もしも新垣と亀井がちょっぴりHな幼なじみだったら9
1 :
名無し募集中。。。:
2 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 01:58:04.60 0
3 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 02:31:13.55 0
前スレ286氏ラスト
167 名前:286[sage] 投稿日:2006/07/15(土) 01:19:03.54 0
亀井は昔酷く内気な子供だった
俺たちとくっついていないと誰とも喋れないような
昔三人で遊ぶ約束をしたとき・・・新垣は急に調子が悪くなったかなんかでこれなくなり
俺もなんかの理由で約束の時間に遅れたことがあった
俺が急いで待ち合わせ場所にいって最初に見たもの・・・
それはたった一人で泣いている亀井の姿だった
そのあまりに小さい背中を見てもう二度と一人にしないと子供ながらに誓ったのだ
4 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 02:31:31.49 0
168 名前:286[sage] 投稿日:2006/07/15(土) 01:19:49.25 0
「ウヘヘ〜♪久しぶりに購買の焼きそばパン食べれるよぉー♪」
「アンタは食べ物だけかーい!カメ最近太ったんじゃないの?」
「えぇー女の子は少しぐらいふっくらなほうがうけがいいんだよ?」
「いやアンタはそろそろやばいよ」
この二人といると真面目に考えてる自分が馬鹿らしくなってくる・・・
「ねぇ?ちょっとぐらいお肉がついてるほうがいいもんね?」
「んーまぁ人の趣味じゃないの?」
「アンタはどうなのさ?」
「俺?俺は・・・って何でそこまで言わねばならん」
「チッあと少しだったのに」
クラスでは確かに新垣が行ったとおり「大丈夫」だった
逆に羨望の眼差しで見られるぐらいだったのは我ながらびっくりしたが
5 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 02:31:48.61 0
169 名前:286[sage いったんここまでさて書き始めますかぁ・・・] 投稿日:2006/07/15(土) 01:20:59.07 0
「はいこれあげる」
「うわぁー焼きそばパン!奢ってくれるの?」
「うんたまにはサービス」
「ウヘヘ♪よろしい♪ところでガキさんは?」
「んーなんか担任に呼び出されてたけど?」
「なんかやらかしたのかな?」
「さぁー?」
「もぐもぐ・・・」
「って何二つとも食べてるんだよ!」
「え?二個あったから」
「それ俺の分も入ってるの!」
「えぇー・・・まぁ若いんだから一食ぐらい抜いたって♪」
「俺の・・・昼ごはん・・・」
なんて教室で馬鹿話をしてる合間にも『運命』というものは着実に回っていたのだ
「・・・そうか。これから大変やろけどがんばらなあかんで」
「はい・・・少し寂しいですけど」
それは俺の知らないところでゆっくりと・・・でも着実に
6 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 02:32:06.98 0
172 名前:286[sage] 投稿日:2006/07/15(土) 03:31:14.26 0
「新垣今日一緒に帰るでしょ?」
「ごめん!今日学校でいろいろしなきゃなんないし帰る途中にも寄らなきゃいけないとこあって・・・カメと帰って!」
「え?あぁ・・・うん」
最近新垣が妙に忙しそうだ、隣の家に住んでいて同じクラスなのに朝は先に行ってしまうし帰りもこんな調子だ
「最近ガキさん忙しそうだねぇ・・・」
「んー・・・何かあるのかね」
「どうなんだろうねぇ」
そんなこんなでもうしばらく喋っていない。いつも一緒にいるだけにこう何日も喋らないと妙な気分だ
「なーんかさみしーよね」
「まぁね・・・」
「おーーーーーーーい」
「あっガキさぁん♪」
「いやー思ったより早く終わったからさぁ。思わず追いかけちゃったよ」
「ガキさんいろいろ忙しそうだねぇ」
「んーまぁいろいろあってね」
「新垣・・・疲れてる?」
「え?わかる?」
「んーなんとなく」
「そう?最近忙しくってさぁ」
「いろいろあるだろうけどあんまり無理しちゃだめだよ?」
「うん。心配してくれてありがと」
「あーあー絵里ほっといてラブラブしないでくれますかぁ」
「ちょっと何いってんのカメぇ!」
「はいはい邪魔者は退散しますよぉーだ」
「こ、こらカメぇー!」
7 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 02:32:32.42 0
