達作りな
よッ!」
イラついた美貴と上戸は高橋に非難の言葉を浴びせる。
272 :
610:2006/12/25(月) 01:31:37.94 0
「ボクだって何度も立ち直ろうと頑張ったさ…!でもこのお腹の傷を見るたびに頭に浮か
んでくるんだ!キミ達2人の顔がッ!!それがいつもボクの心を乱していくッ!!
精神の問題なんだ…!!やはりボクはキミ達2人を乗り越えなければならないッ!!
もう一度『スーパー女子高生』に戻るためにッ!!!」
シャアアアアアッ…!!!
『evergreen』が鋭い牙の付いた口を開く!まるで高橋の気持ちの昂ぶりを表している様
にッ!!なんてこった…!やっぱりコイツ襲ってくる気だ!!
「そこまでにしたらぁ?前にわたしに触れることすら出来ずに負けたくせに…。
また生爪剥がされて泣き叫びたいのぉ!?」
「そんな事を言っていいのかな上戸彩?言っただろ?キミ達の最近の行動は監視してい
たって!知っているんだよ!お前の能力が弱体化してるってことはなーッ!!!」
あ…!確か美貴とドゥ・マゴで話した時言っていた。上戸の能力、『虜』として操れるの
は一度に1人だけになっちゃったって…!
「いつもお前を守っていた虜どもがいないんなら、お前なんか簡単に倒せるぞーッ!!!」
高橋が上戸を睨みつける!今にも襲い掛かりそうだ!
ちッ…!めんどくさいけどやるしかないみたいだな…!!
「待てよ高橋瞳!こっちにはあたしも居るんだぞ!1人で勝てると思ってんのか!?」
「ふん!藤本美貴、お前の貧相なスタンドなんか恐くないねッ!!」
「な、なんだとぉ〜!!?」
美貴のスタンドが貧弱だとォ〜!!こいつ誰に向かって…!
…!!
美貴はここであることに気が付いた。
高橋瞳、こいつもしかして…!
273 :
610:2006/12/25(月) 01:33:59.97 0
「そう思うんならかかってきなッ!!!スーパー負け犬女子高生ッ!!!」
美貴はクイクイと手招きして高橋を挑発してやる。
「ぐッ…!!言ったなッ!!それじゃあ望みどおりお前から始末してやるッ!!!」
高橋は怒りの形相で美貴の方へ走り始めた!もちろん奴のスタンドはその肩に乗って
いる!!
「報復ッ!!!!!!!」
シャアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!
『evergreen』が牙を剥いて跳びかかってくる!!
「おらぁッ!!!!!」
バシイイィッ!!!!!
しかし『evergreen』の牙が届く前に美貴はブギートレインを出現させ、その顔面に鋭い
ジャブを食らわせた!
274 :
610:2006/12/25(月) 01:34:48.83 0
「べぶッ!!!?」
高橋の顔面が後ろに弾ける!
「な…今のはッ!?見えなかったッ…!!ハッ!!?」
高橋が美貴のほうを見て驚いている。ふふん!やっぱりそうだ!
「なんだそのスタンドはッ!!?前に見たときと違うぞッ!!?」
「お前は初めて見るんだよなァ…!よぉ〜く見なッ!!これが美貴の『ブギートレイン03』
の本当の姿だぜッ!!!」
275 :
610:2006/12/25(月) 01:36:50.83 0
ここまで!
276 :
963:2006/12/25(月) 01:57:24.00 0
>>610さん
乙です!
ミキティかっこよす!
そういえば高橋はボロボロにされた状態の
ブギトレしか知らないんですね〜
真のブギトレを知った高橋はいったいどうなるやら・・・
277 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 04:04:18.28 O
乙!
278 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 06:32:15.22 0
おは〜
279 :
1 ◆F37EdmrkOk :2006/12/25(月) 07:04:40.33 0
パソコン復活!!
>>963さん
乙ですー!!
スーさん…なにげ強敵のハズなのに、なんか和むなぁw
>>610さん
乙です!高橋瞳懐かしい…ありがとうございます!!
そーいえば彼女はボロトレしか知らないンすよね!!いきなり勝ち目が…w
つーわけでいきます!!
しかしブラウザも変わって使い勝手が変わってしまったので
今までと何かが違うかもしれませんが…汗
「なんだってええええええええええええええッ!!」
藤本さんは頭を抱えてペタリと膝をついてしまった。
『パーソナル・ファウル』とはッ!!
相手プレーヤーに対し『殴る』『蹴る』『つかむ』といった暴行を与えた際に科せられる
ファウルのことである!!!
ちなみにそれと対を成す言えるであろう『テクニカル・ファウル』というものがあるが、
それは審判(つまり私のこと)や相手のプレーヤーに暴言を吐いたり物にあたったりすることで
とられることになるファウルのことだ!!
今回の場合、藤本さんが進行中の小川さんを『蹴る』という手段で食い止めたので、
上で言った『パーソナル・ファウル』を言い渡したのだ。
フリースローの権利は直接的な被害者である小川さんに与えられる。
「なんでだよ!!…おいビスケッツ!!見間違いだと言えッ!!!」
「No.3はしっかり見たと言っています。ファウルしたことを認めて下さい!!」
「ハァ〜?納得いかないね。だいたいぶつかってきたのは麻琴の方かも知れ…」
「藤本さんッ!それ以上グダグダぬかしてゲームの進行を遅らそうと言うのなら
さらにテクニカル・ファウルもとりますよッ!!!」
「なッ!?オメー、先輩に向かってなんて口の利き方しやが…」
「小春がルールです!!!」
「なッ…」
私がややきつめに出てみせると、藤本さんが半歩たじろいだ。
あの強気な藤本さんが尻込みしているのだ…この私に!!
なんだかすごく気分がいいな…審判って素敵かもしれない。
よぅし、調子に乗ってさらに追い討ちをかけてみよう。
「あと四回ファウルしたら5ファウルで即退場してもらいますからね!!小春は容赦しませんからね!!
もう一度言いますけど、小春がルールなんですからね!!…ヘラヘラ」
「ちぇっ…わかったよ!わかったからそうピッタシ詰め寄ってくんなって!!…ガックシ」
藤本さんは小春から逃げるように後ずさりしている。
お、面白い…ッ!!!
ドッバァ〜ン☆
そんな風に私が気分を良くする一方で、紺野さんがこんなことを呟いた。
「麻琴を蹴り転ばせるなんて…コンコンはミキティを買いかぶりすぎていました。
球技に自信があるっていうのは、根拠のないことだったんですね」
「…あん?コンコン、あんた何が言いたいんだ??」
「ミキティは根拠のない自信の持ち主だと納得したんですよ。真の自信を持つ人間というのは
他人に敵意を…ましてや暴力など振るわないハズです。麻琴に勝てないと悟ったから
足を引っ掛けて転ばせるという暴挙に出たんです」
「うっ…」
紺野さんの一言一言が藤本さんを貫いているようだ。
なぜそうだとわかるのか…それは藤本さんが紺野さんに何も言い返さない…
いや、何も言い返せないからである。
「軽挙妄動…あなたにはこの言葉がピッタリですね、ミキティ」
紺野さん、うまいな…テクニカル・ファウルもギリギリの、この言葉攻め。
これではいくら藤本さんといえど、紺野さんに言われたことが気になって、
もう大胆なプレーはできなくなってしまうんじゃあないだろうか?
「け、ケーキョモードー…?おい亀、ケーキョ流法ってなんだ?」
「深く考えないで軽はずみな行動にでることだよ。つまりバカにされてるんだ…
藤本さんの自業自得とはいえ…なんだか僕も悔しいですよ?」
「とにかく、やってしまったことを今さら悩んだって何も始まらン。今は後のことを…
フリースローの後のことを考えるばい…美貴姐ッ!どんまいっちゃ!!」
「しょーもないファウルだったけど、足踏みしちゃった分はみんなで取り返せばいいと思うの。
遠回りしようが何しようが…最終的に勝てばよかろうなのーッ!!」
「逆に考えるっちゃ!!」
「ファウルしちゃってもいいさと考えるんだ!!」
「さぁ!気を取り直して行くのッ!!」
「そ、そうかァ…?面目ない…けど、やっぱ持つべきもんは同期だなッ!!
なんだかやる気が沸いてきたぜ…!!!」
どうやらそんな心配はいらなかったらしいな。
試合は藤本さんのスタンドプレーが目立っているように見えたが、どうやら彼女たちの
結束力の強さは私の想像を遥かに上回っていたようだ。
ほぼ同じ時期に演劇部に入部した四人…それは『スタンド使い』となった時期も同じだということ。
きっと、ほかの部員にはわかることのない見えない絆のようなものが彼女たちにはあるんだ。
そういえば、私には同期というものがいないや…なんか、うらやましいな。
ちょっとセンチになってしまったが、とにかく今後は軽はずみなファウルを行わないようにと願いたい。
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンン!!!
ホイッスルを鳴らし、シューターである小川さんにボールを渡す。
フリースローのシューターは、ボールを受け取ってから五秒以内にシュートをしなければならない。
小川さんがボールを構える…その瞳は、いつもの茶らけたものではない。
ベアリングを投げ慣れている小川さんだ、止まっているゴールにシュートを決めるのは
容易いことではないかと思ったが、どうやらそういうわけでもないらしい。
「ワカんねーなoioi…当てるのと投げ入れるっつーのはコントロールがまるで違うカラ…
みんなワリィ!!フォローは頼んだゼッ!!」
五秒経過直前、小川さんの手からボールが離れる!!
ボールはいい軌道を描いてゴールのリングを目指すが…
ガィ〜ン!!!
ダメだ、強く投げすぎだ!!!
小川さんのシュートは、リングの奥に当たって弾んだ…その瞬間ッ!
フリースローレーンの外側にいたみんなが弾んだボールを我が物にしようと一斉に動き出す!!!
だが、誰よりも早くいいポジションに赴いたのは他ならぬバスケ経験者の新垣さんだった!!
「速攻なのだ…例えシュートが決まろうと外れようと…常にいいポジションをッ!!
どんな状況にも対処できる場所をキープするッ!!」
新垣さんが手を伸ばして飛躍…見事に落下してきたボールをキャッチした!!!
「リバウンドを制するものはッ!!バスケットを制すのだ!!!」
叫びながら、彼女は地に足が着く前にボールを手から離した。
シュートしたのか…?リバウンドをキャッチし、そのままの体制でッ!!?
さ、さすがは経験者だ!新垣さんはスタンドなどではなく、技術で勝負しているッ!!
これに敵う人は…
「させるもんぁーッ!!!」
「なッ!!!」
ものすごい速さで亀井さんが飛び出した!!
新垣さんがボールを投げた瞬間、亀井さんがシュートブロックに入ったのだ!!!
こんな早く追いついてしまうとは…なんて足の速さだ!!
ボールをキャッチすることはできなかったが、触れることはできたようだ。
触れることができたということは、ボールの軌道が変わったことを意味するッ!!
「うへへ…これでシュートは外れましたね?」
「なんてヤツなのだ亀…その足の速さ、かなり侮れないのだ…ニィ」
ゴゥン!!
軌道の逸れたボールは再びリングに弾かれた。
リバウンド合戦が始まるぞ!!
ボールの落下予測地点にいる選手は二人ッ!!
その二人とは…
道重さんと高橋さんだッ!!!
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
道重さんと高橋さんがお互いを意識しながら落ちてくるボールを睨む!!
「今まで…今までさゆみは自分の身長を呪っていたの…160cmを超えちゃった今、
舞台に立ったとき自分だけ巨大に見えちゃうんじゃあないか?そんな風に悩んでいた…けどッ!!
今だけはこのデカさに感謝するッ!!!リバウンドは背の高いほうが圧倒的に有利ッ!!
愛ちゃんには絶対ボールを渡さないのッ!!!」
「甘いやよ…例えタッパがあろうが、そいつに技術がなければ只のデクの棒ッ!!
背で負けているというのならあっしにも考えがあるザ!!!」
グイッ!!
高橋さんは道重さんをそのポジションから追い出すように体でブロックした。
しまったッ!!
今取られてしまった立ち位置は今落ちてくるボールを取るのに最適なポジション!!
あそこを取られてしまったら、いくら背が高かろうと…
「あっしも言わせてもらうがし…リバウンドを制すものはバスケを制すやよ!!」
高橋さんが跳んだッ!!
道重さんも慌てて後を追うように跳んだようだが、後から跳んだのではダメだ!遅すぎる!!!
ガシィッ!!
「取ったッ!!ボールはあっしのモンやよーッ!!!」
空中でボールをつかんだ高橋さんが歓喜の声をあげた。
だが…しかし!!!
「言ったハズなの。愛ちゃんには絶対ボールを渡さないってね…シャボン・イールッ!!!」
ニュルン!ギュルルルゥン!!!
高橋さんと共に空中にいる道重さんが上へ伸ばした右腕から、彼女のウナギのような形をしたスタンド
『シャボン・イール』が勢いよく出現した!!!
道重さんのシャボン・イールは彼女の右腕を昇ると、さらに身体を伸ばして高橋さんがつかんでいた
ボールへ手の間を縫うようにして、なんと巻きついたのだ!!
これは高橋さんの身体にはまったく触れていない状態ッ!!
ま、まるで鯉の…いやッ!ウナギの滝登りだ!!!
「シャボン・イール・リバウンドなのッ!!」
「なんだとおぉぉぉぉぉぉぉッ!!?」
ズルンッ!!
高橋さんの手から盗むようにして滑らかにボール奪うと、その頃には二人とも地面に足をついていた。
リバウンドで勝ったのは…道重さんだったのである!!!
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンン!!!!!
「か、勝ったの…さゆみが愛ちゃんに勝てた…!!や、やったの!やったの!!
さゆみ勝ったの!!!」
「見直したぜ〜さゆッ!!速攻だ!!ボールを早くッ!!!」
「ハイなのッ!!!」
道重さんのパスが藤本さんに通る。
ここから再びチーム・ミキティの反撃が始まろうとしていた!!
そんな彼女たちとは対照的に、石のように固まっている高橋さん…
「…あっしが負けた?あっしが…さゆに…負けた?」
彼女は試合そっちのけで自問自答しているようだ。
リバウンド勝負で道重さんに負けたことがかなりショックだったらしい。
「あっしを負かした…ッ!?この罪は大きいやよ…くらわしてやらねばならン!!」
「…高橋さん?」
何を…言ってるんだ??
「くらわしてやらねばならんッ!!然るべき報いをーッ!!」
なんだかよくわからないけど…
波乱はまだまだ巻き起こりそうである。
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド
289 :
1 ◆F37EdmrkOk :2006/12/25(月) 07:32:52.79 0
ここまで!!
改行とかおかしくなってたらゴメンなさいorz
ではでは!ノシ
290 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 09:01:32.26 O
乙!
291 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 10:14:42.01 0
乙です
292 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 10:47:16.52 0
乙!
293 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 11:46:03.51 0
保全疾走!の陣
294 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 12:11:02.92 0
963さん&610さん+1さん乙ッ!
296 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 13:29:46.47 0
保全
297 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 15:13:11.44 O
クリスマスカラーの保全疾走!
298 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 15:18:37.88 0
>>295 い・・・・いったい!?
いったいッ!桃ち!
どうしたというのだッ!!
299 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 17:06:05.24 O
ほ!
300 :
六部198:2006/12/25(月) 17:10:50.89 0
>>267 乙ッ!
種を当てて加速かこれは思いつかなかったわ
つーか一番厄介なのって実はスーさんなのかもな・・・なんて思えてくる
>>275 乙ッ!
高橋瞳再登場ッ!
はたして藤本に勝てるのかッ?!
と何となく高橋瞳を応援したくなる
>>289 乙ッ!&PC復活オメッ!
なにやら雲行きが怪しくなってきたな
そろそろ「起承転結」の「転」に差し掛かかってきたってとこか
んでもって俺ももうちょっとしたら出させてもらいます
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜31
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
ここはまだ過去の世界。
吸血鬼になったしまった五郎八が存在しているということは、財前もどこかにいるはずだ。
そう思って周りをキョロキョロと見回す田中の頭に、再び五郎八の声が響いた。
『そういえば、財前教授・・・随分と遅いな・・・食事をしてくるって出て行ったっきり・・・』
「うるさいッ!!!!!それはこちらのセリフだああああ!!!!!」
「ッッ!!!」
突然鳴り響いた怒号に、五郎八はビクッと身体を震わせたあと、
何かを察したように慌てて部屋を飛び出していった。
「あッ・・・ちょっと!」
田中もそれに続く。
ダッダッダッダッダッダッダッダッダ!!!!
「今のは財前の声・・・しかも・・・あのセリフ・・・まさか・・・」
遠くで誰かが争っている物音がする。
走っているうちに、それはどんどんと近くなっていった。
長い廊下を駆け抜け、階段を降りてその先にある角からチラチラと見え隠れする二つの人影・・・
「あれは・・・財前!そして、もう一人は・・・れいな・・・」
そう、これは数日前の出来事。
それを見ているのだ。
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜32
「呪われた吸血鬼よ、永遠に眠れッたい!!
流し込む波紋ッ! 橙色の波紋疾走ッ(サンライトオレンジ・オーバードライブ)!!!」
過去の田中が財前にとどめの波紋を叩き込む。
『波紋・・・?これが、財前教授の言っていた・・・』
崩れ落ちる財前を目にした五郎八は、『過去の田中』をじっと見つめた。
そして、その視線を感じ取った過去の田中は辺りを見回し始める。
「あの時の視線は、五郎八さんやっとか・・・」
田中は過去の自分と五郎八を交互に見遣った。
五郎八はジリジリと物陰に隠れようと後ずさっていたが、
そのときに足元に落ちていたコンクリートの破片を蹴ってしまった。
カンッ・・・
破片が壁にぶつかった音に気付いた過去の田中がこちらに振り返り、
それと同時に五郎八が走り出す。
そして現在の田中もその背を追って走り出した。
「ッ!!待つっちゃ!」
自分の声が後ろから追いかけてくる。
妙な感覚だったが、そんなことはどうでもいい。
あの宿直室へ入っていた五郎八が、何を思っていたのかが気になってしょうがなかった。
ドドドドドドドドドドドドドドドドド・・・・・!!!!!!
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜33
宿直室に入った五郎八は、使用していた机から古びた8ミリテープを取りだした。
すると、追いついてきた過去の田中の声が聞こえた。
「もう逃げられんと・・・おとなしく出てこい」
『・・・もう追いつかれたのね・・・言葉を発せない私は、彼女を沙耶ちゃんのところまで
案内することは出来ない。これだけで、解かってくれるだろうか・・・
いや、彼女ならきっと・・・気付いてくれる・・・私を・・・沙耶ちゃんを救ってくれる・・・
神は、そのためにあの波紋使いの少女を遣わしたんだ』
五郎八は自身が潜んでいる部屋の扉をゆっくりと開けた。
そして胸元で十字を切り、部屋に侵入して来た過去の田中に唸りを上げて襲い掛かかった。
「GYyyySYAAAaaahhh!!!」
自らを滅するために・・・
・・・・・・
・・・
・
シュウウウゥゥゥゥウウウウウゥウゥゥウウゥゥ・・・・
波紋を受けた五郎八が、その場に崩れ落ちる・・・
事の経緯を知ってしまった今、それを直視することが辛かったが、
見届けなければいけない・・・そんな責任感を感じた田中は、黙ってそれを見続けた。
『お願い・・・助けてあげて・・・沙耶ちゃんを・・あの子も解放してあげて・・・
あの子は旧実験室の床に掘られた穴の中・・・
その奥にある新実験室に設置されている石棺に封印されているわ・・・』
五郎八の最後の言葉・・・それと同時に舞台は暗転し、長かった過去の映像は終焉を迎えた。
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜34
・・・・・・・・・・
現在に戻った田中はゆっくりと目を開け、五郎八が息絶えた床を見つめた。
不思議な気分だった・・・何ともいえない感情がこみ上げてくる。
「五郎八さん・・・」
田中は歩き出す。向かうべき場所へ・・・
その瞳には決意めいたものが窺える。
『神よ・・・感謝いたします。罪深き私に贖罪の機会を与えてくれたもうたことに。
そして、貴女に感謝いたします。呪われた私に安らぎを与えてくれたもうたことに・・・』
背後で五郎八の声が聞こえたような気がした。
田中は一度立ち止まり、それを背中で受け止めた。
そして、振り返ることはせずに再び歩き出す。
・・・五郎八がビデオを渡した理由・・・
遠藤沙耶という少女を救って欲しいというのもあるのだろうが、聞いて欲しかったのだ。
自分の犯した罪を・・・
懺悔の言葉を・・・
彼女は最後まで『人』であろうとした・・・
何故だか解からないが、そんな気がした・・・
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜35
地下への実験室へ到達するには関係者専用のエレベーターか、
その隣にある鍵が掛かった門が設置された、やはり専用の階段で行かなければいけない。
当然、現在電気の通っていないエレベーターは作動しないので、
門の鍵をスタンドで破壊してそこを降りることにした。
田中は階段を降りる前に、そっと壁に手を触れてみた。
足元が覚束ないからではない、語りかけるためだ。
自分を過去へと誘った者に。
「れいな、途中から何となく気付いとった。過去の映像を見せてたのは、あんたやったとね・・・
全てを伝え切れなかった五郎八さんに代わって、れいなに真実を教えようとしてた。
あんたの名前・・・何ていったとかね?財前と戦ったときにアイツが言ってた・・・確か、『S大学付属総合病院』・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
そう、一連の過去の映像は、ここで起こった全ての出来事、
全ての悲劇を見聞きしていた、この建物自身の記憶ッ!叫びであったのだッ!
ドオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!
「でももう、なんも心配いらなか・・・今、全てを言葉ではなく、心で理解したけん。
あんたのその想い、五郎八さんの願い、そして財前に玩具にされた
沙耶ちゃんの苦しみ、全部れいなが背負っちゃる!」
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァンンンン!!!!!
田中は拳を握り、表情を引き締めて階段を降りた。
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜36
一度来ているので、実験室へはすぐに辿り着くことができた。
そして田中は早速、五郎八の言っていた穴を探したのだが、
いくら目を凝らしても見つからない。
「あー、どこー?・・・うーん、まずいっちゃ・・・せっかくカッコつけたのに、
穴が見つからんかったら話にならんたい・・・」
田中は頭を掻き毟った。
ついさっきの自分の言動を思い返すと、急に気恥ずかしくなってくる。
どうしようもなくなって立ち上がったその時、田中は部屋全体に違和感を覚えた。
何かが違う・・・まあ、開業中であった頃と違うのは当然なのだが、
あるモノが『増えている』。
部屋の中央に置かれたベッドの下に敷物があるのだ。
過去の映像ではこんなものは無かった。
古くはなっているものの、他のものに比べると微妙に新しい。
田中は「まさか」と思い、ベッドをどかして敷物をめくった。
「ッ!!」
一見すると何も無いようだが、よく見ると四方に切れ目が入っており
隅には指を引っ掛けるような箇所がある。まるで蓋のようだ。
田中は祈るような思いでその箇所に指を掛け、思いっきり引っ張った。
ズズ・・・ズズズズズズズズ・・・・・
「・・・あった・・・」
暗い部屋の中央にポッカリと開いた穴。
その中から、冷たい空気が流れ出てくる。
側面には鉄筋製の簡素な足場が打ち付けられている。
「ゴクリ・・・」
田中は唾を飲み込み、意を決してその穴へと入っていった。
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜37
穴は深く、永遠に続いているかのようだったが、
しばらくすると地に足をつけることが出来た。
壁には数箇所に蝋燭の火が灯っており、意外にも明るい。
竪穴式住居のような場所だが、そこら中に医療器具や、
怪しげな機械などが置かれているので、一目で実験室の類だとわかった。
そして、その部屋の奥に立てかけられた、長方形の石造りの箱・・・
これが五郎八の言っていた石棺なのだろう。
「この中に・・・」
田中は一度深呼吸をして、石棺の蓋に手を掛けた。
ズズズズ・・・ドオォォォォンンンン・・・・
石棺の蓋が手前に倒れ、その衝撃で蝋燭の火が激しく揺れる。
そして、その中には無残な姿の遠藤沙耶がいた。
「・・・ッ!!!!」
田中は思わず顔を覆った。
血と膿でボロボロに汚れた包帯を全身顔まで纏っており、
何かが腐ったような臭いを発している。前に見たときよりも更に酷い状態であった。
「・・・」
彼女は眠っているのか動きだす様子はない。
だが、悪い夢でも見ているかのように、時折苦しそうな低い唸り声をあげている。
いや、起きていても悪夢なのだ・・・少なくともこの数十年間、彼女に安らぎのときは無かった。
「・・・ひどか・・・」
田中は目に涙を浮かながら歯軋りをして、沙耶への同情と、
彼女をこのような目に遭わせた財前に対する怒りを露にした。
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜38
「う・・・ううぅぅ・・・」
突然、沙耶が先ほどとは違う唸り声を上げた。
石棺を開けられたことに気づき、目覚めたのだろう。
「ううぅ・・ぅうううぅ・・・ぐぐぐ・・・」
沙耶が田中に向かって手を伸ばす。
一瞬身構えたが、敵意が感じられない。
その姿はまるで、助けを求めるようであった。
「起こして悪かね・・・でも、悪い夢はもう終わりたい・・・」
田中はその手を掴んで自分の頬に当てた。
そして沙耶の頭にそっと触れ、波紋の呼吸を開始した。
「・・・鎮魂のための波紋。夕焼け色の波紋疾走(ヴァーミリオン・オーバードライブ)・・・」
ドシュウウウウウウゥゥゥウゥウゥゥゥウゥゥ・・・・・・
「・・・これでもう、嫌な夢は見んで済むっちゃ・・・」
太陽のエネルギーが田中の手を伝わり、次々と沙耶へと流れ込んでいく。
それに伴い、沙耶の身体は蒸発するように気化していった。
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜39
財前の薬のせいなのか、沙耶の身体は物凄い勢いで再生を続けるが、
田中はそれを上回る量の波紋を送り続けた。
不思議なことに、彼女の口から断末魔の苦しみの叫びは発せられない。
まるで、母親の胸に抱かれた赤子のように静かだった。
そう、これは鎮魂のための・・・穏やかな眠りを与えるための波紋。
シュウウウウゥゥゥウゥウゥゥゥウゥゥゥゥゥ・・・・
立ち昇る蒸気の中に一瞬、ほんの一瞬だけ、『生前』の沙耶であろう少女が
こちらに礼をする姿が見えたような気がした。
そして、その横には伊達五郎八の姿もあった気がした。
多分、これでよかったんだ・・・
田中はそう思いながら、忌まわしい記憶が眠るこの実験室を後にした。
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ・・・・・・
310 :
六部198:2006/12/25(月) 17:44:36.60 0
ここまでッ!
そして多分また後でッ!
311 :
1 ◆F37EdmrkOk :2006/12/25(月) 18:08:06.59 0
乙ですー!!
なんかジンワリきますね…
312 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 18:30:02.19 0
乙なのれす!
313 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 19:50:37.33 0
乙!
314 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 20:44:40.50 0
保全疾走
315 :
610:2006/12/25(月) 21:00:40.36 0
>>1さん
娘たちが全員そろってるエピってあんまりないですよね
みんなホントよくキャラ立ってるなあ…と改めて思いました!
高橋瞳使わせていただきました!やっぱり
他ニストさんのキャラをそれらしく使うのはなかなか難しいっすw
>>198さん
ブラフォード然り…彷徨える魂を救うのも波紋使いの役目…
田中には『情』に関するエピがよく似合うな
人一倍情を求めているからだろうか
(198さん風に感想書いてみたw)
316 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 21:58:47.18 0
保全
317 :
名無し募集中。。。:2006/12/25(月) 22:32:25.87 O
ず
318 :
六部198:2006/12/25(月) 22:53:01.75 0
じゃあエンディングまでいきます
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜40
次の日・・・
田中は指令結果を寺田に報告するべく、放課後一番に彼の私室を訪ねた。
「な〜るほどな〜・・・」
報告を聞き終えた寺田は満足そうに大きく頷き、ソファーにもたれた。
「う〜ん・・・でも、疑問があるとです」
寺田とは対照的に、田中は難しそうな顔をしていた。
「なんやねん?」
「いや、れいなが見た過去の映像は、スタンド能力やったとですかね?
それとも、もっと別の超常現象とか・・・いや、それ以前に、『病院自体』が見せたって・・・
あの時は何かそんな気がしたけど、今考えると現実離れしすぎてるような、
そうでもないような・・・う〜ん・・・」
田中は更に難しそうな顔をして、首を左右に傾けた。
「そやな・・・」
寺田もなにやら考え込んだが、しばらくすると立ち上がって
本棚から一冊の本を取り出し、それを田中に手渡した。
「・・・『魂の発生と、その行方』・・・?」
田中は本のタイトルを読み上げた。
「昔から、全てのものには魂が宿るっていうやろ?紅茶飲むか?」
「あ、いただきます」
田中がそう言うと、寺田は高級そうな紅茶器具をいそいそとセットしだした。
「ええやろ、これ。この前、買ってきてん。ウェッジウッドやで」
「は、はあ・・・それで、続きは・・・」
話題がそれそうな予感がした田中は生返事をして、
さっさと先へ進むように促した。
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜41
「おお、そやな」
寺田は淹れた紅茶を一口飲み、話を続けた。
「まあ、その本によると、年月を経た物には魂が宿り、自我が生まれるってこっちゃ。
ふふ・・・その本面白いで。更にこんなことが書いてある。物の幽霊って知っとるか?」
「物の・・・幽霊・・・?」
「ああ、何でも、魂が宿って自我が発生した物は、器となる実体が消滅しても魂だけになって
存在し続けるらしいんや。荒唐無稽やと思うか?
せやけど、物に自我が発生するってのは、あり得るかもしれん。
よく、古い建物を壊そうとすると、事故が起きたり関係者に不幸が訪れるってのがあるやろ。
それってやっぱり、『そういうこと』ちゃうんかな?あの廃病院にも同様のことがあったやろ。
・・・そして自我が生まれた病院は、伊達五郎八の想いに同調していた。
やがて彼女は消滅し、その想いを託されたお前が現われたことで、例の現象が起こった。
いや、現象を起こした、と言った方が正しいのか・・・」
・・・言われて見ると、そんなような気がする。
寺田の妙な説得力に田中は黙って頷き、手付かずだったティーカップに口をつけた。
「それに、やはりあれはスタンド能力やった・・・と、俺は思うねん。
財前が何故あそこに留まったか・・・吸血鬼は概してプライドが高く、
一つの場所に留まることが多いってのもあるが、スタンド使い同士が放つ『引力』によって
無意識に引き止められていたんちゃうかな。そして、お前があそこを訪れたのも・・・
まあ、それは俺の指令が原因やねんけど、それすらも引力やった・・・」
寺田は最後に「俺の推測に過ぎんがな・・・」と付け加えて話を締めくくった。
「ま・・・なにはともあれ、ご苦労やったな。お疲れさん」
寺田はティーカップに残っていた紅茶を一気に飲み干し、田中の肩を叩いた。
「あ、はい・・・じゃあ、私はこれで・・・」
田中はそう言って立ち上がり、寺田にお辞儀をして部屋を後にした。
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜42
「ん〜〜〜・・・・ッ」
寺田の私室を出た田中は大きく伸びをした。
部室には他の部員達が既に到着しており、それぞれ自主練に励んでいた。
そしてその中の一人、藤本美貴が田中に気付き声を掛けてきた。
「おう!れいな、もう来てたのか」
「ああ、美貴姐・・・」
「何?寺田のおっさんの部屋にいたって事は何か指令か?」
「それの事後報告ってやつたい」
「どんなんだよ、聞かせろよ」
藤本が目を輝かせながら内容を聞いてくる。
「まあ、誰かのために何かをしてやれた・・・それだけっちゃ。それ以上は言えんたい」
「???なにそれ?寺田のためってこと?」
「じゃあ、れいな今日は疲れたんで帰るけん」
眉間にしわを寄せている藤本を尻目に、田中は部室を後にした。
少し『センチ』な気分になっていたのかもしれない。
なんとなく、あまり人に言う気にはなれなかった。
悪夢はもう終わったのだ。
今はただ、伊達五郎八と遠藤沙耶が安らかな眠りに就いていることを願うばかりであった。
バアアアアアアアアアアアァァァァァァ・・・・・・・
銀色の永遠 〜ヴォイスレス・スクリーミング〜43
田中れいな この後、ビデオテープを誰にも見られないように焼却。
スタンド名 デュエル・エレジーズ
財前五郎 消滅
スタンド名 アンダー・ザ・ブリッジ
伊達五郎八 消滅
遠藤沙耶 消滅
S大学付属総合病院 この先も、在り続けるだろう。
スタンド名 寺田はこれを『メモリー・リメインズ』と名づけた。
・・・ある日、二つの花束を持った少女が、町外れにひっそりと佇む廃病院へ入っていくのを、
近くを訪れた人が目撃した。
TO BE CONTINUED…
323 :
六部198:2006/12/25(月) 22:59:34.72 0
以上ッ!
ちょっと実験的なエピでした
ちなみに時間が戻る前に辻が財前を倒したとき五郎八はどうしてたのか?
なんて考えないように!
324 :
なんみん:2006/12/25(月) 23:05:19.75 0
みなさま乙です!
>>963さん
自分はスーさんが誰なのかよくは分からないのですが
とにかく色んな意味で反則なキャラですねw
>>610さん
まずはオタオメです!そういや彼女もボクキャラでしたっけ!
てか名乗りを上げていきなり負けモードな感じだしwここは応援するかなぁ
>>1さん
高橋の然るべく報い…かなり怖そーだwBTネタですね!
自分はバスケはやる方も見る方も好きなのでなんか熱くなります
>>198さんエピ完乙です!
うわあ…と唸ってしまう程なんか自分にとっては圧倒的でした!
不気味さとか悲しさの表現とか全体通してしみじみくる展開も新鮮でした
あと前半と後半のれいなの視点の絡み合いとかこういうトリックは大好きです!
う〜ん…上手く感想がまとまらないorzホントに乙です!
ついでですが『父と息子』更新しました!
いまいち表現に納得いってないので手直しあるかもしれませんが
とりあえずこんな感じで ではではノシ
325 :
前スレッド83@携帯:2006/12/26(火) 00:03:21.49 O
携帯から保全疾走
326 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 00:17:33.87 0
なんみんさん更新乙!
327 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 00:45:34.61 0
「いろは」なのはわかってるのに文で見るとどうしても「ごろはち」と脳内変換してしまう…orz
328 :
915:2006/12/26(火) 01:06:10.58 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘う21〜
「ほ、ホントはもう一人くらい起きていてくれた方が
舞ちゃんを守れると思うんだけど・・・・・・・・・・・・・
あとは・・・・・・・・・お願いね・・・・・・・・・・・・」
「愛理!?」
「『As ONE』はスタンドパワーの消費が激しくてね・・・・、
能力解除したらしばらくは寝てしまって、
起きてられないの・・・・・・・・・・。」
「あッ!時間ってもしかして・・・・・・
マイマイが目覚める時間って事?」
「そういうこと・・・・・・・・・・。
桃子ちゃんが目覚めたから、みんな順番に起き出すだろうなって・・・・。
舞ちゃんが完全に目覚めて舞ちゃんのスタンド能力の影響を受けると
愛理は・・・・・・・・・・・・・。
でも・・・・・・・・・・・・、まだ・・・・・・・・・ッ!!!!!!」
愛理は廊下の方をにらんだ。
玄関からこの部屋に直線に伸びている長い廊下にしかけられた
愛理の数々のトラップをくぐり抜けて、
とうとう浜崎あゆみがこの部屋に入ってこようとしているッ!!!
329 :
915:2006/12/26(火) 01:06:56.66 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘う22〜
「おまたせ〜。いろいろやってくれるスタンドだよね〜」
浜崎がなめたしゃべり方でこっちに近寄ってくる・・・・・。
「エンジェル・・・・ッ!!!!最後の力をッッッッッ!!!!!」
「うわッ!?」
愛理が叫ぶと同時に、廊下が突然激しい音を立てて、
ムービングウォークやベルトコンベアのように逆走し始めたッ!!
浜崎は急な事でたまらず体勢が崩れ、
あっというまに玄関の方に押し戻されるッ!!!
