もしも新垣と亀井がちょっとHな幼なじみだったら13
1 :
名無し募集中。。。:
新スレおめ
3 :
名無し募集中。。。:2006/08/15(火) 08:53:38.78 0
新スレおめ〜
午前1時41分でログ途絶えてるんだけど
あれから新作投下ってあったかな?
4 :
名無し募集中。。。:2006/08/15(火) 08:56:47.74 0
それ以降はない
5 :
名無し募集中。。。:2006/08/15(火) 09:30:14.16 0
そっかTHX
6 :
名無し募集中。。。:2006/08/15(火) 09:36:53.93 O
7 :
名無し募集中。。。:2006/08/15(火) 10:15:21.91 0
おつ
8 :
名無し募集中。。。:2006/08/15(火) 11:00:14.53 0
気長に作者さん待つか
ほ
ほ
11 :
名無し募集中。。。:2006/08/15(火) 12:46:00.84 0
ze
ほ
13 :
名無し募集中。。。:2006/08/15(火) 14:11:42.07 0
n
ほ
15 :
携帯21:2006/08/15(火) 15:08:55.76 O
一息ついた絵里はパジャマのズボンをキチンと整えると勢いよく立ち上がり意地悪そうに微笑んだ。
ガキさん…。
転がるように絵里は階段を下りると…今まさに階段を上がろうとしていた兄とぶつかりそうになった…。
「あっ!!」
「あっ!お兄ちゃん!!…今帰り!?…大学生だからってあんまり遅くなっちゃいけないんだよぉ〜!!」
「まだ1時だって…っていうか絵里が今お風呂入ってるかと思って声かけたのに返事ないからさあ…じゃあ誰入ってんの?」
絵里の兄はお風呂場の方を向いて妹に聞いた…。
「…今ガキさんが入ってるの…今日ね、久し振りにガキさんが泊まりに来てるんだ!」
絵里は兄の目を見て微笑んだ。
16 :
携帯21:2006/08/15(火) 15:27:07.08 O
「へぇ〜里沙ちゃん来てんの…!」
兄は返事のないお風呂場の理由が分かって頷くと少しだけもったいなさそうに呟いた…。
「…そんなことなら開けてみりゃ良かったかなぁ…」
「ああ〜!お兄ぃ〜いやらしいんだ!そんなことしたら…ガキさん知らないよぉ〜!!」
「冗談に決まってんだろ!!…開けなくて良かった良かった…」
苦笑いしている兄の顔に妹はニヤケた顔で続けた…。
「ホントは見たいんじゃないのぉ〜!」
「バ、バカ!」
顔を赤くした兄に妹は更に続けた…。
「ああっ〜言ってやろ!ガキさんに言ってやろぉ〜!!」
絵里はそう言うと兄の横をすり抜けてお風呂場の方へと向かった。
「話かけてゴメンよって里沙ちゃんに言っておいてくれよ!あと上がったら教えてって!」
「分かった!」
絵里は兄の声に振り返らずに返事した…。
<続く>
17 :
携帯21:2006/08/15(火) 15:28:14.72 O
中学生対象ってことでギリ成立すると思ふ
乙です
20 :
名無し募集中。。。:2006/08/15(火) 15:59:03.19 O
う〜ん・・・己
ほ
22 :
名無し募集中。。。:2006/08/15(火) 16:45:11.85 0
一つまさか・・・と思っていたことは実はS=亀兄で学校ではガキさんだけ知っている
・・・だったんですが杞憂でしたね 読み返せば登校の下りなど矛盾もでてくるし
「珍しく里沙は興味津々で頷いた。」「なぜか口籠る里沙・・・」
と序文でもガキさんの想いを意図する文言があったんですね
改めて最初から読みかえします 秀逸です
長文スマソ
23 :
名無し募集中。。。:2006/08/15(火) 17:43:26.02 0
乙〜
ほ
25 :
名無し募集中。。。:2006/08/15(火) 18:37:11.18 0
ぜ
ほ
ほ
28 :
名無し募集中。。。:2006/08/15(火) 20:32:49.28 0
ぜ
29 :
名無し募集中。。。:2006/08/15(火) 21:07:25.83 0
n
ほ
31 :
softbank218143238094.bbtec.net:2006/08/15(火) 21:59:26.31 0
nya
32 :
名無し募集中。。。:2006/08/15(火) 22:02:34.82 0
携帯21氏乙
33 :
携帯21:2006/08/15(火) 22:14:58.39 O
>>16 「ガキさ〜ん!!」
頭と体を無差別に撫でまわしていた里沙は絵里のそんな大きな声で動きを止めた…。
「なに!?」
勢いよく開いた戸…。
「ちょ、ちょっとぉ〜!!」
「だってガキさん遅いんだも〜ん!」
「アンタねぇ〜!!」
体中泡まみれの里沙は頭を洗いながら片目だけ開けて絵里の方を向いた。
その里沙の姿に絵里は大笑いしてしまった…。
「ちょ…ガキさん!それ、お兄ちゃんのシャンプーだから!!」
一つ呼吸をおいてから里沙は驚いた…。
「へっ!?」
「もう…ガキさん勘弁してよぉ!」
絵里が彼女独特の笑い方で腹を抱えているのが里沙には分かった…。
34 :
携帯21:2006/08/15(火) 22:33:59.25 O
「…もういいから閉めてよ!」
目を瞑ったままの里沙が訴えると絵里は笑いの混じった声で里沙に向かって言った…。
「お兄ちゃんがさっきはゴメンだって…絵里だと思って話しかけたんだって…」
それを聞いた里沙は一瞬なにを言っていいのか分からなくなって下を向いて頭を掻きながらただ頷いた…。
「…うん」
「それじゃあね!」
力いっぱい閉められた戸が反動で少し開いたままになっているのが分かったが里沙は気にせずに頭を洗い終えた。
そして少し熱めのシャワーを捻り出して体中に注いだ。
湯気が鏡に映っていた自分の姿を見えなくした…。
まんべんなく体の泡を洗い流すと里沙は無数の穴から飛び出すシャワーを曇った鏡に向けた。
一瞬だけ自分の体が映った…。
しかし水滴がにじんでまた見えなくなった…。
今のわたし…どんな顔してんだろ…。
里沙はシャワーを閉じるとさっきまで兄と妹がいた脱衣所へゆっくりと出ていった。
まだ流れないでいる泡が排水口の上で溜っていた…。
<続く>
おつですー
乙です
そろそろ踏み込んだ会話が聞きたいなぁ…
(ただの願望だけど)
おつ〜イイヨイイヨー
ほ
ほ
40 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 00:20:31.46 O
う〜ん・・・
ほ
42 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 01:29:49.89 0
亀兄とガキさんは進展あるのでしょうか?
続き楽しみにしてま〜す
ほ
ほ
ほ
46 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 03:07:23.85 O
ねーよそんな展開
47 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 03:15:37.22 0
ほ
49 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 05:28:46.63 0
ze
50 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 07:27:02.45 0
n
51 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 08:58:34.46 0
ho
ほ
ほ
po
ほ
ほ
ほ
ほ
59 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 15:11:13.15 0
ぜ
ほ
ほ
62 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 16:37:06.91 0
お前もなんかかけきょ
ぽ
64 :
読書公園:2006/08/16(水) 17:35:20.24 0
まとめ更新しました
また、指摘のありました抜けていた部分を補完いたしました
携帯21さんどうもすみませんでした
65 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 17:40:34.80 0
乙です
66 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 18:08:01.23 0
ho
ほ
まとめのひとおつかれさまです
ほ
70 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 19:55:34.52 0
ze
71 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 20:32:39.80 0
n
72 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 20:43:16.28 O
俺も書か
せよう
74 :
携帯21:2006/08/16(水) 21:34:21.11 O
>>34 「ガキさんおかえり〜!!」
満面の笑みで絵里が里沙を迎えた。
「おかえりじゃな〜い!!」
膨れっ面の里沙は濡れた髪もそのままに腕を組んで絵里を睨んだ。
「別にいいじゃ〜ん!女同士なんだから〜!」
絵里が八重歯を見せて笑っている。
「アンタ!驚くでしょうがぁ〜!!びっくりしたんだからね!」
「そんなに怒ることないじゃん!…まあこれで機嫌直して下さいな!」
差し出された絵里がコンビニで買ったアイスに思わず里沙の顔もほころんだ。
「もう…頼むよカメ!」
そう言いながらもアイスの包みを解いてゆく里沙…。
「ところでガキさん…シャンプーとボディソープあったでしょう?」
細長いミルク味のアイスをしゃぶりながら陽気な顔の絵里が続けた…。
「なんでお兄ちゃんのシャンプーなんか使ったの?」
唐突な絵里からの質問に里沙は食べようとしていたアイスを落としそうになってしまった…。
75 :
携帯21:2006/08/16(水) 21:55:32.08 O
「ああ…あれね…」
そう言うと里沙はゆっくりと落ち着いてアイスを口に持っていった。
ひとしきり最初の一口を味わうとようやく里沙は口を開いた。
「…うちって女家系でしょ!だからあんな男モノのシャンプーなんて使ったことなかったからさ…凄くス〜っとしたよ…」
ほとんど食べ終わろうとしていた絵里がアイスの棒を口に挟んだまま不思議そうな顔をしている…。
「ふ〜ん…そういうもんなんだ…」
「…そういうもんなんだよ!」
里沙はアイスを味わっているのか他に理由があるのか…目を瞑ったままやたらと意味ありげに頷いた…。
「そうそうガキさん!お風呂上がったら教えてってお兄ちゃんが言ってたよ!」
「エッ!!」
里沙の目が見開かれた。
「お兄ちゃんが教えてって…」
繰り返す絵里の目に全てを見透かされているんじゃないかと里沙は思えてきた…。
76 :
携帯21:2006/08/16(水) 22:13:12.96 O
「な、なんで!?アンタが言えばいいじゃん!!」
「だってガキさん久し振りじゃん!お兄ちゃんも会いたがってんだしさあ〜!」
「エエッ!?」
里沙の体が一瞬揺れた…。
「ホント?」
「ホントホント…」
どうしよ!どうしよ!どうしよ!…あの人がわたしに会いたがってる!…どうしよ!どうしよ!どうしよ!
昔読んだ大学ものの漫画のように里沙の頭の中は1秒の間にいろんなことが駆け巡っていた…。
そして何十回目かのどうしよ!の時、背にしている絵里の部屋の戸がノックされた…。
「はい!どうぞ!」
弾んだ絵里の声と引き替えに里沙の前に現れたのは約3年振りに顔を会わすあの人こと絵里の兄だった…。
「やあ里沙ちゃん久し振り!」
あの顔が少し大人になってわたしに微笑んでる…。
「は、はい…」
なんの心の準備もしていなかった里沙は突然現れた長年の憧れの人を前にして硬直してしまった…。
77 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 22:17:26.05 O
下手・・・糞
78 :
携帯21:2006/08/16(水) 22:34:04.88 O
やっぱりカッコイイ…!!
ただただあの人の顔を見入ってしまっている自分に気づいた里沙は借りたパジャマ姿の上にボサボサの濡れた髪で憧れの人と向き合っていることをひどく後悔していた。
「さっきはゴメンね…絵里が入ってると思って声かけたりして…」
「い、いえ…」
一直線に里沙の目を見てくる絵里の兄のせいで里沙は顔を赤くしてはにかんでいた…。
「前に会った時は…里沙ちゃんも絵里もまだ中学生だったよね…!」
覚えててくれたんだぁ〜!!!
里沙は3年も前のことをあの人が覚えていてくれてたことに感動していた…。
「…あの頃の里沙ちゃんって…まだ幼い感じがしてたのに…ホントに綺麗になったよなぁ…!」
夢のようなあの人からの言葉に里沙は危うく昇天しそうになりながらも目は反らさずにいることが出来た。
「ダメだよお兄ちゃん!ガキさん本気にしちゃうよ!」
「…ホントだよ!」
最早里沙には絵里の言葉など届いてはいなかった…。
なんでカメがここにいるんだろう…。
そんなことを思ってしまう程里沙にはあの人の顔しか見えていなかった…。
<続く>
79 :
携帯21:2006/08/16(水) 22:35:52.10 O
>>64 まとめのひと…ムリいってすいませんでした。
毎回ありがとうございます!!
