2 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 00:02:35.55 0
落とすな
3 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/23(日) 00:11:21.82 0
乙!
オトゥ
5 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 00:37:36.91 0
狼は厳しいな
6 :
364 :2006/04/23(日) 00:39:27.99 0
前スレ過去ログ補完しました〜 あと、時系列リストに一部追加しますた。 『オイ364!イツニナッタラげーむハデキルンダヨ!』 「あ、あしたには・・・」 『アシタッテ……イツノアシタヨ?』 と、謎の振りをして就寝…素材画像探しに時間かかり過ぎ…orz
7 :
915 :2006/04/23(日) 00:39:34.18 0
銀色の永遠 〜村上愛は階段を駆け回る81〜 「そんなのわかってるでしょッッッッッッッ!!!!」 「違うの!偽物なのよッッッッッ!!!! 愛理、こないだ二人がコソコソしゃべっているのを聞いたのよッ!!!!!」 「何がッ!!!???」 「パッド入れてみたけどばれないかなって!!!!」 「え?」 あまりにも予想もしなかった愛理ちゃんの答えに思わず動きが止まる。 ドゴオオオオオオッッッッッッッ!!! 「ぐええッッッッ!!!!!!」 岡田さんのパンチを思いっきり受けて私は吹っ飛んだッ! 「いでえ・・・・・・・・・。 愛理ちゃん、どういう事よ!?」 私は殴られた左ほほを抑えながら4人と一旦距離を置いて 愛理ちゃんに聞き直した。 「だからそのまんまよ! 藤本さんと田中さん、最近胸にパッドを入れてるのよッ!!」
8 :
915 :2006/04/23(日) 00:40:20.12 0
銀色の永遠 〜村上愛は階段を駆け回る82〜 「うそ・・・・・・・・・・・」 私は呆然とした。そのとき・・・・・・・・・。 「え?ウソ?なんで??????????????????」 山本紗也加と名乗った女が慌てはじめた。 山本を守っていた藤本さんと田中さんの偽物が ボロボロと崩れはじめた・・・・!!!! 「やっぱりッ!!!!」 「愛理ちゃん、いったいどういう事?」 「雅ちゃん、もしかして雅ちゃんって、藤本さんと田中さんが 最近胸が大きくなったと思ってショック受けてなかった?」 「う、うん・・・・。 たしかにあの二人、最近胸が大きくなったなぁ・・・って気にしてたんだけど・・・」 「きっとアイツのスタンドは相手のコンプレックスにつけ込んで 偽物を生み出すスタンドなのよ! だからあの4人と藤本さんと田中さんは別行動なんだよ!」
9 :
915 :2006/04/23(日) 00:40:49.98 0
銀色の永遠 〜村上愛は階段を駆け回る83〜 私はようやく納得がいった。 たしかに・・・・、私は胸が無いのが悩みだ。 千奈美なんか「私たちもそのうち大きくなるよ」なんて 笑いながら言っていたけれど、ママも胸が小さい私はとっても不安だ。 このまま胸が大きくならなかったらどうしようって心配になってくる。 だから演劇部一巨乳な岡田さんや立派なのを持ってる紺野さん、石川さん、 そして中学生にしてはそこそこある道重さんがうらやましかったし、 仲間だと一方的に思っていた藤本さんと田中さんが最近大きくなってきたような気がして なんとなくイヤな気持ちになっていたんだけど・・・・・・・ そういう事か・・・・・・・・・・ ちくしょう・・・・・・・・・・ ちくしょう・・・・・・・・・・・・・・
10 :
915 :2006/04/23(日) 00:43:45.89 0
銀色の永遠 〜村上愛は階段を駆け回る84〜 __,冖__ ,、 __冖__ / // `,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ / :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ、:::: ヽ_'_ノ)_ノ `r=_ノ / ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ i::::::| __,冖__ ,、 ,へ / ,ィ ::::::::::::::::::::::::::::::::/ !:::::| `,-. -、'ヽ' く <´ 7_// ::::::::::::::::::::::::::::::::::/ |::::| ヽ_'_ノ)_ノ \> / :::::::::::::::::::::::::::::::/ ,,,,;;;::;;.;;;::.i:::| n 「 | / .::::::::::::///レ/ル_ ___ /:::| ll || .,ヘ / ::::::::::::/ .,,イ;゚;;;;;ヽ ,イ;゚;;;)ゝ|::::| ll ヽ二ノ__ { :::::::/ ` u`=-' 〈 `-='' l:::::| l| _| ゙っ  ̄フリ :::/ U ヽ |:::::| |l (,・_,゙> / /|/ |::::| ll __,冖__ ,、 >::::::| ヽ |::::| l| `,-. -、'ヽ' \ ^ ノ^ |::::| |l ヽ_'_ノ)_ノ トー! ,-二ニ二ヽ |::::| ll __,冖__ ,、 |\/ /-┴┴┴'ア |::::| ll `,-. -、'ヽ' i: ノ イ |l |:::::| |l ヽ_'_ノ)_ノ {:::::::::l ; { l| |::::::| . n. n. n l:::::::リ i|-=--,,.. l| l:::::::| |! |! |! l::::::! | ""-〈 {:::::::| o o o ,へ l lト、 シ /:::::::| / ヽ \ ` ニ二二ツ /:::::::::
11 :
915 :2006/04/23(日) 00:44:34.48 0
銀色の永遠 〜村上愛は階段を駆け回る85〜 バカにしやがって!!!!!!!!!!! 私のコンプレックスが生み出した人形だからこそ、 私にはどうしても攻撃を当てる事が出来なかったんだ!!! それがヤツのスタンド能力!!! そして、少なくとも藤本さんと田中さんのはウソだとわかったから! 二人のあの胸は偽物だってわかったから! 藤本さんと田中さんに対するコンプレックスがなくなった今! 二人の偽物は形作っている事が出来ないんだッ!!!! ボロボロボロ・・・・・・・ 藤本さんと田中さんの偽物は完全に崩れ落ちた・・・・・ 「クソッ!!!いったい何が・・・・・・・・・・・。 だがまだ4人は健在だッッッ!!!!」 山本は叫ぶと同時に4人が襲ってきた!!!! 「余計なお世話なんだよおおおおおおおおッッッッッッッッッ!!!!!」 私は山本めがけてセクシー・アダルティーをのばした!!!
12 :
915 :2006/04/23(日) 00:45:14.97 0
はいここまで ネタに走りすぎ?気にしちゃダメ(爆)
13 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 01:13:15.00 0
乙ッw
14 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 01:16:22.84 0
初の挿絵イイーネ!
新スレおめ >915さん 小梅太夫おもいだしたw
16 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 02:32:07.51 0
保田
17 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 03:53:08.79 0
保全しようぜ
18 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 05:29:52.67 0
ho
19 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 07:33:03.36 0
ze
20 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 08:05:14.55 0
カブト保
21 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 09:18:41.40 0
保全疾走
22 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 11:15:53.35 0
保全疾走
23 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 12:04:11.64 0
保全疾走
24 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 12:04:32.80 0
ho
25 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 12:53:16.71 O
今後 保全なんて する予定は無い 今するッ!!
26 :
364 :2006/04/23(日) 13:59:47.52 0
ねーちゃん!あしたって、今さ!
っつーわけでゲーム久々の更新です。
ttp://mito.cool.ne.jp/keiyasuda/ 「エリックかめりんは王子様に憧れる(前編)」「ユウコ・スターダスト」です。
「エリックかめりん〜」はちょっと長いので前後編に分けました。
正確な時系列を作った結果、前回更新の「ラッキー7オーディション」はもうちょっと後の話になるので
ゲームファイルを差し替えました。
今回更新差分からプレイする人は、付属のセーブデータ、もしくは「橙色の波紋疾走」のクリアファイル
からプレイしてやってくださいませ。
今回はいろんな意味で実験作…。次回更新は早くしたいところですが。
27 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 14:27:59.71 0
おお!出来たのか!乙ッ!
28 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 15:40:54.74 0
乙!
29 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 15:41:29.58 0
保
30 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 16:49:43.36 0
保全疾走
31 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 16:59:21.45 0
乙です!
32 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 18:37:43.17 O
ほ
33 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/04/23(日) 18:47:14.65 0
バイト前ほ!!
ニストの皆様方乙です!いつも楽しませてもらってます〜
>>364 さん
うわああゲーム乙です!!!
表情変わりまくりんぐじゃないっすかー!!素敵すぎる…
そんな俺はすっかりスランプりましたorz
次エピのこと考えてオナッてたら現エピに手が入りきれてなかったという…
オナのやり方をしくじりましたorz
ではではノシ
風は北風 冬風 誰をさそいに来たのか 子供は風車 まわしまわされ 遠くの空へ消えてゆく
35 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 19:59:54.34 0
保全しろクズども
36 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 20:06:44.41 0
だが断る
37 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 20:50:02.36 0
保全しろクズども
38 :
http://berryz-empire.tripod.com/ :2006/04/23(日) 20:50:05.35 0
ペ ド リ ン !
39 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/23(日) 21:00:44.34 0
銀色の永遠 〜太陽とヴィーナスH〜 ギュリリリリリリリリリリリィィィイッッ!!! 激しいホイルスピンが砂塵を撒き散らす! 後輪を滑らして斉藤瞳の『アネスティックエロス』は停車した・・・。 「ミュンッッ!!」 チャカッッ! 柴田あゆみは不機嫌そうに手首を下に振り下ろし、スナップを効かせながら呟いた。 「逃げた・・・のか・・・・」 苦虫を噛む潰す様な表情をしながらゆっくりと降車する・・・・ あゆみの必殺の突撃はトラックに激突せんとした瞬間、霧散した様に消えてしまったのだ。 「よっこいしょッ!」 斉藤瞳は『アネスティックエロス』の形状を人型に戻し腰のストレッチを始めた。 「ねぇ?あのトラック・・・・やっぱり『ライナーノーツ』とか言うヤツラなの?」 あゆみの問いかけに瞳はストレッチをしながら答える。 「さぁね!知らねーケド、アイツには『仲間を増やす能力』があるからね・・・・・ アタシん時みたいに自分の都合にあった奴に能力を与えてんじゃねーの?」 その言葉にあゆみは深く溜息を吐く。 「また・・・・闘いが始まるの?」 「・・・あゆみだけにはやらせないよ!アタシ自身のケジメでもある訳だしね・・・」 瞳はそう言うと踵をかえした。 「行こうか。むらっちゃんやマサの所に・・・この騒ぎの後始末しなきゃね!」 「ミュン!・・・・そうだね!急ごう!」
40 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/23(日) 21:04:31.81 0
とりあえずここまで!
あ・・・今読み直したらニポンゴおかしい所があたのであとで直し床。
>>364 さん乙!です!
41 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/23(日) 21:55:19.88 0
ho
42 :
915 :2006/04/23(日) 22:11:26.91 0
銀色の永遠 〜re:bornそのH〜 「余計なお世話だぽ・・・・。 そうだよ、ごとーはキミが言うとおり、ごとーの手は血で汚れてしまってるぽ。 それがわかってるのならごとーなんかほっとけば良いのに。 だいたい、話を聞いていたらキミは結局妹を治療してないんでしょ?」 「まぁそうなんだけどね・・・・・・。 向こうは一応入院して治療されている身だし。 それに一応杜王町まで行ってみたものの、 妹には嫌われているから会いづらくてねえ・・・・・・・」 「ふ〜ん、なんで嫌われてるの?」 「そりゃあこの部屋見たらわかるだろ? 誰がアニメヲタクの兄貴なんか好きになるんだよ」 「あはは、たしかに」 「そういうさゆみのヤツもホントはアニメ大好きで いっつも宿題やるときとかもアニメソング聞きながらのくせにね」 さゆみ・・・・・・・・・・。 やっぱり・・・・・・・・・・・・・・・・。 怪我をした妹って演劇部員の誰かの事だと思ったけど・・・・・・・。
43 :
915 :2006/04/23(日) 22:17:48.39 0
はい、短いけどとりあえずここまで。 お気づきの方もちらほらおられたかもしれませんが兄重登場させました。 んで、問題の関東大震災の時の坊さんネタですが、 ネタ元は大正から昭和初期にかけての高僧、道重信教上人からです。 道重上人は宇部出身の人で、宇部でも数少ない希少名字の道重姓の人なので さゆともなんらかの関係はあると思いますw 増上寺大僧正を勤めた他、いろんな大学で仏教学を教授するなど とにかくパワフルな人だったらしいです。 さらには、関東大震災の時には飛行機による 死者回向を行った事で有名になりました。 実際にはかなり変わり者だったらしいんですが(笑) それはまた後ほど・・・・・
44 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 23:09:18.57 O
乙ッ!
45 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 23:10:34.79 0
∩ ∩ | | | | γ⌒ヽ (・ 。.・* ) (づ )、 ゝ〔:0:〕-∪<1,2,3 (__(_) ∩ ∩ | | | | γ⌒ヽ (・ 。.・* )<うさちゃん、ピース・・・ (つ )、 ゝ〔:0:〕-∪ (__(_) ∩ ∩ | | | | γ⌒ヽ (・ 。.・* ) ( 三つ )、 ガシャッ ゝ〔:0:〕-と)<Usachan Piece (__(_) ∩ ∩ iVi | | iVi バキッ (~cγ⌒ヽっ) \人/ ∋oノハヽo∈ く (*・ 。.・) ><ハッ!< > (:::::)D´;) ∵;::・ ( ) /Y\ / つ ゝ-〔:0:〕 (_)J
46 :
名無し募集中。。。 :2006/04/23(日) 23:24:03.38 0
ちょwwwwwwwwwwwww
47 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/24(月) 00:16:50.27 0
> 「おぉ〜お!随分と派手に光ってるなぁ・・・オイ。」 菅沼は目を凝らしながら戦闘区域を眺めていた。 「・・・これで終わりですか?」 「いや・・・まだだよ・・・・」 エネスコの問いに菅沼は素っ気無く答えた。 「終わりでない?英秋、それはどういう事ですか?」 エネスコに正対しながら菅沼は答える。 「まだ『黒幕』を倒していない!この騒ぎの『黒幕』をな!」 菅沼は鋭い目付きでエネスコを見た。 「『黒幕』・・・ですか?」 その目の鋭さにエネスコはゴクリと唾を飲み込んだ・・・・。 「作家さん!外人さん!!」 二人を呼ぶ声が聞こえた。 「おぉ!君!怪我の方はもう大丈夫ですか?」 エネスコは恭しく駆けて来た少年を迎えた! 「災難でしたね・・・でももう心配する事は無いのですよ・・・そうですよね、英秋?」 菅沼の方に顔を向けた瞬間、エネスコの視界に何かが走った! パァン! 破裂音が響く! エネスコは目前の状況を疑う。 菅沼が鋭い張り手で少年を打ち据えたのだ! 「な・・・・何をするんですかッ!アナタはッッッ!!!!」 崩れ落ちそうになった少年の身体を抱き抱えるとエネスコは菅沼を怒鳴りつける!
48 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/24(月) 00:18:00.21 0
菅沼は悪びれる様子も無く鋭い視線を少年に向けていた。 「俺は戦闘中、何故、少年の持っていた人形が等身大になって暴れたのか?・・・を」 エネスコはその言葉を直ぐさに否定した! 「それだけで彼を疑うのですか!?彼もまた被害者ではないのですか!?」 「そう・・・そして何故、少年が殴られなければならなかったのか・・・もな・・・」 菅沼は続けた。 「そんな事を考えていたら少年との出会いを思い出していた・・・。 俺の不注意で少年に当たってバックの中身を撒き散らしてしまった・・・・だが考えてくれ! 普通にぶつかった位でバックの中身が飛び散るか?」 「何が・・・言いたいのですか?」 エネスコは菅沼の発言の意図が読めなかった。 「だから、コイツはバックから『何かを取り出そうとしてた』んじゃねーのかって事だよッ!」 「そんな!!!!?」 エネスコの身体が硬直する・・・・・否定したい事だった・・・まさか・・こんな子供が・・と。 「チッ・・・・・なぁ〜んだ・・・・バレてら・・・・作家さん、アンタ鋭いネ?」 少年はエネスコを突き放すと菅沼の方に歩みだした。 「へ・・・・ガキ!お前、中々役者だなぁ・・・えぇ?」 菅沼は『黒幕』に凄まじい勢いで戦意を滾らせる! 「ふふん。そんなチンケな威嚇でこの神木隆之介がビビると思ってンの?」 滾る戦意を神木隆之介は笑顔で事も無さそうに受け流した。
49 :
名無し募集中。。。 :2006/04/24(月) 00:19:27.17 0
神木キュンの亀頭ペロペロ
50 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/24(月) 00:25:15.31 0
今日はここで123<おし舞波!
ちょい抜けてる所があったのでまとめで修正しとこう!
>>43 915さん乙!やっぱりw兄重か!妹も『ラブベリ』にハマくらいだから
リアル兄重も相当のヲタなのかな?と思った!
乙ですッ! あぶねー、俺も次神木くん出そうかどうか迷ってたところでしたw 被るところだったw
ここは敵地… どこかにカーズとワムウが潜んでいる しかし ふたりは保全を抑えきれなかった…
53 :
名無し募集中。。。 :2006/04/24(月) 04:07:08.13 0
乙
54 :
名無し募集中。。。 :2006/04/24(月) 06:31:41.93 0
おはほ
55 :
364 :2006/04/24(月) 06:33:40.99 0
体調不良保…薬を飲んで、あとは出勤まで安静にしてるだけだ…
56 :
名無し募集中。。。 :2006/04/24(月) 07:47:38.60 O
保る
57 :
364 :2006/04/24(月) 09:18:26.15 0
会社休んじゃった保orz
58 :
名無し募集中。。。 :2006/04/24(月) 09:23:44.84 0
そんなひどいのか!?ゆっくり休んでちょ
59 :
名無し募集中。。。 :2006/04/24(月) 10:35:36.85 0
英気を養ってくれ!
60 :
名無し募集中。。。 :2006/04/24(月) 11:27:56.48 0
ho
61 :
名無し募集中。。。 :2006/04/24(月) 12:49:57.09 0
ze 人稲
62 :
名無し募集中。。。 :2006/04/24(月) 14:00:13.66 0
63 :
名無し募集中。。。 :2006/04/24(月) 15:42:10.36 O
なんか最近静か杉 もっと盛り上げていこうぜ
64 :
名無し募集中。。。 :2006/04/24(月) 17:12:57.32 O
__ つ[__]←ニストホイホイ
65 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/24(月) 17:35:44.60 0
引っ掛かったァァァァアw
>>51 マジですか?いやはや危なかった!まぁ子供で演技っつーと彼かな?
と思ったので・・・冒頭の方で名前が出るのは上手くなかったのですが
引っ張りすぎな感はたしかに有りましたね^・・・・
>>55 大丈夫ですか?あまり無理を為さらずに・・・・ご自愛の程を。
結局身体が一番大切ですから。
>>63 うん・・最近は潮が引いたようだね〜!まぁ何で行き成りこうなったのか
解らないが1さんが頻繁に来れないような状態だからこそココをニストとか
保全組とかじゃなく住人、いや俺たち仲間で護っていく事こそ肝要なんじゃな
いか?「だったらオレがちょっとやってやるか。」位なヤツも出てきて良いと思うよ。
別にココは会員制な訳では無いし、気が向いたら誰でもニストをやってみればいいと思う。
66 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/24(月) 18:32:43.07 0
でかける保
67 :
610 :2006/04/24(月) 19:39:33.24 0
帰宅保
寺田結婚おめ!
>>63 そうですね〜、ニスト以外にどのくらい読んでくれてる人がいるか分かんないけど、
このスレに対する意見要望とかもじゃんじゃん書いちゃっていいんじゃないかな?
あんまりキツイダメ出しはイヤだけどw
68 :
名無し募集中。。。 :2006/04/24(月) 20:42:52.16 0
保全疾走
69 :
名無し募集中。。。 :2006/04/24(月) 21:49:17.41 0
保全疾走
70 :
名無し募集中。。。 :2006/04/24(月) 21:49:51.98 O
モーヲタでありジョジョ好きでなければならないから 他の小説スレに比べて人が少ないのは宿命か?
71 :
364 :2006/04/24(月) 22:02:53.62 0
最近、実は携帯から名無しで話題振ったりしてる364です(w ニストにうかつにレスったりするとネタばれ・ネタ潰しになりそうで、コメントレスが つけにくい、ってのは多少ちょこっとある予感。 自分がしばらくオナってなかったのに加えてそういう理由もあって レスしなかったり名無しで書いたりしてたのはあるんですが。 でもそういうのもあんまり気にしなくてもいいのかな?とも最近思ったり。 自分は他のニストの皆様とちょこっと違った立場にいるので、参考にならないかもですが。
72 :
610 :2006/04/24(月) 22:20:50.97 0
銀色の永遠 〜無垢なる世界〜D 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「ここがその小説家の家か…」 藤本たち4人が見上げる一軒の家。 生活感が無い程に外観は整っているが2階の部屋に灯りがついているのが見える。 「そんじゃあ高橋ピンポン押してくれよ、美貴こういうの結構緊張すんだよね」 そう言って藤本は高橋をドアの前に押し出した。 「おいおいミキティ、アンタが桜井さんが怪しいって言ったから来たんやろ?」 高橋は愚痴を言いながらも前へ出る。 そして複雑な思いを抱えながらチャイムのボタンに指を伸ばす。 ピンポーン! 「どうぞ」 「!」 ベルが鳴ったとたん、すぐさまドアの向こうから返ってくる返事に4人は驚く。 「oi…どうぞって言ってるんだから開けてみようぜィ…!」 4人が息を飲む中高橋がゆっくりとドアを開く。 するとまるで4人を待っていたかのように玄関に男が立っていた。
73 :
610 :2006/04/24(月) 22:21:57.66 0
(ミキティよォ〜、あたしゃ小説家って聞いてオッサンが出てくるものとばかり 思ってたヨ!なかなか爽やかな兄ちゃんじゃんかよォ〜!) (まあな…でもこういう神経質そうな顔した奴って結構裏で危ない事やってんだぜ?) 桜井の姿を見た小川と藤本がヒソヒソと話す。 「やあ、いらっしゃい高橋さん…おっと今日はお友達も一緒?」 「うん、そうやよ。昨日話した演劇部の友達やよ」 「はじめまして」 紺野がペコリと頭を下げ、小川、藤本もそれに続く。 「はじめまして。えっと…サインかな、それとも仕事場見ていくかい?」 「いや、サインも見学もいいんスよ桜井さん。それよりイキナリで悪いけど、ちょっと 聞きたい事があるんスよ」 藤本が話を切り出す。 「まあまあ、玄関で立ち話もなんだから上がりなよ」 藤本の言葉を無視し、桜井は2階へと上って行った。
74 :
610 :2006/04/24(月) 22:23:23.07 0
仕方なく4人も桜井の後に続き、2階の仕事部屋へと入っていく。 「わぁ、綺麗な仕事部屋ですねぇ」 「いい家住んでるな〜!さすが売れっ子作家だなッ!」 紺野と小川は桜井の部屋を見回し目を輝かせる。 「感心してる場合かよ、早く確かめようぜ」 藤本は不機嫌な表情で言い放った。 どうやら彼女は小説などにはあまり興味が無いらしい… 「あの、桜井さん!今日は聞きたいことがあって来たンやけど…」 高橋が再び話を切り出した。 彼女も早いうちに真実を知り、桜井の潔白を確かめたいのだろう。 「ああ、そうだったね。何かな?」 「昨日一緒にお邪魔した亀井絵里のことで聞きたいンやよ。 実はあの後から亀の様子がおかしいんやよ、桜井さん何か知りませン?」
75 :
610 :2006/04/24(月) 22:24:11.19 0
「様子がおかしい?さあ…僕に聞かれても分からないな」 彼女らは思った…いわばこの桜井の答えは当然だ。 もし桜井が犯人だったとしても「はい、自分がやりました」などとは言わないだろう。 「あ〜まどろっこしい!美貴がハッキリ言ってやるよ!」 痺れを切らした藤本はズイと桜井の前に出る。 「桜井さん、あんた『スタンド使い』だろ!?」 ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド 一瞬の沈黙…4人は思わず息を飲む。 「スタンド使い…?ごめん、何を言ってるのか分からないな」 桜井はキョトンとした表情を浮かべ…困ったように苦笑した。 「そうですか…、そりゃスイマセンでした…ねえッ!!!!!!」 ドギュウウンッ!!!!!!! 藤本は突然ブギートレイン03を出現させ桜井に殴りかかる! ドグシャアアアアアッ!!!!!! B・トレインの拳はフルスイングのまま桜井の顔面に直撃した!
76 :
610 :2006/04/24(月) 22:25:45.58 0
「あッ!!!」 「エッ!?」 「oioiッ!!ミキティッ寸止めくらいしろォッ!!」 まさか本当に殴るとは思っていなかった3人は藤本の行動に唖然とする。 「いーや…寸止めなんてする必要は無かったみたいだぜ…!!」 藤本はつぶやく。 「こ…これはッ!」 高橋は気付いた、他の二人もB・トレインの拳の先に目を凝らす。 「あ…当たってねェッ!!」 そう!桜井はB・トレインの拳を避けていた!しかも首を傾けるだけの最小限の動きで…! だから他の3人には顔面にパンチが直撃したように見えたのだ! 「君はなかなか面白いね…!藤本…美貴さん…!」 桜井の顔に今までとは違う、怪しい笑みが浮かんだ。
77 :
610 :2006/04/24(月) 22:32:18.53 0
ここまで
やばい、また話が進まない病が出てきたwやっとここからが本番です
つーかもう桜井がスタンド使いって分かってるのにここまで
引っ張る意味無かったっすね…反省
>>364 さん
ゲームやりました!画像探しに時間がかかるってこういう意味だったのか!
すごいなあ…亀井の表情がカッコよかった!
そしてゆっくり休んでください、うちの会社にも無理して出勤した挙句、余計
体調が悪化してそのあと2週間休んだ奴がいましたから…
78 :
名無し募集中。。。 :2006/04/24(月) 23:23:55.94 0
乙1
79 :
915 :2006/04/24(月) 23:59:55.29 0
銀色の永遠 〜村上愛は階段を駆け回る86〜 ドスウウウウッッッッッッッ!!!!!!!! 山本に紙一重で避けられた槍は さっきまで山本が隠れていたロッカーに突き刺さったッ! 「ふん!これくらい生身でも避けられるわ!!!!!! そして・・・・これで終わりだあッ!!!」 山本の声と同時に、4人が私に殴りかかる・・・・・ 「あぁ、終わりよ。あんたのね」 私はつぶやくと同時に、伸びきったセクシー・アダルティーを 元の長さに戻し始めた。 ただし、ロッカーに刺さった穂先の方に! アダルティーをつかんでいる私の身体は急速な勢いで ロッカーの方向にひっぱられる・・・・・ そしてその途中には・・・・・・・・・・・・
80 :
915 :2006/04/25(火) 00:01:28.45 0
銀色の永遠 〜村上愛は階段を駆け回る87〜 「しま・・・・・・・・・・・・ッッッッッッ!!!!」 「夏焼流槍転脚ッッッッッッッッッ!!!!!!!!!」 私は足を伸ばしてアダルティーが元に戻るスピードに乗せて 山本の顔面に思いっきり蹴りを入れた!!!!! バゴオオオオオオオッッッッッッッ!!!! 「はがッ・・・・・・・・・・・・・・」 石川さんたちがこっちに向かって走ってくる・・・・ だけど、4人が来るまでにコイツをぶちのめすだけの時間は十分!!!! 「うおおおおおおおおおおッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!! 夏焼家槍戯奥義魅栖斗琉弖胤(ミストルテイン)!!!!」 「ぐはあああああああああああああッッッッッッッッッッッ!!!!」 全身全霊をこめた渾身の一撃が山本に命中した瞬間、4人は さっきの藤本さんたちと同じように身体が崩れていく・・・・ バドゥワアアアアアアアアアンッッッッッッッ! 山本はセクシー・アダルティーに吹っ飛ばされて地面に叩きつけられた!
81 :
915 :2006/04/25(火) 00:01:59.48 0
はいここまで。 オイラもいまいち体調不良。今週末の娘。コンまでには体調万全にしないと(^^;;;
82 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 00:12:00.78 0
乙で〜す!イイナ〜娘。コン!
83 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 01:16:03.54 0
ほ
>>65 前スレさん
いやいや、ちょっと子供のキャラクターが欲しかったんですよ
別に俳優じゃなくてもよかったんで、その候補に神木君を入れてただけですw
>>71 364さん
それは確かにありますねw
これ言っちゃってネタばらしになっちゃわないかなー、とか
>610さん
乙です! ようやく桜井がスタンド使いだと判明ですね
今のところはまだ正確に敵か味方かカーボーイ状態ですけど
>910
乙です!
一体どんだけ種類があるのか夏焼家槍戯w
では続き
「仗助、聞きたいことがあんだが…」 美貴は、仗助たちが乗っている『龍』を見ながら言った。 「あー、これっスか。 ヨッシーじゃあないッスよ、こりゃあ」 仗助が足元の『龍』をゲシゲシと踏みながら言う。 「ドラゴンなんとかっつー、そこの奴のスタンドらしいんスよ」 (ス、スタンドだぁ? これが… こんなバカでかいスタンドなんてアリかよ…!) 「…で、お前、コイツをどうしたんだよ」 「いやー、この男が俺のヘアースタイルのことを バカにするもんだから、ついカッとなって」 「カッとなって…スタンドでここまで殴り飛ばしたってのかよ?」 「まあそんなとこッス」 と、仗助は呆けたような顔で答える。 「…の割には、あんまダメージねぇみてーだな、そこの男には」 美貴は、龍の口から転がり出した黒いコートの男…幸也に視線を移した。 「……」 「……」 忍と幸也の2人は、寄り添ったまま無言で美貴たちを睨み付けていた。 幸也は忍に肩を借りて立っているが 特に大きなダメージを受けているようには見えない。 体のところどころに小さな痣が見えているくらいだ。 何十メートルも離れた対岸から吹っ飛ばされてきたのに、である。
…トッ 仗助と億泰、康一が龍のスタンドの体から岸に降り立ち 美貴たちの下へ歩いてきた。 「藤本先輩、そこのヒョロっとしたウエットスーツの男も、敵なんスか?」 「ああ、どうやらそうみてーだ」 「なんで先輩達が襲われてんのかねぇ…」 「こっちが聞きてーよ…」 「まあ、でもこれで6対2ッスよ」 「おう。 ここは共同戦線と行こう、仗助」 ガシィッ 美貴と仗助は互いの右腕をぶつけ合い、共闘の意を示した。 ジャプンッ それとほぼ同時に、忍と幸也が水中に飛び込む。 「おっと…堤の中に隠れたな。 作戦か?」 「どんな攻撃してくるんスかねえ…」 美貴と仗助がううむと唸っているところへ、れいながひょっこり顔を出した。
「作戦なられいなが考えたばいッ! にひひ」 「…えーと、どなた様でしたっけ?」 「れいなたい! 田中れいな! アンタのライバルになる女よ!」 れいなは仗助を指差して言う。 「ライバル…?」 仗助はポカンとした顔でれいなの顔を見返した。 「ま、まあよか…それより、れいなの作戦聞いて!」 れいなの周りに絵里や康一、億泰も集まってこそこそと話を始めた。
「…という風にやると」 「んー、ま、れいなの言う通りやってみるか」 美貴が腕組みしながら、しょうがない、という風な表情で言う。 だが内心はそれに感心していた。 「作戦なんてチマチマしたことやるのは面倒スけど…」 「年下の命令に従うのはシャクだが、なんかイケそうだなァ」 仗助と億泰もそう言ってはいるが、楽しそうな表情をしていた。 「これなら勝てるかもしれないね、れいな!」 「うん、チームワークってやつだね」 絵里と康一もその作戦に感心している。 「チームワークなんて生っちょろいもんやなかと! パーフェクトハーモニー…完全調和たいッ! よかねッ!」 れいなは右手の人差し指をビッと立てて誇らしげに笑みを浮かべた。
俺も少なめのここまで なんだか、だんだん描写が雑になってる気がする… あと寺田先生おめでとうございます
90 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 02:33:50.60 0
乙ッ!
91 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 03:08:25.32 0
寺田オメ!今狼見て気づいたわ しかもお見合かよ
俺の同僚につんくの知り合いがいるのだけど このこと聞いたら、けっこう前から知ってたらすぃ…
93 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 03:43:23.65 0
まあ友達だったら知ってるだろうな
94 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 06:33:07.81 0
皆様乙っ! 男塾読んだことないけど、雅すげーな(w
95 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 07:24:34.17 0
保全疾走
96 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 08:02:55.32 0
寺田のニュースがトップかよw
97 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 09:25:06.73 0
ho
98 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/04/25(火) 11:22:17.95 0
みなさま乙ですー!!保全!!!
99 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 12:01:17.65 0
3期タンでチーム組んでバトルするのがちょっと見てみたい今日この頃
101 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 15:02:11.23 O
あなたはすでにっ!さゆの放った保全に包囲されてるのっ!
