もしも新垣と亀井がちょっとHな幼なじみだったら11
1 :
名無し募集中。。。:
2 :
名無し募集中。。。:2006/08/04(金) 17:02:38.57 0
i|| \――――――――/・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
||| | ファィアー! |・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
,|||. /――――――――\・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
,i||! ・・・・・・・・・・・・・・
,i||!' | _| _| | _| ・・・ .l.・・
,,xi|'ヘ | | ./・・・
__,,,,、、xxii||!!'' . ヘ __| _| ̄ ̄ ̄ | / ・
||||!!!!='‐''´\ ヘ. | / /
\. ヘ _| _/ .__/
\ ヘ-、 ノノ ノハヽ
.. ir‐\,,ソ;;),_(VvV川 _ 。,, <あほなこといってねぇで衣装にきがえろ
/ ̄~'ー'゙ゞ-'' )o;.i゙゙゙ ̄ ̄ ̄ ̄~゙゙iy;ュ,_..
/。 .。 .。 .。 .。 `;-,‐'゙;!‐;i 。 .。 .。 .。 .。 。. i .ヘ,ヘ';:..
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヘ.`~´ .'i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~゙i゙゙./'/|;:;.:.
\_____ヘ――'i_____,,,i/,/-';:;:::.:..
,,,,x-‐'''´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/`゙゙''‐ュ
 ̄/ ̄/〇)_/t/t/t//_/__i'__/_//t/t/,i' ̄ ̄ ̄,i''||||'l'l'l'iュ;:::.:.
二li'、/ ;'ソ/t/t/t//_/__i'__/_//t/t/t`il二ll二li';, ||||.|.|.|.|.||;;:;::.:.:.
l二liヘ~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~il二ll二liヾ||||,|,|,|,|,|';;;:;:;:.:.:.:..
ll二li'ヘ_____________,il二ll二lir'r'r'r'r'r';!;;;;;:;:;::::.:.:....
_ヘニヘ.\______________il三ll三li;;l;;l;;l;;l;;l;;|;;;;;;;;;:;:;:;:;::.:.:.:..
ヘ;ニヘニヘ;;ゾゾゾゾゾソ/ il三ll三li;;!;!;!;!;!;!!;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;::.:...
`~~~~~~~~~~~~~~~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`~~~~~~~~~~~~~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
3 :
名無し募集中。。。:2006/08/04(金) 17:06:19.41 0
さゆ
4 :
名無し募集中。。。:2006/08/04(金) 17:09:13.05 0
┃
■ 良スレじゃ
oノハヽo
从*・゚。゚・) /ヽ
(゚。ヽy/。゚jつX) ●.)
<,,ノ∞ヽ,,> \ノ バッ
.( # # # # # # )
5 :
名無し募集中。。。:2006/08/04(金) 17:13:06.91 0
( ・e・)<乙なのだ
6 :
名無し募集中。。。:2006/08/04(金) 17:25:14.01 0
油断した
7 :
名無し募集中。。。:2006/08/04(金) 17:50:49.94 0
8 :
名無し募集中。。。:2006/08/04(金) 17:53:50.10 0
ありがとー油断してたよ
ho
ほ
ho
12 :
名無し募集中。。。:2006/08/04(金) 19:59:04.61 0
スレ立て乙!
ほ
14 :
名無し募集中。。。:2006/08/04(金) 21:20:21.73 O
ほ
16 :
名無し募集中。。。:2006/08/04(金) 21:50:23.03 O
誰か携帯21さんの前スレ最後の投稿貼ってください
わたしに??
だってアイツ…サユと…。
あり得ない…あり得ないよ…。
ケーキ食べさせてたし…。
わたしなんて…あり得ないって…。
…けど…アイツ…わたしのこと…好きだって…。
でも…このままだったら…絶対誰かが傷ついてしまう…!!
誰かが悲しむ恋なんてしたくない!!
ジョージ・コールマンのテナーサックスがたなびいた後、店内には雨の音が聞こえた…。
考えるのをやめた里沙は食器を重ねて盆に乗せると何事もない顔で絵里のいるカウンターに戻っていった…。
「ありがとうガキさん…」
虚ろな目をした絵里が里沙を迎えてくれた。
「大丈夫アンタ?」
あの2人が来る前までの元気はどこへ行ったんだろう…。
返事をしない絵里を里沙はただ見つめることしか出来なかった…。
<続く>
その投稿の最初から行くよ?
「はいはい後片付け!後片付け!」
マスターKの無情の声が里沙と絵里を現実の世界へと呼び戻した。
「ごめんガキさん…」
立っているのがやっとという面持ちで絵里は里沙に後片付けを任せた。
さっきまでサユとSがいたテーブル…たったそこまでにも関わらず里沙の足は思いの外重かった…。
里沙はプールの後でSに告白されたことを思い出していた。
お前のことが…好きだ…
あんなこと…あんなマジな顔して言ったくせに…。
ものの数時間もしないうちにサユと腕組んでケーキ食べに来るなんて…。
信じらんない…!!
サイテ〜!!
ハァ…でもわたしはいいんだよ…。
問題はカメだ…。
ショックだろうなぁ…。
あの娘ず〜っと隠してきたつもりだったろうけど…バレバレだったからなぁ…。
幼稚園の時からだもん…。
一途にアイツのこと想ってきたのに…。
それにしてもサユはないよ…。
あんまりだ…。
ほんの数歩の間に里沙はどんどん気持ちが塞いでいくのを感じた…。
里沙は濡れた布巾でテーブルを拭こうとすると、Sの座っていた椅子の上にクシャクシャに丸められた紙クズを見つけた…。
なにやってんだか…。
里沙は片付けるのもバカバカしくなってやってらんなそうにその紙クズを拾い上げた。
なんだこりゃ…。
里沙はそれを手に取って見てみると、なにやらペンで字が書かれているのに気づいた。
ん?
なにくわぬ顔で絵里のいるカウンターを背にすると里沙は丸められた紙クズを広げてみた…。
シワシワになった紙…そこには…。
好きだ
たった3文字…明らかにSの字で書き殴ってあった…。
??
とりあえず里沙はそれをたたんで胸のポケットにしまった。
アイツ…誰に書いたんだろう…。
サユに?
…だとしたらあんな汚い字で書くこともなかろうに…。
クシャクシャにする必要もないし…。
あるとしたらわたし達に見つからない為か!
そうならアイツは大バカだ!!
絵里に?
それが一番嬉しいけれど…多分一番薄い気がする…。
そんなわざわざ手の込んだ告白しなくても…。
やっぱりアイツは大バカだ!
他の人に見られたらどうする…。
現にわたしに見られてるし…!
わたしに??
だってアイツ…サユと…。
あり得ない…あり得ないよ…。
ケーキ食べさせてたし…。
わたしなんて…あり得ないって…。
…けど…アイツ…わたしのこと…好きだって…。
でも…このままだったら…絶対誰かが傷ついてしまう…!!
誰かが悲しむ恋なんてしたくない!!
ジョージ・コールマンのテナーサックスがたなびいた後、店内には雨の音が聞こえた…。
考えるのをやめた里沙は食器を重ねて盆に乗せると何事もない顔で絵里のいるカウンターに戻っていった…。
「ありがとうガキさん…」
虚ろな目をした絵里が里沙を迎えてくれた。
「大丈夫アンタ?」
あの2人が来る前までの元気はどこへ行ったんだろう…。
返事をしない絵里を里沙はただ見つめることしか出来なかった…。
<続く>
23 :
名無し募集中。。。:2006/08/04(金) 22:11:52.89 0
復活おめ!
ほ
26 :
名無し募集中。。。:2006/08/04(金) 23:39:26.92 0
作者さん気付いてくれてるかな〜
27 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 00:25:04.82 0
復活ほ
ほ
29 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 01:55:03.48 0
ぜ
30 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 03:23:35.92 0
また落とす気かね?
31 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 04:24:41.71 0
かね?