80 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 22:39:02.60 0
ごめんみんな・・・
実は亀兄って俺のことなんだ
おつおつ〜
3年ぶりに会ったのか。なるほどね
82 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 22:39:55.63 0
じゃあ俺は兄重
83 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 22:42:09.61 0
じゃあ俺は姉重
なんでお兄ちゃんのシャンプーなんか使ったの?ってたずねられた時のガキさん
心臓止まりそうになっただろうな
85 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 22:48:51.06 O
86 :
名無し募集中。。。:2006/08/16(水) 22:53:11.64 0
昔読んだ大学ものの漫画って
東京大学物語のことだなw
よう会話広がるなこれでw
ほ
マセてるなガキさん
略して〜?
耳年増
ほ
92 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 00:03:23.46 0
耳年麺
ほ
まったくとんだエッチ娘ちゃんたちね!
ほ
96 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 00:55:54.90 0
寝る前ほ
ほ
ほ
99 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 02:16:27.82 0
ほ
100 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 03:07:04.05 0
と
101 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 03:22:56.94 O
お
ほ
103 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 05:47:39.62 0
ho
104 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 05:52:59.07 0
保
105 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 08:07:48.37 0
保全
106 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 09:06:19.01 0
ほ
ほ
108 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 11:20:48.58 O
ほ
109 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 12:16:46.13 O
ほ
ほ
111 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 14:03:12.78 0
は
に
ho
へ
115 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 17:10:21.50 0
と
|
ほ
ほ
ほ
120 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 20:49:18.06 0
ぜ
ん
ほ
ほ
ほ
125 :
名無し募集中。。。:2006/08/17(木) 22:58:42.17 O
携帯21は今日来ないのか、毎日書とか言ってるのに
夏厨と違って忙しいんだろうよ
ほ
128 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 00:04:07.80 0
気長に待つべよ
129 :
携帯21:2006/08/18(金) 00:07:21.35 O
>>78 「…まあ久し振りなんだしさあ…お兄ちゃんも座ったら…!」
絵里が手招きをして空いている場所を指さした。
「それじゃお言葉に甘えて…」
そんな妹の態度に気を良くしのか絵里の兄は少し照れ臭そうに里沙の向かいに腰を下ろした。
絵里は目の前の小さなテーブルで向かい合っている兄と里沙を見るとついおかしくなって笑ってしまった。
「お兄ちゃんもガキさんもなんか喋ったら!…お見合いじゃないんだから!!」
「カ、カメ…!!」
里沙は頬を染めて絵里を見るとすぐに目線を落とした。
妹の明るい声に兄は久し振りに見る妹の友達の変わりっぷりに改めて驚いていた…。
「いやぁ…それにしても里沙ちゃん綺麗になったねぇ…!」
人なつっこい顔の絵里の兄が目を細めて里沙を見つめていた…。
130 :
携帯21:2006/08/18(金) 00:26:25.23 O
「お兄ちゃんそればっかだし!絵里だって!絵里だって…!」
自分から喋べろと言っておきながら会話には入りたい…あわよくば会話の中心でいたいいつまでも妹気質の絵里であった…。
「でもお兄ちゃん…そんなに何回も褒めたらガキさんホントに本気にしちゃうからね!…ねぇガキさん!…ってガキさ〜ん!聞いてるぅ?」
懐かしい気持ちになった絵里はこの3人でいるのがとにかく嬉しかった。
その為か絵里はいつも以上に饒舌になっていた。
あまり容姿に自信を持ったことのなかった里沙は憧れの人から何度も褒められて顔を赤くしたまま動けなくなっていた。
何年も待ち望んだ再会の時…。
しかし今顔を上げて目を合わせたならば長い間心秘かに慕い続けてきた気持ちが一瞬でこの兄妹にバレてしまうんじゃないかと里沙は気がきじゃなかった。
そんな里沙の気持ちも知らないで絵里の兄は優しい目をして里沙に微笑んでいた…。
<続く>
131 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 00:34:55.61 0
待ってました〜乙です!!
132 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 00:37:41.48 O
なんだかな〜
おつおつ〜
134 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 01:26:21.17 0
今回はほのぼの路線だね
携帯21氏おつ〜
135 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 02:16:00.62 0
ほ
136 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 03:20:42.00 0
関西ハロバレー保全
137 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 04:04:42.07 0
ほ
138 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 05:22:57.91 0
3連続保全
139 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 06:48:29.55 0
4連続保全
140 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 07:32:48.34 0
5連続の所で寝るノシ
141 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 08:55:06.29 0
徹夜保全乙
142 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 09:28:28.43 O
携帯21氏
保全の人
共に激しく乙です!
ほ
144 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 11:21:00.61 0
ぜ
145 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 12:24:58.20 0
ん
ほ
147 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 14:27:06.08 0
じぇ
ん
149 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 16:09:20.85 0
ほ
ほ
PO
152 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 17:26:25.02 0
ワクテカ
153 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 17:38:45.90 O
マン
ほ
ほ
156 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 19:10:11.58 O
うまん
ボディ
ほす
のガキさん
160 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 20:48:16.93 0
ほ
ほ
ほ
ほ
164 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 22:45:46.66 0
ぜ
165 :
携帯21:2006/08/18(金) 23:25:41.33 O
>>130 ああ…なにか喋らないと!なにか喋らないと!なにか喋らないと…!
またもや頭の中が動転してしまい気持ちは焦るばかりで里沙はやっぱりなにも言えないでいた。
「…綺麗になった…ってことは…里沙ちゃん恋人出来たとか…?」
やわらかくゆっくりと…でも単刀直入な言葉が絵里の兄から紡ぎ出された。
絵里の兄がいきなりこんな話から入ったのも…里沙の緊張が少しでも和らぐようにと思ってのことだった…。
年頃の女の子が一番興味を持っている話をすればお互い気持ちも楽になって会話が弾むに決まってる…!!
彼は体験的にそう信じて疑わなかった。
しかしそんな彼の思惑に反して返ってきたのは会話を断ち切るようなおもいっきり上ずった里沙の大きな声だった…。
「そんなのいませんから!!」
絵里の兄は里沙に対してそんな話を安易に切り出したことを反省した…。
…と同時にそんな里沙が彼にはとても面白く興味深い存在に思えてならなかった…。
166 :
携帯21:2006/08/18(金) 23:44:56.67 O
里沙ちゃんって…どんな娘になったんだろ…?
絵里の兄は久し振りに会う妹の友人と向き合っているのが楽しくなっていた。
彼には妹が2人いる…。
それ故か彼は年頃の女性に変な幻想を抱くこともなく大きな期待をすることもなかった。
そして面白いと思った女性には年齢に関係なく真正面から人間としての興味を抱くことがあった…。
しかし残念なことに彼にとっては人間としての興味であっても相手にとってはそうとは限らないことがよくあった。
彼はしばしば女性に違った感情を抱かせてしまい、その関係は大抵の場合悲しい結末を迎えてしまうのだった。
そしてなにより一番悲しいのは意思とは関係なく彼が自然と女性にそんな感情を抱かせてしまう質ということに彼自身が全く気づいていないことだった。
絵里の兄はテーブルに肘をついて前に乗り出すとマジマジと里沙の目を見つめた。
ぐっと近づいた2つの顔…。
すぐそばにある憧れの人と目が合った里沙はめまいがしそうになりながらも湧き起こる得体の知れない喜びと不安を必死で抑えこもうと一生懸命だった…。
<続く>
おつおつ〜いいよ〜
168 :
名無し募集中。。。:2006/08/18(金) 23:56:10.35 0
ガキさんが恋しちゃいました♪
亀兄いいおとこっぽいな
>そしてなにより一番悲しいのは意思とは関係なく彼が自然と女性にそんな感情を抱かせてしまう質ということに彼自身が全く気づいていないことだった。
このへんの書き方工夫したらどうでしょ?
具体的にどんな風に?
>>172 いや違う。
単に煽りのためだけの批判があるからそうじゃないか判断するために
具体的にと言った
174 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 00:39:07.20 0
文章は、句読点を入れるだけで随分読みやすくなるかも
でも携帯21氏はストーリーテラーとしてはいい感じだと思うよ
>>170のような意見でも煽りと解釈されちゃうか 難しいね
具体的な指摘をし始めるときりなく言ってしまいそう
176 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 01:09:00.22 O
じゃあスルーの方向で
177 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 01:16:29.44 0
よっしゃよっしゃよっしゃ〜♪
>>173 携帯でsageで句点(。)までつけるような奴ってこのスレには携帯21氏しかいないけどなw
179 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 01:34:28.35 0
俺もその部分に引っ掛かったんで意見していい?
180 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 01:53:40.82 0
いいや勝手に書いちゃおスルーしていいよ
読点がないのと主語・代名詞に注意した方が そんな感情→違った感情にかかり具体的に表現されていないから
「・・・彼の意思とは関係なく、女性に自然と恋心を抱かせてしまう性質ということに・・・」にするとか
携帯21氏は俺の意見を支持してくれたんだから賛否両論書くよ
ま批判じゃなくて意見だけどね さてまた徹夜保全するかの 長文スマソ
俺は携帯21じゃないぞ
つってもどうやって証明したらいいのかわからんけど
いつもsageだし、「。」も結構付ける
喫茶店の辺りのジャズ?はさっぱりわからんかったけど
わからんフリもできるからな
182 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 02:44:58.48 0
ちゃんとわかってる人もいるから
178のような煽りはスルーしとけ
183 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 03:28:41.68 0
ほ
184 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 04:34:58.17 0
も
ho
186 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 05:51:03.44 0
ほ
187 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 06:51:54.69 0
も
188 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 07:56:08.51 0
寝るあとヨロ
ほ
ほ
191 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 10:04:55.10 0
ぜ
ん
193 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 12:43:20.15 O
ほう
194 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 13:37:17.99 0
ho
ほ
196 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 15:33:37.10 0
ze
197 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 15:33:46.19 0
ん
ほ
199 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 17:58:02.37 0
も
200 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 18:36:32.24 O
おだ
ほも
202 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 19:44:25.91 0
さぴ
えんす
204 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 21:01:18.23 0
dd
ほ
ほ
ほ
208 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 23:08:38.27 0
ぜ
209 :
名無し募集中。。。:2006/08/19(土) 23:43:04.22 O
ガキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
210 :
携帯21:2006/08/19(土) 23:53:46.99 O
>>166 恋人出来たか…なんて聞くってことは…。
わたし…女として見られてないんだ…。
絶対にそうだ!
ハァ…。
泣きそう…。
う〜ん…。
とりあえずはバレてないみたいだけど…。
でも…気づいて欲しい…。
里沙は矛盾したいくつもの自分の気持ちを収拾出来ないでいた…。
「…でも…ガキさんったら好きな人いるんだよ!教えてくれないんだよお兄ちゃん!!」
突然の絵里の参入に里沙はどうしようもない程に慌てふためいてしまった。
なんでこんな時に…バカガメがぁ…。
心の中で涙ながらに里沙は絵里を訴えていた。
「へぇ〜そうなの里沙ちゃん…?」
絵里の兄が興味津々でこちらを見ているのが分かった。
211 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 00:04:35.02 O
うむ
212 :
携帯21:2006/08/20(日) 00:10:24.56 O
分かってよぉ〜!!!
心の叫びは喉元まで来ているに、里沙は口に出すことが出来なかった。
「里沙ちゃんに好かれるなんて…幸せなヤツだなぁ…!こんなに可愛くて…しっかりしてて…優しくて…」
そんなことを言いながら平気な顔をして絵里の兄は里沙の目を見つめた。
くぅ…!!
里沙はホントに泣きそうになった。
揃って鈍感な兄妹になにを言っていいのか里沙は皆目分からなくなった。
この想い…届いてよ!
目の前の憧れの人の顔にそう目で訴えかけてみた里沙であったが、その人はやっぱりニコニコと笑っているだけだった…。
<続く>
213 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 00:10:38.24 0
里沙は絵里を訴えていた
おつおつ〜
乙です
カキさんカワイソス(´・ω・`)
216 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 00:25:05.95 O
>>212 ポイントはどこに?
この想い・・・届いてよ!の部分工夫してYO
おつ
218 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 01:27:59.88 0
乙
219 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 02:08:25.47 O
携帯21氏激しく乙です!
220 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 02:53:11.69 0
:::::::::::::::::::::::::::::.
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン
::::::ミゝ从 ’w’)つ
::::::⊂__つノ
マイハマン巡回中!