「まだ無駄な抵抗を・・・・・・」
その途端、浜崎の姿が消えた。
いや、ベルトコンベアに流されながら、
微妙に前に移動していた。
330 :
915:2006/12/26(火) 01:08:36.09 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘う23〜
「ちいッ!!!こんな小細工を・・・・・・ッ!!!」
浜崎の舌打ちが聞こえた。
そういう浜崎の手から血が流れている?
「串刺しになれええええええッッッッッッッッッッッッ!!!!!」
愛理が叫ぶ。
ももは、愛理のトラップの事も忘れて思わず
廊下の入口近くまで飛び出した。
「!!!???」
部屋の入口の柱部分、ちょうど浜崎が手を掛けるだろうなという当たりに
剣山が張り付いていて、その先に血が付いている。
さっき、浜崎は時間を戻したんだ!
でも愛理は2段に罠をしかけていたってことか!
きっと、廊下が動き出した時、もしくはその直前に時間を戻した浜崎は
流されないように扉に手を掛けたんだろう。
だけどそこに待っていたのは愛理が用意した剣山。
それで思わず手を離した浜崎は結局ベルトコンベアで流されていったんだ!
331 :
915:2006/12/26(火) 01:09:12.39 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘う24〜
ももは浜崎の方を見た。
ザザザザザザッッッッ!!!
突然玄関に並び立った槍ぶすまが、ベルトコンベアと化した廊下によって
運ばれていく浜崎待ち受ける・・・・・・・・ッ!!
浜崎は時間を戻そうとしない?
いや、戻せない??
「くそッ!!!」
浜崎が人型のスタンドを出現させて身構えた・・・・・・
槍ぶすまが浜崎に迫る・・・・・・・・
勝ったッ!!!
ももが思った瞬間だった・・・・・・・
332 :
915:2006/12/26(火) 01:10:11.11 0
銀色の永遠 〜鈴木愛理は時間と闘う25〜
「桃子、あぶないッッッッッッ!!!!!!」
梅さんの声に上を向くと、ももの上にでっかい重りが迫ってくる・・・・・
そうだった、この家の中で動いたらダメなんだった・・・・・・・
愛理のトラップがももに向かって発動している・・・・・・ッッッッ!!!
TO BE CONTINUED…
333 :
915:2006/12/26(火) 01:12:22.86 0
ここまで&みなさん乙です!
今回は長くなるだろうから対dream戦の反省もあって、
話をこまめに切ろうと思っていたんだけど
それにしても短すぎたかな・・・
ってことで次回、「銀色の永遠 〜キューティークイーン〜」に続きますです
さあ、あんなスタンド相手にどう闘うか考えなきゃ・・・・・(死)
334 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 03:13:27.85 O
乙!
雨の日の乙色の保全疾走!
336 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 07:45:34.96 O
ほ
始業前色の保全疾走!
338 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 10:00:44.13 0
乙!
339 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 11:59:08.15 0
hozensissou
340 :
前スレッド@携帯:2006/12/26(火) 12:12:14.70 O
アクセス規制に負けず、携帯保全!
341 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 13:22:12.18 0
保全疾走
342 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 15:14:39.79 O
保全疾走
343 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 16:23:20.22 O
疾走保全
344 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 16:24:27.03 0
保全疾走
345 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 17:19:01.18 0
保全
346 :
六部198:2006/12/26(火) 18:03:18.47 0
>>333 乙ッ!
このカオスをどう乗り切るつもりなのだろう
勝てるエピなのか?
>>327 俺もオナ中ずっと「ごろはち」と読んでた
つーか一度も「いろは」とは読むことはなかった
347 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 19:28:47.79 0
保全!
348 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 20:25:29.04 0
疾走!
349 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 21:31:14.23 0
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
350 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 22:31:09.67 0
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
351 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 22:32:19.46 0
マイハマンしかいないとは何事か!
352 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/26(火) 22:49:10.87 0
保zェン
アク禁が解けたぞッーーーーーーーーー!!!
354 :
なんみん:2006/12/26(火) 23:08:13.38 0
みなさん乙です!昨日全部レス出来なかったので…
>>915さん
最後の方の場面…浜崎攻略の糸口が見えてきたのでしょうか?
それにしても手強い相手ではありますが…逆に考えて倒せなくても(ry
>>前スレさん
久しぶりの菅沼!オリキャラの活躍はなにかホッとするものがあります…なぜだろう?
自分の今回の作品…小川ネタって事もあり前スレ作品から多く引用させてもらってます!
みなさんも今一度『麻琴のFRIENDSHIP』を読み返してみては楽しみが増えるかも
355 :
名無し募集中。。。:2006/12/26(火) 23:46:57.61 0
保全疾走
356 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 00:09:57.91 0
就寝保!
357 :
六部198:2006/12/27(水) 00:36:51.37 0
うわああ!!お空がピーカピカピーカピカいってるるるるる!!
少し遅れたけどなんみんさん更新乙ッ!
波音の悲しい過去が明かされたわけだが
それよりも川畑のお茶目っぷりに笑ってしまったw
堂珍もそうだがやはりいいキャラだな
358 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 01:26:04.40 0
全疾
359 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 04:29:33.99 0
保全
朝保全!
出勤前疾走!
362 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 08:02:22.94 0
おは保
363 :
963:2006/12/27(水) 09:04:58.72 0
おはようございます〜
夜通しオナを書いていたアフォこと963でございます
>>六部198さん
エピ完乙です!
なんかこう・・・グッとくるものがありますね・・・
>>915さん
乙です!
ミキティですら歯が立たない浜崎に対して
どうやって戦うのでしょうか・・・・
>>なんみんさん
乙です!
堂珍がいいこと言いましたが
キャラがキャラなのでつい笑ってしまいましたw
ちなみにスーさんはハロモニの発汗CMのマッチョですw
というわけで短いですが出します〜
364 :
963:2006/12/27(水) 09:07:08.69 0
銀色の永遠〜ぶどうヶ丘高校球技大会〜6
「えぇ!?ごごごご、ごっちん!マ、マッスルが戻ってきたよ!」
「んあ?そんなこと・・・あるわけ・・・・・・・わぁぁぁぁぁぁ!?」
「どど、どうしよう!これは確実にやばいよ!」
「ど、どうするって言われても・・・なんとかして亀井ちゃんに当てなくちゃ・・・
それさえ出来ればこっちの勝ちだぽ!」
「そんなことわかってるよ〜!でも、何でかわかんないけど当てようとしても
亀井ちゃんに当たる前に失速しちゃうし・・・いったいどうしたらいいんだろ・・・」
亀の攻略法を必死で考える二人をよそに亀垣チームは魔神の復活に活気を取り戻していた。
「スーさん!よく戻ってきてくれたのだ!しかし、体の方は大丈夫なのか?」
「モチロン!ワタシの気絶は血圧の上がりすぎな上にみぞおちにボールが
ヒットしたからなので体の方は特にたいしたことはないのデス!」
「それを聞いて安心したのだ!今はまだボールは向こうのチームだが
亀が絶対に捕るから・・・私たちの勝利は確定したのだ!」
「「わーっはっはっはっはっはっはっはっはっは」」
365 :
963:2006/12/27(水) 09:10:27.35 0
「ごっちん・・・すごいむかつくね・・・」
「そうだね・・・まっつー・・・・」
「ハッ!!」
「ど、どうしたの?まっつー?」
「亀井ちゃんは無理だけどあのマッスルを抑える方法を思いついたよ!」
「ま、マジで!?ど、どうやって?」
「それはねぇ・・・ゴニョゴニョ・・・・・・・・」
「おお!!もしかしたらいけるかも!!!」
「でしょ!あとは・・・・」
亜弥ちゃんは美貴の方を向きジェスチャーを始めた。
「ん?なにしてんだ?・・・・・・・・・・なるほどね・・・でもほんとうに大丈夫なのか?
ま、とりあえずあいつがつぶれて士気が下がれば穴が見つかるかもしれねぇし・・・
よっしゃ!いっちょやりますかぁ!!!」
「おーーい!!!バカ筋肉!お前って脳みそも筋肉で出来てるから
そんな頭弱いのか〜?そんな気持ち悪い筋肉鍛える暇があったら勉強しろよ
バーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーカ!!!!!」
美貴はスーさんに向けて大声で叫ぶ。
・・・・・・プッツーーーーン!
「おおおおおおおおおおお!!!てめぇ今なんつった!?バカ筋肉?
筋肉脳みそ?そしてこのすんばらしい筋肉が気持ち悪いだとぉーーーー!?」
スーさんは完全にキレて顔中に血管が浮き出まくっている。
366 :
963:2006/12/27(水) 09:12:36.32 0
「おお!?す、すげぇキレてる・・・あとで襲われねぇかな・・・
やることやったんだからあとは頼むぜ?亜弥ちゃん・・・」
「ふふふ・・・どんどん血圧が上がっていってるね・・・・ごっちん!心の準備は?」
「OK〜〜〜〜〜!!!」
「ちょっとそこのマッチョさん!」
亜弥ちゃんはブチキレ状態のスーさんに話しかける。
「フシュー!フシュー!なんどいワレぇ!いてまうどオラァ!!」
「(こ、怖いよぉ〜・・・)こ、こっちをよぉーく見てなさい!!」
「(うう・・・なんでいきなりヤクザっぽく・・・子供なら即泣いてるぽ・・・・)
そ、そう!しっかり目に焼き付けるぽ!」
「「せ〜の・・・」」
「「亜弥&真希の!!!!」」
「セクシィーーーーーーー!!!」
「ダイナマイツ!!!!!!!」
ババァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!
367 :
963:2006/12/27(水) 09:15:38.50 0
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
美貴、スーさん、亀、ガキさん、そしてコートにいる全員が沈黙した。
亜弥ちゃんと真希ちゃんは胸を強調したセクシーポーズをしているのだ!
美貴にとってはなんともうらやましい限りだ・・・まぁ美貴だってできるけどね・・・
それはおいといて、次の瞬間!とんでもないことが起こった!
ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!・・・・・・・・・ドサッ
なんと、スーさんが勢いよく鼻血を噴き出し倒れてしまったのだ!!!
「す、スーさーーーーーーーん!!!だれか保健室に運んであげて!!
はやくぅ〜〜〜〜!!!ガキさんも言って!・・・よ・・・・」
必死に助けを求める亀だったがその時ガキさんはというと・・・・・・・・・
「ちょっ!も〜なにやってんですかぁ〜!!!そんな・・・は、ハレ、ハレンチなぁ〜!」
ガキさんは顔を真っ赤にして取り乱していてまったく聞いてなかった。
368 :
963:2006/12/27(水) 09:18:35.83 0
「(な、なんてあほらしいんだ!!!でも・・・結果オーライってやつかw)
よっしゃぁ〜〜〜〜!!!真希ちゃん!今がチャーンス!!」
「まかせるぽ!必殺!・・・・・ウインドボール!!!」
真希ちゃんは亀に向かって風でスピードをあげたボールを投げ放つ!
ギュォォォッ!!
「うわぁぁ!!」
亀はとっさにその場でしゃがんだおかげで回避に成功した。
そしてすぐに立ち上がり、後ろを向くが・・・
ギュォォォッ!!
「えぇぇぇ!?そんな!エリザベス・・・ダメだ!間に合わない!!!!」
ドグシャァァァ!!!
「そ・・・んな・・・・ばか・・・な・・・ガクッ」
亀は腹にボールをくらい、倒れた。
369 :
963:2006/12/27(水) 09:22:14.34 0
「満月の流法・・・真希ちゃんのボールを数秒戻した!ま、簡単に言えば
はね返したっつー感じかな」
「やったぁー!!!ごっちん!美貴たん!ナイス連携!!」
「これでもう敵はいないぽ!!・・・・・・・・???」
勝ちを確信し、はしゃぐ美貴達だったが・・・・
突然!真希ちゃんを巨大な影が覆う!!・・・そう・・・『奴』だ!!
「フシュー!!!たしかに・・・あれはそうとなダメージを負いました・・・
だが!無駄無駄無駄無駄ぁぁ!!!ワタシを甘く見ていたようですネ!」
「生きてやがったのか・・・・スーさん!!」
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!
「勝負はまだまだこれからデス・・・カメイさんは最後にいい仕事をしました
Hey!誰かカメイさんの持っているボールをワタシに!!」
「なんだって!?」
亀の方を見るとスーさんの攻撃につなげるためにボールを掴んだまま
気絶していた・・・亀はスーさんが生きていることに気づいていたのだ!!
「カメイさん・・・アナタの無念はワタシが晴らしましょう!!
Hoooooooooooooooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!」
「気をつけろ!亜弥ちゃん!真希ちゃん!今のこいつには
もう小細工は通用しねぇ!!!」
370 :
963:2006/12/27(水) 09:25:26.03 0
とりあえずここまで!
それじゃあ時間おかしいですが寝ます!w
みなさんおやすみなさい!ノシ
371 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 09:36:37.59 0
乙&おやす民族
372 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 11:28:15.38 0
保全
373 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 11:37:01.97 0
乙彼
374 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 12:25:56.56 0
昼保
375 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 13:27:27.49 0
昼ドラ保
376 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 14:38:34.53 O
乙です!
377 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 16:39:34.66 0
今日は暖かい
378 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 17:51:10.68 O
暑いな
379 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 18:25:24.19 0
ぽぜ〜ん
380 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 19:13:13.85 O
このスレもうオフ会とかした?
381 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 19:35:17.26 0
何人かの作者はしてるね
382 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 20:20:48.27 0
作者じゃあ無い!
ニストだ・・・・・オナニストのニストだッ!
383 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/27(水) 20:37:38.14 0
「てめぇ・・・・・何でその名前を・・・・・」
突然、出されたその名に菅沼は激しく動揺する・・・・。
「はぁ?何、言うてんねん?コレがアンタが土下座までしても知りたかった『ライナーノーツの
首領』の名前やろ?」
拍子抜けした菅沼の受け答えに眉を顰めて唯は解した。
「・・・・・・・何を・・・出まかせを言うな・・・・石和城警部は俺達の仲間だ・・・・・
あの人の情報が無ければここまで来れなかった・・そんな・・・・そんな訳が・・・・」
唯の言葉に菅沼の瞳から光が消える・・・・・。
「相変わらず御目出度いでんなぁ?良いように使われて石和城にとっての『敵』の始末をして
・・・挙句に警察に追われて・・・・ホンマ面白い道化やで?」
クスクスと聞こえるように笑い声を上げながら唯は菅沼を嘲る。
「・・・・・それじゃあ・・・俺が・・・俺が手に掛けた『ライナーノーツ』は・・・・誰だった
んだ・・・・。」
ワナワナと震えながら・・・・菅沼は己の掌を見た・・・・。
「そんなん知るかいな!アイツの次のターゲットは『伊達謙』、『枯堂榮』やで・・・・・
その内『ジォルジュ・エネスコ』や『遠見塚正宗』も引っ張る気やろ・・・・最後は孤立した
アンタを社会的に抹殺する心算やろなぁ・・・・・・?」
まるで空想に取り付かれたような瞳で唯は夏の空を遠く見た。
「・・・・・・ッッ!!!!」
菅沼は強く強く歯を喰いしばる。
「その表情・・・・最高やわ・・・・・さぁ遊んどらんととっとと消えや?」
憎悪に満ち満ちた菅沼の表情を楽しみながら唯は促す。
菅沼は無言で踵を返すと山道を駆け下りた・・・・・。
どんどんと小さくなっていく菅沼の後ろ姿を冷めた目で唯は見送った・・・・・。
384 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/27(水) 20:40:47.10 0
とここまでなのれす!
アク禁もようよう取れましたしまた投下をがんばりたいと思います!
レスその他は風呂入ったあとにでもまた〜。
チャオーーーーーーーーーーッ!
385 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 21:24:19.56 0
乙ほぜ〜ん
386 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 21:50:50.86 0
前スレさんの話を理解するにはどこから読めばいい?
387 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 22:18:21.56 0
388 :
名無し募集中。。。:2006/12/27(水) 22:51:38.73 0
今のシリーズは〜永久と刹那のカフェ・オレ〜辺りから始まってるかな…8月
リアルレコーダーって言葉が出てくるのもこの辺りだっけか?
まあ菅沼とかライナーノーツまで考えるともっと遡るけど
389 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/27(水) 23:14:26.23 0
>>963さん 乙!ス・・・・・スーさぁーんwww
>>610さん 乙です!うお!この話どうなっちゃうの的なワクワクがw
>>1さん 乙です!引き込まれる展開ですね!
>>6部198さん 乙・・・・・・悲しくもあり灰色から透明に変わって行く様な
そんな感じがありました。
>>915さん 乙! >愛理のトラップがももに向かって発動している・・・・・・ッッッッ!!!
ってところでトゥビーコンテニュだと連続モノの洋画みたいだw
>>なんみんさん 乙 波音ッー!悲しすぎますよ・・・・さすがはキャラ立てが上手いナァ
>>386 すまん!書きたいが諸多の都合で端折らなくては成らないので無茶な構成になって
ます解りずらくて申し訳!
>>387 お手数かけた!スマン
>>388 このくらいのネタバレは大丈夫だと思うので書きますが
前期ライナーノーツが「曖昧ミー」で二期ライナーノーツが「永久と〜」です
途中から警察官の石和城に組織が乗っ取られた仕様です!
390 :
なんみん:2006/12/27(水) 23:38:40.76 0
実は自分も今回の話の流れが「?」だったのでまとめを見てみたら
うpされていない部分があるじゃあないですか!前スレさ〜ん!
菅沼のスタンド!?しかも名前が変わってるし!満漢全席ですかw
391 :
名無し募集中。。。:2006/12/28(木) 00:14:06.00 0
前スレさんのはまとめでこっそり改編してることが少なからずある
392 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/28(木) 00:14:39.37 0
こりゃ〜すんずれいすますた!
前回うp時はアク禁だったのでまとめだけ更新してました!
菅沼の新生スタンドは書いてないエピの『少年と蟻の王』編で再生不可能の
深手を負い生き延びる為に再び「黒い石」を用いて再生能力とスタンドを身に
付けたというクダリがありまして・・・・スタンドが変わったのは「スポルト
マティク」が『全てを断ち切る』為に鋏だったのに対し『Man Han Quan Xi』
は『運命を切り開く』為に鉈の様な形状になっております!
名称は「満漢全席」ですね。CKBのアルバムBrown Metallicの楽曲から引用しま
した。
393 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/28(木) 00:18:45.73 0
>>391 ピ○ーラおまたせ!みたいな心持で読み返さずうpるので
纏めてる際に「これヤヴァいんじゃね?」とか思ってコソーリやってるw
まぁその辺はヘタクソと言う事で大目に見て欲しい☆カナ?
394 :
名無し募集中。。。:2006/12/28(木) 00:30:45.35 0
ほ
395 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/28(木) 00:41:29.64 0
それじゃあ就寝保!
で!前々から考えてた『銀色の永遠:TCG』の案が何かポロっと出てきたので
明日当りからうpします。まぁまんま○ッ○ザ○ャ○リン○なわけですがw
亀井・道重・田中デッキと美勇伝デッキなのですがあれもこれもとチョイスNONNON
でゲームバランスもメチャクチャですw岡π重すぎ!石川さん小物すぎ!れいな
攻守に渡って特殊すぎ!みたいな。
396 :
610:2006/12/28(木) 00:51:28.09 0
>>963さん
この楽しい雰囲気いいなぁ〜。セクシーダイナマイツw
>>915さん
剣山じゃなくもっと強力なトラップだったらよかったのにぃぃ!w
>>198さん
エピ完乙です!不気味さ、悲しさ、美しさの融合がすんばらしいです!
前にも書きましたが田中はこういう話が似合うなぁ
>>なんみんさん
小川がカッコよすぎるッ!最後ちょっとウルッときましたw
>>前スレさん
理解力の無い俺はまとめを読み直します^^;
人物と組織の相関がちょっと難しい…まともに感想書けなくて申し訳!
TCG!どんな形でうpするんでしょうか!?楽しみにしてます!
397 :
名無し募集中。。。:2006/12/28(木) 01:48:03.33 0
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
398 :
名無し募集中。。。:2006/12/28(木) 03:21:07.84 O
ほ
この早さなら言える!
1さんと岡やんオメ!!
出勤前保!
仕事納めの日の保全疾走!
402 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/28(木) 08:01:48.85 0
おは保!
403 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/28(木) 09:36:45.78 0
>>610さん 本来ならピースが収まって繋がるところなんですが空白が多い
ので相関の全てを知るのは難しい状態ですね〜申し訳!組織相関図と人物相関図
くらいは用意しようかと思います!
>TCG 一応ルールとカードテキストを用意しますので各自ブランクカードとか
厚紙とかにテキストを書いてプレイしてくださいw
プレイヤーのHPとか本体攻撃が大味な気もしますが読み合いとか駆け引き(カードを
使うか温存するかの)は出来てると思うので頻繁にテストプレイが行なわれば第二弾もあるかも
知れんw第二弾は五期メンデッキとメロン記念日デッキかな?
404 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/28(木) 10:50:39.69 0
405 :
名無し募集中。。。:2006/12/28(木) 11:54:50.67 0
昼保!
406 :
名無し募集中。。。:2006/12/28(木) 13:41:23.12 0
963さん&前スレさん乙ッ!
さて俺はTGCと呼ばれるものはトランプしかしたことがないから
イマイチ要領がつかめないでいるので後でいくつか質問させてもらいますッ!
407 :
名無し募集中。。。:2006/12/28(木) 15:29:21.30 0
保全疾走
408 :
六部198:2006/12/28(木) 16:15:59.09 0
>>406の続き
まず『ゲーム中5枚を越えた場合は(略)』とあるが
ゲーム中に手札が5枚を越えることはあるのか・・あるとすればその条件は如何にッ?
そして山札は共有なのか各々の専用山札なのか
山札をシャッフルするということは山札の内容は見ることが出来ないってこと?
だとするとドローするときに任意のカードを選べないということなのだろうか
『場に出ている本体カード3枚を再起不能(捨てる事)により(略)』
これは自分の本体カードを犠牲にして相手の点を減少させるということ?
そうならば亀井2+道重1のような組み合わせは有り?
それとも亀井3もしくは道重3のように同じカードでないといけないのだろうか
スタンドや能力カードを使うときのコストとはッ?!
例えば『スタンドカード:サイレント・エリーゼ コスト:亀井2+他1』
この場合だとS・エリーゼを使用したら亀井の本体カード2枚と
他1枚を捨てるということであってるのでしょうか
『他1枚』とは任意のカードってことなのだろうか
そしてコストとして使うカードは手札からなのか山札からなのか
まずは以上です
多分初歩的な質問だと思うのですがよろしくお願いします
あと前のエピと並行してオナったヤツを出します
今回もちょっと実験的なエピです・・・
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜1
「はあ〜・・・」
私・・・嗣永桃子は、放課後の学校の自販機前で愛くるしい溜め息を吐いた。
そりゃあ溜め息も出るよ・・・
今月はもう、お小遣い厳しいのに・・・目の前の自販機にお金を入れちゃったんだから・・・
チャリン・・・ピッ・・・ガシャングタン!!
取り出し口の中から暖かい紅茶を取り出し、もう一度溜め息を吐いた。
結局、喉の渇きには勝てなかった・・・
財布の中には、まだ1000円ちょっと残ってるけど、今時こんなんじゃどうしようもない。
進学したってことで、新しいローファーもそろそろ買いたいし、
この前カメユーで見つけた可愛いジャケットも手に入れたいし・・・中間試験の結果も悪かったし・・・
佳人薄幸とはよくいったもんだ・・・
何とかしてお金を稼がなくては・・・でも、中学生じゃバイトなんか出来ないし、したくもない・・・
だったらどうやって・・・ん?
誰かがこっちにやってくる。見たことがある顔だ。
「あ、加護先輩!」
そう、あの人は同じ演劇部の先輩で、高等部の加護亜依さんだ。
勿論、彼女もスタンド使い。まあ、私も・・・っつーか、部員は全員そうなんだけどね。
「ん?ああ、え〜と、あなたは・・・え〜・・・」
私の呼びかけに気付いた彼女は、指を立てながら何かを言い出そうとしている。
多分、私の名前がパッと出てこなかったんだろう。
そう思った私は、自分の名を名乗った。
「嗣永・・・嗣永桃子です」
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜2
「ああ、そうだ、桃子ちゃんだ。ゴメンね、まだちゃんと部のみんなの名前覚えらんなくて」
加護先輩は顔の前で手を合わせて、にこやかに笑いかけてきた。
部の中では結構古い人らしいんだけど、長い間学校を休んでて最近復帰したから、
その間に入部した私や、その他のみんなの顔と名前を覚えるのに腐心しているみたいだ。
休んでた理由は、たしか傷害事件で停学って聞いてたから怖い人だと思ってたけど、何か違うのかな?
ちなみに、本来なら2年になってるはずだけど、長期停学のせいで留年して、2度目の1年生をしているみたい。
「で、どうしたの?もうすぐ部活始まるよ」
先輩はそう言って自販機の前に立ち、カバンの中から財布を取り出した。
そのとき、私の目はその財布の中身に釘付けになった。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
なんてことだ・・・万札が入ってる・・・しかも3枚+千円札1枚・・・なんてブルジョアな・・・
ガシャン!!
ハッ・・・!!
取り出し口の中に勢いよくペットボトルが落ちる音で、私は我に返った。
「・・・桃子・・・ちゃん?」
先輩が私の顔を不思議そうに見ている。
「大丈夫?考え事?どっか調子でも悪いの?」
・・・アンタの金に目が釘付けになったんですよ・・・
なんて、とてもじゃないけど言えるワケがない・・・
「え?いや〜別にそんなことないですよ〜」
私は腕を振り回し、何とか誤魔化すことにした。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜3
「・・・ふーん・・・まあ、とりあえず私は部室に行くから、
桃子ちゃんも出るんだったら、また後でね」
先輩はそう言って、私に背を向けて歩き出した。
その時、私の中で善からぬモノが鎌首をもたげていくのが感じられた。
そして、思うが早いか、私は先輩の手を掴んで引き止めていた。
「ん?なに?一緒に行く?」
私の無礼とも言える行動に、先輩は相変わらずニコニコと笑いかけてくる。
「いえ、ちょっと勝負をしませんか?」
「勝負?」
突然の申し出に、先輩はキョトンとしている。
でも、私は構わず話を続けた。
「実は・・・私、今月ピンチなんです」
「ピンチ?」
「いえ、私だけじゃないんです・・・家族全員がピンチなんです」
「・・・え?どういうこと?」
先輩が私に向き直る。
よし、興味を引けたぞ・・・ここからだ、頭をフル回転させろ・・・
「私の家は貧乏で、しかも借金がいっぱいあるんです・・・
それで、今月中にそれを返さないと、家を売り払われてしまうんです」
「・・・ちょっと、そこに座ろうか・・・」
先輩は側にあったベンチを指差した。
まずはこれでよし・・・
私は心の中でほくそ笑みながらも、促されるまま俯き加減にそこへ座った。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜4
別に大きな借金なんてないし、家も売り払われるなんてことはない。
全部嘘。まあ、私が貧乏なのは本当だけどね。
「今までは、何とか少しずつ借金を返すことで持ちこたえられてたけど、
もうそれも限界。昨日、怖いおじさんが家にいっぱい来て、月末までに
500万返せって・・・うぅ・・・」
ここで私は涙を流す。演劇部で培った『技術』だ。
「・・・そんな・・・酷い・・・」
先輩は架空の借金取りに怒りを感じているようだ。
そして、それと同時に、私への同情も感じられる。
「今、パパもママも親戚中回って必死でお金を作ってけど、そんなんじゃ全然足りない。
私もそれに協力したいんですけど・・・中学生じゃ殆ど何も出来ない・・・」
「そっか・・・それでさっき考え事を・・・」
「・・・はい」
ラッキー!
先輩の財布に目がいって立ち尽くしていたことが、ここで効いた!
さて、一気にいけるかな?
「そこで、先輩にお願いしたくて・・・」
「なに?そういえばさっき勝負って言ってたけど・・・」
「はい。私と勝負をして私が勝ったら、少しだけお金を貸して欲しいんです」
「・・・」
先輩は急に黙り込んでしまった。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜5
まずい・・・やりすぎだったかな・・・疑われてるかも・・・
でも、それは杞憂に終わったみたい。
先輩は私の肩を叩いて、嫌な顔も見せずに大きく頷いてくれた。
「うん、わかった」
「・・・本当ですか?」
私がそう言うと、先輩はもう一度頷いた。
やったあああああああああああああ!!!!!
内心、飛び上がりたくなりたかったが、そんなことをしたら全部台無しだ。
私はそれを堪えて、先輩を見つめた。
「でも、どうして勝負なの?少しなら普通に貸してあげるのに」
先輩は不思議そうに尋ねる。
「いえ・・・やっぱりタダでってワケにはいかないじゃないですか。
だから、お互い演劇部のスタンド使いでってことで、勝負でって・・・
同情は嫌だし・・・もし、これで私が負ければ、そういう運命だったとあきらめます」
さすがに、ただで貰うわけにはいかない。
それじゃあ、完全に詐欺師だっての。
「そっか・・・桃子ちゃんにも誇りがあるもんね。ごめん、私が無神経だった」
先輩が急に頭を下げた。
「え?ちょっと・・・止めてくださいよ!こっちが頭を下げないといけないくらいなのに」
私は慌てて顔を上げるように先輩を抱き起こした。
この態度、やっぱりお金持ちだな。貧乏な人に同情をしている顔だ。
なんてお人好しなんですか・・・そんなんじゃあ、この世の中渡り歩いていけませんよ、先輩。
騙したことには心が痛むけど、これも人生勉強だと思ってください。
貴女がいけないんです。私の前で、万札をひけらかさなければ良かったのに・・・
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜6
さて、問題はどんなことで勝負するか・・・と、勝てる勝負を模索しているときだった・・・
バシュウウゥゥゥゥ!!
何かが出現した気配・・・
顔を上げてみると、先輩が自分のスタンドを呼び出し、ストレッチを開始している!
「ちょっと!何するつもりですか??!」
私は思わず大声で叫んだ。
「何するつもりって、勝負でしょ?スタンド使い同士の勝負って言ったら、これしか無いじゃん」
先輩は何食わぬ顔でそう答えた。
しかも、早くお前もスタンドを出せと言わんばかりに構えを取りだした。
「ち、違いますよ!そんなワケ無いじゃないですか!スタンドをしまって下さい!」
私がそう言うと、先輩は少しガッカリしたようにスタンドを引っ込めた。
まったく・・・この人頭おかしいんじゃないの?
まあ、別にそれで勝負しても勝てる自信はあるけど、ほら、やっぱ疲れるでしょ。
それにしても、あまりちゃんと見えなかったけど、何か異様なデザインのスタンドだったな・・・
なんか、真っ白な顔に血の涙みたいな痕があった。
スタンドのデザインは本体の精神に反映するとか聞いたことがあるけど、
とてもこの人のものとは思えないな。
いや、もしかすると、この人はお人好しではなくて、単なる偽善者ってやつかもしんないな。
さっきの私への態度も心からの同情じゃなくて、自分の正義感を満足させたいだけの
上っ面なのかも。お金持ちってそういう感じの人多いしね。
だから、何か気持ち悪いデザインのスタンドだったんだ。
私のとは大違いだわこりゃ。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜7
「じゃあ、何で勝負するの?」
先輩が尋ねる。
「そうですね・・・」
「あ、そうだ!」
私が顎に手を当てて考えていると、何か名案が浮かんだのか
先輩は自分のカバンをまさぐって、ある物を取り出した。
「トランプですか?」
「そう」
・・・トランプか・・・うーん、何で行こうかな・・・
「桃子ちゃん遅い。もう私が決めるね」
私が色々と勝てるゲームを思い浮かべていると、
しびれを切らした先輩が手を挙げた。
「私は一度、勝負を受けるっていう桃子ちゃんのお願いを聞いたんだから、
内容くらいは私に決めさせてよ」
先輩の言うとおりだけど、トランプのゲームは得意不得意がある。
ヘンなのに決まってしまったら、勝てなくなる。
「え、でも――」
「そうだな〜・・・」
先輩は、言い返そうとする私を無視してしばらく考えた後、こう言った。
「ポーカーなんてどう?知ってる?」
・・・なんか、今日はツイてるみたい。
知ってるどころじゃない。
あまり知られてはいないけど、ポーカーは私が一番得意としてるゲームだ!
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜8
「え〜、ポーカーですかぁ?私、あんまり強くないけど頑張りますぅ」
私はワザと自信なさげに、先輩の提案を受け入れた。
すると、先輩は表情を明るくして私の手を取った。
「そう?よかった。まあ、私もあんまり強くないし、いい勝負になりそうだね。
じゃ、場所変えようか」
「あれ?ここでやるんじゃないんですか?」
「いや、上に空き教室があるから。そこなら邪魔されずに集中してできるよ」
先輩はそう言うと、そのまま私の手を引いて歩き出した。
まあ、どこでやろうと別に関係ないか。
すみませんが先輩、あなたは完全に私のカモです。
・・・・・・・・・・・
高等部の校舎の2階。
そこは結構前から空き教室になってるみたいで、先輩は前からここをよく利用していたらしい。
長い間使われてなかったにしては、中は結構キレイだな。
先輩が掃除でもしてるのかな・・・私は部屋の中を見回しながら先輩を待つ。
なんか、道具を取りに部室へ行くとか言ってたけど・・・なんだろ。
しばらくすると、先輩が帰ってきた。
「おまたせ!」
その手には、オセロの箱があった。
もしかして、急に気が変わったのか?
「え?ポーカーじゃないんですか?」
私は不満そうな顔で言った。
「ん?ポーカーだよ。ちょっと待っててね」
先輩はそう言いながら教室の隅にあった机と椅子を並べ、その上でオセロの箱を開封した。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜9
先輩はオセロのタイルだけを机に積み上げている。
何をするつもりなんだろう。
でも、すぐに意味がわかった。
「あ、なるほど、チップ代わりってことですか」
「そういうこと。さ、座って」
私は先輩に促されて椅子に座る。
そして先輩も正面に座ると、トランプを箱から取り出して机の上に置いた。
ここで私はあることに気付いた。
ん?チップってことは・・・私も賭けるってことじゃん!お金無いっつてんのに!
この人、私の話ちゃんと聞いてたのか?
「あの・・・私も賭けるってことですか?お金が無いって言いましたよね?」
私は恐る恐る聞いてみる。
「そうだよ、お金が無いってのも聞いたよ。えっと、今いくらあるの?」
・・・は?なに言ってんの?この人は。
まあ、いいや、一応答えよう。さっき紅茶買ったから・・・
「・・・えっと、1035円あります」
「そっか。じゃあ、私は31234円だから・・・チップ1枚500円ね。
タイルは全部で64枚だから、それでキリがいいし。細かいのは端折っちゃおう」
「はぁッ?!何言ってんスか?!」
思わず声が荒くなってしまった。
1枚500円だと?それじゃあ私には、たったの2枚しかチップがないってことじゃん!
2枚対62枚じゃあ勝負にならない!
だが、先輩はそんな私を無視してチップを分け始めた。
けど、なんかヘンだ。
私のチップは2枚になるはずなのに、やけに多い。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜10
私の手元に配られたチップは全部で32枚になった。
ちょうど先輩と折半する形になっている。
「あの、どういうことですか?」
意味がわからない。私は素直に質問してみた。
「どういうことって、見たまんまだよ。条件は同じにしないと」
先輩は財布からお札を取り出し机の上に置き、
「桃子ちゃんも出して」と言った。
私は一応、それに従って千円札を置いた。
すると先輩は、机に出されたお互いのお金を隅にまとめ、姿勢を正した。
「つまり、今、この上にある32000円は誰のものでもなく、
これからやるポーカーの結果に応じて、最後に与えられることになる。
現在、お互いのチップは32枚。チップ1枚=500円なので、
それぞれ16000円を所有する権利がある。
最後に笑うのは、果たして・・・」
先輩はそこで意味ありげに言葉を止め、眉をクイッと上げた。
なるほど、そういうことですか。それに最後に笑うのは誰ですって?
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
・・・勿論、私ですよ。先輩。
419 :
六部198:2006/12/28(木) 16:28:14.78 0
以上ッ!
420 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/28(木) 16:59:09.09 0
桃子桃子!ぼくのピーチッチ!
