1 :
名無し募集中。。。:
2 :
名無し募集中。。。:2006/06/29(木) 21:56:03.75 0
142 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2006/06/28(水) 21:52:16.58 0
>>109 数日後、俺はサークルの部室へ向かう。
そこには藤本をはじめ何人かのメンバーがすでに集まっていた。
「よお。」
「おう。」
適当に挨拶を交わしつついつものように雑談に花が咲く。
とはいえ、今日の俺にはできれば触れてほしくない話題がある。
もちろん、あの夜のことだ。
俺一人ならなんとかごまかせるだろうが、今この場に藤本もいる。
内容そのものは適当にごまかせるとしても俺の一言で藤本を怒らせたくはない。
ましてや藤本も俺と関係を持ったことは絶対に知られたくないはずだ。
ま、あの時は普通のコンパだったし、解散するときの状況も普通だったしいまさらそんなことを蒸し返すやつもいないだろう。
と、思ったそのとき
「ね、A君こないだちゃんとミキティ送ってってあげた?」
唐突に石川が聞いてきた。
3 :
名無し募集中。。。:2006/06/29(木) 21:56:23.14 0
143 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2006/06/28(水) 21:53:07.57 0
まったく、どうでもいいことによく気がつく女だ。
俺は一瞬、藤本の方へ視線を向けると、藤本と目が合った。
「あ…ああ。ちゃんと送ってったよな。藤本。」
「う…うん。」
藤本もつられて同意する。
「そっかー。つまんないなー。」と石川。
つまんないな、ってどういうことだ石川。
と、突っ込もうとしたがここで何か言ってやぶへびになっても困る。
この件はこれでおしまい、になろうとしたとき
「あ、でもあっし次の日藤本センパイ見たやよ。同じ服着とったやよ。」
と高橋が言いだした。
まったく、こいつもいつまでたっても空気の読めない女だ。
部室の中の空気が変わり、みんなの視線が俺と藤本に集中する。
その藤本の顔に明らかに動揺が広がっている。
4 :
名無し募集中。。。:2006/06/29(木) 21:56:56.55 0
144 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2006/06/28(水) 21:53:57.49 0
「あ…実はAセンパイに送ってってもらった後漫喫に行ったんだ。なんかあんまり気分良くなくてさー。
どっかで休憩しようと思ったんだけどねー。で結局そのまま泊まっちゃった。」
少し引きつりながら藤本が答えた。
普通ならそこで『すわ、お泊りか?』という疑惑が広がるところだろうが、そんなことにはならないのが
俺の人徳というかそういう対象じゃないと見られてるのか……
「ん?なんだA。お前ミキティの家まで送ってったんじゃないのか?さっきそう言ってたろ。」
「女の子一人放り出して自分だけ帰るなんてとんでもない奴だな。ましてや酔っぱらってんのに。」
「ミキティになにかあったらお前どうするつもりだったんだ。」
「サイテーだな、お前。見損なったぞ。」
一斉に非難の矛先が俺に向く。
5 :
名無し募集中。。。:2006/06/29(木) 21:57:13.61 0
145 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2006/06/28(水) 21:54:33.09 0
俺が藤本のほうを見ると、藤本はすまなさそうに俺を見る。
ああ、仕方ない。ここは俺が悪者になるか。
まさか本当のこと言うわけにいかないし。
「いやー、ははは…ま、いいじゃない。」
笑ってごまかそうとする俺。
しかしみんなはまだ許してくれそうになかった。
とうとうたまりかねたのか藤本が
「あ……センパイ別に悪くないから。あたしが途中で一人で帰れるからってセンパイ放り出して帰っただけだから。」
と俺をかばいだした。
「もう、二度とするんじゃないぞ。」
「こりゃこれからはAに女の子送らせるわけにいかねーな。」
「途中で放っぽり出して帰るような奴だからな。」
「わかりました…すいません……以後このようなことはいたしません。藤本さん、ほったらかして自分だけ帰ってしまってごめんなさい。」
俺が頭を下げて事態を収拾する。
なんとかこれにてようやく一件落着のようだ。
だが、そのとき俺はそこにいた松浦の目が光るのに気づかなかった。
(続く)
6 :
名無し募集中。。。:2006/06/29(木) 22:01:56.98 0
川VvV)<
7 :
名無し募集中。。。:2006/06/29(木) 22:40:30.54 0
油断してたすまんかった
8 :
名無し募集中。。。:2006/06/29(木) 22:54:25.29 0
