騎手：田中れいな　想い出のレース 　第２R

騎手：田中れいな
2008年歌手田中れいな氏が地元福岡市の東博多競馬にて18歳にして騎手免許取得
第二の近藤真彦と言われる(また第二の横山やすしとも)
翌年、地元のリーディング1位騎手に。
中央のレースにも参戦するようになり女性騎手としては異例のJRA300騎乗38勝
またデビュー5年目、栗東所属の寺田調教師と出逢う
乗り代わりとなった桜花賞をオトメメガワンダーで制覇！岩田康成以来の
地方騎手のG�T制覇となった。(その後、この競走馬自身も牝馬4冠達成)
現在は負傷し休養中。復帰が待たれる

そんな彼女の想い出のレースを振り返ろう

の第２弾

【優駿のれいな】
福岡市のはずれ寂れた地方競馬場・・・
しかしほんの数日前からそこは密かに沸き立つ歓声とある少女の叫び声が響き渡っていた

「にゃああああああああああああああああああああああああああああああ」

しなる鞭を左に右に響かせ大きな競走馬に跨る小さな少女の影は流星のごとくゴール板を過ぎ去った
『4番！4番のトゥルキャットだトゥルキャットと田中れいな1着でゴールイン!!!』

彼女の名は田中れいな・・・・・・・・ジョッキーだ！

「やったぁ！やったよぉ!!センセ〜」
「よし。降りて来い」
調教師と嬉しそうに肩を抱き合いれいなはそっと地面に足をつけた
「今日の指定校流もこの調子ならお前が勝つ可能性もあるなぁ」
「ホント！難しくなか？」
「まぁ、難しいだろうが気を抜かなければ自分の乗り方でいいだろう」

れいな自身中央に挑戦も始め少しずつ大きな舞へ駒を進め始めていた
デビューから見てきた夢・・・最高の舞台での勝利・・

【G�T】

その眼に一つの曇りもなかった。しかし彼女を塞ぐ壁は自信に溢れたその日に崩された

「そんな騎乗で今日勝負を賭けようなんてよう言ったもんやなぁ」
「だ、だれっちゃ」
そこにはわざとらしい色メガネをかけたオカマメイクの男が立っていた
「どうも・・・調教師の寺田といいます」

つづく

「ちょっと勝負は始まるまでワカランっちゃろ！どういう事ですか？」
「まぁ落ち着きやヤンキーの姉ちゃん。競馬はスクータ乗るのとはワケちゃうんやで」
「ヤ・・・ヤンキーやなかと！！」

噛み付くようにれいなは叫んだ

寺田はスカしたような目でれいなを見た
「じゃあ今日決着着けよや！ウチの馬で、紹介しよう今日乗っていただく後藤騎手です」

ソコには後藤は後藤でも女性騎手、今JRAきっての天才！後藤真希が居た
「・・・後藤さん？」
「なんや今日の交流戦は彼女と闘うんやで」
「今日はお願いします！初めましてだよねぇ・・・田中さんヨロシク」
差し出された右手に震えるように握手した。