>>6部198さん 乙でございますッ!いいなッ!このカイジみたいなノリw
で!TCGの質問に答えます!山札は各プレイヤー専用の物です。全て伏せて
有るのでドローして見なければ引いたカードは解りません。
>5枚を越えること。まま有る展開です。スタンド・能力・防御は本体カードを
必要な数そろえなければ使う事が出来ません、故に事故的に何ターンか本体が出ず
手札が使えず5枚を越える場合がケース1。次に道重・三好と場に出ている本体を
破壊出来る能力が有ります。これを嫌ってACT1ACT2を使ってのスロープレイも
考えられます。逆説的に言えば手札を溜めたスロープレイの方がこの手のゲームでは有利
なのです。故に5枚以上の手札を持つことは禁じ手です。
>場に出ている本体カード3枚 これは言われるとおりの今後の展開を犠牲にした
戦法です。状況により戦闘力不足になった場合や防御カードを減らす駆け引きに使う手
と設定しました。三枚の組み合わせは任意で自由です。スタンドや能力を早い段階で使い
切ってしまった本体が対象かな?
>コストとは? これは基本ルールを追加で修正しました。
場に出ている本体カードを裏返す(リバース)する事により@の精神的EN(コスト)が
発生します。つまり『コスト:亀井2+他1』の場合は亀井本体を2つ裏返し任意の本体を
1つ裏返す、これでカードが使えます。
駆け足ですがこんな所でございます。
421 :
六部198:2006/12/28(木) 17:26:27.08 0
なるほど・・・どうもです
心で理解できた気がする
では続きをイかせていただきます
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜12
まず、ルールからおさらいしとこ。
たしか、こんな感じだったかな。
ゲームは全8ゲーム。
それぞれに5枚ずつカードを持って、決められた役の強さで勝敗が決まる。
カードは1回だけカードストック(誰のものでもない山札)のカードと、自分のカードを交換することが出来る。
このとき、交換するカードは相手に見られないようにする。
・・・まあ、別に見せてもいいけど、自分が不利になるだけ。
交換できる枚数は1〜5枚。一度交換したカードは廃棄で、次のゲームまで使えない。
今回使うのは、通常のカードにジョーカーを1枚加えた全53枚。
まずは親決め。親は最初にトランプを引いて数が大きい人がなって、1ゲーム交替。
当たり前だけど、最初にカードを配るときは1枚ずつ交互にやる。
そして、親はドロップとオープン以外の全ての行動を子よりも先に済ませる。
チップは1枚=500円で参加料は無し。
ベットは2回あって、最低ベット数は前にベット(チップを賭ける)した人の枚数。
つまり、前の人より少なくチップを賭けることは出来ない。
例:親5枚→子7枚(レイズ)→親7枚(コール)・・・等。
ただ、所持チップが少なくなって、前の人以上の枚数をベット出来ない場合は、
所持チップを全部賭けなければいけない。
最初のベット数は最大10枚で、レイズ(上乗せ)は+5枚まで。
最初に親が10枚ベットして、そのあとお互いに最大限にレイズしながら行くと、
最終的なベット数は25枚か・・・結構多いな・・・
計画的に行かないと、途中でチップが無くなってゲームが続行できなくなるな。
以上が今回のポーカーの、おおまかなルール。
ちょっと特殊なのが混じってるけど、別に問題視するほどのものではないか。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜13
えーと・・・用語を整理すると、こんな感じだった気がする。
親(ディーラー):カードを配り、ドロップとオープン以外の全ての行動を子よりも先に行う人のこと。
子:親ではない人。
ベット: チップを出す(賭ける)こと。
コール: 先のプレイヤーと同数のチップを出して、ゲームを続けること。
レイズ: 先のプレイヤーよりも多いチップを出すこと。(+5枚まで)
リレイズ:もう一回レイズをするって意味だけど、このゲームではちょっと仕様が違う。
2回目のベットのときに子だけが宣言できて、1回目でレイズしてなくても出来る。
それをやると、親は直前にベットしたチップを、リレイズされた枚数と同じにしないといけない。
ただし、これは親の承諾が必要。
ドロップ: お互いがベットした後、勝負を降りることが出来る。賭けたチップは戻ってくるから、
勝てないと思ったらドロップするのが懸命ね。ただ、全ゲームを通して1回しか出来ないから注意がいるな。
ドロー: 場に捨てたカードの枚数だけ、新たにカードをもらうこと。
チェック:2回目のベットをパスすること。つまり、最初にベットした枚数で勝負すること。
ちなみに今回のルールだと、親の場合は1回目のベットで子がコールしたときだけ。
子の場合は親がチェックしたときだけしか出来ない。
セット:ドローせずに、最初のカードで勝負に出ること。
オープン:お互いのカードを開示する。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜14
役は強い順に並べると、こんな感じだって。
ロイヤルストレートフラッシュ:ストレートフラッシュで、更に並びが、10、J、Q、K、Aになっていること。ジョーカーはダメ。
5カード:4カードにジョーカーが加わっている状態。(ハートA、ダイヤA、クラブA、スペードA、ジョーカー・・・等)
ちなみに、ジョーカーを含んだ5が揃う、文字通りの5カードってのもあるけど、今回のは違うみたい。
勿論、それは1通りしかないからロイヤルよりも強い。
ストレートフラッシュ:フラッシュ状態のストレート。(ダイヤ9、ダイヤ10、ダイヤJ、ダイヤQ、ダイヤK・・・等)
4カード:同じ数字のカードが4枚揃っている状態。(ハートA、ダイヤA、クラブA、スペードA、他1枚・・・等)
フルハウス:3カード+1ペアの状態。(ダイヤA、ハートA、クラブA、スペードK、ダイヤK・・・等)
フラッシュ:5枚のカードの記号が揃っている状態。(ハート9、ハートJ、ハートQ、ハートK、ハートA・・・等)
ストレート:5枚のカードの数字が順になっている状態。(ダイヤ10、ハートJ、ハートQ、スペードK、クラブA・・・等)
でも、K〜4のようにKを越えることは出来ないとか。
3カード:同じ数字のカードが3枚揃っている状態。(スペードA、クラブA、ハートA、他2枚・・・等)
2ペア:2種類の1ペアがある状態。(クラブA、ハートA、ハート8、ダイヤ8、他1枚・・・等)
1ペア:同じ数字のカードが2枚揃っている状態。(クラブA、ハートA、他3枚・・・等)
同じ役で勝負の場合は、役の中の数字の合計が大きいほうが勝ち。(当然、役に関わらないカードは無視)
数字じゃないカードはJ=11、Q=12、K=13、A=14or1、っていうふうに割り当てる。
それでも決まらない場合(ロイヤルストレートフラッシュとか)は、役の中にスペードが入っている方が勝ち。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜15
えーと・・・以上のことを踏まえると、
ゲームの流れはこんな風になるのかな・・・?
まず、親がカードストックをシャッフルして一枚ずつ配って、
それぞれのカードが5枚になったら、同時に手持ちのカードを見る。
それで、親がベットして、子がそれに対してコールかレイズかを選択する。
お互いベットし終えたら、ドロー、セット、ドロップのいずれかを選択するわけだけど、
ここで親と子、どちらかがドロップすればその時点でこのゲームは終わって、親を交替して次のゲームへ進む。
どちらかがドローかセットをしたら、ドローした人はカードストックからカードを受け取る。
(親がドローなら、自分でカードを取る。子なら、親からカードを受け取る)
セットをした人はカードをそのままにして2回目のベットに移る。
2回目のベットでは、親はチェック(前に子がコールしたとき)、レイズ、コールのいずれかを選択。
子はチェック(親がチェックしたとき)、コール、リレイズのどっちかを選択。
リレイズをして親がそれを承諾したら、直前に親がベットしたチップをリレイズした枚数と同じに出来る。
そんで、ベットが済んだらドロップするかを決めて、どっちもドロップしなければオープン。
勝った側は場に出されたチップを受け取り、親子を交替して次のゲームに移る。
これが、今回のポーカーの流れ。
さてと・・・そろそろ勝負を始めますか。
426 :
六部198:2006/12/28(木) 17:31:25.61 0
と・・まあ続きっつーかルール説明みたいなヤツでした
427 :
963:2006/12/28(木) 17:45:15.92 0
>>六部198さん
乙です!
一瞬であいぼんの財布の中身を判別する桃子w
演技だけじゃなく別の技術もすごいですねw
>>前スレさん
乙です!
このTCGがあれを意識しているということは
本体があれでの土地に当たるということでいいんでしょうかね?
(この程度なら大丈夫と考えて書いてますが・・・)
428 :
六部198:2006/12/28(木) 18:20:49.73 0
魁!!保全疾走
429 :
1 ◆F37EdmrkOk :2006/12/28(木) 18:35:01.77 0
>>915さん
絶望的な相手のウイークポイント発見か!?ってとこで桃子ピンチ!!
一難去って(?)また一難ですね…
>>963さん
スーさんタフだなぁwww
シンプルなヤツほど強いってことですね!!
>>なんみんさん
波音悲しすぎる…orzと思うと同時に、あのタイミングでの彼の回想は
俺的に五部のブチャラティチームのそれぞれの回想を思い出しました
麻琴のFRIENDSHIPの引用も見事です…ってか見事すぎる!!
>>前スレさん
通常オナと同時に新たなオナ乙です!!
俺はカードゲームに関してまったく無知なので今のところわからないことだらけですが
期待してまっす!!
>>198さん
新オナ乙です!!賭けでのバトルっすね!!
しかし…桃子はやばい相手に賭けをふっかけたんじゃないかと
心配になってきましたw
そして
>>399さん!!
まさか誕生日覚えてもらえてるとは思いもよらず、今めちゃくちゃ動揺しましたw
ありがとうございます!!今日で21か…
友達には誕生日の前日に祝ってもらえたからいいものの、当日に一人ってのは
やっぱり寂しいもんっす( ノ▽^)アチャーミー
ではでは!ノシ
430 :
610:2006/12/28(木) 19:36:55.54 0
今年の仕事終了ーッ!!
>>198さん
新エピ乙です!
桃子って子はこういうキャラなんですね
加護は今のところ大人しいですが、果たして関西弁は出るのか!?ドキドキ
>>前スレさん
乙です!
自分もTCG未経験なんですが、いろいろなカード効果とか
設定見てるだけでかなりワクワクしますね!
>>1さん
おめ!若いって素晴らしい!
俺も誕生日一人だったさw
431 :
名無し募集中。。。:2006/12/28(木) 20:26:44.46 0
乙!
432 :
915:2006/12/28(木) 21:17:58.76 0
銀色の永遠 〜キューティークイーン@〜
〜嗣永桃子〜
ももは思わず目をつぶった。
ドーンッッッッッッッッッ!!!!!
大きな音が玄関の方でした。
だけど・・・・・・・・、もも自身はなんともない?
「あれ・・・・・・」
恐る恐る目を開けたももは自分が無事な事を確認すると周りを見渡した。
何も落ちてきた形跡が無い?
廊下を見ると浜崎が玄関にうずくまっている。
さっきの音は浜崎が玄関にぶち当たった音?
だけど・・・・・・・槍ぶすまが消えている・・・・・・・ッ!
廊下のベルトコンベアも無くなっている・・・・・・ッ!!
「愛理ッ!!」
梅さんの声に振り向くと、梅さんが倒れ込んだ愛理を抱きかかえていた。
もももあわてて駆け寄る。
433 :
名無し募集中。。。:2006/12/28(木) 21:18:00.23 0
hozenn
434 :
915:2006/12/28(木) 21:19:19.73 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンA〜
「愛理ッ!!」
「愛理・・・・、寝てる???」
愛理は・・・・小さな寝息を立てて寝ていた・・・・・。
「桃子ちゃん、えりかちゃん、いったい何が・・・・・・」
そこへ、目覚めたばかりのマイマイが近寄ってきた。
マイマイが完全に目覚めた影響で愛理はスタンド能力が解除されて
愛理自身のスタンドの副作用から眠りに入ってしまったようだ。
「マイマイ、説明はあとでッ!
今は気絶しているみんなを起こして」
ももはそう言いながら側に倒れている栞菜ちゃんの身体を揺さぶった。
「いたたたた・・・・」
廊下の方から痛がる浜崎の声が近づいてくる。
やっぱり、浜崎が槍ぶすまに突き刺さる直前に愛理の能力が解除されちゃって、
浜崎はベルトコンベアの動きによる慣性の法則で玄関にぶつかっただけ、
たいしたダメージも受けてないみたい・・・・・。
「このアタシが一本取られるとはね・・・・・・。
それにしてもクソふざけたスタンドだよね」
そう言いながらとうとう浜崎が部屋に入ってきた。
435 :
915:2006/12/28(木) 21:19:51.64 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンB〜
佐紀もりぃちゃんもなんとか起き出したのでみんなで身構える。
「んで、噂には聞いていたけれど、
スタンドが出せなくなるスタンドかあ・・・・・・・・。
その一番ちっこい子がそれっぽいよね」
浜崎はももたちを見渡してから言った。
「うん、お姉さんもスタンド出せないんだよ。
いくら中学生相手でもこの人数だよ」
ももは近くに置いていた金属バットを拾いながら言った。
みんなも手にバットやらゴルフのクラブやらほうきやら武器をそれぞれ持つ。
鍋を頭から被ってる梅さんはともかくとして・・・・・・・。
そう、これが石川さんの作戦。
436 :
915:2006/12/28(木) 21:20:24.62 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンC〜
浜崎あゆみが格闘技とかやっているならともかく、
普通の成人女性が中学生相手とはいえ、
武器を持った複数を相手に生身で勝てるはずがない。
空手の経験がある紺野さんも、
浜崎の手は「格闘技の経験が無い手」なのは間違いないと言っていたし。
小学生のマイマイは抜いても、
もも、梅さん、りぃちゃん、栞菜、佐紀で5人もいるんだ。
スタンドを使えない浜崎相手なら・・・・。
「たしかにそうだねぇ〜」
浜崎は感心したような口ぶりでこっちに向かって歩いてきた。
「アタシは身体を使うのが苦手だしぃ〜、一人じゃアンタたちに勝てないよ」
圧倒的にコッチの方が有利なんだ。
そう自分たちに言い聞かせてるけど、浜崎の威圧感に
みんなは身体を硬くして身構える。
怖い気持ちが勝っちゃうのは、闘争心を奪いさるという
マイマイのスタンドの影響かもしれない。
そう、マイマイのスタンドはあくまで「闘争心をなくす」能力であって
スタンドが出現しないのはあくまでその影響なんだから・・・・。
437 :
915:2006/12/28(木) 21:20:55.72 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンD〜
「一人じゃね」
ドサッ・・・・・・・・・・・・。
「えりかちゃんッ??????」
「梅さんッッッッッ!!!!」
突然足下に倒れた梅さんにももたちは一瞬呆然とした。
「だ、誰????」
「いつの間に・・・・・・・」
倒れた梅さんの後ろに、いつの間にか女が立っていた。
彼女が梅さんを「落とした」んだッ!!
438 :
915:2006/12/28(木) 21:22:11.99 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンE〜
「う、うわああああッ!!!!」
金属バットを手に持った佐紀が思わず女に殴りかかったッ!!
だけど、女は無言のまま、そしてももたちが佐紀の助っ人に入るより早く、
あっという間に佐紀の懐に入ったかと思うと、
佐紀がバットを振りかざすよりも早く、佐紀のみぞおちにパンチを入れていた。
まるで感情のないロボットのように・・・・・・・・・。
「あ・・・・・・・・・・・・・・・・ッ」
ドウッ・・・・・・・・・
佐紀が一瞬にして気絶するッ!
「佐紀ッ!」
倒れる佐紀を受け止めたももを、女は冷たい目でじっと見る。
な、なんなのよ、この女は・・・・・・・・・・。
残されたマイマイ、栞菜ちゃん、りぃちゃんとももは
自然と固まって挟み撃ちの形になった浜崎と女を見る。
するとだった。女の後ろの方から誰かが出てきた。
奥の部屋に潜んでいたらしい・・・・・・・。
439 :
915:2006/12/28(木) 21:24:34.66 0
ここまでっす
自分で言うのもなんだけど、今回のサブタイトルの
「キューティークイーン」ってジョジョっぽくてなんか好きw
>>1さん
おめ!いやしかし若いってうらやましい(ノ∀`)
おいらも波紋法習得するか石仮面でもかぶろうかなあ(死)
>>なんみんさん
更新乙!あいかわらず過去エピには力がありますね
まるでワンピースのようだw
>>963さん
スーさんワロス
このキャラこれで終わらすのはもったいないなあ
でもスーさんがスタンド使いで戦闘バリバリってのもなんか違うかもですねw
>>前スレさん
しかし「こっち側」も予想もつかない組み合わせだなあ
あと、たしかに話途中での続くって展開はジョジョでは珍しいかもですねw
>>六部198さん
エピ完&立て続けのオナ乙っす
よりによってあいぼんにケンカ売る桃子にwktk
外伝のあいぼんってかなり悪ぼんなので腹黒同士の対決に期待っす
440 :
名無し募集中。。。:2006/12/28(木) 21:37:41.00 0
乙です!
441 :
六部198:2006/12/28(木) 22:27:18.34 0
まずは乙ッ!
442 :
364:2006/12/28(木) 22:42:46.37 0
皆様乙ですー!
時系列と勝敗表更新しておきました!
>>610さん
やっぱり奴でしたか!実質上2対1の状況とはいえ、このまま終わるわけがないですよね!?
上戸がどう絡んでくるか楽しみにしてます!
>>なんみんさん
波音もまた、悲しき運命の被害者だったんですね…彼をも救うことができるんでしょうか…。
何か熱いものがこみ上げてきました!
>>915さん
浜崎つえー!この期に及んでまだ隠し玉とは…!
キッズvs浜崎、楽しみにしてますよ!
>>963さん
発汗'sは強烈ですねぇ。色仕掛けにものすごい笑いました(w
最大の障害はやっぱりスーさんですねぇ、スタンド使いじゃないのに強いわ(w
>>198さん
ハイスピードのオナ乙です!
五六八も、遠藤沙耶も救われたんですね…
そして新オナ!なんか恐ろしい対決になりそうな予感…
>>1さん
実は
>>399は自分だったりします(w
ハロメン多いからメンバーと同じ誕生日って意外と居ると思うですよ。
おいら石黒姉さんと同じですし。ヲタになったの卒業後でしたけど(w
>>前スレさん
この手のカードゲーム大好きです!おいらも昔MTGやってたもので。
ホントはこのスレの技術担当のおいら作りたいところですが、ツール開発スキルはありません(w
何か考えてみようかな…かなり応用すればsrcでできないこともない気がするし。
おいら明日からネット環境ない実家帰ります。
ネタあるのでオナりつつ、たまに携帯から覗かせていただきます。
皆様、よいお年を!!
443 :
名無し募集中。。。:2006/12/28(木) 23:20:13.83 0
ほぜ
444 :
名無し募集中。。。:2006/12/28(木) 23:59:44.89 0
就寝保!
445 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 00:43:23.62 0
ほ
446 :
六部198:2006/12/29(金) 00:53:44.38 0
よし読み終わった
乙ッ!
誰なんだあああああああ!!!!????
447 :
六部198:2006/12/29(金) 01:21:09.21 0
寝
448 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 03:45:05.72 0
就寝保
449 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 05:42:49.17 0
450 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 06:55:05.38 0
451 :
364:2006/12/29(金) 07:00:20.63 O
天候不順飛行機不飛の保全疾走!(スノードロップ・オーバードライブ)
>>499 携帯からだと見れないから戻ってくるまで残ってるか前スレさんよろ!
452 :
364:2006/12/29(金) 07:01:10.87 O
449だったorz
453 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 07:54:05.33 0
おは保!
454 :
364:2006/12/29(金) 08:49:35.16 O
飛行機欠航色の保全疾走(ウェザーレポート・オーバードライブ)!
orz
455 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 09:44:22.58 0
保全疾走!
456 :
610:2006/12/29(金) 10:20:12.57 0
>>449-450 うまい!落書きってレベルじゃねーぞ!
ちなみに2枚目の亀のブローチ、俺が亀を描くなら付けようと
思ってた物と全く同じだw
これからも期待してます!
>>451 あら〜!今日は帰れない疾走ですか?
457 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 11:12:08.74 0
458 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/29(金) 12:10:53.32 0
比較的、暇〜ッ!って事でごまっとうデッキうp!墓地リサイクルデッキです。
>>6部さん乙!ポーカーのルールか懐かしいなぁ・・・やっぱりベットすると緊張が違いますね!
>>963さん ッ!貴様もブレーンズウォーカーであったか・・・・w
御名答!その通りです!栗ィー茶ーとか出すとルールが煩雑化するので簡潔にギリギリ感を出す為
バーンデッキに最初から設定しております。
>>1さん 俺もカードゲーマーだった頃『ルールをもっと解り易く書けや!』とか思っていました
が、いざ自分が書くと成ると文章で説明するのはムズい!実際その場で説明すれば簡単なんだけれ
どね〜。
>>610さん そういったワクワクが提供出来ただけでも嬉しいですね!
>>915さん乙!鍋を被っている梅さんだとwwwww!!!!!
もう一人のスタンド使いか・・・・・・『感情のないロボット』・・これは誰なのか?
>>364さん。翻弄されてるようですが大丈夫でしょうか?
基本的ルールは解りやすさからアレを模倣しました。当時よく40枚縛りのデッキを組んでたのが
こんな時に役に立つとはw
>>449さん乙! 早速まとめに張っときました!絵ニストは余り居ないので貴重な戦力ですよ!
気を張らずまたサラサラとやってくださいな。オナ小説だってそんなもんですから!
459 :
六部198:2006/12/29(金) 13:23:02.45 0
>>449-450 乙ッ!
なんかいいよねこういう絵が描ける人って
さて天気もいいし・・・
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜17
先輩はカードを箱から出し、机の上に置いた。
「じゃあ、親を決めようか。どうする?どっちが先に引く?」
どうしよう・・・まあ、別にどっちが先に引いてもここでは、あまり意味はないかな。
「どうぞ、先輩から引いてください」
私は先輩に先を譲った。
・・・先輩のカードは、ダイヤの8。
私のカードはスペードの6と出た。
ということは、先に親を受け持つのは先輩だ。
「あ〜ん、負けましたぁ」
私は口惜しそうに身体をくねらせた。
「あ〜、ごめんね」
「謝っちゃダメですよぉ」
先輩の言葉に、私は口を尖らせる。
冗談っぽく言ったけど、勝った者が負けた者に謝るのは、正直あまり良い気分じゃない。
それは、相手に対する侮辱だと思ってるから。
まあ、どうにせよ1ゲームごと交替だから、どっちが先に親をやるかは重要じゃない。
「ふふッ・・・わかった、前言撤回ね。じゃあ、配るよ」
先輩はそう言うと、今引いたカードをストック入れて
再びシャッフルし、私と先輩それぞれに1枚ずつ配り始めた。
いよいよね・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜18
お互いのカードが5枚揃い、同時にそれを見る。
勿論、相手には見えないようにね。
さて、私のカードは・・・
ハート7、クラブ7、ハート8、スペード、8ハートJ・・・
よし!初めから2ペアだ!幸先いいスタートになりそう。
でも、先輩はどうなんだろ?
・・・先輩は難しそうな顔で自分のカードを眺めてる。
思いっきり眉間にシワが寄ってるわ・・・これはいいのが揃ってないってことだな。
表情で丸分かりですよ。
ポーカーフェイスってヤツをこの人は知らないのか?
「じゃあ、親の私からベットするよ」
先輩はカードから目を離し、チップを3枚出してきた。
まあ、妥当なセンだな。次は私の番。
「う〜ん・・・コールで。私も3枚で行きます」
一応、油断は出来ない。もしかすると、あの表情はブラフかもしれないし。
そして、次の手順に進む。
「・・・3枚ドローしようかな」
先輩はそう言って3枚の手札を捨て、自分が親なのでストックから3枚取り出した。
3枚交換したってことは、1ペアだったか?
そして、交換したカードを見るや、またもや表情を曇らせた。
期待したカードが来なかったって感じだな。
つまり、1ペアのままか、役無しのブタの可能性が強い。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜19
プププ・・・笑いがこみ上げてくる。
これで、確信できた。この人はド素人レベルだ。
「1枚ください」
私はハートのJを捨てた。
ハートが3枚あったから、ギャンブラー魂でハートのフラッシュを狙おうと思ったけど、
ここは手堅く2ペアキープ、あわよくばフルハウスを狙う。
先輩から受け取ったカード見てみる。
スペードのAか・・・まあ、こんなもんでしょ。
多分、このまま2ペアで勝てる。
・・・2回目のベットに移り、先輩はコールしてチップを5枚出してきた。
ここで私はレイズして10枚でいきたかったけど、それを抑えた。
ド素人の先輩がビビッてドロップしたらたまらない。
しかも、いきなりそれをされちゃあ、やる気が殺がれる。
とりあえず初戦は様子見ってことで、私はコールで済ませることにした。
これでベットされたチップは、お互いに8枚。
そしてこの後、私も先輩もドロップはしなかったので、そのままカードオープンとなった。
「も〜、やっぱり〜!」
私が開示したカードを見て、先輩は天を仰いだ。
先輩のカードは、クラブとスペード4のワンペア。
当然、私の勝ちだ。
「うふふ、まずは私の勝ちですね。先輩」
私はチップを回収し、自分の懐に集めた。
これで、私のチップは40枚。先輩は24枚になった。
こりゃ楽勝かも・・・『技』を使うことも無いかも知れない。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜20
2ゲーム目。
私が親のこのゲームも勝利で終わった。
ちなみに、こんな感じの内容だった。
ベット:桃4加4(コール)桃5(レイズ)→8(リレイズ承諾)加8(リレイズ)。
先輩のリレイズを受けて、ベットされたチップの枚数は最終的に桃12加12。
結果:桃、Qの3カード。加、10の3カードで、私の勝ち。
チップ数は桃52加12になった。
最後に先輩がリレイズしてきたときは、それを受けようか迷ったけど、
結果的に受けて正解だった。
でも、危なかったな・・・もう少しでチップ数をひっくり返されるとこだったわ・・・
次からは気をつけよっと。
そして先輩が親の3ゲーム目はこうだった。
ベット:加1桃3(レイズ)加8(レイズ)→11(リレイズ承諾)桃11(リレイズ)
ベットされたチップの枚数は最終的に桃14加12。
結果:桃、ハートのフラッシュ。加、スペード7、スペード8、ダイヤ9、クラブ10、ハートJのストレートで、私の勝ち。
チップ数は桃64加0になった。
先輩が一気に最大までレイズして、その後の私のリレイズを受けたときは
ちょっと驚いたけど、結局フラッシュが揃ってた私の勝ちだった。
どうやら、今日はツイてる日みたい。
・・・ていうか、先輩のチップが無くなっちゃったんだけど、これでお開きになるのかな。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜21
「・・・あの〜、先輩――」
この後どうするかを聞こうと思った矢先・・・
ガタン!!
突然、先輩が立ち上がり、
「桃子ちゃん、ちょっと待ってて!」
と言って教室から出て行こうとする。
「え?どうしたんですか?」
「すぐ戻ってくるから」
ガラッ!タッタッタッタッタッタッタ・・・・
引き止める私を置いて、先輩はどこかへ行ってしまった。
・・・???・・・なんなんだ、一体・・・
まあいいや、これでチップ64枚。
たった10数分で3万以上も稼げた。
「うふふ・・・」
私は堪えていた笑いを外に漏らした。
・・・・・・・・・・
しばらくすると、先輩は息を切らして戻ってきた。
オセロのセットを抱えて・・・
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜22
先輩は最初のときのようにオセロのタイルだけを取り出し、
それを机に並べた。
そして、さらに2枚の一万円札を机に叩きつけた。
もしかして・・・
「さあ、ゲームの続きをしようか」
やっぱりそうか・・・
先輩は荒い息をつきながら、私を見ている。
心なしか服が乱れているような気がするけど、気のせいかな。
「まだやるんですか?」
その目つきを見れば、止めても無駄だって分かってはいたけど、一応聞いてみる。
「あと5ゲーム残ってるからね。とりあえず、2万下ろしたからチップ40枚」
そう言って先輩は、自分手元にオセロのタイルを積み上げた。
・・・あーあ・・・ダメだ、この人。
ギャンブルで破滅するタイプだな。
「わかりました。やりましょう」
私はあきらめたように呟き、それを承諾した。
私に出来ることは、ここで完全に先輩を撃破することだ。
今私のことを酷いヤツって思った?
それは違うよ。すっからかんになって痛い目を見れば、この人の目を醒めるだろう。
これは人助け。善いことをしようとしてるだけだから。
まあ、一応勝負だから有り金は全部いただくけどね。
うふふッ・・・
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜23
「あ、その前に一つ提案があるんだけど」
次のゲームの準備をしていると、先輩がそんなことを言い出した。
「なんですか?」
「ちょっとしたルール変更」
「『ちょっとしたルール変更』・・・?」
ん?なんだ?
私は鸚鵡返して、とりあえずその内容を聞いた。
「レイズの最大数を+20枚にする」
「・・・はぁ?!」
一瞬。耳を疑った。
どうしてこの状況でそんな提案が出来るんだ?
今、私のチップは64枚。先輩は40枚。
次は私が親だから、私が最初に10枚ベットして、その後レイズで30枚にしたら
アンタは強制的に全チップをベットすることになるんだぞ!
・・・やれやれ・・・この人は完全に頭がイッちゃってるわ・・・
「分かりました。それでいきましょう」
私がそう言うと、先輩は「やったぁ!」と跳びあがり、カードを私に差し出した。
・・・この喜び様・・・多分、私が40枚ベットしたら乗ってくるだろう。
追い詰められたギャンブラーは大抵そうだ。負けを取り返そうとして、大勝負にあっさり乗る。
そして負ける・・・
この人を救済してあげるために、完全に息の根を止めてやろう・・・
私が親になるってことは、ほぼ『100%』勝つことが出来る。
どうしてかって?うふふ・・・まあ、見ててください。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜24
4ゲーム目開始・・・
親である私はまず、リフル・シャッフルでカードを切った。
リフルシャッフルてのは手品師とかがよくやるやり方で、カードの山を半分ずつ両手に持って、
親指を使って交互になるようにバラバラとカードを落としてシャッフルするやつ。
私はカードを落とすときに、ギリギリで自分にマークと数字が見えるように混ぜた。
これはカードの配置を覚えるためだ。
先輩はそれに全く気付く様子が無い。当たり前だ・・・これは私が何度も練習して身に付けた技だから。
え?イカサマ?なにそれ?これは『技術』ですよ。
よっぽどの動体視力と記憶力がないと、出来ないんだから。
次に、ヒンズーシャッフルでカードを切る。ヒンズーシャッフルってのは、所謂普通のやつ。
カードの山を片手に持って、もう片方の手で山の下から数枚を山の上に持っていくやり方。
そして、ここからが腕の見せ所!
覚えたカードのうち、自分が有利になるカードを山の一番下へ持っていく。
経験と勘だけが頼りだけど、もう何度もやっていることだ。
現在なら、9割以上の確率でそれを成功させることが出来る。
ちなみに、この一連のシャッフルは、通常でもよくある事だから全然怪しまれない。
しかも切り方を変えてやると、複雑に混ざってるって思わせることが出来るから、
大抵の人はこれで安心感を覚える。全然逆なのにね・・・
シュッシュッシュッシュッ・・・・
これでよし・・・多分出来てるはず・・・私はシャッフルを終え、今度はカードを配る。
でも、当然普通にはやらない。
普通にやったら必要なカードを下に配置した意味無いでしょ。
そこで登場するのが『ボトム・ディール』って技。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜25
簡単に言うと、カードを上から配るフリをして下から配るってこと。
目の錯覚と、人の思い込みを利用してやるんだけど、これがかなり難しい。
手を正確に素早く動かす技術と、山を変形させずに下から抜き取る技術が必要だから。
さて、どうでもいい解説はこの辺で切り上げよう。
私はカードを配り終え、自分の手札を見た。
ハートK、ダイヤK、クラブK、スペードK、ダイヤ5・・・
よし、完璧だ!
Kの4カード・・・これで勝負は決まったな。
一方の先輩は、表情を崩さずに私の顔を見ている。
様子を探っているつもりなんだろう。
ふふん・・・そんなことをしても、意味はありませんよ。
・・・・・・・・・・
・・・・・・
・
そして、3分も経たないうちに第4ゲームは終わり、
予想通り先輩は全てのチップを投入し、予定通りゲームは私の圧勝だった。
ちなみに先輩の役は、クラブのフラッシュ。
一応強い役だけど、Kの4カードには叶わない。
「じゃ、先輩。合計52000円。ありがたく戴きます」
私は机の上に出されたお金を手に取り、席を立った。
先輩はがっくりとうな垂れ、何も答えなかった。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜26
少しだけ心が痛む気もするけど、これも先輩のためになったんだ。
私はそう思うことにして、先輩に背を向けたとき・・
ガシィッ!
急に先輩が私の手を掴んできた。
「ちょっと、何するんですか?!」
私は少し乱暴にその手を振りほどく。
「どこへ行くの?まだ勝負は終わってないよ」
先輩は顔を伏せたまま、ボソボソと言った。
あぁ・・・段々イライラしてきた。
「は?まだ終わってないって・・・先輩のチップは、もう残ってないんですよ。どうやって続けるんですか?!」
さすがに少し声が荒くなる。誰だってそうなるでしょ?
でも、先輩はそれにお構いなく、さらにこんなことを言い始める。
「チップが無ければ作ればいいじゃん。オセロのタイルはまだ余ってるし、ノートの切れ端でも代わりにはなるでしょ?」
「はぁ・・・先輩・・・もう終わ――」
バンッッッ!!!!!!!!!
言いかける私を遮るように、先輩は机を叩いて睨みつけてきた。
「ゲームは全8戦や・・・途中での勝ち逃げは許さへん・・・」
「・・・勝ち逃げって・・・じゃあ、もし次も先輩が負けたら、何とチップを交換するんですか?
また銀行かどっかから下ろしてくるんですか?!」
「いや、銀行には、もう殆ど残っとらん」
「じゃあ、結局無理じゃないですか。この後、私が勝っても何のメリットも無い。
そんな勝負は誰も受けませんよ!」
470 :
六部198:2006/12/29(金) 13:34:18.46 0
ここまでッ!
そしてうpした直後に誤字発見・・・
『先輩はコールして〜』じゃなくて『先輩はレイズして〜』でした
471 :
六部198:2006/12/29(金) 13:38:19.88 0
ああッ!説明不足だった
>>462『ミスキャスト〜19』の12行目のとこです
すいませんが前スレさんお願いします・・・
472 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 14:09:33.52 0
昼間に乙!
473 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/29(金) 14:28:29.36 0
/// /| |::l .|l |ヽ ヽ\
/ /::::|.|:::l |::| |/\ \\ 乙・・・
. | / ./::::::::l|:::::l |".l |/::::::::ヽ、_\ヽ__
|.l.| l /::::::::::::|/ i /l| _,,、、- ~ ::::ヽ ヽ/⌒ヽ、
|| | .|l /\::::: ヽ /,、-'''" :::::::ヽ ヽ'⌒ヽ.ヽ
. | |.| | / \ 〃 i.l ::::::::ヽ ヽ'⌒| .|
. |l |l \ ;;; ヽ、 ,,、' ij :::::::::ヽ ヽ、_ノ |
/::::: ‐''~ ::::::::::::ヽ ヽ、_ノ
/ ,'::::::: :::::::::::::::::ヽ ヽ
/ ,':::::ij:::::: U `ij :::::::ij:::::::::l;ヽノヽ
/ ,'::::::::::::::::: :::::::::::::::::l;;;:::::: ヽ
/ ,'::::::::::::::::_::`) _,,、-'''´~~`ヽ::::::::::l;;;:::::: ヽ
/ :::::::::: ''~ノ __,,、-‐´ _、、-‐':::::::::l;;;;:::::::u ヽ
`'''' `''−'、~ _ 、-‐´ :::::::::::::::l;;;;;;::::: ヽ
`r‐''' ´ :::::::::::::::l;;;;;;;;::::: ヽ
474 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/29(金) 15:49:47.82 0
八つ墓保全!
475 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/29(金) 16:56:59.86 0
ひとりだろうが保全疾走!
476 :
六部198:2006/12/29(金) 17:34:56.80 0
走
477 :
364:2006/12/29(金) 18:02:15.81 O
無事帰れました。新幹線に切り替えたから6時間余計にかかった(w
198さん乙ですー!