川VvV)
9 :
名無し募集中。。。:2006/06/29(木) 23:05:35.53 0
過去作品貼ってくださいませ
10 :
名無し募集中。。。:2006/06/29(木) 23:11:06.99 0 BE:234878786-
11 :
名無し募集中。。。:2006/06/29(木) 23:16:27.05 0
前スレもしもろだに上げといた
12 :
名無し募集中。。。:2006/06/29(木) 23:23:43.35 0
>>5 あの日からしばらくして、あたしはいつものように部室に顔を出す。
今日はまだ誰も来ていない。
先輩でも来て二人きりにならないかなー。
でもいつも梨華ちゃんあたりなんだよね、来るの早いのは。
あれから先輩となにか進展があったかというと何もない。
というよりこれまでとなにも変わらない。
そもそもあれから二人っきりになることなんてなかったし。
まずいなー。なんか先輩自身、あの晩のことマジであんまり覚えてないような感じだったし、このままじゃあたし単なるヤラれ損じゃん。
せっかくバージンあげたのに、甲斐がないったらありゃしない。
とはいえ、みんなの見てる前で告白とか、あの晩のこととかバレるわけにもいかないし。
この前だって空気読めない高橋がいらないこと言ってあやうくバレるとこだった。
まったくあの女は……
でもどこで見られてたんだろ。ちょっと気をつけなきゃ。
それはともあれ、あんなシチュエーションでお泊りだってことよくバレなかったなー。
よっぽどあたしとA先輩だと似合わない、ってか考えにくいんだろうな。
でも実はお泊りだったんだけどね。
あーあ。なんとかならないかなー。
でもそのためにはまず二人きりにならないとなー。別に部室でなくてもいいんだけどさ。
一人でいる間、あたしはそんなことばかり考えてた。
そこに
「こんにちはー。いますかー。」
と言って入ってきたのは亜弥ちゃんだった。
13 :
名無し募集中。。。:2006/06/29(木) 23:24:33.40 0
「あ、美貴たんきてたんだー。早いねー。」
と亜弥ちゃん。
亜弥ちゃんはこのサークルの中でもあたしとはとびきり仲がいい親友。
入学したときから彼氏と半同棲してるうえ、それがサークルのメンバーに知られたときでもビクともしなかった豪の者だ。
いっそ亜弥ちゃんに相談して……
と思ったがいくら亜弥ちゃんにでもこのことは言えなかった。
ま、言ったところで結局どうなるもんでもないわけだし。
「ね、美貴たん。今あたしたちしかいないから聞いちゃうけどさ…」
部室にあたしたちだけしかいないことを確認すると、亜弥ちゃんがやにわに顔を近づけてくる。
なんか真剣な表情だ。
な…なに?もしかして……
「美貴たん、コンパの日あれからAセンパイとなにかあったでしょ。」
「え…?え…?別に何も…・」
「ウソ!あたしにはちゃーんとわかるんだから。美貴たんこないだ懸命にごまかそうとしてたよね。他の人はともかく、あたしの目はごまかせないんだから!さ、正直におっしゃい。」
あちゃー、バレてた。
しかたがないからあたしは亜弥ちゃんにあの夜のことを話す。
14 :
名無し募集中。。。:2006/06/29(木) 23:26:14.98 0
「ひっどーい!じゃヤリ逃げってこと?」
「あ…いや…そういうんじゃ……」
「だって美貴たん、Aセンパイとシたんでしょ。しかもバージン奪われて。そのあとだんまりなんていくらなんでもヒドいよ。あたしAセンパイに文句言ってくる。」
あ、ちょっと待って亜弥ちゃん。それはマズイって。
今にも部室を飛び出しそうな亜弥ちゃんをあたしは身体にしがみついて止めた。
「ちょ…ちょっと落ち着いて。いいのいいの、これあたしの問題だから。それに…ひょっとしたらよく覚えてないかも……」
「えーっ、だって美貴たん…怒らなくちゃダメだよ。だって酔って寝てる女の子を酒にまかせて襲っちゃうなんてサイテーだよ。しかも覚えてないふりするなんてサイテーのサイテー。Aセンパイがそんな人だとは思わなかった。」
すっかり気色ばんでいる亜弥ちゃん。あたしが止めなければ今にもA先輩のところに文句言いにいきそうな剣幕だ。
「いや、亜弥ちゃん、いいからいいから。これはあたしとAセンパイの問題だから……」
あたしは亜弥ちゃんを懸命になだめる。
もし実際にA先輩のところに怒鳴りこまれでもしたら困るのはあたし。
なにもかもぶち壊しになっちゃう。
もう必死だった。
第一あんまり大声出したら外に聞こえちゃうって。
15 :
名無し募集中。。。:2006/06/29(木) 23:26:49.04 0
「だって美貴たん……あっ…美貴たん…ひょっとして……」
亜弥ちゃんは急に冷静になりあたしを見る。
あたしは仕方なく、こっくりと頷いた。
どうみてもこれ以上亜弥ちゃんには隠しきれない。
「へえー、そうなんだ。いつから?」
「…その…このサークルに入ったときからなんとなく…それで…それがだんだん…」