れいなの騎手を目指したキッカケはこの後藤真希と言う存在であった
そしてスグ側に憧れた人が大きな壁としてぶち当たったのだ

つづく

そして二人はれいなの前から静かに席を外した・・・

「ま・・負けられん・・・・・」
「ん？」
「ここで負けたらあとは無い気がすると」

強く握った拳はその意思を物語っていた。デビューまもなく訪れたその影は
小さなれいなの体を飲み込みそうな勢いで広がった

朝から続いた曇り空はいつしかメインに近づき雨を降らした
ダートはどんどん水を吸い込み道を崩す

「れいな・・・パドックへ・・」
「は・・はい！」

いつも緊張を感じさせる事などないれいなだがその時は酷く冷静を保てない様子だった

「どうした・・後藤がそんなに怖いか？」
「そ・・それもあるけどそれだけじゃなか！！あの寺田って人もただもんじゃない気がすると」

そしてその日のダートは完全な泥の海とかした
そして決戦は近づいていた・・・

続くみたい

降りしきる雨の中ゲートの前には気付けば立っていた
自分を落ちつかせるようにれいなはパートナーの首を撫でた
5歳牡馬・・・ツインボーボーである

「(こんなに緊張するレースは始めてたい・・・でも地元の意地にかけても負けるわけにはいかんと)」

ポケットで待機していると横に黒毛の馬と後藤がそっとたった
8歳牡馬・・・ヨコハマシンキロウ

歴戦を闘ったその後姿からはよりれいなの前に影を広げた

「あれ・・・空が・・」

次第に黒雲が競馬場の上に立ちこめた

「やだなぁ・・・」

何か一人の少女は不安感をあおられながらゲートに入った。

この日ここから一人の女性騎手のすべての運命を変える事など知ることもなく

つづく・・・だろう

ゲートが開いた瞬間雷がなった
10頭の馬たちは一斉に走り出したが後ろの１頭が驚いたのか落馬した

れいなは3三番手その前に後藤が走る
スタートを切ったときから雨はどんどん強くなる。

蹄が地面につくたび深く飲み込めれるような感覚にれいなは襲われた
プレッシャーも重なったのか砂がかかるたび何も見えなくなる気がした
1週目の終りゴール前の声援はまったく聞こえない

ただ暗いブラックホールを走っているようだった

「(今・・・どこ走っとると？てか何をしとると？見えん・・・聞こえん・・・)」
その瞬間後藤の背中だけが見えた・・・見えた瞬間まるで何かに突き飛ばされるような気がした

『・・・・・さあ最後の直線入りました！ここでツインボーボーがどんどん引き離される・・
　　　　　　　　　　　　　　そして突き放すかのようにヨコハマシンキロウ前に・・・・・・・・』

エンジンが止まったようにツインボーボーは動かない・・・いや動いてはいるのだが手綱から伝わらない・・・
今までにない完全な敗北感。そして感じた事のない脱力感を体に感じる

1900ｍの短い旅の中、少女は恐るべき世界を見た。



これはつづくと思うよ

その日の開催が終了し何か抜けたようにベンチに座り込んでいると
れいなの前に誰かが通った

騎手、後藤真希と調教師、寺田光男だ
思わず立ち上がり声をかけた
「あ・・・あの・・」
「ん・・・何？」
「あの・・・変なこと聞くようやけど・・後藤さんはなんであんな風に走れるんですか？」

少し驚いた様子のあとそっと笑顔を返しれいなの眼を見て答えた
「田中さんは何を背負って走ってるの？」
「えっ？」
「乗馬はバイクなんかと違って生き物を操作するわけだから馬の気持ちを考えなきゃだめだよね
でも競馬はそれだけじゃ駄目。
馬主や調教師、厩務員、生産者・・・そして馬券を投票する人たち
なによりも自分自身何を背負って闘ってる？」

