【小説】リア消だったら誰に告ってた 第56章【キッズ】
2 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 12:36:00.22 0
ニャンギラスってハロプロでいうと何と被るんだ?
おニャン子はモー娘。だとして
新スレ乙おめ&古参作者さんも強制カムバック
作者さん待ち保
7 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 14:55:34.42 O
ほ
ぜ
ん
10 :
932:2006/08/17(木) 16:58:38.55 0
前スレ
>>983の続き
昼休みを井出、嵐のいつものメンバーといつものように過ごした俺は、席に戻ると5時間目の
用意をするために机の中から教科書を出そうとすると、ヘンな感触が手に伝わった。
「ん?」
取り出してみると、綺麗に折りたたまれた紙だ。周りに気づかれないようにこっそり開けて
みると、放課後に校庭の隅にある三本杉に来て欲しいという内容が綺麗な字で書かれていた。
差出人の名前はなく、変わりにナゾの生き物らしきマークがかかれていた。ちょっと考えたが
それがなんの生き物だかさっぱりわからず、宇宙人でも描いたんだろうと俺はテキトーに結論
づけた。
その日の放課後、熊井FCの定例集会に行こうという井出と嵐の誘いを、用事があるからと振り
切り、俺は三本杉へ向かった。
裏門と体育倉庫の近くに植えられている三本杉は、普段は人もあまりこない静かな場所で、
その絶好のロケーションからよく告白の舞台に使われていると評判のスポットだ。
しかし、女には縁のない俺の学校ライフには関係なかった場所だ。だから、来たことは今日が
初めてとなる。
(もしかして告白されてしまうのだろうか…)
とちょっとだけ期待に胸がふくらんだが、いつもバカをやってる俺のことを好きになる女子が
いるってちょっと考えにくいな、と思い切り冷静に自己分析してしまい、早くもちょっとガッ
カリしながら歩いた。
11 :
932:2006/08/17(木) 16:59:56.21 0
指定された通り、三本杉に着いたが、まだ相手は来ていないようだ。
ちょっと早かったのかもしれないなと思い、俺は容赦なく照り付けてくる陽射しを避けて、
三本杉の隣に生えている木陰で待つことにした。
5分もしないうちに、誰かの足音が聞こえてきた。その方向を見るとイケメンで有名な2組の円谷
だったので、俺は慌てて身を隠した。
(えーーーっ!?俺を呼び出したのって、もしかして円谷だったのか!?)
アホな事を思ってしまったが、よく考えたら筆跡は間違いなく女の子のものだったし、円谷と俺は
何の接点もなかったことに気づき、たまたまバッティングしてしまったんだろうと結論づけ、
様子を観察することにした。
12 :
932:2006/08/17(木) 17:00:59.63 0
円谷が来たちょっと後に現れたのは、隣のクラス・4組の嗣永桃子だった。
桃子スマイルと言われる笑顔と明るい性格で、6年生の中でもアイドル的存在だった。
男子の間で密かに回されている人気ランキングでも常にトップ5以内に入っている。
「桃子、キミはいったいいつになったらボクの思いを受け取ってくれるんだい」
「えー、だーかーらー、私にはカレがいるから、あなたとはお付き合いはできないのって、もう
何回も何回も言ってるじゃない」
「そうは言っても、ボクの調査ではキミにカレシがいる感じは全然ないんだけど、本当にいるの?」
「ちょっとー、ストーカーよ、それはー」
嗣永の声がちょっとこわばる。
「本当はカレシなんかいないんだろ?それにボクと付き合いたくても付き合えない女の子がたくさん
いる中で、ボクと付き合えるなんて幸せだと思わないか」
「だからそれはぁ…」
その後もしばらくやり取りを見ていたが、話が無限ループになりつつあったのと、この2人がいる間は
こちらの待ち人はこなさそうだと思い、場所をかえようとこっそり動き出した。
13 :
932:2006/08/17(木) 17:01:52.01 0
その時だった。
「い、いるもん!」
「さっきから言っているように、桃子がカレシを紹介してくれればいい話じゃないか」
「えと…あ、あそこにいる人!!彼が桃子のマイダーリンよ!!早田クン!」
いきなり名前を呼ばれた俺は、あまりの驚きに思わず
「えっ!」
と声をあげてしまっていた。どうやら動き出した時に嗣永から自分の姿が見えてしまったようだ。
棒立ち状態の俺にダッシュで走りよってきた嗣永は、無理やり腕を引っ張りながら俺を円谷の前に
引っ張っていく。
14 :
932:2006/08/17(木) 17:02:52.74 0
「おい嗣永…ちょっと…俺っ」
「お願い、今だけでいいから話を合わせて!ね?」
小声で懇願する嗣永。
「3バカで有名なキミが?桃子のカレ?信じられないな〜」
円谷の前に立たされた俺は、奇異な目でじろじろと円谷に見られる。
いや、そりゃ俺自身も『俺と嗣永桃子』という組み合わせなんて『信じられない』に激しく同意ですが、
『3バカで有名』は大きなお世話じゃ。
「カレが桃子のマイダーリンよ。これでもういいでしょ。だから、これ以上付きまとわないで」
「えっ…と…どうも。カレシです。たぶん」
状況の変化についていけず、意味不明な挨拶しかできない俺。
そんな俺を無視して円谷は嗣永に食い下がる。
「桃子、キミはこの場から逃れようと思って、架空のカレをでっちあげてるだけにしか見えな…」
円谷がそのセリフを言い終わる前に円谷の目が大きく見開かれる。
「!!!!」
嗣永のやわらかい唇が、俺の唇の上に重なっていた。
15 :
932:2006/08/17(木) 17:04:44.77 0
>>1 スレ立て乙です
続きができたらまた書かせていただきます
932さん、乙です!!
乙
932さん乙です
ここで桃子が出てくるとは…続き期待してます
19 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 18:21:03.97 0
ほ
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ぜ
932さん乙!
ももち登場いいですねー!!
青春さんの続きも気になります
作者復活待ち
どなたか50以降のURL頂けませんか
ありがとうございまーす
ほ
932さん乙です!!
桃子の登場で次の展開すっごく気になる
結局手紙書いた人誰なんだ?とか考えながら続き楽しみに待ってます
ところで「円谷」って何て読むんですか?
「つぶらや」かな
一応前スレの作品テンプレ
連載中作品
【家庭教師】
【タイトル未定(愛理作品)】
【青春】
【夕霧、】
【タイトル未定(932氏作品)】
完結作品
【スケッチブックとバスケット】徳永
【ウソつき】嗣永
31 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 21:14:13.07 0
ho
32 :
932:2006/08/17(木) 21:41:48.70 0
>>28 まとめの人さんの書かれている通り「つぶらや」です。
>>30 タイトルは…考えてませんでした
「カノジョにノックアウト(仮)」としておいてください
まとめの人も乙です
乙ですって言われてまだ作業してない(汗
じゃあこれからよろしくです
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
円谷が来て思わずニヤリとした俺はウルトラマンは再放送で観た世代w
同上w
ちょっと見てたらこのスレ57の予感
40 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 22:45:43.20 0
保全
とりあえず過去ログのみ更新
まとめさん乙です
まとめの人激しく乙です!
前スレに書いたように、俺も小説書いてみようと思う
まだ構想段階だけど…
もし書けたらここに載せるんで見てやってくださいm(_ _)m
あとスレ違いだが、PCの規制が半月近く解けないのは何故だろう?
携帯で小説はさすがにしんどいよね
>>46 関西地方のケーブルネット
ちなみにその前日ぐらいに苺きんたまウィルス?とかいうのを踏んだw
すぐ除去したけど
>>47 書き込もうとしたときに出てくるのは規制されています?それとも公開proxy?
>>48 公開proxy
どうもBBQとか言うのになってるようで、規制解除の見通しも手段も全く分からない_| ̄|○
50 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 23:59:14.30 0
確かに携帯で小説はキツイわな
どっかのロダに上げてアドだけ貼っておけば?
52 :
932:2006/08/18(金) 00:01:13.83 0
>>14の続き
(え?え?え?なんで???キス…しちゃってる……ちょ、なんで?)
友理奈は激しく動揺していた。
彼に手紙を出したのはいいが、いざ行かん!という時に斉藤先生に見つかり、教材を運ぶのを
手伝わされて来るのが遅れてしまったのだ。そして、急いで来てみれば、目に飛び込んできた
のは衝撃のシーン。
なんだかここで出て行くのは非常に気まずい。
だいたい昨日のパンチ事件があったとはいえ、彼とはそれまで殆ど話したこともなかった。
元々、昨日友理奈がテンパってしまって泣いている間に、彼は早貴に友理奈を任せて帰ってしまい
ちゃんと謝ることができなかったから、ここで再度きちんとした形で謝ろうと思っていたのだ。
それまであまり恋愛ということに興味を持たなかった友理奈にとって、これが皮肉にも、
友理奈の意識に彼の存在を、そして心に芽生えた『何か』を植え付けることになった。
53 :
932:2006/08/18(金) 00:04:33.52 0
○月×日
ぼくは、きょう、ももこちゃんときすをしてしまいました
ももこちゃんのくちびるは、とてもやわらかかったです
6ねん3くみ はやた しん
………
……
…
「ちょ、おま…」
嗣永の唇が離れた俺の口から出た言葉は全く意味をなしていなかった。
想定外の事態で、完全に思考がストップしてしまった。
頭の中は真っ白で、何も考えられない。
いや、1つだけ考えられたのは、『ツグナガモモコ』という名前だけ。
昨日は熊井に、今日は嗣永にまたしても俺はKOされてしまった……。
円谷はというと、あまりにも大きいショックを受けたせいか、「ジュワッ」とか意味不明な言葉を
つぶやきながらフラフラといつの間にか去っていってしまった。
そして、ようやく正常な思考が戻ってきた俺に向かって、嗣永が『桃子スマイル』な笑顔でとんでも
ない事を口にする。
「みんなのアイドル・嗣永桃子のファーストキスだぞ、もっと喜びなよ♪」
54 :
932:2006/08/18(金) 00:09:30.36 0
「ファーストキスって、ええっ!?」
「ちょっと、そのリアクションおかしくない?フツーはもっと「やったー!」とかあるでしょー」
「だってファーストって…その、セカンドがサードとショートに…」
「なにわかんない事言ってるの? とーにーかーく、桃子の初めてをあげたんだから
もうちょっと喜んでもいいと思うんだけどなぁ」
ちょ、嗣永だけじゃなくって、俺もファーストなんだけど………と、それはこの際おいと
くとして。
嗣永はてっきりキスなんて経験済みだと思っていた。
男子だけにまわってくる、新聞部が密かに発行している週刊ビートルの先週号だと確か
『激白!嗣永桃子とキスをしたこの5人!!』とかいう特集がババーンと掲載されてたはず……
あの記事と誇らしげに語ってた5人は一体なんだったんだ?
55 :
932:2006/08/18(金) 00:12:29.73 0
桃子のおかげで構想と全く違う方へ走りはじめてしまいましたが
続きができたらまた書かせていただきます
>>前スレ998さん
自分もちょっと前まで公開proxy で書き込み規制を食らってしまったので
●を買ってしまいました。結構便利です。
56 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 00:16:44.08 0
おつ
わざわざ買うとは気合い入ってんなw
>>50 検討してみるよ
>>51 変わらない
>>55 乙です
小悪魔桃子参上ですか
今後の展開にwktkです
しかし●買うとは…
そこまでは考えてなかった
とにかく作品完成してから考えますよ?
932氏乙です!
まとめの人も乙です
桃子ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
932さん乙です
932さん乙です
彼女が誰なのか早く知りたい><
998さん
投下待ってます
規制解除頑張ってください
ho
62 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 02:57:42.03 0
ze
ny
>>60 ありがとう
今ウイルスチェックしながら少し書いてたがやっぱ難しいな…
3日ぐらいで何とかと思ってたけど、5日イヤ1週間ぐらいかかりそう。・゚・(ノД`)・゚・。
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
66 :
i219-167-21-27.s02.a004.ap.plala.or.jp:2006/08/18(金) 07:25:00.87 0
932さん、乙です。
先が気になる展開っすね
桃子ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
68 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 07:34:52.29 0
朝保
今の時間から更新してくれる作者さんいたら嬉しい
70 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 07:58:37.84 0
わがままだなあ
ほ
ho
73 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 10:31:00.85 0
ホ
>>64 乙です頑張ってください
wktkで待ってます
932さん乙です!!
手紙は友理奈だったんだ
桃子の登場は俺にとってはすごく嬉しいです
続きも楽しみに待ってます
小説の更新は夜になるのかな・・・・・
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ペタペタ ☆ノノハヽ
(ヽ,ヘノノl∂_∂'ル
(( ⊂〈_(_(つ ノつ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
79 :
932:2006/08/18(金) 12:18:12.79 0
>>54の続き
あああああそうじゃない!!!
「ちょっと待ってよ!その…ファースト…モゴモゴってそんな簡単にあげちゃっていいものなの?」
「………」
「俺、まだ恋愛とかよくわかんないけど、いくら円谷の告白を断るためだからって
別に好きでもないのに…モゴモゴ…キス…をしちゃうって、しかも初めてって…どうかと思うんだ」
『好きでもないのに』って所が自分で言っててちょっと悲しかったけど。
「あ!そうだ!いい事思いついた!さっきのノーカウントな!うん、ノーカウントにしよう!!
嗣永はキスしてないし、俺もされてないって事にしよう!ノーカウント!そうすれば嗣永もちゃんと
好きな人と…」
「違うもん!」
時間が、止まった。
「キミのことが嫌いだったら、キスなんか、キスなんかしないもん……」
その瞳には、涙。
「円谷君の事を断るためだからって、好きでもない人とキスするほど、私軽くないよ…」
そして、嗣永はこう言ったんだ。
「だって、キミは私のヒーローなんだもん……」
80 :
932:2006/08/18(金) 12:21:04.29 0
短くてすみません
続きができたらまた書かせていただきます
932さん乙です!!
桃子推しだけに今後に期待です
932さん乙です。
この作品期待大ですw
楽しみにしてます。。
桃子ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
932さん乙です
やっと書き込めるようになった。・゚・(ノД`)・゚・。
これでようやく作品投下できる
まだ全然出来てないけど_| ̄|○
>>79 乙です
ホント先の展開が読めないですね
932さん乙です
桃子キャワすぎるwww
998さんお疲れです投稿待ってます
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ほ
夕保
91 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 17:18:32.96 O
ほ
ぜ
ぜ
ん
保全
ほ
作者さん投下待ち保
作者さん・・・・俺が寝る前にうpを・・・・
帰宅
このスレのおかげで夜が楽しみで仕方ないw
今日の音楽戦士ってベリ出るんだよね?
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ^w^)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中
ほ
ほ
ほ
ほ
ぜ
107 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 01:11:22.17 0
ん
音楽戦士も終わったし、そろそろ作者さんくるかな保全
109 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 01:38:42.70 0
だんだん催促がましくなってるぞ
保全
おれはもう寝る…
あとは頼んだ…ウッ
ほ
保全
::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:★ノノハ のにゅ♥
::::::.ミゝ从*´∇`)つ
::::::⊂__つノ
のにゅのにゅマン巡回中!
ほ
作者さんが着てない・・・・orz
ほ
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
なんでこないんだよ…
>>119 気長に待とうぜ。そのうち小説をうpしてくれるさ
そうですね。それまで大切なのは保全
自演か?
自演じゃないよ保
ぜ
125 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 12:08:44.86 O
ん
ほ
127 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 12:51:05.70 0
ぜ
ん
ほ
ぜ
ん
ほ
ぜ
ん
週末投下待ち
136 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 18:46:31.89 0
137 :
932:2006/08/19(土) 18:47:13.78 0
>>79の続き
「今日は暑いね」と言いながら、三本杉に体を預ける嗣永。
「ねえ、覚えてる? 3年生の時のこと」
3年生といえば、嗣永が転校してきたときだ。何かあったっけ?
「ごめん、たぶん覚えてないや」
「そうかもね。早田クン、全然気づいてなさそうだったし♪」
「えー、そんな鈍いかな、俺」
「私、転校してきてから、ちょっとイジメられてたの。なんだかクラスにうまく馴染めなくって。私も今ほど
スマイルスマイル!って感じじゃなかったし。
ほら、万城目っていたじゃない?去年転校しちゃったけど。彼、なんか私のこと気に入らなかったみたいで。
体が大きくて強かったから、みんな逆らえなくて…」
「そう言えばそんな奴いたなぁ。…あ、思い出したわ。俺、ちょうど骨折してて、嗣永が転入してきた時は
学校にいなかったんだよな。で、やっと直って学校に行ったら万城目が俺のこと『ウルトラマン』とか呼び
やがったからボコボコにしちゃったけど、それでまた骨が折れたんだった」
「そうそう。早田クンそれでまた病院に逆戻りしちゃったけど、あれがきっかけで万城目の立場が弱くなって
いつの間にかイジメもなくなっちゃって、あの時は助かりました」
「という事は、俺は間接的に嗣永を助けたってこと?」
再度の骨折から復帰したときはもう今の嗣永になってたから、全然気づかなかった。でも意識して助けたわけ
じゃないから、感謝されてもなんとも言えないけど。
138 :
932:2006/08/19(土) 18:48:19.66 0
「そうよ。それが最初」
「最初ってことは、まだあるの?」
「あるよー、4年生の時とか」
「4年?」
素直に聞き返してしまった俺のリアクションに、嗣永は手を額に乗せてオーバーに言う。
「うわぁ、桃子ショック……もしかして、早田クンまた覚えてないの?」
「言われたら思いだすよ、たぶん。ほら、気になるから言ってくれよ」
えっと、嗣永の顔がちょっと怒ったように見えるのは気のせいか?
「………早田クンて、もしかして私に全然興味ない?」
「え?いや、えーと…そんなことは、ないと、思う、たぶん」
嗣永ってすげー人気あるし、なんか俺からすると人気ありすぎで遥か遠い次元の人っていうか……
あまり恋愛とか興味なかったし……ウソです……なくはないけど……
俺がちょっと答えに窮していると、嗣永はため息をついた。
「………まあいいや。ヒント。夏休み、自転車、二人乗り。どう?」
夏休み、自転車、二人乗り……
「あーっ!!」
「やっと思い出したな♪」
嗣永は笑って俺のおでこを指で弾いた。
139 :
932:2006/08/19(土) 18:49:42.78 0
クソ暑かった2年前のその日、友達と遊ぶ約束が、その友達の夏風邪で急遽キャンセルされて暇になった
俺は、自転車でどこまで遠くに行けるか、というアホな試みにトライしていた。
小学生にしてはかなり遠くの街にたどり着いた時、俺は帰りの電車賃まで全部買い物に使ってしまい途方に
くれていた嗣永に出会った。
事情を聞いた俺は、2人で自転車で帰ることを提案し、すごい嬉しそうに「ありがとう」って言った嗣永の
表情はとても可愛かった。
女の子と2人乗りなんて生まれて初めての経験だった俺は、なんだかすごく緊張してしまって、何も話せず、
ただただペダルを一生懸命漕いでいた気がする。
140 :
932:2006/08/19(土) 18:50:59.85 0
「今と違って携帯も持ってなかったし、親は共働きで迎えになんか来れるわけないし、
すごい心細かった。怖かった。
でも、そこに突然現れてくれたキミは、私にとってすごい輝いて見えたの。
その時思ったの。キミは、私が本当に困ってるときに必ず現れてくれる、ヒーローなんだって」
「偶然だよ。結果的にはそうなっただけで」
「違う。最初は偶然かもしれなくても、何度も続けばそれは運命なの。だってまだあるもん。体育祭の事とか、
5年生の林間学校の事とか、そして今日の事とか」
「はは…」
俺は苦笑するしかなかった。偶然にしか思えない出来事ばかりだが、それらは全て嗣永にとっては必然に
なってしまっているらしい。
「今日だって、心の中で助けを求めたら本当に来てくれたんだもん」
「いやその…」
「あ、そうそう。桃子は告白は男の子からするものだって思うから、あえて桃子からはしないけど、
キミだったらいつでもOKだからね!」
そう言って「じゃぁね!」って手を振って走り去っていく嗣永。
………えっと、これってなんてエロゲ?