173 名前:286[sage] 投稿日:2006/07/15(土) 03:31:46.77 0
「あ・・・はは亀井のやつなにわけわかんないことを・・・」
「ほ・・・ほんとだよねぇあのアホガメなにいってるんだか」
「・・・」
「・・・」
アホガメが妙なことを言い残して去っていったために二人の間に気まずい間が流れ始めた
「ど・・・どう最近?」
お見合いかよ!と思わず自分に突っ込んだ
「ぷっ・・・何それぇお見合いみたいなんですけど」
「自分でもそう思った」
「なにそれぇ〜」
「何なんだろうなぁ」
「いや聞かれてもわかんないですから」
とたんに流れる和やかな雰囲気。二人して笑いあう
「はぁ〜・・・何か久しぶりにこんな笑った気がするよ」
「久しぶりに話したもんねぇ」
「ほんとに忙しいんだよな新垣・・・体壊すなよ」
「うん!もう一段落したからさ。平気だよ平気」
「そっか・・・よかった」
「ありがと・・・心配させてばっかりだね」
「気にするなって。幼馴染なんだし」
『幼馴染』という言葉を出したとたん少し悲しくなった
多分この状況は変わらないと思うから・・・
それは・・・望んだことだからと自分をごまかすしかないんだけどさ
「あっあたしこれから親とご飯食べに行くんだよね」
「へぇ珍しいね」
「まぁねー・・・んじゃね!」
「おう。また明日な」
また明日・・・その明日は必ずしも来るという保証はないということ
それを思い知らされるのはまさにその明日であった
8 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 02:33:24.71 0
174 名前:286[sage] 投稿日:2006/07/15(土) 03:32:17.94 0
・・・翌朝・・・
「ふぁ〜あおはよう母さん」
「あら!まだ寝てたの?」
「え?いっつもこのぐらいまで寝てるじゃん」
「てっきり見送りにいってると思ってたのに・・・」
「え?何それ」
「だって今日でしょ?出発」
「何?誰かどっかいくの?」
「てっきり里沙ちゃんから聞いてると思ってたのに・・・海外赴任なさるんでしょ?新垣さんのとこ」
175 名前:286[sage] 投稿日:2006/07/15(土) 03:33:07.66 0
とりあえず今回はこの辺で
次最終回
9 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 02:37:35.30 0
前スレ携帯21氏ラスト
151 名前:携帯21[sage] 投稿日:2006/07/14(金) 19:14:00.35 O
>>116 6時間目が始まった。
クラスメイトの誰もが昼食後の水泳で疲れ切っていた。
ある者は教科書を盾に、ある者は左手を支えに目を閉じていた。
しかし窓際の3人は各々抑えきれない気持ちの高ぶりにまわりのクラスメイトのようにはいかなかった。
10 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 02:37:57.34 0
152 名前:携帯21[sage] 投稿日:2006/07/14(金) 19:22:15.06 O
一体パンティーとブラはどこに行っちゃったんだろう…と考える以上にもしかしたらSに女の子の大事なとこ見られちゃったかもしれない!…いやもっと大切なことは…と思い悩む亀井絵里17歳。
思ってもみなかった幼なじみの告白にどうしよう…と思いつつも、朝から感じていた胸のときめきに心を支配されつつある新垣里沙17歳。
とんだとんだハプニングにより幼なじみの大事な大事なところを見たにも関わらず、今まで抑えてきた感情を抑えきれず…つい勢いで告白してしまったことに悩むS17歳。
11 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 02:38:14.32 0
153 名前:携帯21[sage] 投稿日:2006/07/14(金) 19:28:39.96 O
…告白されたんだ…。
そう思うと隣が見れずに窓の外ばかり眺めていた里沙の肩を授業中ということもあり絵里は声を秘そめて叩いた。
「ねぇねぇガキさん…今日泊まりに来ない?」
「……」
「ちょっとゆっくり話したいこともあるんだ…」
「…わたしも…」
「…じゃあ決まりだね!」
里沙の心臓が高鳴った。
12 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 02:38:30.93 0
154 名前:携帯21[sage] 投稿日:2006/07/14(金) 19:36:07.07 O
電気をつけているのに薄暗い教室が一瞬光った。
ズガガガ〜ン!!