俺が考えた4期タン ( ‐Δ‐) 从*・ 。.・) μ ’ヮ ’μ 从,,^ ロ ^)
103 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 16:40:42.89 0
ze
104 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 17:04:05.80 0
ローズ・オブ・ペインとか懐かしいな
105 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 17:47:18.34 0
保全疾走
106 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 18:45:23.02 0
保田圭
107 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 19:55:36.25 0
保全疾走
108 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 19:58:11.41 0
ぽ
109 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 20:59:06.65 0
保全疾走
110 :
915 :2006/04/25(火) 22:15:39.43 0
銀色の永遠 〜re:bornその10〜 「だったら尚更ごとーの事なんかほっといて 妹を治してあげたら点数稼げたんじゃないの?」 「そうなんだけどね。 たとえどんなに悪人でも死にかけている人を ほったらかしにしておくなんて出来ないし、 それに・・・・・」 「それに?」 と・・・・・・、 ごとーの身体を這っていた虫のスタンド達の動きが緩慢になった。 「お、食事終わったみたい。こいつらお腹いっぱいだって」 これで・・・動けるかな? こんなところにいつまでもいられないや。 さっさと・・・・・・・・・ 突然、ごとーの身体に何かが塗りたくられる感触を覚えた。 虫たちが・・・・何か出している??? 「な、何????」 「ん?どうしたの?」 「何かが身体に・・・・・・・」 「あぁ、何って、フンだよ。フン」 「ふ、ふん・・・・・・・・??????」
111 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 22:15:45.53 0
保全疾走
112 :
915 :2006/04/25(火) 22:16:11.04 0
銀色の永遠 〜re:bornその11〜 「人間だってどんな生き物だって食べたら出すだろ?」 「ちょ、ちょっと!!!」 「別に汚くないから安心してよ。 フンって言ってもあくまでスタンドの作り出した概念みたいなものなんだしさ。 その証拠に時間が経ったら自然消滅するよ」 「だ、だからって何でごとーの身体に・・・・!!!!」 「こいつら、面白い習性があってね、お腹が一杯になったときに 餌をまだ食べ尽くしていなかったら、 そうやって速乾性のフンで餌を固めて動けなくしてしまうのさ。 時間をおいてまた食べられる様にね」 「餌って!!!!!!!ごとーを餌って!!!!!!」 「でもそのフンがギブス代わりになってるし、 痛みも空腹も吸い取ってくれるみたいなんだよ。 だから君は安心して寝ていれば良いさ」 「そ、そんなあ・・・・!!!」 「それじゃあ僕はそろそろバイトの時間だし出かけるね。 おとなしく寝ているんだよ」 そういうと男は立ち上がった・・・・・ 「ちょっと!!!」 このまま放置??? さ、最悪だ・・・・!!!! こうして・・・・身動きがまったくとれないごとーと 道重さゆみの兄であるアニメヲタクな大学生の変な共同生活が始まった・・・・。
113 :
915 :2006/04/25(火) 22:19:16.09 0
114 :
名無し募集中。。。 :2006/04/25(火) 22:30:57.81 0
乙です!
115 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/25(火) 23:33:39.13 0
「大した余裕だなぁ?オイ?・・・・お前のスタンドのネタは何と無く解ってるんだぜ?」 菅沼は拳を前に出し牽制する。 「ネタ?そんな事、解ったって無駄さ・・・・・。」 神木はポケットに手を突っ込みながら笑みを浮かべる。 「キキ・・・・」 神木の肩から白っぽい小猿の様な動物が顔を出す・・・穴だらけの鉄仮面を装着した生き物とは言い難い奇妙な物体だった。 「それがお前のスタンドかい?随分と小さくて闘え無さそうだなぁ?」 「『タタカイ』は大きい小さいじゃないよ・・・・戦闘能力は「依代」が持って居ればいいのさ。」 その言葉の菅沼は覗き込むように姿勢を低くして恫喝した。 「だぁーから!もう『弾切れ』ってンじゃ無ーのかよッ!!アァッ!!!」 菅沼の恫喝を遮るように神木は早撃ちのガンマンのようなスピードでポケットからから手を抜き出す。 「!!?」 そのスピードに菅沼は一瞬、動きを硬くした! 神木の手にはカードの束がブリッチ状に溜めを作りながら曲げられている。 「別に「依代」は人形である必要はないのさ。必要なのは「設定」だけでね!」
116 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/25(火) 23:35:16.68 0
ブゥゥゥァアアァァアアァアアァアアアアァアァアァアアァアッッッ!!!!!!!!!! カードの束が勢い良く空に舞う! 「『AQUA』ッッ!!!!「カートゥーン・ヒーロー」ッッッ!!!!!!」 神木の号令に反応して『AQUA』の不気味な鉄仮面が激しい光を放ち、その光はカードに照射される! カードは焼き菓子の様に膨れ上がりカードの設定道理の形になる。 「な・・・・・・何つう数だァァァ??」 あっという間に増えた神木の軍勢に菅沼は驚愕する・・・。 ・・・・がその軍勢は菅沼を無視するように走りさった。 「・・・・?」 疑問に彩られた菅沼に神木が答えた。 「彼等にはあの『お姉さん達』の相手をしてもらうよ・・・作家さんには敬意を払って切り札を使っ てやるよ・・・・・ホントに特別なんだよ?」 メリッ メリッ メリッ 歩行する度にその爪はコンクリートを押しつぶす。 その巨躯が作る影に菅沼はスッポリと隠れてしまった・・・・・。 「・・・・・おい・・・・・冗談・・・だろ?」 「冗談なんかじゃないさ!全長20m、体重1tのカマキリ怪獣の『マンモス・マンティス』! ヒーロー人形と違って硬質ゴム製なんだ・・・。これって死角がないよね?」
117 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/25(火) 23:39:18.17 0
今日はここまで! すんませんが今、レスは無理なのであと書かせてもらいます。
118 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/25(火) 23:58:23.90 0
寝る保
119 :
名無し募集中。。。 :2006/04/26(水) 00:51:43.97 0
乙ッ! と言っておこう
120 :
名無し募集中。。。 :2006/04/26(水) 01:55:12.94 0
保全疾走
121 :
名無し募集中。。。 :2006/04/26(水) 02:09:55.61 0
狼が重いよ
122 :
名無し募集中。。。 :2006/04/26(水) 03:29:35.50 0
保全疾走 もう寝るぞ
123 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/04/26(水) 04:48:05.86 0
帰宅ッ!! みなさま乙ですー!!
124 :
名無し募集中。。。 :2006/04/26(水) 06:04:03.50 0
何だかんだ忙しいニスト多いな…皆様乙っ!
125 :
名無し募集中。。。 :2006/04/26(水) 07:38:08.49 0
忙しくても保全しろ
126 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/26(水) 07:48:54.64 0
川 ´^`)<おっπよー!
127 :
名無し募集中。。。 :2006/04/26(水) 07:54:28.37 0
128 :
名無し募集中。。。 :2006/04/26(水) 09:28:35.73 O
いいや限界だっ!保全するね!
129 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/26(水) 10:58:32.76 0
保
130 :
名無し募集中。。。 :2006/04/26(水) 11:32:27.01 0
131 :
名無し募集中。。。 :2006/04/26(水) 12:21:38.69 O
このスレの三好ってそういえば随分古株なんだね。 高橋新垣柴田より古株、でも石川への態度見てる限りでは石川吉澤よりは入部は後?
132 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/26(水) 12:57:27.29 0
そだね!リアルワールドの三好もずーとオーディションは受け続けてきた訳だし そう言った意味合いでは古株という設定で理解していただきたい! 入部は石川より少し遅れてですね。脳内設定では審査中の怪我で3週間程入院していた。 石川への敬意はまずほぼ同期でありながら寺田の信頼が厚く当時の部長候補 (五部でいえば幹部候補)の吉澤と近しい関係にある言わばエリートだと思って いる事が要因でもあるっつーふーにも考えていただければ。 その辺を補うエピとかも必要なのかもしれない!
133 :
名無し募集中。。。 :2006/04/26(水) 15:58:58.14 0
保全ボウル!
134 :
915 :2006/04/26(水) 17:45:19.63 0
あ、三好って高校編入だと思ってたw
135 :
名無し募集中。。。 :2006/04/26(水) 18:29:10.19 0
疾走させる保全
136 :
名無し募集中。。。 :2006/04/26(水) 18:40:33.84 0
しまった! いいともに辻が出てたのか・・・増刊号に期待するか
137 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/26(水) 20:17:09.70 0
>>134 中東部のころから入部を希望していて毎年審査落ちで高校の時ようやっと
入部できたとかでも面白いかな。
138 :
名無し募集中。。。 :2006/04/26(水) 20:35:14.39 0
なかなかの苦労人設定だな
139 :
名無し募集中。。。 :2006/04/26(水) 21:12:02.55 0
保全疾走
140 :
364 :2006/04/26(水) 21:32:45.50 O
>>137 前スレさん
そういう設定だと、ひとえに彼女が銀色の永遠の主役に
なれなかったのは、身の回りに演劇部を辞めた親友と
無意識のスタンド使いな親友がいなかったから、ということになりますね(w
141 :
名無し募集中。。。 :2006/04/26(水) 22:41:38.22 0
h
142 :
名無し募集中。。。 :2006/04/26(水) 23:09:39.49 0
143 :
名無し募集中。。。 :2006/04/26(水) 23:51:09.11 0
ho
144 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 00:03:18.66 0
145 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 00:21:19.03 O
今までちょっと盲目になってたけどよくここまで新しくスタンド能力を考えてついたもんだな
146 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 01:14:05.46 O
特に娘メンのはレベル高い あと応用とかコンビ技考えるのも楽しそうだ
147 :
915 :2006/04/27(木) 01:21:36.63 0
オイラはアイデアも結構限界・・・・w なのに7人もまとめて登場させちゃったから苦労してる・・・(ノ∀`) ってことで今日はオナれなかったんで保全だけして寝るぽ
148 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 03:11:46.72 O
ほ
149 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 03:43:04.97 0
俺がさらに保全
150 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 07:10:14.69 0
保全疾走
151 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 07:50:56.14 0
おは保
152 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 08:15:28.80 0
今日も無しか・・・進行中エピは多いんだけどね
153 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 09:33:38.12 0
保全質素
154 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 09:52:22.75 0
GW前だから皆、忙しいんじゃマイカ?
155 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 10:11:53.71 O
やっぱり314さんはゲームクリアするまで戻ってこないのかな?(w
156 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 10:33:10.01 0
さっさと戻って来やがれッ!
157 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 11:21:52.23 0
まぁまぁもちけつ!
158 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 11:23:44.74 O
ダンス・ウィズ・ヴァンパイアの高橋のドレス姿は多分 レインボーセブンのジャケット衣裳みたいな感じだと思う保全
159 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 11:35:21.17 0
どちらも元ネタは『マイ・フェア・レディ』ですな・・・高橋ってか藤橋だけどw
160 :
915 :2006/04/27(木) 11:38:41.88 0
オイラは今仕事がてんやわんやなのと (その割には今日は用事済んだので出張先から速攻で帰ってきたけど(死)) プロ野球スピリッツが忙しい(爆)ので進んでません。すみません(^^;;; いや、後者は半分冗談です(死) なんでちょっとスレ活用のためにみなさんに質問というか議題提供。 とある有名ブログで 「5期は6期よりキャラが薄いから狼でも5期のネタスレが少ない」 って書いてあったんですね。 まあ例のうたばんの発言なんかはまともな番組も作れないヤツが ほざくなヽ(*`Д´)ノゴルァ程度にしか思ってなかったし、 ネタスレなんてもん、PVに「紺野書店」って書いてあるだけでふくらむものなので どうとでもなると思うんですけど、話が戻ってジョジョ外伝でのキャラってどうでしょう? キャラが濃い方がニスト的には動かしやすくて当たり前なんですよね。 僕も今、キャラを全然知らないdreamと詳しくは知らないキッズを 題材にしてしまっているから苦しんでいるんですが(^^;;; とかいいつつ、出番が多い絵里あたりは案外主人公的な一番マトモなキャラっぽいような。 (まあそれでもおかしなところはたくさんあるけれどw) あと、僕の場合はやっぱり演劇部への忠誠度が低いメンバーの方が書きやすいです なのでガキさんとか愛ちゃんとか使いにくいかなあ・・・・ なんか何が言いたいのかようわからんようになってしまってますがとりあえず。
161 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 13:03:36.53 0
ほ
162 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 13:53:17.62 0
キャラといえば藤本=ジャイロ+杖助 小川=億泰+ポルナレフ 亀井=康一 吉澤=ブチャラティ 田中=ナランチャ+ジョセフ 久住=ジョルノ 紺野=花京院+ジョルノ みたいな認識をしている
163 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 15:24:00.88 0
ホッ!ホアーッ!
164 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 17:07:31.95 0
ほ
指示によって、岸に6人が横一列に並んだ。 堤に向かって左から美貴、仗助、れいな、康一、絵里、億泰の順に立っている。 れいなによれば、最初に必ず『津波』の攻撃が来るとの事であった。 「そろそろ来るよ…」 ザプッ… れいなが呟くのとほぼ同時に堤の中央に波が立つ。 その波は瞬く間に山のように隆起し、5mほどの大波へと変化した。 ザッパアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァッッ!!! そして奇妙な事にその大波は、そのままの姿勢で停滞しているのだ。 前進も後退もせず、5mほどの高さまで起った状態を維持していた。 「ゲェッ! ホントにれいなの言った通りだ!」 「おいアンタ…なんで最初に津波が来るってわかったんだ?」 仗助が隣のれいなに尋ねる。 「簡単たい、さっきあの忍って男は水の中がテリトリーやって言うたし。 ここでれいな達を一気に潰すつもりやったら、 津波攻撃を使って全員を水の中に引き込むつまりやったんよ」 「ほほー、なるほどなァ」 「まぁ、もちろん思い通りにはさせんけどねッ!」
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!! 津波が徐々に動き出す。 波から岸までの距離はおよそ30mほどある。 波のスピードは少しずつ上がっているようだった。 ガオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!! 津波の向こうから雄たけびのような声が聞こえる。 よく見ると、津波の左端にドラゴン・スクリーマーの頭部が見えていた。 「よし見えたァッ!! 展開ッ!」 れいなの号令を合図にそれぞれが移動を開始する。 美貴、仗助、れいなの3人は龍のスタンドが見える左側に 億泰、絵里、康一の3人は右側にそれぞれ布陣した。 「こっちはオッケーだよ、れいな!」 絵里の声を確認したれいなが右手をバッと掲げた。 「よーし、作戦開始ーッ!!!」 今度はれいなの声に全員がスタンドを出して身構える。
「ブギートレインO3!!」 「クレイジー・ダイアモンド!!」 「デュエル・エレジーズ!!」 「エコーズ・ACT3!!」 「エリーゼ・ACT3、サイレント・エリザベス!!」 「ザ・ハンド!!」
という、中途半端なところで続く。
169 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 18:08:51.54 0
乙!
170 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 18:39:58.05 0
娘メンはみんなそれなりにキャラ立ちしてるな 吉澤が少し影が薄いけど キッズメンは菅谷が飛び抜けててw次いで嗣永夏焼・・・能力込みで愛理とか
171 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 19:33:39.14 0
乙だな
172 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 19:34:11.66 0
そしてメロンは全員濃いというわけだ
173 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 19:46:03.16 O
濃いっつーか…怪しいっつーか…w
174 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 20:43:21.67 O
村田と大谷は最初のインパクト強すぎだったからね(w 逆にみうなは性格は亀井に近いタイプなにあんまり目立ってないね(w
175 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 20:45:12.48 0
うむ・・・悲しいことだ
176 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 21:01:10.92 0
非常識なメンの方が話を膨らませやすいよね! まぁリアルワールドのみうなは村田が認めるほどの「お花畑」だそうだがw
177 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 21:05:21.33 0
「非常識な」ってw まあとりあえずどっちの愛ガキショーキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!
178 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 21:12:07.40 O
亀井でさえ「はぶられっ子〜」とか「スゥィートハーツ〜」とか振り回されキャラだからね。 みうなの天然力はなちコンのなっちみうな天然合戦でお墨付き(w
小春軒てw
180 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 21:49:49.43 0
ガキさんおめ
181 :
915 :2006/04/27(木) 21:58:45.70 0
銀色の永遠 〜村上愛は階段を駆け回る88〜 「てんめええええええェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!」 私はとどめを刺そうと槍を振りかぶる!!! 「雅ちゃん!もう終わったッ!!!!」 愛理ちゃんが私を後ろから羽交い締めした。 「殺す殺す殺す殺す殺す・・・・・・ あ・・・・・・・・・・・・・・・」 山本は大の字になって完全に伸びていた。 「あ、ありがとう。完全に頭に血が上ってた」 私は笑いながらそう言うと片膝をついた。 と、同時に私に迫ってきていた 石川さん、道重さん、紺野さん、岡田さんの偽物は崩れ去り、 砂の様になったかと思うと散っていった・・・・・・・・・・。 「雅ちゃん!大丈夫!?」 「うん、大丈夫。でも・・・・さすがに疲れた・・・・・・」 私は座り込んだ。 「愛理もだよ。 セカンド使ったあとはしんどくてね」 愛理ちゃんも私の隣に座って笑った。
182 :
915 :2006/04/27(木) 21:59:17.39 0
銀色の永遠 〜村上愛は階段を駆け回る89〜 「ほかのみんなは?」 「あ!そうだ!!くまいちゃん大丈夫かな・・・・」 「くまいちゃんやられちゃったの?」 「うん、雅ちゃんもやられた身体が大きくなるスタンドにね。 それでもう身体が動かないくらいまで大きくなっていたの。 スタンド使いはさっき愛理が倒したからもう大丈夫だと思うけど・・・」 「めぐたちは?」 「めぐとりぃちゃんとは途中ではぐれちゃったの。 くまいちゃんには栞奈ちゃんがついている」 「敵は7人って言ってたよね。 今ここで2人倒したから・・・・」 「さっき下の階で愛理たちが一人倒したよ。これで3人。 あと、めぐとりぃちゃんがたぶん一人相手している」 「それと最初にいたこのビルそのもののスタンド使いね。 でもアイツは戦闘力なさそうだし・・・・。 めぐたちが一人倒してくれていたらあと2人なんだけどな・・・・」 「とりあえずどうしよう?先にくまいちゃんの様子見に行こうか?」 「そうだね。栞奈ちゃんの事も心配だし・・・」 私と愛理ちゃんは立ち上がって廊下に出た。 だけど・・・・ 「ちッ、連戦か。いい加減つらくなってきたな・・・・・・・・」 私は舌打ちした。 廊下の先には女が身構えていた。
183 :
915 :2006/04/27(木) 22:07:44.33 0
はいここまで。 とりあえず長いんでちょっと整理しておきます。 設定では作ってあるけれど会話上出せなかった部分もあるし(^^;;; 2階 ○村上愛(中1 サッド・レディ)VS高本彩(高1 Our Time)● ○鈴木愛理(中1 ミスチーフ・エンジェル)有原栞菜(中1 ???)、熊井友理奈(中1 フィール・イージィ)VS阿部絵里恵(高1 ハート・オン・ウェイブ)● 3階 ○鈴木愛理(中1 ミスチーフ・エンジェル)VS中島麻未(中3 アイデンティティ)● ○夏焼雅(中1 セクシー・アダルティー)VS山本紗也加(高1 777)● 鈴木愛理(中1 ミスチーフ・エンジェル)、夏焼雅(中1 セクシー・アダルティー)VS??? 4階 村上愛(中1 サッド・レディ)、菅谷梨沙子(中1 ファイアフライズ・スター)VS??? ●徳永千奈美(中1 シークレット・ディーヴァ)、須藤茉麻(中1 トゥデイ・イズ・マイ・バースディ)、中島早貴(中1 ワンダフルハーツ)VS???○ 本当はもうちょっと入り組んでるけどこんなところっすね
184 :
915 :2006/04/27(木) 22:09:32.17 0
たしかにみうながかすんでしまってますね(^^;;;
あとあさみを出さなきゃなあ・・・w
>>162 なるほどなあ。吉澤=ブチャラティとかしっくりきますね
185 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 22:31:51.01 0
整理含めて乙ッ!
186 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 22:42:42.81 0
整理するとこっちではプッツンキャラ多いのな 藤本、石川、新垣、後藤、安倍、三好、夏焼、アヤカ…
187 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 23:29:39.76 0
ほ
188 :
名無し募集中。。。 :2006/04/27(木) 23:58:04.17 0
神木は微笑みながら菅沼を見遣る。 「クェエェエェエェェェェエッッ!!!!!!」 巨大なカマキリが両腕の鎌を高々と振り上げ死の舞踏の儀式を始めた! 三日月の様な曲線の影が菅沼やエネスコの頭上を何度も横切る。 鎌が虚空に急停止した。 一瞬か 永遠にも感じる『間』が時の流れを塞き止める! ピュッ、 小さい空気を切る音が聞こえたかと思うと落雷の如き速度で鎌が振り下ろされた! 鎌の切っ先は菅沼に向かって空気の壁を切り裂きながら伸びるッ。 「おぉ・・・・・・」 菅沼にはそれはスローモーションの様にゆっくりと見える。 がそれに反応を拒むように足が動かない! 「あの高さ、スピードでの攻撃!よ・・・避けなければ・・・鎌に切り裂かれて死ぬ!」 再生不可能の斬撃! それが迫るが身体は『死』に魅せられた様に言う事を効かない! 身体を思いっきり振り切る。 纏わり着く空気の澱をズルリと抜ける様に身体が動いた。 横に動いた視線の先にはエネスコが見える! 何か口を動かしながら此方に駆け出している・・・・・。
189 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/27(木) 23:59:25.13 0
「・・・・・自分の身だって危ないのに・・・俺を助けようってか? ジォルジョ・・・アンタは馬鹿だぜ! ・・・・だが・・・・うれしいぜッッ!!!」 そう呟くと菅沼は覚悟を決め鎌に向かってを拳を突き出した! 「俺は!俺の仲間の為にも!負ける訳にはいかないッッッ!!!!」 渾身の鉄拳を鎌に向かって繰り出す。鎌を叩き落そうとしているのだッッッッ!!!!!!!!! 「はぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーッッ」 雄叫びが拳に宿る! 「ハヒィッッ!!!!」 「ぉぉお?」 拳が空を切り菅沼の身体は泳ぐように前のめりになった! 『鎌が消えた?』この奇妙な状況に左右を見回すとソレは真っ二つに斬り落され地面に突き刺さって いた・・・・・。 その斬り口の滑らかな断面・・・まるで『超高水圧ジェット切断機』のようなソレは・・・・ 「もしかして・・・か? ふ・・・ふへ・・・相変わらず来るのが遅せーんだよ・・・・ 『がんずき』ッッッ!!!!!!」
190 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/28(金) 00:02:58.35 0
191 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/28(金) 00:30:05.04 0
就寝保
192 :
名無し募集中。。。 :2006/04/28(金) 01:03:57.66 0
おつっ
193 :
364 :2006/04/28(金) 01:14:26.84 0
194 :
名無し募集中。。。 :2006/04/28(金) 02:19:54.41 0
藤本成分って結構強いんだな
195 :
名無し募集中。。。 :2006/04/28(金) 03:05:05.24 0
寝る前保! アンダースコートとはいえあややパンチラは素敵過ぎるな
196 :
名無し募集中。。。 :2006/04/28(金) 03:41:41.68 O
久住ジョルノで吉澤ブチャラティか なんだかうまくできてるな
197 :
名無し募集中。。。 :2006/04/28(金) 05:46:20.75 O
ほ
198 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/04/28(金) 05:55:01.83 0
バイト帰宅!! ニストの皆様方乙ですーッ!! っていうか・・・・・ごめんなさい!!マジでオナのやり方しくじりました!!! 現エピ書きながら次エピのことばっか考えてたら限りある短いオナ時間に 手が止まってしまっていたorz つーわけで・・・・・・現エピがこのままじゃ中途半端に進んでしまいそうだし 次エピも忘れてしまいたくないのでしこっちゃいました!!だから現エピ保留で!! 前スレさん迷惑かけてゴメソorz ってなわけでチェック中。。。
<恐怖の白昼夢シリーズ> 銀色の永遠 〜 未来行きの切符 〜 探し物はなんですか? 見つけにくいものですか? カバンの中も机の中も 探したけれど見つからないのに… まだまだ探す気ですか? それよりぼくと踊りませんか? 夢の中へ 夢の中へ 逝ってみたいと思いませんか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 やられちまった。 コテンパンにやられちまったよ・・・・・しかも女に!! だから鳥公は大ッ嫌いなんだ。 う・・・うぅ・・・・・俺の・・・・・・前足が・・・・・・・・・・ッ・・・・・・ 足が片方なくなっちまうことがこんなに不便だとは思わなかったぜ… 雪のように白くて滑らかな自慢の体毛が、一部真っ赤に染まっている。 悔しい・・・・・痛い・・・・・腹立たしい!! だから俺もやってやったんだ。 俺の身体に負けず劣らず白くて綺麗なヤツの身体を、そしてその翼を赤く染めてやった。 接近してきたところを『スタンド』で不意打ちさ。動物の世界に正々堂々なんてないんだ。 ワン・ツー・フィニッシュ。とどめの一撃はかわされちまったけど・・・・ まぁ、俺からは逃げおおせたみたいだが、ヤツのあのケガじゃあもう長くはないだろう。 きっと今ごろ力尽きて、腹を空かした天敵どもに骨までしゃぶられているに違いない。 それにしてもマジで強敵だったな。 しかし・・・・・・なんでとどめの一撃がかわされちまったんだろう? まるで俺の『ブック・サーカス』が見えていたような・・・・・・ 「・・・・・・・・・」 ・・・・・・・・・やれやれ、なんだかまた頭上が騒がしくなってきた。 今度はクソったれカラスかよ、血の匂いを嗅ぎつけてきやがったな。 鳥公の中でも、俺はカラスは嫌いなんだ。 大嫌いなんだ。 おめーら、全員ズタズタにしてやる。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『桃の花 恋が実ると 初夏になる』 よし、一句できた。 あぁ…海に行きたい。 今日の部活動が終わり、私は部室の窓から満開の桜の木を眺めている。 素晴らしい風景だ。 春の訪れは唐突で、寒い空気を運んでいた北風はいつしか暖かい春風を運んできていた。 まぁ春風はポカポカしていいのだが、これがまたイタズラなヤツで、スカートめくりが 大好きなのだ。今日も登校する時だけで三回やられた。 まったく、困ったさんである。 そんなことを思う私の隣では、新垣さんが盆栽を眺めているようだ。 ふと、ニィっと笑う彼女がなんだか気になったので、声をかけてみることにした。 「新垣さん、外は桜が満開です」 「すっかり春なのだ。あぁ桜満開」 「…春風の正体、知ってますか?」 「春風の正体?唐突だねぇ・・・・・なんなのだ??」 「・・・・・・ふふ、花咲かじいさんですよ」 そう述べる私を見て、新垣さんはまたニィっと笑顔を作って見せた。 何かおかしなことを言ったようだ。 どうもここのところ、私には茶目っけが出てきている・・・・なぜだろうか? きっと、この春の陽光と温もり、そして春風が運んできた自然の香りのせいだろう。 つまり全部春風が悪いのだ。うん、そういうことにしておこう。 ・・・・・などと心の中で非難してはいるが、私は決して春が嫌いなわけではない。 むしろ大好きなのだ。小春という名前は伊達じゃあないのである。
「桜の花びらを見ていると、なんだか一年の始まりを感じずにはいられませんよね」 「始まりを暗示させる桜の花・・・・か。しかし、実はその逆だということを 知っている人間はあまりに少ないのだ」 逆?それはどういうことだろう。 桜の花は始まりの逆??うーん…わからない。 「どういうことですか?」 「うむ、簡潔に言ってしまえば桜の木というのは死んだ人の姿とも言われているのだ。 昔、いつも桜の切り株に座っていた人が忽然と姿を消し、その死体が桜の木の下で 白骨化していたという話もある」 ・・・・・・あまり爽やかではない話だ。 初めて出会ったときの豆の話といい、どうも彼女の話は私の肌に合わない。 やっぱり相性が悪いのだろうか? 最初に思いっきり激突してしまったぐらいだしなぁ… だが、彼女は決して悪い人間ではない。言い切れる。 どんな生き物の命でも尊ぶ心を持っているし、なかなか後輩想いな一面があるのだ。 明日行われるれいな先輩と道重さんの入学祝いをしようと言い出したのもこの人だ。 なんでも、なんとか島とかいう名のレジャーランドを経営しているオーナーと 友達らしく、そこのチケットを手配してくれたのだが・・・・・・ 私は行けそうもないので断った。 部活を休み続け、退院したばかりの私には、そんな余裕がなかったのだ。 道重さんもそうなのだが、この久住小春にはそれ以上の理由がある! そうそれは・・・・・・次の舞台の主人公が私なのだからッ!! バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンン!!!!
ついにミラクルな大スターへのスタートラインに立ち始めたということか。 今回の演劇の脚本を書いた紺野さんには感謝の気持ちでいっぱいだ。 彼女曰く、主人公の設定からして私が『適任』らしい。 ・・・・・・照れるな。 「明日、楽しんできて下さいね。おみやげ、期待してます」 新垣さんにそう告げると、私はそこで大きく深呼吸をして、制服に着替えることにした。
「ねぇさゆ、明日本当に行かないの?きっと楽しいよ」 部室の隅っこで、亀井さんが道重さんをなにやら説得しているようだ。 きっと、明日のことだろう。 先に述べたように、道重さんも私と同じく退院が遅かった方なので、悠長に 遊んでる余裕などないようだった。 しかし、どうしてだろう・・・・・なぜか私の目には亀井さんが道重さんを口説いているように 見えてしまう。変なこともあるものだ。 「・・・」 「さゆ?」 「・・・・・・・・え?あぁ、なんだっけ??」 「明日のことだよ」 「明日?明日はぁ〜・・・・・まだ春休みなの。楽しいの」 「???いや、何を言って・・・・・」 「今日もこれから楽しいの。部活も遅れてる分を取り戻してぇ〜それからぁ…えへへ〜」 「・・・・・・・・・orz」
亀井さんがなんとも言えない表情をして見せた。 まるで二人の会話がかみ合っていない。 いや、そんなレベルじゃあないな・・・・・・・道重さんが前以上にメルヘンになっている。 春の陽気のせいだろうか? そういえば部活中もあんな感じだったな。 そんな道重さんを見て、ほとんどの部員が『しょうがないなぁ〜さゆみんは』みたいな 受け止め方をしていたが・・・・・・・ メルヘン。 そう言ってしまえば、それまでだろう。 だけど・・・・・ おかしい・・・・・・なにか・・・・・・奇妙だ・・・・・・・・・・・・・・ 私の第六感がしきりに違和感を感じ、訴え、そして・・・・・・ なんともいえない・・・・・胸騒ぎが・・・・・・私の心の奥底に沈殿していた。 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
206 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/04/28(金) 06:34:14.45 0
ここまで!! つーわけで現エピは置いておいて忘れないうちに次エピでオナニーします! そしてその間にひょうたん島の話を膨らましておこう・・・・ ではではノシ
207 :
364 :2006/04/28(金) 07:13:38.25 0
>>194 写真でも写真集でも、藤本は顔の右側、高橋は左側を見せてる比率が異常に高いから
高橋画像を左右反転させて無理やり合わせたから余計にそうかもしれない!
というわけでこの企画はダンス〜を作るまで再考の余地ありです。
そして1さん乙です!
複線だらけで二日酔いで寝起きの頭にはちょっと難解ですが…
また派手に何かに巻き込まれる予感!『彼』も再登場!?
そんな自分は会社イテキマノシ
208 :
364 :2006/04/28(金) 08:58:18.86 O
会社到着保!
209 :
名無し募集中。。。 :2006/04/28(金) 10:37:13.19 0
>>207 確か二枚の画像を重ね合わせるソフトがなかった?
210 :
名無し募集中。。。 :2006/04/28(金) 11:09:21.87 0
364さんはそれを使ったんじゃないの?
211 :
名無し募集中。。。 :2006/04/28(金) 11:15:34.58 0
モーフィングのかな?輪郭とかパーツの位置とかもいじれるやつ
212 :
364 :2006/04/28(金) 12:17:29.41 O
ゆうべの藤橋や前の中澤っぽい植物は写真屋でレイヤー被せて、 上位レイヤーを50%くらいに透過させて作ってました。 モーフィング…ちょっと前に流行った時にもいじってなかったけど 帰ったら試してみまする〜 皆様ありがとうございますっ!
213 :
名無し募集中。。。 :2006/04/28(金) 14:09:06.78 O
ほ
214 :
名無し募集中。。。 :2006/04/28(金) 16:22:56.30 O
ほ
215 :
名無し募集中。。。 :2006/04/28(金) 17:02:55.90 0
ほ〜たるこい♪
216 :
名無し募集中。。。 :2006/04/28(金) 17:53:49.11 O
こっちのれいなはあ〜まいぞ♪
217 :
610 :2006/04/28(金) 19:16:57.56 O
マジかよ!保
218 :
名無し募集中。。。 :2006/04/28(金) 20:00:48.84 0
保全疾走
219 :
915 :2006/04/28(金) 20:22:47.97 0
orz
220 :
364 :2006/04/28(金) 20:39:18.97 O
とりあえず保全は絶やさないで! 早く帰りたいよ…
1さん乙です! …てか辛いっす、5期ヲタなもんで…
222 :
610 :2006/04/28(金) 21:18:03.16 0
帰宅… 正直全然推しじゃない二人だったけどこの寂しさは何だろう? 考えてみれば小川の言動に思わず吹き出してしまったり、紺野に対しても うまいコメントするなあ…なんて思うこと多かったなぁ… 俺の現オナにこの二人が登場してるのも運命か? そんなに活躍させる予定は無かったけど見せ場を作ることにするよ!
223 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/28(金) 21:39:06.14 0
いつか来る事、とは思っていたが2人一緒とはね・・・・。 俺も入り口は五期だったしなぁ・・・・寂しい限りだよ・・・・。
224 :
なんみん :2006/04/28(金) 21:39:06.99 O
まじかッ!?次回作こんまこメインなのに! 後半固まってないけど帰ったら出す!