141 :
932:2006/08/19(土) 18:51:38.39 0
続きができたらまた書かせていただきます
乙です
主人公桃子と関係ありだったんですね
彼女がだれか早くしりたいですこのままいけば桃子かな
ゆりなは!ゆりなはどうなるんだー!?
乙
乙です。。
友理奈・・・・・可愛そう^^;
あの状況で理性が飛ばなかった早田を尊敬するwww
146 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 19:36:26.16 0
ho
Ze
俺もおでこ指で弾かれてー
乙です
ホ
Qって...
だんしじょしの人より年上なのか
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
作者さん復活待ち保
932さん乙彼です!
桃子と早田くんは偶然とはいえたしかに運命的なものを感じさせられますね…
続き期待!!
155 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 01:41:09.66 O
ほ
ぜ
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ん
ほ
932氏の描くももちが可愛いすぎる;´Д`;!
起床のほ
妙に携帯房が多いなw
そんな俺も人のこと言えんがな・・
起床のぜ
::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:★ノノハ のにゅ♥
::::::.ミゝ从*´∇`)つ
::::::⊂__つノ
のにゅのにゅマン巡回中!
投下待ち
ほ
::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:★ノノハ のにゅ?
::::::.ミゝ从*´∇`)つ
::::::⊂__つノ
のにゅのにゅマン巡回中!
ももちと結婚
ダメー
作者さん待ち保全
ほ
ぜ
::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:★ノノハ のにゅ♥
::::::.ミゝ从*´∇`)つ
::::::⊂__つノ
のにゅのにゅマン巡回中!
174 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 15:43:46.93 O
ほ
ぜ
ん
ほ
932さん乙です!!
桃子イイね!最高!俺から見ても偶然ではない感じだけど
やっぱり運命的だ〜!!!俺と桃子は運命的だ〜!!!(←致命的)
続き楽しみ
ところでエロゲって何?
保全
ほ
ぜ
ん
ho
ze
185 :
932:2006/08/20(日) 23:14:53.28 0
>>140の続き
その日、嗣永が去った後も俺はしばらく待っていたが、結局誰も来ることはなかった。
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
187 :
932:2006/08/20(日) 23:16:27.59 0
次の日、教室に入ると、クラスから一斉に視線が投げかけられる。
(な、な、なに?)
ちょっとヒキ気味になりながら机にランドセルを置くと、
「早田ク〜ン」
「ちょぉっと来ていただけますでしょうかぁ〜」
と妙な笑顔ですりよって来た嵐と井出に捕まってしまった。
2人に引きずられながら廊下に連れ出される俺。
「なんだよ、いきなり!」
不満を申し立てるが、2人とも全く意に介さない。
「ちょっと小耳に挟んだんですけれども」と嵐。
「ええ、ちょっと小耳に挟んだんですけれども」と井出。
「昨日、放課後、早田君は一体どこにいたんでしょうか?」と嵐。
「ええ、昨日、放課後、早田君は一体どこにいたんでしょうか?」と井出。
え?なんでその事を!!
188 :
932:2006/08/20(日) 23:19:11.47 0
「えっと、それはだね、俺はどこにいたんだっけ?」
と、とりあえずすっとぼけてみるが、無駄だった。
「それは変ですね。4組の嗣永さんと『あの』三本杉のところでと〜っても楽しそうに話していた
のを目撃した人物がいたんですけど」
「学年のアイドル嗣永さんが、なんでお前と『あの』場所で会ってるんだ!」
井出、お前は熊井一筋だろ。
ファンクラブの集会でも「打倒!嗣永桃子!!オー!!」って叫んでたじゃねーか。
「一体何を話してたんだ!白状しろ!」
(ん?もしかしてこいつら、俺と嗣永が話してたって事だけで、その他の出来事は知らないのか?
だったら、円谷が嗣永を呼び出したあげく玉砕しちまった…って事は流石に言えないな。アイツにも
メンツがありそうだし。
それに、流れで嗣永とキスしたとかって、もっと言えねー!!)
「えーと、違うんだ。俺は別な誰かに呼び出されて行ったら嗣永がいただけなんだ」
「は?イタズラ以外で誰がお前を三本杉なんかに呼び出すんだよ」
「もっとマシなウソつけこのアホ」
俺、散々な言われようだな……
189 :
932:2006/08/20(日) 23:20:38.66 0
「それにお前、熊井友梨奈ちゃんファンクラブ、しかも会員ナンバー3番という、栄光の『ひとケタ
ナンバー』を持つ身でありながら、熊井さんのライバルたる嗣永さんと親しそうに話すなんて、
なんて羨ま…違った、とんでもない野郎だ!」
「おいおい、熊井のファンクラブなんてお前が立ち上げた時に無理矢理俺を入れただけじゃねーか。
それに、俺は熊井の事なんて別に…」
そこまで言った時、ガラガラと音をたてて扉が開いた。
扉の向こうから姿を見せたのは、当の熊井(とその後ろになぜか申し訳なさそうな顔の中島)だった。
(オーマイガッ!!なんてタイミングで現れるんだよ!!)
「……別に、なに?」
(しかも聞かれてたー!!!!)
「ちょっと、どいてくれない?通りたいんだけど」
嵐と井出が弾かれたように飛びのき、精一杯の笑顔で「おはよう熊井さん」なんて抜かしてる。
熊井も2人には「おはよう♪」と笑顔であいさつしている。
「お、おはよう」
俺も慌てて挨拶したが、熊井が俺にくれたのは、とびっきりの冷たい視線だった。
熊井の後ろにいた中島は、通り過ぎるときに「早田君、おはよう」ってものすごい小さい声で言って
くれたが、1日の始まりを前にして、俺はいきなりノックアウトされた気分だった。
190 :
932:2006/08/20(日) 23:23:34.68 0
今日は甲子園決勝を見ました。
3年間ボールを追っていた高校時代を思い出しました。
再試合は大変でしょうが、また頑張ってほしいものです。
また続きができたら書かせていただきます。
932さん乙です!
ゆりなのとびっきりの冷たい視線ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
乙です
乙
乙です
そろそろ青春さんもくるかな
ho
196 :
932:2006/08/21(月) 01:36:48.17 0
>>189 (あー、またやっちゃったー)
トイレの中で熊井は後悔していた。
事情を知っている中島は「友理奈ちゃん、大丈夫だよ。きっと」と一生懸命励ましてくれた。
昨日の出来事(の一部)をぽろっと千奈美に話してしまったのが運の尽き。それこそあっと言う間に、
友理奈が止める間もなくクラス中に、昨日の三本杉での出来事が広まってしまった。
それで動揺してる時にちょうど早田が来たものだから、友理奈は早田にどう接していいかわからなく
なってしまった。
早田は早速井出と嵐に連れ出されて消えてしまったが、なんとなく教室にいずらい感じだったので
中島を誘ってトイレに行くことにしたのだが、ドアを開けた瞬間にちょうど自分のことを話していた
3人に鉢合わせしてしまったものだから、思い切り素っ気無い態度をとってしまった自分に後悔していた。
幸い1、2時間目は男子は技術、女子は家庭科とそれぞれ別の授業のため顔を会わせる事はなかったが
3時間目からは微妙な感じが漂う教室での授業。先生に指名された時もトンチンカンな回答してしまい
熊井にとってはいい事がない日だった。
197 :
932:2006/08/21(月) 01:38:07.36 0
「なかさきー、帰ろー」
やっと学校の1日がおわり、さっさと帰りたい熊井は中島に声をかける。
ところがいつもならすぐに来る中島だが教室の前方でごそごそと何かしている。
「どうしたの?」
「私、ちょっと先生に呼ばれちゃって。で、お願いなんだけどこれを音楽室に持っていってもらえないかな?」
と、中島が申し訳なさそうに渡したのは、5時間目の授業でつかった楽譜だ。
「これ?別にいいけど。なかさきが私に何か頼むって珍しいね」
「え?そうかな…じゃお願いね!」
そう言って中島は慌てて教室を出て行った。
198 :
932:2006/08/21(月) 01:40:25.73 0
中島から頼まれた楽譜の束を持って音楽室へ向かう熊井。
カギはかかっていないようで、ノブを回すとドアが開いた。
「あ」
声の方向を向くと、そこには何故いるのか、早田が目を丸くして立っていた。
ハっと気がついた熊井がドアの方を振り向くと、ガラスの向こうにいつの間にか現れた中島が
「がんばって!」と両手をぐっと握っていた。
その瞬間、熊井は理解した。
きっと中島が早田を呼び出してくれたのだろう。
(そっか…なかさきって滅多に頼みごとなんかしないのに、音楽室へって、こういう事だったのか……)
お互いにどうしていいかわからず、無言の時間が過ぎていく。
(うわー、気まずいよぉ…)
熊井はチラっと視線を滑らせると、相変わらず中島が見つめている。
(ガンバレ友理奈、なかさきがせっかく作ってくれた機会をムダにしちゃダメだよね!)
199 :
932:2006/08/21(月) 01:42:00.27 0
中島に「話があるの」って呼ばれて音楽室へ来たら、急に現れた熊井の姿に動揺してしまった俺。
何かしゃべらなきゃ。何か、何か。
「「あのっ」」
うわ、かぶった!タイミング悪……。
「あ、どうぞ」
「そちらこそどうぞ」
「どうぞどうぞ」
「どうぞどうぞどうぞ」
譲り合ってどうするよ。と心で突っ込んでいたが、意を決したように熊井の方から話しだした。
「あの、朝は、ゴメン…」
「は?」
「あのあのあの、実は、昨日三本杉に呼び出したの、私なんだ…」
「あーそう…ってええええ!!!!!」
とびきり驚いた。ギャグマンガだったら目が飛び出ているところだ。
「あ、その、えーと、誤解しないで欲しいんだけど、別に告白とかそんなんじゃなくって、ほらほら、
一昨日のことできちんと謝りたかったの。保健室から早田いつの間にか帰っちゃったでしょ」
「ああ、そのことね」
正直、残念なような、反面ホッとしたような。
まかり間違って熊井に告白なんかされた日には、井出や嵐に殺されてしまう。
200 :
932:2006/08/21(月) 01:43:00.13 0
「でも、早田がそこで桃子と話してるの見ちゃって…」
そうか、見られたのは熊井だったのか。てことは、もしかして…
「それで、ちょっといい感じだったし、その…キ…キスとか!それで出ていけなくて帰っちゃったの」
「あっちゃー……えーと熊井さ、ひとつ聞きたいんだけど、どの場面から見てた?」
「どの場面って、私が行ったときには桃子と早田がキスしてた……トコから、いい感じで話してる
途中くらいまでかなぁ」
おおう、よりによってそこからかよ!
「信じてもらえるかどうかわからないけど、実はあそこにはもう一人いたんだ」
「え?そうなの?」
やっぱり熊井は円谷を見てなかったのか。
俺は熊井に事の真相を話した。円谷の告白をかわすために『仕方なく嗣永が俺にキスした』ということを
目一杯強調して説明した。
「なるほどねぇ。そういう事なら、桃子ならやりかねないかも」
「と、とにかくそういう事だから、別に嗣永と付き合うとかそんなんじゃないんだ」
「わかりました。今日のところは早田のことを信じてあげる」
「…感謝」
完全に納得した感じではなかったが、熊井からその言葉を引き出した俺は両手を合わせる。
201 :
932:2006/08/21(月) 01:44:05.10 0
「でも桃子か……けっこう強敵かも…」
「は?」
「え?アハハハ、なんでもないなんでもない!それより、顔の方は大丈夫?」
「まだ痛みはちょっとあるけど平気だよ。逆に熊井は、手だいじょぶか?」
「実は私もちょっと痛いんだ。はは」
顔を見合わせてお互いに笑う。
「改めて、なかさきちゃんを守ってくれてありがとうございました。なかさきは私の大事な親友だから、
何かあったら守んなきゃって思ってて。それで早とちりしちゃって早田のこと思い切り殴っちゃって、
本当にごめんなさい」
ぺこりと頭を下げる熊井。
「どういたしまして…で、いいのかな。それにしても、中島はいい友達を持ってるよな。
ちょっと羨ましいよ」
「早田だってあの2人がいるじゃない」
「いやー、いざって時に駆けつけてくれるかどうかはギモンだなぁ」
おどけたように言うと、熊井はまた「アハハハ」と笑った。
「じゃ、私、なかさきが待ってるから、行くね」
と熊井は立ち上がる。
すらりとした長身をひるがえし、軽く手を振った。
「また明日!」
「おう!」
どうやら熊井と仲直りできたようで俺としては非常によかった。
それよりも徳永のやつ、一体どうしてくれようか。
202 :
932:2006/08/21(月) 01:47:17.48 0
また続きができたら書かせていただきます。
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ほ
932さん乙です
ゆりななの?桃子なの?早く知りたいです
932氏激しく乙です!
友理奈と仲直りして更に早田くんの彼女は誰だか想像するのが
楽しくなってきましたw
加えてちなこヲタの自分は次にちなこの出番が来そうなので個人的に楽しみですw
佐紀ちゃんも出てこないかな
wktk
深夜に乙
少なくとも村上はメイン級で絡んできそうだし
フルキャスト展開を期待する
ho
>>202 乙です
会話の部分が上手いな〜って感じますよ
実際に目に浮かぶというか
あと誰が彼女なのか未だに分からないってのも凄いですよね〜
こちらはだいぶ話できてきましたよ(たぶん今で半分ぐらい)
頭ではまとまってるのに文章化するのが難しい…
改めて作者さんスゴス!!と感じました
ほ
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ほ
ぜ
218 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 12:07:22.37 0
ん
保全保全パーティーパーティ〜
うほっ
221 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 14:10:44.82 0
保
膳
ほ
金八みて号泣保全
ほ
::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:★ノノハ のにゅ♥
::::::.ミゝ从*´∇`)つ
::::::⊂__つノ
のにゅのにゅマン巡回中!
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
228 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 19:50:22.18 O
ほ
ぜ
n
投下待ち保全
232 :
932:2006/08/21(月) 22:15:52.70 0
>>201 そのまま一週間が過ぎ、俺の顔の傷もようやく全快に近いところまできた。
先日の音楽室の一件から、俺と熊井はそれまではなかった他愛無い話をするような仲になっていた。
休み時間に熊井、中島と話していると、後ろから寄ってきた親愛なるバカ2人にまた捕まってしまった。
「おまえ、なんで熊井さん、いや友理奈様と仲良くなってるんだよぉ」
最近井出は熊井のことを『友理奈様』と呼び崇めるようになっていた。一度病院に行ってこい。
「うっせ」
「だいたい早田はこないだ嗣永さんとも噂になってただろー、友理奈様はあきらめろよー」
「えーい、クラスメートとしゃべって何が悪い!お前らも話し掛ければいいじゃないか。たぶん熊井は
普通に話してくれると思うぞ」
「ぬおー、それができたらとっくにそうしてるわ!」
「友理奈様、この胸の高鳴りをボクはどうしたら…」
「勝手にやってろ」
悶える2人を置いて俺はトイレに逃げ出した。
233 :
932:2006/08/21(月) 22:18:28.42 0
そうそう、余計なことをしてくれた徳永には、後日熊井から説明をしてもらったものの、
おかげで大迷惑をこうむった俺は、なんとか復讐の方法はないかと一週間ずっと考えていた。
授業も全て上の空で考えつづけ、パッとひらめいたのは4時間目も終わりに近づいた頃。
今週俺の班は給食の配膳当番だ。それを生かさない手はない。
幸い今日のメニューは、フフフ…
見てろよえなり、一泡ふかせてやるぜ!
234 :
932:2006/08/21(月) 22:19:33.88 0
キ〜ンコ〜ン…
「じゃぁ今日の授業はここまで」
ボス先生の言葉で、教室内に一気に解放感が溢れざわめき出す。
我々にとってのパラダイスタイム、給食の時間がやってきた。
いつもは適当に食器などを配る係につく俺だが、今日は積極的におかずを配るポジションをゲット!
てぐすね引いて獲物を待ち構える。
こちらスネーク、ターゲット確認!
トレーを持ってにこにことやってくる徳永に、俺は満面の笑みでピーマンを山盛りにしてやる。
徳永はピーマンが苦手だという情報は既に熊井から入手済みだ。わははは。
山盛りのピーマンを見て、徳永は憤慨し
「ちょっとー、こんなにいっぱいピーマン入れないでよー!」
と、ぷーっと膨れて不服を申し立てるが、こちらには切り札があるのだ。
235 :
932:2006/08/21(月) 22:20:44.75 0
徳永に顔を少し寄せ、俺は真顔でこう言った。
「なあえなり、知ってるか?ピーマンて、美白効果がすげーあるらしいよ」
と昨日テレビで見たことを(詳細はかなりあやふやだが)受け売りで伝える。
徳永がちょっと地黒なのを気にしている(俺は健康的で別にいいと思うけど)という情報も併せて
入手済みだ。残念だったな、えなりよ。
「じゃー食べる……って、えなりって言うなぁー!」
結局徳永は、目を白黒させながら山盛りのピーマンと格闘していた。最後は少し涙目になっていたが。
その様子を見ていた熊井には
「ねぇ、ちょっと千奈美にひどくなーい?」
と言われたが、熊井も笑いっぱなしだ。
「少なくともウソは言ってないし、食べる食べないは徳永の自由だからね」
と返したら「それもそうかぁ」と納得していた。
しかし、翌週には給食係になった徳永に逆襲され、大嫌いなニンジンをタワーのごとく積まれてしまい
俺は半泣きでそれを食べるハメになった。
236 :
932:2006/08/21(月) 22:22:56.64 0
続きは後ほど書かせていただきます。
乙
239 :
932:2006/08/21(月) 22:40:06.81 0
>>235 夏休みまであと少しというある日の朝、いつものように教室へ入ると、それまで女子と話していた
村上が俺に駆け寄ってきた。
「早田、おじいちゃんから伝言で、今日は夜に用事があるから4時からにするって」
「お、サンキュ」
「じゃね、伝えたよ」
俺は週に2回、クラスメートの村上のじいさんが開いている道場に通っている。
小学校1年生の時からだから、もうかれこれ6年目だ。物事に対して飽きっぽいクセのある俺にとっては
非常に珍しい事だ。
その村上道場は、道場といっても今は門下生は俺を入れても3人しかいない。
俺の他は村上と村上のお兄さんだ。ということで、村上家以外の人間は俺だけになる。
じいさんの名前はその世界では割と伝説に近い存在らしく、その名を聞きつけた人が入門願いに訪れる
事もしばしばあったが、いずれも断られていた。
932さん乙です
241 :
932:2006/08/21(月) 22:40:46.07 0
俺と村上は幼稚園の時からの縁で、いわゆる幼馴染ということになる。
元々は村上道場の隣に俺の家があり、小さい頃は村上の兄を含めた3人でよく遊んでいた。
ガキんちょの頃の俺は体も小さく、近所の悪ガキによく泣かされていて、そのたびに村上や兄に助けて
もらうというのがお決まりのパターンだった。
ちょっとマセ気味な所のあった村上は、当時の俺から見ても同い年というよりは姉に近い存在で、実際
接し方も姉っぽい感じだった。
そんな俺が小学校に上がる年に引越しすることになった。
引越しといっても同じ市内で通う学校も変わらないのだが、場所的には村上の家からは学校を挟んで
真反対の方向になるので、クラスが違ってしまえば事実上のお別れだ。
引越しすることが村上にわかったその日を境に、村上は俺と遊ばなくなった。家を訪ねても出てくる
様子もなく、仕方なく(というと失礼だが)俺は村上のお兄さんと遊んで過ごした。
そして引越し当日になり、家族で村上家へ引越しの挨拶に伺うと、そこには兄に手を引かれた村上の姿
があった。久しぶりに見る村上に、ちゃんと挨拶ししなければと思った俺は
「愛ちゃん、じゃあね。バイバイ」
と村上に言うとあっという間に村上の瞳に涙が湧き出し、後はワンワンと大泣きするばかり。
242 :
932:2006/08/21(月) 22:41:34.81 0
村上のあまりの号泣ぶりに、村上ママなどは「あらあら」などとのんきに言っていたが、孫娘には
甘すぎる(と村上ママにいつも怒られている)じいさんが
「坊主、ウチに入門するか?」と道場通いを思わず提案、息子の体の弱さを心配していたウチの両親も
それをあっさりと受け入れ、俺の村上道場入門が決まった。
いざ入門してみると結構キツイ練習メニューだったりしたが、村上と(兄もだが)一緒ということも
あり、俺は必死で練習についていった。道場の練習は一度のめりこんでしまうと非常に楽しく、1年が
経つ頃には楽にメニューがこなせるようになり、3年の終わりには組み手で村上と、5年の夏休みには
村上兄とも互角に戦えるようになっていた。
結局学校では6年生の今年になるまで、クラスも常に別だったので話す機会は殆どなかったが、道場は
俺と村上が唯一昔のように話ができる場だった。
しかし、ここ1年くらい、俺が道場に来る日は一緒に稽古をしなくなっていた。
最初は嫌われたのかと思っていたが、ただ道場に稽古にこないだけで道場に顔を出して話はするので、
嫌われたわけではないらしい。
243 :
932:2006/08/21(月) 22:43:14.05 0
3時50分。村上に教わった通りいつもより1時間早く道場についた俺は道着に着替え、一人準備運動を
していた。
足の裏に伝わる木の感触が、いつもよりも心なしか涼しく気持ちよい。
そこへ、真っ白な道着姿の村上が珍しく姿を見せた。
俺の姿を認めて「やほっ♪」と言うと、トントンっと軽い足取りで道場に入ってくる。
「あれ?珍しいな」
「まあね。たまにはいいでしょ。一緒にやるのも」
「師範は?」
「源さんとの碁が勝負つかないみたいで、ちょっと遅れるみたい」
「じゃ仕方ないな」じいさんの囲碁好きは筋金いりだ。
「ねえ、おじいちゃん来るまで、ひさしぶりに手合わせしない?」
村上がいたずらっぽく微笑んだ。
「勝ったら私の言うことを一つきくこと」
「俺が勝ったら?」
「私のお願いを守る権利がもらえまーす!」
「ちょ、それって同じ…」
「じゃぁ始め!」
問答無用かよ!