静まりかえった教室を切り裂くように雷が鳴り響いた。
眠っていた生徒のほとんどが目を覚ました。
底が抜けたような雨が窓を濡らす。
ババちゃんの言うこと聞いておけば良かった…。
今更ながら里沙は後悔していた。
喫茶店までどうしよう…。
しかし今それを言ったところでどうにもならないことも里沙は分かっていた。
窓に映る自分が情けない顔をしていた…。
<続く>
13 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 02:38:58.52 0
146 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2006/07/14(金) 15:47:40.99 0
*、 i + /* + 。 + : : :: :: ::: ::: :::: ::::::
、+,, ;。*、" ,,、 * + : : :: ::: ::: :::: :::: ::
ゞ * ´*"= * 。 + : : :: ::: ::: :::: :::: :::
/ソ*",;ヾヾ * 。 : : : : :: :: :: ::: ::: :::
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( .( + + : : :: :: ::: ::: :::: :::: ::
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(( : : : : : : : : ::::::: : : ::::
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(⌒(^ー^*从 √i#У#i::了 ,,、:::
:::: `(了У<:::) ~(⌒)(⌒::),,、-=''^^"~´` ,.,,.、
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14 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 02:40:03.94 0
15 :
286:2006/07/16(日) 02:47:58.84 0
16 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 03:16:14.39 0
期待AGE
17 :
携帯21:2006/07/16(日) 03:19:02.75 O
>>12 終礼前の掃除の時間、同じ班の里沙、絵里、サユ、そしてSは旧舎と新舎をつなぐ渡り廊下にいた。
トタンを打ち付けただけの屋根が降り始めた雨でカンカンいっていた。
「………」
いつもなら里沙がコンクリートのでっぱりにちょこんと座り、本来の用途など知らなかったかのように絵里が箒をもてあそびながらおしゃべりに興じている光景なのたが…。
サユにしても遠くを見つめてもの想いに耽っているはずなのに、今日はまわりの空気におされたのかマジメに掃除をしていた。
唯一いつもと変わらず箒を動かしていたのはSだけだった…。
…しかしそのSも内心は分からない…。
18 :
携帯21:2006/07/16(日) 03:27:44.05 O
そんな中、不意に熱い視線が交差しているのをサユは気づいた。
視線を合わそうとする絵里に…合わせまいとするS…。
…視線を合わそうとするS…合わせまいとする里沙…。
いつもと違う空気に一人トライアングルから外れていたサユが黒い瞳を輝かせながら興味深げに3人を眺めていた…。