221 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 03:53:07.09 0
VIP行ってきたんだけど
ぬるぽ がっ
って何だ?教えてくれエロイ人
ぐぐれ&なぜここで聞くのか
223 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 05:13:00.41 0
寝る保
224 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 06:17:25.61 0
ho
225 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 07:49:23.25 O
ほ
226 :
携帯21:2006/08/20(日) 09:44:29.13 O
ほ
227 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 11:05:54.08 0
ほっほ
ほ
229 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 12:10:13.76 O
も
さ
む
ら
233 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 13:36:04.28 0
い
ブルース
みなみかほ
236 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 16:26:08.93 0
ほりきたまき
ほ
ほ
239 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 18:04:04.26 O
壱岐の滝
ほ
242 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 19:33:50.25 0
ぜ
ん
ほ
ほ
ほ
247 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 22:59:05.22 0
と
248 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 23:02:15.85 O
は
249 :
携帯21:2006/08/20(日) 23:10:31.12 O
>>212 「絵里もそう思う…!ガキさんに好きって言われたら絶対嬉しいと思うもん!!」
相変わらず兄と同じように笑っている絵里の顔に里沙は少し腹が立った。
人の気も知らないで…カメのヤツ…。
そんな憎まれ口を心の中で叩きつつも里沙はやっぱり嬉しかった…。
カメがいるからわたしはこの人と会えたんだ…。
カメがいるからわたしはこの人を好きになれたんだ…。
カメがいるからわたしは今、好きな人と向き合っていられる…。
ありがとう…カメ…。
いつも一緒にバカやってきた絵里が自分にとって他の何者にも代え難い存在だということを改めて感じた里沙はこのトボケた友人に心から感謝していた…。
250 :
携帯21:2006/08/20(日) 23:21:52.56 O
「里沙ちゃんを好きだ!…って男もいないの?」
またもやくり出される絵里の兄からの質問に里沙は答えあぐねていた。
確かにいる…。
いるけれど…。
それだけは…いくら親友といえどもカメには絶対言えない!
言えるわけがない!!
それに…わたしは…。
あなたが好きなのだ!!
力強く頷いた里沙は相変わらずなにも言えないでいたが、向き合っている絵里の兄を見る目には熱いものが宿っていた。
「だってこんなに可愛い娘が同じクラスにいたら…オレだったら…」
さっきまで泣きそうだった里沙は彼の言葉の続きがもの凄く気になった…。
オレだったらなによ!?
里沙は息を止めて次の言葉を欲した…。
251 :
携帯21:2006/08/20(日) 23:31:31.50 O
一瞬の沈黙の後で絵里の兄はゆっくりと頷きながら口を開いた。
「オレだったら…里沙ちゃんのこと…放っておかないのになぁ…」
キ、キ…キタァ〜!!
…放っておかないのになぁ…放っておかないのになぁ…放っておかないのになぁ…
たった今、憧れの人の口から出された言葉を里沙は体に叩き込むように何度も何度も心の中で繰り返した…。
さっきまでとは違った涙が溢れ出しそうになるのを懸命に堪えながら里沙は絵里の兄の言葉を噛み締めていた…
生きてて良かった…。
里沙は絵里の小さなテーブルの木目に向かって声にならない声で小さく小さく呟いていた…。
<続く>
252 :
名無し募集中。。。:2006/08/20(日) 23:43:50.83 O
まず感想なカメの部分は、やりすぎ。そこの部分はもっと細かく解りやすく読みやすくする事が大事だ。
折角流れが良くなったと思ったら、カメが〜三回続けなくてもいい。その部分を工夫してほしい。
253 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 00:23:51.16 O
俺は3回のところいいと思った
254 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 00:26:05.37 0
そっかぁ?3回あってもおかしくないぞ
力入れたい部分だからそこの4行の前後を改行多くしてもいいかもしれんけど
今回の話でフラグたったか?よかったよ乙
255 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 00:27:11.12 0
254は252に対してそっかぁ?です
ところでいつも文句を言う携帯さんは
高名な作家さんなの?
257 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 00:32:26.19 0
そもそもマナーが悪いやつが何を言っても無駄だろ
このまえ小説の投稿途中につまらんとか言ってたぞ
まわりが熱くなって荒れる展開は避けよう
このキチガイ携帯はとにかく荒らしたくてこのスレ24時間リロードしてる
真性だからスルーしてねできないなら消えてね
おもろい
ところで兄亀の名前はどうするのだろう…?
263 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 01:07:26.75 O
亀井静香
264 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 02:08:53.43 O
ほ
265 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 02:23:48.88 0
>>262 みんなの名前晒して作者に選んでもらうか
267 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 03:33:39.12 0
ほ
268 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 04:20:39.71 0
ほ
269 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 05:17:23.94 0
乙〜
270 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 05:20:36.24 0
ほ
271 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 06:35:01.67 0
ほ
272 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 07:51:47.81 0
ほ
273 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 08:47:22.36 0
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
280 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 16:32:36.13 0
携帯21氏おつ〜
動揺しまくるガキさんがテラカワユス
ほ
ほ
ほ
284 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 19:03:31.90 0
めし保全
285 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 19:42:08.47 0
ho
286 :
携帯21:2006/08/21(月) 20:13:22.35 O
今夜はかなり遅れそうです…すいません!
287 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 20:16:01.40 0
まってまーす
ほ
ほ
290 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 21:57:56.98 0
ぜ
291 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 22:43:11.08 0
ん
292 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 22:45:07.07 0
293 :
名無し募集中。。。:2006/08/21(月) 22:58:06.36 O
エリック
294 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 00:05:17.24 0
ほっしゅ
295 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 00:45:46.84 0
寝る前ほ
296 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 01:15:52.26 0
ただいま保
297 :
携帯21:2006/08/22(火) 01:24:55.72 O
>>251 「そんなに言うなら…お兄ちゃん…ガキさんと付き合っちゃえばいいじゃん!!」
「エッ!!」
うるんだ里沙の瞳が思わぬ提案をした親友の目をとらえた。
里沙を横目に絵里がニヤニヤしながら兄の顔を覗き込んだ。
そんな絵里の視線の先を伏し目がちに里沙も見つめることが出来た。
しかしその里沙の視線をこちらに戻すかのように絵里はおもいきったことを囁いた。
「いつかガキさんを“お姉さん”…な〜んて呼ぶ時が来たりして…」
目が笑っている絵里に対して里沙は背中がヒヤッとしながらもまた言われたことの大きさを推し量れないでいた…。
「う〜ん…良いねぇ!」
絵里の兄は妹の提案に満更でもなさそうな顔をすると今一度里沙に詰め寄ってその小さな顔を見つめた…。
298 :
携帯21:2006/08/22(火) 01:41:27.48 O
「里沙ちゃん…」
「は、はい…」
「オレ達…付き合っちゃおうか!」
「エッ!!!」
一瞬だけ絵里の兄の顔がマジになったように思えた絵里と里沙は口を揃えて驚いた…。
「冗談!冗談…こんな男…里沙ちゃんイヤに決まってるよねぇ〜!!」
すかさず屈託のない顔で絵里の兄が胸の前で手を振りながら笑っている…。
あくまで自分を否定することで里沙を持ち上げながら里沙への好意は否定しないもの言い…。
カタチは違えどサユと同様、生まれもっての小悪魔振りを充分に発揮している絵里の兄であった…。
<続く>
299 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 01:50:12.63 0
携帯21氏乙〜
ガキさんをお姉さんと呼ぶえりりんを見たい気がしたよ
300 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 02:57:45.83 0
亀兄×さゆのカップルって見てみたいな
あっ俺亀兄だったんだ
ガキさん浮気しないからね〜
301 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 04:13:52.51 0
寝る保
302 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 05:12:00.36 0
乙〜
ho
…?
305 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 08:08:25.50 0
おつおつ〜
ほ
307 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 10:34:07.13 O
ぜ
308 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 11:51:45.58 0
ん
309 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 12:56:37.56 0
ほ
310 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 13:27:27.73 O
ほ
311 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 14:57:11.01 0
ぜ
312 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 15:56:03.16 0
ん
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
319 :
名無し募集中。:2006/08/22(火) 21:11:58.51 O
ハァハァ
ほ
ほ
322 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 22:50:53.14 0
ぜ
323 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 22:54:33.25 O
ほ
324 :
携帯21:2006/08/22(火) 23:22:10.23 O
>>298 「…も、もうイヤだなぁお兄ちゃんったら!…本気かと思ったよ!…でもそんな風に言ったらホントにガキさん本気にしちゃうって…!!」
苦笑いする妹を横目に兄は笑いながら里沙の反応を密かにうかがっていた。
今までの人生の中で最高の瞬間が一瞬で泡となった里沙は、うつむいたまま胸のドキドキを感じながらもただ笑い返すことしか出来なかった…。
「ああ〜オレも喉が渇いたな…絵里!オレにもジュースくれ!」
「あ、今持ってくるね!」
立ち上がった妹を手で制して兄はまた里沙を見つめた。
「…ないならいいよ!里沙ちゃんのもらうから!」
そう言った絵里の兄はなんの了解もなしに里沙の前にある飲みかけのジュースを一気に飲み干した…。
325 :
携帯21:2006/08/22(火) 23:44:46.59 O
「ちょ、ちょっとお兄ちゃん!!」
「ああ〜旨かった!!」
絵里の兄が爽やかに笑っている…。
あっというまの出来事で里沙は目を点にして空になったグラスを茫然と眺めていた。
「里沙ちゃんと…キスしちゃったな…」
絵里の兄は目を輝かせながら里沙に笑ってみせた…。
里沙は体中の血がカァ〜っと熱くなっていくのが分かった。
わたしと…キス………あぁ…。
里沙はいよいよもって顔を赤くして下を向いたまま黙ってしまった…。
そんな里沙の様子を珍しそうに眺める妹と満足そうに眺めている兄…。
里沙ちゃんか…良いなぁ…。
絵里の兄は益々里沙の反応を見てみたいと思った…。
しかし横から妹の声がしたので仕方なく口から出そうになったものを抑え込んだ。
「もうお兄ちゃん!いい加減にしてよね!ガキさん黙っちゃったじゃない!!…ゴメンねガキさん…あれ?ガキさ〜ん!?」
近くで言われているはずなのに、絵里が随分遠くの方にいるような気がした里沙は虚ろな目のまま声のする方に頷いていた…。
<続く>
激しく嫉妬
327 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 23:50:11.54 0
乙です
くぅーかめにい
ヽ(`Д´)ノコラー
329 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 23:51:39.98 O
ほも
330 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 23:53:43.37 O
おだ
331 :
名無し募集中。。。:2006/08/22(火) 23:54:24.93 O
おだ
332 :
名無し募集中。。。:2006/08/23(水) 00:03:00.63 0
乙〜
333 :
名無し募集中。。。:2006/08/23(水) 00:18:09.91 0
亀兄確信犯かっ!!
334 :
名無し募集中。。。:2006/08/23(水) 00:44:56.19 O
違うなこの話だとやめとくネタばらしそうだしばらしても良いんならバラすけどオモシロくないですなだから秘密にしましょ◆♪
335 :
名無し募集中。。。:2006/08/23(水) 00:47:21.27 0
間接キスとはまた古風なw
何はともあれ携帯21氏乙
ほ
337 :
名無し募集中。。。:2006/08/23(水) 02:33:15.04 0
ほ
338 :
名無し募集中。。。:2006/08/23(水) 04:17:01.28 0
ほ
339 :
名無し募集中。。。:2006/08/23(水) 05:24:18.97 0
と
340 :
名無し募集中。。。:2006/08/23(水) 06:51:21.78 0
声
341 :
名無し募集中。:2006/08/23(水) 08:24:40.67 O
ほ
342 :
名無し募集中。。。:2006/08/23(水) 09:30:28.02 0
ぜ
ん
344 :
名無し募集中。。。:2006/08/23(水) 11:11:51.98 0
ほ
ほ
ほ
347 :
名無し募集中:2006/08/23(水) 14:57:41.85 O
ほ
ほ
ほ
h
ほ
ほ
ほ
ほ
355 :
名無し募集中。。。:2006/08/23(水) 21:40:07.31 0
ho
ほ
ほ
ほ
ho
360 :
名無し募集中。。。:2006/08/24(木) 00:18:37.85 0
ほ
361 :
携帯21:2006/08/24(木) 00:30:42.58 O
>>325 「だっ、大丈夫ガキさん!?」
耳の近くで大きな声を出されて里沙はようやく我に返って絵里の顔を見た。
「もう…お兄ちゃんが変なことばっかり言うからガキさんおかしくなっちゃったじゃない!」
妹の真剣な顔もどこ吹く風…絵里の兄はニタニタと笑っているばかりだった。
「…それにしてもガキさんが告白されたことないなんて…」
絵里はそれがさも信じられないような顔で里沙の顔をうかがった。
「う〜ん…でもホントは誰かに好きって言われたことあるんじゃない…?」
やたらしつこく絵里が話をぶり返すので里沙は一瞬絵里がなにか知ってるんじゃないかと疑ってみた…。
しかしSに告白されて以降里沙は絵里とずっと行動を共にしてきたことを思い出し、その疑いを打ち消した。
それでも再度頭の中にSのことが浮かんできて里沙は眉をひそめて下を向いた。
362 :
携帯21:2006/08/24(木) 00:43:00.95 O
「な、ないよ…」
小さなテーブルに話しかけているかのように木目を見たまま里沙はかすかに呟いた。
やっぱりわたしには言えないよ…。
もしもカメがSのこと知ったなら…。
わたしとカメの今までのこともこれからのことも全てが変わっちゃうかもしれない…。
もうこの人とこんな風に向かい合って喋ることも出来ないかもしれない…。
それだけはイヤだ…。
だって3年も会えなかったんだし…。
もうこれ以上会えなくなったら…わたし…どうにかなっちゃうよ…。
それに…こういうのって嘘とは言わないと思うし…。
大丈夫…!!