あー、言ってて恥ずかしい。
顔が赤くなるのが自分でもわかる。
なんでこんなこと亜弥ちゃんに言わないといけないんだろう。
16 :
名無し募集中。。。:2006/06/29(木) 23:27:30.66 0
「じゃむしろあの時のことって……」
あたしはまたこくんと頷く。
「そっかー、良かったね。美貴たん。でも肝心のAセンパイがなんにも言ってこない、ってのはヒドいよね。」
…・・うん……
あれ…?なんか……涙ぐんできちゃったよ、あたし。
「じゃ美貴たんもがんばんないと。まずはAセンパイに自分が何をしたのかはっきり自覚させるとっからだね。」
確かにそうかも……朝起きたときの状況でそのへんはわかってるだろうけど、本当に覚えてないんならやっぱちょっとさびしいな。
「なんならあたしがAセンパイにはっきり言ってあげるよ。美貴たんに何をしたのか。」
…・いや、それはいいです。頼むから言わないでください。お願いします。
あたしたちは互いに見つめあうと あはは と声を出して笑った。
なんかすっきりした。
亜弥ちゃん、ありがと。やっぱりあんた親友だよ。
あたしがそう思ってると、部室の扉が開いて
「いぇーい!はっぴー!」
と甲高い声で叫びながら梨華ちゃんが入ってきた。
(続く)
17 :
名無し募集中。。。:2006/06/29(木) 23:44:37.78 0
梨華ちゃんのエロシーンまだー?
作者さん乙!!
19 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 00:15:19.01 0
乙です
21 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 01:19:44.25 O
作者さん
早速乙です
22 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 01:20:48.95 0
23 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 02:04:48.22 O
ほ
24 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 02:14:07.51 0
この作家さんは以前にあなたの推しメン褒めますのスレを
立てた人とおみうけした
激しく捕手
禿げ保
27 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 05:52:57.05 0
>…・いや、それはいいです。頼むから言わないでください。お願いします。
ここんとこサイコー
歩
発見保
30 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 07:35:27.34 0
川VvV)
31 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 09:02:29.26 0
ミキミキしてぇ
32 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 10:22:05.80 0
ほ
33 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 11:33:52.16 O
先輩、こんなスレーでなにやってるんですかー
34 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 12:43:37.03 0
自慰行為
35 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 13:39:30.06 0
ほ
ぽ
37 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 14:46:32.08 0
も
38 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 15:57:55.03 0
り
39 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 17:15:22.98 0
ま
ん
<ヽ`∀´>ウェッハハハ
42 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 19:24:55.81 O
ほ
43 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 19:52:17.20 0
∋oノ_,ハ,_ヽ
从*‘ 。‘) < ちょっとAセンパイ!あなた美貴たんのバ・・・
川;VvV) < わ〜っ!亜弥ちゃんやめてやめて〜!