478 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 19:21:31.42 0
ほ
479 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 19:42:11.51 0
480 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 19:52:24.08 0
めちゃかっこいいな
481 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 20:32:07.38 0
482 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 20:57:38.15 0
483 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 21:30:26.65 0
乙!
484 :
六部198:2006/12/29(金) 21:36:31.62 0
おーすげーッ!
つーかなんでNO.4は靴を片方しか履いてないんだ?
485 :
なんみん:2006/12/29(金) 22:01:29.07 0
名無しでレスはしてるんですが改めてみなさん乙!
>>198さん
すばやい新エピ!今の所加護は負けっ放しですが、このまま終わる相手では無いですね!
>>449さん
こりゃ上手いですよ!雰囲気も凄い出てるし衣装のデザインとか詳細もマジGJですね!
なんみん次回はこちらで出します!もう書いたのですがあえて31日に出そうかと…ではノシ
486 :
なんみん:2006/12/29(金) 22:07:49.43 0
あわわ…!
>>915さん
キューティークイーンとは謎の人物の事なのでしょうか?それともキュートの誰か…?
487 :
六部198:2006/12/29(金) 22:38:38.37 0
保全師阻止うy
488 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 23:09:17.54 0
保全
489 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/29(金) 23:10:17.98 0
>>364さん!おぉ!ブラボー!無事帰れたようで良かったです!
新幹線で6時間というと郷里はかなり遠い様ですね〜。
>>449さん!乙!田中カコイイ!上手い下手じゃなくて氏のイラストは
カッコイイんだよね!いつかと言わずまたちょくちょく投下してくださいよ〜。
で!俺だがSPYNのカーチェイスでお腹が一杯になってしまったのでまた明日!
490 :
名無し募集中。。。:2006/12/29(金) 23:54:58.05 0
保全疾走
491 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/30(土) 00:27:34.39 0
そんだば就寝保!
492 :
963:2006/12/30(土) 00:34:01.64 0
>>915さん
乙です!
このもう一人の敵はただ者じゃないですね〜
素での強さ、そして誰にも気づかれない侵入!
気配を消したのか・・・ただ影が薄かっただけなのか・・・気になるぅぅ!
>>六部198さん
あいぼん執念深いですね〜次はいったいなにをかけるつもりだろ?
そしてももち・・・やはりいろんな意味でプロだったわけですねw
>>449さん
乙です!
絵を描く才能の皆無な僕にとっては
もうすごいとしか言いようがないです・・・
これからも気が向いたら投下してくださいね!
493 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 01:02:57.15 0
保
494 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 01:23:47.59 0
全
495 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 03:02:26.46 0
深夜保全
496 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 04:14:01.58 O
ほっ
497 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 06:19:13.49 O
と
498 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 07:54:23.02 0
499 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 09:32:44.85 0
乙保
500 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 10:20:36.36 0
保全疾走なのれす
501 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 11:17:25.13 0
乙
502 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 12:10:40.04 0
昼保ーす
503 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 13:05:39.81 0
保全疾走
504 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 15:07:33.10 0
保全疾走
505 :
六部198:2006/12/30(土) 16:39:59.08 0
ガム噛むかい?
506 :
963:2006/12/30(土) 17:09:06.07 0
>>449さん
乙です!
いや〜雰囲気出てていいですね〜
やっぱレスもらえると嬉しいですよね!
やっと大掃除終わりました〜
でも速攻でバイトに行かなくては・・・orz
それでは行ってきますです!ノシ
507 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 18:02:47.49 0
いってらっさい
508 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 20:03:42.51 0
保全疾走!
509 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 20:50:24.84 0
ほ
510 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 21:27:16.04 0
ze
511 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 22:02:12.69 0
ん
512 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 22:29:22.24 0
疾
513 :
なんみん:2006/12/30(土) 22:42:08.92 0
走!みなさん乙です!
荒木も画に躍動感みたいなのを意識してたりしてますが
449さんも漫画というより絵画っぽいのが自分は好きですねー
514 :
名無し募集中。。。:2006/12/30(土) 23:44:41.90 0
ほぜんしっそお
515 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/31(日) 00:13:48.13 0
>>449さん乙!です!
俺も負けじと通常オナに切り替えたら進まない進まない・・・。orz
516 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/31(日) 00:40:40.26 0
やぶれかぶれに就寝保全!
517 :
915:2006/12/31(日) 00:46:06.64 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンF〜
「ひっひっひっ・・・・・・・。
お嬢ちゃん、また会ったね・・・・・・・・・・・」
「お、おじさんッ!!!!!!!」
現れたのは、昨日ももを助けてくれたおじさんだったッ!
助けに来てくれた?
一瞬の期待は、おじさんが謎の女の肩をぽんと叩いた事で絶望に変わった。
この女は・・・、おじさんの仲間だッ!
「ひっひっひっ、このソニンはおじさんの部下でね、
ボクシングとかレスリングとか一通り格闘技はやってんのよ。
おじさんとソニンの二人でこの家を見張ってたんだけどね、
そこの小さいお嬢ちゃんのスタンドのおかげでこの家に入れなかったのね。
で、お嬢ちゃんが気絶してスタンドが使えるようになった間に
おじさんのスタンド能力で二人で家に入り込んだのは良いけれど、
今度はその寝ているお嬢ちゃんのスタンドのせいで
家の中でスタンド能力を解除するわけにはいかなくなってね。
仕方ないから奥の部屋で二次元のままずっと様子をうかがっていたの」
「どうして?おじさん、昨日はももの事を助けてくれたじゃん!」
「ひっひっひっ、昨日言ったでしょ、お嬢ちゃん。
『今は』お嬢ちゃんの味方だって・・・・・」
「でも・・・・・・・・・・・・」
518 :
915:2006/12/31(日) 00:47:06.52 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンG〜
「簡単な事だよ。
昨日あれから和田にアタシがつんくより良い条件を提示した。
それだけの事・・・・・・・・・」
浜崎が言いながら近寄ってきた。
『つんく』・・・・・・?
昨日もたしか・・・・・・・・。
反対側からソニンという女も近寄ってくる。
和田っておじさんは見ているだけだ・・・・・。
グボッ
ドガッ
「いったあ・・・・・・・・・・・・」
ももとりぃちゃんはあっという間にソニンに吹っ飛ばされる。
「まい・・・まい・・・・・・・、かんな・・・・ちゃん・・・・・・・」
ももは倒れながらぴったり抱き合った二人に近づく浜崎とソニンを見る・・・。
519 :
915:2006/12/31(日) 00:47:58.30 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンH〜
「別に殺しはしないからさ、まあおとなしく言うこと聞いてよ。
そうそうソニン、念のためにその子は気絶させないでよ。
別にこいつらにアタシの『A』が負けるとは思ってないけどね、
なんせこの栞菜って子は『アレ』だし、
どんなスタンド持ってるかわかんないもんねえ〜」
浜崎はそう言うとポケットから何かを取り出した。
「あ、あれは・・・・・・・」
ももは思わず声を上げる。
あれは・・・・・・・・ももたちをスタンド使いにした『矢』?
しかも・・・・、あのもどりの部分が欠けているのは
演劇部の、寺田先生が持っている『矢』じゃないの!!!???
なんで?????????
ソニンが抱き合っている二人のうち、マイマイを引きはがす。
そして、『矢』をちらつかせながら浜崎が栞菜ちゃんに迫った。
「あ、あ・・・・・・・・・・・・・・」
すっかり腰を抜かしていた栞菜ちゃんは
あわてて浜崎に背を向けて逃げようとする。
520 :
915:2006/12/31(日) 00:48:42.11 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンI〜
浜崎はその栞菜ちゃんの襟首をつかんでひっぱった。
ラフなカッターを着ていた栞菜ちゃんの首から肩にかけて大きくはだける。
その栞菜ちゃんの首筋のところに星形のあざが見えた。
浜崎は、手に持った『矢』を振りかざした。
まるでその星形のあざに突き刺すために・・・・・・・・。
「た、たすけてええええええッッッッッッッッッッ!!!!!!」
栞菜ちゃんが叫ぶ・・・・・・。
く、くそお・・・・・・・ッッッッッ!!!!
ももは思わず目をつぶった・・・・・・・・・・・・・・。
ドゴオオオオオオオオオオォォォォォォォォンンンンンンンッッッッッッッッッッ!!!!!!
521 :
915:2006/12/31(日) 00:50:59.96 0
ってことでここまで!
>>449さん
すげー!また一つ新たなオナジャンルが確立したって感じですね
またピコーンと来たらよろしくっす
んでは今年のオナはこれまで!
少し早いですが、また来年もよろしくですm(__)m
522 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 01:36:43.34 0
乙
523 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 02:26:51.67 0
乙ー
疑問点としては、マイマイの闘争心を無くす能力はスタンドだけじゃなくて
ふつーに闘う気持ちすらなくなっちゃうはずなのでは…
524 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 03:26:57.06 0
乙ッ
525 :
364:2006/12/31(日) 05:41:33.18 O
やはり故郷はいい…ついてる
526 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 07:13:03.54 0
ほ
527 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 08:56:40.15 0
保全疾走
528 :
915:2006/12/31(日) 09:16:28.45 0
>>523 そうですよ〜
んで、キャプテンが殴りかかったのは「思わず」って書いてるとおり、
よくマンガとか映画にあるような描写で
怖さから逆に攻撃しちゃって全然腰入ってねえよって感じっす
ソニンについてはおいおい
529 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 11:44:13.29 O
ほ
530 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 12:11:38.41 0
昼保
531 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 13:05:11.47 0
保全!
532 :
六部198:2006/12/31(日) 14:48:53.45 0
915さん&謎の保全絵師乙ッ!
ではそろそろ俺もいかせてもらいます
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜27
「要は、金に代わるもんがあればええんやろ?」
先輩は、なおも食い下がる。
まあ、質に入れられたり、私が欲しいものならいいけど・・・
っていうか、何か先輩の口調が関西弁に変わってるし。
昔のマンガのキャラで、本気になると関西弁になるっていうのがあったけど、
そういう感じなのかな。
「それに今、『私が勝っても』って言うたが、大層な自信やな・・・」
先輩の目が光る・・・何か、雰囲気変わってきたぞ・・・
でも、私はそんなのに呑まれる女じゃない!
「そりゃそうでしょ?全勝してるんですから。今日の私はツイてるんです」
私は強気に言葉を返す。
最後はまあ、アレだけど・・・それでも次も勝てる自信があった。
「わからんで?次はウチが勝つかも・・・」
「どうでしょう?」
「なら、やってみればええ」
「はあ・・・しつこい人ですね・・・わかりました、いいですよ」
多分、このままじゃ堂々巡りだろう。私はゲーム続行を引き受けることにした。
挑発に乗った感もあるけど、まあいいや。
「でも、さっきも言いましたけど、チップの換金はどうするんですか?」
私がそう言うと、先輩は身に着けている高価そうな指輪とペンダントを外し、それを机に置いた。
「今はこれしか身に着けとらんが、ラ・プレッツァのプラチナリングや、これでも10万相当。
そしてこっちはティファニーのオープンハート、こっちは4万相当。家に帰れば、まだ他にもある」
「・・・いいでしょう」
私はゆっくりと頷いた。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜28
こうして、ゲームは続行されることになった・・・
正直言うと指輪とかが欲しいんじゃなくて、先輩から『奪う』ということに目的がいっていた。
はっきりいってこの人がウザイ・・・惨めな目に遭わせてやろう・・・
カードをシャッフルしている先輩には目もくれず、私はそんな昏い思いに浸っていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
カードが配られ、私は手札を見た。
クラブ2、クラブ7、スペードQ、ダイヤA、ハートA・・・
・・・1ペアか・・・
一方の先輩に目をやると、自分の手札を見てニヤリとした。
多分、いいカードが来たんだろう。
相変わらず、すぐに表情を出す人だな・・・
「ほな、ベット開始や・・・まず、10枚からいこか。桃子ちゃんは?」
先輩はそう言って、チップを出してきた。
・・・後が無いくせに、いきなりこの数・・・かなりの自信だな・・・
「・・・コールで」
ここは、様子を見ないと・・・私は同数のチップを出した。
「ふふ・・・」
先輩が笑う。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜29
「なにがおかしいんですか?」
「いや、別に?じゃあ、ベットが済んだし、ウチは2枚ドローするわ」
先輩は私の問いに答えず、とぼけたようにそそくさとカードをドローした。
そして、手札を見た後、微かに厳しい表情を見せたが再びニヤリと笑う。
その態度・・・何か無性に腹が立つ。
でも、堪えろ桃子・・・ここは冷静に行くんだ。
私は自分のドローの前に考える。
先輩は2枚交換した・・・ってことは、3カードが揃ってたのか?
それとも、1ペアと1枚のこして、2ペア以上を狙ってる?
いや、先輩は初めの手札を見て嬉しそうにニヤリとした・・・
それに、後が無いくせにいきなり10枚もベットした。
この自信は多分、後者だろう。
てことは、私が勝つには3カード以上が望ましい。
今のドローの後、厳しい顔をしたのは、多分3カード以上が来なかったのかもしれない。
でも、全ての組み合わせの確率を考えると、3カードは7割がた負けない強い役だ。
だからその後で笑ったんだ。
ここは私も3カードを狙おう。
「・・・3枚ください」
私はクラブ2と7、スペードQを捨て、新しく3枚を受け取った。
「!!」
新たに来たカードを見を瞬間、私はガッツポーズをしたくなった。
そのカードは、ハート2、スペード2、クラブ2・・・
既に1ペアが揃ってるから、これでフルハウスだ!
3カードなんかより、はるかに強い!
やっぱり勝利の女神様は、この嗣永桃子に完全に味方している!
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜30
「随分と嬉しそうやな、桃子ちゃん・・・ええのが来たんか?」
先輩の声で私は我に返った。
そして、心を読まれないように無表情でそれに答る。
「さあ、どうでしょう・・・」
「せやけど、ウチも今回は自信あるで」
先輩はそう言うと、大量のチップを出してきた。
「!!」
私は思わず固まった。
「レイズ、30枚や・・・」
後が無いくせに・・・どういう神経してるんだ?
単なる3カードで、そこまで大きく出るつもりなのか?
・・・妙に気になるな・・・ここは揺さぶりをかけてみよう。
「リレイズで50枚いってもいいですか?」
私はチップを50枚出してみた。
だが、先輩はあっさりとそれを承諾した。
「・・・ええで、50枚と言わず、80枚くらいいったらどうや?この際、レイズは無制限にしようや。
それで勝てば合計90やから、このペンダントに相当するで。『勝てば』・・・な・・・」
「なッ・・・!」
私は言葉を失った・・・そこまで自信があるの?
もしかして・・・3カードどころじゃないってこと?
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜31
もしかして、私と同じようにフルハウスが周ってきたとか?
さっきの先輩のあの表情は演技だった・・・?
いや、それとも、やっぱり弱いカードで私を揺さぶってるだけとか?
・・・まずい・・・疑心暗鬼になってきた。
ここで、もしも負けたら一気に60枚、もしくは90枚失うことになる。
せっかくここまで勝ったのに、そんなのはゴメンだ!
「早よせえや・・・どないすんねん」
うるさいッ!このダブりッ!!!!
なんか不気味だ。嫌な予感がする。
ここは、無理して勝負せずに、次のゲームで勝負したほうがいいんじゃないか?
フルハウスは惜しいけど、次は私が親だから、イカ・・・いや、技で勝てる!
よし、そうしよう。ここはドロップで降りる。
「先輩・・・」
「ん?80枚でいくか?」
「いえ、ドロップします」
私のその言葉を聞くと、先輩はあからさまに嫌な顔をした。
「は?あれだけ『今日の私はツイてるんです』とか言っといて?ドロップ?!」
先輩は私の口調の真似をして、思いっきりバカにしたように言った。
「・・・はい、お願いします。」
はらわたが煮えくり返るような気分だけど、ここは我慢だ。
私は感情を押し殺し、先輩に頭を下げた。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜32
先輩はネチネチと小言を言いながらも、ドロップに応じた。
ていうか、ドロップするしないは自由だし、先輩に断る権限はない。
そして、私がドロップしたから次のゲームに進むわけだけど、
その前に気になることがあった。
「先輩・・・」
「なんや?」
「先輩のカードはなんだったんですか?見せてくださいよ」
そう、私の予感が当たっていたか確かめたかった。
すると先輩は、カードストックに戻そうとしていた自分の手札を黙って私に見せた。
ハートJ、ダイヤJ、スペードJ、ジョーカー、ダイヤ9・・・
ジョーカーを含んだJのワイルド4カード・・・どうやら、ドロップして正解だったみたい。
「よかったぁ・・・」
私は胸をなでおろした。
「かぁ〜、80枚発言がまずかったかんかな〜」
先輩は口惜しそうに頭を掻き、そのカードをストックに戻した。
「先輩、2回目のドローの後で一瞬厳しい顔になりましたよね。あれはやっぱり演技だったんですか?」
この際だから聞いてみた。
「ん?そんな顔になってた?気付かへんかったわ」
「・・・そうですか」
とぼけてるの?それとも・・・
怪しいな・・・まあ、いいや。とりあえず危機は回避したわけだし、次は勝てるゲームだ。
そう思うと一気に安心感が湧いてきた。
そして、私はカードをシャッフルをし始める。
勿論、仕込みは万全にね
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜33
仕込みは4ゲーム目のときと同じ。
予定通りに行けば、Qの4カードになる手筈。
実は、最初に4カードを揃えるのはやめておいた。
まずはハートQとスペードQだけを手元に置いて、他は全然関係ないやつ。
あとはドローで揃えることにした。
なんでかっていうと、前のゲームから先輩の雰囲気が変わったのが原因。
なんか嫌な予感がしたんだよね。そして、その嫌な予感はある程度的中することになった。
「なあ」
仕込みシャッフルを終えてカードを配ろうとしたとき、黙ってそれを見ていた先輩が口を開いた。
「シャッフルをさ、二人でやらへん?」
「え?」
「いや、よく考えたらカードを配る親だけがそれをするのは、ちょっとおかしいんちゃうか?
・・『イカサマ』をする絶好のチャンスやろ」
ギクゥッ!!!
緊張が走った。
「え、ああ・・・確かにそうですね・・・でも、そんな・・・イカサマなんて・・・」
ヤバイ・・・私キョドッてる。
「いや・・・別に疑ってるワケじゃなくて、一応・・・な?」
いや、疑ってる・・・目で分かる。私の連勝に疑いを持ち始めてる。
やっぱり、なんかこの人、勘が鋭くなってる・・・
「そ、そうですね・・・ハハは・・・」
その提案を拒否することは出来なかった。
そんなことをしたら、完全に怪しい。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜34
私が提案を受け入れると先輩は笑顔になり、カードストックの上半分だけを取り上げた。
「えっと・・・さっき桃子ちゃんがやってたヤツ・・・こうだっけ?」
そう言って先輩は、たどたどしい手つきでリフルとヒンズーの2種類のシャッフルをした。
そして、シャッフルした上半分を元の場所へ戻すと、それを3つに分けた。
「あとは、桃子ちゃんがそれを入れ替えて終わり」
・・・つまりは、こういうことらしい。
初めに通常通り親がシャッフルして、その後に子がカードを二つに分けてどちらかをシャッフル。
そして最後にそれを3つに分けて、親がそれを組み替える。
ちなみに、最後の作業は『カット』っていうやつ。
イカサマ防止ってことで、親がシャッフルした後に別の人がやる『しきたり』みたいなやつ。
でも、今回はそれも意味が無い。
先輩は上半分だけをシャッフルしてカードが仕込んである一番下には触れてない。
しかも、カットには逃げ道があって、組み替えたように見せて全く動かさない『ブラインドカット』と呼ばれる技がある。
そして私はそれが出来るし、カットも親である私がやる。
うふふ・・・一瞬焦ったけど大丈夫だ。結局、先輩がやったことは無意味なんですよ。
私はホッと胸をなでおろし、ブラインドカットを用いてカットをした。
そして、やっとカードを配ろうとしたとき・・・
「あ、そうだ。もう一つ」
・・・またもや先輩が注文をつけてきた。
「まだあるんですか?」
ホント、イライラするなぁ。
「いや、難しいことちゃうねん」
そう前置きして、先輩は指を立てた。
「最初にカードを配るのは親がやるねんけど、ドローは自分でやる。それだけ」
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜35
自分でか・・・まあ、別にこれも意味は無いからいいか。
先輩のカードを操作するつもりはないし。
私は「はいはい」と適当に返事を返した。
「すまんな。途中で色々と注文つけて」
先輩は申し訳なさそうに言った。
「いえ、いいんですよぉ。じゃあ、始めますよ」
私は気を取り直して、予定通りのカードを配った。
手札はこんな感じになった。
ハートQ、スペードQ、スペードA、クラブA、ダイヤA・・・
うそ・・・いきなりフルハウスだ・・・
一瞬、このままいっちゃおうかと思ったけど、4カードの方が安心だ。
私は偶然巡ってきたフルハウスを捨て、予定通りに4カードを組むことにした。
どうせなら、次のゲームで来て欲しかったな・・・
先輩の方を見る。
すると、向こうもちょうどこっちを見ていて、目が合う形になった。
何となく気まずかったので、笑顔で返しておいた。
・・・・・・・・・・・・
その後、1回目のベットを済ませ、それぞれが自分でカードを交換してドローも終了。
ちなみに、1回目のベットは私が5枚、先輩が10枚ベットした。
そして、2回目のベットに入る。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜36
私はQが揃って4カードが完成しているので、強気にレイズで20枚ベットした。
もっといっても良かったんだけど、あんまりやると、さっきの私みたいに
先輩がドロップしたら台無しになっちゃうからね。
「先輩、どうぞ」
先輩にベットを勧める。
「・・・リレイズで80枚・・・」
「・・・え?」
目の前には、オセロタイルのチップを、さっき作っておいた新たなチップがある。
「桃子ちゃん・・・どうやら、運はウチに向いてきたようや。
どうする?限界突破のオマケ付きリレイズ受けてくれるかな?」
先輩は唇の両端を上げ、不敵に笑った。
まさか、また・・・?
いや、でも・・・たしかに前のゲームで先輩はワイルド4カードを完成させたけど、
こっちは2連続でフルハウスがきた。
運ならまだこっちの手元にある。
まあ、Q2つは私の仕込みだけど、Aがいきなり3つも来るだけでも相当なもんだ。
ここでリレイズを断ってもいいけど、それは私のプライドが許さない。
やってやる・・・!!
「いいですよ。受けてたちましょう」
私は追加でチップを60枚出した。
これで勝てばチップ90枚・・・先輩のペンダントと、ほぼ同価値。
いただきますよ・・・
ドドドドドドドドドドドドドドドド・・・・!!!!
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜37
「ふふッ・・・ええ目をしとるな・・・容赦とかそういうのが一切ない」
お褒めの言葉、ありがたく頂戴します。
「ええ、その通りですね、先輩・・・」
私はそう言って、手札を開示した。
「Qの4カード」
余裕たっぷりに見せ付けると、先輩の表情が凍りつく。
「うふふ・・・さあ、先輩のも見せてください」
「・・・さっき言ったな。運はウチに向いてきとるって・・・」
「・・・はい?残念ですけど、それはありませんよ。」
私は憎まれ口を叩いたが、先輩はそのまま表情を変えずに手札を1枚机に置いた。
ハート5・・・
「運は天下の回り物・・・桃子ちゃんは初めに勝ちすぎた・・・」
また1枚・・・
ハート6・・・
「勝ちすぎたから・・・運が使い果たされた・・・」
ハート7・・・
ハート8・・・
次々と開示されるカード・・・それに伴って、先輩の表情がにやけていく・・・
え・・・?まさか・・・これは・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
544 :
六部198:2006/12/31(日) 15:00:11.59 0
ここまでッ!
545 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 16:36:27.93 0
乙!
546 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 18:00:50.57 0
ほ
547 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 18:09:27.56 0
乙!
548 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 19:00:04.64 0
保全
549 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 19:26:55.86 0
慶太キタワァ
550 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 19:31:39.86 0
ボアもキタワァ
551 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 19:39:01.20 0
乙!
552 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 19:55:27.30 0
娘キタ
553 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 20:01:34.71 0
マイマイあんまり映らなかったお( ´・ω・`)
554 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 20:02:34.10 0
今回がキッヅがあんまり映らなかったね・・・・( ´・ω・`)
555 :
六部198:2006/12/31(日) 20:03:02.93 0
おわた
556 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 20:06:29.90 0
それじゃあ行くオナ来るオナの時間だな。
557 :
915:2006/12/31(日) 20:07:38.77 0
俺の愛理が着ぐるみに隠れていてよく見えなかったorz
てか、あの制服&三つ編みの愛理の公式写真発売してください。・゚・(ノД`)・゚・。
558 :
963:2006/12/31(日) 20:25:15.08 0
ベリキューがろくに映らなくてがっかりでした・・・
残念・・・
559 :
六部198:2006/12/31(日) 20:26:06.24 0
560 :
915:2006/12/31(日) 20:26:48.96 0
561 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 20:30:29.06 0
915さん6部198さん乙!
ほんとキッヅが映ってなくてがっかりでしたよねッーーーー!
ベリだとキャプ桃まあさ位が良く映っててキュートは中さき舞美先生マイマイ
位か?
何につけても今回はステージを狭く使いすぎた感で一杯ですよ・・・・。
562 :
963:2006/12/31(日) 20:33:31.30 0
梅さんほとんど全く映ってないと言ってもいいくらい
映ってなかったです・・・あれはひどすぎます・・・泣
563 :
915:2006/12/31(日) 20:37:46.14 0
まあ主役はあくまで娘。さんですからね・・・・・・・・
てか、去年は娘。をちゃんと見ていたんだけど、
まさか一年後、推しが卒業しちゃってキッズを必死になって
見ている事になってるなんて想像も出来なかった・・・・・(ノ∀`)
564 :
963:2006/12/31(日) 20:40:18.16 0
僕も去年まではそうだったんですが
最近はキッズの方に傾きつつありますw
565 :
915:2006/12/31(日) 20:49:58.11 0
てかスレ乱立しすぎ(^^;;;
566 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/31(日) 21:06:49.70 0
後はメイドのコスプレで出番終了?
567 :
六部198:2006/12/31(日) 21:09:16.04 0
ちッ・・・このロリコンどもめ・・・
ところで俺のみやびちゃんの出番はもう終わりなのかい?
568 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/31(日) 21:12:53.72 0
時間的に無理だらうね〜・・・。
うわッ!べりキューのメイド服見てェ!死ぬ程見てェ!
569 :
915:2006/12/31(日) 21:15:02.65 0
>>前スレさん
娘。のみなさんって使い勝手が良いのか随所で出てくるから油断は出来ないかと
>六部198さん
9時回ったら出ないよ
てかロリコンって失礼な。おいらはたまたま推した子が12歳の小学生だっただけなんだよう
あなたみたいな中2になってもぺったんこ推しと一緒にしないでください!
あ・・・・曙がもう負けたw
571 :
六部198:2006/12/31(日) 21:21:34.38 0
あーそういや21時過ぎたら終わりなんだっけか
ってかいたのか?実況しながらだと全然わかんないやw
572 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/31(日) 21:23:25.75 0
まさに『21時までのシンデレラ』だ!
573 :
610:2006/12/31(日) 21:24:22.79 0
どーも!オナもせずTVにかじりついちゃってる610です
俺は何も不満は無いよ!やっぱこのスレってロリ、いやベリキュー推し多いよw
574 :
915:2006/12/31(日) 21:36:46.47 0
575 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/31(日) 21:48:27.64 0
( `_´)<ロリははづかしい事じゃありません!
576 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 22:00:59.59 0
保全
577 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/31(日) 22:03:41.19 0
メイド来たァァァァァァッァァッァァ!
亀井が良すぎるな!
578 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 22:06:58.28 0
でも川中美幸で完全に見切れてたね・・・・・・・・(´・ω・`)
579 :
963:2006/12/31(日) 22:09:55.00 0
な、なんですって!?亀井のメイド??
もしかして紅白ですか?
580 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 22:11:40.29 0
581 :
963:2006/12/31(日) 22:13:07.99 0
おおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
ありがとうございます!!メイド+三つ編みじゃないですか(;´Д`)ハァハァ
582 :
915:2006/12/31(日) 22:13:34.79 0
あ、
>>578、580はオイラっす
とりあえずおばちゃん二人がじゃま(ノ∀`)
583 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/31(日) 22:21:23.39 0
こんなんだったらメイド服で歌って欲しかったよね!
584 :
915:2006/12/31(日) 23:02:44.92 0
もう娘。でないかな
585 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/12/31(日) 23:09:31.78 0
あとは閉幕に出るだけなんじゃね?
586 :
915:2006/12/31(日) 23:11:50.83 0
587 :
名無し募集中。。。:2006/12/31(日) 23:50:17.33 0
今年ももう終わりか
588 :
六部198:2006/12/31(日) 23:59:59.48 0
明けましておめでとうッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
589 :
六部198:2007/01/01(月) 00:00:25.25 0
フライイングしたwwwwwwwww
590 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/01(月) 00:02:08.01 0
おめでとー!今年もバリバリいきまっしょい!
591 :
915:2007/01/01(月) 00:03:08.87 0
あけおめ〜。今年も楽しくよろよろですm(__)m
592 :
963:2007/01/01(月) 00:04:59.34 0
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします〜!
593 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/01(月) 00:26:51.95 0
そして、同日 同刻
8月16日
:柴田あゆみ 藤本美貴
「こんな・・・モノが・・・マジ信じられねぇ・・・・・・」
美貴はファイルの文字を乱雑に追う!
「・・・・・・・・美貴?ちゃんと読んでる?」
あゆみはファイルに適当に目を通している美貴を叱る!
「ちゃんと読んでるよ・・・・・・あッ菅沼のアホの事が書いてある何々?」
久しぶりに見た知り合いの名を美貴は指で追う。
「え〜3月14日。ブはッ!何だコイツ!?ホワイトデーに何やってるんだよッッw!
で・・・・・・同系列中等部の片倉景広、伊達謙との接触によりスタンド使いと
しての資質に目覚める?この片倉ってれいなと同じクラスのヤツ?それに伊達謙?・・・
『謙』って言ったら・・・『あの時』の赤髪の男か?待てよ?ぁあ?何で菅沼の記述に
コイツの名前が・・・・・変わった流れでは知り合っても居ない筈なのに・・・・・?
・・・・・・コレが『運命』だってのか?」
夏だと言うのに寒気が走りブルブルとその身を震わせる。
「This is 運命!」
震える美貴にあゆみはピッと指を指す!
「茶化すんじゃねェッ!アンタの言ってた菅沼の『チーム』ってのはコレのことなのかよ!」
茶化された事に激怒しながら美貴はあゆみに問う!
「五月蝿いなぁー!その先もちゃんと記述されてるんだから自分で読みなよ!」
怒鳴り声にあゆみは指し出した指を耳に差し込んでオーバーにポーズを取る。
「うるせー!うるせーよ!・・・・・・言われなくたってそうする!」
594 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/01(月) 00:36:16.16 0
と!新年一番乗りでやらせていただきましlたァアん!
595 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/01(月) 01:09:20.27 0
就寝保全!
596 :
六部198:2007/01/01(月) 01:27:55.46 0
新年早々乙ッ!
597 :
1:2007/01/01(月) 01:58:35.81 O
皆様乙ッ!あけおめです!
今年も頑張ってオナるぞ〜!!!!!!!!
598 :
610:2007/01/01(月) 02:00:18.07 0
599 :
名無し募集中。。。:2007/01/01(月) 03:40:05.66 O
乙でつッ!家帰ったら見ますよー!!
600 :
名無し募集中。。。:2007/01/01(月) 05:19:18.52 O
乙!
601 :
名無し募集中。。。:2007/01/01(月) 07:21:52.86 O
明けまして保全疾走!
602 :
1 ◆F37EdmrkOk :2007/01/01(月) 09:19:31.21 0
帰宅!!
>>610さん
乙ですー!!
本体の後藤もそうですがG・セクシーGUYが超かっこいいし!!スタンドの頭の飾りは後藤の
この曲の衣装の時みたいな感じっすね!
なんか本当に風使いそうだ…GJです!!
603 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/01(月) 10:06:12.72 0
おは保
604 :
名無し募集中。。。:2007/01/01(月) 11:25:23.66 0
明けまして疾走
605 :
610:2007/01/01(月) 12:39:56.98 0
元日疾走!
>>1さん
そう言って貰えてうれしいです!
女性型スタンドにしちゃったけどセクシー『GUY』だから男型なのかな?
606 :
六部198:2007/01/01(月) 13:05:23.48 0
>>598 スタンドのデザインがいい感じだ
ってことで初だしいきます
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜38
最後のカードは、ハートの9・・・そんな・・・
「ハートのストレートフラッシュ・・・ウチの勝ちやな」
ドオオオオオオオォォォオオオオオオオォォォォンンンンンンン!!!!!!!
「そんなバカなッ!!!????」
私は手を机に叩きつけるように立ち上がって先輩を睨んだ。
「どうしたん?そんな怖い顔して」
先輩は一瞬睨み返してきたが、直ぐに笑顔に戻ってチップを回収した。
「これで、ウチのチップは85枚やな。一気に取り戻せたわ。
とりあえず、この仮チップは横に置いとこう。ワケわからなくなるし」
そしてリフルとヒンズーを織り交ぜながら、カードをシャッフルし始めた。
「・・・」
私は呆然と立ち尽くした。
そんな私に向かって、先輩は1度シャッフルし終えたカードを二つに割って差し出してきた。
「さ、座ってどっちか選んで。まだチャンスはあるがな」
励ましてるつもりなのか?でも、それが余計にムカつく。
でもそうだ、まだ2ゲーム残ってるんだ。
そして、最後は私が親だ・・・チャンスはある。
私は気持ちを切り替え、カードをシャッフルした。
それでも、85枚のロスは痛い。
なんとか次を持ち堪えないと・・・
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜39
ズオオォォォォォオォォンンンンンン・・・・・・・・
・・・ああ・・・持ち堪えられなかった・・・
7ゲーム目での私の手札は、2と7の2ペア・・・先輩はあろうことか、10+ジョーカーの5カード・・・
連敗・・・その2文字が肩に圧し掛かり、私はその重みで机に突っ伏した。
チップを全て失ってしまった・・・0枚だ・・・
「さて、桃子ちゃんはチップが無うなってしもうた。
ここからは、新たにチップを作るわけやが・・・桃子ちゃんは、もうお金ないわな・・・
まあ、だからウチに勝負をふっかけてきたんやろうけど」
「・・・」
意地悪そうに言う先輩に、何も答える気にならない・・・
「金が無いなら、ウチみたいに何かを担保にチップを作らないかんな」
そんなのあるわけがない・・・いや、まてよ・・・
担保・・・お金・・・梨沙子に・・・
・・・ッ!!!!!!!!!!
私は首を振って悪魔の囁きを必死で振りほどいた。
・・・何を考えてるんだ私は!!!そんなことをしたら、誇りも何もないただのクズじゃないか!!
ギュゥゥ・・・
ん?なんだ?何かが私の手を握ってきた。
・・・それは先輩だった・・・
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜40
先輩が私の両手を机の下から握っている。
しかも、なんだ?この妖しい微笑みは・・・
「・・・あの・・・なんでしょう・・・?」
恐る恐る聞いてみると、先輩はその手に力を込めてこう言った。
「無いんやったら、体で払ってもらおうか」
え?か、体・・・?・・・ハッ・・・!!
そのとき、頭の中にあるワンシーンが浮かんできた。
ほら、時代劇でよくある、借金のある町娘がお代官様にアレされて帯をクルクル・・・みたいなやつ。
「ゲーム中ずっと見てたんだけど、キレイな指してるよね・・・小っちゃくてかわいい・・・」
その言葉が決定的だった。
この人、もしかして・・・『そういう特殊な趣味』が・・・?!
ゾオオォォッ・・・
「ッ!!」
私は寒気を覚え、すぐさま手を引っこ抜いて身構えた。
「あの、私、そういう趣味はありませんので。それだけはカンベンしてください」
私は毅然とそれを断った。
人それぞれだし差別するつもりは無いけど、私は至ってノーマルだ。それはいけない!
梨沙子にお金を借りるとかよりも、マズイ!
「・・・なんか勘違いしとるやろ?」
「・・・へ?」
ん・・・?勘違い?