里沙は会えなかった3年もの間のことを思い出し胸が締めつけられると同時にそうやって無理矢理自分を納得させていた…。
<続く>
363 :
名無し募集中。。。:2006/08/24(木) 00:55:51.42 0
おっつ
364 :
名無し募集中。。。:2006/08/24(木) 01:26:49.09 0
乙〜
おつおつ〜いいよ〜
366 :
名無し募集中。。。:2006/08/24(木) 02:01:20.57 O
乙です
亀兄に殺意が…
367 :
名無し募集中。。。:2006/08/24(木) 03:45:46.94 0
やめてくれよ俺を殺さないでくれ
・・・しつこい?
>>366禿同
小説上の設定とは言え
実際亀井には兄貴がいるからな
ほ
370 :
名無し募集中。。。:2006/08/24(木) 06:35:53.93 0
寝る保
なぜ殺意がわくのか
h
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
381 :
名無し募集中。。。:2006/08/24(木) 18:27:51.72 0
ぜ
ん
ほ
ほ
ほ
386 :
携帯21:2006/08/24(木) 20:14:34.31 O
>>362 そんな里沙の気持ちをまるで見透かしているかのように絵里の兄は懐かしそうに里沙を眺めた。
「里沙ちゃんって前髪伸ばしてかなり変わったよ…だってあの頃って…まだキャンディキャンディみたいで幼かったもんなぁ…!」
里沙はドキッとして絵里の兄を見つめた。
「あの頃と比べたらやっぱ今の里沙ちゃんぐっと大人っぽくなったよ!…だからただ単に男達が見る目ないだけなんだよ…うん…」
絵里の兄は世の中のこと全てが分かったような顔をしてそう言うと、一人で納得したのか2、3度頷いた後里沙の目を見た。
「そうだよガキさん!!…ガキさんを好きな人絶対いるって!!」
フォローする為じゃなく絵里が本気でそう言っているのが分かった…。
387 :
携帯21:2006/08/24(木) 20:26:27.38 O
「…うん」
そう言いながらも絵里に対して後ろめたい気持ちを拭い切れない里沙は心の中で絵里に謝っていた。
それに対し絵里の兄にはメラメラと怒りにも似た感情が湧き起こってきて、里沙は彼と自分との間にある見えない距離に半ば絶望していた…。
見る目がないのはアナタのことだって…
心の中で悪態をついた里沙は、そのあの頃のことを思い出し胸が痛んだ。
「…そういえば里沙ちゃんってバスケやってたんだよね!…凄く上手い選手だったって聞いたけど…」
!!
その言葉を聞いた里沙は体から血の気が失せていくのを感じた…。
388 :
携帯21:2006/08/24(木) 20:38:49.07 O
絵里が慌てふためいて兄と里沙の間に割って入った…。
「お兄ちゃん!もうお風呂入った方がいいよ!!」
「あ、ああ…そうだな…こんな時間だし…里沙ちゃんの入った後だと思うとなんか緊張しちゃうけど…」
「なにバカ言ってんのよ!じゃあね!ごゆっくり!」
追い出すように絵里は兄の背中を押した。
絵里の部屋から追い出される間際に絵里の兄は里沙に手を振った…。
「…じゃあね里沙ちゃん!ごゆっくり!…時間があったらまた明日…」
それを聞いた里沙はピクンと動くと少し顔に血の気が戻ってきた。
「もう…お兄ちゃんったら全くぅ…」
そう言いながら絵里は自分の部屋に戻ってくるとゆっくりとドアを閉めた…。
<続く>
乙です
楽しみにしてまっせ
乙
今日は早いな
風呂の水ガブ飲みするんだろうな
む? なにがあったんだろう
ほ
おっつん
395 :
名無し募集中。。。:2006/08/24(木) 23:24:32.97 0
ほ
396 :
名無し募集中。。。:2006/08/24(木) 23:55:13.01 0
携帯21氏おつおつ〜
ほ
398 :
名無し募集中。。。:2006/08/25(金) 01:57:25.13 0
ほ
ほ
ほ
401 :
名無し募集中。。。:2006/08/25(金) 05:31:55.67 0
乙〜
寝る保
403 :
名無し募集中。。。:2006/08/25(金) 07:56:31.27 0
ほ
404 :
名無し募集中。。。:2006/08/25(金) 09:14:52.14 O
保全
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
414 :
名無し募集中。。。:2006/08/25(金) 17:47:08.63 0
ぜ
ん
416 :
名無し募集中。。。:2006/08/25(金) 19:24:20.52 0
ほ
ほ
418 :
携帯21:2006/08/25(金) 20:49:59.55 O
>>388 体はそのままに首だけを動かして見つめてくる里沙と絵里は目が合った。
「ごめん…」
絵里は元の場所に戻るなり里沙に謝った。
「……」
里沙はテーブルに肘をかけ虚ろな目のまま黙っていた。
「お兄ちゃん知らないの…」
絵里は申し訳なさそうに里沙の目を見た。
「いいんだよ…」
里沙の口だけが動いた。
「ごめんねガキさん…」
絵里はそれしか言えない自分に腹が立った。
「…大丈夫!大丈夫!…大丈夫だから…!」
里沙が無理矢理笑顔を作っているのが分かった絵里は次の言葉が見つからなかった。
「…ありがとう」
不意に出た里沙からの言葉に絵里は涙がこみ上げてきた。
419 :
名無し募集中。。。:2006/08/25(金) 20:56:49.27 0
420 :
携帯21:2006/08/25(金) 21:00:04.30 O
「…ガキさ〜ん!!」
居ても立ってもいられない気持ちになった絵里は思わず里沙に抱きついて泣きじゃくった…。
「…ごめん…ごめんねガキさん!!」
「カメ!大丈夫だって!!」
「…ごめんなさい」
「分かってるって!もう大丈夫だから…!」
ようやく落ち着いた絵里は里沙から離れると里沙の顔を照れ臭そうに見つめた。
里沙も泣いていた。
目にいっぱいの涙を浮かべて…ひとすじの涙をこぼしていた。
里沙は素早くパジャマの袖でそれを拭うと絵里の顔を見て笑った。
絵里もそんな里沙の顔を見て笑った。
テーブルの上にさっき食べた2本のアイスの棒が転がっていた。
「…もう2本取ってくるね!」
絵里はそう言うと立ち上がって部屋を出ようとした。
421 :
携帯21:2006/08/25(金) 21:17:53.57 O
「わたし次はミントのやつ!!」
絵里の背に里沙の声がした。
「分かった!」
絵里はそう言うと兄の部屋の前を通り過ぎた…。
ガキさんってミントが似合うなぁ…。
なんか初夏の匂いがするっていうか…。
そんなことを思いつつ少しだけ笑った絵里はすぐさままた難しい顔になった…。
それにしても…。
まさかお兄ちゃんがガキさんのバスケのこと言うなんて…。
絵里は忘れたくても忘れられない記憶が甦ってきて胸が苦しくなった…。
慣れているはずの階段が随分と急に思えて、絵里はいつもよりゆっくりと段を確かめながら下りていった…。
<続く>
422 :
名無し募集中。。。:2006/08/25(金) 21:20:44.21 0
乙です!
おつおつ
424 :
名無し募集中。。。:2006/08/25(金) 22:04:33.81 0
バスケットで何があったんだ
425 :
名無し募集中。。。:2006/08/25(金) 22:09:04.04 0
ガキさんは初夏の匂いを感じる
いいよいいよ〜
ほ
428 :
名無し募集中。。。:2006/08/25(金) 23:30:05.97 0
ぜ
ん
ほ
431 :
名無し募集中。。。:2006/08/26(土) 01:13:51.99 0
最近ちょっとHじゃなくて普通の青春小説になってる希ガス
432 :
名無し募集中。。。:2006/08/26(土) 01:44:59.94 0
これはこれで有
ほ
ぜ
435 :
名無し募集中。。。:2006/08/26(土) 05:19:18.60 0
ん
寝る保
まだ起きてた保
438 :
名無し募集中。。。:2006/08/26(土) 09:27:13.88 0
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
447 :
携帯21:2006/08/26(土) 16:51:49.58 O
ほ
ほ
449 :
名無し募集中。:2006/08/26(土) 18:14:38.69 O
ハァハァ
ほ
ほ
ほ
453 :
携帯21:2006/08/26(土) 20:22:10.71 O
>>421 1人残された里沙は本棚の横にあるCDラックに目を移した。
熱狂的なアイドルグループファンを自認する里沙には聞き慣れない名前のCDばかりが並んでいた。
その中に1枚だけ妙なジャケットのCDが目についた里沙はそれを取り上げると思わず笑ってしまった。
THIS IS HAMPTON HAWES VOL.2 THE TRIO
そう書いてあるジャケットには、背広姿で髭をたくわえたどこかしら無声映画のチャップリンに似た男が、煙草を持ってこちらを睨んでいた…。
かっこいいのか悪いのか分からない…とにかく情けない顔で正面きってこっちを見ていた…。
なんとも曖昧なその表情に里沙はどうしようもなく笑ってしまった。
嬉しいんだか…悲しいんだか…。
怒ってんだか…泣いてんだか…。
しかしプラスチックのCDケースに反射して映る自分の顔に、里沙は急に笑えなくなってしまった…。
454 :
携帯21:2006/08/26(土) 20:36:17.17 O
今のわたしの顔にそっくりじゃん…。
ハァ…。
溜め息をついた里沙だったが、なんとなくこの髭面の顔に愛嬌を感じると少しだけ愛しくなってしまった。
フフッ…。
ちょっとだけ微笑んだ里沙は裏をひっくり返すと今から50年も前にこのCDが録音されていたことが分かった。
…ということはレコード時代だったんだ…。
昭和何年だろ?
それにしてもカメってこんな古い音楽聞くんだぁ…。
意外!!
そんなことを思っていると勢いよくドアが開かれて絵里が戻ってきた。
「はいガキさん!ミントね!!」
「ありがとう!」
チョコチップの入ったミントのアイス…里沙は大好きだった。
455 :
携帯21:2006/08/26(土) 20:50:39.71 O
「ガキさんってミントが似合うよね…!」
そう言う絵里は抹茶金時…。
「そうかなぁ?…でもカメには抹茶金時は似合わないよ…」
里沙は笑いながらアイスを頬張る絵里に言った。
「私もそう思う…でも大好き!!」
絵里は良い顔をして微笑んだ。
「…ところでアンタこんなの聞くんだ!?」
テーブルの上に置いたさっきのCDをアイスで指しながら里沙は絵里に聞いてみた。
「うん…時々ね…」
照れ臭そうに返事する絵里の姿が里沙には少し大人に見えた。
「へぇ〜!なんか意外!!」
里沙は自分の想う正直な気持ちをダイレクトで伝えてみた。
「私もそう思う…でもね、これ…お兄ちゃんから借りてるんだ!」
その弾んだ声に里沙は甘酸っぱい嫉妬を覚えた…。
<続く>
乙ですー
457 :
名無し募集中。。。:2006/08/26(土) 22:04:07.97 0
ジャズのCDなのかな?