44 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 20:57:30.72 0
ほ
45 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 21:04:00.93 0
期待
46 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 22:08:51.37 0
>>16 どうもあれから藤本と二人になる機会がない。
いくらなんでも酒の上のことで覚えてません、で通すことができないことは明らかだ。
どっちにしても藤本とは一度話をして謝らないといけない。
藤本にとっては思い出したくない、忘れてしまいたい出来事かもしれないが、
かといってそれに甘えてはいそうですかというわけにはいかない。
やっぱり男としてケジメはつけないと。
とはいったものの、俺は肝心の藤本のちゃんとした住所も電話も知らない。
会長ならサークル全員の番号を知ってるんだろうが、まさか教えてくれとも言えない。
高校のときまでと違ってはっきりしたクラスがあるわけじゃないし、
だいたい毎日学校に来るとも限らないから、結局部室にきたところをつかまえるしかないんだよな……
あのとき聞いときゃよかった……と思ってももう遅い。
47 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 22:09:19.56 0
かといって他の連中のいる前で藤本を誘ってもそれはそれで不自然だ。
あの時だって藤本がなんとかごまかしてくれたものの、変に痛くもない腹を探られても面白くない。
なんとか二人になれるきっかけを作らないと…いや、とりあえず約束をとりつけるだけでもいいんだが。
そもそもこういうことは時が経つにつれ言い出しにくくなってしまうものだ。
このまま放っておいてうやむやに……というわけにもいかないだろう。
だいいち俺にとってのケジメがつかない。
なんとか今日ぐらいは……
そんなことを思いながら今日も部室に顔を出すと、すでにいつものメンバーが揃っていた。
いつもどおりとりとめのない雑談に花が咲く。
うちのサークルは本来の活動よりこうしてあつまってウダウダと過ごすことのほうが多い。
その生ぬるさが実は俺は好きだ。
48 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 22:09:48.94 0
時間も経ち、そろそろ今日も散会かというとき、ちょうどタイミングよく藤本がトイレに行くために席を外した。
「あ…俺もちょっとトイレ。」
不自然にならないよう適当に時間を開け、俺も部室を出る。
ちょうど藤本が入れ替わりに帰ってくるところだった。
ちょっとちょっと……
俺は手招きして藤本を呼ぶ。
藤本はそれに応じて俺のほうにやってくる。
とりあえず今は約束を取り付けないとな。
あんまり長い時間俺たちが外しても不自然に感じられてしまう。
「あのさ、今日このあとちょっと時間作れないかな。」
単刀直入に俺は切り出した。
藤本は「え…」という表情を一瞬見せると
「すいません…今日このあとバイトなんで……」
といかにも申し訳なさそうな顔をしながら俺に言う。
49 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 22:10:15.74 0
そうか……どうするか……またの機会…いやこういうことは早く…
すんなりと「じゃあ明日は」と言えればよかったのだが、こういう予期せぬ返答のときは次の言葉をどう言ったらいいのか判断するのに時間がかかってしまう。
「あ……」
「あ……」
期せずしてほぼ同じタイミングで口を開く。
藤本とはこれまでなんということもなく話をしてきただけなのに、なぜか照れくさい。
「あ…センパイから…」
「あ…あのさ…じゃ明日はどうかな……」
「え…いいですよ……」
「そう…じゃあ明日早めに部室に来てくれる?」
「は…はい…」
50 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 22:10:48.14 0
なんでそのとき部室にしたのか自分でもわからなかった。
喫茶店でも、ファミレスでも、談話室の一室でももっと静かな場所があったんじゃないか、と、あとから思ったが、その時はそんなことを考える余裕はなかった。
無意識のうちに、いつも出入りしている慣れた場所のほうが気分的に楽かも、と思ったのかもしれない。
「あ、じゃあ明日ね。俺これからちょっとトイレ行ってくるから。」
と、藤本に声をかけてそのままトイレに向かおうとしたとき、
「あの…」
と背中から藤本の声がした。
「ん?」
「その…午前中だとたぶん誰も来ないから午前中にしませんか?」
「あ…うん、じゃあそうしようか。じゃ午前中…10時ごろで。」
「……はい……」
そのままトイレに行って部室に戻ると、藤本はいなかった。
聞けばこれからバイトがあるとかでもう帰ったらしい。
……ヤバかった……もしかしたら今日もまた言えないところだった……ギリギリ間に合ってよかった……
と、俺は思った。
(続く)
51 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 22:14:55.74 0
从‘ 。‘)<うひょー!!!