かーねっ!いーちにちなら
一応保全
34 :
nz140.opt2.point.ne.jp:2006/08/05(土) 06:53:51.98 0
保
35 :
携帯21:2006/08/05(土) 07:04:14.07 O
>>22 「は〜い!今日はこれでおしま〜い!おつかれ〜!!」
マスターKのしゃがれた声が店内に響いた。
「なんか今日は大変だったわねぇ〜!!」
一服つきながらマスターKは里沙と絵里の顔をうかがった。
「…で、どうなのよ?」
椅子にもたれたマスターKはエプロンをたたんでいる里沙と絵里の背に向かって話しかけた…。
「え?」
里沙は振り向いてマスターKの濁った目を見た。
「え?じゃないでしょ!どうなのよ?あの男の子のこと好きなの?」
こういう時のマスターKは容赦ない。
「里沙ちゃん!アンタあの男の子のこと好きなのって!?」
マスターKはもたれていた椅子を前に寄せてきた。
隣の絵里が少し緊張した目でこっちを見ているのが分かった…。
36 :
携帯21:2006/08/05(土) 07:21:57.70 O
「…わ、わたしは…アイツのことなんて好きでもなんでもありません…ただの幼なじみですから…!」
途中から里沙はきっぱりとした口調でマスターKの目を見てそう言い切った…。
「ふ〜ん…じゃあ絵里ちゃんは?」
マスターKは煙りを深々と吹かした。
「…え、絵里は…好きです…大好きです………なのに…」
思い出して辛くなったのか…涙をにじませて絵里は声を詰まらせた…。
「…なのに…なんで…」
「あらそう!そりゃあ大変だったわねぇ〜!!じゃあ一緒にいたあの娘も知り合いなわけ!?」
泣き濡れている絵里に向かってマスターKはハスッパな言い方でたたみかけた…。
「はい…わたし達と同じクラスの娘です…」
里沙が静かに答えた。
「こりゃ大変だわね!…で、これからどうすんの!?」
マスターKの目が妖しく光った…。
37 :
携帯21:2006/08/05(土) 07:38:49.96 O
「…どうするの…って…わたしは別に…」
里沙がそう言い終わらないうちに絵里がさっきまでとはうってかわった強い目で言った…。
「戦います!!」
まるで自分に言い聞かすかのように絵里の目は燃えていた…。
マスターKの目が鈍く輝いた。
「よし!頑張ることね!!…も!」
絵里は強く頷いてマスターKの目を見ていた。
里沙はマスターKの言葉の最後が…里沙ちゃんも!…と聞こえたような気がした…。
しかしあまり気に留めないで自信ありそうに頷いている絵里の横顔を見つめた…。
「それじゃあ気をつけて帰りなさいよぉ〜!」
マスターKが笑っている。
「今日はこれからガキさんが泊まりに来るんです!」
絵里がマスターKに向かってそう言うとマスターKは新しい煙草に火をつけた。
「アンタ達良いわねぇ〜仲良しで…アタシなんか誰も寄り着きゃしない…」
マスターKは遠い目をしながら煙りを吐いた…。
38 :
携帯21:2006/08/05(土) 07:51:05.00 O
里沙はお風呂場にあった男モノのシャンプーのことを聞いてみようかと思ったがやめた…。
誰にもいろんな事情があるんだろうと里沙は思った…。
マスターKは思い出したかのように奥からチリ産のワインと鶏の軟骨の乗った盆を持ってくるとしみじみとした目でコルクを抜いた…。
「それじゃあわたし達はこれで…」
里沙がそう言うとマスターKはテーブルの上のワインが注がれたグラスを見たまま手だけを振った…。
「アンタ達〜!!傷つくの怖れちゃダメよぉ〜!!」
店の時計は9時半を指していた。
ハービー・ハンコックの情熱を秘めたピアノが店を出ようとする2人の背に流れてきた…。
【処女航海編】 完
おつです
続きが待ち遠しい
40 :
携帯21:2006/08/05(土) 08:05:55.54 O
スレ立てありがとうございます!!
昨日の夜探したけれど見つからず、今朝の更新となりました。
お気付きの方もいらっしゃると思いますが、ジャズの曲名等出てきます。
知ってる方もそうでない方も楽しんでもらえるように努めます。
新たな展開にご期待下さい…。
乙乙
42 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 09:13:43.43 0
作者さん乙です〜
喫茶店編はKちゃんのキャラが際立っていて良かったよ
ガキえりの反撃も楽しみだな
43 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 10:21:17.04 0
おっつん
44 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 10:56:52.50 0
俄然強めに保全中
ほ
46 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 12:25:29.02 0
ぜ
47 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 13:32:37.53 O
ん
48 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 14:17:49.83 0
し
放
50 :
( ̄□ ̄;)!!:2006/08/05(土) 15:12:30.17 O
ドロドロの結末にして
ほしいぽ
51 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 15:16:50.61 0
題
いいよいいよ〜
ほ
54 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 17:20:18.95 0
ぜ
ん
56 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:25:06.21 0
57 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:40:10.80 0
「――‥‥?」
遠くの方で俺を呼ぶ声がする。その声は、どこか懐かしい響きがある。
声は次第に近くなってきた。
(‥‥里沙の声だ‥‥)
そう気付いたときには‥‥
「起きろぉっ!!」
怒鳴られ布団をピッと剥がされた。
「さぶっ」
もう12月だから寒いのだ。俺がベットの上で丸まり震えていると、里沙は俺の寝巻きの襟を掴み耳元で囁く。
「くぅん‥‥脱がされたいの?」
「ぅんっ。ぬ・が・し・」
ぼかっと冗談をいい終える前にグーで殴られた。めちゃくちゃいたくて目が完璧に覚める。
「ばぁかっ、早く着替えて支度しなよ」
そう言い残し、里沙は俺の部屋をすたすたと去っていった。
(あ〜ぁ‥‥)
心の中で溜め息をついた。
いつも通りの日常、いつも通りの彼女、いつも通りの俺‥‥。
昔から変わらない関係――幼なじみ。
そんな俺、○○が、新垣里沙を好きな女と見始めたのは、今から五年前、彼女の母親が亡くなった頃からだ。
産まれる前から家が隣同士で、両親共々に仲良し。
俺達二人も仲良くならないはずはなかった。
里沙の母親は元々体が弱くて、里沙を生んでからますます体調が悪くなっていった。
そして、俺達が12歳の時に肺炎で亡くなった。
58 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:40:59.39 0
好きになる前の彼女は‥‥ガサツだし、殴るし、まぁ、女の子っぽくなかったのだ。
おばさんが亡くなると、里沙は180度変化した。
なんだか落ち着いたし、殴らなくなった。
(俺の冗談とかで殴るときあるけど‥‥)
一番効いたのは、女っぽくなったことだ。
男の体と女の体に成長していく始まりの段階。
彼女と俺は、背が同じくらいだったのに俺の背は伸び始め、里沙は平だった胸が膨らみ始めたせいもあり、俺は彼女を意識した。
もう、前のような無邪気な幼なじみでいられない。
けれど、そう思ったのは俺だけで、彼女の俺への対応は以前と全く変わらない。
変わったのは、俺が里沙を女として好きになったこと。
好きになってから約五年‥‥ますます里沙は女らしくなっていた。
(胸‥‥結構でかいんだよなぁ‥‥)
そんなことを考えてるうちに今度は親に怒鳴られた。
「早くしないと遅刻するよぉ!!」
「いま行くよぉ〜」
ちなみに一言いうと、俺と彼女は半同居している。
理由は、里沙の父親が仕事でひと月の半分以上を会社で寝泊まりするくらい忙しく、その間、里沙は家にヒトリきりになるからだ。
だから、彼女の父が家に帰らないときなどは、俺の両親が里沙をうちに泊まらせる。
最近は前より彼女が泊まる日数も増えた。
少しくらい進展があってもいいはずなのに、俺は里沙に全く手が出せない。
幼なじみのままだ。
まぁ、家族の手前もあるが‥‥。
59 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:42:37.35 0
制服に着替え支度し終わりリビングに行くと、母さんと親父、姉キ、そして里沙が準備万端で食事を待っていた。
「はいつも遅いわねぇ、少しは里沙を見習ったら?」