225 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/04/28(金) 21:44:08.13 0
帰宅! ちょ、ちょっと待って、みんないったいなんの話を 汗
226 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/04/28(金) 21:45:43.90 0
ってか今知ったマジかorz
227 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/28(金) 22:11:44.95 0
228 :
915 :2006/04/28(金) 22:12:03.42 0
銀色の永遠 〜re:bornその12〜 兄重(杜王町時代、近所でかわいいと評判の道重さゆみの兄、という意味で呼ばれていたそうだ。 もっとも、東京に出てからも「アニメヲタクの道重」と言う意味で 結局同じ呼ばれ方をしているらしい。 それをまったく気にしていないのがこの男らしいところだけど・・・・)は バイトや就職活動で家を留守にする事が多い。 帰ってきてからも録画していたTVやDVDのアニメばっかり見ているし・・・。 こっちは、暇だろうからってテレビをつけて出て行ってくれるけれど、 チャンネルも変える事が出来ないし、どっちみち昼間はどの局も ワイドショーかドラマの再放送くらいしかやっていないので ごとーはひたすら寝る事にしている。 おかげで夜になって兄重が帰ってくる頃には目が覚めまくっているので ひたすら兄重と話すくらいしかすることがなくなる。 考えたらこのタイプの男の人と話すのって珍しいなあ・・・・。 アニメヲタクってのもそうなんだけど、 それ以上に何かつかみ所がないキャラなんだよね・・・・。 「ねえ?」 晩ご飯を食べている兄重にごとーは話しかけた。 「うん?」 「あんた、なんで冷やご飯ばっかり食べるの? わざわざ朝にご飯炊いて保温もしないでさ・・・・」 「だってその方がおいしいもん。 冷やご飯にたくあん、これが最高なんだよ」 「はあ・・・・・・・・」
229 :
915 :2006/04/28(金) 22:12:49.10 0
銀色の永遠 〜re:bornその13〜 やっぱり変わっているなあ・・・・・・・・。 「そういやこないだ聞きそびれたんだけどさ、 アンタ、なんで点数稼ぐチャンスだったのに 妹をほったらかしてごとーを助けたの?」 「あぁ、なんでだろね」 「なんでだろねじゃないでしょうが」 「だってさあ、妹思いなところを見せようと思って 杜王町まで帰ってきたのは良いけれど 正月に帰った時もほとんど口きいてくれなかったし そんな事考えていたらやっぱり躊躇しちゃったんだよね」 「なにそれ、妹にびびってんだ」 「びびってるって言われてもなあ・・・・。 うち、親父も消極的で一日中部屋にこもってパソコンやってるし、 女三人の権力がめちゃくちゃ強かったんだよ」 「ふ〜ん、だから妹が怖くて逃げたんだ」 「別に逃げたつもりは無いけど・・・・・・・」 「だってそうでしょ? ごとーを助けたのは妹に会いたくないからって 自分の中で言い訳したいからでしょ?」
230 :
915 :2006/04/28(金) 22:13:26.30 0
銀色の永遠 〜re:bornその14〜 「へ?」 「近くまで来たのは良いけれど、 妹に会って無視されるのが怖くてどうしようかって思っている時に たまたまごとーを見つけたから、ごとーを助けるって口実で 妹と会わなくて済むって自分に言い訳してるんでしょ? アンタ、最低の弱虫だね」 「あぁ、違うよ、そういう意味じゃないって」 「はぁ?じゃあどういう意味よ?」 「逆だよ。君を見捨てたら、妹はもう一生 僕に口をきいてくれないんじゃないかなって、そう躊躇したんだよ」 「?」 こいつ、何言ってるんだろ? その妹を病院送りにしたのがこのごとーなのに。 「意味がわかんないって顔しているね。 前に言ったけれど、僕の『フライング・プリエスト』は 本来は人の心を食べるスタンドでねえ。 人の心には『味』があるんだよ。 だからわかったんだ。君と僕の妹は同じなんだって」 「同じ?」
231 :
915 :2006/04/28(金) 22:16:15.50 0
ここまで 紺野ヲタとして、心底凹んでいます 今はもう先の事とか全然考えられないです だけどとりあえずオナはがんばります・・・・・・・・・・・
232 :
364 :2006/04/28(金) 22:35:20.40 0
帰宅! んー、ショックはショックだけど、前年度のあまりにも理不尽なのよりは まだマシだし、本人の意思なら…みたいな感じに割と冷静に受け止めてる自分がいます。 理由が学業専念なのもちょっとリアルの自分の最近の環境と相まってて。 もちろん、寂しいことだけどね…
233 :
名無し募集中。。。 :2006/04/28(金) 23:14:54.92 0
保全疾走
234 :
名無し募集中。。。 :2006/04/28(金) 23:41:50.02 0
ニスト達乙ッ! うーむ誰かの悪趣味なジョークかと思ったら マジネタだったとはね・・・特定のヲタではない俺もショックだというのに 二人それぞれのヲタの心中察して余りあるものがあるな
235 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 00:12:54.83 0
しかし凄い勢いでスレが乱立してるな
236 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/04/29(土) 00:13:59.46 0
915さん乙です!! ぶっちゃけ今のモー娘のメンツが今までで一番好きだから 誰にも抜けてほしくはなかったなぁ… 推しメンじゃなかったハズなのに卒業でショック受けるのは初めてかも 生で紺野も小川も見たことなかったしorz
237 :
N.O. :2006/04/29(土) 00:16:49.33 0
書きかけのトニオとのエピソードをちゃんと書き上げなきゃな…
238 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 00:21:00.25 0
あんたまだ居たのか
239 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 00:26:14.57 0
ニューオーダーの中の人はいつも唐突に現れるなw つーかお察しします
240 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 00:28:52.04 O
N.O.さんはただ足踏みをするだけですから 314さんや他の足踏みされてるかたもきっとそう
241 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 00:54:49.41 0
なんにせよ今日明日は保全を欠かさぬようにしないとな
俺は書こうと思っても全然筆が進まなかったのでヤケ酒スレに常駐…
243 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 01:57:01.84 O
なぁ…やっぱ紺野も小川も死んじゃうのか…?
244 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 02:02:10.22 0
いやそれはちょっとやりすぎw まあラストエピに持って来るってのもありか?
245 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 03:25:06.66 O
俺は藤本卒業前に最後に後藤みたくラスボス寺田とぶつかると勝手に思ってる あくまで俺の勝手な想像だけど
246 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 03:49:43.13 O
ニストそれぞれの最終回構想ってもうあったりするのかな
247 :
364 :2006/04/29(土) 04:24:58.89 0
何か今年正月からヤンタンで「ニューヨークとかで勉強するなら今しかない」 みたいなこと秋刀魚が異常に連呼してたから誰かしらこういう決断するんだろうな、って 心の奥底で思ってたからかな?↑で自分が冷静だったのは。 もちろんそれがおがこんだとは思ってなかったけど。 とかいいつつこんな時間に目覚めて寝付けなくなってる時点でやっぱおいらもダメージでかいかorz
248 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 05:44:21.11 0
・-・) ´▽`)
249 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 07:29:30.91 0
保全疾走
250 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 08:51:39.87 O
orz
251 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 10:15:59.11 0
保全疾走
252 :
なんみん :2006/04/29(土) 10:19:53.16 0
帰宅!関連のスレを軽くさらってきました・・・orz やっぱこのスレでニストやってると、メンバーに対して思い入れが強くなりますね 自分は前作次回作で小川出してるので結構気に入ってたんですけど…
253 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 10:54:25.00 0
今日も保全だ
254 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 12:03:20.40 0
鬱保
255 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/29(土) 12:56:10.38 0
そこで語学留学から帰国した小川が杜王町に訪れる所から始まる 「銀色の永遠2部」ですよ!
256 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 14:04:57.05 0
保全疾走
257 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/04/29(土) 14:18:10.74 0
>>255 (前スレさん)
あと語学留学先でギャング入門を受ける小川とか!!
258 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/29(土) 14:20:52.51 0
麻薬取引幇助で監獄にブチ込まれる小川とか?
259 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 15:34:37.28 0
保全疾走
260 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/29(土) 16:21:40.66 0
ポゼン
261 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 17:19:56.30 0
保全疾走
262 :
なんみん :2006/04/29(土) 17:25:08.88 0
起床保! そして・・・目をさましてからしばらくして・・・ こんマコの事を思い出し・・・・・・泣いた・・・・・・
263 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 17:30:18.27 0
気を紛らすのに道重MCのハロプロアワーでも見るか
264 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 18:13:32.81 0
毒舌アワーか
265 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 18:48:18.53 0
今日のもしもツアーは最高すぎるな
266 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 19:52:29.02 0
保全しろよ
267 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 20:33:48.43 0
268 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 21:38:42.04 0
すばらしいな
269 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 22:18:58.77 0
アリエンテス
270 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 22:46:20.09 0
∩ ∩ , ‐──..、─-.、 | | | | /::::::::::::::::::::;、::::::::ヽ γ⌒ヽ:::::ノノ:::::::::::::| \::::::ヽ ( *・ 。.・)>::/;;ノ::ノ:ノ ヽ:::::ヽ ト、 ノ\/ ⌒ ⌒ Y:::| ト, ̄| l. | ● ● ih| .〉)/ ノ-i !リ // /_)ノ、 ○. ノ/ <つーか最近さゆの活躍が少なすぎると思うの '川 ̄| レ` _,.ィ:(( / | .|、 √ヾ:::);:) / ,' l .|~゙'-、__,,/ (:::( \ / / | | /__ ):ノ、 ヽ ──(  ̄ ̄ ̄| ̄ミ)⌒)  ̄ ̄ )── ` ───'" ̄ ⌒──── ´
271 :
名無し募集中。。。 :2006/04/29(土) 23:43:30.81 0
さゆごめんよさゆ
272 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/04/29(土) 23:58:21.66 0
チェック!
その日の帰り道。 私はポワポワとした表情を終始浮かべている道重さんを連れて、 カフェドゥ・マゴにやって来たのだった。 机に運ばれてきたアイスコーヒーに砂糖とミルクを数えるのもめんどくさいほど 入れると、それをストローでがむしゃらにかき混ぜてやる。 もはやコーヒーの元の色はとどめていなかった。でも、これがおいしいんだ。 彼女をここに誘ったのは他でもない、話がしたかったからだ。 ちなみに私たち以外の部員は誰一人誘っていない。 もしかしたら、突っ込んだ話になるかも知れない・・・・・そう考えての判断だ。 「道重さん」 「・・・・・・」 「道重さん?」 「・・・・・・あ、えぇっと・・・・・なんだけ?」 「いえ、まだ話に入ってないです」 「そうなの?あ、小春ちゃん。そんなに甘くしちゃうんなら初めから別のメニューを 注文すればよかったと思うの。コーヒー、すごい色してるの」 道重さんはニコニコしながら話を振ってきた。 さっきからずっとこんな調子だ。 笑顔なのはいいことなので、私も笑顔で返す。
「最近コーヒーにハマッてるんです。でも苦いから。だからいっぱいミルクを いれるんです。すると、色がすごく変わってしまうんです」 「甘いのがいいのならさゆみみたいにパフェ食べればいいのに」 「ですから最近コーヒーにハマっているんです。でも苦いから。だからいっぱいミルクを いれるんです。すると、色がすごく変わってしまうんです」 「だから、甘いのがいいならさゆみみたいにパフェ食べればいいのに」 「ですから最近コーヒーに・・・・・・やめましょう道重さん。キリがありませんよ」 私はストローを咥えると、口の中を甘ったるいコーヒーで満たす。 そうやって、自分の中にあったこのふざけた空気に一度終止符を打った。 これでは突っ込んだ話も何もあったものではないからなぁ。 ところが道重さんは道重さんで、チョコレートパフェを飾っている苺をほお張り、 さらに器の真ん中に塔を描くようにして盛り付けられた生クリームの中心で 上品に腰掛けているチェリーをつまむと、それを舌に乗せて弄び始めた。 「レロレロレロレロレロレロ」 「ちょ、馬鹿な真似はよして下さい。みんな見てますよ」 「ん?」 「・・・・・・・・・道重さん、最近ヘンです」 彼女の馬鹿げた行動を目の当たりにして、私はいきなり本題に入ってしまった。 さすがに見ていられなかったのだ。 確かに、彼女は人より考え方が少しずれている人間だったが・・・・・ 私の知っている道重さんには、その中に誇りを垣間見せていたはずだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・」 道重さんはなにも答えない。 心ここにあらず・・・・そんな感じだ。 でも、それでいてどこか幸せそうなのだから奇妙だ。 これが何日か前からずっと続いていた。 「道重さん?」 「え、あぁ。で、なんだっけ?」 「この間からずっと思ってたんですけど・・・・・何かあったんですか?」 「え?」 「いや、その・・・・何をずっと考えて、そんな楽しそうにしてるのかなって」 「・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・」 「道重さん!!」 「わ、いきなり大声出さないで欲しいの。で、なんだっけ?」 ダメだ、まるで会話になっていない。 話がかみ合うかみ合わない以前の問題だ。
「やっぱりヘンです!話しかけても上の空、夏先生に怒られてるときも 亀井さんが話しかけてる時も、ずっとそうだった!!いったいどうしたっていうんです? あなたはマジメにやるときはどんなに出来なくてもマジメにやる人のハズじゃn」 「あああああああああああああああっ!!!小春ちゃんッ!!いま何時!?」 私が言い終わるよりも早く、道重さんが慌てたように叫ぶ。 恐らく私の話なんて聞いちゃいなかったに違いない。 ・・・・・・手のかかる姉だ!! 「道重さんッ!!マジメに私の話を聞いt」 「よ、4時半・・・・・嘘・・・・・日が・・・・日が沈んじゃう・・・・・夜が来ちゃうのッ!!!」 彼女は店の時計を見て目を丸くしていた。 両手で頭を抱えて、驚愕の表情を浮かべている。 「夜が来たら・・・・・・そんな・・・・・今日だって・・・・・・明日も・・・・・ 毎日会いたいのに!!!」 「み、道重さん・・・・?」
なんだ・・・・・? 突然取り乱すなんて・・・・・・ 考える私をよそに、道重さんは椅子のわきに置いておいた自分のカバンを 乱暴につかむと、荒っぽく椅子から立ち上がった。 「道重さん・・・・?ちょっと・・・・・・」 「ごめんなの小春ちゃん。パフェの代金、かわりに払っといて欲しいの」 「い、いやあの…」 「大丈夫!明日返すから!!」 「そうじゃなくて…」 「マジで急いでるのッ!!じゃあまた明日ね!!・・・・・・・あぁ…お姉ちゃん・・・・」 さっきまでボヘーッとしていた表情はどこへやら、急にマジメな顔つきになって 私に吐き捨てるようにそう言うと、彼女は足早にその場を去ってしまった。 チョコレートパフェもまだ二、三口しか口をつけていないのに・・・ いや…そんなことよりも・・・・・ 「小春・・・・・230円しか持ってない・・・・・・」 ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンン!!!!
次の朝。 私はいつものように部活に出るため、家を出た。 朝の日差しが眩しい… そういえば夢を見たのだが、その夢がどんな夢だったのか覚えていない。 誰しも頻繁に経験する『よくあること』だが、目が覚めた途端忘れてしまった夢というのは 一体どこへ行ってしまうんだろう? 忘れてしまった夢・・・・・・それは今でも私の中に眠っているのだろうか。 それとも、夢を見ていたことが夢であって、内容なんてものは初めから 存在しなかったのかも知れない。 なんにせよ、答えがなんであれ今私はこうして目覚めて現実の世界にいるのだから 考えるだけ無駄という事だ。 無駄なことは嫌いなんだ、無駄無駄・・・・・ 昨日はあれから大変だった。 コーヒー代しか持ってないのに道重さんに一人取り残された私は悩んだ末、 とりあえず彼女が残した食べかけのチョコレートパフェを食べた。 すごく美味しかった。 そして、椅子に座り続けていた。 食い逃げしてしまおうか。そんなことを考えていた時間が私にもありました。 だが、そんな行為は決して正義ではない。 店員さんにワケを話して許してもらおう・・・・・そう思った時に現れたのが 同じ部活の先輩、紺野あさ美さんである。 紫芋アイスを食べにきたとのことだった。 彼女がいなかったら、きっと厨房で皿洗いをさせられたに違いない。
「紺野さんにお金返さなきゃ…」 そして、道重さんにお金を返してもらおう。 そういえば、今日はれいな先輩達がS市のはずれにあるなんとか島に行くんだったな。 私も行ってみたかったな…レジャーランド。 でも私には悠長に遊んでる時間はない。 ただこの時を噛み締めて、部活動に集中しよう…みんなに追いつかなければ。 大役をもらってるんだし、足手まといになるのだけはゴメンだ。 私は雲一つない青空を仰ぐと、桜の木の下を駆けていった。 こうして、今日も長い一日が始まる… ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
280 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/04/30(日) 00:20:02.49 0
ここまで!! バイトマンドクセ…orz ではではノシ
281 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/30(日) 00:23:05.42 0
乙!だぜ!っつーわけで冗談をうpる!
西暦2006年 9月 杜王町〜 杜王町〜 電車は停止し運転手は停車駅を告げる。 「プシュ」、音を立ててドアの開き何人かの乗客が降車した。 「ふ〜、何とも懐かしいねぇ・・・五年ぶりか・・・・」 駅に降りた乗客の一人が立ち止まり呟きながら掛けていたサングラスを外した。 我々はこの女性を知っている! いや、このまなざしと派手に染め上げた髪を知っている! そして彼女が駆け抜けた数々の闘いを! 駅から出ると彼女は考え込むように顎先を人差し指で掻き始める。 「花・・・・花が必要なんだけど・・・・花屋って・・・どこにあったっけ?」 久々の帰郷いや、帰国に土地勘はすっかり薄れ花屋の場所すら思い浮かばない。 「参ったな・・・・約束の時間も近いし・・・・どこで聞いたらいいだろ?」 そんな事をブツブツと呟きながら彼女は歩き始めた。 少し歩くと何やら学生達がたむろしている。 その制服を見ると自分の通っていた高校のモノだった・・・・彼女は自らの高校生活に郷愁を馳せな がら、その場を通り過ぎようとした。 「うぎぃッッッ!!!!!」 その叫び声が空気を変えた!
「だからセンパイさんよぉ〜・・・あたしはゴタゴタはイヤダって言ってるじゃないですか?」 たむろしている学生に囲まれている様な場所に立たされている少女がエモノの狙うように口端を吊り 上げ獰猛な笑みと作る。 「な・・・・何なんだ?コレ??アタシの腕が吊り上げられて!!!締め付けられるッ?!」 センパイと呼ばれた上級生風の少女が身体を捩じらせるように捻りながら両手を宙に向ける。 「21世紀になって何年経ちました?センパイ?エェ?」 少女とも少年とも取れるような整った中性的な顔立ち、その顔からは想像得ない恫喝を少女は上級生 に浴びせる。 「ぎっ・・・・・ッッ!!!」 上級生は苦悶の叫びを上げる、その奇怪さにほかの取り巻きは動けないでいた。 「今時、カンパ回すなんてダセェ事してんじゃねぇって言ってるンだけど言ってる意味解ってます?」 少女は上級生の顔を覗き込みながら続けた。 「その辺にしときなよ!」 少女は肩を大きく後方に引かれ輪の外に引き抜かれた。 「な!」 驚いた所為なのか?上級生を拘束していた『チカラ』は消えその場に倒れ込む。 「てめぇ・・・・岡井ッ!!覚えてろよッッ!!」 上級生は直ぐさに起き上がると有り触れた捨て台詞を吐きその場を駆け出した。 「チッ! バカが・・・・」 岡井と呼ばれた少女は苦々しく舌打ちをした。 「バカだぁ?あんな所で『スタンド』を悪用しといて何、言ってんだよッ!」 『スタンド』 そのフレーズを耳にした少女は慌てて後ろを振り返る。 「あ・・・・・あんたは・・・・?」 「oioi!アタシの顔、忘れちゃったのカイ?岡井千聖ちゃん!」
284 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 00:24:43.64 0
1さん乙です!こっちは姉重なのか!? てかもう少しで同時出しするところだった…アブネーッ!!
時代は流れる 世代は交代する
286 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/30(日) 00:26:38.90 0
と冗談で第二部冒頭を書いてみたw
287 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 00:32:24.84 0
前スレさんも冗談(なの?w)乙です! その頃の演劇部ってどうなってるんでしょうね?寺田とか 結局カブッちまったorz
288 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/04/30(日) 00:40:27.00 0
この頃には全てが片付いてるとおもってます! 今後の事で自分の意見を出したいのでもう少しだけオナるわ! 明日以降だがね!
289 :
364 :2006/04/30(日) 01:12:35.52 0
皆様乙!
290 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 01:52:14.41 0
乙ッ!
291 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:08:07.06 0
こっそりと出しておきます・・・
292 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:08:45.25 0
銀色の永遠 〜父と息子〜 コツ……コツ……コツ……コツ…… 周囲にハイヒールの乾いた音だけがこだまする…。 会社就業後に仲間と飲み会。早目に帰るつもりが、少し遅くなってしまった。 夜中でも車や人の通りがある市街と違って、住宅街は暗く、静けさが増してくる。 コツ……コツ……コツ……コツ…… 今日は特に曇り空であり、流れる雲の隙間から、 時折サラダボウルの様に欠けた月が顔を覗かせる。 この時間に吹く風は少し冷える。女性は抱えていた上着を羽織る。 『犬のフンを始末して下さい 杜王町 町長』 小さな立て札…。 帰路の途中だが、大きな岩のモニュメントが立てられた場所がある。 『アンジェロ岩』と呼ばれ、形状が巨大な人面の形をしており、 不気味な外見とは裏腹に、人々の待ち合わせ場所として親しまれている。 犬の散歩中のトイレにされる事がしばしばあるので、この立て札を立てたのだ。 以前、フンを始末しない犬とその飼い主が殺されるという事件まで起きているらしい…。 それにしても……日中ならまだしも、夜中にこの人面岩はさすがに恐ろしさを感じる。 家までもう直ぐだ。早く我が家の温もりを感じたい。彼女はそう思った。
293 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:10:02.56 0
トン……トン……トン……トン…… 背後から続く足音がさっきから気になる…。 こういった状況は決して珍しいものではないが、一度気になりだすともう頭から離れない。 やたらに警戒する素振りを見せるのも相手に失礼な気もするので、 振り返る事はせずに、とりあえず歩調を少しだけ速める。 コツ…コツ…コツ…コツ…コツ…コツ… トン…トン…トン…トン…トン…トン… 相手の歩調も速くなっている……?これは決定的だろうか?怖さが増してくる。 それでなくともここ数年の杜王町の治安は悪化の一途をたどっている。 それも失踪や誘拐事件の件数が軒並み上がっているのだ。 カッ!カッ!カッ!カッ! いつの間にか駆け足になっていた。相手の後を追う足音も速くなる。 「ハァ…ハァ……だ…誰か……!」 児童公園の中に駆け込み茂みに隠れる。外灯が公園の様子を照らし出している。 「ハァ…ハァ…」 何とかやり過ごせるだろうか…?息を殺しジッと様子を伺う…。
294 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:11:15.85 0
………… しばらく時が経つ…。相手が公園に入って来た様子は無いが、油断は出来ない。 突然、目の前から消えたのだから、当然この公園を怪しむに違いない。 ならば…ここに戻って来る前に一気に家まで駆けよう!ハイヒールを脱ぎ手に持つ。 腰を起こし前に進み出る…。 ガシィッ!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 心臓が止まりそうになる。あまりの恐怖に、口を開けるだけで声も出ない。 肩の重い感触…何者かに捕まれている。さっきの男(と女は思っている)に違いない! 頭が混乱する。体が動かない。喉や唇が乾燥してゆく…。 ズリュ…グチュ… 「!!!!」 今の音は何だろうか…まるで熟したトマトをゆっくりと手で握りつぶすような…!? 「ふぅ…ふぅ…」 うなじの辺りから相手の息遣いまで感じられる。このままジッとしているのは危険だ。 ……きっと殺される!! バアッ!!!! 勇気を振り絞って相手の手を払い除ける! が、しかし……女はその時に見てしまった…外灯が照らし出す相手の姿を……!! それは、服を着ていたのでかろうじて人型とは分かるが、 剥き出しの顔や手足は醜くタダれ変形し、灰色や緑のゴワゴワした皮膚に覆われた、 この世のモノとは思えない……まさに『バケモノ』の姿であった!!
295 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:13:41.49 0
翌朝… ガヤガヤと、クラスメイト達の声で教室はとても騒がしい。でも、それが心地良い。 始業前、紺野あさ美の場合… 彼女は朝が好きである。 決して寝起きは良い方ではないが、スロースターターの彼女は他人よりも早く起き、 それからじっくりと目覚めの余韻に浸りながら、朝の準備をする。 彼女の名前の由来でもある『朝の顔が美しくあるように』…の言葉通りに、 早朝は常にごきげんでいたいと心掛けているのだ。 朝食もしっかりと取る。取るに決まっている。人間の全ては食事から始まるのだ。 「食事とは人生そのものだ!誰もが自分の満足するモノを求め続けるが、 しかし、時としてその選択に失敗する!!」 そして、一杯のモーニングコーヒーで目覚めはバッチリだ!
296 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:14:40.32 0
それから、クセ毛もちゃんと伸ばして、残りのオシャレは『若さ』でカバーだ。 一通り準備が終われば学校へGO! 教室の自分の席へ着くと、HRの時間まで再びのんびりと周囲を眺めている。 無駄に騒がしいのは好きではないが、活気ある風景は嫌いじゃない。 クラスで仲の良い友達がこちらにやって来る。 「こんこん、昨日出された課題で分からないトコあったんだけど…芋ようかん食べる?」 「なぬゥッ!?」 『課題』と『芋ようかん』…まるで繋がりの見えない言葉だが、彼女にとっては違う。 何も無くたって教える。しかし、デザート付ならそのモチベーションは前者の比では無い!! それを知っているクラスメイト達は、それを『エサ』に彼女に頼み事をするのだ。 『紺野あさ美』……この名前を学年中に知らない者はほとんどいない。 何故なら彼女は昨年度、年間を通して学年トップクラスの成績を維持したからだ。 彼女の知識欲は止まない。 「知識もまた、脳の食事なりッ!」 ババババアアアアアアアアアアアンンンン!!!!!!
297 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:16:20.57 0
「う〜ん、さすがはこんこんだね。先生より分かり易いよ」 「料理も勉強もシンプルな方がベターなんです」 課題についての質問をお茶の子さいさいで片付ける。 「あ、そうそう!こんこんアレ知ってる?」 「『アレ』とは時・空間的または心理的に、自分からも相手からも隔たっている物事を…」 「そうじゃ無いってwアレだよアレ!…昨晩、杜王町でまた女の人が襲われたんだって!」 「えッ……?」 それまでのニコニコ顔から、まるでスイッチが切り替わるように真剣な表情に変わる。 これもまた彼女の一面。愛する町を守ろうとする『正義の心』なのだ。 「ずっと後を付けたあげくにガバッと襲ってきたんだって! とんでもないバケモノだったらしいけど、その女の人はなんとか逃げたみたい」 「ふうん…」 ……スタンド使いでは無いのかな? 「それにしても、この町も最近ずいぶんと物騒になってきたよね。 私この町すごく好きだから、こういうのが無くなれば良いのに…」 「うんうん、ホントにそう思うよ。これは何とかしないとね」 「何とかするって……こんこんが!?ダメだよ!そんな危険な事!」 「あわわ…ううん、何かと気を付けないとねって話」 「そうなの?それなら良いけど…」 ……ヤレヤレ…『演劇部症候群』ってヤツだなコレは…。
298 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:17:54.63 0
ガラララッ!! 教室の後ろ側の扉が開く。男子学生が中へ入ってくる。 「虹村君だ。彼って見た目不良っぽい割には真面目に登校してくるよね?」 「そ…そだね」 紺野の返事も覚束ない。それもそのハズ…。 『虹村億泰』…ラブレター事件以来、その顔と名前は嫌と言うほど頭に刷り込まれている。 億泰は三日間の停学処分。彼女もまた心に深い傷を負った(まあそれは大袈裟だが)…。 はっきり言って忘れ去りたい。無駄無駄無駄の無駄知識だ。 ……はああ…何でまた同じクラスになっちゃったんだろう?選択一緒だったのかなぁ…? 半分睨みつける様な気持ちで、億泰が自身の席に向かうを見送る。 彼が後ろの席である事もあって、僅かに目が合ってしまい、慌てて友達の方へ向き直る。 ……あちゃー!これじゃ私が気にしてるみたいジャン! 横目だったが、億泰がホンのすこしだけ悲しそうな顔をした様に見えた。 そして同時に、今度は担任の先生が教室に入ってきた。 そこで彼女も気持ちを切り替えて、以降その日は彼の事を考えなかった…。
299 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:19:26.25 0
放課後… 「よッ、アンジェロ!」 相手はただの岩に見えるが、実はそうでない事を知っている。仗助から話を聞いている。 岩からホンの数秒歩く…。 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ… 『立 禁止』 頑丈そうだが寸足らずの鉄の扉に、一見意味不明な単語が書かれた看板。 気にせずに鉄扉を通り抜け敷地内へと入り、手を腰に当てながら屋敷を軽く眺める。 屋敷は非常に古めかしく、屋根や外壁には蔦や苔がびっしりと生えている。 大きく、造りとしては豪華なハズだが、もはや人の気配どころか、妖気すら感じる。 ここが彼…虹村億泰の住まいである。 確かに古くてボロボロだが、これでも以前よりはずっとマシな方だ。 屋敷の内装も、とても人が住んでいるとは思えない程に殺風景ではあるが、 リフォームしたての住宅の様に綺麗でサッパリと片付いている。 ……あのボロ家がな…仗助のおかげだぜ。 彼はそのまま二階へと上がって行く。
300 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:20:32.55 0
「親父、いるかい?」 ガラクタの詰まった大きな箱以外には何もない、またも殺風景な部屋。 その部屋の隅っこに『ソレ』はうずくまっていた…。 後姿だとただの腐った肉の塊にしか見えない。服を着ている…人間か? 植木鉢に植えられた何かの植物をイジっている。 「ンニャーン…」 植物から奇妙な音が発せられる…まるで猫の鳴き声のようだ。 それはまるで『音に反応して動く花のおもちゃ』の様に体をくねらせ、 その不気味な肉の塊に擦り寄っている。 「親父…あのさ…昨日の夜だけどよ…」 億泰はある質問を投げ掛けようとした。会話は不可能だが、こっちの言葉は通じているハズ。 クルッ! 塊が振り向く…膨張した体、タダれた皮膚、崩れた顔面、まばらな頭髪…。 それはまさに、昨晩、公園に現れたバケモノであった。億泰の父親である。 「…………」 怪物はただ自分の息子を無邪気に見つめるだけだ。 「……悪りィ…何でもねェよ…」 億泰は部屋から出て行った…。
301 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:26:09.73 0
その夜… コツ……コツ……コツ……コツ…… トン……トン……トン……トン…… 昨日と同様に、前を歩くモノと後を追うモノ……。 前を歩くのは…紺のセーラー服にカバン…ぶどうヶ丘高校の女生徒だ。 遅くまでの部活動なのか、あるいは遊んでいたのだろう…。 その女生徒は、後方の怪しい気配にはとっくに気付いていたかの様に、 前方をジッと見据えながらも、警戒を怠ってはいなかった。 そして、少しだけ足を速める…。 コツ…コツ…コツ…コツ…コツ…コツ… トン…トン…トン…トン…トン…トン… 微妙に加速しながらも、決して走って逃げようとはしない。 昨晩、女性が襲われたと言われる公園へと入って行く。 そこで、公園に入ってくるであろう相手を待ち構える為に、後ろを振り向こうとすると…。 ガシィッ!! 「えッ!?」 なんと横から腕をつかまれた。 入り口にばかり気を取られていた…完全に不意打ちだった!!
302 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:27:39.44 0
ズリリ… 「テメーッ!!キメェ手でワタシの腕を掴んでんじゃねーヨッ!!!! oioioioioioioioioioioioioioioioioioioioioioioioioioioioioi!!!!!!!!」 ドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバドバッ!!!!!!!! ドチュドチュドチュドチュドチュドチュドチュドチュドチュ!!!!!!!! 君の悪い音を立てながら、相手の体が無残に千切れ飛ぶ。 「う、ウソだろおおおおおおォォッ!?!?バラバラにする気は…」 しかし… ズリュズリュ…ズリュズリュ… 肉の破片が膨れ上がり、さらに周囲の肉片も取り込む。そして…。 「サ…再生してるのかヨ…!?こんな感じ…どこかで見たような…?」 公園の外灯に照らされる、小川麻琴と彼女のスタンド『FRIENDSHIP』。 彼女は一連の事件を耳にし、自らがオトリを買って出たのだった。 「ナンだか…思っていたよりもヤバい相手みてーだナ、oi」 ……だが空よ、誓おう! 「この小川麻琴ッ愛するこの町をッ!決してテメーの好き勝手にはさせないッッ!!」
303 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:29:21.45 0
スタンドを構える。 「くらえええェェ!!オンナの敵いいいいいいいいィィィィッ!!!!!!!!」 FRIENDSHIPの拳がバケモノに迫る!!相手はその拳をジッと見つめている…。 ガ オ ン ! 「oioioioioioioioioioioioioioioioioioioioi…oioi……oiッ!?!?」 なんと相手は攻撃が当たる寸前に素早く横へかわした。 いや、かわしたと言うよりも…まるで瞬間移動のようだった…!? 「oioi…ナンだ?コイツの能力なのか?」 「ちげーよ。」 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 木の陰から男が現れた。ガクランを着ている。しかも見覚えがある相手だ。 ……確か、こんこんと同じクラスの…虹村億泰!!スタンド使いだ!! 億泰は両手をポケットに入れて、首を傾げながらこっちの顔を覗き見る。 ……oioi…ナニ…ガン飛ばしてんだヨ…。 「アンタ…紺野ちゃんの友達の…確か……小林」 「小川だああああああああああああああああああああァァッ!!!!!!!!」
304 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:30:58.34 0
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ… 「虹村よォ…何でオメーがここにいるのか知らねーけどヨ。 …ワタシはソッチに用事があるんだワ。そこをどいてくれナイか?」 「ああん?用事?こんな夜中に…デートかい?」 「茶化すんじゃネーッ!!ワタシはこいつに襲われたんだヨ!!たった今!! 邪魔だからどけッつってんだッ!!オメーも一緒にやってやろうかッ!!」 小川が飛び出す! ババババババババババババババババッ!!!!!!!! パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!パンッ! FRIENDSHIPのラッシュ!億泰のザ・ハンドは左手一本で軽くいなす。 「ちくしょーッ!!なかなかやるじゃネーか!!じゃ…コレならどうだィ?」 フッ… ほんの一瞬!億泰は小川の姿を見失った。
305 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:33:25.26 0
「おい…アイツどこへ消え…」 「oioioioioioioioioioioioiッ!!!!」 ドガドガドガドガドガドガドガドガッ!!!! 「ぐはああああああああッ!!」 背後からのラッシュをまともに食らう。億泰は慌てて後ろを振り向くが既にそこにはいない。 「こっちだヨ」 ドガアアアアン!! 右を向けは上、上を向けは後ろ、後ろを向けば左。 麻琴の動きを億泰はとらえる事が出来ない。FRIENDSHIPの攻撃は続く。 ビシィッ!! 億泰の足に、空気抵抗を失い勢いの増した小石が鋭くメリ込む!! 「うがッ!!」 足を取られバランスを崩す。そのまま公園の植え込みの方へとヨロけて行く。 「これでお仕舞ぇだああああああああァッ!!!!」 受身も満足に取れない億泰の顔面に向かって、FRIENDSHIPの重い一発が炸裂する!! ゴキャ!!メッシャアアアアアアアアァァァァァァァァンンッ!!!!