「・・えっと・・・・」
「それを知らないとなにも見えないよ」

そういった後藤を見ると大きくて手が届かないように思えた

最後にれいなの前に寺田が来て一言、言い放った

「姉ちゃんいいセンスしてるで・・・もっと勝ち上がって大きい舞台立て」
後藤もそっと言葉を残す
「待ってるよ・・また闘おう」



二人の姿はスグに遠く小さくなって消えた
だが伸びた影はただれいなの側を中々離れようとはしなかった


「まだまだ負けてるワケにはいかんな・・・」
側に来たのは調教師の速水だった
「も・・・もこ先生！！」
思わずれいなが抱きつき涙をこぼす

それは挑戦の始まりだった
まだ始まったばかりの闘い！
騎手：田中れいな　調教師：速見もこみち

２人の闘いが始まった


[優駿のれいな]・・・第一部おわり　第二部につづく

第２部は同期のライバルさゆみんこ騎手との激戦キボンヌ

>>10
驚くことにその予定

>>1乙！

その日は小倉開催で中央参戦していた
注目は第９の特別・・・注目はもう一人地方から参戦の宇部競馬・道重さゆみ騎手だ

「れいな！久しぶり、今日はまたよろしくね」
きげんもよさそうに挨拶する
「ああさゆ、こっちこそよろしく・・・」
れいなは出走表を見直した・・・・・・・・えっ？

「さゆ・・・これ？」
「ん？なんか変？」
「いや・・・変もなにも今日の騎乗する馬名・・・」

震えるれいなの手にあるプログラムには『道重さゆみ・・・サユミドントイケ』と書かれている
「さゆ！！これ・・・この馬の名前」
「ああコレ？これはね、オーナーのオジサマがさゆみのための馬だよってつけてくれたの」

れいなは負けず嫌い・・・こういうくだらん事でもライバル心が燃えてくるのである・・・・
「ね？うらやましい？」
「・・し・知ぁらん、名前とかよくたって勝負はワカランちゃろ」

「(負けられんたい・・・このレース)」

シゲルドントイケか・・・

：
：
♪〜〜〜
ファンファーレが鳴り響く

『さぁ・・小倉９Rは寺田特別ダート1200m、地方からは女性騎手道重騎手と田中騎手の対決が注目です』
ガチャン！・・ゲートオープン

「(べ・・別に羨ましくはなかぁ・・・)」
1000の標識通過
「(大体自分の名前が入った馬なんて気持ち悪いたい)」
前かられいなは５番手・・３番手にさゆみがつけサユミドントイケの蹴り上げた砂が掛かる
「(ただ・・・こんなトコでれぃなは負けてられんけんね！)」
コーナ中間
「(・・・行くよ！）」


『さぁ・・・ここで田中が仕掛けたボボトゥルー前に出る・・しかし前には届くか』
最後の１ハロン
『・・・現在ボボトゥルー３番手その前にサユミドントイケがいる抜けるか・・いや届かない』
前列に出た３頭がゴール板をすり抜けた

『・・・１着はオナハマッテルゼ・・柴田善臣だ――――!!!』

「さゆみ・さゆみ・さゆみ・さゆみ」
そして凄い歓声がつつみこんだ・・・２着道重さゆみとサユミドントイケを

ヨシトミ「あの〜・・勝ったの俺なんだけど」

「くやしかぁ・・・こんな悔しい事はなかぁ・・さゆ！今度は負けんけんね」
れいなが離れた位置からさゆみに視線を送った

ヨシトミ「いやだから俺なんだけどね・・・勝ったのは」
：
：
：
「もこ先生〜〜」
れいなが速見調教師に駆け寄る
「駄目だぞ！」
「えっ！何を言いたいか分ると？」
抱きつかれたれいなの頭を押し付けて速見は言葉をかけた
「お前の事だ道重ちゃんに触発されて同じような名前の馬が欲しいとか言い出すんだろ」
「うっ・・・」
「夢見ず勝てること考えろ！」
「うぅ・・・・」

落ち込んでソファに沈み込む・・・その時部屋の扉が開いた
「お疲れさん・・・」
ソコに来たのはれいなの今日騎乗した競走馬のオーナー中尾であった

美勇伝の良チケ捌いたｗ

劣化ブルを最前付近で見るとか拷問・・・


っていうか、昼夜両方とも当選とかしたら普通困るっしょ
しかもオールスタンディングとか死ぬっしょ
さらに最前付近とか地獄っしょ
そんなチケ持ってたら普通売るっしょ
それで小金稼いでメイドさんに癒されに行くっしょ
まあ夜はコンサート行くんだから問題ないっしょ