席についた俺に姉キ――華純がいった。
「まぁまぁ、みんな揃ったから、食べようじゃないか」
新聞を呼んでいた親父が新聞をたたみ、手を合わせる。
それを見て、みんな手を合わせた。
「いただきます」
家族全員で朝の食事をする。それがうちの規則だ。食べ始めてすぐ‥‥
「あっ、今日あたし大学の学祭の用意で学校に泊まりだから」
姉キが親父と母さんに言った。
すると二人は少し困った顔をした。
「そうなのぉ? 父さんと母さんも、明日は知り合いの結婚式で北海道まで行くから、今日は泊まりだって前から言ってたのにぃ」
俺は味噌汁をすすりながら、なんとなく会話を聞いていた。
(この味噌汁少し、しょっぱいなぁ‥‥)
「仕方ないじゃんかぁ〜急にそうなったんだもん。それに、あたしがいなくてもと里沙がいるじゃん?」
にしし、と笑いながら姉キが言った。
すると里沙が口を開いた。
「えっと‥‥じゃぁ、今日はと私の二人で留守番?」
みんな一瞬静まりかえる。
60 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:43:59.08 0
(なにいってんだコイツは。そんなの当たりまえ‥‥)
「えぇ!?」
俺が驚いた様子を見て母さんがじろりと俺を見る。
「里沙ちゃんに変な事しないように! いい!?」
かなり、母親に信用されてないらしい。両肩を掴まれて念を押された。
「そ、そんなことしねぇって。誰がこんな男女にっ」
自分でも感情と矛盾しているのはわかっているが、家族の前で恋愛感情みせたら、せっかく二人きりになるチャンスが潰れてしまうのだ。
「男女って、ひどぉい!」
里沙が頬をぷぅと膨らめた。そんな仕草がとてもかわいい。
(俺‥‥かなり惚れてるなぁ‥‥)
ヨーグルトを食べていた姉キが、俺と里沙のやりとりをにんまり笑ってみていた。
「あんたらさぁ〜なかなかお似合いだと思うけどぉ」
その言葉を聞いた瞬間、里沙が大笑いした。
「お似合いなんてやめてよぉ〜。笑えるから」
ズキリと胸の奥が少し傷付くような言葉だった。
(笑えるくらい眼中にないのか‥‥)
「俺だってお断りだよ。ちなみに、何しようにも出来たらとっくにやってるよ」
「あぁ、それもそうねぇ」
母さんに言われ、みんなに笑われた。もちろん里沙にも。
家族のみんなから見れば、俺が里沙を好きなんて全くわからないのだから仕方のない反応だ。
というか、二人の関係は見た目でわからないくらい変化がないという事だ。
けれど、俺は里沙と二人きりで過ごす夜は初めてだから、本当は自分が彼女に何もしないでいられるか不安であった。
当の本人は、意識していないのだから、お気楽なもんだ。
食事が済んで、いつもの通り学校へむかった。
※
61 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:44:43.88 0
学校と部活が終りへとへとで家に着くと、もう八時だった。
(遅くなっちまった‥‥)
玄関を開け、うちに入るとイイ匂いがする。
「おかえりぃ〜」
奥の方から里沙がエプロン姿で登場した。普段から見慣れている姿なのに、その姿にドキッとする。
「たっ、ただいま」
「部活で泥だらけだと思って、お風呂沸かしといたから先に入ってきたら? 夕飯もう少しかかりそうだし‥‥ねっ!」
そう言われて、俺は風呂に入ることにした。
(新婚の夫婦みたいだなぁ‥‥)
湯船につかり暖まってから風呂を出て、今夜のことを想像しつつ里沙の元へ行った。
リビングに行くとテーブルに食事が並んでいた。
ゼンポタージュにハンバーグとサラダなどが綺麗に盛り付けられている。
「早く座って、一緒に食べよぉ」
里沙はエプロンを外して椅子に座った。俺も向かい側に座り手を合わせる。
「いただきます」
里沙の作った夕食はなかなかうまかった。
「このハンバーグ、母さんのよりうまい‥‥」と言うと照れて顔を赤くした。
「まだまだおばさんには及ばないよ。あっ、でもには勝ってるかなっ」
へへっと白い歯を出して笑う彼女を見て、胸の奥がぎゅっと熱くなるのがわかった。
62 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:45:59.01 0
(この笑い方好きだな‥‥)
いたずらした子供が面白がっているような笑みだ。
「お前って、かわらねぇなぁ‥‥」
「えっ?」
「外見とかは変わったけど、中身は昔のまんまだなぁって」
きょとんとした顔で里沙がまじまじと俺を見る。
「そうかなぁ?」
里沙は、う〜んと考え込んでいる。そして、しばらくしてから彼女は顔を赤らめた。
「どうかした?」
「ん? ん〜なんか‥‥は‥‥朝、起こすときなんだけどね‥‥、起こしづらくなった‥‥」
里沙の頬が更に紅潮する。
「は? なんで?」
耳までも赤くして、彼女は、もぢもぢした。
「や‥‥なんか、ん〜‥‥たまに‥‥ね?」
顔中を真っ赤に染めた里沙はうつ向いてしまう。
俺は、ぴんっときた。
(‥‥もしかして‥‥アレか‥‥?‥‥でも、わかんねーし‥‥)
「たまに? なんだよ」
「だ、だから‥‥朝起こす時に、わ、わかるでしょ?」
上目使いで俺を見る里沙を目の前に、心臓がどくどく脈打つ。
63 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:46:47.28 0
(かっ、かわいい‥‥)
次第にいじめたいという気持ちが膨れてきた。
「早く言えよ。いわねーとわかんねぇよ」
少しキツイ口調でイラついた態度をしてみた。もちろん演技だ。
「だっだからっ! あぁ、あそこがたってるんだもん!!」
ヤケクソといった感じで里沙が叫んだ。
(やっぱりか‥‥朝勃ち‥‥)
「仕方ねーよ。男なんだから」
里沙の様子が面白い。
「そうだけど‥‥さ‥‥」
まだ顔の赤い彼女がうつむいた。
会話が途切れた。
ふいに、里沙を他の男にとられたら‥‥という不安がよぎった。
(もし他の男とえっちしてたら‥‥)
考えるだけでむしゃくしゃした。
(自分は里沙以外の女と寝たことがあるくせに‥‥)
イライラしてきた。
「‥‥俺、片付けして寝るよ。だから里沙は風呂入ってきな」
イラつく姿を見られたくなくて、そっけなく言い放つ。
彼女は小さく頷いた。
64 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:47:22.44 0
洗い物を終えて自分の部屋に行き、ベットに寝っ転がる。
イライラは、なんとかおさまった。
(他の男なんか知らないでいて欲しい‥‥)
祈るように里沙のことばかりを考えている。
今まで里沙がずっと好きだった。
二年前まで幼なじみという関係から抜け出せず、彼女に対する欲望を募らせる毎日に嫌気がさしていた。
触れたいのに触れられない苦痛。だから一人で性欲を吐き出していた。
そんな時、女に告られ、軽い気持ちで付き合ってしまったのがいけなかった。里沙へ向けられない欲望は他の女に向けられるようになってしまっていた。
しかし、他の女を抱いても一時の安らぎしか得られない‥‥
結局のところ俺の欲望は里沙でなければ満たされることはない。
そのことに気付いたときには、里沙の気持ちに対する裏切りのような罪悪感でいっぱいだった。
だから、余計今の関係から抜け出せないところがあった。まぁ今まで抜け出すチャンスもなかったけれど。
だから今日は、またとないチャンスなのだ。
(何にもできそうにないけど‥‥)
はぁっと溜め息をついた。
その時だった。
65 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:48:34.60 0
ドアをノックする音がした。
「はい?」
「あっ。入ってもイイ?」
「どうぞぉ」
ベットに寝っ転がっているからだを少し起こしてドアを見る。
ガチャッと開き、里沙が部屋に入ってくる。まだ頬が熱り、髪の毛も生乾きだ。
ふいに胸の方へ視線を移すと、ボタンが弾けそうになっている寝巻きのシャツが目についた。
(ノーブラだ‥‥)
なんとなくふたつの胸の形がわかる。乳首の位置も、うっすら‥‥。
あの大きい胸を自分の手で、揉んだりしたい。
俺の欲望を挟ませて擦らせたい。
いっぱい、しゃぶりたいっ‥‥。
ずっと女の体に触れていないせいか、すぐに下半身へ熱が集まり始める。
(やべっ‥‥直視できねぇよ)
そう思って、枕元にあるタオルを顔に被せた。
「なんかよう?」
早く里沙が部屋から出てってくれないと、我慢できなくなりそうだ。
「さっき、ごめんね‥‥」
声は、少し沈んでいるように聞こえる。
「なにが?」
「怒ってたみたいだったから‥‥」
「怒ってないよ‥‥。けど、これからは自分で起きるようにする」
タオルを顔にかけているので里沙の表情はわからない。
「起こすの嫌なわけじゃないよ。ただ、恥ずかしかっただけで‥‥」
ぎしっという音と共にベットが軽く沈んだ。
66 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:49:12.76 0
「怒ってるみたい‥‥」
不安そうな里沙の声。
「な、なんで怒る必要かあるんだよ」
鼻につく石鹸の香り‥‥すぐ横にいる彼女の息遣い。もう下半身はぱんぱんだった。
「じゃ顔見せてよ」
(え?)
