「いつまで台所にいるの!!早く甘いやつ持ってきて!」
やれやれ…。
「はいはい佐紀様、ただいまおもちします!」
エプロンをつけて完璧主夫スタイルな俺が左側からカレーを置く。
「どぉれどぉれ…」
ニヤニヤしながらちっちゃい手に似合わない巨大なスプーン(自分で選んでた)を口元に運び口をモグモグ。
「…甘すぎ…」
「は?」
「嘘だよーん?なにその間抜けな顔!ププ」
よほど間抜けな顔をしていたのか、テーブルを左手で叩きながらお腹を抱えて笑う佐紀。
このやろぉ…お仕置きしてやる!!
「あ!なにすんの!ちょっと!!」
体重の軽い佐紀を左手で抱え込むように持ち上げて、右手でくすぐり攻撃!!
「お仕置きだよ!このチビめ!!」
「wwwちょっと!もぉww」
二人っきりの家に響く笑い声。苦労続きの毎日だけど…かなり幸せです♪