306 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:34:37.99 0
……… …… … 「フゥ……フゥ……」 FRIENDSHIPが殴ったのは……億泰では無く、そのすぐ横にあった木の幹であった…。 「oi…ナゼ攻撃してこない?オメーのスタンド、結構強いって聞いたんだがなァ…?」 小川の問い掛けに、億泰はフンと憮然とした顔をして答える。 「おめーの言いたい事は、まあ分かるしよぉ〜。 やっぱ、女を殴るってのは俺の趣味じゃねーや」 ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド…
307 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:37:51.56 0
「なあ、オメー何でそんなバケモン庇うんだヨ? コイツはなここ最近の暴行事件の犯人なんだゼ?」 「ちょ、ちょっと待てよ。そんなバズは無いんだ。そんなハズは…」 「現にワタシは後付けられた上に、腕まで掴まれてんだッ!! 大体ナンなんだ?オメーがコイツを庇う義理なんてアルのかヨッ!?」 「あるんだよォッ!!」 「!!!!」 億泰はとても苦しそうに顔を歪めている。よほど先程の攻撃が堪えたのか…? 「これが…俺の……親父なんだよ…」 「はァ…!?」 「ある一件がキッカケでこうなっちまった…もうどうにもならねえ…」 億泰は苦しさで肩を震わす。 その真剣な様子に、小川もそれ以上疑う気にはなれなかった。 「マジかィ…oi?でも、ナンだってこんな姿に…」 「もともと、親父には『DIO』って奴の細胞が埋め込まれてんだんだが、 10年くらい前にDIOが死んでから、その不死身の細胞が暴走しちまったんだ」 ……『DIO』!!…『D』のコトか…!?
308 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:40:31.48 0
「親父…」 億泰はその変わり果てた父親を呼ぶ。 ボス…ボス…ボス…ボス… 近くに寄ってきた父親の着ていたシャツのポケットから、一枚の紙切れを取り出す。 どうやら写真のようだ。 「これが本当の親父だぜ」 男性と女性、それに二人の男の子の兄弟……4人家族の『写真』だ! 「お袋はずっと前に病気で死んじまった。兄貴の事は……知ってるだろ? 今は残された俺とこの親父二人で何とか生きてるって感じさ…。 親父がこんなバケモンになっちまった時は、そりゃあ絶望したよ…。 こんなヤツさっさとくたばれば良いってな…」 ポタ……ポタ…… 億泰の目からは大粒の涙が流れている。 「でもよ、仗助がこの写真を直してくれた時に気付いたんだよ。 やっぱ親父は親父なんだってな…家族なんだって…」 「…………」 その圧倒的な事実に小川は言葉も出ない。 「子供ん頃、親父は優しかったよ…世間はバブルで浮かれてた時期さ。 そのバブルが崩壊して、親父は変わった。うちら家族も崩壊したんだ…。 でもさ、今は…昔の親父に戻ったんじゃあないかと思うんだよ。 バケモンになったかも知れないが、優しかった親父に戻ったんだよ!」
309 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:42:02.04 0
ボス…ボス…ボス…ボス… 二人に会話を理解しているのかいないのか…? 億泰の父親はただ周囲をグルグルと歩き回っているだけだ。 「じゃあ、その優しいオヤジが何でこんな夜中に女性を襲ったりしてんだよ…?」 「だから!そんなハズは無いって言ってんだ!これは何かの間違いだぜッ!!」 「だから!ワタシは実際にこのオヤジに後を付けられて……」 ボス…ボス…ボス…ボス… !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 「……違う」 小川はある事に気が付いた…!! 「何が違うんだ?」 「足音だよォッ!!アレは確か…トントン…って革靴の様な音だったんだよォォッ!! オヤジさんの裸足の足音とは明らかに違ったんだッ!!」 「おおおおおおおおォォッ!!ソレだああああああああァァッ!!」 「もし、他に真犯人がいて、そいつから隠すように手を引っ張ってくれたのなら…。 ひょっとして…オヤジさんはワタシ達を…むしろ助けようとしてたんじゃナイか?」 「お、おおお…親父ィィィィッ!!そうなのかああァァァァッ!!!!」 億泰の涙と鼻水が止まらない…。 小川は父親を抱き締めながら泣き続ける億泰を尻目に、ある事を思った。 ……だとしたら……このオヤジさん、真犯人を知っているかもナ…。
310 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:46:09.07 0
翌日、授業中… 「ふわぁぁ…」 「こんこん、今日はあくび多いね。どうしたの?寝不足?」 隣の席の女の子が話しかける。 「う〜ん、このままじゃ睡眠学習突入だよ」 「また演劇部の練習?こないだも大怪我したりとか、なんだか演劇って命懸けなんだね」 「どうかこんこんが寝てしまわない様に、耳元でずっと話し掛けて欲しい…」 「ここは雪山じゃないよ…」 「あ……!!」 先生と目が合ってしまった!二人は慌てて前に集中する。 とは言え、相手は少し意外そうな顔をしただけで、そのまま何事も無いように授業を続けた。 優等生で通っている彼女は、軽いおしゃべり程度では咎められる事は無い。 ……なんやかんや、朝までしゃべってたもんなぁ…。 昨日の夜、小川麻琴から電話があり、町の暴行魔についての報告を受けた。 『単独行動はダメだ』とキツく再三再四言っておいたのだが、 やはり人の忠告を素直に聞く相手では無かった。 ただ、昨晩はいくつかの戦果を得てきたようで、少々興奮気味に話していた。 しかし、彼女の気になるトコロはもはや暴行魔の事では無く……億泰の父親の事だった。 小川は『誰にも言うなって口止めされてたんだけどよォ…』と前置きをしたものの、 『こんこんになら話しても良いかなって思ってサ』などと、結局全部話してしまった。 恐らく、億泰にとって一番知られたくない相手が彼女であるハズなのだが…。
311 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:47:44.79 0
コン!コン! 前の扉がノックされる。 「…こんこん呼んでるよ」 「いつも同じ事言ってる…」 「いちおー、お約束だからw」 ガラッと扉が開く。 「わ!教頭だ。一体何の用事だろう?」 担当の教師が教頭へ近付く。教頭の耳打ちを聞きながら軽く頷いている。やがて… 「虹村!…ちょっと良いか?」 一斉に教室中の注目が集まる。 「はァァ…?」 億泰は何事か把握も出来ていない様子で、それでも素直に呼ばれた方へと向かう。 そして、2、3コト話すと、そのまま教頭と一緒に教室を出て行ってしまった…。 「連れて行かれちゃったね。虹村君、何か問題でも起こしたのかな?」 「う〜ん、どうかなァ…?」 昨晩の麻琴の報告から今日までの間で、億泰が何かしでかすとは考えにくいのだが…。 しばらく教室がザワついていたが、授業が再開されると、また通常の落ち着きを取り戻した。 そこで彼女も気持ちを切り替えて、以降その日は彼の事を考えなかった…。 …………という訳にはいかなかった…………
312 :
なんみん :2006/04/30(日) 02:56:34.95 0
ここまで!ちょい出し過ぎですが、やる気を見せたかったのでw 全くの偶然ですが二人に捧げるようなエピに出来ればと思います あと1さん前スレさんの後に短い感想書いたのは自分です…割込みスマソ! ・・・今後はもうちょい自由にレスできるかな〜ではではノシ
乙
314 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 03:51:31.08 0
なんか大量放出きたあああああああああああああああああああ
315 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 04:51:50.10 0
そして保全疾走
316 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 06:06:53.61 O
活気戻って来た予感
317 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 06:53:44.33 0
今日の場合この二人は一度の更新量が多いからな 前スレさんのも冗談とか言ってる方が筆が進みそうだw
318 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 07:45:56.75 0
乙ッ・・・ALLsageでこっそり射精しやがって この照れ屋さんめ
319 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 07:51:03.50 0
otu!
320 :
364 :2006/04/30(日) 08:51:18.88 0
乙、だぜ…! 過去のオナの手直ししてるから今日は出せないけど、自分も目標は5連休で2回イくっ!
321 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 08:57:46.12 0
みんながんがれッ!!保全もがんがれッ!!
322 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 09:41:24.04 0
乙
323 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 11:00:33.92 0
ほぜん
324 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 11:56:29.85 0
ho
325 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 13:02:38.95 0
保全疾走
326 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 13:53:06.30 0
保全疾走
327 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 14:45:21.26 0
コンマコ疾走!
328 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 15:34:30.92 0
保全疾走
329 :
610 :2006/04/30(日) 15:51:14.80 0
こんな時間に出してみる
330 :
610 :2006/04/30(日) 15:55:31.62 0
銀色の永遠 〜無垢なる世界〜E 「oi…アイツ避けたぜ!ブギトレの拳を…!」 「桜井和寿…やはり彼はスタンド使いだったようですね」 「さくらいサン…」 小川と紺野の表情が闘志を秘めたものに変わる。 一方、高橋の顔には悲しみとも驚きとも取れる表情が浮かんでいた。 「やっぱりあんただったんだな、亀井の記憶を消したのは!桜井さんよォ…!」 藤本はスタンドを消し、桜井を指差しながら言う。 「フ…確かに彼女の記憶を『封印』したのは僕だよ」 桜井はそう言うとストンと藤本から一歩飛び退く。 「なぜ…!なぜそんな事をッ…!?」 高橋が悲痛な声で叫んだ。 「なぜ?僕は彼女を救ってあげたんだよ。『スタンド能力』という邪悪な力からね…」 「救った…?」 4人は怪訝な表情を浮かべる。桜井の言葉を理解できない… 「スタンド能力を身に付けることは不幸だ、と言ってるんだよ」
331 :
610 :2006/04/30(日) 15:57:32.62 0
「スタンドなどという特異な能力は、本人にも周りにいる者にも不幸しかもたらさない。 君たちも力に溺れ、他人を傷つけてきたスタンド使い達をたくさん見てきただろう? 君たち自身もその力のせいで傷つき、多くの『悲しみ』に触れてきただろう? 僕は彼女をその悲しみから解放してあげたのさ」 「なンやって…!?」 「oioi…随分自分勝手な理由だなァ〜!」 「桜井さん、悪いけど余計なお世話って奴だぜ。美貴たちはこれでも面白おかしく やってるんだ」 「本当にそうかな?」 「あん?」 「例えば君の親友の後藤真希さん…、彼女も『スタンド能力』という呪縛に取り憑かれ、 多くの悲しみを生んだ加害者…そして被害者でもある…違うかい?」 「なッ!?なんでアンタがそんな事を知って…!?」 藤本はハッとして高橋の方を振り向く。 「いや!あっしは言ってないやよ!そんな事を他人に話すわけが…!」 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
332 :
610 :2006/04/30(日) 15:59:11.99 0
「…桜井さん、あなたは『記憶』を読んだんですね?亀ちゃんの『記憶』を…!」 今まで黙っていた紺野が静かに口を開いた。 「…さすがだね紺野さん、亀井さんの記憶どおりだ。君は普段は何を考えているか分か らない穏やかな性格、しかしその頭脳は演劇部の中で最も優れ、常に冷静な計算を働か せている…」 「記憶…!桜井サンの能力は他人の記憶を読み…消去する能力…!?」 「だから何だってんだ!!あんたには何の関係も無い!これはあたし達の問題だ! 第一あんた自身だってスタンド使いじゃねーか!」 「そういう訳には行かないんだよ藤本さん…!この町にこれ以上悲しみを増やすわけには 行かない…!スタンド使いはこの世に存在してはならないんだ!!僕の能力はその為に神 から与えられた物だ!」 「ふざけんなヨ!!ワタシたちはスタンドを決して悪用したりしネェッ!!」 「そんな保障はどこにも無いだろう?人間はちょっとしたキッカケでどう変わるか 分からない不安定な生き物だ…。そして君たちは既にこの町の脅威となりつつある…」 「何だって?どういうことだよ!?」 藤本の顔からは既に怒りが滲み出している。
333 :
610 :2006/04/30(日) 16:01:43.76 0
「君たちは『つんく』の言いなりになっているじゃないか、自覚はあまり無いようだが ね…」 つんく…!? 4人は聞きなれない単語に眉をひそめる。 藤本と紺野は頭の片隅に残るその単語を必死に思い出しそうとしていたが… 「そうか…君たちは知らないんだったね。『つんく』ってのは君らの顧問、寺田光男の 昔の呼び名さ」 「寺田先生の…!?あんた先生と知り合いなのか!?」 「彼とはあらゆる面で友人でもありライバルでもあった。だが彼とは考え方が 合わなくてね、決別することにしたんだ。もう10年近くも前の話さ…」 「彼が今この町で何をしようとしているかは知らない、だが彼の過去と亀井さんの 記憶から僕は彼を『悪』だと判断している!そして現に君たちは彼の『駒』として 動いている!だから君たち演劇部の記憶は全て封印させてもらう!」 「まさか桜井サン…!亀の記憶を消したのはあっしらをここにおびき寄せるため…!?」 「そうだよ高橋さん、昨日君たち二人がここへ来た時、君たちの記憶を読み演劇部の 存在を知った。そして亀井さんの記憶を消し、君の記憶はあえて残しておいたんだ。 そして僕の思い通り君たち演劇部員は僕を疑ってここへ来た」 桜井はゆっくりと4人の方へ歩み寄ってくる。
334 :
610 :2006/04/30(日) 16:04:48.07 0
「何も後藤真希さんのように君達を抹殺しようという訳じゃない、亀井さんと同じ ように『スタンド』と『演劇部』の記憶を消すだけさ、普通の高校生に戻るんだ。 君たちの為にも、杜王町の未来の為にもこうすることが最善なんだ」 「こいつッ…!!」 藤本は思った。 こいつは…真希ちゃんと同じだ…!おそらく本気で町の未来やあたし達の為を思って こんな事を言っている!いったい今まで何人のスタンド使いの記憶を消してきたんだ!? だけど…ッ!!! 「やめろッ!!あたし達は誰もそんなこと望んじゃあいないッ!!!」 「すぐに済むから大人しくしろよ…イノセントワールドッ!!」 シュアアアアアア・・・・ 桜井の背後に人型のビジョンが浮かび上がる! 人間とロボットの中間のような、どこか物悲しげな表情を浮かべたスタンドだ。 「待ってください!!」 紺野の声が桜井の動きを止める。 「桜井さん、あなたは今『亀井さんと同じように<スタンド>と<演劇部>の記憶を 消す』と言った!でも亀ちゃんが失ったのは『スタンドの記憶』だけです! 演劇部の記憶は消えていませんし、そもそも消す必要も無いと思います!」
335 :
610 :2006/04/30(日) 16:06:51.03 0
「いいや、消すのは『スタンド』と『演劇部』両方の記憶さ、この二つは密接に関わっている、 両方消させてもらう!あまり多くの記憶を一度に消すと混乱するだろう?精神が崩壊してしま うかもしれない。だから『演劇部の記憶』の方は徐々に消えていくようにしたんだ。 亀井さんはこれから徐々に徐々に演劇部の記憶が失われていく…!」 「何だって…!?てめえッ!!!」 桜井の言葉に激昂した藤本はB・トレインを出現させる!! シュンッ・・・ その藤本の横を風のような速さで通り抜けていく物があった! ドッシュウウウウウウウッ!!!!! 桜井の顔面スレスレを赤い奇跡が走る! 「何の真似だい?高橋さん…」 「桜井サン…あっしはアンタを許さない!!亀子の記憶を元に戻すんやよ…! 今すぐにッ!!!!!」
336 :
610 :2006/04/30(日) 16:16:17.83 0
ここまで >マイマイさん、364さん ごめんなさい!桜井の能力がマサオとあさみんを足したような能力になってしまったorz まあ彼の能力にはもうちょっと続きがあるんですけどね… >915さん 『つんく』の正体はもしかしたら栄米編で明かされるのかな? もしそうだったら俺のつんくのくだりは後でカットしてもらいますので(^^; >なんみんさん キ、キター!! やっぱり俺なんみんさんの作品好きだわ…
337 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 16:25:57.67 0
otu
338 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 17:26:40.51 0
まさか日曜の午後に里田まいを見れるとは思はなんだ!
339 :
なんみん :2006/04/30(日) 18:11:08.43 0
610さん乙です!こちらもコンマコ出演て事で活躍を期待しておりまっす! もちろん藤本や高橋もだけど…桜井はすごいメンツを相手にしてるなあw 自分のは明日の早朝にまた続き出します…ボウトウナゲー!
340 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 18:27:34.55 0
乙!
341 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 18:55:37.21 O
乙ッ!
342 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 19:51:44.08 O
保全しろよ
343 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 20:04:53.89 0
お前が1人でがんばれハゲ
344 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 21:15:32.19 0
保全疾走
345 :
364 :2006/04/30(日) 22:17:49.56 0
610さん乙ですー! や、能力カブるのはしょうがないっすよ、こんなにスタンド出まくったら(w おいらもあさみんの能力がほぼパクノダだってエピ完結してから気づきましたし(w
346 :
915 :2006/04/30(日) 22:30:31.83 0
今大阪の娘。コンから帰ってきました。まだかなり凹んでいます。
ただ、こういう時こそヲタをやってきて良かった事が色々見つかっていまして。
そのうちの一つとして気づいたんですけど、
その中でここで言えるのは、こんなヤツのオナにつきあってくれて
皆さん本当にありがとうです。
このスレを立てた1さん、まとめサイトを管理している前スレさん、
ゲームや掲示板を管理している364さん、スレを盛り上げている他のニストの皆さん、
感想を書いたり保全してくれる皆さん、こんなヤツにつきあって読んでくださってる皆さん、
本当にありがとうです。
おかげでまだもう少しはヲタを続けられそうな気がします。
>>610 さん
ネタバレかもしれないけど僕はつんくを絡ます予定無いので
安心して続けちゃってください。
てか、つんく関係は1さんが構想あるのかどうか知らないけど(笑)
細かい設定で出す事はあっても
本筋に関しては基本ノータッチのつもりですのでm(__)m
347 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 22:53:23.71 O
誰がハゲじゃい!波紋ヘアアタックすっぞ!! 915さん乙です!いろいろ想い入れの強いコンになりましたね これからもヲタとしてニストとして頑張っていただけたらと思います
348 :
名無し募集中。。。 :2006/04/30(日) 23:14:35.56 O
乙
349 :
915 :2006/04/30(日) 23:52:13.48 0
銀色の永遠 〜re:bornその15〜 冗談を!ごとーとあの道重さゆみは全然似ても似つかないじゃん! 道重さゆみは演劇部だ!寺田の一味だ! だから・・・・、この後藤真希に消去されなきゃならない運命だ! だって、だって・・・・、スタンド使いは・・・・・。 「さゆみは・・・・、妹はお姉ちゃんっ子でね・・・・・・・・」 「お姉ちゃん?」 「僕と妹の間にはもう一人上の妹がいたんだよ」 「いた・・・・・・・・・・、って・・・・・・・・・」 「もう半年以上行方不明でね・・・・・・」 あ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 「仕事に出たっきり帰ってこなくてね。 上の妹もスタンド使いだったからさ、簡単に連れ去られるような女じゃなかったし、 だから僕にはわかるんだよ。 相手はスタンド使いだし、だから妹はもうこの世にいない、って」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 「杜王町って少年少女の行方不明者数が圧倒的に多いんだけど、 それと同時に若い女性の失踪事件も後を絶たないんだよね。 おそらくスタンド使いの仕業なんだろうけど、僕の妹もそれだと思うんだ」
350 :
915 :2006/04/30(日) 23:52:57.65 0
銀色の永遠 〜re:bornその16〜 お姉ちゃん・・・・・・・・・・・・・。 ごとーのお姉ちゃんも・・・・・・・・・・・・・。 「答えてくれなくても良いけどさ、君の心からは 大好きな姉を失った僕の妹と同じにおいがしたんだ。 だから君を助けなきゃって思ったし、 もしも君を見捨てたら、妹は僕を許さないだろうなって、そんな気がするんだよ」 そっか・・・・。 あの子もごとーと同じ、スタンド使いに お姉ちゃんを奪われた子だったんだ・・・・。 「そうだよ・・・・・・。 ごとーも・・・・・・、ごとーのお姉ちゃんもいなくなったんだ・・・・。」 「そっか。やっぱり君と僕の妹は一緒の境遇なんだね」 「そうだね。アンタと・・・・、アンタの妹とまったく一緒だね・・・・。 ごとーのお姉ちゃんもスタンド使いでね、しかも強かった。 だから原因はスタンド相手としか考えられない・・・」 「杜王町もぶっそうだねえ。 下の妹も黙っているけれど、あの怪我って絶対スタンド使い相手にやりあったんだろうな。 ん?どうかしたの?」 「う、ううん、なんでもない。 そうだよ、杜王町ってスタンド使いが多すぎるんだよ。 だから余計な争いや犠牲が生まれるんだよ」
351 :
915 :2006/04/30(日) 23:54:19.70 0
銀色の永遠 〜re:bornその17〜 「らしいねえ。僕の友達もそう言っていたよ」 「友達?」 「ついこないだだけど、ガレフェスで知り合った友達が杜王町に住んでいるスタンド使いだったんだ」 「ガレフェス?」 「コミケみたいなもんだよ。ガレージキットフェスティバル」 「あぁ、ヲタクの集まりの事か」 「うん。簡単に言ったらガレージキットって、フィギュアとかプラモデルとかを 自作している人たちの発表会兼即売会でね。 その知り合った相手ってのが僕と違って 他のアニメは完全に守備範囲外なんだけど、機動戦士ガンジャムシリーズが好きでね。 ガンジャムのプラモデルとかフィギュアとかもいっぱい出てるからさ。 それ目当てで来ていたんだって。 僕は『機動戦士ガンジャムNEET』のヒロインのブチャマリアが好きだから・・・・」 「そんな話どうでも良いから・・・・」 「あ、ごめん。ともかくガレフェスって ものすごい人が集まるからさ、 やっぱり気分悪くなって倒れちゃう人とか出るんだよ。 それでちょっと僕の『フライング・プリエスト』で介抱してあげてたら、 介抱してあげた相手が『フライング・プリエスト』が見えていてね。 おっ、お互い能力者なんだって事で意気投合して 一緒に飲みに行って話をしていたら杜王町に住んでいるって言うじゃないか。 僕も杜王町出身ですよって事でさらに仲良くなってねえ」 「ふ〜ん」 「その彼も他のスタンド使いと知り合ったのはつい最近って言ってたけどね。 女の子を変質者から助けたら、変質者も被害者もどっちもスタンド使いだったんだって。 怖いねえ、結局二人で変質者を倒したらしいけど、 女の子もスタンド使いじゃなかったら抵抗出来なかっただろうねえ」
352 :
915 :2006/05/01(月) 00:00:07.22 0
ここまで! 実はこの話を始めたかったのは、ごっちんを 精神的にという意味で助けたかったからなのですが、 それと同時にさゆの姉が殺されたという設定が得てして忘れられがちなので それを生かしたいなあと思っていたら 実はさゆとごっちんって同じ境遇なんだって事に気づいたからなんですよね って、忘れられてなかったような感じでもありますが(爆) ところが話のオチが全然つけられなくて・・・・ なので、予告しておきますが とんでもない方向からとんでもない展開に持っていきます。 おまけにそのまま投げっぱなしジャーマンしちゃいます。 もうね、先に謝っておきます。ホントにごめんなさい(爆)
353 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 00:03:22.88 0
西川キター
354 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 00:17:25.75 0
otu
355 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/01(月) 00:53:56.63 0
千聖は目を丸くしながら小川麻琴の顔を見ると直ぐさに憎悪の表情を浮かべたッ。 「・・・よぉく覚えてるよ。小川麻琴!お前がッお前等が『絵里香ちゃん』をッッッ!!!!」 言葉を言い切らない内に激情が先走る! 拳は空を切り麻琴の顔面目掛け唸りを上げる。 パァァアァン! 破裂音が響く・・・・・ ギリ ギリ ギリリ ゆっくりと骨に指が食い込む。 千聖の拳を難なく受け止めた麻琴は掌に有る拳にゆっくりと圧を加える。 「アンタはアイツにとって唯一の救い・・・だったのからね・・・憎まれるのも無理ないか・・ 確かにね・・・・アタシ達はアイツの事を殺したのも一緒ダヨ・・・でもね・・・」 グルンッ! 麻琴は握っている手をパチンコのレバーを回す要領で捻り上げる。 「グッッ!!!!!!」 腕を捻り上げられた千聖は呻き声を上げる。 「あんたは誰に牙を剥いたか、解ってるのカイ?」
356 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/01(月) 00:54:21.03 0
麻琴は捻った腕を更に上方に押し上げたッ。 「ぐぅぅうッ!!!」 手首関節、肘関節、肩関節までに痛みが走る。 千聖のコメカミに冷たい汗が伝わりその表情をより険しいモノにした。 「い・・・痛い・・・・こうやって・・こうやってお前等は絵里香ちゃんを痛めつけたのか・・・? ・・あの時の絵里香ちゃんは・・・もう・・・・許せないッ。許せないッッッ!!!!」 千聖の瞳に凄まじい闘志が宿る。 と同時に麻琴の頭上に黄金の輪が出現した、輪はあれよあれよという間に頭や腕、身体の各位に 出現した! 「輪斬りにしてやるッッッ!!!!喰らえッ!『金剛圏』ッ!」
357 :
364 :2006/05/01(月) 01:00:05.00 0
915さん乙です!兄重普通にいい人っすね
そういやリアルでもさゆに娘。の追加オーデの存在教えて娘。に入るきっかけ与えたのは
兄重だったとか…。
>>346 のレス見てから近所のローソンに走って、5月7日のBDコンと8月26日の5期加入記念日公演の
チケ買ってきちゃいました(爆
…ってか、ミュージカル、紺野さんは出るの?
卒業してるし、8月大検のある9日10日のうち10日ミュージカルあるじゃん…
358 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/01(月) 01:02:02.38 0
こんな所でおしまいダーリン! なんみんさん!610さん!915さん!乙でした! 特に915さんはお疲れの所ナイスガッツでした!
359 :
364 :2006/05/01(月) 01:05:50.86 0
連レス失礼 >>前スレさん乙ですー! 5年の間に何かがあった、ということですね!岡井も高2…ずっと憎悪を抱いてきたんでしょうかね… あと、前からちょこっと気になってたんですけど…絵里香じゃなくて、絵梨香、じゃないですかね… 自分の勘違いだったら申し訳。
360 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/01(月) 01:13:47.52 0
プギャー!『梨』でした!
361 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 01:55:07.09 0
保全疾走
362 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 02:37:59.63 O
ほ
363 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 03:55:38.86 O
そーいや兄重と姉重の本名ってなんていうんだろ
364 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 04:08:20.33 0
名前・・・名前などどうでもいい
365 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 04:33:54.57 0
冗談乙ッ! なんかこっちのほうが気になってしまうなw 特撮ヒーロー系は苦手分野なもんでw
366 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 05:49:37.14 0
藤本:保全しちゃおうかなスレ美貴ちゃん保全してもいい? 田中:い、い、いいよ 亀井:ヒャー? 藤本:お前に聞いてねんだよ 藤本:出てくんなよ 道重:ねぇこれさぁ 亀井:ヒャー? 藤本:おまえよー 昨日保全するんなら保全しろよさっさと 亀井:ヒャ〜クマ〜ミピ〜プ〜ポ〜プ〜 藤本:お前そういう保全ならいっさい疾走しませんから 田中:嘘です あれはコミュニケーションです 藤本:そんなコミュニケーション(゚听)イラネつってんだよ 道重:嘘はつかないの そういうふうに 藤本:ねぇいらいらする 藤本:落とすなよ( VДV)オル゙ァ! 田中:落ちてません
367 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/05/01(月) 06:15:01.27 0
ニストの皆様、保全してくれてる皆様乙です!! 出すなら今のうち・・・・・ッ!!
今日は先生方が休みなので、自主練というカタチの活動になる。 れいな先輩達4人が堂々と部活を休めたのもそのためだ。 他の3人、亀井さんも新垣さんも高橋さんも、舞台への準備がほぼ万端なので 後ろめたいことなど一つもないのだろう。 しかし、高橋さんが自らの意思で部活を欠席したのは驚いた。 きっと雪が降るぞ。 さて、遊びに出かけている4人とは違い、苦しんでいるのは吉澤さんである。 彼もまた、私と同じように遅れを取ってしまっていた。 「油断したぜーっ。まさか俺にそれなりの役が来てるとは思わなかった… セリフが・・・・・くぅ・・・・・」 「おいおいよっちゃんさん頼むよ。あんたは今回、美貴と二人で小春と絡む 重要な役回りなんだからよぉ〜。サッカー部ばっか出すぎなんだよ」 「しょーがないじゃん。もうすぐ引退だし、今のうちにボールにはいっぱい 触れておきたいんだよ」 そんな藤本さんと吉澤さんの会話を、先ほど耳にした。 余談であるが、今回藤本さんは吉澤さんと仲のいい荒っぽい男の子の役なので、 男装出来ることがちょっと嬉しいらしい。 まぁ、もともと男みたいな性格の人ではあるけれど。 そんな中、道重さんはと言うと・・・・・・ 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 ボヘーッとしていた。口も半開きである。 アイドルを目指す私のライバル役という、それなりに重要な役回りのハズなのに、 集中もなにもあったものじゃない。 なんだか昨日よりもひどくなっている気がする…日に日に酷くなっている気がする!! その証拠に、彼女は今日部活を堂々と一時間も遅刻してみせた。
そして、事件は起こった。 午前中から雑談という長い休憩時間を終えて、午後になり、ちょっとみんなで 合わせてみようということになったのだが・・・・・・・ 「・・・・・・・・・・・」 道重さんが、自分の出番になってもセリフを吐かないのだ。 どうやら気付いていないみたいである。 「道重さん・・・・・セリフ・・・・」 「・・・・」 「道重さん」 「あっ」 小声で二度ほど呼んで、彼女は我に返った。 まただ・・・・またこの感じだ。 もっかいこのシーンはやり直しか・・・・・これでこのやりとりは何度目だろう?
「ごめんなさいなの、ついうっかり」 こんな状態の道重さんも気になるところが、私としてはいつ藤本さんが 大爆発するのか心配でならなかった。 あの表情、目つき・・・・・絶対イライラしている。 恐ろしいな・・・・まるで爆弾を抱えている気分だ。 しかし、藤本さんの気持ちもわからなくはなかった。 単なる失敗や間違いなら仕方がないのだ。練習とは、失敗や間違いを経験し、 それを克服していくものなのだから。 だが・・・・・・道重さんの場合は明らかにそれとは違っている。 まるで集中していない・・・・・・・やる気というものが一切感じられない!! 「・・・・・じゃあ、もう一回小春ちゃんのセリフから行きましょうか。 『辛い・・・・食べられない』のところから」 今回は監督の立場である紺野さんに言われ、私はまた定位置に戻る。 道重さん、お願いですからやる気を起こして下さい・・・・・このシーン、正直もう飽きました。 そんな思いを胸に抱えながらも、私たちは演技を続け・・・・・ そして、先ほどの道重さんのセリフの場面まで辿り着くことなく、演技は中断された。 立ち位置を間違えた道重さんが、藤本さんに景気よくぶつかったのだ。 原因は・・・・・ボーっとしていた道重さんにあるということに、誰もが気付いていた。
「あ、すいませんカットで」 「ちッ・・・・・てめぇ・・・・・・」 紺野さんの声がすると同時に、藤本さんが道重さんに舌打ちをした。 終わったな。 どうやら完璧に藤本さんという名の爆弾の導火線に火がついたようだ。 爆発するぞ・・・・・・道重さんをかばってあげた方がいいんだろうか。 しかし言い訳のネタはないなぁ・・・・・・ 「いいかげんにしろよ。やる気がないなら帰って欲しいんだけど」 突然言い放たれたその声の主は藤本さんではなかった。 押さえ気味の口調の中に、明らかに怒りを滲ませたセリフを口にしたのは・・・・ 他ならぬ、部長の吉澤さんであった。 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
「さっきから黙って見てりゃあボーっとしやがってさぁ・・・・マジメに練習する気が ないんじゃねーの?」 「・・・・・・・・・・・・」 道重さんは俯いてしまって、何も答えない。 意外な人物から攻められて驚いているのだろうか? 少なくとも、藤本さんは驚いているようだ。 「やる気のないヤツと一緒の舞台立つなんて、俺は絶対に認めないからな」 「まぁ落ち着けよ・・・・と、言いたいところだけど・・・・・・今日のさゆは明らかに ひでーよなぁ?いや、今日だけじゃないか・・・・・昨日も、一昨日も・・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・二人とも少し抑えて。誰だって調子が悪い時くらいはあります・・・・・どんなに 頑張ってもうまく行かない時ってあるんです。こんこんにはわかりますよ」 「…するとなんだ?こんこんにはコイツが頑張ってたように見えたわけか? 美貴の目にはどー見てもッ!!何も考えてないようにしか見えなかったけどなァー」 な・・・・なんだかおかしな空気になってきたぞ・・・・・・ 道重さんのことで、藤本さんと吉澤さん、そして紺野さんが衝突をしかけている。 どんよりと重く肩に圧し掛かる不穏な空気が、私たちを包み始めた。 それでも道重さんは黙ったままだ。口を開くような気配もない。 正直、この沈黙・・・・・・耐え難い!!