慌てて手でタオルを押さえようとしたが遅かった。タオルは既に彼女の手にあった。
俺と里沙の視線がぶつかる。
そらせられなかった。
俺の手は無意識のうちに彼女の細い腕を掴んでいた。その腕をぐいっと引っ張る。
彼女の体は俺の胸の辺りへ倒れてくる。
「あっ‥‥」
小さく里沙が声をあげ、軽く顔をあげる。
「? どうかし――」
彼女が喋り終える前に、さっと唇を重ねる。
触れ合ったのは一瞬だったが、その一瞬で自分の唇が火傷するくらいに熱くなった。
彼女の唇は柔らかく、しっとりしていた。
何が起こったかわからないと言った様子で彼女は固まってしまった。
「‥‥ごめん、いきなり‥‥でも、俺はずっと里沙にキスしたかった」
そう言って、里沙の頭を両手で優しく包み込み自分の顔に引き寄せる。
「いつも、里沙のこと見てた。でも、お前は全然知らなかったみたいだよな‥‥」
「そんなの‥‥。の方こそ私の気持知らなかったんじゃない?」
目の前にある彼女の顔は、まるで誘っているかのように微笑み、艶がある。
俺は、ごくりと唾を飲んだ。
「それって‥‥俺と同じ気持ってこと?」
今すぐにでも彼女を抱きたい、という想いをぐっとこらえる。
「‥‥私のこと、好き?」
彼女の熱い吐息が首筋にかかった。ぞくぞくして、我慢の糸が切れそうになる。
67 :
携帯21:2006/08/05(土) 18:49:23.94 O
>>38 【あなたと夜と音楽と編】
雨は上がっていた。
店の軒下に置いていた2つの自転車が濡れていた。
里沙と絵里は各々の自転車を引っ張りながら肩を並べて歩いていた…。
あんなに強く降った雨もいつ止んだか分からない程2人はサユとSが帰った後のことを思い出せないでいた…。
いつのまにか時間が来て…いつのまにかマスターKに今日の終わりを告げられた…。
それにしても…。
里沙は思った。
勢いよく店の扉が開いてサユとSが入ってきて…あっというまにピンクの傘の中の2人の後ろ姿が遠ざかっていった…。
思い出したくもないのに…その間の記憶だけはっきりと思い出すことが出来た…。
68 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:50:07.99 0
「‥‥好きだよ」
やっとの思いで口にした。その言葉を聞いて里沙は、抱きついてきた。
彼女の胸が俺の体にぎゅっと押し付けられる。
(やらかい‥‥)
「うれしいっ!!」
里沙は、さらに胸を押し付ける。
(あぁっ!! もぅだめだっ!)
「里沙!」
体を反転させて、無理矢理、彼女をベットの上に引きずり込んだ。
「きゃっ」
寝巻きを通して、彼女の体温と胸の柔らかさが伝わってくる。
「‥‥里沙‥‥」
俺は彼女を再び抱き寄せた。反動でベットのスプリングが弾む。
「急に抱き締めたりして、ごめんな‥‥でも、お前の胸が当たったりして、我慢できなくなっちまって‥‥」
俺の体に彼女の胸が当たるよう、彼女にも俺の欲望は当たっていたのだろう。
それは、彼女の体がこわばっていることに気付いたからだ。
「‥‥いきなりのことで、驚いちゃって‥‥。の堅くなってるね‥‥」
里沙は、ぱんぱんに張っている俺の下半身で感じているようだ。その顔がぽーっと紅く染まっていくのと同時に息が荒い。
「ぅうんと‥‥、風呂上がりの里沙見たら勝手に‥‥ね‥‥」
「‥‥そうなの? こんなの初めて‥‥。は苦しい?」
きっと、押し倒した状態で、好きな女に上目使いされて、欲情しない男はいないと俺は思った。
俺を見上げる彼女の真っ直ぐな視線に吸い込まれそうだ。
「里沙‥‥お前が嫌なら、俺我慢するよ。お前傷付けたくないし、だけど、俺と同じ気持ちなら‥‥」
これは本心だった。でも、もう答えは聞かなくてもわかる。
「‥‥初めてなの‥‥。やさしくしてくれる?」
「当たり前だろぉがっ」
不安げな里沙の頭を軽くこづいた。
「‥‥ぅん」
69 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:51:12.34 0
彼女の返事を合図に唇をついばむようにキスを繰り返す。
「んっ‥‥はぁ」
互いの吐息を近くに感じると、体の芯から想いが湧いてくる感じがした。
舌を絡めたり、歯茎の裏を舌先で優しくなぞる。
「ぅんっん‥‥んーっ」
次第に我慢できなくなり、俺はとうとう彼女の胸に触れた。
「ぁっ」
彼女の体がびくんっと跳ねた。
「少し触れただけなのに。感じやすいんだな‥‥里沙は」
そう言いながらも胸を両手で優しく揉み、キスを繰り返す。
「あっ‥‥っぁっ」
胸を揉んでいると寝巻きの布から掌へ一点の固い感触が生まれてきた。
「里沙‥‥お前の乳首こうやって揉んでるだけでも、すげぇ固くなってきてるのわかるよ‥‥」
「そっそんな‥‥んっ、仕方ないよぅ、ぁっ」
俺の腕を掴んでやめさせようとする。
「俺にこうされるの‥‥イヤ?」
彼女の耳元で囁く。そして、ぺろりと耳のラインをなぞる。
「ひゃっ!‥‥ぅっと‥‥いや、じゃないけど」
「けど?」
「はずかしぃ‥‥よぅ」
彼女の口から吐息混じりの声がして、ますます興奮する。
「里沙‥‥すっげぇ色っぽい‥‥」
鎖骨の線にそってキスをしながら、たまに吸ったりしてみる。
「はっ‥‥くすぐっったぁいっ」
「それはぁ‥‥感じてるってことだろ‥‥」
俺は、里沙の寝巻きのボタンをはずそうと手をかけた。
「あっ‥‥でっ電気‥‥消してっ」
「恥ずかしい?」
「んっ‥‥恥ずかしいっ‥‥」
里沙がうるんだ瞳で俺を見る。頬は紅潮し、口は半開きだ。
(誘われてるみたいだ‥‥)
スタンドの明かりを点けて、リモコンで電気を消す。
70 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:52:29.84 0
「部屋の電気は消すから、スタンドの電気はつけさせてよ」
「うっと‥‥どうして?」
彼女の頭を撫でながら軽くキスをした。
「里沙の感じてる顔みたいから‥‥」
恥ずかしそうに笑った里沙に、もう一度軽くキスして服を脱がせていくと、はだけた部分からスタンドの淡い明かりに照らされ、白い胸があらわになる。
触りたい衝動を抑えて、まずは言葉で攻める。
「里沙の胸が見えてきたよ‥‥もう少しで乳首も見えちゃうね‥‥」
上着を完全に脱がせると里沙は胸を腕でかくした。
「きっ、きれいじゃ‥‥ないから‥‥」
「‥‥里沙‥‥大丈夫。ちゃんと見せて‥‥」
里沙の腕を優しく退けようとすると彼女は素直にしたがった。
淡く橙色に照らされたふたつの桃は、今まで見てきた誰のより美しく大きく実っている。
頂点の薄紅に染まったさくらんぼは触ってと、小さいながら主張しているかのように感じだった。
「すげぇ、きれい‥‥」
見ただけで俺の欲望はむくむくと更に大きく張りだして、痛いくらいになる。
「きれいじゃないよっ」
再び隠そうとする里沙の腕を掴んで胸に顔を寄せ、舌先で乳首を舐める。
「あんっ!!」