244 :
932:2006/08/21(月) 22:46:16.30 0
師範であるじいさん直伝のキレのよい蹴りを間一髪で交わしながら(鈍ってるわけじゃないな)と思う。
俺のいる日ではなく違う日に練習はしていたようだ。
しかし、ほぼ互角の勝負も時間が過ぎるうち、体力で勝る俺がだんだん有利に押し始めた。
勝利まであと一押しって感じだ。
「ねぇ」
防戦一方で下がりながらも、必死で突きを繰り出す村上がしゃべりだす。
「私ね、昔から早田のことをとっても…!!!」
「えっ?」
村上の予想だにしないセリフに、俺の思考は乱され一瞬の隙が出来る。
「ハぁっ!」
すこーん。
村上の上段蹴りが俺の側頭部に綺麗にきまった。
「はうっ」俺はたまらず倒れた。
「うふふ、もー、早田は純粋だなー。こんな手にひっかかってちゃ、女の子にすぐ騙されちゃうぞ♪」
ちょ、おま……めーぐる、ずりーぞ!!
245 :
932:2006/08/21(月) 22:51:55.11 0
「はいコレ」と、麦茶の入ったコップを渡しながら村上が口を開く。
汗をかいたあとに飲む麦茶は相変わらず最高だ。
さっき、俺は思わず「めーぐる」って言いそうになってしまった。
小さい頃は、ずっと愛称の「めーぐる」って呼んでいたけど、いつの間にか「村上」って名字で
呼ぶようになってしまっていた。
ま、いまさら「めーぐる」なんて呼ぶのもなんだしな……。
そう思って、麦茶の残りを飲もうとコップに口をつけた。
「じゃー勝ったから私のいうことを聞くこと」
「わかったよ。で、なに?」
「私のことを、昔みたいに『めーぐる』って呼ぶこと」
「ぶふぉっっ!!」
俺は麦茶を盛大に吹いた。
246 :
932:2006/08/21(月) 22:55:24.61 0
>>232〜
>>235がインターミッション(徳永の殆ど出てこない徳永篇)
>>239〜が村上篇になります。
割と続けて投稿したので混乱してしまわないよう一応書いておきます。
また続きができたら書かせていただきます。
禿しく乙です!!
乙です
めーぐるもいいですね
おれもあんな可愛い幼馴染がいたら…
932さん乙です
誰もいない夕方の道場でめーぐると絡み合いたい
251 :
名無し:2006/08/22(火) 00:06:09.04 O
ふ
「痛いよぅ…」
彼は部屋の壁際のソファに座り、泣きながら両の二の腕にアクアローションを塗り込む。
「もーぅ、だからイベントにはこないでってゆったのに。○〇ちゃんは肌弱いんだから」
そうゆって彼女は笑った。
「だって…きみが仕事してるとこ、もう1年以上見てなかったし、もっかい見たかったからさ」
彼がそうゆうと彼女はほっぺたを膨らませる。
「もーう、私は仕事とプライベートは分けていたいのに。○〇ちゃんには普段の私を見ててもらいたいの」
「ほうほう、なるほどね。あの嘘泣きがきみの仕事なわけだ」
彼女が彼の赤く焼けた鼻をつまみむと、彼が痛い、痛いと涙目になった。
「でも私、嬉しかったよ。握手の時…」
彼女がコットンをローションで湿らせて、彼の鼻に優しくあてる。
「○〇ちゃんがメガネを外す時…それがどんな時か、私はちゃんと知ってるよ」
「どんな時だっけ」
「三つあるの。一つは、ただ単に目が疲れた時」
彼が頷くと、彼女は彼の胸元にコットンをあてる。
「二つめは、椅子に座った時」
「癖なんだ。どうも邪魔で」
「もうひとつは…マジの時」
「うん、マジだよ」
彼が彼女の目を見つめる。
「結婚しよう、ももち」
「うん」
まるで彼の日焼けが移ったように、桃子の顔が赤くなった。
彼は桃子の顔のほてりを冷ますように頬を舐めた。
ル* ’ー’リ<いゃぁん♪くすぐったいですよぅ♪
イケメン乙
他の作者さん達はもうこないのかな……
といいつつ保全
255 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 01:30:08.91 0
ほ
ぜ
昔と読者層変わった?
イケメン昔と作風変わった?
糞はイラン
俺はイケメン好きだけどな
イケメンには一度本気で小説書いてほしい
262 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 05:53:12.18 0
俺は矢島ちゃんかな
たぶん
ほ
264 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 07:01:33.11 O
ほ
【登場人物】
トックリ-ナ=チ- 召喚剣士
ユリ-ネ=クマイ プリンセスロード
ナツ=ヤキミヤビ 賢者石の主
モモコ=トゥギュニャギャ 星振りの盗賊・自称大陸一の弓使い
スモウ=マアサ- 百人斬りの傭兵
マイハ=クゥ-ン 大賢者
アイリ-ン=スズ 魔法使い
トオル=スズ 古代魔術師
メ-グル=カミムラ 暗黒騎士
マイマイ=ギラワマ 帝王
ヤジ=マイミィ- 隻腕の魔法剣士
NKSK 帝国最強の戦士
オカ-ル=チッペ 海賊
キャナン 魔女
ウメウメ バーサーカー
マユミ=ナトゥ 魔法学院教師
ほ
ぜ
ん
古参作者復活待ち保全
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ほ
273 :
i222-150-7-38.s02.a004.ap.plala.or.jp:2006/08/22(火) 14:21:24.26 0
ぜ
ん
ほ
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ぜ
まとめの人更新キボン
ほ
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
281 :
932:2006/08/22(火) 19:51:58.79 0
>>245 その日の夜、家に帰った俺は疲れた体をベッドに投げ出し、扇風機から送られる風に当たりながら
ぼへーっとしていると、メールが到着を告げるメロディが鳴った。
「誰だろう?」
村か……めーぐるからだった。
題名:合宿やるよー!
内容:今年も夏休みに恒例の合宿を行いまーす!
日程は決まったらお知らせするので
絶対に参加するよーに(笑)
めーぐる
うは、今年も来たか、合宿通知。毎年恒例だけど結構キツイんだよなぁ。
3人しかいないからじいさんの目も厳しいし……
ま、海が近いから泳げるし、食べ物が美味いのがいいトコだけど。
そうは思いながらも、心が少し弾んでいる俺がいた。
282 :
932:2006/08/22(火) 19:53:12.71 0
終業式の日、通知表をもらった生徒達の悲喜こもごもなざわめきがクラス中を覆っている。
俺はというと……まあいいや。斉藤先生のコメントには
『体育は「6」をつけたいくらい素晴らしいですが、その他の勉強にも粘り強く取り組みましょう」
と書かれていた。俺の名誉のために言っておくが「1」は流石にないぞ。
通知表をもらい、後は夏休みを待つばかりという気楽さ(親に見せるという行為が待っている事は
頭の中からわざと外している)から、3人で「夏休みにはカブトムシを100匹捕まえてみせる!」とか
バカ話をしていると、そこに割り込んできたのは徳永だった。
「ねえねえ、早田たちは成績どうだった?通知表見せてよ!」
徳永はいつものように、にこにこしている。まるで悩みとか全くなさそうだ。
夏休みは明日からだというのに既に肌がいつもより黒く……いや、小麦色になってきている気がする。
美白を目指すんならおーどんばっかり食ってないで、もっとピーマン食えよ。
283 :
932:2006/08/22(火) 19:55:31.27 0
「おおえなり。言い出しっぺのお前から見せろ」
「えなりいうなっ!」徳永の素早い突っ込みが俺に入る。
「あー、あたしも見たーい」
と言って輪に入ってきたのは熊井と、その後ろには熊井に手を引っ張られている中島。
「なんか楽しそうなことやってるじゃなーい?」
そして通知表をもらったばかりの村上までがやってきた。
「じゃーさじゃーさ、せーのー、で一斉に見せない!?」
はいはい!と徳永が手を上げながら提案する。俺は「えーっ」と反対意見を唱えたものの、そのまま
押し切られ、なんだかんだでそこにいた7人が一斉に自分の通知表を差し出す事になってしまった。
「「「「「「「せーのっ!」」」」」」」
284 :
932:2006/08/22(火) 19:57:29.03 0
意外なことに、嵐の成績がよかった。といっても以前に比べればの話で、体育が「5」音楽が「2」で、
後は「3」ばかりだったが、これは嵐にしてはものすごい頑張ったと言える内容だ。
「おお、なんだコレ。すげーなお前」
「何事も努力ですよ努力。4年の3学期から、かーちゃんが、勉強勉強ってうるさくてさ」
「そっか、お前の成績、あれは悲惨だったもんな……」
えーと確か、あの時は「1」が綺麗に並んでいた気がする。
「うんうん、我ながらよく頑張ったよ。自分で自分を誉めてあげたい」
「それより井出、お前のそれはどうなんだって」
井出がテレ笑いで開いた通知表には燦然と輝く「1」の文字。
「えへへへ…」
「わぁ、「1」ってはじめて見たぁ!」
熊井と徳永が井出の成績を見て大笑いしている。まぁ井出は体育だけは「5」だし、全くめげるような奴
じゃないのが救いだ。
言い出しっぺの徳永はクラスの真ん中あたりを地で行くような数字が並び、熊井は徳永と似たり
よったりって感じだった。
285 :
932:2006/08/22(火) 20:00:38.77 0
「それにしても愛はさすがねー」
「うんうん、学年トップクラスの才女はやっぱり5ばっかりだな」
熊井と嵐が村上のを見て感心している。
「そんなことないよー、社会とか苦手だもん」
その時、俺は輪の端に目立たないように出ている通知表に目がとまった。
手にとってみると、村上に勝るとも劣らないその「5」の羅列!
よく見ると体育が「2」だったりするが、俺からすると正に夢のような成績表だ。
「うお、すごいな。これ、中島の?」
「うん…」
隅っこにいた中島が恥ずかしそうに答える。中島は俺の通知表を見ていたようだ。
「中島って、実はすごい頭いいんだな。尊敬しちゃうよ」
「そんな…。私運動全然だめだし。斉藤先生からのコメントの『体育は「6」をつけたい』なんて
私からしたらすごく羨ましいな」
「ははは、運動しかとりえないからね。そうだ、今度わからないトコとか聞いてもいい?」
俺が思いつきでそう言うと、中島はちょっとびっくりしていたが「うん」と小さくうなずいた。
286 :
932:2006/08/22(火) 20:02:58.22 0
まとめサイトであれこれ作品を読んでいますが
なかなか他の作品のように萌え?の要素が出せません…
精進して、また続きができたら書かせていただきます。
932さん乙です!
いつも楽しみにしてます
乙です!!
俺はこういうのすっごく好きです
しかも更新多くておもしろいって最高だと思いますよ
これからも頑張って下さい
毎日毎日すごく楽しみです 絶対に最後まで書いてください
乙!
932氏激しく乙です!
夏休み前の楽しい1コマ…
メチャメチャ懐かしいですねぇ
まあ俺は女の子と通知表見せあったりとかした事なかったですがorz
昔からの読者じゃないのか
昔の良作をよく研究してるなって感心してたんだけど
オマージュじゃなくて自前なら天然のこのスレ向き職人だな
932さん乙です
萌えみたいな要素だったら結構感じますよ
頑張って下さい
禿しく乙です
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
932さん乙です
萌えは恋愛の部分でけっこうイイ感じで出てると思います
おれもそういえば体育だけは常に5だったなあ…
副教科以外はほぼゴミのような成績だったけど…
ほ
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
299 :
932:2006/08/23(水) 01:09:27.87 0
>>285 「そうだ!夏休み、みんなでどっか行かない?」
唐突に徳永がとんでもないことを言い出した。
その瞬間、クラス中の男子の視線が一気にこちらへ向いたような気が…。
井出はバカだから無邪気に「徳永ナイス!」などと喜んでいたが、嵐は他の男子の刺さるような視線に
気づいたようで、怯えたように周りを見回している。
そして、たぶん全く気づいていない徳永は「ねっ行こーよ行こーよー」と熊井と村上の手をぶんぶんと
振ってお願いしている。
「私は別にいいけど、どっか行きたいところとかやりたいこととか、あてはあるの?」
「んーと、流しおー…」
「却下」
ぴしゃりと言う熊井。さすが仲が良いだけあって返しが早いね!
「いーじゃーん、みんなで流しおーどんしよーよー」
「だって千奈美、去年プールに行ったとき、ウォータースライダーでいきなりうどん流して出入り禁止
になっちゃったでしょ!
私一緒にいてチョー恥ずかしかったんだからね! だから流しおーどんはどこでやろうと絶対に却下!!」
「えー……」
徳永は残念そうだが、プールで流しおーどんってお前……。
トラウマになりそうな現場に不幸にも立ち会ってしまった熊井に、俺は心から同情した。
「じゃー海とか!山とか!遊園地とか!」
めげずにすぐ別な案を出してくる徳永。お前のその性格がちょっと羨ましいけど、よく考えたらパッと
思いついたものを片っ端から口にしてるだけだろ。
300 :
932:2006/08/23(水) 01:12:42.80 0
「アハハハ、熊井さんと村上さんと一緒に遊べるなんて、俺ってすごい…ハピネス〜幸福歓迎〜わーい」
あ、井出が壊れた。そこへ、嵐が俺を呼び寄せる。
「早田、俺たち、今とんでもない状況に追い込まれてないか?」
「ああ。あいつらの視線が怖すぎる。下手したら殺されてしまうかもしれん……」
「終わったら、ダッシュで逃げるぞ」
「オッケー、井出、おい、聞いてるのか?」
「え?なに?」
このバカ、全く聞いていない。
「お前、周りをよく見ろ。帰りの会が終わってもたもたしてたら他の男子に殺されるぞ。
熊井さんと村上さんの2人と遊びに行くって話がクラス中に聞こえちまったんだぞ。
挨拶したらすぐ逃げるんだ、いいな!」
いまいち状況が理解できていない井出に、嵐が必死になって言い聞かせる。
301 :
932:2006/08/23(水) 01:19:44.83 0
「3日から6日まではちょっと出かけてるからそこ以外なら……私もOKよ」
井出を嵐に任せて戻ってきた俺に、村上が言いながらヒジで俺をつついた。
(なに…?)
(3日から合宿決まったから)
(お、おう。わかった。今年はちょっと早いんだな)
(いつもの時期は珍しく団体さんの予約が入っちゃってたんだって)
「……じゃぁ、場所と日にちは私と千奈美で決めておくから、後で連絡するね」
村上と俺がこそこそ話している間にどうやら熊井と徳永が仕切ることになったようだ。
「なかさきも行けるよね?」
「う、うん…たぶん大丈夫、かな…」
再び空気のようになってしまっていた中島へのフォローも忘れない。
やっぱり熊井は中島の親友だ。
そんな事を思いながら2人を見ていたら、不意に中島と目が合ってしまった。
「あ、えと、よ、よろしくな」何言ってんだ俺。
「こ…こちらこそ…」
中島は赤くなって下を向いてしまった。
302 :
932:2006/08/23(水) 01:21:35.95 0
「はいはい、みんな席につくー!!!」
ざわめき続ける教室に、斉藤先生の声が響き渡る。
「明日からは夏休みですが、宿題もちゃんとやっておくこと、いいわねー!」
「はーい!!!」
「それじゃ、日直、あいさつ」
斉藤先生のいいところは長い話をしないところだ。
去年の担任だった石川先生は、話がえらい長い上にネガティブなオチしかないから聞いてるこちらが
えらい目にあった。
「きりーつ!れーい!」
「せんせーさよーならー!」
「はいさよならー。気をつけて帰るんだぞー」
一学期最後の礼が終わると同時に、殺気だった男子の群れが
「てめー!」「3バカー!」「待てー!!」と叫びながら襲い掛かってくる!
うは!逃げろぉぉぉぃ!!!!
303 :
932:2006/08/23(水) 01:27:55.23 0
レスありがとうございます。完結できるように頑張ります。
また続きができたら書かせていただきます。
乙です
ペースもいいしすごく読みやすいので
これからもよろしくなのです
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
保全しときますね
乙
おはほ
乙です!
ほ
932氏、乙です。
完結できるように頑張ってください。。。
完結しないで消えちゃう作者さんって一体・・・・
まとめサイトも更新して欲しい。。
投下待ち保全
このスレの読者様の言動が完結させようという気持ちを打ち砕くのに十分だってことでしょう
>>313 そういうもんなんだ。。
俺は前スレから見てるからそんなに分かんないんだけど。。。
要は、俺達読者が作者に色々と言ったから書きにくくなってそのままってこと?