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜41
「別にヘンな意味ちゃうわ」
「じゃ、じゃあ、どういう意味ですか?」
「はぁ・・・」
先輩が呆れたように溜め息を吐いた。
ああ、そんな目で見ないでください・・・
なんか凄く恥ずかしい・・・まるで私がヘンなことばかり考えてるみたいじゃないか。
だけど、先輩の要求は、それをはるかに上回るものだった。
「これや」
先輩が指を立てる。
「指を賭けぇ」
「・・・はい?」
今・・・なんて・・・?
「1本チップ40枚。40枚負けたら、指1本貰うで」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
貰うって・・・それはつまり・・・所謂、指摘めってやつじゃないか?
な・・・何を言ってるんだ?!この人は!!
私が呆気に取られている中、先輩は眉一つ動かさずに淡々と説明を続ける。
「でも、次が最後のゲームや。せやさかい、次は40枚単位でベットすることを要求する。
ギリギリ39枚で逃げられては適わんからな。」
「何を考えてるんですか!!そんなの、無茶苦茶です!!!」
私は必死で抗議する。
やっぱり、この人イカレてるッ!!
完全な異常者だッ!
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜42
指1本、40枚?現金に換算すると、たったの2万円じゃないか!
いや、一億積まれたって嫌だ!
・・・どうする?こんな無茶苦茶な条件を呑んでまでやる必要は無い・・・
いっそのこと、ゲーム自体を放棄してもいいんだ。
先輩はごねるだろうけど、言わせておけばいい。
それにもしもの場合は、私のスタンドでぶっ飛ばせばいいんだ。
・・・いや、でも待てよ・・・?
どうせ、次は私が親だ。
普通に勝てばいいじゃないか。
いくら賭けてもいいんだ。
負けを全部取り返して、更に身ぐるみを剥いでやればいんだ。
・・・よし・・・
私は意を決して、答えを出した。
「いいでしょう、分かりました。私の指を賭けましょう」
「・・・Good・・・さすがやな・・・」
プッ・・・『Good』だって・・・余裕こいてカッコつけちゃって・・・
その顔が、あと数分もしないうちに泣きっ面になるのが楽しみですよ。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜43
バラバラバラバラバラバラ・・・・シュッシュッシュッシュシュ・・・・
私は手際よくカードをシャッフルしながら、仕込みを始める。
今度はロイヤルを狙う。今回のルールでは、ロイヤルよりも強い役は無い。
まあ、はっきり言ってロイヤルなんて仕込んだら怪しさ抜群だけど、そうも言ってられない。
指が懸かってるんだ・・・確実に勝たないといけない。
さっきみたいに、偶然先輩の役が強いなんてこともありえるからね。
でも、さっきの細かいルール変更のせいで、私がシャッフルしたあとに
それを2つに分けて先輩がどちらかを選んで更にシャッフルするわけだから、
今までのようにカードの下だけにカードを集めるんじゃなくて、上にも仕掛けを施さないといけない。
都合のいいカードを、2枚おきに交互に置くのだ。
そして、配るときに上から2枚目のカード配る『セカンドディール』という技を織り交ぜる。
勿論、初めから揃うような配置にはしない。
初めにロイヤルが来る確率なんて100万分の1以下だから、
そんなことをしたら、それこそ『ザ・イカサマ』って感じでしょ?
まあ、上手い具合にドローで揃うようにやるわけですよ。うふふ。
「さあ先輩、選んでください」
仕込みを万全に終えた私はカードストックを2つに分け、先輩にどちらかを選ばせた。
それにしても、2箇所の仕込みを同時にやるなんて神業クラスのはずなんだけど、
このときの私は、まさに神がかってた・・・我ながら惚れ惚れするわ。
「う〜ん・・・じゃあ・・・」
先輩はしばらく迷ったあと、上のストックを手に取った。
そして、私と同様にシャッフルをしだす。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜44
「どうや、上手くなったやろ?シャッフルのコツを掴んだで。
これでも結構器用なほうなんでな」
先輩はシャッフルしながら、得意げに私のほうを見てきた。
確かに、さっきよりも随分と上手くなった。
練習を重ねれば、私のような技ができるようになるだろうな。
「・・・こんなもんやろ」
一通りシャフルを終えた先輩はカードを一つにまとめた。
「では・・・」
先輩はさっき上のストックを選んだから、下を動かさなければいいわけだな。
私はまとめられたストックをを3つに分け、ブラインドカットを開始した。
「・・・じゃ、配りますよ」
「・・・」
先輩は無言で頷く。
・・・なんか嫌な空気だな。
まあいいや。さっさと終わらせて、戴くもん戴いちゃおう。
・・・・・・・・・・
さて、現在の手札は・・・と。
ダイヤ5、クラブ9、ダイヤJ、ダイヤK、ダイヤA・・・
・・・予定通りだ。
あとはドローのときに、ストックの下からダイヤの10とQを取ればいい。
たったそれだけで、私の勝利。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜45
一方の先輩は険しい顔をしている。
緊張なのか、それとも・・・演技か・・・どうにも読み取れない。
ま、今回は問答無用で私の勝利だから、表情を読む必要は無い。
次はベットだ。
だけど、さっきの取り決めのせいで、私は40枚単位でベットしないといけない。
「・・・40枚からいかせてもらいます」
「40枚から・・・やっぱり怖いんか?」
先輩が挑発してくる・・・自信たっぷりだな。
別に片手指五本分の200枚でもいいんだけど、そんなのはやっぱり怪しまれる。
「いえ、あんまりチップを乗せたら、先輩がビビッてドロップしてしまうかもしれませんし」
・・・逆に挑発し返してやった。どうでるかな?
「心配せんでもええ。最終ゲームでドロップなんて無粋なマネはせんわ」
「その言葉・・・信じていいんですか?撤回は出来ませんよ?」
「フン・・・」
先輩が鼻で笑う。
「その態度、肯定と取りますけど・・・」
「ありのままに受け取ればええ・・・コール」
先輩はそう言って40枚のチップを出した。
・・・言質がとれた。
これで思いっきりいけるな。
「・・・じゃ、2枚ドローします」
私は要らない手札を2枚捨て、ボトムディールで下から必要なカードを抜き取る。
が・・・そのときだった。
「・・・しかし、あれやな・・・やっぱ桃子ちゃんの手は可愛いな・・・」
カードを抜き取っている最中、先輩が急にそんなことを言い出した。
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜46
「・・・はい?」
私はそう聞き返しながらも、抜き取ったカードを手札に混ぜた。
これで全てが揃った。
ダイヤのロイヤルで完全勝利だ。
でも、先輩の言葉が気になる・・・なんだ急に?
「ウチは3枚ドローするわ」
先輩は私の言葉に答えず、ストックからカードを抜き取って手札に混ぜる。
ドローはセルフサービスってことになったので、別に問題はない。
「・・・しかも・・・その可愛いお手手で、随分とナメたマネしてくれたな・・・」
先輩は一通り手札を見た後、そう言って私に視線を移した。
・・・恐ろしいほどの殺気を含んだ視線を・・・
ゾクゥゥッッ・・・!!
「えっと・・・い、一体・・・な、何のことでつ・・・か?」
自分でも顔が引きつっているのが分かる。
しかも、呂律が上手く回ってないし。
「・・・・」
先輩は尚も私を見ている・・・いや、これは完全に睨んでるぞッ!
まさか、バレたッ?!
まずいまずいまずいぃぃッッッッ!!!!
頭の中の危険信号、赤青黄色の全部が真っ赤に染まって物凄い勢いで点滅している!
な、なんとかしないと・・・ッ!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜46
「まあ、ええわ・・・ウチ相手に『連勝などというナメたマネ』はもうでけへんやろし」
・・・え?
「さあ、桃子ちゃん。2回目のベットに入ってくれへんか?」
先輩がそう言うと同時に、あれほど溢れ出ていた殺気が潮が引いていくように収まった。
・・・『連勝などという』・・・ああ、そうか・・・ナメたマネっていうのは、そういう意味だったのか。
よかった・・・バレてないんだ。
「あ・・・ははは・・・じゃあ、チップを賭けさせてもらいます」
こういうのがまさに、『虎口を脱した』ってやつなのかな?
まったく・・・びっくりさせないでくださいよ。
私は額に滲出た脂汗を拭い、チップを出した。
「レイズします。160枚で」
私はここで一気に大量ベットした。
ゲーム続行となれば、もう怖いもんは無い。
「160枚?そんなに行ってええんか?もしもそれで負けたら――」
「片手の指を全て失う・・・ですよね?負けたらの話ですけど」
私は先輩の言葉に被せるように言った。
フン・・・心配でもしてくれてるんですか?
それなら、自分にしたほうがいいですよ。
「怖いですか?でも、ドロップもしないって仰いましたよね。
ドロップは無しですよ。まあ、どうしてもって仰るなら構いませんけど」
銀色の永遠 〜ミスキャスト〜47
「いや・・・ドロップはせえへんよ。こんなにおいしいカードが揃ったんやし」
先輩はそう言って、私と同じ量のチップを出した。
「コールや。リレイズしたいけど、欲は抑えなアカンな」
・・・ほう・・・そんなにいいのが来たんですか。
でも、それも無駄ですけどね。
私の役はダイヤのロイヤル。つまり最強なんですよ。
「そろそろ、オープンといきますか」
ベットは終わった。先輩の泣きっ面が見てみたい。
「ああ、ええよ」
その言葉を受けて、私が必勝の手札を見せようとしたときだった。
突然先輩は手札を裏返しにして机のうえに置いてしまった。
「・・・先輩?どうしたんですか?」
不審に思った私は尋ねたが、先輩はそれには答えずに口を開いた。
「しかし、随分と余裕の表情やな、桃子ちゃん」
「・・・?そう見えますか?」
「そうや。負けたら片手の指を全部失うっちゅうのに、余裕たっぷりや。
いや、むしろ緊張が無いって感じやな」
「そうでしょうか・・・まあ、相当強い役がきたんで・・・」
・・・確かに、仕込んだカードで絶対に勝つから緊張感は少し薄れているのかも。
「でも、ウチのも相当なもんやで」
「私のものですよ。それに、先輩も随分余裕があるように見えますが」
「ふふッ・・・そうか・・・?」
先輩は笑いながら、机に片肘をついた。
618 :
六部198:2007/01/01(月) 13:15:56.15 0
ここまでッ!
619 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/01(月) 13:25:32.19 0
>>610さん乙!良い感じでございます!
>>6部198さん 乙!ざわ・・・
ざわ・・・・
カ・・・カイジの世界やw何時もとは違う意味で背筋が寒くなりますよ。
620 :
名無し募集中。。。:2007/01/01(月) 15:15:23.18 O
ほ
621 :
名無し募集中。。。:2007/01/01(月) 16:41:03.84 O
人稲
622 :
六部198:2007/01/01(月) 17:55:06.30 0
保全疾走
623 :
名無し募集中。。。:2007/01/01(月) 18:34:47.53 0
保全しそう
624 :
名無し募集中。。。:2007/01/01(月) 19:06:49.88 0
乙
625 :
六部198:2007/01/01(月) 19:58:57.23 0
相棒を見るかウルトラクイズを見るか迷うな
626 :
名無し募集中。。。:2007/01/01(月) 21:09:52.46 0
保全疾走
627 :
名無し募集中。。。:2007/01/01(月) 21:43:26.82 0
保疾
628 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/01(月) 21:43:36.63 0
モナも大変だなw
629 :
名無し募集中。。。 【1862円】 :2007/01/01(月) 22:12:21.21 0
保全
630 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/01(月) 22:29:08.45 0
やべえ地方局のプリティーリーグがおもすれ!
631 :
名無し募集中。。。:2007/01/01(月) 23:11:10.43 0
イラストのレベル高けー
632 :
六部198:2007/01/01(月) 23:30:21.04 0
相棒おわた
633 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/01(月) 23:40:25.18 0
みーちゅん!ヲイ!みーちゅん!ヲイ!
634 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 00:08:48.35 O
前スレさん、まとめの963さんの球技大会オナに1さんのオナが混じってるので
修正おねがいしまっす!
635 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/02(火) 00:25:37.60 0
ピリリと修正!
963さん1さん申し訳!
636 :
六部198:2007/01/02(火) 00:41:04.79 0
しまった・・・久しぶりにカイジを読んでたら現エピのラストのトリックが
カイジのヤツとほぼそのままだったことに今更気付いてしまった・・・
すんません・・・ここまで来てアレなんですが
現エピを削除してもらえないでしょうか
637 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 00:47:46.43 0
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
別にそれくらい良いと思うけどなあ(^^;;;
638 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/02(火) 00:48:48.76 0
そうですか・・・・削除作業は直ぐに出来ます。
まぁ惜しい気もしますが・・・
639 :
六部198:2007/01/02(火) 00:58:31.91 0
お手数かけますッ!
いや〜エピの最後で重要な部分に
他の作品と同じトリックがあるのはさすがにイカンかなと思って
正直結構気に入ってたから惜しいんだけどね
お望みなら一気に全テキストごとどっかのロダに上げるけど
640 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 02:17:53.75 0
ぽ
641 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 03:14:42.18 0
>>639 お気に入りなら回りくどいことしないでここに上げてよ
誰も気にしてないよ、そもそもカイジなんて知らんし
642 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 06:38:18.21 O
641さんに同意。もったいないと思うけどな
643 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 06:45:07.78 0
644 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 08:01:21.70 O
TCGネタが面白そうなんで、皆さんへの実例がてらオナりたいのですが前スレさんに質問!
サイレント・エリザベスでリバースになった本体カードは1ターンだけ戻せないんですか?
それとも永続的にリバースのままですか?
645 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 09:24:14.69 0
646 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 10:42:38.73 O
ほ
647 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/02(火) 11:37:08.30 0
正月らしく雑煮を食しながら保全!
>>6部198さん。
>641
>>642>>449さん達の言うようにそのまま続けても大丈夫なんじゃあないでしょうか?
おそらくトリックはEカードのアレかな?とは思ったりもしますが問題は無いと思いますので
願わくば、というのが俺の意見です。
>>449さん!乙! 確蟹!毛の生えたデザインのスタンドは殆ど無いでしすね〜。
大概が仮面やプロテクターの意匠ですよね!千奈美に「ライク・ア・ルノアール」は
俺脳内では真っ赤なロンゲです!
>>644さん。お答えします、『永続的にリバースにです。』「そりゃゲームバランンスが・・・」
と思われますが設定HPも極端に低い短期決戦のゲームなので5枚の単色本体が場にそろうは稀です
どのキャラの5コスト以上のカードは非常に凶悪に設定してます。それなんて遊○王くらい!
だからこそ本体破壊カードの存在が際立つかと。プレイヤー打撃か本体破壊かのジレンマが肝で
ございます!
648 :
610 :2007/01/02(火) 12:37:42.65 0
>>198さん
カイジなんて読んだこと無いので普通に結末知りたかったです
ここに上げてほしいな
>>449さん
乙!エリザベスいい感じですね〜!ちょっと顔が凶悪だけどw
449さんの絵柄って俺と違ってカチッと完成されてますね。あとアクセサリなどの細かい
ポイントに気が利いてるデザインなのでそこを見習いたいです!
そうそう!髪がある奴いませんよね、俺も思ってました。
>>前スレさん
ルノアールのモデルになった衣装とかあります?
649 :
六部198:2007/01/02(火) 13:20:03.80 0
650 :
六部198:2007/01/02(火) 13:26:42.95 0
652 :
915:2007/01/02(火) 13:48:53.84 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンJ〜
〜藤本美貴〜
激しい土煙が見える。
うわあ、空飛ぶスタンドか・・・・。
闘ってるのは・・・・、梨華ちゃんか。苦労してるみたいだな・・・・。
どれくらい気絶していたんだろう?
目が覚めた美貴は浜崎あゆみに完膚無きまでにたたきのめされた事を思い出した。
とにかく現状を把握して、戦線に復帰しなきゃ。
まだ闘いが続いているなら・・・・ね・・・・・・・・。
そう思いながら、ヨタヨタと栞菜ちゃんの家の敷地内に入ったところ、
庭先で梨華ちゃんが敵と激しい戦闘を続けていた。
って、どうも防戦一方みたいだけど。
土煙の中から転がり出てきた梨華ちゃんと目があった。
「ミキティ!無事だったの?」
「これが無事に見えるかよ?そっちはどうなんよ?」
「こっちも結構やばいね」
梨華ちゃんが自嘲気味に笑った。
「他のみんなは?」
「今は愛理ちゃんが浜崎あゆみと闘ってるみたい。
ほら・・・・・・・・」
梨華ちゃんの指さす方向には栞菜ちゃんの家があった。
って、なんか家の壁に顔みたいなのが描かれている。
653 :
915:2007/01/02(火) 13:49:55.97 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンK〜
「あの顔は・・・・、愛理ちゃんのスタンドじゃん?って、どわ〜ッッッッ!!!!!」
上空から敵スタンドがミサイルを打ち込んできた。
美貴と梨華ちゃんはあわてて飛び退く。
「ミキティは愛理ちゃんを助けに行ってあげ・・・うぐッ!!」
土煙の中から梨華ちゃんの声が聞こえる。
おいおい、やられてるじゃねえかよ。
それに助けに行こうにも、このミサイルの雨ってかなり無差別だから
家に行くどころじゃないんっすけど。
そんな事を考えていたら、土煙が晴れて、視界が良くなってきた。
梨華ちゃんはやられたのか倒れているし・・・・・・・。
「お〜い、大丈夫かよ〜?」
「これが大丈夫に見える!?」
ついさっきの美貴と同じような受け答えをしながら梨華ちゃんは立ち上がった。
「梨華ちゃん、助けに行けって言うけどこれじゃあ無理だぜ・・・、
あれ?」
美貴はもう一度栞菜ちゃんの家を見て首をかしげた。
さっき、家の壁に浮き出ていた愛理ちゃんのスタンドの顔が消えている。
654 :
915:2007/01/02(火) 13:50:40.68 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンL〜
「まさか・・・・・・・・」
愛理ちゃんも浜崎にやられたんじゃ・・・・・・・・・・。
「あれは・・・・ッッッッ!
ミキティ!ブギートレインを出して!」
「へ?」
「スタンドを出してって言ってるの!!」
「う、うん」
梨華ちゃんに言われて美貴は言われたとおりにスタンドを出現させた。
「じゃあ、そのまま家に向かって!」
「んなこと言われたってこのミサイルの雨の中を・・・・」
「私がサポートするから、とにかくッ!!」
「わ、わかったよ・・・・・」
梨華ちゃんの剣幕に負けて、美貴は重い足を引きずってとにかく走り出した。
当然、空を飛んでいた敵スタンドが美貴を狙おうとする。
「させるかあああああッッッッッッッッッッ!!!!!」
梨華ちゃんは叫ぶと、ザ☆ピースの両腕を上空に伸ばして
空を飛んでいる戦闘機型の敵スタンドにからみついた。
そして今度は伸ばした腕を縮めて自分も空中にあがっていく!
な、何をする気だ?
思いながらも美貴は家に向かった。
655 :
915:2007/01/02(火) 13:51:19.37 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンM〜
梨華ちゃんは上空高いところで戦闘機にしがみついている。
でも無理だ!振り落とされちゃうぞ・・・・・・ッ!!
ほら、戦闘機はきりもみ旋回とかし始めた。
梨華ちゃんはしがみついているのがやっとみたいだ。
そう思いながらまた一歩家に近づいた時だった。
「あれ?」
突然、美貴の背後に出現させていたブギートレイン'03が消えてしまった。
別に自分でひっこめたんじゃない。
これは・・・・・・・・・・
この何とも言えない虚脱感は・・・・・・・・・
急に湧き起こってくる戦闘意欲の消失は・・・・・・・ッッッッッッッッッ!
まさか・・・・・・・ッッッッッッッ!!!!
656 :
915:2007/01/02(火) 13:56:58.37 0
ほい、ここまでっ!
>>六部198さん
乙です!桃子もぼんさんも悪すぎるぜ
それに比べて自分が今出している桃子は素直すぎるなあ
キャラ的にもうちょっと悪く書きたいなあw
てかカイジは立ち読みレベルしかしてないので話を覚えてないんだけど
このままで十分問題ないと思うけどなあ
他の作品でも自分に限らずジョジョそのもののトリックとか使ってるニストもいるし
別にお金取って読んでもらってるわけじゃないんだからw
お絵かきニストの方々も乙!
こっちもwktkしておりますッ!
>>364さん
この休みの間にやっとこさゲームの方の王国編いけるところまでクリアしました
あとはリボンの騎士編の愛ちゃんのをクリアさせなきゃなあ
お忙しいと思いますけれど復活をマターリしながら期待しております
657 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/02(火) 13:59:29.47 0
俺はヤマダ電気に行くぞォォオオォォオォオオッーーーーー!
>>610さん!あんま考えては無かったですが・・・真紅のボディースーツ+
「歩いてる」のジャケ写のジャラジャラした感じのワンポイントが有る感じ
のやつですね。能力が派手な割りにスタンドは地味。と言ったヤツです。
>>6部198さん!乙!です!やっぱり『アレ』でしたか!
ラストは加護の焼き土下座か!?とか思ってしまいましたw
658 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/02(火) 14:09:47.11 0
659 :
610 :2007/01/02(火) 14:12:57.65 0
>>915さん
乙!詳しくは言わないけど石川は藤本を使ったのかな!?
>>198さん
何の問題も無いじゃないですか〜
自オナでも他オナでも何かとネタ被ってるかどうかなんていちいち調べないしw
多分198さんのプライドの問題なんでしょうが…
おまけがオナ製作の裏側を見れて興味深かったです
>>前スレさん
了解しました!ニヤリw
俺も普通のオナの続き書かなきゃ…!
660 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/02(火) 15:09:06.47 0
ようやくヤマダ電気に行けるぞォォオオオオオオオォォォオォ!
661 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 17:18:50.48 O
ほ
662 :
六部198:2007/01/02(火) 17:19:11.74 0
緊急穂
663 :
六部198:2007/01/02(火) 17:33:15.47 0
うおッ保全が被ったか
>>656 乙ッ!
むむむ・・・先が全く読めんな・・・
>>659 『アレ』でしたw
まあ自力で考えたつもりがカイジまんまだったってことで
焼土下座はさすがに出てこなかったっす
つーかそれが頭に浮かんでたら(思い出してたら)普通にボツってたw
まあともかく余計な手間を掛けさせてしまった前スレさんと
途中でボツるという最悪なことをして読み手に
迷惑をかけてしまったことで「スマンかった」ともう一度謝罪しておきますッ!
664 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 18:13:55.51 0
hozensisosu
665 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 18:32:50.21 0
うわああああああああああああああ
ってもう時間の問題だとは思っていたからあんまりびっくりはしないけど
とりあえず今晩はスレ乱立するだろうから保全
666 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 18:56:26.62 0
667 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 19:00:37.97 0
吉澤卒業?
668 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 19:20:26.01 0
それガセであって欲しいんだけど
669 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 19:21:11.05 0
楽宴にも情報入ってきているしマジっぽいね
670 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 20:07:01.18 O
保全疾走
671 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 20:22:10.20 0
桃子加入はデマゴギーならうな。
672 :
六部198:2007/01/02(火) 20:46:07.53 0
吉澤卒業ってマジかよ
娘どうすんだ?
673 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 21:02:52.92 0
卒業保全
674 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 21:10:08.34 0
675 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 21:13:05.37 0
ミキティ天下ってまずくないか?仮にもオーデ落ちた人間なのに
676 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 21:15:56.95 0
いやオーデ落ちたってのはある意味モーニング娘。イズム全開だけど
あの人ってリーダーってタイプかなあw
ましてやサブが愛ちゃん・・・・(^^;;;
677 :
六部198:2007/01/02(火) 21:21:29.34 0
数奇な運命よの
678 :
610:2007/01/02(火) 21:24:46.84 0
藤本推しだけど…藤本がリーダーなのぉ〜!?大丈夫か娘?
ってことは藤本はまだ卒業は無いのね…微妙な気分だ
何だかんだ言って吉澤はいいリーダーだったなぁ
679 :
915:2007/01/02(火) 21:31:47.23 0
まあよっすぃ〜も急にリーダーになって「大丈夫か?」って思ったけど
地位が人物を作る典型的なタイプだったし、
ミキティと残された娘。もきっと立派にやってくれると信じることにします(^^;;;
680 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/02(火) 21:58:47.53 0
う〜ん・・・俺も微妙だわ・・・。
ますますネガティブな感情しか涌かない。
681 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/02(火) 22:36:28.00 0
ブス… ∫ ;′ ∫ ,;′
ブス…',. -――-゙、 ;' ジジジ…
; / へ `>、'; ∫
_;'___{. ,>-/、/=;´イヽ;'_
/三三j='rー、\_>、)_, >;;〉三'`、ジジ…
/三三└'゙ー:;‐;;‐;;'`ー;;ヾ'`"´三'三;`、
囮ヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱ囮
囮災炎災炎炙災炒炎災灸災炭囮
◎┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴◎
焼き土下座保全!
682 :
名無し募集中。。。:2007/01/02(火) 23:18:11.57 0
保全疾走
683 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/02(火) 23:55:27.67 0
就寝保
684 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 00:51:35.71 0
保全疾走
685 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 01:19:22.94 0
0時過ぎたので名無しに戻って保全疾走
686 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 02:09:45.84 0
保全疾走
687 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 03:51:11.10 O
疾走保全
688 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 06:02:40.31 O
早朝保全!
689 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 08:04:36.67 O
ヒトイネ色の3連続保全!
690 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/03(水) 08:58:19.14 0
おは保!
691 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 10:04:55.09 0
保全疾走
692 :
963:2007/01/03(水) 10:47:36.87 0
銀色の永遠〜ぶどうヶ丘高校球技大会〜7
「さて・・・それでは再会しましょうか・・・ショータイムを!!」
スーさんはゆっくりとした動きでボールを構える。
「みんな!下がれ!避けに徹しろ!」
「クックック・・・無駄デスよ・・・もう誰も逃しはしない・・・コォォォォォ!!!」
スーさんはボールを構えたまま気をためている!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
「やばい・・・普通なら聞こえもしない音まで聞こえだした」
「俺たちに任せろ!」
突然美貴のチームの男子が3人ほど縦に並んで受ける構えをしだした。
「3人よれば、なんとやらだ!さぁ、かかってこ〜い!!」
男子3人組はやる気満々のようだ。
「・・・・・・・・・ボソッ・・・・・・・・」
「あ〜ん?もっとはっきりしゃべれ!マッチョ野郎が!」
3人組の1人がスーさんを煽る。
「You aren't invited!(お前らはお呼びじゃないんだ!)」
そして大砲は撃ち出された・・・・
693 :
963:2007/01/03(水) 10:49:04.15 0
ギュァァァァァァァァァァァァ!!!!!!
「「「へっ?」」」
ズゴオォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!!!
さっきまで騒いでいた男子3人組は言葉を発することなく吹き飛び
そしてものすごい衝撃の反動によりボールはスーさんの手元に戻っていった。
「な、なんて威力だ・・・あんなの誰も取れねぇぞ・・・」
「も、もういやだよぉ・・・」
「あんなのに勝てるわけがねぇよ・・・」
クラスのみんなから次々と弱音が聞こえはじめる。
それは当たり前のことだ、なんせ男子3人がたった一球で吹き飛んだのだ。
しかし、諦めていない人間が3人!!
「まだだ!まだ試合は終わっちゃいねぇぜ?」
「そうそう!まだこれだけの人数がいるのに諦めるなんて
かっこわるすぎだよ〜!」
「みんな!ネバギバだぽ!」
もちろん!美貴、真希、亜弥の3人組だ!
バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
694 :
963:2007/01/03(水) 10:51:59.40 0
「とは言ったもののさすがに私たち3人じゃマッチョには勝てないのはわかってる」
「そこで、みんなに協力してほしいんだぽ!」
「協力って言ったって俺たちにいったい何が出来るんだよ・・・」
「さっきは男子3人だからやられちゃったけど、今私たちを含めて内野に
14人いるよね?そこで10人ほどでさっきみたいに縦に並んで
あいつの球を受け止めてほしいんだけど」
「えぇっ!?嫌だよ!もし止められたとしても一番前は絶対死ぬじゃん!
とにかく絶対ヤダね!命は惜しいもん」
美貴にはこの会話は聞こえていないがどうやら亜弥ちゃんの
作戦にケチをつけている奴がいるようだ。
「お〜い!お前ら亜弥ちゃんと真希ちゃんの言うこと聞かなかったら
後でお仕置きするからな〜!!」
「え・・・マジで・・・?」
「ま、そういうことだから協力してくれないと美貴たんの・・・・」
「ミキサマミキサマオシオキキボンヌ(;´Д`)ハァハァ」
「はい?」
「・・・お〜い!協力『したら』お仕置きにしてくれるか〜?」
「まかせとけ〜!きっちりお仕置きしてやるよ〜!」
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
「聞いたか野郎ども!協力したらお仕置きしてもらえるぞ!」
「よし!絶対に止めるぞ〜〜!!」
おぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!
695 :
963:2007/01/03(水) 10:54:00.57 0
「うお!?な、なんかわかんねぇけどまぁよしとするか・・・」
「ムムム・・・数で勝負してきましたか・・・ワタシも負けませんヨ!!
Hoooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!」
そう言うとスーさんはまた力をためはじめた。
「お前ら〜気合い入れろ〜!ミキサマのお仕置きがかかってるぞ〜!!!」
おぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
「コォォォォォォォォォォォォ・・・・・・・・!!!」
「来るぞ!!」
「オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!」
スーさんは大砲を撃ち出した!!
ギュァァァァァァァァァァァァ!!!!!!
「そういえばさ、一番前はたしかに吹き飛ばないけど受けられずに死ぬんじゃね?」
と一人の男子がほんの些細な疑問を口にした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「「「「「「「「「「気付くの遅せぇよ・・・orz」」」」」」」」」」」
696 :
963:2007/01/03(水) 10:56:15.83 0
ブワァァァァァァァァァァァァァァァァ!!
その時ボールに対して向かい風が吹いた。
「おぉ!向かい風だ!これならもしかしたらいけるかもしれん!頑張れ!」
「よっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!!かかってこい!!!」
男子達はこの急に起きた奇跡に再びやる気を取り戻した!
ドシィッ!!!
「う・・・お・・・重い・・・・」
「頑張れ!耐えるんだ!お仕置きが待ってるんだ!」
「そうだ!すべてはお前にかかってるんだぁぁ!!!!!!」
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
ボールを受けた男子は叫び声とともに気を失った・・・
「ありがとう!これで道は開けたぽ!」
「あとは私たちに任せて!美貴たん!準備は?」
「OK〜!いつでもいけるぜ!!」
美貴達はこういう時のためにとある作戦の準備をしていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
697 :
963:2007/01/03(水) 10:58:29.15 0
〜対麻琴チーム戦後〜
「亜弥ちゃん、真希ちゃんこれからまだまださっきみたいな強敵がでてくるかも
しれねぇから今のうちに何か秘策を作っておこうと思うんだけど・・・」
「大丈夫だよ〜!もぉ〜美貴たんは心配性なんだからぁ〜」
「そうそう!あんなのはそうはいないから大丈夫だぽ!」
「だ・か・ら!美貴は可能性の話をしてんだろ?それに絶対に0%だ
とは言い切れないわけじゃん?」
「まぁ・・・そう言われるとそうなんだけどさ?」
「だろ?じゃあ考えようぜ!ま、美貴が必殺技を作りたいだけなんだけどねw」
「おぉ〜!そういうことなら協力するぽ!」
「あたしも〜!!」
突然の提案ではあったが二人は快く承諾してくれた。
698 :
963:2007/01/03(水) 11:00:02.32 0
「それじゃまず、もし美貴がやられてしまった場合のことを考えようか」
「う〜ん・・・もしそうなったらまっつーとごとーが内でミキティーが外だね?」
「そうなるかな?そうすると少し攻撃力が落ちちまうだろ?そこでどうするかってことだ」
「ねぇねぇ!こんなのどうかな?私とごっちんで一緒に投げるの!
そしたら二人分のパワーでK.O.!ね?よくない?」
「それじゃ3人の必殺技じゃないじゃん・・・あ!じゃあさ
いったんそのまま後ろにスルーさせてそれを美貴がぶん殴るってのどう?」
「うん!それいいかも!結構あっさり決まったね〜」
「そんじゃ最後に名前をつけようか!」
「それだけど、もうごとーに案があるんだ!」
「「え〜なになに?」」
「それは・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
「それじゃいくよ!ミキティ!」
「絶対に失敗しちゃダメだからね!」
そして二人は片方が右手、そしてもう片方が左手をボールに添え
力を集中させている。
699 :
963:2007/01/03(水) 11:02:16.16 0
「まかせけって!あたしを誰だと思ってんだよ!」
美貴の言葉を聞いた瞬間二人はボールを投げ放った!!
ズギャォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!
投げ放たれたボールは二人のパワーと真希ちゃんの風のスピードに加え
ジャイロ回転をしながら飛んでくる!
「フフフ・・・この程度ならワタシには聞かないと何度言ったら・・・・what?」
捕る気満々だったスーさんの横をボールは通り過ぎていった。
「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
美貴はボールを殴り返そうとしたが・・・少し甘かった。
スーさんはすでにこっちに体を向けて構えていたのだ!
「そんな小細工はお見通しデス!さっきカメイさんにしたことを
ワタシはバッチリこの目で見てましたからネ!!」
「チィッ!このままじゃだめだ・・・・でも・・・・時間がねぇ!
オラァァッ!!」
バキィッ!!
700 :
963:2007/01/03(水) 11:04:05.52 0
「な、なにぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
美貴は真希ちゃんの少し上にボールを殴り返した!
「さっきのは見てたかもしれねぇけどよぉ・・・・
これは見てねぇはずだよなぁ?」
そう、もちろん美貴の狙いはアレだ!
「ぶぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
真希ちゃんは美貴のあげたボールに追いついた。
「決め台詞いくぜ!」
「SHALL!」
「WE!」
「ラァァァァァァァァァァァァァァヴゥゥゥゥゥゥ!」
ズギャァァァァァ!!!!!!!
最高に加速され、ものすごいスピンのかかったボールが
真希ちゃんのアタックによってスーさんに向かっていく!!
「ワタシは・・・絶対に!負けなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!」
ガシィィィッ!!!!
701 :
963:2007/01/03(水) 11:06:36.90 0
スーさんは美貴達の必殺ボールを手で掴んだ!!!
「はぁ!?あれを捕った!?」
「いや!まだだぽ!」
ギュルルルルルルルルル!!!!!!!!
「Hooooooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!」
スーさんは弾かれないように、そして回転を抑えようと手に力を込めている!
702 :
963:2007/01/03(水) 11:09:02.21 0
「いけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
「フ・・・フフッ・・・・フハハハハハハハハハハ!!!」
「な、なにがおかしい!」
「フフ・・・ワタシの・・・負けのようデス・・・」
バチィィィッ!!
ボールはスーさんの手をはじき、コート外へ飛んでいった・・・
「と、いうことは・・・やったぁぁぁぁぁ!!」
「勝ったぁぁぁ!!」
最後の一人であった超強敵スーさんを倒したことで美貴達は勝利した!!
ババァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!
「試合終了〜!!」
審判が激闘に終わりを告げた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
703 :
963:2007/01/03(水) 11:10:52.93 0
「スーさん・・・強かったぜ・・・」
「ほんとだよね〜でも、あれに勝ったんだよね!」
「でもさ、新垣って子が亀井ちゃんについて保健室にいったから
うまくいったかもしれないぽ」
「そうかもな・・・ということはあのセクシィーダイナマイツが役に立ったってことかw」
「さぁ〜て次の試合に行こうか。まっつー」
「そうだね」
二人は美貴を置いてスタスタと歩いていった。
「ちょっ!ちょっと待てって!冗談だろ〜?w」
こうして美貴達は第三試合へと向かった。
704 :
963:2007/01/03(水) 11:13:26.41 0
ここまでっ!発汗チーム編完!
>>六部198さん
おまけいいですね〜なんか当たりの福袋みたいな感じで
すごくお得感がありますね!
>>915さん
乙です!
ミキティの視点から前のオナとどう繋がっていくのか・・・
これからの展開に期待です!
ミキティがリーダーですか・・・まぁどうせ年功序列だろうと思ってましたから
驚きはないですけど・・・本当にまとめられるのかなぁ?