オツー
ジャズですね。
カッコイイ、元ネタあったりしたかな?
ほ
乙です
461 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 00:29:56.20 0
ほ
ほ
ほ
464 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 01:36:39.98 0
ほ
465 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 01:49:16.05 O
携帯21は作品しか書かないのか?
終わったら今日は〜とか書いたらどうなの?
俺間違った事言ってる?言ってるならレス返してね。
466 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 01:55:34.10 O
バカか
467 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 02:37:53.71 0
ほ
468 :
携帯21:2006/08/27(日) 03:56:26.87 O
ほ
ほ
寝る保
472 :
携帯21:2006/08/27(日) 06:53:39.14 O
>>455 「へぇ…そうなんだ…」
里沙は一気にそのCDに執着し始めている自分に気づきながらも、絵里には気のない振りをして涼しい顔を装ってみせた。
「聞いてみる?」
「いいの?もうこんな時間だよ!」
「いいのいいの!うちってさあ…みんな寝るの早いし、寝たら起きてこないの!」
絵里が笑っている。
そして食べ終えた抹茶金時の棒をテーブルの上に置くと絵里はCDをケースから取り出してかけてくれた。
勢いよく飛び出した3つの楽器…。
ピアノ、ドラム…あと1つが里沙には分からなかった…。
「ねぇ…ピアノとドラムともう1つな〜に?」
「ベース…ウッドベース…!分かんないよね…私も分かんなかった…」
つまり今は分かるんだ…。
里沙は今更ながら兄妹という関係にも嫉妬していた…。
473 :
携帯21:2006/08/27(日) 07:04:39.73 O
「これ…素敵な曲だね!なんか胸騒ぎするっていうか…!」
里沙はやっぱり正直に思ったことを伝えてみた。
「うん…私もそう思う…!」
絵里はスピーカーから流れてくる音に乗って体を揺らしながら里沙に頷いた。
「“YOU AND THE NIGHT AND THD MUSIC”…?」
「確かね…“あなたと夜と音楽と”…お兄ちゃんが教えてくれた!」
「ふ〜ん…案外そのままなんだね…」
「…そうだね」
里沙はスピーカーを見つめていた。
1つの音さえ聞き逃すまいと体を耳にしていた。
あの人が聞く音楽…わたしも聞いてみよう…。
そうすればなにか分かるかも…。
どこまでも一途な里沙であった…。
474 :
携帯21:2006/08/27(日) 07:19:36.54 O
1曲目が終わると絵里はCDを取り出した。
「やっぱ起こすとマズイから…」
CDをケースに収めながら絵里は里沙に囁いた。
「この続きはまた明日…」
里沙は充分堪能した顔で頷いた。
「これと似たような音楽…どっかで聞いたんだよね…」
里沙は首をかしげて絵里の方を向いた。
絵里が笑っていた。
「ん?」
「どこでしょう?」
「どこよ?」
「さあ…」
「教えてよ!」
「だって今日ガキさんと一緒に行ったじゃん!」
眉毛をひねって里沙は考えた…。
475 :
携帯21:2006/08/27(日) 07:30:22.43 O
「んん……あっ!!」
煙草を吹かしながら口元のホクロを歪ませて笑っているあの顔が浮かんだ…。
「マスターKの…!!」
「あったり〜!!」
モヤモヤの晴れた里沙は気持ちがウキウキしてくるのを感じると共に自分が情けなくなった。
店の大きなスピーカーからいっつも流れてたのに…わたし全然聞いてなかったんだ…。
「ジャズかぁ…」
その呟きが絵里にも聞こえたみたい…。
「えっ!今頃〜!?」
そんな絵里の突っ込みに里沙は恥ずかしくなって顔を赤らめた。
「なんであそこのバイトにガキさん誘ったか知ってる?」
「たまたま空いてたからじゃないの?」
「違うよ!お兄ちゃんに薦められたからなんだ…!」
里沙は驚きで声が出なかった…。
476 :
携帯21:2006/08/27(日) 07:42:05.42 O
「お兄ちゃんが…あの店のマスターは少し変わったとこあるけど良い人だから…って!」
「へぇ…マスターとお兄さんって知り合いなの?」
「知り合いなの…って…お兄ちゃん、高校の時に通い詰めてたらスカウトされてずっとバイトしてたんだから!!」
「エエッ〜!!知らなかった…!!」
「あれ?言ってなかったっけ?」
「聞いてないよぉ〜!!」
「出たぁ〜!竜兵師匠直伝の…!」
「…ってカメ、アンタねぇ…」
「ごめんなさ〜い!…だからお兄ちゃんにジャズの話すると凄く嬉しそうなの…!」
「ふ〜ん…じゃあわたし達の先輩なんだね…」
そんな風に気のない言い方をしながらも里沙は心の中で溢れんばかりのガッツポーズをしていた…。
477 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 07:51:44.63 O
激しく乙です!
478 :
携帯21:2006/08/27(日) 07:53:17.45 O
ナイスだカメ!!
「時間あったら!…って言ってたから明日お兄ちゃんにジャズのこと聞いてみよっか!?」
里沙は絵里のその言葉に秘かに喝采を送っていた。
「ふぁ〜あ…」
絵里が大きなアクビをして目を擦っている。
「眠くなってきたから今日はもう寝ようよ…」
絵里の体がグラリと傾くと絵里はそのまま寝入って動かなくなってしまった。
「もう…仕方ないなぁ…」
里沙はそう呟くとベッドの上の布団を絵里に掛け、傍らに用意されていた毛布を自分の方に引っ張ると電気を消して床に転がった。
あの人…そうなのかぁ…。
今日は来て良かった!
いろんな収穫あったし…!!
明日が凄く楽しみ!!
そう思うと里沙は目を瞑った…。
479 :
携帯21:2006/08/27(日) 08:03:46.21 O
絵里の寝息だけが聞こえた…。
薄れゆく意識の中でゆっくりと階段を上がってくる足音が聞こえた…。
その足音が隣の部屋の前で止まり、ドアを開く音が聞こえると静かに閉まり、やがてなにも聞こえなくなった…。
それにしても…。
あなたと夜と音楽と…かぁ…。
あなたと夜と音楽と…。
今夜のわたしみたいだ…。
なんだか素敵な夢が見れそう…。
おやすみ…カメ…。
おやすみなさい…。
隣のわたしの好きな人…。
【あなたと夜と音楽と編】
完
480 :
携帯21:2006/08/27(日) 08:06:49.98 O
明日は休みます。
遅いお盆休みです。
2人にとってようやく長い1日が終わりました。
どうか新しい展開にもご期待下さい…。
481 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 08:08:29.68 0
>>480 朝から長文乙です(保存BOXに更新分入れとけば連投楽かも)
結局寝れずに起きてたかいがあったw 眉毛をひねってワロタ GJ!!
完に一瞬ドキッとしたが次の展開も楽しみゆっくり休んでください
>>477 ( ・e・)<メッ!!
482 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 09:37:20.51 0
乙〜
なんか締め方がかまいたちの夜のバッドエンドっぽいね
484 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 09:57:56.03 0
お疲れさまです
この先のふたりが楽しみです
485 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 10:25:39.91 0
亀兄は喫茶店OBだったんでつか
ガキさんにとっては思わぬ絆ができたんだね
携帯21氏、続編楽しみにしてます〜
イイヨイイヨー
ほ
ほ
489 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 12:54:14.69 0
時代はカメガキ
ほ
ほ
492 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 14:31:15.51 0
ぜ
ん
ほ
ほ
帆
ほ
498 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 18:09:07.10 0
うむ
499 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 19:04:05.68 0
晩飯保全
500 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 20:00:53.47 0
ほ
501 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 20:35:52.89 0
ぜ
ん
ほ
ほ
ほ
506 :
名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 23:24:42.60 0
ぜ
ん
ほ
509 :
名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 00:46:43.69 0
寝る前ほ
ほ
511 :
477:2006/08/28(月) 01:38:55.99 O
亀レスですが投稿の間に挟んでしまい大変失礼しました…
携帯21氏本当に失礼しました!
>>481のガキさんもツッコミどうもでした&失礼しました!
ほ
亀垣絵里沙
ほ
515 :
名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 06:54:24.13 0
ぜ
516 :
名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 07:58:29.28 0
きょうは携帯21氏くるかな〜
ほ
ほ
519 :
名無し募集中。:2006/08/28(月) 10:39:13.62 O
ほ
ほ
ほ
522 :
名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 12:23:29.46 0
ハァハァ
523 :
名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 13:31:51.53 0
ほ
ほ
ほ
ほ
527 :
名無し募集中。:2006/08/28(月) 17:43:38.68 O
ハァハァ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
538 :
携帯21:2006/08/28(月) 23:20:20.88 O
>>479 【朝日のように爽やかに…編】
「ガキさん!ねぇガキさ〜ん!起きてよぉ〜!!」
「んん…」
「起きてったら起きてよぉ〜!!」
「もう…なによぉ!?」
「早く着替えなきゃ置いてくよぉ〜!!」
その日の朝、絵里はTシャツにジョギングパンツという出で立ちでまだ毛布にくるまっている里沙を見下ろしていた…。
「…カメ…今…何時…?」
「5時!」
「は?…アンタねぇ…あと3時間は寝かせてよ…」
目を擦り擦りうんざりといった顔の里沙は訳の分からない言葉を吐くと再度毛布を頭から被って丸くなってしまった…。
539 :
携帯21:2006/08/28(月) 23:36:37.70 O
「もう…しょうがないなぁ…」
絵里は毛布の塊にそう呟くとタオルを持って部屋から出ていった。
玄関を開けると少しひんやりとした空気が中に入ってきた。
愛車のレッドラビットにまたがると、絵里は近くの河川敷を目指してペダルに力を込めた。
絵里が力を込める度に、プリンプリンとパンツの両脇からはみ出したおしりのお肉が揺れた…。
6月の朝の空気が絵里のTシャツとパンツの隙間から彼女の体を触った…。
絵里はその心地良さにやはり里沙を起こしてくるんだったと悔やんだ。
学校の日はギリギリまで寝ている絵里も、休みの日にはこうやって早朝のサイクリングを楽しんでいた。
街はまだ薄暗いとはいえライトをつける程でもなく、通り過ぎてゆくバイクの姿もはっきり分かった。
家々をせわしなく回っている新聞配達の自転車に、絵里は今日の始まりを感じていた…。
<続く>
乙です
新編たのしみにしています
乙
542 :
名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 00:47:42.80 0
プリンプリンとパンツの両脇からはみ出したおしりのお肉ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
ほ
544 :
名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 01:57:59.88 0
ぜ
545 :
名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 02:50:27.18 O
新編キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
激しく乙です!