誰もが間合いを計って距離を保ったまま、ただ黙々と箒を動かしていた…。
19 :
携帯21:2006/07/16(日) 03:40:10.65 O
「気をつけて帰り〜!」
終礼終了の中澤先生の声と共に教室が開かれた。
野球部に所属するSは夏の予選が近いこともあって雨にも関わらずSはユニフォームなどが詰まったバッグを持ち上げて教室を出ようとした…。
「!!」
しかしその前に立ち塞がった絵里のせいでSは立ち止まざるをえなかった。
絵里はいつもと違う思いつめたような顔でSの目を見ていた。
「な、なんだよ!!」
ただならぬ絵里の熱視線に思わずSは目を反らした…。
少し涙目になっている絵里がなにかを言おうと口を広げた瞬間…。
20 :
携帯21:2006/07/16(日) 03:45:50.29 O
「Sく〜ん!…一緒に持っていってくれな〜い!!」
中澤先生に頼まれたプリントをサユが持ち切れなそうに甘えた声でSに訴えた。
「…あ、ああ、いいよ…!」
サユはSの腕に吸い付くようにプリントを渡すと残りを抱えSと肩をならべて教室を出ていった…。
「……」
振り返らない絵里の肩が小刻みに震えていたのを里沙は見てない振りをした…。
21 :
携帯21:2006/07/16(日) 03:57:18.48 O
ちょうどその時、みうなちゃんが里沙に話しかけてきた為に里沙は視線を絵里からみうなちゃんに移した。
みうなちゃんはなにか言う度に一人で笑い一人でつっこみ一人で頷いて時折同意を求めて里沙の肩を叩いた。
ひとしきり納得した様子のみうなちゃんは里沙に手を振ると背を向けて眠そうにしている唯ちゃんの席の方へと歩いていった。
里沙はなにがなんだか分からないままでいると不意に顔を覗き込んできた絵里と目が合った…。
「…ガキさん…行こうか…」
力無さそうに絵里が言うと里沙は急いで立ち上がって帰りの用意をした。
少し赤くなった目と濡れたまつ毛…絵里の泣いているような笑顔で里沙の準備は整った…。
<続く>
22 :
携帯21:2006/07/16(日) 04:08:55.84 O
>>1 ありがとうございます!
前回の携帯21のをあげてくれた方もありがとうございます!
286氏へ
淋しいけれど最終回楽しみにしてます!
23 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 04:25:13.03 0
乙 段々面白くなってるよ期待してる
24 :
286:2006/07/16(日) 04:28:17.68 0
最終回いってみよー!
リd*^-^)ノ いきますよー!
川*・e・)ノいくのだー!
25 :
286:2006/07/16(日) 04:30:25.75 0
「亀井!亀井!」
「んー・・・何ぃ?」
「なにぃ?じゃねぇよ!どういうことだよ・・・新垣が外国行くって!」
「あー知っちゃた?」
「しっちゃった?って亀井知ってたのかよ!」
「んー・・・まぁ」
「何で・・・何でいわなかった」
「ガキさんが!・・・ガキさんがアンタきっと心配するだろうから黙っててって」
「何で・・・どうして」
新垣は俺に何も言わず行こうとしている・・・それが新垣の選んだ道ならば
「そう・・・か・・・一言ぐらい喋りたかったな最後に!まぁ仕方ないか」
わざと明るく振舞う俺
そうしないと自分がおかしくなってしまいそうだから
「出発まであと一時間!自転車飛ばせばギリギリ間に合うよ?」
「え?」
26 :
286:2006/07/16(日) 04:32:41.75 0
「アンタにすっごくいいこと教えてあげるね。絵里はねずっとアンタが好きだったよ。多分初恋だったよ?
