【小説】リア消だったら誰に告ってた 第56章【キッズ】
720 :
名無し募集中。。。:2006/08/31(木) 17:08:31.05 0
ho
ほ
722 :
455:2006/08/31(木) 18:35:42.14 0
>>686 今日は雲一つない真っ青な空が広がっている。
まだまだ夏が続いてるかのように太陽が輝いている。
そのまぶしい太陽をさえぎるものが何もない校庭の真ん中に俺は連れてこられた。
「で、用件はなんだい?」
あくまで警戒をしつつもそれを悟られないように普通を装って尋ねる。
こいつらが俺がこんな姿になったことと関係あるのかもしれない以上油断はできない。
「うん、さっき私たち班全員でちょっと話し合ったんだけどね」
と、5人の中でもとびきり小さい清水さんが代表して答えはじめる。
「なかなか結論が出ないんで、ここは当事者の三原君に決めてもらおうと思って」
なんだ?なにを決めるんだ?話がさっぱり見えてこない。
723 :
455:2006/08/31(木) 18:36:20.74 0
「決めるって何を?」
「三原君さ、フットサルって興味ない?」
「フットサル?」
フットサルってあのミニサッカーみたいなやつのことだよな。
それがなんだってんだ?
「うん。実は学校でフットサルがはやってて、私たちも班5人でフットサルのチーム作ろうとしてたんだ」
「ふぅん」
「で、二学期開始と同時に活動開始のつもりだったんだけど・・・」
なにやら気まずそうに話をする清水さん。
「あんたが転校してきてうちの班に来ちゃったから
あんたをチームに入れるかどうかでもめてるわけ」
と、話に割って入ってきたのは肌の白いちょっと気の強そうな女の子だ。
ちょっと可愛いかも・・・っておいおい、小学生相手に何考えてるんだ俺。
「私は人が多ければもっと楽しいと思うから三原君には入って欲しいと思ってるんだけど・・・」
今度は残りの一人の女の子がニコニコとしゃべりだした。
健康そうに日焼けした肌とすらりと長い手足が印象的だ。
724 :
455:2006/08/31(木) 18:36:55.24 0
「俺は反対だ。フットサルは5人いれば充分にできる。
おばあちゃんが言っていた。余計な具材を加えると料理そのものが壊れると」
それまで黙っていた男の子が口を開く。
こいつはなんか偉そうな感じだ。第一印象非常に悪し。
「おい天道、そういう言い方はないだろ。
三原君がうちの班になったのも何かの縁かもしれないんだ。
みんなで仲良くやろうぜ」
最後に残った男の子がすかさずフォローする。
こっちはなかなか熱い性格の持ち主のようで。
でもどことなく頼りない感じだ。
「でも私も正直この5人でやろうってつもりだったのに、
急に転校してきて同じ班になったからって一緒に
やるのはちょっとやだなぁ・・・」
白い方の女の子がポツリともらす。
「と、まぁこんな感じで意見が合わないの。
三原君はどう?フットサルやって見たいと思わない?」
まわりの好き勝手な意見に、もううんざりといった表情で清水さんが尋ねてくる。
725 :
455:2006/08/31(木) 18:37:49.65 0
なんだこいつら別に俺が小さくなったこととは関係ないのか。
ただ単に仲良くやろうとしてたところにお邪魔虫がきてどうしたもんかと
もめてただけってことか。
「俺は、別にいいよ。同じ班だからって気にしないでやんなよ」
子供相手に一緒に遊ぶなんてやってらんないというのが正直なところだ。
それよりも、早く俺が小さくなった原因を探らないと・・・
「えー、そんなこといわないで三原君もやろうよ〜」
黒い方の子がひき止めようとする。
いやいや俺も忙しいんだって。
「いいじゃん、本人はいいっていってんだし五人でやろ!」
白い方の子は俺の答えに満足したようだ。
「えー、みんなでやった方が楽しいって〜ね〜三原君やろうって〜」
黒い方の子が食い下がる。
いやいやお気遣いは不要ですから。というかほっといてくれ。
726 :
455:2006/08/31(木) 18:38:46.38 0
「ほっておけって、どうせ運動音痴かもしれないだろ。
さそって恥をかかせたらかわいそうだ」
天道とよばれてた偉そうにしてる奴がいいはなった台詞
にカチンときた。
「は?だれが運動音痴だって?」
「ちがうのか?そうじゃなくても、俺に比べればたいしたことはないだろ」
いちいち言うことがかんに障る奴だ。
「ふざけんな、俺の運動神経なめんなよ。
お前がどんだけすごいかしらねーが、フットサルぐれー簡単にやってみせてやるよ!」
小学生相手にマジに切れてどうするんだよ俺・・・
「おいおい二人ともおちつけって」
「そうだよ、喧嘩はよくないってー」
なだめようとするさっきの熱血君と清水さん。
「面白い。じゃあこの俺と勝負してみるか?」
「あーやってやろうじゃねーか」
ここまできたら引き下がれねー。
というわけでなぜか転校初日からフットサルの勝負をやるはめになったのであった・・・
727 :
455:2006/08/31(木) 18:39:56.61 0
今日はここまでっす。
面子は名前でてないけどもう全員バレバレですね。
またぼちぼち書かせていただきます
728 :
名無し募集中。。。:2006/08/31(木) 18:45:29.39 0
乙です!