ん
ほ
寝る保
ほ
550 :
名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 09:02:03.79 0
ぜ
551 :
名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 10:05:19.40 O
ん
ほ
553 :
名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 13:00:07.38 O
ほ
555 :
名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 15:01:36.52 0
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
560 :
名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 18:40:35.01 0
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
565 :
携帯21:2006/08/29(火) 20:37:40.93 O
>>539 河川敷に着いた絵里は愛車を止めると少しだけ高くなった朝日に向かってストレッチを始めた。
ムッチリと伸びた2本の足を広げて両手を腰に体をめいっぱい反らす絵里…。
今来た道が逆に見えた…。
そのまま体を前屈みにすると絵里の2つの掌がペタリと地面に付いた。
丸みのある大きなおしりが赤いパンツに食い込んで少しだけおしりのお肉が白いパンティーと共にはみ出していた…。
絵里は上体を起こし姿勢を正すと顔は朝日に向けたまま手だけで食い込んだパンティーを直した…。
何事もなかったようなすました顔で芝生の上に座ると、股関節のやわらかい絵里は足を伸ばしてゆっくりと股を広げた…。
566 :
携帯21:2006/08/29(火) 20:46:59.81 O
チアの石川先輩から教えてもらった柔軟体操により、絵里の胸は少しずつ芝生に近づいていくとやがて地面と一緒になった…。
芝生のチクチクで絵里はちょっとおっぱいが痒くなった…。
股を広げている為にパンツの隙間からも芝生が絵里のやわらかい部分を刺激した…。
「んん…」
くすぐったいような痒いような感覚につい声が出てしまった絵里は、持て余していた2つの手で敏感なところを掻くわけにもいかずおもむろに立ち上がった。
「…よ〜し!!」
絵里は一声放って気合いを入れると再度愛車にまたがってスピードを上げた…。
<続く>
おつです
568 :
名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 21:58:16.97 0
乙〜
569 :
名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 22:36:19.83 0
ハアハア
ほ
ほ
572 :
名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 23:46:55.06 0
ほ
573 :
名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 00:19:27.81 0
絵里はチア部なのか
574 :
携帯21:2006/08/30(水) 01:47:21.60 O
ほ
575 :
名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 02:27:58.75 0
ぜ
ほ
寝る保
579 :
名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 07:14:18.30 0
ほ
ほ
ho
582 :
名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 09:24:47.83 0
ぜ
ん
ほ
ぜ
ん
ほ
588 :
名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 14:48:04.08 0
ぜ
ほ
ほ
ほ
592 :
名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 18:53:51.88 0
ほ
ほ
ほ
595 :
名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 20:28:20.55 0
ho
596 :
名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 21:12:21.71 0
ze
ほ
ほ
599 :
名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 22:45:50.72 0
ho
ほ
ほ
ほ
603 :
携帯21:2006/08/31(木) 00:57:34.61 O
>>566 その先には激しいアップダウンのモトクロス用のコースが待っていた。
絵里はまっしぐらに最初の坂を駆け上がるとその頂上で器用に止まった。
絵里の笑顔を朝日が照らした。
「やっぱりガキさんも連れて来るんだった…」
誰もいないのに絵里は思わず今の気持ちを漏らしてしまった。
そして勢いよく坂を下るとまた登り坂が待っていた…。
そんなことを1時間ばかり繰り返した頃、世の中はようやく目覚めて辺りにはチラホラ散歩の人も目立ってきた。
自転車の色を揃えた親子連れや若いグループが集まってきたところで絵里はこのコースを外れて川沿いの道に進路をとった…。
604 :
携帯21:2006/08/31(木) 01:06:14.71 O
まるで金八先生のオープニングのような道を悠々と愛車を走らせていく絵里…。
途中スポーツドリンクを買うと愛車を近くの土手に止めて芝生の上に腰を下ろした。
幾らか高くなった朝日が川に反射して輝いていた。
「ふぅ…」
ようやく一息ついた絵里は自然と昨日の喫茶店でのことを思い出していた。
なんで…サユなんだろう…。
なんで…わたしじゃないんだろう…。
つがいの水鳥が戯れてキラキラと水面が輝いていた。
「良いなぁ…」
そんな言葉とは裏腹にピンクの傘の下で腕を組んでいたサユとSの姿が浮かんできた…。
605 :
携帯21:2006/08/31(木) 01:12:39.42 O
「ふぅ…」
今度は溜め息が出た。
滴る汗が目に入らないようにタオルで拭おうとしたが少し遅かった…。
片方の目で見ていた川が急ににじんで見えなくなった…。
誰もいない川辺りの土手で、誰にも分からないよううつ向いたまま…絵里は声を殺して泣いた…。
人知れずそんな絵里に朝日だけが優しかった…。
<続く>
おつおつ〜いいよ〜
607 :
名無し募集中。。。:2006/08/31(木) 01:48:50.71 0
金八先生のOPみたいな道でえりりんとサイクリングしてぇ〜!
ほ
609 :
携帯21:2006/08/31(木) 04:32:41.72 O
ぜ
610 :
名無し募集中。。。:2006/08/31(木) 05:31:09.90 0
乙〜
611 :
名無し募集中。。。:2006/08/31(木) 07:39:16.98 0
マメカメに幸あれ・・・
ほ
613 :
名無し募集中。。。:2006/08/31(木) 08:55:21.75 0
ぜ
614 :
名無し募集中。。。:2006/08/31(木) 09:50:30.76 0
ん
ほ
ほ
ほ
618 :
名無し募集中。。。:2006/08/31(木) 13:44:16.57 0
今回は亀の目線から語られるのかな?
ほ
ほ
621 :
名無し募集中。。。:2006/08/31(木) 16:53:27.06 0
ぜ
ん
ほ
624 :
名無し募集中。。。:2006/08/31(木) 19:05:10.61 0
ほ
625 :
名無し募集中。。。:2006/08/31(木) 19:05:17.43 0
ぜ
ん
627 :
名無し募集中。。。:2006/08/31(木) 20:25:01.40 0
ほ
ほ
629 :
名無し募集中。:2006/08/31(木) 21:28:14.40 O
ほ
ほ
631 :
携帯21:2006/08/31(木) 22:48:00.74 O
>>605 その日彼は目覚めるとTシャツとジャージに着替えていつものようにカーテンを開けた。
腹が立つ程爽やかな朝日がひとすじ、さっきまで薄暗かった部屋に差し込んできた。
一晩眠って幾らか落ち着くと思っていたのに相変わらず整理のつかない気持ちでいっぱいだった。
いつもならすぐ手の届きそうなところにあるお隣さんの窓のカーテンが、今日に限ってはまだ閉じたままだった。
なにか言いたかった気持ちが閉じられたカーテンのせいで萎んでいくのが分かった。
「はぁ…」
朝から溜め息ついてる自分の姿が我が家とお隣の窓に映っていた…。
632 :
携帯21:2006/08/31(木) 23:06:55.10 O
「お兄ちゃんおはよう!」
「おはよ…」
パンの焼ける匂いが漂っていた…。
いつもより元気のない兄の姿に妹の梨沙子は首をかしげた。
「どうしたのお兄ちゃん?」
「…なんでもない」
「なんだかおかしいんだけど…」
「なんでもないって…」
いつだって優しい妹の声に兄は少し声を荒げてしまった…。
チ〜ン!!
2枚のパンが飛び出して、香ばしい匂いについ兄は目をテーブルの上に移してしまった。
いつも以上にうるんだ瞳の妹がこちらを見ているのが分かった…。
633 :
携帯21:2006/08/31(木) 23:11:07.52 O
「ごめん…」
そう言うと兄は傍らにあったタオルを取ると玄関へと走っていった。
「どこ行くのぉ〜?」
妹の声に兄は玄関を開きながら大きな声で答えた。
「走ってくる…!!」
妹は勢いよく閉まった玄関の音を聞くと冷蔵庫を開けて弾んだ声で呟いた…。
「今日はブルーベリーにしよっと…!」
<続く>
634 :
名無し募集中。。。:2006/08/31(木) 23:19:00.38 0
乙です
おつおつ〜
おつです
637 :
名無し募集中。。。:2006/09/01(金) 00:28:09.29 0
りーちゃんがSの妹って設定?
携帯21氏おつ〜
638 :
携帯21:2006/09/01(金) 00:53:15.64 O
>>633 勢いよく家を出たものの彼の足は奮わなかった。
休日の気持ちいい朝を迎えるはずだったのに、閉まっていたお隣のカーテンのせいで彼の足取りは重かった。
そんな中、彼は改めて昨日のことを思い出していた。
生まれて初めて大人の女性の○○○を見たこと…。
初めての告白…。
初めてのデート…。
たった1日にして人生初めてのことが彼の身に突如として起こった…。
それも1人ずつ違う女の子によって…。
少年と青年との間で揺れ動く思春期の彼にとっては、そのどれもに若い衝動をぶつけていたかった…。
そしてそのどれもに甘い気持ちで浸っていたかった…。
しかし予断を許さない事態に自分が置かれていることに彼は気づいていた…。
639 :
携帯21:2006/09/01(金) 01:04:07.25 O
サユミちゃんかぁ…。
ことは昨日の放課後に遡る…。
職員室にサユと一緒にプリントを持っていった後、Sはそのまま野球部の部室に行った。
そこで練習の中止を知り、チームメイトと少し話をした後1人で帰ろうとした。
いつもなら自転車で通学するところを、来たるべき夏の予選に向けてSは体力作りの為に毎日歩いて通っていた。
なんで傘持ってこなかったんだろう…。
容赦ない雨があっというまに彼の制服を濡らした。
足早に帰ろうとするSの目に校門のところでピンクの傘が1つ止まっているのが分かった。
深々と覆われた傘…。
誰か分からなかったSはそのまま通り過ぎようとした…。
640 :
携帯21:2006/09/01(金) 01:16:33.83 O
急に傘がパッと上がった…。
うるんだサユの瞳が真っ直ぐSを見ていた…。
まさか…待っててくれたんじゃ…。
そんな図々しいことを思ったがSはそれをすぐに打ち消すとサユの視線に目を合わせた。
「サユミちゃん…」
それだけ言ったはいいがSには次の言葉が続かなかった。
「…じゃあ…また」
Sはそう言って走り去ろうとした。
しかしその間を与えないかのようにサユは視線を反らさず口を開いた。
「サユミ…暇なんだけど…」
「えっ?」
あまりに唐突なもの言いでSは呆気にとられた。
「サユミ…今日お家に帰っても誰もいないの…」
S自身も暇だったがサユが一体なにを言いたいのか彼には分からなかった…。
641 :
携帯21:2006/09/01(金) 01:28:24.89 O
「へぇ…そうなんだ…」
暇は暇でも全く別もので最初から自分とサユを一緒に考えることなど彼は夢にも思っていなかった。
サユは黙ったまま相変わらずうるんだ瞳でSを見つめ続けていた。
あんな目で見つめられたら…暇じゃなくたって暇だって言っちゃうよ…。
あっ!!
言葉の足りないサユをようやく察したSはうかがうように言葉を選んだ…。
「も、もしもサユミちゃんがよかったらでいいんだけど…こ、これからどっか行かない…?」
あくまで他人行儀なSは平静を装いつつもなかなかサユの目が見れないでいた。
そんなSにサユは首をかしげて雨に濡れる地面を見ながら呟いた…。
642 :
携帯21:2006/09/01(金) 01:37:19.73 O
「う〜ん…どうしようかなぁ…」
地面を見ながらも時々Sの目をチラ見するサユの黒い瞳に、彼は堪らない気持ちになっていた…。
サユミちゃんはお安くない…。
ここは持ち上げなくっちゃ…!
そう思ったSは最早迷うことはなかった。
「サユミちゃんが声をかければ…誰だって一緒にいたいと思うよ…!」
効いた!
確かにこれは効いた…。
明らかに輝きを増したサユの目が喜びをたたえていた…。
<続く>
643 :
名無し募集中。。。:2006/09/01(金) 01:47:09.06 0
さゆの策士っぷりが凄すぎる
携帯21氏ハイペース更新おつ〜
さゆは好きじゃないが
策士さゆには引っかかるだろうな
ほ
646 :
名無し募集中。。。:2006/09/01(金) 03:41:50.84 O
いいよ〜己〜
647 :
名無し募集中。。。:2006/09/01(金) 05:31:11.42 0
乙〜
648 :
名無し募集中。。。:2006/09/01(金) 07:07:43.59 0
ほ
649 :
名無し募集中。。。:2006/09/01(金) 07:15:28.95 O
う〜んまあ次読んでからか?
650 :
名無し募集中。。。:2006/09/01(金) 09:04:21.78 O
さゆの小悪魔力は凄い!
いいよいいよ〜
ほ
ほ
654 :
名無し募集中。。。:2006/09/01(金) 12:16:45.04 0
ぜ
ん
656 :
名無し募集中。。。:2006/09/01(金) 15:26:09.77 0
ほ
ほ
ほ
659 :
286:2006/09/01(金) 18:29:02.11 0
今更ながら私がマルチED@絵里編を書きたいといったら
迎えていただけるでしょうか?
>>659キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
もちろん
モチロンねー
ほ
ほ
664 :
名無し募集中。。。:2006/09/01(金) 20:27:22.69 0
お待ち申し上げほ
665 :
名無し募集中。。。:2006/09/01(金) 20:58:34.35 O
286氏キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
ワクテカで待たせて頂きます!