「・・・・・・・こんなことをこんこんが言うのもアレなんですけど、ここにいるみんなは いろいろと仕方のない事情で練習が遅れている人達なんですよね?だとしたら、 この時間がすごくもったいないと思いませんか?」 重い沈黙の中、最初に話を切り出したのは紺野さんであった。 この空気の中で口を開くということには、相当な度胸がいたはずだ。 私はその時、素直に彼女を尊敬してしまった。 そしてその思いが伝わったのか、吉澤さんも藤本さんもあっさりと穏やかになり始める。 「それもそうだな・・・・・・せっかく先生もいない中で部活来てるんだしな・・・・」 「・・・・ま、面白おかしくやんなきゃ損かもな。舞台前でピリピリしてるだけにさ。 普段の演劇部みたく、気楽にやった方がいいな」 「そうですよ、抜くところは抜いて、決めるところは決めればいいんです。 間違ったってしょうがないでしょう?迷ってたって始まんないでしょう? だからマイペースに、それでいてみんなのペースに合わせるように歩んでいくんです。 人は一歩一歩でしか進めないんですから。『All for one One for all』ですよ・・・・ ね、小春ちゃん」 「そ、そうですね!!」 みんなは一人のために、一人はみんなのために・・・・・かぁ。 紺野さんはなかなかいい事を言うな。 こんなみんなをうまく引っぱっている姿を見て、彼女が監督を任される理由は 単に舞台の脚本を書いただけではないからということがわかったような気がした。
「…しげさん、わりーな。俺、けっこう焦ってたもんでさ。けっこう重要な役だし・・・・ ちょっとハイペースになりすぎてたわ」 「そうだよ。よくよく考えてみりゃあ、よっちゃんさんが遅れてる理由なんて むちゃくちゃ自業自得じゃんか」 「ミキティうっさい」 「でも、さゆだって悪くないわけじゃないんだからな。美貴たちも走り過ぎないように 練習すっからさ、さゆもあたしらに合わせるように努力してくれよな」 各々が反省すべき点を自覚し、謙遜しあう。 ・・・・不穏だった空気に暖かい日差しが差し込んできたみたいだ。 仲間との和解。 例え些細なことだったとしても、こうやって、絆を深めていくんだなぁ・・・・・・ きっとこの舞台は素晴らしいものになる・・・・そんな気がした。 「・・・・・・だって。さゆみん、わかった?」 名監督の紺野さんが優しく道重さんに問いかける。 彼女の『わかった』という一言で、この空気はいつもの爽やかなものに戻る・・・・・ はずだった。
「・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・」 「・・・・・・・・・」 沈黙。 ただただ沈黙して、みんなが道重さんを見つめて数秒が経過した。 ・・・・・・・なんだかすごく嫌な予感がする。 「さゆみん?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・」 紺野さんの声に、道重さんは何も反応しない。 ・・・・心ここにあらず、という感じだった。 ああ・・・・・道重さん・・・・・・お願いだから何か反応してください・・・・ 嘘でしょう・・・・・・?まさかこんな時にまで・・・・・・ ま、間違ってもあんなことを口走ったりしないで下さい!! そうなってしまったら、もう誰もフォロー出来ません・・・・・・・ ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド・・・
「・・・・・・・・・・・・ハッ!!」 道重さんが、ふと我に返った。 「さゆ、どうしたんだ?」 「え?あ、あの・・・・えぇ・・・・・と・・・・・・・」 ぐあぁ・・・・・頼むから・・・・それだけはやめてください。 そんなことを言うのなら、いっその事また黙ってしまった方がマシだ・・・・ 口にチャックをしてくれ。 「・・・・・・・・なんの話でしたっけ?」 「・・・・・・・・・・」 …やってくれた。 私の願いも虚しく、あっさりと言い放ってくれた。 道重さん、あなたって人は・・・・・・・
「・・・・・・・・・・なんでしたっけ・・・・・って・・・・・・さゆみん?」 「おいさゆ・・・・・まさか今までのあたしらの話、マジメに聞いてなかったのか?」 「ははは、こんこんもミキティも何言ってんだよ。そんなわけないよなぁ?しげさん」 吉澤さんが爽やかな笑顔で道重さんの肩をポンポンと叩く。 こんな大事な話を聞いてないわけないだろ・・・・・そう思っているのが表情から読み取れる。 そんな彼を突き放してしまうように道重さんは言った。 「聞いてなかったの」 「・・・・・・やっぱり真剣なのは顔だけで、なんも考えてねーんだなさゆって。 ははは、美貴の負けだよ。ははははははは」
ドガシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!
「「「「ッ!!!!!?」」」」 突如、藤本さんの近くにあった机が大きな音をたてて砕けた。 その音に、私の身体は思わずビクッと反応してしまう。 やったのは・・・・・言うまでもない、イライラの爆弾が爆発した藤本さんだ。 「てめー帰れッ!!!!!!!!!!!」 ・・・こうなってしまっては、もう誰にも止められない。 しかも今回の場合、悪いのは誰の目にも明らかであった。 紺野さんは口に手を当てて呆気に取られているし、吉澤さんに至っては もはやかける言葉もないとでも言うかのように無言で道重さんを見つめていた。 「誰のためにみんな話してたと思ってんだよ!?練習止まったと思ってんだよッ!!? オメーなんか『いらねーよ』!!あたしらだけでじゅうぶんなんだよ!!!」 自分が怒鳴られてるわけでもないのに、なんだか小さくなってしまう 私はもしかしたら気の弱い人間なのかもしれない。 それにしても藤本さん、相当頭に来てるみたいだな・・・・・・道重さんに本気で 怒る彼女の姿は珍しいものであった。 「・・・・・いらない・・・・・・・・・・?」 道重さんが小声でその言葉に反応した。 しかし、その様子はなんとも奇妙で、その言葉にショックを受けたというよりも やっぱりなぁ・・・・・というような、諦めにも似た表情だったのだ。 そう思ったのは私だけなのだろうか・・・・・・? そして、ずっと突っ立っていただけの道重さんがついに動き出した。
「あ・・・・さ、さゆみんッ!!どこへ行くの?」 「帰るの」 「帰るのって・・・・・・練習はどうするの?」 「帰るったら帰るッ!!どーせさゆみはいらないの!!!」 「ほっとけよッこんこん!!!美貴たちだけでも練習はできんだろーが!!! あーあ、よーやくお邪魔虫がいなくなってくれたぜ。これでスムーズに 練習できるってもんだよな!!ったく!!!」 「で、でも・・・・・・」 道重さんの出て行った部室のドアを見つめ、紺野さんはただ呆然と立ち尽くしていた。 彼女のことだ、きっと心の中で葛藤しているに違いない。 道重さんを追いかけたいが、かける言葉がないのでどうすることもできないのだろう。 だって、誰の目から見たって非は道重さんにあるのだから・・・・ だから・・・・・私が道重さんを追いかける!!!
「おい小春ッ!!オメーまでどこに行くつもりだよ!!!」 「道重さんと話をしてきます、私に構わず練習してて下さい」 「ハァ?バッカじゃねーの!?ほっときゃいいのにさ。大体オメーが抜けたら あたしもよっちゃんさんも練習できな・・・・・っておい!待てよ小春ーッ!!!!」 藤本さんの大声を背中に受け止めて、私は部室を後にした。 帰ると言っていたな・・・・・・ということはあの人は着替えるために 更衣室に向かったのだろう。 道重さん、一体どうしてしまったんだ・・・・・・・ ここ最近の彼女の精神状態、やっぱり正常だとは思えない。 いつもの道重さんじゃない!!私にはわかるッ!!! そして・・・・いや、本来こんなことを考えるのはとても縁起の悪いことなのだが・・・・ 藤本さんと道重さんのケンカが、あの二人にとって最後の会話になりそうな・・・・ 不快な予感がしたのだった。 ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ・・・・・
382 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/05/01(月) 07:08:33.22 0
ここまで!!
>>915 さん
いえいえ、むしろみんなに感謝するのは俺のほうですよ〜
気まぐれみたいなもんで立てたこのスレ、こんな本格的になったのは
やっぱりニストのみなさんや付き合ってくださってくれてる方々のおかげですから。
もしみんながいなかったら一日、二日で終わってたでしょう
このスレがきっかけでもう少しヲタを続けられそうなら、それは俺にとっては
すごく嬉しい限りです、気まぐれとはいえ、立ててよかったなぁ・・・・なんて
あ、あと『つんく』関連は察しの通り全然構想してないっすw
おおまかなところだけで・・・・まだスタンド名すら考えてません(笑っていいのか?w)
ですから
>>610 さんも安心してやっちゃって下さい!!
ではではおやさゆみんノシ
383 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 07:10:58.74 0
ノシ
384 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 08:18:21.86 O
乙ッ!
みなさん乙ッ!
386 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 09:24:32.13 0
おは保!
387 :
なんみん :2006/05/01(月) 09:53:31.23 0
みなさん乙です! なんだかんださゆ(姉)エピ多いですよね…さゆ本人はあまり活躍してませんがw 915さん!これからもよろなのです!こんなスレ他にはないのですから それからみなさまこれからもこの新参野郎にご教授下さいなのです!
388 :
なんみん :2006/05/01(月) 09:54:23.72 0
放課後… 「う〜ん…気が進まないなあ…」 「まあ、そう言わずに…今度何か奢るからサ」 「じゃあ、浪漫館杜王の手作りカツサンド!」 「おォッ!良いね〜♪」 紺野あさ美と小川麻琴の二人は学校の帰りすがら、とある場所へと向かって行く。 その場所とはもちろん…。 「で、ソレから虹村のヤツ、教室に戻って来なかったんだろ?」 「うん、カバンまで置きっ放しにして…」 「昨日の今日だし、こりゃ何かアリと見たね。 確かに不良っぽいヤツだけど、アノ一件以来ずっと大人しくしてたじゃナイか?」 ……『アノ一件』…嫌でも思い出させられてしまうなあ…今度大谷さんに相談しようかな…。 アンジェロ岩の前を通り、さらに少し歩く。すると… 「アレは…何だィ?」
389 :
なんみん :2006/05/01(月) 09:55:15.84 0
ザワザワザワザワザワザワザワザワ… 古びた東欧風の建物にレンガ造りの高い壁。用を成さない鉄の扉。 その家の前に、何台かの車とそれらを取り囲む野次馬達。 その内の一台である黒塗りのバンは、横や後ろの窓に格子がハマっており、 まるで誰かを護送する為の特別車のようだ。 「虹村ンちだぜ。やっぱ何かある様子だナoi。ワタシの勘が当たったヨ」 「でも、ちょっと普通じゃないですね…」 「oioi…市役所の連中だヨ。こんこんが言ってた教頭といい…虹村が何したってんだ?」 ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド… 「すみません、何かあったんですか?」 野次馬の一人に話し掛ける。 「通報があったんだって。最近の暴行事件の犯人がこの家にいるって…」 「麻琴…それって…!?」 「虹村のオヤジさんのコトだろうな…」
390 :
なんみん :2006/05/01(月) 09:56:06.09 0
「うわああああああああッ!!!!!!!!」 叫び声がすると、家の中からスーツ姿の男が作業着の男に抱えられて出てくる。 スーツの方は苦しそうに肩を抑えている。そこからは血がベットリと広がっている。 「どうしたんですか!!その怪我ッ!?」 「バケモノにやられた!クソッ!!見えない何かに切り裂かれたようだったッ!!」 「やはり危険なモノだったようだな…」 ドタドタと中から音が響く。そして、出てきたのは…。 「待てよッ!!親父を連れて行くんじゃねーッ!!」 作業着に盾やヘルメット…物々しい格好の男達に取り囲まれているのは……。 「虹村のオヤジさんだヨ…」 「ええッ!?!?」
391 :
なんみん :2006/05/01(月) 09:57:32.94 0
目の前で手を縄で縛られ引っ張られて行く不気味なバケモノ…。 ……あれが…虹村君のお父さん…!?そんな!! 小川からの予備知識はあったものの、その姿は紺野の想像を上回っていた。 「おおおぁぁおぁおおぁおぁぁ〜!」 拘束されながらも、怪物は泣きながら必死に自分の住処へ戻ろうとする。 その視線の先に億泰がいた。 「どけ!!馬鹿!!俺の親父は何もしてねーっつってんだろがッ!!」 怒りながら人ごみを蹴散らして行く億泰を、市の職員達が抑える。 「現にこうして怪我を負わされた者がいるじゃないか」 「それは親父じゃねーッ!!おめーらのせいで興奮した猫草がやったんだッ!!」 「猫?…とにかく不気味この上ない。特別な施設で保護しないとならないな。 虹村さん…あなたもアレをお父さんなどと分からない事を言わずに、 君は君で少し落ち着いた方が良いんじゃあ無いか?」 「親父を親父と呼んで何が悪いんだッ!!!!」
392 :
なんみん :2006/05/01(月) 09:59:05.58 0
「虹村さん、あなたいい加減にしないと…今度は警察を呼びますよ」 プッツーーーーーーーーン!! 「あんだと……いい加減にするのはてめーらの方だろうがッ!!!!」 ドシュゥゥゥゥン!! 億泰のスタンド『ザ・ハンド』が飛び出す。 「てめーら全員ブッ飛ばしてやろーかッ!!うおおおお…」 ガオオオオオオオオ…
393 :
なんみん :2006/05/01(月) 10:01:34.87 0
ガバァッ!! 「待てッ!!早まんじゃネーよ!!ヤバいだろがソレはッ!!」 突然、億泰の体にしがみ付いて来たのは……小川だった。 「おい!何してんだおめーはッ!?こら!放せッ!!」 「ンなコトしたら、オメー本当に豚箱行きだゼッ!」 「知るかよッ!!俺の親父が…」 「オメーのオヤジさんの為にも捕まるワケにはいかないんだろッ!!」 「そうですよ…虹村君…」 「ぐええェェェェ!?!?こ、こここ…紺野ちゃくぁwせdrftgyふじこlp;@:!!!!」 まさかのアイドル登場でさらに冷静さを欠く億泰。 「法ではスタンド使いを裁けない様に、スタンドでは法には勝てないんです」 対して、彼女は冷静そのものだった。
394 :
なんみん :2006/05/01(月) 10:03:30.63 0
「おおぁおおおぁぁあぁああぁぁ…!」 億泰を見ながら泣き叫ぶその怪物…。 「ちくしょうッ!!何でだよッ!!親父は犯人じゃねーんだよッ!! なあ…小川、そうだよな?違うよな?」 「う、うん…まあ……」 億泰は父親のもとへ近付くが、役所や保健所の職員達が取り押さえる。 「あんな姿してっけど、本当に俺の親父なんだ!!俺のたった一人の家族なんだ!! 頼む!!親父を連れて行かないでくれッ!!親父を一人にしないでくれッ!!」 「事情は後で君にも聞くから。とりあえずは…」 「何でだよッ!!親父ッ!!おやじィィィィッ!!!!!!!!」 億泰の必死な訴えも空しく、父親は護送車に乗せられようとしている。 億泰はポケットから何かを取り出す。昨日小川に見せた『家族の写真』だ。 「そうだ、これを忘れてたぜ。昨日から借りっ放しだったからな…。 なあ、せめて親父にこれを渡してくれよ!親父はこれが無いとダメなんだッ!」 「君、頼むからそういうのも後にしてくれないか?」 「親父!写真だ!俺達家族が写ってる写真だ!!」 「おおおぁぁぁおぁおおぁああぁぁあぁぁぁ…ッ!!」 バンの扉が閉められようとする。
395 :
なんみん :2006/05/01(月) 10:05:44.61 0
「貸しなヨ、oiッ!!」 バシッ!! 小川は億泰の手から写真を引っ手繰ると…、 「FRIENDSHIPッ!!」 写真を投げる。 空気抵抗を失った写真は、ブレる事無くそのまま真っ直ぐと車へ向かった。 「おぁおおぁぁおおぁぁぁぁああぁぁ…ッ!!!!」 億泰の父親は拘束された手でなんとか写真を受け取ると、 それを見つめてさらに大声で泣き出した。 扉は閉められる。そして、車は発進する…。 「ちくしょう……おやじィ……」
396 :
なんみん :2006/05/01(月) 10:07:02.36 0
父親を乗せた車は走り去ってしまった…。 涙を流し、肩を落とす億泰の肩に小川は手を掛ける。 「oi…虹村、まだ気を落とすのは早いゼ」 「……同情かよ」 「違うネ。犯人…もしかしたらオヤジさんが知ってるかも知れないゼ?」 億泰は顔を上げる。涙でクシャクシャだが、少し希望が見えたような顔だ。 「本当かよ!?」 「可能性はある。だからソレを何とかオヤジさんから聞き出せないかなってサ…?」 「あ…そうか…」 億泰の顔から希望は消え、再び沈んだ顔に戻る。 「じゃあ…無理だな」 「何でだヨッ!?」 「どうしてですか…?」
397 :
なんみん :2006/05/01(月) 10:08:28.08 0
紺野と小川の二人は億泰に問いただす。 「分かるだろ?確かに親父はモノを理解する事は出来るかもしれないぜ。 でも、何かをしゃべる事なんて出来ないんだよ…犯人を知っていても教える事は出来ない」 「似顔絵とか……は、無理か…」 「はは…無理なんだ。こっちも犯人の事なんてまるっきり分かんねーし。 通報では親父の特徴言ってたらしいぜ。もしかしたら本当に親父が犯人なのかもな…」 「絶対に違います!!」 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 言い出したのは紺野だった。 「紺野ちゃん…」 「虹村君のお父さんは犯人じゃあありませんよ」 「oioi…そうなのかィ?ナンでそんなコトが分かったんだヨ?」 「直感です」 「ハアァァ…!?」 「あの様子を見れば何となく理解出来ます。あの優しそうな目は信じて良いと思います」 「ソレだけかヨッ!?」 「それだけです。完璧です!」 「完璧って…アンタ…」 「ですから、虹村君もお父さんを信じてあげて下さい」 「……ご…ごんのぢゃん…」
398 :
なんみん :2006/05/01(月) 10:10:57.82 0
「虹村君…あの、お父さんを元の姿に戻す事とかは出来ないの…?」 紺野の疑問はもっともである。 「それも無理だった…紺野ちゃん、いつだったか演劇部の仲間と兄貴の事聞いたよね…」 「あ…はい」 あの時の悪夢が一瞬だけ脳裏を過ぎったが、すぐに忘れた。 「兄貴は……親父を『殺す』スタンド使いを探していたんだ」 「殺すッ!?『殺す』ってどういうコトだヨ?『治す』の間違いじゃナイのか!?」 「元は親父がDIOに心を売ったせいでああなっちまったんだからな…自業自得さ。 アノ時は『いっそ殺しちまった方がお互いに幸せ』だと思ってたんだよ…」 『父親を殺す』…それは一体どんな気持ちなのだろうか? 「DIOの不死の細胞と一体化した親父は何をしようが死ぬ事は無かったよ。 だから何か特別なスタンド能力なら、親父を死なしてくれると信じていたんだ」 「それで、『弓と矢』を使ってスタンド使いを増やしていたんですね?」 「ああ、本当にあの10年間…俺と兄貴にとって地獄ような毎日だったよ…でもさ…」 ポタ…ポタ…ポタ…ポタ… 再び億泰の目から涙がこぼれる。 「仗助が言ってくれたんだ…『治すスタンド使いを探すなら手伝っても良い』ってさ…」
399 :
なんみん :2006/05/01(月) 10:12:01.92 0
「東方のスタンドじゃ治せねーのかヨ?」 「駄目なんだ。アイツのは破壊されたモノを治す事は出来るが、 親父の場合は、一体化しただけで別に破壊された訳じゃあ無いからな…」 「さすがにミキティも10年以上も前には戻せないもんナ…」 「DIOが死んで、その『肉の芽』が暴走しちまったせいで、 親父はこのままずっとあの姿のまま行き続けなけらばならなくなった。 いつか俺が死んでもだぜ。何年経とうがずっとずっとなんだ…」 「……肉の芽?」 「俺達がスタンド使いを探す間も、音石や吉良とか、ヤバい敵とも戦ったぜ、でもよ…。 結局、親父を治すスタンド使いは見つからなかった…そんな奴はいなかったんだ…」 「虹村君……」 紺野もそれ以上言葉が続かない。無用な気休めはかえって相手を傷付ける。
400 :
なんみん :2006/05/01(月) 10:13:22.07 0
「いるよォ…」
401 :
なんみん :2006/05/01(月) 10:15:20.18 0
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 億泰と紺野の二人は振り返り、小川を見つめる。 「あ?何だって…?」 「麻琴…?」 「いるんだヨ……ひょっとしたらオヤジさんを治せるかもしれないスタンド使いがサ…」 「おい小川、おめーなぁ…冗談にも言って良い事と悪い事が…」 「本当にいるんだよォッ!!」 小川は少々興奮気味だ。 「虹村!オメー確か『肉の芽』って言ったよなァ…? ワタシは実際この目で見てるんだッ!状況は少しだけ違うけど…、 同じように『肉の芽』の細胞に侵されて、そして元に戻った…『治った』人間をサッ!!」 「ま…マジかよ…?」 やや半信半疑の億泰の問いかけに、小川は自身に確認するかの様につぶやく…。 「ああ…ワタシは確かに知っている…『治す』スタンドを…ソイツの名は……」 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ… ……堂珍科学研究所所長・堂珍嘉邦博士のスタンド……『ケミストリー』だッ!!!!
402 :
なんみん :2006/05/01(月) 10:19:00.35 0
ここまで!! いやあ…本家4部でも未消化だった謎にあえて挑戦してみますた! でも正直言って楽しいですw たぶんこのエピも割と長めの話になるかと思うので気長に楽しんで下さい! ではではノシ
403 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 10:20:14.10 0
乙!だぜ!
404 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 10:31:06.65 O
すげー
405 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 11:46:56.48 0
乙保!
406 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 12:19:13.70 O
栄米編まで最悪だった演劇部と仗助たちの関係も、 石川の啖呵、四州の堤の共闘で良好になってきてるみたいだね
407 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 14:13:14.09 O
保全しちゃってよいのかな?
408 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 15:36:42.04 0
保
409 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/05/01(月) 15:42:26.20 0
>>なんみんさん 乙です!! なんだか胸が痛くなる話だなぁ・・・何も知らず容赦ない市役所の連中、 興奮する猫草、泣き叫ぶ億泰の親父、すっかり感情移入している自分 小川の最後の言葉に、なんだかこっちまで希望が湧いてきましたっす ドーケンの化学力は世界一ィィィィィッ!!!
410 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 17:18:59.69 O
ほ
411 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/01(月) 18:06:05.72 0
その言葉に感応し輪は瞬時にサイズダウンを始め標的を締め上げる! にゆるんッ! 麻琴に皮膚に触れた『金剛圏』は弾き出されたかの様な勢いで飛び上がる。 どの部位の『金剛圏』も麻琴を締め上げることは出来ず身体からすり抜けた! 「なッ!?」 地面に落ちた『金剛圏』を見ながら千聖の感嘆符が戦慄く! 「驚くのも無理は無いわナ?『この現象』を知ってるのは極わずかな奴だけだからナァ・・・」 麻琴は握っていた千聖の拳を離すと腕を組んでフンと鼻息を荒くした! 「今はどーだか知らないケド、昔はギリギリまで追い詰められる闘いがザラだったからネ。 皆、限界を超える能力を身に付けたもんだったヨ・・・・・・」 ズギュンッ! 麻琴の背後に緑色の人影が灯る! 『FRIENDSHIP ff』は漲る力を放出させる様に筋骨を隆起させた! その様は艶やかな緑の色彩が光を放つ錯覚さえ起こさせる。 「闘いの最中に見出した『己の流法』!皆そうやって自分の命を繋いだもんサ!」 麻琴の目は仄かに郷愁で彩られた・・・・。 その彩は千聖をますます逆上させる! 「オマエはその『仲間』に手を掛けたんだろうがッッッ!!!!」 千聖の感情そのままに『モンキー・マジック』が拳を振り上げる! 『ウギイッ!!!!!!』 『モンキー・マジック』の拳が麻琴の顔面の皮膚に触れた刹那、触れた箇所が微かに緑に光る! にゆるんッ! 『モンキー・マジック』の拳は麻琴の顔から『滑る様に』逸れる!
412 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/01(月) 18:08:39.17 0
にゆるんッ! 『モンキー・マジック』の拳は麻琴の顔から『滑る様に』逸れる! 「えぇ?」 千聖は目を疑った、そしてその馬鹿げた現象を打ち消そう『モンキー・マジック』の連撃を浴びせた ! が、その連撃は尽く滑り落ちる・・・・・・・。 「そんな・・・・そんな事・・・・オマエの能力は・・・・」 『ガァアッツ!!!!』 「うぐぅッ・・・・・・・・・・・・・・・・。」 『FRIENDSHIP ff』の拳を腹部で味わった千聖は軽く吹き飛び地面に叩き付けられた! 「だぁから話したロ?『流法』だって!ワタシの『常滑の流法』が発動している限りワタシには触れ る事は出来無いッつーコトだヨ!隕石だろーが毒ガスだろーがナァ・・・・」 麻琴は地面に伏した千聖に向かってゆっくりと歩みよる。
413 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/01(月) 18:18:04.75 0
いきなりこんな感じで!ffとはファイナルファンタジーとかじゃなくて フォルテシモでス。じゃあフォルテがあったのかよ!とか言われても困りますがw あと改行が何故か上手く行ってないですね。あとでまとめる時には見れるよーにしときま >なんみんさん乙!です!! 正直すごい展開ですね!これからどーなっちゃうのか楽しみです!
414 :
なんみん :2006/05/01(月) 18:28:16.24 0
みなさん乙です!dです!
>>406 さん!
そうなんすよ〜!だから展開によってはボツになってた話かもしれないんです
でも実はこれってアイデア自体は『はぶられっこ』よりも古いんですよ
>>1さん!
実はこれが書きたくてニストになったと言っても過言では無いのです!
それで前フリとして前作に堂珍を登場させたんです!
>>前スレさん乙です!
これは凄い能力だ!フーファイターズ(Σチガウ!)以降もトンデモストーリーですよ〜w
415 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 18:34:08.50 0
乙!
416 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 19:44:28.25 O
保全!
417 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/01(月) 20:32:13.91 0
「よ・・・・余裕カマしてんじゃねーゾ!まだ始まったばかりなんだ・・・クソッ!」 千聖は歯を喰いしばりながらヨロヨロと立ち上がる。 「oioi!まだやる気なのかヨ?まぁその気なら気が済むまで付き合ってやるケド・・・・。」 麻琴は表情を変えず『FRIENDSHIP ff』の拳を千聖の顔面に向かって放つ! 拳は千聖の顔面3センチ前で停止した・・・・・・ 千聖の顔は急に戦意が取れた表情に変わった。 それに釣られた様に麻琴の気も萎えてしまった・・・。 「・・・・・・やめだ・・・・・白けちまっタ・・・・」 麻琴は拳を収めると千聖に向かって言い放つ。 「まぁ暫くこの町には居るから気の済む様にしなヨ・・・・」 踵を返し歩き出した麻琴は近くにいた少女の肩をポンと叩いた。 「すまなかったね。舞ちゃん。」 「こっちこそ・・・千聖がご迷惑を・・・」 舞と呼ばれた少女は頭を深く垂れた。 「良いって。こうやって拳を交える事位しかワタシにはやれる事が無いンだからさ・・・」 そう言うと麻琴は振り向きもせずに手を振るとその場を立ち去った・・・・。
418 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/01(月) 20:32:52.39 0
「あぁ!しまったッ・・・花屋の場所、聞けば良かった・・・・だけど・・ ・・・・・今から引き返して聞くのは・・・・・カッコ悪いナァ・・・・・」
419 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/01(月) 20:33:52.07 0
ここまでンヌ!
420 :
915 :2006/05/01(月) 20:40:56.65 0
銀色の永遠 〜re:bornその18〜 「ふん!被害者の女の子ってのも一緒だよ!」 「一緒?」 「スタンド使いなんて誰かを傷つける存在でしかないんだよ。 その女の子ってのもアンタの友達ってのも どうせいろんなところでやりあっているんでしょ。 たとえ今はそうじゃなくてもそのうちスタンドを悪用するようになるよ」 「そうかなあ?」 「そうだよ!スタンドなんて闘いしか生まないんだよ。 ごとーのおねーちゃんもアンタの妹も、 スタンド使いと知り合わなければ幸せだったんだよ! スタンド使いなんて・・・・みんないなくなっちゃえば良いんだ!」 「じゃあ僕は?」 「へ?」 「僕はこんなスタンドだから人を助ける事は出来ても 虫一匹殺す事すら出来ないけど?」 「あ、アンタは・・・・・・・・・」 「それにその僕の妹も君のお姉さんもスタンド使いなんだよね。 もちろん君も」 「そ、それはそうだけど・・・・。 スタンドなんて人を傷つけるだけで 世の中の役に立つ事なんてほとんどないじゃん!!」
421 :
915 :2006/05/01(月) 20:41:55.63 0
銀色の永遠 〜re:bornその19〜 「う〜ん、それも極端な意見だなあ。 その僕の友達も、普段は美容師の仕事にスタンドを役立ててるよ」 「え?び、美容師????? ちょっと!アンタ今なんて言ったの!?」 「え?そ、その友達もスタンドを美容師の仕事に役立てているって・・・」 「美容師・・・・・・・・」 「そ、そんな、美容師がスタンド使いでヲタクやっているっておかしいかな? でもさっきも言ったけど彼は美少女アニメとかは全然興味ないから なんとか仲間に引きずり込もうとは・・・・」 「あ、ごめん。そういう訳じゃなくて。 ごとーのおねーちゃんも美容師だったんだよ。だから・・・」 「あ、そうなんだ?」 「うん、おねーちゃんもスタンド能力を美容師の仕事に利用していてね。 でもおねーちゃんなわけないよね。 その人って根本的に男なんだし、それにおねーちゃんはもう2年も前に・・・・」 「あれ?」 「どうしたの?」 「いや、その彼が言っていたんだ。 自分の同僚もスタンドを美容師の仕事に利用していたって・・・・」 「えッ!!!!!?????」 「彼、ちょっと前に杜王町に戻って今はそっちで働いているんだけど、 それまでは東京で働いていたんだって。 その時の同僚が自分と一緒でスタンド能力を利用して 美容師の仕事していたって言ってたよ」
422 :
915 :2006/05/01(月) 20:42:54.74 0
銀色の永遠 〜re:bornその20〜 「それっていつの事だよ!!??」 「さ、さあ・・・・。 彼が杜王町に来るまでの話だとは思うけど・・・・」 「ちょっと!そいつに電話してよ!! 詳しい話を聞かせてよ!!!!!!!」 「で、電話番号は知らないよ・・・・」 「なんでよ!!友達じゃないのかよ!!!」 「い、いや・・・・、そりゃ初対面でそこまでは・・・・」 「じゃあどうやって連絡取ればいいのさ!!!」 「か、彼、いつもネットに出てくる時は10時くらいにメッセが立ち上がるからさ、 いつもそれでチャットしてるし、 今日もその時間にネットに接続してきたら聞いてみるから・・・・」 「ホント?絶対だからね!!!」 「も、もし出てきたらね・・・。 毎日ってわけじゃないから・・・・・・・・・」 それから10時までが何十時間にも感じられた。 まあ、時間を置いて冷静に考えたらおねーちゃんな訳がないんだよね。 おねーちゃんは杜王町で働いていたんだから・・・・ だけど、もしかしたら・・・・・・・・
423 :
915 :2006/05/01(月) 20:47:29.08 0
はいここまで。 みなさん大量更新乙です!オイラもがんばりますです 一応、GW中にre:bornを終わらせる予定 対dream戦はGW終わってから再開です あと、急遽ですが日曜のSSA参戦することにしました 現場行かれる方よろですm(__)m
424 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/01(月) 21:07:29.59 0
乙!です! SSA俺は行けませんがガンガってください!!
425 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 21:45:47.19 0
ho
426 :
610 :2006/05/01(月) 22:29:28.70 0
みなさん乙!ちょいレス!
>>1 さん
険悪だ…俺のエピ以上に険悪だw
不穏な空気漂いまくりですね、黒幕?が気になるな
>>915 さん
ガノタ西川キター!
つーか
>>351 を読んでも誰の事だか気付かなかった俺って一体…
実際エピ中に彼が登場するかは分かりませんがネタバレスレに戯言書いておきました
俺も一回くらいコンサ行ってみたいな〜、元気出そうですもんね
あ、ちなみに俺もつんくについて深く突っ込むつもりはありません
浜崎が『つんく』って単語を使ってたので『つんく=寺田』って事を演劇部員が
知るのはもしかして栄米編なのかな?って思って
427 :
915 :2006/05/01(月) 22:45:48.80 0
>>610 さん
「つんく」って単語を最初に使ったのはしゅうです。
なので僕も便乗しちゃいましたがあんまり考えてませんw
あと、西川君の人物像については僕の考えてるのと
ぶれが無いので無問題です
428 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 23:23:22.60 O
前っぽく盛り上がってきたね〜
429 :
名無し募集中。。。 :2006/05/01(月) 23:53:37.74 0
>>426 ニストで連番とかやったら面白そうだなw
とりあえず復活
>1さん
乙ですッ!
さゆの描写には俺も藤本達と同じくイライラきましたw
>前スレさん
乙ですッ!
06年の設定ですか〜 寺田とかどうなったんだろw
そして女子高生になった岡井とマイマイを見たいw
>なんみんさん
ヒサビサキター! そして虹村父!
どうなる億泰×紺野!!
そして堂珍がここで出てくるとは!!
>610さん
乙ですッ!
おお、桜井と寺田は親交があったって設定! おもしろそうw
雅恵ちゃんの能力とは確かに似てるかもしれませんねw
>915さん
乙ですッ!
ブチャマリアわろす!
兄重や西川くんはごっちんを改心させられるんかな…
>>406 このエピは最初は仗助たちを絡ませるつもりじゃなかったんですけど
ちょっとれいなを使って書きたいネタがありましてw
ザバシャアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!