でもね?・・・好きになったのはウジウジしてるアンタじゃないから。
一生懸命でいっつもがんばってて変なところで頑固で・・・あーもう!こんなんじゃ収まんないくらいいっぱい好きなトコあるんだから!」
急に話し出した亀井に俺は現状が理解できなかった
「好き・・・好き・・・何回言っても足りないぐらいあなたが好き・・・でも絵里のこと見てないの知ってたから・・・」
「亀井・・・」
「はい!乙女の告白終わり!ほら早く行かないと間に合わなくなっちゃうよ?」
「亀井・・・ありがとう。でも・・・ごめん」
「うん・・・わかってたよ!でも絵里にこんな恥ずかしいこと言わせたんだからうまくいかなきゃ許さないからね!」
「じゃあ・・・いってくるよ」
・・・・・・・・・・
「あ〜あ失恋しちゃったぁ・・・んふ♪藤本さんのとこいって泣いてこよっかなぁ・・・」
27 :
286:2006/07/16(日) 04:34:28.43 0
「はぁ・・・はぁ・・・新垣・・・新垣!」
空港についたころには・・・もう出発時間だった
「間に合わなかった・・・か」
せめて・・・最後に自分の気持ちだけでも伝えたかった
でも・・・もう遅い
「はぁ・・・」
今ほど自分が不甲斐なく思ったことはない
「帰る・・・か」
「・・・っとぉ」
え?今一瞬新垣の声が・・・
考えるよりも先に俺は走り出していた
「新垣!新垣!」
後姿を見つけた。見間違えるわけない。ずっと一緒にいたんだ。ずっと見ていたんだ
28 :
286:2006/07/16(日) 04:35:01.41 0
「新垣!」
「うぇ?アンタ何でこんなところに・・・」
「新垣・・・好きだ!」
「え・・・」
「いきなりでごめん・・・でもこれだけ伝えたくて」
「アンタ・・・」
「ずっと好きだった。新垣がずっと好きだった。なんかうまくいえないけど・・・俺は新垣が好きだ」
「・・・そんないきなりこんなとこで告白なんて」
「ごめん・・・」
「あたしたちずっと幼馴染だったじゃん。あたしと、アンタと、カメの三人で」
「うん。わかってる。でもその幼馴染に言われたんだ。『思いはちゃんと伝えなきゃ』って。だから俺は伝えたんだ」
「うん・・・そうだよね。そのとおりだよねカメもたまにはいいこというよ」
「え?」
「あたしも好き。アンタが好きだよ」
「・・・」
「この関係崩したくないなって思うのとアンタが好きって思うのがずっと戦ってた
でももうそんなのいいや。うん。アンタが好き。大好きだよ。ずっと前から・・・」
「新垣・・・」
二人はすっと抱き合った。
それはどちらからするとかではなく
自然に・・・まるでそうするのが当たり前のように
「俺と・・・付き合ってくれますか?」
「断る理由なんかないよぉ・・・はい。よろこんで」
「あたし・・・そろそろ行かなきゃ。飛行機出発遅れてるだけなんだ。でももう出発だって」
「俺待ってる。絶対に待ってるから」
「すぐ戻ってくるからね」
「うん・・・」
29 :
286:2006/07/16(日) 04:37:05.70 0
・・・EPILOGUE・・・
トントン・・・と包丁がまな板をたたく音で俺はいつものように目を覚ます
「あっあなたおはよー」
「あーおはよう。里沙」
「早かったね?まだ朝ごはん出来てないよぉ」
「うん・・・ちょっと目が覚めちゃってさ」
あの出来事から数年たって・・・
俺は彼女を"里沙"と呼ぶようになった
だって"新垣"はもういないから
そして俺たちは幸せに暮らしている
「夢見ててさ」
「夢?」
「あの空港のときの」
「あぁーあれ・・・」
30 :
286:2006/07/16(日) 04:37:49.66 0
あの後・・・
新垣は帰ってきた。
そう別れを告げてから約10分後に
「ごめぇ〜んまったぁ?」
「へ?新垣?」
「いや途中でトイレ行きたくなっちゃってさぁ」
「いやそうじゃなくて・・・海外は?」
「海外?うぇ?何それ」
そうすべてはあの亀井の陰謀だった
海外赴任するのは新垣の両親だけで新垣は海外になんか行かないこと
しかも両親がいない間は亀井家に預かられること
空港にいたのは単に両親の見送りをするだけだったこと・・・
「か〜め〜い〜!」
「あれ?まさか相当ご立腹?」
「当たり前だ!」
「だってあーでもしないとアンタ告白なんかしなかったでしょ?」
「う・・・」
「結果オーライじゃん?よかったよかった♪」
「言い返せないのが悔しい・・・でも嘘までつかなくても」
「あー言っとくけど・・・絵里の気持ちは嘘じゃないよ?」
「え?それどーいう・・・」