梨華ちゃん好きだよ梨華ちゃん
どんなに劣化してもブルってても好きだからね

梨華ちゃんの彼氏がなぜれいなとそんな関係に・・・

さゆみドントイケに単を賭けたの思い出した＿|￣|○
今日の収支マイナス１００００Ｇ

>>19
複勝は？

>>20
単のみです
複も押さえとけば良かったと反省してます

>>21
残念

頑張るれいなが目に浮かぶ

ほち

このスレ復活してたのか　　一応期待

オナハマッテルゼはえりりんに乗り替わるんよね？

考えても居なかったが…もちろん

木刀がごっちんだったから先生はあゆみだと思ったのにちと残念ｗ

浦和の吉澤＆村上や道営の藤本＆紺野＆三好とか出るのかな？

展開でキャラをどーだすのかはまだワカラナイけど他メンも必ず出しますよ

ほ

ho

えりりんのオナキャラって
誰かの「えりっておナルよね」って発言が元らしい

本当にオナりそうだもんな・・・

期待

ほ

て

っ
ち
ゃ
う
の



ってスレ違いじゃｺﾞﾙｧ！
http://ex11.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1145297841/

>>16
速水がすばやく駆け寄る
「あ、どうも・・・すいません今日は残念ながら３着で」
「うん・・まぁ中央で３着ならたいしたもんだ。地方での１着より額は遥かに超えてるしねぇ」
二人は少しニヤニヤと話し込む

「実はねぇ・・・君の厩舎に今度新しい馬を預けたいのだが」
「ありがとうございます」
「騎乗はねぇ・・・また田中君に頼もうと思うんだよ」
れいなはパッと顔を晴らして中尾の側に駆け寄る
「ほんとですか？」
「うん・・・君のライバルでもある公営の道重くんが面白い馬に乗ってるようだねぇ」
ソレを聞くとれいなは俯いてしまった。

「まったくコイツはそれを見てうらやましがってるんですよ」
少し茶化すような言い方にれいなが顔を膨らませる
「うん・・いやぁソレなんだが今度の馬はレイナロバリーの子供なんだよ」
「ええっ？それって」
今度は眼を輝かせれいなが飛びついた
「うん・・・もちろん牝馬だしこれは田中君に乗ってもらいたくてね。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　名前も君の名前に沿ったように付けたいんだ」
茶化していた速水もゴクッとつばを飲みこむ
「な・・なんて名前なんですか？」



「レイニャだ！」

「(うわぁ・・・だせぇ・・幾らなんでもこれでれいなは・・・・)」
速水がそっとれいなの顔を窺う

「よかっちゃねぇ・・・」
「(て、気に入ってるよ！)」

「オーナーありがとうございます！」
オーナーの中尾にれいながギュッと手を握った
「うん・・・いやぁいいんだよぉ・・・・こっちも道重君のサユミドントイケのオーナの
江守に負けてられないからねぇ・・・」

サユミドントイケのオーナーの江守と中尾は馬主同士として犬猿の仲なのだ！！！

「今度またトレセンにレイニャをつれて行くから・・楽しみにしていてくれ」
：
：
：
その後・・・

中尾って彬だったのかｗ

乙

ほ

地方のダートで砂被ってる姿が目に浮ぶようだ

ココまで書いたが続きが浮ばないorz

落ちそうなんでまとめました↓
http://yy21.kakiko.com/test/read.cgi/morning/1146065381

>>44
乙

>>39
その日れいなとレイニャは初対面を果たした
「栗毛のステキな毛並みっちゃね・・・」

軽く鼻をなでそっと馬体に跨る
「いいか・・まだトレーニングじゃないからな！ゆっくりコースを一周だけしてこい」
「はい！」

その時だった近くでクルマのパンクする「パン！」と言う大きい音がした
そしてレイニャが驚き暴走し始めたのである

「びええええええええええええええええええええええええ」
「大変だ！れいなが引っ張られてる・・・おい!!コントロールしろ」

「えっ？きこえええええええええええええええええええええん」

凄い勢いでコースを走っていき影は小さくなった
「大変だ！まだ慣れてない馬で・・・・・・・・・・・・はっ走ってる？」

そう・・最初こそ引きずられるように暴走していたものの500を通過するぐらいの時点で
しっかりと走り始めていた

「そろそろ戻ってきたな・・タイムはえっ？」

トレーニングコースが丁度マイルの1600mであるが
「・・・１．33．50・・・そんな、バカな！」
なんと始めてにして実際のレースレベルのタイムを叩きだしたのである