作品ごとは時間かかるので当分は過去スレで対応して欲しいと思ったり…
>>314 もう少し古いスレを見てごらん
ひでえから
作者を自殺に追い込もうとするかのような勢いの荒らしがいた
>>316 んな!?!?阿呆な。。。
一部の奴のせいで完結できなかったのか・・・・・
>>325 うん。よく分かったよ。。。
ひどいね。。。うん。ありえないよ。あれは。。。
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
329 :
名無し募集中。。。:2006/08/23(水) 12:01:41.57 O
ほ
ぜ
ん
保全
ほ
今更2年近くも前の話の続きなんて書けんよwww
そりゃそうだwww
I REMEMBER YOU の続きカモンナ
337 :
名無し募集中。。。:2006/08/23(水) 16:49:29.59 0
ほ
ぜ
マニアック待ち
強彼待ち
>>334 どうしても続きが読みたいのに読めないのってすごく辛いよ
誰か未完作品の代筆たのむ
ディスたん待ち
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
346 :
名無し募集中。。。:2006/08/23(水) 20:25:48.91 0
保全
ほ
348 :
↓:2006/08/23(水) 21:09:04.89 0
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
350 :
932:2006/08/23(水) 21:53:05.14 0
>>302 早田たち3組のお隣、6年4組は、一足先に終業していた。
明日からはいよいよ夏休みという解放感もあいまって、なかなか帰らない生徒たちが各々
グループを作りながら雑談に興じていた。
自他共に認める学年のアイドル嗣永桃子も、わいわいと取り巻く男子達の中心で、お得意の
桃子スマイルを炸裂させていた。
「…なんだよ。な、おっかしーだろ」
「アハハ、おかしーね♪」
とその時、一際大きな「さよーならー」が聞こえたと思うと、ドドドッという地鳴りと共に
すぐさま廊下から「うおー!」とか「待ちやがれー!!」とか「誰が待つか!!」いう野生の
雄たけびが聞こえてきた。
「一体ナニが起きたのかな?」
嗣永が小首をかしげる。そういったささいな仕草までいちいちサマになっているところが、
人気の秘訣でもあり、ファンクラブ会員の心を離さないのかもしれない。
351 :
932:2006/08/23(水) 21:54:39.09 0
「また3組か…。桃子さん、ボクが見てきますよ。全く、我々の至福の時間を邪魔するような
野獣のような声をあげるなんて、品性下劣も甚だしい。ったく」
取り巻きの一人が、ポイントアップを狙ってそそくさと様子を見にいく。
廊下を走ってきた男子を無理やり捕まえて事情を聞き込む。
「あのさ、とても騒がしくて迷惑なんだけど、キミたちのクラスで一体ナニがあったんだ?」
「大事件だ大事件!ウチの2トップがよりによって科特隊のバカたちと夏休みに遊びに行く
約束をしちゃったんだよ!!今みんな血眼になって3バカを探してる!!」
「2トップって……まさか、あの村上さんと熊井さんか!?」
「それしかいないだろ!!家に着く前に3バカを捕まえたら賞金が出るらしいぞ!!じゃなっ」
それだけ言うと男子は走り去ってしまった。
352 :
932:2006/08/23(水) 21:55:52.56 0
「科特隊って、えーと…」
「早田と井出と嵐の3人です。まあ3人とも熊井友理奈FCの会員ですから、桃子さんが名前を
覚える必要なん…ヒっ!」
取り巻きの説明を全部聞き終わらないうちに、嗣永がガタン!と椅子を倒しながら立ち上がる。
な、なんですってぇぇぇ!
は、は、早田クンが!?
嗣永の変化に、取り巻きが不思議な顔で訪ねる。
「ど、どうしました桃子さん、急に立ち上がったりして」
「え?あ、アハハハ。えっと、みんなごめんね。桃子、急に突然急ぎの急用を思い出しちゃったから
帰らなきゃ行けなくなっちゃった。また9月1日に会おうねっ。じゃーバイバイ♪
おーい、まいはっちーー、行くよーっ」
教室の隅で本を読んでいた石村の所にあたふたと走っていき「ちょ、ちょっと桃ちゃん、どーしたの?」
と言う石村を引きずるように教室から出ていってしまった。
残された取り巻きたちはわけがわからなかった。
「一体何が起きたんだ…」
「さ、さあ?」
353 :
932:2006/08/23(水) 21:59:26.88 0
また続きができたら書かせていただきます。
932氏激しく乙です。
俺は千奈美が大穴だとみてますw
355 :
名無し募集中。。。:2006/08/23(水) 22:09:31.70 0
ご苦労さん
舞波...
ももちキタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!
932さん乙です
いい展開に(´Д`)
次は雅ちゃんの登場ヨロ
932氏激しく乙です!
ワクワクするような展開でスレ開くのがホント楽しみです!
ちなこみたいなポジションの娘ばっかり好きになってたんで
この状況でも俺なら絶対ちなこにがっついてるなぁw
360 :
名無し募集中。。。:2006/08/23(水) 23:27:54.05 0
クゥ〜ンんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん
興奮してsageるの忘れたorz スマン
まいハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
乙です
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
書きたい でもネタが無い
こんな俺はどうするべきですか?
365 :
932:2006/08/24(木) 01:28:52.94 0
>>352 野獣の群れと化した男子どもの襲撃から華麗に逃げ切った俺は、家で優雅にテレビを見ていた。
両親は仕事から帰って来ておらず、妹のかのんは遊びに行っているようだ。
そういえば、井出と嵐の2人もなんとか逃げ切ったとさっきメールが届いていた。
フフフ、俺たちを捕まえようだなんて1億万光年早いわ。
ピロピロピロピロー、ピロピロピロピロー
携帯に着信だ。
井出か嵐のどちらかだろうと思って携帯を見ると、村上からだった。
「もしもーし?」
『もう、出るの遅ーい。でも、1コール以内に出てよ』
「1コールって…無茶言うな」
『なせばなる』
「ならんわ!で、用事はそんなこと?」
『あー、違う違う。ついさっき友理奈から連絡があって、場所と日にちが決まったって』
「どこになったの?」
『えーとね。8月1日に芋洗海岸だって。しかも1泊2日よ』
「ふーん……ってぇぇぇぇええええ!!!!!!」
座ってたけど、腰抜けた。
366 :
932:2006/08/24(木) 01:30:21.74 0
村上道場の合宿は、今日教えてもらったのが確かなら8月3日から。
場所は毎年恒例の芋洗海岸。
芋洗海岸は、その名に反して人があまりこない穴場だ。
だけど、確かあそこの宿泊施設は……
「なぁ村上…」
『ちがうでしょ』
「は?あああ、そうだった。め…めー、めー…」
『私はヤギ?』
「めーぐる(やっと言えたぁ)、芋洗海岸ってフジおばさんの旅館しかなかったよな」
『そーなのよ!友理奈たち、ネットで調べて安くて穴場を見つけたってすごく喜んでたの!!』
「つか、なんで泊まりがけになってるんだ?」
『小学校最後の夏休みの思い出つくりだからって、友理奈は言ってたけど……』
「そもそも泊まりなんて許してくれんの?みんなの親は。ウチは男だし、割と放任主義だから
たぶん大丈夫だと思うけど」
『そうなのよねぇ。まさか泊まりだとは思わなかったからさぁ。でも、なんだか面白そうだし
私は泊まるところがフジおばさんのところなら、ウチは許してくれそうな感じはするなぁ』
あっさりとめーぐるは言う。
367 :
932:2006/08/24(木) 01:31:18.09 0
「いいのかよ!」
『泊まるところが私の親戚がやってるところだって言えば、みんなの家も大丈夫じゃない?』
「それにしても偶然って怖いな。熊井も徳永も知らなかったんだろ?」
『うん。私も聞いたときは驚いちゃった』
「熊井達にもちゃんと説明しといてやれよ。反対される前に」
『わかった。じゃ、あとの2人にも回しといてね。よろしくぅ』
「2人?ああ、井出と嵐か。わかった。伝えとくよ」
『じゃねー♪』
「おお、じゃーな」
泊まりかぁ。
なんかとんでもない事になってる気がするが……
とりあえずイヤッッッホウウウウゥゥゥっ!!
あ。
そういえば聞くの忘れてたけど、俺とめーぐるは2日にみんなと一緒に帰るのか?
3日の朝にまた同じところに来るけど……。
まあいいや。道場に行ったときにでも聞いておこう。
368 :
932:2006/08/24(木) 01:34:18.82 0
>>364 小学校の時の思い出などを元に書いてみてはどうでしょうか。
また続きができたら書かせていただきます。
>>368 更新乙!
まさかレスもらえるとは思わなかったw
>>368 乙です
あぁ〜主人公テラウラヤマス
って言うか情景がパッと浮かんで来ますよね〜
>>369 俺も今作ってるところ(前スレ998です)
結構大変だけど(特に最初にネタ思いつくのに3日ぐらいかかった)
そこから話考え出すと面白いぞ
お互いガンガろう
(たぶん)近日公開予定
932氏激しく乙です!
泊まりがけ…(´・ω・`)ウラヤマシス
俺が女子と泊まりがけしたのなんて修学旅行が最後ですわ…orz
新規の人も頑張って!
俺は読む専門なんで待って保全するしか出来ないけど期待してます
>>371 ありがとう
ガンガります
そう言えば完成してから一気に投下するつもりだったんだけど
かつどんだかとんかつだか知らんけど新しい規制が始まったらしいんだよね…
今イチルールが分かんないけど
ネタが決まるまで保留にしとくことにした
・・・考えたら恋なんてまともにしたこと無かったw
orz
932氏、乙です!!
泊りがけとかハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!な展開になりそうですね
乙です!
規制がなくても一斉投下はお奨めしない
ツカミに自信が有るならアリだけど
378 :
名無し募集中。。。:2006/08/24(木) 06:42:44.57 0
ほ
ぜ
ん
ほ
ほ
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ho
ほ
>>376 なるほど…
じゃぁある程度の区切りまで書けたら投下してみます
ほ
388 :
932:2006/08/24(木) 16:36:43.64 0
>>367 泊まりのことを親に話した時、案の定ウチはあっさりとOKが出た。
「泊まりはめぐちゃんと毎年行ってるトコなんでしょ?だったらいいんじゃない?」
おい母ちゃん、「めぐちゃんと毎年行ってる」なんて誤解を招くような発言をするなよ!
じいさんもめーぐるの兄貴も一緒だっつーの。
「そうかそうか、今年は男女7人夏物語かー。全く最近の小学生は進んでるなー。はっはっは。
おい母さん、ビールもう一本くれ」
「もうお父さんったら、これが最後ですよ」
「いやー、スマンスマン。で、お前はどのコを狙ってるんだ?やっぱアレか?愛ちゃんか?」
「だーっ!!父ちゃん、ビール飲みすぎだから!! 母ちゃんも酔っ払いにあまり飲ませんなって。
だいたい男女ナントカってなんだよ。意味わかんねーし!」
「わははは。お前も男ならビシっと決めてこいよ!こう見えても父ちゃんはなぁ、若い頃は福島の
ヒロミゴーと呼ばれたもんだ。なあ母さん」
「そうねぇ、ウフフ」
ダメだこりゃ。
389 :
932:2006/08/24(木) 16:37:45.21 0
楽しい日々はあっという間に過ぎ行くもので。
夏休みに入ってからというもの夜になるまで遊んで怒られたり、道場でしごかれたり、宿題をやろうと
思ったものの結局寝てしまったりと、俺はそれなりに充実した日々を過ごしていた。
朝早くから、蝉の鳴き声とじりじり上がって行く部屋の気温に耐え切れずに目が覚めてしまった俺は
ベッドから手をのばして時計を見る。
6時20分。ちょっと早いが起きるとするか。
今日は終業式の日に徳永の一言から決まった、一大イベントの日だ。
カーテンを開けると、陽の光が部屋一杯に差し込んでくる。その眩しさに目を細めながら、伸びや屈伸
などをしながら体を目覚めさせる。
うん、今日はいい天気になりそうだ。
顔を洗って着替えてから、夕べのうちに準備しておいた荷物を持ってリビングに降りる。
「おはよ」
「あら、珍しい。ちゃんと起きれたのね」
母さんが台所から食事の準備をしながら声をかける。
「まあね」と言いながらテレビをつける。
どの局も同じような番組をしているので、適当に選局し流しておく。
390 :
932:2006/08/24(木) 16:38:40.40 0
「ちょうどいいわ。新聞とってお父さん起こしてきて」
「はいよ。かのんは?」
「あんたが起きるちょっと前にラジオ体操に行ったわよ」
あぁそうか。このあたりでは夏休み中4年生まで朝のラジオ体操に行くという決まりがあったな。
と思いながら、新聞を取り、気持ちよさそうに寝こけている父さんを無理やり起こす。
だらだらと流れる朝のワイドショーを見ながら、朝ご飯をのんびり食べていたら妹のかのんが
帰ってきた。
「ただいまー。あれ、兄ちゃんまだいたの?」
「?」
「じかん、いいの?」
かのんが時計を指すので見てみると…
うお、のんびりしすぎた!!
慌てて荷物をかかえて家を飛び出す。
「行ってきまーす!!!」
391 :
932:2006/08/24(木) 16:40:28.36 0
また続きができたら書かせていただきます。
乙です。
楽しみにしてます。。。
千奈美の計画したイベントが楽しみですねw
932さん乙です
いよいよお泊りktkr
明日のために短編執筆中
:::::::::::::::::::::::::::::..
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマンも巡回中!
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ^w^)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中
ほ
申し訳ないですが作品ごとのまとめは土曜日までお待ちを・・・
:::::::::::::::::::::::::::::..
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマンも巡回中!
まとめの人乙です
ほ
:::::::::::::::::::::::::::::..
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
404 :
名無し募集中。。。:2006/08/24(木) 23:49:13.10 0
ほ
塾から帰る途中、ボクの手の中にはケータイがあった。
ボクのじゃない、ストラップがいくつかついている誰かのケータイ。
そのピンク色のケータイは、道に落ちていたんだ。
無視してしまうこともできたんだけど、思わずボクは拾ってしまったんだ。
ボクがどうしようかと思っていると、突然鳴り出すケータイ。
割と大音量でアイドルグループの着うたが響き渡り、ボクは困ってしまう。
出た方がいいんだろうか。それとも出ない方がいいんだろうか。
途方にくれていたら、ケータイの方から愛想をつかしたのか切れてしまった。
と、思ったらまた鳴り出した。
発信者は『お家』。
たぶん落とした人が家で気づいて電話してきたんだ。
出た方がよさそうだな。
そう思って、ボクはケータイの通話ボタンを、押した。
「…もしもし」
「あの、私、そのケータイ落としちゃったんですけど!」
慌てた感じで話す相手は、やっぱり女の子だった。
「道で拾いました。○丁目の公園のトコロです。今そこにいます」
「よかったあ。今から急いで行くんで、待っててもらえたりしますか?」
「いいですよ」
「ありがとうございます!」
そう言うと、ケータイの相手は電話を切った。
ボクは、公園のベンチに座って待った。
誰もいない公園には、スコップが1つ砂山に刺さっていた。
キミの持ち主も、帰るときにキミを落としてしまったのかい?
日はまだまだ落ちそうにない。
タッタッタという足音がだんだん近づいてきて、
髪の長い女の子が、ちょっと息を切らせながら顔を覗かせる。
「あ、藤野君」
その女の子は、同じクラスの夏焼雅だった。
「はい、コレだよね」
そう言って、ボクは夏焼にピンクのケータイを手渡した。
「ありがとう。私のケータイ拾ってくれたのって、藤野君だったんだ。
電話だとちょっと声が違って聞こえたから、誰だろうってドキドキしながら
来たんだよ。言ってくれればよかったのに」
そう言って、夏焼はちょっと膨れて見せた。
夏焼って、どんな顔になっても可愛いんだな。
そう思ったんだ。
「声、ボクもわかんなくて、ゴメン」
何かと言うとすぐに「ゴメン」という言葉が口から出てしまうのはボクの悪いクセだ。
「ううん。でもよかった」
「藤野君てなんだか謝ってばかりね。ヘンなの。うふふ」
「ボクのアドレスなんかでいいの?」
「私のケータイを拾ってくれたお礼だよ。今日は私の大事な日だったから」
笑顔の夏焼は、やっぱり可愛かった。
そしてボクと夏焼は、お互いのアドレスを交換した。
ボクのケータイに、初めて女の子のアドレスが登録された記念すべき日だ。
「えへへ、実は今日、私の誕生日なんだ。もしよかったらメール送ってね」
そう言って夏焼は「また学校でね!」と言って手を振って帰って行った。
ボクはなんとか夏焼に『誕生日おめでとう』というメールを送ろうと努力したけど
恥ずかしさがどうしても抜けなくて、結局送ることはできなかった。
あきらめて顔を上げると、きれいな夕焼けだった。
あれから1年が経った今でも、夏焼ははやっぱりクラスの輪の中心にいて、反対にボクは
というと相変わらず目立たないポジションにいるんだけど、今でもボクと夏焼の間で、
時々ではあるけれど、メールのやりとりが続いているのはちょっとしたヒミツなんだ。
そしてボクは、去年送ることのできなかったメールを送信する。
「夏焼、誕生日おめでとう!」
おしまい
急いで書き上げたので告白のコの字もありませんが
夏焼さんおめでとうございます。
さわやかな青春のひと時ですね乙です
みやびちゃん誕生日おめでとう
乙です
記念作品は久しぶりに見た気がします
夏焼さん誕生日おめでとう
413 :
名無し募集中。。。:2006/08/25(金) 00:12:48.19 0
おつ
:::::::::::::::::::::::::::::..
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
禿しく乙です!
まとめの人も乙です
すみません、読み直したらまたしても1つ抜けてました…
死にたい…
>>407と
>>408の間には
↓がはいります・・・
唐突にメールの到着を知らせる着信音が流れる。
「ちょっとゴメンね」と言うと、夏焼はケータイをいじりはじめ、そしてちょっと笑った。
一通り読み終えたのか、返事を打ち始める夏焼。
よくメールをしているせいなのか、メールをうつ指の動きが早い。
そして、送信し終えると、ケータイをしまって夏焼が再びボクの方を向いた。
「そうだ、藤野君てケータイ持ってるの?」
「一応、持っているよ。あまり使わないけれど」
「メールアドレス、交換しよ?」
夏焼の突然の申し出に、ボクはそのまま固まってしまった。
「嫌?」
固まってしまったままのボクの顔を覗き込む夏焼。
「ぜ、全然。えーと、ゴメン」
また謝ってしまった。
418 :
932:2006/08/25(金) 01:43:00.41 0
貼り忘れミスで死にたい932です。
私事ですが、明日から遅い夏休みに入りまして、旅行などに行こうと思いますので
一週間ばかり更新が不定期になりそうです。申し訳ありません。
本編の方は、また続きができたら書かせていただきます。
急だなと思ったら飛んでたんですね
乙です
待ってます
夏休みエンジョイしてください
乙です
ほ
乙
424 :
名無し募集中。。。:2006/08/25(金) 07:05:50.22 O
sage
:::::::::::::::::::::::::::::..
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ほ
932氏が戻ってくるまで全力で保全!!!!
428 :
名無し募集中。。。:2006/08/25(金) 09:42:44.53 0
ぜ
戻ってくるって・・
あの人ほぼ毎日更新してるじゃん
ほ
431 :
名無し募集中。。。:2006/08/25(金) 11:28:12.47 0
ぜ
>>429 いや
>>418で夏休みで一週間くらいいなくなるってなってたからそれまでは保全しとかなきゃと思ってな
保全
ほ
ほ
ほ
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
えっと雅の誕生日なんで作ってみました。
正直、小説初めてだしあんまり上手くないと思いますが
見てやってください。
タイトルは『日記帳』でお願いします。
今年も誕生日がやって来る。
この時期に誕生日なのって何か損な気がする。
みんな旅行に行ったりしてるから誕生会も開けないし、
クラス全員に祝ってもらう事もできない。
もちろん、アイツにも…
だからこの誕生日はあまり好きじゃなかった。
――――――――――――――――――――
8月25日
朝起きたら佐紀と桃子と梨沙子からメールが来ていた。
それに返信して、特にやる事もなくなったので部屋でゴロゴロする。
あぁ、アイツ今頃何してるのかな?
あと1週間会えないんだよね…
「雅〜電話よ〜」
下からママが呼んでいる。誰だろう?
「誰?」
「お友達みたいよ?」
何故かニヤニヤしている。変なママ。
「もしもし?」
「おぉ夏焼!俺俺!○○だけど」
アイツからだ。どうしよう?