作者さんは仮面ライダーが好きみたいですねw
今日も帰ったらキテタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ ! !
最近帰ってからこのスレを見るのが楽しみです
作者さん乙ありです
乙
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::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
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マイハマン巡回中!
ミ (´Д`)つ
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ほ
735 :
【中吉】 :2006/09/01(金) 00:19:12.93 0
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投下待ち
737 :
【豚】 :2006/09/01(金) 01:28:31.27 0
カマーン
932氏待ち
寝る前保全
740 :
【凶】 :2006/09/01(金) 03:14:26.66 0
おやすみ
741 :
名無し募集中。。。:2006/09/01(金) 03:33:21.98 O
青春=B工
hozen
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おはほ
ほ
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748 :
名無し募集中。。。:2006/09/01(金) 13:06:23.32 0
ちょ
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投下待ち保全
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ここまでー
まとめ乙です
ほ
ぜ
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土日に向けて投下待ちのほ
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763 :
932:2006/09/02(土) 01:44:06.05 0
>>666 一方、じいの運転する車で石村家の別荘へ到着した2人は、リビングで紅茶を飲んでいた。
リビングとはいっても、ちょっとしたホテルのロビーほどもある広さがあり、全面ガラス
張りで採光性は抜群、そして天井には細かい装飾が施してあるシャンデリアが吊られている。
そのほぼ中央に鎮座しているムダに馬鹿でかいソファに2人は座っている。
「ふえー、相変わらずでっかいねー。まいはっちの別荘は」
「1年で何日も使わないし、別荘なんてもったいないから、舞波的にはいらないんだけどね」
「えー、楽しいじゃーん。売ったらダメだよー」
「桃ちゃんここお気に入りだよね」
「海近いしー、広いしー、食事はおいしーしー」
「早田君もいるし?」
「もー」
そう言って石村を叩くマネをする。
764 :
932:2006/09/02(土) 01:46:33.23 0
「桃ちゃん、ちょっと聞きたいんだけど」
「なに?」
「なんで早田君なの?」
「うわ、思い切りストレートだね。うーん、カッコいいから、じゃダメ?」
「えー、カッコいいかなぁ?いっちゃ悪いけど、彼イケメンて感じじゃないよ」
「そうかなあ。例えまいはっち的にそうだとしても、総合的に見てカッコいいってことだよ」
うんうんと自分で頷きながら、嗣永は紅茶を手に取る。
「円谷君の方が絶対イケメンだし、性格だって…ちょっとストーカーっぽい感じあるけど
結構悪くないと思うけどなあ」
「そこがダメなの。っていうか、円谷君の事はやっと終わったんだから蒸し返さなくていいの。
でも、彼のお陰で早田君とキスしちゃったし……キャ♪」
クッションに顔を埋めて照れる嗣永に、珍しく激しいリアクションを見せる石村。
「え?キス?何それ、舞波聞いてないよ!!」
「だぁって、言ってないもぉん♪」
「ちょっと、私と桃ちゃんの間で隠し事はナシ!!」
ずいずいと身を乗り出す石村。
765 :
932:2006/09/02(土) 01:48:21.52 0
「……ってワケ。黙っててゴメンね」
「うーん、そういう事だったのかぁ。桃ちゃんが彼にこだわってた訳、やっと納得」
「そそ。桃にとっては早田君こそが運命の人なんだから。まあ舞波っち的にはあまりお気に
召してないみたいだけど、ああ見えて、カレ、ライバル多いんだから」
「意外な事にね」
「意外って言わないの」
「はいはい。舞波が見るところ、今日、彼と一緒に下の旅館に来ている4人のうち、愛ちゃんと
友理奈ちゃんはたぶん確定よね。あとの2人はよくわかんないけど、よりによって3組の
2トップもとは、桃ちゃんも結構厳しい戦いになりそうだねぇ」
「それ以外にもいるけどね」
「もしかして、1組の…?」
「うん」
「あー、ちょっと強敵かも」
「なんでみんなカレなのよー、まったく!」
そう言って、ばふばふとクッションを叩く嗣永。
石村はため息をついてみせる。
カップに残った紅茶を一気に飲み干し、再び口を開く。
「でもやっぱり、愛ちゃんと友理奈ちゃんが有利なのかなぁ」
「ははは、桃はクラスも違うし、ハンデありすぎだよね……はぁ」
「え?ちょっと桃ちゃん落ち込まないで!応援するから!」
「ダイジョーブ!負けないよ!」
すぐに笑顔でファイティングポーズをとってみせる嗣永。
「それにしても、桃ちゃん以外の子は彼のドコに惹かれたんだろ?」
石村が小さくつぶやく。
766 :
932:2006/09/02(土) 01:52:53.22 0
更新間隔が開いてしまってすみません。ようやく家に帰ってまいりました。
ブラリと東北を旅してきましたが、結局泊まりはほとんど更新してたネットカフェで
済ませてしまい、ホテル等には一度も行きませんでした。
また続きができたら書かせていただきます。
お帰り
768 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 01:57:29.95 O
ほ
乙です
1組の女の子って誰なんだー!?
主人公がモテまくりで嬉しいような悔しいような…