里沙の体が、びくんっと跳ねた。
「感じてるんだね‥‥もっと舐めちゃお‥‥」
ぺろぺろ舐めたり吸ったり、もう片方の乳房は手で揉みつつ、たまに乳首を指で摘んだりした。
「んっぁっあっ」
「はっ‥‥もっと‥‥声だしてっ‥‥」
里沙の声を聞いてすごく興奮する。彼女の快感に包まれていく顔を見ているだけで、俺の欲望の火を煽った。
「やわらかいね‥‥里沙の大きい胸‥‥」
乳首を軽く噛む。
71 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:52:54.70 0
「やぁっ!‥‥んっ」
里沙は声を荒げた。
「っっ‥‥きもちい?」
ちゅっと乳首を吸いあげる。
「ぅあっ‥‥き‥‥きもちいっよぅっ」
「素直でかわいいね‥‥下の方はどうなってるかなぁ‥‥触るよっ」
「ぇっ」
俺は里沙の返事を待たずに寝巻きの下着に手を滑り込ませ、パンツの上を指でなぞる。
「あぁっ! だっだめぇっ」
里沙は激しく身悶えた。
「だめなの‥‥?‥‥里沙のパンツ濡れてたよ‥‥もっと感じたいだろ?」
彼女の寝巻きとパンティーを一気に下ろす。
「やぁっ!」
とっさに里沙は近くに避けてあった毛布で身を隠した。
「‥‥いや? ごめん‥‥いやなら‥‥もうしないよ」
俺ががっかりしたように肩を落としてみせた。
彼女の体はだいぶ熱っているし、初めてと言えど、快感を得たい、イキたいという欲望はあるはずだ。
「‥‥‥‥わたし‥‥」
里沙は申し訳なさそうにしている。まだ、生まれたままの姿を見せるのは恥ずかしい様子だった。
「無理しなくてイイよ‥‥けど、俺そろそろ我慢の限界なんだ‥‥見てて‥‥」
俺は里沙の目の前で最期の一枚を脱いだ。
重力の法則に逆らった形で、勢いよくバナナのようなペニスがあらわれる。
「あっ‥‥」
里沙の口から吐息とも似たような声が出た。
「‥‥ほ‥‥んとに‥‥入るのかな‥‥そんな、大きい‥‥っ」
たしかに、俺も初めてしたときは驚いた。ほんとに女のアソコに入るのか? と思ったからだ。
実際は、ほとんどの女が俺を受け入れたのだが。
「‥‥生で見るの初めてだろ?」
優しく尋ねながら毛布を纏っている里沙の肩に手を置いた。
里沙がコクリと軽く頷いた。彼女の視線が痛いくらいに俺の欲望を見つめている。
72 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:53:15.46 0
「コレ‥‥気になる?」
軽く自分の手で欲望を握りしめた。
そうやって、自分の棒はいつもよりも堅く張っているのがわかった。
「‥‥さわって‥‥みてもいい?」
今、彼女の中にあるのは純粋な好奇心だろう。
「いいよ‥‥でも、俺にも里沙の触らしてよ‥‥ねっ?」
里沙は少し悩んでいるようだった。返事を待つ時間がもどかしくて、彼女を包んでいる毛布を優しく取り除く。
「んっ‥‥‥‥」
「ほんとに綺麗だ‥‥」
互いに一糸纏わぬ姿になり見つめあった。
先に行動を起こしたのは里沙だった。いきなり手を伸ばし、俺のペニスを握ったのだ。
「うぁっ! 里沙っ」
ぎゅっと握られて、ペニスはドクンドクンと勢いよく脈打ち、ただ握られているだけなのに脳天から下の方へ、ぞくぞくっと快感の電気が走り抜けた。
「‥‥すごい太くて逞しい‥‥それに、あつい‥‥」
里沙は意識してやっているのかわからないが、俺のペニスを両手で上下に擦りつける。
「‥‥はぁっ‥‥」
ぎこちない手の動きがくすぐったくて気持ちイイ。
「、きもちい?」
「うん‥‥‥‥きもち‥‥いよっ」
「ね‥‥どうしたら、もっと気持ちよくなるの?」
ベットの上で彼女と二人。今、彼女の両手は、めいいっぱいペニスを握り、指先を使いながら俺を刺激する。
その真上辺りに彼女の顔があり、俺を見ている。
「‥‥な‥‥なめて」
「えっ?」
「っ里沙が‥‥なめ‥‥てくれるなら‥‥俺‥‥」
里沙は、少し迷っているようだった。
「‥‥ん、がんばる‥‥」
小さな声で返事をした。そうして、きれいな朱色の舌を出して、俺の先端をぺろりと舐めた。
「あっ」
フェラは初めてじゃないのに里沙が‥‥好きな女が舐めてくれるだけで、誰のより刺激的だった。
73 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:53:45.02 0
「んっ‥‥ぁっ」
里沙は丹念に俺のペニスを舐め回した。優しくなぞるような舌使いがたまらない。
「んっ‥‥‥‥何か出てきたよ‥‥」
そう言って彼女はべろりと舐めて液体をすくう。
「わっ!」
「ん〜ちょっと‥‥変な味‥‥でも、嫌いじゃない‥‥」
先走りをちろちろ舐めて味わい、再びペニスを攻めだす。今度は俺のふたつのお手玉を手でやわやわと揉みながらだ。
「はぁっ‥‥はっ、上手だよ‥‥」
里沙は舐めながら目だけ俺に向けて、恥ずかしいような、照れくさいような感じで少し笑った。
(うわぁ‥‥すっげぇそそる‥‥)
「っっ里沙!!」
立場が逆転した。我慢できなくなった俺は、里沙の肩を掴みベットに押し倒して彼女の上になる。
「っ、‥‥」
身動きがとれなくなった里沙は苦しそうに俺の名を呼んだ。
「いきなりごめん‥‥でも、俺ばっか気持ち良くなちゃだめだしな」
キスをした。何度も何度も、深く。ふたりのキスの濡れた音が、ぴちゃぴちゃと部屋に響く。
「っはぁ‥‥んんっ」
キスをしながら里沙の太股を手で撫でる。
「あぁっ‥‥」
彼女は気持ち良さそうに声を出した。
(そろそろかな‥‥)
俺は太股のつけ根のラインを外から中へ撫で、素早く彼女の大事なところを指で捉える。
「ぁんっ!!」
薄く柔らかにしげる陰毛は、すでにしっとりとしている。
(もっと‥‥濡らさないとな)
指先で彼女の閉ざされている門を開く。
「いゃ‥‥っだめ‥‥汚いよぅ」
まだ快感に身をまかせるのがこわいのか、彼女は少し拒んだが一時のことだった。
「大丈夫だよ‥‥ほら、こうすると気持ちいだろ?」
開いた部分から小さくて、ふっくらと腫れたクリトリスを指でなぞった。
74 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:54:30.27 0
「あっぁあっ!」
俺は親指をクリトリスに擦りつけながら刺激していく。淫らな声を出す里沙は、俺のなすがままだ。
「気持ちイイだろ‥‥でも、まだ足りないからな」
そして、既にうるんでいる里沙の花びらを指先でいじくる。
「あんっ! やぁっ‥‥はっ」
「わぁ‥‥里沙の‥‥すげぇ濡れてきたよ‥‥」
彼女は体を快感で軽く震わせている。大きい胸が左右にぷるぷると震えている姿を見ていると興奮の連続だ。
(あぁ〜早く里沙が欲しいっ)
「あっあっぁん‥‥」
俺は中指を里沙の花びらにゆっくりと埋めていく。
「ああぁっ!!」
里沙は今までで一番大きい喘ぎ声を出した。
「んっっ」
「まずは慣らさないといけないからね‥‥。‥‥すげぇ‥‥里沙の中、俺の指を締め付けて放さないよ‥‥」