705 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 13:02:13.30 0
乙
706 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 14:13:36.11 0
乙保
707 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 15:48:58.73 O
ほ
708 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 17:32:13.88 0
ho
709 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 18:19:51.59 0
ぜ
710 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 18:26:57.41 0
n
711 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 19:04:24.35 0
疾走
712 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 19:46:58.80 0
ベイベェ!
713 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 20:45:50.93 0
保全!
714 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 21:37:08.45 0
疾走
715 :
610:2007/01/03(水) 22:08:30.11 0
>>963さん
乙!そんなにスタンド能力使ってないのにスゴイ戦いだなぁ
H×Hのドッジボールなみの動きだw
しかし筆が進まないわ…orz
716 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 22:30:48.12 0
俺も進まないな・・・。
717 :
名無し募集中。。。:2007/01/03(水) 23:23:56.68 0
保全型スタンド
持続力 E
718 :
名無し募集中。。。:2007/01/04(木) 00:24:54.07 0
穂蝉悉躁
719 :
名無し募集中。。。:2007/01/04(木) 01:12:45.34 0
保全じゃ〜い!
720 :
名無し募集中。。。:2007/01/04(木) 03:24:40.40 O
おやすみ
721 :
名無し募集中。。。:2007/01/04(木) 05:46:54.10 O
おはー!
今から帰るぞー!
722 :
名無し募集中。。。:2007/01/04(木) 08:40:35.60 O
保全疾走?
723 :
名無し募集中。。。:2007/01/04(木) 10:22:19.59 0
保全
724 :
名無し募集中。。。:2007/01/04(木) 11:26:55.71 0
725 :
名無し募集中。。。:2007/01/04(木) 12:34:56.40 0
食後保全!
726 :
名無し募集中。。。:2007/01/04(木) 14:02:34.13 0
hozeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeen
727 :
名無し募集中。。。:2007/01/04(木) 15:18:46.14 0
疾走
728 :
名無し募集中。。。:2007/01/04(木) 16:36:49.38 0
>>704 乙ッ!
なんかスーさんだけドラゴンボールの世界住人だなw
729 :
名無し募集中。。。:2007/01/04(木) 17:23:36.83 0
ネギま保全!
730 :
名無し募集中。。。:2007/01/04(木) 17:51:39.14 0
731 :
名無し募集中。。。:2007/01/04(木) 19:15:01.27 0
hozen
732 :
963:2007/01/04(木) 20:40:35.45 0
晩飯前保全
733 :
名無し募集中。。。:2007/01/04(木) 21:09:46.99 0
保全疾走
734 :
名無し募集中。。。:2007/01/04(木) 21:11:34.35 0
酔保全!
735 :
名無し募集中。。。:2007/01/04(木) 22:08:52.42 0
保全疾走
736 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/04(木) 22:52:21.83 0
「っと・・・・・・え〜・・・『同日、些細なトラブルから片倉景広と伊達謙は『ラーイナーノーツ』
のメンバー「五条杜馬」と戦闘になる。五条杜馬は本来の目的は戦闘では無い様だったが『空間
、物質をジェル化』する能力は凄まじく片倉・伊達の両名は文字通り手も足も出なくなる。戦闘
開始から5分後、要注意人物である「菅沼英秋」が何故か出現し状況も解らないまま片倉・伊達を
助けようと行動するが去年の報告通り、『彼の神父』によって彼の『スタンド能力』と『再生能力』
はDISC化され失っているいる為、ものの数秒で致死に至る。・・・・・・が不測の事態が起き何故
か菅沼英秋の『スタンド能力』と『再生能力』が復活し五条を倒す。菅沼英秋の身に何が起きて
その現象が起きたのか?それは未だ不明だが藤本美貴、岸辺露伴そして今回の件で片倉・伊達とも
繋がる彼は今後とも『注意』が必要と思われる。』って何だ・・・この内容・・・?」
思わず美貴はあゆみの顔を見た・・・・。
「ミュン?書いてあるとおり!そん時に伊達クン等と知り合って『チーム』を作ったんだって。」
「そんな事、聞いてるんじゃ無ェッーーーーーー!『彼の神父』って何者だって聞いてるんだ!」
あまりにもシレっと答えるあゆみに美貴は当たり散らす・・・いや当らずには居られなかった。
自らの知らない所で自分が想像していたより遥かにドス黒く巨大なモノの蠢き・・・・その蠕動に
身の内側から不快感を与えられている・・・・そんな感覚が彼女を浸食し始めた・・・。
737 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/04(木) 22:53:27.84 0
「あ〜・・・『プッチ神父』の事?寺田の仲間っつーか協力者みたいなヤツで一緒につるんでた
時期もあったみたいだけど・・・・・・随分前にアメリカに行ったって事までは調べたケドね。
私等の知ってる情報はここまで・・・・『スタンド能力』はそこに書いてある事位しかね・・・
その「DISC化」ってヤツ?」
「「!!」」」
あゆみのワゴン車が大きく揺れる!
「な・・・・・何が・・・!????」
美貴の身体が断続的に前に投げ出される。
ワゴン車は後方からの衝撃で突き飛ばされがら走行していた・・・。
「・・・・・ミュン!・・・・・予定が・・・随分と早まってんじゃないの?」
あゆみは衝撃に歯を喰いしばりながらバックミラーを動かして後方の『敵』を目視したッ。
幅の狭い鏡に映る漆黒の車体・・・・
そしてソレを駆る者は・・・・・。
「あ・・・・・亜弥・・・・・ちゃん・・・・・」
サイドミラーに映った親友の姿に美貴は言葉を失った・・・・・・・・。
738 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/04(木) 23:00:01.07 0
と!こんな感じで押し舞波ッッッ!
いや〜「青春は恋とチャレンジだッ!」を合言葉にロボット作ってました。
スマソ!
>>963さん!乙!オシオキキボンヌwいやこういうテイストの話もグットですよ!
739 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/04(木) 23:22:01.86 0
じぁあ今日はこれで落ちますね〜!
アディオス!ぐっちゃ〜!
740 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 00:36:05.01 0
乙!
741 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 00:52:52.15 0
742 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 01:42:57.81 0
乙ッ!
ここで松浦登場か・・・
>>741 反りが全然足りんッ!
743 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 05:53:06.17 0
早朝保全!
744 :
364:2007/01/05(金) 06:34:56.18 0
皆様、遅ればせながら明けましておめでとうございます!
今年も皆様とこのスレのますますの発展をお祈りいたします。
レスはちょっと後ほどにさせていただいて…
745 :
364:2007/01/05(金) 06:38:33.41 0
銀色の永遠第2部 〜ハーフ・ダズン・ラン〜
「ただいまぁ〜…」
とドアを開けてみるけど、お父さんはまだ仕事から帰っていないらしく、
誰の返事もなかった。もちろん部屋も真っ暗だ。
「今日も疲れたあぁ〜!!」
カバンを床に放り投げると、スーツから部屋着に着替える。
部屋着に着替えると、夕食の用意のためにエプロンをつけて台所に立つ。
…っとっと、脱いだ服を片づけないと、またお父さんに怒られる。
片づけだけはいくつになっても習慣にならないんだよなぁ…。
僕の…私の名前は亀井絵里。
大学を卒業して、この春から社会人として働くことになった。
といっても、外回りの希望が通らず、OLをやってるんだけどね。
一人称が僕なのは気にしないで。
高校・大学と7年間ずっとそうだったからクセになってるんだよね。
会社では出してないけど、普段はクセでついつい使ってしまう。
社会人になって半年、カッコいいデキる女、ってやつを目指してるけど、
やっぱり仕事は大変だ。
学生時代が懐かしいよ…。
楽しかったなぁ…あの頃は。
大学……そして、高校… みんな、元気かなぁ……。
746 :
364:2007/01/05(金) 06:39:11.98 0
…っと、いけないいけない。
あの頃のことは懐かしいけど、思い出に浸るわけにはいかない。
あの部があって僕は変われた。大きく成長できたと思ってる。
けどあの部の最後は……僕は…
「やめよう!今のことを考えなきゃ!!
さーて、今日のゴハンはどうしようかな〜!」
わざと声に出して僕は思考を切り替えた。
楽しかったことは多かったけど、思い出したくないことも多い。
一人で考え出すとキリがない。
僕は考え込まないようにテレビをつけると、夕飯の用意を始めた。
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴る。
お父さん帰ってきたかな?今日は早かったんだねぇ…。
最近は外回りが終わった後も会社で働いてるから随分忙しそうなのに。
そんなことを考えながらエプロンで手を拭き、玄関へ向かう。
ガチャリ
ドアを開けると、そこに立っていたのはお父さんではなく、一人の少女だった。
ミディアムロングのストレートの髪、色白の顔。
一瞬保険の勧誘か何かかと思ったけど、着ているのはぶどうヶ丘の制服だ。
中学生ぐらいだろうか、少なくとも見たことのある子ではない。
747 :
364:2007/01/05(金) 06:40:25.14 0
「あ、えっと…すみません、こちら亀井さんのお宅ですか?」
「ええ、そうですけど」
「あ、ひょっとして亀井、絵里先輩、ですか?」
「え、そうですけど…あなたは?」
僕に用事、何だろう?
僕はこの子を知らないし、どこかで会ったことあったっけ?
先輩って呼んでるのは、ぶどうヶ丘のOGっていう意味か?それとも…。
「すみません、私、岡田翔子っていって、ぶどうヶ丘の中等部の生徒なんですけど、
亀井先輩にお伺いしたいことがあって。
ホントは電話すべきだと思ったんですけど、電話番号が変わってて分からなくて」
ああ、そういえば携帯も家の番号も変えたから学校の名簿とかじゃわからないかもね。
それにしても、僕に聞きたいことって何だろう?
そんな特別なニンゲンなつもりはないんだけどな、『アレ』以外は…。
「私、『演劇部』員なんですけど、先輩たちの代の頃の活動のことでお聞きしたいことがあって」
……ッッ!!!
一瞬、自分の心臓が跳ね上がったのが自分でハッキリ分かった。
演劇部、あの部は5年前にあんなことになったけど、演劇部としての
活動資料とか日誌とか台本の類とかは処分されずにあの学校に残っているはず。
にもかかわらず、わざわざOGの僕を訪ねてくるということは、
訪問の用件は、『スタンド絡みの質問』ということになる。
748 :
364:2007/01/05(金) 06:41:21.89 0
『弓と矢』がない今、この町でスタンド使いが増えることはないはず。
にもかかわらず、『演劇部』として、僕らの活動を質問に来た、ということは、
また演劇部はスタンド使いの集まりとしての活動をしている、ということ!
関わるべきじゃない、僕の第六感がそう警告を発している!
「悪いけど、私たちの代の活動っていっても、そんな特別なことはしてないよ。
当時の活動日誌とかはまだぶどうヶ丘に残ってると思うし。
私たちのしてた活動なら、それを見れば全部分かるはずだから」
僕はそう言い捨てると、岡田翔子、という少女を残して玄関のドアを閉めようとした。
そういえば、『岡田』……あの人はいま、どうしてるんだろうか?
グンッ!
閉めようとしたドアが途中で止められる。
見ると、少女の手にダブって見える半透明な白い腕がドアを掴んでいる。
僕はこの少女から出ている半透明な姿を知っている!
本人の精神力によって生み出されるこのビジョンを知っている!!
考えてみれば当然だ!ここに来る『演劇部』の少女が『それ』でないはずがない!
この少女は…スタンド使い!!
ま、まずい!!逃げ…
ドグシャァァァ!!
スタンドの腕が僕の身体を貫いた。
「『ストゥーカス・ロビン』…すみません、亀井先輩、私たちと来てもらいます」
薄れゆく意識の中で、少女がそう言ったのが聞こえた。
749 :
364:2007/01/05(金) 06:46:45.81 0
ここまで!いつもの如く、いやいつも以上に見切り発車です。
前スレさんのTCGをオナで表現できれば、と思うけど、
銀色の永遠設定で自スタンドのカードってのは無理があるので
ある程度傍観的距離があってスタンドの知識がありかつ部員のスタンドの知識がない第二部な設定で(w
750 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 08:02:46.02 0
otu保
751 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/05(金) 09:08:19.23 0
ここで前スレの登場だッ。
>>741 確蟹、低いな・・・。けれど娘。がリアルJOJO立ちで写真で撮ったら
撮ったでなんかイヤだなw
>>364さん乙!です。翔子タソキタアァッァァアアァアアア!
亀井はOLなのか・・・・俺設定ではお父さんの後を継いでデパートとかで
スポンジやコードを包丁で切ってるのかとw
>TCG は1さんが『赤西編』やってた時にインスパイア受けてやろうと思っいますた
(もっとも完全オリジナルなルールを考案してたので頓挫しましたが・・・)
その時の敵設定は『精神エネルギー・魂をカード化』する能力だったのでその場に
居合わせた亀井・道重・田中・石川・三好・岡田がカード化されそれを取り戻すべく
モッさんが戦うっつー設定でした。
752 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 10:27:03.83 0
弾幕薄いぞッ!保全疾走!
753 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 11:03:59.36 0
ザ☆ピ〜ス来た!
754 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 12:07:09.91 0
乙
755 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 12:21:12.93 0
昼ほぜん
756 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 14:15:52.38 O
ごご保全!
757 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 15:17:57.01 0
おやつ保全!
758 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 16:58:40.28 O
夕方保全
759 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 17:10:05.28 0
誰もいないのかよ保!
760 :
なんみん:2007/01/05(金) 17:19:38.68 0
今北
ノロじゃないみたいだけど感染性胃腸炎ってヤツで会社早退で休暇
今は大分落ち着いたのでちょっぴりうpします
761 :
なんみん:2007/01/05(金) 17:21:54.01 0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『 闇 』
762 :
なんみん:2007/01/05(金) 17:22:55.28 0
どこまでも続く『闇』。
いや、究極なる深淵とはもはや永続性すら感じさせない。
時間や空間の概念からは切り離されたものなのだ。
状態としての『闇』。立場としての『闇』。そして心の『闇』…。
古代ギリシアの哲学者プラトンによると、視覚の混乱には二通りあると言う。
明るい場所にいる者が暗い場所へと移れば、その暗闇を見通す事は困難だろう。
暗い場所にいる者が明るい場所へと移れば、あまりの眩しさに目がくらむだろう。
それは人の心の状態においても同様である。
お互いは表裏であって、そのどちらかを哀れんだり笑ったりする事は出来ない。
であるから『光』と『闇』、どちらが『主』であるとか『真』であるとか『正』であるとは語れない。
恐らく1つ言える事は……どちらもいずれは『慣れる』という事である。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
763 :
なんみん:2007/01/05(金) 17:24:10.23 0
何も見えない。何も聞こえない。
いつまでもずっと続くような暗闇であったが、次第に目が慣れてきた。
ここはどこだろうか…?死後の世界というやつだろうか…?
天も地も無い。宙に浮いた状態であるのに、なぜか足を踏みしめる感覚がある。
目が慣れるという事は何かが見えてきたという事である。
なんだろうか?目を凝らしてみる。
『入』
と、文字の書かれた分厚い鉄の板である。どんな意味があるのだろうか?
よく周囲を見渡せば、色々なモノがある。しかし、どれも意味不明なモノばかりだ。
円形に切り取られた壁や床の様なモノ。人の腕のような不気味なモノまである。
「ワタシは死んだのかィ…?ここは…どこなんだヨ……oi?」
「ここは『暗黒空間』だよ、小川さん」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
764 :
なんみん:2007/01/05(金) 17:25:34.76 0
突然の声に後ろを振り返る!!まさか自分の他に人間がいるとは思わなかった!?
「ど……堂珍博士!?」
「ははは…また会ってしまったな」
「どうしてここに?てか、マジここどこなんだヨ?『暗黒空間』ン!?!?」
「この世とはまた別の世界。普通では決して行き着く事の出来ない場所。
削り取られない限りはね……」
「ハァ!?」
「まあ安心せい。すぐに出口が開くだろう…」
「ハァ!?ハァ!?」
「ほら、そこだよ…出口だ」
「!?!?」
全く予想外の展開に少々混乱気味の小川。
まがりなりにも死を覚悟したのだ。少々拍子抜けすら感じる。
そんな小川の視線の先……何も無かった空間から一条の光が差し込んでくる。
「oi…何だヨ……?」
一点だった光は段々と大きくなってゆく。まるでそこだけ暗闇を切り取った様だ。
長く続く暗いトンネルの出口に近付くかの様に広がり、
やがて人が通れる程の光の窓を形成する。その光の先には何があるのか…?
765 :
なんみん:2007/01/05(金) 17:28:32.79 0
…………
ギィィィィィィィィィィィィ…
川畑要のスタンド『アイアン・メイデン』の前面の扉が開く。
このスタンドはそのものが棺桶であり、前面が観音開きするのだ。
その様子を川畑(?)紺野の二人が不安そうに見守っている。
扉が開ききると、中から……何者かの腕が飛び出す!?
ゆっくりと腕から肩と続き、そしてようやく顔を覗かせる。
「どうなってんだ…oi?」
なんと中から出てきたのは……小川だった。
「なあに、簡単な事だよ」
後から続いて出てきた堂珍が答える。
「川畑クンと虹村クンを『ケミストリー』で『融合』したのだよ。
そして、二人の融合されたスタンド『メイデン・ハンド』が……小川さん、
君が部屋で潰されようとする間際に一気にこの世界から削り取らせてもらった。
そのギリギリ一瞬のところで君は『死』を免れたのだ」
そこで、待っている者が二人しかいない事と、川畑の顔がどこか違う理由を理解した。
川畑と億泰を融合した、お世辞にもハンサムとは言い難いゴツめの男が続けて話す。
「私のスタンドは丈夫さが取り柄だからね。
さすがに瓦礫の中を歩いて行くのは苦労したけどさ」
766 :
なんみん:2007/01/05(金) 17:29:55.03 0
チーーーーン!
再び川畑と億泰の二人に『分離』される。
億泰は感激したようなそれでいて信じられない様な表情を浮かべ、
ただ小川の顔をマジマジと見詰めている。
そして、やがて涙を浮かべながらも笑顔が浮かんでくる。
「まったく……おめーには敵わねーや」
小川も笑った。
ガバァッ!!!!
突然、まるで体当たりの様に小川に飛びつく者……紺野だ。
その勢いのまま二人は後ろの壁の方まで倒れこんでしまう。
「バカバカバカバカッ!!!!麻琴ォォォォッ!!!!」
「こ…こんこん……」
「うわああああああああああああああああン!!」
紺野は小川の胸にすがり付いたまま大泣きする。
小川はその紺野の頭を優しくヨシヨシと撫でる。
二人の友情はまだまだ続く。
767 :
なんみん:2007/01/05(金) 17:31:01.99 0
そして……
「うう…」
側で体育座りに顔を埋めうずくまる男……長嶺波音。
彼もまた救われたのだ。
小川は紺野をそっと待たせると、波音へと近付く。
「oi…」
「…………」
「オメーにはまだ遣り残した事が沢山あり過ぎるんだヨ。
そういうヤツはそう簡単には死ねないゼ。
今のオメーならパラシュート無しでスカイダイビングしても無傷かもナ」
「今さらこの俺に何が出来るってんだ…?」
「決まってんダロ?法の裁きを受けろ。オメーの場合はスタンドでは裁けねーからナ。
過去の事そして最近の事件も含めて自首するんだ。『真実(TRUTH)』を話すんだ。
結局、それがオメーのオフクロさんも虹村のオヤジさんも…、
そして、何よりもオメーが『救われる』事に繋がるんじゃあないのかィ…?」
さすがの波音も、『もはやそれしかないのか…』と神妙になる。
『覚悟』と『諦め』がゴチャゴチャ
768 :
なんみん:2007/01/05(金) 17:33:04.67 0
すみません…下のが正しいです
さすがの波音も、『もはやそれしかないのか…』と神妙になる。
『覚悟』と『諦め』がゴチャゴチャと入り混じっている気分だ。
769 :
なんみん:2007/01/05(金) 17:33:53.76 0
「あと、それともう1つオメーがやらなけらばならない事。それは……」
ここで言葉を止める小川。波音はやや不思議そうに顔を見上げる。
「ウチの演劇部には動物とか植物を育てるのが大好きなヤツがいてサ…、
部室にまで妙な植物とか持ち込んで、正直ジャマ臭いんだナこれが、ハハ。
その中に確かあった気がするんだよ……『ブバスティス・バステト草』。
……ソレをオメーにやるヨ」
「!?!?」
波音は目を丸くして小川を見る。言っている真意を図りかねている様子だ。
「まあ、ガキさん怒るかも知れないけど、それはワタシから謝っておくからサ。
オメーは刑務所行きになるだろうが、その前にやるべき事ってのはなァ……、
子供の頃に果たせなかった…その花をオフクロさんにプレゼントしてやる事だヨ。
だいぶ遅くなっちまっただろうが、オフクロさんきっと喜ぶと思うゼ!!」
そう言って、小川は波音にウインクしてみせた。
波音は今にも泣きそうな顔で唇を震わせ、肩を落す。
「……負けだ……俺の完敗だ……」
770 :
なんみん:2007/01/05(金) 17:35:09.83 0
小川は安心した顔で頷いてみせると、今度は億泰と手を合わせバトンタッチする。
億泰はやや複雑な表情で波音に近付く。
「おい…」
「……どうする?さすがにおめーは俺を許すってワケにはいかないよな?」
「俺の家はここ10年以上てめーのおかげで散々な目にあったぜ。
ま、てめーの苦しみの期間から比べりゃあ短いモンだろーがな」
「…………」
「てめーに『真実』があったように、俺の親父にも『真実』があった。
俺の知らなかった『真実』がな。結局それを教えてくれたのもてめーだし、
俺がこうしていられるのも、結果としててめーがいたからだ。
だから、俺もこれ以上グダグダ言うつもりはねーよ」
「……許すつもりなのか!?」
「ああ、俺はな。親父も同意見だろう。しかし悪いんだが、一発だけ殴らせてくれ!!」
「!!!!」
ドッガアアアアッ!!!!
スタンドではなく、億泰自身の拳で思い切り波音の頬を殴る!!
そのまま波音は思い切り床へ叩き付けられる。
「それは……死んだ兄貴の分だッ!!!!
後は法律ってヤツに任せるぜ!!じゃあなッ!!」
771 :
なんみん:2007/01/05(金) 17:36:23.28 0
そう言って、億泰は波音に背を向けた。
完全にわだかまりが取れた、清々しい男の背中だ。
そして、彼を堂珍が笑顔で迎える。
「それじゃあ行こうじゃないか、お父さんが待つ場所へ……。
君もお父さんへのプレゼント、考えておいた方が良いかもな…」
「……はい」
億泰はもはや涙で顔がグシャグシャだ。
「それにしても、研究所メチャクチャになっちまったナ…oi」
「なあに心配はいらんよ。どうせ近く研究所を移る予定であったのだ」
「そうなのかヨ?」
「ああ、私達はダラスにあるSPW財団本部へと移る事になった。」
「マジかヨ!?」
「あっちの方が本格的な研究が出来るだろう。向こうたっての誘いを受けたワケだな」
「そうか…向こうへ行っても頑張ってくれヨ」
「ハハハ…もちろんだともッ!!」
それから堂珍と川畑は二人並んで手を高々と上げる。
「我々のォォッ!!科学力はァァァァッ!!世界一ィィィィィィィィッ!!!!!」
772 :
なんみん:2007/01/05(金) 17:37:50.67 0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
後日…
堂珍博士らはアメリカ・ダラスへと活動の本拠地を移し、
その自らの才能とスタンド『ケミストリー』を上手く活かす事によって、
様々な画期的な発表をし、世界的な評価を受ける。
しかし、我々にとって最も馴染み深いものは……、
やはり、海洋学者・空承条太郎博士が『ホワイトスネイク』によって奪われたディスク。
そのディスクを『ケミストリー』によって『融合』し、博士の命を救った事だろうか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
773 :
なんみん:2007/01/05(金) 17:41:58.76 0
つづく…
てな訳で久々のこちらでのうpでした!
やはりいきなり改行エラーで怒られましたw
まとめもあとで更新します…ザレゴト付きで
思いつきのうpなのでレス等は後ほど…ではではノシ
774 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 18:08:50.63 0
>>749 乙ッ!
一体何が起ころうとしているのか・・・
そして岡田唯と同姓の少女は何か関わりがあるのか?
>>773 乙ッ!
『許す』という行動には『覚悟』が必要だ
事の原因の大きさに比例して覚悟もまた大きくなる
だがそれをやってのけた小川と億秦には『漢<おとこ>』を感じるね
つーか条太郎を救ったのは堂珍なのかよッ!
まさかそう繋げてくるとはなw
775 :
なんみん:2007/01/05(金) 18:46:09.04 0
出来るだけレス…抜けがあったらスマソ
>>774(198さんかな)
感想が格好良過ぎる!!でもまさにそんな感じですね!
最後の条太郎はご愛嬌ですw
>>198さん
性悪同士のお互いの駆け引き…緊迫しまくりの展開でしたが
最後はちゃんと和やかな感じで…なかなか良いコンビですよねw
あとおまけのボツネタも本ネタとも絡めてみると面白いですね〜
自分もボツネタ沢山ありますよ…吉澤VS影スタンドネタとか亀井変身ネタとかさゆ姉重ネタとか…
みんなもそういうの多いんだろうな〜
776 :
なんみん:2007/01/05(金) 19:15:04.88 0
>>915さん
浜崎も本腰上げて真相に近付くのか…?ですね!
自分のオナとの例の絡みも含めて注目してます!
>>前スレさん
また新たな人物名が…確かにそろそろ相関図欲しいですね〜
ほぼ一般人の松浦はやはり巻き込まれたのかなあ…?
ブチャじゃないけど何も知らない弱者を利用するのは許せないですね
>>963さん
まさに少林ドッジボールだわw
殴り合いでは無いとは言えスタンド使いが苦戦する一般人てスゴイですよね
>>364さん
ショートではなくて本格的なエピなんですね!亀井のその後かぁ
自分も高橋は書きましたが、将来エピって結構想像力を掻き立てられるですよね
>>449さん
ぜひおがわ…いやなんでもないです…
>>1さん610さん
この時期は何かと忙しいですよね〜!落ち着いたら是非とも続きを!
777 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 20:16:12.43 0
乙!
778 :
364:2007/01/05(金) 20:22:44.91 0
…
……
………
「…ハッ!!」
目が覚めて辺りを見回すと、そこは真っ白な部屋だった。
20畳ほどの広さ、天井も壁も床も真っ白。
あるのは、同じく真っ白なテーブルと、2脚の椅子。
そして……先ほど僕の家を訪ねた岡田翔子という少女。
「目が覚めましたね、すみません、手荒な真似をしてしまって。
ですが、こうでもしないとまともに会話ができないと思いましたので」
起きあがった僕に岡田が頭を下げる。
貫かれたはずのお腹に手をやるが、痛みも、傷跡一つない。
「ここはスタンド空間?」
「そうです」
「あなたのスタンド?」
「そうかも…」
「僕の家に来たのは、あなた一人?」
「言う必要はありません」
「演劇部には、今何人のスタンド使いがいるの?」
「言う必要はありません」
「つまり、こういうこと?
『自分もしくは仲間を倒すまでこの空間から出ることはできない』」
「That's Right!!」
779 :
364:2007/01/05(金) 20:23:22.80 0
僕は一度深呼吸をすると、目を閉じ、数度舌打ちを繰り返す。
チッ…チッ……チッ。
見えてはいないけど、岡田が困惑している空気が読みとれる。
…なるほどね。
「…そこと………、そっちの後ろ側と……あと、そっちの奥に、見えないけど人がいるね」
僕は目を開くと自分の左側と右後ろ、そして岡田と机のさらに奥を指さす。
その度に岡田の目が驚きに見開かれる。
「…ど…どうして?スタンドも使ってないのに…」
そんな表情で僕の指先の延長線上を見るところを見ると、図星みたいだね。
「『エコーロケーション』…これはスタンドじゃない、『技術』だよ。
まこっちゃんや愛ちゃん…小川麻琴や高橋愛は自分の流法でスタンドの能力を
極限まで伸ばしたけど、僕は僕自身の技術を伸ばした。
こんな密閉された空間だったら、音の反響で位置関係を探るのは難しくないよ」
フワッ……
僕の言葉に応えるように、まるで透明なヴェールを剥ぐように
3人の女の子が姿を現した。
ぶどうヶ丘の制服、ということは演劇部か。
「この手の空間能力は本体も空間内にいるのがセオリー。
貴女…岡田さんの能力は少なくとも近距離タイプだろうから
ほかに1人以上いるのは簡単に見当がついたしね」
780 :
364:2007/01/05(金) 20:23:55.62 0
エルダ終わりの知人に召喚されたので書けた分だけ出しておきます。
取り急ぎ行ってきます!
782 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 20:58:18.99 0
乙
783 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 20:58:18.46 0
乙そして行ってらっしゃい
784 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 21:03:54.87 0
乙!
785 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 21:26:46.70 0
保全
786 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 22:21:48.67 0
乙!
787 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 22:53:23.93 0
乙たい
788 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 23:22:42.50 0
保全だぁーーーーーーーーーーーーッ!
789 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 23:42:57.94 0
就寝保!
おやすみ
791 :
名無し募集中。。。:2007/01/05(金) 23:56:31.86 0
じゃあね
792 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 00:50:08.45 0
さよなら
ウミネコだ!
おまえは、カモメと言ったがニャアニャア鳴くのはウミネコだ!
794 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 01:18:14.97 0
ブチャラティがいるな
795 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 02:06:21.13 0
保全疾走する
796 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 02:17:55.88 0
797 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 02:50:48.79 0
保全疾走
798 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 05:44:04.27 O
アク禁色の保全疾走!
799 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 06:50:40.38 O
保全
800 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 08:12:54.92 0
800GET!保
801 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 08:52:54.52 0
802 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 10:25:25.01 0
スレをロリコンオヤジに占拠された主の気持ちを聞きたいものだな
803 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 10:31:06.74 O
人のこと言えん
まあ年末はひどかったが
804 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 10:42:03.27 0
ここは狼だしファンはファンで良いのだが普通にジョジョスレを期待した俺は・・・どうも失礼した
805 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 10:47:05.78 0
まぁとりあえず俺はまともだな!
806 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 11:53:47.13 0
>>804 まとめサイトみてから判断してくださいな・・・。
807 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 12:02:08.56 0
まとめ開いたらいきなりアレだけどなw
808 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 12:22:31.56 0
食保!
809 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 13:16:05.62 0
食
810 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 15:11:56.75 0
>>780 乙ッ!
そういや亀井って初登場のときに「暗殺につかえる」という安倍の評があったけど
まさにそういうタイプの能力が身に付いたって感じだな
811 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 16:50:15.68 0
確かにジョジョスレなのかキッズスレなのか分からなくはなってるなw
俺も娘くらいならついて行けるけど、まあ人それぞれだからねぇ…
812 :
なんみん:2007/01/06(土) 17:12:44.68 0
>>364さん乙です!
実際『エコーロケーション』ってにわかには信じられないくらい凄いですよねー!
これは目の不自由な方の技術ですが、耳ならベートヴェンの振動とか?
こういった驚異的技術というよりも…むしろ『努力』を見せられるとホント自分はorzな感じです
ではノシ
813 :
なんみん:2007/01/06(土) 17:20:47.99 0
自分みたいに娘すら良く分からん方がむしろ異端でしょうね…
そんなヤツでも楽しめる…てかニストになれるスレではありますよ
814 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 17:23:11.35 0
次のニストはキッズヲタじゃなければいいなー
っていつも思ってるよw
ニストさん達の作風は
荒木と言うより
富樫って気もするけど?
ジョジョより幽白とかH×Hの方が想像しやすいし特にバトルとかはシーンなんか
816 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 17:39:55.15 0
みんなジョジョっぽいだろ
中にはジョジョじゃない人もいるけど
817 :
なんみん:2007/01/06(土) 17:50:01.13 0
やっぱりですね…あの雰囲気とかマニアック度とか…荒木風ってムズい!
ちょっぴりスッキリてか読み易くしたのが富樫って感じでしょうか…?
まあ自分はとにかくジョジョネタ使いまくってますが
「ただのパクリじゃねーか!」と言われればそりゃもう開き直るまでですw
818 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 18:52:43.75 0
つーか富樫って何か結構前から荒木っぽい演出とかセリフ使ってるよな
819 :
915:2007/01/06(土) 19:58:54.04 0
おいらだってここ来た時は娘。ヲタだったさ・・・・・
自分の推しが卒業しちゃったんだもん・・・・・・・・・・orz
んでは今晩中には続きいきます
820 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/06(土) 20:09:34.93 0
なんみんさん!364さん!乙でございます!
まぁまぁこの流れを見るに付け諸悪の根源が俺って気もしてきたが・・・まぁいい。
821 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/06(土) 21:02:43.49 0
入浴保全!
822 :
六部198:2007/01/06(土) 21:47:34.81 0
俺は白虎隊を見ないッ!
ということでイキますッ!!!!!!!
銀色の永遠 〜ノクターン〜1
「おつかれーッス」
「じゃあ、また明日なの」
「この後さー、ちょっとカラオケにでも寄ってかんと?」
「あ、いいですねー小春のミラクルな歌声を聞かせてあげますよ」
部活動が終わり、部員達がそれぞれ、これからの目的に向う。
私・・・紺野あさ美は、部活の練習に使った小物などを片付けながら、それを見守っていた。
部室を片付けるのは当番制で、今日は私の当番なのだ。
そんな中、先輩の藤本さんが私に声を掛けてきた。
「大丈夫?」
「え?」
私は聞き返したが、その言葉の意味はよく分かっている。
「いや、最近のこんこん、何か疲れてる感じがしてさ・・・」
・・・その通りだ・・・
「あ、ええ・・・確かにちょっと疲れ気味かもしれませんね」
私はそう言って、藤本さんに微笑んで見せた。
だがそれは、おそらく引きつったものだったのであろう。
そして無理な表情は人を不安にさせる。
その証拠に藤本さんは、心配そうにこちらを見ている。
「まあ、ここんところ色々あったからな。しょうがねーか」
そう言って藤本さんが私の肩にそっと手を置いた。
「そうですね・・・」
私はその手に自分の手を重ね、遠くを見つめた。
銀色の永遠 〜ノクターン〜2
「片付け代わろうか?」
私を気遣っているのか、藤本さんがそんなことを言う。
だが、私は首を横に振った。
「いえ、それには及びません。与えられたことは全うしないと」
ご好意は嬉しいけど、そこはキチッとしなければ。
「そっか・・・じゃあ、また明日な」
藤本さんは軽く頷き、私に背を向けて部室の扉に手を掛けた。
「ええ、また明日」
私は藤本さんを見送り、片付けを再開した。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・
銀色の永遠 〜ノクターン〜3
・・・ここ最近の私は確かに疲れている。
肉体的にも精神的にも・・・である。
そして原因・・・はっきりとしたものではなく漠然としたものではあるが、
おそらくアレが原因なのであろう。
いつからだったか・・・いや、はっきりと覚えている。
あの日・・・1週間前の放課後、私は親友の小川麻琴と『カフェ・ドゥ・マゴ』でお茶をしながら談笑していた。
そして話はいつの間にか、杜王町に関する噂話になっていった。
まあ噂なんてものは結局、人づてになる度に大げさに誇張されてしまった作り話が殆どで
特に興味は無かったが、『何故そのような話になったか』については興味があった。
火の無い処に煙は立たず、必ず基になった事象があるはずだから。
後日改めて独自に調査をしよう・・・そう思って私はメモを取りながら、小川麻琴・・・マコトの話に耳を傾けていた。
そんな中、ふいにマコトが話を止めて顔を横に向けた。
それに釣られてマコトの視線を追うと、見知った顔がそこにあった。
同じ学年の『浦えりか』さんだ。私と同じ演劇部の加護亜依さんの紹介で知り合った人だ。
初対面の人と話すのがあまり得意ではない私だが、不思議と彼女とはすぐに打ち解けることが出来た。
マコトと同じように何かウマが合ったんだろう。
そしてここからは、彼女も一緒に話に加わることになり、一つネタを聞かせてくれたのだが・・・
今思えば、それは聞くべきではなかったのかもしれない・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
銀色の永遠 〜ノクターン〜4
内容は、ある人が階段を下りてなんたらかんたら・・・
・・・ごめんなさい・・・正直、あまりよく聞いてはいなかったんです。
所謂、怪談めいた話だったので、
『噂話』とはちょっと趣が違うとかな・・・って。
覚えているのは、『錆付いた階段を降りる』『鳥のフンで滑る足元』
『懐中電灯』『低い手すり』『途中で話掛けられる』『見てはいけないモノ』
そして浦さんは最後にこう付け加えた。
確か、話を聞いた4時間後に空メールが来て、それを4分以内に
4人に回さないと呪われてしまうらしい・・・そして一週間後に同じ目に遭って死んでしまうとか。
その日の深夜、自宅のシャワーを浴びてベッドに潜り込んだとき、
携帯のメール着信音が部屋中に鳴り響いた。
送信者の表示は見知らぬメールアドレス。勿論、マコトや浦さんのものではない。
そして、開いてみると何も書いていなかった・・・空メールだ・・・
内心ちょっとゾッとしたが、マコトか浦さんの悪戯だと思って私はそれを無視した。
この手のモノは、誰かが止めないとキリが無い。
それに、呪われるなんて非現実的すぎる・・・
・・・その日から、私は夢を見るようになった・・・
銀色の永遠 〜ノクターン〜5
なんてことはない、ただ単に暗闇の中で階段をひたすら降りる夢だった。
おそらく、浦さんの話の中の『階段を降りる』というキーワードが引っかかり、
それが夢に出てきてしまっただけなのだろう。
翌朝、私はマコトと浦さんに昨晩のことを訊いたが、二人は知らぬ存ぜぬだった。
ちなみに、二人のところにメールは来なかったらしい。
まあ、どうせ二人のうちのどちらかの悪戯、もしくは偶然が重なっただけだろう。
連続して事が起きると、人は自然とそれを関連付けてしまう傾向がある。
そう思った私は、この件をすべてを忘れることにした。
いや、忘れることなど出来なかった・・・
その日も同じ夢を見たから・・・
次の日も、また次の日も・・・階段を降りている私がいた。
一寸先も見えないような暗闇。錆び付いた鉄製の階段。足元を照らす懐中電灯。低い手すり。滑る足元。
おぼろげであった映像は次第に鮮明になっていき、日を追うごとにリアルに感じ始めていく。
目覚めたときに、一瞬『こちら側が』夢の中なのでは?と勘違いしてしまうほどであった。
そして、目が覚めたときの不快感・・・十分睡眠をとったはずなのに、疲れが取れない。
『悪夢』・・・私の心を侵食し、蝕んでいくそれは、『悪夢』と呼ぶべきなのだろう。
・・・今現在も、この状況は続いている。
連日連夜の悪夢のせいで、私の疲れはピークに達しているのかもしれない。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
銀色の永遠 〜ノクターン〜6
そうこうしている間に、私は部室の片付けを終えていた。
散らかり放題だった小道具は種類ごとに箱に入れられ、机などは後方にまとめてある。
「ふう・・・これでよし」
綺麗になった部室を見渡し、私は一息ついて額を手で拭った。
ガラガラガラッ!