ほ
書きやすい環境が整ったわけだなw
ほ
ほ
670 :
名無し募集中。。。:2006/09/01(金) 22:40:30.75 0
671 :
携帯21:2006/09/01(金) 23:17:02.95 O
日付変わる頃いきます。
おつです
ほ
674 :
携帯21:2006/09/02(土) 00:16:09.32 O
>>642 もう一押し…。
そこまで考えられるようになったSは自分に酔っていた。
「サユミちゃんを誘いたい男はいっぱいいるだろうけど…こんなオレとでもよかったら…これから一緒にどこか行かない…?」
サユは頬を赤らめた。
そして満足そうに頷くと両手で握っていた傘の柄を回し始めた…。
ピンクの傘がゆっくりとクルクル回った…。
それがそっとSの頭の上に来たかと思うと、2つに結ばれた黒髪がサワサワとSの鼻筋をくすぐった。
その女の匂いに意識が薄れそうになりながらもSはサユに視線を合わせようとした…。
675 :
携帯21:2006/09/02(土) 00:28:07.44 O
「も、持つよ…」
つい噛んでしまったことを後悔しながらも、Sは傘を持つサユの手に自分の手を添えた…。
サユが濡れないように傘のほとんどをサユの方にかざした…。
「行こうか…」
「うん」
サユは満面の笑みでSの顔を見つめた。
カワイイ…。
サユミちゃんはカワイイ!!
どうしようもない程Sはサユの黒くうるんだ瞳に吸い込まれていった…。
当初Sはサユが自分と一緒に歩いてくれるような人とは思ってなかった。
文字通り高嶺の花だと思っていた。
男子の中でも1番人気だし…なによりああいう性格だし…。
正直無理だと思ってた。
そんなサユミちゃんがオレと一緒に歩いてる…。
打ち消したはずの期待がムクムクと大きくなっていくのをSは感じていた…。
676 :
携帯21:2006/09/02(土) 00:39:39.28 O
でも…。
Sは少し複雑な気持ちになっていた。
なんてったって今日はアイツに告白したばかりだし…。
勢いとはいえ…好きだと言ってしまったわけだし…。
そんな男が他の女の子と2人っきりで歩いていて良いんだろうか…。
良いわけない…。
良いわけないに決まってる…。
Sはなにか途方もなく自分が悪い人間に思えて暗い気分になった…。
その瞬間…。
「Sくんって…」
サユは間をおいて降りしきる雨を真っ直ぐに見つめながら口を開いた…。
「…新垣さんのこと…好きだと思ってた…」
やわらかそうな赤い唇が冷たく動いた…。
<続く>
おつ〜いいよいいよ〜
678 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 01:02:30.60 O
携帯21氏激しく乙です!
S………(´・ω・`)
679 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 01:19:32.63 O
う〜んまっいっか〜
おつ
ほ
682 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 03:19:23.53 0
Sの優柔不断っぷりが・・・
何はともあて携帯21氏乙
683 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 05:03:59.92 0
乙〜
ここから喫茶店に行ったということは…う〜む
685 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 07:14:42.74 0
ほ
おつです
ほ
亀垣絵里沙
ほ
690 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 11:18:59.63 0
権謀術数の限りを尽くすさゆに(;´Д`)ハァハァ
ho
692 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 12:52:11.97 0
ze
693 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 13:10:33.23 O
Sは自業自得ですな
ガキさんにフラレても仕方ない(´・ω・`)
ほ
ほ
696 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 14:16:12.21 0
さゅってこーいう役回りが似合うな
697 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 14:58:47.06 O
産まれながらの小悪魔だからね
698 :
携帯21:2006/09/02(土) 16:31:52.24 O
ほ
ほ
700 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 17:31:20.17 0
ze
701 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 17:33:09.37 O
コネヲタとブサ垣はいつまで亀井に寄生すれば気が済むの?
702 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 17:55:41.21 0
ほっしゅる!
703 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 19:06:48.90 0
ho
704 :
携帯21:2006/09/02(土) 19:19:48.67 O
>>676 後になってSは考えた。
なんでサユミちゃんは知ってたんだろう…。
アイツから聞いたのか…?
まさか…。
アイツはそんなこといちいち誰かに話すようなヤツじゃない…。
女のカンってやつか…。
だとしたら…凄い!!
しかしその時のSにはそんな風に落ち着いて考えることは出来なかった。
むしろおかしい位に逆上して声を荒げてしまった。
「そ、そんなことないよ!!アイツとはそんなんじゃないんだから!!」
雨のせいだろうか…。
Sはサユの黒い瞳が益々輝きを増した気がした…。
「新垣さんのこと…アイツ呼ばわりするんだ……ふ〜ん…仲良いんだね…」
すましたようなすねたような甘い声で、頬を少し膨らましたサユが降りしきる雨を見ていた…。
705 :
携帯21:2006/09/02(土) 19:58:53.42 O
「…そ、そんなんじゃないって!ただのお隣ってだけだから…なんでもないんだよぉ!!」
最早なんでもないこともないのをSは分かっていながら、自分の都合の良いように半笑いでサユの顔をうかがった。
「ホントにぃ?」
サユのかわいい声にSは自分の力が抜けていくのを感じながら、なす術もなくサユの目を見つめた。
なんでサユミちゃんの目はうるんでるんだろう…。
上目使いのサユに見つめられたSはゴクリと生唾を飲んだ。
「…うん」
Sは雨に向かって答えているかのように力なく頷いた。
ピンクの傘の下、目が泳いでいるSに目を輝やかせたサユが微笑みかけた…。
706 :
携帯21:2006/09/02(土) 20:17:46.80 O
優しげに傾く口元のホクロがただただ可愛いかった。
そんなサユの顔に見とれていたSに、サユは彼の袖を引っ張りながら相変わらずの上目使いで瞳をうるませた。
「サユミ…欲しい服があるの…一緒に見てくれる?」
Sは上の空で頷いた。
好きだと言ったはいいが…結局あの時は授業が始まることもあってアイツはなにも言ってくれなかったわけだし…。
別にオレだってすぐに返事が欲しいわけじゃないし…。
バレなきゃ大丈夫…!!
バレるわけないだろうし…。
Sは自分にそう言い聞かせ、無理矢理納得した。
怒っている里沙の顔が一瞬浮かんだが、Sはそれも降りしきる雨で流してしまうと純粋そのものの目でこちらを見ているサユに微笑み返した。
こうなったらなるがままいくしかない…。
Sは腹をくくった…。
<続く>
考えが甘いな・・・
708 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 20:58:22.47 0
さゆの潤んだ瞳トラップに引っかかったな
えすー
ほ
711 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 22:29:03.86 0
乙〜
乙です
さゆは好きだけどもし実際にこんな事されたらチョットやだ
713 :
名無し募集中。。。:2006/09/02(土) 23:23:19.53 O
う〜ん
最悪というかこれが喫茶店の話なら駄目だな。
違う話ならOKだけどね。
そうは思えないのでいきなり回想て感じです。
ほ
おつ〜いいよいいよ〜
今宵も殺し屋の抽象批判が吹きすさぶ
717 :
名無し募集中。。。:2006/09/03(日) 00:57:06.74 0
ほ
718 :
携帯21:2006/09/03(日) 02:10:57.11 O
ほ
719 :
名無し募集中。。。:2006/09/03(日) 03:26:00.61 O
夜中のトイレ保全
720 :
名無し募集中。。。:2006/09/03(日) 05:10:09.15 0
ho
721 :
携帯21:2006/09/03(日) 06:45:32.87 O
ほ
722 :
携帯21:2006/09/03(日) 08:54:58.21 O
ぜ
ほ
ほ
725 :
名無し募集中。。。:2006/09/03(日) 10:23:01.68 0
ぜ
726 :
名無し募集中。。。:2006/09/03(日) 11:21:57.48 0
ん
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
732 :
名無し募集中。。。:2006/09/03(日) 15:21:04.17 0
ぜ
733 :
携帯21:2006/09/03(日) 16:01:05.19 O
>>706 ようやく坂を下った2人の目にコンビニの明かりが見えてきた。
「いらっしゃいませ…あっ!!」
レジで伝票の集計をしていたれいなは驚いて、入口に立つ2人の姿を2度見してしまった。
あのサユがSと腕組んどる…。
Sも驚いていた。
コンビニの前に来た途端、急にサユミちゃんが腕組んでくるんだもんなぁ…。
「あっ!サユミ先輩!!」
サユの元にテケテケと走ってゆく見習いの小春ちゃん…。
「あっ!!」
小春はサユの隣にいるSの顔を見て驚いた。
「えっ?」
驚いたのはSの方だった。
初めて会うまだ中学生らしき女の子に、まるで親の仇でも見るような目で睨まれている…。
「サユミ先輩の恋人なんですか…?」
さっきまで輝いていた小春の目が悲しげに訴えていた…。
734 :
携帯21:2006/09/03(日) 16:13:28.33 O
唐突で不躾な小春の質問にSは動揺して慌てふためいてしまった。
確かにこの状況じゃそう思われても仕方ないだろうけど…。
サユミちゃん…。
一体なに考えてるんだろう…。
Sは考えがまとまらずにサユの顔をうかがおうとした…。
しかしその前に微笑えんだサユのつぶらな瞳に、全てを見透かされているような気持ちになって益々焦ってしまった。
「小春ちゃん…」
サユは顔をSに向けながら日頃可愛がっている後輩の名前を呼んだ。
だが目だけは小春を貫通してレジの方を見ていた…。
「ハイ…」
サユミ先輩…。
笑っているのに…目が笑ってないです…。
後にも先にもそんな先輩の目を見たことなかった小春は戦慄していた…。
735 :
携帯21:2006/09/03(日) 16:25:08.47 O
「サユミの王子様なの…」
「ええっ…!!」
驚いたのはSとレジのれいなだった。
小春は唖然として声が出なかった。
小さい時に見た絵本の昔話に出てくる光景を小春は思い出した。
今のサユミ先輩は、大蛇が人間になった時にそっくりだ…。
こ、怖い…。
小春は意識を取り戻すと、再度サユの顔を見た。
しかし先程のような冷たい目はなく、いつものように優しさ溢れるサユミ先輩の顔がそこにあった…。
友人の兄にほのかな憧れを抱いていた小春…。
恋☆カナ…なんて浮かれていたのが懐かしい。
小春の初恋は終わった。
その相手が他ならぬサユミ先輩なら仕方ない…という気持ちと、なんで?…という気持ちが入り混じって、小春はサユの目をじっと見るしか出来なかった…。
<続く>
おつです
小春までSに憧れていたのか!
737 :
名無し募集中。。。:2006/09/03(日) 17:49:38.65 0
さゆが安珍清姫状態になっちゃうのかw
こないだから難しい例えしてる人がいるな
ほ
ほ
741 :
名無し募集中。。。:2006/09/03(日) 20:04:18.16 0
ぜ
ん
743 :
携帯21:2006/09/03(日) 21:33:55.71 O
>>735 「Sくん…」
サユはまわりの目を気にせず呆気にとられている傍らの男を呼んだ。
「なに…サユミちゃん…?」
「サユミ…喉が渇いたの…」
そう言われたSはそそくさとジュースのある棚へと歩いていった。
「なにが良い…サユミちゃん?」
「サユミ…イチゴののむヨーグルトが良いの」
ちくしょう!!
なんでサユミちゃんはこんなに可愛いいんだ!!
端から見ればものの見事な使いっ走りのSだったが、まわりの評価はいざ知らず、彼の目は喜びに溢れていた。
いちいち可愛いいなサユミちゃんは!!
生まれもっての小悪魔だよ、全きゅ〜!
スピードワゴンじゃなくたって、なんだって買い与えたくなっちゃうよ!!
Sの心の高揚は軽い足取りにも表れていた…。
744 :
携帯21:2006/09/03(日) 21:45:50.22 O
「他には?」
「もういいの…」
「分かった!」
Sはイチゴののむヨーグルトを取ると弾むようにサユの元へと戻っていった。
サユとSそしてその後ろに、前の2人を監視するかのようにピッタリと歩いていた小春の計3人が、れいなのいるレジの前に立った。
れいなは他の2人には目もくれず、サユの目だけを見つめた。
そこには異様な空気が漂っていたが、サユの目が一瞬微笑むと、れいなは仕方なさそうに下を向いてヨーグルトをバーコードに合わせた。
れいなが金額を言うと、それが当たり前のようにSが財布からお金を出した。
れいながヨーグルトを渡そうとした時、2人の背後から小春が呟いた…。
745 :
携帯21:2006/09/03(日) 21:56:27.09 O
「さっき新垣さんと亀井さんが来たんですよ!!これからバイトだって…!」
なんだか得意気にニコニコしている小春ちゃん…。
不敵な笑みでれいなを見つめるサユ…。
新垣という名に焦るS…。
また小春ちゃんのおしゃべりが余計なことを…。
苦い顔のれいな…。
れいなの刺すような視線が自分に向けられたことを、小春はなぜだか分からずに少しうろたえてしまった。
そのれいなの視線を見たサユの目が一瞬だけ微笑んだ…。
「ありがとうございました!!」
小春の声が2人の背中を見送った。
ピンクの傘が遠ざかっていくのを小春は見届けると、レジのれいなの元へと駆け寄っていった…。
746 :
携帯21:2006/09/03(日) 22:07:56.76 O
「驚きましたね、れいな先輩!!」
無邪気な小春が笑っている。
れいなは頭を抱えて頼りないものを見るように小春を見つめた。
「小春ちゃん…」
「ハイ!」
「ミラクル!ミラクル!」
「ハイ!!」
力のないれいなに対して元気いっぱいの小春の声が店内に響いた。
「…でもなんでSさんも新垣さんも亀井さんも…雨が降ってるのに傘買わなかったんでしょうねぇ…?」
れいなは益々頭を抱えてうつ向いた。
「小春ちゃん…」
それだけ言ったれいなは開いたままの伝票に改めて目を移すと、深い溜め息をついて窓の外を見つめた…。
止みそうにない雨がコンビニの窓を濡らしていた。
小春は相変わらず不思議そうな顔をして、小さくなったピンクの傘を眺めていた…。
<続く>
SなのにMとか
おつ〜
乙です
750 :
名無し募集中。。。:2006/09/03(日) 22:47:49.69 0
しゃゆぅぅぅ〜!