6人がスタンドを出現させるのとほぼ同時に大津波が彼らを襲った。 波は彼らの居た一帯を飲み込んで、それから徐々に引いていく。 ザアッ…ザアッ… 波が完全に引き、再び水面が穏やかになった時 岸にいたのは、5人。 岸の左側で、デュエル・エレジーズで作られた 石の壁によって波を防いでいた美貴、仗助、れいなの3人と 岸の右側で、自らに降りかかる水を削り取って波をかわした億泰。 …そして最後の一人は、岸と堤のギリギリの場所に いつのまにか立っていた宮良忍だった。
「おおっとォ? 今ので2人、リタイヤしちゃったみたいだねえ」 忍はちょうど億泰の正面の位置に立っていた。 相変わらずニヤニヤした顔を見せている。 「おめーがシノブって奴か。 藤本先輩から水を操る能力だった聞いてたからよー、バッチリ防げたぜ」 「そりゃあまいったなあ。 でも、広瀬と亀井は水の底だよ。 3対3に別れて闘うつもりだったみたいだけど、君ひとりで大丈夫かい?」 「そうだな。 勝つだろうなァ…」 億泰は不適な笑みを浮かべ、忍を見据える。 「なに調子コイてんの? 君ィィ…」 忍のニヤニヤ顔が少しだけ崩れた。
「おーい! 億泰ゥ〜、そっちはお前ら任せるぜェー!」 岸の左側から仗助が手を振っている。 「おう。 俺らでコイツぶっ潰してやるよ!」 億泰はそれに軽く手を振り返した。 その姿を見た忍が、さらに顔を歪める。 「おいおい、あのさァ… 『お前ら』だとか『俺ら』だとか…何言ってるワケ? 『ら』ってのはさ、複数形で使うもんでしょーがよお! 広瀬と亀井は水の底で溺れてるんだから…そういうときはッ 『ら』を付けるもんじゃないだろう! 日本語おかしいんだよ!!」 「だなあ。 確かにあの2人は水の底だぜ。 だが、日本語は間違ってねえ」 「バカなのか!? ええ? 今から君に何度も津波ぶつけてさぁ、君がどこまで ザ・ハンドで削り取れるか、試してやろうか? そしてあの2人と一緒に溺れさせてやろうか? だったら『君ら』3人で、仲良く溺れ死ねるんだから!!」 「やってみろよ。 その前にお前のハラワタ削り取ってやってもいいぜ?」
プッツーン… 明らかに忍の額に血管が浮き出ている。 クールな振りをしているが、挑発に弱い奴なのだろう、 そう億泰は思った。 「言うねえ、虹村億泰ッ! いいかい? 僕の体が水に触れている限りは 何度でも波を起こせるんだよ! 際限なくッ! それが君に耐え切れるもんかあああああーーーーッ!」 忍は激高しながら自分の片足を堤に突っ込んだ。 「だからやってみろって言ってんだろうが」 「ああ、やらせてもらうよ!! 波よ立てッ!!」
------------------------------------------------------------------------- オオオオオオオオオオオオオオオ…! 美貴、仗助、れいなの前には巨大な龍の形をしたスタンド、 ドラゴン・スクリーマーが、体の半分を水に浸からせた状態で荒い息を吐いている。 そこに玉城幸也の姿は見えない。 「本体の幸也って奴は、お前の言う通り、たぶん中に隠れてんだろうなあ」 「そーッスねぇ。 それで水の中も動き回れるみたいだし、便利ッスよ」 「便利って何に便利なん? 一般人に丸見えなんやけん、目立ちまくりたい…」 とは言うものの、こういったスタンド使いどうしの戦いでは 完全防御のプロテクターのようであり、便利といえばやはり便利であった。 仗助のラッシュで対岸から飛ばされてきても大したダメージは受けていない為 相当な防御力を持っていることが容易に想像できる。 「固そうだけどさァ、ホントにれいなの作戦で大丈夫なのか?」 「俺も理屈はわかるんスけどねェ、そんなに上手くいくもんなのか…」 「よかけん任せんね! ダメやったら別の方法考えればよかろーもん!」 バンッ!とれいなは無い胸を叩いて誇らしげにしている。 「うっし、じゃあ行くかあ仗助!」 「準備OKッスよー!」 「じゃあ2人とも頼むけん! ヨーイ、ドン!」
ダッ!! れいなの合図で二人は駆け出した。 堤まで一直線に猛ダッシュする。 カハァァァ… それを捉えたドラゴンが口を開き、その中に赤い光が灯った。 「来たぜえええええええ!!」 「うおおおおおおおおお!!」 ボウンッ!! ドラゴンの火球が放たれると同時に2人はジャンプした。 ザッパァーンッ!! ボスッ ジュウウウウウ… 美貴と仗助は堤の中へ逃れ、火球もそれを追って水中へ潜る。 もちろんそのまま火球は消火されてしまう。 れいなは1人、その姿を岸から冷静に見つめていた。 「2人ともそれでOKたい…。 虹村先輩達も上手くやってくれるとよかけど…」
------------------------------------------------------------------------- 「ザ・ハンド!!」 ギャオンッ 忍が波を起こすのよりも少し早く、億泰の腕が動いた。 その動作に一瞬、忍の動きも止まる。 「……?」 「………」 空間を削って忍の位置が動いたわけでもない。 忍の周りにあるものが削り取られた様子もない。 そして億泰自身が空間を削って忍に近づいたようにも見えなかった。 「な、何をした?」 「俺は俺の能力を使っただけだぜェ…」 忍の側からよく見れば、ザ・ハンドの腕は忍のいる位置から 少しずれた方向に向いていた。
「何を削ったんだ! 億泰…ッ!」 「おめーに不用意に近づくと何されっかわかんねーからよォ…。 一応おめーを油断させとかねーと、と思ってな」 「何ィッ」 「ん? 深くて足りなかったか? もう『ひと削り』いっとくか」 ギャオンッ 「な…」 ドンッ 「「プハァッ!!」」 突然、忍の斜め後ろあたりに、水の塊と共に絵里と康一が現れる! 「何ィーーーーーーーーーーーッ!!」 「ほおーら寄ってきたァ。 瞬間移動ってヤツさァ〜〜っ 油断してただろーが! 水の中から現れるなんてよ!」 「億泰くん…ありがとう。 やっぱりこういう奴は本体を直接叩かないと」 「僕の番だねッ! 行くよ、エリザベス!」 『YES! モグモグモグモグ!』 サイレント・エリザベスが忍のわき腹にペシペシと蹴りを入れる。
「てめぇらあああーーーーーーーーーーーッッ!!」 そして両手を重ねて前に突き出し、”呪文”を唱える。 『ウェー!ウェー!』 フワッ その瞬間、忍の体は無重力状態になり、宙に浮かんだ。 そしてそのままどんどん上昇していく。 「クソがッ! きたねー手使いやがってええーーー!!」 忍は手足をバタつかせながら宙に浮かび、クールな表情はまったく崩れている。 「敵だろうと、後ろから襲うなんて男らしくねーんだがよォ、 『斜め後ろから』なら背後じゃねえ。 たぶんOKだなッ!」 億泰は勝手な理屈で納得し、手をポンッと鳴らした。 「じゃあ僕らもそっちに行くよッ! エリザベスお願いッ!」 『了解シマスタ』 サイレント・エリザベスによって絵里の体が宙に浮く。 そして康一はその絵里に捕まり、ともに浮かんだ。 2人がただ浮かされているだけの忍と違うのは、 康一のエコーズと協力しあうことで、重力のバランスを制御している点である。
「エリザベス、もう少し軽くして!」 『了解シマスタ』 「不安定だッ! エコーズ、少し重く!」 『ワカリマシタ』 …まだ不完全ではあるが、即興にしては良く出来ていた。 「てめーら! 何する気だああああ!!!」 「あなたは水に触れて、それを操るみたいですけど、 でも水に触れられない空中ならまったくの無力だ…」 絵里と共にちょうど忍の少し上あたりまで上昇した康一は 忍を見下ろす姿勢になった。 「エ、エコーズか…?」 忍は少し不安げな表情で康一を見上げた。 「YES!」 康一が不敵な笑みを浮かべる。 「もしかして3FREEZEですかーッ!?」 「YES、YES、YES、"OH MY GOD"…なんつって」 亀井がちゃかすように口を挟んだ。
『必殺! エコーズ 3 FREEZE!!』 ドババババババババ!!! 「ッッ!!!」 エコーズに殴られた忍は通常の倍以上の重力を加えられて 真っ逆さまに地面に向かって落ちていく。 ドズンッ!!! 「おご…ぁ…」 地面に叩きつけられた忍はびくびくと痙攣しながら泡を吹いている。 「うげ〜っ、骨の折れる音聞いちまったぜ」 忍が落ちた場所のすぐ傍にいた億泰が笑った。
一気に11レスも使ってしまいますたが とりあえず休んでた分放出 もう次の分の構想は出来てるので 早くエンディングまで書きたいッ!
444 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 00:31:38.55 0
otu!
ちなみに復活した理由がユニクロのジョジョTシャツが手に入ったからだったりするのは内緒です
446 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 02:13:26.76 O
おっつ!
447 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 02:48:40.86 O
みなさん乙! このスレももうすぐ八か月かぁ…
448 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 03:09:09.48 O
乙ッ!
449 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 04:01:18.73 0
何気に御長寿スレだな
450 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 05:03:08.90 0
保全疾走
451 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 06:08:30.77 O
そろそろ銀色の永遠の主題歌でも考えてみるか
452 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 06:59:11.30 0
保走
453 :
364 :2006/05/02(火) 07:46:51.37 0
出勤前保! 皆様本当に乙であります!
454 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/02(火) 07:46:58.51 0
おは保!
>>445 俺はGETできませんでしたorz
そんなに俺の住む町にはJOJO好きが居るのかと思いますよ・・・
455 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 08:29:40.46 O
主題歌は銀色の永遠じゃないの?藤本の
456 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 09:01:28.57 O
全然合わないなw恋愛の歌だし
457 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 09:39:56.29 0
いやいや、展開次第では分からんよ・・・高橋の例もあるしw
458 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 09:40:50.90 0
西川君か
459 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/05/02(火) 09:53:21.74 0
みなさま乙です!! 出します!!
演劇部の生徒は普段、ぶどうヶ丘高校の女子更衣室を使っている。 活動時にはジャージなどの動きやすい服装に着替えるのだ。 と、言っても別にジャージに固執しなくてもいいようで、亀井さんはいつも 七分袖のTシャツを愛用しているし、れいな先輩はごちゃごちゃしたカーゴパンツを 履いていることが多い。 あんな装飾品の多いカーゴが果たして動きやすいのだろうか・・・今度本人に聞いてみよう。 私は女子更衣室の前にくると、汚れて年季が入ったそのドアを開ける。 古いせいか蝶番が錆びついているらしく、キィィッと背筋にくる耳障りな音が鳴った。 更衣室の中はガランとしていて、演劇部以外のこの更衣室を利用している体育会系の部活は 午前中でその活動を終えて帰宅してしまったようだ。(最も演劇部は文化系だが) チア部の生徒の着替えも、バドミントン部の生徒のカバンも、もうそこにはなかった。 「・・・・・・・・ぐしゅん・・・・・ズズッ」 そんながらんどうとした更衣室の中で、嗚咽のような声を漏らす者がいる。 言うまでもない、制服に着替え終わっていた道重さんだ。 藤本さんに罵声を浴びさせられたことがよほど答えたのだろうか。
キシィィ・・・・ 扉が閉まる音に人の気配を感じたのか、道重さんがゆっくりと振り返った。 どうやら手に光沢のある紙切れのようなものを持っているようだが・・・・ 「・・・・・・・小春ちゃん」 振り向いた道重さんは、至って普通であった。 だが、頬にはくっきりと洪水の跡が見て取れる。 「・・・・・泣いていたんですか?」 聞かなくてもわかっていたことであったが、確証を得たかった。 決して好奇心からではない。 そんな私に道重さんはトーンの低い声で答えた。 「・・・・・・さゆみだって人間だもの。悩みが消えなくて涙流したりするの」 「悩み・・・・ですか。小春じゃ相談相手になり得ませんか?」 「気持ちは嬉しいけど、別に平気なの。悩みはもう消えかけてるから」 「はぁ・・・・・・あの、ところでそれは・・・・写真・・・・・ですか?」 私は彼女が持っていた光沢のある紙切れ・・・・写真を指差して言った。 道重さんはそれを見て涙を流していたに違いない。
「写真なの」 「誰のですか?・・・・・って、こんなことズケズケと聞いてもいいもんなのか わかんないですけど」 「小春ちゃんは相変わらず固めなの。見ればわかるの、ハイ」 道重さんが私に写真を差し出す。 それを私が受け取る瞬間、彼女が空いた手でサッと頬についていた 涙の跡を制服の袖で拭っていた。 写真に目を落とすと、そこには・・・・・
「道重さんが二人・・・・?いや・・・・」 違う・・・・・これは彼女のお姉さんと、道重さんのツーショットだ。 前に彼女の部屋の写真立てで見たことがある・・・・・それとはまた違う写真のようだが、 この写真でもやはり二人は仲が良さそうであった。 それにしても似てるなぁ・・・・・私なんてお姉ちゃんと全然似てないというのに。 「・・・・・気は済んだ?」 「はい、どうも・・・・」 返した写真を大事そうに受け取ると、道重さんはそれを眺め始めた。 お姉さんの写真を持ち歩いているなんて・・・・よっぽどお姉さんッ子だったのだろう。 ・・・・・確か、去年の夏頃に行方不明になったと聞いているが・・・・・ 「さゆみ、お姉ちゃんが大好きなの」 私の思っていたことに答えるかのように、道重さんが呟く。 「小学生の頃は毎日鏡の前で三つ編み編んでくれたし、可愛いお店にもいっぱい 連れてってもらったの。お洋服はいつもお姉ちゃんのお下がりだったけど、 お姉ちゃんのお洋服はどれも可愛いものばっかりだったから全然イヤじゃ なかったなぁ〜・・・・」 「・・・・・・・・・・・・」 「お姉ちゃんと一緒にお兄ちゃんハブいたりして、楽しかったの。そうそう・・・・ 一昨年の誕生日のときにね、お姉ちゃんがケーキ焼いてくれてね。ちゃんとロウソクも 十三本さしてくれて。ちょっと苦い部分もあったけど、今までで一番美味しい ケーキだったの。それからそれから、絵里がレミーちゃんをさゆみにくれた時も お姉ちゃんが・・・・・・」
道重さんの昔話は続く。 写真を通学カバンの外のポケットにしまいながら楽しそうに話す彼女を見て、 私はなんだかやりきれなくなってきた。 しかし自分には何もできない。 こんな時、どんな言葉をかければいいのだろう? 慰めの言葉? それとも、ただ「うんうん」と頷いていればいいの? 姉のように慕っていたハズの彼女を前にして、私は無力だった。 「・・・・・・ってごめんね。我を忘れて語り続けてしまったの」 「・・・・・いえ、そんな・・・・・・あの道重さん、お姉さんのことは辛いかもしれないですけど、 頑張って下さいね。『頑張って』だなんて、在り来たりな言葉しか言えなくてすみません…」 思わず、目を伏せてしまう。 そんな私を、道重さんが見つめているようだ。 そして次の瞬間・・・・・・彼女は信じられない台詞を吐いた。 「お姉ちゃんのことなら、もう辛くないの」 「はい?それはどういう・・・・・」 「だってお姉ちゃん、帰ってきたんだもん」 「・・・・・・・・え?」
だ っ て お 姉 ち ゃ ん 、帰 っ て き た ん だ も ん
そう・・・・・・言ったのか?今・・・・・・ 道重さんの顔を見上げる。 彼女は、満面の笑みだった。 「お日様が出てるあいだしか会えないんだけどね。毎日いっぱいお話して、 いっぱい遊ぶの。夜になるとバイバイしなきゃいけないんだけど・・・・でも、 それでもいいの。だってさゆみのお姉ちゃんだもん」 「い、いったいどういうことですか・・・・・?」 「どうもこうもないの。お姉ちゃんが帰ってきた、ただそれだけなの。 レミーちゃんもね。だから、今さゆみはとぉぉぉぉぉ・・・・ッても幸せなの」 レミーちゃん・・・・・道重さんに飼われていたスタンド使いのうさぎだ。 あの子は狂った吉澤さんと闘ったあと、姿を消してしまったんだよな・・・ このことを、道重さんは知らない。 「なんだかよくわからないですけど・・・・どうしてお姉さんとは夜になったら バイバイしなきゃならないんですか?家に帰ってきたんじゃあないんですか??」 「・・・・・・・・・・・・・」 「道重さん、聞いてます?」 「・・・・・・・・・・・・・・」 「道重さんッ!!!!」 「・・・・・・あ、さゆみそろそろ行かなきゃ。お日様が出てる時間は短いの」
我に返ったかと思えば、道重さんは思い出したようにそう言った。 恐らく私の今の話は聞いていなかったのだろう。 お姉さんとレミーちゃんが帰ってきた・・・・彼女にとってそんな幸せな夢が・・・ 甘いお菓子のような話が、本当に起こったというのか? あまりに突拍子すぎて『よかったじゃないですか!』という当たり前の言葉が生まれない。 「あっ・・・・・・ちょっと道重さん、どこへ行くんですか!?」 「お姉ちゃん達のところ、待たせちゃ悪いから・・・・・って小春ちゃん、制服の裾を つかむのはやめて欲しいの」 「・・・・・・小春がここにきた理由、わかります?」 「・・・・・・・・・?」 道重さんが私を疑問の眼差しで見つめた。
「一緒に部活をするためですよ。藤本さんはあんなこと言ってましたけど・・・・・ あんなの本気で憎ッたらしくて言ってるんじゃないですよ。ホラ、こんな言葉が あるでしょう?『叱られるうちが華です』・・・・・って。それに、道重さんも言ってた じゃあないですか。『失敗から学びましょう』って」 「・・・・・そんな話なら、いらないの」 「いらない?何を言ってるんですか。大事なことです」 「だって藤本さんの言う通り、さゆみはお邪魔虫だし」 「何をバカなことを・・・・そんなことないですよ。藤本さんの性格は道重さんだって よく知ってるでしょう?言いすぎただけですよ、熱くなりすぎただけに決まってます。 少なくとも、私は道重さんが一緒にいてくれる方が安心なんです」 「小春ちゃんはミラクルだから、さゆみがいなくても大丈夫」 「ミラクルって・・・・」 「それに、さゆみにはどうも向いてないみたいなの・・・・舞台ってやつがさぁ。 不得意なことを頑張ってたって、しょうがないの」 「み、道重さん・・・・・?」 おいおい・・・・・いったい何を言ってるんだ? あなたはいったい何を考えているんだ!?
「さようなら小春ちゃん。部活、頑張ってね」
彼女はそう言うと、パシッと優しく私の手を払いのけて更衣室を出て行った。 ギィッという蝶番の音が、虚しく室内に響き渡る。 道重さんは行ってしまった。 追いかけるべき・・・・・なんだろうか。 立ち尽くしていたその時、ふと足元に写真が落ちていることに気がついた。 さっき道重さんがカバンの外ポケットに閉まっていたはずの写真だ・・・・ きっと、ちゃんと入ってなくてポケットから落ちたんだろう。 「・・・・不得意なことだから、頑張るのをやめてしまうんですか・・・・・?」 私はそれを拾って、仲の良い姉妹を見つめた。 「得意なことよりも、好きなことの方がいいに決まってるのに・・・・ 小春に言った言葉・・・・アレは嘘なんですか?」
『さゆは敢えて遠回りをするのッ!回り道もするのッ!!その経験ですら、 すべて自分のものにする自信が、さゆにはあるのッ!!!』
あなたがいなかったら、私は演劇部には居ないんだ。 今の小春はいないんだッ!!! 勝手な事情で諦められてたまるものか・・・・道重さん!!! 私は共同ロッカーの扉を開けると、自分の制服を取り出した。 今ならまだ追いつけるはず・・・・・ッ!!! ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
473 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/05/02(火) 10:23:58.78 0
ここまで! 俺もジョジョT黒だけですけど手に入れましたよー! 今部屋に飾ってありますw ではではノシ
474 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 10:28:19.61 0
みなさん乙です!
475 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/02(火) 10:49:31.56 0
>>473 1さん乙! つかTシャツ裏山鹿!
次のデザインのヤツはゲtしたいと思うよ・・・・
476 :
なんみん :2006/05/02(火) 10:56:27.23 0
みなさん乙です!このスレもGWで祭って感じですね!てか雷こえー! 昨日会社の女の子としゃべってたら、いきなりモ娘の話題を振られますた こんまこの卒業の話だったんだけど、唐突だったんでマジビビッたw 「そう言えば辞めるんだよね?」みたいに知ってて当然のごとく話すから (ヲイヲイ…まさかバレちゃってんのか?)とかビクビクしちゃったw でも調子に乗って、結局そのまましばらく二人で娘の話を続けたよ まさかここでの知識が会社で活かされるとは思わなかったw てか・・・まさかここの住人じゃねーよな?w なんみんはユニクロがどこにあるのかすら分からん!田舎モンじゃけぇ あと誰か…『連番』の意味を…この新参に…教えてけれ…
477 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 11:44:00.12 0
ノシ
478 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 11:54:36.80 O
文から判断するに十中八九住人
479 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 13:52:09.29 O
皆様大量更新乙!
480 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 15:52:49.37 O
ほ
481 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 16:08:12.77 0
!中回巡ンマハイマ /⊂ ̄ ̄⊃:::::::: ⊂(,^^ ,YY/彡:::: クゥ〜ン ヽヽvノ☆:\:::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::
482 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/02(火) 17:40:11.57 0
散財してきた保! 今更ながら美勇伝説2のDVDを購入したんだが・・・布が少なすぎるだろ? この衣装!大変なモノですね!コレは! あとセンチピードオルフェノクのフギャーが欲しいが置く所が無いなぁ。 >>なんみんさん!席の連続番号の略かと!コンサートの一角を占めるッつー事 ですねw
前スレさんdです!みんなで行くってコトかあw
>>478 ちょw
484 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 19:41:27.45 O
ほ
485 :
915 :2006/05/02(火) 20:10:10.66 0
銀色の永遠 〜re:bornその21〜 時計が10時を指す。 「ねえ、10時になったよ」 パソコンでなにやらアニメのサイトを巡回している兄重に 相変わらず身動きが取れない状態でごとーは話しかけた。 「う、うん。でもまだみたいだね」 「早くしてよ!」 「僕に言われたって・・・・」 イライラがつのる。 それからさらに15分くらいしたときだろうか・・・・ ピロ〜ン♪ 「あ、出てきたよ」 「ホント!?」 「ちょっと待ってね」 兄重はノートパソコンをごとーが見える位置に持ってきてくれた。 「今話しかけるよ」
486 :
915 :2006/05/02(火) 20:10:41.23 0
銀色の永遠 〜re:bornその22〜 『うな重>こんばんは』 「その『うな重』ってのは何よ?」 「僕のハンドルネーム」 「わけわかんないハンドルネームだね・・・・」 『TMR>こんばんは』 『うな重>ちょっとお聞きしたい事があるんですけど』 『TMR>うな重さんがわからないような事で 俺なんかが答えられるような事もそうは無いと思うけど(笑)』 『うな重>今日はガンジャムの話じゃなくてスタンドの事でお聞きしたいんです』 『TMR>それは・・・・ちょっとまじめそうな話だね。なんですか?』 『うな重>前に言っておられた、スタンド使いの美容師の女性の事ですが、 彼女と知り合ったのは東京でですよね?』 『TMR>そうだよ。前に働いていた美容室っていうのが去年の夏で閉店してね。 そこそこ人気店だったんだけど、当時のオーナーがご年配で、もう引退するって事でね。 それをきっかけに杜王町に帰ったんだけど、彼女とはそこで一緒に働いていたんだよ』 『うな重>その女の人のお名前はなんて言うんです?』 『TMR>後藤田真希子さんって名前だけど、後藤田さんがどうかした?』
487 :
915 :2006/05/02(火) 20:11:32.42 0
銀色の永遠 〜re:bornその23〜 「後藤田真希子????????」 ごとーはびっくりした。 「なんか数年後に国会議員の嫁にでもなりそうな名前だねえ」 「ちょっと!!これって偽名なんじゃないの!?」 「まあまあ、もうちょっと落ち着いて。話聞こうよ」 『うな重>実は知り合いが人捜しをしていてその関係なんですが・・・・。 その後藤田さんって方と知り合ったのはいつ頃ですか?』 『TMR>はっきり覚えてるよ。あれは2年前のちょうど今頃だけど、 後藤田さんが突然店に飛び込んできて自分を雇ってくれって言ってね。 オーナーは人は余っているからって断ったんだけど、 とにかく自分の腕を見てくれって言って。 で、実際すばらしい技術だったんで逆にオーナーが惚れ込んで それで一緒に働くようになったんだよ』 「2年前の今頃って・・・・、おねーちゃんが失踪したのと同じ頃じゃん!」 「ちょっと可能性高くなったね。 ねえ、そのお姉さんの写真って持ってないの?」 「ごとーのプリクラ帳におねーちゃんと撮ったのがあるけど・・・」 「プリクラ帳かあ、カバンの中に入ってる? 君のカバンも回収はしていたからそこにあるけど」 「うん、ピンク色のヤツ」 「あぁ、これだね」 『うな重>ちょっと待ってもらえますか?』 『TMR>はいはい』
488 :
915 :2006/05/02(火) 20:12:12.86 0
銀色の永遠 〜re:bornその24〜 「どれ?これだね。あ、君とよく似たお姉さんだね。 じゃあこれをスキャンして・・・・・・。画像処理して・・・・・・・・・。 よし、出来た。転送っと・・・・」 『うな重>今送った画像の右側の人じゃないですか?』 『TMR>おお!後藤田さんだ! うん、プリクラだからわかりにくいけど、たぶん後藤田さんだね!!』 「やっぱり!おねーちゃん・・・・・・、生きていたんだ!!!! でもなんで・・・・・・・・・・・」 『うな重>その後藤田さんと連絡取れますか?』 『TMR>それがさ・・・・、杜王町に移ってから一度電話したらケータイの番号変わっていてさ。 その店で働いていた他の同僚もみんな連絡つかなくなったって言ってるんだよ・・・』 「そんな・・・・・・・・」 せっかくおねーちゃんが生きているってわかったのに・・・・
489 :
915 :2006/05/02(火) 20:12:59.71 0
銀色の永遠 〜re:bornその25〜 『うな重>何か連絡つく方法ありませんかねえ?』 『TMR>う〜ん・・・・・・。あ、そうだ。後藤田さんってさっきも言ったけど、飛び込みで仕事くれって来てさ、 住むところも手持ちのお金も無い状態だったんだよ。 それで結局同僚の家に転がり込んでね。最初は住むところが決まるまでって話だったんだけど 彼女とうまがあったのと家賃を負担してもらえるって事で結局1年半、共同生活していたんだよ。 その彼女に聞いたら何かわかるかも』 『うな重>なるほどですね。その方のご連絡先を教えていただいてもかまいませんか?』 『TMR>うん、それは大丈夫だよ。○○さんって名前で電話番号は090-××××-××××だから。 西川からって言ったらわかると思うし。 でもわかっていると思うけどスタンドの話は伏せてね』 『うな重>了解しました。ありがとうございます』 「じゃあ早くその人に電話かけてよ!!」 「え〜、僕、見ず知らずの女性に電話するなんてイヤだよ・・・・」 「アンタそんなんでよく就職活動やってるわね!だからアニメヲタクなのよ!!」 「そ、そんなこと言われたってえ・・・・・・・・。 あと一週間くらいで治るから、それから自分で電話してよ」 「ホント!?」 「うん、たぶんね・・・」
490 :
915 :2006/05/02(火) 20:13:36.54 0
銀色の永遠 〜re:bornその26〜 あと一週間!やっとこの生活から抜けられる!!!! 『TMR>あのさ、答えにくい事かもしれないけど・・・・、後藤田さんに何があったの?』 『うな重>その後藤田真希子って方、2年前に杜王町を失踪したみたいで・・・。 しかも偽名らしいんですよね・・・・』 『TMR>杜王町?彼女、杜王町出身なの?????』 『うな重>はい、知らなかったんですか?』 『TMR>全然知らなかったよ! あ、じゃあやっぱり・・・・・、彼女が失踪したって言うのもスタンド関係?』 『うな重>そこまではわからないんですけど・・・・・。 でも家族に何も言わずに失踪して、東京で偽名を使って働いていて、 おまけに連絡が取れなくなったってやっぱり何かあるんでしょうね』 『TMR>うな重さん、実は俺も気になってるんだけどさ・・・・・・』 『うな重>はいはい』 『TMR>こないだ言っていた、変質者のスタンド使いに襲われたっていう女の子の話だけどさ』 『うな重>その女の子もスタンド使いだったって話ですよね?』 『TMR>うん、それなんだけど、その子ってお店の僕の担当の子でね。 元々友達の二人組に教えてもらったって言って僕のお店に来たんだけど・・・・ その友達ってのが二人とも先月末に大怪我してね。 もしかしてその彼女たちもスタンド使いなんじゃないかなとか思い始めているんだよ』 『うな重>へえ〜。僕の妹もスタンド使いで、同じ頃に大怪我したんですよね・・・・』 『TMR>もしかして君の妹さんもぶどうヶ丘とか?』 『うな重>そうですよ。今度ぶどうヶ丘の高1です』 『TMR>もしかして妹さんと僕のお客さんも友達なのかも。 なんか偶然とも思えない話だねえ・・・・。でも彼女らはとっても良い子だしね。 きっと悪いスタンド使いと闘って大怪我したとかじゃないかな・・・・』 『うな重>どっちにしても、何人ものスタンド使いを病院送りにするなんて危険な存在ですね』 『TMR>そうだなあ。俺も気を付けないと・・・・』
491 :
915 :2006/05/02(火) 20:14:07.84 0
銀色の永遠 〜re:bornその27〜 二人のチャットを読んでいて冷や汗がにじみ出る。 今は兄重のスタンドの食事中じゃなくて良かったなあ。 食事中だったらまた味が変わったとかどうとか言われていたぞ・・・・・・・・・・ こいつのスタンド、無害そうに見えるけど、 人の心が読めるって結構厄介なヤツだなあ しっかし、こんな偶然ってあるんだなあ・・・・。 いや、スタンド使いとスタンド使いはまるで磁石のようにお互い引かれあうって言うから・・・ まさかさっき言ってた美容師が助けた女の子ってのも・・・・・ そういやミキティが後輩に良い美容室教えてもらったって言ってたな・・・・ ごとーが黙りこくったからか、兄重と美容師のチャットは 雑談になり、そしていつしかアニメの話に移っていった・・・・・・・・・・・・
492 :
915 :2006/05/02(火) 20:20:44.93 0
はいここまで。今回ちょっと長目でした。 >>なんみんさん 前スレさんのおっしゃる通り、席の番号が連続していることです。 要するに友達と一緒にライブ鑑賞すること。 ただし、普通にFCで買えるのは2枚組までなので、 それ以上の人数で連番ってのは普通なら不可能なんですよね。 (一般なら買えますが) そこで、例えば4人でライブを一緒に見たいときに 2人が10列目20・21番、2人が15列目30・31番だったら、 10列の2人が15列まで行って、隣にあたる32・33番の人に 「自分たちと席替わってもらえませんか?」ってお願いするんです。 頼まれた方は前の方の席に行けるので喜んで替わってあげる事が多いです。 頼んだ方も、これで席は少し後ろの方になったけど 友達4人で『連番』出来てみんなで仲良く鑑賞出来るわけですね。 ちなみにおとついの僕の場合、偶然隣が知り合いだったのを含めて 連番交渉の結果、7人で並んでライブを鑑賞しました。 この場合、『7連番出来た』って言いますね。 まあご参考までにw
493 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 21:22:18.42 O
おつかれいな!
494 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/02(火) 22:02:00.60 0
乙です!
あ!ガンジャムと言えば昨日今日でSPやってんでしたっけw
496 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 22:17:58.80 0
みんなSBRGは買ったかい?
497 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 22:27:29.71 O
乙ッ! 出たのか!!男の世界!