52 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 22:51:28.83 0
从‘ 。‘)<(美貴たん・・・見たよ・・・)
53 :
名無し募集中。。。:2006/06/30(金) 23:31:43.68 0
ほ
ほ
55 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 01:18:48.35 O
ぜ
56 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 01:54:59.32 0
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n’∀’)n゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!
57 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 02:51:48.64 0
wktk保
58 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 03:04:22.74 0
あら、いいですね〜の波が何度も押し寄せ
おやすみ保全
60 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 07:03:26.57 0
ほ
61 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 08:14:27.77 O
ぜ
62 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 08:30:46.30 O
こんなスレを待っていた!
というか今まで見つけられなかった俺orz
63 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 09:59:34.72 0
川VvV)<せぇーんぱぁーい
64 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 11:19:38.95 0
n
川*∩v∩)
66 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 14:16:37.17 0
照れるなよ
67 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 15:22:55.23 0
何か言えよ
68 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 15:51:20.69 0
また立ってよかった
69 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 16:52:55.44 O
SSAよりPRIDE保全
70 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 17:40:56.03 0 BE:239772277-
>>50 乙です
どうやって言い出すのか楽しみにしてます
71 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 18:03:22.59 0
ほ
72 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 19:04:41.82 0
ほ
73 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 20:03:29.37 0
いっぱい期待
74 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 21:04:48.07 0
保全
∩(・∀・)∩
76 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 21:50:23.07 0
>>50 あーっ、どうしよう。とうとう来ちゃった。
明日の午前10時だって。
今からすっごい緊張してる。
今日だってあの後先輩と顔合わせられなかったからバイトのせいにしてすぐ帰っちゃった。
明日……先輩どんなこと言ってくるんだろう。
とりあえずまずシたことは言ってくるよね、さすがに。
でもそれはいわばもう済んだこと。シちゃったのはいいとして、肝心なのはその次。
そう、これからのあたしたちのこと。
美貴…実は俺前からお前のこと……だからつきあってくれ。
……なんてことは言ってくれないだろうなぁ、言ってほしいけどさ。
あ、そうしたら逆にあたしが先輩にどうしてほしいのか言わなくちゃいけないかも。
77 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 21:50:51.90 0
……あたしとつきあってください。
……責任取ってください。
……結婚して。
な…なによこれ。あたしが告ってんのと同じじゃん。ちょ、ちょっとマズいって。
でもなー。先輩ニブいからなー。そのぐらい言わないとわかんないんだろうなー。
あ、でもひょっとして
この前は悪かった。犬に噛まれたとでも思って忘れてくれ、
なんて言われたらどうしよう。
ホントにヤラれ損になっちゃう。
そんなこと言われたらあたし絶対立ち直れないよ。
あーん、こんなことならバイト蹴ってあの後すぐ先輩と会うようにすればよかったよー。
なんかテストの結果を待つ学生みたい。
結局その夜、あたしはほとんど眠れなかった。
78 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 21:51:37.08 0
次の日、あたしはいつものように学校へ向かう。
顔、変じゃないよね。睡眠不足で目にクマできてないよね。
着ていくものどうしよう…スーツ…まさか。面接じゃないのに。
かといってラフすぎるのも…
ううん、変なこと考えずに普段のでいいじゃん、うん。
いろんなことが頭の中をめぐる。
こういうときに限って時間の経つのが長い。
どうやって時間つぶそうか……
でもどこ行っても落ち着かないだろうなぁ……
だったら……
そう思ったあたしは、約束の時間より30分も前に部室に入った。
とはいえ、自分でも落ち着かなくてそわそわしているのがわかる。
まるで合格発表を待つ受験生…ううん、死刑宣告を待つ囚人みたい。
そして…時間より15分早く、ドアが開いて先輩が入ってきた。
79 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 21:52:22.89 0
「あ…おはよう……」
「おはようございます……」
普通のあいさつなのに、なんかギクシャクしてる。
今日あたしを呼び出した理由はなんですか……って、そんなこと聞かなくてもお互いわかってる。
だからこそ、なんか気まずいような緊張した空気が流れてるんだから。
先輩はいつもみるのとは、えらくマジメな表情。
あたしは先輩の目をみつめ、なにか言ってほしげなそぶりを見せると、先輩はゆっくりと口を開いた。
「あの…ミキティ…いや、藤本……あの……さ…こないだのことだけど……」
来た!