のむヨーグルトくらいオレがいくらでも買うちゃるのに〜!
ほ
752 :
名無し募集中。。。:2006/09/03(日) 23:33:00.02 0
ほ
754 :
名無し募集中。。。:2006/09/04(月) 00:38:59.68 0
ほ
756 :
名無し募集中。。。:2006/09/04(月) 01:51:51.50 0
ぜ
ん
758 :
名無し募集中。。。:2006/09/04(月) 03:30:41.43 0
ho
759 :
携帯21:2006/09/04(月) 04:28:48.03 O
ほ
760 :
携帯21:2006/09/04(月) 05:26:46.38 O
ほ
761 :
名無し募集中。。。:2006/09/04(月) 06:13:37.37 O
う〜ん、良いか問題は次だな次
762 :
名無し募集中。。。:2006/09/04(月) 08:27:03.89 0
おまえ人の作品に四の五の言わずに書いてみろよ
できねーくせに
どこにあってもクズはクズだな 氏ねよ
ほ
ほ
765 :
名無し募集中。。。:2006/09/04(月) 10:25:15.14 0
ぜ
ほ
ほ
ほ
769 :
名無し募集中。:2006/09/04(月) 15:18:38.56 O
ほ
ほ
771 :
携帯21:2006/09/04(月) 16:33:23.65 O
今日はお休みさせてもらいます。
あいあい
待ってます
774 :
名無し募集中。。。:2006/09/04(月) 19:52:50.57 0
ほ
775 :
名無し募集中。。。:2006/09/04(月) 20:38:26.10 0
ぜ
ん
ジャラジャラ ジャラ
_____
| :: ::: :: ||
|:o: ニニ.:o:||
| : |7|7|7| : ||
. ノノノノハヽ ̄: ̄:o:||
. 从;‘ 。‘) ニニl:::::o||
/ ニつ0 ) ̄||
( _ ヘ, ̄ ̄ ̄ ̄
^ll^(ノ(ノ
ほ
779 :
名無し募集中。。。:2006/09/04(月) 23:18:24.39 0
ぜ
ん
ほ
782 :
名無し募集中。。。:2006/09/05(火) 01:05:45.39 0
ho
hozemu
784 :
携帯21:2006/09/05(火) 04:37:59.28 O
また今夜!
785 :
名無し募集中。。。:2006/09/05(火) 05:31:28.27 0
よろ〜
786 :
名無し募集中。。。:2006/09/05(火) 07:13:47.66 0
ほ
787 :
名無し募集中。。。:2006/09/05(火) 08:53:49.72 0
携帯21氏がんばれほ
ほ
ほ
790 :
名無し募集中。。。:2006/09/05(火) 12:27:01.17 0
ぜ
ん
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
799 :
名無し募集中。。。:2006/09/05(火) 20:04:55.56 0
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
ほ
805 :
携帯21:2006/09/05(火) 23:20:47.83 O
>>746 「ねぇSくん…ちょっと寄っていかなぁ〜い!」
相変わらず降り続ける雨の中、ピンクの傘はゆっくりと止まった。
Sは若干の引っ掛かりを感じながらも、寄り添うように歩くこのシュチュレーションを悪くないと思っていた。
ましてや相手があのサユミちゃんなら…。
否応がなしに期待が膨らんだSだったが、サユの指したのはどこにでもありそうなただの喫茶店だった。
服を買いに行くのも焦る必要ないし、普段鍛えている自分とサユミちゃんじゃ疲れ方が違うだろうし、雨が止んでくれる方がやっぱり良いだろうし…。
そんなことを考えながらSはサユの言うことに従った…。
喫茶K…。
店の前に立った時、扉の向こうからなんだかにぎやかな音楽が聞こえてきた…。
806 :
携帯21:2006/09/05(火) 23:35:16.14 O
「行こっ!!」
コンビニの時と同じように、店に入る寸前で腕を組んできたサユミちゃんの意図がさっぱり分からなかった。
ただつっ立っていると、どこにそんな力があったのか、サユミちゃんに強引に店の中に引きずり込まれた。
どうしたんだよサユミちゃん…!?
そう思って見つめたサユミちゃんの目は、今までに見たことない位に異様に輝いていた。
席についてからメイド姿のウエイトレスが不機嫌な声で乱暴にお冷やを置いた。
それが新垣で、後ろに控えて佇んでいたのが亀井だったのは覚えてる…。
あの時もサユミちゃんが目を輝かせてケーキセットのミルクティーを頼んだのはよく覚えてる。
それ以降のことはよく思い出せない…。
とにかく…生きた心地がしなかった…。
807 :
携帯21:2006/09/05(火) 23:44:11.31 O
はっきり覚えていること…。
それは…。
うるみっぱなしのサユミちゃんの瞳…。
それに…。
怒りっぱなしのアイツの顔…。
それだけだった…。
他はなんも思い出せない…。
思い出したくない…。
あっ…でも…。
サユミちゃん言ってたな…。
アイツ等のバイト先がここだって知らなかった…って…。
う〜ん…。
まあ…今となってはどうでもいいんだけど…。
808 :
携帯21:2006/09/05(火) 23:57:18.24 O
喫茶店を出てからのサユミちゃんはどこか寂しそうだった…。
普段からあの2人とサユミちゃんが仲良いとは思えないけど…アイツ等のこととなるとサユミちゃんは目の輝きが違う…。
最近のサユミちゃん…。
なんか浮いてる感じもするし…。
田中は元々誰かとベタベタするタイプじゃないけれど…新垣や亀井とは普通に接してる…。
なのにサユミちゃんとは…どこかよそよそしい…。
中学の頃のアイツ等4人って…それなりに仲良かったのに…。
今じゃ、なんかサユミちゃんだけが取り残されてる気がするんだけど…。
サユミちゃん…。
Sは隣にいるサユがさっきまでのサユとは思えず、話そうにも話せずに彼女が濡れないよう傘を持つ手に力を込めて歩幅を合わせた…。
809 :
携帯21:2006/09/06(水) 00:15:07.36 O
「疲れちゃった…」
遠くを濡らす雨を見ながらサユミちゃんはそう呟いた。
どれがホンモノなのか…どれがニセモノなのか…。
どれもホンモノなのか…どれもニセモノなのか…。
でもあの時のサユミちゃんは確かに泣いていた…。
あの涙は自分にはホンモノに思えた…。
結局オレ達は買い物に行くことはなかった。
それはサユミちゃんの希望だった。
女の子にはいろいろあるんだろうと思った。
声をかけてあげることが出来ない自分が歯がゆかった…。
オレは相変わらず黙ったままサユミちゃんの横顔を見ることしか出来なかった…。
810 :
携帯21:2006/09/06(水) 00:36:31.37 O
「ありがとう…Sくん…」
ポツリとそう言ったサユミちゃんは大きな玄関の大きな家へと消えていった。
最後まで自分勝手というかマイペースというか…。
茫然と立ち尽くしていると、オレの前で勢いよく玄関が開いた。
両手を広げたサユミちゃんが飛び出してきて、オレの頬をその白い手で包んでくれた…。
そのまま濡れたつぶらな瞳が近づいてきて…。
サユミちゃんの赤い唇がオレの唇と重なった…。
キス…。
サユミちゃんと…キス…。
そしてサユミちゃんは手を頬から首に回し、柔らかなほっぺをオレの頬にくっつけると、誰にも聞こえないように小さな声で囁いた。
「大好きなの…」
首に回されていた手が肩に置かれて、今度はオレの頬に軽くキスをした途端…タタタン…と玄関へ走り去るサユミちゃん…。
「傘は今度返してね…!」
サユミちゃんは少し笑って手を振りながら家の中に消えていった…。
〈続く〉
乙です
さゆの考えが分からない…
やはり演技なのか、寂しいだけなのか
812 :
名無し募集中。。。:2006/09/06(水) 01:12:59.61 0
さゆはどことなく寂しげだな
完全なヒールかと思っていたらそうでもないのかも
何はともあれ携帯21氏乙
おもしろい状況になって来た
乙
ほ
816 :
名無し募集中。。。:2006/09/06(水) 05:18:33.18 0
乙〜
おつー
ほ
819 :
名無し募集中。。。:2006/09/06(水) 08:57:35.45 0
ぜ
ん
ほ
ほ
823 :
名無し募集中。。。:2006/09/06(水) 12:31:28.11 0
保
ho
ほ
まとめ更新しました
いつもおつです
ほ
ほ
ほ
831 :
名無し募集中。。。:2006/09/06(水) 21:07:32.76 0
ho
ほ
ほ
ほ
835 :
携帯21:2006/09/06(水) 23:31:37.33 O
>>810 「おはようございます!!」
突然大きな声がしてSは声のした方に顔を向けた…。
首にタオルをかけた見ず知らずの夫婦がニコニコ顔でこちらを見ていた。
色違いのジャージという出で立ちのその夫婦は、明らかにこの道をよく散歩してるみたいだった。
「お、おはようございます…」
Sはその2人に軽い会釈をしながら、つい口籠ってしまった。
夫婦はニッコリと笑うと、まるでどこかの国の兵士のように肩の高さまで交互に腕を上げ、足もへそに着く位まで上げながら去っていった…。
Sは近所を軽く走ってくるつもりだったのに、昨日から収拾のつかない気持ちをどうにかしようと随分遠いところまで来ていた…。
「フフン…」
たった1人になった土手の道の真ん中で、Sは思わず指の腹を唇に当ててニヤケてしまった…。
836 :
携帯21:2006/09/07(木) 00:11:16.73 O
サユミちゃ〜ん!
口にはしないまでも彼の顔は、昨日のそのことを思い出すだけで破顔してしまっていた…。
昨日の今日である…。
彼の初めてのキスだった…。
そして昨日は彼にとっての告白記念日でもあった。
告白した日でもあり…された日でもあった。
そのどちらもが彼にとっては思いがけないことだった…。
今までの想いを考えると、他の誰でもない里沙の顔が浮かんできた…。
しかし彼女のことを想う度に暗い気持ちにとってなっていくのをSは感じていた…。
それに比べて目の前に転がり落ちてきた恋…。
あの唇の感触と共にサユの顔を思い浮かべると、次にはどんなことしちゃうんだろう…とあまりにも肉感的な妄想に益々いやらしい笑みを浮かべてしまうSであった…。
〈続く〉
837 :
携帯21:2006/09/07(木) 00:20:17.59 O
>>836 ×暗い気持ちにとってなって…
○暗い気持ちになっていく…
まとめの人…いつもありがとうございます。
838 :
名無し募集中。。。:2006/09/07(木) 01:09:03.51 0
携帯21氏おつ〜
839 :
名無し募集中。。。:2006/09/07(木) 02:05:17.75 0
Sが憎い!
オレのガキさんに告った挙げ句オレの亀を振る気満々だとはorz
840 :
名無し募集中。。。:2006/09/07(木) 03:28:11.34 0
乙〜
841 :
携帯21:2006/09/07(木) 05:21:31.35 O
ほ
842 :
名無し募集中。。。:2006/09/07(木) 08:31:50.50 0
ナイス保全
843 :
名無し募集中。。。:
朝からほ