498 :
364 :2006/05/02(火) 22:36:28.05 0
銀色の永遠 〜高橋愛はルノアールを男役にする〜@ 「あれー?今日みっちゃんどうしたのー?」 「あー、何か昨日の寺田先生の指令のときに腕の骨にヒビ入ったって、今日ガッコ休んでるっしょ」 「マジで?なんでみっちゃんってスタンドはあんなにスゴ腕なのに あんな指令のたびにケガするんだろ?」 「何か指令は無傷で済んだらしいけど、帰り道で階段踏み外したらしいべさ」 「マジで、指令関係ないじゃんw」 「ドジというか、何というか…」 「いい子なんだけどねぇ…」 「ねぇよしこー、悪いけど着替えるからちょっと出ててくれないかな?」 「飯田さん!よしこ言わないでくださいって言ってるじゃないですか!」 「ほら、いいからよしこ早く出てったら!」 「梨華ちゃんまでぇ! うぉぉっ!!って飯田さん!何もう脱いでるんですか!」 「あれ?まだいたんだ?何、もっと見たい?いいよ、よっすぃなら」 「ちょ、飯田さん!何言ってるんですか!」 「もう真っ赤になっちゃって〜可愛いなぁ」 「もう飯田さん何やってるんですか!よっすぃも早く出てって!」 「はいはい…orz」
499 :
364 :2006/05/02(火) 22:36:45.55 0
「あれ?柴田さんちょっと髪の色変えて、イメチェンですか?」 「あ…うん、ちょっとね…」 「すごい似合ってますよ!大人っぽくキレイになって… 絵梨香が男だったら放っときませんよ」 「えぇ!?やだなぁ、何言ってるの…」 「本気ですよ、絵梨香はもう、柴田さんしか見えない…」 「や、やだってば!三好ちゃん!」 「うわ!ちょ、10倍なんですから勘弁してくださいよ! かわしてなかったら絵梨香骨折じゃ済まないですよ」 「ご、ごめん…でも三好ちゃんがそんなこと言うから…」 「ですから絵梨香の柴田さんへの気持ちは本物だって言ってるじゃないですかぁ…」 「また…誰にでもそんなこと言ってるくせに…」 小室学園との抗争後、一時期は片手に欠けるほどまでに部員が減少していた演劇部も、 1年弱の月日の間に少しずつ部員も増え、再び舞台を行えるほどの人数に なって活気を取り戻していた。 2、3人集えば姦し姦し、とよく言うが、10人近い少女たち(と1人の男子生徒) が騒いでいる演劇部室で、その騒ぎを収束できる者はもはや存在していなかった。
500 :
364 :2006/05/02(火) 22:37:21.58 0
もっとも、全員が全員練習前のこのひとときに騒いでいたわけではない。 部室の隅のほうで小さくなって、こうした少女たちを眺めている二人の少女が居た。 「なぁ里沙ちゃん……台本、覚えた?」 「……ゆうべ1回は暗唱できたけど…自信ない。愛ちゃんは?」 「…あかん、あの1ページの長セリフ覚えきれんかった」 「……先輩たち、何であんなワイワイ遊んでられるんだろ?」 「………そりゃあ、やっぱりみんな台本とか完璧に覚えとるからやない?」 「「………………」」 「練習始まるまでだけでも、もうちょっと台本読んでよっか?」 「…………ほやね…」 「「………………ハァ…」」
501 :
364 :2006/05/02(火) 22:37:56.36 0
演劇部の中でも新参の2人、高橋愛、新垣里沙。 入部する前から、特に新垣は初等部の頃から演劇部に憧れていただけに、 入部できた感動はひとしおであったが、慣れないダンスや発声、厳しい練習は 初心者の彼女らにとってはなかなかにつらいものであった。 舞台で見る華やかな公演、そしてその裏側にある厳しい稽古も彼女らは 重々分かっていたつもりだったが、いざ自分たちがやるとなると それはそれは大変なものであった。 演劇部が大好きな彼女らだからこそ、「こんなはずじゃなかった」と 後悔することはなかったものの、先輩たちの足を引っ張るような真似を したくないだけに、自分たちの無力さを噛み締めていた。 「はいみんな準備できたー?そろそろストレッチ始めるよー」 部長の飯田の声で部員たちの目つきが変わる。 高橋と新垣も慌てて立ち上がった。 新人のお披露目公演まであと半月。 今日も演劇部の部活動が始まる。 ◇ ◇ ◇
502 :
364 :2006/05/02(火) 22:41:02.39 0
ここまで! いろんな意味で見切り発車で、久々に普通にオナってみました(w けっこう皆さんタイムリーにおがこんなので、敢えて高新で。高橋に「里沙ちゃん」って呼ばせたかった(爆 時系列的には「Shall We Love」の直後くらい、ごっちんがガキさんに目をつけた舞台の直前くらいで ……風呂敷広げすぎない程度に頑張ろ…
乙です! しかし「姦しい」ってすげー漢字ですねw
504 :
名無し募集中。。。 :2006/05/02(火) 23:22:25.89 0
乙ッ! 穏やかな演劇部・・・いいね 「いい子なんだけどねぇ…」懐かしい言葉だ まあ彼女がいた頃は全然知らないんだけどw
皆さん乙です!
エロカわろすw
>>496 もう出たんすか!
明日にでも買いに行こう
ちなみにジョジョTはキャプコン長崎福岡に着ていこうと思いますw
506 :
915 :2006/05/03(水) 00:42:06.82 0
オイラはもったいなくて着られないです(^^;;;
俺は黒・グレー両方とも既に着ちゃってますね てか今もw そしてさっきリアルオナした時にかかりそうになって焦った…
508 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 02:55:54.56 O
乙乙だぜ
さよならデイジーチェーンってキリンジかあ… ひさしぶりにアルバム引っ張り出してみよっかな 保
510 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 05:24:06.17 0
ほ
511 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 07:04:52.64 0
保全疾走
512 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 07:52:26.02 0
おは保!
513 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 08:48:11.24 O
乙ッ!
514 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 09:25:46.92 0
保全疾走
515 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 10:17:49.20 0
//  ̄↓ヽ ∬∬;´▽`)
516 :
なんみん :2006/05/03(水) 10:32:01.80 0
前スレさん915さん連番の件dです!なんか牌役を作ってるみたいですねw コンマコエピとか今回の読むと、915さんのミステリとか読んでみたくなります 364さんも乙です!過去話ですね!キレてない三好って初登場以来のような…
517 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 10:59:55.36 0
otu!
518 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 12:09:10.82 0
从,,^ ロ ^)<キレてないっスよ!全然キレてない!ワタシをキレさせたらr
519 :
915 :2006/05/03(水) 12:42:38.67 0
銀色の永遠 〜re:bornその28〜 〜一ヶ月後〜 ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア・・・・・・・ 「そう、情報ありがとね」 「た、たすけ・・・・」 ボゴッ、ドサッ すべてを聞き出すと、男のみぞおちに一発入れて、そして地面に放り投げた。 男の顔を冷たい雨が打ちつける。 「君、ホント無茶するね・・・・・・・・・」 遠くから見ていた兄重が近寄ってきて、 自分がさしていた傘の中にごとーを入れてくれた。 「アンタ、これ以上ごとーに関わらない方が良いよ。 相手はやくざなんだし、誰かに見られたらアンタまで狙われるよ」 「全員気絶させておいておいてよく言うよ・・・」 「まあね」 路地裏にはごとーがぶっとばしたやくざが10人以上白目をむいて転がっていた。 「これからどうするの?」 「もちろん、おねーちゃんを助けに行く」 「助けに行くって、イタリアに?それに相手はマフィアだよ?」
520 :
915 :2006/05/03(水) 12:42:53.72 0
ゲリラ更新!
521 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 13:49:29.59 0
乙ッ!
522 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 15:10:42.23 0
ho
523 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 15:30:33.27 0
∩___∩ | ノ ヽ / ● ● | 〜♪ | ミ( _●_)彡__ / 、 |∪| ___) / __ ヽノ/ | (___) / | | | / ノノノヽヽ | ノノノヽヽ\ リ ・一・リ | リ ・一・リ ) ( ∪ ∪ ∪( ∪ ∪( \ ∪ ∪ ∪ ∪ \_) 千聖 明日菜
524 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 17:02:10.63 0
保全!スティング!
525 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 17:13:04.88 0
乙!もしかして・・・な展開ですがここは黙っておくか
526 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 17:36:03.14 0
後藤は相変わらずな気もするがw相手は893だから良いのか
527 :
364 :2006/05/03(水) 17:40:22.80 0
近所のユニクロには荒木Tもう売ってない… 明日明後日あちこち探し回ってみるか…まだ残ってるかな…
528 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 17:57:54.99 0
ユニクロTシャツ、すごい反響でユニクロも急遽対応に追われているみたいね
529 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 18:28:03.55 O
荒木T買えて幸せ保
530 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 19:05:13.29 0
売れてるのか
531 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 19:43:41.59 0
少なくとも俺は持っていない。
532 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 20:46:15.29 O
二枚で1500円セールやってたんで買ってきたよ
533 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 21:37:32.64 O
オレは『保全』したいだけだ 『保全』は全てに優先するぜッ!!
534 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 22:48:33.81 0
ほ
535 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 22:49:16.93 0
川 ´^`)<岡田保全や!
536 :
名無し募集中。。。 :2006/05/03(水) 23:59:04.20 O
保全疾走
537 :
610 :2006/05/04(木) 00:27:37.48 0
俺は店回ってもジョジョT売ってないから通販で買いましたよ ではちょい出し
538 :
610 :2006/05/04(木) 00:29:28.39 0
銀色の永遠 〜無垢なる世界〜F 「高橋さん、君は僕のファンなんだろ?少なくとも君だけは僕の考えを理解してくれる と思ったのに…」 「あっしは…常に上を目指したいと思ってる。昨日の自分より今日の自分…今日より明日 …常に『成長』していきたいと思ってる」 悲しんでいるのか?怒っているのか?高橋はうつむき加減で語り始める。 「今まで辛い事、苦しい事もあったけど、それを乗り越える事こそ『成長』なんよ。 そして『成長』する事こそ『生きる』って事だとあっしは思ってる… 今の自分があるのは、今までの努力、経験、思い出があるからなんよ…。 だから何か1コでも欠けたら高橋愛という存在は成り立たないんよ…!」 ビシイィッ!!! 高橋は顔を上げ、自身のスタンド『ライク・ア・ルノアール』と共に桜井を指差す! 「桜井サン、アンタは『生きる』事を否定しているッ!!アンタが亀子にやった事は手足 をもぐ事より残酷な事やよッ!!!」 「高橋愛…自他共に認める演劇部のエース格。彼女をそうならしめているのは向上心、 闘争心に溢れ、常に高みを目指すその性格…」 桜井は哀れむような目で高橋を見つめ、読んだ亀井の『記憶』を思い返す。
539 :
610 :2006/05/04(木) 00:31:27.32 0
「高橋さん、君は全然分かってない…、世の中には『知らなきゃよかった』って思うこと ばっかりなんだよ。そして君みたいな人間が一番『悲しみ』を生むんだ、他人にも、自分 自身にもね…。僕が今その悲しみから解き放ってあげよう…!」 そして彼のスタンド『イノセントワールド』と共にゆっくりと高橋に歩み寄る。 「おいミキティ、麻琴、コンコン」 高橋は桜井の方を向いたまま3人に呼びかけた。 「ここはあっし一人でカタを付ける。アンタらは手を出すな」 「…ハァ?何言ってんだ?美貴だってムカついてるんだ、黙って見てられっかよ!」 「そうだゼ愛ちゃん!あんな奴みんなでぶっ飛ばしてやろうぜィッ!!」 「…いいから手を出すなッ!!!」 高橋の言葉に反論する藤本、小川だったが思い掛けない激しい口調に黙ってしまう。 「亀子がああなってしまったんはあっしのせいなんよ…!昨日ここへ来た時に桜井サンが スタンド使いだって気付く要素は充分あったのに…。」 高橋の肩が震える。
540 :
610 :2006/05/04(木) 00:33:06.10 0
「今日の練習…亀子はスタンドの記憶を失ったから調子が悪かったんじゃあない、演劇部 の記憶を失ってたからだ…!アイツの自信はスタンドバトルだけで身に付いたモンじゃあ ない!いつも努力していた!毎日練習して…自信を身に付けてた!」 高橋の言葉に藤本たち3人はハッと気付く。 そして亀井に申し訳ないと思うと同時に、仲間のことをきちんと理解出来ていなかった 自分自身を歯痒く思うのだった。 「確かにな…それに気付かなかった美貴たちも情けねーな…」 「だったらなおさらだッ!!みんなで亀ちゃんの記憶を取り戻そうぜッ!!」 「いや、あっし一人でヤル!」 「ちょ!愛ちゃん…!!」 「マコトッ!!ここは愛ちゃんの言うとおりにしましょう!」 紺野が小川の言葉を遮る。 「愛ちゃん、敵の能力の検討は付いてるんですか?彼はどうやって記憶を読み、消して いるのか…?」
541 :
610 :2006/05/04(木) 00:34:09.43 0
「分かってるやよ、おそらく桜井サンの能力は相手に触れることで発動してる。 昨日不自然に触れられた場面が何度かあった…」 高橋は紺野の方を向き、2人は無言で見詰め合う。 「…わかりました。愛ちゃんに任せます」 「サンキュ…コンコン!」 高橋は紺野に微笑みかけると、藤本、そして不服そうな顔をしている小川の方へ向き直る。 「ミキティ!麻琴!あっしがやられたら後は頼むがし!」 「!?」 「へ!?愛ちゃん何を…!?」 ダッ!!!!! 高橋は一気に桜井へと突っ込んでいく! 「おおおおおおッ!!L・A・ルノアールッ!!!!!」
542 :
610 :2006/05/04(木) 00:38:31.57 0
ここまで!
会話が冗長になりがちだなぁ…
>>364 さん
おお!ふつーのオナ来ましたね!
>高橋に「里沙ちゃん」って呼ばせたかった
分かる、スゲー分かるw
>>915 さん
ぶほッ!急展開!
543 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 01:16:48.50 O
乙ッ!
544 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 02:29:01.38 O
ジョジョオッ!!
------------------------------------------------------------------------- ガボッ ガボッ ガボッ ガボッ 水中で、美貴と仗助が派手に手足を動かして泳いでいる。 「モガッ ガボガボガボガボガボッ!」 「オゴボゴッ ゴボッブ!」 目の前に見えるドラゴン・スクリーマーの胴体を指差し 何やらジェスチャーで伝えているようだった。 ジェスチャーなのだから口を動かす必要はないのだが 彼らは少しアホなのでしょうがないのである。 「ガボッ!」 美貴の合図で、2人同時に動き出す。 「ガボァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 (行くぜ! VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV!!!) 「ボバァァァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 (ドラララララララララララララララララララララ!!!) 一斉にドラゴン・スクリーマーの胴体をたこ殴りしはじめる二人。 しかし、ドラゴンのボディはまともに攻撃を食らってはいるものの あまりダメージを受けているようには見えない。
ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!!!! それでも2人は殴り続けた。 ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!!!! そして殴る位置をだんだんと上に上げていく。 ドゴドゴドゴドゴドゴ… 「「ブハッ」」 そうやってようやく美貴と仗助は水面に顔を出した。 目の前にはそびえるようにドラゴンの体が立っている。 「まだまだ高いぜ〜、仗助ぇ」 「そうッスね〜、藤本先輩」 「水中は動きが鈍ってたからよ、ここからが本番だ」 「ウイッス!」 息を整え、2人が身構える。 ドラゴンはその様子を相変わらずのギョロ目で見下ろしていた。
「スカしてんじゃねえぞ、オラァッ! VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV!!!」 「ドララララララララララララララララ!!!」 2人は再びドラゴンの腹部にラッシュを始めた。 そしてさきほどのように、勢いのまま徐々に上昇していく…。 一方、岸に立つれいなは 岸の右側にいる絵里たちのほうを気にしていた。 「ちゃんと手加減したっちゃろうね、広瀬先輩…」 -------------------------------------------------------------------------
忍はまだかろうじて意識を保っていた。 「生きてますね、まだ…」 5mほどの上空に漂いながら、康一は忍を見下ろしている。 当の忍は、乱れた呼吸をなんとか整えながら 康一や絵里を見つめてニヤニヤと笑みを浮かべた。 「あ、またニヤニヤ顔に戻っちゃってる…」 絵里がそう言ってひとつため息をついた。 「ハァ…ハァ…き…きみたち…やってくれたね…」 「オイオイ、自業自得だぜえ。 仕掛けてきたのはおめーらなんだからな〜」 ゲシッ 地面にめり込んで倒れている忍の傍らで、億泰が一発蹴りを入れる。 「ウグッ…… ははは…だが、やっぱり僕の勝ちだ…」 「ああん? そんな体で何言ってやがる」
「ハァ…ハァ…広瀬康一ィィ… お前さっき、言ったよねえ…」 「?」 上空の康一は首をかしげた。 「僕の能力は水に触れていない空中なら無力だって …でも…今はどうだろう…」 チャプンッ… 水の跳ねる音がした。 「おめー…」 「くっくっく…ツメが甘かったなァ… 僕が気絶するか、死ぬくらいまでコテンパンにのせばよかったのに… 広瀬よォ…君が僕を地面に叩き落したことで…僕はまた水を得た…!」 「………」 億泰、そして上空の康一と絵里の3人は沈黙している。
「波よ立て!!」 ザバァッ!! 岸から数メートル沖のほうで小さな波が立たった。 「ハァハァ…フ…フハハハハハハハハハハハハ!!! ぎゃははははははははははははははは!!! 僕には津波を起こすチカラがまだ残っている!! これで空中のお前らも! そこの億泰も!! あっちにいる藤本達もまとめて飲み込んでやるよおおおお!!!!」 ザバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!! 小さな波はみるみるうちに巨大な津波へと変貌した!
「あーあ…」 上空の絵里がため息を漏らす。 「…?」 「幸せだったのになァ〜 津波を作り出すパワーなんて、残って無かった方が…」
ここまで 皆様乙です! おやすみなさい
553 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 05:08:42.29 O
乙
554 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 05:37:01.72 O
乙ッ!
555 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 06:36:54.44 0
ho
556 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 07:43:36.21 0
oha保!
557 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 07:45:44.23 0
保全疾走
558 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 08:38:09.20 0
w’)
559 :
なんみん :2006/05/04(木) 09:07:08.44 0
みなさん乙でっす! やっぱ大量更新は良いっすね!915さんの1レスのインパクトも凄いですがw
560 :
なんみん :2006/05/04(木) 09:08:58.83 0
ドロ ドロ ドロ ドロ ドロ ドロ ドロ ドロ ドロ ドロ ドロ ドロ… 堂珍科学研究所(DOKEN)・ある一室… ドロ ドロ ドロ ドロ ドロ ドロ ドロ ドロ ドロ ドロ ドロ ドロ… 侵食…… そういった表現がピッタリくるだろうか…? 室内の何もかもが溶かされている……物も!者も! まるで胃袋の中にある食物のように少しずつ消化されて行く…。 床や机に突っ伏している数人の者達は目覚める事もない…。 全て溶けて消えてしまうのだろうか…? ウジュ…ウジュ…ウジュ…ウジュ…
561 :
なんみん :2006/05/04(木) 09:12:42.82 0
………… 「ハァ…ハァ…」 施設内の廊下を走る二人。衣服がところどころ溶けている。 「川畑クン、ここまで来れば大丈夫じゃないのかね?」 「いえ博士、敵は追って来ています。振動を感じます」 二人は立ち止まり、後ろを振り返る。長く続く廊下にいくつかの部屋の扉。 「こんなトコに一体何の用事なのか…?川畑クンがいなければ私達も溶かされていたな…」 「禁煙の所内にタバコはおかしいです。相手の術中にハマる前に気が付いて良かったです。 自分自身に『万力締め』する事で何とか正気を取り戻せました」 「うむ…私達だけが逃げてしまったが、他の者達は大丈夫だろうか?」 「無事を祈りましょう」 廊下の角から何者かの気配を感じる…。 「博士、ここは私にお任せ下さい」 「川畑クン一人でやるのかね?」 「はい、やはり勝負は1対1です。恐らく相手の狙いは博士…ですから私がここで…」 「うむ…無茶は禁物だぞ…」 「はい…殺したりはしません…二度と…」
562 :
なんみん :2006/05/04(木) 09:14:18.92 0
堂珍が先へと立ち去る。 川畑はそれを確認すると、再び今来た道の角をにらみ付ける。 ウジュ…ウジュ… ドロ…ドロ… 何モノかが姿を現す。 全身にいくつもの『T』『G』『△』『C』の文字が帯の様に並べられている。 そして、一番目に付くのは頭部に被された多くの角の生えた仮面だろう…。 ウジュ…ウジュ… 「マサカ…アソコカラ…逃ガレルトハナ…」 それ自身、一部が融解したようであったが、やがてそれは完全な人型となる。 「スタンド攻撃か…本体はまだ影に隠れているのか?」 「ワタシノ狙イハ…アクマデ『ケミストリー』…アレハ無敵ノ能力ダ…」 「やはり狙いは博士ッ!?博士をどうするつもりだッ!!」 「ククク…博士カ…ソンナモノニハ用ハナイ…」 「何ッ!?今お前、『ケミストリー』と言ったじゃないかッ!!」 「アア…確カニ言ッタヨ…」 謎のスタンドは口の端を歪める…。 「ワタシノ狙イハ『ケミストリー』…能力…ソノモノダッ!!」
563 :
なんみん :2006/05/04(木) 09:15:45.85 0
「うるさい!!目的が何だろうと!私がここで倒すウゥゥゥゥッ!!!!」 ダダダダダッ!! 川畑は自身のスタンド『アイアン・メイデン』を発現させ、相手に向かって行く。 「マア良イ…オマエノ能力モ…ツイデニイタダクカ…」 バアアアアッ!! 二つのスタンドが激突する…!! ジャララララララララァァァァッ!!!! アイアン・メイデンの掌から鎖が飛び出す。 それは謎のスタンドの横を通過し、そのまま角の向こう側へと伸びて行く! 「何ッ!?」 ガチャーンッ!! 「よしッ!さあ、本体がどんなヤツなのか…顔を見せてもらおうか…」 アイアン・メイデンは鎖を手繰り寄せた。
564 :
なんみん :2006/05/04(木) 09:18:36.88 0
「ふぅ……ふぅ……」 死角から無理やり引っ張り出された本体の姿…。 首にはしっかりと鎖がハマッている。 「…………」 「驚いたな……神父さんか…?しかも黒人とはね…」 浅黒い肌に非常に個性的な頭髪のカットではあったが、 その十字模様をあしらった黒衣はキリスト教の聖職者を思わせた。 ギリギリと引っ張られる鎖に抵抗しながらも、少しずつこちらに近付いて来る。 「ほう…なぜ私が神父だと分かる?」 「なぜ?そんなもん格好見れば分かるよ」 『神父』と呼ばれた男は鎖をグッと掴み抵抗しながら、 それでもフフンと澄ました顔をする。 「……牧師かもしれないのに?」 「何ィ?」
565 :
なんみん :2006/05/04(木) 09:20:11.84 0
「この格好を見てキリスト教の聖職者を思い浮かべるのは分かる。 だが、それを神父と思ったのはなぜだ?」 「そ、そんなもんどちらでも良いじゃあないか?」 「おいおい、良くないだろ?二つは全くの別物だ。同じキリスト教でも、 カトリックの聖職者を『神父』と呼び、プロテスタントの聖職者を『牧師』と呼ぶんだ。 その二つは組織も制度も戒律も儀式も違う。宗教改革を知らないのか?」 「それくらい知ってるさッ!そんな話ここでする事じゃあ無いだろッ!?」 「君は…金髪の外国人をみたらアメリカ人だと思うタイプだな。そうだろ?」 「お、お前、さっきから何を…戦う気が無いのかッ!?」 「自分が自分であると証明するもの……『アイデンティティー』だよ。 名前や性別、容姿や声、特技や職業、性格や精神……、 君にだってあるだろ?自分を示す証ってものがさ…?」 男はおしゃべりを続けながらもジリジリと川畑との距離を詰めて行く。 「それを他人の当てずっぽうで決め付けられたくは無いだろう?」 「じゃあ……お前は『牧師』なのだな?」 「……いいや、私は『神父』だ」 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
566 :
なんみん :2006/05/04(木) 09:21:43.78 0
神父とそのスタンドが川畑に向かって一気に掛け寄る!! 「『ホワイト・スネイク』!!」 それを眺めながら川畑は余裕の笑みを浮かべる。 「お前の動きは振動で伝わっているぞッ!!くらえッ!天地…」 ガッキーーーーンンッ!!!! 「ぐへッ!」 なんと、ホワイト・スネイクは二人の首を繋いでいた鎖を、足で思い切り踏みつけたのだ! 宙に浮いていた鎖は床に踏み躙られ、振動の伝わりをカットする。 そして、その一瞬の行動に川畑の首は引っ張られ、前のめりになる。完全なる油断だ。 すかさずホワイト・スネイクの拳が、川畑の頭部にヒットする! 「ワタシハ『戦イ』ニ来タノデハナイ。『奪イ』ニ来タノダ…」
567 :
なんみん :2006/05/04(木) 09:23:09.14 0
ベリ…ベリ……ウィン…ウィン…… すると、ホワイト・スネイクの攻撃を受けた川畑の頭部から2枚のディスクが出てくる。 まるで、オーディオコンポからCDを取り出したかの様だ。 神父はそっと歩み寄り、そのディスクの1枚に手を掛ける。 「私の『ホワイト・スネイク』は人の『心』を2枚のディスクに変える事が出来る。 1つは…この『スタンド』のディスク…」 そう言って、ディスクを抜き取ると、川畑の『アイアン・メイデン』は消え去る。 神父はさらにもう1つのディスクにも手を掛ける。 「そしてもう1つは…『記憶』のディスクだ」 それも抜き取ると、川畑はそのまま崩れ落ちる様に倒れる。意識は完全に無い。 神父は光を反射し輝くディスクを眺め、うっとりしながら微笑む。 「君の『アイデンティティー』、確かにいただいたよ…」 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ…
568 :
なんみん :2006/05/04(木) 09:26:34.72 0
ここまで!ちょっと見切りっぽいw 多分これも2つ位には分けないといけないと思うので、 エピ全体の流れをまとめるのにやや長考しまっす!ではでは!
569 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/05/04(木) 09:33:49.67 0
ニストのみなさま乙ッス!! なんみんさんのリアルタイムで読めたーッ!!! てかすげえ・・・・内容もそうだけど、マジで神父っぽくて震えました・・・・ガクブル 6部を読んだ気分だ・・・・・さらにタバコってことはあの能力も・・・・・? とにかく乙でした!!
570 :
なんみん :2006/05/04(木) 09:41:46.52 0
1さんおっは! 以降はたぶん4部VS6部の戦いみたいになります その中に億泰親父とか犯人とか恋の行方とか 織り交ぜないといけないので結構大変だったりします! でも妥協はしたくないので、前作並の大風呂敷で行きたいかなとw 今日も夜勤です。ではではおやすみなさいですノシ
571 :
915 :2006/05/04(木) 09:43:03.88 0
お二人おは〜。オイラもリアルタイムで読んでました。 では続くかw
572 :
915 :2006/05/04(木) 09:43:49.59 0
銀色の永遠 〜re:bornその29〜 おねーちゃんが共同生活していたという女性はやっぱり何も知らなかった。 だけど、その女性におねーちゃんの一年半の様子を色々聞いて、 その中の断片的な情報を一つ一つ調べていった結果、 最終的にとある暴力団にたどり着いた。 その組は、ライバル組との暴力団抗争で劣勢に陥っていた。 その理由は、相手の組員に超能力の使い手がいたから。 超能力というのはもちろんスタンドの事だろう。 そんな中、イタリアのとあるマフィアに超能力者の暗殺者チームがいることを たまたま知ったその組は、ツテを頼ってイタリアンマフィアに接触、 助っ人として来てもらってスタンド使いの暴力団員を倒した。 その決闘の場が、杜王港だっだ。 そして、たまたまそこを通りかかって、様子を見てしまったのが ごとーのおねーちゃん・・・・・・・・・・・。 その瞬間、おねーちゃんはやくざから追われる身になった。 だから家族に何も言わずに姿を消したし、偽名を使ったりしていたんだ。 おねーちゃんは人の多い東京に紛れ住み、仕事も得る事で安住出来ていた。 計算外だったのはその店が急に閉店になった事。 再び仕事を探し始めたからだろう、 去年の秋、おねーちゃんはついにやくざに見つかって、 再来日したイタリアンマフィアのスタンド使いに捕まったらしい。 そして、おねーちゃんは『相手の身体からハサミやカミソリを生み出す』 というその男によってイタリアに連れて行かれた・・・・
573 :
915 :2006/05/04(木) 09:44:30.62 0
銀色の永遠 〜re:bornその30〜 何故おねーちゃんを始末せずにイタリアに連れて行った? 疑問といえば疑問だけど、とにかく・・・・ 「マフィアだろうが外国だろうがなんだろうが、 おねーちゃんが生きているなら助けにいくしか選択肢ないでしょ。 それにごとーの黄金の意志はどんなスタンド使いにも負けない!!」 言ってから、自分で自分が少しイヤになった。 ごとーは気づいたんだ。 いや、本当はずっと前から気づいていたのに、気づかないふりしていたんだ。 ごとーの黄金の意志なんて、とっくの昔に錆び付いていたんだ。 ごとーは杜王町を守りたいって思っていた。 そのためにはスタンド使いを皆殺しにすれば良いとまで思うようになっていた。 だけど・・・・・・・・・・・ いつの間にかごとーはミイラ取りがミイラになっていた。 ごとーこそが町の脅威になってしまっていたんだ・・・・・・・。 でも、おねーちゃんを助け出した時、その道が困難であれば困難であるほど、 ごとーは自分の中で無くした何かが見つかるような気がする。 黄金の意志がもう一度輝いてくれるような気がする。 根拠は無いけど、確信はあるんだ!! 「僕は・・・君の力になれないし、気をつけてとしか言えないなあ・・・・」 「うん、色々ありがとうね。それと・・・・・・」 「それと?」
574 :
915 :2006/05/04(木) 09:45:04.55 0
銀色の永遠 〜re:bornその31〜 「ごめんね」 「何が?」 「ううん、何でもない。それよりさ、妹を大事にしなよ。 きっとアンタの妹は、今はたくさんの仲間に囲まれて幸せだろうけど、 いつか、その仲間同士で闘わなきゃいけない時がくるかもしれない。 その時、最後に助けてあげられるのは家族なんだから・・・・・・・」 「なんか僕の妹を知ってるような言い方だね。でも覚えておくよ」 「それじゃあね、ごとーはもう行くよ」 「行くって、パスポートも無いのにどうやって?」 「こないだ、こいつらの隠れ家を襲った時に パスポートを偽造する機械を見つけたから作っておいたんだ。 善は急げだし、明日にでもイタリアに行くよ」 「ホントに無茶するねえ。命だけは大事にしてね」 「うん、わかった」 そう言うとごとーは兄重の傘から出た。 「あ、傘持って行きなよ」 ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア・・・・・・・ うしろから兄重が声をかけたけど、ごとーは後ろを振り向かずに 雨が降る町の中に消えていった・・・・・・・・ 次の日、ごとーは偽パスポートとやくざから奪い取った組のお金を使って 南イタリア、ネアポリス空港行きの飛行機に乗った。 TO BE CONTINUED…(?)
575 :
915 :2006/05/04(木) 09:45:28.59 0
スタンド名:フライング・プリエスト 本体:道重さゆみの兄(兄重) 破壊力:無し スピード:C 射程距離:C(10m) 持続力:A 精密動作性:D 成長性:B 能力…相手の悪意や後悔、罪の意識といった負の心と 怪我や病気を食べてしまう虫型のスタンド。 怪我や病気は食い尽くされた時に完治する。 しかし不治の病など、量的な問題から不可能なものもあるようだ。 また、排泄物で相手の身体を塗り固めて動けなくしてしまう。 理屈は不明だが、塗り固められている間は 食事を取る必要がなくなるようだ。
576 :
915 :2006/05/04(木) 09:48:17.32 0
ってことでエピ完 色々と失敗とか後悔とか自分での不満とかあるんですけど これから読んでもらうのにヤボなんで黙っときます(^^;;; それはさておき、ごっちんはしばらく杜王町に 帰る事も出来なさそうだったので、それならいっそのことと言うことで 外国に行かせちゃいました イタリアのマフィア?別に深い意味は・・・・(嘘) でも実際今後についてはまったく何も考えてないです 5部のキャラとか使いたい方がおられたら是非やっちゃってください 面倒だったら目標達成してごっちんを帰ってこさせても良いし ではではん
577 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/05/04(木) 09:51:50.69 0
これまたリアルタイムキター!! リゾットなんすか!?素敵すぎますw この旅は後藤が精進する旅でもありそうだな・・・・・乙でした!!
578 :
610 :2006/05/04(木) 09:52:21.29 O
乙です! 俺もリアルタイムで読んでたりしてw
579 :
なんみん :2006/05/04(木) 09:53:08.62 0
915さんエピ完乙です!これで5部とも繋がりが出来ましたね! もうマジで寝ます!お二人さんノシ
580 :
364 :2006/05/04(木) 10:36:33.20 0
銀色の永遠 〜高橋愛はルノアールを男役にする〜A ぶどうヶ丘高校の校舎裏。 二人の少女が身振り手振りを加えた演劇の練習をしている。 大仰な身振りと必要以上に抑揚を強調した発音は舞台演劇のそれである。 しかし、彼女らには奇妙な部分があった。 それは、二人しか居ないにもかかわらず、彼女たちが目に見えない 何かに向かって話していたり、寄りかかり、あるいは抱き上げられたかのように 宙に浮かび上がったりすることである。 それは二人の少女たちの持つ不思議な力故であるのだが、その力の原理を 知らぬ者がもし見かけたとしたら、それはこの世ならぬ奇妙な物に見えたに違いない。
581 :
364 :2006/05/04(木) 10:37:05.52 0
「本当に行ってしまうの?」 「ええ、私は今宵、森を抜けてこの方と一緒にどこか知らない土地に 旅立って永久の誓いを立てるの! さようなら、貴女にも幸せが来ることを願ってるわ! ……えっと、『ごきげんよう、君が彼のことを想っているように、 彼も君に夢中になることを祈ってるよ!』」 「ああ、何ということでしょう! あの子たちが遠くへ行ってしまったと知ったら、 あの方はきっと追いかけて旅立ってしまうに違いないわ! こうしてはいられない、森であの二人とあの方が鉢合わせないよう 私も行かなければ!」 目に見えない何か…いや、彼女たちの目に写る『ライク・ア・ルノアール』と 手を繋いで校舎へと走り去ったのは高橋愛であり、 その後大仰な台詞を吐いて高橋とは反対側へと走ったのは新垣里沙である。 演劇部の部活は比較的早い時間に終わり、セットの準備をする一部の部員以外は 解散となったのだが、まだまだ自分の演技に自信のない彼女たちは自主的に 練習するために、自分たちのスタンドを配役の一部をに見立てて練習していたのだ。
582 :
364 :2006/05/04(木) 10:37:47.37 0
「大丈夫だよ、愛ちゃん訛ってなかったし、それくらい大げさにやっちゃっても 大丈夫だと思うよ」 「んー、それならええけどさ、実際にはルノアールやなくて吉澤さんに抱かれて こーんな近くで話すんやろ?いろんな意味で不安やわ…」 「大丈夫だって!じゃあやっぱり吉澤さんにお願いして練習付き合って もらったほうがよかった?」 「無理無理無理無理!そんなん無理やって!」 「でしょ?それだったらちょっとでも練習して慣れとかないと…」 「ほやって、ライク・ア・ルノアールやったらなぁ…」 「じゃあ私のラブ・シードにする?」 「や、そういう問題やないやろ。 大体ラブ・シードに人一人抱き上げる力なんてなかろう?」 「もう…それじゃあどうするのさ?」 「……ちょっと考えさせて」 「そだね、ちょっと休憩しよっか?」 二人はすぐそばのベンチに腰掛けた。 演劇部に入って間もない彼女らにとって、必然的に二人きりのときの話題は 演劇部の先輩のこと、そしてスタンド能力のことになる。
583 :
364 :2006/05/04(木) 10:38:38.90 0
「部室に資料残ってたけど、昔演劇部と他の学校でスタンドの戦いとか やったんでしょ? やっぱこういう力身についたってことは、またそういうのやったりするのかなぁ?」 不安げな顔で新垣が聞く。 「んー、でもこんなチカラ持った人が大暴れしたらそれこそ大騒ぎになるしナー 普通の人には見えんからな、これ。 そうそうそんなことはないんヤない?」 高橋は楽観的である。 「私たちと入れ違いに辞めちゃったっていう後藤さんもスタンド持ってたってことでしょ? 舞台の後藤さんしか見たことなかったけど、スタンドもすごかったっていうし」 「何か資料だと風を使ってかまいたちとか竜巻とか起こせたらしいしな。 何十人も纏めて吹っ飛ばしたりしたって書いてあったし」 「ホントに?どこにあんの?それ」 「んー?部室の戸棚にあったやよ」 「そうなんだ…ねぇねぇ、今からそれ見に行ってきていいかな?」 演劇部のこととなると目の色が変わる。新垣は今にも立ち上がって駆け出しそうだ。 「えぇ?練習どうすンの?」 「あとでちゃんとやるから!ね!」 自分ひとりでは練習にならない。高橋も引き止めようと必死である。
584 :
364 :2006/05/04(木) 10:39:16.20 0
「……後藤は辞めちゃったのか……好都合だね」 !!!!!!!!!!!????