「……その……ともかくゴメン!」
先輩はそう言うといきなり頭を下げた。
「酔ってたとはいえ、俺サイテーだよな。いまさら謝って許してもらおうなんて思ってないけど、
とにかく謝らなくちゃって……ゴメン!ほんとうにごめんなさい!」
そんな先輩の姿を見ていて、なんか冷静になってきちゃった。
「いえ…もういいです…しちゃったことはもう済んだことだし……」
とあたし。
80 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 21:54:02.77 0
そう、シたこと自体はもう済んだこと。肝心なのはこれから。先輩の次の言葉。
「そう?ホントに許してくれる?」
先輩の言葉にあたしはこっくりとうなずく。
でも……このまま終わっちゃったら何も意味がない。
というか…なんかあたしがすんなり許してこのまま終わっちゃいそうな雰囲気。
ちょっと……そりゃまずいじゃん。
それに……先輩が懸命に頭を下げてくるのを見て、少し気持ちに余裕のできたあたしは、ちょっとイジワルしてやろうと思った。
「……でも……忘れませんけどね。」
あたしがそう言うと、先輩はぎょっとした顔になる。
それがなんかかわいい。
「え……じゃあ俺どうしたらいい?」
先輩が逆に聞いてきた。
そんなの決まってる。
責任取ってあたしをセンパイの彼女にしなさい!ううん…彼女にして!
…・・なんて言えるわけないよね。
先輩だっていきなりこんなこと言われたらたぶん引いちゃうだろうな。
それにあたしから告ってるのと同じだもん。
自分でもヘタレだとは思うけど、ちょっとそんな勇気もないし、なんか身体をタテにしてるみたいに思われちゃうのもイヤだしさ。
結局あたしは
「じゃあこんど焼肉食べに連れてってください。もちろんセンパイのおごりでね。」
そう言ってなんとかこの次につなげることができた。
(続く)
81 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 22:07:29.07 0
乙です!
82 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 22:13:15.65 0
焼肉で抱けるならいくらでも奢るよ
83 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 22:17:48.62 0
飛行機代高いぞーw
84 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 22:38:08.50 0
从‘ 。‘)<キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ ! ! !
85 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 23:09:39.07 0
川VvV)<
86 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 23:12:20.37 0
イイヨイイヨー
87 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 23:20:03.67 0
川VvV)<責任取って結婚して。
88 :
名無し募集中。。。:2006/07/01(土) 23:33:53.57 0
焼肉デートキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n’∀’)n゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!
あみやき亭キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n’∀’)n゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!