落ち着け雅! テンパっちゃダメダメ。冷静に冷静に…
「何?どうしたの?」
「あのさ〜今日何か予定とかある?」
え〜〜〜???もしかして誕生日覚えててくれてお祝いしてくれるとか?
どうしよう?って言うか神様ありがとうございます!
サボってたダイエットも今日から真面目にやります。
「・・・・・・・・・お〜い、もしも〜し! なつやき〜 聞いてるか?」
「えっ何?」
いけないいけない、つい興奮してしまってた。
「だ〜か〜ら〜 日記サボってて天気がわかんないんだよ。教えてくんない?」
なんだ。やっぱりそうか。
そりゃそうだよね。アイツが私の誕生日なんて知ってるはずないし。
「いいよ。チョット待ってて。日記持って来るから」
「あのさ、電話代もったいないしさ、夏焼の家に行ってもいい?」
「あんたね〜」
「たのむ!もう他に頼れる奴がいないんだ!」
「も〜」
あぁ゛〜〜〜 せっかくアイツが家に来たいって言ってるのに馬鹿馬鹿!
ここで勇気出さないと。
「・・・チョット待ってて。ママに聞いてくるから」
「おぉサンキュ!」
「ママ? ○○君が家に来たいって言ってるんだけど・・・」
――――――――――――――――――――
1時間後
アイツがやって来た。
「うわ〜キレイな部屋だな〜」
「そう? 男の子入れるの初めてなんだからね!」
「ふぅんそうなんだ。それより座っていい?」
興味なしですか・・・
「そうそうこれ」
コンビニの袋をガサゴソさせて中からアイスとジュースを取り出す。
「手ぶらで来るのは悪いかな?と思ってさ」
「ありがとう、って言いたいところなんだけど、うち今日誕生日なんだけど?」
「エッ、マジで? ゴメン知らなかった。おめでと。
とりあえずこれがプレゼント代わりって事で。
好きな方選んでいいからさ、ハハハ…」
何かガッカリする。
まぁそこがいいところでもあるんだけどね。
その後、アイスを食べながら色々な話をした。
ハンカチ王子の話とかさっぱり意味わかんなかったけど、彼の話すのを見ているだけで楽しかった。
話が一段落したところで彼が日記帳を取り出す。
「そろそろたのむよ」
「それなんだけどさ、さっき『他に頼れる奴がいない』とか言ってたけど
うちの前に誰かにも電話したの?」
「うん、したよ?
まずいいんちょに電話したんだけどあっさり断られて、
次にまーさにもかけたんだけどやっぱりダメで、
その次は桃子に聞いてみたけど金取るって言われて…
あ、なかさきにもかけたっけな? 旅行中みたいでいなかったけど」
5番目かよ・・・
まぁ、その4人ほど仲良くないし。
(うちだけ苗字呼び捨てだもんね・・・)
こうしてここに来てくれてるだけでも奇跡みたいなもんだから満足しないといけないんだけどね。
「日記の中身は見せないからね?」
「それは大丈夫。天気以外は頑張って完成させたから」
パラパラっとめくって見せる。
「どうせなら今日じゃなくて31日に来れば良かったのに」
「ギリギリは良くないよ。それに明日からは用事あるんだ」
――――――――――――――――――――
「8月24日、晴れ」
「・・・晴れ、っと」
「で、8月25日、晴れ」
「・・・晴れ。できた〜!!!」
「おめでと〜」
1時間後。ようやく全部書き終わった。
こんな事だけど、アイツの役に立てて嬉しい。
「いや〜やり終えたって感じがするよな〜」
感慨深そうにページをめくっている。
「ホラ、今日から先ももう書いてるんだぞ?」
さっき、用事があるとか言ってたっけ。
「どうするの?書いてる通りに行動するの?」
「もちろん! ま、もし違っても先生にはわかんないだろうしね。
そうだ!チョット見てみろよ」
「別にいいよ」
「いいから見てくれよ」
「うち他人の日記とか見る趣味ないから」
「いいから!」
なんでそんなに見せたいんだろ?
仕方なく見る事にする。
8月25日、晴れ
・・・・・・・・・・
え?これって???
ページをめくってみる。
8月26日、8月27日・・・
「これってどういう事?」
日記を広げて彼に見せる。
8月25日、晴れ
今日は夏焼さんの家で勉強をした後、誕生日のお祝いをした。
僕のあげたプレゼントを喜んでくれたみたいだ。
嬉しかった。
8月26日
今日は夏焼さんと遊園地に行った。
こういう所に行くのは久しぶりだ。
一日中いろんな所を回って楽しかった。
夏焼さんも喜んでくれたみたいだ。
また一緒に来たいと思う。
アイツは顔を真っ赤にしていた。
「ゴメン!日記の話は嘘なんだ。
あ、完全に嘘ではないんだけど、その・・・」
何かブツブツ言いながらカバンから何かを取り出す。
「夏焼、誕生日おめでとう!
あの、これプレゼントなんだけど受け取ってくれないかな?
小遣い少ないから大した物買えなかったけど。
あと、明日遊園地行かね? イヤならいいんだけどさ。
日記も書き直すし・・・」
「もう馬鹿〜」
私はびっくりしたのと嬉しさで泣いてしまった。
「ゴ、ゴメン! やっぱ今の無しでいいから。
だから泣くなよ夏焼〜」
「違うの! 嬉しかったの。
うちの片想いだと思ってたから…」
「え?それって・・・」
「○○君、よろしくね!
あとうちの事もみんなみたいに『雅』って名前で呼んで!」
「お、おう分かったよ・・・・・雅」
今日が誕生日で本当によかった。
Fin
かなり素敵です乙です
話の展開がうまいですね
お粗末さまでした
前に言ってた小説の方も明後日ぐらいには投下できるかと思います
今日のを見てもらえば分かると思いますが
頭の中で作ったシナリオを文にするのがかなりヘタクソですが・・・_| ̄|○
今日は、8月25日。実は俺の大好きな人、夏焼雅の誕生日。
でも、まだ「おめでとう」と言えないでいた。
朝から言おうと思っていたのに全然言えそうなタイミングが無かった。
帰りも、雅が帰って少ししてから追いついて、「おめでとう」と言うつもりだったのに、
友達に一緒に帰ろうと誘われ、強制的に連れられながら帰っていると、友達が公園の前で足を止めた。
「お前、今日はまだ言ってないんだろ?早く言って来いよ。」
「えっ、何が?」
俺は何の事か全く分からないでいた。
「ほらっ!」
「あっ、あれって、雅?」
友達が指を指した方を見ると、雅が公園のベンチに座っていた。
「俺、言いに行ってくる。」
そう言うと、友達はこくんと頷き、「頑張れよ」と言い残し帰って行った。
俺は歩いて雅のいるところまで行くと、雅が気付いた。
「よっ!!」
「あれ?どうして君がここに?」
「雅、誕生日おめでとう。そして、・・・好きです。付き合って下さい。」
「えっ、あっありがとう。えっと、実は私も君の事好きだったんだ。」
雅は照れて、顔が赤くなっていた。でも、俺も顔が赤くなっている。
しばらく2人で固くなっていると、空が赤くなってきた。
「雅、一緒に帰ろう。」
俺は手を差し出し雅の手を掴むと、雅はぎゅっと握ってくれた。
こうして2人は仲良く手を繋ぎながら帰っていきました。
「今日は最高の誕生日になって良かった。」
雅は、ぼそっと言ったつもりなんだか知らないけど俺の耳にはしっかり聞こえていた。
自分も大好きな雅ちゃんの誕生日なのでちょっと書かせてもらいました
書いたのがこれで4回目くらいになると思うんですがまだまだ未熟なもので
感想とかいっぱい下さい
>>448 乙です!!
照れてる雅ちゃんかわいい!そして男の子もかわいい!
皆がこうなるように仕組んだ感じがして面白かったです
453 :
451:2006/08/25(金) 19:37:29.79 0
実は去年の雅ちゃんの誕生日にも短編書いちゃってました
しかも初めてでした
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
超駄文ですが書いていいですか?
思い立ったら書いてみてくださいな
457 :
455:2006/08/25(金) 20:32:10.99 0
カチャカチャ・・・・
キーボードを打つ無機質な音だけが部屋に響く。
延々と記号と文字の羅列の続くプログラム。
自分でも打ってる意味の半分くらいは理解してない。
これなんて配列だっけ?えーと・・・まぁいいや
こっちにほうりこんでおけ。
延々と終わる当てのない研究が夜遅くまで続く。
ふぅ、今日はなんかはかどらないなぁ。
ふと、キーを打つ手を休めて周りを見る。
隣の机では木場が真剣にディスプレイに向かい合って
カチカチとなにやらデータを入力している。
後ろの席では乾が黙って静かに・・・・ドラえもんを読んでいた。
相変わらず余裕かましてるなぁ。こいつはいつもぎりぎりになるまでやらないからなぁ。
それでも発表の時には俺や木場と変わらない、いやそれ以上の
レベルの物をしやがるからうらやましい限りだ。
こいつみたいなのを天才っていうんだろうなぁ。
458 :
455:2006/08/25(金) 20:32:51.85 0
「なぁ三原ぁ」
乾が唐突にこっちを見ずに漫画に目を落としたまま話しかけてきた。
「なんだよ乾」
「お前さ、昔に戻れたらいいとか思ったことない?」
「なんだよ唐突に」
「いや、タイムマシンとかで昔に戻ってあれをやりなおしたいとかあるじゃん」
「タイムスリップなんていまどき現実的じゃないね」
木場がディスプレイを凝視しながら会話に入ってくる。
「時間という軸を移動するのは理論上不可能なのは嫌ってほど
学んだだろ?」
「そりゃそうだけどよぅ、やっぱできたらいいなって思うじゃん」
不満げに本を閉じてこっちへと向き直る乾。
「まぁ確かに理論上はむりっぽそうだけど憧れはするなぁ・・・」
否定的ながら同調する俺。
「だろ?俺なら大学受験前にもどってもっと女子の多い大学に入ってもっと
潤いのある学校生活してたなぁ」
「何言ってんだよ。女に不自由なんかしたことないだろお前」
作業する手を休めて呆れる木場。
459 :
455:2006/08/25(金) 20:33:39.56 0
「分かってねぇなぁ。理系よりも文系の方が女子の分母数が違うだろ?」
「はいはい・・・」
「どうぞご自由にハーレムをお作りくださいな」
「そういうお前らはどうなんだよ?」
適当にあしらわれたのにムッとしたのかちょっと切れ気味に聞いてくる。
「俺は別に、戻りたいとは思わないね。現状に満足しているし、
戻ったところでまた同じ人生を選んでるだろうし。」
サラッと格好いいことをいってのけるのが木場のクールなところだ。
「ちぇっつまんねぇやつだなぁ・・・・三原おまえはどうなんだよ?」
木場らしいといえば木場らしい答えにがっかりしたのか今度は俺に振ってきた。
460 :
455:2006/08/25(金) 20:34:21.74 0
「俺か?俺はそうだなぁ・・・」
タイムスリップか・・・たしかにあの頃に戻ってやりなおせたら・・・
というのは自分の過去にはいくつもある。
でも一番戻りたい頃といったら・・・
「そうだな、小学校時代に戻ってみたいな」
決して今の生活、日常に不満があるわけではないが、
あの頃の俺にはまだまだ無限大の可能性があったように思う。
その頃の時代に今の俺がそのままタイムスリップしてみたい。
今の頭脳で小学生になれば超天才で他の方面に何か目覚めたかもしれない。
大学になってからはじめたサッカーだって、小学生から始めていればプロになれたかもしれない。
そんな夢をつらつらと語ってみた。
461 :
455:2006/08/25(金) 20:34:54.74 0
「でもさ、タイムスリップだから体は今のお前のまんまだぞ?」
木場が冷静に突っ込む。
「あ・・・・」
「その体でランドセルはきっついな」
椅子から転げ落ちんばかりに爆笑する乾。
「そこはほら、タイムスリップもできるんだからタイムふろしきあたりで
子供になって」
ドラえもんの道具を持ち出して反論する。
「じゃ、その時代にもとからいた子供のお前はどうなるんだ?」
「うっ・・・・」
とことん冷静に突っ込んでくる木場。少しは融通利かせろよ。
あっさり夢を打ち砕かれてしまいがっくり来て頭をガリガリとかく俺。
「はぁ・・・夢は所詮夢か。」
「そういうこと。」
「夢はかなわないからいいんだよ!ってな。」
友人の冷たいフォローにすっかりテンションが落ちてしまった。
462 :
455:2006/08/25(金) 20:35:27.33 0
「あーもうテンション落ちた!俺帰るわ。」
「まーぐっすりねていい夢見ろよ」
イシシと意地の悪い笑みをうかべる乾。ちくしょう〜。
「それじゃお疲れさん」
「おうおつかれ」
「お疲れ様」
研究室のドアを開けて去ろうとする。ガチャ。ドンッ。
「きゃっ」
ドアの向こうに誰かいたようだ。
いきなり開けて出てしまいぶつかってしまったようだ。
「あ、ごめん」
「あ、いえこちらこそ」
よくみるとうちの研究室の女子だ。
名前は・・・えーとなんだっけ?
ほとんどこの子は研究室に顔をださないから名前が出てこない。
「おつかれさまでした」
「ああ、おつかれ〜」
悩んでいる間に彼女は研究室に入っていってしまった。まぁいいか。
さぁて、さっさと帰るか。
463 :
455:2006/08/25(金) 20:36:41.54 0
「あー、なんか今日は面白いテレビやってねーなー」
家に帰ってきたはいいものの、とくにやることもなく暇だ。
ごろごろとしてるだけってのも暇なもんだ。
「乾でもつれてくりゃよかったな・・・」
暇だ・・・コンビニでも行ってみるか。
「いらっしゃいませー」
まったく関心のない抑揚のない声でのお出迎え。
まぁコンビニなんてそんなもんだな。
雑誌をしばらく立ち読みしてみる。
特に面白い本はないかな。
さて、ビールでも買って帰るかな・・・
本を棚に戻して移動しようとする。
464 :
455:2006/08/25(金) 20:37:43.28 0
ドン。
腕にかるい衝撃。誰かにぶつかってしまったらしい。
「あ、すいません。」
「ご、ごめんなさい。」
と、相手を見るとどうみても子供。
何でこんな時間に子供がいるんだ。
最近の子供は生活が乱れてるなぁ。
とか考えてる間に子供は店から出て行ってしまった。
まぁいいか。さてビールビール。
それから家に帰ってビールを飲んでTVをぼんやり見ていると
猛烈に眠くなってきたので寝ることにした。
ふぁ〜、明日もまた研究か。かったるいなぁ。
・・・・
翌朝、目が覚めると俺は子供になっていた。
465 :
455:2006/08/25(金) 20:45:48.51 0
こんな感じの話です。
スレ違いでしたらごめんなさい
乙です!!
登場人物によってはスレ違いになる可能性はある
誰が出てくるか楽しみ
雅ちゃんお誕生日おめでとう!!!!
夜は保全を頑張ろう!!
ほ
ho
久し振りに良い誕生日祭りだったな
夏焼が自分のことうちって言うの聞いてみたい
保全
474 :
932:2006/08/26(土) 01:36:10.20 0
>>390 慌てて家を出たものの、駅に着くとそこはきちんと集合時間の5分前。
少し前から歩きに変えて、余裕に見せて俺ご到着。
集合場所の駅前広場『保田大明神像』には熊井、中島、徳永、そして井出が待っていた。
「おーす」「おはよー」などと挨拶をかわしながら背負っていた荷物を置く。
女子3人は、普段と違う服のせいか、少し大人びて見える。
特に熊井は、その背の高さもあいまって、とても小学生には見えない。
何も知らない人が見たら、高校生といっても信じてしまうだろう。
「いよいよ来たなー、この日が」
ニヤニヤしながら井出が寄ってくる。
「クフフフ、早田よ、俺は今日という日を思いっきり楽しむぞ」
「井出、お前えらい気合入りまくってるな」
「あまりに今日が楽しみ過ぎて、もう行って、遊んで、帰ってきたところまで、全て
妄想し終わった。おかげでシミュレーションはバッチリだ」
「お前、一度病院行ってきた方がいいぞ」
「ひと夏の思い出! すなわち、目盛り・オブ・サマーを俺は絶対に作って見せる!」
「目盛りじゃなくてメモリーだろ」
俺と井出はそんなバカ話をし、女子は女子で3人で何か嬉しそうに話をしていると
交差点の角から嵐と村上が一緒にやってきた。
2人が到着し、全員揃ったところで、徳永がなぜか点呼を取り始め、全員いることを
意味も無く再度確認した後、切符を買い改札をくぐる。
みんなの荷物はそこそこの大きさだったが、俺とめーぐるだけは少なくとも荷物は
置いておこうということで合宿用の荷物も持って来ているため、格段にサイズが大きい。
バリアフリーのバの字もない、エスカレーターなしの階段をひいひい言いながら登って
いると、俺の隣にいためーぐるが不満を表明してきた。
「ちょっと早田、か弱い女の子が大きな荷物を持ってチョー大変だっていうのに「俺が
持ってやるよ」とか優しい一言もないわけぇ?」
「えーい、俺もお前と同じだけ持って来とるんじゃ。そんくらい自分で持てよ。大体
めーぐるはじいさんにあんだけ鍛えられてんだからこれくらい余裕だろうが」
「……」
「無視かよ」
「ねえ嵐く〜ん!お願いがあるんだけどぉ♪」
おい何で標的を嵐に変えてんだよ!!
騙されるな嵐!!
めーぐるは全然非力じゃないぞ!!
20キロの重しを背負わされてダッシュ20本とかやってんだからこれくらい余裕なんだよ!!
あーらーしー!!!!
笑顔で荷物を持つなぁ!!
まんまと嵐に自分の重い荷物を肩代わりさせためーぐるは、俺の横を颯爽と通り過ぎる
時「バカ」と小声でつぶやいた。
476 :
932:2006/08/26(土) 01:38:11.34 0
会社へ向かうビジネスマンでごった返すホームに上がると、すぐに電車がやってきた。
大人の群れの中で、思い切り場違いな俺たちが乗る電車は、ラッシュと反対方向だ。
無事に乗り込むと、幸い車内はガラガラだった。
向かい合わせのボックスシートを2つ占領し、早速くつろぎの姿勢に入る。
俺の隣に陣取った徳永は、早くもお菓子の山を、電車の小さいテーブルに広げはじめる。
向かいのシートには、嵐と中島が並んで座った。
ということで、隣のボックスには井手、熊井、村上の3人が座る。
熊井、村上の2トップと同じボックスという栄誉を手に入れた井出は、既に興奮状態で
今にも鼻血が出そうなくらい顔が赤くなっている。
荷物を網棚に乗せ、ひと段落した所で気がつくと、電車はホームを離れ走り出していた。
477 :
932:2006/08/26(土) 01:39:55.08 0
みんなきゃあきゃあ騒いでいたのも最初だけで、久しぶりに早起きが応えたのか、30分も
たたないうちに「すー」「すー」という寝息がシートのあちこちから聞こえてきた。
隣にいた徳永などは、お菓子を食べようとしたまま寝てしまったようで、指先にはお菓子
が握られていた。
そのまま落としてしまいそうだったので、徳永の手からお菓子を取って袋へ戻してやると、
徳永の姿勢が崩れ、俺の肩に頭を乗せられる形になった。
「おい起きろよ」と、起こそうかとも思ったが、「すこー」と気持ちよさそうに寝ている徳永の
その寝顔が、普段学校では見せない表情だという事に気づいた俺はちょっとドキっとして、
結局そのままにしておいた。
478 :
932:2006/08/26(土) 01:42:12.60 0
また続きができたら書かせていただきます。
新しい方の作品が始まって活気が出てきたようで嬉しい限りです。
お互い頑張っていきましょう。
乙
不定期になるってだけでまるっこ一週間来ない訳じゃないのね
480 :
932:2006/08/26(土) 01:53:27.40 0
>>479 はい
今はまだ家ですが、どっか行ってもネットカフェとかチャンスがあれば
更新したいと思っています。
481 :
名無し募集中。。。:2006/08/26(土) 01:53:29.76 0
おつ
乙
乙です
ちなみの寝顔見てみたい
お泊り楽しみにして待ってます
乙です!!