窓を開けると、穏やかな夜風がカーテンを揺らした。
少し冷たいが、軽い労働の後の火照った身体には心地よい。
空を見上げると、綺麗な星々が夜空を彩っている。
冷たい風が私の身体を癒し、美しい星々が心を癒してくれる・・・なんて・・・ちょっとロマンチック過ぎるかな?
「ふふッ・・・」
私は少し気恥ずかしくなり、誰もいない部室の中で笑みを漏らした。
こういう発想の役回りは、重さん(道重さゆみ)や石川さんのほうが似合うな。
「よいしょっ!」
私は窓を閉めて着替えを済ませると、カバンを肩に掛けて部室の扉を開けた。
時刻はもう、7時を回っている。もう他の生徒達は帰ってしまったのだろうか。
廊下は、しん、と静まり返り、各場所に設けられた蛍光灯のみがその存在をアピールしている。
・・・音楽室のほうからピアノの音・・・は聞こえない・・・
ピアノの音色の代わりに、遠くでサイレンのような音がしている・・・どこかで何かあったのかな?
それにしても酷く眠い・・・帰って休まないと・・・でも、また今日もうなされるのだろうか・・・
・・・・・
・・・
・
829 :
六部198:2007/01/06(土) 21:56:46.17 0
ここまでッ!
再び一人称エピだけど実はこれは「ミスキャスト」よりも前にオナったヤツで
本来ならばこれが一人称エピ第一弾だった
830 :
なんみん:2007/01/06(土) 22:05:43.30 O
乙です!
ホント引き込む文章上手いわあ〜痺れるわあ〜憧れるわあ〜
しかも夜想曲ってのも神秘的で良いですね!
831 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/06(土) 22:07:09.25 0
乙!です!
832 :
六部198:2007/01/06(土) 22:41:12.19 0
自分に乙しておくか
833 :
名無し募集中。。。:2007/01/06(土) 23:57:34.96 0
otu
834 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/07(日) 00:24:14.26 0
就寝保
835 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 01:15:58.08 0
保全疾走
836 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 01:51:04.17 0
保全疾走
837 :
915:2007/01/07(日) 01:54:47.38 0
う〜ん、手直ししている部分がうまくまとまらない・・・
寝ながら考えて明日の昼にうpります(^^;;;
838 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 02:21:14.32 0
寝
839 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 03:31:54.55 0
保全疾走
840 :
610:2007/01/07(日) 03:37:54.28 0
銀色の永遠 〜藤本美貴は真心を伝えたい〜E
「本当の姿ッ…!?」
白銀に輝く美貴のスタンド、『ブギートレイン03』!
高橋瞳はその姿を見て明らかに動揺してる。
そう、奴がこの姿を見るのは初めてなのだ!
前に奴と戦った時は、美貴のブギトレは岸辺露伴によってボロボロにされていたから…
「前にお前が見たブギトレは本当の姿じゃあないんだよ!訳あってボロボロにされてた
んだ。他のスタンド使いにな!」
「なんだって…!みっともないデザインのスタンドだと思ったら…そういう事だった
のかッ…!!」
「どうする?今の美貴は絶好調ってヤツよ!それでもかかってくる?」
「うるさいッ!!お前なんかよりボクの方が上だァ―――――――ッ!!!!」
シュバアッ!!!
高橋は再び『evergreen』をけしかけて来るッ!
「遅えッ!!!」
ドッゴオオッ!!!!!
美貴は飛び掛ってくる『evergreen』の下に素早くブギトレを潜り込ませると、
そのガラ空きの腹に拳を突き上げた!!
841 :
963:2007/01/07(日) 03:39:53.81 0
>>前スレさん
乙です!
僕は松浦をなごみキャラで使ってるので
戦闘モードの松浦はどんな感じなのか気になります!
>>364さん
乙です!
亀ちゃんがかなりレベルアップしてますね〜
スタンド能力と共通した『音』の技術ですね!
>>なんみんさん
乙です!
やはりガチンコでやりあった後っていうのは相手の気持ち
を理解できるもんですよね〜
>>六部198さん
乙です!
やっぱりうまいですね〜
まるで自分がその場でその光景を見ているかのような感覚です!
842 :
610:2007/01/07(日) 03:40:30.34 0
「ぐええええええッ!!!!??」
高橋は腹を押さえて地面をのたうち回る。
「逆恨みで襲ってきた事は許してやるよ。もう帰りな!
まだ諦めないってんなら、こっちも降りかかる火の粉は払わせてもらうぜッ!!」
「うぐぐッ…屈辱ッ…!!!藤本美貴…!!
なんでお前がボクを見下ろしているッ…!?諦めるもんかッ…!!
ボクはお前を超えるッ!!ボクが上!!お前が下だァ―――――――ッ!!!!」
ブッシュウウウウウウウウウウッ!!!!!
「『evergreen』<グレイプ・ニール>ッ!!!」
クモが糸を吐き出してくるッ!!!
しかし前に一度見た技ッ!!今のブギトレに見切れない攻撃じゃあないぜッ!!
「ブギートレインッ!!!」
バキイッ!!!
美貴は側に生えていた木から枝を一本折り取ると、それを大きく振りかぶった!
「せぇ〜〜〜〜のッ!!!」
シュバアアアアアアアッ!!!!!!
そしてそれを薙ぎ払うように振るう!
クモが放ってきた糸は全てその枝に絡め取られた!!
843 :
610:2007/01/07(日) 03:42:04.84 0
グイイイイッ!!!!!
さらにその枝を思いっきり引っ張ってやる!
「なにいいいいいいッ!!!???」
ドグシャアアアアアアアッ!!!!!
高橋は『evergreen』と共に宙を舞うと、美貴の頭上を通り越して激しく地面に叩き付け
られた!!
「が…はァ…ッ!!!」
これで決着ッ!!…と思った美貴だったけど甘かった!
高橋瞳!!なんて奴だ…!!まだ立ち上がろうとしてるぞ…!!
アイツの美貴を見る目…!まだ死んでねえ!!
「フゥーッ!フゥーッ!まだだッ…!!ボクはスーパー女子高生なんだッ…!!!」
高橋は物凄い形相で自分のスタンドに飛び乗る。
そしてそのクモスタンドはピョンピョンと小刻みに跳躍を始めた!
「藤本さーん!!もう決めちゃって下さーいッ!!手加減なんかしなくていいですからー
ッ!!」
傍から見ていた上戸が美貴に叫ぶ。こいつ完全に飽きてきてるな…。
844 :
610:2007/01/07(日) 03:44:30.26 0
「そうだな…手加減する余裕があればいいんだけどなッ!!」
高橋瞳…!!コイツの執念は半端じゃあない!!
どうやら美貴も本気で相手をしないとダメみたいだな…!!
「行くぞ藤本美貴ッ!!これで最後だァ―――――――――ッ!!!!」
バシュッ!!!!!!
高橋を乗せた『evergreen』が大きく跳躍したッ!!!
バッ!!バッ!!バッ!!バッ!!
そしてそのまま美貴の周囲の木を次々に飛び移る!
速い!!以前見たときと同じ、かなり俊敏な動きだ!!
待てよ…!!以前と同じ動きということは…まずい!!
確か前もこんな風に飛び回りながら罠をッ…!!!
「今さら気付いてももう遅いッ!!!お前にもう逃げ場は無いーッ!!!」
しまった!!!
いつの間にか美貴を囲うように、周囲の木々に『糸』が張られているッ!!
美貴は『糸の檻』に閉じ込められてしまっていたッ!!!
845 :
610:2007/01/07(日) 03:46:12.87 0
「喰らえッ!!!!!」
ブシュウッ!!ブシュウッ!!ブシュウッ!!ブシュウッ!!!
クモが空中でさらに糸を発射する!!美貴の周りを飛び回りながらの4連射だ!!
4方向から糸の塊が向かってくるッ!!
さっきみたいに枝で絡め取ることは出来ない!!一度に絡め取れるのはせいぜい1つか
2つだ!他のに当たっちまう!!かといって横に逃げる事も出来ないッ!!
「上に逃げるしかねえッ!!!」
バシュウッ!!!
美貴はブギトレの力を借りて大きくジャンプした!!
「…かかったね!!身体の自由が利かない空中に逃れるとはッ!!!」
美貴の背後から高橋の声が聞こえた…!!
なんとか後ろを見ようと首をひねると、かろうじて高橋が視界に入る!!
奴はクモの背に乗って木にへばりついているッ!!!
「終わりだ!!!はあ――ッ!!!!」
ダンッ!!!!!!!
『evergreen』が木を蹴って物凄い勢いで突進してくる!!!
美貴の背後からッ…!!!
846 :
610:2007/01/07(日) 03:48:13.10 0
「勝ったッ!!!!!撃墜ッ!!!!!!」
ドシュウッ!!!!!!!
「え!?」
高橋が素っ頓狂な声を上げる。
大グモの牙は美貴を捕らえる事は出来なかった。
美貴の身体は地球の重力を無視して空中で横滑りしていたのだ!!!
「な…なんだこの動きはッ!!?足場も無い空中でッ!!?」
「『満月の流法』…!!折った枝の時間を戻した!!この枝は木と繋がったていた時間に
戻る!!」
掴んでいる枝に引っ張られ美貴は空中を移動する!!
そして『糸の檻』から出たところで枝を離し着地した!
高橋も勢い余って糸の檻から出たところに着地しようとしている…!
「空中で体勢が崩れたのは…高橋!!お前の方だったなァ…!!」
ドンッ!!!!!!
美貴は地面を蹴って一気に高橋との間合いを詰める!!
まだ空中にいる高橋はまともに防御体制をとる事も出来ない!!
847 :
610:2007/01/07(日) 03:49:15.03 0
「お前の根性には少し感心したぜ…!!じゃあな!ゴールデンゴール決めてッ…!!!」
「しまッ…!!!」
「VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVッ!!!!!!!!」
ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴォ!!!!!!!!!
「がばあああああああああああああああッ!!!!!!!!!!」
メシャアッ!!!!!!
ブギトレのラッシュを浴びた高橋瞳は、吹っ飛んで木に叩きつけられる!!
「梨華ちゃんじゃないけどよォ〜!!何事もポジティブに考えなきゃ駄目だぜ!?
その根性があればきっと立ち直れるさ、お前なら…」
聞こえてるかどうかは分かんないけど…美貴は倒れて動かない高橋瞳に言い放った。
848 :
610:2007/01/07(日) 03:51:49.16 0
とここまで!
ヒサブリにバトルが書けて楽しかった!
皆さん乙です!レスは後ほどしま〜す!
849 :
963:2007/01/07(日) 04:01:36.24 0
>>610さん
乙です!
割り込みして申し訳ないです!
高橋瞳はミキティの能力も知らなかったから勝てるわけはないんだけど・・・
諦めずによく頑張ったと言ってやりたいですね
バトルオナがしたい!!!!!!!
今第三試合の敵を考えてるんですが・・・
誰の能力ならうまくまとまるんだろう・・・
850 :
なんみん:2007/01/07(日) 04:04:49.01 O
乙です!
198さんの時もそうでしたがたまたま保全でスレ開くとオナがあるんすよね…不思議
高橋瞳呆気なくやられちゃいましたがやっば格や戦いの年季の違いってヤツでしょうか?
とはいえこの後の三人のやりとりが気になる所です
851 :
なんみん:2007/01/07(日) 04:23:32.92 O
〉〉963さん
まだ対戦相手決まってないんすか!あと一試合か二試合くらいですよね?
やはり部長のトコは強そうですが対戦あるのでしょうか…?
852 :
963:2007/01/07(日) 05:21:05.65 0
>>なんみんさん
とりあえずあと準決勝と決勝のつもりなんですが・・・
上記の通り誰の能力が使えるのかを必死に考えてます
ドッジボールに使える能力だから・・・部長は使わないかもです
最初は東俣野君+美勇伝チームにしようと思ったのですが
美勇伝チームは入院中でしたw
853 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 08:10:00.15 0
乙保!
854 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 09:07:15.23 0
hozeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeen
855 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 11:18:49.71 0
保全疾走!
856 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 12:35:23.96 O
保全疾走
857 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 13:32:20.29 0
保全疾走
858 :
六部198:2007/01/07(日) 13:42:08.43 0
>>848 乙ッ!
ああ高橋瞳やっぱりダメだったか・・・敵を見誤ったな
てことでいきます
銀色の永遠 〜ノクターン〜7
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・私は懐中電灯を片手に、木造の古い扉に手を掛けた。
扉の上についているプレートを見ると、かすれた文字で『音楽室』と書かれている。
ここは何処かって?
ぶどうヶ丘高校の旧校舎3階、音楽室前だ。
何故こんなところにいるのかって?
今度の公演で使うピアノを探しに来たから。
何故ここのピアノかって?
それは古びたヤツが欲しいから。
ガッ・・・ガタッ・・ガラガガガ・・・ガラッ・・・
古いせいか所々に引っかかりを覚えるが、なんとか扉を開けられた。
部屋の中から漂い出てくる埃とカビの臭いが鼻を突く。
しかし、何故この校舎は取り壊されずに残っているんだろう。
まあ、そのおかげでここの古いピアノを持ち出すことが出来るのだから良しとしよう。
銀色の永遠 〜ノクターン〜8
埃を吸い込まないようにハンカチで口元を押さえながら音楽室に一歩入り、
部屋の中をライトで照らしながらピアノを探した。
「あ・・・あった」
ボロボロで蓋が開きっぱなしになっているグランドピアノが、窓際にポツンと置かれている。
「ずっとこうやって誰かが弾いてくれるのを――」
言いかけて私は言葉を止めた。そんな感傷は私には似合わない。
それと、重大なことに気づいたのだ。
こんな大きなピアノを、どうやって部室まで運ぶのか?
どうやったって私の力じゃあ持ち上げられない!
私のスタンドでも、数百キロもあるピアノを持ち上げるパワーは無い!
ど、どうする・・・ッ??!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
銀色の永遠 〜ノクターン〜9
「じゃあ、始めましょうか」
後ろで誰かの声がした。
びっくりして振り返ると、そこには後輩の久住小春ちゃんがいる。
「ちょっと紺野さん、どいてもらえますか?」
小春ちゃんは私を強引に押しのけ、ピアノの前に立った。
「ビスケッツ、お願い」
小春ちゃんが叫ぶと、7体の小さな人形のようなものが現われた。
そうだった、小春ちゃんのスタンドで分解して運ぶんだった。
なんで忘れていたんだろう。
「この子・・・」
別の声がする・・・重さんだ。そういや、彼女も一緒に来てたんだったな。
『この子』とは、多分ピアノのことを言っているんだろう。
「ずっとこうやって、誰かが弾いてくれるのを待っていたのかな?」
うん。やっぱこういうセリフは重さんが似合うな。
「なんか、かわいそうなの」
そう言って重さんは、ピアノの鍵盤を指で押した。
しかし、中の弦が切れているのか音は出ない。
銀色の永遠 〜ノクターン〜10
「ピアノが待ってるとか、あるワケねーじゃん」
重さんの感傷に水を挿す言葉・・・藤本さんだ。
「つーか早くしよーぜ。もうこんな時間だよ」
藤本さんは自分の腕時計を指差しながら小春ちゃんに見せて文句を言った。
時計の針は午後7時40分を指していた。
「美貴姉、デリカシーが無さすぎっちゃ!」
奥にある木製の机に座っているれいなが言った。
そう、今ここには、私、小春ちゃん、重さん、藤本さん、れいな、がいるのだ。
ビスケッツ達が声一つあげずに黙々とピアノの分解作業をしているのを尻目に、
藤本さん、重さん、れいなの3人は、手伝う様子も見せずに
ペチャクチャとおしゃべりを続けている。
まあ、小春ちゃんのビスケッツがいれば、私達が手伝う余地はないんだけど・・・
だったら何でこんなに大勢でこんな所に来てるんだろ?
そんなことを考えながら私は、ビスケッツと藤本さんたちを交互に見やりながら腕を組んで
分解が終わるのを待った。
銀色の永遠 〜ノクターン〜11
さすがにビスケッツ達の仕事は速く、程なくしてピアノの解体作業は終わり、
私達は音楽室から出た。
「じゃあ、帰りましょうか」
そう言って私が階段に向かおうとしたとき、藤本さんが呼び止めた。
「おいおい、こんこん。どこ行くんだよ?」
「どこへって・・・部室に戻るに決まってるじゃないですか。
いつまでもこんなところにいてもしょうがないですし」
何を言っているんだ、この人は。
「何を言っているんですか?」
小春ちゃんが私の気持ちを代弁してくれた。
しかし、それは藤本さんにではなく、私に言っている。
「そっちの階段は崩れてて使えないっちゃ」
「え?」
れいなの言葉に、私は目を丸くした。
「崩れてる・・・?じゃあ、どうやってここまで上がって来たの?ここは3階だよ」
「そりゃあ階段で上がってきたに決まってるの」
重さんがおかしなことを言う。
「階段は崩れてて使えないって、たった今れいなが言ったばっかりでしょ?」
・・・?意味が解からない。
「いや、だから、こっちの階段から上がってきたんじゃないですか。紺野さん」
そう言って小春ちゃんが指差した先には、『非常口』と書かれてある扉があった。
銀色の永遠 〜ノクターン〜12
非常口の扉を見て私は思い出す。
そうだ・・・おかしなことを言っていたのは私だった。
「・・・あ・・・そういえば、ここから上がってきたんでしたね。忘れてました」
私が頭を下げると、小春ちゃんが「しっかりしてくださいよ」
と言って、クスっと笑った。
「大丈夫?」
藤本さんが、心配そうな表情で私に言った。
「え?」
「いや、最近のこんこん、何か疲れてる感じがしてさ・・・」
ここんところ色々あったし、さっきの発言せいもあってそう見えてしまったのでろう。
「別に、どうってことは無いですよ」
私は力こぶを作って藤本さんに見せた。
そして私は非常口の扉に手を掛けた。
懐中電灯を持っている私が自然と先導するような形になる。
「おつかれーッス」
「じゃあ、また明日なの」
「この後さー、ちょっとカラオケにでも寄ってかんと?」
「あ、いいですねー小春のミラクルな歌声を聞かせてあげますよ」
後ろでみんなの声がする。
「まだ終わってませんよ。部室に帰るまでが遠足です」
私は前を向いたまま、生徒を引率する先生のように言った。
銀色の永遠 〜ノクターン〜13
扉を開けて非常階段の踊り場に出た私は、思わず手で口と鼻を押さえた。
「うッ・・・こ・・・これは・・・!」
酷いニオイだ・・・鼻が捻じ曲がりそうだ。
鳥のフンが、鉄製の錆びた非常階段に目一杯こびり付いているのだ。
私達は本当にこんなところを通ってきたの?
「センセー、早くして下さーい!」
藤本さんが、立ちすくむ私の背中を押す。
「ちょ、ちょっと・・・分かりましたから・・・押さないでください!危ないです!」
周りはすっかり暗くなっており、景色すらも見えない。
この懐中電灯以外に明かりは無いのだ。
藤本さんをなだめながら、私は慎重に階段を降り始めた。
ちなみに並びは私を先頭に、藤本さん、れいな、重さん、小春ちゃん。
と、続いている。
カンカンカン・・・カンカンカン・・・
「おっと!」
時折足元が滑る。鳥のフンのせいだ。
手すりに掴まろうとしたが、すぐにその手を戻した。
低い手すりにも、異臭を放つモノがべったりと付いているからだ。
カンカンカン・・・カンカンカン・・・
ライトのおかげで足元は見えるが、『足元まで』しか見えない。
視界は2メートルもないだろう。
所詮、懐中電灯だ。このか細い光では、闇を完全に照らすことなど出来ない。
カンカンカン・・・カンカンカン・・・
866 :
六部198:2007/01/07(日) 13:49:54.85 0
ここまでッ!
そういえば紺野って藤本の「ゴールデンゴール」とか「VVV」
みたいな決め言葉あったっけ?できれば使いたいんだけど
867 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 14:20:50.78 0
そういや無いなあ
868 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 14:57:38.31 0
乙!
869 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 15:28:54.03 0
直接攻撃を加えるタイプのスタンドじゃないからね
870 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 15:45:15.17 0
871 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 16:34:54.84 0
逆に考えたんだな
872 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 17:05:10.60 0
>>866 あ〜無いかも 紺野の歌パート引用で強引に作ってみるとか?
873 :
915:2007/01/07(日) 17:20:00.52 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンN〜
「ミキティ、ナイスッッッッ!!!そのまま動かないでッ!」
空中で梨華ちゃんは美貴を見るとそう叫んだ。
ガスッ!!
そして、梨華ちゃんは振り落とされそうになりながら戦闘機の機首をかろうじて叩く。
たいしたダメージじゃないけど、機首の方向が変わったから、
戦闘機はこっちに向かって飛んできた。
そう、栞菜ちゃんの家の方向に・・・・・・・・・・・。
梨華ちゃんがしがみついたままの戦闘機は美貴の頭上5メートルの高さで通り過ぎた。
874 :
915:2007/01/07(日) 17:20:34.68 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンO〜
「えいッッッッッッッッッッ!!!!」
それを見計らって、梨華ちゃんは戦闘機を踏み台にして後ろに飛び退くッ!
「ふんッ!この高さで飛び退いて・・・・・・、
あああああああッッッッッッッッッ?????????」
戦闘機から声が聞こえた。
そしてその途端、戦闘機は突然女の姿になるッ!
戦闘機に見えたのは、身にまとうタイプのスタンドだったんだ・・・・。
そして、美貴も、あの戦闘機も・・・・・・・・・・
目が覚めたハギティこと萩原舞ちゃんのスタンドの射程距離に入ったんだッ!
多少、戦闘機から飛び退いた時の反動があったからか、
梨華ちゃんは美貴の頭の上を通り過ぎていった。
でもあのままじゃ地面に激突する・・・・・・。
875 :
915:2007/01/07(日) 17:21:19.59 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンP〜
美貴はおろおろしながらも梨華ちゃんを追って数歩進んだ。
その途端、自分の中でむらむらと闘志が湧き起こるのを実感した。
梨華ちゃんめ・・・・・・・。
本当に愛理ちゃんのスタンドが消えたのはハギティが目覚めたからなのか
確かめるために美貴にミサイルの中を歩かせたな。
そしてもしそうだった場合、美貴にブギトレを出したまま歩かせる事で
ハギティのスタンドの射程距離を正確に計る意味もあったんだ。
つまり、美貴を利用したわけだ・・・・・・・・。
でももう一つ、梨華ちゃんはまだ美貴を利用するつもりなんだ・・・。
さっき梨華ちゃんは美貴に動かないでって言った。
つまり射程距離ぎりぎりのところに立っているように言ったんだ。
ほんの一歩歩けば美貴も闘志とスタンドが復活する場所に。
876 :
915:2007/01/07(日) 17:22:09.46 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンQ〜
つまり・・・・・・・・・・。
「ちくしょおッ!面倒なこと押しつけやがってエエエエエエェェェェェェェッッッッッッ!!」
美貴はぼやきを叫びながら落ちてくる梨華ちゃん向かって走り出した。
身体の何処が痛いとか言ってる暇もないッ!!
「ブギートレイイイイイイィィィィンンンンンンッッッッッッッッッッ!!!!」
美貴はブギートレイン'03を出現させると、両手を前に突き出させた。
そしてそのままスライディングしながら
落下してくる梨華ちゃんをブギトレの両手でキャッチするッ!
ズザザザザザアアアアアアアアアアアアアアッ!!
「さんきゅ〜♪」
「さんきゅ〜じゃねえよ・・・・・・・・、うっ、いてて・・・・」
我に返ってから、体中の激痛に気づく。
877 :
915:2007/01/07(日) 17:22:42.52 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンR〜
どぐしゃああああああああああッッッッッッッッッッッ!!!!!!
大きな音に振り返ると、栞菜ちゃんの家の壁にさっきの女が激突していた。
急に飛行能力が無くなっても勢いがついていたし、
結構なスピードで激突したんだろうなあ。
女は2階の壁に激突すると、
そのままひさしの部分にひっかかってピクピクしている。
生きてはいるけれどあれじゃあリタイアだな・・・・・。
「よくもまあこれだけ人のことを利用して・・・・、ううっ・・・・」
梨華ちゃんを下ろすというより投げ捨てると美貴は立ち上がった。
「だいたい、ハギティが目覚めたんじゃなくて
愛理ちゃんが浜崎にやられたんだったらどうするつもりだったんだよ?」
「そのときはせめて相打ちくらいはね」
「おいおい、今は梨華ちゃんが大将だろ・・・・」
「私かミキティが残っていれば良いのよ。
そんなことより早くみんなを助けに行きましょ!」
「んなこと言ったって、ハギティのスタンドが効いてるんだぜ、
行ったって何も出来ないぜ・・・・・・」
「それはお互い様だから大丈夫よ。それに・・・・、
これだけじゃ済まない気がするのよね・・・・・・・」
「わかったよ・・・。でもたどり着けるかどうかすら疑問だけどね・・・」
878 :
915:2007/01/07(日) 17:23:19.63 0
銀色の永遠 〜キューティークイーンS〜
梨華ちゃんに言われて美貴はまたハギティの領域内に入る。
「梨華ちゃん、やっぱりここで様子見てようよ・・・」
「うん、そうしようかな・・・・、でもねえ・・・・」
案の定、やる気のなくなる二人。「でもねえ」とか言ってるくせに、
さっきまで行こうと言っていた梨華ちゃんが率先して腰を下ろす。
美貴も倣って腰を下ろそうとした。
そのとき・・・・・・・・・
ドゴオオオオオオオオオオォォォォォォォォンンンンンンンッッッッッッッッッッ!!!!!!
家の中から突然フラッシュのようなピンクの光が瞬き、大きな音がしたッ!
879 :
915:2007/01/07(日) 17:23:56.67 0
銀色の永遠 〜キューティークイーン21〜
「梨華ちゃんッ!!」
「い、行こうッ!!」
梨華ちゃんは立ち上がるとあわてて走り出した。
美貴もそれに続く。
なんだ今のは?
っていうか、またハギティのスタンド能力が解除されている????
バーンッ!!!
梨華ちゃんが庭からみんなのいた部屋の窓を大きく開けはなった。
「あれはッ!!」
880 :
915:2007/01/07(日) 17:24:37.57 0
銀色の永遠 〜キューティークイーン22〜
部屋には誰もいなくて、その代わり奥の部屋の障子がはずれて
こっちの部屋に向かって倒れていた。
そして、その障子の上には梨沙子ちゃんが転がっていた。
「梨沙子ちゃんッ????」
梨華ちゃんがあわてて下足のまま部屋に入る。
美貴はさすがに躊躇して靴を脱いでから梨華ちゃんに続いた。
「い、いたた・・・・・・・」
「梨沙子ちゃん、いったい何が・・・・、あぁッ!!!」
意識のあった梨沙子ちゃんを抱き起こした梨華ちゃんと美貴は
彼女が吹き飛ばされてきただろう部屋の方向を見た。
ズダアアアアアアアアンンンンンンンッッッッッッッッッ!!!!!!
と、こっちに向かって誰かが吹っ飛んできた。
「な、なんなのよ、こいつは・・・・・・・」
うめきながら立ち上がったのは・・・・・・・浜崎あゆみッ!!!!!!
881 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 17:34:30.22 0
はいここまで
>>963さん
まだ2回も闘わなきゃいけないのかあ
リクエストとしては原作キャラっす。もし可能ならよろしくw
あ、でもかなり以前に話題になったけど原作キャラと外伝キャラのうち、1年のクラスって
たしかすんごいややこしかったよな・・・・・(^^;;;
>>前スレさん
うお〜
すんごい複雑に絡み合った因縁の糸!!!
じっくり読み直します(ノ∀`)
>>364さん
新オナ乙!
なんか仮面ライダーシリーズの劇場版みたいな雰囲気だなあw
エッグはカリスマブロガーとか数名しか知らないけど期待してます
882 :
915:2007/01/07(日) 17:35:21.55 0
>>なんみんさん
本スレにお帰りなさいw
んで、大作ももうすぐ完結っすね
セックスについてはうまく絡ませられるか微妙っす
オイラの次更新で少し触れるかな?とも思うけどまあ無理に絡める必要も無いし
そちらの更新との様子見です(^^;;;
>>六部198さん
こちらも新オナ乙!
紺ちゃんの決めセリフっすかあ。元々歌パートもあまり無かった人だしなあ・・・
まあ元紺野ヲタの一人として自分も思いついたらまた書いてみます
>>610さん
高橋瞳に噛ませ犬臭が(ノ∀`)
ここからのさらなる波乱に期待です
883 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 17:40:13.66 0
乙
884 :
六部198:2007/01/07(日) 17:51:17.48 0
なるほど・・・だが実は俺は誰がどのパートを歌っているかあまりわからんのだ
つーかそれ以前にハロプロのCDを一つも持っておらず(ラジオで聞くことはあるが)
歌詞も一部しか知らない有様でな・・・
まあちょっくら探してみますわファンスレにでも行けばそれっぽいのがあるのかな?
とりあえずレスサンクスッ!!!!
一応エピは完成してるからいいのが見つかったら(もしくは誰かがくれたら)
そこに当てはめます
>>772で感想を書くときになんみんさんのエピからそのまま「条太郎」を
コピペした俺はしくじったってことか
>>881 乙ッ!
菅谷はソニンにやられたと考えられるけど浜崎も吹っ飛んできたというのは一体・・・?
やっぱり和田とソニンも敵か味方かカウボーイ?
885 :
なんみん:2007/01/07(日) 18:09:29.86 0
>>870さん
…ホントだ
太郎以外は一文字ずつ変換してたからズレちゃったw
でもご指摘dです!次回更新の時に(てか最終回だけど)修正します
>>915さん乙です!
ハギティてwバトルもまた一波乱ありそうですね!
DIOの件も軽く触れるくらいでまるで影響無いと思います
>>198さん
しくじりましたねw
自分もN.O戦書く時のスタンドでのラッシュは困っちゃいましたね…
紺野自身では空手だからセイセイ言わせましたが、あれはあれで疑問でした
良いのが決まったら自分の方も修正させていただきます!
886 :
915:2007/01/07(日) 18:41:42.28 0
オイラは昔ネットで拾ったあやしい単語ファイルを入れているので
キャラやスタンドの名前はほぼデフォで変換出来ます
それどころか「いちばん」で変換したら
「「一番よりもNo.2!」これがホル・ホースの人生哲学モンクあっか!」とか
「かくじつ」で変換したら
「確実!そうコーラを飲んだらゲップが出るいうってくらい確実じゃッ!」とか
なっちゃって普段は不便だけど(ノ∀`)
887 :
915:2007/01/07(日) 18:43:31.32 0
あ、あと「ハギティ」は先日のミニアルバム収録の
「寒いから冬だもん!〜どうもこうもないっすよミキティ〜 (藤本美貴 With 岡井千聖&萩原舞)」
の曲中で実際にミキティが「ハギティ」って言っているんですw
888 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 19:43:49.55 0
ミキティはハゲティなのにね。
889 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 19:45:53.53 0
美貴舞どちらもハゲ
890 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 20:58:10.23 0
保全疾走
891 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 21:46:27.40 0
ほぜーん
892 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 22:31:21.43 0
しっそー
893 :
名無し募集中。。。:2007/01/07(日) 23:01:38.05 0
保全疾走
894 :
名無し募集中。。。:2007/01/08(月) 00:15:31.11 0
保全
895 :
名無し募集中。。。:2007/01/08(月) 01:22:17.69 0
疾走
896 :
名無し募集中。。。:2007/01/08(月) 02:43:38.47 0
保全疾走
897 :
名無し募集中。。。:2007/01/08(月) 04:35:38.67 O
始発色の保全疾走!
898 :
364:2007/01/08(月) 07:37:20.09 O
久住駅通過色の保全疾走!!
899 :
364:2007/01/08(月) 09:14:20.90 O
保全疾走!
900 :
名無し募集中。。。:2007/01/08(月) 10:39:28.33 O
1さん最近来ないな…
901 :
名無し募集中。。。:2007/01/08(月) 10:45:20.95 0
よもや・・・・・よもやとは思うがまたネタに詰まってるとか?
902 :
名無し募集中。。。:2007/01/08(月) 10:49:14.05 0
学生さんだし寄生虫じゃなかった、帰省中とか
903 :
名無し募集中。。。:2007/01/08(月) 11:29:58.23 O
携帯があるやん
まあ出す時は一気にくるからそれを楽しみにするか
904 :
名無し募集中。。。:2007/01/08(月) 13:14:21.03 0
保全疾走
905 :
名無し募集中。。。:2007/01/08(月) 14:18:33.81 0
保全だド!
906 :
名無し募集中。。。:2007/01/08(月) 16:10:10.03 0
保全!
907 :
名無し募集中。。。:2007/01/08(月) 17:07:43.98 0
稲妻十字保全刃!
908 :
名無し募集中。。。:2007/01/08(月) 18:27:21.38 O
ほ
909 :
名無し募集中。。。:2007/01/08(月) 19:36:15.67 0
ze
910 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/08(月) 20:08:29.10 0
銀色の永遠 〜『間奏曲』<メロディーズ>C〜
ドギャッ!ドグァッーーーーーーー!
金属が潰れる音を立てながらあゆみのワゴン車は蛙の様に道路を跳ねながら走る!
「ミ・・・ミュ〜ンッッッ!!!!!!中古だからってこの車が幾らしたと思ってんのよッッ!!!」
あゆみの言葉を無視するが如く松浦亜弥の『GoodbySummerGuy』が容赦無く追突を繰り返す!