乙です
乙。
♪もう一度抱き締めて〜
91 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 00:47:40.50 0
あやみき亭
92 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 01:26:54.01 0
ほ
93 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 01:54:08.35 0
ぜ
94 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 03:11:37.34 0
ん
川*∩v∩)
96 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 05:26:08.30 0
川*∩v∩)
97 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 06:34:41.69 0
ほ
98 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 08:10:19.78 0
ze
99 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 09:52:06.53 0
なんかせつないな
100 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 09:57:15.94 0
川VvV)<忘れませんよ、センパイ
101 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 10:50:21.62 0
起き抜けの保全
102 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 11:33:25.16 0
ほ
103 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 12:21:05.65 0
ぜ
104 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 13:24:10.78 O
ん
105 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 13:58:29.92 0
ほ
106 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 14:58:06.34 0
ぜ
107 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 16:15:35.85 0
ん
歩
109 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 17:41:09.45 0
ほ
110 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 18:25:43.08 O
ぜ
111 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 19:28:02.91 0
ん
112 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 19:30:33.33 0
ん
113 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 19:30:51.07 0
ぜ
h
115 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 20:46:03.20 0
o
116 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 21:05:08.86 0
z
117 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 21:47:41.54 0
e
118 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 22:05:26.28 0
>>80 部室を出た俺はそのまま部室にいた。
藤本は焼肉の話を取り付けると授業に出ると言って部室を出て行った。
ま、穏便に終わってやれやれといった感じだ。
焼肉をおごることを約束させられたが、そんなことお安い御用。
むしろそれで藤本の機嫌が直ってチャラにしてくれるのなら喜ぶべきことだ。
藤本に謝ったことでひと段落ついた俺は次第に冷静になり、今度は藤本自身のことを考えはじめた。
藤本か……
これまであんまり異性…恋愛の対象としては意識してこなかったけど、あらためて見ると結構かわいいんだよな……気はきついけど。
そういや藤本にアタックして撃沈していった男は何人も見たけど、あいつ本人は彼氏いたっけ。
あんまりそんな噂聞かないな。
ま、だいたい彼氏がいたら酔ってたとはいえ俺とヤっちゃうなんてことありえないよな。
だからフリーなんだろう、たぶん。
プライドも理想も高そうだから俺なんか最初からアウトオブ眼中だろう。
そう考えると酒の上でのこととはいえ、藤本を抱いた俺は極めつけのラッキーボーイかもしれない。
惜しむらくは俺本人にその時の記憶がないことだ。
あーあ、せっかくならシラフのときに藤本とシたかったよ…・・
そんなことを思った。
119 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 22:06:03.91 0
「あ、もしもし。うん、俺。今日大丈夫だよね。」
俺は電話口で確認する。
相手はもちろん藤本。
そう、焼肉の話だ。
あの時、部室で約束した俺は、バイト代が入る今日藤本におごることになっていた。
まさか知らない間に松浦とか石川とかもいて一緒に俺にたかったりしないよな……
そんな心配もなくはなかったが、ま、なんとかなるだろう。今日の俺は金持ちだ。
時間に遅れないように待ち合わせの場所に行くと、そこにはもう藤本がいた。
「あ、ごめん。待たせた?」
「いえ、あたしも今来たところですから。」
俺は一度周囲を見渡してみる。
松浦たちがいないかどうか確認するためだ。
120 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 22:06:28.40 0