濡れているけれど、ざらざらとした感触の里沙の中は窮屈だった。
指先で膣内を広げるように微妙な力加減で奥へ押していく。
「あんっあ‥‥ぅんっ」
「ちょっと、激しくするよ」
俺は、自分の指をゆっくり出し入れする。
「やぁっんっんっ」
少しずつ早めていく。
「だめぇっ‥‥あっだめだよっんっ」
「里沙‥‥我慢しないで、もっと声出して‥‥」
俺の掌まで里沙の愛液で濡れてきた時に、彼女の中がひくひくとしはじめた。
「んっあっあっあぁっ!」
「あっ!」
里沙の肉壁が俺の指をぎゅうっと締め付ける。
その時、彼女は快感に顔を歪ませ、瞳は天を仰いでいた。
(きれいだ‥‥)
「里沙‥‥」
「ぁああっ!!」
次の瞬間、里沙は背中を反らせ、イってしまった。
75 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:55:36.81 0
しばらくすると彼女の中は弛緩し、俺の指はやっとのことで抜くことができた。
「んんっ‥‥はぁはぁ」
里沙は吐息混じりの声を出した。
「まだ終らないからな」
体をひくつかせている彼女の足を半ば強引に開き顔をうずめる。
「ぁっ」
里沙は小さな声をあげたが、俺の舌は、すでに彼女のクリトリスを舐めていた。
「ひゃっ!!」
突然の刺激に驚いたのか彼女は大きい声をあげる。
けれど、そんなのはおかまいなしにぺろぺろと舐め、舌先を固くしながらクリトリスと花びら周辺を攻める。
「だめっ、はっはっ‥‥汚いからぁぁっ」
口ではそんなことを言いつつも、彼女は淫らに腰を振っていた。
「汚くないっ‥‥おいしぃよっ‥‥」
俺は夢中で里沙の愛液を味わい、手ではペニスをしごきたてる。
(すこしでも、濡らしとかないとな‥‥)
なるべくなら彼女を傷付けたくない。
しかし、彼女は初えっち‥‥きっと痛いことだろう、まして、ものすごい締めつけだなのだから。
「里沙‥‥俺お前ん中入りたいよ‥‥」
俺は舐めるのをやめて里沙を見つめた。
「‥‥ん‥‥‥‥きて‥‥」
彼女の顔は穏やかだった、けれど、握った手は微かに震えていたのがわかった。
やはり怖いのかも知れない。
「‥‥やさしくするよ‥‥」
俺はかなり真剣に言ったのだが、里沙は――
「あったりまえでしょ? さっき約束したよ‥‥」と笑って見せた。
その姿がなんだか、いじらしく見えて、包みこむように抱き締める。
「? どうしたの?」
「‥‥こうやってると‥‥直接体温が伝わってくるなって‥‥安心する‥‥」
「ん‥‥わかるよ。‥‥‥‥ねぇ、‥‥平気だから‥‥」
「え?」
「と、こうしてることすごく幸せだし、怖くない‥‥怖かったらはじめからしないよ」
ふと気が付くと、彼女の震えは感じなかった。
76 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:56:38.46 0
ただ、互いに触れ合っている肌だけが焼けるように熱い。
「そうだな‥‥じゃあ、ちょっと待ってて」
ベットの上の引き出しからコンドームを取り出した。
封を切り、自分のペニスに被せていく。
その行程を里沙はじっと見ていた。
(なんか‥‥羞恥プレイみたいだな)
見られるということが、こんなに高揚感あるものだなんて思いもしなかった。
今までの経験でも、相手に見られたってこんなに体が熱くはならなかったからだ。
「そんなじっと見るなよ‥‥何か恥ずかしいだろぉ」
ゴムが装着できたので、里沙にゆっくりとのしかかっていく。
「‥‥、顔が赤いよぉ〜。かっわいぃっ」
(かわいいのはそっちだろっ)
彼女は初めてのくせに、余裕があるように感じる。
これじゃあ俺の方が初めてみたいだ。
「そんなこと言って、からかうなら口封じだぞ」
覆い被さるように里沙の唇を俺の唇に重ねる。
「ん‥‥っはぁっんっ」
「‥‥ぅんっ‥‥っ」
ぴちゃぴちゃと唾を混ぜあわせ、舌を絡ませ、息を乱し、キスをする。
(好きだ、里沙が好きだ‥‥)
何度キスをしても足りない。
俺の想いをもっと届けたい。
とうとう、俺は里沙の足を大きく開かせ、花びらに自分の欲望を押し当てて上下に擦りつける。
「ぁんっ‥‥‥‥」
「里沙‥‥入れるよっ‥‥?」
彼女は返事のかわりに、俺の両手をぎゅっと強く握り締めた。
「‥‥いくよ」
ぐっとカリの部分を里沙の花びらへ押し込む。
「ああっ!!」
(少し入れただけなのにっ‥‥何てきついんだ)
自分のモノが雑巾を絞るように、ぎゅっと締め付けられる気がした。
しばらくえっちをしていないせいもあって、今にもイキそうだ。
77 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:57:26.34 0
「里沙っ‥‥すごく、きつくて‥‥イキそうだよ‥‥」
ふと彼女の顔を見た。
里沙の顔は苦痛で歪んでいて、瞳を固く閉じている。
体は気持良くても、心の奥にちくりと棘が刺さった。
(里沙が‥‥苦しんでる‥‥)
「‥‥痛いよなっ‥‥里沙‥‥やっぱりやめ――」
「――っないで!!」
「えっ?」
里沙は閉じていた瞳を開くと、大粒の涙がこぼれだした。
彼女の泣き顔は、おばさんの葬式以来だった。
「やめちゃっ‥‥だめぇ‥‥っ」
ダダッ子のような声で彼女が言う。
「でもっ‥‥泣くほど痛いんだろ? なら、俺‥‥っ」
「痛いけど‥‥っ平気‥‥ただ、うれしぃ‥‥の‥‥」
「うれ‥‥しい?」
不思議そうにしてる俺に対して、彼女は息を乱しながら微笑んだ。
「と‥‥ヒトツになれることが‥‥嬉しいのっ」
その言葉を聞いた瞬間に、彼女のことを何よりも大切にしたい、守りたい‥‥と心の底から思った。
「里沙‥‥。じゃあ、二人で、もう少し頑張ろう?」
彼女の瞼に優しくキスをする。すると、小さく頷いた。
「ゆっくり、ゆっくりいくからな‥‥」
少しずつ彼女の奥へ進んでいく。といっても、中は窮屈でなかなか進まない。
「んっぁあっ‥‥ん」
「はぁっ‥‥里沙のっ、中がギュウギュウしてて‥‥っ気持ちいいよぉ」
やっと俺のペニスは三分の二ほどが入った。薄目のシンプルなゴムだったので膣内のざわつきや締め付けがかなり伝わってくる。
「だってっ‥‥のぉっ、大きくて‥‥くるしっ‥‥」
人様のペニスはどんなものかわからないが、前にえっちしていた女が『大きい』みたいなことを言っていたから、俺のペニスはそれなりにでかいのだろう。
「っ‥‥だんだん慣れてきたからっ」
はぁはぁと息を乱しながら、彼女が言った。
瞳にはまだうっすらと涙がにじんでいる。
78 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:58:43.13 0
「んっ、少し‥‥動くよ‥‥」
ただペニスを彼女に埋めていくだけでもかなり気持ちいい。動くことで自分の快感を高めるが、なにより里沙に慣れさせるために腰をスライドさせる。
「里沙っ‥‥はぁっ、すげぇ‥‥」