しまった！またHNのままだたぜ
まぁいっか

おつ

サユミドントイケとレイニャがＧ�Tで対決するの楽しみにしてます

取り合えず次走Ｙ先生の騎乗ミスで負けたオナハマッテルゼは
絵里に乗り変わり、れいな・さゆ・絵里の３強決戦なんてどう？
フリージア特別辺りで手合わせさてた後のレースでは
更なるダークホースに美貴様登場で頂上決戦はますます激化！

>>46
「ただいま・・・どうだったと？」
「ん・・・あぁ、なかなか速いと思うけどゴメン！タイムは計ってなかった」
「そう？まぁ仕方なか・・まだトレーニングじゃないけんね」

「(本当は言いたいトコだが自身過剰になりすぎるから黙っとこ)」
：
：
：
その後、レイニャは札幌新馬戦を4馬身差をつけ圧勝
続くコスモス賞で惜しくも３着そして翌年２月のエルフィンS

「ここで必ず勝って桜花賞に出るぞ！」
「大丈夫。必ず出てやるたい」

そしていつもの事ながら出走表を見直す
「やっぱり注目は・・・・・・えっ？・・サユグルーヴ？まさかぁ・・」
「あっれいなぁ〜今日ぴんくーッ☆あのねぇ今日もオーナーの江守のオジサマが
　　　　　　　　　　　　　　　さゆのためだよって名づけてくれたサユグルーヴに乗ってでるの・・ヨロォ〜」


さゆみは握手を求める。ソコには万遍な笑顔の道重さゆみと無表情の田中れいなが居た

「べっ別によかぁ・・・レースで勝てばいいっちゃろ」

>>49-50
そっちは実は牡馬だったので牡馬戦で・・・
３強対決はやりますよ！

>>51
乙です
冠名がすでにさゆになってるｗｗｗ

>>53
まぁ出走前に名前を確認するなんてありえないけどｗｗｗｗ
でもこの展開のほうがインパクトあるとおもうので

れいなには追込戦法が一番似合うな

ニゲではない・・・確かに

要領よく差す競馬も無理れすね

れいなは岩田みたいなキャラだと思う

　　 ∧＿∧
　　（　｀◇´） 　　似てるか？〜
　　（つ旦と）　 _｡_
　　と＿）＿）c(＿_ｱ 旦~

さゆは逃げが得意そう

逃げは絵里でしょうｗｗｗｗ

　　　　　　　　　　 　ノノノハヽo∈　岩田さんに似とう？
　　　　　　　　　　　 （｀ ヮ´*从　　　　
　　　　　　　　　　　 /　っ　っ)) 　
　　　　　 　|＼￣￣し'⌒∪　旦￣＼
　　　　　　 |＼＼ 　　　　　　 　 　 　 ＼
　　　　　　　￣| |￣|￣￣￣￣￣￣|￣|
　　　　　　　　 | |　 |￣￣￣￣￣￣|　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　|ヽ--------ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　＿ | |日i.=====i日
　　　　　　　　　　　　　　｜＼|_|　 　・◎・　..|
　　　　　　　　　　　　　　　＼ |￣￣￣￣￣￣|

高橋は先行・差しだな

小倉の女王れいな

れいにゃが弾んでミスターシービー

マコはどうだろｗｗｗｗ

小川はローカル強いでいいんじゃね

小牧みたいな感じかな？

ほ

う