485 :
名無し募集中。。。:2006/08/26(土) 04:55:06.98 O
ほ
寝る保
禿しく乙です!
932氏キテタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
激しく乙です!
>>479さんと同じで一週間丸々来られないと思ってたんで嬉しさ倍増です!
無理せずマイペースで頑張って下さい!
ちなこヲタの俺はちなこフラグが立ったみたいな展開にドキドキですw
489 :
名無し募集中。。。:2006/08/26(土) 06:54:02.38 0
ほ
ぜ
ほ
ぜ
ん
感想ありがとうございます!!
覚悟していたような批判がなくてホッとしたような困惑したような…
次はもっといい作品に出来るように頑張りたいです
ちなみに
>>451さんが書いたようにグルだったのかどうかはあえてボカして書きました
皆さんの想像の中で補完してくださいw
今からベリ紺参戦なので、帰ってから他の作品も読みたいと思います
あと次作投稿も…
495 :
名無し募集中。。。:2006/08/26(土) 13:13:33.78 0
保 全
保全しときますね
ベリ最終公演前保全
ほ
ぜ
ん
投下待ちの保
ベリ紺最高ですた
作品へのモチベーションが上がった☆カナ
ベリ紺いけなかった俺はその悔しさを作品にぶつけるのみ!
みんなそろって期待してまふ
>>503 こうして見るとベリ紺の魔力ってスゴい…
お互いガンガりましょう!!
セットリストキボンヌ
507 :
455:2006/08/26(土) 22:01:43.35 0
>>464 続きです
「は?なにこれ?」
鏡の前で呆然と立ち尽くす俺。
鏡には昔の自分そのままの姿が映っている。
なにがおきたのか理解できない。
なんだ、なにがおきたんだ。
俺まだ寝てて夢でも見てる?
お約束だがほっぺたをつねってみる。痛い。
夢じゃない。
ということはだ。
今、この鏡に映っている少年は俺以外の何者でもないということになる。
・・・・やっぱり納得いかねー!!
どういうことだよこれ!なんで子供になってるの俺!
頭をガシガシとかきむしるがさっぱり状況が理解できない。
というか今のこの状況を受け入れることができない。
508 :
455:2006/08/26(土) 22:03:11.02 0
と、一人頭を抱えていると携帯から着信音が。
発信者は「田所さん」と表示。
やべー、今日朝から打ち合わせだったんだ。
どうしよー、この状態じゃ学校いけねーし。
何より今の俺に会うサイズの服がない。
考えている間にも携帯は早く出ろと催促せんばかりに着信音を盛大に鳴らしている。
そうだ、田所さんに相談してみるか。
田所さんは俺の研究室の助手で俺の研究の指導もしてくれている人だ。
教授も一目置く、優秀な頭脳を持ち主である。
が、それをひけらかすこともなく気さくで明るい人柄
なので色々と研究以外にも相談に乗ってくれたり、
一緒に遊びに行ったりもする尊敬できる人だ。
ちなみに家は俺の部屋の隣だったりもする。
509 :
455:2006/08/26(土) 22:04:22.41 0
まずはこの人に相談してみるか。
とりあえず携帯に出る。
「もしもし?」
「おお三原か」
「すいません、寝坊しちゃいまして・・・」
「なんか声高くないか?」
言われて気づいた。どうも喉も声変わりする前に戻っている。
「はい、実はですね・・・えーとなんといったらいいのか・・・」
「お前今、家か?」
「はい、家ですけど」
「じゃ、ちょうどいい、俺もまだ家なんだそっちにちょっと荷物もって行くわ」
「あ、はいわかりました」
電話で説明するよりも見てもらった方が話は早いだろう。
とりあえず部屋に来てもらうことにした。
「おーい、来たぞー」
ノックもドアフォンも鳴らさずに入ってきた田所さん。
なにやらダンボールを抱えてやってきた様子だ。
「あのな、これがだな家に送られ・・・・」
そしてありえないことになっちゃってる俺の姿を見て固まる。
510 :
455:2006/08/26(土) 22:04:55.91 0
「・・・・・・」
「あ、田所さん、おつかれっす」
「・・・誰?」
「俺ですよ俺!三原!」
「いや君どこの子?三原の弟?」
「弟じゃないですって本人ですって!」
「んなわけないだろ、どうみたって・・・」
「今日やる予定の測定の測定器のX軸のとこ田所さんこわしちゃってますよね?」
「・・・何で知ってる?」
「俺が三原修二本人だからですよ。他にも俺と田所さんしか知らないこといいましょうか?
田所さんの机の鍵のかかってるところにはモーニング娘。の田中れいなの写真があって・・・・」
「うーん・・・確かに俺と三原しか知らないことばかりだ」
とことん信じようとしてくれない。無理もない。俺だってできることなら今のこの状況なんて信じたくはない。
「うーん、どうやったら信じてくれるんですかねぇ」
どうしたらいいものかお手上げだ。頭をガリガリとかく
511 :
455:2006/08/26(土) 22:05:52.68 0
「ん?いまの仕草・・・三原か?」
「へ?」
そういえば、俺は困ったときは頭をかいてしまう癖があったな。
「信じてくれるんですか?」
「信じたくはないが信じざるを得ない・・・な。それに
お前がもし三原ならばこの送られてきた変な物の説明もつきそうだし。」
そういえば、田所さんは両手にダンボールを抱えたままだった。
あれになにかあるのか?
「それがどうかしたんですか?」
「ああ、中身を見てくれ」
床にダンボールを置き、開いてみせる。
中には・・・何着もの子供服、そしてランドセル等学用品が入っていた。
「・・・これは?」
「わからん、今日の朝俺の家の前に置いてあったんだ。」
田所さんも困った表情で答える。
「そして、極めつけはこれだな」
今度はポケットから封筒を出して俺に差し出した。
512 :
455:2006/08/26(土) 22:07:02.49 0
とりあえず今日はこんな感じです。
なかなか肝心のキッズたちが登場してこなくてすいません。
ベリ紺まじでいきたかったなぁ・・・・
>>506 この前までと同じ
特筆すべき点としては
・場内一杯のみやびコール(本人からの感謝あり)
・ラストで梨沙子が泣いちゃった
・しりとりコーナーで内輪ネタ(しかもしりとりになってないし)
ぐらいでしょうか
あとキャプテンが池野めだか師匠のパロディを披露しました
これ以上はスレ違いになるのでこの辺でやめときます
>>512 乙です
誰が出てくるんでしょうか
楽しみにしてます
516 :
名無し募集中。。。:2006/08/26(土) 23:12:28.77 0
ほ
ぜ
ん
519 :
932:2006/08/27(日) 01:20:46.97 0
一人起きていた俺は、車窓から次々に流れて行く景色をなんとなくぼーっと見ていた。
しばらくすると、向かいの席の中島が「はっ」という感じで目を覚ました。
「あ…いつの間にか寝ちゃってた…ご、ごめんなさい」
「別に謝んなくてもいいよ。みんな思い切り寝てるしね」
そう言うと、中島は周りを見回して「ホントだ」と笑った。
「千奈美ちゃん、幸せそうな顔してる。うフフ」
「たぶん流しおーどんをやってる夢でも見てるんだろ。それに徳永って、いつも幸せ
そうな顔してるぞ」
「いつも笑顔だもんねー」
「ダジャレはもう一歩だけどな」
「あー、そんな事言うんだ。千奈美ちゃんに言っちゃお」
「う! それだけはマジ勘弁して! ラケットでぶっ叩かれるよ」
それからみんなが起きるまで、俺は中島と話しつづけた。
いつも熊井の話を聞いている事が多い中島だが、こうして話してみると意外に話題が
豊富だということがわかった。
520 :
932:2006/08/27(日) 01:23:28.14 0
電車が揺れた拍子に徳永の頭が離れたのを幸い、俺はトイレにたった。
割と前から行きたかったのだが、徳永がもたれかかっていたので我慢していたのだ。
トイレの表示が『あき』になっているのを確認して飛び込む。
夏休みのイベントで『お漏らし野郎』の汚名をかぶることだけはしたくない。
「ふう。間に合った…」
我慢に我慢を重ねたものだけが味わえる、トイレでの解放感を満喫してトイレを出ると
俺の目の前には、えーと、変な格好の人がいた。
オレンジ色の、サムライのような格好をした、男…ではないな。女の人だ。
いま流行のコスプレというものだろうか?
でもなんで電車で?
頭に『?』マークが浮かんでいると、その人が俺に気づいた。
521 :
932:2006/08/27(日) 01:24:53.51 0
「こんにちわ」
「え? あ、こんにちはっす」
いきなり笑顔で挨拶された俺は条件反射で慌てて頭を下げる。
「キミ、私のこと、ヘンな人だと思ったでしょ」
笑顔のままその人が言う。直球だなぁ。
「い、いや…そんなことは…………えーと、はい」
「これ、衣装なの」
「衣装?」
ますます『?』マークが頭の上に浮かんでくる。
「私、歌手なの。歌いながらいろいろ地方とかまわってるんだ。今日はちょっと
電車の時間がせまってて着替えるヒマがなかったから、トイレで着替えようと
思って待ってたの」
「あー、そうなんですか」
522 :
932:2006/08/27(日) 01:29:00.73 0
そうか。ようやく合点が行った。
少年剣士っぽい格好だけど、よく見ると結構大人っぽい人だ。
まあ小学生の俺からすれば大概の人は大人っぽいんだけどね。
「そうだ、キミ、ちょっと待ってて」
そう言うとその人は客席の中へ走っていく。俺たちとは違う車両に乗っていた
ようだ。そりゃそうだ。あんな人が同じ車両にいたらすぐ気づく。
その人が手に何か持って戻って来た。
「ここで会ったのも何かの縁だから、これをキミにプレゼント」
手渡されたのはCDだった。
「よかったら聞いてみて。で、もうちょっと大人になったら、買ってね♪」
そう笑って言うと、その女の人はトイレに入って行った。
CDには『前田有紀』と書いてあった。
また続きができたら書かせていただきます。
みなさんがベリ紺に行っていた本日、自分は寄り道をして成田でやっていた
前田有紀ミニライブ(無料)を見てきました。
彼女を見たのは3年ぶりくらいだったのですが、やはりハロプロの中では
頭5つくらい抜けて歌うまいです。
サインも貰いましたw
今いる所が26時閉店だそうなので、これから再び出発です。
乙です
なんか変な展開になった気がするけど続き待ってます
そういえばゆきどん初登場ですね
>>524 書き忘れましたが、ゆき丼を見た記念に無理矢理出しただけなので
トイレ以降は本筋には全く関係ありませんです。。。
ゆきどん記念の特別編乙です
527 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 01:55:03.96 0
おつー
今日も更新してくれてどうもです。
どんさんの新曲500枚しか売れてないらしいね
530 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 02:18:28.48 0
どんさん ←
寝る前の保
532 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 03:23:14.99 0
ほ
ho
ぜ
932さん乙です!!
いつも楽しく読ませて頂いてます
頑張って下さい
ho
um
保全
539 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 11:50:28.19 0
墓前
ho
932さん乙です
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ほ
ぜ
んっ!!
932さん乙。
547 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 18:27:26.31 0
ほ
ほ
ぜ
ん
ベリ紺の筋肉痛が…
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ^w^)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中
554 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 22:46:50.11 O
ほ
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ほぜ
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ほ
ぜ
ん
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ほ
564 :
932:2006/08/28(月) 07:41:30.97 0
>>522 長いようで短い時間がたち、ようやく電車は俺たちの目的の駅にたどり着いた。
ホームがポツンとあるだけの駅員もいない寂れた駅で7人は降りる。
太陽はまだ高い位置に来ていないのに、既にジリジリと照りつける日差しに焼かれ
てはいるが、俺たちガキんちょは「あづ〜い!」などと騒ぎながら歩く。
道を知っている村上と幹事の徳永が先頭きって歩いていく。
俺は最後尾からのんびりついて行くことにした。
見渡す限りの緑と田畑、そして申し訳程度に存在を主張する民家を見ながら、
小高い丘を越える急な坂をえいえいと登る。
「最初にフジおばさんのとこに行って荷物を置いてこようと思うんだけど」
先頭にいためーぐるが、タッタッタと坂なんかものともしない足取りでやってきた。
565 :
932:2006/08/28(月) 07:42:56.84 0
「いいんじゃない。荷物あると邪魔だしな」
「あー早くおばさんとこのスイカ食べたいなー」
「いきなり食うのかよ」
「だって、おいしいんだもん。おばさんとこで作ってるスイカ」
「それは否定しないけどね、確かにあのスイカは最高だ」
「ね、スイカ割りしたくない?」
「スイカ割り? おばさんスイカ割り用のスイカなんてくれんのか?」
「うー、わかんないや。ま、交渉してみてよ」
「してみてよって、俺が聞くのかよ?」
「とーぜん、こういうのは男の子の仕事でしょ♪」
などと言い合いながら一緒に歩いていると、意外に長いその登りで、俺の前を歩いて
いた中島が次第に遅れ始め、ついに俺たちと並ぶ位置までになった。
ふうふう言いながらも頑張って歩くその小さい体を見ていると、同い年なのになぜか
微笑ましくなる。
「中島、大丈夫か?」
「はぁはぁ……うん、だいじょうぶ」
「荷物、もってやろうか? …うぐはぁ」
言ったとたんに、めーぐるのヒジが俺のわき腹にヒットした。
566 :
932:2006/08/28(月) 07:44:03.62 0
「ちょっと早田、私が荷物持ってよって頼んだときは思い切り断ったクセに、なかさき
ちゃんには自分から声かけるってどういう事よ!」
「そりゃ、中島は小さいけど頑張ってんなーって感じだし、めーぐるはあれだけ鍛えて
んだから体力あるだろうが」
「この鈍感男…」
「は?」
「なんでもない」
「あの、私なら大丈夫だから…」
学校ではあまり見せない、俺とめーぐるのやりとりに中島が思わず声をかける。
「ほら、めーぐるが変な事言い出すから中島が困ってるじゃねーか」
「変なこととは何よ! なかさきちゃん、いいからこいつに持たせて持たせて、ね」
と言いながら、めーぐるは中島の荷物を剥ぎ取るようにして俺に持たせる。
そしてついでに自分のも。
「おいぃっっ!!!」
ツッコミもむなしいばかりか、めーぐるは熊井と徳永にも声をかけ、ありがたいことに
彼女たちの分も全て俺に持たせてくれた。
また続きができたら書かせていただきます。
出勤前に見てたらキテタァ――――――(゚∀゚)―――――ッ!!!
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ほ
932氏激しく乙です
こういう展開大好き!
最高です!
>>567 ネットカフェからわざわざ乙です
めーぐるかわいいですね
おれもこういう展開大好きです
乙です
./\__,ヘ,
| ノノハヾヽ.
ノノ∂_∂'ル○ みやにゃんこ巡回中
○ ノ
⊂(_)_)
932さん乙です
かよわいさっきーハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
932さん乙です
めーぐるキャワですね
577 :
名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 13:33:18.62 0
保
全
まとめの人激しく乙
勉強かなんか忙しいのかな?乙で〜す
このスレの過去の作品を観ることはできますか?
584 :
名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 16:23:18.63 0
補
保全
まとめさん乙です!!
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
589 :
455:2006/08/28(月) 19:19:02.57 0
>>511 「これが箱と一緒に入ってたんだ。中身見てみな」
言われたとおり、封筒から中身を取り出して開いてみる。
それは『転入学届け』だった。
入学先は近所の小学校。
名前の欄には『三原修二』、俺の名前。そして年齢には『10歳』
とすべて記入済みだった。
「誰がこれを?なんのため?」
「わからん、なにがなんだかさっぱりわからん」
一つだけはっきりしているのは俺が子供になり、
何者かがそのことをすべて把握しており、
生活の準備までご丁寧にしてくれているということだ。
590 :
455:2006/08/28(月) 19:19:35.44 0
「どうしたらいいんですかね・・・」
「誰が何の意図でこんなことしたのかがわからんことにはなぁ・・・」
「そうですよねぇ」
どうしたらいいのやら完全にお手上げだ。頭をガシガシとかきむしる。
「とりあえずだ、三原。お前はしばらく大学の方は休むしかなさそうだな」
「そうですね」
大学の研究室に入り込んで実験する小学生なんぞ目だってしょうがないだろう。
「で、だ。お前思い切って小学校いってみたらどうだ?」
「は・・・ええええええ!」
おいおい冗談だろ、見た目は小学生になっちまったとはいえ
中身は大学生だぞ。何が悲しくて小学校にまた通いなおさなきゃいけないんだ。
591 :
455:2006/08/28(月) 19:20:52.31 0
「じょ、冗談ですよね?」
「いや、本気だ。」
「なんで俺が小学校なんかに」
「俺はこの封筒が気になるんだよ。転入学の手続きどころか
存在しないはずの10歳のお前の存在をきっちり証明している。
こんなこと、普通のやつには無理な話だ。
そいつの手がかりを得るためにはお前が実際に小学校に行って
様子を探ってみるしかとりあえず今は手段がなさそうだ。」
言われてみればもっともだ。
存在しない戸籍まで用意して小学校へ通えというメッセージ性をのこした書類。
他に手がかりがさっぱりない以上実際に通ってみるしかないだろうな。
通ってみればどこかで相手がまた動いてくるかもしれないしな。
「分かりました。うまくやれるか分かんないですけど行ってみます」
こうして、はからずも昨日冗談で言った小学生に戻りたいという夢が叶うことになったのである。
無事にやってけんのかよ俺・・・。
592 :
455:2006/08/28(月) 19:21:31.18 0
今日はここまでっす。
やっと主要メンバーだせそうです。
長いことひっぱってしまってすいません
乙です
これからの展開と登場人物に期待ですね
ぜひ【千奈美】を!!
いやいや佐紀ちゃんを
ここはみやびちゃんをぜひ
春たん待ち
そろそろちっぺとか梅さんも見たいッス
455さん乙です
誰が登場するのか気になります
600 :
r-219-117-42-120.commufa.jp:2006/08/28(月) 20:21:20.92 0
いやいや舞美っちをwww
>まとめの人
千奈美と友理奈の誕生日作品も載せてほしいです。。。
ほ
青春さん待ちほ
605 :
932:2006/08/28(月) 22:18:21.67 0
>>566 「結構大きいんだねー」
「なんか雰囲気いいねー、シニセって感じ」
「ふわー…」
「カブト虫いるかな…」
「友理奈様…」
早田を除いた6人がようやく旅館に到着し、それぞれ勝手な感想を言う中で
「こーんにちわーっ」
と、大きな声で挨拶しながら、愛が旅館のドアを開ける。
ほのかに木の匂いと、ひんやりとした空気が6人を包み込む。
すぐにパタパタと足音がして、人影が姿を見せた。
606 :
932:2006/08/28(月) 22:20:11.04 0
「あら、愛ちゃんいらっしゃい。みなさんも遠いところよくいらっしゃいました」
めーぐるの叔母にあたる、この旅館の女将・フジおばさんが笑顔でめーぐるたちを迎える。
「えへへ、よろしくお願いしまーす」
「あら、シン君は?」
早田の姿が見えないことに気づいたフジおばさんが愛に尋ねる。
「後から来ます。ねぇ、おばさん聞いてくださいよー、ひどいんですよ! あいつったら…」
「相変わらず仲いいのねぇ。愛ちゃんとシン君は」
「違います!!」
赤くなりながら否定する愛を軽くいなして、ほっほっほと笑いながら「こちらですよ」と案内する
フジおばさんに続いて6人が中に入って行くが、熊井、中島、徳永の3人は微妙な表情を
見せていた。
(愛ちゃんと早田君、やっぱり仲いいんだ……これは気合いれなくちゃ!)