俺と里沙の結合部は愛液などでスライドやすくなり、さらに奥へと俺の欲望を貫いていく。
「んんっ‥‥っ‥‥」
いくら慣れてきたとは言えやはり痛いのだろう。手を握る彼女の指先は、俺の手の甲に食い込んできていた。
なるべく痛くないようにしてやりたいが、自分的にも限界に近付いているのを感じる。
「うっぁっ‥‥そんなっ締め付けんなっ」
スライドするペニスの芯を絞りとるように里沙の膣は容赦なく締め付ける。
「あっ‥‥勝手にっなちゃうっ」
「はぁはぁっ‥‥里沙っ‥里沙‥‥」
次第に余裕がなくなっていく。
キスを繰り返し少しでも、彼女を気持ちよくしようと努めている間に俺の想いが、里沙の中に完全に入った。
「んっぁ‥‥全部っ‥‥入ったよ‥‥」
「はぁっ、の‥‥感じるっ」
「里沙っ、今から‥‥動くけど、なるべく俺の目‥‥見てて‥‥」
彼女の中を四方八方まんべんなく腰を使って動いていく。
里沙に目を見るよう言ったのは、目の方に注意を向けて、痛みを少しでもまぎらわすためだ。
潤っている彼女の瞳からは、涙があふれ、里沙と俺を繋ぐ部分と同調しているように思えた。
「あっ‥‥ぁっん‥‥」
「うっ‥‥あっ、里沙っ‥‥俺もうっ‥‥!」
「ぁんっ‥‥いいよっ‥‥」
「ああっ‥‥ぅっ‥‥はぁっ、ぁっ!!」
結合部からぐちゅっぐちゅっと淫らな音を出しながらラストスパートをかけ、腰を素早く振る。
とまらない。
俺のお手玉は里沙の花びらに何度もぶつかる。
79 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 18:59:45.75 0
「あっあっ‥‥んぁっ!! 里沙っ里沙っ!」
何度も名前を呼ぶ。
「んっんっ‥‥っ、イってっ!!」
俺のペニスは彼女の名前を呼ぶたびに、ぐぐっと堅くなり、里沙の奥の奥を刺すように貫いた。
「ああっ! イクっ!!‥‥でっでるっ」
「うぁああっ!!」
その瞬間、俺の想いは放たれた。
「はぁっはぁ‥‥」
二人で息を整えているけれど、結局、俺だけがイッてしまった。
(情けない‥‥)
里沙をイかせられなかった。
里沙は意を決して、処女を捧げてくれたのに。
そんなイッたばかりで、まだ繋がったままの俺の体に彼女は優しく腕を回す。
「里沙‥‥ごめんな‥‥」
「‥‥なに?」
「俺だけ‥‥気持ちよくなっちゃって‥‥。痛いだろうし‥‥」
「痛いけど‥‥。私‥‥ヒトツになれただけで嬉しいって言ったでしょ?‥‥それに‥‥」
彼女は俺の胸に顔を擦りつけてきた。なんだかくすぐったくて自然と笑みがこぼれる。
「それに?」
「次するときはぁ‥‥イカせてね‥‥」
今にも消え入りそうな声で彼女が呟いた。
「当たり前だろっ」
力尽きた欲望をずるりと里沙の中から引き抜く。
「ぁんっ」
小さな声が彼女の口から漏れた。
「もう誰にも、渡さないから。絶対、俺だけのだからな‥‥」
「‥‥んっ」
ぎゅうっと抱き合って、甘酸っぱい心地のベットに吸い寄せられるように、二人で深い眠りについた。
※
80 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 19:01:21.65 0
次の日、先に起きたのは俺だった。
目を開けると、里沙のあどけない寝顔がすぐ側にある。
(夢じゃなかったんだ‥‥)
彼女の頬に触れて、なんとなく確かめてみる。
(暖かい‥‥)
たしかに、そこにある。
俺の大切なもの。
今までは、味わえなかった幸福感。心の中まで暖かい。
きっと、ほんとは気付かなかっただけで、幼い頃からわかっていたのかもしれない‥‥
里沙と同じように‥‥
これからは、見失わないよう、守り続けよう。
いつまでも‥‥きみを。
おわり
携帯21さんのが途中に入ってしまってるので
67 名前:携帯21 投稿日:2006/08/05(土) 18:49:23.94 O
>>38 【あなたと夜と音楽と編】
雨は上がっていた。
店の軒下に置いていた2つの自転車が濡れていた。
里沙と絵里は各々の自転車を引っ張りながら肩を並べて歩いていた…。
あんなに強く降った雨もいつ止んだか分からない程2人はサユとSが帰った後のことを思い出せないでいた…。
いつのまにか時間が来て…いつのまにかマスターKに今日の終わりを告げられた…。
それにしても…。
里沙は思った。
勢いよく店の扉が開いてサユとSが入ってきて…あっというまにピンクの傘の中の2人の後ろ姿が遠ざかっていった…。
思い出したくもないのに…その間の記憶だけはっきりと思い出すことが出来た…。
新作者さんGj
83 :
携帯21:2006/08/05(土) 19:25:51.98 O
今更思い返したところで腹が立つだけだけど…隣にいる絵里はどんなことを思っているのだろう…。
そう思うと里沙は絵里の顔をうかがいたくなったが、さっきから2人共無言でいる為においそれと絵里の顔を覗き込むことは出来なかった…。
「…ねぇ…ガキさん…」
不意に絵里の声がした…。
「…絵里…頑張るよ…」
里沙はそう言った絵里の横顔を見たが絵里は視線を反らさず真っ直ぐに道の先を見ていた。
カンカンカン…
電車の遮断機の音が遠くの方でしていた…。
84 :
携帯21:2006/08/05(土) 19:38:31.74 O
「…うん」
里沙が小さくそう言うと絵里は立ち止まって強い眼差しで呟いた…。
「ガキさん…Sのこと…好きじゃないって言ったよね…」
絵里の数歩先で里沙は止まった。
里沙はいろんなことが頭に浮かんできていろんなことを考えた…。
「…うん」
小さな背中が小さく頷くと里沙は勢いよく振り返り絵里の目を見て笑った…。
「好きじゃないよ…全然好きじゃない!!」
「ホント?」
絵里はしがみつくような目で里沙を見つめた。
「うん…好きじゃない!あんなヤツ好きなわけないでしょうがぁ!!」
里沙は明るく言い放った…。
「アイツなんかお隣のただの幼なじみでなんとも思ってないからさぁ〜!」
里沙は精一杯の声でそう言い切った…。
<続く>
85 :
携帯21:2006/08/05(土) 19:47:07.76 O
新作者さん‥割り込んでしまって申し訳ありません。
一気呵成に書き綴られた勢いを邪魔したようで本当に申し訳ありません。
その割り込んだ携帯21のは削除出来ないものでしょうか!?
そしてその後再び上げてくれた方…心から感謝します。
新しい編はこんな出だしになりましたが、これからもよろしくお願いします。
86 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 19:54:43.50 0
作者が増えるのはいいことや
87 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 19:57:57.47 0
おつかれさまです
新しい作者さんに冗談をひとこと
リd*^ー^) <私全然関係ないんですけど
乙です
両方いい!