「どうかしたんですか?」
「いや、別に。ひょっとしたら他に誰か呼んでるんじゃないかって思って。」
「呼んでませんよぉ。だってせっかくセンパイがおごってくれるんだもん。ひとり占めしなくちゃ。」
「あ、こいつ。」
「へへ。だって何人もおごったてたらタイヘンでしょ、センパイも。」
そう言って笑う藤本は結構かわいい。
こいつを彼女にできるやつは結構幸せ者かもしれない。
「あ、店どこがいい?それともどっか予約してるんだっけ。」
俺はあんまり焼肉とか行かないんで、おごることは約束していても店をどこにするとかは藤本任せだった。
そもそも藤本に対するおわびと言うか、罪滅ぼしのためなんだから藤本の好きにさせてやりたい。
どこに行くかは藤本が決めてくれ。そのことはちゃんと最初に言ってあった。
すると藤本は
「いえ、特に予約とかしてないんですけどいつも行ってるところがあるんで。あ、でもまだ時間早いから少し歩いて時間つぶしませんか?」
と言ってきた。
ん?なんか変な感じだな……でもま、いいか。今日は藤本の好きにさせてやろう。
俺はそう思った。
121 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 22:07:08.45 0
今日は先輩が焼肉をおごってくれる日。
あたしは朝から落ち着かなかった。
もちろん、焼肉は楽しみだがそれよりも今日は先輩と二人きり。
デート……よね、これって。
先輩は気づいているかどうかわかんないけど……
だから亜弥ちゃんやよっすぃーがなにか予定を入れてこようとしても全部ノー。
いつもは誘われたら断らないから怪訝な表情してたっけ。
亜弥ちゃんは何があるか想像したらしくちょっとニヤニヤしてた。
早めに学校から帰って着替え、お風呂に入る。
もちろん部室になんか立ち寄らない。
全身を磨くように洗い、コロンを振りかける。
そして……勝負下着。
もし、今夜なにかあっても大丈夫なように。
ううん、できれば何かあってほしい。焼肉だけで終わりたくない。
それも、この前のように二人とも酔った状態でじゃなくてシラフのときに……
122 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 22:07:34.56 0
時間より少し早くあたしは待ち合わせの場所に行く。
こういう時は女は遅れて行くもんだ、っていう人もいるけどあたしは違う。
っていうか根がせっかちだから緊張するとあせっちゃうんだよね。
普段は結構ルーズなんだけどさ。
そわそわしながら待つことしばらく、
「あ、ごめん。待たせた?」
と先輩がやってきた。
「いえ、あたしも今来たところですから。」
とお約束の返事をするあたし。
先輩はなにやら周囲を見渡してる。
「どうかしたんですか?」
「いや、別に。ひょっとしたら他に誰か呼んでるんじゃないかって思って。」
そっか。あたしが亜弥ちゃんたちも誘ったんじゃないかって思ってるんだ。
そんなもったいないことしませんって。
お邪魔虫はいないほうがいいに決まってる。
123 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 22:07:59.81 0
「呼んでませんよぉ。だってせっかくセンパイがおごってくれるんだもん。ひとり占めしなくちゃ。」
「あ、こいつ。」
「へへ。だって何人にもおごったてたらタイヘンでしょ、センパイも。」
「ん、まあな。」
「あ、店どこがいい?それともどっか予約してるんだっけ。」
最初から店はあたしに任せるということだった。
予約しようかどうか迷ったけど、あまり時間に縛られたくない。
それにあたしがいつも行ってるところはそんなに混むというものでもないし、二人ぐらいなら予約なしでも大丈夫。
せっかくのこの機会なんだもの。先輩とのデート楽しまなくちゃ。
「いえ、特に予約とかしてないんですけどいつも行ってるところがあるんで。あ、でもまだ時間早いから少し歩いて時間つぶしませんか?」
124 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 22:08:30.48 0
先輩と並んで歩く道。
別にいつも通るなんてことない道なんだけど、今この瞬間は別。
妙に高ぶっているあたし。
ただ先輩はそんなあたしに気づいてないだろうし、あんまり乗り気じゃないないみたい。
ま、無理もないか。強引に誘ったようなものだし。
それでもなんにも言わずにあたしにつきあってくれる先輩。
これからずっといっしょにいれたらなー。
あたしはそう思った。
125 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 22:09:21.31 0
それからお店に入って一緒に焼肉を食べ、その後カラオケへ。
お肉はいつもながら上等だったし、先輩のおごりでお金のこと気にしなくていいから余計においしい。
その上今日は先輩と二人だけ。
いろんな話をすることができた。
最初は世間話やサークルのことが中心だったけど、次第に先輩のこと、そして…あたしのこと。
先輩とプライベートの話をすることなんて今までほとんどなかったから、あたしにとってはとっても貴重。
今までより先輩のこともっとわかったかな、って思った。
でも楽しい時間はいつまでも続くもんじゃない。
でも……あたしはもっと……そして……できたら……
(続く)
126 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 22:10:16.33 0
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
続きキタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!
127 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 22:30:38.98 0
激しく乙です!
128 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 22:38:45.74 0
あいかわらずウマいなぁ〜乙ですぅ〜!!!!!!!
129 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 22:41:51.42 0
両サイドの気持ちが見れるのってイイなぁ
乙です!
130 :
名無し募集中。。。:2006/07/02(日) 22:42:21.87 0
続き乙!!!
乙〜。
ミキティガンガレ!
132 :
名無し募集中。。。:
ほ