(早田君、荷物重くて倒れてないかなぁ。大丈夫かなぁ…)
(ここ、流しおーどんできるかな……?)
607 :
932:2006/08/28(月) 22:21:43.46 0
同時刻、俺はまだ遥か後方にいた。
「うう、ヂクショー、重い……」
女子4人分の荷物を持って歩くという行為は、鍛えているはずの俺でも体力をかなり
消耗する。おかげで俺はあっという間に取り残され、一人さびしく歩くハメに陥っていた。
おまけにこの日差しだ。いくらも行かない間に汗が吹き出し、ヒットポイントを奪っていく。
くそー、めーぐるの奴め、覚えてろよ…
そのとき、俺の背後から車のエンジン音が聞こえてきた。
道路の中央を歩いていた俺は、急いではじっこに寄る。
黒塗りの高級車が、結構なスピードを出しながら俺の横を走りすぎていく。
そして、俺を追い越して行ったその車は、なぜかすぐにスピードを落として止まった。
「アハハ、早田君、見ーっけ!!」
車の窓から顔を出したのは、嗣永桃子だった。
また続きができたら書かせていただきます。
>>579 まとめさん乙です。
自分の書いたものがまとめサイトに入っているのを見てなんだか感動しました。
嬉しいような恥ずかしいようなそんな感じです。
>>592 455さんも乙です。そちらの男子は555ですね!
果たして誰が出てくるのか気になります。
お互いにがんばりましょう。
ももちキタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!
932さん待ってました☆
乙
主人公が主役じゃなかったから気が付かなかったけど
仮面ライダーシリーズは反則じゃ?
ライダーは反則なの?
昔シリーズでずっと使ってて専売特許になってた人いたからね
932さん乙です
めーぐる推しになりそうになってきた
専売特許もくそも、こなきゃ意味がねぇ。
つーことで許す。
616 :
932:2006/08/29(火) 00:01:02.23 0
>>607 「うわー、眺めいいねー!!」
熊井が窓から外の景色を見て歓声をあげた。
「でしょー。すぐ海だし、ロケーションは最高なのよね。人はこないけど」
「なんでこんなにいいところなのに、人がこないのかな?」
徳永が素朴なギモンを口にする。
「そりゃアレよ。すぐ近くにすごい有名な海水浴場があるからねぇ。聞いたことある
でしょ? ピグモン海岸。みんなあっちに流れちゃって。おかげでくつろげるけどね」
「そっか。TVで見たことあるよ。すごい人いっぱいいるよねー」
「こんなに景色もきれいなのにね」
熊井はここが流行ってないことに対して、ちょっと残念そうだ。
そして徳永が雄たけびをあげる。
「じゃあ早速海へ突撃しよー!!」
「ちょっと千奈美ちゃん、ハダカで飛び出して行く気なの?」
617 :
932:2006/08/29(火) 00:02:42.18 0
愛が驚いて言う。
「え?」
「荷物持ちのアホウがまだ来てないでしょ」
「あ、そっか。アハハ、忘れてた」照れ笑いで頭をかく徳永。
「それにしても遅いわね。いくらなんでも早田の体力ならもう着いてもおかしくないのに」
熊井が窓から体を乗り出して来た方向を覗いてみるが、まだ早田の姿は見えない。
「早田君、まだみたいだよ」
「大丈夫かなぁ、迎えに行った方がよくないかなぁ」
「なかさきちゃん、そんなに早田の事が心配?」
「え、えっと、その、私の荷物も持ってもらっちゃってるし!今日は暑いし…」
「優しいなぁなかさきちゃんは。…じゃ、私が見てくるよ。持たせたのは私だし」
そう言って愛は部屋を出た。
618 :
932:2006/08/29(火) 00:04:18.08 0
俺は、なぜか車の中にいた。というか、嗣永が無理やり乗せたのだが。
嗣永が乗っていた高級車には、嗣永と同じクラスの石村舞波も乗っていた。
話を聞くとこの車は石村の家のものだそうだ。石村って金持ちなんだなぁ。すげえや。
そして俺は、なぜ自分が荷物を山ほど抱えながら一人さびしく歩いていたのかを(多少)
誇張しながら2人にしゃべっていた。
「…ってわけだ」
「えー!! ひどーい!! 信じられない!! 早田君に全部荷物持たせるなんて!!
舞波もそう思うでしょ?」
「まあ、桃ちゃんがそういうなら、うん」
石村はさほど興味のなさそうな感じで相槌をうった。
実のところ、石村とはクラスが一緒になったこともなく、話したこともなかったので
まだ彼女がどんな子なのか想像もつかない。
まあ大人しそうだし、元気のいい嗣永に引っ張りまわされてるんだろうなぁ、と思った。
619 :
932:2006/08/29(火) 00:05:20.72 0
「じゃーさ、その荷物ここで捨てちゃいなよ。で、桃たちと一緒に舞波っちの別荘で
遊ぼうよ!」
嗣永がとんでもない事を言い出す。
「いや、そういうわけにはいかんでしょ…」
「私は早田君に全部荷物持たせるなんてそんなひどい事しないもーん。ね、行こうよぉ♪」
久々に見る桃子スマイルだ。うう、グラつくなぁ。
「うん……いやいや!! みんな待ってるし、荷物は俺がもっちゃってるし、ゴメンな。
後でみんなで一緒に遊ぶっていうのじゃダメか?」
「みんなでねぇ……あ!」
620 :
932:2006/08/29(火) 00:08:17.19 0
いきなり嗣永が大きな声を出したので俺はびっくりした。
「な、なに?」
「早田君に会った嬉しさで忘れてたけど、今思い出した!なんで桃を誘ってくれなかったのよ!」
「え?え?え?」
「今日の話、終業式に決まったんでしょ! 私まだそのとき教室にいたのに、どうして!!」
「どうしてって言われても、だって嗣永隣のクラスだろ。それに言いだしっぺは徳永だし、俺も
なんだかわからないままに決まっちまったからなぁ。それにクラスの男子に追いかけられて
それどころじゃなかったんだよ」
「それならメールでも電話でもしてくれればよかったじゃない。結構大変だったんだからね!
キミたちの行き先を突き止めるの」
さらっとスゴイ事言うな。どうやって調べたんだ…?
621 :
932:2006/08/29(火) 00:10:31.68 0
「えーと、俺、嗣永のメールとかケータイ番号とか知らないんだけど」
「去年クラス一緒だったんだから、連絡網あるし家の番号ならわかるでしょ」
「あ、そうか」
「もう、しっかりしてよ」
そう言って、ぷんと頬を膨らませてみせる。
「なんか、嗣永ずいぶん変わったな。なんつーか、えらい押せ押せになったっつーか」
「だって積極的に行かなきゃライバルがたくさんいるし、クラス違うハンデあるし…」
そのとき車がちょうど段差を超えたために車内がえらい揺れて、俺は嗣永の言ったことが
聞き取れなかった。
「え?なんだって?」
「な、なんでもないわよ。早田君こそ何をいまさら言ってるのよ。桃の大事なファーストキッスを
奪ったクセに♪」
「ちょ!おま!奪ったの俺じゃない!いや、俺だけど! うわ、何言ってんだ俺!!」
「へー、桃ちゃんとキミって、そういう関係だったんだぁ」
俺たちを乗せた車は細い道をゆるゆると走って行く。
また続きができたら書かせていただきます。
すみません、自分が余計な事書かなければよかったですね。反省。
そろそろ時間なので出発します。
乙です
ももちもいっしょにお泊りするのか
主人公が憎いw早速ハーレム状態かよw
乙です
主人公モテモテキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
激しく乙です
626 :
要潤隊員:2006/08/29(火) 02:35:21.20 O
ふざけんなよ早田
>>603 千奈美誕生日作品
実質53章
404〜412「初めてのBirthday」
449〜456「誕生日プレゼント」
469〜470「プレゼント」
477「タイトルなし」
481〜484「無題」
497〜501「ちなこの一日」
友理奈誕生日作品
実質56章
306「憂鬱な誕生日」
323〜325「タイトルなし」
これで全部と思われます
早田(´・ω・`)ウラヤマシス
舞波の使い方が絶妙過ぎる!
629 :
627:2006/08/29(火) 03:31:09.06 0
>>603じゃなくて
>>602でした
あと一口小説とかタイトルなしだけど
実質53章188〜197と295〜318、337〜342と実質54章59〜60も
まとめサイトに入ってないので一応。。。
ついでに最近の作品のあらすじを誰か頼む
ほ
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
最近青春さん来ないなぁ
>>629 誕生日とか超短編はまとめサイトじゃなくて短編のまとめサイトでしょ
そんな短いのばかりまとめサイトに載せてたらきりない
449〜456「誕生日プレゼント」
469〜470「プレゼント」
477「タイトルなし」
友理奈作品
はそれぞれ1ページに纏めました
>>629 実質53章188〜197と295〜318、337〜342
対応
54はどうしましょうかね
ほ
ほ
とりあえず保全しときますね
私、夏焼雅には幼なじみがいます。
最近は、「幼なじみ」以外の感情も持ち始めちゃいました。
でも、あっちは私のことどう思ってるか分からないし、今の関係を壊したくないので告白はしていません。
誰かが廊下を走っている音が聞こえ、音が教室の前で止まると、突然ドアが開いた。
「おはヨーグルト!!」
「・・・・・。」
さっきまで賑やかだった教室が、一瞬で静まり返ってしまった。
実は、この大すべりした人が私の幼なじみで、最近気になっている人です。
二枚目で他校からも人気があるのに、何でわざわざ三枚目になろうとしているんだろう?
私は気になったので、一緒に帰る時に聞きました。
「ねぇ、何で三枚目になろうとしてるの?」
結構ストレートに質問すると、彼は真剣な顔でこっちを見ました。
「俺は、今隣にいる人のことが好きで、その人の笑顔が見たいから。」
「それじゃあ、もっと面白い事考えてから言ってね。」
すごく嬉しかったのに、照れ隠しのためにこんな事を言ってしまいました。
「君がいるだけで、笑顔になれるよ。」って言いたいけど、恥ずかしすぎるので心にしまっておきます。
ちょっと一口保全的に書いてみました
乙です
一口保全乙です
まとめの人も激しく乙です!
645 :
455:2006/08/29(火) 19:05:42.20 0
>>591 9月1日 二学期始業日 5年2組教室前廊下
「ここが君の教室だから。まぁそんなに緊張しないでポジティブに行こうよ!」
「はぁ・・・」
小学生として振舞うということになり、テンションを下げまくって
いる俺を、転校の緊張だと勘違いしたのかとにかく元気づけようとする
俺の担任となった石川先生。
「いい?おけつに入らずんば落ちを得ず。よ!下ネタでもわらいをとればいいのよ!
つまり最初のツカミが大事なのよ!
こっちにきちゃったからにはいままでの環境が懐かしいでしょうけど
それを忘れて早くなじんじゃないなさいな。意外と楽しいわようちのクラスは」
なんか突っ込みどころ満載の変なたとえ話を聞かされたが、
この先生(といっても俺の元の年齢とほとんど同じぐらいの若さだが)
の言うことももっともだ。
こちらからは何も手出しができない以上、相手の動きを待つしかない。
変に目立ってもいけないし、変に孤立しても相手を警戒させてしまうかもしれない。
ま、無難に小学生を演じきってみますかね・・・
646 :
455:2006/08/29(火) 19:06:42.90 0
「それじゃいくわよ」
ガラッ。勢いよくドアを開け、変な挨拶をする。
「チャオー。きょうはみんなに転校生をしょうかいしまーす。
三原くーん入ってらっしゃーい」
それまでざわついていた教室がシーンと静まり返る。
恐る恐ると転校生らしく入ってみる。
一斉に集まる視線。うわーこんなに注目されるのも久々だなおい。
学会のときよりも好奇心あふれる目で見られてるな。
なんだか気恥ずかしくなってきた。
「はーい、この子は三原修二君といいまーす。
ご両親が海外に赴任されることになったので、
そのあいだ親戚のおじさんところからここに通うことになりました〜」
過不足無い説明ありがとうございます。
田所さんにとりあえずは俺の親戚のおじということになってもらったのだ。
647 :
455:2006/08/29(火) 19:07:36.67 0
はい、三原君みんなにご挨拶」
「三原修二です。家庭の都合でこっちにやってきました。
このあたりはあまりくわしくないのでみなさんよろしくおねがいします。」
これぞ転校生の挨拶の手本!といわんばかりに無難な挨拶をしておいた。
「みんな仲良くしてやってねー」
「「はーい!!」」
元気よく帰ってくる返事。うむ、実に小学生らしくて元気でよろしい。
「えーと、それじゃ三原君の席は・・・みんな班に6人いるわね・・・
あ、清水さんの班だけ5人ね!!
ちょうどよかったわね。三原君はあそこの清水さんの横の空いてる席に座ってね」
648 :
455:2006/08/29(火) 19:09:03.81 0
「「えーー」」
と不快感を表す反応が清水さんといわれた方向の男女から帰ってきた。
何?俺歓迎されてないの?
頭に??を浮かべながら空いている席へとむかう。
むぅ、まだ周囲からの視線を感じる。
右隣に座っている清水さんと言われてた女の子にとりあえず挨拶。
「よろしくね。」
「あ、う、うん。よろしくね!」
なんとも困った顔で微妙な挨拶を返されてしまった。
いきなりなんか変なことに巻き込まれそうな予感だ・・・
それとも例の文書やら学用品を送ってきた奴が既に何かもう手を打ってたのか?
649 :
455:2006/08/29(火) 19:10:52.80 0
今日はここまでっす。
やっとかろうじてちょこっとメンバーだせましたw
ライダーの名前縛りあったんですね。
最近きたもので知りませんでした、すいません。
どうか大目に見てください。
乙
過去作読むと影響されちゃうって人はしょうがないけど
かぶりチェックするためにも読んどくの薦める
651 :
名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 19:51:24.05 0
乙です!チャーミー先生おもしろいですねwまたおねがいします
乙です
清水班のみんなの反応の理由が気になりますね
続き待ってます
【小学6年生〜春〜】
【強気な彼女】
【Distance】
【白い東京】
【I REMEMBER YOU】
【Bye Bye またね】
作者さん続きお願いします!
ほ
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
作者さん待ち保
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
保全
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ほ
保全
投下待ち
665 :
932:2006/08/30(水) 08:50:22.77 0
>>621 「ホントにいいのぉ?」
「まったく問題なし!っていうか、ホントにお願いします」
「うー、しょーがないなぁ。じゃ舞波、お願い」
「わかった。じい、ここでとめて」
「承知いたしました」
別荘へ俺ごと連れて行こうとする嗣永に必死でお願いし、俺が乗った車はフジおばさんの
旅館の前で止まった。
石村の別荘はここから小高い丘を登ったところにあるらしい。
名残惜しそうな嗣永と、相変わらず興味なさそうな石村に礼を言って俺は車を見送った。
「んじゃ、後でねー!!!」
「ハハハ…」
窓から身を乗り出して手を振る嗣永に苦笑して手を振り返す。
「はぁ、嗣永のパワーはすごいな…」
独り言をつぶやく。
そのとき、俺は背後に人の気配を感じた。
「ほっほー、お車で到着とはずいぶんなご身分でございますこと」
そこには、引きつり気味な笑顔のめーぐるが立っていた。
666 :
932:2006/08/30(水) 08:51:48.17 0
「私には桃子ちゃんがいたように見えたんだけど、なんでかなぁ」
俺の頭をゲンコでぐりぐりしながら問いただして来るめーぐる。
「痛い痛い痛い痛い!! だから、来る途中に会ったんだってば!!
それに嗣永だけじゃなくて石村もいたって!!」
「な・ん・で、その2人がいたのかなぁ?」ぐりぐりぐり。
「ぐわぁ!知らん……いや知ってる!! 石村の別荘が近くにあるって!」
「ったく、あまりに遅いから心配して来てみれば桃ちゃんと一緒に登場
とはね。あー心配してバッカみたい」
そう言いながらも、ぐりぐりは止まらない。
「痛いってば! めーぐる、最近性格変わってないか? ちょ!痛!!」
「誰のせいだと思ってるのよ!! もう知らない!!」
バキィっ!
脳天に最大パワーのゲンコをかまして、めーぐるはプリプリ怒って行ってしまった。
(ひ…ひどい……)
短くてすみません。また続きができたら書かせていただきます。
668 :
名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 09:16:55.17 0
ほ
めーぐるハァ――――(;´Д`)――――ン!!!
932氏激しく乙です!
最強の展開キタコレ!
めーぐるキャワ;´Д`;!
671 :
名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 11:17:50.84 0
ほ
朝から乙です
673 :
名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 13:57:44.03 0
ほ
ぜ
675 :
終夏凛々:2006/08/30(水) 15:00:43.42 0
「うぅ…暑いなぁ…何でこうも暑いんだよ…」
この季節何をしてなくても汗をかくほど暑い
朝起きてから今日はずっと右手で内輪を仰ぎ続けている
ベッドの上に散らかったままの雑誌を手に取ってまた一つ自然とため息が出る
夏休みにあんな事やこんな事を想像して、その練習の為の教本と思って買った本だが
全く使用せず、この貴重な夏が何もしないまままた終わってしまう
「はぁ…。」
またため息…
このまま歳を食いそうで自分でも怖くなってくる
今度はここ数日鳴らない携帯を開き、着信もないのに履歴を確かめてみる
ん?…誰だろ、この番号…
自分のメモリーには登録されていない番号で、俺が眠っていた頃に着信があったみたいだ
「どうせ誰かのイタズラだろ?」
携帯を閉じてベッドにほおり投げる
俺はひんやりとするフローリングに寝転ぶ
…………
「あぁぁぁ!!やっぱすげぇ気になる!……よし、」
ほおり投げた携帯を再度手に取って俺はその番号にダイヤルをした
676 :
終夏凛々:2006/08/30(水) 15:02:09.68 0
>>675 ……お、繋がった繋がった
冒険してるような長い時間
秘密の箱を開ける瞬間のような緊張感
「も、もしもし?」
お、女の子じゃん!やった!…あれ?でも、声が出んぞ…
「あ、あのぉ…どちら様でしょうか?」
確認できるのは、履歴を残した相手が確実に女の子だって事
それと…早く返事をしないと不審がられて電話を切られ、次ぎに電話をかけても出て
もらえない可能性がある事…
「も、もしもし?あ、あのぉ…えーっとぉ…えーっとぉ・・・えー・・・」
何て切り出せばいいんだよぉぉぉ
「もしかして…」
677 :
終夏凛々:2006/08/30(水) 15:03:42.84 0
>>676 俺の悩める心を察知したのか、電話越しの彼女は徐に口を開いた
「私がさっき電話した人…かなぁ?」
そうですそうです、そうなんです
「そ、そう!実はそうなんだ!…誰かなぁ?って思ってさ、電話してみたんだ」
うわぁぁ、声上ずってるし…恥ずかしいな、おい
「………。」
って何で何も言わねぇんだよー
「あ、ご、ごめんなさい!じゃ、じゃあ!…ツーツーツー…」
あれ?故障か?電話切れたぞ、おい!
それから数時間俺は必死に携帯の説明書を読み漁り
電話が勝手に切れる摩訶不思議な現象の原因追求に明け暮れた
678 :
終夏凛々:2006/08/30(水) 15:04:31.14 0
つづーく
679 :
青春:2006/08/30(水) 15:56:45.54 0
久しぶりです。しばらく体調を崩していたので、かけませんでした。
今日の夜くらいからまた少しづつかきたいと思います。
新作乙です!頑張ってください
新作キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
青春さんもキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
共に激しく乙です!
両者乙!!
455さん乙です!!遂にメンバー登場ですね ブーイングの理由はやっぱり・・・
932さん乙です!!モテモテの主人公が正直羨ましいです この後桃子は絡んでくるのかな?