89 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 20:37:48.87 O
新作者さん激しく乙でした!(久々に言えたw)
ガキさんのエロ久々だったんで凄い興奮しました!
やっぱ愛のあるセックスはいいですね〜!
携帯21氏も激しく乙です!
新展開メチャメチャ期待させて下さい!
90 :
( ̄□ ̄;)!!:2006/08/05(土) 20:37:59.50 O
いいね〜でも
里沙だけじゃなく絵里もいれてほしかったな。
携帯さんのは凄くいい
この調子で書いてね
91 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 20:55:21.12 0
乙〜
期待ほ
93 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 21:32:37.12 0
新作者さんのはちょっとHどころじゃなかったけどなw
胸が大きいガキさんというのが一種のパラレルワールドだからな
ほ
97 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 22:25:53.38 0
ほ
ho
99 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 23:04:04.20 0
ぜ
100 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 23:13:40.58 0
ほ
102 :
名無し募集中。。。:2006/08/05(土) 23:41:41.50 0
ぜ
ん
104 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 00:29:43.69 0
ぶ
顧問
106 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 01:39:39.67 0
と見せかけて
107 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 02:00:59.38 0
ただの
ほ
亀垣絵里沙
110 :
携帯21:2006/08/06(日) 07:00:55.86 O
>>84 沈んだ中にちょっとだけ明るいものを見出したように絵里は里沙の顔を見て少しだけ微笑んだ…。
「絵里ね…ガキさんはアイツのこと好きなんだって…ず〜っと思ってた!!」
愛車のハンドルを見つめたまま絵里は口だけを動かした…。
「もしも…恋のライバルがガキさんだったらどうしようって…ず〜っと思ってた!!」
泣いているような笑っているような顔で絵里は続けた…。
「もしも…ガキさんがアイツのこと好きだったら…絵里…絶対負けちゃうもん…」
里沙を見る絵里の目が少しだけ温かくなった…。
「…でもガキさん…アイツのこと好きじゃないんだ…なんとも思ってないんだ…」
絵里は自分に言い聞かせるようにハンドルを握る手に力を込めた…。
111 :
携帯21:2006/08/06(日) 07:13:56.60 O
「あ、当り前でしょう〜!!」
夜の闇にも聞こえるように里沙は声を上ずらせた。
「…じゃあ…絵里の味方になってくれる…?」
少しうるんだ目で絵里は里沙と視線を合わせた。
「もちろんだって…」
穏やかな顔で里沙は笑った…。
「ホント?」
「しつこいぞカメ〜!」
そう言った里沙は絵里を置いていくようにハンドルを握って走り出した…。
「あ〜!待ってよガキさん!」
前を走る里沙の小さな体が絵里には随分頼もしく思えた…。
<続く>
112 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 08:39:18.79 0
朝から乙
起きたら更新きてた
乙です
がきさん・・・
ほ
116 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 10:36:25.53 0
ガキさんは大和撫子やな〜
117 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 11:00:13.13 O
王道キタコレ!
王道最高!
切ない展開キターいいよいいよ〜
119 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 11:42:44.86 0
ヘロモニ対策ほ
120 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 12:25:23.72 0
ほぜむ
ほ
122 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 13:16:54.75 0
ぜ
む
124 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 14:18:20.35 0
す
り
126 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 15:07:58.49 0
む
モ
ス
129 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 16:23:42.84 0
ク
爆
131 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 16:55:30.72 0
笑
132 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 16:58:56.94 0
券
133 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 17:39:14.72 0
発
134 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 17:49:54.30 0
行
135 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 18:05:39.39 0
所
136 :
携帯21:2006/08/06(日) 18:29:16.19 O
>>111 ハァハァハァ…。
自転車を停めて里沙と絵里が並んでいる…。
里沙は両手を膝に添えて肩で息をしていた。
絵里はそれ程ではないが里沙の肩に手を乗せて呼吸を整えていた…。
「ねぇガキさん…あの娘…名前なんて言ったっけ…?」
「誰よ?」
「ほら!コンビニの…れいなの後輩の…?」
「ああ!小春ちゃん!!」
「そうそう小春ちゃん!…あの娘言ってたよね…!!」
「ん?」
「…アイツに好きな娘がいるって…アイツの妹から聞いたって…!!」
「あっ…ああ…言ってたね…」
里沙は人のいない方に気のない返事をした…。
137 :
携帯21:2006/08/06(日) 18:40:14.70 O
「…よりによって…サユとは思わなかったよ…」
「…へ?」
「ガキさん話聞いてた!?」
絵里が不満タラタラの顔で怒っている。
「なんでサユなんだろ…」
「……」
里沙はここで下手に話を進めるのはマズいと思い、以前から不思議に思っていた絵里とサユの仲について聞いてみようと思った…。
「ねぇねぇ…なんでサユと…」
そう言いかけた途端、言葉を遮るかのように絵里が目を輝かせて話しかけてきた…。
「ねぇねぇガキさん…じゃあガキさんの好きな人って誰なの…!?」
138 :
携帯21:2006/08/06(日) 18:49:00.48 O
思わぬカウンターに里沙はあからさまにうろたえた…。
「ねぇねぇ…今まで話したことなかったじゃん…!絵里言ったんだから教えてよ!!」
「ええ〜それはぁ…」
「誰なのぉ?」
「うぅ…」
しどろもどろの里沙に絵里は疑いの目で詰め寄った…。
「まさか…ガキさん…」
今までひた隠しに隠してきたその名前を絵里に言われるかもしれない…!!
一番教えたくても一番教えたくない教えられない絵里に…その名前を言われるぅ〜!!
思わず里沙は目を塞いで手をバタバタさせた…。
139 :
携帯21:2006/08/06(日) 19:01:23.03 O
「…まさか…ガキさん…やっぱりSのこと…」
里沙は薄目を開けると目の前で絵里が悲しそうにこちらを見ていた…。
里沙は少し安心した表情で絵里の目を見て手を振った…。
「違う!違うよ!!アイツじゃありませんからぁ〜!!」
「えぇ〜!!だったら誰よ〜!ねぇ教えてよぉ〜!!」
柔らかそうなほっぺを膨らませて今度は絵里が体をバタバタさせた。
「そんな娘には教えてあげませ〜ん!!」
里沙はすぐに追いつかれるのを承知で自転車にまたがると一気にスピードを上げた…。
140 :
携帯21:2006/08/06(日) 19:08:44.32 O
あっというまに追いつかれて並んだ2人の目に駅の明々とした外灯が入ってきた…。
プラットホームの見える道すがら、思わず里沙は足を止めた…。
あまりに突然止まった隣の里沙を不審がり絵里は里沙の顔を覗き込むと、その視線の先を同じように眺めた…。
「れいな!!?」
2人の視線の先には赤い口紅で大人びた化粧のれいなが立っていた…。
<続く>
141 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 19:11:07.19 0
れいにゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
142 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 19:31:21.39 0
おつですー
143 :
( ̄□ ̄;)!!:2006/08/06(日) 19:53:59.05 O
れいなまで・・・
Sの妹かなそれとも恋人・・・浮気相手
キタ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――m(__)m
144 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 20:03:06.47 0
絵里とガキさんのキャラがうまく書き分けられてていいね
それにしてもれいなが激しく気になるー!
145 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 20:25:17.49 0
これからも楽しみ
イイヨイイヨー
ho
148 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 21:26:04.15 0
れいな水商売のバイトも掛け持ちか?
謎多き女れいな
ほ
る
152 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 23:13:31.01 0
す
た
154 :
名無し募集中。。。:2006/08/06(日) 23:51:57.42 0
い
ん
モ
リ
マ
159 :
名無し募集中。。。:2006/08/07(月) 01:41:48.57 O
ン
モ
161 :
名無し募集中。。。:
リ