585 :
364 :2006/05/04(木) 10:40:33.77 0
突然あさっての方向から声が聞こえた。 「誰やっ!!」 思わず振り向いた二人の目に映ったのは、髪の長い、自分たちより少し年上の 女であった。 Tシャツにロングスカートでブーツという格好ではあるが、年齢的に高校生であろう。 迂闊だった。 いくら話に熱中していたとはいえ、こんなに近くまで近づかれていたこと。 そして構内で油断していたとはいえ、スタンドのことを話していたことを 聞かれていたなんて。 新垣の額に汗が流れる。 「後藤のスタンドは面倒だし、いなくなってるならそれにこしたことはないや。 でも参ったなぁ…部活終わっちゃってるのか…ってことは無駄足かな」 「誰やって聞いとるんや!」 謎の女性の威圧感に気圧されたか、高橋が叫ぶ。 女性はそんな高橋を無視してゆっくりと近づいてくる。 「それ以上近づくなや!」 「ま、とりあえず二人……本当は後藤を第1号にしてやりたかったが、 アンタらにぶどうヶ丘演劇部の犠牲者第1号にになってもらおうか!!」 「なッッ!!」 二人が絶句するのと同時に女が強烈な殺気を放ちだす!!
586 :
364 :2006/05/04(木) 10:41:20.94 0
「『オーシャンズ・ストーリー』!!」 女が叫ぶと同時に、青いスタンドが姿を現すっ! 「ラ、『ラブ・シードッ』!」 「『ライク・ア・ルノアールッ!』」 ギュァァァァァァァァンッッ!! 二人も慌ててスタンドを出した! 「お、お前が何者か知らないけどっ!演劇部を潰すなんてっ!絶対させないっ!!」 新垣のスタンドが両手を交差させ、高橋のスタンドがファイティングポーズをとる。 演劇部の敵だ! 演劇部を潰そうとしてるこいつを私たちは止めなくちゃいけない! 「何か勘違いしてない?私は別に演劇部を潰すつもりはないよ。 ………皆殺しにするんだからなぁァァァァ!!」
587 :
364 :2006/05/04(木) 10:42:17.86 0
「おおおおぉぉぉぉぉぉっ!!スプラッシュッ!!ビーンズッッッッ!!」 ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン!! ラブ・シードの両手から輝く豆が発射される! 「Come With Me!『オーシャンズ・ストーリー』ッッ!!!!」 ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボッ!! 女が叫ぶと同時に、女のスタンドは地面に染み込むように消えた。 いや!地面に水溜りのようなものができている!水溜りとなったのだ! 新垣のスプラッシュ・ビーンズは水溜りの上を通り過ぎていく。 「私の名前は未来玲可!! お前たちがさっき話していた小室学園の生徒だよ!!」 未来が叫ぶと同時に、未来の足元の水溜りが大きく伸び上がる!! 元の人型の数十倍にまで膨れ上がったオーシャンズ・ストーリーは 巨大な津波となって二人に襲い掛かった。 ドバッシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!
588 :
364 :2006/05/04(木) 10:45:14.05 0
というわけでなんみんさんと915さんにさらに続いてみた(w お二人とも乙です! ジョジョTは昨日のレスのあとユニクロ3件回って、白verLだけどにゅうてしますた〜。 お陰で今日明日はオナれます(w 次はティッシュオナのほう明日あたり出せるかな〜。
589 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 12:07:31.62 0
乙乙
590 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 12:33:07.31 0
591 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 12:58:30.43 0
ho
592 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 13:05:46.56 0
4th.STAGE中盤、時間を戻す事のできるスタンド使いに行く手を阻まれた美勇伝。 奇襲を仕掛けるが、返り討ちに遭い、三好と岡田は瀕死の重傷を負う。 残された石川…今、女と女の闘いが始まる!
593 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 14:14:46.33 0
ho
594 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 15:05:26.63 0
ze
595 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 16:04:30.87 0
ん〜!マンダム
596 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 16:30:40.69 0
そういや俺もリンゴォの能力知った時は驚いたな
597 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 17:48:21.80 0
俺は吹いたね。
598 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 18:28:34.16 0
明日8巻買いに行くか
599 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 19:00:30.44 0
だな
ほ
601 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 19:58:44.94 0
ぜ
602 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 20:54:16.39 0
ぽ
603 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 21:17:34.53 0
l
604 :
364 :2006/05/04(木) 21:56:06.02 0
605 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 22:33:42.65 0
バリバリバリ…ドッパアアアアアアアァァァァ!!
606 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 23:20:58.18 O
TUR…‥タァアアア〜〜保
607 :
名無し募集中。。。 :2006/05/04(木) 23:57:11.11 0
グポッ・・・・・・ 水の入った桶から並々と柄杓で水をしゃくり上げる。 「久しぶり・・・・ですね・・・」 そう言うと黒い髪の女性は墓石に水をスルスルとかけた。 再び桶に柄杓を入れ今度は墓誌に水をかける。 水は石を滑らかに滑り彫り込まれた溝に流れ込み彫られた名前を浮き上がらせる。 『長女 絵梨香 十八才』 「あれから5年・・・いや6年ですか・・・・時の流れは速すぎますね・・・・」 女性は落ちる雫を追う様に視線を下に落す・・・・。 「こんこんッ!!」 背後から呼ぶ声に振り向く。 「・・・・マコト?」 9月の風が二人の頬を撫でる・・・・紅の薫風は静かに流れた・・・。 柄杓から流れる水が墓石に伝う。 「ただいま・・・絵梨香・・・。」 麻琴はそう言いながら何回も何回も墓石に水を滑らせた。 「絵梨香さん・・・マコトも久しぶりに帰ってきましたよ。」 あさ美は献花を整えながら微笑む。
608 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/04(木) 23:57:54.64 0
ゴソッ ゴソッ 麻琴はバックから缶を取り出すとコトリと墓石の前に置いた。 「お土産・・・・好きだったろ?カシスオレンジ・・・・」 呟くように言うともう一つ有るカシスオレンジの隣に置いた。 「コレ?こんこんの?」 麻琴はあさ美に目を配らせる。 「違うよ・・・私は御花だけ・・・・・岡田さんだと思う。」 あさ美の言葉に麻琴はフンと鼻を鳴らし笑みを作る。 「岡田か・・・・・アイツは良く来てるのかな・・・?」 「綺麗にされてる所を見るとそうみたいね。」 三好への思いの所為か? 追憶が二人を無口にした・・・・・。 「狂った肉食獣みたいな人格のヤツだったけど・・・・あの時、あの瞬間、ワタシ達の間には確かに 『友情』が有った・・・・。」 麻琴が噛み締めるように言葉を紡ぐ。 「そうですね・・・・絵梨香さんは自分の病状も省みないで私達を助けてくれた・・・・なのに・・ その借りも返せないままでしたね・・・・今でもあの時の自分の力の無さが・・・悔しい・・。」 あさ美は己の未熟さに怒り拳を固めた・・・。 「ここに来る時にもサ・・・千聖ちゃんに会って言われたヨ・・・お前等が殺したッて・・・・ 言い返せないよね・・・・ワタシ達の無力さが絵梨香を救えなかった・・殺したんだから・・。」
609 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/05(金) 00:11:37.84 0
はーいここまで!
皆さん連休ともあっていい感じでオナってますね!
乙です!
>>509 なんでキリンジって解るんですかwそんな人初めてだよ!
610 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 00:23:09.69 0
三好病死なのか
611 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 01:18:32.67 O
乙ッ!
612 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 02:52:26.29 O
今回の前スレさんの話面白いけどこれって正伝扱いなの?
皆さん乙です! 今夜はかけませんでしたが、明日にでも。 >609 前スレさん キリンジは好きですよ! 特に乳房の勾配がw この未来エピ見る限りだとみーよは最後はいい感じになってるみたいですね 三好ヲタとしては嬉しい限りw
614 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 06:18:49.84 O
あぶない
615 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 07:09:45.65 O
ほ
616 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 07:10:21.31 O
刑事
617 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 07:19:40.95 O
いやあれは外伝でしょう
618 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/05(金) 08:13:51.91 0
岡πよ〜!
>>610 三好は闘って死ぬような事は有り得ないので『能力』を身に付ける
際に負った脳への損傷が彼女を追いやります・・・・。
>>611 π!
>>612 だから2部だって言ってるだろw まぁ顛末だけは俺が書いて置いた方
がいいだろうと思っていたのでいい機会だったんジャマイカ。
それと「今回の」というのは引っ掛かるが色々仕掛けるのには完全にマクラに
成ってしまう(何が書きたいのか解らない様な)も出てきてしまうのも理解して>
>>613 マイマイさんドモ!キリンジは『エイリアンズ』から入った流れ者ですw
意外とタイトルには曲名を使っているので解る人には何やってんだよw
見たいな感は有ると思われ!千奈美に好きなのは太陽の午後!
619 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 09:16:24.25 0
前スレさんはもうジョジョ風とかあきらめてるっぽいからなw
みなさん乙です! 610さん364さんもあの時間いたんですね〜!起きた人起きてた人それぞれですかね SRB8巻見て気付いたけど…こち亀って149巻も出てるんだ!すげー!!
621 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/05(金) 09:33:28.23 0
>>619 たし蟹、そ〜ゆう「括り」てのが難しい。
そもそもどう書けばJOJO風になるのかてのもビタイチ解らんトコ有るし
ジョジョ風味っつーか空気感はやっぱり難しいんだよね。
だから「正調」てのは他のニストに任せて好き勝手やらせて貰ってる節は
有るね・・・。
あれだけの作者がいて作品があればそれぞれ作風分かれるのは自然でしょう
途中で書き込んじまった!orz 基本はあくまで自慰だけど、それを面白いって言ってもらえれば凄く嬉しい でもやっぱ書く作品全部が全部気に入ってもらえる自信は無いなあ…
624 :
364 :2006/05/05(金) 10:19:38.98 O
ハロショ上野店混みすぎ…orz 11時半から予約してるのにそれまでに終わるかな… ジョジョっぽさ、確かに難しいですよね。 自分も「ジョジョっぽい」というよりは「単にスタンドの出る小説」になっちゃってますし。 もっと精進しなきゃなぁ…。 とりあえず店に入れるまで携帯のメモ帳でオナろ…。
625 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 12:14:48.82 0
ほぜーん
626 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/05(金) 12:57:52.92 0
辻ちゃんマダー保
>>622 そうそうそれそれ!まぁでもコレが俺の世界だ!位の気持ちで
いますがw
>>624 364さん入店できましたか?っつーか何の予約なの?
ハロショは渋谷しか行った事が無いですが健闘を祈ります!
確かに「スタンド小説」なのかもしれませんね・・・・でもこれも
既に1ジャンルなのかもwメガテ○とかスクラ○ドとか広い意味でポケ○ン
とかw
627 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 13:48:08.93 0
ふぉ
628 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 14:33:35.17 0
ぜ
629 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 15:27:11.52 O
ン
630 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 16:40:26.22 0
保
631 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 17:47:29.68 0
田
632 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 18:48:31.77 0
圭
633 :
364 :2006/05/05(金) 18:55:22.09 0
>>前スレさん 無事に買えました(w 入店するまで40分待ちで入店してから受け取りまで20分とかおかしいです(w 予約は献血です、激しいイベ前には血の気を抜いて落ち着くことにしてます(嘘 「スタンドが出るからジョジョ」ってわけでもないんですよねぇ…。 「惹きつけられるグロ」とか「突き抜けた感じ」とか、何か勢いがあるんですよね、 荒木ワールドって。 うまく言葉にできないのがすごいもどかしいんですけども。 あ、915さん、そして7日にSSA行かれる方いましたら、よろしくお願いいたします〜。
634 :
610 :2006/05/05(金) 19:22:38.91 0
俺は最初1さんの作品を読んだとき「これは間違いなくジョジョだ!」って思ったんですよね 台詞回しとか雰囲気とかが… スタンド小説じゃなくてちゃんとジョジョ小説なところがジョジョ好きにとって このスレのたまらんところだと思います!俺もジョジョっぽくしたいなあ… もちろんいろんな作風があっていいと思いますけどね てことでチェック。。。
635 :
610 :2006/05/05(金) 19:24:44.79 0
銀色の永遠 〜無垢なる世界〜G 「オラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!」 L・A・ルノアールの拳の連打が桜井に襲い掛かる! 「…フン」 桜井は特に身構える事も無く、平然とした顔で立ち尽くしている。 パシパシパシパシパシパシパシパシッ!!!!!! 「なッ…!?」 しかしルノアールのラッシュは全て桜井のスタンド、I(イノセント)・ワールドの手によっ て軌道を逸らされ、捌かれてしまう! 「…オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラアッ!!!!!!」 再びラッシュを繰り出す高橋だが、やはりその拳は全て桜井に避けられ、捌かれ、一発た りともまともに当たらない。 シュバッ!!!! 攻撃を受け流され体勢が崩れた高橋にI・ワールドの手が掴みかかる! 「ううッ!!?」 高橋はとっさに身をかがめてその手をかわすと、そのまま前転して桜井と距離をとった。
636 :
610 :2006/05/05(金) 19:25:59.24 0
「フゥ…!アンタのスタンド…あっしのL・A・ルノアールの攻撃を全て防ぐとは、なかな かのスピードやね…!」 そう言う高橋の目はさっきまでのそれとは違っていた。力強く輝き、口元には笑みがこぼ れている。 さっきまでの彼女には尊敬していた人物が『敵』だったことによるショックや、自分の ミスで友人を危険にさらしてしまったことによる気落ちがあった。 しかし、相手と拳を交える…純粋な『戦い』が彼女本来の戦闘本能を呼び覚ましたのだ。 「oiミキティ…あのイノセントワールドとかいうスタンド、愛ちゃんの攻撃を捌くなんて スゴいスピードと精密性じゃんかヨォ…!」 「そうみてーだな…!だが見ろよマコ、あの高橋の顔!今ようやくエンジンがかかった みたいだぜ?それにルノアールの能力はまだまだこんなもんじゃない、だろ?」 そう話す小川と藤本の顔にも余裕があった。 彼女らは高橋愛の強さをその身をもってイヤと言うほど知っている。 だから彼女の戦いを「安心して見ていられる」のだ。 「桜井サン、もう一度だけ言うッ!今すぐ亀子の記憶を元に戻し、あっしら演劇部には 二度と関わらないと約束するんやよ!さもないと…力づくでもそうしてもらう事になる ッ!」 「『力づくでも』か…、やはり君らは危険な存在だ。 僕の方こそ君らを逃がすつもりは無いんだよ。いいからさっさとかかって来なよ」 「…残念やよ!」 高橋は再び桜井に向かって走り出す。
637 :
610 :2006/05/05(金) 19:27:19.05 0
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!!!!!」 再び放たれるルノアールのラッシュ! そのスピードは先ほどのものより明らかにアップしている! 「イノセントワールドッ!!!!」 バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシ!!!!!!! しかしそのラッシュさえもI・ワールドは驚異的なスピードで捌ききる! バシィッ!!! I・ワールドはルノアールの突きを大きく後方に受け流した!当然高橋もバランスを崩し 前方につんのめる! 「終わりだ、高橋さん」 すかさずI・ワールドが高橋に掴みかかる! 「はぁイ。詰んだ」
638 :
610 :2006/05/05(金) 19:29:27.90 0
高橋の決め台詞とともに桜井の周囲の床、天井が大きく迫り出した!! 床から5箇所、天井から3箇所、槍のような迫り出しが桜井を囲むようにして伸びてくる! ルノアールは桜井にラッシュを仕掛けると同時に天井や床を殴っていたのだ。 そう、高橋愛の最も得意とする戦法だ。 シュガアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!! 迫り出し同士が複雑に交差する! その中心にいた桜井は、迫り出しによって全身を打ち抜かれている事だろう…! 「ゴメンネ桜井サン…でも手加減したから再起不能にはなってないはずやよ」 勝利を確信した高橋は、目の前で重なる迫り出しに向かってつぶやいた。 そして迫り出しは徐々に元の床や天井に戻っていく。 !!!!!!!!!!!! 次の瞬間…眼前の光景に高橋は絶句した。 迫り出しから徐々に姿を現した桜井は、何事も無かったようにその場に立っていたのだ! ところどころ服が破れたりはしているが、外傷は全く無くその顔には笑みを浮かべている。 八方から襲った迫り出しは、全て桜井の体を避けるように交差していたのだ! ガシイイイッ!!!!! 一瞬の隙だった!高橋がショックを受けている一瞬の隙にI・ワールドが高橋の頭を 鷲掴みにする!
639 :
610 :2006/05/05(金) 19:30:56.23 0
「ようこそ、無垢なる世界へ」 カアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!! 高橋を掴むI・ワールドの右手が白く輝く…! 「うあああああああああああああああああああああああッ!!!!????」 「あ・・・」 I・ワールドの手の光が収まると、高橋は力なく床に崩れた。 「た…高橋ッ!!??」 「愛ちゃんンンンンンンンッ!!!!??」 藤本と小川の悲痛な声が響くが、うつ伏せで倒れた高橋はピクリとも動かない… 紺野も険しい顔でその光景を見つめている。 「テメェッ!!愛ちゃんに何をしたッ!!?」 「さっき言ったとおりだよ、彼女から『スタンド』と『演劇部』の記憶を消した。 多くの記憶を一気に消したので一時的に気を失ってしまったようだが…これで彼女は 幸せになれる」 !!!!!! 「ゆ、許さねェ…!テメーはこの小川麻琴がブチのめすウゥッ!!!!!!!」 怒りに震える小川は『FRIED SHIP』を発現させる!
640 :
610 :2006/05/05(金) 19:35:53.61 0
「マコッ!!ちょっと待ってッ!!!」 今にも桜井に飛び掛りそうな小川を紺野が制止する。 「なんだよコンコン…!?」 「マコ、ミキティ、聞いてください。桜井和寿…彼の能力にはまだ謎があると思うんです」 「アイツの能力は『触れた相手の記憶を支配する』んじゃないのカヨ?現に愛ちゃんも アイツに掴まれて…!」 「愛ちゃんの攻撃は一発も当たらなかった…、ラッシュのフェイントを含めた迫り出しの 攻撃でさえ、彼は楽にかわして見せた。おかしいと思いませんか?」 「それだけ奴のスタンドのスピードがスゴイってことじゃないのかヨ!?」 「襲い来る8箇所もの迫り出しを殆ど動かずにかわすなんて、いくらスタンドのスピード があっても不可能です…ミキティ、そう思いますよね?」 「そうだ…美貴もおかしいと思ってたんだ!奴は美貴の最初の不意打ちも余裕でかわしや がった!美貴は本気で打ち込んだんだ…!間違いだったら『満月の流法』で治して逃げち まえばいいやって思ってな…!」 「ええ…こんな事は『攻撃がどんなタイミングでどこに来るか』分かっていなければ出来 ないッ!!」 「そ、それってつまりヨォ…!!」 「そうです…!彼は触れずとも、間違いなく私たちの心を読んでいるッ!!」
641 :
610 :2006/05/05(金) 19:43:15.65 0
ここまで!
高橋の決め台詞が使えて満足w
>>364 さん
未来玲可ってMステで伝説を作った人ですね
それにしても高橋とガキさんが初々しくていいなあ
>>前スレさん
三好に何があったのか…?
なんかカッコイイ最期をとげたっぽいですね
642 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 19:49:38.52 0
乙ッ!
643 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 20:31:40.50 0
保全疾走
644 :
1 ◆I7CTouCqyo :2006/05/05(金) 20:33:52.44 0
>>610 さん
乙ですーッ!!
ダービー弟&露伴って感じッすね!!!
ジョジョっぽくって難しいっすよね〜・・・ジョジョの展開だったらあーなってこうなるかなと
考えながらチェックしていると明らかに変なとこに気付いて書き直していたりしますorz
俺の中では610さんの上戸戦での「校内放送だとぉ〜〜〜〜ッ!!」のあたりが
うおぉぉそれっぺええ!!と読んだ当時感じたのでかなり好きですー!
645 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/05(金) 20:34:34.33 0
「一番悲しんだのは千聖ちゃんですからね・・・・私達がどんなに憎まれても怨まれても・・ 謝罪のし方なんて・・・・・・無いですよ・・・・」 あさ美はそう麻琴に答えると両手を静かに合わせる・・麻琴もそれに準じる様に手を合わせた・・・ 暫く瞑目したあさ美はゆっくりと目を開いて空を仰ぐ 「私は唯物主義者なので『天国』が存在するなんて思っていません・・・・だけど人の生きた記憶 ・・・・『魂』は存在するのかもしれない・・・そう思っています・・・」 「『魂』か・・・・・だとしたら・・・絵梨香の『魂』は何処にいるのかナ・・・・・アイツの 親しい人の所?・・・心の休まる場所?・・・・いずれにしても・・・・安らかに・・・・ そう思わずには居られない・・・・」 麻琴も空を仰ぎながらそう紡いだ・・・。 秋晴れの空は穏やかに、穏やかに雲が流れる。 麻琴は肺の中の空気を少しだけ吐く 「じゃあな・・・絵梨香・・・・また来るヨ・・・」 そう言って踵を返した・・・。 あさ美も墓石に深々と頭を垂れるとその場を立ち去った・・・。
646 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/05(金) 20:35:24.81 0
夕暮れに差し掛かった町は茜色に染め上げられる。 「さてと・・・・これからどうするかなぁ・・・・」 麻琴は首の後ろで手を組みながら溜息交じりに呟いた。 「そうですね・・・あの時みたいにドゥマゴにでも行きますか?」 あさ美は優しく麻琴に笑いかける。 「そうすっか・・・・あの時みたいに・・・・」 麻琴はうっすらと笑みを浮かべながら歩き始めた・・・・・ 自分たちの青春時代の道を辿るように もう二度と帰える事の出来ない黄金の時代に思いを馳せながら・・・・・・・ 銀色の永遠 第2部 〜さよならデイジーチェイン〜 ・・・・・fin
647 :
前スレ83 ◆5QP4YFlyRI :2006/05/05(金) 20:52:20.91 0
こんな所で押し舞波!
千奈美に第2部の主人公は岡井姉妹とマイマイと若年層エッグと勝手に妄想!
>>633 364さん乙彼!一時間て何購入したんスかwww
SSA、俺イケないけどガンガッテ来て下さい!HHPも友人もケコーン式で行けないや
>もどかしい 此処の所の表現がキモなんだと思いますよ!
>>641 610さん乙!桜井さんつえー!読心能力にスピードかよ・・!
「本当の邪悪はあなただったんですね・・・・・岡田さん・・」
「何言うてんねん?私は全てを知った・・そして行動した、それだけだけやん?」
という紺野と岡πさんの会話を予定してるんですが!
648 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 21:49:53.49 0
保全疾走
649 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 21:58:57.86 0
乙だぜ
650 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 22:04:04.26 0
主役はミキティだよ!
651 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 22:11:15.08 0
前スレ編では三好岡田が主役だから
652 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 22:16:39.28 0
653 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 22:36:09.05 0
なんみんさんの現エピで小川と紺野のフュージョン『琴美』ちゃんの 登場を期待してるのは俺だけ?(w
654 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 22:38:29.69 0
うっせボケ
655 :
N.O. :2006/05/05(金) 22:48:34.35 0
桜井のそれはリンゴォ・ロードアゲインの「男の世界」の引用っぽいっすねw
ゲロッパおもろいなー 確かホット・パンツの馬がゲット・アップだた気がすゆ
657 :
915 :2006/05/05(金) 23:13:55.21 0
>>364 さん
了解です〜
オイラは昼頃には着くつもりですがまたメールしますね
当日は紺野ヲタ主催のベースキャンプで傷をなめあう予定・・・(爆)
658 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 23:22:16.57 0
ハロショ上野店で1時間待ちしたって紺野のバースデイ写真とか? 一昨日はガラガラだったんだがね
659 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 23:28:59.84 0
660 :
364 :2006/05/05(金) 23:30:01.29 0
10時に開店と同時に入ろうとしたらもう3階の踊り場まで列ができてますた。 入った時間も悪かった悪寒。 ちなみに買ったブツは安倍・美勇伝など写真計8点のみれす ってかこの3日間ずっと中野でコンやってたのね どうりでジョジョT探してサンプラザ横のユニクロ行く途中特攻服たくさん見かけたわけだ(w
661 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 23:52:14.34 0
保全疾走
662 :
名無し募集中。。。 :2006/05/06(土) 00:16:28.85 0
663 :
610 :2006/05/06(土) 00:37:59.09 0
一行だけコピペしくった!
>>638 の最初に
ドンドンドンドンドンドンドンドン!!!!!!
が入る予定だったのにいィィ!前スレさん頼んます…!
そしてエピ完乙です!
なんか情景描写とセリフが綺麗で癒されました!
>>1さん
あのシーンは我ながら「それっぽく出来たな」なんて思ってたりしてw
当時も1さんに褒めてもらってすげー嬉しかったのを覚えてます!
あれ以来いいアイディアが思いつかないけど…
>>N.Oさん
最初はそんな予定は無かったんですけど完全にSBR8巻に毒されましたw
この後も引用が出てくるかもしれないッス、リンゴォとジャイロがカッコ良過ぎるんだもん!
作品の続き楽しみにしてますよ〜
664 :
名無し募集中。。。 :2006/05/06(土) 01:19:27.66 0
リンゴォ・ロードageイン
665 :
名無し募集中。。。 :2006/05/06(土) 02:17:42.15 0
保全疾走
------------------------------------------------------------------------- 「VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV!!!」 「ドララララララララララララララララァ!!!」 ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!!!! 「グルルルルル…」 美貴と仗助の猛ラッシュが続く。 あまりに至近距離のためか、それとも防御に徹しているせいか ドラゴン・スクリーマーは得意の炎を吐けないでいる。 ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!!!! もう何百発打ち込んだかわからないが、 二人がスタンドに捕まるようにしてちょうどドラゴンの首の辺りまで上昇した時、 これまで動じなかったドラゴンが、ほんの少しだけ体をうねらせたように見えた。 (動いた…! そろそろか…) 『おおお…』 首の辺りから、ドラゴンではない呻き声がする。 体内に隠れている本体、玉城幸也の声だ。
『無駄なのに何やってんのかと思ったらよお!! “これ”を待ってたのかてめーらァァーーッ!!!』 「ここまでやられるまで気づかねーとは、相当ニブいオツムしてんなァ」 ラッシュを続けたまま、ドラゴンの喉のあたりに向かって美貴が言う。 「でも遅いッ!! ラストスパートっスよ、藤本先輩ッ!!」 「おうッ!!」 ドラゴンの腕のカギ爪が2人を捉えようと迫るが それをもパンチで跳ね除ける。 『クソがァァァーーー!!!』 美貴と仗助は一旦動きを止め、力を溜めた後、 渾身の力を込めてパンチを放った。 「ドラァッ!! ドラァッ!! ドララアアアアァァァァァッ!!」 「逆転サヨナラ満塁ホームランッ!! VVVVVッ!!!」 ドゴオオオォォォォォォォォーーーーーーーーーッ!!!! 「ぐっ…」 ドラゴンの口からガボッという音とともに、幸也の体が半分飛び出した。
「ようやくお出ましか。 もう何発叩いたのか覚えてねーよ」 「まったく、永遠に出てこねーのかと思ったぜ」 そう、れいなが美貴と仗助に頼んだのは ドラゴンの下腹部からラッシュを叩き込み、少しずつ上昇して その体内に潜んだ幸也の体を押し上げることだったのである。 「…フンッ」 それぞれのスタンドとともにドラゴンの体にしがみつく2人を 幸也はあざ笑いながら見下ろした。 「俺をドラゴンスクリーマーの体の中から引っ張り出してもよォ… それが何だっていうんだ? まさか勝てるつもりでいるのか?」 幸也は素早くドラゴンの口から出ると その口に手を掛けてドラゴンの頭部まで登った。 「俺を引っ張り出した…ただそれだけなんだぜ? てめーらが俺のスタンドに勝てねーことは変わらねえ!」 「まぁ…それだけじゃあ、確かにそうだろうなあ」 「そうッスね…後は時が来るのを待つだけ」 「なに余裕ブッこいてんだァ? 忘れたのか? ここは水上だ! 向こうにいる忍が水に触れている限り、おめーらは…」
ザバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!! 幸也がそう言った瞬間、数メートル先に突然大きな波が現れた。 ドラゴンの背丈ほどもある巨大な津波である。 「ほらよォッ!! いくら俺のスタンドにしがみついてても、 この津波に飲み込まれれば全てリセットだ! 俺はコイツの体内に戻り、てめーらは振り出しに戻るってワケだァッ!!」 ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!! 津波は大きなうねりを作り、徐々に2人へ迫ってくる。 しかし美貴と仗助は平然としていた。 「おお、ホントに来たぜ。 れいなの言うとおりだ」 「あのチビ…ここまで読んでやがったのか…」 2人はれいなから、この津波が来るのを待つように言われていたのである。
…そして、当のれいなは岸で目を輝かせていた。 「き……来たああああァァァァァーーーーーーー!!!! バッ!! 津波が起こるのを確認したれいなは、傍に置いていた学生鞄を拾い上げる。 「読みどおり! 読みどおり! 読みどおり! 正直、ここまで思い通りにコトが進むとは思わんかった! …とすると、アイツ等そーとー単純なんやね…」 言いながられいなは持ち上げた鞄に手をかざす。 「デュエル・エレジーズ!!」 バキィンッ!! れいなのスタンドによって鞄は見る間に石化する。 ピシュウッ!! 鞄の石化を確認すると今度は素早く片手を水に突っ込む。 ゾ… ゾ… ゾゾゾ… れいなの手を中心に、水面に妙な形の波紋が広がっていく…
ゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾ…… 「おい! そこのチビッ! てめー何やってる!?」 ドラゴンの頭上からその光景を眺めていた幸也が叫ぶ しかしれいなはそれを意に介さず、 石化した鞄を水につけると、その上に飛び乗った!! 「無視してんじゃねーーッ!!」 ボウンッ!! ドラゴンの口から火球が吹き出される。 シュバッ!! しかし火球がれいなのもとへたどり着くよりも早く れいなは石の鞄をサーフボードのようにして水面を滑り出した。 シュバアアアァァァーーーーッッ 「何をやってる!! 何が起こってるんだ!! 何故水面を走ってやがんだあのチビはァァァァ!!!」 「…水面に起こした波紋エネルギーと、鞄に流した波紋エネルギーを あたかも磁石の同極どうしが反発するみたいにやらんと滑れんとよ! こないだ試したばっかりやけん自信なかったけど、案外ウマいもんやねッ!」
ボウンッ! ボウンッ! ボウンッ! サーフィンの経験すらないはずのれいなは 火球を避けながら、石化した鞄を操って器用に水面を滑っていく。 ザパアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!! そしてれいなはついに津波の“うねり”まで登り始めた!! 美貴は口をあんぐり開けてれいなを見つめている。 「れ、れいなのヤツ…いつの間にあんな…」 れいなの『波乗り』の姿勢は実に奇妙であった。 右手でバランスを取りながら(それだけで器用すぎるのだが) 左手は常に水に触れているのである。 パキパキパキパキィッ なんと、デュエル・エレジーズによって波が徐々に石化しているのだ! ザパッ! れいなはそのまま津波を突き破り、波の『表側』まで登り詰めた。
「てめぇ、チビッ!! 何する気だッ!!」 「チビチビ言うな! こうするったいっ!!」 津波がまさにドラゴンスクリーマーの体に降りかかろうとしたその時… ビキイイィィィィンッ!!! れいなの半径2m四方ほどの波が一気に石化し、 波を被っていたドラゴンの頭部が完全に石で固定されてしまったのである。 「どがんね? これで炎も吐けんやろう?」 「おおおおッ!! てめえーーーッ!!!」 石化した津波の上に、れいなが誇らしげに立っている。 「じゃ、れいなはまだやることあるけん! そいつは美貴姐たちに任せたッ!!」 れいなはそう言うと、まだ石化していない波の上を 再びサーフィンの要領で絵里たちのいるほうへ滑っていった。
「…な、なんてことしやがる……ハッ!?」 バキッ ボキッ 2人の指を鳴らす音が鳴り響く…。 「つーわけでさァ、ユキナリさんとやら…」 「うっ…」 「俺らの残った力は、本体のあんたに全部叩き込んでやるッスよォ…」 「うあああああああああああああああああっ!!!」 シュバアアアァァァーーーー… 水面を滑走するれいなの耳に、幸也の断末魔の叫びが聞こえた…。 -------------------------------------------------------------------------
ここまでー あと1、2回くらいで終わる予定れす
676 :
名無し募集中。。。 :2006/05/06(土) 03:21:58.82 0
乙でっす!
677 :
名無し募集中。。。 :
2006/05/06(土) 03:24:05.12 0 >>647 乙ッ!
finか・・・何か感傷にひたりたくなりますわ
そして紺野と岡πの会話予定部分
俺が思い描いてた岡田にぴったりだ!
>>675 乙ッ!
れいなはおいしすぎるなw