凛々さん乙です!!電話の相手気になる 電話の後説明書を読む主人公面白い!
青春さん待ってま〜す!!
684 :
455:2006/08/30(水) 18:28:18.67 0
そんな心配をよそにHRが終わるとクラス中の人間が
俺を取り囲み転校生を質問攻めにするというお約束の行事をやりだしてきた。
「どっからきたの?」
「家族と別々に暮らすってやっぱ不安?」
「趣味とかある?」
「スポーツ得意?」
等等・・・・
質問攻めに多少辟易としながらも無難な答えを返しておく。
まぁ珍しがられるのも最初の2,3日ぐらいだ。
その間ぐらいは我慢しないとな・・・
なんてことを考えていると、ふと気がついた。
俺の周りの席のやつらは質問攻めの輪に加わっていない。
というか俺の周りの席のやつらがいない。
685 :
455:2006/08/30(水) 18:29:12.70 0
どこいったんだ?とあたりを見渡すと
教室の後方でなにやらこそこそと話し合ってる5人の集団。
あの集団が俺の入ることになった班の人間か?
何を話してるんだろうか・・・というか朝のあの「えー」
という不満げな反応の意味はいったい・・・
と、そこでその集団の一人の男の子と目が会った。
激しく動揺し、目線を俺からそらし、またヒソヒソと話し合う集団。
うーむ、思いっきりこの上なく怪しい。
いったいなんなんだ・・・
「チャオー、それじゃ帰りの会はじめるわよー」
気になりつつも先生が戻ってきたので、俺を取り囲むクラスメートも
後ろでなにやらやってた集団も各々席に着く。
686 :
455:2006/08/30(水) 18:29:57.29 0
「それじゃみなさんまた明日〜ハッピ〜」
「さようなら〜」
帰りの会も終わり後は帰るだけとなった。
初日はとりあえずこんなかんじかな?
同じ班の連中が激しく気になるがそれはそのうち・・・
「三原君、ちょっといいかな?」
帰ろうとした俺を引き止める声。
「うん?」
振り返るとそこには俺の横に座ってた子。
えーと、清水さんだっけ?
その子と、その後ろに男子2人、女子2人。
さっき後方でヒソヒソやってた連中だ。
「あのさ、帰りひまかな?」
「あー、うん。大丈夫だけど?」
「それじゃちょっと校庭にきてくれないかな」
さっそく向こうから動いてくるとは・・・
何があるか警戒しないといけないな。
687 :
455:2006/08/30(水) 18:32:24.65 0
今日はここまでっす。
短くてすいません。
そろそろ話のペースあげていきたいとこですが
なかなかうまくいかないもんです。
乙です!!
続き気になる
楽しみに待ってま〜す!1
乙
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
乙です!
青春さん待ってました!!
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
帰ってきたらいっぱいキテタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ ! !
作者さん方々乙です
今からじっくり読んでみます
とりあえず・・・
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
続きが気になるー
ほ
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
699 :
青春:2006/08/31(木) 00:30:28.57 0
三位決定戦の2日後、俺は徳永と2人で祭りに行く事になった。
多分徳永が気を使ってくれて誘ってくれたんだろう。
待ち合わせ場所には少し早くついた。
だが、徳永はすでにきていた。
「おまたせ。来るの早いな。」
「うん。二ノ宮君とデートって考えたら嬉しくて。」
そういって徳永は笑顔を俺に向けてきた。
その顔をみて、俺はひかれていく。今はまだそれに気づいてはいないが。
祭りには、見慣れた顔がいっぱいいた。
いちいち、俺のほうに近づいてきては、徳永の事について聞かれる。
まぁ、確かに外見は可愛いし、性格もなかなかだ・・・・。
祭りが終わってから、しばらく公園で時間をつぶす事にした。
「大会惜しかったね。でもまだ一年生だし、まだまだ甲子園にでるチャンスはあるよね!!だからこれからも頑張ろうね」
いつも笑顔の徳永は今回はいつもよりも笑顔で言ってくれた。
そんな徳永を俺は甲子園に連れていってあげたいと思った。
700 :
青春:2006/08/31(木) 00:30:58.65 0
>>699 「ん、そろそろ時間的にもあれだし、帰るか。」
「うん。そうだね。」
「送ってくよ。」
そういって徳永を送っていく。
一度だけ行ったことのあるあの家は遠くからでも分かりやすいほど大きいので、すぐに家につくことができた。
「今日はありがとうね!明日からの練習また頑張ろうね」
そういって俺のほっぺにキスしてくれた。
「じゃ、おやすみ〜」
そういって彼女は家の中へと消えていった。
俺はほっぺを触りながら、ゆっくりと家へと帰った。
701 :
青春:2006/08/31(木) 00:32:24.28 0
>>700 次の日、部活中に徳永は倒れた。
高熱があったとかで。俺は、家まで送った。
家には誰も居なく、俺は彼女を部屋まで送った。
「あ、ありがと・・・もう大丈夫だから。」
そういって笑ってくれるが笑顔には力がない。
「んなこと言うなって。まぁ今タオルもってくるから、お前は寝てなって。」
俺はいそいで、台所に行き、タオルとおけに氷をいれて、それらを部屋へと持っていった。
「わりぃ、急いでてこんなんだけど、我慢してくれな。」
俺は冷やしたタオルを徳永の額ののせる。
「ありがと。」
そういって徳永は笑ってくれた。
しばらくすると徳永は寝てしまった。
その寝顔を見ていたら俺まで気づいたら寝てしまっていた。
702 :
青春:2006/08/31(木) 00:33:04.32 0
>>701 「ふぁ〜」
まぶたが完全に開かなく、目をこすってみる。目の前には、笑顔で俺が起きるのを待ってくれていた徳永がいた。
「おはよ。」
そういって、俺にジュースを渡してくれる。
「あ、ありがと。」
熱をはかってみると、もう下がっていた。
徳永は大丈夫と言っていたが、一応俺は安静にさせていおいた。
9時くらいに俺は徳永家をでてすばやく家に帰った。
家に帰ってからは、かなり怒られたが、理由を言うこともできず、仕方なく怒られていた。
703 :
青春:2006/08/31(木) 00:33:42.78 0
>>702 俺は怒られた後、自分の部屋に向かった。今はいないはずの大和の部屋から、明かりが少しあいたドアから漏れていた。
(あれ、あいつ帰ってきたのか・・・?)
おそるおそる見てみると嬉しそうな顔をして、グラブを磨いている、大和がいた。
「お!何してんだよ〜」
「ぁ、圭介か。お帰り。遅かったね。」
「あ、うんまぁなぁ。それより今日はどうしたんだ?」
「あぁ、まぁとりあえず甲子園行く事になったからさ。報告と荷物を取りにきた。」
「そっかぁ。おめでとうな。」
「ありがと。」
大和は甲子園行きの切符をてにする事ができた。
俺は・・・・俺は、甲子園にやっぱりいきたかったが、栄京はかなり強かったし、次こそは頑張るしかない。
704 :
青春:2006/08/31(木) 00:34:42.61 0
>>703 「よし、俺今からランニングいってくるわ。」
「ぇ・・?もぅ遅いし、やめときなよ。疲れてるんじゃない?」
「いいんだよ。ピッチャーはスタミナつけないといけないだろ。」
おれはそういって、家をでていつも通りのランニングロードを走る。
3日後、大和は甲子園に向かっていった。
俺は、九回を投げきる為のスタミナをつけるため、朝と夜毎日走っている。
たまに、徳永から連絡がきて、一緒についてきてくれる。
大和が家をでてから少しして、一本の電話が我が家にきた。
705 :
青春:2006/08/31(木) 00:35:32.20 0
>>704 「はぃ。二ノ宮ですけど。」
「ぁ、私、千葉県の青秀学園の野球部顧問、平田と申します、圭介君はいらっしゃいますか?」
「圭介は僕ですが・・・」
「ぁ、圭介君でしたか。こんにちわ。実は相談があってね。」
「・・・・相談ですか?なんですか?」
「今のチームに満足しているかぃ?君の力ならわが、青秀学園の投手として投げれるよ。」
「俺が・・・青秀で・・・」
「そうだよ。少し考えてみてくれ。じゃぁまたね。」
そういって電話は切られた。
(お、俺が・・あの青秀に・・・・)
そして、その直後くらいに、学校に一本の電話が入った。
「はぃ、聖南高校ですが。」
「ぁ、青秀学園の平田と申しますが、野球部の練習試合の相談で電話しました。」
706 :
青春:2006/08/31(木) 00:37:08.60 0
>>705 そんなことがありながらも、甲子園が始まろうとしていた。
出場校の名前を探してみると青秀の名前はなかった。
「なぁ〜今年青秀学園ってでてないのか?」
「あぁ〜何か、エースがケガしたみたいで、決勝で一点差で負けたらしいよ。」
「そうなんだ〜。」
そして、一回戦城北がでてきた。
スコアーボードには4番二ノ宮の名前がかいてある。
そして1時になり
「プレイボール!」
大和の初めての甲子園が始まった。
707 :
青春:2006/08/31(木) 00:38:24.63 0
とりあえずここまでです。
今まで書いてなかった分、頑張って書きたいと思います。
保全しときますね
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
乙です
落ち着いたちなみもまたいいですね
711 :
名無し募集中。。。:2006/08/31(木) 04:37:31.13 0
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ほ
ほ
ぜ
急に過疎ったなぁ
青春さん戻ってきたし新しく話も始まったし
別に過疎ってはないんじゃない?
ほ
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ^w^)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中
720 :
名無し募集中。。。:2006/08/31(木) 17:08:31.05 0
ho
ほ
722 :
455:2006/08/31(木) 18:35:42.14 0
>>686 今日は雲一つない真っ青な空が広がっている。
まだまだ夏が続いてるかのように太陽が輝いている。
そのまぶしい太陽をさえぎるものが何もない校庭の真ん中に俺は連れてこられた。
「で、用件はなんだい?」
あくまで警戒をしつつもそれを悟られないように普通を装って尋ねる。
こいつらが俺がこんな姿になったことと関係あるのかもしれない以上油断はできない。
「うん、さっき私たち班全員でちょっと話し合ったんだけどね」
と、5人の中でもとびきり小さい清水さんが代表して答えはじめる。
「なかなか結論が出ないんで、ここは当事者の三原君に決めてもらおうと思って」
なんだ?なにを決めるんだ?話がさっぱり見えてこない。
723 :
455:2006/08/31(木) 18:36:20.74 0
「決めるって何を?」
「三原君さ、フットサルって興味ない?」
「フットサル?」
フットサルってあのミニサッカーみたいなやつのことだよな。
それがなんだってんだ?
「うん。実は学校でフットサルがはやってて、私たちも班5人でフットサルのチーム作ろうとしてたんだ」
「ふぅん」
「で、二学期開始と同時に活動開始のつもりだったんだけど・・・」
なにやら気まずそうに話をする清水さん。
「あんたが転校してきてうちの班に来ちゃったから
あんたをチームに入れるかどうかでもめてるわけ」
と、話に割って入ってきたのは肌の白いちょっと気の強そうな女の子だ。
ちょっと可愛いかも・・・っておいおい、小学生相手に何考えてるんだ俺。
「私は人が多ければもっと楽しいと思うから三原君には入って欲しいと思ってるんだけど・・・」
今度は残りの一人の女の子がニコニコとしゃべりだした。
健康そうに日焼けした肌とすらりと長い手足が印象的だ。
724 :
455:2006/08/31(木) 18:36:55.24 0
「俺は反対だ。フットサルは5人いれば充分にできる。
おばあちゃんが言っていた。余計な具材を加えると料理そのものが壊れると」
それまで黙っていた男の子が口を開く。
こいつはなんか偉そうな感じだ。第一印象非常に悪し。
「おい天道、そういう言い方はないだろ。
三原君がうちの班になったのも何かの縁かもしれないんだ。
みんなで仲良くやろうぜ」
最後に残った男の子がすかさずフォローする。
こっちはなかなか熱い性格の持ち主のようで。
でもどことなく頼りない感じだ。
「でも私も正直この5人でやろうってつもりだったのに、
急に転校してきて同じ班になったからって一緒に
やるのはちょっとやだなぁ・・・」
白い方の女の子がポツリともらす。
「と、まぁこんな感じで意見が合わないの。
三原君はどう?フットサルやって見たいと思わない?」
まわりの好き勝手な意見に、もううんざりといった表情で清水さんが尋ねてくる。
725 :
455:2006/08/31(木) 18:37:49.65 0
なんだこいつら別に俺が小さくなったこととは関係ないのか。
ただ単に仲良くやろうとしてたところにお邪魔虫がきてどうしたもんかと
もめてただけってことか。
「俺は、別にいいよ。同じ班だからって気にしないでやんなよ」
子供相手に一緒に遊ぶなんてやってらんないというのが正直なところだ。
それよりも、早く俺が小さくなった原因を探らないと・・・
「えー、そんなこといわないで三原君もやろうよ〜」
黒い方の子がひき止めようとする。
いやいや俺も忙しいんだって。
「いいじゃん、本人はいいっていってんだし五人でやろ!」
白い方の子は俺の答えに満足したようだ。
「えー、みんなでやった方が楽しいって〜ね〜三原君やろうって〜」
黒い方の子が食い下がる。
いやいやお気遣いは不要ですから。というかほっといてくれ。
726 :
455:2006/08/31(木) 18:38:46.38 0
「ほっておけって、どうせ運動音痴かもしれないだろ。
さそって恥をかかせたらかわいそうだ」
天道とよばれてた偉そうにしてる奴がいいはなった台詞
にカチンときた。
「は?だれが運動音痴だって?」
「ちがうのか?そうじゃなくても、俺に比べればたいしたことはないだろ」
いちいち言うことがかんに障る奴だ。
「ふざけんな、俺の運動神経なめんなよ。
お前がどんだけすごいかしらねーが、フットサルぐれー簡単にやってみせてやるよ!」
小学生相手にマジに切れてどうするんだよ俺・・・
「おいおい二人ともおちつけって」
「そうだよ、喧嘩はよくないってー」
なだめようとするさっきの熱血君と清水さん。
「面白い。じゃあこの俺と勝負してみるか?」
「あーやってやろうじゃねーか」
ここまできたら引き下がれねー。
というわけでなぜか転校初日からフットサルの勝負をやるはめになったのであった・・・
727 :
455:2006/08/31(木) 18:39:56.61 0
今日はここまでっす。
面子は名前でてないけどもう全員バレバレですね。
またぼちぼち書かせていただきます
728 :
名無し募集中。。。:2006/08/31(木) 18:45:29.39 0
乙です!
作者さんは仮面ライダーが好きみたいですねw
今日も帰ったらキテタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ ! !
最近帰ってからこのスレを見るのが楽しみです
作者さん乙ありです
乙
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ミ (´Д`)つ
⊂__つノ
ズン回中!
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::.ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
ほ
735 :
【中吉】 :2006/09/01(金) 00:19:12.93 0
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
投下待ち
737 :
【豚】 :2006/09/01(金) 01:28:31.27 0
カマーン
932氏待ち
寝る前保全
740 :
【凶】 :2006/09/01(金) 03:14:26.66 0
おやすみ
741 :
名無し募集中。。。:2006/09/01(金) 03:33:21.98 O
青春=B工
hozen
hozen
おはほ
ほ
::::::::::::::::::::::::::::.
::::::.\:★ノノハ のにゅ♥
::::::.ミゝ从*´∇`)つ
::::::⊂__つノ
のにゅのにゅマン巡回中!
ほ
748 :
名無し募集中。。。:2006/09/01(金) 13:06:23.32 0
ちょ
hozen
ほ
投下待ち保全
ほ
ここまでー
まとめ乙です
ほ
ぜ
ん
ほ
土日に向けて投下待ちのほ
ほ
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
763 :
932:2006/09/02(土) 01:44:06.05 0
>>666 一方、じいの運転する車で石村家の別荘へ到着した2人は、リビングで紅茶を飲んでいた。
リビングとはいっても、ちょっとしたホテルのロビーほどもある広さがあり、全面ガラス
張りで採光性は抜群、そして天井には細かい装飾が施してあるシャンデリアが吊られている。
そのほぼ中央に鎮座しているムダに馬鹿でかいソファに2人は座っている。
「ふえー、相変わらずでっかいねー。まいはっちの別荘は」
「1年で何日も使わないし、別荘なんてもったいないから、舞波的にはいらないんだけどね」
「えー、楽しいじゃーん。売ったらダメだよー」
「桃ちゃんここお気に入りだよね」
「海近いしー、広いしー、食事はおいしーしー」
「早田君もいるし?」
「もー」
そう言って石村を叩くマネをする。
764 :
932:2006/09/02(土) 01:46:33.23 0
「桃ちゃん、ちょっと聞きたいんだけど」
「なに?」
「なんで早田君なの?」
「うわ、思い切りストレートだね。うーん、カッコいいから、じゃダメ?」
「えー、カッコいいかなぁ?いっちゃ悪いけど、彼イケメンて感じじゃないよ」
「そうかなあ。例えまいはっち的にそうだとしても、総合的に見てカッコいいってことだよ」
うんうんと自分で頷きながら、嗣永は紅茶を手に取る。
「円谷君の方が絶対イケメンだし、性格だって…ちょっとストーカーっぽい感じあるけど
結構悪くないと思うけどなあ」
「そこがダメなの。っていうか、円谷君の事はやっと終わったんだから蒸し返さなくていいの。
でも、彼のお陰で早田君とキスしちゃったし……キャ♪」
クッションに顔を埋めて照れる嗣永に、珍しく激しいリアクションを見せる石村。
「え?キス?何それ、舞波聞いてないよ!!」
「だぁって、言ってないもぉん♪」
「ちょっと、私と桃ちゃんの間で隠し事はナシ!!」
ずいずいと身を乗り出す石村。
765 :
932:2006/09/02(土) 01:48:21.52 0
「……ってワケ。黙っててゴメンね」
「うーん、そういう事だったのかぁ。桃ちゃんが彼にこだわってた訳、やっと納得」
「そそ。桃にとっては早田君こそが運命の人なんだから。まあ舞波っち的にはあまりお気に
召してないみたいだけど、ああ見えて、カレ、ライバル多いんだから」
「意外な事にね」
「意外って言わないの」
「はいはい。舞波が見るところ、今日、彼と一緒に下の旅館に来ている4人のうち、愛ちゃんと
友理奈ちゃんはたぶん確定よね。あとの2人はよくわかんないけど、よりによって3組の
2トップもとは、桃ちゃんも結構厳しい戦いになりそうだねぇ」
「それ以外にもいるけどね」
「もしかして、1組の…?」
「うん」
「あー、ちょっと強敵かも」
「なんでみんなカレなのよー、まったく!」
そう言って、ばふばふとクッションを叩く嗣永。
石村はため息をついてみせる。
カップに残った紅茶を一気に飲み干し、再び口を開く。
「でもやっぱり、愛ちゃんと友理奈ちゃんが有利なのかなぁ」
「ははは、桃はクラスも違うし、ハンデありすぎだよね……はぁ」
「え?ちょっと桃ちゃん落ち込まないで!応援するから!」
「ダイジョーブ!負けないよ!」
すぐに笑顔でファイティングポーズをとってみせる嗣永。
「それにしても、桃ちゃん以外の子は彼のドコに惹かれたんだろ?」
石村が小さくつぶやく。
766 :
932:2006/09/02(土) 01:52:53.22 0
更新間隔が開いてしまってすみません。ようやく家に帰ってまいりました。
ブラリと東北を旅してきましたが、結局泊まりはほとんど更新してたネットカフェで
済ませてしまい、ホテル等には一度も行きませんでした。
また続きができたら書かせていただきます。
お帰り
768 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 01:57:29.95 O
ほ
乙です
1組の女の子って誰なんだー!?
主人公がモテまくりで嬉しいような悔しいような…