「はい!絵里はほっといていいからさっさとラブラブしてきなって♪こぉ〜のバカップル♪」
「亀井!」
・・・
31 :
286:2006/07/16(日) 04:39:44.83 0
「あれは本当にさ・・・」
「まぁしてやられたよね・・・でもそのおかげであたしたち結婚したんだし」
「恋のキューピットってとこなのかね」
「あはは♪そうかもね。」
ふと目が合った
「どした?」
「んふ♪おはようのチュして?」
「な・・・何をいきなり」
「いいじゃん夫婦なんだし」
「ん・・・わかったよ」
「んー♪」
「んー」
「ウヘヘ〜♪」
「ってカメぇ!」
「亀井!?」
「あっどうぞどうぞ絵里にかまわず続けて?」
「あっそう?じゃあ・・・って出来るかーい!」
「何で人の家に勝手に上がりこんでるんだ?」
「遊びに行くっていってたじゃん」
「言ってたけど早すぎでしょうが」
「せっかくだからガキさんの朝ごはん食べようかなーって」
「はぁー・・・あのねカメ。あたしはもう"ガキさん"じゃないから」
「あーそうだったそうだった♪若奥様♪」
「いやぁ〜♪」
「この新妻♪」
「それほどでもぉ〜♪」
「あっガキさんこれ食べていい?」
「結局それかーい!」
「はいはい落ち着いて落ち着いて二人とも」
32 :
286:2006/07/16(日) 04:40:12.88 0
俺たちは昔からまったく変わらない
少し里沙との距離が近くなったこと
少し亀井との距離が遠くなったこと意外は
これからも三人で過ごしていくんだろう
これからもずっと・・・ずっと
「ほら食べるよぉ」
「やったー!ご飯ご飯♪」
「じゃあ食べますかね」
「「「いっただっきまーす♪」」」
〜Fin〜
33 :
286:2006/07/16(日) 04:48:53.80 0
以上。私なりの「もしも新垣と亀井がちょっぴりHな幼馴染だったら」でした
以下少し長文になるかもですがご勘弁くださいませ
狼で連載したのはこれで二回目。完結させたのは初めてです
この数ヶ月間時に悩みながらも楽しく書き続けることが出来ました
新垣さんと亀井さんと楽しく過ごすことが出来たのをうれしく思っています
43氏お疲れ様でした。携帯21氏これからも影ながら応援させていただきます
このお二人と同時に作家活動が出来たことを光栄に思います
そして読者の皆様
長々と感想を下さったり保全していただいたり感謝の気持ちでいっぱいでございます
でわお付き合いいただいてありがとうございました
また、どこかのスレでお会いできたら・・・
34 :
携帯21:2006/07/16(日) 04:50:34.96 O
286氏
ステキでした!
ちょっとカメが可哀想な気もしましたが…。
お疲れ様でした!そしてありがとう!!
35 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 05:28:09.89 0
* ※ ☆ ※ ※ ☆ ※ *
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* ※ ☆ ※ ※☆ ☆※ ※ ☆ ※ *
* ※ ━━━\ノノ*^ー^)/━━━━ !! ※ *
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* ※ ☆ ※ ※ ※ ☆ ※ *
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( ・e・)<祝 完結なのだ
36 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 05:28:50.58 0
ちょっとズレた orz
ho
乙ー!
亀井とは不倫で
39 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 08:47:52.09 0
286さん完結おめでとうございます
乙でした
小説とはいえガキさんとの結婚はうらやましい
えりりんのキューピットっぷりもかっこいいです
さわやかだ
42 :
名無し募集中。。。:2006/07/16(日) 10:02:04.58 O
286氏本当に激しく乙でした!
空港での別れのシーンで ガキさんが思わせ振りながらホントにすぐ帰ってくるトコとか本当に『上手いなぁ〜』と思わず唸りました
最後キッチリ結婚で終わった結びも個人的には大好きな終わり方でした!
また気力が貯まってきたらマルチエンドの亀ちゃん編なんかも期待してます!
本当にお疲れ様でした!
43 :
名無し募集中。。。:
ほ