ミシャ・・・・・バリバリバリッーーーーーーーーーー!!!
リアガラスが派手な音を立てて粉砕した・・・・。
「チッ・・・・・・聞く耳持たずってか・・・・・板金どころの話じゃねーーー・・・・・・
フレームも逝っちゃってるミュンッーーーーーーーーー!」
「何で・・・・なんで亜弥ちゃんが・・・・・・」
美貴は顔を蒼白させ俯いた。
「何で?コッチが聞きたいミュン!紺ちゃんの話ならこうなるのは随分先になるハズだってのに!」
あゆみは口を曲げながら暴れるステアリングを押さえつける。
「紺コンが?あぁ?どう言う事だァッ!説明しろォォオ!」
美貴はあゆみに食って掛かる!
「この状況でそんな事が・・・・・・!?ッ」
襟首を引っ張られたあゆみの視線が揺らぐ。
美貴との会話に気を取られた一瞬・・・・・。
車体がガードレールに激突し後輪が大きく横滑りをしたッ。
911 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/08(月) 20:09:25.53 0
ゴシャ!
真横を向いたあゆみの真紅のワゴン車に『GoodbySummerGuy』の一撃が叩き込まれた!
その一撃!
ワゴン車は横転しながら悶えた。
「痛たた・・・・・・運転中に・・・・話かけるから・・・・」
強打した頭部を押えながらあゆみは美貴を責める。
「うるせえ・・・・アンタが中途半端な答え方するからだろ・・・・」
責められた美貴は逆切れをする!
ボン!
車内の二人の視界が歪む!
あゆみのワゴン車は潰れる音を鳴らしながら転がった・・・
地面を這うワゴン車を『GoodbySummerGuy』は尚も追い込むッ。
「このままじゃあ車ごとブッ潰される!美貴!外に出るミュンッ!」
「ア・・・・・・アンタに言われなくたって!」
その身を捩りながら二人は鉄の塊と化したワゴン車から這い出た。
912 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/08(月) 20:16:37.33 0
と!久方ぶりですが取り合えずこんな所で!
『相関図』と言われて書いては見たんだが・・・・・・
自分でも訳ワカメな状態にorz
913 :
610:2007/01/08(月) 21:22:23.54 O
携帯から乙!
914 :
名無し募集中。。。:2007/01/08(月) 21:43:18.45 0
915 :
名無し募集中。。。:2007/01/08(月) 22:19:43.75 0
乙
916 :
名無し募集中。。。:2007/01/08(月) 23:15:26.26 0
保
917 :
名無し募集中。。。:2007/01/08(月) 23:44:13.14 0
今回はなんとか1000行きそうっすね
918 :
963:2007/01/08(月) 23:44:41.05 0
前スレさん乙です!
ただいまオナを見返してみたところ根本的ミスを発見いたしましたので
とりあえず出来る限りの修正を試みた後
改訂版を出せるように頑張ってみます
919 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/08(月) 23:51:38.18 0
「美貴ッ!」
あゆみは素早く立ち上がり美貴に手を差し出す!
「おうよッ!」
出された手を素早く掴み立ち上がる。
立ち上がり体勢を整えた二人は黒い車体を睨みつける!
『GoodbySummerGuy』のドアが開き車内から黒衣を纏った松浦亜弥が姿を見せた。
「亜弥ちゃん・・・・・・。」
美貴はその血色の無くなった顔を見ながら名前を呟く。
「・・・giru・・・・」
亜弥は奇妙な呻き声を上げ
黒衣の端から緑色の蔦がシュルシュルと顔を出す・・・・・・
『あの時』の様に・・・・・・・
「岡田唯・・・・・・・ハイロロレインジャかッ!・・・・あの腐れホルスタインッ。」
怒りに染まった美貴はギリギリと拳を握る。
「ミュンミュン!まさか同じクダリが2回も続くとはね?」
あゆみはヤレヤレとばかりに両手を広げた。
920 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/08(月) 23:53:27.19 0
「ぁあ?アンタあのスタンドと戦った事があるのかよ?」
その台詞に美貴は眉を顰めた!
「楽勝、楽勝!オリーブオイルの瓶が地面に落ちる前に決着が・・・・・・」
と・・・・言いかけたあゆみの顔が強張る!
ギゴ・・・・・ガゴゴッ!
『GoodbySummerGuy』の部品がズレ、再構成したかの様に『立ち上がった』・・・・・。
「『GoodbySummerGuy』・・・・・いや、この形態は『Gistens Absolute Muse(G・A・M)』だ・・
コイツの前でもそんなクチだ叩けるのか?柴田あゆみ?」
921 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/08(月) 23:56:18.01 0
と此処まで!マイハ!
>>918 あいよ〜!でも今日はもう寝てしまうので明日にでも!
922 :
名無し募集中。。。:2007/01/09(火) 00:01:56.78 0
岡田のスタンドはハイドなのかハイドロなのか
少なくともハイロロではないはずw
923 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/09(火) 00:35:10.10 0
ハイドですなw
ハイロロはコピペ失敗して焦って書いた産物であります(ケロロ軍曹の声で)
924 :
名無し募集中。。。:2007/01/09(火) 01:21:18.79 0
ほぜ
925 :
六部198:2007/01/09(火) 02:00:47.78 0
>>前スレさん
乙ッ!
冒頭のあれはこういうことだったのか?
>>914 ありがたく参考にさせていただきますッ!
まだ全部見てないからその中から決め台詞に使うかわかんないけど
他の台詞等にも使えそうだ
というわけでいきます
銀色の永遠 〜ノクターン〜14
カンカンカン・・・カンカンカン・・・
暗闇の中、階段を踏みつける靴音だけがその存在を主張するかのように響く。
しかし、なかなか一階まで辿り着けない・・・
まるで、地の底にまで続いているかの・・・
・・・んッ?ちょっと待って・・・
階段を降りている・・・一寸先も見えないような暗闇。
鉄製の階段。足元を照らす懐中電灯。低い手すり。滑る足元。
これは・・・そうだ、1週間前から見ている夢の中の出来事と同じじゃないか!
どうして今まで気づかなかったの?!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
これは夢?それとも・・・偶然夢と同じ状況に陥っているの?
それに・・・さっきのみんなの言葉・・・昨日も聞いた・・・
・・・きのう?昨日・・・なの?本当に?
そういえば、昨日部室の片づけをして昇降口を出てから、私は何をしていた?
今はいつ?そして今、一体どこへ向かってるの?
・・・私の中に、そんな疑念が生じたときだった。
「ボソ・・・ボソボソ・・・」
???・・・低い声・・・誰かが後ろでなにやら呟いている声が聞こえる。
な、なに?
銀色の永遠 〜ノクターン〜15
私は足を止めて、恐る恐る振り向いてライトの光を向けた。
すぐ後ろには藤本さんがいる・・・
そして、さらに後方にいるみんなの方へ光を向けた。
だが、見えない・・・暗すぎて、あまりにも闇が深すぎて見えないのだ・・・
「どうしたの?こんこん」
私に気づいた藤本さんがこちらを見ている。
「あ、いえ・・・なんでもないです」
私は適当に言いつくろって、再び前に向き直って足を進めた。
カンカンカン・・・カンカンカン・・・カンカンカン・・・カンカンカン・・・
カンカンカン・・・カンカンカン・・・
カンカンカン・・・
「ボソボソ・・・ボソ・・・ボソボソ・・・」
・・・まただ・・・というか、この呟き声は誰のもの?
藤本さんではないし、他の子達の声でもない。
しかも、一人ではない。複数の声が聞こえる。
物凄く陰気な・・・感じだ・・・
これは、浦さんの怪談と一緒じゃないか・・・
私は言い得ぬ不安を覚えて、全身から冷や汗が出るのを甘んじて受けていた。
と、そのとき・・・
銀色の永遠 〜ノクターン〜16
「う ハ は ハ ハ ハ は は ハ ハ は ハ は ハ ハ は は は ハ ハ
ハ は ハ ハ は ハ は ハ は は は ハ は ハ ハ は ハ は は ハ
ハ ハ は ハ ハ ハ ハ ハ は ハ ハ ハ ハ は ハ ハ ハ ハ ハ は
ハ ハ ハ ハ は ハ は ハ ハ は ハ は ハ は は ハ は ハ ハ ハ
ハ は ハ は ハ ハ ハ ハ ハ ハ は ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ は ハ
ハ ハ ハ は ハ は ハ ハ ハ は ハ ハ ハ ハ ハ ハ は ハ ハ ハ
は ハ ハ ハ は ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ は ハ は ハ ハ ハ ハ
ハ ハ ハ ハ ハ ほ ハ ハ ハ は ハ ハ ハ ハ ハ ハ は ハ ハ
ハ ハ ハ ハ ハ は ハ ハ は ハ ハ ハ ハ は ハ ハ ハ ハ ハ ハ
ハ ハ は ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ は ハ ハ ハ ハ ハ は ハ ハ
ハ ハ ハ は ハ ハ ハ ハ は ハ ハ ハ ハ は ハ ハ ハ ハ ハ ハ
ハ ハ ハ ハ は ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ は ハ ハ
ハ ハ ハ ハ ハ は ハ ハ ハ は ハ ハ ハ ハ ハ は ハ ハ ハ ハ
ハ ハ は ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ は ハ ハ は ハ ハ ハ ハ ハ
は ハ ハ ハ ハ ハ は ハ ハ は ハ ハ ハ ハ ハ ハ は ハ ハ ハ
ハ ハ は ハ ハ ハ ハ は ハ ハ ハ ハ は ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ
ハ ハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
銀色の永遠 〜ノクターン〜17
近所中に響き渡るような、もの凄い笑い声!
それは、小春ちゃんと重さんのモノだった。
一体なんなのッ?!何がそんなにおかしいのッ?!
「どうしたと?さゆも小春も何がおかしいと?」
れいなが二人に話しかけた。
すると笑い声が止み、またボソボソと呟く声が聞こえた。
「え?ナニ?よく聞こえないっちゃ」
れいながそう言うと、呟き声は聞こえなくなった。
耳打ちでもしているのだろうか・・・
「フフッ・・・ハハハハハハハハハ!!!!!」
れいなの笑い声だ!
そして、さらに小春ちゃんと重さんのも混じる。
恐ろしく無邪気で、楽しそうな笑い声。
だが、聞いてるほうはちっとも楽しくない!
ナニが起きているのか理解できない!
そんな中、藤本さんがイラつきながら3人を一喝した。
「おいッ!うるせーんだよ!!!」
だが、笑い声は止むことはなかった。
「藤本さん、これなの、ハハハハハ・・・これ!コレ!コレナノ!!!」
重さんの声だ。正気を失っているようだった。
「え?なにそれ?」
藤本さんがそのナニか興味を示したようだ。
銀色の永遠 〜ノクターン〜18
ダメだッ!藤本さん!見てはいけない!耳を傾けちゃダメだッ!
なんともいえない不安を感じてそう言うおうとしたが、既に時遅しであった。
「プッ・・・ハアハ!!!ウヒャハハアアハハハハハ!!!」
ああ・・・藤本さんまで・・・!!!
カンカンカンカンカンカンカンカン!!!!!!
気が付くと私は走り出していた!みんなを置いて!
無様だッ・・・!この紺野あさ美が恐怖に駆られて逃げ出しているんだから!!
心を落ち着ける『個数』すら思い浮かばない。
私は今、必死で逃げている!
ズルッ・・・!
我を見失い、慌てて階段を駆け下りたせいで、
私は足を滑らせてしまった。
「きゃああああああああ!!!!」
もしも夢ならば、ここで・・・
銀色の永遠 〜ノクターン〜19
急速に階段からすべり落ちるリアルな感覚。
これは夢ではない!現実<リアル>ッ!
このまま落ちたら怪我どころでは済まない!
ガシィッ!
私は必死に手すりにしがみ付いて、何とか落下を喰い止める事ができた。
ああ・・・身体中に鳥のフンが付いてしまった・・・
私は酷い臭いに顔をしかめながらも立ち上がり、落下中にも手放さなかった
懐中電灯を前に向けた。
目の前には『非常口』と書かれた扉がある。
いつの間にか、1階まで到達していたようだ。
もう、笑い声も聞こえない。辺りは水を打ったような静けさを取り戻していた。
後ろに灯りを向けたが、藤本さん達の姿は見当たらない。
当たり前だ。恐怖に駆られ、みんなを置いてきたのだから。
浦さんが言っていたことは本当だったんだ。
あの話を他の人に伝えなかったから私は呪われ、しかもみんなを巻き添えにしてしまった。
あの呟き声が誰のモノかはわからない。でも、確実にいえることは、
声の主は『見てはいけないもの』・・・藤本さん達は、ソレを見てしまったんだ。
そして私はみんなを置き去りにして逃げてしまった。
頭の中に、無残な姿をした4人のイメージが焼きついた。
「最低だ・・・私は・・・」
私は自分の身体を抱きしめ、非常口の扉を背にしてうずくまった。
激しい自己嫌悪・・・ソレが今の私の中を支配している。
銀色の永遠 〜ノクターン〜20
「ねえ・・・こんこん・・・」
ビクゥッ!!!!
静寂、そして自己嫌悪という名を借りた陶酔を打ち破る声。
声色から判断すると藤本さんのモノで、真横にいるようだ。耳元で話しかけている。
私は少しほっとしたが、妙な違和感を感じて振り向くことを躊躇した。
何故かは解からない・・・でも何かオカシイ・・・
ドッドッドッドッドッドッドッドッドッド・・・・
「ねえ・・・紺野さん・・・」
同じように重さんの声・・・
そして反対側からは、れいなと小春ちゃん。
妙に艶かしく聞こえる。
・・・気配が違うとでも言うのだろうか・・・今、私のそばにいるみんなは、
『私の知っているみんな』ではないような気がする。
私はじっと前を向いたまま固まってしまった。
視線をすぐ横にずらすと、ソレが見えてしまいそうだ。
そして、ソレを見てはいけないような気がする・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
銀色の永遠 〜ノクターン〜21
「ねえ・・・見て」
4人が一斉に囁きかける。
「ホラ・・・こんなに、すごい・・・ねェ・・・」
だが、私は目を閉じてそれを無視しし続けた。
『見てはいけないッ!』と、私の直感がそう言っている。
きっとこれは、さっきみんなが見てしまったモノなんだ。
ガシィッ・・・!!!
「ッ!!!!」
別の『ナニか』に、正面から物凄い力で肩を掴まれた。
でもおかしい・・・私は今、扉にくっつくように向かっている。
そこに何かが入り込める隙間など無い。
なのに、どうして・・・?
だが、そんなことはこれから起こることに比べれば、どうでもいいことだった。
目の前にいるコイツが信じられないことをしだしたからだ!
ググ・・・グググ・・・グッ・・・
・・・私の瞼を・・・『指』で無理やり開かせようとしているのだ!
「コッチをミロおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!」
もはや誰のものとも検討がつかない、まるでコンピュータ合成されたような声。
そして、ソレに被さるかのように私の悲鳴がこだました。
「うわああああああああアアァアアアあああああアアアアァァァああああぁぁあああああ!!!」
934 :
六部198:2007/01/09(火) 02:12:46.94 0
ここまでッ!!
935 :
六部198:2007/01/09(火) 03:15:28.34 0
保全疾走
936 :
名無し募集中。。。:2007/01/09(火) 06:28:01.42 0
おはよう乙保!
937 :
名無し募集中。。。:2007/01/09(火) 07:38:14.11 0
出勤前色の保全疾走!
938 :
名無し募集中。。。:2007/01/09(火) 08:32:31.94 0
乙保
939 :
名無し募集中。。。:2007/01/09(火) 09:49:02.59 0
保全疾走
940 :
名無し募集中。。。:2007/01/09(火) 11:17:57.11 O
保全疾走
941 :
名無し募集中。。。:2007/01/09(火) 12:02:20.92 0
ラスト60か・・・・
942 :
名無し募集中。。。:2007/01/09(火) 13:22:58.29 0
ほぜん疾走
943 :
六部198:2007/01/09(火) 14:31:37.94 0
疾
944 :
名無し募集中。。。:2007/01/09(火) 16:10:19.71 0
送
945 :
名無し募集中。。。:2007/01/09(火) 17:43:41.27 O
葬
946 :
名無し募集中。。。:2007/01/09(火) 18:27:11.84 0
保全疾走
947 :
名無し募集中。。。:2007/01/09(火) 18:46:08.76 0
ツクターン!
948 :
名無し募集中。。。:2007/01/09(火) 19:35:46.66 0
保全
949 :
名無し募集中。。。:2007/01/09(火) 20:17:11.84 0
シッソウ
950 :
名無し募集中。。。:2007/01/09(火) 21:05:46.50 0
951 :
915:2007/01/09(火) 21:08:29.93 0
ポッシボーもいるんですね
って、ポッシボーってロビンしか知らないけど
しかしこうしてみると同じエッグ出身の栞菜や岡πと他メンの違いが残酷だなあ
まあそれが芸能界として当たり前なんだろうけど
952 :
名無し募集中。。。:2007/01/09(火) 21:14:51.70 0
な、なに言ってるんだみんな!?
953 :
915:2007/01/09(火) 21:28:48.25 0
>>952 >>950の画像、ワンダコンのオープニングの様子みたいですね
んで、ハロメンですらカツラかぶっていたりで判別難しいのに
ハロプロエッグまでよく名前がわかるなと
(ちなみにエッグは白文字の子たちです)
最近はエッグにもブログ持ってる子とかいて
ぼちぼち顔と名前を売り始めているけれど、
オイラですらそれでも顔と名前が一致するのはごく数人ですよ(^^;;;
んで、そのエッグの中に岡井明日菜って子がいるんだけど、
この子って実は℃-uteの岡井千聖の妹なんですね
その二人がすぐ近くに立っているのが絶妙だなと
>>950さんは言ってるわけです
あとオイラのつぶやきを解説すると、エッグから生まれたポッシボーってユニットがいて、
秋葉原なんかを中心にインディーズで活動しているんです
そのポッシボーって去年つんくが立ち上げた事務所所属であって
正式にはUFAではないんですよね
そこら辺、ハロプロとしての位置づけがよくわかんないんでいるんだなあって思ったんです
でも何故ポッシボーがいるのがわかったかと言うと、
メンバーの岡田ロビン翔子って子が名前が珍しくて覚えていただけなんですけどね
ちなみにこの子は364さんの現オナに出てきた岡田翔子の事ですね
本名はストゥーカス・ロビン・翔子ってハーフなんですけど
で、さらに言うと美勇伝の岡田唯や℃-uteの有原栞菜はエッグ出身なわけで、
同じオーディションからスタートしたメンバーなのに
バックダンサーと歌っているのと、立場が大きく変わっているのが
芸能界って残酷な世界だなぁとしみじみ思ったわけです
ってところで意味通じたでしょうか?w
954 :
364:2007/01/09(火) 21:33:13.78 0
コレティの名前の漢字が間違ってるな、とどうでもいいところを突っ込んでみる。
ロビンと花音は舞台見たから何となく見覚えあるけど他のメンバーは分からないなぁ…
安倍姉妹ヲタとしては関西オーデのアベアサミとか気になるんだけど
955 :
364:2007/01/09(火) 21:38:33.10 0
っと、915さん解説乙です。
現オナの岡田翔子も915さんのストゥーカス・ロビン・翔子で合ってます。
何となく
>>950は口調的に前スレさんかな、と思ってたんだけど(w
956 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/09(火) 22:31:51.15 0
ぐぁ・・・・・バレたw
>>6部198さん乙!です!相変わらずガクブルな展開ッ!
俺も一昨日オゾましい夢みたけどオゾましかった事しか覚えてないやw
>>915さん解説乙!詳しいですね〜いやマジで!
エッグも面子が揃ってんだからもう少し全体としての動きがないものかと思う
次第です!
>>364さん!君の推理どおり
>>950は私だよ!明智君!と冗談はさて置きw
口調とかで解っちゃうんだなとまぁビックリしたわけです!
957 :
名無し募集中。。。:2007/01/09(火) 23:31:13.26 0
ほ
958 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/09(火) 23:43:26.10 0
ズシ・・・・・
ズシ・・・・・・
ズシッ!
巨大な影が美貴たち二人を覆う・・・・。
「これが・・・・・・亜弥ちゃんの・・・・スタンド?」
そのスケールに美貴は息を呑むッ・・・・
トラック型のスタンドの質量そのままの巨大な人型・・・・・・・。
大きさは4〜5mはあろう体躯が美貴を見下ろす。
見下ろされた美貴はその巨躯を見上げ戦慄を覚えた・・・・・・
「呑まれてんじゃない!しっかりしろ!藤本美貴ッ!」
硬直した美貴にあゆみは激を飛ばす!
「だが・・・・やヴぁい事にはなんら変わりは無い・・・・・・速攻で行くッ!」
素早くPDAを取り出し認証コードを打ち込む。
『S K Y S C R・・・・・
PDAを弾くその指が止まる・・・・・。
「く・・・あ・・?何だ・・・・・そりゃ・・・・」
959 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/09(火) 23:44:00.04 0
『G・A・M』の足元にいた亜弥の身体がズブズブと自らのスタンドに吸い込まれる・・・・
「ふふ・・・・あなたもそうなんでしょ?だったらそんなに驚く事は無いじゃない?」
目を見開いて驚くあゆみを松浦亜弥はせせら笑う。
「何が起きてる?亜弥ちゃんはどうなってる説明しろ!」
目の前の出来事を理解出来ない美貴はあゆみの身体を激しく揺すって問う!
「あの子の身体がスタンドに吸収されてる・・・否、あの子はスタンドを『身に纏っている』!」
美貴の方を向かずあゆみは呟くように答えた・・・。
「だからソレが!」
煮え切らない答えに美貴はなおも問い質す!
「昨日、ハイドレインジャを・・・攻略出来たのは本体が剥き出しだったからミュン・・・・」
PDAを強く握り締めながらあゆみは言葉を紡ぐ。
「はぁ?!」
その言葉に美貴は眉を顰める。
「だから・・・スタンドで覆われているあの子から『コード2』を取り出すのは・・・・無理ミュン・・・。」
960 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/09(火) 23:49:19.98 0
と!ここまで!
961 :
963:2007/01/10(水) 00:08:02.14 0
六部さん、前スレさん乙です!
前スレさん!修正なのですが思ったよりも修正が少なく済んだのですが
改訂部分はどっちで出した方が修正しやすいですかね?
962 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2007/01/10(水) 00:26:24.31 0
どちらでも大丈夫ですよ〜。
落ちるのを危惧するならばアチラでも構いませんし・・・
といいつつ就寝保!
963 :
なんみん:2007/01/10(水) 00:30:52.13 0
みなさん乙です!
>>前スレさん
変形ロボかーーッ!?ホント何でもアリだなーw
自分も大昔ですが進化して『ワイルドあややバージョン』になるとかアホな事を考えた事があります
あと松浦のスタンド名は『e』が抜けてますね〜
>>198さん
怖い!やっぱ冬でも怪談話は怖いですね…自分まで夢と現の境が分からなくなります
それにしてもここ最近の更新の勢いはスゴいですね!爪伸びまくりですね!
>>950 これ全部ハロの人達なんですか!?いっぱいいるなー
半分くらいは知らない人だけど、気になったのは「2期ポニー」って名前ですか!?
964 :
963:2007/01/10(水) 00:37:14.22 0
量が量なので一応こっちで出すことにします
そいではちょっこす・・・ゴソゴソ
965 :
963:2007/01/10(水) 00:38:31.29 0
「まかせけって!あたしを誰だと思ってんだよ!」
美貴の言葉を聞いた二人はボールを投げ放った!!
ズギャォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!
投げ放たれたボールは二人のパワーと真希ちゃんの風のスピードに加え
ジャイロ回転をしながら亀垣チームの残りの一人に向かって飛んでいく!
「逃げるのデスか!?ワタシを倒さずに?アナタ達はそんな勝負に勝って
何を得られるというのデスか!」
スーさんは一人しかいない自チームの味方を狙ったものと思い、
美貴達に向かって大声で叫んだ。
「んなわけねぇだろーが・・・・お望み通り仕留めてやるぜ!!!!」
ボールは残りの一人をスルーして美貴の方へ飛んでくる。
「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
美貴はボールを思いっきり殴り返した!
ドギュゥーーン!!
966 :
963:2007/01/10(水) 00:40:07.63 0
美貴が殴ったボールはさらに速度を増していく!!
「フフフ・・・そうデス!強者であるならばそう来なくては!!」
「甘いな・・・決め台詞いくぜ!」
「SHALL!」
「WE!」
「ラァァァァァァァァァァァァァァヴゥゥゥゥゥゥ!」
ズギャァァァァァ!!!!!!!
通り過ぎる際に真希ちゃんと亜弥ちゃんのダブルアタックが追加され
最高に加速し、ものすごいスピンのかかったボールがスーさんに向かっていく!!
「ワタシは・・・絶対に!負けなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!」
ガシィィィッ!!!!
967 :
963:2007/01/10(水) 00:45:46.50 0
「いけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
「フ・・・フフッ・・・・フハハハハハハハハハハ!!!」
「な、なにがおかしい!」
「フフ・・・ワタシの・・・負けのようデス・・・」
バチィィィッ!!
ボールはスーさんの手をはじき、美貴チームのコートへ転がる・・・
「と、いうことは・・・やったぁぁぁぁぁ!!」
「倒したぁぁぁ!!」
最後の一人であった超強敵スーさんを倒したことで美貴達は事実上の勝利を得た!!
ババァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!
その後、最後の一人は諦めずに粘ったが美貴がトドメをさしてやった。
「試合終了〜!!」
審判が激闘に終わりを告げた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
968 :
963:2007/01/10(水) 00:48:49.35 0
というわけで改訂版です。
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですorz
修正場所は699〜700までの2つと702の計3レス分です
よろしくお願いします。
969 :
六部198:2007/01/10(水) 01:14:53.84 0
前スレさん乙ッ!そして968さん修正乙ッ!
何かくにお君のドッヂボールがやりたくなってきた
ってことでいかせてもらいます
銀色の永遠 〜ノクターン〜22
「やめろおおおおおお!!!!『ニューオーダー』!!!」
瞼を無理やり開こうとするその手を振り払い、私は自らのスタンドの名を呼んだ。
バシュウゥゥッッ!!
黒地にピンクのラインが入った、アディダスのジャージを彷彿とさせる
人型のスタンドが私の前に姿を現わすッ!!!
私は眼を閉じたまま、ニューオーダーで目の前にいるナニかを思いっきりぶん殴った!
ドガアアァアッ!!ガシャアアアン!!!
確かな衝撃、そして扉をぶち破る音。
そしてこの感覚・・・まさか?!
『殴れた』ということで、少し恐怖心が薄れた私は眼を開けてソレを見下ろした。
辛うじて人を形どったドロドロの塊・・・その身体に藤本さん達の顔がへばり付いている・・・
「フフエッフフエヘハッハエフヘウアヘ!!やりやがったなあああ!!!
てめーの薄汚い『スタンド』で殴りやがったあああああああ!!!!!!」
・・・ッ!!『これ』が見えているッ!ということは・・・コイツはスタンドッ!!
私はスタンド攻撃を受けていたのかッ!!
そう思った瞬間、私の中にあった恐怖は完全に消えうせた。戦う意思が生まれたからだ!
そもそも、この紺野あさ美に『恐怖』や『パニック』などという言葉は無いのだッ!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!
銀色の永遠 〜ノクターン〜23
我を取り戻した私は毅然とスタンドを構えた。
早く藤本さん達を助けないと!
おそらく、先程の件で攻撃を受けて取り込まれてしまったのだろう。
「おおお・・・おとなしくうぅぅ・・・していればあああぁぁぁ
クルしまずにっぃぃぃぃラクになれええぇぇぇぇたものをおおぉぉぉぉ!!!」
敵スタンドは、顔を覆いながら訳のわからない事を言っている。
だが、そんなことは関係ない。私は敵スタンドを指差してこう言った。
「みんなを解放しなさい」
「みんな・・・?何のことだ?」
・・・しらばっくれているのか?
「もう一度言います。
今すぐに解放しなさい!さもなくば、痛い目に遭ってもらいますよ!」
私は一歩前に出て、さらに強い口調で迫った。
しかし、コイツは薄ら笑いを浮かべながら立ち上がった。
「おいおい・・・ここまできて、まだ気づいてないのか?『みんな』なんて初めからいねーよ!」
「・・・?何を言って――」
「だーかーらー!全部オマエが作り出したイメージだって言ってんの!」
「え?」
イメージ?私が作り出した?
ゥゥゥゥゥウウウウゥウウウウウウゥウウゥゥウゥゥゥ・・・
ドロドロのスタンドの言葉に戸惑っていると、
遠くからサイレンのような音が近づいてきた・・・何か・・・嫌な感じだ・・・
銀色の永遠 〜ノクターン〜24
サイレンの音に不安を感じて辺りを見回す私をよそに、敵スタンドはさらに言葉を続ける。
「さっきから起こってることも、全部お前が作り出した『イメージ』なんだよ。
お前の頭に残った『キーワード』や『出来事』が、こうして出てきてしまったワケだ」
「・・・なんでそんなことを教えてくれるの?」
私は敵スタンドに向き直って尋ねた。
完全に信用しているわけではないが、タネを明かしては元も子もない。
コイツの真意が測りかねる。
「それは、親切心ってやつだぜ。一応、俺自身は中立だからな。」
『親切心』・・・『中立』・・・その言葉に私は思わず吹き出した。
「人を襲っておいて、よく言えたものね」
「いやいや、親切だよ・・・まあ、ストーリー上お前を襲ったが、
それでも大して苦しまずに逝かせてやろうとしたんだから。
本来ならストーリー通り、俺を見たときに恐怖によるショックで死ぬようになってのに・・・」
敵スタンドはそう言って、少しおどけたような仕草をした。
が、すぐにそれを止めてこう言った。
「だが、もう駄目だ。お前が悪いんだ・・・来るぞ、アイツが・・・
俺に危害を加えたものを罰する・・・」
ゥゥゥゥゥウウウウゥウウウウウウゥウウゥゥウゥゥゥ・・・
まただ・・・サイレンの音・・・
「来るぞおぉぉぉぉ!!!アイツがああぁぁぁ!!!
『赤い三角頭』があぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
赤い三角頭・・・?一体なんなの?
銀色の永遠 〜ノクターン〜25
ゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウ!!!!!!!!!
サイレンがどんどん近づいてきて、その音がさらに大きくなっていく。
それと連動するかのように、敵スタンドが大声で笑い出した。
「ヒャフフヘラヘラフレヘラアアヘッヘヘ!!!アイツは『オマエを殺すまで決して倒れることはない!』
アイツの『大鉈』で苦しンでシヌんだアアァァァァアはハハはは!!!!」
私はその騒音に耐えかねて耳を塞いだ。
だが、それでもサイレンの音は遮断できない。
まるで、頭の中から直接響いているかのようだ。
「くッ・・・」
私は思わず膝をついた。
ウウウウウウゥゥゥゥゥゥ・・・・・・・
少しずつサイレンの音が遠くなっていく・・・
いや、違う・・・私の『意識』が遠くなっているんだ・・・
一体何なの?解からないことが多すぎる・・・
誰が・・・何のために・・・?
・・・うーん・・・イモ・・・かぼちゃ・・・ムニャムニャ・・・
・・・・・
・・
・
銀色の永遠 〜ノクターン〜26
・
・・・
・・・・・
「うーん・・・ハッ!!」
気が付くと、私は板張りの床にうつ伏せに倒れていた。
起き上がって辺りを見回してみると、壊れかけた壁や、ガラスが割れて枠だけになった窓が目に入る。
目が覚めたの・・・?でも・・・
「ここは・・・旧・・・校舎・・・」
私はふと、『今はどちら側なのだろう』と不安になり、腕時計に目をやった。
時刻は午後7時50分と少し。日付は・・・5月○日。
そう、私が部室の片付けをしていた日・・・
つまり、片付けを終えて校舎を出てから、あまり時間は経っていないようだ。
・・・全部夢だった・・・?何もかも・・・?
手に付いたはずの鳥のフンは無い。藤本さん達の姿も見当たらない。
懐中電灯も持っていない。そして、ドロドロの敵スタンドもいない。
すぐ側には、『非常口』と書かれている壊れた扉が転がっている。
これは・・・さっき私が敵スタンドを殴った反動で壊れてしまったからなの?
それとも最初から?
壊れた扉を踏み越えて非常口に向かうと、鉄製の階段が姿を現す。
少し錆付いてはいるものの、随分ときれいだ。
しかもすぐ側には街灯があり、意外と明るくて視界が利く。
勿論、鳥のフンなどどこにも見当たらない。
銀色の永遠 〜ノクターン〜27
全てが夢だったと考えると、オカシイところがある。
あのあと眠ってしまったのなら、目覚めた時に校舎の前にいるはずだ。
それとも、夢遊病患者のようにふらふらと歩き回っていたのだろうか・・・
いや、そう考えるべきか・・・
ここ数日の出来事に疲れ、そうなってしまったのだろう。
病院で診てもらったほうがいいかな・・・
まあどっちにしろ、今私がやるべきことは家に帰ることだ。
私は足元に落ちていた自分のカバンを拾い上げ、出口に向かった。。
ギシ・・・ギシ・・・ギシ・・・
足を一歩進めるごとに、床板が軋む音がする。
今にも抜け落ちそうだし、響きもあまり心地の良い感じではない。
ギシ・・・ギシ・・・ギシ・・・
途中、2階に上がる階段が目に入ったが、当然のように崩れてなどいない。
「やっぱりね・・・」
私は独り言を呟き、口の端を少しだけ上げた。
銀色の永遠 〜ノクターン〜28
『スタンド使いはお互いに引かれ合う』・・・か・・・
どうやら、夢の中にまで連れ込んでしまったようだ。
しかし、夢にまでスタンドが出てくるなんて、私もどうかしてる。
演劇部生活が長くなったからかもしれない。
そう思うと、笑いがこみ上げてきた。
どっぷりと演劇部に浸かっている自分に、呆れてしまう。
そういえば、夢の中のスタンド言っていた『赤い三角頭』・・・
自分の夢に出てきたってことは、おそらくそれに関する何かを
私は知っているのかもしれない。
どこかでそんなモノが登場する映画や本を見たのかな?
ちょっと気になるな・・・明日ちょっと調べてみよう。
しかし、浦さんの話がここまで尾を引くことになるなんて・・・
あの子からしたら、『してやったり』といった感じなのかな。
今日のことを彼女に話したら、きっと大笑いするだろうな。
ギシ・・・ギシ・・・ギシ・・・
もうすぐ旧校舎の昇降口に出る。
10メートルほど先の角を曲がれば、すぐそこだ。
私は少しだけ歩く速度を上げ、そこへ向かった。
ゥゥゥゥウウウウウウウウゥゥゥウウ・・・
ん?・・・床板を踏む音に混じってサイレンの音が聞こえてくる。
なんだろう・・・あの先から、何か物凄く嫌な感じがする・・・
銀色の永遠 〜ノクターン〜29
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
「・・・どうして・・・?」
それが、昇降口に出た私の第一声だった。
『いるわけが無いモノ』それが私の前に立ちはだかっているからだ。
胴体まで覆い隠す、金属製と思しき大きな赤い三角の兜らしきモノを被った異形の者。
『赤い三角頭』・・・それが私の中に浮かんだ言葉だった。
身長は普通の成人男性ほどだが、右手にはその身長程もある大きな鉈を所持しており、
そのせいもあって実寸よりも大きく見える。
そしてなにより、圧倒的な『死』の臭い・・・
「どうしてッ・・・!!!」
私はもう一度、今度は叫ぶように言った。
しかし、その答えなど返ってくる由もなく、赤い三角頭は無言で私を威圧している。
『くるぞ、アイツが・・・俺に危害を加えたものを罰するアイツが・・・』
ドロドロのスタンドが言っていた言葉が、頭の中でリフレインされた。
夢じゃなかったの?!
どこまでがッ?!
いや、全てが?!
それとも、これは夢の続きッ?!
一体、何がどうなっているのッ?!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド・・・・!!!!!!
978 :
六部198:2007/01/10(水) 01:33:58.70 0
ここまでッ!
979 :
六部198:2007/01/10(水) 02:13:58.12 0
寝
980 :
名無し募集中。。。:
乙!